精密な方位・姿勢・測位センサ

Seapath 200
TM
姿勢方位計測装置
精密な方位・姿勢・測位センサ
正確であり信頼性があり且つシンプルであることは、様々な要求事
項の多い海洋調査に使われる機器にとって、ますます重要な特徴とな
ってきました。水中音響測位システムや海底マッピングシステムのよう
な分野の向上は、補助装置が維持してきたと言っても過言ではありま
せん。
Seatex では慣性計測や GPS 技術の設計および実地経験を 15 年間積
み上げて来た結果、この第三世代となる Seapath 200 は、これまでで最
も正確で、信頼でき、使いやすい、方位・姿勢・測位センサを供給する
という同社の約束を果たせる装置です。
視覚的で柔軟な構成
慣性/GPS 測位のベストな統合
Seapath 構成ソフトウェア(SCC)の最新バージョンは、IMU を含むシステ
Seapath 200 は、センサベースの慣性航法と GPS 連続位置更新技術で
ム全部品の構成を集中します。重心、アンテナと測定点レバーアーム
最高の特徴を統合することによって、非常に正確な、リアルタイム方位、
を示している船の 3D ビジュアル表示は、ミスのない設置と校正を促進
姿勢と位置情報を提供します。システムの IMU(慣性測位ユニット)から
するのに用いられます。直観的なヘルプウィザードは、オペレーターイ
得られる高速での運動データと 2 台の固定ベースライン上の GPS キャ
ンターフェースを最小にして、仕事時間を最大にするために、システム
リヤーフェイズドレシーバーからの精密な測位データは、Seapath プロ
構築時にサポートします。
セッシングユニットの中でカールマンフィルターに集積されます。分析と
膨大なフィールドテストに基づいて、カールマンフィルターアルゴリズム
は、最大の測定忠実度と信頼性を保障するべく洗練されてきました。
変数とプロトコルの出力
Seapath 200 IMU は、非常に精密な線形加速度計とボッシュコリオリの
第三世代の Seapath データは、イーサネット接続により船内の様々なユ
力角速度ジャイロ(CFG)を含みます。現実の精度は、最も正確な校正
ーザーに Seapath データを提供可能です。マルチビーム音響測深装置
方法と利用できる洗練された生産装置を利用することによって保証され
と他の機器とのデータ同期は、Seapath データ出力において 1 秒の時間
ます。線形加速パフォーマンスとロールとピッチ精度は、出荷された
脈(1PPS)によって単純化されます。一般的に用いられる調査装置のた
IMU 毎に校正証明書に明記されます。
めの出力プロトコルは、最高 8 つの RS-232 または RS-422 の個々に可
変なシリアル出力や、イーサネット出力上で利用可能です。全てのデー
強い、そして、信頼できる
正確な方位を決定する 2 台の固定ベースライン上 GPS アンテナとそれ
らの受信機が、豊富な GPS 位置と速度の情報源としても使われます。
タはリアルタイム出力され、高速更新で位置データも含みます。
多くのアプリケーション
1 台の GPS 受信機からのデータが失われた場合には、もう一台の受信
Seapath 200 統合ナビゲーションセンサは、水路測量、海底掘削、海
機が、位置と速度を提供します。GPS が利用できない時、Seapath
洋研究、地震研究、そして、沿岸土木工事のようなマルチビーム音響
200 は位置、速度と方位を提供するために IMU を用いることにより
測深装置、水中音響測位システム、ADCP システムや船舶運動モニタ
GPS の離脱に対して強いです。
の正確な補正が求められる多くのアプリケーションで素晴らしい解決索
Seapath 200 は、強くて信頼できる DGPS 位置と速度測定に保証する
となります。Seapath は、搭載ジャイロコンパスの連続校正のためにも、
ために最高 6 台の異なる DGPS 参照ステーションを利用する機能があ
船に搭載されます。
ります。6 台以上のデータが利用できるならば、自動的に最も近い 6 台
のデータを特定し、使います。そのうえ、EGNOS/WAAS(SBAS)補正
信号も、位置精度を改善するために利用することができます。
異なるセンサからの測定結果の一貫したチェックは、信頼性を確保する
ために、内部的に実行されます。雑音が多いデータは、自動的に拒絶
されるか、不正データとして報告されます。
Seapath は、GPS と IMU データをうまく統合することによって、あらゆ
る状況で正確なロールとピッチを提供します。この特徴で、水平加速は
観測可能で、従来の垂直参照システムを安定させるために必要とした
対決(run-ins)は不要になります。
特長
・
立証済みのロール、ピッチの動的精度 0.02°
・
旋回時のロール、ピッチ、ヒーブ計測で、精度の劣化なし。
・
GPS が捕獲出来ない場合には IMU センサーをベースとした予
備システムで強力バックアップ
・
6 台までの信号の組合せで処理する確かな DGPS 測位
・
EGNOS/WAAS(SBAS)コレクションをサポート
・
標準のジャイロコンパスに比べ、旋回時と旋回後における高い
精度のヘディング
・
全てのデータは同じ時間軸を持ち、リアルタイム出力が可能
・
出力は、RS232、RS422 およびイーサネット
・
100Hz の更新間隔
・
輸出ライセンス不要
・
図解式によるソフトウェアで、簡単で間違いのない設置をサポ
ート
・
システムのパフォーマンスは、広範囲にテストされ、参照システムとしてホニーウェル INS システムで確かめられている。
・
Seapath の豊富なラインナップ:Seapath100、Seapath200、Seapath200RTK、Seapath200M(ミリタリー用受信機付属)
仕様
パフォーマンス
0.05°RMS(4m ベースライン)
データ入力
0.075°RMS(2.5m ベースライン)
通信ポート
5 ポートシリアルポート(RS232、RS422)
0.02°RMS (±5°の振幅時)
ボーレート
38.4k ボー(最大)
ロール、ピッチ、ヒーブのスケールファクター精度 0.15°RMS
DGPS 入力
RTCM-104 Ver. 2.2
ヒーブ精度
5cm もしくは 5%の高い方
ジャイロコンパス
NMEA0183HDT、ロバートソン 4 バイト BCD
ヒーブ動揺時間
1∼25 秒
SBAS での測位精度
0.7mRMS もしくは 1.5m(95%CEP)
寸法(幅×奥行×高さ)・重量
DGPS での測位精度
0.7mRMS もしくは 1.5m(95%CEP)
Seapath プロセッシングユニット
速度精度
0.03m/sRMS もしくは DGPS で 0.7m(95%CEP)
430mm×132mm・12kg
方位精度
ロール、ピッチ精度
データ出力
通信ポート
3U 型 19 イ ン チ ラ ッ ク 483mm ×
モニターユニット
343×310×170mm・3.7kg
アンテナブラケット
2700×200×100mm
8 シリアルポート(RS232、RS422)およびイーサネット
電力
UDP/IP
データ更新間隔
0.01 毎に設定可能。1PPS
Seapath プロセッシングユニット
出力フォーマット
NMEA0183 ZDA, GGA, GLL, VTG, HDT
モニターユニット(オプション) 100∼240VAC、23W(平均)
アナログ出力
3 人のユーザーまでチャンネル構成可能
85∼265VAC、100W(最大)
日本総代理店:
日本海洋株式会社
環境調査・測器事業部
〒114-005 東京都北区栄町 9-2
TEL: 03-3913-2337 / FAX: 03-5902-3475