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カスタマイズ可能なクラウド

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ホワイトペーパー
カスタマイズ可能なクラウド
クラウドが提供する、従来型ERPの代替としての⾼高い柔軟性
はじめに
⻑⾧長年にわたり、ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)アプリケーションは、部⾨門をま
たぐ業務の統合と社内のビジネスプロセスを向上させる⼿手段として利⽤用されてきました。ほとんど
の企業は、社内に存在する独⾃自のプロセスや競争上の差別化要素などの要件ギャップを埋めるため
にERPをカスタマイズしています。
ERPのカスタマイズは、ゼロからスクラッチで開発するよりも安価でありますが、開発や展開に多
くの時間や要員、および予算を費やすことになります。さらにオンプレミスで提供されるERPを新
たにバージョンアップする際には不具合が⽣生じやすくなるだけでなく、カスタマイズした部分を
アップグレードする作業が⾮非常に⼤大きな労⼒力力がかかります。企業は、これらのアップグレードの労
⼒力力やコストを避けるために、アップグレードを無期限に延⻑⾧長し バージョンロック という負のサイ
クルに陥ります。
クラウドコンピューティングが、ERPにおけるカスタマイズの概念そのものを変えます。クラウド
上で提供されるERPは、最新の機能を数週間で展開可能であるだけでなく、企業が⾏行行ったカスタマ
イズの全てをシームレスに最新バージョンへアップグレード可能です。
このホワイトペーパーでは、ERPを簡単にカスタマイズできることの重要性とオンプレミスで提供
される従来型ERPの問題点を明確化します。また、低コストかつ速く展開可能でカスタマイズした
ERPを実現する⽅方法に関してご紹介します。
© NetSuite 2012 www.netsuite.co.jp
NetSuite カスタマイズ可能なクラウド 1
ERPのカスタマイズの重要性
フォーレスターリサーチ
グローバル経済の中で、地域や業
種ごとに発⽣生する⼤大きな変化に対
して、企業は迅速に対応する必要
があります。業界再編により、企
業は新たな競争相⼿手に直⾯面した
り、増え続ける法令遵守に対応す
るなど多くのことを実施する必要
があります。これらに迅速かつ柔
軟に対応可能なERPは極めて重要
です。
̶—The State of ERP in 2011:
Customers Have More Options
in Spite of Market
Consolidation, Forrester
Research, May 2011
ソフトウェアとしてのERPは、部⾨門やプロセスに概ね対応した標準的な機能のみを提供します。つ
まり、ERPに事前に組み込まれたプロセスをカスタマイズして、社内プロセスに合わせる⽅方法と会
社のプロセス⾃自体をERPソフトウェアに組み込まれたプロセスに合わせる⽅方法の2種類がありま
す。
⼤大企業において、ERPに組み込まれたプロセスに合わせる⽅方法は、⽇日々の業務に⼤大きな混乱を起こ
しかねないため⾮非常に困難です。パノラマコンサルティング社の調査によると、わずか15%の会
社のみがカスタマイズを実施しないで運⽤用をしています(2009年に同様のインタビューを実施した
時は28%でした)。つまり、残りの85%の企業ではERPを何らかの形でカスタマイズして利⽤用して
います。*1
(*1 パノラマコンサルティング、2011ERPレポート:パノラマコンサルティンググループリサーチレポート、2011年2⽉月)
現在、企業間のM&Aなどが頻繁に発⽣生するなかで、本社や多国籍の複数⼦子会社で異なるERPを運⽤用
している場合、それぞれを連携する必要があります。これにともない柔軟なERPのカスタマイズへ
の要求が広がっています。
カスタマイズした従来型ERPの問題
オンプレミス型ERPのカスタマイズは バージョンロック を引き起こします。⼤大幅にカスタマイズ
されたERPの場合、アップグレードの過程でカスタマイズされたコードが壊れてしまうリスクがあ
ります。これにより新しいバージョンのアプリケーションをインストールすることが現実的ではな
くなり バージョンロック を引き起こすのです。つまり、ビジネスのためにカスタマイズが必要で
あったERPですが、アップグレードの煩雑さやコストが増⼤大してしまうのです。カスタマイズされ
たERPを問題なく移⾏行行する⽅方法は、最初からシステムを作り直すことになりがちですが、当然なが
ら時間やコストを消費することになります。
その結果、企業は旧バージョンのERPに縛られることになり、最新の機能を利⽤用することが出来な
いのです。2010年、アバディーン社のリサーチレポートによると、2/3の稼働中のERPが旧バー
ジョンで稼働していました。*2
(*2 アバディーンリサーチ、SMEの中のERP:成⻑⾧長と利益の促進、2010年8⽉月)
また、バージョンロックの問題はメンテナンスコストにおいても、下記の点で⼤大幅なコストが発⽣生
します。
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© NetSuite 2012 www.netsuite.co.jp
企業ニーズに応えるために、すべてのERPのカスタマイズを定期的に⾏行行なう必要性
2つの異なるバージョンのERPを維持
古いカスタムマイズされたERPのデータと他システムとの連携
重要なビジネスプロセスのためのワークフローを異なるバージョン間で接続
NetSuite カスタマイズ可能なクラウド 2
NetSuiteのカスタマイズと設定機能は、
⼀一⾏行行もコードを書くこと無く、業務プロ
セスへしっかりと落とし込みます。
さらに、従来のERPを企業全体に導⼊入することは、複雑性、リスク、コストが⾼高くなるため、ほと
んどの⼤大企業はERPを部⾨門や業務単位で導⼊入します。そして個別に導⼊入されたERPは、個別にカス
タマイズが⾏行行われ、ERPの潜在価値である企業の全体最適化から遠ざけるだけでなく、分散された
データの連携という問題を助⻑⾧長するのです。
つまり、現在のオンプレミス型ERPの技術では、今⽇日の企業要件を満たすことは不可能なのです。
-Krishnan Borthwic
CIO, Tree of Life
優れたクラウドERPのカスタマイズ
クラウドERPでは、ERPのカスタマイズが問題になることはありません。クラウドERPは、グラ
フィカルなカスタマイズからワークフロー作成まで様々な⽅方法を通じて素早いカスタマイズを可能
にします。そして、これによりバージョンロックの問題やメンテナンスコストの問題などから企業
は解放されることになります。クラウドアプリケーションは、そもそもカスタマイズされることを
前提に、どのようなカスタマイズでも将来対応可能なプラッフォフォームとして設計されているの
です。
クラウドコンピューティングでは、全てのプロセスはシングルコードで記述されており、これに対
してアップグレード処理を⾏行行います。クラウドでERPをカスタマイズすることは、コードが固有の
ものではなく標準ベースなのでオンプレミス型よりもずっと迅速で簡単です。これは企業がカスタ
マイズを個々の構成要素にコード化することを可能にし、これらの構成要素は、オープンスタン
ダードなJavaScriptなどを通じて動作します。
これらのフレームワークでのカスタマイズは、アプリケーションレイヤーからデータベースとオペ
レーティングシステムレイヤーすべてへ⾃自動的に統合化の⼿手続きを⾏行行うため、開発者はそれらを意
識する必要はありません。さらに、クラウドERPのカスタマイズは通常スタンダードオブジェクト
から抽出されます。その結果、クラウドアプリケーションが新しいバージョンにアップグレードさ
れる時はいつでも、カスタマイズされた構成要素に対してコード改良をする必要が無いため、シー
ムレスに新しいバージョンへと引き継がれます。これにより新しいバージョンのためにコストの掛
かるリソースを費やすことなく、簡単にアップグレード可能なのです。
オンプレミス型アプリケーションをホスティングするようなプライベートクラウドを利⽤用して、上
記のようなクラウドコンピューティングのカスタマイズの利点を享受することはできません。ホス
トされたアプリケーションは単にオンプレミス型のソフトウェアでASP(アプリケーションサービ
スプロバイダー)やシステムインテグレータに外部委託されたものです。その結果、ホストされた
アプリケーションは、バージョンロックなどオンプレミス型システムと同じような制約に⾒見見舞わ
れ、メンテナンスとアップグレードはホストしているプロバイダーに依存するとこになるのです。
つまり、オンプレミス型アプリケーションをホストすることは、カスタマイズとアップグレードを
さらに難しく、⾼高価で⾼高リスクなものにしてしまいます。
© NetSuite 2012 www.netsuite.co.jp
NetSuite カスタマイズ可能なクラウド 3
クラウドERPプラットフォームのカスタマイズ許容度の評価
ガートナーリサーチ
クラウドコンピューティングが急速に進展していくなかで、業務を⽀支援する成熟度や機能性、そし
NetSuiteのプラッフォーム計画
は発展しつづけています。強固な
アプリケーション拡張性と幅広い
製品が、顧客のIT⽀支出の⼤大きな割
合を占める部分を削減してくれる
でしょう。
て堅牢なインフラを備えたクラウドERPベンダーだけを選択することは重要です。
̶—SWOT, NetSuite Wholesale
Distribution Industry, Gartner,
June 2011
成熟度
企業のミッションクリティカルなデータと業務プロセスをクラウドベンダーに委託することは、相
当な注意を払う必要があります。
導⼊入前に以下の質問をすることをお勧めします:
• そのベンダーはどの位の期間、事業を⾏行行っていますか?
• ベンダーはどの位の期間、顧客に本当のクラウドソリューションを提供していますか?
• クラウドソリューションを利⽤用している企業数はどのくらいですか?
• ベンダーの市場シェアと成⻑⾧長率はどの程度ありますか?
• ベンダーの財務体質や状態は?ベンダーは上場企業ですか?
• ベンダーはどの位の現⾦金金を保有していますか?
例えば、NetSuiteは1998年の設⽴立立以来、クラウド事業を継続しており、着実に利益を上げていま
す。そして10,000を超える企業が利⽤用している世界屈指のクラウドERPプロバイダーです。
NetSuiteとSuiteCloud Platformは我々
の市場活動の時間を50%削減してくれま
した。
NetSuiteのカスタマイズレイヤー、SuiteCloud Platformは2,000名を超える開発者達が140以上
のアプリケーションを作成するために利⽤用しています。
優れた機能性
企業が必要とするカスタマイズの要件レベルを達成するために、データと業務処理ロジックは、プ
ラットフォームから独⽴立立したAPIを使ってアプリケーションを構築する必要があります。また、カ
-Pat Carrehy
Rootstock創⽴立立者、社⻑⾧長兼CEO
スタマイズ可能なクラウドERPプラッフォフォームは、ワークフローからウェブサービスへのスク
リプト処理までのすべての範囲に対応している必要があります。
例えば、NetSuiteのSuiteCloud Platformは以下の構成要素から構成されています。
• グラフィカル・カスタマイズ・コンポーネント:グラフィカルカスタマイズは、 クリック・
ノット・コード 機能を業務処理ロジックとユーザーインターフェースのために利⽤用可能です。
この機能を利⽤用することにより、初めからコーディングする必要がなく、カスタムオブジェク
ト作成に必要な様々なロジック要素を選択するだけで迅速にカスタマイズを⾏行行うことが可能で
す。その結果、簡単かつ迅速にアプリケーションを拡張したり、カスタムオブジェクト間の
データの関連性を特定したり、これらのカスタムオブジェクトが業務プロセスに適するように
使うことが可能になるのです。
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NetSuite カスタマイズ可能なクラウド 4
• ワークフローエンジン:迅速な業務プロセス構築のためのワークフローを有することは⾮非常に
重要です。ワークフローエンジンは、特定のプロセスに影響を与える活動と規則を迅速に改定
し、フロント/バックオフィス⾃自動化を⽀支援する必要があるのです。
• ウェブサービス:オープンスタンダードなウェブサービスは、既存システムの移⾏行行や連携に必
要不可⽋欠です。単純なデータ交換を超えて、ウェブサービスはこれらの第三者のシステムの機
能を利⽤用して拡張することも可能になります。
• アプリケーション開発とスクリプト処理:クラウドアプリケーションのカスタマイズをさらに
深めるために、スタンダードベースのスクリプト処理ツールを使う必要があります。スクリプ
ト処理ツールセットは複雑なワークフローから全く新しいアプリケーションまで全てを構築で
きる必要があります。アプリケーションのアーキテクチャも、標準業務プロセスをカスタム構
築されたアプリケーションやプロセスとシームレスに相互にやり取り可能な強固さが必要で
す。
• アプリケーションパッケージングと配布:カスタマイズされた機能を迅速に配備するために、
ライフサイクル管理のためのツールが利⽤用可能でなければなりません。そのツールは、データ
ベースオブジェクト、ユーザーインターフェース構成要素、スクリプト処理されたアプリケー
ション開発エレメント、レポートとページレイアウトなどの異なるカスタムオブジェクトの
セットを集めて、それらを サンドボックス 環境から稼働へ迅速に移動させることが可能であ
る必要があります。サンドボックスとは、開発者がカスタマイズをクラウドアプリケーション
へ⾏行行う前にテスト可能なプロトタイプ環境です。
• リアルタイム分析:業務をリアルタイムで把握することは変化に素早く対応するために必須で
す。クラウドアプリケーションで、業績を完全に⾒見見渡すために全てのカスタマイズから業務情
報を測定するための⼗十分な広汎性が分析能⼒力力にある必要があります。
強固なインフラ
優れた機能性加え、強固なクラウドERPプラッフォフォームは強固なインフラ上で提供される必要
があります。このインフラは以下のような特質を有する必要があります。
• 稼働時間の保証:SLAはハイレベルな稼働時間を保証します。例えば、NetSuiteは99.5%の
サービスレベルを提供し、99.98%の稼働実績を過去12ヶ⽉月間達成しています。
• 以下よりご確認いただけます。
http://status.netsuite.com
• 冗⻑⾧長性:ERPは企業の重要データを保有しています。そのようなデータがクラウドへ移動され
る時、数層のレイヤーで冗⻑⾧長性を有する必要があります。複数の地理的に別れたデータセン
ターは、データのミラー化、災害時の復旧とフェイルオーバーのために重要です。
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NetSuite カスタマイズ可能なクラウド 5
• 拡張性:巨⼤大企業は数千⼈人もの顧客をサポートしており、データは指数関数的に拡⼤大していま
す。クラウドERPプラッフォフォームは拡張可能でなければなりません。例えばNetSuiteは、
毎⽉月数⼗十億⼈人の顧客のリクエストがある10,000以上の企業をサポートしています。
• セキュリティー認証:顧客データのセキュリティーは最も重要です。PCIデータセキュリティス
タンダード、SAS70タイプⅡなどの認定そしてEU⽶米国間セーフハーバー協定との適合はクラウ
ドERPベンダーのセキュリティーへの取り組みの重要な指標です。
上記の特質を提供し、構成要素が会社の敏捷性と柔軟性を⽀支援し、鍵となる事業プロセスを合理化
する。グローバルレベルの可視性を向上させて、⼤大切な新しい収益の流れを作り、ERPメンテナン
スコストを削減するクラウドアプリケーションを確実に選択する必要があるのです。
結論
企業は、オンプレミス型ERPをビジネスニーズに対応するために膨⼤大なカスタマイズによる時間、
コストをかけて⾏行行っていました。また、ほとんどの企業は経済的に⾒見見合わないバージョンアップを
⾒見見送り バージョンロック の状態で運⽤用していました。
クラウドERPは、企業の管理、アップグレードとERPシステムのカスタマイズする⽅方法にパラダイ
ムシフトを起こします。成熟したスタンダードベースのクラウドERPプラッフォフォームで会社は
素晴らしい敏捷性とさらに低いコストで、複数の会社、グローバル企業の運営を助けることが可能
になります。
© NetSuite 2012 www.netsuite.co.jp
NetSuite カスタマイズ可能なクラウド 6
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