2015.09.10 Windows10 の入手とインストール手順及び注意点の紹介 インストールの実際と不具合の対処 Windows7 との違いと対処 確認作業と問題の対処 アプリケーション及び動作の不具合 初めに(Backup の薦め) 1. イメージファイルとしてバックアップを取るのが一般的だと思いますが、私のお勧めは HDD の丸ごと Backup です。 2. HDD が安く購入できる現在、クレードルタイプでパソコンを使わずにボタン一つで煩雑なソフトの操 作も必要なく、且つ簡単確実に「Backup HDD」が作れます。ちなみに HDD のクローン機能(コピー 機能)を搭載した器材は\3000 代で購入できます。 事前予約と別に「とにかく早く導入したい」というユーザーは、ISO ファイルなどを入手して、手動でイン ストールすることも可能ですので、以下にその手順を紹介します。 1. タスクバーに表示されているアイコンから「Windows10 を入手する」をクリックして自分の PC との 互換性を確認する。(互換性があればインストール中に各種ドライバーが自動でインストールされる) 2. 手動でインストールするためのツールが、Microsoft 社の「Windows 10 のダウンロード」というペー ジに用意されている 3. 「ツールを今すぐダウンロード」というボタンがあり、32ビットバージョンと64ビットバージョン の2種類が用意されているので、自分の必要とする方をクリックして専用ツールをダウンロードする。 4. ダウンロードしたツールファイル(64ビットバージョン) MediaCreationToolx64.exe(18.7MB) を実行すると、セットアップウィザードが起動する。 5. そのままアップグレードすることもできるが、「他の PC 用にインストールメディアを作る」を選択す れば、インストール用の USB メモリー(3GB 以上必要)を作成したり、ISO ファイルをダウンロード してインストール用 DVD を作成したりできる。 6. なお、無償アップグレード対象の Windows が入っていない空のハードディスクなどにクリーンインス トールする場合は、製品の購入時にメールで送られてくるプロダクトキーを入力する必要がある。ただ、 無償アップグレードを一度行ったことのあるパソコンでクリーンインストールする場合は、プロダクト キーの入力を省略できる。同じパソコンであれば、オンライン認証により自動的にアクティベーション が行われる。 Windows 10 の手動インストール用ダウンロードページ 1. 現在の環境をアップグレードするのか、インストール用メディアを作るのかを選択する。 2. 「その他の PC 用にインストールメディアを作る」にチェックを入れて「次へ」をクリックする。 「メディアを作る」を選択した場合の画面 1. 言語やエディションを選ぶ USB メモリーに書き込むか、ISO ファイルを作成するかを選ぶ 1. 保存先を指定してダウンロードファイルを保存する 2. ISO ファイルは書込ソフトを使って書き込んで、インストールディスク(DVD)を作成する。 インストールの実際と不具合の対処 1. インストールできる条件として「システムで予約済みパーティション」の容量が 100MB 程度あること。 私の場合 36MB しかなく、「システムで予約済みパーティション」を更新できませんでした、という メッセージが現れてインストールが継続できませんでした。(自作の DESK TOP) 2. C:(NTFS)ドライブに 30GB 程度の空き容量が必要である。 この時も、空き容量が 8GB 足りませんというメッセージが現れ、インストールを中断しました。 (PC ショップブランド購入製品) 3. ディスプレイの解像度が 1200×900 以上必要です。 4. 空き容量が足りなくてパーティションを拡張したい場合は、パーティション操作ソフトを使って必要量 を確保する。 64bit 環境対応の無償パーティション管理ソフト 「MiniTool Partition Wizard Free Edition」 Ver.9.1 を使えば「システムで予約済みパーティション」の拡張もできます。使い方については、別途 PDF ファイルで用意してあります。(ソフトの使用については自己責任でお願いします。) 5. インストールを開始すると(自動で何度か再起動がかかります)、途中でプロダクトキーの入力が要求 されます。 6. 自分の場合を例にとって説明すると、正しいプロダクトキーを入力しても正しいと認識されず、やり直 しを求められました。CAPSLOCK, NUMLOCK 等を確認しながら何度も入力しましたが駄目でした。 あきらめかけた時、隣に「スキップ」ボタンがある事に気づき、クリックするとそのままインストール 作業を継続することができました。 7. 最後にインストールディスクを取り出し、最新のドライバーディスクの挿入か「参照」することを促さ れるメッセージが現れますが、当然ありませんので以降の作業は継続できず終了させます。 「本当にインストール作業を終了しますか?」と問われますので、インストールディスクを取り出した 後、「はい」で終了させます。 8. 再起動後、ファイルのダウンロードが始まり3段階の行程を経てインストール作業が終わります。 9. 無事インストール作業も終わって再起動したとき、デスクトップのアイコンがやたらと大きくて、アプ リケーションによっては解像度不足で画面に収まり切れないため起動できないものも出てきました。 とりあえず、使い方を覚えるためにしばらくの間いじ繰り回し、再起動をかけた後ようやくまともな 解像度の画面となりました。アンダーグラウンドでドライバーがインストールされたのでしょう。 本来の 1600×900 の解像度となりました。(NOTE PC) Windows7 との違いと対処 1. 何といっても1番の大きな違いは、アプリケーションの起動方法の違いにあります。セキュリティー 対策のためでしょうか基本は「管理者権限で実行」になるようです。 2. デスクトップやタスクバーのアイコンからアプリケーションを起動しても「読み取り専用」でしか開か れず、更新を保存できません。(全てのアプリケーションがそうであるとは限りません) 3. 対処方法としては以下の3通りの方法があります。 (1) スタートボタンから「全てのプログラムを表示」させ、次にそのアイコンを右クリックすると「管理 者権限で実行」のメニューが現れるのでクリックしてアプリケーションを起動させます。 「全てのプログラムを表示」はアルファベット順に長々と続きますので毎回探すのは大変な手間です。 アイコンを右クリックしてスタートメニューに「ピン留め」して表示させ、右クリックから「管理者権 限で実行」で起動させます。 (2) デスクトップアイコンの右クリックメニュー表示に「管理者権限で実行」が出てくればそれで実行で きます。但し、右クリックするという手間がかかります。 (3) 少々手間がかかりますが、これが1番のお勧めです。 マイコンピュータやエクスプローラ(ファイル管理ソフト)等を使ってアプリケーションの実行ファ イルのフォルダを開きます。次に実行ファイルのアイコンを右クリックして「互換性」タブを選択し ます。 最下部にある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、「適用」 → 「OK」を クリックすれば終了です。これでこれまで表示されていたアイコン(ランチャーに登録済みも含む) が「管理者権限」で実行されます。自分で使うであろう実行ファイルの数だけ作業をしなければなら ないので忍耐が必要です。 赤丸のマークが付いているアイコンが「管理者権限」のあるアイコンです。しかし Word, EXCEL も 「管理者権限」を与えていますがアイコンに変化はありません。 このように見た目だけでは必ずしも確認できるとは限りません。また「管理者権限」のアイコンをデス クトップにたくさん並べると見栄えが悪くなるので、「スタートメニューにピン留め」するか「タスク バーにピン留め」あるいは「ランチャーソフトに登録」して使うのがすっきりとして便利かと思います。 ※ 使っているうちに EXCEL のアイコンには管理者権限のマークが現れました。 4. スタートメニューに「ピン留め」したアイコンはグループ化することができ、目的別に分けて使うこと ができます。「ピン留め」したアイコンの上方をクリックするとグループ名を入力する枠が現れるので 適当な名前を入力します。グループ化された複数のアイコンをまとめて別の場所へ移動したいときは、 グループ名の部分をクリックしたまま指を離さずにそのまま移動させたい場所までドラッグします。 ← グループ化されたアイコン 「Windows ロゴマーク」→ 5. コントロールパネルに相当するもの Windows10 デスクトップの左下に表示される「Windows ロゴマーク」を右クリックするとメニューが 現れます。 確認作業と問題の対処 1. ランチャーソフト自体を「管理者権限で実行」した場合、ランチャーソフトに登録されていたアプリケ ーションが「管理者権限で実行」されるか否か。答えは「NO」でした。 対処としては先に書いた、実行ファイルに「管理者権限」を与えれば解決です。 アプリケーション及び動作の不具合 現在のところ正常に動作しないアプリケーションがいくつか確認されています。! 1. Audials One 12 (動画や音声の録画及び変換ソフトで DRM で保護されたファイルを合法変換できる) ストリーミング再生した動画をダウンロードすることなく HD 画質(元データと同じ解像度)で録画保存 できるソフトであるが、録画開始から数秒で停止してしまう。 2. スタートアップに追加しても起動しない ランチャーやメール着信等、パソコン起動時に常駐してほしいソフトが起動しない。 Windows7/8 と同様にスタートアップフォルダにショートカットを置いても起動しません。 スタートアップフォルダーは隠しフォルダーなので、見られるようにするためにはフォルダーオプショ ンでの変更操作が必要です。 C:\Users\[ユーザー]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup 戻る この操作が面倒な方は、「ファイル名を指定して実行」で shell:startup と入力するのが手っとり早 い方法です。 3. FireFoxPortable のクローズボタンが効かない 「Alt」+「F4」で終了させる。ポータブル以外の FireFox は正常に終了します。 戻る
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