第 2 章 男女共同参画プラン策定の背景

第2章
男女共同参画プラン策定の背景
(1)世界の動き
(2)日本の動き
(3)鳥取県の動き
(4)琴浦町の動き
(1)世界の動き
▼ 昭和50年( 1975年)国際連合(以下「国連」という。
)がこの年を「国際婦人年」
と定め「平等・開発・平和」を目標とし、世界における中核的な活動を開始する。
▼ 昭和51年(1976年)国連はこの年から10年間を「国連婦人の10年」と定め、
女子に対するあらゆる差別をなくするための積極的な活動を展開する。
▼ 昭和54年(1979年)女性差別撤廃を目的とした女性のための憲法とも言える「女
子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」が、第 34 回国連総会において採
択される。
▼ 昭和60年(1985年)ナイロビにおいて「婦人の10年最終年世界会議」が開催さ
れ、
「国連婦人の10年」の目標達成のためになされた成果を評価し、西暦2000年に
向けて各国等が効果的措置を講じる上でのガイドラインである「婦人の地位向上のため
のナイロビ将来戦略」が採択される。
▼ 平成 2 年(1990年)
「婦人の地位向上のためのナイロビ将来戦略」の実行速度をあげ
るべく、ナイロビ将来戦略の実施に関する第1回見直しと評価に伴う勧告及び結論」が
国連経済社会理事会において採択される。
▼ 平成7年(1995年)北京において「第4回世界女性会議」が開催され、世界的に最
優先で取り組むべき課題を盛り込んだ「行動要領」及び、世界中の女性の地位向上をめ
ざす「北京宣言」が採択される。
▼ 平成12年(2000年)6月にニューヨークの国連本部において、国連特別総会「女
性2000年会議」が開催され、
「北京行動網領」の実施状況を検討・評価し、その完
全実施に向けた今後の戦略が協議され、
「更なる行動とイニシアティブに関する文書」
(
「成果文書」
)が採択される。
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(2)日本の動き
▼ 昭和21年 (1946年)「日本国憲法」が公布される。
▼ 昭和50年 (1975年)国際連合の動きを受け、
「婦人問題企画推進本部」を総理府に
設置する。
▼ 昭和52年 (1977年)向こう10年間の女性に関する行政の課題及び施策の方向を
明らかにする「国内行動計画」が策定される。
▼ 昭和60年 (1985年)「女子差別撤廃条約」を批准、また 男女雇用機会均等法が公
布される。
▼ 昭和62年 (1987年)男女共同参画型社会実現をめざした「西暦2000年に向けて
の新国内行動計画」を策定する。
▼ 平成5年(1993年)
「
「男女共同参画型社会づくりに向けての推進体制の整備につい
て」を決定(婦人問題企画推進本部)する。
▼ 平成6年(1994年)内閣総理大臣の諮問機関として「男女共同参画審議会」を設置
され、更に、総理府に「男女共同参画室」が設置された。また同年、閣僚の全員を構成
員とする「男女共同参画推進本部」を発足させる。
▼ 平成8年(1996年)
「男女共同参画審議会」答申「男女共同参画ビジョン」を受け、
「男女共同参画2000年プラン」を策定する。
▼ 平成10年(1998年)
「男女共同参画審議会」が「男女共同参画社会基本法―男女
共同参画社会を形成するための基礎的条件づくりー」を答申する。
▼ 平成11年(1999年)
「男女共同参画社会基本法」が施行される。
▼ 平成12年(2000年)男女共同参画社会基本法に基づき「男女共同参画基本計画」
が策定され、 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」が公布される。
▼ 平成13年(2001年)
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律
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(DV防止法)
」が施行される。
▼ 平成13年(2001年)中央省庁等の再編成によって内閣府に「男女共同参画局」が
設置されるとともに、内閣府に置かれる4つの重要政策に関する会議の一つの「男女共
同参画会議」がこれまでの「男女共同参画審議会」の機能を発展的に継承される。
▼ 平成17年(2005年)
「男女共同参画会議」が「男女共同参画基本計画改定に当た
っての基本的な考え方―男女がともに輝く社会へ-」を答申したのを受け、
「男女共同
参画基本計画」が改定(第2次計画の策定)される。
(3)鳥取県の動き
▼ 昭和52年(1977年)婦人対策の総合窓口として総務部に「婦人青少年室」が設置さ
れ、
「婦人問題企画推進室」を発足させる。
▼ 昭和60年(1985年)
「青少年婦人課」と改称し同時に「鳥取県婦人基本計画」が
策定される。
▼ 平成3年(1991年)
「第2次鳥取県女性基本計画」
(とっとり女性プラン)により女
性の地位向上に向けての施策が推進される。
▼ 平成4年(1992年)
「青少年婦人課」が「青少年女性課」に改称される。
▼ 平成8年(1996年)21世紀を展望した女性施策推進の基本計画として「第3次鳥
取県女性基本計画」が策定される。
▼ 平成12年(2000年)
「鳥取県男女共同参画推進条例」を議員提案により制定され
る。
▼ 平成13年(2001年)男女共同参画社会をめざして「鳥取県男女共同参画基本計画」
が策定される。
▼ 平成19年(2007年)
「第2次鳥取県男女共同参画計画」が策定される。
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(4)琴浦町の動き
▼ 平成13年(2000年)3月に、旧赤碕町で男女共同参画プランを策定する。
▼ 平成16年(2004年)9月に、2町(旧東伯町・旧赤碕町)が合併して、新町琴浦町
が誕生する。
▼ 平成18年(2006年)9月に、琴浦町男女共同参画推進条例を公布・施行する。
▼ 平成19年(2007年)1月に、琴浦町男女共同参画審議会を設置する。
▼ 平成19年(2007年)3月に、琴浦町男女共同参画プラン策定委員会を設置し、プ
ラン策定に取り組む。
▼ 平成19年(2007年)6月に、男女共同参画に関する町民アンケート調査を実施す
る。
▼ 平成20年(2008年)2月に、琴浦町男女共同参画審議会にプランを諮問する。
▼ 平成20年(2008年)3月に、琴浦町男女共同参画審議会から答申を受けてプラン
を策定する。
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