PDF 5.7M - Waseda University Library,Waseda University

C
O
N
T
E
N
T
S
館長からのメッセージ
1p
図書館の動き
学習支援活動の展開とアカデミックリエゾンの取り組み
3p
学習支援連携委員会の動き
7p
オープンアクセスの取り組み
9p
2012年度図書館主催展覧会報告
15p
図書館協議員会および電子媒体検討委員会の動き
16p
図書館日誌
18p
年間刊行物・印刷物
18p
主な海外からの来訪者・展覧会
19p
人事
20p
統計−概況
21p
統計−中央図書館・キャンパス図書館(高田早苗記念研究図書館、
24p
戸山図書館、理工学図書館、所沢図書館)
館長からのメッセージ
時代を越えて生きるために
―― 著者,読者および図書館の責任
17 5 0 年 にジュ ネ ー ヴ の
市 民 で あった ジャン = ジャック・ルソ ー
は 、 ディジョン のア カ デ ミーが 提 示した「 学 問 と 芸 術 の 復 興 は 習 俗 の
純 化 に 寄 与した か」という課 題 に 対して、
「 ヨ ー ロッパの もっとも 学 識
あ る 学 会 を まえにして 学 問 を 非 難し、 高 名 な アカデ ミー にお いて 無 知
を 称 賛し、 学 問 研 究 に 対 する 侮 蔑 と、 真 実 の 学 者 に 対 する 尊 敬 を 両
立 さ せること 」を目 的 にした 論 文 を 提 出した 。 この 懸 賞 論 文 は 見 事 に
当 選し、 後 に ルソー の 第1論 攷『 学 問 芸 術 論 』として広くヨー ロッパ を
中 心 に読 まれるようになった 。
しかし、 これを 執 筆 中 のルソー は 、 近 代 文 明 に 対 する激しい 批 判 を
展 開 する 彼 の 著 述 が 大 方 の 審 査 委 員 や
般 の 読 者 に よって は 歓 迎 さ
れ な い だ ろうと 予 想して い た 。 そ の こと は
『 学 問 芸 術 論 』の 次 の 節 が
はっきり示してい る:
「 今 日 に お いて、 お よそ 人びと の 称 賛 の 的 と なって い る も の に 正
面 か ら 反 対 す る なら ば 、 私 は あら ゆ る 非 難 を 受 けるだ け で あ ろ
う。 い くらか の 識 者 に よって 認 めら れる 光 栄 に 浴 した として も 、
般 の 賛 同 を 期 待 すべ きで は な い 。・ ・・才人 たちや 流 行 の 先 端
図書館長
飯島 昇藏
を いく人びとに 気 に 入ら れ ようとは 思 わな い 。 いつ の 時 代 に お い
て も 、 そ の 時 代 、 国 、 社 会 の 意 見 に 従うように作 ら れ た 人 間 が
い る 。・・・み ず か ら の 時 代 を 越 えて 生 きようとする なら ば 、 こ
うした 読 者 のために 書 いては ならな い 。」
ここで ル ソ ー が 著 者と 読 者 に 関して「 み ず か ら の 時 代 に 阿 る 著 者と、
み ず から の 時 代 を 越 えて 生 きようとする 著 者 」 vs . 「 み ず から の 時 代
の 意 見 に 従 う読 者と、 み ず から の 時 代 を 越 えて 生 きようとする 読 者 」
の ようにそ れぞ れ 2 種 類 の 大 別 を 含 意して い るが、 これ は 注 目 すべ き
点 で あ る。 みず から の 時 代 を 越 えて生きよう、 す な わち、 著 述しよう
( 読 まれ よう)とするルソー の
縷 の 望 み は 、みず からの 時 代を 越 えて
生きようとする 読 者、 す な わち、 過 去 の 著 者 から 学 ぼう、 過 去 の 著 者
を 読 もうとする 読 者 の 出 現 あ るい は 存 続 に 懸 かって い る のであ る。 そ
のような 読 者 は 、どこに、どれ ほど多く存 在したの か、存 在 するの か、
そして 存 在し 続 ける の か?
15世 紀 後 半 から16 世 紀 前 半 のル ネッ サ ン ス 期 イタリア で 活 躍した
ニッコロ・マ キァヴェッリはまさしくみず から の 時 代を 越 えて 読 書しか
つ 著 述した 哲 学 者であった。1513 年12 月10日の友 人フランチェスコ・
ヴェットリーリ宛 の 非 常に有名 な 書 簡 の 中 で、マキァヴェッリは 読 書と
いう手 段を 介した古代 人 たちとの 彼の 会 話を 美しく叙 述している。
Library
Annual Report
1
「 晩 に な ると、 私 は 家 に 帰 って 私 の 書 斎 に 入りま す。 入り口 の と
ころで 泥 や 汚 れ に ま み れ た 普 段 着 を 脱 ぎ、 王 や 宮 廷 に ふ さ わし
い 衣 服を 身 に 着 け ま す;そして 適 切 に 着 替 えると、私 は 古 代 の 男
たち の 古 代 の 宮 廷 に 入って い き、 そこで 彼らに 愛 情 を もって 迎 え
ら れ ま す。 そこで、 私 だ け の も ので あり、 そ のため にこそ 私 が 生
ま れて きた、 あ の 食 事 を 食しま す;そこで 私 は 恥じ ることなく彼
らと語り合 い 、 彼ら の 行 為 の 理 由 につ いて 彼らに 訊 ね ま す;する
と彼らは 彼ら の人 間 性 を 通じて( p e r lo r o hu manit à) 私 に 応 え
てくれ ま す;こうして4 時 間 も の 間 、 私 は 何ら 退 屈 も 感じ ず、 あ
らゆ る 心 配 事 も忘 れ、 貧 窮 も 怖 れず、 死 に 失 望 することも ありま
せ ん:完 全 に 私 自 身を 彼 ら の うち に 譲 渡してしまう の で す。」
(飯
島 昇 藏・厚見 恵
郎訳)
聞 い たことも覚 えて い な け れ ば 知 識 を 産 み 出 すことには ならな い と
いうダ ン テ の 言 葉 に 従 いつ つ、 マ キァヴェッリは 彼らとの 会 話 から 彼
にとって 利 益となったあらゆる 事 柄 をノートに 取り、 それら を 名 著
『君
主 論 』の 中に 活 用して いった 。 彼 が 優 れ た 読 書 家 であった だ け で なく、
卓 越した 著 述 家 であったことを、 彼 の 著 作 が、 時 代 と国と言 語 を 越 え
て、 思 考 する人びとに よって 真 剣 に 読 み つ が れ、 や が て ま も なくそ の
思 想 が 誰 か ら も M a c hiavellia nism と 呼 ば れる ように なった 事 実 以
上に 雄 弁 に物 語るも の は な いであ ろう。
図 書 館には 古 今 東 西 の 賢 者 たちの 著 作 が 豊 富に 収 蔵 さ れて い るが、
現代
( と 未 来 )の 読 者 に よって 読 ま れつ づ け な け れ ば 何 の 価 値 も な い
と言って も 過 言 で は な い 。 そ れら の 多くは 単 に 歴 史 的 に、 す な わち、
著 者 の 時 代 にとっての み 価 値 が あ る 書 物 として 書 か れ た の で は なく、
文 字 通り時 代 を 越 えて、 永 遠 に、 普 遍 的 に 読 まれる べきも のとして 書
か れ た ので あ る。 時 代 を 越 えて生きようとする 著 者 に 対しては 、 時 代
を 越 えて 生 き、 知 恵 を 学 ぼうとする 読 者 が 応 答しな け れ ば なら な い 。
翻 って、 大 学 の 図 書 館 は マ キァヴェッリの 書 斎 のような 時 間と 空 間 を
超 え た 学 生 た ち の 学 び の 場 、 読 書 の 場 で ありえて い る の で あ ろうか。
蔵 書 の あり方 ひとつ をとって も 、 図 書 館 は 、 時 代 を 超 越しようとする
著 者と読 者との 出 会 い を 支 えてゆく重 大 な 役 割と 責 任を 果 たして い か
な け れ ば ならな い のである。
いず れ にしても 、 ひとたび 著 書 が 著 さ れ た 後 には 、 知 恵の 伝 達 はひ
とえにそ の 本 を 読 みうる 読 者 の 側 にの み責 任 が あ る のであ る。 まさに
この 意 味 にお いても「 知 恵の 何 たるか を 読 むことによって 学 べ」という
大 カト ー の 格 言 は 今 に 生き 続 け て い る、 す な わち、 真 理 であ る。 図 書
館 の 使 命 はそ のような 読 書 を 全 力 で 支 援していくことに 尽きる。
参考文献
■ ジャン=ジャック・ルソー
『学問芸術論』
山路昭訳
『ルソー全集』第4巻(白水社、1978年)
■ 『マキァヴェッリ全集』
(筑摩書房、1998-2002年)
■ レオ・シュトラウス
『哲学者マキァヴェッリについて』
飯島・厚見・村田訳
(勁草書房、2011年)
2
Library
Annual Report
学習支援活動の展開とアカデミックリエゾンの取り組み
1
2
2012 年度を振り返って
広報強化と授業支援の増大
2 0 1 2 年度は、前年度に引き続き充実した授業支援を
年度開始および秋学期開始にあたり、図書館が取り組
展開することができた。また秋には図書館ワークショッ
む学習支援、特に授業支援を紹介するポスター、チラシ
プ(WS)の連続開催を企画、実施した。ボランティア
を作成して、教員向けに積極的な広報活動を展開した。
学生の活動サポートにも取り組み、学生の視点からの図
ポスター掲示やチラシの配布に際してはキャンパス図書
書館サービスのあり方や今後の学生活用の可能性を探っ
館をはじめ、教員図書室、学生読書室、各学術院事務所
た。2 0 1 3 年度の基礎演習等大規模授業支援に向けては、
に協力を依頼した。中には教授会でのチラシ配布に取り
ツアー形式の改善を検討した。改善案としてのセルフツ
組んでくださった学部もあり、その後の授業支援申し込
アーは早速 2 0 1 3 年度の授業支援に活かされることにな
みの増加にもつながった。
り、さらに新たな図書館企画 Library Week の開催へ
もつながることとなった。
広報に関しては、これまでは図書館ホームページに講
習会案内を掲載していたが、教員にはなかなか情報が届
2 0 1 2 年度の学習支援活動は前年度までの活動の継続
いていないという実態からより積極的な広報をすべきと
にとどまらず、新たな可能性を探る一年でもあり、その
の学習支援連携委員からの強い指摘があり、2 0 1 2 年度
経験と結果は 2 0 1 3 年度の図書館活動に着実に引き継ぐ
取組の一つの課題としていた。
ことができたと言える。
2 0 1 2 年度のゼミ等個別授業支援は結果として前年に
次項以降で 2 0 1 2 年度の特 徴的な活動について報告す
比して 1 5 0% を超える支援数に達した。前年に引 き 続
る。なおすでにふみくらなど他の媒 体で報 告がまとめら
き支援を申し込まれた教員のほか、初めて申し込まれ
れているものもあるので、そちらも参照いただきたい。※
た教員が増えてきたことが支援数の増加につながって
おり、法学部、商学部では前年比 1 0 クラス以上支援が
増加した。このことは、継続して取り組んできた教員
への直接的な働きかけと広汎な広報の効果が相まって、
学習支援全体の開催数表とグラフ
(開催数)
150
2010年度
2011年度
2012年度
100
50
0
6
7
スタッフ
研修
その他
︵図書館主催
企画など︶
5
就職支援
4-2
授業支援
個別授業
ゼミ対応
4-1
授業支援
学部・
研究科単位
3
教員向け
各種講習会
︵オリエン
テーション
も含む︶
2
大学院
新入生向け
オリエン
テーション
学部
新入生向け
オリエン
テーション
1
2010年度
2011年度
開催数
2012年度
前年度比
1. 学部新入生向けオリエンテーション
12
15
16
107%
2. 大学院新入生向けオリエンテーション
12
14
16
114%
1
0
1
―
4-1. 授業支援:学部・研究科単位
100
104
130
125%
4-2. 授業支援:個別授業ゼミ対応
46
61
93
152%
5. 就職支援
15
17
13
―
6. その他(図書館主催企画など)
15
57
102
179%
カテゴリー 3. 教員向け各種講習会(オリエンテーションも含む)
7. スタッフ研修
合計
3
16
3
19%
204
284
374
132%
Library
Annual Report
3
図書館の授業支援が学生の学習活動や教員自身の図書
ラシーの受講機会がない学生もまだ数多く存在する。こ
館情報リテラシー向上のため受け入れられてきたこと
のような状況を鑑み、図書館では誰でも参加できる少人
を示すものと言える。西早稲田キャンパスではカリキュ
数制の講習会を独自に企画し、図書館ワークショップシ
ラム上個別の授業支援が難しいが、創造理工学部では、
リーズ(WS)として開催することとした。以下 2 0 1 2 年
教員との懇談を繰り返し、リテラシー担当教員向けの
1 0 月から 1 2 月にかけて開催した WS について報告する。
講習会を企画、実施することができた。担当教員の受
け持つ授業内で、図書館情報リテラシーが活かされる
ことを期待したい。
WSポスター
またこの間継続して協力してきた、政経総合基礎演
習α や文構・文必修基礎演習への授業支援についても、
前年同様の支援を行った。2 0 1 2 年度は双方とも設置ク
増加などのため
ラスが増加したため、支援クラスも増加した。支援時
期・授業時限が集中したことから、必然的に担当する図
書館職員のやりくりが困難になる傾向が生じた。今後基
礎演習科目設置の動きが他の学部にも拡大することを考
慮すると、図書館の支援形式について新たな方策を検討
すべきとして、学習支援連携委員会にもこの間の実態を
報告するとともに、支援形式を中心に改善のための提案
を行った。検討の結果、基礎演習における図書館職員引
率による中央図書館ツアー(通称 A コース)は、学生が
自分で館内をめぐり、図書館施設及び図書館利用のため
に必要な情報を自ら学ぶセルフツアー方式とすることと
なり、政経、文学学術院にそれぞれ提案したところ、ど
ちらも 2 0 1 3 年度はこの方式を採用していただけること
となった。
3
10月
留学生対応、英語対応の増加
大学のグローバル化により本学の留学生数は 4,0 0 0 名
を超えている。英語による授業のみで卒業に必要な単位
取得が可能な学部のコースも政経、社学、理工 3 学部の
計 5 学部に設置されており、国際教養学部や大学院授業
には英語による授業クラスも多く存在している。このよ
うな中で図書館への各種支援を申し込まれる際、英語で
の対応をお願いしたいと申し込まれるケースも増えてき
ている。図書館では入学時のオリエンテーション、授業
11月
支援、後述する図書館ワークショップ等で、英語対応を
積極的に展開しているが、これら 2 0 1 2 年度の英語対応
は合計 4 3 回(2 0 1 1 年度は 3 4 回)に上った。この傾向は
今後もますます増加して行くものと思われ、対応可能な
図書館職員の配置や育成にもより一層努めなければなら
ない。
4
図書館ワークショップシリーズ(WS)の開催
上述したように、授業支援の増加も目を見張るものが
あったが、学生によっては授業において図書館情報リテ
4
Library
Annual Report
12月
学 習 支 援 活 動 の 展 開 と ア カ デ ミ ッ ク リ エ ゾ ン の 取 り組み
(1)WS のポイント
違ったなどの声も聞こえた。加えて、当初想定していな
かった大学院学生や外国人学生(留学生)の参加が非常
今回の WS を企画し、実施するにあたっては以下の 5 つ
に多かったことから、彼らがリテラシー支援を強く望む
のポイントがあった。
姿もあらためて明らかになった。
1.図書館内・少人数での開催:
WS の会場は室内が良く見える中央図書館グルー
プ学習室 A を使用して、館内における WS 開催、学
習支援の実態を可視化した。また参加定員は 8 名と
現在の図書館サービスの周知の強化や今後の学習支援
の在り方を早急に検討していかなければならないことが
課題として浮上した。
参加者アンケートから寄せられた実施時期、開催時間、
して、参加者への細やかな対応が可能となるよう心
プログラム内容についての様々な意見を参考にしながら
がけた。
さらに検討を重ね、他のキャンパス図書館も含めた形で
2.毎日開催:
当面は WS を継続して開催し、より多くの学生に受講機
ほぼ毎日定時の開催とし、月ごとに開催時間の枠
会を拡大していくこととする。
を徐々に拡大した。
3.1 コマ 40 分:
学生の空き時間に気軽に参加してもらえるようコ
5
学生活用への取り組み
マは短時間としたが、講習内容を精選して、参加者
からの質疑応答への対応等にも十分時間を取れるよ
う配慮した。
大学が公認する、職員と学生によるプロジェクト「こ
うはいナビ」では 2 0 1 2 年度の活動に初めて、図書館を活
4.限られたマンパワーの効果的な活用:
動の現場として取り組む「図書館班」が誕生し、前年度
図書館職員による講師や補助は最低限の人数のみ
中から活動の準備が進められてきた。この活動は、図書
の配置とし、WS の開催数を多くした。
5.試みの場:
館職員でかつ「こうはいナビ」プロジェクトに参加して
いる若手職員の熱心な指導があり実現したものである。
さまざまな検討は行ってきたものの実現されな
かったアイデアや、初めての活動スタイルに挑戦す
る場としてこの機会を利用した。
(2)プログラムと総開催数
開催 プ ロ グ ラ ム も、RefWorks、 館 内 ツ ア ー、 文 献
検索と論文執筆、就職活動対策、学生ボランティア企
画など最終的には 15 種となり、総開催数は合計 57 回、
総参加者数は合計 204 名に上った。
りぶろぐ!
トップページ
なお、この WS 開催と同時に人事課主催の職員研修と
して「図書館情報検索研修」も同時並行して開催(講師は
図書館職員)し、大学契約データベース等の業務活用を
促すとともに、図書館によるリテラシー支援活動の実際
を他職場の職員に体験してもらう機会とした。3 4 名の
職員が受講した。
(3)成果と課題、今後に向けて
ブックなび展示
当初開催ポイントとして考えた各々の目論見は、一定
の成果が得られたものと言える。参加学生の「役に立つ
情報が得られた」「参加して良かった」という満足の声
が多く寄せられたことからもそれが裏付けられる。少人
数の学生と近い距離で WS を行い、学生が学習にどのよ
うな悩みや資料収集等でのつまづきを抱えているのかを
うかがい知ることができたとも言える。
一方参加者からは時間が短い、期待していた内容と
レポートマスター
実施の様子
Library
Annual Report
5
「 こうはいナビ 」図書館班では、4 月の新入生入学に
合わせ「りぶろぐ!(3 月~)」
「ブックなび(4 ~ 7 月)」
「これで君もレポートマスター(4 月)」といった企画を
・学 術院との連携を通して、学生の情報リテラシーを
向上させアクティブラーニングを実現できるよう授
業支援内容の検討や機会を拡大する。
実施した。
「こうはいナビ」にスタッフとして参加した
・継 承されるべき技能や知識を明確にして図書館職員
学生は、自分自身も活動を通して図書館についての情
に求められる期待に応えられるよう、図書館職員の
報を整理し、知らなかったことを知り、さらに新入生
研修にも力を入れて取り組む。
にそれらを正しく伝えていくというステップを体験し
・図 書館情報資源が最大限活用されるよう、また誰で
た。またその後、秋に図書館が募集した図書館ボラン
も利用しやすい図書館動画コンテンツを作成し、そ
ティアへの応募にもつながるなど、新入生だけでなく
の活用についてもさらに推進する。
在学生の学習や図書館利用のモチベーションの高揚が
見られた。
・図書館学生ボランティアの活動・支援を通じて、学生
が果たせる図書館学習支援活動について検討を重ねる。
次に、
「図書館ボランティア」は 1 0 月に図書館として
初めてボランティアを募集し活動を開始させたもので
ある。まずは、
「こうはいナビ」の行ったプログラムを
Library Weekポスター
参照しながら、
「図書館ボランティア」による「これで君
もレポートマスター」を開催することとした。担当職員
の指導のもと「こうはいナビ」活動を参考にした活動手
法に従い、毎週のミーティングを重ねながら準備に取
り組み、1 2 月に3回の本番を実施した。受講参加学生
数は合計 1 4 人であったが、ボランティアの学生たちは
それぞれに手ごたえを感じ、図書館の活動にさらなる
興味を持った。
「図書館ボランティア」の学生は毎年多少なりとも入れ
替わっていくだろうから、継続して指導しながら育成し
ていかなければならない。すでに 2 0 1 3 年度に向けても
多くの学生が「図書館ボランティア」に登録しているが、
彼らの積極的な活動意欲を推進力にかえていけるよう、
また先々のスチューデントジョブの可能性も見据えなが
ら、引き続き学生ボランティアの活動を支援し学生活用
の道筋を検討していきたい。
6
2013 年度に向けて
2 0 1 3 年度は 4 月に新入生向け図書館新企画 Library
Week を開催することとなった。Library Week の目的
は、新入生に自主的に図書館に足を運び、開催されるイ
ベントを通じて今後の大学での学習に図書館を活用する
ことを学んでもらうことを、その主眼としている。この
イベントには先に述べたセルフツアーも含んでいるが、
基礎演習受講学生だけでなく、また新入生だけでなく在
学生も含めて、各イベントに興味と関心を持って参加し
てくれることを期待している。また図書館という建屋の
中で実施するこれまでにない多種のイベントを通して、
高校までとは異なる大学図書館の魅力の一端を知り、自
ら学ぶ姿勢を図書館利用者の一人一人に身につけてもら
いたいと考えている。
さらに 2 0 1 3 年度は学習支援活動全体として以下の視
点を中心に活動を展開する予定である。
6
Library
Annual Report
※ふみくら:早稲田大学図書館報
http://www.wul.waseda.ac.jp/Libraries/fumi/f_index09.html
学習支援連携委員会の動き
1
2012 年度の取り組み
7 月 24 日に開催された学習支援連携員会(第 10 回)では、
2
2013 年度に向けて
2月1日に開催された学習支援連携委員会(第12回)では、
2 0 1 1 年度年報に掲載された活動報告の紹介と、2 0 1 2 年
2 0 1 2 年度活動の総括が報告された。授業支援を中心とし
度前期までの活動についての報告があった。支援数は前
た継続的な取り組みに加えて、新規の取り組みとして行っ
年に較べて増加しており、中でも「授業支援」が大きく増
た以下の 3 点の報告があった。
加し、開催数の約 77% を占めていることが報告された。
次に今後の活動に向けて、現在の状況を総括し問題点
を整理したうえで、改善提案の説明があった。提案の内
容は次のとおり。
(1)授業支援の改善と拡大(広報強化)
(2)学
習支援体制の拡充と強化(学生ボランティアス
タッフの活用)
(3)図書館ワークショップシリーズの連続開催
(1)連携の強化とマンパワーの増強
(2)間接支援の充実
(3)図書館ツアーの見直し
これについて委員からは次のようなご意見をいただき、
参考にして今後の検討を進めることとした。
つづいて、2013 年度の活動計画について説明があった。
2013 年度の重点項目として以下の 4 点を確認した。
(1)
「Library Week」の開催
(2)学習支援の多様化
(3)授業支援改善への取り組み
・各図書委員会とのより密接な連携が必要
(4)学術院との連携の拡充と強化
・研 究テーマを決める 3,4 年次への支援にも効果が期
待できる
・学読や助教・助手・TA の本支援連携活動面での活用
が必要
・ツアーの実施については人的コストがかかることは理
解できるが、一定の効果も認められる
(1)
「Library Week」については、新入生に早い時期に
図書館に足を運んでもらい、主体的に図書館を活用する
ことの意義を学んでもらうことを目的とする。これまで
基礎演習科目で授業支援を提供していた学術院には、セ
ルフツアー等への参加を、担当教員に授業の「課題」と位
置付けてご利用いただきたいとの説明があった。
1 1 月 2 7 日に開催された学習支援連携委員会(第 1 1 回)
また(2)については、2012 年度秋に開催した図書館ワー
では、多くの委員が交代により初めての出席となったた
クショップシリーズの継続開催や、学習支援活動におけ
め、学習支援連携委員会設立当初からこれまでの活動に
る学生活用の検討を進めるなど、授業支援以外の活動の
ついて、プレゼンテーションにより報告をおこなった。
多様化を進めるとの説明があった。
また 2 0 1 1 年度図書館年報やふみくら(早稲田大学図書館
(3)については、今後さらに授業支援の増加が見込まれ
報)などに掲載された学習支援連携活動に関する報告を紹
るため、
( 1)の「Library Week」を活用することをはじめ、
介した。
より効率的な支援スタイルを検討することとした。
次に、今後の活動として、2 0 1 3 年春に新入生向け企画
(4)に関しては、本委員会が、学術院と図書館との連携
「Library Week」の開催を検討しているとの報告があっ
の強化・拡充の趣旨から教務担当主任に役職上の委員を
た。企画の概要は以下の通り紹介された。
お願いしていることからも、引き続き学術院と連携のた
めの懇談を重ねていきたいとの説明と依頼があった。
・授 業 2 週目に 6 日間にわたり、学生が自由に参加でき
るセルフツアーを中心としたイベントを開催したい
・基礎演習科目受講生については、担当教員にイベント
参加を授業の「課題」と位置付けていただきたい
・各種イベントをとおして学生が主体的に図書館とその
サービスを体感することなどが期待できる
この企画については引き続き検討を進め、次回委員会
で具体的な内容を報告することとなった。
Library
Annual Report
7
学習支援連携委員会設置要綱
学習支援連携委員会委員名簿
1.目的
所 属 箇 所
『「 W a s e d a N e x t 1 2 5 」理事会の基本的な考え
政治経済学術院
方 』が 示 す 全 学 基 盤 教 育 の 確 立 に 向 け て、図 書 館
清水 和巳(2012.9.21 ~)
に期待される新たな役割の具現化や各学術院にお
いて展開される教育研究活動と図書館サービスの
より密接な連携を実現するため、図書館に学習支
グレン・ストックウェル
文学学術院
岡部 耕典(~ 2012.9.20)
教育・総合科学学術院
商学学術院
本 委 員 会 は、主 に 学 部 学 生 に 対 す る 学 習 支 援 の
一層の充実・強化をめざし、全学共通の枠組みの
構築や各学術院ごとの取り組み等について検討を
藤田 誠(~ 2012.9.20)
矢後 和彦(2012.9.21 ~)
1号
おこなうことを任務とする。
理工学術院
宗田 孝之
社会科学総合学術院
上沼 正明(~ 2012.9.20)
厚見 恵一郎(2012.9.21 ~)
人間科学学術院
3.構成
スポーツ科学学術院
は各学術院長が推薦した者 各 1 人
国際学術院
部長
ヴィクトリア・ミューライゼン
(~ 2012.9.20)
ドゥテ シルヴァン
マッチュウ ジュリアン
( 3 )教務部長または教務部副部長のうちから選 任された者 1 人
(2012.9.21 ~)
( 4 )メディアネットワークセンター所長、副所長
または教務主任のうちから選任された者 1 人
( 5 )オ ー プ ン 教 育 セ ン タ ー 所 長 ま た は 教 務 主 任 岡 浩一郎(~ 2012.9.20)
赤間 高雄(2012.9.21 ~)
( 2 )図書館長、図書館副館長および図書館事務 扇原 淳(~ 2012.9.20)
佐藤 将之(2012.9.21 ~)
( 1 )各学術院の教務担当教務主任、副主任また 若林 幹夫(~ 2012.9.20)
太田 亨(2012.9.21 ~)
2.任務
法学学術院
井上 文則(2012.9.21 ~)
援連携委員会を設置する。
委 員
荻沼 隆(~ 2012.9.20)
のうちから選任された者 1 人
な お、座 長 は 図 書 館 長 と し、幹 事 は 図 書 館 事 務
3号
4号
4.委員の任期
役 職 上 の 委 員 を 除 く 委 員 の 任 期 は、図 書 館 長 の
任期に準ずる。
飯島 昇藏
図書館
和田 敦彦(~ 2012.9.20)
ローリー ゲイ(2012.9.21 ~)
2号
( 6 )図書館長が指名する教職員 若干人
部長とする。
図書館
5号
6号
図書館
中島 達夫
図書館
中元 誠
教務部
大野 髙裕
メディアネットワーク
楠元 範明(~ 2012.9.20)
センター
大鹿 智基(2012.9.21 ~)
オープン教育センター
瀧澤 武信(~ 2012.9.20)
澤田 敬司(2012.9.21 ~)
図書館
多田 智子
5.作業部会の設置
本 委 員 会 は、学 習 支 援 に 係 る 諸 施 策 を 企 画・ 実
施するため、必要に応じて、作業部会を本委員会
のもとに設置できる。
6.事務
事務は図書館総務課長がおこなう。
( 2 0 0 9 年 2 月 6 日制定)
Library
Annual Report
多田 智子(座長)
事務副部長 兼 利用者支援課長
鈴木 努
利用者支援課
荘司 雅之
以上
8
学習支援連携委員会作業部会名簿
事務副部長 兼 総務課長
兼 高田早苗記念研究図書館担当課長
湯川 亜矢
情報管理課長
齋藤 和子
戸山図書館担当課長
小林 邦久
理工学図書館担当課長
渡邊 幸弘
所沢図書館担当課長
笹渕 洋子
総務課
オープンアクセスの取り組み
Ⅰ
早稲田大学リポジトリ
(DSpace@Waseda University)
一方、閲覧数は 2 0 1 0 年度より順調にその数を伸ばし
ており、学内外から多くの利用があったことがうかがえ
る。2 0 1 2 年度は 1 0 0 万件を突破した。ダウンロード数
については 2 0 1 0 年度から 2 0 1 1 年度にかけて減少があっ
1.本学の機関リポジトリの現況
たが、2 0 1 2 年度は大幅に増加している。
(図②)このこ
と は、2 0 1 0 年 度、2 0 1 1 年 度 は 元 国 立 大 学 職 員 の 鈴 木
早稲田大学リポジトリ(DSpace@Waseda University、
敬二氏が作成した統計システムで算出したのに対して、
以下、リポジトリ)の特徴は、全登録コンテンツに学術
2 0 1 2 年度は Solr という検索システムを使ったアクセス
成果の本文全文を掲載しているという点にある。この数
統計に変更したことも影響していると思われる。
年、2,0 0 0 件程度の割合で増加している学術成果の登録
コンテンツ数であるが、2 0 1 2 年度は前年比で 3,3 7 7 件
図② リポジトリ閲覧数の推移
の増加となり、その結果、登録コンテンツ数の総数で 2
万件を超えるなど、安定的な運用に加えて、なお継続的
にコンテンツ数を増やすことができた。
(図①)
閲覧数
(総数)
4,000,000
ダウンロード数
3,500,000
3,000,000
2,500,000
図① 登録コンテンツ数の推移
2,000,000
1,500,000
(総数)
26,000
24,000
22,000
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
1,000,000
500,000
0
2010
2011
2012 (年度)
2.学位論文データの一本化
2 0 1 2 年度の特徴的な事項として、博士学位論文デー
タを一本化したことが挙げられる。これまで図書館シ
2010
2011
2012 (年度)
ステム(WINE)とリポジトリのそれぞれに博士学位論
文の PDF ファイルを登録していたものを、データおよ
びその登録にかかる労力の重複を省くため、本文デー
タ(PDF)はリポジトリのみに登録し、WINE から検索
タイプ別コンテンツ数では、紀要論文が 1 1,2 0 2 件と
する場合は本文へのリンクによりリポジトリへ導くこと
登録コンテンツ数の半数以上を占めている状況から大き
とした。早稲田大学で授与された博士学位論文について
な変化はないが、学位論文(注:博士論文のほか、修士
は、WINE 上では、2 0 0 2 年度から著者の許諾を得たも
論文、学士論文も一部含まれる)について、2 0 1 1 年度
のについては全文を PDF でも公開しているが、2 0 1 1 年
末の 1,4 8 9 件から 2,7 7 5 件と 2 倍近い伸びを示している。
度分よりデータが登録される場所が一本化されたことに
また、テクニカルレポートについても数こそ少ないが、
なる。館内的には、登録にかかる作業フローの見直しを
前年の 1 8 件から 4 8 件と大きく増加した。
(表①)
行う必要があったが、今後も継続的に登録される博士学
表① タイプ別コンテンツ数
タ イ プ
学術雑誌論文
学位論文
紀要論文
会議発表論文
会議発表資料
図書
テクニカルレポート
研究報告書
一般雑誌記事
教材
その他
計
登録コンテンツ数
293
2,775
11,202
1,254
14
4,835
48
438
12
791
33
21,695
全体に占める割合(%)
1.35%
12.79%
51.63%
5.78%
0.06%
22.29%
0.22%
2.02%
0.06%
3.65%
0.15%
100.00%
前年度登録コンテンツ
285
1,489
9,603
810
14
4,833
18
431
12
791
32
18,318
前年度比較増数
8
1,286
1,599
444
0
2
30
7
0
0
1
3,377
(2012年度末現在)
Library
Annual Report
9
位論文の増加にともなうサーバへの負荷の軽減も考慮に
入れてのことである。
3.今後の課題
(2 0 1 3)年 3 月 1 1 日に公布され、4 月 1 日から施行され
ることとなった。今回の改正では、教育研究成果の電子
化及びオープンアクセス化の推進の観点から、施行日以
降に博士学位を授与される者は、博士論文を印刷公表す
ることと規定されてきたところ、印刷公表に代えて、イ
2 0 1 1 年度までにシステム面でのリポジトリの整備を
一通り完了し、2 0 1 2 年度はワークフローの見直しまで
ンターネットを利用して公表することとなった。
また、学位授与機関が作成する博士論文概要、審査要
実現できたが、今後は引き続き、コンテンツ(学術成果)
旨等の公表についても、インターネットを利用した公表
を増やしていくための働きかけを積極的に行い、リポジ
となる。
(図③)なお、これまでは「博士の学位を授与さ
トリを基盤とすることにより、本学の学術成果の視認性
れた者は、当該学位を授与された日から1年以内に、そ
を高めていきたい。
の論文を印刷公表するものとする。」との学位規則の定め
により、博士学位論文の製本冊子を所属大学と国立国会
Ⅱ
学位規則の改正と本学の対応
1.改正の概要
図書館に送付することで、印刷公表の条件を満たしてい
たものとして運用されていた。
2.改正までの経緯
学位規則(昭和二十八年文部省令第九号)の一部を改
文部科学省から中央教育審議会に提出された諮問(平
正する省令( 平成 2 5 年文部科学省令第 5 号 )が平成 2 5
成 25 年 1 月 18 日付け 24 文科高第 800 号)には理由と
図③ 学位規則の改正
改 正の 趣 旨 ・ 概 要
改 正 後 の 博 士 論 文の 公 表 に係 るフロー
大学の教育研究の成果である博士論文等の質を相互
博士の学位の授与
に保証し合う仕組みとして、博士論文等を相互に参照
できるよう公表することを規定している。
公表の方法については、制度創設の昭和28年以来
「印刷公表」
(単行の書籍又は学術雑誌等の公刊物に
原則
登載すること)によると規定されてきたところ、情報
化の進んだ現下の状況に合わせて、また、印刷の負担
軽減の観点から、
「インターネットの利用による公表」
とする改正を行う。
学 位 規 則( 抄 )
〔 改 正 前〕
第九条 博士の学位を授与された者は、当該学位を
授与された日から一年以内に、その論文を
印刷公表するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、博士の学位を授与
された者は、やむを得ない事由がある場合に
は、当該博士の学位を授与した大学又は独立
行政法人大学評価・学位授与機構の承認を
受けて、当該論文の全文に代えてその内容を
要約したものを印刷公表することができる。
「インターネットの利用による公表」に改正
10
Library
Annual Report
「やむを得ない事由」
がある場合
インターネット公表ができない内容を含む場合
・立体形 状による表 現を含む
・著 作 権や 個 人情 報に係る制約 等
不利益が生じる場合
・出版刊行(予定) ・学術ジャーナルへの掲載(予定)
・特許 の申請(予定) 等
「や む を 得 な
い事由」がな
くなったとき
大学等の承認
インターネットの
利用による公表
インターネットの
利用による公表
・論文の全文
・論文の要約
全文閲覧
(大学)
図 書 館 コ ン ソ ー シ ア ム の現在
オ ー プ ン ア ク セ ス の 取 り組み
して「教育研究成果の電子化及びオープンアクセスの推
印刷の負担軽減とインターネットを通じての入手手段の
進の観点から、印刷公表に代えて、インターネットの利
格段の改善が期待される。また、公表および国立国会図
用により公表する必要がある」とある。本年 1 月 18 日、
書館に電子データを提供する手段として、その主な役割
中央教育審議会は「学位規則の改正について(答申)
(中
をリポジトリが担うことになると期待されている。
教審第 159 号)でこれを適当と認めた。これに先立ち、
昨年 11 月、学位規則の改正案に関するパブリックコメ
4.本学の対応
ント(意見公募手続き)が実施された。
一方、図書館界の動きとしては、
「国立国会図書館と大
本学で授与された旧制および新制の課程博士(甲)、
学図書館との連絡会」の下に、2 0 0 7 年、
「学位論文の電
論 文 博 士( 乙 )の 論 文 は WINE で 検 索 が 可 能 で あ る。
子化の諸問題に関するワーキング・グループ」が設置さ
また、WINE の詳細表示画面には、一部を除き概要書
れ、翌 2 0 0 8 年 3 月には同ワーキング・グループ中間報
(PDF) へのリンクがある。前述のとおり 2002 年度から
告が提出された。その中で、
「学位規則の改正が予定さ
著者の許諾を得たものについて全文を博士学位論文概要
れていれば、各大学における内規等の改正により公開を
書、審査報告書とともに PDF でも公開している。ただし、
義務化することに対しても理解が得やすくなる」として、
これまでは博士学位論文の正本は冊子体であり、それら
将来的に学位規則の改正が必要であるとの認識を示して
は全て本庄保存書庫に保管されている。そのため、PDF
いる。また、今回の学位規則の改正に対して、同ワーキ
で公開されていない博士学位論文の閲覧を希望する場合
ング・グループは、本年 3 月 1 1 日付で「学位規則改正に
は、中央図書館レファレンスカウンターまたは各キャ
対する留意事項及び解説」を国公私立大学図書館協力委
ンパス図書館で申し込みが必要であり、取り寄せには
員会を通じて各大学図書館に送付した。この文書では大
日数がかかる。2013 年度以降の学位授与者の博士学位
学図書館で準備すべき事項および主担当部署に確認すべ
論文から対象になるという条件はあるものの、今後はイ
き事項について説明している。
ンターネットの利用による公表を原則とすることから、
3.大学に求められること
PDF 化した博士学位論文にアクセスできるようになる。
本学は本学規程である「早稲田大学学位規則の一部を
改正する規則」により、インターネットの利用による学
本年 3 月 1 1 日、文部科学省高等教育局長より各国公私
立大学長、独立行政法人大学評価・学位授与機構長に「学
位論文の公表(同規則第 2 1 条)と論文審査要旨の公表(同
2 0 条)について定めるべく準備を進めている。
位規則の一部を改正する省令の施行等について(通知)」
図書館は教務課と協働し、今回の学位規則の改正に即
が送付された。このことにより、大学はインターネット
した形で博士学位論文本文をリポジトリに登録するため、
の利用による公表と国立国会図書館への送付について対
提出媒体の確認と PDF 化(PDF/A のフォーマットに統
応を行うこととなる。なお、インターネットの利用によ
一する予定である)までのワークフローの見直しを行って
る公表が原則であるが、インターネットで公表できない
おり、国立国会図書館のハーベスターに対応したメタデー
内容を含む場合や出版刊行(予定)
・特許の申請(予定)な
タ・フォーマットの修正についても準備を進めている。
ど博士学位授与者に不利益が生じる場合などの「やむを
得ない事由」がある場合は、大学が承認することにより、
インターネットによる公表の範囲を論文の要約とし、学
内において全文を閲覧できるようにすることとしている。
Ⅲ
オープンアクセスを
財政的に支援する取り組み
また、
「やむを得ない事由」がなくなったときには、速や
かに学位論文全文をインターネットの利用により公表す
誰でも論文等の学術情報を読めるようにインターネッ
る必要があることから、これらへの対応、すなわち、大
ト上に無料で公開することを「オープンアクセス」とい
学の学位規則等の改定が必要となるほか、
「やむを得ない
うが、国内の学位論文をインターネットの利用により誰
事由」を決定する必要も生じる。図書館においては、リ
でも読むことができるようになれば、日本からの教育研
ポジトリへの博士学位論文の登録とインターネットを通
究成果の学術情報発信がさらに促進されることが期待さ
じた公開および文部科学省高等教育局長通知で要請され
れる。また、大学の学術情報発信の基盤としてのリポジ
た国立国会図書館への電子ファイルの提供への対応とし
トリの構築も促進されるであろう。
て、博士学位論文のメタデータ設計、電子ファイルをハー
一方で国外に目を転じてみると、世界的な規模で展開
ベスティングにより提供するためのメタデータ・フォー
している電子資料プロジェクトに対して図書館が中心と
マットの対応が必要となった。これまでの印刷媒体での
なってオープンアクセスを財政的に支援する取り組みが
公表の義務化に代わり、電子化された論文をインターネッ
既に始まっている。ここでは、代表的なプロジェクトに
トを通じて公表することが義務付けられることにより、
ついて国内の現状と本学の対応を中心に報告したい。
Library
Annual Report
11
1.a r X i v . o r g
2.CLOCKSS
arXiv.org(アーカイブ・オルグ)は、物理学、数学、
CLOCKSS(クロックス)は、米国スタンフォード大学
コンピュータ科学、量的生物学、統計学などのプレプリ
の LOCKSS(Lots of Copies Keep Stuff Safe)プロジェ
ント(査読前の論文)を登録し、インターネット上で無
クトの技術をもとに、2008 年に発足した大規模電子ジャー
償公開(オープンアクセス)するプレプリント・サーバ
ナル保存プロジェクトである。世界各地の学術機関等
(アー
の先駆けとなったウェブサイトである。1 9 9 1 年に米国
カイブノード)が保有するサーバ(アーカイブ)に分散保存
ロスアラモス国立研究所に設置され、1 9 9 9 年に arXiv.
することで想定され得るリスクを最小限に抑える仕組みと
org と改名された。現在はコーネル大学図書館により運
なっている。CLOCKSS は、コンテンツの恒久的な保存が
営されており、リポジトリの可能性を示す好例としてし
主目的で、通常の利用は前提としていない「ダーク・アー
ばしば取り上げられている。
カイブ」である。刊行中止、出版社の倒産、システム・ネッ
2 0 1 0 年、arXiv.org の財政基盤を拡大する新しいビ
トワーク障害等による物理的なアクセスの遮断など「トリ
ジネスモデルとして、利用数の多い機関に対して資金要
ガーイベント」と呼ばれる事態が起こった場合には、オー
請を開始した。
プンアクセスで誰に対しても公開される。
(図④)
2 0 1 2 年の統計によれば、日本の機関利用数は英国と
本学図書館は、上記の CLOCKSS の基本的な考え方に
並び、全世界の7%を占めている。この数字は米国(23%)、
賛同し、電子資料の長期保存のためにその経費負担の一
ドイツ(11%)に次いで3番目の位置を占めるものである。
端を担うべきであると考え、また、CLOCKSS と日本
本学図書館は当初(2 0 1 0 年 5 月)より資金協力要請に
の公私立大学図書館コンソーシアム(PULC)、国立大学
応えている。なお、2 0 1 0 年から 2 0 1 2 年にかけて arXiv.
図書館協会(JANUL)コンソーシアムが特別料金で合意
org に資金協力を行った国内機関は本学を含めて 1 2 機関
したことから、CLOCKSS への参加を決定したという
(1 0 大学、2 大学共同利用機関)である。
経緯がある。
図④ CLOCKSS概念図
出版社
A出版社
出版社サーバ
図書館
参加
C出版社
B出版社
出版社サーバ
CLOCKSS
参加
C大学
共同運営
E大学
・Board of Directors
・Advisory Council
出版社サーバ
A大学
B大学
D大学
オープンアクセス
トリガーイベント
発生により
オープンアクセス化
トリガーイベント
刊行中止、出版社の倒産、
システム・ネットワーク障害等
ホスト機関
・Stanford Univ
・Univ Edinburgh
図書館自らが
アーカイブの
役割を担う
アーカイブノード機関
データコピー
分散保存
ダークアーカイブ
(通常は保存のみ)
12
Library
Annual Report
A大学
B大学
C大学
NII
A出版社
A出版社
A出版社
A出版社
B出版社
B出版社
B出版社
B出版社
C出版社
C出版社
C出版社
C出版社
etc.
etc.
etc.
etc.
アーカイブコンテンツの相互チェック
オ ー プ ン ア ク セ ス の 取 り組み
国内の状況として、2 0 1 3 年 3 月 2 8 日現在の参加機関
数 は 8 4 機 関 で あ る。前 年 の 参 加 が 3 0 機 関 に と ど ま っ
て い た こ と を 鑑 み れ ば、短 期 間 の う ち に 実 に 3 倍 近 く
増加したことになる。このことはアーカイブノードと
JUSTICE 会員館への広報を行うなど積極的に協力して
いる。
3.SCOAP
3
し て CLOCKSS の 運 営 に 参 加 し て い る 国 立 情 報 学 研
究所(以下、NII)が参加機関分の請求金額を一括して
S C O A P 3( S p o n s o r i n g C o n s o r t i u m f o r O p e n
CLOCKSS に支払い、国内機関に対しては円建てで請
Access Publishing in Particle Physics:スコープ・
求を行うことを決定したことが大きく影響していると思
ス リ ー)は、 高 エ ネ ル ギ ー 物 理 学 分 野(High Energy
われる。各参加機関は NII を通じて円貨により支払うこ
Physics: HEP)の 査 読 付 き ジ ャ ー ナ ル 論 文 の オ ー プ
とができるようになった。オープンアクセスの趣旨には
ンアクセス化を実現することを目的とした国際連携プ
賛同できるとしても、外貨による海外への直接払いが認
ロジェクトである。スイスにある欧州原子核研究機構
められていない(あるいは厳しく制限されている)大学
(CERN)が中心となり、HEP 分野の研究者を擁する世
等がまだ多く存在するのが国内の現状であり、今後もこ
界 2 0 ヵ国以上の研究機関、大学図書館等に協力を要請
うした国際プロジェクトに対する NII としての取り組み
している。
として期待されるであろう。また、国内の大学図書館
電子ジャーナル高騰問題を解決する取り組みとして期
コンソーシアムとして、PULC と JANUL コンソーシム
待される SCOAP 3 のビジネスモデルは、大学等の図書
を統合して 2 0 1 1 年度に誕生した大学図書館コンソーシ
館が「購読料」として従来支払っていた金額を対象とな
アム連合(JUSTICE)も昨年 9 月に開催された出版社に
る学術雑誌の「出版料」に振替(リダイレクト)すること
よるコンソーシアム提案説明会(版元提案説明会)にお
でオープンアクセス化を目指すというものであり、各大
いて CLOCKSS の事務局長を務める Randy S. Kiefer
学がリダイレクトする金額は従来の支払金額を下回るこ
氏の講演を企画したほか、メーリングリストを通じて
とが期待されている。
(図⑤)なお、各国に割り当てられ
3
図⑤ SCOAP によるモデル
投稿
従来のモデル
著者
雑誌 A(出版社1)
投稿料
契約
アクセ ス
研究者
大学 A
研究者
大学 B
研究者
その他
研究者
大学 A
研究者
大学 B
研究者
その他
査読
投稿
雑誌 B(出版社 2)
投稿料
契約
アクセ ス
査読
契 約 大 学(購 読 料 支 払 大 学)の 研 究 者 の みが アクセ ス可 能
SCOAP によるモデル
投稿
雑誌 A(出版社1)
著者
3
査読
投稿
雑誌 B(出版社 2)
契約
各国の助成団体・
研究機関・図書館
出資金
査読
3
(購読料を振り替え)
SCOAP
全ての 大 学 の 研 究 者 が アクセ ス可 能
Library
Annual Report
13
る財政的支援の期待額は、対象誌に掲載された論文数か
らの財政的支援を行うことになることから、国内の関係
ら試算される。日本の HEP 分野の論文数が、米国、ド
機関がどのように分担するべきか試算するために、昨年
イツに次ぐ 3 番目の主要国として世界全体の 7.1%を占
1 0 月から本年 3 月にかけて拠出額と削減額の調整のた
めることから、財政的支援期待額は総額で 7 8 1,0 0 0 ユー
めの作業が行われた。この作業をリコンシリエーション
ロとされている。
(Reconciliation)という。そのため、NII は国内大学等
同プロジェクトは 2 0 0 6 年に開始され、これまでに全
学術機関の協力を得て、対象誌(当初 7 社 1 2 誌であった
体の 7 割以上に相当する国が関心表明(Expression of
が、そのうち 4 誌についてはすでにオープンアクセス誌
Interest: EoI)に署名している。2 0 0 7 年に CERN 所長
となっていたため、最終的に 4 社 8 誌が対象となった)の
から日本への提案があり、高エネルギー加速器研究機
購読状況調査、同プロジェクトへの参加意向調査を実施
構、国公私立大学図書館協力委員会、NII で検討の結果、
した。その結果、参加機関数は 3 4 機関となった(1 月 2 9
2 0 1 1 年 8 月 3 1 日、三者が共同で EoI に署名した。
日現在)。本学図書館も、この取り組みに協力し、参加
今後、EoI に明記された条件が整った段階で、日本か
の意向を表明した。
出 典: 図③:学位 規 則の改 正等について http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/_ _icsFiles/afieldfile/2013/03/13/1331809_03.pdf
図④:国立情報学研究所提供
図⑤:国立情 報学研究所提 供 http://www.nii.ac.jp/sparc/scoap3/pdf/fig1.pdf
参考文献:学 位規則の一部を改正する省令の施行等に係る通知の修正について/文部科学省高等教育局大学振興課 平成25年3月22日
学位規則の一部を改正する省令の施行等について
(通知)/文部科学省 平成25年3月11日
学位規則改正に伴う博士論文等の送付に係る運用の変更について
(概要)/国立国会図書館 平成25年3月11日
学位規則改正に対する留意事項/学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ 2013年3月11日
学位規則改正に対する留意事項解説/学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ 2013年3月11日
「学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ」中間報告/国立国会図書館と大学図書館との連絡会 平成20年3月27日
Organizational and Business Perspectives on Open Access to Information / Oya Y. Rieger
(第7回 SPARC Japan セミナー 2012
(平成25年2月19日)発表資料)
CLOCKSSへ日本の大学図書館が参加/守屋文葉
(東京大学附属図書館)カレントアウェアネス-E No.183 2010年11月18日
3
SCOAP の現状、課題そして展望/安達淳/日本物理学会誌68
(1)50-51
3
SCOAP / SPARC Japan 国際学術情報流通基盤整備事業
http://www.nii.ac.jp/sparc/scoap3/index.html
14
Library
Annual Report
2012年度図書館主催展覧会報告
1
図書館新収資料展
新しい早稲田の宝
2
図書館所蔵肖像画展
面影をたずねて
会 期:2012 年 11 月7日(水)~ 12 月 19 日(水)
会 期:2013 年 3 月 22 日(金)~ 5 月 22 日(水)
会 場:総合学術情報センター 2 階展示室
会 場:総合学術情報センター 2 階展示室
図書館には毎年数
館蔵の古書、貴重書
多くの資料が収蔵さ
の中には、肖像画や、
れ る。 そ れ ら の ほ と
人物が描かれたさま
んどが一般の開架ス
ざまな作品が収蔵さ
ペ ー ス に 排 架 さ れ、
れている。それらの中
利用に供されている
から選んだ古代から
が、 古 書、 貴 重 書 と
近代までの作品を「忘
されるものについて
れがたき風貌」と題し
は古典籍総合データ
てご覧いただいたの
ベースを通して画像
が 2002 年 10 月のこと
をご覧いただくこと
で あ っ た。 本 展 は そ
は あ っ て も、 現 物 と
れから 10 年以上の時
接する機会はあまり
を 経 て、 あ ら た に 収
な い。 図 書 館 で は あ
集した資料を中心に
らたに収蔵した貴重な資料について多くの方々に知って
より充実した内容で開催したものである。今回は近世の国
いただくべく数年に一度新収資料展を開催しているが、
学者や洋学者、俳人、戯作者に対象を絞り込んだが、同一
今回は、前回(2005 年)から数えて 7 年ぶりの開催となっ
人物を描いた複数の作品を並べて展示し、比較できるよう
た。少し間が空いてしまったが、その分充実した内容を
にするなど、構成にも工夫を加えたことで、じゅうぶんに
楽しんでいただけたことと思う。
観賞にたえるものとなったと自負している。
おもな出陳資料は以下のとおりである。
おもな出陳資料は以下のとおりである。
・伝西行筆源氏集切(紙本墨書)
・小川破笠画 松尾芭蕉肖像 (絹本彩色)
・歌川国輝画 古今珍物集覧(錦絵)
・渡辺崋山原画 大空武左衛門肖像 (紙本彩色)
・近行遠通撰・菱川師宣画 江戸雀(版本)
・杉田玄白自画賛 (絹本彩色)
・淡島寒月画・會津八一賛 蛙図(紙本淡彩)
・中丸精十郎画 平賀源内肖像 (油彩)
・水野葉舟歌幅(紙本墨書)
・小林清親画 古代模様 紫式部 (錦絵)
・
「はちかづき」版木
一口に肖像画と言っても、その描き方はさまざまであ
・時祷書(彩色写本・ヴェラム)
る。もちろん写真ではないので、その人の姿そのままで
古書、貴重書の収集手段としては、既存のコレクショ
はないが、特に描かれた人物と描き手の関係が近いとき、
ンとの関係に配慮しつつ新たに購入するケースもあるが、
確かにこんな感じの人だったのかもしれないと思わせる
有志の方々からご寄贈いただくこともまた多い。図書館
作品となっている。また、同じ人物でも描き方一つで随
では、ご寄贈くださる方の「自分たちがしっかりと守っ
分と違った印象になることもあり、来場者にはそれぞれ
てきた資料を末永く保存し、広く公開してほしい」という
の見方で楽しんでいただけたと思う。
強い思いに応えるべく、すべての資料が後世に伝えるべ
大学図書館の役割、それは資料を通じて研究、教育に
き文化財であると同時に、現在の研究者のための活きた
いかに貢献してゆくかということに尽きよう。そのなか
資料であると考え、整理、公開につとめている。今回出
でも展覧会は早稲田大学図書館にしかない資料を広く
陳した資料の中にも寄贈されたものが多く含まれていた。
知っていただく機会であり、同時にそれにかかわる図書
今後寄贈していただく資料についても、折を見て、展覧
館員にとっては資料の調査、解説の作成といった業務を
会などを通して皆さんにご覧いただく機会を設けてゆき
通じて多くの事を学ぶ場でもある。今後もそうした重要
たいと考えている。
な役割を果してゆかなくてはならない。
Library
Annual Report
15
図書館協議員会および電子媒体検討委員会の動き
1
・主 管箇所である教務部より、2 0 1 3 年度図書関係予
図書館協議員会の動き
算について資料 2 のとおり内示があった。基本的に
前年度同額となっている。
6 月 2 2 日に開催された図書館協議員会(第 1 回)では、
・資 料 3 は図書関係予算の配分案である。データベー
2 0 1 1 年度決算および 2 0 1 2 年度予算について報告があ
ス資料費については、現在導入しているデータベー
り、原案のとおり了承された。
ス・電子ジャーナルのアクセスの維持を前提として
また、学習支援活動と図書館アカデミック・リエゾ
ンの取り組みについて報告があったほか、外国学術雑
データベース資料費を申請額通りの配分とし、図書
館配分を減額した。
誌の契約に関して、昨今の外国学術雑誌を取り巻く状
また学習支援連携委員会(第 11 回)の開催結果について
況の変化と図書館の契約状況について説明がおこなわ
報告があったほか、電子ジャーナル利用の拡充・拡大とア
れた。
クセスの安定的提供の課題について説明があった。
1 1 月 1 日に開催された図書館協議員会(第 2 回)では、
資料 1 のとおり、2 0 1 3 年度図書関係予算申請集約結果
および中央図書館・キャンパス図書館の 2 0 1 3 年度予算
申請について報告があり、了承された。
また新協議員に向けて、学習支援連携活動の実施状
資料2
況について紹介と報告があった。
1 2 月 2 1 日に開催された図書館協議員会(第 3 回)では、
2 0 1 3 年度図書関係予算(図書費・図書資料費・データ
ベース資料費・図書修繕費)について報告があり、原案
のとおり了承された。概要は次のとおり。
主管箇所(教務部)からの2013年度図書関係予算内示
13年度内示額 13年度申請額 12年度予算
(a)
(b)
450,357
586,179
460,878 -10,521
-2.3%
図書資料費(注) 177,443
196,621
175,611
1,832
1.0%
415,906
415,906
407,049
8,857
2.2%
1,043,706 1,198,706 1,043,538
168
0.0%
0
0.0%
図書費(注)
データベース資料費
合計
図書修繕費(注)
2013 年度図書費および図書資料費申請集約結果(概要) 1. 各箇所
箇所数
2013年度
申請
(a)
(単位:千円)
2012年度
増減
増減率
予算
(対2012年度予算)
{(a)
(b)
- }
(b)
/
(b) (a)
(b)
4.5%
15
98,935
94,652
4,283
研究科学生読書室(*2)
7
29,498
27,190
2,308
8.5%
学部(*3)
7
134,338 135,944 -1,606
-1.2%
博物館・研究所等(*4) 11
106,072 105,618
454
0.4%
2. 図書館
(中央図書館・高田記念図書館・戸山図書館・理工学図書館・所沢図書館)
図書館
413,957 273,085 140,872
415,906 407,049
51.6%
3. 全学共通
データベース資料費
8,857
2.2%
(*1)研
究科:政研、経研、法研、商研、商研(ビジネス専攻)
、教研、社学研、アジア太平洋研、国際情
報研、日本語研、政研(公共専攻)
、ファイナンス研、会計研、情シス研、教職研
(*2)研究科学生読書室:政研、経研、法研、商研、教研、社学研、会計研
(*3)学部:政経、法、教育、教育(教職課程)、商、理工学術院(学部共通)、社学
(*4)博
物館・研究所等:演博、理工学術院総研、比較法、産研、WBS、現政研、アジア太平洋セ、博物館、
教総研、オープン教育、競技スポーツ
2013 年度図書修繕費申請集約結果(概要)
1. 各箇所
箇所数
2013年度
申請
(a)
(単位:千円)
2012年度
増減
増減率
予算
(対2012年度予算)
(b)
(b) (a)
{(a)
(b)
- }
(b)
/
学部(*1)
5
9,880
9,745
135
1.4%
博物館・研究所等(*2)
7
16,116
16,051
65
0.4%
2. 図書館
(中央図書館・高田記念図書館・戸山図書館・理工学図書館・所沢図書館)
図書館
40,674 35,326 5,348
15.1%
(*1)学部:政経、法、教、商、社学
(*2)博
物館・研究所等:演博、理工学術院総研、比較法、産研、現政研、アジア太平洋セ、博物館
16
Library
Annual Report
61,122
66,670
61,122
注)
「図書費」
、
「図書資料費」
、
「図書修繕費」については、諸学校、本部機関、MNC、大学史資料セ
ンター、総合健康教育センター、法務研究科、各学部学生読書室を除く。
ご参考)2011年度データベース資料費決算額 436,571千円
資料1
研究科(*1)
(単位:千円)
増減
増減率
{ (b)
{ (b)
(a)
- } (a)
- } /(b)
資料3
2013年度図書関係予算配分(案)
1. 図書費・図書資料費・データベース資料費配分(案)
1)各箇所
(単位:千円)
増減
箇所数 12年度予算 13年度 13年度配分額
増減率
{ (a)
{ (a)
(b)
- } (b)
(a) 申請額
(b)
- }(
/ a)
研究科(*1)
15
94,652 98,935
97,712
3,060
3.2%
研究科学生読書室(*2) 7
27,190 29,498
28,988
1,798
6.6%
7
135,944 134,338 132,504
-3,440
-2.5%
博物館・研究所等(*4) 11
105,618 106,072 104,368
-1,250
-1.2%
2)図書館(中央図書館・戸山図書館・理工学図書館・所沢図書館)
273,085 413,957 264,228 -8,857
図書館
-3.2%
学部(*3)
3)全学共通
データベース資料費
407,049 415,906 415,906
8,857
2.2%
(*1)研究科:政研、経研、法研、商研、商研(ビジネス専攻)
、教研、社学研、アジア太平洋研、国際情
報研、日本語研、政研(公共専攻)
、ファイナンス研、会計研、情シス研、教職研
(*2)研究科学生読書室:政研、経研、法研、商研、教研、社学研、会計研
(*3)学部:政経、法、教、教(教職)
、商、理工学術院(学部共通)
、社学
(*4)博物館・研究所等:演博、理工学術院総研、比較法、産研、WBS、現政研、アジア太平洋セ、
博物館、教総研、オープン教育セ、競技スポーツ
1. 図書修繕費配分(案)
1)各箇所
(単位:千円)
箇所数 12年度予算 13年度 13年度配分額
増減
増減率
{ (a)
{ (a)
(b)
- } (b)
(a) 申請額
(b)
- }(
/ a)
5
9,745
9,880
9,745
0
0.0%
博物館・研究所等(*6) 7
16,051
16,116
16,051
0
0.0%
学部(*5)
2. 図書館(中央図書館・戸山図書館・理工学図書館・所沢図書館)
35,326 40,674 35,326
図書館
0
0.0%
(*5)学部:政経、法、教、商、社学
(*6)博物館・研究所等:演博、理工学術院総研、比較法、産研、現政研、アジア太平洋セ、博物館
図 書 館 協 議 員 会 お よ び 電 子 媒 体 検 討 委 員 会 の動き
図 書 館 協 議 員 会 お よ び 電 子 媒 体 検 討 委 員 会 の動き
2 月 5 日に開催された図書館協議員会(第 4 回)では、図書
館学習支援連携委員会(第 12 回)の検討経緯について報告が
あり、2012 年度の活動の報告とともに、2013 年度の活動計
画として新企画”Library Week”の開催予定が紹介された。
また電子媒体検討委員会の検討結果について報告が
あり、原案のとおり了承された。
2
電子媒体検討委員会の動き
2012年度図書館協議員会名簿
大
学
院
大
学
院
所 属 箇 所
政 治 学 研
協 議 員
究
科
小原 隆治(~ 2012.9.20)
究
科
若田部 昌澄(~ 2012.9.20)
斎藤 純一(2012.9.21 ~)
経
済
学
研
田中 久稔(2012.9.21 ~)
大
学
院
法
学
研
究
科
大
学
院
文
学
研
究
科
坂内 太
大
学
院
商
学
研
究
科
中村 信男(~ 2012.9.20)
青木 則幸(2012.9.21 ~)
藤田 誠(2012.9.21 ~)
大学院基幹理工学研究科 兼 基幹理工学部
例年 7 月もしくは 8 月に開催する第 1 回委員会が事情
募期間により実施した。
藪野 健(~ 2012.9.20)
菅野 由弘(2012.9.21 ~)
大学院創造理工学研究科 兼 創造理工学部
により開催できなかったため、電子媒体購入申請の公
募を、例年にならう形で 7 月 3 0 日から 1 0 月 1 2 日の公
松澤 伸(~ 2012.9.20)
所 千晴(~ 2012.9.20)
膳場 百合子
(2012.9.21 ~)
大学院先進理工学研究科 兼 先進理工学部
中島 啓幾(~ 2012.9.20)
中尾 洋一(2012.9.21 ~)
大 学 院 国 際 情 報 通 信 研 究 科
田中 良明
大
学
の互選の後、電子媒体購入申請の公募を事務的におこ
大
学
院
人
間
科
学
なったことが報告されるとともに、集約結果が報告さ
大
学
院
社
会
科
学
1 1 月 1 日に開催された委員会(第 1 回)では、委員長
れ、今後の検討スケジュールの説明があった。
1 月 2 9 日に開催された委員会(第 2 回)では、電子媒体
購入申請に関して本委員会のもとに設置した作業部会で
の検討経過 ・ 提案の説明があり、全学共通利用にふさわ
しい資料として、人民日報、および MathSciNet を導入
の推薦候補としてあげるとの提案があり、了承された。
究
科
雪嶋 宏一
研
究
科
中村 要
研
究
科
北村 能寛
大 学 院 ス ポ ー ツ 科 学 研 究 科
坂本 静男
大 学 院 ア ジ ア 太 平 洋 研 究 科
林 華生
大 学 院 日 本 語 教 育 研 究 科
高木 美嘉
大 学 院 情 報 生 産 シ ス テ ム 研 究 科
馬場 孝明
大
科
畠山 武道
大 学 院 フ ァ イ ナ ン ス 研 究 科
清水 信匡
大
科
秋葉 賢一
大 学 院 環 境・エ ネ ル キ ゙ ー 研 究 科
友成 真一
大
院
学
教
院
学
法
院
学
育
務
会
院
学
研
計
教
研
究
研
職
究
研
究
科
三村 隆男(~ 2012.10.31)
高橋 あつ子(2012.11.1 ~)
政
治
経
法
済
学
学
文
化
構
文
想
学
学
教
育
学
商
学
部
生駒 美喜
部
田村 達久
部
堀江 敏幸
部
甚野 尚志
部
田渕 句美子
部
中出 哲(~ 2012.9.20)
矢後 和彦(2012.9.21 ~)
社
会
科
学
部
後藤 光男
人
間
科
学
部
臼井 恒夫
部
深見 英一郎
部
安吉 逸季
院
八百幸 大
院
吉田 茂
校
伊沢 久
館
児玉 竜一
ス
2012年度図書館電子媒体検討委員会名簿
ポ
国
ー
際
ツ
教
科
養
等
学
学
委 員
久保 慶一
所 属 箇 所
現代政治経済研究所
高
畠山 武道
大学院法務研究科
芸
坂内 太
大学院文学研究科
演
雪嶋 宏一
大学院教育学研究科
総 合 人 文 科 学 研 究 セ ン タ ー
久保 克行
商学学術院総合研究所
中尾 洋一
大学院先進理工学研究科
比
北村 能寛
大学院社会科学研究科
商
学
深見 英一郎
スポーツ科学部
林 華生
大学院アジア太平洋研究科
現
代
安吉 逸季
国際教養学部
人
間
八百幸 大
本
庄
学
高
等
術
学
学
劇
博
物
安藤 文人(~ 2012.9.20)
陣野 英則(2012.9.21 ~)
較
所
黒沼 悦郎
究
所
川村 義則(~ 2012.9.20)
究
所
久保 慶一 タ
ー
中村 要(兼)
高等学院
ア ジ ア 太 平 洋 研 究 セ ン タ ー
林 華生(兼)
大野 髙裕
教務部長
国 際 情 報 通 信 研 究 セ ン タ ー
田中 良明(兼)
中島 達夫
図書館副館長
教
加藤 尚志(~ 2012.9.20)
中元 誠
図書館事務部長
荘司 雅之
図書館事務副部長兼総務課長
理
兼高田早苗記念研究図書館担当課長
ス ポ ー ツ 科 学 研 究 セ ン タ ー
坂本 静男(兼)
湯川 亜矢
図書館情報管理課長
日 本 語 教 育 研 究 セ ン タ ー
高木 美嘉(兼)
小林 邦久
理工学図書館担当課長
教
大野 髙裕
学
法
術
研
院
総
究
合
研
久保 克行(2012.9.21 ~)
政
総
育
治
合
経
研
総
済
究
合
セ
研
ン
研
究
所
谷山 公規(2012.9.21 ~)
工
学
術
務
院
総
合
部
研
究
所
長
山田 眞
Library
Annual Report
17
図書館日誌
中央図書館
2012年
4月
(4/2まで)
1 入学式につき図書館を開放
3 天候の悪化により開館時間短縮
(9:00-15:00)
高田早苗記念研究図書館
3 天候の悪化により開館時間短縮
(9:00-15:00)
3 天候の悪化により開館時間短縮
(9:00-15:00)
(第1回)
31 運営委員会
22 図書館協議員会(第1回)
23 夏季60日貸出開始(8/31まで)
7月
3 天候の悪化により開館時間短縮
(9:00-15:00)
理工学図書館
12 図書委員会(第1回)
5月
6月
戸山図書館
14 図書委員会(第2回)
(第1回)
1 運営委員会
27 専門科目試験のため学生読
書室早朝開室(8/1まで)
(8/31まで)
23 夏季60日貸出開始
(7/25まで)
23 西早稲田中学校職業体験受入
24 図書館学習支援連携員会(第10回)
8月
9月
10月 3 夏季休業期間につき開館時間短縮
(9/20まで)
3 夏季休業期間につき開館時間
短縮
(9/20まで)
3 夏季休業期間につき開館時間
短縮
(9/20まで)
4 オープンキャンパスにつき図書館を
開放(8/5まで)
3 慶應義塾大学実習生研修受入
(2名、9/14まで)
21 ホームカミングデーにつき図書館を
開放
(第2回)
10 運営委員会
4 図書委員会(第3回)
3 理工展のため学生読書室休室
(11/4まで)
1 図書館協議員会(第2回)
11月 3 夏季休業期間につき開館時間
短縮
(9/20まで)
1 電子媒体検討委員会(第1回)
27 図書館学習支援連携委員会
(第11回)
21 図書館協議員会(第3回)
12月 2013年
1月
2月
3月
25 冬季休業期間につき開館時間短縮
(12/28まで)
25 冬季休業期間につき開館時間
短縮(12/28まで)
29 電子媒体検討委員会(第2回)
25 冬季休業期間につき開館時間
短縮(12/28まで)
25 冬季休業期間につき開館時間
短縮(12/28まで)
(第3回)
30 運営委員会
30 専門科目試験のため学生読書室
早朝開室(2/4まで)
31 図書委員会(第4回)
1 図書館学習支援連携委員会
(第12回)
1 運営委員会
(第2回)
5 図書館協議員会(第4回)
6 蔵書点検
(2/28まで)
12 入試期間につき開館時間短縮
(2/22まで)
12 入試期間につき開館時間短縮
(2/22まで)
6 春季休業期間につき開館時間
短縮
(3/31まで)
蔵書点検につき休館
13,18
9 移転のため学生読書室休室
(3/30まで)
入試につき休館
16,19,21-22
25 卒業式につき図書館を開放
(3/26まで)
年間刊行物・印刷物
● 定期刊行物
18
●
早稲田大学図書館年報2011年度
2012.6
●
ふみくら No.83
2013.2
●
ふみくら No.82
2012.8
●
早稲田大学図書館紀要 No.60
2013.3
Library
Annual Report
所沢図書館
3 天候の悪化により開館時間短縮
(9:00-15:00)
15 図書委員会(第1回)
■ 2012年度 主な海外からの来訪者
2012年
6. 5
浙江大学
(中華人民共和国)
図書館情報センター一行
6. 6
華東師範大学
(中華人民共和国)
副学長一行
11.22
四川大学
(中華人民共和国)
中国俗文化研究所一行
12. 4
メルボルン大学
(豪)
図書館長
2013年
1.16
永新企業
(中華人民共和国)
副会長一行
3 夏季休業期間につき開館時間
短縮(9/20まで)
■ 図書館関連展覧会報告
展覧会名
9 図書委員会(第2回)
絵をよむ言葉:
開催期間
場 所
2012年5月21日∼7月7日
會津八一記念博物館
2012年8月1日∼8月2日
国際会議場1階ホール
早稲田をめぐる画家たちの物語
2012年9月24日∼11月10日
會津八一記念博物館
春城をめぐる印人たち
2012年10月1日∼11月17日
會津八一記念博物館
大隈重信と小野梓:建学の礎
2012年10月9日∼11月10日
大隈記念タワー125記念室
2012年11月7日∼12月19日
早稲田大学総合
美術批評家坂崎坦・坂崎乙郎のあつめた絵画
第53回全国歴史教育研究協議会
関係資料展示
25 冬季休業期間につき開館時間
短縮(12/28まで)
〈図書館新収資料展〉 新しい早稲田の宝
学術情報センター2階展示室
〈図書館所蔵肖像画展〉 面影をたずねて
2013年3月22日∼5月22日
早稲田大学総合
学術情報センター2階展示室
6 春季休業期間につき開館時間
短縮(3/31まで)
13 図書委員会(第4回)
Library
Annual Report
19
人事
専任職員異動
館長
・副館長 ・嘱任(管理職)
日付
氏 名
新
旧
9.20
和田 敦彦 教育・総合科学学術院
副館長退任
9.21
飯島 昇藏 政治経済学術院
館長再任
9.21
ローリー ゲイ 法学学術院
副館長新任
9.21
中島 達夫
理工学術院
副館長再任
学外機関委員等嘱任
嘱 任
国公私立大学図書館協力委員会
国立情報学研究所連携・協力推進会議 委員
2010年12月∼
氏 名
飯島 昇藏
(図書館長)
中元 誠
(事務部長)
大学図書館コンソーシアム連合
(JUSTICE)
運営委員会委員 中元 誠
2012年8月1日∼2013年3月31日
(事務部長)
笹渕 洋子
(総務課)
国公私立大学図書館協力委員会専門委員会
「大学図書館著作権検討委員会」委員
2011年4月1日∼2013年3月31日
専任職員異動・嘱任(一般職)
(管理職)
日付
6.1
氏 名
新
古川 千紘 資料管理課
監査室
小西麻知子 高田早苗記念研究図書館 学生部学生生活課
6.1
村田 聡史 財務部経理処理集中化
6.1
金 知子 財務部経理処理集中化
6.1
プロジェクト室
プロジェクト室
亀本 道政 総務課
書館担当課長)
資料管理課
国公私立大学図書館協力委員会専門委員会
「大学図書館研究編集委員会」委員
2011年4月1日∼2013年3月31日
チェイ 佳
理工学図書館
理工学図書館
「シンポジウム企画・運営委員会」委員
2012年4月1日∼2013年3月31日
6.1
押川 幸玄 利用者支援課
人事部付
(新入職員)
兼利用者支
荘司 雅之
(事務副部長兼
総務課長兼高田
早苗記念研究図
財務部経理処理集中化
利用者支援課
多田 智子
(事務副部長
援課長)
国公私立大学図書館協力委員会
書館担当課長)
プロジェクト室
(出向)
6.1
総務課長兼高田
早苗記念研究図
旧
6.1
荘司 雅之
(事務副部長兼
国公私立大学図書館協力委員会専門委員会
服部 光泰
「大学図書館著作権検討委員会ワーキンググループ」委員 (情報管理課)
2011年4月1日∼2013年3月31日
国立情報学研究所 学術コンテンツ運営・連携本部 委員
2012年4月1日∼2013年3月31日
国立情報学研究所
飯島 昇藏
(図書館長)
荘司 雅之
学術コンテンツ運営・連携本部図書館連携作業部会 委員 (事務副部長兼
2012年4月1日∼2013年3月31日
専任職員異動(選択定年)
専任職員退職
・嘱任(管理職)
日付
11.30
氏 名
新
所属
加藤 早苗 高田早苗記念研究図書館
総務課長兼高田
早苗記念研究図
旧
選択定年退職
書館担当課長)
国立情報学研究所
次世代学術情報基盤構築検討委員会
(仮称)委員
2012年4月1日∼2013年3月31日
荘司 雅之
(事務副部長兼
総務課長兼高田
早苗記念研究図
書館担当課長)
私立大学図書館協会
協会賞審査委員会 委員
2011年4月1日∼2013年3月31日
荘司 雅之
(事務副部長兼
総務課長兼高田
早苗記念研究図
書館担当課長)
私立大学図書館協会
東地区部会研究部運営委員会 委員
高橋 正広
(所沢図書館)
2011年4月1日∼2013年3月31日
私立大学図書館協会
東地区部会研究部研修委員会 委員
藤原 明子
(利用者支援課)
2012年4月1日∼2014年3月31日
情報とドキュメンテーション
(ISO/TC46)
品質−統計及び評価に関する標準化委員会
(SC8)委員
湯川 亜矢
(情報管理課長)
2012年4月1日∼2013年3月31日
情報とドキュメンテーション
(ISO/TC46)
鈴木 努
技術的相互運用性に関する標準化委員会
(SC4)委員 (利用者支援課)
2012年4月1日∼2013年3月31日
20
Library
Annual Report
統計 概況
●所蔵図書資料:図書(2012年度末)
4%
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
戸山図書館
6%
理工学図書館
所沢図書館
教員図書室・研究所等図書室
学生読書室
学院・本庄学院図書室
15%
■ 所蔵図書資料:図書(冊数)
48%
3%
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
戸山図書館
8%
理工学図書館
所沢図書館
教員図書室・研究所等図書室
学生読書室
8%
学院・本庄学院図書室
総 計
9%
和
洋
計
1,755,403
921,754 2,677,157
184,219
317,606
501,825
317,356
134,572
451,928
200,463
232,643
433,106
138,219
47,621
185,840
484,745
339,046
823,791
296,204
40,426
336,630
209,245
4,829
214,074
3,585,854 2,038,497 5,624,351
※1 中央図書館は本庄保存書庫分、
理工学図書館は理工学生読書室分を含む
(以下
同様)
※2 教員図書室・研究所等図書室は政経・法文センター・教育・商・社学・演博・材研・政経研・
大学史の合算数
(以下同様)
※3 学生読書室は政経・法・教育・商・社学・日本語センター・国際教養・法研の合算数
(以
下同様)
※4 製本雑誌を含む。
●所蔵図書資料:雑誌(2012年度末)
1%
0%
中央図書館
戸山図書館
理工学図書館
所沢図書館
教員図書室・研究所等図書室
学生読書室
31%
学院・本庄学院図書室
38%
■ 所蔵図書資料:雑誌(種類数)
中央図書館
戸山図書館
理工学図書館
所沢図書館
11%
3%
15%
教員図書室・研究所等図書室
学生読書室
学院・本庄学院図書室
総 計
和
12,156
4,949
4,011
856
11,797
602
214
34,585
洋
4,750
1,236
4,054
1,048
8,709
66
28
19,891
計
16,906
6,185
8,065
1,904
20,506
668
242
54,476
※1 新聞を含む。
Library
Annual Report
21
統計 概況
●年間受入図書資料:雑誌
●年間受入図書資料:図書
(冊)
購 入
寄 贈
和
(種)
計
日本語
外国語
計
洋
和
洋
15,235
15,399
5,143
6,161
8,905
7,962
5,395
6,998
34,678
36,520
中央図書館
4,373
4,415
1,088
1,159
5,461
5,574
高田早苗記念研究図書館
1,882
1,990
4,584
4,076
492
683
376
1,435
7,334
8,184
戸山図書館
883
825
286
301
1,169
1,126
戸山図書館
8,234
7,920
1,584
1,791
769
812
704
642
11,291
11,165
理工学図書館
777
884
182
220
959
1,104
理工学図書館
2,202
2,392
360
460
1,402
1,349
408
408
4,372
4,609
所沢図書館
434
425
101
103
535
528
所沢図書館
2,538
3,656
239
228
145
59
1
195
2,923
4,138
教員図書室・研究所等図書室
3,303
3,063
2,392
2,533
5,695
5,596
教員図書室・研究所等図書室
2,413
2,535
1,570
1,857
4,931
5,620
2,142
2,379
11,056
12,391
学生読書室
569
605
81
85
650
690
8,242
10,559
672
1,150
737
1,557
483
434
10,134
13,700
学院・本庄学院図書室
300
294
45
42
345
336
5,268
5,303
281
48
391
211
1
2
5,941
5,564
10,639
10,511
4,175
4,443
14,814
14,954
46,014
49,754
14,433
15,771
17,772
18,253
9,510
12,493
87,729
96,271
中央図書館
学生読書室
学院・本庄学院図書室
総 計
総 計
※1 下段は前年度数
※2 新聞を含む。
※1 下段は前年度数
※2 高田早苗記念研究図書館の受入数は、関連箇所(政経教員図、法文センター、教育教員図、
商研図、社学教員図、現代政経研図)の予算による購入分を含む。購入後直ちに中央図書館
へ移管した7-9門の分野の図書は含まない
※3 製本雑誌を含む。
●総資料費の推移
(千円)
1,400,000
(千円)
2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度
622,231
632,136
700,630
743,470
722,805
1,272
885
708
798
918
戸山図書館
82,506
82,595
79,124
66,497
73,161
理工学図書館
57,386
59,306
60,421
60,176
62,361
所沢図書館
23,076
29,772
32,035
29,055
27,519
373,255
382,419
369,053
352,949
338,212
学生読書室
46,132
43,689
44,074
46,224
38,911
学院・本庄学院図書室
22,006
19,827
23,053
19,267
18,727
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
教員図書室・研究所等図書室
総計
1,200,000
1,000,000
800,000
600,000
1,227,864 1,250,629 1,309,098 1,318,436 1,282,614
400,000
※1 決算処理後額につき、支出額とは異なる。
中央図書館
所沢図書館
高田早苗記念研究図書館
教員図書室・研究所等図書室
戸山図書館
学生読書室
理工学図書館
学院・本庄学院図書室
200,000
0
2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度
22
Library
Annual Report
●利用状況
■ 貸出冊数(2012年度)
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
戸山図書館
理工学図書館
所沢図書館
教員図書室・研究所等図書室
学生読書室
学院・本庄学院図書室
総計
(冊)
347,349
22,757
138,845
137,066
33,956
2,611
139,913
18,870
841,367
2%
17%
0%
4%
41%
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
16%
戸山図書館
理工学図書館
所沢図書館
教員図書室・研究所等図書室
学生読書室
17%
学院・本庄学院図書室
■ 入館者数(2012年度)
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
戸山図書館
所沢図書館
主な学部学生読書室
(早稲田キャンパス)
総計
3%
(人)
940,957
34,008
407,964
93,715
594,116
2,070,760
29%
※1 理工学図書館の入館者数は、システムの関係上集計されていない。
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
45%
戸山図書館
所沢図書館
主な学部学生読書室(早稲田キャンパス)
5%
20%
2%
Library
Annual Report
23
統計
●2012年度 図書館予算・決算
中 央 図 書 館 ・ キ ャ ン パ ス 図 書 館( 高 田 早 苗 記 念 研 究 図 書 館 、 戸 山 図 書 館 、 理 工 学 図 書 館 、 所 沢 図 書 館 )
(円)
予算額
差異
219,824,000
284,925,537
91,030,000
71,640,882
19,389,118
407,049,000
478,821,337
-71,772,337
一般運営経費
26,921,000
18,873,559
8,047,441
修繕費
55,594,000
37,982,083
17,611,917
委託費
185,574,000
174,253,462
11,320,538
賃借料
4,045,000
16,130,498
-12,085,498
設備関係費
4,969,000
7,392,167
-2,423,167
一般研究費
3,165,000
2,262,070
902,930
予備費
8,873,000
0
8,873,000
図書費
図書資料費
デ ータ ベ ー ス 資 料 費
合 計
-65,101,537
388,000
314,520
73,480
1,007,432,000
1,092,596,115
-85,164,115
海外校務出張旅費
※1 人件費は含まず。データベース資料費の一部には、利用契約期間が2013年度のものも含む。
●2012年度 各図書館別 図書費・図書資料費予算
(円)
図書費
図書資料費
合計
中央図書館
180,592,000
48,595,000
229,187,000
戸山図書館
56,801,000
27,212,000
29,589,000
理工学図書館
6,100,000
650,000
6,750,000
所沢図書館
5,920,000
10,456,000
16,376,000
256,795,000
51,132,000
307,927,000
高田早苗記念研究図書館
※1 高田早苗記念研究図書館の図書費・図書資料費は、
同図書館より執行される関連箇所
(5学部10研究科6研究所)
および図書館予算の合算額。
●年間受入図書資料数
中央図書館
購 入
2012年度
和 書 (冊)
2012年度
7,293
5,921
合 計
前年度
5,130
2012年度
前年度
13,814
12,423
5,143
6,161
3,904
5,765
9,047
11,926
計 (冊)
13,036
13,454
9,825
10,895
22,861
24,349
雑誌(種)
和
1,221
1,229
3,152
3,186
4,373
4,415
洋
897
971
191
188
1,088
1,159
(0)
(1)
(23)
(37)
(R)
(S)
(23)
312
(0)
0
(36)
428
(0)
0
0
4,241
312
4,669
(0)
(0)
(0)
(0)
0
0
0
0
(点)
126
56
50
8
176
64
一般図書・参考図書(冊)
7,342
8,106
630
337
7,972
8,443
視 聴 覚 資 料
※1
※2
※3
※4
Library
Annual Report
7,893
寄 贈
前年度
洋 書 (冊)
マイクロ資料
24
決算額
( )
は種類数。
和書は中国語・ハングルを含む。
雑誌は新聞を含む。
視聴覚資料はビデオテープ、
レーザーディスク、CD、録音テープ
(含、
カセット)
、
レコード、DVD。
●年間受入図書資料数
高田早苗記念研究図書館
購 入
2012年度
寄 贈
前年度
2012年度
合 計
前年度
2012年度
前年度
和 書( 冊 )
1,882
1,990
492
683
2,374
2,673
洋 書( 冊 )
4,584
4,076
376
1,435
4,960
5,511
合 計( 冊 )
6,466
6,066
868
2,118
7,334
8,184
前年度
2012年度
前年度
8,389
※1 和書は中国語、
ハングルを含む。
※2 購入後直ちに中央図書館へ移管した7-9門分野の図書は含まない。
戸山図書館
購 入
寄 贈
前年度
和 書( 冊 )
8,234
7,920
494
469
8,728
洋 書( 冊 )
1,584
1,791
245
171
1,829
1,962
合 計( 冊 )
和
雑誌(種)
洋
9,818
9,711
739
640
10,557
10,351
204
202
674
618
878
820
273
285
8
11
281
296
6
5
0
0
6
5
視 聴 覚 資 料( 種 )
2012年度
合 計
2012年度
※1 和書は中国語、
ハングルを含む。
理工学図書館
購 入
2012年度
寄 贈
前年度
合 計
2012年度
前年度
2012年度
前年度
和 書( 冊 )
127
128
123
200
250
328
洋 書( 冊 )
330
433
46
57
376
490
合 計( 冊 )
和
雑誌(種)
洋
457
561
169
257
626
818
474
424
248
381
722
805
114
129
66
89
180
218
視 聴 覚 資 料( 種 )
0
0
0
0
0
0
学 生 読 書 室( 冊 )
2,105
2,291
271
131
2,376
2,422
2012年度
前年度
2012年度
前年度
2012年度
前年度
和 書( 冊 )
2,537
3,596
145
119
2,682
3,715
洋 書( 冊 )
240
288
1
135
241
423
所沢図書館
購 入
合 計( 冊 )
和
雑誌(種)
洋
視 聴 覚 資 料( 種 )
寄 贈
合 計
2,777
3,884
146
254
2,923
4,138
288
280
134
133
422
413
88
90
8
8
96
98
2
13
1
0
3
13
Library
Annual Report
25
統計
●所蔵図書資料
中 央 図 書 館 ・ キ ャ ン パ ス 図 書 館( 高 田 早 苗 記 念 研 究 図 書 館 、 戸 山 図 書 館 、 理 工 学 図 書 館 、 所 沢 図 書 館 )
中央図書館
高田早苗記念研究図書館
図書
(冊)
2011年度末数
整 理 数
移籍増減数
(冊)
2011年度末数
整 理 数
移籍増減数 2012年度末累計
研究図書合計
2,061,409
22,775
876
2,085,060
和 書
181,863
2,374
-18
184,219
和書
1,279,880
11,615
801
1,292,296
洋 書
312,870
4,960
-224
317,606
781,529
11,160
75
792,764
合 計
494,733
7,334
-242
501,825
内 訳
洋書
334,434
3,845
0
338,279
和書
214,300
2,354
0
216,654
雑 誌 合 計
内 訳
洋書
120,134
1,491
0
121,625
一般図書合計
245,065
7,812
-3,953
248,924
和書
238,359
7,434
-3,951
241,842
洋書
6,706
378
-2
7,082
5,286
94
-486
4,894
和書
5,001
94
-484
4,611
洋書
285
0
-2
283
内 訳
参考図書合計(一般)
内 訳
(20,107)
(765)
(-494)
(20,378)
和書
(11,761)
(606)
(-431)
(11,936)
洋書
(8,346)
(159)
(-63)
34,526
-3,563
参考図書合計(研究)
内 訳
総 合 計
2,646,194
(8,442)
2,677,157
※1 和書は中国語・ハングルを含む。
※2 購入後直ちに中央図書館へ移管した7-9門分野の図書は含まない。
視聴覚資料
(種)
2011年度末数
整 理 数
マイクロフィルム
0
0
0
0
マイクロフィッシュ
0
0
0
0
CD-ROM
0
0
0
0
2011年度末数
整 理 数
移籍増減数
2012年度末累計
図書
(冊)
170,483
3,238
-15
173,706
和書
88,554
1,327
-6
89,875
洋書
81,929
1,911
-9
83,831
140,889
7,366
-2,220
146,035
和書
137,687
7,366
-2,220
142,833
洋書
3,202
0
0
3,202
論系・コース室図書
69,484
224
-1,210
68,498
和書
51,622
200
-1,208
50,614
洋書
17,862
24
-2
17,884
380,856
10,828
-3,445
388,239
2011年度末数
新 受 入
移籍増減数
2012年度末累計
和
4,927
22
0
4,949
洋
1,235
1
0
1,236
6,162
23
0
6,185
2011年度末数
整 理 数
ビデオテープ
34
0
0
34
DVD
81
0
0
81
マイクロフィルム
88
1
0
89
マイクロフィッシュ
169
1
0
170
CD-ROM
171
4
0
175
52
0
-46
6
研 究 図 書
内 訳
学 習 図 書
雑誌
(種)
2011年度末数
和
洋
合 計
新 受 入
移籍増減数
52
0
4,745
5
0
4,750
16,849
57
0
16,906
12,104
2012年度末累計
12,156
移籍増減数 2012年度末累計
戸山図書館
※1 和書は中国語・ハングルを含む。
※2
( )
は研究図書の参考図書扱い
(内数)
。
内 訳
内 訳
合 計
※1 新聞を含む。和は中国語・ハングルを含む。
雑誌
視聴覚資料
整 理 数
移籍増減数
2012年度末累計
ビデオテープ
4,722
0
0
4,722
レーザーディスク
5,108
0
0
5,108
13,225
6
0
13,231
1,557
0
0
1,557
20,715
0
0
20,715
5,798
170
0
5,968
(1)
0
(1,583)
312
0
84,993
(0)
0
(347)
0
0
904,979
(23)
0
(308)
CD
録音テープ(含、カセット)
レコード
DVD
マイクロフィルム
CD-ROM
(1,582)
84,681
(347)
904,979
(285)
※1 ( )
は種類数。種類数には継続受入分は含まない。
Library
Annual Report
(種)
(点)
2011年度末数
マイクロフィッシュ
26
図書
2012年度末累計
内 訳
合 計
視聴覚資料
その他
(種)
移籍増減数 2012年度末累計
●所蔵図書資料
理工学図書館
図書
(冊)
移籍増減数 2012年度末累計
326,281
1,996
-88
328,189
113,287
1,260
-88
114,459
洋書
212,994
736
0
213,730
110,048
2,376
-7,507
104,917
和書
109,079
2,344
-7,437
103,986
洋書
969
32
-70
931
436,329
4,372
-7,595
433,106
2011年度末数
新 受 入
移籍増減数
2012年度末累計
学生読書室
内 訳
整 理 数
和書
理工学図書館
内 訳
2011年度末数
合 計
雑誌
(種)
内 訳
和
3,780
78
*
4,011
洋
3,295
7
*
4,054
7,075
85
*
8,065
合 計
※1 2012年度より算出方法を変更。
視聴覚資料
(種)
2011年度末数
整 理 数
移籍増減数 2012年度末累計
14
0
-12
2
マイクロフィッシュ
1
0
12
13
CD-ROM
0
0
0
0
マイクロフィルム
所沢図書館
図書
(冊)
2011年度末数 整 理 数
移籍増減数
2012年度末累計
138,219
和 書
136,955
2,832
-1,568
洋 書
47,272
362
-13
47,621
合 計
184,227
3,194
-1,581
185,840
雑誌
(種)
2011年度末数
新 受 入
移籍増減数 2012年度末累計
和
844
13
-1
856
洋
1,045
3
0
1,048
合 計
1,889
16
-1
1,904
視聴覚資料
(種)
2011年度末数 整 理 数
ビデオテープ
レーザーディスク
DVD
移籍増減数
2012年度末累計
289
0
0
27
0
0
27
104
2
0
106
289
5
0
0
5
マイクロフィルム
40
0
0
40
CD-ROM
11
1
0
12
録音テープ(含、カセット)
Library
Annual Report
27
統計
●利用状況
中央図書館・キャンパス図書館(高田早苗記念研究図書館、戸山図書館、理工学図書館、所沢図書館)
・おもな学部学生読書室(早稲田キャンパス)
■ 開館日数
28
(日)
2012年度
318
前年度
316
高田早苗記念研究図書館
279
277
戸山図書館
277
272
理工学図書館
275
271
理工学部学生読書室
237
257
所沢図書館
279
279
中央図書館
※1 中央図書館は日曜・祝日開館39日を含む。
■ 入館者数
(人)
教 職 員
中央図書館
2012年度
前年度
26,917
大学院学生
135,710
学部学生
636,521
校 友
85,672
そ の 他
56,137
合 計
28,385
137,908
647,087
89,933
56,526
940,957
959,839
高田早苗記念
研究図書館
2012年度
前年度
4,195
24,523
2,491
638
2,161
34,008
3,917
23,599
2,003
568
2,036
32,123
戸山図書館
2012年度
前年度
10,358
40,411
345,623
8,624
2,948
407,964
10,726
36,040
324,887
8,262
1,536
381,451
所沢図書館
2012年度
前年度
2,432
12,235
76,428
578
2,042
93,715
1,765
13,530
72,440
436
2,184
90,355
※1 理工学図書館の入館者数は、
システムの関係上集計されていない。
お も な 学 部 学 生 読 書 室( 早 稲 田 キ ャ ン パ ス )
(人)
2012年度
政治経済学部
前年度
46,033
44,375
法学部
170,494
158,699
教育学部
136,341
122,613
59,431
56,241
164,375
167,874
社会科学部
商学部
国際教養学部
日本語センター
合計
17,442
14,417
594,116
564,219
※1 学生読書室は主に学生を利用の対象としているため、
内訳を省略し合計人数のみ記載する。
■ 貸出冊数
中央図書館
(冊)
教職員
17,555
大学院学生
37,250
学部学生
55,110
その他
9,156
合 計
119,071
研究図書
2012年度
前年度
19,238
39,214
54,700
9,958
123,110
一般図書
2012年度
前年度
8,917
36,851
176,742
5,768
228,278
9,667
39,123
177,446
6,412
232,648
合 計
2012年度
前年度
26,472
74,101
231,852
14,924
347,349
28,905
78,337
232,146
16,370
355,758
高田早苗記念研究図書館
図 書
(冊)
教職員
大学院学生
その他
合 計
5,528
15,346
1,883
22,757
5,182
17,064
1,863
24,109
2012年度
前年度
お も な 学 部 学 生 読 書 室( 早 稲 田 キ ャ ン パ ス )
2012年度
(冊)
前年度
政治経済学部
12,723
11,906
法学部
35,482
33,981
教育学部
23,009
22,104
社会科学部
13,435
13,382
商学部
30,132
32,994
国際教養学部
日本語センター
合計
8,752
9,187
12,998
11,160
136,531
134,714
※1 学生読書室は主に学生を利用の対象としているため、
内訳を省略し合計冊数のみ記載する。
Library
Annual Report
●利用状況
戸山図書館
(冊)
教職員
1,479
大学院学生
3,650
学部学生
4,666
その他
1,028
合 計
10,823
研究図書
2012年度
前年度
1,474
3,262
5,099
964
10,799
学習図書
2012年度
前年度
4,717
13,384
108,535
1,386
128,022
4,395
12,370
102,685
1,345
120,795
合 計
2012年度
前年度
6,196
17,034
113,201
2,414
138,845
5,869
15,632
107,784
2,309
131,594
教職員
867
大学院学生
2,775
学部学生
その他
3,649
455
848
2,741
3,469
703
7,761
理工学図書館
(冊)
合 計
7,746
理工学図書館
2012年度
前年度
学生読書室
2012年度
前年度
1,642
20,096
106,342
1,240
129,320
1,786
20,341
119,822
1,398
143,347
合 計
2012年度
前年度
2,509
22,871
109,991
1,695
137,066
2,634
23,082
123,291
2,101
151,108
教職員
大学院学生
所沢図書館
(冊)
2012年度
前年度
図 書
学 部学生
その他
合 計
1,850
6,574
24,718
814
33,956
2,050
6,944
26,755
560
36,309
■ 学外相互協力
(件)
文献複写
依頼
受付
資料貸借
国内
海外
計
国内
2012年度
6,815
472
7,287
前年度
5,708
315
6,023
2012年度
5,943
141
前年度
6,626
155
総計
海外
計
2,099
67
2,166
9,453
1,843
113
1,956
7,979
6,084
894
494
1,388
7,472
6,781
795
260
1,055
7,836
※1 依頼は実際に提供された件数。受付は実際に提供した件数。
■複写枚数
中
(枚)
2,618,675
2,340,038
2,271,991
140,695
145,295
163,953
戸
館
390,974
360,528
347,645
館
109,035
78,740
87,174
館
112,440
86,844
88,798
3,371,819
3,011,445
2,959,561
山
工
書
2012年度
館
所
図
2011年度
高田早苗記念研究図書館
理
央
2010年度
図
学
書
沢
図
図
合
書
書
計
※1 セルフ式コピー機による電子複写枚数。
※2 理工学図書館は理工学読の分は含まない。 お も な 学 部 学 生 読 書 室( 早 稲 田 キ ャ ン パ ス )
2010年度
政治経済学部
(枚)
2011年度
2012年度
19,697
21,507
18,131
628,790
738,824
567,321
教育学部
42,037
38,691
36,060
社会科学部
21,112
20,561
20,025
97,020
93,837
76,668
法学部
商学部
国際教養学部
日本語センター
合計
32,636
28,577
26,356
841,292
941,997
744,561
※1 セルフ式コピー機による電子複写枚数。
Library
Annual Report
29