※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 2015 年 度 業 務 報 告 (2015年4月1日~2016年3月31日) Ⅰ.2015年度運営方針と重点活動計画 性」による差異を克服して,世界レベルで対応 していくための「協調性」が求められています。 日本知的財産協会(JIPA)は,1938年の創 知財制度は,こうした世界の潮流を受け, 「多 設以来,非営利の非政府系の民間団体として発 様性」を踏まえつつ, 「競争」と「協調」の両 展し,世界最大の知財ユーザー団体となって現 側面から変化し続けています。例えば,気候変 在に至っております。昨年,活動基盤を万全と 動枠組条約や生物多様性条約において知的財産 するため一般社団法人に生まれ変わりました 権との関係が言及されたり,医薬品アクセスに が,従前と変わらない理念に立脚して責任ある 関連してのインドでの強制実施権の発動,また 知財ユーザー団体として活動を続けておりま 各国・地域の経済活動の関連では,中国の経済 す。すなわち,JIPAは創設以来,国内外の関 成長に伴う出願件数の爆発的な伸張,特許制度 係官庁及び関係団体に対して,一貫して民間の に生じた歪みを修正する米国特許法改正,欧州 独立性を維持して見解を発信してきたことに鑑 経済圏のさらなる統一性を目指す単一効特許制 み,法人となった一般社団法人日本知的財産協 度と統一特許裁判所への歩み,他地域からの投 会も,将来に亘って永久にその民間の独立性を 資を活性化させるアセアン諸国の知財制度整備 担保して管理,運営することとし,活動してお への取り組みなどです。 ります。 わが国も2003年から策定されている「知的財 さて,日本経済は第2次安倍内閣発足後,緩 産推進計画」 「 ,日本再興戦略」及び一昨年の「知 やかに回復をしているところですが,成長戦略 的財産政策に関する基本方針」などによって政 として策定された「日本再興戦略2014」に指摘 策が明らかにされ,関係政府機関で知財に関わ があるように,日本経済はまだ本格的な成長軌 る施策が国策として着実に進められてきたとこ 道に乗っているわけではありません。一方,経 ろです。また,国際的な視点ではTPPやRCEP 済活動を世界レベルで眺めれば,かつての経済 交渉,各国との経済連携協定交渉などで知的財 恐慌の例に留まらず,リーマンショックや欧州 産制度が重要な交渉課題として取り扱われてい 債務危機,中国のシャドーバンキング問題など ます。 からわかるように,世界経済は各国・各地域の JIPAは,政策面で多くのプロジェクトを形 経済活動の深い相互関連の上に成り立ってお 成し,また,専門家集団である委員会が活発に り,こうした経済活動の相互関連はますます密 活動し,事務局がこれらを安定的に支える構造 接となっています。経済活動での関連性という を持っており,様々な課題に対し機動的に取り 点からだけではなく,安全保障や地球環境・気 組める組織となっています。また,これまで国 候変動への対応,人口爆発問題と食糧問題,医 内外の政府機関やWIPOなどの国際機関へ多く 療問題など,人類共通の課題だけでなく一国ま の意見発信を行い,制度の改革や運営に貢献す たはある地域の困難に対しても世界全体で立ち ることによって,それら機関からの信頼を得て 向かうべき必要が出てきております。言うまで おります。本年度もこうした強みを活かし,変 もなく,日本を含め世界を眺めてみれば多様な 化し続ける環境に対応し,また,変化の先取り 価値観があるのであり,世界全体で物事を考え をしていける組織を目指し,更なる活動体制の ようとすることにより価値観の差異が顕在化す 強化と様々なネットワークの充実を図っていま ることとなりますが,こうした価値観の「多様 す。人材育成のプラットフォームとして,JIPA 1 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 の研修制度は他に比肩するものが無い充実した 容の充実 ものになっており,JIPA自身が多様な人材の ④ 地方会員の知財活動支援 参集する組織としてイノベーティブであるべ ⑤ 広報活動の活性化 く,研修のみならず様々な場,例えば,関西や 東海,中国・四国・九州その他の地域で会員の 皆様が集える場,その他国内外の団体や機関と 連携した場も設定しました。 本年度も,冒頭のJIPAスローガンを踏襲し, 「Creating IP Vision for the World」を念頭に, (3)人材育成 ① 時代や制度の変化に対応できる人材の 育成 ② 知財グローバル人材等の育成 ③ 10年を迎え一新した知財変革リーダー 育成研修の充実 「世界から期待され,世界をリードするJIPA」を (4)当協会の法人化後の運営体制整備 目指し,以下の基本方針に基づき,基本方針を ① JIPA規程,マニュアル等の整備 達成するための重点活動計画を着実に実行し, ② JIPA事務局及び事務局サポート専門 これら活動を通じて,会員の皆様それぞれが経 営への貢献する役割を遂行してまいりました。 Ⅱ.重点活動の基本方針 (1)日本の競争力強化および世界の範たる知 Ⅳ.部 会,業種別部会,知的財産問題研究 会活動 (1)関東部会・関西部会は各11回開催(内, 財制度構築 1回は定時社員総会時に合同開催) ,東海 ① 活動体制の強化 地区協議会3回,中国・四国・九州地区協 ② グローバル活動の推進 議会は臨時を含め4回開催。都合3,283社, ③ JIPA内部活動の活性化 3,791名が参加。 (2)将来の日本を担う知財人材の育成 ① 変化に対応した研修プログラムによる 知財活動の基盤となる人材の育成強化 ② グローバルビジネスに対応できる人材 の育成のための研修プログラムの立ち上 げ,充実 (3)法人運営に関する制度,体制の整備作り (4)効率的な運営と会員の知財活動への貢献 Ⅲ.基本方針を達成するための重点活動計画 (1)グローバル活動の推進 ① 制度調和に向けた国際政策活動 ② 日中企業連携会議の継続開催等 ③ WIPOによる制度国際化推進への協力 (2)JIPA内部活動(専門委員会やPJ等)の 活性化 ① 2020年を見据えた知財のあり方につい ての研究 ② 職務発明制度の改正に向けた活動推進 ③ 新興国に関するIP情報の提供とその内 2 家体制の強化 (2)業種別部会 ・8業種別部会で,延べ39回開催。1,914社, 2,614名が参加。 (3)知的財産問題研究会 ・関東:参加人員60名,5グループに分けて 研究会を開催。 ・関西:参加人員41名,5グループに分けて 研究会を開催。 [広島地区1グループ(6名) ,九州地区1 グループ(9名)を含む] ・東海:参加人員16名,3グループに分けて 研究会を開催。 Ⅴ.2015年度専門委員会及びプロジェクト (以下PJと称す) 専門委員会は,21委員会にて78テーマについ て(253社,延べ750名が参画) ,また,PJ関連 は8PJでそれぞれの活動を推進した(74社,延 べ129名が参画) 。 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 (1)専門委員会 総合企画,人材育成,会誌広報,特許1,特 ④ 要請事項アンケート実施(5/22)… 270社中62社から回答(回答率23%) 許2,国際1,国際2,国際3,国際4,医薬・ ⑤ 中国時計協会との意見交換(6/24) バイオテクノロジー,ソフトウェア,著作権, ⑥ 北京実務レベルミッション(11/15~ マネジメント1,マネジメント2,情報システ 19)…建議書提出&意見交換 ム,情報検索,ライセンス1,ライセンス2, ⑦ 中国海関訪日団との意見交換(1/26) 意匠,商標,フェアトレード各委員会 ⑧ 広東実務レベルミッション(1/12~ (2)プロジェクト(PJ) アジア戦略PJ,日中企業連携PJ,国際政策 PJ,経済連携PJ,JIPAシンポジウムPJ,職務 発明制度PJ,営業秘密PJ,WIPO PJ (3)その他研究会 著作権政策研究会,知財紛争処理システム研 究会, (企業内弁理士会) Ⅵ.2015年度活動状況 15)…建議書提出&意見交換 ⑨ 国家工商行政管理総局SAIC訪日団と の意見交換(3/8) (2)東アジア(法改正)対応 中国・韓国・台湾における知財問題を収集・ 検討し,要望書(パブコメ)提出,意見交換, 代表団派遣を行った。 ① 要望書(パブコメ)検討・提出 中国・韓国・台湾の知財問題に関する 本年度も各プロジェクト活動において,JIPA JPO・JETROと の 検 討(5/2 6) … 中 国 運営方針にもあるように活動成果を会員及び外 79項目,韓国12項目,台湾16項目を抽出 部に発信することを意識した運営を行った。 し,各国政府機関に対しパブコメ,JPO 1.主な活動 経由で提出 1-1 アジア戦略PJ ② 意見交換 活動目標 ・台湾智慧産権局長との意見交換(3/11) 。 (1)主に模倣品,海賊版対策により,知的財 産権の保護促進に寄与する。 (2)東アジア地区の制度改正パブコメへの窓 中韓台知財議題について庁と意見交換 (3/19) [前年度] ・中国社会科学院,中南大学,重慶大学の 口対応(特許~著作権,営業秘密ほか)を 各大学教授等の有識者と意見交換(8/21) 行う。 等を開催 (3)アジア諸国への支援を通してユーザーと して利用しやすい制度の実現を目指す。 活動成果 (1)模倣品対策(IIPPF)対応 国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)の第 ③ 代表団派遣 ・台湾訪問代表団(7/30~8/1) :台湾知財 局,台湾弁理士協会,交流協会,法律事 務所を訪問 ・中国訪問代表団(3/15~19) :国務院法 一プロジェクトの幹事団体として,毎月会合を 制 弁 公 室,国 家 知 識 産 権 局,商 務 部, 開催し,主に下記のような中国各政府機関向け JETRO北京等を訪問 の建議内容,ミッション派遣の要否など検討, 実施した。 (3)東南アジア/インド対応 東南アジア諸国とインドにおける知財環境・ ① IIPPF 総会(3/10) [前年度] 問題について,イベントや意見交換を通じて収 ② 中国最高人民法院:民事第三法廷副庭 集・分析し,パブコメ,代表団派遣を通じて改 長他と意見交換(3/3) [前年度] ③ 経産省と中国商務部などとの間の第4 回日中知財WGに参加し意見交換(5/11) 善を要望した。 ① 情報収集,意見交換等 ASEAN東 南 ア ジ ア ネ ット ワ ー ク 総 会 3 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 (3/11) ,アセアン特許庁シンポジウム 2015(5/26) ,JETROバンコクとの意見 交換(6/1) ,JETROにてASEAN知財動 活動成果 前年度会議で意見交換をした中国企業 (HUAWEI)と意見交換会(6/15) 向報告会(7/3) ,タイ・インド審査官と ① 日中企業連携会議(以下本会議)開催 の意見交換(11/17)インド特許庁グプ に向けて北京・上海との事前打ち合わせ タ新長官の来局対応(2/5) ,日シンガポ ール知的財産シンポジウム(3/28) ② パブコメ提出(検討含) タイ特許法改正案(1/25) ,インド特許 審査ガイドライン案(3/25) ,インド商 標審査手続きマニュアル案(3/31) ③ 代表団派遣(調査団含む) (7/20~22) ② 江蘇省知識産権局,同省企業グループ との意見交換会(8/28) ③ 上海企業と,初の日本開催として東京 にて本会議を開催(10/26) ④ 北京・広州での本会議に向け同市関係 者と現地事前打ち合わせ(11/8~11) ・フ ィ リ ピ ン ・ マ レ ー シ ア 訪 問 代 表 団 ⑤ 北京主導の重慶本会議(3/11)と,広 (11/30~12/5) :フィリピン知財庁,マ 州市主催の広州本会議(3/14)を開催 ニラ税関,国家捜査局,マレーシア知的 1-3 国際政策PJ 財産公社,税関,マレーシア国内取引消 活動目標 費者省,IP高等裁判所等を訪問 特許制度調和に向けて,グローバルユーザー ・インド訪問代表団(2/22~28) :デリー の立場で他国のユーザー団体及び/または国内 特許庁,インド商工省産業政策促進局, 外特許庁との議論に積極的に参加し,JIPA会 デリー警察,中央関税局,インドIPG等 員の利益を前提として,均衡でユーザーフレン を訪問 ドリーな制度設計の提言を行い,制度調和を実 ・インドネシア・カンボジア調査団(10/15 ~27) :インドネシア知財総局,中央ジ ャカルタ商務判所,税関・消費税総局, カンボジア工業財産局,知財局等を訪問 ・ミャンマー・タイ調査団(11/28~12/6) : ミャンマー科学技術省,タイ知財局,タ 現する。 活動成果 ① 三極ユーザー会議・五極ユーザー会議 (5/19~20) ② 五極特許庁・ユーザー中国蘇州会合 (5/21) イ知財裁判所訪問 ③ 第8回PCT-WGへの参加(5/26~29) 1-2 日中企業連携PJ ④ 日米協働調査について特許庁と打合せ 活動目標 日中両方の企業が交流するプラットホームを 構築して,中方企業の知財尊重風土を醸成し, (6/22) ⑤ 韓国知的財産協会(KINPA)との意 見交換(9/4,韓国ソウル) 中方企業自身から模倣品取扱い等を是正するよ ⑥ B+会議(10/6,スイスジュネーブ) うな活動など適切な知財活動の姿を中方に浸透 ⑦ EPO関 係 者 と の 特 許 品 質 関 係 会 議 させ,過激・不法行動の抑制を試みるとともに, 中方企業から中国知財の状況を入手して,現在 の現場・現実の真の課題を把握する。また,日 (11/5) ⑧ 三極ユーザー会議(電話会議にて参加, 12/9~10) 方の知財担当には直接中方企業と面談の機会を ⑨ グローバルドシエ・タスクフォース・ 与え,現実の中国を体感させるとともに人的ネ 五極ユーザー会議(2/3,米国USPTO) ットワークを形成させる。 ⑩ グローバルドシエ・タスクフォース・ 五極特許庁・ユーザー会議(2/4,米国 4 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 USPTO) ⑪ B +Work Stream会 議(2/2 2, 米 国 USPTO) ⑫ 三極ユーザー会議(2/22,米国USPTO) ⑬ 三極特許庁・ユーザー会議(2/23,米 国USPTO) ⑭ 米国知財所有者協会 (IPO) との意見交換 (2/24) ⑮ EPO関 係 者 と の 特 許 品 質 関 係 会 議 (3/24) 財でチャンスをつかめ!~ 1-4 経済連携PJ 1)来賓挨拶:伊藤 日本国特許庁長官 活動目標 2)基調講演:ガリWIPO事務局長,井上 経済連携協定交渉におけるバーゲニングパワ ーを借り,協定参加国において知的財産保護に 関する一定水準以上の規律を実現したり,他の 参加国からの過剰な保護要請を回避することを 目的として,交渉担当する政府部局に対し,各 経済産業省産業技術環境局長 3)パネルディスカッションⅠ:市場創生 に向けた多様な知財活用のあり方 コーディネータ:武田 安弘氏(中央大 学) 国でビジネスを行う会員企業の認識する課題を パネリスト:近藤 健治氏(トヨタ自動 提示し,また,規律のレベルあるいはあるべき 車) ,白橋 光臣氏(iPSアカデミアジャ 規律について提案する(政府の交渉をバックベ パン) ,德田 佳昭氏(パナソニック) , ンチからサポートする) 。 山田 肇氏(東洋大学) 活動成果 4)パネルディスカッションⅡ:市場創生 ① 経済産業省通商機構部,特許庁と意見 交換を実施(6/30,10/7) ② TPP交渉関係で著作権,医薬問題に関 し,NHK報道部から取材(8/21) ③ TPP協定交渉の大筋合意に関する説明 会にて情報収集(10/20) ④ 「知的財産推進計画2016」 を提出(2016/1) の成功事例にみる知財戦略 コーディネータ:竹本 一志氏(サント リーホールディングス) パネリスト:地曳 慶一氏(ユニ・チャ ーム) ,原 昌宏氏(デンソーウェーブ) , 渡邊 真氏(楽天) ,成尾 雅貴氏(熊 本県ブランド推進課) 1-5 第15回 JIPA 知財シンポジウムPJ 5)専門委員会によるポスターセッション 活動目標 6)会場アンケートの結果(来場者数: JIPAの広報,及び,最新知財の有識者議論 による会員への各種知見の提供をする。 活動成果 945名) 全体として97%,ポスターセッション75 %の好評を得た。 第15回JIPA知財シンポジウムを下記の要領 で開催した。 1-6 職務発明制度PJ 活動目標 (1)日 時:2016年2月17日(水) 10:00~17:35 (2)場 所:東京国際フォーラム (東京都千代田区丸の内) (3)テーマ:市場創生と知財戦略~多様な知 特許法第35条の改正による,発明の法人帰属 への移行を実現し,会員に新制度での体制案を フィードバックする。 活動成果 ① 「特許法等の一部を改正する法律案」 5 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 閣議決定(3/13) ② BSフジにて協会代表で萩原参与が, 活動目標 相澤教授,山本一太議員と対談(6/18) WIPOが抱える各種問題(途上国による制度 ③ 9月産構審(9/16)でのガイドライン 調和への抵抗等)への支援をして,制度調和を 素案提示を受け,他団体とも協調して意 含めてグローバルな連携の動きが可能となるよ 見を発信,ガイドラインへの産業界の意 うにする。 見反映に努めた。 ④ 会員企業に向けてガイドラインに沿っ た 臨 時 研 修 を 企 画 し 実 施( 関 東 1/8, 2/15,関西1/25,2/4) 1-7 営業秘密PJ 活動目標 企業における技術情報防衛体制強化のため に,以下を実施する。 ① 法整備に係る,産業界から政府への意 見発信 ② 各国の法制度・事例等の状況把握,最 新情報の収集 ③ 日本企業へ技術情報防衛に係る情報提 供, 及び意識喚起(シンポジウムの企画・ 立案) 活動成果 ① 第3回技術情報防衛シンポジウムをニ ッショーホールで実施(7/14) ,参加者 628名 経済産業省木尾元室長,警察庁生活安 活動成果 (1)WIPO-JIPA 知財保護課題の対応 ① WIPO-JAPAN大熊所長との本対応グ ループ設置の打合せ(7/13) ② WIPO高木事務局長補との本対応グル ープ設置の打合せ(8/3) ③ WIPO本部(高木氏)との定期意見交 換会(10/20,12/14,2016/2/4) ④ WIPO Re:search及びGREENに関す るIPマネジメントワークショップ講師派 遣(武田薬品工業 森氏,2016/3/3) (2)WIPO-GREEN活動 ① マ ニ ラWIPO GREEN地 域 セ ミ ナ ー (諏訪氏) (4/22~25) ② アフリカプロジェクト会議出張(諏訪 氏) (7/1~4) ③ 海外人材育成協会HIDAとの意見交換 (7/10) ④ INPITとの意見交換(7/15) ⑤ WIPO Krattiger氏との意見交換 (8/31) 全局小栗理事官,林 いづみ弁護士他よ ⑥ 技術士会との意見交換会(10/9) り,漏えい時の係争準備対策を紹介,関 ⑦ ECOプロダクツ展への出展(12/10~ 西版シンポジウムは,9/28に開催,参加 者84名 ② 関東部会(10/20)にて第3回技術情 報防衛シンポジウム(7/14)の補足版を 実施 ③ 東海地区協議会(2/12)にて警察庁生 12) ⑧ マレーシアMTE2016講師派遣(瀬下 氏) (2016/2/17~20) ⑨ アフリカ農業技術/水処理に関するニ ーズ情報の提供(2/24) (3)Forest研(生物多様性条約研究)WG 活安全局小栗理事官による特別講演「警 ① 特許庁と条約批准と体制準備状況につ 察における営業秘密侵害事犯捜査」を実 き情報交換(4/17,9/11,2016/1/28) 施 ④ 会員企業に向けて,JIPA臨時研修「改 ② 会員企業及びNITEへのヒアリング実 施(5月~6月) 正不正競争防止法(営業秘密防衛)とそ ③ 会員企業へアンケート実施。日本化粧 の実務対応」を実施(関東2/29,関西 品工業連合会と協力(10/23~11/9) 2/22,東海2/10) 6 1-8 WIPO PJ ④ AIPPI 2015年度特許庁委託事業(各 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 国における遺伝資源の利用と特許制度に による制度の共同研究) 」選定委員 (別所 関する調査研究委員会)へ新保サブリー 副理事長) ダーを派遣 ⑤ JIPA発の「知的財産推進計画2016へ 「中小企業等特許情報分析活用支援事業 選定委員会」選定委員(井上副理事長) の意見」にアンケートでの要望を反映し 10)特許庁委託事業(AIPPI) て提出(2016/1) 「各国における遺伝資源の利用と特許制 2.行政機関等の知的財産制度関係機関,団体 との連携による意見発信 2-1 行政機関などへの委員など派遣 度に関する調査研究」WG委員 (新保医薬・バイオテクノロジー委員会 委員長) 昨年度に引続き,多くの審議会・委員会等に 「特許,意匠,商標の審査品質の諸外国 参画。主な委員会等の名称と参加者は以下のと 対比,管理体制の諸外国対比という品質 おり。 管理調査」 (1)経済産業省(特許庁) 1)産業構造審議会 知的財産分科会(御 供副会長) 2)産業構造審議会 特許制度小委員会委 員(奥村参与) 3) 同 審査基準WG委員 (伊 藤(弘)常務理事) 4)産業構造審議会 情報普及活用小委員 会委員(井上副理事長) 5)産業構造審議会 意匠制度小委員会 (大下常務理事) 6) 同 意匠審査基準WG委 員(林意匠委員長) 7)産業構造審議会 商標制度小委員会委 員(本田商標委員会委員長) 8)産業構造審議会 特許制度小委員会審 査品質管理小委員会委員(竹本参与) 9)特許庁主催 「英語知財研修プログラム推進事業の業 者選考委員会」選考委員(鈴木副理事長) 「英語知財研修プログラム推進事業のプ ログラム開発委員会」選考委員(鈴木副 理事長) 「平成28年度先行技術文献調査事業の選 定会議」選定委員(井上副理事長) 「外国産業財産権侵害対策等支援事業(模 倣品対策関係)事業者選定委員会」 , 「同, (豊田特許第1委員会委員長) (香島商標 委員会副委員長) (中津川意匠委員会委 員) 「マドプロに関する各国審査運用実態調 査」 (山本商標委員会委員) 「各国の電子出願環境」 (森田情報システ ム委員会副委員長) 「PCT各国ユーザーの国際調査報告書の 評価及び国際調査機関の選択基準に関す る調査研究」 (秦国際第2委員会副委員長) (前田マネ ジメント第2委員会委員) 11)特許庁委託事業(価値総合研究所) 「産官学連携における知財価値評価調査 研究」 (山本マネジメント第2委員会委 員) 12)特許庁委託事業(知的財産研究所) 「先使用権制度の円滑な活用に関する調 査研究」 (中澤常務理事) 「日米間の新規性を中心とした内外乖離 に関する調査研究」 (横山特許第1委員会副委員長) (福本国 際第1委員会副委員長) 「プロダクト・バイ・プロセス・クレー ムの審査の取扱いに関する調査研究」 (半澤特許第1委員会副委員長) (大脇特 許第1委員会委員) 人材育成協力事業」及び「知的財産保護 13)特許庁委託事業(発明推進協会) 包括協力推進事業(日中関連機関・団体 「窓口支援担当者」評価基準等検討委員 7 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 る意見:5月27日付,内閣官房知的財産 会(久慈専務理事) 「窓口相談支援事業」窓口支援担当者選 考委員会委員長(西尾事務局長) 推進事務局宛,著作権委員会担当役員名 4) 「知的財産の利用に関する独占禁止法 14)特許庁委託事業(トムソン・ロイター) 上の指針の一部改正」に向けた意見:8 「平成27年度商標出願動向調査-マクロ 月6日付,公正取引委員会事務総局取引 調査-」 (香島商標委員会副委員長) 15)特許庁委託事業(㈱三菱総合研究所) 平成27年度意匠出願動向調査委員会」 (高橋意匠委員会委員) , (伊藤意匠委員 企画課宛,フェアトレード委員会担当役 員名 5) 「特許・実用新案審査基準」改定案に 対する意見,特許庁審査基準室宛,特許 第1委員会担当役員名 会委員) 16)国立研究開発法人科学技術振興機構 6)技術的手段の回避行為に係る例外規定 (JST) 「自己評価委員会」委員(志村関 について:11月16日付,文化庁宛,著作 権委員会委員長・著作権政策研究会サブ 西事務所長) 2-2 国内知的財産関係機関,団体との交流 リーダー名 7)知財紛争システム強化についての産業 (意見交換) 国内の知的財産関係機関・団体と当協会の専 界意見:11月24日付,自民党知財戦略調 門委員会である特許第1,2委員会,ソフトウ 査会知財紛争処理検討委員会宛,知財紛 ェア委員会,医薬バイオ委員会,商標委員会, 争処理システム研究会担当役員名 意匠委員会,著作権委員会,フェアトレード委 員会の代表委員で意見交換を実施した。 1)裁判所との意見交換会(東京地裁2/2, 大阪地裁1/20,知的財産高等裁判所2/23) 2)日本弁護士会知財ネットワークとの判 対する意見:1月18日付,経済産業省知 財政策室宛,フェアトレード委員会担当 役員名 9) 「知財推進計画2016」の策定に向けた 意見:1月29日付,内閣官房知的財産推 例検討会(11/9) 3)弁理士会特許委員会との意見交換会 進事務局宛,理事長名 10) 「権利者不明等の場合の裁定制度にお (9/9) 3.制度改正,運用改善への提言・要望 プロジェクト及び専門委員会が,数多くの提 言・要望を行った。内訳は以下の通りである。 日本向け 12件 海外向け 23件 計 35件 (1)国内向け 1) 「日トルコ経済連携協定についての意 見:3月18日付,経済産業省通商機構部 宛,経済連携PJ担当役員名 ける権利者捜索のための「相当な努力」 の見直し」への意見:2月3日付,文化 庁宛,著作権委員会 担当役員発信 11) 「画像デザインの保護の在り方につい て」 (案)への意見:1月,特許庁制度 審議室宛,意匠委員会担当役員名 12) 「デジタル時代における著作権のあり 方について」 :2月16日付,自由民主党 政務調査会 知的財産戦略調査会 コンテ ンツに関する小委員会宛,理事長名 (2)海外向け 2) 「知的財産推進計画2015」の策定に向 1) 「プレーンパッケージ規制の紛争解決 けた意見:5月20日付,内閣官房知的財 審議に関するアミカス・キュリエ・ブリ 産推進事務局宛,理事長名 ーフ」 :4月22日付,WTO DS Registry 3) 「世界最先端IT国家創造宣言」に対す 8 8)秘密情報の保護ハンドブック(案)に 議長宛,商標委員会担当役員名 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 2) 「韓国特許法の一部改正法律案」への 14)「Amendments to the Rules of Prac- 意見:4月28日付,韓国特許庁宛,アジ tice for Trials Before the Patent Trial ア戦略PJ担当役員名 and Appeal Board」への意見:10月16 3)「Online consultation:Boards of Appeal」 :4月28日付,欧州特許庁 審判部 宛,国際第2委員会担当役員名 4) 「ブラジル審査基準案」に対する意見 日付,USPTO宛,国際第1委員長名 15)JIPA Comments on“A Proposed Pilot Program Exploring an Alternative Approach to Institution Decisions in 書:5月14日付, INPI(ブラジル特許庁) Post Grant Administrative Reviews”: 宛,医薬・バイオテクノロジー委員会担 10月19日付,米国特許庁宛,国際第1委 当役員名 員長 5) 「インドネシア税関規則改正案に対す 16) 「特許付与後レビューにおける開始決 る意見」 :4月22日付,インドネシア税 定の代替案を探るパイロットプログラム 関宛,アジア戦略PJ担当役員名 の提案に関するコメント募集」に対する 6) 「職務発明条例草案(送審稿)に対す る意見」 :4月28日付,中国国務院法制 弁公室宛,アジア戦略PJ担当役員名 意見書:10月26日付,米国特許庁宛,国 際第1委員長名 17)「The Patents(Amendment) , Rules, 7) 「専利法修改草案(意見募集稿)に対 2015」について:11月25日付,インド商 する意見」 :4月28日付,中国知識産権 工省産業政策推進局(DIPP)宛,アジ 局宛,アジア戦略PJ担当役員名 ア戦略PJ担当役員名 8) 「特許法等の一部改正法律案に対する 18)著作権法改正草案(第三稿)に対する 意見」 :4月28日付,韓国特許庁宛,ア 意見:11月30日付,台湾経済部知慧財産 ジア戦略PJ担当役員名 局宛,アジア戦略PJ担当役員名 9) 「実体的特許制度調和に関する日米欧 19)専利法修訂草案(送審稿)に対する意 ユーザー団体による意見書」 :5月21日 見:12月31日付,中国国務院法制弁公室 付,三極特許庁長官宛,理事長名 宛,アジア戦略PJ担当役員名 10) 「コスト規制に関する意見」 :7月31日 20)専利法修訂草案に対する意見:12月31 付,欧州統一特許裁判所準備委員会宛, 日付,中国国務院法制弁公室宛,アジア 国際第2委員長名 戦略PJ担当役員名 11) 「Objectives and Principles, with Com- 21)知的財産権濫用に関する独占禁止指南 mentary on Potential Objective Out- に対する意見:1月20日付,中国国家発 comes」 :7月24日付,制度調和B+サブ 展改革委員会宛,フェアトレード委員会 グループCEO宛,理事長名 担当役員名 12) 「不正競争防止及び営業秘密保護に関 22)専利法施行細則第86条改正草案に対す する法律の一部改正法律案」に対する意 る意見:2月15日付,中華民国知慧財産 見:9月8日付,韓国宛,フェアトレー 局法務室宛,アジア戦略PJ担当役員名 ド委員会担当役員名 23)知財濫用に関する独占禁止法指南(第 13) 「A Proposed Pilot Program Exploring 7稿)への意見:2月23日付,中国国家 an Alternative Approach to Institution 工商行政管理総局宛,フェアトレード委 Decisions in Post Grant Administrative 員会担当役員名 Reviews」 へ の 意 見 :1 0 月 1 6 日 付, USPTO宛,国際第1委員長名 4.国際活動の充実 4-1 訪問団・調査団派遣 9 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 (1) 「特許分類調和に対するWIPO提言(ジュ 木 善幸氏 WIPO PJ:8月3日 ネーブ,ベルン) ,PDG IMPACT meeting (9)ドイツ特許庁Guenther SCHMITZ副長官 (ロンドン)関連訪問代表団」4/16~21(情 他 田中会長・国際第2委員会:9月29日 (10)ロシア弁護士協会副会長と連邦弁護士 報検索委員会) (2) 「台湾訪問代表団」7/30~8/1(アジア戦 会関係者 国際第2委員長他:10月13日 (11)フランス特許庁長官他 田中会長・国 略PJ) (3) 「アフリカ調査団(南アフリカ・ジンバ 際第2委員会:10月28日 ブエ) 」9/6~12(国際第2委員会) (4) 「インドネシア・カンボジア調査団」 10/15~27(国際第4委員会)※ (5) 「タイ・ミャンマー調査団」11/28~12/6 (国際第4委員会)※ (6) 「フィリピン・マレーシア訪問代表団」 11/29~12/4(アジア戦略PJ)※ (7) 「IIPPF広東省実務レベルミッション(中 国・広州) 」2016/1/12~15(アジア戦略 田中会長/フランス特許庁長官 PJ) (8) 「インド訪問代表団」2/9~13(アジア戦 (12)英国特許庁長官他 田中会長・国際政 略PJ)※ (9) 「中国訪問代表団(中国・北京) 」3/15~ (13)インド特許意匠商標総局グプタ長官他 19(アジア戦略PJ) ※ (Ⅵ.2015年度活動状況 1-1 アジア戦 4-2 各国知的財産関係者との交流(意見交 (14)EPO副長官他関係者 国際委員会等: 3月24日 換) (1)モスクワ市法曹関係者 国際委員会等: 4-3 国際会議への出席,海外への講師の派 遣等 4月9日 (2)シンガポールIPOS 意匠委員会:4月 (1)WIPOファンドによるARIPO会合 6/24 ~26(ジンバブエ) (中澤常務理事) 21日 (3)米国AIPLA関係者 国際委員会等:4 (2)WIPO GREEN 初期調査費用支援プロジ ェクト他協議会議 7/1~5(スイス・ジュ 月22日 (4)米国USPTO副長官 Mr.Andy Faile 国 ネーブ) (上野WIPO PJリーダー) (3)WIPO-SCP会議 7/26~8/2(ジュネーブ) 際第1委員会:6月12日 (5)米国USPTO Kappos元長官他 国際第 (医薬・バイオテクノロジー委員会) (4)韓国知的財産協会(KINPA)との意見 1・ソフトウェア委員会:6月23日 (6)メキシコ特許庁長官Mr.Miguel Angle 交換 9/3~4(ソウル) (国際政策PJ) (5)CIPA Congress , 三 極 ユ ー ザ ー 会 議, Margain 国際第1委員会:7月2日 (7)中国 江蘇省知識産権局副主任 呉征宇 氏他 国際第3委員会・アジア戦略PJ・ B+会合の参加 9/30~10/8(ロンドン, ジュネーブ) (宮下国際政策PJリーダー) (6)ASEAN地 区 のJIPA賞 タ イ 発 明 の 日 日中企業連携PJ:8月31日 10 田中会長・国際第2委員会:2016年2月5 日 略PJでも紹介) (8)WIPO Assistant Director General 策PJ・国際第2委員会:12月11日 高 2015へJIPA賞提供,また,協会がContri- ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 bution Award を受賞 マレーシアテクノロジーエキスポMTE2015 へJIPA賞提供5/12~14(マレーシア) (7) 台 湾 国 際 発 明 展(INST) 審 査 委 員, JIPA賞授与 10/1~2(台北) (亀井理事長) (8)WIPOマドリッド作業部会 11/1~8(ジ ュネーブ) (商標委員会) (9)WIPOアフリカファンド事業「各国税関 向けエンフォースメントワークショップ登 壇者」12/2(モロッコ) (大下常務理事) (10)第23回WIPO-SCP会議 11/29~12/6(ス イス) (医薬バイオ委員会) 期日:7月16日 講師 久慈専務理事 (5)日本知的財産仲裁センター主催「変わる デザイン保護戦略」 期日:8月24日 講師 本田商標委員会委 員長 (6) 「IPrism知的財産シンポジウム-営業秘 密保護の強化と展望」期日:11月10日 講師:浅田営業秘密PJリーダー 大阪大 学(共催) (7)KINPA「CIPO朝餐セミナー」 (ソウル) 期日:12月16日 講師:岩田 耕一氏(日 産自動車) (11)IP5 Global Dossier Task Force会合 (8)JICA主催「ベトナム知財リーダシップ 2016/2/1~6(米・ワシントンDC) (国際 研修」 (ベトナム特許庁長官級関係者招聘 政策PJ) 研修事業) (12)マレーシア・テクノロジ博MTE2016 2/17~20(マレーシア) (WIPO PJ) (13)三極ユーザー会議,三極特許庁・ユー ザー会議 2/21~25(米・ワシントンDC) (国際政策JP) (14)Regional Workshop on IP Management around WIPO Re:Search & WIPO GREEN 3/3~4(フィリピン・マニラ) (WIPO PJ) (15)日中企業連携会議 3/9~15 (中国北 京・広州) (日中企業連携PJ) 5.外部への情報発信 5-1 外部の会議体への参画と提言 前述のⅥ-2項「行政機関等の知的財産制度 関係機関,団体との連携による意見発信」に加 えて,知財関係機関等に次の通り委員・講師・ パネラーを派遣した。 (1)特許庁主催「アセアン特許庁シンポジウ ム2015」 期日:5月26日 講師 井上常務理事 (2)AIPPI主催「仏日IP学術会議」 (職務発 明パネル)萩原元理事長 期日:6月4~5日 (3)特許庁主催「ハーグ協定加入記念シンポ ジウム」 期日:6月16日 基調講演者 竹本参与 (4) (一社) 日本知財学会主催「定例研究会」 期日:2016年1月26日 講師:アジア戦略 PJ 猪之詰委員 (9)発明推進協会主催 特許審査実践研修 (OPET)対象国インド・タイ(西尾事務 局長) (10) 「第7回産業日本語研究会・シンポジウム」 期日:2月29日 講師:井上副理事長 JAPIO他主催(後援) (11)特許庁主催「日シンガポール国交50周 年記念事業知的財産シンポジウム」 期日:3月28日 登壇者 志村関西事務所 長 5-2 他団体主催の知財関係イベントへの後 援(協力) (1) 「IPrism 国際知的財産シンポジウム~日 仏知財アカデミックカンファレンス~」 期日:6月4日 大阪大学知的財産センタ ー等主催(後援) (2) 「米国特許制度の現状と展望セミナー」 期日:6月22日(関西) ,6月24日(関東) 日本弁理士会主催(後援) (3) 「知財ふれあいフェスティバル」 期日:6月27日 日本弁理士会近畿支部主 催(後援) (4) 「巡回特許庁 シンポジウム」 期日:7月6日 特許庁主催(後援) 11 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 ウム」 (5) 「知財高裁・弁護士知財ネット設立10周 期日:12月16日 産総研主催(協賛) 年記念企画」 (7) 「グローバル知財戦略フォーラム2016」 期日:11月20日 弁護士知財ネット他主催 期日:2016年1月25~26日 特許庁, (独) (後援) 工業所有権情報・研修館主催(後援) (6) 「平成27年度国際標準推進戦略シンポジ 6.広報活動 6-1 会誌発行 (1) 「知財管理」誌の発行 掲載論説・資料等の区分件数(件) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 企 画 8 7 5 3 5 4 5 4 2 5 5 5 58 委員会 0 2 3 6 5 8 5 5 3 3 4 4 48 投 稿 0 2 1 0 1 1 2 0 3 1 0 0 11 その他 1 3 3 2 2 2 2 4 2 2 2 2 27 9 14 12 11 13 15 14 13 10 11 11 11 144 * ** 会誌広報委員会が企画し,執筆を依頼したもの(委員会・PJ原稿も含む) 巻頭言,わが社の知財活動,協会活動,総会挨拶(7月号) ,年頭挨拶(1月号) (注)上記表以外に「新刊書紹介,外国特許ニュース,新入会員紹介(4・10月号) 」を掲載 * ** 1)4月号は,会誌広報委員会が企画した 特集号「知財を活かす!」に計8本の論 説を掲載した。 ① 事業成長に知財を活かす-日立の知 財戦略の変遷と現在の知財活動-(鈴 木 崇) 公明) 2)来年度4月号特集のテーマ「知財とマ ネー」の企画。 3)連載企画「判例と実務(12編) ,海外 注目判決(9編) ,今更聞けないシリー ② WIPO GREEN(環境技術移転を促 ズ(10編) ,知的財産Q&A(2編) 」と 進する仕組み)への取り組み(WIPO 一般企画(25編)及びその執筆者の選定 グリーンPJ) と面談。 ③ 商標権を活用したロシアでの並行輸 入品対策について(萬 秀憲) ④ 中国におけるオンライン上の諸問題 の現状と知的財産権による対策(宮原 貴洋) ⑤ 海外から見た日本企業の権利活用 (阿部豊隆) ⑥ 中小企業を活かす知財戦略(吉田芳 春) ⑦ 営業秘密侵害の現状と法改正の方向 性について(三好 豊,小笠原匡隆) 12 ⑧ 非技術的知財のマネジメント(鈴木 4)専門委員会の会誌担当者との意見交換 会を実施。 5)会誌広報委員会の運営効率化。 (2)メルマガ 会員所属員に種々の有益な情報を発信するべ く, メルマガ(JIPAマガ)を配信(月2回発信) している。各月号の見どころを発信(委員会執 筆の論説は,発行と同時に閲覧が可能) 。 次頁6-2ホームページの活用に加え,有効に利 用して行くこととしたい(購読者数:約3,850名) 。 (3)協会業務報告の発行 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 2014年度(業務報告・業種別部会年間報告・ 専門委員会年間報告・会計報告) 2015年度(重点活動計画・予算) 次の13点の資料を,延べ17,700部発行。 [2014 年度:16点 24,000部権利取得マニュアル3点 あり] (4)別冊資料発行 NO タ イ ト ル 委員会 発行日 445 トルコ調査団報告書 国際第4委員会 15年4月 446 フィリピン調査団報告 国際第4委員会 15年5月 欧米共通特許分類CPCの最新状況および調査実務での留意点 情報検索委員会 (CD-ROM版) 15年5月 447 448 シンガポール調査団報告 国際第4委員会 15年5月 449 UAE・サウジアラビア調査団報告 国際第4委員会 15年6月 450 トルコにおける特許権取得・行使上の留意点(初版) 国際第4委員会 15年6月 UAE・サウジアラビアにおける特許権取得・行使上の留意点 国際第4委員会 (初版) 15年6月 451 452 第14回JIPA知財シンポジウム開催報告書 第 1 4 回JIPAシ ン ポ 15年7月 ジウムPJ 453 ベトナム・インドネシア訪問代表団報告 アジア戦略PJ 15年7月 454 フィリピンにおける特許権取得・行使上の留意点(初版) 国際第4委員会 15年7月 455 2014年度インド訪問代表団報告 アジア戦略PJ 15年7月 456 シンガポールにおける特許権取得・行使上の留意点(初版) 国際第4委員会 15年9月 457 「知的財産経営に関する実態調査」 (正会員) (2015年8月調査) 6-2 ホームページ JIPAホームページの「一般ページ」及び「会 員専用ページ」のアクセス状況を次に示す。 (期間:2015年4月1日~2016年3月31日) 15年11月 一般ページは,研修は申込の窓口のため18.9 万回,続いて会誌へのアクセスが,13.1万回と 続く,会員専用ページでは,会誌のアクセスが, 17.7万回,協会活動が,7.8万回となっている。 13 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 昨年度より8%増となった。 6-3 マスコミ対応 新聞記事:経済産業新報に亀井理事長に対す 定例コースは10,872名(昨年比101%)の受 るインタビュー記事(理事長就任)が掲載され 講参加者があり,臨時コースは39コース(うち た。 広島地方開催4コース)実施して3,893名(昨 年比134%)の受講参加者があった。 6-4 英文メルマガ発行 英文メルマガ“JIPA News letter”第5号ま また,知財幹部研修Tコースとして「知財変 で発行。JIPA役員・委員歴任者を含めた発信 革リーダー育成研修」13名, 「知財戦略スタッ 数は1,200部程度。その内海外へは32か国の政 フ育成研修」27名の受講者で実施, 「若手企業 府関係者,知財団体,法律・特許事務所等に約 知財要員育成研修」には41名の参加があった。 200部送信した。JIPA活動を定期的に紹介する 更に,海外研修Fコースを2コース実施し,F ツールとして,今後もより一層活用したい。 2コース(米国)33名,F5コース(中国)17 7.人材育成・研修運営関係 名の参加者を数えた。 7-1 研修参加状況 今年度は受講者総数として,14,896名であり, 【2015年度研修受講者数】 関東 (単位:人) 関西 計 実績 予算 10,872 11,000 A 入門 419 284 65 768 B 初級 608 302 56 966 C 中級 2,353 1,004 128 3,485 D 上級 516 193 29 738 E 研究 154 49 - 203 1,428 995 231 2,654 166 80 - 246 W グローバル 1,343 434 35 1,812 R 臨時 2,686 1,101 106 3,893 3,893 3,020 T 特別 69 12 - 81 81 87 F 海外 50 - - 50 50 59 9,792 4,454 650 14,896 14,896 14,166 G 技術者向 S 総合 計 7-2 主な活動等 人材育成委員会としては, 「会員の,会員に よる,会員のための研修」をモットーに,会員 受講生の人材育成を図ると共に,委員自らのレ ベルアップを図ることを目的として活動を展開 した。 今年度は下記スローガンを掲げ, 「変化に対 応できるグローバルな知財活動に対応できる人 材を育成するための新規研修の企画・立案 (JIPAでしかできないプログラム) 」について 14 東海 重点的に取り組んだ。 -The miracle of JIPA’ s Human Resource Development 奇跡のJIPA人材育成- “Leading Next Generation Create of IP Vision” ・会員企業が満足できる研修プログラムの 充実化(JIPAでしかできない研修プロ グラム) ・委員会メンバーの更なる人材育成(派遣 元をうならせる委員の成長) ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 1)2015年度は,51名の委員を4小委員会 及び1WGで構成し活動を展開した。委 を,委員会横断的なWGを設けて検討し た。 員会・事務局・研修運営スタッフが三位 5)技術者向けコース(定例研修Gコース 一体となって連携した活動がなされた。 関連)に関し,管理者向けコースとして 2)事務局人材育成グループは9名(東京 「技術部門マネージャのための知的財産 7名,大阪2名)で,研修運営スタッフ 講座」 (R26)を新規企画・開催した。 の統括及び研修運営活動の円滑化に務め 次年度も引き続きコンテンツ等のブラッ た。研修会の運営を行う研修運営スタッ シュアップを図る。 フ(TES)は,関東8名,関西7名,東 海3名,計18名で行った。 3)Tコースの安定運営と効率的研修運営 方法 T1(知財変革リーダー育成)研修のプ 6)海外コースF7(アセアン)立上げの ため,現地を事前視察し,研修内容企画・ ホスト候補事務所等との交渉を実施し た。2016年度秋に現地研修を実施する。 7)合同委員会では委員会内研修として, ログラムの追加(ケーススタディの導入) 7月度鈴木副理事長,2月度露木人材育 をした。 成GLより講演を実施した。 4)2016年度の定例研修S1コースの改編 海外コース(現地代理人事務所にて) 国内定例コース 8.協会運営関係 なお,新規入会は34社。内訳は,正会員20社, 8-1 会員状況 賛助会員14社。また,退会は25社(正会員11社, 総会員数は,1,265社から1,274社になり9社 賛助会員14社) 。 【2014年度:新規入会は36社。 の増加。うち正会員は,931社から940社,9社 退会は26社。 】 の増加。賛助会員は,334社(前年度と同数) 。 15 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 2015年3月31日現在 関 東 正 会 員 金 正 賛 属 ・ 機 関 西 2016年3月31日現在 計 海 関 西 計 械 161 44 205 164 43 207 69 300 235 70 305 104 381 107 383 電 気 機 器 231 化 学 第 一 140 化 学 第 二 137 商 社 3 ― 3 3 ― 3 建 設 37 5 43 38 5 44 709 222 931 715 225 940 会 員 助 合 会 計 員 合 計 東 関 東 地 区 協 議 140 135 334 334 1,265 1,274 会 ― ― 103 (26) ― ― 103 (26) 中国・四国・九州地区協議会 ― ― 44 (1) ― ― 44 (2) ( )内は賛助会員,外数 8-2 定時社員総会 総会後,表彰式,最後に東京大学 政策ビジョ 5月29日,ホテル椿山荘東京にて開催。2014 ン研究センター渡部 俊也教授より「グローバ 年度「業務」及び「決算」 ,理事の任期満了に ル競争時代の知財人材の役割とJIPAへの期待」 伴う改選,2015年度「重点活動計画(案) 」 「予 と題して,講演をいただいた。 算案」について賛成多数で承認した。定時社員 田中会長 挨拶 8-3 中国・四国・九州地区協議会 2015年度の本協議会(会員44社)は,定例協 定時社員総会会議場 った。 また,2回の臨時では特許情報検索委員会の 議会を九州地区(福岡)及び中国地区(岡山)で, 研究発表,持田製薬株式会社事業開発本部の副 また,臨時協議会を広島で2回開催した。 本部長石川氏の特別講演を実施した。2016年度 第 1 回 目 の 定 例 で は 株 式 会 社PROPERTY は,更に定例を1回増やし,一層の地域会員の INNOVATION CONSULTINGの代表取締役山 崎氏,第2回目では亀井理事長が特別講演を行 16 活性化を図る。 ※本文の複製、転載、改変、再配布を禁止します。 8-4 JIPA知的財産フォーラム関西 8-7 財務状況 関西会員の知的財産実務者が実務テーマの議 詳細(具体的数字)は, 「正味財産増減計算 論を重ね交流を深める機会として,11月27日, 書(予算対比) 」他を参照いただきたい。 大阪ANAクラウンプラザホテル大阪にて,過 特徴的な点を下記に列挙した。 去最高の151名(正・賛助会員70社)が参加し 本年度も昨年度と同様,収支差額0ベースで 同フォーラム関西を開催した。委員があらかじ スタートしたが,収入は,814.7百万円で,支 め設定した知財10テーマの中から,参加者が1 出は,837.2百万円であり,22.5百万円の赤字と つの知財テーマについてじっくりとディスカッ なった。 ションを行い,議論が弾み好評のうちに終了し た。また,異業種の参加者同士の議論をさらに 深めるために,参加者のほぼ全員が懇親会に参 加した。 8-5 近年入会会員・中小数知財会員フォロ ーアップ会 JIPA中小数知財会員の支援策の一環として, [2014年度:収入805百万円,支出834百万円 収支差額△28百万円] 収入の部の研修収入は,マイナス14百万円と なったが,支出は,2.7百万円削減となった。 収入減の一つの要因として,研修申込につい てあげると,全体として対予算比105%の受講 数を数え,特に改編したB初級コース群は,対 6月2日,第6回フォローアップ会を関西事務 前年比140%としたが,Wグローバルコース群 所にて開催した。関西の新規入会会員と知財部 については,対前年比88%となり,定例コース 員10名以下の会員から,総勢42名が参加した。 (3.3万円)としては受講者減となったことがあ 日頃,業務の関係からJIPA活動に参加する機 げられる。 会の少ない中少数知財会員にとって,それぞれ 支出増の要因としては,業種別部会・委員会 が抱える課題を同じスタンスで議論して情報交 運営費の増及び研修及びシンポジウム等の受付 換を行った。 の電子化によるシステム開発費,また,事務局 その後,本会の継続を希望する会員が集まり 強化のための人件費増があげられる。 フォローアップ研究会が毎年のように結成さ その他,今後予定されている(2022年度閉鎖 れ,東海から九州の各地域で月1回程度の会員 予定)東京事務所(朝日生命大手町ビル:三菱 会社での議論・情報交換の場が持たれている。 地所)の建替えのための移転費用として,拡充 2016年1月28日,関西事務所にて,当該研究 会の発表会を実施した。また,JIPAシンポジ ウムのポスターセッションにも参加した。 準備金繰入額(5百万円)を計上した。 来年度についても,JIPA重点活動に基づい たグローバル活動の推進のための国際会議・代 8-6 その他特筆事項(TV会議) 表団等の海外派遣の申請が予定されるが,予算 理事会は,原則,東京事務所-関西事務所間 面も含め効率の良い計画を策定することを前提 の「TV会議」で開催した(4月,5月,翌3 に検討したい。 月度を除く) 。 17
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