平成27年度公益財団法人金沢芸術創造財団事業計画 金沢市が設置する金沢歌劇座、金沢市文化ホール、金沢市アートホール、金沢市民芸術村、金沢卯辰 山工芸工房、金沢湯涌創作の森、金沢能楽美術館及び金沢21世紀美術館等において、芸術文化の創造 に関する事業を企画実施し、市民に愛され、利用される芸術文化の拠点を目指す。 1.自主事業 (1)自主公演事業 ア.新進芸術家育成事業 事 業 名 会 S.C.D.C.in 金沢 2016 第4回金沢フラメンコ祭り 場 金沢市民芸術村 パフォーミングスクエア 開催日 入場料 備 考 創作ダンスコン 2 月または 3 月 有 料 ペティション、 ワークショップ 金沢市民芸術村 2月 パフォーミングスクエア 有 料 フラメンコ公演 イ.教育プログラム事業 事 業 名 会 第 30 回 金沢市邦楽鑑賞劇場 カナザワキッズアートキャンプ 場 開催日 入場料 市内小中学校 7 月∼9 月 無 料 市内各所 通年 有 料 備 考 市内小中学校へ の出向 ワークショップ ウ.鑑賞型事業 事 業 名 会 場 「現代演劇」プロジェクト(仮称) 金沢市民芸術村 開催日 11 月∼1 月 入場料 有 料 備 考 演劇、コンテンポラリ ーダンス、ワークショップ (2)財団施設活性化事業 ①金沢湯涌創作の森 かもしかアートフェスティバル 例年、秋に開催している工房利用者による作品展に加え、夏∼秋にかけて版画関連の作品を 中心とした特別展(Ⅰ期、Ⅱ期)を開催する。 特別展Ⅰ期「日米版画交流展∼Works on Paper∼」 :6 月 20 日∼7 月 19 日(26 日間、予定) 特別展Ⅱ期「版画の楽しみ」展:8 月 1 日∼9 月 23 日(47 日間、予定) 工房作品展:10 月 3 日∼11 月 3 日(28 日間、予定) ②卯辰山茶会 金沢卯辰山工芸工房研修者が制作した茶道具・衣装・演出で茶会を開催する。 会期 7月 会場 金沢卯辰山工芸工房・流芳苑 (3)ナイトミュージアム事業 ①目的 北陸新幹線開業により、滞在型観光を推進するため、関係機関・団体が連携して夜の誘客につ ながる取り組みを行うことで、にぎわいの創出を図ることを目的とする。 ②期間 平成 27 年 7 月∼10 月の約 3 か月間の金、土曜日の夜 上記期間に加え、ゴールデンウィークと百万石まつり、金沢マラソン開催時にも実施 ③対象施設 17 施設 東山周辺・・・泉鏡花記念館、徳田秋聲記念館、金沢文芸館、金沢蓄音器館、寺島蔵人邸、 安江金箔工芸館、金沢卯辰山工芸工房 広坂周辺・・・金沢21世紀美術館、能楽美術館、中村記念美術館、金沢ふるさと偉人館、 鈴木大拙館、 長町周辺・・・前田土佐守家資料館、室生犀星記念館 湯涌周辺・・・金沢湯涌江戸村、金沢湯涌創作の森、金沢湯涌夢二館 ④内容 上記期間で約 70 事業、金曜日および土曜日を中心にナイトイベントを実施する。 刺激的でモダンな演奏会、講演会などのプログラムを提供し、昼間の文化とは違う新たな魅力 を創出する。 2.ホール施設の管理代行事業 (1)ホール事業 ア.金沢歌劇座 事 業 名 オペラ「フィガロの結婚」公演 開催日 5 月 26 日(火) 入場料 有 備 考 備 考 料 イ.文化ホール 事 業 名 【新進芸術家育成事業】 金沢ジャズ連盟事業 【教育プログラム事業】 金沢ティーンズミュージカル 開催日 入場料 ホールコンサート 通 年 有 料 社会貢献型野外コンサート、 アウトリーチ型コンサート 8 月 2 日(日) 有 料 11 月 7 日(土) 有 料 【鑑賞型事業】 マリー・シュイナール コンテンポラリーダンス 日本ツアー金沢公演 ウ.アートホール 事 業 名 【新進芸術家育成事業】 金沢フレッシュコンサート 2016 【伝統文化継承発展事業】 第 11 回日本舞踊の世界 開催日 入場料 2 月 13 日(土) 有 料 3 月 6 日(日) 有 料 備 考 オーディション合格者による コンサート 3.金沢市民芸術村の管理代行事業 (1)市民芸術村アクションプラン 人材育成をコンセプトに、ドラマ・ミュージック・アートの各工房でディレクターが企画立案 したワークショップ事業を中心に市民への芸術活動を展開する。 対象 区分 開催予定日 子ども対象 通年 3月 通年 通年 事業名 事業内容 市民演劇塾ジュニアコ 子どもたちが朗読や演技などを見る・聞く・話 ース す・触れる機会を提供するワークショップ 市民演劇塾定期公演② 市民演劇塾シニアコー ス リーディングクラブ 市民演劇塾ジュニアコースの通年ワークショッ プの成果を発表する公演を行う。 50歳以上を対象とした演劇ワークショップ 子ども達への読み聞かせ術を磨きたいという大 人を対象にした講座。12 月に発表公演を行う。 舞台技術養成講座の受講修了者のうち、ドラマ 通年 P-TEC レベルアップ講座 工房を技術面でサポートする人を対象とした技 術アップ講座 4・6・8・10・ かなざわリージョナル ドラマ工房 12・2 月 シアター 5・1 月 舞台技術養成講座 一般対象 5月 市民公開講座 ドラマ工房が、地元で活動する劇団・カンパニ ーに上演枠を提供して公演を行っていただく企 画。偶数月の最終週に実施する。 ダンス ワークショップ 施設、音響、照明及び綱元の4つの技術講座を 年2回開催する。 石川県出身で、現在東京で活躍するダンサー複 数名によるダンスワークショップ 中央で活躍する劇評家を招き劇評とは何か、ま 5・6 月 劇評講座 た劇評と感想の違いなどのレクチャーを受け る。 県内の高校演劇部に在席する部員を対象に、照 7・12・3 月 未来の演劇人育成事業 明・音響に関する実践的な講習や見る講座。ま た学校へ講師派遣などを行う。 3月 市民演劇塾定期公演① 市民演劇塾シニアコースの通年ワークショップ の成果を発表する公演を行う。 開村 20 周年演劇祭に向けて、企画運営に関わる 未定 ネットワーク構築事業 他都市の劇場担当者との地域交流及び意見交換 を行う。 未定 俳優ゼミ 身体を使った基礎訓練と、それを演技に応用す る力を身につける。 対象 区分 開催予定日 事業名 事業内容 子どもから大人までの打楽器のワークショッ 通年 ドラムサークル プ。インストラクターの養成や参加者によるボ 子ども対象 ランティアのアウトリーチ活動も行う。 5月 他は未定 金沢ジャズ人材養成 子どもから大人まで経験不問で、様々な人を対 象にしたジャズの講座 異なる音楽ジャンルの融合と国際交流も視野 7月 交流コンサート に、小学生から大学生までの学生たちを中心と した交流コンサート 通年 6月 7 月∼10 月 ミュージック工房 7月 8・12 月 工房情報発信byイン ターネット ふだん着ティータイム コンサート 工房自主トレ 手作り楽器をつくろう K-CUBIC 自主企画 ミュージック工房を中心とした、芸術村のイベ ント等を定期的にインターネット上のコンテン ツとして配信する。 OEK の団員による親子向けの無料コンサート 音響、照明及び制作に関わるボランティアスタ ッフの養成 金属系の廃材を材料に楽器を作ることにより、 様々な楽器の発音原理を学ぶ。 工房自主トレの成果発表の場としてコンサート を開催する。 一般対象 ポップス等の分野で行われている楽譜などに基 9月 即興天国 づいた演奏に頼らず、即興演奏の表現力を養う 講座 10 月∼3 月 作曲虎の穴 ポップス及びクラシック等の作曲技法を学ぶ講 座 様々なジャンルの音楽(邦楽、洋楽、ウクレレ及 12 月 ミュージックざんまい びフラメンコ等)のコンサートやワークショッ プを開催するイベント 1・2 月 3月 音楽発信ネットワーク 金沢市内にある様々な音楽スポット間のネット 事業「ライブサーキッ ワーク作りを目的に、多様なジャンルの公演事 ト」 業を行う。 ニュージャンル発信事 和楽器と西洋楽器という異文化の楽器をコラボ 業 レーションさせたニュージャンルのコンサート 対象 区分 開催予定日 子ども対象 7・8 月 事業名 アートフル林間学校 4・6・8・10・ 初級デジタル一眼レフ 12・2 月 5・6 月 7・8 月 一般対象 アート工房 7・8・12 月 カメラ撮影講座 キャンドルナイト プロジェクト 2015 事業内容 金沢湯涌創作の森との共同企画 デジタル一眼レフで様々なシーンにあった撮影 方法を学ぶことができる講座 夏至の夜にキャンドルで芸術村を灯すイベン ト。手作りキャンドルをつくるワークショップ も開催する。 オリジナル T シャツをつ シルクスクリーンでオリジナル T シャツを作る。 くろう! また、イベント用のスタッフ T シャツも作る。 「芸術村を描こう!」 芸術村の建物や広場などを描き、金沢市民芸術 写生大会・金沢市民芸術 展に出品する。作品展では、幼児・小学生・一 展 般の部で来場者による投票で賞が贈られる。 加賀友禅作家や関係者を講師に招き、草、花、 8月 芸術村で友禅流し 鳥及び虫食い葉等の装飾を描き、芸術村の池で 友禅流しと加賀友禅の工程を体験する。 9月 第 1 回 T シャツアート展 10 月 無名の彫刻家展 11 月 アートプロジェクト 2015 「オリジナル T シャツをつくろう!」で制作し た作品や公募によって集められた作品の展覧会 「石川の石を彫ろう」で制作した作品の展覧会 金沢にゆかりのある作家の作品の展覧会 1月 VISUALSONIC 映像、音及び IT 技術を使った展覧会 3月 アートアンツ展 アートアンツメンバーによる作品の展覧会 三工房合同企画 対象 区分 開催予定日 事業名 事業内容 石川県出身、又は石川県とゆかりのあるアーティ 一般対象 5月 Ishikawa Dance ストを東京から招き、石川県在住のアーティスト Festival とともに、ダンスの公演やワークショップを行 う。 11 月 開村祭 詳細未定 4.金沢卯辰山工芸工房の管理代行事業 (1)技術研修者の養成 金沢の高度な工芸技術と優れた造形感覚を養う技術研修者を養成する。27年度は新たに9名 (陶芸2名、染2名、漆芸3名、ガラス2名)を迎え入れ、総勢31名(陶芸8名、漆芸6名、 染5名、金工5名、ガラス7名)を養成する。 (2)特別企画展 伝統ある金沢の工芸を引継ぎ、現代に問いかける新たな潮流として、2階展示ギャラリーにお いて企画展を開催する。平成27年度は染色をテーマとする。 (3)おしゃれメッセ2015(参加) 工芸作品を展示販売する『クラフトマルシェ』に研修者、修了者に呼びかけて参加するほか、 金沢市のクラフトビジネス化創造都市連携事業に引き続き参加する。 (4)工房研修者と修了者の作品展 常設展として、金沢ゆかりの工芸作家の作品と、現代の工芸を展示する。来館者には重厚な伝 統的工芸作品と若い感性の作品の両方を観覧してもらう。また、3月に「研修者作品展」を開催 するほか、「修了者作品展」をクラフト広坂やエムザ、老舗交流館等で開催し、大勢の市民の方 に卯辰山から発信する現代の工芸を積極的に提案する。 (5)アートフェア出展事業 「金沢卯辰山工芸工房」として巨大なアートマーケットであるアートフェアに出展し、研修者 全員に出展の機会を提供する。 (6)その他事業 市民に開かれた工房として金沢卯辰山工芸工房を一般に開放する「工房祭」の開催や、「市民 工房」を5工房で開講し、また、「卯辰山茶会」など市民参加の事業を積極的に開催する。 事 業 名 金沢の工芸・ 開催期間 会 場 入場料・ 通年 金沢卯辰山工芸工房 有料 市民工房 通年 金沢卯辰山工芸工房 有料 工房祭 10 月 金沢卯辰山工芸工房 現代の工芸 特別企画展 おしゃれメッセ 2015(参加) 研修者作品展 修了者作品展 アートフェア 出展事業 9 月∼ 摘 受講料等 無料/ 一部有料 要 常設展示として開催 陶芸・漆芸・染・金工・ガラスの 工芸教室 作品展示販売・制作体験・ お茶席 金工をテーマとし、台湾黄金博 金沢卯辰山工芸工房 有料 10 月 しいのき迎賓館等 無料 3月 金沢 21 世紀美術館 無料 研修者による作品展 クラフト広坂ほか 無料 修了者による作品展 東京国際フォーラム 有料 11 月 年4回 程度 3月 物館との交流展を開催 クラフトビジネス化創造都市推進 事業・クラフトマルシェ 「金沢卯辰山工芸工房」として 出展 5.金沢湯涌創作の森の管理代行事業 (1)工房事業 創作の森の核となる「4 つの貸し工房」 (藍工房、染織工房、スクリーン工房、版画工房)の活 用促進のため、一般市民や温泉街への客層を対象とした各種工房体験・講座・教室を開設する。 ① 工房体験:一般の初心者や、公民館、社会教育団体、温泉宿泊客など、個人からグループま でを対象とした半日ないしは 1 日で制作する工房体験を実施。 ② 講 座:初心者及び基本習得者を対象に 1∼4 日間を 1 講座とした各種講座を通年開催。 ③ 版画の学校:版画に関する基本を様々な角度から網羅的に学ぶ講座を開催。 金沢美術工芸大学との連携事業 ④ 版画教室:初心者から上級者まで対応可能な各種教室を開催。木版画、銅版画、リトグラフ の各分野での技法を段階的に習得することをめざし、継続して創作する定期教室。 ⑤ 特別講座:外部講師を招聘し、より専門的な技法を習得する講座を開催。 工房事業 工房体験 講座・学校 教室 特別 講座 開催数 (回) 定員 内容 染 10 絞り染めによるハンカチやバンダナの制作、他 織 5 テーブルコースター織り、他 スクリーン 15 ポストカード、巾着袋等への印刷、エコバック作り、他 版画 12 ドライポイントによる版画、消しゴム版画、他 染 8 4∼10 次頁参照 織 9 5∼10 次頁参照 版画 17 8 次頁参照 木版画 24 5 銅版画 通年 5 リトグラフ 20 5 木版リト 通年 5 染 1 10 各版種の基本∼応用まで 花・動物・風景など、テーマを設定し、 「∼を描こう」シリーズとして展開。 インド更紗の技法(木版捺染)を学ぶ。 (6日間) 染・織講座、版画の学校年間スケジュール(予定) 染(定員 4∼10 名) 織(定員 5∼10 名) 版画の学校(定員 8 名) 4月 透かし模様ののれん 桜で染めるシルクの布 総合ガイダンス・版画作品鑑賞会 5月 すくも藍の発酵建て 平織り綾織りサンプル制作 シルクスクリーン、紙編/布編 6月 絞りのエプロン カラフルマットの制作 銅版画/リトグラフ/木口木版 7月 キラキラ星座ハンカチ ウェーブのシルクストール 木版画/銅版画(アクアチント) 8月 採取した植物で染めよう 麻のテーブルセンター ― 9月 藍の生葉染め 秋の草でシルク染め エッチング/多色リトグラフ 10 月 (特別講座) ― シンコレ/石版画/スクリーン 11 月 ― クリスマスタペストリー 木口木版、メゾチント 12 月 お正月のタペストリー ワッフル織ウールストール ― 1月 ― ― ― 2月 ひな祭りタペストリー ― ― 3月 ― 二重織で作るクッション ― (2)湯涌わくわく体験事業 アートバスを利用した湯涌の施設めぐりと温泉旅館での入浴・昼食付きのレジャー体験プラン を整理、参加者を募集する(20 名以上で開催)。地元および近隣施設との連携を強化。 (3)交流事業 様々な人が交流する場としての利用を高めるため、里山の自然を活かした幅広いジャンルの交 流事業を開催する。恒例となっている小学生を対象とした夏の「アートフル林間学校」を金沢市 民芸術村アート工房と連携して継続開催する。また、かもしかアートフェスティバルでの展覧会 開催会期に併せて、 「夏の虫鑑賞会」、 「ルービックキューブ全国大会」、 「ミュージックキャンプ」、 「湯涌自然音楽祭」など外部の企画を誘致を行う他、NPO との共同ワークショップ&合宿や、近 隣施設と連携した夏休みスタンプラリーなどの交流事業を行う。 事業名 アートフル林間学校 開催時期 7 月 21・22 日 28・29 日 定員/回 24 内 容 小学校3∼6年生が対象。 工房体験、かかし作り、パフォーマンス観賞など。 6.金沢能楽美術館の管理代行事業 (1)展示事業 ア.通常展 事 業 名 開催期間 内 容 能の大成者「世阿弥」は、美をはじめとする あらゆる魅力と価値の本質と、その在りよう 企画展 「花の風姿 能を彩る植物Ⅱ」 5 月 16 日(土)∼ を「花」に喩えた。能装束を彩る和漢や四季 9 月 27 日(日) の華麗な花文様、能面に宿る心の花、植物の 精が登場する能、能の理想美である「花の風 姿」の多様な姿を紹介。 企画展「新・古能面展Ⅵ 同時開催 現代能面美術展<公募>」 12 月 12 日(土)∼ 全国から公募した能面を審査し、特選・優良 28 年 1 月 31 日(日) 賞20面を当館所蔵古面とともに展示。 イ.特別展 事 業 名 開催期間 内 容 平成 25 年秋にパリの日本文化会館で開催さ 春季特別展 「金沢に花開いたもう一つの ∼5 月 10 日(日) 武家文化−能楽−」 れ、好評を博した同名展(国際交流基金・金 沢市主催)の能楽展示を再現。パリで好評を 博した加賀宝生の美意識を紹介 秋季特別展 幕末の岡山で塩田開発に成功し、一大塩田王 「塩田王の数奇−野崎家塩業歴史 10 月 3 日(土)∼ 国を築いた野崎家に伝わる能面と茶道具を 館の能面コレクション 12 月 6 日(日) 紹介する。量質ともに大充実の能面コレクシ 加賀ゆか りの茶道具・絵画とともに」 10 周年記念特別展 「金沢能楽美術館・ニューコレクシ ョン」 ョンはこのたび初公開となる。 28 年 2 月 6 日(土) ∼5 月 29 日(日) 金沢能楽美術館開館 10 周年記念の第一弾。 新しくコレクションに加わった能面・能装束 や絵画の名品を紹介 (2)自主事業 ア.写謡の会(能楽解説講座) 県立能楽堂で開催される定例能に合わせ、当日午前に能楽師により実施する、謡本書写と ミニ謡レッスン 年 11 回開催。 イ.特別講座(未定) 特別展の展示内容について詳しく解説。 ウ.観能の夕べプレ講座(未定) 夏と冬に県立能楽堂にて開催される、「観能の夕べ」の解説講座。開催される演目の見ど ころをわかりやすく解説。県立能楽堂との連携事業、夏・冬数回開催。 エ.能面打ち講座 約5ヵ月で1つの能面を制作する講座を開催。(4月中旬∼9月中旬) オ.第7回現代能面美術展(公募) 新作の能面を全国に公募し、能面展を開催 開催期間:平成27年12月12日∼12月20日 但し、最優秀作品は1月31日まで2階展示室における 「企画展 会 新・古能面展Ⅵ」にて展示。 場:金沢能楽美術館 カ.御松囃子、五人囃子の開催 金沢独自の武家文化を能楽を通じて紹介する。 キ. 「工芸の風姿花伝」開催 地元工芸作家によるオリジナル作品を企画、製作、展示販売 展示物や季節、能の演目などをテーマに研究会を実施、作品を発表する。 ク.ナイトミュージアム・夜間イベントの開催 季節や地域イベントに合わせ、映像と能のコラボレーションなど、能の世界を わかりやすく紹介。 ケ. その他 能楽師を講師とする学びや、能面作家や愛好家を講師とする親子お面づくりの開催。 7.金沢 21 世紀美術館の管理代行事業 美術館の施設・設備等の充実と、効率的な管理運営に努めるとともに、北陸新幹線金沢開業を迎え、 現代アートに焦点を当てた大規模な展覧会「THE コンテンポラリー」展をはじめとする展覧会や、多 彩な交流プログラムの実施、戦略的な広報・啓発活動の促進など、魅力ある美術館事業を重点的に展 開していく。 (1)展覧会事業 ①「ザ・コンテンポラリー1 / われらの時代:ポスト工業化社会の美術」 (会期) 平成 27 年 4 月 25 日∼8 月 30 日 資本主義経済の歪み、少子高齢化や地方の過疎など様々な問題が顕在化された現代を、美術 はいかに表現しうるのか。 「日常」 「地域」 「つながり」 「メディア」といったキーワードを手が かりに、2000 年以降に活躍する日本の作家 10 人を紹介。 ②「ザ・コンテンポラリー2 / 誰が世界を翻訳するのか」 (会期) 平成 27 年 9 月 19 日∼12 月 13 日 文化的背景が異なる土壌から生まれる表現に対してどのようにアプローチするべきか。とり わけ第3世界と呼ばれた地域における近代化のプロセスで生まれた作品を中心に、文化の歴史 をどのように翻訳し理解すべきかを問い直す展覧会。 ③「生誕百年記念 (会期) 井上有一」 平成 28 年 1 月 2 日∼3 月 21 日 2016 年に生誕 100 年を迎える、戦後の日本美術を代表する書家・井上有一の展覧会。これま での「書」の範疇をこえるような斬新な芸術を生み出した井上有一の核心に迫る。 ④コレクション展 (会期) 平成 27 年 5 月 26 日∼11 月 15 日 平成 27 年 11 月 28 日∼平成 28 年 5 月 8 日 1980 年代以降に制作された作品を中心とする当館コレクションを紹介する展覧会 ⑤「粟津潔、マクリヒロゲル2」 (会期) 平成 27 年 11 月 28 日∼平成 28 年 5 月 8 日 ⑥デザインギャラリー及び長期インスタレーションルーム展覧会 「樫尾聡美 生命の内側にひそむもの」 (会期) 「廣村正彰 【長期インスタレーションルーム】 平成 27 年 9 月 19 日∼平成 28 年 1 月 17 日 金沢で Junglin’」 (会期) 平成 27 年 11 月 21 日∼平成 28 年 5 月 8 日 【デザインギャラリー】 「坂野充学 可視化する呼吸」 (会期) 【長期インスタレーションルーム】 平成 28 年 1 月 30 日∼5 月 8 日 ⑦平成 28 年度開催予定展覧会の準備 (2)教育普及事業 ①ミュージアム・クルーズ 金沢市内小学校4年生全児童を美術館に招待する鑑賞プログラム ②中学生まるびぃアートスクール・プロジェクト 作家が中学生と共に行うワークショップや鑑賞などの教育プログラム ③キッズスタジオ・プログラム 主に子どもや親子を対象としたワークショップ等の開催 ④まるびぃカフェ 美術館活動の一翼を担う各事業のボランティアが出会い、情報交換する場所を設け、新たな活 動やプログラムを立案することを通して、活動の活性化と交流の促進を図る。 (3)長期プログラム 「ザ・コンテンポラリー3 / Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」 (プログラム期間)平成 27 年 9 月 19 日∼平成 28 年 3 月 21 日(12 月 14 日∼1 月 1 日除く) バイオテクノロジーを用いた作品作りを行うアーティストユニットBCLと共に展開する 長期プログラム。日本のポップカルチャーを代表するボーカロイド「初音ミク」に遺伝子と細 胞を与え、現代日本の特異な想像力の可能性を問う。 (4)ミュージアムグッズ販売事業 美術館オリジナルのミュージアムグッズを企画・制作・販売し、収益源の1つとして確立。 (5)現代工芸海外発信事業 美術館が所蔵している工芸作品約70点をニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アン ド・デザインで展示し、美術館と日本の工芸の魅力を発信する。 (6)交流事業 ①シアター21 芸術交流事業 子どもから大人まで幅広い世代で楽しめる舞台芸術公演 ・ミュージックシリーズ 「music@rt」 など ・パフォーマンスシリーズ 多彩なパフォーミングアーツを紹介 ・共同・共催事業 外部のコミュニティ・アーティスト等と連携を深めながら事業を展開 ・トークシリーズ 「フランソワーズ・モレシャンのおしゃれ講座」 など ②美術館広場等芸術交流事業 ゴールデンウィークに、美術館屋外広場などを会場とし、市民が気軽に楽しめるパフォーマン スやワークショップ、お茶会等を開催 Golden まるびぃ こどもの王国 平成 27 年 4 月 29 日∼5 月 6 日 ③アートでつながる人とまち創造事業 英国のアーティストコミュニティ「フォレスト・フリンジ」から選出したアーティストによる アーティスト・イン・レジデンス事業。日英の参加者が金沢のまちに飛び出し、新作パフォーマ ンスを制作。 (7)その他 ①インフォメーションサービス事業 美術館活動を広く国内外に発信 ②美術館サポーターネットワーク構築事業 友の会の拡充、近隣商店街等との連携強化により、美術館を一番身近で支えてくれるサポータ ーのネットワークを構築 ③施設、設備の改修 ・周辺環境等の魅力アップ事業 金沢 21 世紀美術館の新しいランドマークとなる SANAA 設計のオブジェ「まる」を制作開 始。あわせて、市役所側からの景観アップのため駐輪場を移設。 ・収蔵庫作品棚設置、空調設備等修繕、芝生張替 等
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