10 大ネット定期

金利は普通預金の 5 倍以上!最新版「10 大ネット定期」徹底比較
安全で金利も高めなので人気なのが「ネット定期」。
最近は種類も増え、銀行によって、使い勝手やサービスに差が出てきました。
どこのネット定期を選ぶのが正解か。徹底調査をしてみました。
構成・文/酒井富士子、柏崎招子(回遊舎)
人気のネット定期。
みんなはどう使っている?
●ネット銀行を利用するようになった理由は、手数料の安さと金利の高さが 2 大理由
●ネット銀行口座を何に利用しているかは、ネット定期の利用、ネット決済に利用が 2 大
利用法
ネット銀行利用者は
全体の 64%と高い浸透度
「ネット定期」は、ネット専業銀行や一般銀行のネット支店が取り扱う
基本インターネットを通じて預ける定期預金。
出店コストなど低い分、金利が高めです。
最近は、「ネット定期」の種類が増えており、
「どの銀行のネット定期を選んだらよいのかわからない」
という声をよく聞きます。
そこで今回、インターネットアンケートを実施したところ、
回答者の 64%がネット銀行を利用していると答えています。
選択ポイントとしては、「手数料の安さ」と「金利の高さ」が 2 大ポイント。
ほかに資金移動や金融商品のラインナップ、携帯使い勝手などがあがっています。
この結果をもとに、ネット銀行&ネット定期の選び方徹底研究をしてみました。
みんなの利用度からわかった!ネット定期選び方ポイント 5
選び方ポイント 1
入出金・振込の手数料が安い
提携金融機関が多く入出金手数料が安いのは
ソニーと住信SBI
ネット定期を利用するには、まずはネット銀行(ネット支店)
に普通預金口座を開き、現金を入金する必要があります。
ただ、ネット銀行には、店舗がないので、入金は自分の口座から振り込むのが通常。
ただし、これでは振込手数料がかかってしまい、
せっかく高い金利のネット定期に預けても、
手数料で利息が吹っ飛んでしまいます。
そこで、手数料無料で提携金融機関のATMを利用して
入出金ができるかが、大きな選択ポイントになるわけです。
提携金融機関が多いのはジャパンネット銀行、
入出金手数料の無料度が高かったのは、ソニー銀行、住信SBIネット銀行など。
ちなみに振込手数料では、住信SBIネット銀行が
他行でも月 3 回まで無料でお得度が高かったです。
選び方ポイント 2
とにかく金利が高い
100 万円 1 年だと住信SBIが最高金利
期間と金額で順位が違う
ネット定期選びの王道ポイントは、なんといっても金利の高さでしょう。
7 月 25 日現在で 100 万円預けた場合の 1 年定期金利が一番高いのは、
住信SBIネット銀行で金利 1%。
ただ、3 年では、ソニー銀行で金利 1.002%、
5 年では、オリックス信託銀行で 1.2%と、
預入期間によっても有利な銀行が違うことがわかります。
なので、金利の高いネット定期を利用したいなら、
自分の預入金額と期間をまず決めて、その条件で一番高いところを選ぶのが重要です。
また、6~8 月、11~1 月はボーナスキャンペーンを実施する銀行も多く、
通常より金利上乗せになるケースも多いです。
預ける時期も念頭に入れて、キャンペーン狙いで利用するのも一考です。
ちなみに、ネット銀行は普通預金金利も高め。
一番高いのは住信SBIのハイブリット普通預金(0.5%)です。
選び方ポイント 3
他の金融機関とのお金の移動が便利
提携証券会社が多いのはジャパンネット銀行
連携度が深いのは住信SBI
ポイント 1 でも紹介したように、ネット定期利用(=ネット銀行利用)は、
現金の移動をなるべく手数料無料でできることが大事。
多くの銀行がセブン銀行とゆうちょ銀行とは提携しているので、
そこから入出金ができれば、日頃の利用に支障はなさそう。
プラスで敢えていえば、メガバンクが給料振込口座の人が多いかもしれないので、
三菱東京UFJ、三井住友の両行と提携しているソニー銀行は便利ということに。
また、ネット銀行から証券会社に資金移動をして、投資をする人も多いでしょう。
無料で資金移動ができる提携証券会社が一番多いのは、ジャパンネット銀行。
また、住信SBIのようにSBI証券と口座が連動しており、
資金移動だけでなく買付余力としてみなされる機能をもったところもあります。
ソニー銀行も利用者専用のソニー銀行証券があり、有利に利用できます。
選び方ポイント 4
携帯・電話での利用が便利
PC・携帯ともに 24 時間申込可能は、
イーバンク、ソニー、ジャパンネット
ネット銀行の普通預金口座に現金を入金したら、
次に定期預金申込が必要。
パソコンを使って、口座にログインして定期預金申込をするのが通常の流れ。
ただ、この操作が 24 時間できるのかが、ひとつのチェックポイント。
また、携帯愛用派は、携帯での申込ができるか、
時間制限があるかもチェックポイントになります。
ともに 24 時間可能なのは、イーバンク、ソニー、ジャパンネット。
逆に電話で申し込みたいという慎重派は、ソニーが 24 時間対応です。
選び方ポイント 5
定期預金以外のラインナップが充実
投資信託ではイーバンクがラインアップ充実
外貨ならソニー
ネット定期以外の金融商品のラインアップ充実度で
選びたいという人も多いでしょう。
投資信託の取り扱いが一番多いのはイーバンク。
ノーロードの多さも一番です。
投信積立の取り扱い本数ではソニー銀行がトップ。
外貨建商品がフルラインナップされているのはソニー銀行。
人気の外債を取り扱っているのは、
イーバンク、オリックス信託、京都銀行、
ソニー銀行、スルガ銀行、泉州銀行。
逆に投資商品は一切取り扱わないポリシーの銀行もあります。