平成28年度 工業高校生金型コンテスト実施要項(改定) 1. 目 的 工業高校等の生徒が「金型」の設計から製品の製造という一連の工程を通して、 ものづくりに関する実践的な技術、技能を習得するとともに、課題解決能力や積極性・創造性 等を育成する。また、工業高校生が岐阜県の基幹産業である「金型」を理解し地域産業に関心 を持たせることを通じて、新しいものづくりの提案や地域産業の活性化を図る将来を担うもの づくり人材の育成につなげると共に、地元企業と工業高校の連携を図り、人材の定着を促進に つなげる。 2. 主 催 岐阜県金型工業組合 岐阜県教育委員会 3. 共 催 岐阜県高等学校教育研究会工業部会 後 援 岐阜県・岐阜大学次世代金型技術研究センター・ (独法)高齢・障害・求職者雇用 支援機構岐阜支部・岐阜県機械金属協会 4. 参加資格 岐阜県内にある工業関連学科及び総合学科(工業系列)在籍する高校生 5. 課題概要 与えられた課題に沿った製品を製造するとともに、そのためのプレス金型又は射 出成形金型を製作する。独自の評価基準により作業工程時からの創意工夫・製作意欲・製品の 独創性・製作技術・製品の精度等を競う。 6. 7. 実 施 日 平成28年12月10日(土) 於:岐阜県立国際たくみアカデミー 及び会場 詳細な時間については、追って連絡をする。 課題内容 テーマ:「金型」を使って地域らしさを表した 「金型」を使って地域らしさを表した製品の作成 表した製品の作成 ・プレス金型課題 製品の大きさは100~140mm×80mmまでとし、絞り型(形状を絞り) と抜き型(形状を切り取る)の2工程で製作する。 製品材料は SPCC 材、厚みは0.6mmとする。 ・射出成形金型課題 40mm角までのマグネット(冷蔵庫等に付けたりするもの)を製作する。裏 面に入れる磁石は、直径18mm×厚さ3mmとする。 製品の形状、製作方法は自由。製品材料はABS 黒色とする。 ・製作過程表示資料 製作工程の取組・様子・状態を示す資料を作成する。 紙面でのみの資料とし、写真の使用は認める。 プレス型作成校:A1 用紙 1 枚までに作業場所、作業者を明記すること。 射出成形型作成校:A1 用紙2枚までに作業場所、作業者・作業内容を明記する こと。 (記入例:新企業で CAD を借りて、1人ずつでモデリング) 8. 提 出 物 次のものを指定日までに提出すること。 項目 金 型 製 品 プレス型 射出成形型 作製したもの 成形した直後のものをそのまま提出 提出個数 10個 型図(型の平面図・断面図) 図面等 部品図 型図(型の平面図・断面図) (方眼紙記入可) 製品図 製品の絵 部品表 製作過程表示資料 上記に指示したもの ※作品(後述の企業の支援内容⑥に記載)の提出展示は認める。 9. 評 価 別途評価基準により、6名~7名(産業界 1名、教育委員会より1名、工業部 会より1名、岐阜大学次世代金型技術研究センターより2名、雇用支援機構より1名)で行う。 (予定) 10. 表 彰 評価成績により「最優秀賞」「優秀賞」「敢闘賞」 「アイディア賞」等をそれぞれ 1 校授与する。(表彰状は岐阜県金型工業組合で準備する) 11. 材 料 工 具 等 ・金型製作に使用するモールドベース(ダイセット)は支給する。 ・金型製作に係る部材類は支給する。 ・製品材料(樹脂材料 ABS、プレス材料 SPCC 材)及び磁石は支給する。 ・加工に必要な切削機械・工具等は、原則各校に整備されたもので製作する。 ・必要な場合は学校設備以外の工作機器等の使用を認めるが、使用は最小限とし、 その借用料は原則無償とする。 12. 運営組織 支援体制 成形場所 公的施設 (岐大等) (研究所等) 雇用支援機構 協力会 (ポリテク岐阜・中部) 金型企業 学校 担当者 岐阜県金型工業組合・工業部会・岐阜県教育委員会 13. 事業日程 11月30日までを目標に成形を終了できる工程表を作成し、毎月の進捗状況を評価の 対象とする。 成形場所及び成形機の仕様等については、4 月中に協議・調整する。 <工程表例> 月 工程内容 4月 金型基礎知識・CAD 操作・製品のデザインの考案 5月 モデリング制作・設計 6月 型設計・前加工 7月 切削加工 9月 切削加工・磨き・組み立て 10月 磨き・組み立て・仕上げ 11月 製品製作・展示資料の準備 12 月 10 日 金型コンテスト 14. 支援企業の一覧 学校名 型 企業名 岐南工業 プラ 岐阜多田精機㈱ 岐阜工業 プラ ㈱黒田製作所 プラ ㈲富田鉄工所 大垣工業 プレス ㈱丸順 可児工業 プレス ㈱芝製作所 多治見工業 プレス ㈱新田製作所・清水美明 中津川工業 プラ ㈱トーメイ プレス ㈱ナカヒョウ飛騨工場 プラ 組合窓口でポリテク 岐阜総合学園 プラ 中村精工㈱ 関商工 プレス ㈱カトーメテック 岐阜第一 プラ ㈲希光モールド・坪内英明 高山工業 企業担当者が指導・訪問する日程・・・週1回の活動日に合わせて、概ね月に2回程度 第1回目の活動日までに学校担当者と日程等打 合せを実施。 加工・成形に必要な機械がない場合・・原則として公的機関の機械を使うこと。 調整は岐阜県金型工業組合が行う。 成形機の使用について ・・・生徒の引率に配慮し、学校と打合せ決定する。 生徒の学校外での活動に必要な引率等の手続きは学校対応とする。 企業の支援内容 共通目標:「工業高校生に製作を通じて、「金型」及び「金型企業」 「金型」及び「金型企業」を 及び「金型企業」を理解させる」 理解させる」 ① 金型及び製品を完成させるためのアドバイス、技術指導を行う。 ② 生徒たちが自ら考えて製作できるようにサポートをする。 ③ 製作作業の代行は原則行わない。 ④ 担当教員と面滅に連絡を取り、学校行事等で日程変更に対応しながら、12月10日 の審査までに製品を完成させる。 ⑤ 成形場所は指定された場所、日時で行う。 ⑥ 製品の提出は10個とするが、製品を加工(着色、溶接、穴あけ等々)しての作品の為に 成形するものについては、企業との話合いの上成形を認める。 15. 評 価 ・評価は次の項目について、評価審査項目表(別途作成、後日発表)によって採 点され、主な評価の観点は次のとおりとする。 ◎ 評価は加点方式をとる ◎ 評価の観点 A) 製品…評価項目 (1) 製品デザイン(企画力・独創性・地域性) (2) 製品寸法・バリ・見栄え B) 金型…評価項目 (1) 図面との整合性 (2) 工夫・安全面 (3) 組立・磨き C) 図面 (1) 提出を求めたもの D) 工程…評価項目 (1) 展示資料の出来栄え等 (2) 工程(進行)管理状況 (3) 作業への取り組み方
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