ビヨンド スイングドア 基本セット・欄間コネクタ 取付説明書 このたびは、ビヨンド スイングドア 基本セット・欄間コネクタをお買い上げいただき、誠にありがと うございます。 この製品は、室内ドア用として設計されたものです。このほかの目的には使用しないでください。 作業を行う前に、必ずこの取付説明書をお読みください。 ■取り付けできるドアパネル 質量※ 80 kg 以下(1 枚当たり) 高さ 2200 mm 以下 幅 900 mm 以下 厚さ 10 mm または 12 mm (強化ガラス) ※ 付属品の質量も含めたものです。 警告 誤った取り付けは、施工時だけでなく使用時に思わぬけがをする恐れがあります。 本書の説明、注意事項をお守りください。 本書について 本取付説明書は、一つの現場に一か所のビヨンド スイングドアを取り付けることを想定したうえで、 もっとも安全かつ効率的に取り付けできると思われる方法を記載しました。 必ずしも取り付けの順序や方法を規制するものではありません。作業される方におかれましては、 専門家としてのノウハウをお持ちのことと考えておりますので、この取付説明書に記載された方法 にとらわれず、専門知識と経験に基づいて製作してください。 その場合においても、事前にこの取付説明書に一度は必ず目を通してくださるようお願いします。 また、本製品には外国語版取付説明書も付属されていますが、本書をお読みいただければ、外国語 版取付説明書をお読みいただかなくても良いように構成しております。 免責について 現場の状況や取付作業の結果としての品質は、当社の影響の及ばないいくつもの要素から成り立っ ています。 したがって当社では、これらが原因となって発生した副次的な損失や損害、または出費についての 責は負えませんので、ご容赦させていただきます。ご理解のうえ、ご了承いただきますようお願い します。 Ⅰ.部品の内訳 お願い 商品が届いたらすぐにケースを開き、内容物の数と状態の確認を行ってください。 万一、不足や不備があったら、作業せずに直ちに当社までご連絡ください。 1 ドアパネルセットに含まれている部品 ●厚み 10 mm用ドアパネルセット:D30-100-107 ●厚み 12 mm用ドアパネルセット:D30-101-107 ※ 丸番号は、9ページからの取付手順の説明と対応しています。 D30-101-107 部品 D30-100-107 数量 D30-101-107 部品 D30-100-107 数量 ピボットピンあり 10 mm用 1 − ① 上部ピボット組立 ロゴあり ③ ④ 下部ピボット 化粧キャップ 12 mm用 − 1 12 mm用 − 2 10 mm用 1 − 10 mm用 2 − 下部ピボット組立 ② 10 mm用 2 − ⑤ ピボットカバー 12 mm用 − 1 12 mm用 − 2 10 mm用 2 − 10 mm用 4 − 上部ピボット 化粧キャップ ⑥ 12 mm用 − 2 ピボットふた 12 mm用 − 4 2 2 ガラス欄間取付金具セットに含まれている部品 ●側枠取付用 厚み 10mm用:D30-130-107 ●側枠取付用 厚み 12mm用:D30-131-107 ●側ガラス取付用 厚み 10mm用:D30-120-107 ●側ガラス取付用 厚み 12mm用:D30-121-107 D30-121-107 D30-120-107 D30-131-107 部品 D30-130-107 数量 D30-121-107 D30-120-107 部品 D30-131-107 D30-130-107 数量 10 mm用 1 − − − ⑦ 側枠取付用 欄間金具組立 ⑨ 欄間金具 化粧キャップ 2 2 2 2 ⑩ 欄間金具ふた 2 2 2 2 12 mm用 − 1 − − 10 mm用 − − 1 − ⑧ 側枠取付用 欄間金具組立 12 mm用 − − − 1 3 その他の必要な部品、オプション部品 必要な部品 部品番号 必要な部品 部品番号 ⑪ ガラスコネクタ D30-320 ⑬ 床ピボット D01-106 -700 ⑫ 上部軸受け 偏心ブッシュ D8-05-194 -000-99 ⑭ フロアヒンジ BTS75V または BTS75V-90 3 4 デザインモデルと必要な部品 (1) 三方枠モデル ドアパネルの三方を建築物で囲ったデザインモデルです(図Ⅱ-4-1)。 <1> 必要な部品 ● ドアパネルセット ⑫ 上部軸受け偏心ブッシュ ⑬ 床ピボット 〔図Ⅱ-4-1〕 (2) 三方枠+ガラス欄間モデル ドアパネルの上方にガラス欄間が配置されるデザインモデルです(図Ⅱ-4-2)。 <1> 必要な部品 ● ドアパネルセット ● ガラス欄間取付金具セット(側枠取付用) ⑬ 床ピボット 〔図Ⅱ-4-2〕 (3) ニ方ガラスパネルモデル ニ方(ドアパネル上方の欄間と戸先側)にガラスが配置されるデザインモデル です(図Ⅱ-4-3)。 <1> 必要な部品 ● ドアパネルセット ● ガラス欄間取付金具セット(側枠取付用) ⑪ ガラスコネクタ ⑬ 床ピボット 〔図Ⅱ-4-3〕 <2> 現場手配品 ● ドア枠への取付用ねじ(十字穴付タッピンねじ 呼び 4.5 など) ● アンカープラグ(壁の種類により、適切なアンカープラグをご用意ください。) (4) 三方ガラスパネルモデル 三方(ドアパネル上方の欄間と両側)にガラスが配置されるデザインモデル です(図Ⅱ-4-4)。 <1> 必要な部品 ● ドアパネルセット ● ガラス欄間取付金具セット(側ガラス取付用) ⑪ ガラスコネクタ ⑬ 床ピボット いずれかを選択 ⑭ フロアヒンジ } 〔図Ⅱ-4-4〕 4 5 その他の現場手配品 ⑮ かいもの(厚さ 10 mm) 2個 ⑯ 下ストッパ(下記「お願い」をご覧ください) 2組 お願い 戸当りの設置について <欄間金具組立⑦ / ⑧、上部軸受け偏心ブッシュ⑫、および床ピボット⑬の場合> それ自体にストッパ機能がないため、ドアパネルは無制限に回転します。 回転したドアが側板などの工作物に当たらない位置に戸当たりを設置してください。 <フロアヒンジ⑭の場合> 製品の仕様上の回転角度の制限があります(詳細はカタログや取付説明書などをご覧 ください。)。これは、フロアヒンジの軸が単独で回転する角度の機械的な限界です。 回転角度の制限内の位置に戸当たりを設置してください。 戸当たりがないと、 ・回転したドアパネルの接触によって、ドアパネルや工作物が破損する恐れがありま す。 ・ドアパネルや工作物に取り付けた部品などが破損したり、脱落する恐れがあります。 ・フロアヒンジ⑭の場合、回転軸などに無理な力がかかってフロアヒンジが破損する 恐れがあります。 上記の理由により、いずれの場合も必ず戸当たりを設置いただきますよう、お願いします。 6 必要な工具など ・ 電動ドリル ・ ハンマ(頭部が木、プラスチックまたはゴムのもの) ・ 六角棒スパナ 呼び 4、呼び 5 ・ 下げ振り ・ 直角定規 ・ 当て木 お願い ねじ類の固定には、必ず手回しのねじ回しをお使いください。 電動ドライバーを使用すると、ねじに過大なトルクがかかることがあり、組立作業に支障 をきたす恐れがあります。 7 ドアセットの左右の勝手について ドアパネルが開いてくる側に立って、吊元が左側にあるドアセットを左勝手(左吊元)ドアセット、吊元が右にあるド アセットを右勝手(右吊元)ドアセットと呼びます。 5 Ⅱ.寸法図 この取付説明書で使っている寸法は、加工や組立による誤差や、材料そのものの変形などを考慮していません。 作業においては、このことをご考慮のうえ、切断などの加工を行ってください。 ※ ドアパネルに部品が組み込まれている場所の寸法は、部品の寸法です。加工寸法ではありませんのでご注意ください。 ※ 本説明書に記載されている図の寸法単位は、ミリメートル [mm] です。 取付部分の詳細寸法 3 (1) 三方枠モデル 側壁 ガラス扉 上側 3 23 ガラス扉 下側 7 側壁 〔図Ⅱ-1-1〕 (2) 三方枠+ガラス欄間モデル ニ方ガラスパネルモデル (3) 三方ガラスパネルモデル 3 3 ガラス 欄間 固定 ガラス 3 3 壁取付位置 ガラス 欄間 15 ガラス扉 上側 側壁 ガラス扉 上側 3 3 23 23 側壁 固定 ガラス ガラス扉 下側 23 ガラス扉 下側 5 7 7 1 〔図Ⅱ-1-2〕 45 〔図Ⅱ-1-3〕 6 取り付けのための加工図 図のような加工がされていることを確認してください。 (1) ドアパネル <1> 各デザインモデル共通です。 <2> ドアパネルの加工は、上下対称です。 <3> 取手またはハンドルの穴の有無。 これらの穴がテーパ状の場合、ドアパネルには左右が生じます。 4 12 20 150 12 163 8 2 R1 2 105 R1 52 25 〔図Ⅱ-2-1〕 (2) 欄間ガラス <1> ガラス欄間が付くデザインモデルに適用します。 994 4 12 20 2 12 8 R1 2 15 R1 60 105 116 欄間パネルの長さ 600以下 2 25 〔図Ⅱ-2-2〕 7 (3) 吊元側固定ガラス(フロアヒンジ⑭をお使いのとき) <1> 吊元側の固定ガラスの下部に図のような加工が必要です。 A 部詳細 床仕上げ面 5 ) (R A 45 〔図Ⅱ-2-3〕 (4) 枠の下穴(三方枠+ガラス欄間モデル、二方ガラスパネルモデル) <1> 側枠の回転部側の欄間取付部分に、図のような穴があることを確認してください。 <2> アンカープラグをお使いのときは、プラグを埋め込んでください。 ガラス欄間パネル 50 お使いの取付ねじに合わせた径 15 25 ガラスドアパネル 〔図Ⅱ-2-4〕 お願い 飛散防止フィルムの貼付について 強化ガラスは、 『割れても安全なガラス』といわれていますが、割れたときに生じる細か な破片が周囲に及ぼす悪影響を少なくするために、飛散防止フィルムを貼ることをお勧め します。 8 Ⅲ.取付手順 ※本書は、左勝手を基準として説明を進めます。右勝手の場合は、図が左右逆になりますので ご注意ください。 共通 ※ デザインモデルによって、必要な項目とそうでない項目があります。それぞれの項目に など ●●●モデル のマークが付いています。適合する項目をご覧のうえ、取付作業を行ってください。 1 金物を取り付ける前の作業を行います。 (1) ドアパネルの回転中心を決めてください。 共通 (2) 上部軸受け偏心ブッシュ⑫を取り付けてください(セットには含まれていません。)。 三方枠モデル ※ この項にある部品は、ドアパネルセットには含まれておりません。ここでの説明は、概略説明です。改良のため寸 法が変更されていることがあります。取付作業の際は、それぞれの取付説明書をご覧ください。 <1> 径25 mm、深さ 29 mmの穴を枠に開けてください。 (3) フロアヒンジ⑭を床に取り付けてください。 フロアヒンジを選択したとき ※ 詳しくは、フロアヒンジ⑭に付属の取付説明書をご覧ください。 (4) 床ピボット⑬を床に取り付けてください。 床ピボットを選択したとき ※ 詳しくは、床ピボット⑬に付属の取付説明書をご覧ください。 <1> ドアパネルの回転中心を基準として、床ピボット⑬の取付穴または取付下穴を開けてください。 <2> 床ピボット⑬を床に取り付けてください。 三方枠+ガラス欄間モデル (5) ガラス枠を取り付けてください。 二方ガラスパネルモデル ※ ドアパネル周りのガラスパネルを、設計図面に従って設置してください。 2 ガラス欄間に欄間金具を取り付けます。 二方ガラスパネルモデル 三方ガラスパネルモデル 三方枠+ガラス欄間モデル (1) 側枠取付用欄間金具組立⑦の六角穴付皿ボルト M8×37(以下、「固定ねじ⑦b」と言います。)を、六角棒スパナ 呼び 5 で、2本とも外してください(図Ⅲ-2-1)。 ※ 外すのは、固定ねじ⑦ b だけにしてください。 <1> 外した後、側枠取付用欄間金具組立⑦は次の部品に分かれます。 ⑦a 欄間金具 ⑦b 固定ねじ… 2本 ⑦c リングスペーサ … 2個 <2> 図示以外のねじは外さずに、そのままにしておいてください。 リングスペーサ⑦c 固定ねじ⑦b 欄間金具⑦a 〔図Ⅲ-2-1〕 9 (2) 欄間金具⑦aをガラス欄間パネルに取り付けてください。 <1> リングスペーサ⑦cを欄間の穴に組み込んでください(図Ⅲ-2-2)。 <2> 欄間金具⑦aをガラス欄間パネルと側板のすき間に滑らせてください。 <3> 欄間金具⑦aを側枠に、落ちないように取付用ねじ(現場手配)で止めてください(図Ⅲ-2-3)。 ガラス欄間 ガラス 欄間側 壁側 アンカープラグ リングスペーサ⑦c 取付用ねじ さしがねなど 〔図Ⅲ-2-2〕 〔図Ⅲ-2-3〕 <4> 固定ねじ⑦bを欄間金具⑦aの元の穴に入れて、締めてください。 [1] ガラス欄間パネル下面と欄間金具下面とを平らにしてくだ さい。 [2] ガラス欄間パネル側面と欄間金具側面とを平行にして、 図 の 寸 法 に な る よ う、 固 定 ね じ ⑦bを 締 め て く だ さ い (図Ⅲ-2-4)。 [3] 固定ねじ⑦bは一つを一気に締めずに交互に少しずつ締めて ください。 [4] 最後に、20 N・mのトルクで締めてください。 39 〔図Ⅲ-2-4〕 (3) 欄間金具化粧キャップ⑨、欄間金具ふた⑩を欄間金具⑦aに取 り付けてください(図Ⅲ-2-5)。 固定ねじ⑦b 欄間金具ふた⑩ 欄間金具 化粧キャップ ⑨ <締付条件> 締付トルク:20N・m 〔図Ⅲ-2-5〕 10 3 ガラス欄間に欄間金具を取り付けます。 三方ガラスパネルモデル (1) 側ガラス取付用欄間金具組立⑧の六角穴付皿ボルト M8×37 (以下、「固定ねじ⑧b」と言います。)を、六角棒スパナ 呼び 5 で、2本とも外してください(図Ⅲ-3-1)。 ※ 外すのは、固定ねじ⑧b だけにしてください。 <1> 外した後、側ガラス取付用欄間金具組立⑧は次の部品に分か れます。 ⑧a 欄間金具 ⑧b 固定ねじ… 2本 ⑧c リングスペーサ … 2個 <2> 図示以外のねじは外さずに、そのままにしておいてください。 リングスペーサ ⑧c 固定ねじ⑧b 欄間金具⑧a 〔図Ⅲ-3-1〕 (2) 欄間金具⑧aをガラス欄間パネルに取り付けてください。 <1> リングスペーサ⑧cを欄間の穴に組み込んでください(図Ⅲ-3-2)。 <2> 欄間金具⑧aを、下側の爪で固定側ガラスパネルをはさみながら下から滑らせてください(図Ⅲ-3-3)。 リングスペーサ ⑧c ガラス欄間 ガラス 欄間側 固定 ガラス側 さしがねなど 〔図Ⅲ-3-2〕 <3> 固定ねじ⑧bを欄間金具⑧aの元の穴に入れて、締めてください。 [1] ガラス欄間パネル下面と欄間金具下面とを平らにしてください。 [2] ガラス欄間パネル側面と欄間金具側面とを平行にして、図の寸法 になるよう、ねじを締めてください(図Ⅲ-3-4)。 [3] ねじは一つを一気に締めずに交互に少しずつ締めてください。 [4] 最後に、20 N・mのトルクで締めてください。 〔図Ⅲ-3-3〕 39 〔図Ⅲ-3-4〕 11 (3)欄間金具化粧キャップ⑨、欄間金具ふた⑩を欄間金具⑧aに取り付けてください(図Ⅲ-3-5)。 欄間金具ふた⑩ 固定ねじ⑧b 欄間金具 化粧キャップ ⑨ <締付条件> 締付トルク:20N・m 〔図Ⅲ-3-5〕 ガラスコネクタを取り付けます。 二方ガラスパネルモデル 三方ガラスパネルモデル (1)ガラスコネクタ⑪を、欄間ガラスと固定ガラスとの間に取り付けてください(図Ⅲ-4-1)。 <1> 欄間ガラスの下面から、約30 mmすき間を設けて取り付けてください。 30 4 ガラスコネクタ 欄間ガラス下面 側ガラスパネル (戸先側) 〔図Ⅲ-4-1〕 12 5 ドアパネルに上部ピボットを取り付けます。 共通 ★印のボルトに使用する六角棒スパナ:呼び 4 (1) 上部ピボット組立①についているすべてのねじを外して、図に その他:呼び 5 ある部品に分けてください(図Ⅲ-5-1)。 <1> 六角棒スパナは、呼び 4 および呼び 5 をお使いください。 ①d <2> 外した後、上部ピボット組立①は次の部品に分かれます。 ★ ★ ①i ①a 上部ピボット … 1個 ①h ①b 前方ピボットカバー押え… 1個 切妻側端部の2個の穴が連結され、瓢箪型の穴が開いています。 ★ ①c 後方ピボットカバー押え… 1個 ①j 切妻側端部の2個の穴は連結されていません。 ①c ①d ピボットピン … 1個 ①e リングスペーサ … 2個 ①f 固定ねじ長(六角穴付皿ボルト M8×37)… 1本 ①g ①g 固定ねじ短(六角穴付ボルト M8×25)… 1本 ①h カバー押え用ねじ(六角穴付皿ボルト M6×12)… 1本 ①e ①i 位置決めねじ(六角穴付止めねじ M8×35)… 1本 ①f ①j ピボットピン押え(六角穴付皿ボルト M6×25)… 1本 ①a ①b 〔図Ⅲ-5-1〕 (2) 上部ピボット①aをドアパネルに取り付けてください。 <1> リングスペーサ①eをドアパネルの穴に組み込んでください(図Ⅲ-5-2)。 <2> 上部ピボット①aの溝にガラスドアパネルを差し込んでください。 <3> 上部ピボット①a上面とドアパネル上面とが平らになる位置で、上部ピボット①aの下側の穴に固定ねじ短①gを 組み込んで軽く締めてください(図Ⅲ-5-3)。 <4> ドアパネルの端面と上部ピボット①aの端面とが図のような位置関係になるように固定してください(図Ⅲ-5-4)。 [1] 固定ねじ短①gを締めてください。 [2] 20 N・m の締付トルクで締めてください。 さしがねなど ガラス扉 固定ねじ短 ①g リングスペーサ①e 〔図Ⅲ-5-2〕 35 〔図Ⅲ-5-3〕 〔図Ⅲ-5-4〕 13 (3) ピボットカバー⑤を上部ピボット①aにかぶせてください(図Ⅲ-5-5)。 <1> ピボットカバー⑤を上または下から上部ピボット①aにかぶせてください。 <2> 後方ピボットカバー押え①cの一番上の穴にカバー押え用ねじ①hで、ピボットカバー⑤が落ちない程度に締めて ください。 [1] きつく締めないでください。後でピボットピン①dが上部ピボット①aの中に入らなくなってしまいます。 <3> 前方ピボットカバー押え①bの一番下の穴に固定ねじ長①fを差し込み、後方ピボットカバー押え①cに締め込んで ください。 [1] 締付トルクは、20 N・mにしてください。 [2] この締め付けで、上部ピボット①aとガラスドアパネルの位置関係が変わったり、上部ピボット①aが回ってし まったりしたときは、頭が木やゴムなどのやわらかい材料でできたハンマで上部ピボット①aを叩くなどして、 図Ⅲ-5-4の位置に決めてください。 [3] 上部ピボット化粧キャップ③を裏側のみ取り付けてください。 <締付条件> 締付トルク:20N・m ★ カバー押え用ねじ①h 上部ピボット化粧キャップ③ (裏側のみ取付) ピボットカバー⑤ 固定ねじ長①f ピボットふた⑥ ★印のボルトに使用する六角棒スパナ:呼び 4 その他:呼び 5 〔図Ⅲ-5-5〕 (4) ピボットピン①dを上部ピボット①aに組み込んでください(図Ⅲ-5-6)。 <1> ピボットピン①dを上部ピボット①aの頂点の穴に鼓型の軸を上にして、組み込んでください。 [1] ピボットピン①dが上部ピボット①aに入りづらいときは、カバー押え用ねじ①hをゆるめてください。 <2> ピボットピン①dを回して前方ピボットカバー押え①bから、ピボットピン①dのねじ穴が見えるように入れてく ださい。 [1] ピボットピン①dには、M6 のめねじが施されています。 <3> ピボットピン押え①jをピボットピン①dのねじにねじ込んでください。 [1] ピボットピン押え①jのねじ頭が、前方ピボットカバー押え①bの表面から約 5 mm出っ張る程度まで締めてく ださい(図Ⅲ-5-7)。 [2] ピボットピン①dは、上部ピボット①aの中にもぐらせておいてください。 <4> ピボットふた⑥を組み込んでください。 ピボットピン ①d ★ ピボットピン押え ①j 5mm程度 浮かせる ★印のボルトに使用する 六角棒スパナ:呼び 4 〔図Ⅲ-5-6〕 〔図Ⅲ-5-7〕 14 6 ドアパネルに下部ピボットを取り付けます。 共通 ②d (1) 下部ピボット組立②についているすべてのねじを外して、図に ある部品に分けてください(図Ⅲ-6-1)。 <1> 六角棒スパナは、呼び 5 をお使いください。 <2> 外した後、下部ピボット組立②は次の部品に分かれます。 ②a 下部ピボット … 1個 ②b 前方ピボットカバー押え… 1個 皿穴が4か所施されています。 ②c 後方ピボットカバー押え… 1個 めねじが3か所施されています。 ②d リングスペーサ … 2個 ②e 固定ねじ長(六角穴付皿ボルト M8×37)… 2本 ②f 固定ねじ短(六角穴付ボルト M8×25)… 1本 ②f ②c ②a ②b ②e 〔図Ⅲ-6-1〕 (2) 下部ピボット②aをドアパネルに取り付けてください。 <1> リングスペーサ②dをドアパネルの穴に組み込んでください(図Ⅲ-6-2)。 <2> 下部ピボット②aの溝にガラスドアパネルを差し込んでください。 <3> 上部ピボット②a下面とドアパネル下面とが平らになる位置で、下部ピボット②aの上側の穴に固定ねじ短②fを組 み込んで軽く締めてください(図Ⅲ-6-3)。 <4> ドアパネルの端面と上部ピボット①aの端面とが図のような位置関係になるように固定してください(図Ⅲ-6-4)。 [1] 固定ねじ短②fを締めてください。 [2] 20 N・mの締付トルクで締めてください。 <締付条件> 締付トルク:20N・m 35 ガラス扉 リングスペーサ ②d 固定ねじ短 ②f さしがねなど 〔図Ⅲ-6-2〕 〔図Ⅲ-6-4〕 〔図Ⅲ-6-3〕 (2) ピ ボ ッ ト カ バ ー ⑤ を 下 部 ピ ボ ッ ト ②aに か ぶ せ て く だ さ い (図Ⅲ-6-5)。 <1> ピボットカバー⑤を上または下から下部ピボット②aにかぶ せてください。 [1] 長い穴の端に丸みのある方が上になります。 <2> 前方ピボットカバー押え②bと後方ピボットカバー押え②cを ピボットカバー⑤に組み込んでください。 <3> 前方ピボット押え②bの下から2番目の皿穴に固定ねじ長②e を差し込み、後方ピボットカバー押え②cに締め込んでくだ さい。 <4> 前方ピボット押え②bの一番上の穴に固定ねじ長②eを差し込 み、後方ピボットカバー押え②cに締め込んでください。 [1] 締付トルクは、20 N・mにしてください。 [2] この締め付けで、下部ピボット②aとガラスドアパネルと の位置関係が変わったり、下部ピボット②aが回ってしまっ たりしたときは、頭が木やゴムなどのやわらかい材料でで きたハンマで下部ピボット②aを叩くなどして、図Ⅲ-5-7 の位置に決めてください。 <5> ピボットふた⑥を組み込んでください。 ピボットふた⑥ <締付条件> 締付トルク:20N・m ピボット カバー⑤ 固定ねじ長 ②e 下部ピボット化粧キャップ④ 〔図Ⅲ-6-5〕 15 7 ドアパネルを組み込みます。 共通 (1) ドアパネルを床ピボット⑬またはフロアヒンジ⑭(いずれか選択したもの)に組み込んでください。 <1> フロアヒンジ⑭のときは、ドアパネルが90度開いた時の位置にピボット軸を回してください(詳しくは、フロア ヒンジに付属の取付説明書をご覧ください。)。 <2> ドアパネルが開いたときの戸先付近と幅の中央付近に、厚さ約 10 mmの"かいもの"を置いてください。 <3> 床ピボット⑬またはフロアヒンジ⑭(いずれか選択したもの)の軸に、下部ピボット組立②をかぶせてください。 (2) ピボットピン①dを側板取付用欄間金具組立⑦、側ガラス取付用欄間金具組立⑧、上部軸受け偏心ブッシュ⑫(いず れか選択したもの。以下、総称して「トップピボット」と言います。)に組み込んでください。 <1> ドアパネルの上部ピボット組立①の中心を、トップピボット の中心に合わせてください。 <2> 上部ピボット組立①のピボットピン押え①jを持ち上げて、ピ ボットピン①dをトップピボットの穴に差し込んでください。 [1] 差し込んだ後、持ち上がらないときはピボットピン押え①j に木片をあてるか、頭を木やゴムなどのように柔らかな材 料で作られたハンマでドアパネルを割らないよう静かに叩 いて入れてください(図Ⅲ-7-1)。 ガラスドアパネルの傾きを調整しながら行ってください。 この作業は、ピボットピン①dがトップピボットの中に入っ 当て木 てから、行ってください。 入る前にこの作業を行うと、ガラスが破損します。 <3> 六角棒スパナ 呼び 4 で、カバー押え用ねじ①hとピボットピ ン押え①jを締め込んでください。 <4> 連結した穴の下側の穴に位置決めねじ①iを、その頭が後方ピ 金づち ボット押え①cから飛び出ない程度まで、六角棒スパナ 呼び 4 で締めてください(図Ⅲ-8-1)。 〔図Ⅲ-7-1〕 <5> 偏心ブッシュをお使いのときは、"かいもの"の厚みを調整しな がら、ドアパネルが垂直に立つよう調整してください。 <6> "かいもの"を外してください。 8 化粧キャップを取り付けます。 共通 (1) 上部ピボット組立①に、上部ピボット化粧キャップ③の表 側を組み込んでください(図Ⅲ-8-1)。 (2) 下部ピボット組立②に、下部ピボット化粧キャップ④を組 み込んでください。 位置決めねじ①i 上部ピボット 化粧キャップ③ (表側) 〔図Ⅲ-8-1〕 本製品に関するご質問・ご相談は、お買い求めいただいた販売店、または下記の窓口にお願いいたします。 電 話 番 号 03( 3 8 6 4 )1122 月∼金 AM9:00∼17:30 (年末・年始・夏季休暇等は除く) アーキテクトサポート室 受付時間 F A X 03( 3863 )6875 E-mai : [email protected] 東 京 都 千 代 田 区 岩 本 町 2 - 5 - 1 0 〒101-8633 建 築 金 物・家 具 金 物・機 構 部 品 ISO 9001(JSAQ384)・ISO14001(JSAE597)審査登録 ホームページ http://www.sugatsune.co.jp/ 新 製 品 の 情 報 、会社情報など最新情報を提供しております。 04. 2009 DS 0413-1
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