JNM-ECS シリーズ
FT-NMR 装置
本社：株式会社 JEOL RESONANCE（ジオル・レゾナンス）
〒 196-8558 東京都昭島市武蔵野 3 - 1 - 2
TEL 0 4 2 - 5 4 2 - 2 2 3 4 （代） FAX 0 4 2 - 5 4 4 - 1 9 5 5
http://www.j-resonance.com/
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ソリューションマーケティング部
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0120-134-788
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業務センター
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FAX 0 4 2 - 5 2 6 - 5 7 7 8
■ 国内サービス拠点
札幌、仙台、筑波、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡
このカタログに掲載した商品は、外国為替及び外国貿易法の安全保障輸出管理の既製品に該当する場合
がありますので、輸出するとき、または日本国外に持ち出すときは当社までお問い合わせください。
※ 外観・仕様は改良のため予告なく変更することがあります。
No.R2101F202C(Bn)
JNM-ECS series
求められる NMR 装置がここに
JNM-ECS series
先進的なソフトウェアと自動化技術により、日常測定業務
コンパクトな分光計
の全てを自動化しながらも、高感度オートチューンプローブ
JNM-ECS シリーズは溶液 2 チャンネル測定において、JNM-ECA シリーズと同等の機能を有しながら、
により世界最高クラス感度を実現！
さらなる小型化を実現。設置面積は ECA/ECX の約半分です。漏洩磁場の小さい新型 SCM との組み合わ
せで、より柔軟な設置レイアウトが可能です。
JNM-ECA シリーズと共通の先進アーキテクチャ
JNM-ECS 分光計は、JNM-ECA/ECX 分光計と共通のマルチシーケンサ方式を採用し、磁場勾配電源を標
準搭載。各チャンネルに組み込まれたプログラマブルシーケンサは、全チャンネルの動作を同期 / 非同期に
関わらず自由に制御可能です。これにより日々の分析業務に使用されうる全てのパルスプログラムをストレ
ス無く実行できるだけでなく、より複雑で長大なパルスプログラムを編集、実行できます。
高安定度・高精度デジタル分光計
JNM-ECS 分光計は、高品位なスペクトルを得るために必要な高い安定度を保つように、RF 発生回路や、
NMR ロック、デジタルマトリクスシムなど、デジタル化が有効な全ての回路をデジタル化しています。優れ
た安定性をもつ分光計は、溶媒信号消去や差スペクトル測定に威力を発揮します。このように、JNM-ECS
シリーズは JNM-ECA/ECX シリーズと同様に、多種多様な NMR スペクトルを美しくかつ容易に得ること
ができます。
高感度オートチューンプローブ
JNM-ECS シリーズに標準搭載される、JEOL RESONANCE の技術の粋を集めて設計されたオートチュー
ンプローブは、室温プローブとしての世界最高感度を実現。これにより、従来どおりの使い勝手でありながら、
短時間で測定結果を得ることができます。スピードが求められる現代の NMR 測定現場において、感度の向
上による測定の迅速化を実感していただけます。また、標準プローブと比べて約 2 倍の 1H 感度を達成した
ROYAL プローブをオプションとしてラインアップしており、目的に合わせてお選びいただけます。
ROYAL プローブ
JEOL RESONANCE のプローブ技術の粋を集めて新設計された ROYAL プローブは、従来の標準オート
チューンプローブと比べて、
約 2 倍の 1H 感度を達成します。これにより、
従来どおりの使い勝手でありながら、
短時間で測定結果を得ることができます。スピードが求められる現代の NMR 測定現場において、感度の向
上による測定の迅速化を実感していただけます。
先進的なソフトウェアと自動化技術
JNM-ECS シリーズは、JNM-ECA/ECX シリーズで御好評をいただいている分光計制御 / データ処理ソフ
トウェア Delta を採用。Delta の優れた自動測定インターフェースと、標準化されたグラジエントシムの組
み合わせにより、ボタンを 1 つクリックするだけで、常に最良の分解能で自動測定が行えます。また、オー
トサンプルチェンジャとオートチューニングを活用することで、日常測定業務のすべてを自動化することが
できます。
ネットワーク分光計
JNM-ECS シリーズは JNM-ECA/ECX シリーズと同様に、真の意味でネットワークに対応した分光計です。オ
ペレーション端末と独立して動作する分光計は、ネットワーク上のどのコンピュータからもコントロールするこ
とができます。
JNM-ECS 400
1
2
Full Automatic NMR
有能な助手
多彩なオートサンプルチェンジャ
JNM-ECS シリーズが採用する分光計制御 / データ処理ソフトウェア Delta は、複雑な操作を
JNM-ECS シリーズには、JEOL RESONANCE がご提供する全てのオートサンプルチェンジャ
一切必要としない優れた自動測定機能を持っています。サンプルをセットした後は、サンプル名
が接続可能です。Delta の自動測定機能との組み合わせにより、非常に多くのサンプルを日常的
を入力してボタンを一つクリックするだけです。サンプルの搬送、チューニング、分解能調整、
に測定される研究の現場で、連続測定に威力を発揮します。JEOL RESONANCE 独自の安全
測定、データ処理、結果の印刷まで、全てを Delta がやってくれます。標準で用意された自動測
機構を装備したオートサンプルチェンジャは、サンプルを安全確実に運びますので、貴重なサン
定機能は、1H、13C の 1 次元測定だけでなく、2 次元 NMR 測定をはじめとする様々な NMR
プルを失う心配がありません。また、JEOL RESONANCE のオートサンプルチェンジャはサン
測定を自動化できます。自動測定機能は、大学、研究所、企業で様々に異なる利用目的に合わせ
プル管を直接つかむことがありませんので、破損の心配もなく、また、径の異なるサンプル管や、
て自由自在にカスタマイズできます。日常の NMR 測定業務は JNM-ECS にお任せください。
封管作業で短くなったサンプル管など、様々なサンプル管でも問題なく取り扱うことができます。
ASC16（16 本）
オートチューニングユニット
1985 年に JEOL が世界で最初に開発したオートチューニング制御は、安定した動作を誇り、
ASC24（24 本）
ASC64（64 本）
ASC100（100 本）
すでに 1000 台以上（2012 年 4 月現在）の導入実績を持ちます。オートチューニング機構
は、多核種にまたがる測定を含んだ連続自動測定において、なくてはならない機能です。JEOL
RESONANCE のオートチューニング機構は、オートチューンプローブがサポートする全ての機
種に対して、チューニング・マッチングを自動的に行います。標準搭載のオートチューンプロー
ブは、主要 NMR 測定核を全て含む 1H/19F および 109Ag ～ 31P の周波数帯をカバーしていま
すので、SCM の下に潜り込んでチューニングを行う必要はありません。また、オートチューニ
グラジエントシム
ングユニットはプローブと独立していますので、インバースプローブや 10mmφ プローブを含
グラジエントシムは、勾配磁場を利用してサンプル部
む全てのオートチューンプローブで共通して利用することができます。
の磁場分布を測定し、磁場分布が均一になるシム値を
2H
gradient shim (Z1,Z2,Z3,Z4,Z5,Z6)
strychnine/CDCl3
after FGshim
算出し補正します。熟練した技術者が数時間を要する
高次シム項の補正を、ごく短時間で最適化できます。
液量が少ない試料や、溶媒系が異なる試料であっても、
グラジエントシムが自動的に実施されますので、常に
最高の分解能で NMR 測定が行えます。メタノール -d4
やトルエン -d8 などの複数信号を持つ溶媒を使用してい
る場合も、自動的に選択励起パルスを使用したグラジ
0.5min
before FGshim
エントシムが実施されます。また、2H 信号のみならず、
1H
や 19F などの信号をグラジエントシムに利用できる
ため、重水素化溶媒を使用していない試料でも分解能
を最適化できます。
8.0
3
7.0
6.0
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
4
ECS ＋ Delta
オールマイティな高感度プローブ
TM
－ Network NMR －
ROYAL プローブ
JNM-ECS シリーズは JNM-ECA/ECX シリーズと同様、真の意味でネット
JNM-ECS シリーズが採用する高感度溶液プローブ、ROYAL プローブは、
ワークに対応しています。オペレーション端末と分光計はそれぞれが独立し
JEOL RESONANCE が培ってきた最先端のプローブ技術により、13C の
て動作していますので、もはや各装置の専用端末という考え方は必要ありま
感度を損なうことなく、1H の感度を従来の約 2 倍に向上させました。従来
せん。全ての NMR 装置は、どの端末からも同じように操作することができ
は標準のチューナブルタイププローブと、1H 高感度型のインバースタイプ
ます（多対多通信に対応）* １。これにより、居室の PC から NMR 測定の途
プローブの 2 種類を使い分けていましたが、ROYAL プローブで高感度化
中経過を確認したり、新たな測定を実施することができます *
された 1H 性能は、インバースタイププローブと同等の性能を発揮します。
。NMR 室
2、3
に足を運ぶのは、サンプルをセットする時と回収時だけとなります。また、
JNM-ECS シリーズは ROYAL プローブの採用により、従来と全く変わら
分光計は独立した高性能サーバコンピュータと大容量ハードディスクを搭載
ない使い勝手のよさを維持したまま、煩わしいプローブ交換を必要とせず
しています。分光計とオペレーション端末との接続が切れた場合でも、得ら
に 2 種類のプローブの性能を兼ね備え、検出限界の向上と測定時間の短縮
を実現しています。さらに、低周波数領域の帯域が拡張され、109Ag から
れたデータは確実に保存されます。
P まで * と 1H/19F を観測 / 照射することが可能です。もちろんこれら
31
*1
*2
基幹ネットワークの状況においては接続できない場合があります。弊社営業および対象となる
ネットワークの管理者にご確認ください。
NMR の動作保証は、オペレーション端末と分光計とのクロスケーブル接続においておこなって
います。
の核種においてチューニングとマッチングが自動で行えます。なお、JEOL
RESONANCE の ROYAL プローブは、オートチューンだけでなく、ダイ
ヤルを利用したマニュアル・チューニングも可能です。
* 89Y ～ 135Ba に関してはご相談下さい。
Ethernet
*3
（株）JEOL RESONANCE が提供する PC においてのみ動作を保証します。
20
40
60
80
13
C ppm
100
120
140
160
180
200
150.0
140.0
130.0
120.0
110.0
100.0
90.0
80.0
13
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0
C ppm
10% ethylbenzene in CDCl3、13C{1H}、1 scan
Windows & MacOSX 対応
9
8
7
6
1
5
H ppm
4
3
2
1
5mg Josamysin in CDCl3、1H-13C HSQC、2 scans
多彩なプローブラインアップ
5
JNM-ECS シリーズの分光計制御 / データ処理ソフトウェア Delta は、Windows* と MacOSX*
JNM-ECS シリーズは ROYAL プローブのみならず、高分解能 10mmφ オートチューンプローブや
に対応しています。専用の高価な UNIX ワークステーションは必要ありません。データ解析をご自分
3mm マイクロプローブをはじめ、低周波数専用プローブ、フッ素化合物の測定に適した TFH プロー
のデスクの PC で行うことができます * 。
ブ、29Si のバックグラウンドを低減したプローブなど、様々なプローブに対応しています。目的に応
4
6
*4
*5
*6
5
10
Windows XP SP3 〜 Windows 7 に対応しています。
（2012/4/1）
じてお選びください。
MacOSX 10.4.11 〜 10.7（Intel CPU）に対応しています。
（2012/4/1）
すべての環境での動作は保証していません。試供配布ソフト（P10 参照）で動作をご確認ください。
6
最先端のアプリケーションに対応
DOSY(Diffusion Orderd Spectroscopy)
NMR メタボロミクス
MICCS（特許第 2008-051799 号）
- 自己拡散係数の差を利用した多成分混合試料解析 -
- 生体試料の分析 -
- 化学反応のリアルタイムモニタリング -
DOSY 法は、主に多成分混合試料の解析に用いる手法
JNM-ECS シリーズは、NMR によるメタボロミクスに
MICCS（Micro Channeled Cell for Synthesis
です。混合試料中における各成分由来の信号を自己拡散
適しています。NMR によるメタボローム解析は、代謝
monitoring : オブション）は、標準 NMR プローブで
係数の違いによりスペクトル上で分離します。試料中の
物のプロトンスペクトルを用い、多変量解析によってサ
使用可能にデザインされた、NMR 用インターフェース
添加剤や不純物、単離不可能な反応中間体、ポリマーの
ンプル間のパターン認識と分類を行うことで、病態に対
マイクロチップです。MICCS-NMR では、マグネット
重合度などを、化学的または物理的な作用を試料に与え
する知見を得る方法です。ECS シリーズでは、溶媒信
上部からシリンジポンプを用い、反応試薬溶液を別々の
ることなく解析することができます。最新の ECS 分光
号消去をはじめ、T2 フィルタや diffusion フィルタ、J
口より導入することにより、MICCS 内で反応を起こさ
計の持つ高い性能と Delta ソフトウェアの持つ豊富なア
分解スペクトルなどメタボロミクスに必要な各種測定を
せることができます。これにより、MICCS は NMR に
ルゴリズムにより、従来難しいとされてきた分離を実現
自動測定にすることができます。多変量解析は、代謝物
よる化学反応のリアルタイムモニタリングを可能にしま
しました。
に限らず様々な混合物サンプル系に適用できますので、
した。
シリンジポンプ
出口
XY軸固定ガイド
MICCS
外径5mmφ試料管
多様な応用が可能です。
外部Lock用溶媒
「Alice2 for Metabolome」
（オプション）は、
NMR デー
タの多検体処理から統計解析までを完全に自動化したソ
フトウェアです。
本ソフトウエアは日本医科大学医用磁気共鳴分析施設
1.3
MICCS−NMR 模式図
MICCS-NMR
1.2
D / 10-9 m2/s
1.4
1.5
（施設長：大野曜吉氏）との共同研究によるものです。
1.1
No-D NMR
- ローコスト、ハイスループット 6.0
5.0
4.0
ppm
3.0
2.0
No-D NMR は、溶液 NMR において溶媒を重水素化溶媒で置換せずに、軽溶媒のまま測定する手法
拡散係数の違いによりネロールとゲラニオール（シスートランス異性体）を分離した例
です。No-D NMR は重水素化溶媒を使用しないため、コストを低減できる上に、溶媒置換の工程を
省けるので NMR 測定までの所要時間を大幅に削減できます。また、溶媒置換を行わないことで、合
CH3
CH3
成時のままの溶媒で測定を行うことができるので不安定な試料の測定にも最適です。
OH
「Alice2 for Metabolome」ソフトウェア
OH
H3C
H3C
CH3
geraniol
nerol
(M.W.= 154.25)
(M.W.= 154.25)
6.0
5.0
軽溶媒信号を利用した 1H 選択グラジエントシムの技術や、軽溶媒信号の自動検出・自動消去、自動
リファレンス機能など、No Lock での NMR 測定を自動ツール化し、そのことにより、JNM-ECS
(trans-3,7-dimethyl-2,6-octadien-1-ol)
(cis-3,7-dimethyl-2,6-octadien-1-ol)
7.0
CH3
シリーズは No-D NMR の完全自動化を実現しました。
4.0
ppm
3.0
2.0
1.0
0
7.0
6.0
5.0
4.0
ppm 3.0
2.0
1.0
0
上段 DOSY スペクトルのスライスデータ（左 : ネロール、右 : ゲラニオール）
Gradient shimmed at each temperature
GLP ツール
21 CFR Part11
-NMR 装置の稼働状況を確認 -
- 製薬業界で採用されています -
JNM-ECS シリーズ上で動作する GLP ツール（サンプ
JNM-ECS シリーズは、米国 FDA の 21CFR Part11
ルキットはオプション）は、定期点検をサポートし、装
に対応しています。近年、医薬品製造メーカーに対して
置の状態の管理をお手伝いします。
要求されている、電子記録や電子署名に必要な機能を備
diethyltoluamide
-60c
えています。
-40c
-20c
0c
20c
40c
No-D NMR と温度可変測定の組み合わせ
7
8
地震などによる被害を最小限に抑える
NMR 処理ソフトウェア
JEOL RESONANCE の NMR 装置が採用する高機能なデータ処理ソフ
トウェア Delta は、JEOL NMR サポートサイト（nmrsupport.jeol.
大地震でも転倒しなかった実績のある防振台
com）からダウンロードでき、どなたでも無料でお使いいただけます *1。
JEOL RESONANCE が超伝導磁石（SCM）に取り付けるベースプレート付き防振台は、NMR ス
装置付属のソフトウェアと同じものですから、多彩なデータ処理機能
ペクトルに影響を及ぼす床から伝わる微小振動を極限まで取り除くことができます。またこの防振
をご自分の PC*2 上で実現できます。
台は、NMR メーカー中で唯一、大地震での SCM 転倒を防いだ信頼性の高い防振台です。JEOL
丁寧なチュートリアルマニュアルが完備していますので、手に入れた
RESONANCE の防振台を装着した SCM は過去に一度も転倒したことがありません。
その日からすぐにお使いいただけます。
ベースプレートによる低重心化と非接触アンカーボルトを組み合わせることにより、万が一の災害に
様々なデータフォーマットに対応していますので、デスクに居ながら
おける被害を最小限に食い止めることが可能です。
にしての NMR データ解析を味わっていただけます *3。
*1 WEB 上でのユーザー登録（無料）が必要です。また、無料で配布されたソフトウェ
アに関しては、無保証、非サポートとなります。
スーパーセルフシールド SCM（オプション）
*2 Windows XP SP3 以降もしくは MacOSX 10.4.11 以降の OS がインストール
された環境下で動作します。PC の構成、性能によっては正常に動作しない場合が
JNM-ECS シリーズが採用する SCM は、従来のセルフシールド SCM に加えて、さらに漏洩磁場を
あります。
*3 Delta ソフトウェア純正フォーマット以外のデータについては、原則として FID デー
圧縮したスーパーセルフシールド SCM がラインアップに追加されました。スーパーセルフシールド
タ処理となります。また、JEOL 製旧機種以外のデータフォーマットでは、データ
SCM は、5 ガウスラインの容積がシールドレス SCM の 1/100、セルフシールド SCM の 1/7 に
処理に特殊な操作を必要とする場合があります。
なります。JNM-ECS シリーズの小型化された筐体との組み合わせにより、NMR 装置の必要設置面
JEOL RESONANCE Web サイト
積が大変小さくなり、狭い範囲に全てのユニットを配置することができますので、設置室のレイアウ
トがより自由になります。SCM のシールド機構は磁場の漏洩を低減するだけでなく、外部からの影
響を低減するように設計されていますので、複数の NMR 装置を近傍に設置することも可能です。
標準構成
設置要領
分光計部
所要電源容量（ブレーカ）および接地
●分光計コンソール
分光計
単相 AC100V/120V/200V/220V/240V
50/60Hz 3kVA
●ヘッドアンプシャーシ（RF パワーモニタ、観測 / ロック用前置増幅器）
●オートチューン 5mmFG/TH チューナブルプローブ
単相 AC100 ～ 240V
データシステム
50/60Hz 1kVA
● 1 軸フィールドグラジェントシステム
●温度可変装置（低温測定はオプション）
エアコンプレッサ
単相 AC100/120V、50/60Hz 3kVA
●エアコンプレッサ / エアドライヤ
予備
単相 AC100/120V、50/60Hz 3kVA
1式
●サンプルキット
超伝導マグネット部
●超伝導マグネット
（液体 He/N2; レベルプローブ、液体 He トランスファーチューブ付）
●防振台
SCM
SSS SCM
0.5mTライン
SSS SCM
0.5mTライン
データシステム部
100Ω 以下 1 個
接地
注）長時間低温空気供給装置（オプション）は別途電源が必要です。
設置室
温度範囲
17 ～ 27℃（±1℃ /h 以内）
湿度
70％以下
天井高さ
2.83m 以上（SCM 上部）
0.5mT 位置
SCM 中心より、垂直方向 1.5m、水平方向 1.0m
●ホストコンピュータ（Windows7 または MacOSX）
SS SCM
0.5mTライン
normal SCM
0.5mTライン
SS SCM
0.5mTライン
normal SCM
0.5mTライン
●カラー液晶モニタ、キーボード、マウス
● Delta ソフトウェア
エアコンプレッサ
エアタンク
●レーザプリンタ
特別付属品
●オートチューニングユニット
●オートサンプルチェンジャ（16、24、100、200 本）
換気扇
超伝導マグネット 0.5mT
1mT
2mT
5mT
配電盤
ヘッドアンプ
シャーシ
4.5 m
注）すべてのオートサンプルチェンジャはオートサンプルリフタ機能付きです。
（24 本を除く）
●各種プローブ
● 13C 高感度プリアンプ（BTO オプション）
● 2H 周辺核観測自動切替（BTO オプション）
ドリフトレート 4Hz/hr 以下を保証
● MICCS
一般に、高分解能 NMR 装置に必要な磁場の安定度は 5Hz/hr 以下程度です。良質なスペクトルを得
●液体窒素自動供給装置
るために必要不可欠な磁場の安定度に関して、JEOL RESONANCE はドリフトレート 4Hz/hr 以
●液体窒素再液化装置
下を保証します。高分解能スペクトルを得るために必要な性能を満たした JEOL RESONANCE の
SCM はどなたにも安心してお使いいただけます。
分光計
サービスアクセス
●低温測定（10L、30L デュア）
●長時間低温空気供給装置
オペレーション
テーブル
装置外観およびカタログ記載内容にはオプション機能が一部含ま
れています。
搬入口
（幅）0.88m×（高）2m以上
3.5 m
＊外観・仕様は改良のため予告なく変更することがあります。
9
10
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