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●城西エクステンション・プログラム●
城西大学
城西国際大学
東京紀尾井町キャンパス
朗読を楽しむ
11月10日(金)
13:30~15:00
地下ホール
with マリリヤ・コルボ
要予約/参加費 1,000円
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音の融合、そして言葉の意味を超える彼らの声をのせた
音楽。それは日本の詩人・吉増剛造とその妻で歌手・作
曲家のマリリヤ・コルボ( Marilya Corbot
)が創りだす
独特なパフォーマンスの礎となるものである。彼らのパ
フォーマンスはまさしく共同作品であり、「詩や翻訳で
はなく、主題や変奏をはらんだ声が織り成す完璧な結
晶」なのだ。
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剛造は自らの詩を朗読し、床に置かれた銅版に日本語の
文字を彫る。そして音楽とのコラボレーションによって
自然に、舞台上のあらゆる物体を使って音を創りだす。
時に優しく、時に熱を帯びた彼の声は、魅力的な音楽と
の融合にとてもふさわしい。彼の朗読は、「翻訳に頼ら
ずとも、感情を揺り動かす力を持つ詩が投げかける衝撃
的な啓示」と称されている。
マリリヤは、時にソロで、またある時には剛造と共に、
しばしば伴奏に合わせ、夫の詩を彼女の強い抑揚に合わ
せながら、彼の詩にインスパイアされた歌を即興で歌う。
「ステージから届く彼女の歌声は、まるで異国の珍しい
楽器を聴いているかのよう。その響きは美しく、心地よ
い眠りを誘う。聴いている私達を、目に見えない世界へ
と導くのだ」
二人のアーティストは、まったく新しい存在感を築
いてきた。固く結ばれた彼ら夫婦は、世界中のあら
ゆる街角で詩と音を奏でている。
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吉増 剛造
■吉増 剛造(よします ごうぞう) 詩人。城西国際大学客員教授。慶應義塾大学国文科卒業。在学中から『三田
詩人』『ドラムカン』を中心に詩作活動を展開、以後、先鋭的な現代詩人として高い 評価を受ける。60年代末から
詩の朗読を続ける一方、現代美術や音楽とのコラボレーション、写真などの活動も意欲的に展開。近年銅板オブ
ジェの制作を始める。主な詩集に『黄金詩篇』(高見順賞)、『オシリス、石ノ神』(現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(詩歌文
学館賞)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽 霊」』(芸術選奨文部大臣賞)など。
■マリリヤ・コルボ ブラジル生まれ。夫・吉増剛造の詩や自身のテクストをベースに、詩と音楽を融合する
ヴォーカル・パフォーマンスを展開し、世界中で公演を重ねる。多彩なミュージシャンとの共演のほか、舞踏家・
大野一雄、写真家・荒木経惟ら異ジャンルのアーティストとのコラボレーションも数多い。生涯を通じて様々な国
を転々とし、そのオリジナルな歌声は文化的な帰着を超えた「神秘的なオペラ座」とも称される。
■お申込 お問合せ先
城西エクステンション・プログラム事務局
[email protected] TEL03-6238-1400
■会 場
城西大学 城西国際大学 東京紀尾井町キャンパス 地下ホール
千代田区紀尾井町3-26(有楽町線 麹町駅徒歩3分 文藝春秋社隣)