大学院案内および学生募集要項

平 成 29 年 度
(2017)
大学院案内および学生募集要項
文
学
研
究
科
経 済 学 研 究 科
法
学
研
究
科
経 営 学 研 究 科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心 理 学 研 究 科
立正大学大学院
共
建学の精神
通
目次
事
学長からのメッセージ��������� 2
項
教育目標・三つの方針・沿革������ 3
立正大学大学院における制度・施設��� 6
修了後の進路�������������12
キャンパス案内������������14
経済学研究科�������49
法学研究科��������59
真実を求め至誠を捧げよう
正義を尊び邪悪を除こう
和平を願い人類に尽そう
経営学研究科�������69
社会福祉学研究科�����77
地球環境科学研究科����95
心理学研究科������ 109
「モラリスト×エキスパート」を育む。
入学試験結果������������ 192
立正大学では、建学の精神にもとづいて、人間・社会・地球それぞれの領域
を深く追求し、「立正大学ブランドビジョン」を構築し、その実現に向けた
取り組みを進めています。
そこでは、モラルと専門性を融合し、正常で豊かな社会を創造するためのコ
ンセプトとして、
「モラリスト×エキスパートを育む。」をブランドビジョン
実現に向けた宣言としています。
経営学研究科
組織図
立正大学大学院
史学専攻
社会学専攻
英米文学専攻
仏教学専攻
●修士課程
●博士後期課程
●修士課程
●博士後期課程
●修士課程
●博士後期課程
●修士課程
●博士後期課程
●修士課程
●博士後期課程
社会福祉学研究科
国文学専攻
●修士課程
●博士後期課程
文学研究科
哲学専攻
●修士課程
●博士後期課程
地球環境科学研究科
心理学研究科
●修士課程
●博士後期課程
経済学専攻
社会福祉学専攻
●修士課程
経済学研究科
教育福祉学専攻
●博士前期(修士)課程
●博士後期課程
●修士課程
環境システム学専攻
●博士前期(修士)課程
●博士後期課程
法学専攻
地理空間システム学専攻
●博士後期課程
法学研究科
心理学専攻
●修士課程
●修士課程
臨床心理学専攻
●修士課程
経営学専攻
応用心理学専攻
●修士課程
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
対人・社会心理学専攻
― 1 ―
法 学 研 究 科
平成29年度 大学院学生募集要項���� 129
経済学研究科
日蓮聖人が『開目抄』に表明されている「日本の柱」
「日本の
眼目」
「日本の大船」という三つの誓いをもとに、第16代学長
石橋湛山が現代風に言い換えたものが、立正大学の建学の精
神として受け継がれています。
研究科紹介 文学研究科��������19
文 学 研 究 科
教員免許・奨学金制度・学費������ 9
学長からのメッセージ
立正大学
第33代学長
齊藤 昇
グローバル化時代の
深い教養、高度な専門性、
そして異文化対応力を求めて
いまの日本は社会経済システムの巨大・複雑化、あるいは医療や福祉における社会保障制度の変容、そして広範囲に
亘るグローバル化の急速な進展に伴い、様々な領域において大きな方向転換を迫られています。この流れは、ますます
加速していくことが予測され、大学院教育の領域にも迅速な変化への対応と先進的な研究・教育の向上のための取り組
みが求められています。
こうした状況下にあっては、これまでに蓄積された多くの卓越した研究成果や知見を有意義に総合化し、
「知」の共有
と「学」の融合によって、学術分野を過度に単純化せず、複眼的でかつ学術分野横断型の研究体制の構築を成し遂げる
事が肝要であると考えます。
さて、本学は『
「モラリスト×エキスパート」を育む。』というブランドビジョンを掲げ、同時に「人間・社会・地球
に関わる総合大学」を標榜し、多様性を育む創造的な研究活動を大いに高度化し、一層深化させてきました。
他方、本学大学院は「文学研究科」
、
「経済学研究科」、「法学研究科」、「経営学研究科」、「社会福祉学研究科」、
「地球
環境科学研究科」
、
「心理学研究科」を擁する「総合大学院」としての利点を活かしつつ、これまでの有意義な研究活動
の蓄積をもとに、有用性の高いデータ・インテリジェンスを構築した上で、先導的・独創的な観点から人文科学・社会
科学・自然科学といった学術分野において、将来的に必要な知識や技術を効果的に生かしながら、様々な思考の方法論
を学ぶことができる貴重な場です。
このような充実した学修・研究環境のなかで、院生のみなさんには独自性と先導性の高い優れた研究を国内外に積極
的に発信して頂きたいと思います。無論、学術雑誌に掲載された論文が他者の論文にどの程度引用されたかを表す指数
インパクト・ファクターや研究者の成果を定量化する指標であるh指数(h-Index)を意識するような研究態度を崩すこ
となく積極的かつ柔軟な姿勢で新しい知識や技術を学びとってください。大いに期待しています。
― 2 ―
共
通
大学院課程 全学共通の教育目標
事
「大学院修士課程」
項
立正大学大学院は、その修士課程教育プログラムを通じ、変化の激しい予測困難な時代にあっても一個の重心・芯と
なるべき「モラリスト×エキスパート」として、次のような資質・能力等を養うことを教育の目標とする。
②当該研究科の学問分野全般についての体系的な知識
③専攻する特定の領域についての高度な専門性
④専攻する特定の領域に関する内容・形式両面で優れた修士論文の作成能力
⑤隣接領域の研究成果を自らの研究領域に統合的に反映させようとする態度
立正大学大学院は、その博士後期課程教育プログラムを通じ、変化の激しい予測困難な時代にあっても一個の重心・
芯となるべき「モラリスト×エキスパート」として、次のような資質・能力等を養うことを教育の目標とする。
①高度な専門性・能力と豊かなモラル・学識を掛け合わせながら社会に貢献しようとする使命感
②専攻する特定の領域についての精深な専門性とこれを社会的に実践する力
③専攻する特定の領域に関する内容・形式両面で優れた博士論文の作成能力
経済学研究科
「大学院博士後期課程」
文 学 研 究 科
①専門性・能力とモラル・学識を掛け合わせながら社会に貢献しようとする使命感
④隣接領域の研究成果を自らの研究領域に統合的に反映させる力
法 学 研 究 科
三つの方針
入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)
〈求める学生像〉
立正大学大学院修士課程では、教育研究上の目的に共感した、以下のような者の入学を期待します。
①各研究科で学修・研究するために必要な基礎的学力を備え、研究意欲と明確な目的意識を有する者
②学士課程教育で得た知識・能力とモラルを掛け合わせながら、社会に貢献しようとする意思のある者
経営学研究科
【修士課程】
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
①当該研究科の学問分野全般についての学士課程レベルの幅広い基礎知識
②専攻する特定の領域についての一定の専門知識
③修士論文執筆のための研究計画作成能力
④論理的・批判的思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケーション能力(学修・研究に必要な語学力を含む。
)
⑤異領域への関心
〈求める学生像〉
立正大学大学院博士後期課程では、教育研究上の目的に共感した、以下のような者の入学を期待します。
①専門性・能力とモラル・学識を掛け合わせながら、社会に貢献しようとする使命感のある者
②高度な専門的職業人または研究者として活躍することを希望する者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
す。
①専攻する特定の領域について作成した高度な修士論文
②博士論文執筆のための高度な研究計画作成能力
③高度な論理的・批判的思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケーション能力(学修・研究に十分な語学力を
含む。
)
④異領域への関心・知識
― 3 ―
心理学研究科
博士後期課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておくことを期待しま
地球環境科学研究科
【博士後期課程】
社会福祉学研究科
修士課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておくことを期待します。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)
【修士課程】
立正大学大学院修士課程では、教育研究上の目的を実現するため、以下の方針に沿って、教育課程を編成・実施して
います。
①各専門分野に関する高度な専門知識を修得するための科目の設置
②各専門分野に関する修士論文の作成、または、研究科によっては研究成果報告書の作成に向けた個別研究指導の実施
【博士後期課程】
立正大学大学院博士後期課程では、教育研究上の目的を実現するため、以下の方針に沿って、教育課程を編成・実施
しています。
①各専門分野に関する高度な専門知識を修得し、諸課題に対応できる研究能力を養成するための科目の設置
②各研究分野に関する博士論文の作成に向けた個別研究指導の実施と研究発表の実践
学位授与の方針(ディプロマポリシー)
【修士課程】
立正大学大学院修士課程では、広い視野に立った精深な学識および専攻分野における研究能力や高度の専門性を要す
る職業等に必要な能力を身につけた者として、以下を満たした大学院生に対し学位を授与します。
①各研究科の修士課程に所定の期間在籍し、所定の単位を修得し、かつ修了要件を満たした者
②必要な研究指導を受け、修士論文の審査および最終試験に合格した者、または、研究科によっては修士論文以外の方
法により合格した者
【博士後期課程】
立正大学大学院博士後期課程では、専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能
力およびその基礎となる豊かな学識を身につけた者として、以下を満たした大学院生に対し学位を授与します。
①各研究科の博士後期課程に所定の期間在籍し、所定の単位を修得し、かつ修了要件を満たした者
②必要な研究指導を受け、博士論文の審査および最終試験に合格した者
― 4 ―
共
通
沿革
心理学部(臨床心理学科)設置
文学部(文学科)設置
■1951(昭和26)年 ■2004(平成16)年 私立学校法により、学校法人立正大
学学園(立正大学、同短期大学部、
立正高等学校、立正中学校)となる
大学院文学研究科設置
新制大学として再発足後、仏教学部・
文学部・経済学部の 3 学部にそれぞ
れ第 I 部(昼)・第 II 部(夜)を、
さらに短期大学部、大学院を設置し、
総合大学として歩みはじめました。
大学院心理学研究科設置
大崎キャンパス総合学術情報セン
ター竣工
■1952(昭和27)年 熊谷キャンパスリニューアル竣工
後の第55代内閣総理大臣となる石橋
湛山が第16代学長に就任
■2011(平成23)年 ■1872(明治 5 )年 ■1967(昭和42)年 熊谷キャンパス開設
経営学部設置
■1981(昭和56)年 法学部(法学科)設置
■1904(明治37)年 ■1988(昭和63)年 専門学校令による日蓮宗大学林設置
大崎キャンパス設置
大学院経済学研究科設置
■1992(平成 4 )年 日蓮宗大学林を日蓮宗大学と改称
開校120周年
大崎キャンパス竣工
■1924(大正13)年 ■1994(平成 6 )年 大学令により立正大学設立
文学部、予科、および研究科設置
大学院法学研究科設置
■1996(平成 8 )年 社会福祉学部(社会福祉学科、人間
福祉学科)を設置
■1947(昭和22)年 ■1998(平成10)年 文学部地理学科設置
大学院経営学研究科設置
地球環境科学部(環境システム学科、
地理学科)設置
■1949(昭和24)年 学校教育法により新制大学となる
仏教学部(宗学科、仏教学科)
、文学
部(哲学科、史学科、国文学科、地
理学科、社会学科)設置
■2000(平成12)年 大学院社会福祉学研究科設置
大学院地球環境科学研究科設置
― 5 ―
■2012(平成24)年 開校140周年
立正大学は開校以来140年におよぶ伝
統を誇り、現代的な高等教育機関と
しても80年を超える歴史を有します。
その間、12万人にのぼる卒業生を、
ビジネス、政財界、教育、学界など
日本のみならず、世界の様々な分野
に送り出しています。現在、生涯教
育や多様な社会のニーズに応えるべ
く、本学は 8 学部15学科、 7 大学院
研究科、 9 研究所を擁する総合大学
として、絶え間ない前進を続けてい
ます。
大学院心理学研究科対人・社会心理学
専攻設置
■2014(平成26)年 大崎キャンパスの名称を品川キャン
パスに変更
法学研究科の履修地を品川キャンパ
スへ移転
法学部の履修地を品川キャンパスへ
移転
■2015(平成27)年 教職教育センター設置
■2016(平成28)年 大学院社会福祉学研究科に教育福祉
学専攻設置
心理学研究科
日蓮宗大学を立正大学専門部と改称
心理学部(対人・社会心理学科)設置
地球環境科学研究科
■1925(大正14)年 ■2010(平成22)年 社会福祉学研究科
■1907(明治40)年 大崎キャンパスリニューアル竣工
経営学研究科
檀林を廃し、二本榎(現・東京都港
区)に小教院を設立
小教院は立正大学開校の起点となる
ものであり、大正13年の大学令によ
る立正大学設立を経て、近代的な教
育機関としてより一層の充実を図っ
ていくことになりました。
■2007(平成19)年 法 学 研 究 科
文学部英文学科設置
経済学部、短期大学部設置
経済学研究科
日蓮宗の教育機関として千葉県に檀
林を創設
立正大学の源流は、教蔵院日生が学
徒の教育と日蓮宗学・仏教学の研究
を目的として、下総国飯高(現・千
葉県匝瑳市)に開設した飯高檀林に
求めることができます。檀林では天
台学と日蓮聖人の思想を 8 段階から
なる修学課程で学ぶという当時とし
ては最先端の教育が行われていまし
た。教師と学徒が30以上の学寮で寝
起きをともにするという全寮制の生
活を通じ、学問だけでなく、行儀作
法まで指導が行われ、明治期まで教
育機関としての重要な役割を果たし
てきました。現在でも国の重要文化
財の指定を受けている講堂などの建
物が飯高寺として残されています。
文 学 研 究 科
■2002(平成14)年 項
■1950(昭和25)年 事
■1580(天正 8 )年 立正大学大学院における制度・施設
現代社会において、必要とされる能力、解決が待たれる問題は複雑化、多様化しています。このような中で生まれる
多様なニーズを捉え、立正大学大学院研究科は、時代を見据えた改革を推進しています。
そのため、本大学院では先端的な研究、特長あるカリキュラム、教育方法のほかに、学内外の研究科との単位互換な
どの連携をはじめ、入学試験制度や履修制度などに様々な道を用意しています。
実施内容は各研究科事務室に問い合わせてください。
長期履修制度
通常の修士課程 2 年、博士後期課程 3 年の修業年限では、時間的に単位修得が困難な方や論文作成に多くの時間を要
する方が、自分のペースでそれぞれの専門の研究に打ち込むための制度です。また授業料等も通常の修業年限(修士課
程 2 年、博士後期課程 3 年)分の総額を長期履修制度による修業年限( 3 〜 6 年)で分割した額を 1 年分として納入し
ていただきますので、単年度にかかる経済的負担を軽減できます。
修士課程
○社会人に加え、一般受験者にも門戸を広げています。
○通常 2 年の修士課程を、 3 年または 4 年の修業年限から事前に選択します。
○ 2 年分の授業料と施設設備資金等を、修業年限に応じて分割して納入します。
○修了要件単位は通常の修士課程と同じですので、在学中は時間的余裕も生まれます。
博士後期課程
○社会人に加え、一般受験者にも門戸を広げています。
○通常 3 年の博士後期課程を、 4 年、 5 年、 6 年の修業年限から事前に選択します。
○ 3 年分の授業料と施設設備資金等を、修業年限に応じて分割して納入します。
○博士論文執筆のための指導を長期に渡りじっくりと受けながら、論文の作成に取り組むことができます。
科目等履修生
立正大学では、学修意欲に富む社会人に対して大学院教育を開放して、いわゆる「科目等履修生」として学修機会を
提供しています。
「科目等履修生」として修得した単位は、正規の学生として入学する際に、修了に必要な単位として認
定されることがあります。詳しくは各研究科事務室にお問い合わせください。
修士課程1年修了制度
従来の 2 年間ではなく、優れた研究を短期間で終えることができる方に向けた制度です。修得単位が修了要件を満た
し、学位論文が合格すれば、 1 年間の在学で「修士」の学位を取得できます。この制度は、本学学部生の際に大学院科
目の単位を修得する「単位先取履修制度」とセットで利用することをおすすめします。
研究成果報告制度
大学院進学後の研究に基づいた修士論文作成のみならず、これまでの職業体験や個人的研究などの業績を修士論文に
代え、研究成果としてまとめたい方に向けた制度です。
まとめた研究成果報告書が審査に合格すれば、修士の学位が取得できます。
サテライト授業
熊谷キャンパス設置の地球環境科学研究科の開設科目の一部を品川キャンパスでも開講しています。
― 6 ―
共
り人物および学力ともに優秀として推薦を受けた留学生を受け入れる指定海外協定校推薦入試制度を設けています。
事
経営学研究科は海外協定校と学術文化と科学研究に関する協定を結んでおります。本研究科が指定する海外協定校よ
通
海外協定校制度
項
大学院 7 研究科17専攻中、13専攻において130科目を超える相互履修科目を開放しています。自専攻の分野と関連性の
高い他専攻の科目や学問体系、研究分野と全く異なる専攻の開設科目の履修も可能な制度です。
この制度により、興味・関心のある科目を幅広く研究することが出来ますが、履修方法や修了要件としての単位換算
については、研究科により取り扱いが異なりますので、各研究科事務室で確認してください。
仏教学専攻
仏教系 4 大学大学院が協定し、修得単位を相互に認定しています。この制度は、東京にある 4 つの仏教系大学の大
学院で、主として仏教学専攻の分野における教育および研究を促進するために、相互に協力することを目的とした制
度です。
経済学研究科
単位互換制度
文 学 研 究 科
相互履修制度
現在、立正大学、駒澤大学、大正大学、東洋大学の 4 大学院で仏教を専攻する場合、他大学院の科目等特別履修生
されます。
社会学専攻
大学院の社会学分野ならびに関連分野(社会心理学、社会福祉論、マスコミュニケーション、地理学、文化人類学
など)に限った単位互換制度です。関東地域の国公私立の24大学院と「特別聴講生制度」の間で締結された協定によ
り、10単位を上限として修得することができ、大学院修了に必要な単位として認定されます。
「大学院社会福祉学専攻課程協議会」加盟校による単位互換制度です。
各大学院で共通時間割を作成し、他の大学院において10単位まで履修することができます。本学以外の加盟校は次
のとおりです。
淑徳大学
日本社会事業大学
大正大学
ルーテル学院大学
関東学院大学
立教大学
法政大学
単位先取履修制度
本学の学部生が、将来本大学院入学を考えている場合、学部 4 年次から大学院開設科目を履修できる制度です。
院修了必要単位数に算入することができます。
地球環境科学研究科
本大学院に入学後、学部在籍時に履修した大学院科目単位(10単位を超えない範囲)を修得したものとみなし、大学
社会福祉学研究科
上智大学
明治学院大学
日本女子大学
東洋大学
経営学研究科
社会福祉学専攻
法 学 研 究 科
となって、年間 2 科目まで履修できます。修得した単位は、 8 単位を限度として大学院修了に必要な単位として認定
心理学研究科
― 7 ―
情報環境基盤センター
「いつでもどこでも」みなさんの学修をサポート
Wi-Fi が利用できます。
ICT を活用して「いつでもどこでも」学生の皆さんの
主体的な学修の時間と質を向上させる環境が整備されて
ポータルサイト
います。自宅や通学途中でも Web で授業資料の確認や
ポータルサイト(https://portal.ris.ac.jp/)は学生と教
ダウンロードなどができるので、授業外の時間を利用し
職員が大学からの情報提供(お知らせ/休講・教室変更)
た学修が可能です。さらに TOEIC などの自学自修用の
や、個人情報管理(My 時間割・My スケジュール・マイ
有償コンテンツ、動画コンテンツを活用した双方向授業、
リンク・メモ帳)、さらに履修登録・シラバス検索・
複合機と Web を利用した手書きのレポートなどの資料
Office365・研修所予約状況参照・教育支援関連のサービ
と電子データの資料を同様に扱えるシステムなど様々な
スを利用するための学内サイトです。インターネットに
システムが学内外での学修と学生生活をサポートします。
接続されたパソコンやスマートフォン、携帯電話からア
クセスすれば「いつでもどこでも」利用できます。
学生証(IC カード)認証システム
学生証(IC カード)での認証システムを導入していま
オープン端末 PC
す。カードリーダーに学生証を置き、パスワードを入力
授業の合間の空き時間を利用して、レポート、プレゼ
することにより認証が行われ、セキュリティの向上を図っ
ンテーション資料、論文などを作成したり、メール、ポー
ています。RIS コーナー(無料で各種証明書・学割証の
タルサイトからのお知らせの確認など、学生が自由に利
発行)
、オープン端末のパソコン、オンデマンド印刷シス
用できるパソコンです。また、学内のパソコンで保存し
テムなどを利用する際には、学生証での認証が必要です。
たファイルは、インターネットに接続できる環境からで
あればどこからでも Web ブラウザから利用することが
Wi-Fi サービス
可能です。印刷は、複合機から年間モノクロ2000面まで
学内では、図書館や食堂、学生談話室、トークパレッ
無料です。
トなど「RISPOT」のマークが表示されている場所では、
図書館
図書館は、品川・熊谷キャンパスのそれぞれに設置さ
熊谷図書館は、設置研究科の社会福祉学・地球環境科
れ、両キャンパス合わせて約96万冊の図書と約10,200種
学に関する資料を中心に取り揃えています。また、江戸
類の学術雑誌のほか、電子ジャーナルやデータベース、
期の和装本や戦前の地理学関係図書、古地図・絵図など
視聴覚資料などを所蔵しています。
約14,000点にも及ぶ貴重なコレクションである「田中啓
品川図書館は、本学創設以来の長い歴史を反映し、古
爾文庫」を所蔵しています。平成28年には、19号館(ア
書や仏教書を多数所蔵しているのが特長です。日蓮宗関
カデミックキューブ)1 階のオープン端末室を、RiLLFore
係資料の継続した蒐集のほか、哲学・史学・文学・社会
(りるふぉれ)にリニューアルいたしました。RiLLFore
学・経済学・経営学・心理学・法学分野を中心とした人
(Rissho University Library Learning Forest)は、熊谷
文科学・社会科学系資料の充実に努めています。また、
キャンパスの新たな学び・交流・発信の場(ラーニング・
館内にはパソコンなどの情報機器が設置され、サポート
コモンズ)です。サポート体制として専門のインストラ
体制として専門のインストラクターが常駐し、Q&A 対
クターが常駐し、Q&A 対応や周辺機器と関連図書の貸
応や周辺機器と関連図書の貸出を行っています。平成26
出を行っています。
年には、貴重書や明治以前の和古書などを収蔵する専門
現在図書館は、国内外の学術情報をより効果的に収集
図書館「古書資料館」と、アクティブ・ラーニングが可
するための検索システム「ディスカバリーサービス」を
能な情報機器や学修環境を兼ね備えた「ライブラリー・
導入しています。また、本学の学術研究成果および教育
ラーニング・コモンズ(RiLLCom)
」を開館しました。
成果を収集・蓄積・保存し、広く公開するための「立正
さらに、平成27年には、学生・教員・職員が主体的に「学
大学学術機関リポジトリ」を開設・公開するなど、学術
び」
・
「交流」
・
「発信」する場、日頃の成果を発表する場
情報の集積・発信の地として、学術資料の充実と学習・
として「ライブラリー・ラーニング・ポート(RiLLPort)
」
研究環境の整備に努めています。
を開設し、多くの学生や教員が利用しています。
― 8 ―
共
通
教員免許・奨学金制度・学費
事
項
教員免許取得について
立正大学大学院では下記の通り、教育職員専修免許が取得できます。
たしている者で、専修免許にかかわる「教科に関する科目」を24単位以上修得することで、専修免許を取得することが
できます。多くの修了生が専修免許を取得して、教育現場で活躍しています。
研究科
経済学
法学
中学校教諭専修免許
高等学校教諭専修免許
社会・宗教
英語
社会
社会
国語
社会
社会
社会
公民・宗教
英語
公民
地理歴史
国語・書道
公民
公民
公民
研究科
経営学
社会福祉学
地球環境科学
心理学
社会福祉学
専攻
経営学
社会福祉学
中学校教諭専修免許
社会
高等学校教諭専修免許
商業
公民
環境システム学
理科
理科・情報
地理空間システム学
臨床心理学
応用心理学
社会
地理歴史
公民
公民
教育福祉学
社会
小学校教諭専修免許
幼稚園教諭専修免許
大学院生の研究生活を経済的に支援するため、さまざまな種類の奨学金制度があります。
①立正大学橘奨学生(第 1 種)
〈給付〉
趣旨/勉学意欲があり成績優秀で、経済上学費の支弁が困難である学生に対して、その学修や研究活動を奨励するこ
とを目的としています。
趣旨/勉学の意思を強く持ちながら経済的事由で困窮し、学費の納入が困難になった学生に対して給付し、学業の継
続機会を与えることを目的としています。
給付額/ 1 期または 2 期授業料の 1 / 2 相当額以内
③立正大学校友会奨学生〈給付〉
経営学研究科
給付額・期間/年50万円( 1 年ごとの募集)
②立正大学学業継続支援奨学金〈給付〉
法 学 研 究 科
奨学金制度
経済学研究科
文学
専攻
仏教学
英米文学
社会学
史学
国文学
哲学
経済学
法学
文 学 研 究 科
原則として大学院(修士課程)を修了し、修士の学位を有する者で 1 種免許を取得しているか、またはその要件を満
趣旨/勉学意欲があり成績優秀で、家計急変等の理由で経済上、学費の支弁が困難である学生に対して、その学修や
卒業後の返還義務はありません。
応募資格/大学院生全学年
給付額/半年20万円(平成27年度実績)
④立正育英会奨学金〈給付〉
趣旨/学業、人物ともに優秀で、かつ健康であり、経済的理由により学資の支弁が困難と認められる場合に採用され
給付額/月 2 万円( 1 年ごとの募集)
⑤日本学生支援機構奨学金〈貸与〉
日本学生支援機構は、学資の貸与等、国の様々な学生支援事業を行っている独立行政法人です。
趣旨/意欲と能力のある学生に「教育を受ける機会」を保障し、自立した学生生活を送れるよう支援することを目的
としています。
(修了後返還義務があります)
第一種(無利子)修士・博士前期課程:月額 5 万円、 8 万 8 千円から選択
博士後期課程:月額 8 万円、12万 2 千円から選択
第二種(有利子)月額 5 万円、 8 万円、10万円、13万円、15万円から選択
⑥外国人留学生向け奨学金
⑴ 国費外国人留学生奨学金:私費留学生の中から成績優秀な学生を国費留学生に推薦します。(給付)
大学院生 月額144,000円以上(平成27年度実績)・授業料全額免除
※給付額は在籍課程や地域により異なります。毎年基準があるとは限りません。
― 9 ―
心理学研究科
貸与額/
地球環境科学研究科
ます。
社会福祉学研究科
研究活動を奨励することを目的としています。
⑵ 私費外国人留学生学習奨励費:私費留学生の中から学業・人物ともに優れ、経済的な支援を必要とする学生を推
薦します。
(給付)
大学院生 月額48,000円(平成27年度実績)
⑶ 授業料減免制度:留学生の経済的な負担を減らし、安心して勉強に専念できるように、立正大学が授業料の30%
(平成27年度実績)を負担するものです。※本制度は、応募者全員が対象となるものではありません。選考により
対象者を決定します。
⑷ その他:大学女性協会、平和中島財団、中島記念国際交流財団、守谷育英会等民間団体の奨学金制度があります。
学 費
(平成28年度実績)平成29年度は未定です。
学 費
科
目
入
学
授
業
施設設備資
教 育 充 実
金
料
金
費
実 験 実 習 料
合
計
文
経
法
経
学 研 究 科
済学研究科
学 研 究 科
営学研究科
250,000円
563,000円
120,000円
3,000円
―――
社会福祉学
研究科
250,000円
563,000円
120,000円
55,000円
―――
936,000円
地球環境科学研究科
心理学研究科
988,000円
(
250,000円
563,000円
120,000円
70,000円
実費を徴収する
ことがあります
)
1,003,000円
環
境
システム学専攻
250,000円
563,000円
120,000円
5,000円
地 理 空 間
システム学専攻
250,000円
563,000円
120,000円
5,000円
170,000円
90,000円
1,108,000円
1,028,000円
〈学費納入上の注意〉
①上記の学費に消費税は課税されません。
②学費以外に、学生健康保険互助会費・校友会費が必要です。
③学費納入方法は、年間分を一括で納入の場合と、授業料のみ 2 回にわけて納入する 2 種類が選択できます。
④入学手続者の既納の学費は原則として返還しません。ただし、平成29年 3 月末日までに本学所定の文書にて入学辞退
届を提出され、本学が確認した方および平成29年 4 月 1 日から 4 月30日までに本学所定の退学届を提出した方につい
ては、納入された学費(入学金は除く)は全額を返還します。また、学費を全納され、平成29年 5 月 1 日から第 1 期
終了日までに本学所定の退学届を提出された方については、第 2 期分授業料(授業料の½相当額)を返還します。
※詳細は、合格者に交付する入学手続要項を参照のうえ、間違いのないよう注意してください。
※『立正大学もしくは立正大学大学院』に在籍歴があり、本学指定の証明書を提出した場合には、入学金が免除され
ます。詳細は、出願研究科の「 4 .出願書類および入学検定料」の箇所をご確認ください。
〈長期履修制度学費について〉
長期履修制度に基づく学費の納入方法・納入例(平成28年度実績)
・1 年次の学費等=入学金および、修業年限に応じて分割した授業料、施設設備資金、教育充実費、実験実習料の合計で
す。
・2 年次以降の学費等=修業年限に応じて分割した授業料、施設設備資金、教育充実費、実験実習料の合計です。
修士課程
●文学研究科、経済学研究科、法学研究科
コース
3 年修了
4 年修了
1 年次
708,000円
593,000円
2 年次
457,000円
343,000円
3 年次
457,000円
343,000円
4 年次
-
343,000円
合 計
1,622,000円
1,622,000円
2 年次
491,500円
369,000円
3 年次
491,500円
369,000円
4 年次
-
369,000円
合 計
1,726,000円
1,726,000円
●社会福祉学研究科
コース
3 年修了
4 年修了
1 年次
743,000円
619,000円
― 10 ―
共
●地球環境科学研究科
2 年次
571,000円
518,000円
429,000円
389,000円
3 年次
571,000円
518,000円
429,000円
389,000円
4 年次
-
-
429,000円
389,000円
合 計
1,966,000円
1,806,000円
1,966,000円
1,806,000円
項
1 年次
824,000円
770,000円
679,000円
639,000円
事
専 攻
環境システム学
3 年修了
地理空間システム学
環境システム学
4 年修了
地理空間システム学
通
コース
文 学 研 究 科
●心理学研究科
コース
3 年修了
4 年修了
1 年次
753,000円
626,500円
2 年次
502,000円
376,500円
3 年次
501,000円
376,500円
4 年次
-
376,500円
合 計
1,756,000円
1,756,000円
2 年次
514,300円
411,600円
343,000円
3 年次
514,200円
411,600円
343,000円
4 年次
514,200円
411,600円
343,000円
5 年次
-
411,600円
343,000円
6 年次
-
-
343,000円
合 計
2,308,000円
2,308,000円
2,308,000円
2 年次
553,000円
442,800円
369,000円
3 年次
553,000円
442,800円
369,000円
4 年次
553,000円
442,800円
369,000円
5 年次
-
442,800円
369,000円
6 年次
-
-
369,000円
合 計
2,464,000円
2,464,000円
2,464,000円
経済学研究科
博士後期課程
●文学研究科、経済学研究科
コース
4 年修了
5 年修了
6 年修了
1 年次
765,300円
661,600円
593,000円
コース
4 年修了
5 年修了
6 年修了
1 年次
805,000円
692,800円
619,000円
法 学 研 究 科
●社会福祉学研究科
コース
1 年次
894,300円
834,300円
764,800円
716,800円
679,000円
639,000円
2 年次
643,300円
583,300円
514,800円
466,800円
429,000円
389,000円
3 年次
643,200円
583,200円
514,800円
466,800円
429,000円
389,000円
4 年次
643,200円
583,200円
514,800円
466,800円
429,000円
389,000円
5 年次
-
-
514,800円
466,800円
429,000円
389,000円
6 年次
-
-
-
-
429,000円
389,000円
●心理学研究科
1 年次
815,500円
701,800円
626,500円
2 年次
564,500円
451,800円
376,500円
3 年次
564,500円
451,800円
376,500円
4 年次
564,500円
451,800円
376,500円
5 年次
-
451,800円
376,500円
6 年次
-
-
376,500円
合 計
2,509,000円
2,509,000円
2,509,000円
地球環境科学研究科
コース
4 年修了
5 年修了
6 年修了
合 計
2,824,000円
2,584,000円
2,824,000円
2,584,000円
2,824,000円
2,584,000円
社会福祉学研究科
専 攻
環境システム学
4 年修了
地理空間システム学
環境システム学
5 年修了
地理空間システム学
環境システム学
6 年修了
地理空間システム学
経営学研究科
●地球環境科学研究科
心理学研究科
― 11 ―
修了後の進路
文学研究科
学校教育(大学教員/高等学校教員/中学校教員/大学
学術・文化団体
職員)
建築設計業
教育、学習支援業(博物館学芸員/図書館職員)
電気通信工事業
宗教(寺院住職)
老人福祉・介護事業
地方公務員(市町村機関職員)
大学院博士後期課程進学
公益財団法人職員
広告販売員
経済学研究科
大学院博士後期課程経済学専攻/一般企業/研究生/など
大学院修士課程修了生は、博士後期課程へ進学する者の他、本大学院での研究成果をいかして、大学等の研究機関、
一般企業の調査部門、公務員、会計事務所などの多様な分野で活躍しています。
又、修了後も本大学院で元の指導教員とともに共同研究を行うなど、交流を続けているケースも多々あります。
法学研究科
公務員/税理士事務所/税理士法人/会計事務所/社会保険労務士事務所/その他
法学研究科は昼夜開講制・夜間主コースということもあり、就職中の民間企業人、会計事務所の職員などの社会人が
多く在籍し勉学に励んでいます。就職については、担当教員が指導および相談に応じています。税理士等の資格取得を
希望する者が多く、相当数の方が税理士として活躍しています。
経営学研究科
税理士事務所・会計事務所/税理士法人/一般企業/高等学校教員/進学(海外ビジネススクールを含む)/その他
経営学研究科では、教育方針に基づいて、これまでに税理士などの職業会計人や企業経営者・管理者を輩出していま
す。また、本研究科で高度な知識を獲得したうえで、さらに高度な知識の獲得を求めて他大学大学院博士後期課程へ進
学するケースもあります。社会に開かれた大学院として、公務員や金融機関職員、会計事務所・税理士事務所勤務者な
ど、多くの有職社会人を受け入れてスキルアップに寄与するなど、高度専門職の育成に力を注いでいます。
社会福祉学研究科
福祉関連機関/福祉関連施設(ソーシャルワーカー/カ
民間企業研究開発部門
ウンセラー/児童福祉司等)
福祉系民間企業
生涯学習機関
司法施設関係機関
福祉関係大学教員/短期大学教員/専門学校教員/特別
NPO・NGO
支援学校教員/高等学校教員/中学校教員/小学校教員
大学院博士後期課程進学
/幼稚園教諭/保育所保育士
公民立保育所所長・主任
日本福祉大学教員/東京福祉大学教員/高崎健康福祉
大学教員/埼玉純真女子短期大学教員 他多数
― 12 ―
共
通
地球環境科学研究科
事
環境システム学専攻
項
博士前期(修士)課程
立正大学大学院/千葉大学大学院/北海道大学大学院/牛久自然観察の森/八重洲学園国際高等学校教員/武陽学園
国際航業㈱/㈱サイサン/㈱高見沢分析研究所/東京コンピュータサービス㈱/㈱土木管理総合試験所/㈱西原ネオ
/ハイテクシステム㈱/東日本旅客鉄道㈱/富士ソフト㈱/三国屋建設コンサルタント㈱/ライフツリー㈱/㈱ライ
フビジネスウェザー/㈱パスコ/興亜開発㈱/㈱臨海
博士後期課程
立正大学地球環境科学部教員/東京学芸大学環境教育実践施設/常磐大学コミュニティ振興学部/独立行政法人防災
地理空間システム学専攻
博士前期(修士)課程
立正大学大学院/秋田県公立高校教員/東京都公立小学校教員/鹿児島県公立高校教員/跡見女子学園中学校高等学
経済学研究科
科学技術研究所/独立行政法人国立環境研究所/埼玉県/東和科学㈱/㈱北杜地質センター
文 学 研 究 科
西部台高等学校教員/埼玉県公立中学校教員/朝日エンヂニヤリング㈱/アールシーソリューション㈱/㈱エクサ/
校教員/和洋九段女子高等学校教員/富士見中学高等学校教員/開志国際高校教員/横浜創学館高校教員(非常勤)
立正大学地球環境科学部教員/沖縄国際大学経済学部/大阪産業大学/鹿児島県立短期大学/福岡検疫所福岡空港検
疫所/中国・浙江林業大学教員/水城高等学校教員/(一財)日本地図センター
法 学 研 究 科
/長井市役所/上尾市役所/東武バスセントラル㈱/㈱読売旅行/茨城交通㈱/東京カートグラフィック㈱
博士後期課程
心理学研究科
専門学校講師/短大・大学教員(心理学および教育学関
大学等学生相談室カウンセラー
連科目担当)
教育センター教育相談員
高等学校教員(公民等)/中学校教員(社会等)
国家公務員心理職(司法矯正関係等)
国家公務員心理職(厚生労働省/防衛省航空医学実験隊
地方公務員(児童相談所/児童・障害者福祉施設等)
/警察庁科学警察研究所等)
子育て支援センター相談員
地方公務員心理職/専門職(司法/行政関係)
福祉施設職員(児童・障害者・高齢者関係)
民間企業専門職/研究職(製薬会社/化粧品会社/食品
企業内相談室カウンセラー
会社等の研究所研究員)
(人事テスト/商品テスト等の研
病院・精神神経科クリニック心理職
究開発)(人事管理/情報管理/安全管理業務)(市場調
公・私立学校教員/専門学校講師/短大・大学教員
査/統計処理/広告効果測定等の専門・技術職)
公・私立研究所専門職
企業の総合職
大学院(博士課程)進学
大学院(博士課程)進学
対人・社会心理学専攻
大学職員
一般企業
― 13 ―
心理学研究科
大学院(博士課程)進学
地球環境科学研究科
公・私立学校スクールカウンセラー
社会福祉学研究科
応用心理学専攻
経営学研究科
臨床心理学専攻
キャンパス案内
品川キャンパス 文学研究科・経済学研究科・法学研究科・経営学研究科・心理学研究科
●アクセス
JR山手線7分
渋谷
京王井の頭線・JR山手線16分
渋谷
下北沢
押上
JR湘南新宿ライン特別快速またはJR埼京線快速40分
大宮
JR山手線13分
東京
JR湘南新宿ライン快速17分
横浜
東急大井町線・池上線12分
旗の台
川
黒
目
大崎橋
野村証券
西口
JR山手線・埼京線
湘南新宿ライン
不動前駅
行
りそな銀
大崎
ニューシティ
ファミリーマート
通り
山手
東日本銀行
北改札西口
JR大崎駅
大崎
ゲート
シティ
山手通り口
東急池上線
ニュー大崎店舗街
大崎警察署
至
目
黒
線
号
道一
国
正門
至武蔵小杉
東急目黒線
学生会館
シンク
パーク
TOC
(東京卸売センター)
路駅
広小
大崎
品川キャンパス
線
号
二
速
高
都
首
台
の
旗
至
立正大学
新西口
大崎広小路
東京メトロ南北線・東急目黒線40分
王子神谷
りんかい線
至新木場
品川
キャンパス
りんかい線18分
新木場
自由ヶ丘
大崎
JR総武線快速・JR山手線51分
品川
千葉
至品川
五反田
都営地下鉄浅草線27分
東急
五反田駅
JR五反田駅
東口
宿
至新
都営地下鉄浅草線
五反田駅
不動前
●品川キャンパス
〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16
Tel. 03-3492-6649
■大崎駅、五反田駅から徒歩 5 分
・大崎駅(JR 山手線、湘南新宿ライン、埼京線、りんかい線)
・五反田駅(JR 山手線、都営地下鉄浅草線)
■大崎広小路駅から徒歩 1 分
・大崎広小路駅(東急池上線)
■不動前駅から徒歩13分
・不動前駅(東急目黒線)
― 14 ―
共
通
8号館
7号館
キャリアサポート
センター
心理臨床
センター
4号館
3号館
1号館
5号館
RISコーナー
石橋湛山
記念講堂
トークパレット
(コンビニエンスストア・ブックショップ)
入試センター
11号館
食堂
正門
RiLLPort mini
図書館
学内情報をネットワーク化した
最先端設備と交通アクセスの良さが魅力。
ある大崎・五反田エリアは東京都が構想・指定した副都心の 1 つとして位置づけられています。そうした立地特性を活
かすべく、人文科学・社会科学分野を中心に総合大学としての教育研究機能を備えています。ラーニング・コモンズの
機能を備えた図書館をはじめ、学生の主体的活発な学びを促す工夫が凝らされており、貴重な古書を蒐集した古書資料
館も整備しています。石橋湛山記念講堂は、学内行事はもとより、学会や市民向け公開講座が頻繁に行われるなど、都
経営学研究科
品川キャンパスは歴史や文化、交通、国際ビジネスの交差点として多様な可能性を有する品川区にあり、最寄り駅の
法 学 研 究 科
山手通り口
経済学研究科
保健室
6号館
RiLLCom
RiLLPort
文 学 研 究 科
プール
国際交流
センター
2号館
項
9号館
12号館
(学生会館)
事
体育館・武道場 10号館
第二食堂
古書資料館
市型キャンパスとしての社会的還元の象徴的な施設でもあります。
社会福祉学研究科
トークパレット(飲食・売店)
石橋湛山記念講堂
学生の健康面を常にサポートする保
健室。看護師が常駐し、校医ととも
に病気の応急処置や、健康・医療相
談にきめ細かく対応します。
軽食や喫茶が楽しめる集いと憩いの
空間。中庭に面した一部はオープン
カフェとなっており、学生に人気の
スポットのひとつです。
立正大学の発展に大きく寄与した第1
6代学長で、第55代内閣総理大臣も務
めた石橋湛山。その業績を讃える多目
的ホールで、収容人数は約600名です。
心理臨床センター
図書館
図書館(オープン端末)
RiLLPort・RiLLPort mini
大学の教育・研究機関としてだけでな
く、地域の方々の相談機関としても利
用され、専任の教員やカウンセラーが
さまざまな悩みの相談に応じています。
膨大な蔵書も独自のオンラインシス
テムで、素早く簡単に検索できま
す。
多彩な情報にアクセスできる最先端
のIT環境が整っています。楽しみ
ながら学べる学習空間として学びを
サポートします。
学生・教職員協同の学び・交流・発信
のための学修スペース。個人学修やグ
ループワーク、成果の発表が可能で、
品川キャンパスでの学びをつなぎます。
― 15 ―
心理学研究科
保健室
正門を通り階段を上がると、古代イ
ンド・アショカ王の石柱にちなんだ
建 学 の 精 神 の 象 徴「ア シ ョ カ ピ
ラー」が学生たちをお迎えします。
地球環境科学研究科
正門
キャンパス案内
熊谷キャンパス 社会福祉学研究科・地球環境科学研究科
●アクセス
JR高崎線快速54分
上野
JR湘南新宿ライン快速(高崎線)56分
池袋
熊谷
JR湘南新宿ライン快速(高崎線)26分
大宮
熊谷
キャンパス
東武東上線56分
池袋
所沢
川越市
西国分寺
朝霞台
西部新宿線・東武東上線48分
八木橋デパート
至大里
国道 号
南口
熊谷駅
荒川大橋
案内表示あり
小林医院
至池袋
至関越道東松山インター
至東松山
高崎線
上熊谷駅
北口
森林公園駅
至小川
案内表示あり
至太田
鎌倉陸橋
17
至上野
新宿
大崎
●熊谷キャンパス
至高崎
JR湘南新宿ライン
熊谷キャンパス
秩父鉄道
荒川
東武東上線
立正大学
武蔵丘陵森林公園
森林公園
JR武蔵野線・東武東上線62分
〒360-0194 埼玉県熊谷市万吉1700
Tel. 048-536-6010
■熊谷駅よりバス10分
・熊谷駅(JR 高崎線、湘南新宿ライン、新幹線、秩父鉄道)
・南口からバス立正大学行または
北口から森林公園行、立正大学下車
■森林公園駅よりバス12分
・森林公園駅(東武東上線)
・北口よりバス立正大学行または熊谷駅行、立正大学下車
― 16 ―
共
サッカー部寄宿舎
通
事
アーチェリー場
弓道場
項
野球部・ラグビー部寄宿舎
ラグビー場
テニスコート・多目的コート
サークルボックス(部室)
RiLLFore(りるふぉれ)
アカデミックキューブ
野球場
2号館
学生食堂
17号館
学生専用駐車場
立正大学博物館
図書館
ゲートプラザ
キャリアサポート
センター
ユニデンスA・B館専用駐車場
入試センター
陸上競技場
ステラ(食堂・喫茶・売店)
校内郵便局
インフォメーション
センター
3号館
9号館
駐輪場
5号館
6号館
広大で、伸びやか。
自然に囲まれたキャンパス。
特別養護老人ホーム
「立正たちばなホーム」
大な敷地には、教室棟、実験・研究棟、多目的ホール、体育館、陸上競技場のほか、学生生活をサポートする福利厚生
施設や駐車場もそろい、理想的な学びの環境が完備されています。
平成19年に始まった大規模な再開発事業は平成22年 6 月に完了し、広大なキャンパスには次々と新しい施設・設備が
できました。これにより熊谷キャンパスは、よりスケールの大きな学びのステージへと進化しました。
経営学研究科
熊谷キャンパスは、東京の北西、都心から約 1 時間のところに位置する緑豊かなキャンパスです。およそ35万㎡の広
法 学 研 究 科
バスターミナル
7号館
8号館
経済学研究科
ユニデンスA館
(学生寮・短期宿泊施設)
サッカー場
スポーツキューブ
ユニデンスB館
(学生寮)
文 学 研 究 科
パドマ(食堂)
また、平成23年度にグッドデザイン賞を受賞しました。
社会福祉学研究科
並木道
図書館
熊谷キャンパスは自動車やバイクで
の通学がOK。車は500台、バイク
は430台収容できる学生専用駐車場
が完備されています。
熊谷キャンパスを彩る並木道。絵は
がきのような美しい景色は、都心の
キャンパスでは味わえない豊かな自
然が息づいています。
約30万冊の蔵書は OPAC(蔵書検
索)で簡単に検索できます。またA
V室を備え、図書館所蔵のDVDを
楽しむこともできます。
RiLLFore(りるふぉれ)
アカデミックキューブ
立正大学博物館
パドマ(食堂)
学生の皆さんの主体的な学び・交流・
発信の場として誕生したラーニングコモ
ンズです。オープン端末(パソコン)を
一人で集中して利用できる席のほか、
グループでの利用にも最適です。
正方形のフォルムが特徴。教室・研
究棟「アカデミックキューブ」
、情
報メディア棟「メディアフォレスト」
などの最先端施設が整っています。
貴重な学術的資料を多く収集・保
管・展示しています。一般にも公開
され、企画展などの際は学外からも
多くの方が訪れます。
深い緑に囲まれた池の畔にたたずむ
ログハウス風の食堂です。ちょっと
したリゾート気分も味わえる学生の
憩いのスポットです。
― 17 ―
心理学研究科
学生専用駐車場
立正大学とJR熊谷駅・東武東上線
森林公園駅の間、学生は乗車料金が
無料で利用できます。
地球環境科学研究科
バスターミナル
― 18 ―
共
文学研究科
通
英米文学専攻
●修士課程
●博士後期課程
社会学専攻
●修士課程
●博士後期課程
史学専攻
●修士課程
●博士後期課程
国文学専攻
●修士課程
●博士後期課程
哲学専攻
●修士課程
●博士後期課程
文学研究科長
三浦 佑之
支えられ、院生と教員が一体となって研鑽を続け、さまざまな成果と多くの人材を社会に送り出してきました。私たち
には、その伝統を継承し発展させてゆく、社会的な義務と責任があります。
ためら
ところが今、文学研究科に進学しようと決意するのを躊躇わせる風潮が、私たちの周りには広がっているようにみえ
ます。曰く、将来性はあるのか、社会の役に立つのか、就職はできるのか。
たしかに、迎える側でも大きな問題になっているのですから、入学や進学を考えている皆さんにとって、不安や悩み
人間性の根本を追及し、文化の本質を究明しようとする文学研究科における学びを選ぶ意味があります。私が私であり、
あなたがあなたであるために、それは人が人であるためにということになりますが、文学研究科という研鑽の場は存在
するのですから。
本学の文学研究科は、文学部と仏教学部を統合するかたちで組織され、仏教学・英米文学・社会学・史学・国文学・
哲学という 6 つの専攻が置かれています。いずれの専攻も修士課程(標準修業年限 2 年)と後期博士課程(同 3 年)を
経営学研究科
は尽きないでしょう。それを承知の上で、あえて言わせていただきますが、実学を重んじる傾向の強い今だからこそ、
法 学 研 究 科
立正大学大学院文学研究科は、昭和26(1951)年、本学大学院では最初に設立されました。以来、その歴史と伝統に
経済学研究科
今の時代だからこそ、人間性の根本を追及し、
文化の本質を究明しようとする文学研究科へ
文 学 研 究 科
●修士課程
●博士後期課程
項
仏教学専攻
事
文学研究科
もち、学生たちは、学部での教育・研究の上に立って研鑽に励んでいます。
介するのは難しいのですが、枝葉を取り払って根幹だけを示せば、人は何を考え、どう表現し、いかなる行動をとり、
どのような文化を築いてきたか、そのありようを、過去・現在・未来にわたって考察する。それが、私たち文学研究科
の教育と研究であると言えるでしょう。
本研究科の修士課程では、広い視野に立って豊かな学識を身につけ、専攻分野を生かした、高度の専門性を必要とす
る職業に適応しうる実践的能力をもつ人材の養成を目指しています。また博士後期課程では、専攻する分野における研
ことのできる高度に専門性を備えた人材の養成を目指しています。
本研究科では、学部教育の上に立った専門的な学識や研究能力を身につけたいと願う、粗削りであっても無限の可能
性を秘めた学生を求めています。真摯に学びを究めようとする学生、真実を求めるために努力を惜しまない学生、好奇
心に溢れた学生、そうした学生が集ってくれるのを、私たちは待っています。
在学生をみると、学部からまっすぐ進学した学生もいますが、学部では哲学を勉強し、大学院では国文学に進学した
学院にもどってきた学生もいます。留学生はもちろん、会社を定年退職した人や子育てを終えた社会人もいます。それ
ら経験も年齢も異なる学生たちが、教室や研究室で議論し談笑する姿に接すると、うれしくなります。
本研究科は、さまざまな経験や考え方をもち、さらなる学びを求める人すべてに門戸を開いています。そのために、
立正大学では、長期履修制度や奨学金制度など、皆さんの教育と研究をバックアップする種々の体制を整えています。
― 19 ―
心理学研究科
というように、専門分野を変更した学生もいます。また、他大学から進学した学生、大学を出て何年か働いたのちに大
地球環境科学研究科
究者として、自立した研究活動を行うことのできる能力を身につけるとともに、職業人としても社会的ニーズに応える
社会福祉学研究科
設置された専攻には、多彩な分野の教員が所属しています。それゆえに、文学研究科における教育と研究を簡略に紹
三つの方針
⑴ 仏教学専攻
① 学位授与の方針
【修士課程】
修士課程仏教学専攻では、仏教学に関する専門の知識を有し、継続的に研究を遂行する能力を備え、国際的に活躍
する研究者を養成するため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1.宗学コースでは、日蓮教学、日蓮教団史、もしくはその関連分野での諸問題を多角的に分析できる専門的知識と
思考力を有する者
2.仏教学コースでは、仏教思想、仏教史、仏教文化、もしくはその関連分野での諸問題を多角的に分析できる専門
的知識と思考力を有する者
3.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
【博士後期課程】
博士後期課程仏教学専攻では、総合的能力を持ちながら高度な専門性の追求を果たせる研究者を養成するため、以
下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1.宗学コースでは、日蓮教学、日蓮教団史、もしくはその関連分野のいずれかにおいて、学術専門研究者としての
研究・教育指導を担いうる総合的学力を獲得した者
2.仏教学コースでは、仏教思想、仏教史、仏教文化、もしくはその関連分野のいずれかにおいて、学術専門研究者
としての研究・教育指導を担いうる総合的学力を獲得した者
3.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
※平成24年度以前入学生は、単位の修得を含まない。
② 教育課程編成・実施の方針
【修士課程】
修士課程仏教学専攻では、学位授与の方針に掲げた教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課
程を編成・実施しています。
1.幅広い研究能力の向上のため、日蓮教学・日蓮教団史・仏教学・仏教史・仏教文化・宗教学・東洋思想等に関わ
る専門性の高い講義・演習科目の設置
2.修士論文の執筆指導の実施
【博士後期課程】
博士後期課程仏教学専攻では、学位授与の方針に掲げた教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教
育課程を編成・実施しています。
1.高度な研究能力を養うための講義・演習科目の設置
2.指導教員のもとでの研究指導および博士論文の執筆指導の実施
※平成24年度以前の入学生は 1 .を除く。
③ 入学者受入れの方針
【修士課程】
〈求める学生像〉
1.日蓮教学・日蓮教団史・仏教学・仏教史・仏教文化・宗教学・東洋思想等における研究に堪えうる能力と健全な
精神を有し、自己の啓発と人類社会に貢献できる資質の向上を求める者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
⑴ 宗学コース
1.法華経・日蓮教学・日蓮教団史等に関する基礎的知識
2.日蓮遺文等の原典資料を読解するための基礎的能力
3.外国語で書かれた専門論文を読解する能力
⑵ 仏教学コース
1.仏教思想・仏教史・仏教文化等に関する基礎的知識
― 20 ―
2.自らが研究を志すテーマに関わる仏教関係の原典資料を読解するための基礎的能力
共
3.外国語で書かれた専門論文を読解する能力
通
事
【博士後期課程】
項
〈求める学生像〉
1.日蓮教学・日蓮教団史・仏教学・仏教史・仏教文化・宗教学・東洋思想等における高度な研究に堪えうる能力と
者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
⑴ 宗学コース
1.法華経・日蓮教学・日蓮教団史等に関し、自らが研究を志す分野における専門的知識
3.外国語で書かれた専門論文を読解する能力
⑵ 仏教学コース
1.仏教思想・仏教史・仏教文化等に関し、自らが研究を志す分野における専門的知識
2.自らが研究を志すテーマに関わる仏教関係の原典資料を読解するための能力
3.外国語で書かれた専門論文を読解する能力
① 学位授与の方針
【修士課程】
修士課程英米文学専攻では、英文学、米文学、その他の英語圏文学、英語学、英語教育の分野で、大学院レベルの
研究を行うのに必要な知識と研究方法を修得するため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
2.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
【博士後期課程】
博士後期課程英米文学専攻では、英米文学または英語学における教育・研究職等の高度専門職業人を養成するため、
以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
経営学研究科
1.英米文学・英語学・英語教育学等の分野での諸問題を多角的に分析できる、専門的知識と思考力を有する者
法 学 研 究 科
⑵ 英米文学専攻
経済学研究科
2.日蓮遺文等の原典資料を読解するための専門的能力
文 学 研 究 科
識見を有し、専門知識を活かして人類社会に貢献できる資質の向上を求める者
2.修士論文ないしそれに代わる論文が一定以上の水準に達し、所定の年限内で博士論文作成が可能な能力を有する
1.英米文学・英語学・英語教育学等の分野での研究を行うのに必要な高度の学識と、自立した研究能力を有する者
② 教育課程編成・実施の方針
【修士課程】
修士課程英米文学専攻では、文学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課
程を編成・実施しています。
2.作品や先行研究、参考文献の分析能力と批評能力の取得のため、英米文学、英語学研究方法論の講義の設置
3.研究発表、論文作成のための技術を修得するための指導の実施
【博士後期課程】
博士後期課程英米文学専攻では、文学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、
1.高度な研究能力を養うための演習や特殊研究の講義の設置
2.博士論文のテーマの深化、作成のため、指導教授による研究指導の実施
③ 入学者受入れの方針
【修士課程】
〈求める学生像〉
1.英文学、米文学、その他の英語圏文学、英語学、英語教育を歴史的、社会的、文化的コンテクストの中で総合的
― 21 ―
心理学研究科
教育課程を編成・実施しています。
地球環境科学研究科
1.英文学、米文学、その他の英語圏文学、英語学、英語教育の分野における演習や講義科目の設置
社会福祉学研究科
2.所定の単位を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
に理解し、高度な専門知識の獲得によって職業的応用能力を向上させることを目指す者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.英文学、米文学、英語学、英語教育ついての十分な専門知識を獲得し、原書を正確に読み解く能力
2.隣接分野・周辺分野に対する、学士課程レベルの幅広く柔軟な基礎的知識
3.修士論文執筆のための、研究計画の作成および遂行の能力
4.論理的・批判的な思考力、課題を発見し探求し表現することができる能力、コミュニケーション能力
5.異領域への関心
【博士後期課程】
〈求める学生像〉
1.英文学、米文学、その他の英語圏文学、英語学、英語教育の各分野において、幅広い視野を持ってそれぞれの分
野の専門テーマを深く追求し、教育・研究職等の高度専門職業人として必要な能力の獲得を目指す者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.英文学、米文学、英語学、英語教育あるいは隣接する研究領域において作成した優れた修士論文の執筆
2.博士論文執筆のための、研究計画の作成および遂行の能力
3.高度に鍛えられた、論理的・批判的な思考力、課題を発見し探求し表現する能力、コミュニケーション能力
4.異領域への多大な関心と学際的な適応が可能な思考力。
⑶ 社会学専攻
① 学位授与の方針
【修士課程】
修士課程社会学専攻では、社会学に関する専門知識を有し、体系的に研究を継続する能力を具備し、国際的に活躍
する研究者を養成するため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1.社会学研究のための深い専門知識を身につけ、隣接領域への幅広い関心を持ち、さらに自己の関心を広く社会に
開き、獲得した知見をあまねく社会の諸相に還元できる識見を獲得した者
2.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
【博士後期課程】
博士後期課程社会学専攻では、総合的能力を持ちながら高度な専門性を追求できる研究者を養成するため、以下を
満たした学生に対し、学位を授与します。
1.高度な専門知識を獲得して、自己の研究領域における学問的方法論を確立し、国際的な視野に立った討論や分析
を行う能力を修得した者
2.所定の単位を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
② 教育課程編成・実施の方針
【修士課程】
修士課程社会学専攻では、文学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程
を編成・実施しています。
1.社会学原論の基礎の上に、犯罪・都市・環境・家族・労働・宗教・社会情報・社会心理・コミュニケーション・
統計など、多岐にわたるジャンルを体系的に理解できるカリキュラムの編成
2.上記のカリキュラム編集に基づき現代社会の直面する諸問題を深く理解するための講義・演習科目の設置
【博士後期課程】
博士後期課程社会学専攻では、文学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、
教育課程を編成・実施しています。
1.それぞれの分野の最新研究と領域横断的なカリキュラムの編成
2.深く新しい識見を獲得し、創造的な博士論文を完成させるため、総合的な見地からの指導の実践
― 22 ―
共
③ 入学者受入れの方針
通
【修士課程】
1.現代社会の諸領域に関心を持ち、そこにおける相互行為、社会関係、社会システム、メディアの機能などを深く
項
理解するために、社会学的な深い学識と柔軟な思考力の修得を目指す者
事
〈求める学生像〉
2.高度な専門的な職業人として活躍を希望する者、または将来、博士課程に進学して研究者を目指す者
1.社会学理論、犯罪、都市、環境、家族、労働、宗教、社会情報、社会心理、コミュニケーション、統計などの社
会学領域についての十分な専門知識
2.上記の領域全般についての学士課程レベルの幅広い基礎知識
3.修士論文執筆のための研究計画作成・遂行能力
4.論理的・批判的思考力、課題発見・探求・表現能力、コミュニケーション能力(学修・研究に必要な語学力を含
【博士後期課程】
〈求める学生像〉
1.国内外の学会誌や研究機関の文献、発行物にとどまらず、常にメディア情報などを収集し、社会構造、社会変動
経済学研究科
む。)
5.異領域への関心
文 学 研 究 科
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
についての専門的知見を習得する意欲のある者
ることを希望する者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.社会学の領域について作成した高度な修士論文
2.博士論文執筆のための高度な研究計画作成・遂行能力
3.論理的・批判的思考力、課題発見・探求・表現能力、コミュニケーション能力(学修・研究に十分な語学力を含
経営学研究科
む。)
法 学 研 究 科
2.修士課程での学修や研究の成果をさらに発展させて、自立した研究者、または高度な専門的職業人として活躍す
4.異領域への関心
⑷ 史学専攻
① 学位授与の方針
【修士課程】
を満たした学生に対し、学位を授与します。
1.教員・学芸員などの専門職志望者、歴史学的知見を活かした社会的活動をめざす者に共通する、高度の総合的知
識と歴史学的な調査・研究能力を支える幅広いスキルを身につけた者
2.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文を完成し、その審査および最終試験に合格し
た者
博士後期課程史学専攻では、歴史学における高度な学識と、継続した研究・指導に必要な能力を備えた研究者養成
のため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1.学術専門研究者としての研究・教育指導を担える総合的学力を獲得した者
2.所定の単位を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文を完成し、その審査および最終試験に合格し
② 教育課程編成・実施の方針
【修士課程】
修士課程史学専攻では、文学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程を
編成・実施しています。
1.日本史・東洋史・西洋史・考古学の分野で高度の研究能力の充実や論文作成を支援するために、本専攻の伝統で
ある徹底した実証主義を掲げる演習を軸に、広く歴史学の基本問題や新たな方法論を学べる科目の設置
― 23 ―
心理学研究科
た者
地球環境科学研究科
【博士後期課程】
社会福祉学研究科
修士課程史学専攻では、歴史学の研究方法と専門知識を備え、十分な研究活動能力を持つ者を養成するため、以下
【博士後期課程】
博士後期課程史学専攻では、文学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教
育課程を編成・実施しています。
1.専門研究者として研究・教育をになう総合的学力を獲得させ、博士論文作成とそれに必要な総合的史料分析力の
涵養をめざす演習を中心としたカリキュラムの編成
2.専門誌への投稿論文の作成・添削をふくむ個人指導
③ 入学者受入れの方針
【修士課程】
〈求める学生像〉
1.日本史・東洋史・西洋史・考古学の専門分野において研究をさらに深めたい者
2.教職・学芸員などの専門職をめざす者
3.高度の知見を基礎に社会的活動をめざす者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
以下の各コースを学修するために必要不可欠な基礎的学力・知識
⑴ 日本史コースでは漢文・古文書の読解力、研究史の理解
⑵ 東洋史コースでは漢文の読解力、研究史の理解
⑶ 西洋史コースでは英文をはじめとする欧語文献の読解力と研究史の理解
⑷ 考古学コースでは発掘調査法と研究史の理解
【博士後期課程】
〈求める学生像〉
1.日本史・東洋史・西洋史・考古学の専門分野において、水準の高い修士論文ないしそれに代わる論文を完成した
者
2.史資料の読解・分析力があり、研究意欲や将来計画の明確な者
3.所定の年限内に博士論文を作成する能力を有する者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
以下の各コースを学修するために必要不可欠な専門的学力・知識
⑴ 日本史コースでは漢文・古文書を読解し、研究史に批判的に取り組み、自らの議論を展開してゆく力
⑵ 東洋史コースでは漢文を読解し、研究史に批判的に取り組み、自らの議論を展開してゆく力
⑶ 西洋史コースでは欧文を読解し、研究史に批判的に取り組み、自らの議論を展開してゆく力
⑷ 考古学コースでは発掘調査法と研究史に批判的に取り組み、自らの議論を展開してゆく力
⑸ 国文学専攻
① 学位授与の方針
【修士課程】
修士課程国文学専攻では、国文学研究各分野における人材を育成するため、以下を満たした学生に対し、学位を授
与します。
1.国文学・琉球文学・国語学・日本語学に関する高い知見を身につけた者
2.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
【博士後期課程】
博士後期課程国文学専攻では、国文学・琉球文学・国語学・日本語学の各分野での研究を行うのに、必要な知識と
見識、研究方法を修得するため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1.自立した研究者として活躍できるため、専攻分野で優れた調査・研究能力を身につけた者
2.所定の単位を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
② 教育課程編成・実施の方針
【修士課程】
修士課程国文学専攻では、文学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程
を編成・実施しています。
― 24 ―
通
と学力を身につけるために、それぞれの講義科目と演習科目の設置
共
1.日本文学(古典、近代)
、日本語学の専門領域に加え、琉球文学、日中比較文学など関連諸分野に関する広い知識
事
【博士後期課程】
項
博士後期課程国文学専攻では、文学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、
教育課程を編成・実施しています。
2.学術水準の高い博士論文を作成するための「研究指導」科目の設置
③ 入学者受入れの方針
【修士課程】
〈求める学生像〉
文を完成し、その研究能力をもって国内外を問わず広く社会に貢献しうる者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.日本文学・日本語学・琉球文学およびその関連諸分野における基礎知識
2.自己の専門分野における研究論文、学術書を読解する能力
経済学研究科
1.日本文学・日本語学・琉球文学およびその関連諸分野において必要な専門的知識を身につけ、それに基づいて論
文 学 研 究 科
1.日本文学(古典、近代)
、日本語学、琉球文学に関する専門科目の設置
【博士後期課程】
1.日本文学・日本語学・琉球文学の専攻分野においてすでに身につけた専門的知識・知見を、さらに高度なものと
し、それに基づいた博士論文を完成し、それをもって国内外を問わず広く社会に貢献しうる者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.修士論文の補正とさらに高度なレベルへの飛翔のための知識・能力
2.博士論文を完成するための先行研究のビブリオ化と基礎的知識の再確認が可能な知識・能力
① 学位授与の方針
【修士課程】
修士課程哲学専攻では、哲学の分野で、大学院のレベルの研究を行うのに必要な知識と研究方法を修得するため、
経営学研究科
⑹ 哲学専攻
法 学 研 究 科
〈求める学生像〉
以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
2.所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
【博士後期課程】
博士後期課程哲学専攻では、総合的能力を持ちながら専門性の追求を果たせる研究者を養成するため、以下を満た
した学生に対し、学位を授与します。
2.学術研究者としての研究・教育を担える学識と学問的方法論を身につけた者
3.立正大学哲学会と全国規模の専門学会とにおいて博士論文の内容に関わる研究発表を複数回行い、査読付きの学
外雑誌に博士論文の内容に関わる論文を掲載した上で博士論文を執筆し、審査に合格した者
② 教育課程編成・実施の方針
修士課程哲学専攻では、文学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程を
編成・実施しています。
1.西洋ならびに東洋(とりわけ日本)における哲学思想の長い歴史をふまえ、科学・芸術・文化・倫理・宗教のあ
りかたを根本から考えるための講義科目と演習科目の設置
2.修士論文の執筆指導の実施
― 25 ―
心理学研究科
【修士課程】
地球環境科学研究科
1.所定の単位を修得した者
社会福祉学研究科
1.哲学史に関する該博な知識を獲得し、哲学の文献を原語で厳密に読む読解力ならびに解釈力を身につけた者
【博士後期課程】
博士後期課程哲学専攻では、文学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教
育課程を編成・実施しています。
1.高度な研究能力を養うための講義・演習科目の設置
2.哲学思想の高度な専門的研究者を養成するための研究指導、および学会誌投稿論文作成と博士論文執筆の個人指
導の実施
③ 入学者受入れの方針
【修士課程】
〈求める学生像〉
1.哲学の文献を原語で読むために必要な語学と読解の能力とともに、哲学史に関する一定水準の知識を持つ者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.哲学史に関する一定水準の知識
2.哲学の文献を原語で読むために必要な語学と読解の能力
3.人文領域の諸学問についての基礎的知識
4.論理的・批判的思考力、課題発見能力
5.修士論文執筆のための研究計画作成と、研究遂行および表現能力
【博士後期課程】
〈求める学生像〉
1.哲学思想の高度な専門的研究者の養成をめざすため、修士論文が一定以上の水準に達し、あわせて明確な研究計
画をもつ者
2.将来研究者として活躍できる者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1.哲学の研究領域で作成した優れた修士論文
2.人文領域の諸学問についての幅広く深い知識
3.博士論文執筆のための研究計画作成と、研究遂行および表現能力
― 26 ―
共
通
仏教学専攻
事
項
教育・研究の特長
本専攻は日蓮聖人の教学ならびに日蓮教団の歴史を専攻する宗学コースと、インド・チベット・中国・日本の仏教に
し専攻としては 1 つであるから、院生は自分の研究に関連するどの講義・演習を受講することも自由である。本専攻の
歴史は古く、本学仏教学部(宗学科・仏教学科)卒業生をはじめ、他大学の出身者にも広く研究の門戸を開放し多くの
研究者を育成し社会に送り出してきた。さらにより優れた研究者の養成を行い、仏教学の進歩発展に寄与することを期
するものである。
本専攻のうち、宗学コースには、根本聖典である『法華経』に関する科目や、日蓮教学の源流としての中国天台学・
日本天台学の科目、日蓮聖人の教学、日蓮教団の歴史等に関する科目が設けられている。仏教学コースではインド・チ
ベットの語学・思想の科目、中国・日本の思想と歴史、仏教文化・仏教美術の科目、および仏教考古学、宗教学関連の
科目などが開設されている。いずれもその分野に造詣の深い教員が各専門分野の科目を担当し、きめ細やかに指導を行っ
経済学研究科
カリキュラムの特長
文 学 研 究 科
関する語学・思想・歴史、および仏教文化(特に美術)を専攻する仏教学コースとの 2 コースに分けられている。ただ
ている。また、夜間の時間帯にも科目を開設し、社会人等への門戸を広げている。
修士課程では演習形式と講義形式の科目が開設されており、所定の年限( 2 年〜 4 年)で30単位以上を修得し、修士
論文を提出しなければならない。この課程では基礎的研究能力の育成を中心として、原資料の取り扱い方法や、読解力
の向上に向けた指導がなされている。
ほか、週 1 回の担当指導教授による指導時間が設けられ、博士論文の作成に向けた助言と研究指導が行われている。
本専攻では研究指導会のほか、学生の自主的な研究会および成果の発表会も熱心に行われており、このような研究活
動を基礎として、全国規模の学会での発表も行っている。
経営学研究科
博士後期課程では、所定の年限( 3 年〜 6 年)で演習・講義の科目から12単位以上を修得することが規定されている
法 学 研 究 科
研究指導体制
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 27 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考)
仏教学専攻
● 開 設 科 目
博士後期課程
修 士 課 程
研
【 宗
宗
宗
宗
宗
宗
宗
宗
宗
究
学
学
学
学
学
史
史
史
史
指
導
コ ー ス 】
特 講(1)
特 講(2)
演 習(1)
演 習(2)
特 講(1)
特 講(2)
演 習(1)
演 習(2)
【 宗
宗
宗
宗
宗
宗
宗
宗
宗
学
学
学
学
学
史
史
史
史
コ ー ス 】
特 講(1)
特 講(2)
演 習(1)
演 習(2)
特 講(1)
特 講(2)
演 習(1)
演 習(2)
教 授 【仏 教 学 コ ー ス】
仏 教 学 特 講(1)
仏 教 学 特 講(2)
仏 教 学 演 習(1)
仏 教 学 演 習(2)
仏 教 史 学 特 講(1)
仏 教 史 学 特 講(2)
仏 教 史 学 演 習(1)
仏 教 史 学 演 習(2)
仏 教 文 化 特 講(1)
仏 教 文 化 特 講(2)
仏 教 文 化 演 習(1)
仏 教 文 化 演 習(2)
宗学・仏教学コース共通
東 洋 哲 学 特 講
宗 教 学 特 講
仏 教 考 古 学 特 講
【仏 教 学 コ ー ス】
仏 教 学 特 講(1)
仏 教 学 特 講(2)
仏 教 学 演 習(1)
仏 教 学 演 習(2)
仏 教 史 学 特 講(1)
仏 教 史 学 特 講(2)
仏 教 史 学 演 習(1)
仏 教 史 学 演 習(2)
仏 教 文 化 特 講(1)
仏 教 文 化 特 講(2)
仏 教 文 化 演 習(1)
仏 教 文 化 演 習(2)
宗学・仏教学コース共通
東 洋 哲 学 特 講
宗 教 学 特 講
仏 教 考 古 学 特 講
秋 田 貴 廣
担 当 科 目 研究指導・仏教文化演習(1)
専 攻 領 域 文化財保存学(彫刻)
研 究 テ ー マ 彫刻文化財修復論 仏像彫刻実習の「文化理解」における可能性
教 授 博士(文学)
安 中 尚 史
担 当 科 目 宗史演習(1)
専 攻 領 域 日蓮教団史・日本仏教史
研 究 テ ー マ近代における日蓮教団の動向に関する研究
教 授 博士(文学)
庵 谷 行 亨
担 当 科 目 研究指導・宗学演習(2)
専 攻 領 域 日蓮教学
研 究 テ ー マ 日蓮聖人における観心の研究 日蓮聖人における一念三千の研究 日蓮教学と生命倫理
― 28 ―
共
教 授 博士(文学)
北 川 前 肇
通
担 当 科 目 研究指導・宗学演習(1)
研 究 テ ー マ 日蓮宗教学史の研究 慶林坊日隆教学の研究 『立正安国論』研究
事
項
専 攻 領 域 日蓮教学・日蓮宗教学史
教 授 Ph.D.
専 攻 領 域 インド仏教史・インド仏教文化史
研 究 テ ー マ法華経成立の基盤社会の研究。特にサカ・クシャン時代の北インド・西北インドにおける仏教とナーガ
信仰・ヤクシャ信仰などの土着信仰について
教 授 博士(文学)
手 島 一 真
専 攻 領 域 中国仏教社会史・中国仏教文化史
研 究 テ ー マ中国南北朝隋唐時代における、社会的存在としての仏教の歴史、仏典・大蔵経・石刻経典を中心とする
仏教文化史、の研究
教 授 博士(文学)
寺 尾 英 智
経済学研究科
担 当 科 目 仏教史学演習(1)
文 学 研 究 科
担 当 科 目 研究指導
髙 橋 堯 英
担 当 科 目 研究指導・宗史演習(2)
研 究 テ ー マ 中世聖教の研究、日蓮真蹟の研究、中世・近世における日蓮教団の展開
教 授 博士(文学)
原 愼 定
担 当 科 目 研究指導・宗学特講(1)
専 攻 領 域 日蓮教学
経営学研究科
研 究 テ ー マ 日蓮教学における罪の研究
教 授 博士(文学)
安 田 治 樹
担 当 科 目 研究指導・仏教文化特講(2)
専 攻 領 域 仏教美術史・東洋美術史
研 究 テ ー マ 大乗仏教美術初期相の研究
非常勤講師 立正大学名誉教授 博士(文学)
松 村 壽 巌
担 当 科 目 宗史特講(1)
非常勤講師 東京大学大学院教授 博士(文学)
鶴 岡 賀 雄
担 当 科 目 宗教学特講
担 当 科 目 宗史特講(2)
非常勤講師 立正大学名誉教授 文学博士 三 友 健 容
担 当 科 目 仏教学演習(2)
非常勤講師 東京大学大学院教授 博士(文学)
蓑 輪 顕 量
担 当 科 目 仏教史学特講(2)
― 29 ―
心理学研究科
非常勤講師 身延山大学教授 博士(文学)
望 月 真 澄
地球環境科学研究科
非常勤講師 博士(文学)
窪 田 哲 正
担 当 科 目 仏教学演習(1)
社会福祉学研究科
非常勤講師 立正大学名誉教授 文学博士 伊 藤 瑞 叡
担 当 科 目 仏教学特講(2)
法 学 研 究 科
専 攻 領 域 日蓮教団史・日本仏教史
論文一覧・学会紹介等
修士論文
博士論文
戦国期における日蓮宗寺院の研究/円珍『法華論記』の研究/日蓮
聖人における四条氏教化の研究/近現代における日蓮聖人著『立正
安国論』受容の研究/近代における日蓮系在家仏教の展開/広蔵院
日辰教学の研究/『冠註五教章』に於ける煩悩論の研究/日蓮聖人
における檀越教化の研究/日蓮宗不受不施派の信仰形態/日蓮聖人
における本尊の研究/日蓮教学における父性と母性/法華経提婆達
多品の研究/ Prasannapadā の研究/大乗仏教の源流と基盤/『摂大
乗論』の研究/近代における日蓮教団の動向/阿毘達磨における科
学的論考/亀茲仏教文化の研究/日蓮聖人の病についての研究/法
華経変相の研究/ハルシャ王とその時代に関する一考察/廻向思想
の研究/慶林坊日隆教学の研究/堅樹院日寛教学の研究/富士信仰
の受容と研究/宝性論の研究/日蓮聖人の末法観に関する研究/日
蓮聖人の女性観/初期富士門流の成立と展開/『守護国家論』の研
究/日蓮聖人の檀越教化に関する研究/一念三千論の研究/法華章
疏の研究/キジル石窟壁画主題の研究/身延山内金石文の研究/近
代仏教教団形成期の研究/『一乗要決』の研究/日蓮聖人教学にお
ける塵点劫解釈について/『立正安国論』の研究/日蓮聖人の檀越
教化に関する研究/仏教福祉思想の研究/中国石壁における造形表
現の研究/仏教説話の展開/近世初期における日蓮教学の研究/日
蓮聖人五義判の研究/日蓮聖人と虚空蔵菩薩に関する研究/『法華
文句』の研究/紀州日蓮教団の成立と展開/『中観論疏』の研究
『倶舎論』を中心とした有身見の研究/慶林坊日隆教学
の研究/日本仏教における因果応報の研究/ディーパン
カラシュリージュニャーナ研究/初期アビダルマ論書に
おける多変量構造解析/日蓮聖人における女性観の研究
/初期日興門流史の研究/中近世の日蓮教団と公権力/
日蓮聖人における「法華経の行者」の研究/法華章疏の
研究─海東撰述・西域出土本を中心として─/『八千頌
般若経』の研究―その形成と思想―/クシャーナ期仏教
の研究/『立正安国論』の研究―書誌学的研究を中心と
して―/中国宋代天台教学の研究―特に浄覚仁岳を中心
として―/日蓮遺文の基礎的研究―文献学と古文書学ア
プローチ―/法華教学史の研究―天台教学における教主
論を中心に―/日蓮聖人における仏教観の研究―『一代
五時図』
・
『一代五時鶏図』を中心として―/大乗仏教美
術展開の研究―仏教武術東漸の諸相―/唐代佛教政教関
係史の研究/説一切有部における修行道論の研究―『大
毘婆沙論』の「順決択分」を中心として―/修行道の研
究―『仏説大安般守意経』を中心として―/日蓮教学に
おける罪の研究/近代日蓮教団史の研究/日蓮聖人『注
法華経』の研究/グプタ期の仏教研究/チベット仏教寺
院の研究Ⅰ・Ⅱ―ガリ・グゲを中心にして―/韓國古代
伽藍の形成と展開の研究/陶弘景思想の研究/近代日蓮
教団史の研究/日蓮聖人『注法華経』の研究
学会紹介・出版物等
●立正大学仏教学会 : 仏教学全般の研究を目的とする学術団体。1904(明治37)年に創刊された学会機関誌『大崎学報』を発行
し、現在500余名の会員を有している。
●立正大学大学院仏教学研究会 : 大学院仏教学専攻在籍者で構成され、定期研究発表会の開催や、機関誌『仏教学論集』を発行
している。
仏教学部には、日蓮教学研究所と法華経文化研究所があり、両研究所ではそれぞれの機関誌として『日蓮教学研究所紀要』、
『法華文化研究』を毎年刊行している。この他、国内の代表的学術学会として日本印度学仏教学会、日本宗教学会、日本佛教
学会などがあり、大学院生から入会でき、研究成果を発表することができる。
― 30 ―
共
通
英米文学専攻
事
項
教育・研究の特長
本専攻は、昭和40年に設置されて以来、修士課程では広い視野に立って、深い学識を教授し、さらに英語圏の文学・
成のために、古英語の時代から現代に至る文学・語学と古典文学(ギリシャ・ローマ文学)を視野において、英文学・
米文学・英語学の各専攻領域にわたり幅広い科目を設け、授業の充実を図っている。
博士後期課程では、英米文学・英語学専攻における研究者として自立した研究活動を行い、さらに専門的職業に従事
するのに必要な高度な研究能力、およびその基礎となる豊かな学識を養い、とりわけ研究者の創造性を育成することを
目的としている。これらの目的を達成するために院生の研究内容に応じて指導教授を定め、きめ細かい懇切丁寧な指導
カリキュラムの特長
修士課程では、英文学・米文学・英語学にわたる授業科目を設置しており、部門は 5 種類に分かれる。すなわち研究
方法論、理論、講義、特殊研究、演習である。専門性の深化をはかると同時に、高度な能力を養うよう配慮されている。
経済学研究科
を行っている。
文 学 研 究 科
語学の研究能力、および専門性を要する職業などに必要な高度な能力を養うことを目的としている。そしてこの目的達
さらに英語による研究発表・論文作成に必要な基礎能力の養成のためにアカデミックライティングを設置している。ま
博士後期課程では、指導教授がチュートリアルで院生の指導に当たっている。
研究指導体制
修士課程では所定の年限( 2 年〜 4 年)在学し、30単位以上の科目を履修することになっている。そして院生各自の
博士後期課程では所定の年限( 3 年〜 6 年)在学し、12単位以上の科目を履修することになっている。院生の専攻に
応じて指導教授が特定の時間を設けて論文指導に当たっている(社会人の場合には、土曜や平日の夜間開講などにも対
応している)
。また『大学院年報』での研究発表、および立正大学英文学会大会にて口頭発表し、同学会の機関誌『英文
学論考』に投稿するよう各教員が指導している。
経営学研究科
専攻に合わせて修士論文作成上の指導教授(正・副 1 名ずつ)が指導している。
法 学 研 究 科
た、中学校・高等学校の英語教諭専修免許状の取得が可能である。
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 31 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考)
英米文学専攻
● 開 設 科 目
博士後期課程
修 士 課 程
研
究
指
導
英米文学研究方法論 1
英米文学研究方法論 2
英語学研究方法論 1
英語学研究方法論 2
英 文 学 特 殊 研 究1
英 文 学 特 殊 研 究2
米 文 学 特 殊 研 究1
米 文 学 特 殊 研 究2
米
米
英
英
英
英
米
米
文学
文学
語学
語学
文
文
文
文
特
特
特
特
学
学
学
学
殊研
殊研
殊研
殊研
演
演
演
演
究3
究4
究1
究2
習1
習2
習1
習2
米 文 学 演 習3
米 文 学 演 習4
英 語 学 演 習1
英 語 学 演 習2
シェイクスピア研究
アカデミック ライティング 1
アカデミック ライティング 2
英米文学研究方法論 1
英米文学研究方法論 2
英語学研究方法論 1
英語学研究方法論 2
英 文 学 特 殊 研 究1
英 文 学 特 殊 研 究2
米 文 学 特 殊 研 究1
米 文 学 特 殊 研 究2
米
米
英
英
英
英
米
米
文学
文学
語学
語学
文
文
文
文
特
特
特
特
学
学
学
学
殊研
殊研
殊研
殊研
演
演
演
演
究3
究4
究1
究2
習1
習2
習1
習2
米 文 学 演 習3
米 文 学 演 習4
英 語 学 演 習1
英 語 学 演 習2
シェイクスピア研究
アカデミック ライティング 1
アカデミック ライティング 2
教 授
担 当 科 目 米文学特殊研究 1
安 達 秀 夫
専 攻 領 域 20世紀アメリカ文学、特にウィリアム・フォークナー、アーネスト・ヘミングウェイ研究
研 究 テ ー マフォークナーおよびヘミングウェイのテクストの構造分析を中心に研究。他にイギリスの作家トマス・
ハーディの『テス』を「ヤヌスの神話」を鍵に分析して著書を刊行。
教 授 博士(文学)
齊 藤 昇
担 当 科 目 研究指導・米文学演習 3
専 攻 領 域 19世紀アメリカ文学(W・アーヴィングおよび N・ホーソーン研究)とアメリカ短編小説研究
研 究 テ ー マ W・アーヴィングの文学的足跡研究
O・ヘンリー研究
教 授
白 井 義 昭
担 当 科 目 研究指導・英米文学研究方法論 1 ・英文学特殊研究 2
専 攻 領 域 イギリス文学、イギリス小説、イギリス文化
研 究 テ ー マジェイン・オースティン、ブロンテ姉妹、チャールズ・ディケンズ、トマス・ハーディなど18、19世紀
イギリス小説の研究
教 授
児 馬 修
担 当 科 目 (平成28年度 特別研究員)
専 攻 領 域 英語学、英語史
研 究 テ ー マ 英語統語法の史的変化、屈折の消失が統語法に与えた影響
― 32 ―
デンドウ ゲーリー
通
担 当 科 目 アカデミック ライティング 2
事
専 攻 領 域 英語教育
研 究 テ ー マ 英語教育
特任教授
項
冨 山 太佳夫
専 攻 領 域 英文学(とくにヴィクトリア時代の文学)、グローバル文学
研 究 テ ー マ 英米の18~20世紀文学、批評理論
非常勤講師
担 当 科 目 英文学演習 2
非常勤講師 Ph.D.in Linguistics(言語学博士)
井 川 壽 子
担 当 科 目 英語学特殊研究 1
専 攻 領 域 英文学(とくにヴィクトリア時代の文学)
研 究 テ ー マ 英米の18~20世紀文学、批評理論
修士論文
― 33 ―
心理学研究科
名称:立正大学英文学会
大学院紀要/大学院年報/英文学論考
目的:英米文学・英語学・英語教育の研究と会員相互
の親睦を図る
会員:大学院英米文学専攻および文学部文学科英語英
米文学専攻コースに所属する教員、大学院生、
学部生
事業:講演会・研究発表会の開催と研究誌『英文学論
考』の発行
地球環境科学研究科
出版物
社会福祉学研究科
学会紹介
史的構文研究/「ワシントン・アーヴィング研究 ─自己形成とその文
学的軌跡─」/『ワシントン・アーヴィングとその時代』─彷徨と受
容─/『シェイクスピア作品における Form の諸相』/神話記号論の
研究(英文)Research In Semiticks of Myth /エマスンの思想研究─
エマスンの思想とその思想背景について─/バーナード・ショウ研究
─演劇論─/フォークナーの「世紀末」と「ギリシャ壺」/白樺派の
文学とホイットマン 漱石とホイットマン、ライラック・エレジー試
論(背表紙に記載無し)/ジェイムズ・ジョイスと日本の文壇─昭和
初期を中心として─/ピルグリム・ファーザーズの足跡/アーノルド
の詩研究─信仰喪失の克服と詩の軌跡─(背表紙に記載無し)/アメ
リカ・ピューリタン研究/ T.E. ヒューム「思索ノート」研究/ホイッ
トマンの心象研究〔訂正版〕/形成期の東インド会社と William Adams
/「仮面の眞理」─ポーズの作家オスカー・ワイルド─/エリザベス・
ギャスケル研究/ワーズワスの詩の変遷─ユートピア喪失の過程─/
「文体美学」批評の一方法として─ホイットマンの研究─「文体美学」
批評の一方法として(図書館保管論文に記載)/オスカー・ワイルド
の生涯
経営学研究科
英語における形容詞句(節)の文法の考察/英語学習
の目的と英語習得の要因/ Gothic Elements and Symbolism in“A Rose for Emily”
/ A Certificate of Diagnosis /義務的に生じる副詞(句)/五文型について
/ O.Henry 研究/ Mark Twain 研究/ Nick Adams
のセクシュアリティ/ A STUDY OF O.HENRY /
日・中英語教育指導方法論/英語の前置詞について/
文学作品と聖書について/ジェイムズ・ジョイスの作
品研究/フォークナー作品の黒人と音楽の関連性につ
いて/ハーディ研究/ A Study of O.Henry /ヘミン
グウェイ『老人と海』について/ A Study of George
Orwell /ジョン・スタインベック研究/ジェイムス・
ジョイス研究/ A Study of Ernest Hemingway /
William Faulkner 研究/ワシントン・アーヴィング研
究/ A Study of William Faulkner’s Absalom, Absalom!
博士論文
法 学 研 究 科
論文一覧・学会紹介等
経済学研究科
鮎 澤 乗 光
文 学 研 究 科
担 当 科 目 研究指導・米文学特殊研究 3
共
教 授
社会学専攻
教育・研究の特長
本専攻は社会学理論を基礎として、激動する社会の構造・機能および当面する課題を正確に把握し、その方向を見極
めうる人材を養成することを目的にしている。
目指すところは、研究者および高度の専門知識を備えた実務家の養成であり、すでに多数の大学などに教員を送り出
しているが、また民間研究所などで研究職として活躍するものや、国家公務員・地方公務員あるいは民間企業で社会学
の専門的知識を生かして実務に専念する修了者も多い。
社会学の基礎理論をはじめ、グローバルな視点に立って社会事象を分析・理解し、明確な判断力を身につけるため、
修士課程で社会調査の科目を設け、調査の方法論とデータ分析の技術の習得を可能にし、社会学理論の修得と現実の社
会分析の能力を開発することに重点を置いている。
カリキュラムの特長
修士課程では、社会学理論・社会心理学・宗教社会学・家族社会学・都市社会学・犯罪社会学・環境社会学・ジャー
ナリズム論の各分野を主軸としてそれぞれに講義と演習を設け、さらに情報社会学や社会学特講が設置されており、講
義や演習を通じて特殊専門領域の研究を深めると同時に幅広く社会学の知識を修得できるように配慮している。また、
単に既存の理論を理解することで終わることなく、内外の社会的事象を分析するための方法論を修得する目的で社会調
査の講義を設け、フィールドワークの知識を修得することになっている。
博士後期課程は、院生の研究関心領域に応じて研究指導教員の個別指導によっているが、研究の成果は大学院年報や
学内学会誌に随時発表するよう指導している。
なお院生の研究関心領域をカヴァーするため、適宜外部の研究者による特殊講義を複数開講しており、さらに首都圏
内主要大学大学院との協定により、相互の受講と単位互換が可能である。
研究指導体制
修士課程の院生は各自の研究関心領域を中心に文献・資料に当たりながら、修士論文のまとめを目指して受講講座を
選定する。 2 年次の始めに論文指導の教授を選び具体的な執筆に至るまでの周到な指導を受ける。しかし狭い特殊研究
にとじこもらないよう、在籍期間になるべく多くの開設科目を受講して、幅広く社会学の知識を修得するよう指導して
いる。
博士後期課程の院生に対しては、専門的な研究指導を受けると同時に、指導教授のティーチング・アシスタントとし
ての役割を担当し、後輩院生をはじめ学部学生の社会学演習や調査実習の授業で指導補助の作業に従事する機会を作っ
ている。その体験は、博士論文を纏める際に大いに役立つと同時に、将来の研究職・教育職への橋渡しの意味も含まれ
ている。
― 34 ―
事
指
学
学
学
学
学
演
講
演
講
演
導
習
義
習
義
習
環
家
家
都
都
犯
境
族
族
市
市
罪
社
社
社
社
社
社
会
会
会
会
会
会
学
学
学
学
学
学
講
演
講
演
講
演
義
習
義
習
義
習
犯 罪 社 会 学 講 義
現代ジャーナリズム論演習
現代ジャーナリズム論講義
自 己 の 社 会 学 演 習
自 己 の 社 会 学 講 義
社
社
社
社
社
社
社
社
社
会
会
会
会
会
会
会
会
会
学
学
学
学
学
学
学
学
学
演
講
演
講
演
講
演
講
演
習
義
習
義
習
義
習
義
習
都 市 社 会 学 講 義
犯 罪 社 会 学 演 習
犯 罪 社 会 学 講 義
情 報 社 会 学 演 習
情 報 社 会 学 講 義
現代ジャーナリズム論演習
現代ジャーナリズム論講義
自 己 の 社 会 学 演 習
自 己 の 社 会 学 講 義
社 会 調 査 方 法 論 1
社 会 調 査 方 法 論 2
社会調査フィールドワーク
社 会 学 特 講 1
社 会 学 特 講 2
社 会 学 特 講 3
社 会 学 特 講 4
教 授 博士(文学)
片 桐 雅 隆
担 当 科 目 研究指導・自己の社会学講義
研 究 テ ー マ 自己についての社会学的研究 社会学理論、特に意味論など 個人化や心理学化などの現代社会論
教 授 博士(社会学)
小 浜 ふみ子
担 当 科 目 研究指導・都市社会学演習
専 攻 領 域 都市社会学 地域社会学
経営学研究科
専 攻 領 域 自己の社会学・社会心理学・社会学理論
法 学 研 究 科
会
会
会
会
会
経済学研究科
究
社
社
社
社
社
文 学 研 究 科
● 開 設 科 目
博士後期課程
研
理 論
理 論
宗 教
宗 教
環 境
修 士 課 程
理 論
理 論
宗 教
宗 教
環 境
環 境
家 族
家 族
都 市
項
社会学専攻
通
(平成28年度参考)
共
教員別担当科目・研究テーマ一覧
研 究 テ ー マ 地域住民組織の比較・歴史学的研究
教 授 博士(社会学)
小 宮 信 夫
担 当 科 目 研究指導・犯罪社会学演習
専 攻 領 域 犯罪社会学
研 究 テ ー マ 犯罪に強い街づくり、子供の安全
桜 井 均
専 攻 領 域 メディア社会論・ジャーナリズム論
研 究 テ ー マ 現代世界の潮流とメディア状況 映像アーカイブ研究
教 授
吉 岡 雅 光
専 攻 領 域 家族社会学・地域社会論(特に過疎問題)
研 究 テ ー マ 地域変動と家族変動
― 35 ―
心理学研究科
担 当 科 目 (平成28年度 特別研究員)
地球環境科学研究科
教 授
担 当 科 目 研究指導・現代ジャーナリズム論演習
社会福祉学研究科
教 授
担 当 科 目 社会調査方法論 1
友 永 昌 治
専 攻 領 域 統計学・数理社会学
研 究 テ ー マ 数理モデル
准教授
担 当 科 目 理論社会学演習
田 隝 和 久
専 攻 領 域 政治社会学、社会変動論、身体論
研 究 テ ー マ M. ウェーバー理論の生成過程、近代化論、暗黙知伝承
准教授 博士(社会学)
堀 田 恭 子
担 当 科 目 環境社会学講義
専 攻 領 域 環境社会学
研 究 テ ー マ 公害・環境問題 棚田保全
准教授
担 当 科 目 社会学特講 4
浅 岡 隆 裕
専 攻 領 域 メディア・コミュニケーション論、文化社会学
研 究 テ ー マ メディアイメージの表象と受容過程、コミュニティとメディア
論文一覧・学会紹介等
修士論文
博士論文
首都圏近郊における在日米軍基地と地域社会をめぐるパラドクス/
被害防止と非行防止における学校の役割に関する社会学的考察/日
中の学校と公園の安全に関する比較社会学的研究/女性向けコンテ
ンツのジェンダー論的考察/排除と包摂の社会学的考察/ジェンダー
の視点で読み解く現代日本の貧困と労働/日本社会における“過労
死”概念の変遷と現況/防犯の効果的な色についての犯罪機会論か
らの考察/集団過程のメカニズム/現代社会と“言論・表現の自由”
/歌舞伎界の社会構造とその変容/自死遺族ケア団体の全国ネット
構築について/コミュニケーション・ネットワークにおける他者関
係性の構築と崩壊/子育て世代における地域参加と人間関係の形成
/香取伝統武道の社会学的一考察/地域活性化と NPO 活動
中日放送産業の成立過程と制度上の課題に関する研究─
放送の市場経済化と公共性の両立のために─/情報社会
の社会学的研究/放送メディアの送り手研究/越境放送
の普及にともなう文化変容の研究/中国湖南省における
民間信仰と習俗の研究
学会紹介・出版物等
学内学会として「立正大学社会学会」があり、その運営には社会学専攻の院生が重要な役割をはたしている。この学会は、毎
年秋頃に博士課程在籍院生の研究報告と修士課程在籍院生による修士論文の中間発表会を行い、院修了生を交えた活発な質疑
の機会をもっている。また学会は、年報「立正大学社会学論叢」を発行し、院生および修了生に研究発表の場を提供している。
― 36 ―
共
通
史学専攻
事
項
教育・研究の特長
史学専攻は日本史、東洋史、西洋史、考古学の 4 コースに分かれており、各コースで専門的研究を深めるとともに、
修士課程においては、歴史研究の意義と問題を明らかにし、豊かな学識と基礎的な研究能力を身につけるように努め
る。
博士後期課程では、それぞれの分野において自立した研究者として十分に認められる内容の論文の作成と専門誌への
投稿のために力をつくす。
「立正史学」として知られる本学史学科の学風は、実証性と自覚的な方法にたつ歴史研究を特色としており、大学院に
おいてもこの伝統を受けついで、演習・特講・実習において、文献や遺物などの史資料にもとづく歴史研究を重視して
いる。
日本史コースでは、古文書の実地調査を取り入れており、それを通じてより身近に歴史を体験する教育が行われている。
経済学研究科
カリキュラムの特長
文 学 研 究 科
史学専攻の共通の課題として総合的な歴史認識の方法や見方を学ぶ。
東洋史コースは、中国史に重点を置き、原典の正確な読解とそれにもとづく研究を中心とした教育内容に配慮している。
による演習と講読を用意している。
考古学コースは、早くから仏教考古学の分野を開拓して、わが国の考古学界に独自の地位を占めており、それにふさ
わしい特色あるカリキュラムを編成している。
法 学 研 究 科
西洋史コースは、ヨーロッパ史を主な対象として、研究に必要な文献・史料を十分に操作しうるように、複数の言語
研究指導体制
専門科目(演習・特講)のなかから12単位以上を履修するほか、指導教授による助言と研究指導が適宜行われている。
大学院においては院生の発表と討議が重視されている。授業のほか、院生は立正大学史学会会員として大会・総会( 6
月)および秋季研究報告会(10月)を運営する。これらの大会等では、院生のほかに教員、卒業生、学部学生も出席し、
質疑や討論が活発に行われている。また、学外の専門研究会、学会への参加も奨励されている。
経営学研究科
修士課程においては、専門科目(演習・特講・実習)のなかから30単位以上を履修する。博士後期課程においては、
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 37 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考)
史学専攻
● 開 設 科 目
博士後期課程
研
究
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
東 洋
東 洋
東 洋
東 洋
修 士 課 程
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
日 本
東 洋
東 洋
東 洋
東 洋
西 洋
西 洋
西 洋
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
指
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
導
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
西 洋 史
西 洋 史
西 洋 史
西 洋 史
考 古 学
考 古 学
考 古 学
考 古 学
古 文 書 学
古 文 書 学
日 本 史
日 本 史
日 本 史
演
演
演
演
演
演
演
演
特
特
特
特
特
習
習
習
習
習
習
習
習
講
講
講
講
講
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
1
2
3
日
考
考
考
考
東
東
東
東
西
西
西
西
本
古
古
古
古
洋
洋
洋
洋
洋
洋
洋
洋
史
学
学
学
学
史
史
史
史
史
史
史
史
特
特
特
特
特
特
特
特
特
特
特
特
特
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
史
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
習
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
1
2
3
西 洋 史
考 古 学
考 古 学
考 古 学
考 古 学
古 文 書 学
古 文 書 学
日 本 史
日 本 史
日 本 史
日 本 史
考 古 学
考 古 学
考 古 学
考 古 学
演
演
演
演
演
特
特
特
特
特
特
特
特
特
特
習
習
習
習
習
講
講
講
講
講
講
講
講
講
講
4
1
2
3
4
1
2
1
2
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4
1
2
3
4
考
考
古
古
東
東
東
東
西
西
西
西
西
西
古
古
文
文
洋
洋
洋
洋
洋
洋
洋
洋
洋
洋
学
学
書 学
書 学
史
史
史
史
史
史
史
史
史 料
史 料
実
実
実
実
特
特
特
特
特
特
特
特
研
研
習
習
習
習
講
講
講
講
講
講
講
講
究
究
1
2
1
2
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
教 授 博士(文学)
池 上 悟
担 当 科 目研究指導・考古学演習 3 ・考古学実習 1 ・考古学特講 3
専 攻 領 域 日本考古学
研 究 テ ー マ古墳時代の埋葬施設・遺物、歴史時代の遺跡の研究
考古学の扱う範囲は広く、年代も長期に及ぶ。過去の人間の遺した活動の痕跡をもとにして、当時の状
態を復元すべくさまざまな視点で研究されている。考古学は野外の発掘により資料を得る実戦的な学問
であり、教室のみでは学ぶことができない。また考古学的知識・技術を習得すれば専門職への道が開か
れており、全国で活躍している立正考古学の先輩諸氏に続いていって欲しい。
教 授 博士(史学)
奥 田 晴 樹
担 当 科 目 研究指導・日本史演習 8 ・古文書学実習 1 ・日本史特講 4
専 攻 領 域 日本近代史
研 究 テ ー マ幕末維新史について、地租改正を基軸とした土地・租税制度の改革・明治地方自治制の成立に至る維新
後の地方制度の変容、幕末以来の立憲政体導入への動きの 3 方向から研究している。
― 38 ―
共
教 授 博士(文学)
北 村 行 遠
研 究 テ ー マ 近世庶民信仰史の研究
近世都市における宗教行事の研究
近 藤 和 彦
担 当 科 目 研究指導・西洋史演習 3 ・西洋史料研究 1
専 攻 領 域 近代イギリスを中心とする西洋史
とくに「長い18世紀」の社会史、政治文化
研 究 テ ー マ現在、科学研究費補助金による共同研究として「コスモポリタニズムと秩序形成」、また「近世ヨーロッ
パにおける複合政体」を遂行中。
教 授 博士(歴史学)
佐 多 芳 彦
担 当 科 目 日本史特講 3 ・日本史演習 5
専 攻 領 域 日本古代史、有職故実、歴史図像学
研 究 テ ー マ平安時代を起点として、儀式・儀礼、装束・乗物・武具甲冑などの有職故実学を研究している。また、
研究資源としての歴史的図像類(絵巻物・肖像画・屏風絵など)にも関心を持ち、取り組んでいる。
専 攻 領 域 日本考古学
とくに宗教考古学・修験道考古学
研 究 テ ー マ修験道をはじめとする日本の宗教に関わる遺跡・遺物を考古学的方法で研究し、文献史料だけでは知り
得ない事実を掘り起こし、日本の宗教史に新たな領域を切り拓きつつある。
教 授 博士(文学)
村 井 章 介
担 当 科 目 研究指導・日本史演習 6
専 攻 領 域 中世を中心とする日本前近代の対外関係・文化交流・境界史・中世史料学
研 究 テ ー マ
「大交易時代」から近世初期にかけての古琉球史。東アジア仏教世界(とくに禅宗)の交流。歴史研究の
基礎をなす史料の研究。
専 攻 領 域 中国近世史・日中文化交流史
研 究 テ ー マ10世紀以降の中国で印刷技術を利用して出版された仏典の一大叢書である印刷大蔵経を、いかにして歴
史研究資料として活用するのか、という課題に取り組んでいます。これまでは、おもに明代の大蔵経を
中心としてきましたが、近年では宋・元版大蔵経をも取り扱い、周辺諸国への伝播問題等も含め、総合
准教授 博士(文学)
岩 本 篤 志
担 当 科 目 東洋史特講 3
専 攻 領 域 東洋史、中国古代史
研 究 テ ー マ敦煌・吐魯番で発見された典籍古写本を題材に、それを和していた人々の社会の様相を描き出すことを
の日本や朝鮮半島での受容、東西交渉史方面にも強い関心を持って研究を進めています。
専任講師 Ph. D.
担 当 科 目 西洋史演習 4
森 田 直 子
専 攻 領 域 ドイツ・ヨーロッパ近代
研 究 テ ー マ目下は、ドイツ近代の決闘を主題に、決闘という暴力を黙認した市民社会の位相や、決闘を支える名誉
や忠誠といった人々の感情のあり方に取り組んでいる。
― 39 ―
心理学研究科
主な研究課題にしています。現在は主に医学・占卜書を中心に分析しています。派生して、漢文古典籍
地球環境科学研究科
的な中国印刷大蔵経出版史研究に取り組んでいます。
社会福祉学研究科
教 授 博士(文学)
野 沢 佳 美
担 当 科 目 研究指導・東洋史演習 3 ・東洋史特講 4
経営学研究科
法 学 研 究 科
教 授 博士(文学)
時 枝 務
担 当 科 目 考古学特講 4
経済学研究科
文 学 研 究 科
教 授
項
事
専 攻 領 域 日本史(近世仏教史・近世庶民信仰史・寺院経営史)
通
担 当 科 目 研究指導・日本史演習 7
非常勤講師 東京大学名誉教授 文学博士 黒 田 日出男
担 当 科 目 古文書学特講 1
非常勤講師 鹿児島大学教授 博士(文学) 細 川 道 久
担 当 科 目 西洋史特講 4
非常勤講師 担 当 科 目 西洋史特講 3
松 本 彰
論文一覧・学会紹介等
修士論文
博士論文
明治前期の小学教員と地域社会/近世における治水と用水/第一次
世界大戦後のドイツ義勇軍と暴力/七-九世紀のヤマト朝廷と「帰
化」人の関係の再検討/地鎮の考古学的研究/古代東国における土
器の基礎的研究/近世後期の宿場機能と明治初年の宿場改革/ナチ
ス・ドイツのユダヤ人移送計画/ラファエル前派とウィリアム・ホ
ルマン・ハント/古代の道路と官衙/戦国期の上総をめぐる攻防/
諸侯華族における墓所選定と先祖祭祀/幕末琉球における逗留異国
人/戦後占領期の「戦争未亡人」/源頼朝期における鶴岡八幡宮と
鎌倉幕府/ビスマルクの植民地政策/群集墳被葬者に関する基礎的
研究/東国における古代集落の諸相/近世後期における一農民の蔵
書と知識形成/「大区小区制」下の地方行政/駿遠七藩の房総移封
と地域/近世墓標の考古学的研究/曹魏屯田制度の諸問題/ドイツ
第二帝政後期の青年教育/戦国大名における「内状」の研究/東国
の終末期古墳/古代集落の考古学的研究/幕末における宇和島藩と
仙台藩の関係/改革組合村運営と地域社会/東国における板碑造立
の諸相/近世の農村と用水普請/曹操政権の人材登用/異端審問と
してのジャンヌ・ダルク裁判/両大戦間期フランスの大戦観の変容
/中近世関東における開発史の研究/近世における茶師と茶の需要
/武田氏の滅亡と遺臣/文久期の朝幕関係/ミケーネ時代における
ピュロス王国の社会と国家/弘前藩江戸藩邸における死者とその扱
い/清朝末期の郷村自衛/明代における宦官教育/都市江戸におけ
る広小路の展開/近世富士講の研究/城柵官衙遺跡の基礎的考察/
関東における戦国期城郭の様相/明代における兵部と武官人事/堀
越公方の研究/東国古墳の埋葬施設の基礎的研究/豊臣秀吉の朝鮮
侵略について/明代における党派的抗争の一側面/エドワード・ギ
ボンにおける徳と自由/中世都市の考古学的研究
二宮尊徳の仕法と藩政改革/二重帝国解体後のハンガリー
の国境画定問題─パリ講和会議における中・東欧政策を
軸に─/近世手習塾の教育社会史/日本近世備荒貯蓄史
の研究/飛驒幕領における林業生産と地域構造/江戸に
おける御免富の研究/修験道の考古学的研究/日本横穴
墓の形成と展開/近世後期百姓の社会史的研究─百姓の
社会関係と地域秩序─/徳川幕府成立期における江戸周
辺支配の研究/ウル第三王国時代の暦─その改暦と運用
の基礎研究─/韓国塼塔の考古学的研究/後白河院政の
研究─貴族層における院政と親政をめぐる政治観の展開
─/明代大蔵経刊行史の研究(南蔵篇)/後期鎌倉政権
における家格秩序の形成と得宗専制体制/帝政ロシアに
おける教育政策の歴史的展開─ピョートル一世からアレ
クサンドル一世まで─/「江戸名所」の都市論的研究/
中世国語史資料としての「日蓮遺文」の研究/近世開帳
の研究/中国プロテスタント布教文書の研究/ビザンティ
オンの光芒─東欧にみるその文化の遺蹤─/新羅石塔の
研究
学会紹介・出版物等
立正大学史学会は大正14年に発足し、昭和11年から機関誌『立正史学』を刊行している(年 2 回)
。会員数は現在約1500名。毎
年 6 月には年次大会・総会、11月には秋季研究報告会を開催し、日本史・東洋史・西洋史・考古学における諸分野の研究成果
の発表と討論を行っている。
― 40 ―
共
通
国文学専攻
事
項
教育・研究の特長
─国際性を視野に入れて
きな変化の中に置かれている。今日、日本を囲むアジアも激しい変容過程にある。さらにアジア諸国は国際的な均一化
を促していく力を示していて、あたかも固有の文化が消失していくかのような様相を呈しつつある。
しかし、外形的変化の激しい時代は必ず内省化を伴い固有の文化の正確な把握が強く求められる。我々はこうした状
況に立っているので、自文化のみならず、近隣諸言語の文化伝統への眼をより一層養う必要がある。
日本文学研究の今後は、時代の思潮をたしかに受け止められる高度な知的継承者によって担われる。その養成の場と
努力を基礎とする。
カリキュラムの特長
国文学専攻のカリキュラムは、充実した教育研究体制を整えるため構築されている。これは、専門性を堅持し、国内
経済学研究科
して最高の研究教育機関である大学院を機能させたいと考える。この実現は、教員・学生の互いの全人格的学問研鑽の
文 学 研 究 科
我々は今、依然として混沌とした先の見えない時代にいる。地球規模の諸課題は増大する一方であり、国際社会は大
外の広い領域に向けられ、新しい社会的ニーズにこたえるべく、開かれた教育・研究の実践を目指す。講義形式、演習
指導)を敷いている。
修士課程では、日本文学(古典、近代)
、日本語学、琉球文学の領域に加え、言語学、書字学、および日中比較文学ほ
かをラインナップとする。また、専修教員免許状(中学校および高等学校国語・高等学校書道)の取得を可能にしてい
る。
博士後期課程にあっては、学的継承者を育成するための博士論文作成の指導を基軸に、広く深い専門性を重んじ、高
研究指導体制
修士課程では、幅広い学識経験者、社会での指導的立場に立つ人、教育機関や社会(官庁、一般企業、文化芸術分野、
国際交流など)で活躍する修士課程修了者、高度の教養人、社会人を育成する。将来に研究者を目指す人は、この課程
経営学研究科
水準の研究指導が個別に行われる。
法 学 研 究 科
形式のいずれにあっても、調査や発表を通して大学院生の清新な研究成果が得られるように、十分な支援態勢(助言と
を経ることが最初の条件となる。
含めて、論文執筆など、取り組まなければならない課題が多い。それはまた楽しく、かつやり遂げる価値のある作業で
ある。
修士課程も博士後期課程も、基本的には〈研究計画〉を各自が設定して、それに基づく自立的研究が求められる。多
くの書物に接し、また自ら資料を精密に整えるなど、研究状況に肉薄してほしいし、深々とした教養を身につけるとい
う意味でも、文学や言語のプログラムがいかに大切であるかを理解してほしい。
社会福祉学研究科
博士後期課程では、主に研究者や、より高度な学識経験者を目指す人のために、学内外の研究会や発表会、学会等を
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 41 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考)
国文学専攻
● 開 設 科 目
博士後期課程
研
究
指
導
日 本 文 学 特 講(1)
日 本 文 学 特 講(2)
日 本 文 学 特 講(3)
日 本 文 学 特 講(4)
琉
球
文
学
特
講
日 中 比 較 文 学 特 講
日
本
語
学
特
講
修 士 課 程
日 本 文 学 特 講(1)
日 本 文 学 特 講(2)
日 本 文 学 特 講(3)
日 本 文 学 特 講(4)
日 本 文 学 演 習(1)
日 本 文 学 演 習(2)
日 本 文 学 演 習(3)
日 本 文 学 演 習(4)
琉
球
文
学
特
講
琉
球
文
学
演
習
日 本 文 学 演 習(1)
日 本 文 学 演 習(2)
日 本 文 学 演 習(3)
日 本 文 学 演 習(4)
琉
球
文
学
演
習
日 中 比 較 文 学 演 習
日
本
語
学
演
習
日
日
日
日
書
書
文
口
言
中 比 較 文 学 特
中 比 較 文 学 演
本
語
学
特
本
語
学
演
字
学
特
字
学
演
学 史 特 殊 研
承 文 学 特 殊 研
語 文 化 特 殊 研
講
習
講
習
講
習
究
究
究
教 授 博士(文学)
岡 田 袈裟男
担 当 科 目 研究指導、日本語学特講
専 攻 領 域 日本語学・言語学
研 究 テ ー マ日本語の史的分析、文法、語彙、文体などを通した表現、異言語との対照、翻訳論ならびに言語理論な
どを対象とする研究を進めている。
教 授 博士(文学)
島 村 幸 一
担 当 科 目 研究指導・琉球文学特講
専 攻 領 域 琉球文学/日本近世文学・文化
研 究 テ ー マ琉球王府の宮廷歌謡集『おもろさうし』を中心とする琉球歌謡、祭祀歌謡研究の他に、袋中の『琉球神
道記』
『琉球往来』
、王府が編纂した正史『中山世鑑』『中山世譜』『球陽』(外巻『遺老説伝』を含む)
、
地誌的な『琉球国由来記』
『琉球国旧記』、各地域の旧記、および『佐銘川大主由来記』等の氏族の由来
記を対象とした説話研究、さらに『大島筆記』等の琉球船の土佐漂着資料を中心とした琉球の文化史的
研究、および本土日本の琉球認識に関わる研究等。
教 授
三 浦 佑 之
担 当 科 目 研究指導、日本文学演習(1)
専 攻 領 域 日本古代文学/伝承文学
研 究 テ ー マ語りにおける表現や話型という視点から『古事記』や『風土記』の神話や説話を読み、
『日本霊異記』の
説話分析を進めている。また、昔話や伝説などの民間伝承にも興味があり、その表現や構造について考
察を続けている。文学にかぎらず古代の総体をとらえる方法を模索している。
― 42 ―
共
准教授 博士(文学)
伊 藤 善 隆
通
担 当 科 目 日本文学演習(3)
研 究 テ ー マ江戸時代の俳諧史を文化史的な視点で捉え直すことを目的とした調査研究。すなわち、従来の芭蕉を中
事
心とした研究では見落とされてきた俳諧資料(主に近世中期以降の俳書や俳諧一枚摺、番付、書簡、画
項
専 攻 領 域 日本近世文学・俳文学・漢文学
賛など)の調査研究。また、やはりこれまで研究の希薄であった近世前期の林家林門を中心とした漢文
准教授 博士(文学)
渡 邉 裕美子
担 当 科 目 日本文学特講(2)
専 攻 領 域 和歌文学・中世文学
研 究 テ ー マ新古今時代の和歌文学を中心に研究を進めている。古代から近世に至る和歌史の中で、中世的特質を折
非常勤講師 千葉大学教授 博士(文学)
金 田 章 宏
担 当 科 目 言語文化特殊研究
非常勤講師 東京大学名誉教授 文学博士 藤 井 貞 和
経済学研究科
り出すことに関心があり、和歌だけでなく、歌学・歌論集や歌人の日記の読解にも取り組んでいる。
文 学 研 究 科
学、とくに明末文化の影響についての調査研究。
担 当 科 目 口承文学特殊研究
非常勤講師 立正大学名誉教授 博士(文学)
山 下 正 治
担 当 科 目 文学史特殊研究
日中「鬼」の相違/面に表象される物語の研究/説話のなかの異郷
/近世白話小説翻訳に表われた人称表現/弘法大師説話論/太宰治
作品における〈個人〉/造化三神とアマテラス/佐藤紅緑研究/岡
田(永代)美知代論/「兵」から「武士」へ/瓜子姫の軌跡/中世
芸能の女性について/化政期の落語/なぜ定番教材は選ばれている
のか/江戸中期小説の語彙研究/延慶本平家物語の和歌研究/聖と
中世説話/近世琉球における旅儀礼/星新一のショートショートに
おける物語の構造/川端康成における新心理主義/詠による空間表
現/『平家物語』の合戦の研究/『平家物語』の山門の騒動の研究
/分析方法としての異郷/地方オモロ論/久米島オモロ論/『平家
物語』研究/西條八十詩論/謡曲『隅田川』と劇本『シンハバーフ』
との比較研究/古代伝承文学論/鷗外作品の思想像/『とはずがた
り』におけるテンス・アスペクト研究/古代伝承文学論/憑依舞踏
女神の見る文学の生成/服飾表現の想像力/日蒙現代語動詞対照研
究/坂東武者論/安部公房の寓話的世界/源氏物語の叙述構築/近
松世話物の作劇法/『黒白水鏡』の「うがち」/幸田露伴『五重塔』
論/谷崎潤一郎『卍』
古代歌謡引用論/『古今
奇談英草紙』に表現された白話語彙の
研究/文学における〈隣人〉/明代朱子学と崎門学の研
究/源氏物語論─主題を荷う叙述の方法─/近松人形浄
瑠璃作品の演劇性─先行芸能の近世化としての─/漢文
の受容に関する荻生徂徠の理論と方法/日本文学におけ
る「法師」の研究/『おもろさうし』を中心とする琉球
文学の研究/長塚節論究─『土』の思想と日本の近代─
/断定表現の源流をめぐって─断定表現の語史及び変遷
を中心として─/「古今和歌集表現論」─貫之の歌を中
心とする比較文学的研究─/現代日本語の条件・逆条文
構文の用法について/日韓両言語における指示語の対照
研究/現代日本語の受動文について─典型・非典型と文
中における昨日との関係について─/『方丈記』
・
『発心
集』の研究─主題の歴史と展望─
学会紹介・出版物等
― 43 ―
心理学研究科
立正大学国語国文学会は昭和28年に発足し、以来、着実に研究成果を出してきている。学会機関誌『立正大学國語國文』は52
号を数える。会員数約550名。前期大会では公開講演会、後期大会では研究発表会を開催し、学術交流の場としての役割を果た
している。また、大学院生は、学外の諸専門分野の学会に積極的に参加し、研究発表活動を行って、着実に成果を上げつつあ
る。
地球環境科学研究科
博士論文
社会福祉学研究科
修士論文
経営学研究科
論文一覧・学会紹介等
法 学 研 究 科
哲学専攻
教育・研究の特長
膨大な情報と多様な価値観が錯綜する現代という時代状況にあって、哲学専攻は、学生諸君の多様な問題意識に応え、
諸君が、現代の哲学研究のより高い水準でその問題意識を発展させ、独自の研究領域を拓き、速やかに修士論文、博士
論文を書き上げられるよう研究指導をすることを基本的な方針としている。
この方針を実現するため、多彩な講義や演習を開設し、博士課程も単位制を採用し、広く、深く、教育・研究が可能
となるような指導体制を用意している。
カリキュラムの特長
哲学専攻は大学院生の問題意識が深められ研究の進展が可能になるように、哲学全般にわたって多数の講義科目と演
習科目を開設している。その範囲は、古代ギリシャ哲学、キリスト教哲学、大陸合理論、イギリス経験論、ドイツ観念
論そして現代哲学の諸潮流、
(分析哲学、現象学と実存主義、現代フランス哲学など)、さらには生命倫理学、近・現代
日本思想に及んでいる。大学院生は自分たちの関心に合わせて適切な演習および講義などを選び、指導を受けることが
できる。なお、社会人入学者に配慮して、夜間の時間帯( 6 時限、 7 時限)と土曜日にも開講科目を設け、便宜を図っ
ている。
研究指導体制
哲学専攻は、大学院生の問題意識や研究テーマに合わせて指導する。修士課程の場合には 2 年目に大学院生の研究テー
マに応じて修士論文の主査および副査が決められ、論文が提出された後に両名によって審査が行われる。また、博士後
期課程の場合は研究テーマに応じて 1 年目から指導教授が決められ、大学院生はこの教授の研究指導を受けるとともに、
毎年 4 単位の博士後期課程向けの哲学特殊研究を取らなければならない。この研究指導と哲学特殊研究の必要な単位を
修得することによって、博士論文を提出する資格が得られる。
― 44 ―
事
究)
論)
想)
究)
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
演
研
究)
習( 1 )
習( 2 )
(プ ラ ト ン 研 究)
習( 3 )
(文献の読み方と論文の書き方)
習( 4 )
習( 5 )
(現 象 学 と 認 知 科 学)
習( 6 )
習( 7 )
習( 8 )
習( 9 )
習(10)
習(11)
習(12)
習(13)
習(14)
習(15)
習(16)
専 攻 領 域 西田哲学を中心とした日本哲学および近代ドイツ哲学
研 究 テ ー マ 自我と意志の否定による超越論哲学
講 義 内 容 近・現代日本思想ならびに近・現代ドイツ哲学の検討
専 攻 領 域 古代ギリシア哲学・倫理学
研 究 テ ー マ プラトンの知識論、臨床的対話の哲学
講 義 内 容イデア論は、プラトンの知識論の根幹であり、後代の知識に大きな影響を与えた。内外の研究書を読み、
プラトンのテキスト『テアイテトス』『国家』に立ち返りながら、イデア論の問題点や、現代的な意義に
心理学研究科
ついて考察する。
地球環境科学研究科
教 授 博士(文学)
田 坂 さつき
担 当 科 目 (平成28年度 在外研修)
社会福祉学研究科
教 授 博士(哲学)
板 橋 勇 仁
担 当 科 目 研究指導・哲学特殊研究(11)
・哲学特殊講義(9)
経営学研究科
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
学
ト
法 学 研 究 科
究)
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
哲
ン
経済学研究科
修 士 課 程
哲学特殊講義( 1 )
(西 田 哲 学 研
哲学特殊講義( 2 )
哲学特殊講義( 3 )
(行
為
哲学特殊講義( 4 )
哲学特殊講義( 5 )
(ハ イ デ ガ ー 研
哲学特殊講義( 6 )
哲学特殊講義( 7 )
(ケ ア の 思
哲学特殊講義( 8 )
(カ ン ト 研
哲学特殊講義( 9 )
哲学特殊講義(10)
哲学特殊講義(11)
哲学特殊講義(12)
哲学特殊講義(13)
哲学特殊講義(14)
哲学特殊講義(15)
哲学特殊講義(16)
哲学特殊研究( 8 )(カ
哲学特殊研究( 9 )
哲学特殊研究(10)
哲学特殊研究(11)
哲学特殊研究(12)
哲学特殊研究(13)
哲学特殊研究(14)
哲学特殊研究(15)
哲学特殊研究(16)
文 学 研 究 科
● 開 設 科 目
博士後期課程
研
究
指
導
哲学特殊研究( 1 )
(ト マ ス 研 究)
哲学特殊研究( 2 )
哲学特殊研究( 3 )
(中 期 西 田 哲 学 研 究)
哲学特殊研究( 4 )
(プ ラ ト ン 研 究)
哲学特殊研究( 5 )
(マルブランシュからみる近世哲学)
哲学特殊研究( 6 )
哲学特殊研究( 7 )
(現 象 学 と 認 知 科 学)
項
哲学専攻
通
(平成28年度参考)
共
教員別担当科目・研究テーマ一覧
― 45 ―
教 授
松 永 澄 夫
担 当 科 目 研究指導・哲学特殊研究(13)
・哲学演習(11)
専 攻 領 域 近現代哲学
研 究 テ ー マ人が関わるさまざまな事柄の基本について言葉による地図を作成することを目指す。そのために、自然
の一員としての動物である人間における自己性の問題をはじめ、知覚世界、意味の世界、社会の諸秩序
などがどのようにして成立し、互いにどのような関係にあるのか、その順序に注意を払って考察してい
る。できるだけ日常の言葉で、一つ一つの語にあらためて適切な内容を盛り込みながら叙述してゆくこ
とを心がけている。
教 授
村 田 純 一
担 当 科 目 研究指導・哲学特殊研究(15)
・哲学演習(13)
専 攻 領 域 現象学・科学哲学
研 究 テ ー マ科学と生活世界:わたしたちの日常経験は科学や技術とどのような関係にあるのか、という観点を重視
しながら様々な哲学的問題を考えている。とくに、知覚論の問題を色彩現象や音現象に焦点を合わせな
がら考察することや、技術論の問題を生活世界のなかでの経験を重視しながら考察することを中心に行っ
ている。
教 授
村 上 喜 良
担 当 科 目 研究指導・哲学特殊研究(9)
・哲学特殊講義(13)
専 攻 領 域 キリスト教思想・生命倫理学
研 究 テ ー マ現象学的視的からトマス・アクィナスを解釈し、彼の思考を基に、キリスト教神秘主義について検討し
ていく。
教 授 博士(文学)
湯 浅 正 彦
担 当 科 目 研究指導・哲学特殊研究(16)
・哲学特殊講義(16)
専 攻 領 域 西洋近代哲学、とくにカント哲学
研 究 テ ー マ哲学とは、自己の生がよって立つ根拠(Grund)の問い直しであり、自然のことながら、差当り自己の
生の根拠の無さという深淵(Abgrund)の上に身を挺し漂うという戦傑すべき業である。
ひとを惑わす掛け声ばかりが喧しい状況のうちで、この大業へと密やかに専心する志を、学生諸君には
期待したい。若さとは苦痛に耐える勇気でなくしていったい何であろうか。
准教授
担 当 科 目 哲学特殊講義(11)
竹 内 聖 一
専 攻 領 域 行為の哲学・死生学
研 究 テ ー マ行為をめぐる様々な問題を研究の主題としています。特に、行為する者にとって、世界がどのように意
味づけられるのかということに関心を抱いています。この問題を広い視野からとらえるならば、人が自
分の人生をどう生きようとしているかによって、その人の人生の物語は変化します。また、より狭い視
点からとらえるならば、人がある特定の状況で何をしようと意図しているかによって、その人を取り巻
く環境や他者のもつ意味合いが変化するということになるでしょう。
非常勤講師 担 当 科 目 哲学特殊講義(15)
金 井 淑 子
― 46 ―
共
法 学 研 究 科
哲学科の卒業生を会員とし、学部学生を準会員として、大学院修了者などが、さらなる研究とその業績を発表するための場と
して、立正大学哲学会があり、機関誌『立正大学哲学会紀要』を発行している。また、講演会、研究発表会などの年間事業を
行っている。
この学会の源を機関誌を手がかりに尋ねれば、井上哲次郎氏が巻頭言を書き、樺敏雄氏が「解釈学の哲學的考察」などを掲載
している『哲学論叢』の創刊号に至る。その後紆余曲折を経て、哲学会が発足、1964年に『立正大学哲学会紀要』の創刊号が
出版され、以後、心理学コースの設置により哲学・心理学会と組織変更がなされたが、その後再び立正大学哲学会と名称が旧
に復し、大学院生を中心に卒業生の研究、業績発表の場となっている。
経済学研究科
学会紹介・出版物等
文 学 研 究 科
メンデルスゾーンの形而上学─神の存在の「新しい学的な証明」
─/ハイデガーの「存在の問い」─「存在と存在者との区別」の
意義─/二宮尊徳の実践思想─和辻哲郎における「倫理」を視座
として/健康と病気の帰属理論的研究─「ポジショニング」と「時
間」が責任帰属過程に及ぼす効果─/不登校児童・生徒への援助
における自己概念の変容に関する研究/反社会的行動者の認知特
性と態度の変容/ストレス因果モデルに基づくストレス緩和のた
めのグループ・アプローチの研究/育児規範と準拠情報源の研究
/コラージュ療法の個人面接・グループワークにおける発展的活
用─事例研究を中心とした効果検討を通して─/日本における交
流分析の発展及び実践に関する研究/初期マルクスの疎外論─疎
外論超克説批判─/フェティシズムの思想圈/知性のバラドッグ
ス─アドルにおけるその認識と対抗戦略─/学校ストレスに対処
するシステム的アプローチの有効性
項
崇高のコントラスト/『ツァラトゥストラはこう言った』
の概念構造について/美と幸福/死の不安について/技術
とはなにか/生と死の考察/プラトン『国家』第 7 巻にお
ける洞窟帰還問題/存在と道具/象徴分析/『知覚の現象
学』研究/ベーシック・インカムについて/ベルクソンの
「緒論」における連続性の考察/神の存在証明についての
考察/量子力学の解釈問題の研究/個人空間の意識/認識
について/ライプニッツの幸福論/聖トマス・アクィナス
における神と被造物の善性/個人の(
“自己存在の実存”
について自己了解する)意識について/ M. シェラーにお
ける近代道徳批判について/ドゥルーズの哲学/『経済学・
哲学草稿』研究/優生学と人間の尊厳/ M. ハイデガーに
おける存在論の方法についての一考察/戦争論/パラダイ
ム論/魅力について/教育について/ギリシアの神々と人
間/ヨーロッパにおける人間的自由の本質について/死に
ついて
博士論文
事
修士論文
通
論文一覧・学会紹介等
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 47 ―
― 48 ―
共
経済学研究科
通
経済学専攻
●修士課程
●博士後期課程
事
経済学研究科
項
文 学 研 究 科
経済学研究科長
王 在喆
います。立正大学大学院経済学研究科は1988年(昭和63年)に創設され、現在修士課程と博士後期課程があります。経
済学研究科の特長は、環境システム系と経済システム系をそろえていることです。また、創設以来、多くの中国人留学
生が在籍し、日本人院生と一緒に学問の研鑽を行ってきました。さらに、本研究科は大学の研究者・教育者を輩出して
おり、国内の大学のみならず、北京交通大学(北京市)や華東師範大学(上海市)など海外の大学にも多数の人材を輩
出しています。
済学は社会・政治・経営、その他様々な問題についても取り組んでいます。とりわけ、環境問題は公害のような外部不
経済効果やごみ問題のようなリサイクルの経済学、さらに地球温暖化のような地球規模の公共財の問題などは経済学の
対象として十分価値のあるものとみなせます。そこで、本研究科では他の経済系の大学院ではあまり注目されていなかっ
た環境問題に着目し、環境システム系として環境問題を集中的に学問・研究することにしたのです。
言うまでもなく、経済学研究科である限り、経済系のカリキュラムについても十分な科目をそろえる必要があります。
経営学研究科
経済学は人類社会の経済問題を対象として発展してきた学問体系です。しかし、これだけではありません。現代の経
法 学 研 究 科
立正大学は140年を超える長い歴史を持つ大学であり、品川区という東京の中でも大きく発展している地域に立地して
経済学研究科
現代世界が直面する経済と環境の問題を
教育・研究する学問の場
そこで、ミクロ経済学やマクロ経済学のような経済学の基礎理論をはじめ、金融・財政・労働など様々な専門分野の科
いても優れた学問的実績に裏打ちされた科目を設けています。さらに、経済システム系や環境システム系とは別に共通
科目群として経済数学やパソコン操作などの科目も設けています。
大学院で学び、研究するとき一番大切なことは研究指導をしてもらう教員との出会いです。自分が研究したいと考え
ているテーマに合致した教員に指導してもらうことによってはじめて研究が進みます。そこで、大学院生の希望に基づ
いて適した教員を指定するようにしています。場合によっては指導教員を変更することも可能です。
人入試だけでなく、通常 2 年の修士課程を 3 年に延長できる長期履修制度を導入しています。また、海外からの留学生
に対しては、論文作成やプレゼンテーション・スキル向上のための日本語教育にも力を入れています。これにより、そ
れほど日本語を使いこなせなかった留学生でも修士論文や博士論文を日本語でも作成することができるようになります。
このように本研究科では大学院生が学ぶために必要な制度やカリキュラムについて最善を尽くしていますが、時代は
大変な早さで変化しています。ある時点では最適と考えられていた制度やカリキュラムであっても数年で古いものになっ
― 49 ―
心理学研究科
てしまいます。本研究科では時代のニーズに適合したカリキュラムの編成に日々取り組んでいます。
地球環境科学研究科
本研究科では大学院教育を社会あるいは世界に広く開放したいと考えています。そこで、社会人の大学院生には社会
社会福祉学研究科
目を用意しました。それだけでなく、中国経済・欧州経済・アメリカ経済・新興国経済など実践的な経済学の分野につ
三つの方針
1 .学位授与の方針
経済学研究科博士後期課程では、経済と環境にかかわる新しい課題に挑戦し、自立的に研究活動を行うために必要な
高度の研究能力および豊かな学識を備えた人材を輩出するため、以下を満たした大学院生に対し、学位を授与します。
1.環境システム研究コースでは環境システムに関する科目群を中心に、経済システム科目群と演習科目からなる授
業科目を履修して、環境と経済にかかわる文明史的な課題を自覚し、専門的な立場からの問題発見と分析能力を身
につけ、研究者として自立して社会活動ができる素養を修得した者
2.経済システム研究コースでは経済システムに関する科目群を中心に、環境システム科目群と演習科目からなる授
業科目を履修して、経済と環境にかかわる文明史的な課題を自覚し、専門的な立場からの問題発見と分析能力を身
につけ、研究者として自立して社会活動ができる素養を修得した者
3.所定の単位を修得し、必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
2 .教育課程編成・実施の方針
経済学研究科では、経済学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程を
編成・実施しています。
1.環境システム研究コースと経済システム研究コースを中心とした関連科目群の設置
2.環境と経済の両コースの専門講義科目と演習科目の設置
3.博士論文作成のための研究指導の実施
3 .入学者受入れの方針
経済学研究科では、経済学研究科博士後期課程の教育研究上の目的に共感した、以下のような者の入学を期待します。
1.変動する世界について、経済と環境の両分野に関心を持ち、専門的な立場から社会に貢献することを望む者
2.高度な専門的知識を修得し、新しい課題に挑戦する意欲を持ち主体的に研究に取り組もうとする者
3.外国語について基礎的知識と関心を有する者
― 50 ―
共
通
経済学専攻
事
項
教育・研究の特長
現実の新たな特徴を把える鋭い問題意識と深い洞察力を持ち、現代世界の諸課題を根源的かつ体系的に分析・評価し、
や多面的な視点を相互に刺激し合い、院生の共同研究に寄与しています。
コンピュータ利用の環境整備とライブラリーの充実にも力点をおいています。院生は学内ネットワークのコンピュー
タ端末および研究室に配置された院生専用のコンピュータを自由に利用でき、データ分析や電子メール交換などに積極
的に活用できるほか、経済専門の関連図書や統計資料が集められたライブラリーも利用できます。また、本学独自の奨
学金制度も用意されています。
経済学研究科は、
「環境システム研究コース」と「経済システム研究コース」の 2 つのコースを設定しています。院生
は、どちらかの「研究コース」に属しますが、自らの属するコースの科目群から一定単位以上(修士:12単位、博士後
期: 8 単位)を履修すれば、他のコースの科目も自由に選択できます。経済学研究科のなかに独立した「環境システム
経済学研究科
カリキュラムの特長
文 学 研 究 科
自らの考えを積極的に提示できる人材を育成します。また、留学生・社会人を含め多様な学生が集うことは、現実感覚
コース」をおき、環境関連科目をシステマチックに多数開設しているのは、他の経済学系大学院には見られない特色と
環境問題の歴史的把握、また生物一般のコミュニケーションと人間の言語によるコミュニケーションの同質性と異質性
の解明など、現代の課題に応えようとしています。
経済学や環境学を学部時代に専門にしていなかった院生の基礎学力を補うため、学部の科目履修が認められています。
また留学生の日本語による論文執筆能力養成のための日本語講座を設置しています。
当研究科は、院生各人が自分の研究指導を担当する教員を、入学試験時に選択する体制をとっています。(入学後の変
更も可能です。
)したがって、主査(指導担当教員)と副査(アドバイザー教員)が、責任を持ってきめこまかく所属院
生の研究課題、研究方法、研究論文作成等の指導にあたることが保証されています。
経営学研究科
研究指導体制
法 学 研 究 科
なっています。さらに、修士課程では、コース科目群とは別に、情報・言語・文化を中心にした特殊講義も用意され、
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 51 ―
開設科目・担当教員(平成28年度)
課程
課程
開設科目
環境学特殊研究〈環境問題と生態系〉
環境 シ ス テ ム 研 究 科 目 群
環境システム研究科目群
共通科目群
自由科目
― 52 ―
経済システム研究科目群
博 士 後 期 課 程
経済システム研究科目群
修 士 課 程
開設科目
環境学特論〈環境問題と生態系〉
環境学特論〈「食」の環境〉
環境学特論〈環境情報システム研究 2 〉
資源経済特論〈資源エネルギー問題 2 〉
社会環境特論〈自己外部論対自己延長論〉
環境文化特論
〈東西文化における人間観と自然観〉
環境政策特論〈リサイクルと環境政策 2 〉
地域環境特論〈地域環境影響評価 1 〉
物質循環特論〈廃棄物とリサイクル 2 〉
農業環境システム特論
〈現代の農業・食料・環境問題 2 〉
環境経営特論〈環境経営会計の基礎 2 〉
環境汚染問題特論〈環境・経済モデル分析〉
環境システム研究演習
経済原理特論〈経済と社会の構想〉
マクロ経済学特論〈日本のマクロ経済政策〉
ミクロ経済学特論〈ミクロ経済学概論 2 〉
ミクロ経済学特論〈応用ミクロ経済学 1 〉
経済統計特論〈実証経済分析の基礎 2 〉
金融特論〈金融市場と資産運用・投資〉
財政学特論〈租税理論と日本の税制 2 〉
国際経済特論〈国際経済学 2 〉
国際金融特論〈国際金融情勢 ブレトンウッズ
体制の崩壊から現代まで〉
世界経済特論〈中国の企業システム〉
世界経済特論
〈ヨーロッパの経済統合とスラブ世界〉
世界経済特論〈ラテンアメリカ経済論 2 〉
世界経済特論〈金融史 1 〉
日本経済特論〈マクロ経済変動〉
労働経済特論〈雇用関係〈労使関係〉の変容 1 〉
産業経済特論〈産業構造分析〉
情報経済特論〈IT 革命と技術革新の動向〉
日本経済史特論〈人口と経済 2 〉
西洋経済史特論
〈ヨーロッパ中世・近世経済の動態と法制 2 〉
経済システム研究演習
経済数学特論〈経済数学 2 〉
音楽文化特論〈音楽人類学 2 〉
社会文化特論〈アメリカの文化と社会 2 〉
社会文化特論〈現代中国社会研究〉
社会文化特論〈日本人の言語生活 1 〉
特殊講義〈研究とパソコン操作〉
特殊講義〈経済分析と表計算ソフト〉
日本語A- 1
〈論文・プレゼンテーションスキル演習 1 〉
日本語A- 2
〈論文・プレゼンテーションスキル演習 2 〉
日本語B- 1
〈トータルアカデミック・スキル演習 1 〉
日本語B- 2
〈トータルアカデミック・スキル演習 2 〉
環境学特殊研究〈
「食」の環境〉
環境学特殊研究〈環境情報システム研究 1 〉
資源経済特殊研究〈資源エネルギー問題 2 〉
社会環境特殊研究〈自己外部論対自己延長論〉
環境政策特殊研究〈リサイクルと環境政策 2 〉
地域環境特殊研究〈地域環境影響評価 1 〉
物質循環特殊研究〈廃棄物とリサイクル 2 〉
農業環境システム特殊研究
〈現代の農業・食料・環境問題 2 〉
環境システム研究演習
研究指導
経済原理特殊研究〈経済と社会の構想〉
マクロ経済学特殊研究〈日本のマクロ経済政策〉
ミクロ経済学特殊研究〈ミクロ経済学概論 2 〉
ミクロ経済学特殊研究〈応用ミクロ経済学 1 〉
経済統計特殊研究〈実証経済分析の基礎 2 〉
金融特殊研究〈金融市場と資産運用・投資〉
財政学特殊研究〈租税理論と日本の税制 2 〉
国際経済特殊研究〈国際経済学 2 〉
国際金融特殊研究〈国際金融情勢 ブレトンウッ
ズ体制の崩壊から現代まで〉
世界経済特殊研究〈中国の企業システム〉
世界経済特殊研究
〈ヨーロッパ経済統合とスラブ世界〉
世界経済特殊研究〈ラテンアメリカ経済論 2 〉
世界経済特殊研究〈金融史 1 〉
日本経済特殊研究〈マクロ経済変動〉
労働経済特殊研究
〈雇用関係〈労使関係〉の変容 1 〉
日本経済史特殊研究〈人口と経済 2 〉
産業経済特殊研究〈産業構造分析〉
経済システム研究演習
研究指導
事
■本年度開設科目の詳細は、経済学研究科 HP(http://keizai.ris.ac.jp/master/)に掲載
通
(平成28年度参考)
共
専任教員担当科目・研究指導分野一覧
項
環境学特殊研究
環境システム研究演習
研究指導
青 木 重 幸
文 学 研 究 科
教 授
担 当 科 目 環境学特論
研究指導分野 生物資源の保全と利用
環境問題
教 授
担 当 科 目 日本経済特論
日本経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
経済学研究科
浅 子 和 美
教 授
担 当 科 目 労働経済特論
労働経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
戎 野 淑 子
経営学研究科
法 学 研 究 科
研究指導分野 マクロ経済学理論と日本経済の実証分析
研究指導分野 日本の雇用関係
教 授
担 当 科 目 世界経済特論
世界経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
社会福祉学研究科
苑 志 佳
研究指導分野 中国社会・経済システム
中国の産業・企業システム
中国国有企業改革
中国の産業政策
アジアハイテク産業システム
多国籍企業と技術移転
日本的生産システムとその海外移転
教 授
担 当 科 目 経済統計特論
経済統計特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
王 在 喆
心理学研究科
地球環境科学研究科
研究指導分野 日中経済比較分析
東アジア地域開発
― 53 ―
教 授
担 当 科 目 社会文化特論
小 沢 奈美恵
経済システム研究演習
研究指導分野 アメリカ文化(環境・民族・メディア)
教 授
担 当 科 目 ミクロ経済学特論
ミクロ経済学特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
小 野 﨑 保
研究指導分野 ミクロ経済学(ゲーム理論を含む)
マクロ経済学
経済動学(景気循環論を含む)
経営経済学(ビジネス・エコノミクス)
産業組織論
産業連関分析
地域経済分析
エネルギー経済学
ネットワーク分析
エージェントベース・シミュレーション
教 授
担 当 科 目 世界経済特論
世界経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
小 畑 二 郎
研究指導分野 経済学史
経済思想
現代金融史
教 授
担 当 科 目 財政学特論
財政学特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
川 口 真 一
研究指導分野 租税論
教 授
担 当 科 目 国際経済特論
国際経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
河 原 伸 哉
研究指導分野 国際貿易論
環境経済学
応用ミクロ経済学
― 54 ―
環境システム研究演習
研究指導
研究指導分野 グローバリゼーション下における日本経済
再編と地域経済構造の変化
戦後日本の経済発展と農業構造の変化
WTO 体制下における世界農産物市場の再編
WTO 体制下における農地制度改革
都市・農村における土地問題
現代資本主義と自然資源問題
教 授
担 当 科 目 社会文化特論
経済学研究科
真 田 治 子
経済システム研究演習
研究指導分野 日本語学
(計量言語学・社会言語学・日本語史)
世界経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
芹 田 浩 司
法 学 研 究 科
教 授
担 当 科 目 世界経済特論
研究指導分野 開発経済論
ラテンアメリカ経済論
多国籍企業論
教 授
担 当 科 目 世界経済特論
世界経済特殊研究
環境地域経済特論
環境地域経済特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
蓮 見 雄
社会福祉学研究科
経営学研究科
研究指導分野 EU 経済
ロシア経済
環境・エネルギー(特にヨーロッパ)
国際政治経済学
教 授
担 当 科 目 金融特論
金融特殊研究
行動科学特論
経済システム研究演習
研究指導
林 康 史
心理学研究科
地球環境科学研究科
研究指導分野 金融論
文 学 研 究 科
項
農業環境システム特殊研究
事
通
担 当 科 目 農業環境システム特論
北 原 克 宣
共
教 授
国際金融論
― 55 ―
教 授
担 当 科 目 環境経済特論
環境経済特殊研究
環境システム研究演習
研究指導
藤 岡 明 房
研究指導分野 環境経済学
財政学
教 授
担 当 科 目 産業経済特論
産業経済特殊研究
経済システム研究演習
宮 川 幸 三
研究指導分野 経済統計に関する研究
産業連関分析
観光経済分析
教 授
担 当 科 目 マクロ経済学特論
マクロ経済学特殊研究
経済システム研究演習
吉 川 洋
研究指導分野 マクロ経済学
日本経済論
准教授
担 当 科 目 環境汚染問題特論
櫻 井 一 宏
環境システム研究演習
研究指導分野 環境科学
政策シミュレーション
流域・沿岸域管理政策
都市・地域分析
准教授
担 当 科 目 西洋経済史特論
平 伊 佐 雄
経済システム研究演習
研究指導分野 ヨーロッパ中世経済史
准教授
担 当 科 目 日本経済史特論
日本経済史特殊研究
経済システム研究演習
研究指導
髙 橋 美由紀
研究指導分野 日本経済史
歴史人口学
准教授
担 当 科 目 環境文化特論
田 中 有 紀
環境システム研究演習
研究指導分野 中国思想史
中国音楽史
― 56 ―
経済システム研究演習
研究指導
項
景気循環特殊研究
事
通
担 当 科 目 景気循環特論
中 村 宗 之
共
准教授
研究指導分野 景気循環論
マルクス経済学(社会経済学)
准教授
担 当 科 目 情報経済特論
文 学 研 究 科
西 津 伸一郎
経済システム研究演習
研究指導分野 情報経済論
産業構造のネットワーク化と情報技術
企業組織のネットワーク化と情報技術
准教授
担 当 科 目 社会文化特論
経済学研究科
ホーマン 由佳
経済システム研究演習
研究指導分野 英語教育
メディア英語
准教授
担 当 科 目 社会文化特論
法 学 研 究 科
森 山 秀 二
経済システム研究演習
研究指導分野 中国語の言語特色と中国文化
(古典文献獨解)
中国社会の近世型社会への変化と特色
中国近世都市の形態と特色
准教授
担 当 科 目 ミクロ経済学特論
ミクロ経済学特殊研究
経済システム研究演習
渡 部 真 弘
研究指導分野 メカニズム・デザイン
講 師
小 林 隆 史
研究指導分野 都市地域計画、オペレーションズ・リサーチ
小 林 幹
地球環境科学研究科
講 師
社会福祉学研究科
経営学研究科
研究指導分野 非線形力学系の解析と制御
心理学研究科
― 57 ―
論文一覧・学会紹介等
修士論文
博士論文
経済学研究科平成27年度修士課程修了生は12
名、論文名は次の通りである。
自由貿易下における中国水産加工企業の転換
-中韓 FTA 締結による企業の対応の変化を
中心に-/中国株式市場における問題点と将
来性-非流通株改革とその後遺症を中心に-
/中国における BtoC 型電子商取引(EC)の
経済特徴―日中比較分析の視点に基づいて―
/中国における自由貿易試験区の意義とその
将来性―上海、天津自由貿易試験区を巡って
/中国旅行業におけるオンラインビジネスの
発展とその現状―「携程旅行網」を中心に/
為替レートの変化が中国と日本の貿易に与え
る影響の分析/中国における農業機械メー
カーの発展に関する分析/京津冀一体化地域
物流提携の現状とその問題点について―天津
港内陸港の発展対策を中心に―/中国京津冀
地域の大気汚染問題と対策/モンゴル国南ゴ
ビ県タバントルゴイ石炭鉱床の開発とその影
響に関する研究/中国における生活廃棄物処
理の課題 ―河北省の事例を中心に―/中国
の青果物流通における卸売市場の役割と課題
―北京市新発地卸売市場の事例―
経済学研究科博士後期課程における過去15年間の博士学位授与論文は、課程博
士16本、論文博士 4 本の計20本である。
世界穀物需給の長期予測に関する研究/環境保全と産業構造に関する環境管理
体系の実証的分析/中国における資本市場の確立と中国産業の近代化/原油枯
渇問題の下における炭素税の役割について/中国内陸開発における建設労働の
研究 ─交通インフラ・治山・治水・緑化のために─/中国における石炭産業の
今後の行方と環境問題 ─「石炭王国」山西省の持続可能な経済発展─/中国森
林保全の現局面と中国・国家林業の課題 ─天然林保護・集団林維持の両立と木
材輸入大国化への対処の必要性─/道路交通の価格形成に関する研究/高齢社
会における資産課税の再検討 〜資産継承と関連税制を中心として〜/内蒙古の
放畜・酪農の循環型牧民経済社会の再建/持続可能な西北開発における基礎条
件の研究 ─黄河流域の水危機・緑化と交通網・労働市場および環境福祉─/中
国農業「保護」政策の開始と農業「産業化経営」の役割 ─中国農業の商品経済
化への対応と吉林省農業─/グローバルキャピタリズムとアジア資本主義 ─中
国・アジア資本主義の台頭と世界資本主義の再編成─/森林保全ボランティア
活動とコミュニティ維持・再形成の課題 ─えひめ「共生の森林づくりの会」と
龍山村森林組合を繋ぐもの─/内モンゴルの草原状態と畜産生産様式/アメリ
カ企業林業の生成・発展過程と資源・環境維持の問題 ─環境政策形成における
企業林業・行政当局・コミュニティ活動の役割と対抗関係─/ IMPACT ANALYSIS ON ECONOMIC ISSUES AND ENVIRONMENTAL DESTRUCTION IN
NEPAL /経済成長期中国・内モンゴル草原の開発構造の特徴に関する研究 ─
西ウジュムチン旗の大規模炭田開発を中心に─/大田区の熱環境問題緩和に関
する研究/上海市における経済発展過程と水環境の変容に関する研究
学会紹介
本研究科専任教員の所属学会は、次の通りである。
日本経済学会/金融学会/環太平洋産業連関学会/日本統計学会/経済理論学会/情報文化学会/情報処理学会/日本独文学
会/日本地域学会/応用地域学会/日本交通学会/緑の文明学会/信用理論研究学会/社会政策学会/土地制度史学会/日本
農業経済学会/日本地理学会/経済地理学会/人文地理学会/東北地理学会/産業学会/社会経済史学会/日本財政学会/日
本地方財政学会/日仏経済学会/社会思想史学会/日本労務学会/日本昆虫学会/日本数学会/日本英文学会/社会経済誌学
会/日本 EC 学会/日本アメリカ文学会/日本消費経済学会/比較体制学会/日本中国学会/など
出版物
経済学研究科は、平成17年度より大学院生の研究成果の要旨を大学院ホームページ上での発表をしてきましたが、平成21年度
より「大学院年報」を発行しています。
― 58 ―
共
法学研究科
通
法学専攻
●修士課程
事
法学研究科
項
文 学 研 究 科
法学研究科長
新井 敦志
年あまりの学部教育の実績を踏まえ、1994年(平成 6 年) 4 月、実社会で活躍している専門職業人のリカレント教育や、
より高度な専門職業人を養成することを主たる目的として、昼夜開講制・夜間主コースの大学院法学研究科が創設され
ました。
法学研究科は、専門的職業人・公務員養成のための法学教育、および、専門的職業人・公務員等へのリカレントのた
めの法学教育を行い、この教育プログラムを通じて身に付けることのできる法律専門知識および法的推論能力をリーガ
を目的としています。
このような目的に基づき、法学部から進学を希望する方には「より高次の一貫した専門教育」を行います。また、平
成21年度より法学部 4 年次生が大学院の科目を履修することができる「単位先取制度」や、一定の条件を満たした方は
1 年間で修士の学位が取得できる「修士課程 1 年修了制度」を導入しました。さらに、平成26年度からの品川キャンパ
経営学研究科
ル・マインドに基づき社会において適正に活用できる人材を養成することおよびそのために必要な教育研究を行うこと
法 学 研 究 科
法学部は、実用法学、予防法学を教育の中心にすえ、1981年(昭和56年) 4 月に設置されました。そして、その後10
経済学研究科
リカレント教育に力を入れた、
高度な実用法学教育
ス移転にあわせて、
「法学研究入門」等の導入科目を新設し、また、履修モデルを用意して、社会人を含む多様な方々が
本研究科は創設以来、社会人の進学者がかなりの比率を占めており、その基礎学力や専門分野もさまざまです。この
ことが、良い意味で教育研究の厚みを増すことに繋がっています。
これからの時代、多様なニーズに対応する大学院教育に期待されるところが多く、新しい時代のために、新たな知識
を得つつ自らを鍛える場を提供する大学院づくりこそ、私たちがねらいとするところです。本学のブランドビジョンで
私たちと一緒に法学研究科でいっそうのエキスパートになられることを期待しています。
教員も、大学院生のニーズに応える高度な学問研究をすすめ、きめ細かな研究指導を目指し、その人間的能力を高め
るよう努力しています。
立正大学大学院法学研究科で共に学んでみませんか。
地球環境科学研究科
ある『
「モラリスト×エキスパート」を育む。
』に即し、多くの知的好奇心や向上心をもった、さまざまなモラリストが、
社会福祉学研究科
学びやすい環境を整えました。
心理学研究科
― 59 ―
教育研究上の目的
法学研究科は、専門的職業人・公務員養成のための法学教育、および、専門的職業人・公務員等へのリカレントのた
めの法学教育を行い、この教育プログラムを通じて身に付けることのできる法律専門知識および法的推論能力をリーガ
ル・マインドに基づき社会において適正に活用できる人材を養成することおよびそのために必要な教育研究を行うこと
を、人材養成に関する目的その他の教育研究上の目的とする。
教育目標
法学研究科は、修士課程教育プログラムを通じ、法学分野における「モラリスト×エキスパート」として、主として
次のような資質・能力等を養うことを教育の目標とする。
①各専攻法分野の判例・学説等についての専門知識に基づき法解釈論を展開する能力
②法律専門知識と法的論理を用いて法律論文を作成する能力
③法律専門知識を用いて現代社会の諸問題を分析し公正かつ衡平な解決を導き出す能力
三つの方針
入学者受け入れの方針
〈求める学生像〉
①高齢化社会、国際化社会、情報化社会の進行に伴って生じる様々な問題に積極的に対応することができる者
②高度な専門的知識と能力を有する法的教養を持った公務員、専門的職業人を目指す者
③社会人学生は、社会における法学的な実務上の問題解決に必要な社会経験と能力と意欲を持ち、法的な教育を深める
ことに積極的な者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
①専門的職業人(税理士、行政書士、司法書士、社会保険労務士、等)を目指す者は、法学に関する専攻分野の基本的
な知識と経済・社会分野の基本的な問題解決能力
②公務員を目指す者は、法学・政治・経済分野の基本的な知識
③専門的職業人・公務員のリカレント教育を受ける者は、法律問題、社会・政策問題の基本的な分析能力
教育課程編成・実施の方針
法学研究科では、研究科の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程を編成・実施しています。
①国際的かつ学際的な視点からの実証的な研究・分析をすることに取り組みながら、実社会における具体的課題にも取
り組むことができるカリキュラムの編成
②大学院生の希望、学力、履修形態などを考慮した、論文指導教員を中心とした指導の実施
③基礎科目から応用科目、さらに演習へと繋げていく多段階的学修指導の実施
学位授与の方針
法学研究科では、法学教育に基づいて高度な法的教養を持った公務員等の輩出、および専門的職業人や社会人のリカ
レント教育を行い、より高度な法的教養を有した者を輩出するため、原則として、以下を満たした大学院生に対し、学
位を授与します。
①現代社会に潜む諸問題を多角的に分析し、公正かつ衡平な解決を導き出し得る専門的知識と思考力を有する者
②論文指導教員が担当する「特殊研究」および「演習」を含む所定の単位を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、
修士論文または研究成果報告書の審査および最終試験に合格した者
― 60 ―
共
通
法学専攻
事
項
教育・研究の特長
今日の我が国は、高齢化社会、また、国際化社会、さらには情報化社会の進行に伴って、様々な問題を抱えています
な諸問題に対応できる「より高度な専門的職業人のリカレント教育およびその養成」が、また、地方自治体においては、
多種多様な法的諸問題に対応できる「より高度な法的素養をもった公務員のリカレント教育およびその養成」が最重要
事項となっています。そこで、法学研究科は、実用法学、予防法学を教育の特色としながら、当該科目の基本的な課題
は当然のこと、実社会における具体的課題にも取り組みながら国際的かつ学際的な視点から実証的な研究・分析を行っ
ています。
研究指導を進め、きめ細やかな指導、また院生の努力により現在まで高い成果をあげています。
カリキュラムの特長
社会人大学院生が取り組む課題は、すぐれて実務的な、極めて狭く深い個別的なテーマになる可能性があるため、そ
経済学研究科
個々の院生の教育については、論文指導教員が中心になり、それぞれの院生の希望、学力、履修科目などを考慮して
文 学 研 究 科
が、それらに対応できる「極めて高度な知識と能力を有する人材」が必要とされており、民間企業においては多種多様
の点を考慮して院生と個別的に話し合いながら「講義内容」を充実させ、研究および指導をおこなっています。
は、基本的な原理・原則論に基づく普遍的なテーマに関心を持つ傾向にあります。「より高度な専門的職業人」になるた
めには両者を結合した研究が必要であり、担当教員が教育効果を勘案して受講生の構成いかんにより、研究履修方法を
ケース・バイ・ケースで考え対処することにしています。
また、法学研究科では、院生の多様化する研究ニーズに対応し、リカレント教育の充実を図るために、本学他研究科
との相互履修制度、修士課程 1 年修了制度および長期履修制度、特定の課題についての研究成果報告書(リサーチペー
研究指導体制
論文指導教員は、院生に対して個別的に 2 ヶ年にわたる履修計画を策定するように指導し、その履修計画は法学研究
科委員会に届け出ることとします。
経営学研究科
パー)による修士号取得制度を実施しています。
法 学 研 究 科
社会人大学院生は実践的な経験から極めて狭く深く個別的なテーマに関心を持つのに対し、法学部から進学した院生
法学の知識を基礎から学ぶ「法学研究入門 1 ・ 2 」をはじめとした基礎科目群、院レベルでの学びを深めるコア科目
修士論文の提出に関しては、原則として 2 年以上修士課程に在学し、論文指導教員が担当する「特殊研究 1 」、
「特殊
研究 2 」および、
「演習」を含み、所定の単位を修得して、論文審査および口述審査に合格しなければなりません。
社会福祉学研究科
群、発展的内容を学ぶ発展科目群を用意しています。そのなかでも、必修科目は論文指導教員担当の「特殊研究 1 」、
「特殊研究 2 」と「演習」のみであり、他の科目はすべて選択科目です。
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 61 ―
開設科目・担当教員(平成28年度)
課程
基礎科目群
課程
コ
ア 科 目 群
コ ア 科 目 群
開設科目
公法 1
公法 2
私法 1
私法 2
裁判法 1
裁判法 2
法学研究入門 1
法学研究入門 2
憲法特殊研究 1
憲法特殊研究 2
憲法演習
行政法特殊研究 1
行政法特殊研究 2
行政法演習
環境法特殊研究 1
環境法特殊研究 2
環境法演習
刑事法特殊研究 1
刑事法特殊研究 2
刑事法演習
刑事訴訟法特殊研究 1
刑事訴訟法特殊研究 2
刑事訴訟法演習
民事訴訟法特殊研究 1
民事訴訟法特殊研究 2
民事訴訟法演習
国際法特殊研究 1
国際法特殊研究 2
国際法演習 1
国際法特殊研究 3
国際法特殊研究 4
国際法演習 2
税法特殊研究 1
税法特殊研究 2
税法演習 1
税法特殊研究 3
税法特殊研究 4
税法演習 2
民事法特殊研究 1
民事法特殊研究 2
発 展 科 目 群
― 62 ―
開設科目
民事法演習 1
民事法特殊研究 3
民事法特殊研究 4
民事法演習 2
民事法特殊研究 5
民事法特殊研究 6
民事法演習 3
民事法特殊研究 7
民事法特殊研究 8
民事法演習 4
商事法特殊研究 1
商事法特殊研究 2
商事法演習 1
商事法特殊研究 3
商事法特殊研究 4
商事法演習 2
労働法特殊研究 1
労働法特殊研究 2
労働法演習
政治学原論特殊研究 1
政治学原論特殊研究 2
政治学原論演習
政治思想史特殊研究 1
政治思想史特殊研究 2
政治思想史演習
行政学特殊研究 1
行政学特殊研究 2
行政学演習
ジェンダー法学特講 1
ジェンダー法学特講 2
社会保障法特講 1
社会保障法特講 2
ビジネス法務特講 1
ビジネス法務特講 2
租税手続・争訟特講 1
租税手続・争訟特講 2
刑事政策特講 1
刑事政策特講 2
特論 1
特論 2
特論 3
特論 4
項
教 授
新 井 敦 志
講 義 目 的この授業は、民法典の条文には明確に規定されていない制度・概念について、民法典の条文に規定され
ている制度・概念を手掛かりとして、またそれとの比較を通して検討することにより、民法(財産法)
の領域の知識をさらに深化させることを目的とする。
教 授
李 斗 領
講 義 目 的本講義は、法的思考を学んでいく上で前提となる、法律学の学修方法や考え方、資料収集方法、報告書
の作成(修士論文の書き方)準備の仕方などを学ぶことを目的としている。法学の考え方とは何か、判
例とは何かという法学入門的な事項、法令・判例の読み方、法律学の体系について理解し、法律の基礎
的な知識について説明する。
担 当 科 目環境法特殊研究 1 ( 1 期)
、環境法特殊研究 2 ( 2 期)
経済学研究科
担 当 科 目法学研究入門 1 ( 1 期)
文 学 研 究 科
担 当 科 目民事法殊研究 1 ( 1 期)
、民事法特殊研究 2 ( 2 期)
事
※都合によりカリキュラムを変更する場合があります。
通
(平成28年度参考)
共
教員別主な担当科目一覧
講 義 目 的この授業は、大学院レベルでの『環境』問題を、法律、政策、経済学との関連も視野に入れている。基
歓迎する。授業の進行は、環境領域において各自関心分野を選択し報告をする。その報告の内容に関し
て参加者による質疑・応答を行う。そして議論などで出された問題点を取り上げて整理していく。下記
の参考書・文献以外は、テーマに応じて指摘する。
より効果的な理解(進行)
・議論のため、 1 期と 2 期を合わせて履修登録することを勧める。
位 田 央
講 義 目 的本講義では行政手続と行政救済法の分野における専門的な知識、考え方を深めるとともに、それを批判
的に検証することを目的としています。それによって、税務訴訟の実務に応用できる学力を身に付ける
ことを目的とします。
担 当 科 目 公法 2 ( 2 期)
経営学研究科
教 授
担 当 科 目行政法特殊研究 1 ( 1 期)
、行政法特殊研究 2 ( 2 期)
法 学 研 究 科
本的な法律知識を前提に、
『環境』に興味を持っている方や学問や人間関係を楽しくやっていく院生は大
講 義 目 的本講義では、公法、特に行政法に関する基礎的な知識を修得することを目的としています。具体的な法
ています。
教 授
川眞田 嘉壽子
担 当 科 目ジェンダー法学特講 1 ( 1 期)
、ジェンダー法学特講 2 ( 2 期)
講 義 目 的ジェンダーとは「生物学的性差」を示すセックスに対して「社会的・文化的性差」を示す概念である。
学特講 1 では、ジェンダー・アプローチを行うことによって、既存の法学の中に組み込まれた様々な特
徴やジェンダー・バイアスを浮き彫りにすることを目的とし、ジェンダー法学 2 では、国際法学のジェ
ンダー分析に関する英文の基本文献を講読し、国際法学におけるジェンダー分析の意義を検証すること
によって、ジェンダー法学に対する理解を深めることを目的とする。
地球環境科学研究科
ジェンダー法学はこのジェンダーの視点から法的な現象を分析する法律学のことである。ジェンダー法
社会福祉学研究科
分野における事例を検討しながら、憲法や行政法に関する基本的な原理原則を理解することを目的とし
心理学研究科
― 63 ―
教 授
小 池 和 彦(平成28年度は特別研究員のため休講)
担 当 科 目民事訴訟法特殊研究 1 ( 1 期)
、民事訴訟法特殊研究 2 ( 2 期)
講 義 目 的民事の裁判手続、執行手続および倒産処理手続を対象とする。民法や会社法の知識を前提とする。民事
訴訟法や民事執行法の重要判例を検討する予定である。一方的な授業形式ではなく、演習形式で行う。
事前の予習が不可欠である。なお、 1 、 2 の順で履修することを希望する。
担 当 科 目 裁判法 2
講 義 目 的本講では、裁判に関する法律(裁判所法など)や司法制度、いわゆる法曹制度ないし関係諸機関などを
取り上げるが、 2 では、主として民事・家事事件に関係する部分が中心となる。したがって、民事訴訟
法、民事執行法、倒産処理法にも言及することがある。
教 授
澤 野 和 博
担 当 科 目 民事法特殊研究 7 ( 1 期)
、民事法特殊研究 8 ( 2 期)
講 義 目 的本講義は、論文を理解することを目的とする。毎回、民事法に関する最新判例や最新論文を報告してい
ただき、それについて検討を加えていくという方式で進めていきます。受講者の専門分野によって、検
討する判例集を変更することがあります。
教 授
鈴 木 隆 史
担 当 科 目民事法特殊研究 5 ( 1 期)
、民事法特殊研究 6 ( 2 期)
講 義 目 的民法典第 4 編親族法・第 5 編相続法を対象とする判例研究を行う。受講生の人数によって調整するが、
基本的には、受講生の判例報告を元に、背景の制度理解を深めつつ、判例理論の検討を行う。
教 授
中 神 由美子
担 当 科 目政治思想史特殊研究 1 ( 1 期)
、政治思想史特殊研究 2 ( 2 期)
講 義 目 的近代における政治思想史上の古典の一つである Thomas Hobbes,Leviathan(1651)を読み進める。17世紀
半ばのイングランド内乱期に書かれたこの書物を原典にて読み解き、人間論および自然状態・戦争状態
論からの政治社会の設立論、そして宗教論を詳細に分析することにより、人間という存在とともに、政
治や社会を原理的に考察する。それとともに、当時の政治的文脈を、近年の新たな研究書やモノグラフ
を複数読破することにより剔抉し、近代社会の成り立ちにおけるこの重要文献に新たな光を当てること
を目的とする。加えて、担当者の専門である J. Locke, Two Treatises of Government との比較対照も行
いたい。また必要に応じてラテン語版や古典ギリシャ語のアリストテレス著作との対照も行う。進め方
は、毎回報告者を決め全員で討論を行うゼミナール形式で行い、最終的にレポートも提出してもらう。
教 授
永 田 高 英
担 当 科 目国際法特殊研究 1 ( 1 期)
、国際法特殊研究 2 ( 2 期)
講 義 目 的この特殊研究では、学士課程レベルでの基礎的な国際法知識を前提としたうえで、修士課程で求められ
るレベルでの専門文献・判例研究(収集、読み込み、報告、討議、まとめ)を通じて、より専門的に国
際社会、主権国家および国際法の関係の諸相を学び、もって、ますますグローバル化が進む現代社会に
おける人材養成の一翼を担うことを目的とする。
教 授
早 川 誠(平成28年度は在外研修員のため休講)
担 当 科 目政治学原論特殊研究 1 ( 1 期)
、政治学原論特殊研究 2 ( 2 期)
講 義 目 的本講義では、少人数ゼミナール形式での進行を前提に、現代の法体系および政治体系の基盤をなす諸概
念の正確な理解を目指す。具体的には、
「自由主義」や「平等」
、
「参加」などの概念について、対立する
見解の知識を得つつ、各自が自らの言葉で表現できるようになることを目標とする。講義はレジュメの
作成と討論を中心に構成される。学部レベルでの「政治学」関連科目の修得あるいは基本書の通読が必
要な前提条件となる。
教 授
舟 橋 哲(平成28年度休講)
担 当 科 目民事法特殊研究 3 ( 1 期)
、民事法特殊研究 4 ( 2 期)
講 義 目 的民法財産編中の物権編に関して、主要な論点を含む事例問題、判例をとりあげて検討する。
― 64 ―
堀 井 智 明
共
教 授
対象とし、 4 は、主として商行為法を研究対象とする。
教 授
項
山 口 道 昭
講 義 目 的行政学で対象とする「行政」の範囲は、国の行政機関や自治体の機関にとどまらず、昨今では、民間の
機関にも広がりをみせています。このうち、本講義では、地方自治の制度と運用を扱います。
地方自治制度を理解するには、自治体と住民の関係とともに、国と自治体との関係を検討することが重
要です。このような地方自治制度の概要を理解した上で、地方自治の運用について考えることが、本講
義の目的です。
山 下 学
担 当 科 目税法特殊研究 1 ( 1 期)
、税法特殊研究 2 ( 2 期)
講 義 目 的税法専攻の院生にとっては必修科目である。税法の理論的研究を事例研究を持って研究する。具体的に
は、毎回の授業ごとにテーマを与え、院生は各自A 4 用紙数枚のレポートを作成し、次回の授業で発表
してもらう。院生同士のディスカッションや教員からの講評をとおして、税法に対する基本的な考え方、
経済学研究科
教 授
文 学 研 究 科
担 当 科 目行政学特殊研究 1 ( 1 期)
、行政学特殊研究 2 ( 2 期)
事
講 義 目 的この授業は、商法分野の諸法に関する理解を深めることを目的とする。 3 は、主として商法総則を研究
通
担 当 科 目商事法特殊研究 3 ( 1 期)
、商事法特殊研究 4 ( 2 期)
法的思考を身につけてもらう。
講 義 目 的税法の理論的研究を事例研究をもって研究する。具体的には、論文の書き方を学ぶ意味もあり、数回の授
業ごとにテーマを与え、院生は各自A 4 用紙十数枚のレポートを作成し、次回の授業で発表してもらう。
修士論文を書き上げるための基礎知識を習得してもらう。
准教授
岩 切 大 地
講 義 目 的この授業は、憲法学の全般を対象に、その発展的な理解をすることを目的とする。
准教授
黒 石 英 毅
担 当 科 目私法 1 ( 1 期)
、私法 2 ( 2 期)
講 義 目 的1 では、大学院において法律を研究していくための法律学の基礎を修得・確認することを目的としてい
経営学研究科
担 当 科 目憲法特殊研究 1 ( 1 期)
、憲法特殊研究 2 ( 2 期)
法 学 研 究 科
担 当 科 目税法演習 1 (通年)
ます。 2 では、私法の中の民法を対象領域とします。授業の進め方は、基本的な論点について予めテー
疑応答を行うという方法で行われます。
准教授
出 口 哲 也
担 当 科 目ビジネス法務特講 1 ( 1 期)
、ビジネス法務特講 2 ( 2 期)
講 義 目 的現代の経済活動は、主として株式会社によって営まれている。したがって、経済活動に伴う法律問題を
法全体を概観するが、主として株式会社の機関(株主総会、取締役、監査役など)の役割に焦点をあて
て解説する(初学者を対象とする。)。
ビジネス法務特講 2 はビジネス法務特講 1 の続編である。したがって、ビジネス法務特講 1 で学んだ知
識を修得していることを前提に本授業を進める。企業を適法かつ効率的に経営するためにはどのような
仕組みづくりが求められるのか、会社法やその他の規則はどうあるべきかを検討する。
心理学研究科
地球環境科学研究科
理解するには株式会社の活動を規律する会社法の知識の修得が必要であるといえる。本授業では、会社
社会福祉学研究科
マおよび担当者を決め、各担当者にレジュメを作成し、それに基づいた報告をしてもらい、履修者が質
― 65 ―
准教授
友 田 博 之
担 当 科 目刑事法特殊研究 1 ( 1 期)
、刑事法特殊研究 2 ( 2 期)
講 義 目 的刑法各論におけるいわゆる典型論点について理解したうえで、私見を形成し、具体的事案へのあてはめ
をおこなえるようになることを目的とします。特別刑法分野を取りあげる場合は、当該分野における典
型論点についても理解することを目的とします。
また 2 では、 1 期の刑事法特殊研究 1 を前提としつつ、刑法総論における諸論点を題材として、刑法学
の体系的かつ統合的な理解がおこなえること、数ある法律学の分野の中で最も精緻かつダイナミックと
いえる刑法解釈学の真髄に触れていただくことを目的とします。
准教授
長 島 弘
担 当 科 目法学研究入門 2 ( 2 期)
講 義 目 的税法条文は長文で難解のものが多い。また国民の経済的自由に対する侵害法規であるという点で、税法
固有の基本原理がある。また各税法とも、租税特別措置法や附則があるため、本法を知っていただけで
は正確に適用できない。そこで税法解釈にあたっての基本原理を理解した上で、税法に関する法令用語
をしっかり理解し、各法令間の関係を正確に理解することが必要である。そこでこの基本原理、法令用
語、各税法の法令間の関係を学んでいく。
担 当 科 目税法特殊研究 3 ( 1 期)
、税法特殊研究 4 ( 2 期)
講 義 目 的税法の理論的研究を裁判例、裁決例から研究する。具体的には、各回の検討テーマとした裁判例・裁決
例(これまでの重要判例を中心にセレクトする)についての自身の見解を報告し、レポートとして提出
する形で進め、税法の重要判例についての基礎知識の修得と受講者の税法に対する法的な問題意識の向
上を図るものである。
担 当 科 目 税法演習 2 (通年)
講 義 目 的税法の理論的研究を事例研究(判例研究・裁決例研究)によって行う。論文作成のためには、問題点の
抽出から、問題点に対するアプローチ・考察方法の検討、付随的検討項目の抽出・検討等と、先行研究
の確認以外に様々な検討事項があるため、これら論文作成に必要なマインド・能力を事例研究を通して
涵養し、最終的には修士論文を作成する。
担 当 科 目租税手続・争訟特講 1 ( 1 期)
、租税手続・争訟特講 2 ( 2 期)
講 義 目 的税法においては、租税実体法が重視される傾向にあるが、租税債務の確定手続きとして、租税手続法が
重要である。また昨今国民の権利意識の高まりから租税争訟が増大している事から、租税争訟手続が重
要になってきている。そこで租税手続法・租税争訟法について概観し、問題点について検討する。
准教授
担 当 科 目公法 1 ( 1 期)
馬 場 里 美
講 義 目 的この授業は、公法といわれる分野のなかの日本国憲法を対象とします。法律学の他の分野とは少し異な
る憲法学の特徴を理解し、その基本原理と関連付けながら日本国憲法の意義、解釈等を学ぶことを目的
とします。授業は、受講生による報告、討論を中心に進めます。
准教授
丸 山 泰 弘
担 当 科 目刑事政策特講 1 ( 1 期)
、刑事政策特講 2 ( 2 期)
講 義 目 的刑事政策とは、犯罪を防止することを目的として行われる国および地方自治体の施策をいうとされます。
言葉にすると簡単なようですが、防止すべき犯罪の実態を知ることや、犯罪発生の原因を検討すること、
有効な施策のためには犯罪現象を分析することも求められます。
それらのアプローチとしては、いわゆる理論としての刑事政策学で考えることも、社会学的に犯罪学と
して考えることも可能です。本授業では、理論的刑事政策学的な犯罪対策または社会学的犯罪学的な犯
罪対策などを調べ、報告し、議論をすることを目的とします。刑事政策特講 1 では、まず刑事政策を考
えるための基本となる知識を習得することが目的となります。刑事政策特講 2 では、 1 での基本を踏ま
え、発展的課題を検討し習得することが目的となります。
― 66 ―
法律であっても、司法制度やその担い手に問題があれば、立派な法律の本来の機能は発揮されない。
項
この授業では、なぜ刑事裁判は誤るのかという観点から、司法制度の担い手の現状と問題点を検証する。
事
講 義 目 的司法制度やそれを担う人々のあり方によって、法律の性格は左右される。すなわち、どのような立派な
通
担 当 科 目 裁判法 1 ( 1 期)
村 田 和 宏
共
准教授
それらを踏まえた上で、改革の方向性を探りたい。
講 義 目 的日本の刑事手続は、 4 つの死刑再審無罪事件に象徴されるように、数多くの冤罪事件を生み出してきた
し、現在も生み出している。この授業では、冤罪がなぜ生み出されるのかという観点から、判例を中心
に日本の刑事手続を理論的に検討する。それらを通じて、人権や適正手続の意味をしっかりと考えてほ
しい。
金 子 和 夫
講 義 目 的本講義においては、まず戦後のわが国の社会保障法制度の展開を概観した後、年金保険・医療保険・介
護保険・労災保険・雇用保険といった社会保険制度、福祉六法をはじめとした社会福祉サービス制度、
および生活保護制度、さらには企業内福利厚生の現状を検証するとともに、それらの課題を受講者全員
で議論することを予定している。
経済学研究科
非常勤講師
担 当 科 目社会保障法特講 1 ( 1 期)
、社会保障法特講 2 ( 2 期)
文 学 研 究 科
担 当 科 目 刑事訴訟法特殊研究 1 ( 1 期)
、刑事訴訟法特殊研究 2 ( 2 期)
急速な少子高齢社会の進展に伴い、わが国の社会保障法制度は近年ダイナミックな展開を見せているが、
方については受講者と相談して決定する。
非常勤講師
奥 津 年 弘
担 当 科 目特論 1 ( 1 期)
、特論 2 ( 2 期)
ていきます。講師が基本的な講義をしたのち、受講者が輪番で、一定範囲のレジュメを作成し発表する。
あるいは各人の考えをレポートとして提出していただく。
担 当 科 目特論 3 ( 1 期)
、特論 4 ( 2 期)
講 義 目 的税法・税制分野における比較的最近の問題について、検討していく。議論の中で、どのような視点で考
えていったらよいのか学ぶ。講師が基本的な講義をしたのち、受講者が輪番で、一定範囲のレジュメを
経営学研究科
講 義 目 的税法の各税目別に、基本的な知識を勉強しつつ、実務上の問題点、社会的・政策的問題点について考え
法 学 研 究 科
本講義においては、かかる法制度と国民生活との関わりに対する実証的研究を試みたい。
こうした観点で本講義を展開し、受講者の発表を含めてゼミ形式で進めたいと考えるが、具体的な進め
作成し発表する。あるいは各人の考えをレポートとして提出していただく。
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 67 ―
論文一覧・学会紹介等
修士論文
医療費控除のあり方―法的適用範囲の再検討―/消費税と売上税に対する一考察/我が国の技術と伝統を残すために税制の果
たす問題提起にかかる提言/相続税の現代的意義の考察と提言/ベンチャー企業の起業および成長における税制の果たす役割
/現代社会における課税単位に関する考察/法人税法における国際課税制度の現代的意義/取引の国際化と課税の問題~消費
税を中心として~/租税法における「住所」概念に関する考察/所得税法における勤労対価に関する所得区分のあり方~事業
所得、給与所得を中心として~/資産の再分配機能としての相続税制及び贈与税制のあり方/現行法人税制と法人所得課税の
あり方/所得税法における金融所得課税のあり方~二元論的所得税制を素材にして~/青色申告制度の現状と課題/租税制度
における公平と個人所得税のあり方~個人単位課税を中心に~/租税法律主義と税務行政の問題点/中小法人における法人所
得課税のあり方/産業廃棄物処理施設設置許可申請における行政指導のあり方/消費税法の仕入税額控除における帳簿方式の
限界とインボイス方式導入に関する提言/社会保障財源としての消費税のあり方/都市交通政策に関する問題点とその改善策
/群馬県の環境対策の課題と現状~水源地域保全と水質汚濁防止を中心に~/消費税の諸議論の一考察/租税回避と租税回避
防止等の検討に関する考察と私見/交際費損金不算入制度の研究と提言/日本の所得税・法人税及び中国の税法の相違/相続
税法における節税と租税回避についての一考察
学会紹介
出版物
日本公法学会/韓国公法学会/韓国比較公法学会/韓国環境法学会/日本公共政策学会 ●立正大学大学院法学研究科
/日本法と経済学会/関西アメリカ公法学会/日本法社会学会/日本租税理論学会/会
「研究年報」
計理論学会/日本政治学会/国際憲法学会/日本選挙学会/日本財政法学会/日本教育 法学研究科の院生は必ず修士論文を
法学会/英米法学会/日本コーポレート・ガバナンス学会/国際法学会/世界法学会/ 提出します。その論文の口述審査を
国際人権法学会/ジェンダー法学会/オーストラリア・ニュージーランド国際法学会/ 受け、審査員の質疑に応えて、審査
日本私法学会/日本民事訴訟法学会/日本比較法学会/日米法学会/政治思想学会/ に合格した方が、その論文を要約し、
The American Political Science Association /日本刑法学会/日本被害者学会/比較法 「研究年報」に発表することになって
史学会/日本マンション学会/消費者金融サービス研究学会/日本行政学会/日本地方 います。年 1 回発行されます。
自治学会/日本自治学会/自治体学会/租税法務学会/租税訴訟学会/租税法学会/日
本税法学会
― 68 ―
共
経営学研究科
通
経営学専攻
●修士課程
事
経営学研究科
項
文 学 研 究 科
経営学研究科長
杉原 周樹
•経営学、マーケティング、会計学、情報システム学といった経営学各分野に関する理論の基礎と応用、および、専門
経済学研究科
時代が求める経営学大学院とは?
職業人をはじめとする専門家の指導による実務の知識や考え方の修得を通して、高度な専門性、企業精神、広範な視
ニケーションを通した少人数教育体制。
•目的別に 2 つのコースを設置。
(なお、履修年限、学費等は同一)
•平日は夜間、土曜日は全日で開講。
•入学試験は 9 月(学内選考のみ)
、12月、 2 月。
これらを中心に経営学研究科は学則に掲げる「現代の社会・企業が要請する高度の知識と技能を有し、幅広い視野と
豊かな創造的能力を持つ『心豊かな産業人』を育成することを目的とする。」という人材育成・教育研究上の目的の実現
に努めてきました。今後とも時代の要請に合わせて、
「経営学研究科三つの方針」
(次頁参照)に関する体制のアップデー
トを続けていきます。
ビジネス・ソリューションコース
経営学各分野の「専門基礎科目」と「専門応用科目」、
ビジネスでの課題(コーポレート・ガバナンス、内部
ならびに実務指向の「専門発展科目」を幅広く学修し、
統制、税務戦略、事業承継、経営革新、マス・メディア
「専門演習科目」で研究テーマについて個別指導を受け、
の電子化戦略など)の解決に向けた研究調査を、専任教
教育目標は広範な視野、社会科学的分析能力、学術論
研究科独自のエクスターナル・スーパーバイザー制)の
文執筆能力を養うこと。
下で行う社会人専門コース。
また、本コースでは税理士志望者を主要な教育対象の
課題関連的講義を中心に受講し、修士論文に代わる実
1 つとして考え、税理士資格試験会計科目の一部免除申
務指向的な「研究成果報告書」を作成することが特徴。
請に向けた論文指導も実施。
教育目標は実践的課題解決能力および、実践的文書作
●入学試験科目
成などのビジネス・コミュニケーション能力を養うこと。
一般・留学生:専門科目・小論文・口頭試問・書類審査
研究課題については、経営学部/研究科事務室(☎
社会人:小論文・口頭試問・書類審査
03-3492-1031)まで。
●入学試験科目
社会人:口頭試問・書類審査
― 69 ―
心理学研究科
員と学内外の専門家の共同による分野横断的指導体制(本
地球環境科学研究科
修士論文を作成するコース。
社会福祉学研究科
アカデミックコース
経営学研究科
•交通アクセス良好な立地。
法 学 研 究 科
野を修得できるカリキュラム体系。
•本学の教育理念「
『モラリスト×エキスパート』を育む。」に基づく、創造的能力の伸長が期待できる双方向式コミュ
三つの方針
入学者受け入れの方針
教育課程編成・実施の方針
学位授与の方針
経営学研究科では、研究科の教育
経営学研究科では、研究科の教育
経営学研究科では、現代の社会・
研究上の目的に共感した、以下のよ
目的を実現するため、以下のような
企業が要請する高度の知識と技能を
うな者の入学を期待します。
教育課程を編成・実施しています。
有し、幅広い視野と豊かな創造的能
①企業社会に関する関心を有し、課
①「心豊かな人物」育成のための専
力を持つ「心豊かな産業人」を輩出
程修了後のキャリアデザインを明確
門発展科目群と、
「産業人」育成のた
するため、以下を満たした大学院生
に定めている者
めの専門基礎・応用科目群の設置
に対し、学位を授与します。
②社会人学生は、ビジネス社会の実
②ビジネス社会をリードする人材育
①専門基礎・専門応用・専門発展の
務に習熟し、さらなるキャリアアッ
成のための講義と演習での学修・討
授業科目を履修し、修了認定・学位
プを図ろうとする者
論および修士論文指導の実施
授与の基準となる所定の単位を修得
した者
②研究成果の集大成として、必要な
研究指導を受け、修士論文または研
究成果報告書の審査および最終試験
に合格した者
経営学専攻
教育・研究の特色
カリキュラムの特色
研究指導体制
教育理念、教育課程編成・実施の
カリキュラムポリシーに基づき、
アカデミックコースでは、研究の
方針、学則上の人材育成・教育研究
「専門基礎科目」と「専門応用科目」
活性化とその集大成である修士論文
上の目的、教育目標に基づき、高度
で各専門分野の基礎と応用を学び、
の質の向上のために、 2 年次後期か
に多様化している研究ニーズに対応
「専門演習科目」で個別指導を受ける
ら演習担当者の他 2 名の専任教員に
するために専門性・社会性・実践性
ことで、理論研究の充実を図ります。
よる指導も受けることができる体制
を取り入れた教育プログラムを整え、
さらに実務指向的「専門発展科目」
を整えています。
経営系大学院に求められる教育要請
において、日本税理士会連合会、東
ビジネス・ソリューションコース
に応えるべく、専門研究の深化を目
京司法書士会ほかの協力による専門
ではビジネス現場で直面している高
指す一般学生・留学生だけでなく、
職業人をはじめとする国内外の実務
度に多様化・専門化した実際的課題
税理士志望者、ビジネス知識の充実
に精通した講師陣の指導によって、
を効率的に解決できるように、 1 年
や課題解決を目指す企業人、事業承
ビジネス社会で通用する制度的・国
次から専門教員と外部組織の専門家
継・起業・独立を考えている方々も
際的知識と企業家精神を身に付ける
の共同による指導体制を敷いていま
対象に、競争ではなく、共生の精神
ことができます。
す。
に則って、より広い社会的見地に
このカリキュラムを基に、修士論
両コースとも 2 年次生を対象に修
立って考え、行動することのできる
文の作成を中心とするアカデミック
士論文/研究成果報告書中間報告会
人材の育成に力を注いでいます。
コースと、現実のビジネス課題の解
において修士論文および研究成果報
決を図るビジネス・ソリューション
告書の内容について本研究科専任教
コースを設置し、多様化する研究ニー
員による指導が行われ、研究の質の
ズに対応しています。
向上が期待されます。
― 70 ―
共
専門
応用
科目
戦略経営研究(マーケティング)
ビジネスコントロール研究(会計学)
国際経営研究
専門
発展
科目
経営実務特論
企業家特論
― 71 ―
心理学研究科
戦略経営演習 1 ・ 2 (経営学)
専門
演習 戦略経営演習 1・2 (マーケティング)
科目 ビジネスコントロール演習 1・2 (会計学)
ビジネスコントロール演習 1・2 (情報システム学)
地球環境科学研究科
ビジネスコントロール研究(情報シス
テム学)
担当者
松村 洋平
畢 滔滔
加藤 吉則
山本 仁志
佐藤 一義
柏戸 傳
川邉 信雄
佐藤 一義
宮川 満
畢 滔滔
畢 滔滔
加藤 吉則
高見 茂雄
森 寛和
杉原 周樹
野宮 賢
山崎 和海
佐藤 一義
宮川 満
畢 滔滔
杉原 周樹
山崎 和海
孟 丹
崔 銀順
杉原 周樹
杉原 周樹
森 寛和
杉原 周樹
社会福祉学研究科
ビジネス・ソリューションコース
戦略経営研究(経営学)
人的資源管理の現代的問題
企業経営の歴史構造
国際関係経営史
ビジネス・ソリューション 1
ビジネス・ソリューション 1
クリエイティブ・クラスと都市再生
ビジネス・ソリューション 1
会計の社会学的考察
キャッシュフロー分析
高度情報化社会における会計
ビジネス・ソリューション 1
ビッグデータ時代のデータ処理論
ビジネス・ソリューション 1
ビジネス・ソリューション
ビジネス・ソリューション
ビジネス・ソリューション
ビジネス・ソリューション
ビジネス・ソリューション
中国ビジネス事情
韓国ビジネス事情
会社経営の実務
法人税等の実務
企業セキュリティーの実務
経営者セミナー
職名
教授
教授
非常勤講師
教授
教授
教授
非常勤講師
教授
教授
教授
教授
非常勤講師
教授
非常勤講師
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
非常勤講師
教授
教授
非常勤講師
教授
経営学研究科
科目副題
法 学 研 究 科
専門
基礎
科目
科目名
経営管理
マーケティング
会計学
情報システム学
経済学研究科
専門
発展
科目
担当者
松村 洋平
畢 滔滔
加藤 吉則
山本 仁志
佐藤 一義
柏戸 傳
川邉 信雄
畢 滔滔
加藤 吉則
高見 茂雄
森 寛和
野宮 賢
佐藤 一義
宮川 満
孟 丹
畢 滔滔
杉原 周樹
山本 貴啓
山崎 和海
榎戸 智也
孟 丹
崔 銀順
杉原 周樹
杉原 周樹
森 寛和
杉原 周樹
文 学 研 究 科
専門
演習
科目
職名
教授
教授
非常勤講師
教授
人的資源管理の現代的問題
教授
戦略経営研究(経営学)
企業経営の歴史構造
教授
国際関係経営史
非常勤講師
戦略経営研究(マーケティング)
クリエイティブ・クラスと都市再生 教授
会計の社会学的考察
非常勤講師
ビジネスコントロール研究(会計学) キャッシュフロー分析
教授
高度情報化社会における会計
非常勤講師
ビジネスコントロール研究(情報システム学) ビッグデータ時代のデータ処理論
教授
経営戦略と人的資源管理
教授
戦略経営演習 1 ・ 2 (経営学)
日本における経営と社会
教授
海外におけるグローバル企業の異文化研究 教授
戦略経営演習 1・2 (マーケティング) 観光まちづくり
教授
社会科学としての会計学
教授
ビジネスコントロール演習 1 ・ 2
(会計学)
コーポレート・ガバナンスと会計
教授
情報システムとシステム化方法論
教授
ビジネスコントロール演習 1 ・ 2
(情報システム学)
高度情報化ビジネスにおける分散システム論 教授
中国ビジネス事情
教授
国際経営研究
韓国ビジネス事情
非常勤講師
会社経営の実務
教授
経営実務特論
法人税等の実務
教授
企業セキュリティーの実務
非常勤講師
企業家特論
経営者セミナー
教授
項
アカデミックコース
専門
応用
科目
科目副題
事
専門
基礎
科目
科目名
経営管理
マーケティング
会計学
情報システム学
通
開設科目・担当教員(平成28年度)
教員別担当主要科目・研究テーマ一覧
平成29年度における演習担当教員は、本冊子に掲載のものとは異なる可能性もありますのでご了承ください。
ご不明な点は、経営学研究科事務室(裏表紙参照)にお問い合わせください。
専門基礎科目(平成28年度実績)
教 授
担 当 科 目 経営管理
松 村 洋 平
講 義 内 容経営管理は、経営学における最も中核的な領域の一つである。一方で、非常に多岐にわたるテーマを内
包している複雑な領域であることも事実である。本講義では、大学院レベルの専門的な経営学を学ぶに
あたり必須と考えられる諸理論をピックアップして、受講生とともに検討を加えていく。前期において
は、動機づけ理論・リーダーシップ論等、組織内部の管理問題を中心とし、後期においては、経営戦略
と企業―社会関係等、外部環境に対応した管理問題を中心に検討したいと考えている。
教 授
担 当 科 目 マーケティング
畢 滔 滔
講 義 内 容この授業では、マーケティングの標準的なフレームワークを学習する。ただテキストを読むのではなく、
企業によるマーケティング行動を学生に自ら分析することで、学んだ理論や概念について地に足が着い
た理解を得ることを目的とする。
非常勤講師
担 当 科 目 会計学
加 藤 吉 則
講 義 内 容現代の企業会計を支えている理論構造は、上部構造たる会計の基礎前提を概念フレームワークに準拠、
会計の具体的な行為規範を示す会計基準・原則と呼ばれる中間構造、および会計行為の具体的な方法や
手順を示す会計手続からなる上部構造から成り立っている。会計理論の構造の内容は成り立たせている
社会経済の発展に照応して生成し、その変化とともに変容させていく。会計のパラダイムも財産計算志
向の静態論から損益計算志向の動態論へ、そして新たなストック計算を志向する時価や公正価値による
企業の現在価値会計にむけて変容しつつある。この講義では、国際会計基準のコンバージェンスを目前
に控えたわが国の企業会計とその基礎をなしている会計理論について社会経済的視点から考察すること
を目的としている。
教 授
担 当 科 目 情報システム学
山 本 仁 志
講 義 内 容近年の企業経営には情報システムが欠かせないものとなっている。また、個人が情報流通の起点となる
ソーシャルメディアの発展も目を見張るものがある。本講義では、情報技術による経営課題の解決を実
習を通じて学ぶことと、ソーシャルメディアの発展が企業経営・マーケティング・情報社会にどのよう
な影響を与えているのか、という二つの主課題に取り組む。
― 72 ―
共
担 当 科 目 戦略経営研究(人的資源管理の現代的問題)
講 義 内 容企業活動の重要な機能を果たす人的資源に関する問題は、本質的には人間に関わる問題なので、その問
項
佐 藤 一 義
事
教 授
通
専門応用科目(平成28年度実績)
題が多様であると共に、多様な研究アプローチがあるが、現実の経営において現代的なテーマを分析す
関する知識を深めていくことが本授業の目的である。
教 授
柏 戸 傳
担 当 科 目 戦略経営研究(企業経営の歴史構造)
講 義 内 容企業が同じような戦略・組織・管理等を採用してもそ成否は必ずしも同一でないことも少なくない。企
経営に強く反映され、企業の成功、失敗に深く関わる一要因であるといえる。
本授業は経営者史の視角から企業発展への教訓と新たな展望を得ることを目的とする。
非常勤講師
川 邉 信 雄
担 当 科 目 戦略経営研究(国際関係経営史)
経済学研究科
業が人によって構成、運営されるものである限り、人的要素特に経営者の資質・哲学・理念・感性等は
文 学 研 究 科
ることを中心に研究する。したがって、多様なテーマを発表することと討論によって、人的資源管理に
講 義 内 容現代の企業の特徴は、国境を越えたグローバル化にある。企業が国境を越えて経営活動をする多国籍企
では、こうした企業のグローバル化に伴う問題とその解決方法について学習することを目的としている。
教 授
畢 滔 滔
担 当 科 目 戦略経営研究(クリエイティブ・クラスと都市再生)
講 義 内 容21世紀に入って多くの先進国では、知識産業の職業人、芸術家、デザイナーなど、クリエイティブ・ク
の原動力となっている。同時に、従来の産業労働者と大きく異なる消費習慣を持つ彼らのライフスタイ
ルが、地域経済に新たな影響を及ぼしている。この授業では、クリエイティブ・クラスのライフスタイ
ルが都市再生に与える影響について、日本と海外の最新事例を交えながら議論する。
非常勤講師
加 藤 吉 則
経営学研究科
ラスと呼ばれる新しいタイプの労働者が急増した。彼らはクリエイティビティの供給者として経済成長
法 学 研 究 科
業は、本国内でのみ活動を行っている時とは、異なったさまざまな問題に直面することになる。本講義
担 当 科 目 ビジネスコントロール研究(会計の社会学的考察)
ともに発展し、その方法や技術はそうした経済活動の合理的な管理を目的として生成してきた。現代の
企業会計の基底をなしている近代資本主義の株式会社会計においても会計の原理と技術は商品、資本な
どの物を媒体とする人と人との関係が投影され、そのときどき経済社会の現実の要求に基づいて展開さ
れてきた。従って会計学を学ぶには、会計の発現過程や現象を人間の経験と慣習の累積として、社会的
状況との関連で歴史的に捉えることで大切である。それゆえ今年度は、
「人間の社会的営為」を支配する
の手段という視座から特に重要な論点を取り上げ、理論・制度・実務について社会学的な考察を行う。
教 授
高 見 茂 雄
担 当 科 目 ビジネスコントロール研究(キャッシュフロー分析)
講 義 内 容実際の有価証券報告書を題材に、資金の流れを分析する。
非常勤講師
森 寛 和
担 当 科 目ビジネスコントロール研究(高度情報化社会における会計)
講 義 内 容会計は企業を支える基盤の一つである。また、外部環境への適応ならびに内部環境への最適化を図るこ
とは、企業の継続に関わる重要な要素である。本講義では会計という基礎基盤から企業ならびに取り巻
く社会を照覧することで、高度情報化社会でのあり方や様々な問題点を明らかにすることを目的とする。
― 73 ―
心理学研究科
地球環境科学研究科
原理や法則を学ぶ科目として会計(学)を考え、会計〔制度〕を介した「ソーシャル・コントロール」
社会福祉学研究科
講 義 内 容会計の歴史をたどれば、会計が記録・計算の技法の一つとして発展してきた。会計は人間の経済生活と
教 授
野 宮 賢
担 当 科 目 ビジネスコントロール研究(ビッグデータ時代のデータ処理論)
講 義 内 容概して、修士論文というのは、
「仮説検証」タイプのものと考えられる。
仮説検証においては、もちろん、種々の資料にあたって仮説を立てる、という点が最も重要な点である。
その自らが立てた仮説が正しいか否かは、仮説に基づいて収集した種々のデータを統計学的に検証する
ことをもって、判断しうる。
本講義では、統計学的検定を行う上で必要な「数理統計学」の習得を目的となす。文字通り、確率統計
論の講義であり、黒板に示す数式展開を記録するための厚い専用のノートを用意することを忘れないで
もらいたい。
専門発展科目(平成28年度実績)
教 授
孟 丹
担 当 科 目 国際経営研究(中国ビジネス事情)
講 義 内 容この講義では中国社会と中国経済の発展状況に焦点をあて、
「世界の工場」の形成、
「巨大市場」の魅力、
そして「研究開発拠点」に転換しつつある中国社会について紹介する。具体的には中国社会の変化、中
国の改革・開放と外資導入、中国企業の海外進出などについて紹介する。中国社会を理解するために、
資本主義と社会主義の基本概念や市場経済と計画経済などの基礎知識が必要である。本講義は先ずこれ
らの内容からスタートする予定である。
非常勤講師
崔 銀 順
担 当 科 目 国際経営研究(韓国ビジネス事情)
講 義 内 容世界的不況のなかで韓国企業の躍進が際立つ。韓国企業がグローバル企業に展開できた原動力とは何か。
授業では先ず、韓国社会と文化に関する基本的知識を習得する。そのうえで韓国の経営環境および韓国
企業が直面した課題とその課題に対処した方法について学習し、韓国企業の経営活動に関する理解を深
めることを目的とする。
教 授
杉 原 周 樹
担 当 科 目 経営実務特論(会社経営の実務)
講 義 内 容会社法改正、分社化・起業の活発化といった最近のビジネス環境を考慮した、日本税理士会連合会の協
力による現役・精鋭税理士による実践的経営実務講座。
税務、法務、資金調達などの重要な実践的知識の習得を、書類作成を中心として起業シミュレーション
の形で行う。
担 当 科 目経営実務特論(法人税等の実務)
講 義 内 容事業経営にとって必須であるにも関わらず、その実務について学ぶ機会が比較的ないのが所得に関連す
る税法である法人税法や所得税などである。ここでは日本税理士会連合会の協力による税理士による実
践的講義により実務知識を習得できる。
企業・分社化による会計社設立から会社の順調な運営まで、会社経営に必要な法人税や所得税などの実
務知識を、実際の書類作成などを通して身につけることができる。
担 当 科 目 企業家特論(経営者セミナー)
講 義 内 容企業経営者には、外部社会経済環境の変動を洞察し自社のビジネスチャンスを見出す鋭いビジネスセン
スが要求されるとともに、内部組織を統率し企業目的の達成に向け従業員を動機付けていく明確な理念
と戦略構築能力が求められる。企業家を志望する学生が、経営者との直接的な対話や講演を通じて、こ
うした能力を開発するため、本研究科と協力関係がある外部機関の主催する各種経営者セミナーの受講
と、そこで喚起される問題意識を深く掘り下げる。
― 74 ―
森 寛 和
共
非常勤講師
企業がさらされるリスクもまた多様化している。ゴーイングコンサーンを基礎とした企業はその継続的
事
な組織維持・成長のために、リスクに対する理解と対応を求められる事となる。それを踏まえ本講義で
項
講 義 内 容ネットワークが発達し、情報やコミュニケーションの伝達速度と方法が急速に変化する現在において、
通
担 当 科 目経営実務特論(企業セキュリティーの実務)
は、企業がさらされるリスクに対する防衛、環境の変化に対する防備に関する知識を備える事を目的と
専門演習科目(平成29年度予定)
教 授
佐 藤 一 義(演習担当教員:戦略経営領域)
講 義 内 容急速な経営変化に対応する経営戦略がどのような具体的経営現象を伴って進展しているかを分析するこ
とを目的に研究を進める。上記研究目的のため、
「経営戦略」
、
「人的資源管理」
、
「経営心理」の研究アプ
ローチをとりあげる。具体的な研究テーマに関しては受講院生と相談する。
教 授
孟 丹(演習担当教員:戦略経営領域)
経済学研究科
担 当 科 目 戦略経営演習 1 (経営戦略と人的資源管理)
文 学 研 究 科
する。
担 当 科 目 戦略経営演習 1 (海外におけるグローバル企業の異文化研究)
ケースを用いて分析することで、文化と企業経営の関係、文化が企業の海外でのビジネス展開に与える
影響等諸問題を明らかにする。
教 授
木 村 浩(演習担当教員:戦略経営領域)
担 当 科 目 戦略経営演習 1 (マーケティング戦略)
ング戦略・戦術における諸手段と市場環境を適合させていくことである。この課題を解決するために、
戦略上の定石と創造的思考を駆使するための体系を理解することを目的とする。
教 授
杉 原 周 樹(演習担当教員:ビジネスコントロール領域)
担 当 科 目 ビジネスコントロール演習 1 ・ 2 (社会科学としての会計学)
経営学研究科
講 義 内 容マーケティング活動の中心課題は、競合企業に対する相対的競争優位性を考慮したうえで、マーケティ
法 学 研 究 科
講 義 内 容本講義の目的は異文化の概念と基礎理論を学ぶことである。中国文化と日本文化の特徴および相違点を、
講 義 内 容目的・機能遂行手段であるはずの存在がそれ自体を目的化し、一部の利害関心に偏向的な機能を果たし
に立ち、現行の財務 / 管理会計制度における諸問題について、会計を単なる技術を考える狭い枠組みで
はなく、哲学・社会思想・組織論・政治理論・行動科学などの観点からより社会的な枠組みにおいて考
察する。これまで扱ったテーマは次の通り。
◎金融商品に関する時価主義会計、◎減損会計、◎キャッシュフロー会計、◎中小企業会計、◎確定決
算主義、◎無形資産(知的財産)会計、◎会計の国際的コンバージェンス、◎リース会計、◎日本にお
教 授
山 本 貴 啓(演習担当教員:ビジネスコントロール領域)
担 当 科 目ビジネスコントロール演習 1 (コーポレート・ガバナンスと会計)
講 義 内 容現代会計の主要な論点に関する理解を深め、修士論文を作成するにあたっての、基礎知識の習得を目指
す。演習においては、指定された文献を読みこなし適宜レポートを作成することが求められる。
教 授
榎 戸 智 也(演習担当教員:ビジネスコントロール領域)
担 当 科 目ビジネスコントロール演習 1 (高度情報化ビジネスにおける分散システム論)
講 義 内 容現在の情報システムは、インターネットの普及、移動体通信技術の発展および情報機器の小型化、高性
能化、高機能化に伴い、コンピュータや携帯電話のみならず、家電製品や各種センサーを含めた情報機
器が相互接続された分散型のシステムとなっている。本講義では、分散システムについての基本概念、
構成論、制御方式について理解し、関連学術論文の内容理解と研究遂行ができるようになることを目的
とする。
― 75 ―
心理学研究科
地球環境科学研究科
ける ABC/ABM、◎国際管理会計
社会福祉学研究科
ているにも関わらず、その利害関心があたかも普遍的であるが如く一般に思い込ませているという見解
論文一覧・学会紹介等
修士論文
中国会計制度の発展―特に国際会計制度とのコンバージェンスについて/中国進出日系企業現地従業員とのコンフリクトの検
討―中国人従業員と日本派遣社員認識ギャップ―/資産除去債務に関する財務会計的考察―その情報機能の可能性と限界の検
討―/日本の企業会計基準への使用権モデルの導入に関する考察―IFRS アドプションに伴うリース会計の新たなる問題点の検
討/ CSR 活動におけるステークホルダーとの関係性/中小企業の環境経営―中小企業の環境経営の現状と課題―/日本企業に
おけるリスクマネジメント ─不祥事リスクを中心に─/多元化社会における会計ディスクロージャー情報の拡充の可能性と限
界について ─統合報告書を例に─/減損会計の国際比較に関する研究/在中日系企業の人的資源現地化 文化・価値観に向け
て/のれんの概念と会計処理/ IFRS アドプション時代におけるわが国の中小企業会計の新たなる方向性の再検討/中国経済
発展と第三次産業 ─顧客満足と従業員満足に向けて─/アダプション時代における我が国の財務会計制度の伝統的「制度会計」
思考への転回と残る問題点についての考察 ─金融商品、特に現物有価証券の時価主義会計について─/リース会計基準の研究
─リース会計に対する新しいアプローチ─/中国のアパレル企業の現状と課題 ─ブランド確立戦略を中心にして─/研究開発
費の会計基準に関する一考察 ─研究開発費投資の資産性をめぐって─/ファミリー企業経営に関する一考察 ─日本企業と韓国
企業の比較研究─/ディスクロージャー情報としての無形資産の有用性について/「中小企業の課題と展望」─中小企業経営
者の役割と企業経営─/金融負債における公正価値概念の一考察/ IFRS 時代の中小企業会計のあり方 ─リース会計基準の国
際的収斂が中小企業経営に及ぼす影響の例証─/無形資産に関する会計 ─研究開発費を中心として─/減損会計の一考察 ─固
定資産の減損を通して─/リース会計に関する一考察(リース取引におけるオンバランス化に対する考察)/クラウド時代に
おける企業の情報セキュリティの在り方/のれんの会計処理に関する研究/外貨表示財務諸表の換算方法に関する研究/組織
における志気創出過程に関する一考察〜リーダーと影響力との関係性を中心に〜/中国におけるネットビジネスに見る決済シ
ステムの展望〜ネットショッピングを中心に〜/中国における都市型住宅業界に関する一考察〜日中住宅販売業態の比較から
〜/資本概念の変容と会計理論/韓国式経営における制度と文化に関する一考察 ─韓国の金融危機のその前後を中心に─/ヒッ
ト商品創造の経営戦略に関する一考察 ─消費者行動と商品開発の理論と実際─/中国管理会計システムについての一考察/
Google 研究 ─過去10年の変遷と次世代戦略/中国における小売業に関する一考察 ─日本との比較を通じて─/減損会計の研
究/低価基準における時価に関する研究/リース会計に関する研究 ─リース資本化を中心として─/実務上の土地評価情報と
会計上の土地評価情報の有用性についての考察/年金会計に関する一考察 ─日米の動向と今後の展望─/わが国の会計原則に
関する一考察 ─米国の会計原則との関連を中心に─/無形資産の会計的性格に関する一考察/近代会計における時価評価の有
用性/自己株式取得に関する一考察 ─ストックオプションを中心に─/内部統制の将来構造/わが国におけるリース会計の研
究/わが国における税効果会計の導入と課題/地方自治会計改革の一考察/企業結合会計における日本の独自性/平成13年度
商法改正に係る資本の部の変容と実態/日本における企業経営 ─労働生産性の向上を目指して─/社会貢献活動の推進 ─企業
組織と非営利組織の関係構築を目指して─/個人能力と組織能力の研究 ─日本製造業における能力開発競争の概念を中心とし
て─/企業倫理と社内教育に関する研究/日本型経営と知識創造/中国における人的資源管理の実態と今後のあり方 ─無錫市
を中心として─/タイの観光業の実態と課題 ─マーケティングを中心として─/ブランド拡張の利点と問題点
学会紹介
(研究科専任教員所属の主要学会)
日本経営学会/日本組織学会/経営史学会/日本商業学会/日本マーケティング・サイエンス学会/日本会計研究学会/日本
ファイナンス学会/日本管理会計学会/英国会計協会(BAA)/情報処理学会/日本オペレーションズ・リサーチ学会/日本
消費者行動研究学会/日本労務学会/日本労使関係研究協会/経営哲学学会/日本マネジメント学会/日本中小企業学会/日
本ベンチャー学会/日本地域政策学会
― 76 ―
共
社会福祉学研究科
通
●修士課程
●博士後期課程
教育福祉学専攻
●修士課程
項
社会福祉学専攻
事
社会福祉学研究科
文 学 研 究 科
社会福祉学研究科長
田澤 あけみ
です。わが国は突出した少子高齢社会を迎え、これまで以上に「福祉は科学と人となり」を強めていくことが求められ
ています。本研究科は、社会福祉学部の社会福祉、子ども教育福祉両学科の教育・研究を基礎として、広義の社会福祉
学の先端的研究の推進を図り、21世紀における社会福祉分野のニーズに応える人材養成を目指しています。
少子高齢化の急速な進行は、家族の小規模化、高齢者および単身世帯の増加は一層進むことが予測されています。少
子高齢化のもとで家族基盤の弱体化は、年金や介護問題に代表される高齢期の福祉課題、子どもの健全育成や児童虐待
しています。またグローバリゼーションに伴い、国際的な視野の必要な社会福祉問題も喫緊課題の一つとなっています。
これらに対応するためには、ますます社会福祉的支援の課題や機能は大きくなっていくでしょう。
これらの変化に対応して、社会福祉基礎構造改革・社会福祉法の成立、介護保険・障害者自立支援制度の発足とその
後の改定など、社会福祉の支援システム改訂が進んでいます。21世紀の社会福祉のシステムは、公的関与型システムか
ら自己責任原則を基礎にしたサービス利用型に変化し、市場原理のもとに置かれるようになりました。新たなサービス
経営学研究科
などの児童福祉問題、ニートなど若者にとっての自立問題、生活援助・社会的自立支援等の障がい問題などニードが増
法 学 研 究 科
社会福祉学研究科は、2000(平成12)年 4 月、社会福祉学部が初の卒業生を送り出したのと同時に設置された研究科
経済学研究科
「人」と「科学」、「理論」と「実践」の
総合を目指して
システムと支援方法の開発が求められるとともに、これまでの公的保障に基づくシステムを総括した上で、選択と契約
今後のますますの急激なグローバリゼーションの進展、情報化の進展のもとで情報の共有による便益は生活条件や福
祉サービスシステムに大きな変化をもたらすと考えられます。人間的な交流の希薄化、コミュニケーション障がい、
「無
縁社会」現象に象徴されるような社会的孤立、孤独の拡大に対しても関心をはらっていく必要があります。
このような社会的要請に応えていくためにも、社会福祉分野における研究者と高度な専門知識と技術を身につけたソー
シャルワーカーの養成は緊急課題です。本研究科は、社会福祉諸分野の研究者・実践家の養成を目指します。
を通して、研究・教育生活と職業生活を往還することにより、現場における課題を解決でき、新たな課題を発見できる
十分な能力をもった指導者を養成するために、
「理論と実践の総合化」を教育理念として社会福祉の研究・教育を推進し
ています。
地球環境科学研究科
それとともに、社会福祉関連分野に従事している社会人への研究支援やリカレント教育にも力を入れています。それ
社会福祉学研究科
を基礎とした支援システムが適切に機能するために、吟味することが重要です。
心理学研究科
― 77 ―
三つの方針
入学者受け入れの方針
【修士課程】
社会福祉学研究科では、社会福祉学研究科修士課程の教育研究上の目的に共感した、人類社会に貢献しようとする使
命感をもつ、以下のような者の入学を期待します。
〈求める人物像〉
1 .福祉関連分野への関心を有し、専門的研究・教育を希望する者
2 .福祉関連分野に従事する社会人で、社会福祉学に関するより深い学識・技能をもつ高度な実践専門家となる意欲
のある者
3 .福祉関連領域の人材養成者(教育者)になる意欲のある者
4 .博士後期課程への進学を通じて、社会福祉学関連の研究者として活躍する意欲のある者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
社会福祉学研究科修士課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておく
ことを期待します。
「社会福祉学専攻」
1 .社会福祉分野全般についての学士課程レベルの基礎知識
2 .専攻する社会福祉分野についての十分な専門知識
3 .修士論文執筆のための研究計画作成と遂行能力
4 .社会科学一般や社会福祉学についての論理的・分析力・思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケーショ
ン能力
5 .社会福祉分野に関する外国語文献の読解力
6 .社会福祉理論やソーシャルワーク実践に必要な学際的関心と考察する力
「教育福祉学専攻」
1 .教育福祉分野についての学士課程レベルの基礎知識
2 .専攻する教育福祉分野についての十分な専門知識
3 .修士論文執筆のための研究計画作成と遂行能力
4 .人間科学一般や教育福祉学についての論理的・分析力・思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケーショ
ン能力
5 .教育福祉分野に関する外国語文献の読解力
6 .教育福祉分野の理解や実践に必要な学際的関心と考察する力
【博士後期課程】
社会福祉学研究科では、社会福祉学研究科博士後期課程の教育研究上の目的に共感した、人類社会に貢献しようとす
る使命感をもつ、以下のような者の入学を期待します。
〈求める人物像〉
1 .社会福祉領域・仏教福祉領域・人間福祉領域の 3 領域を鳥瞰する、福祉学の高度な研究を希望する者
2 .国内外の学会での積極的な発表、意見交換、論文の投稿を通じて知見を深め、修了後には学術機関・研究機関に
おいて研究・教育活動に従事し得る能力のある者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
社会福祉学研究科博士後期課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けて
おくことを期待します。
1 .社会福祉分野の中でも専攻する特定の領域についての優れた専門知識や実績
2 .博士論文執筆のための研究計画作成と遂行能力
3 .社会福祉学についての高度で最先端の論理的分析力・批判的思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケー
ション能力
4 .専攻領域についての学修・研究に十分な語学力
5 .高度な社会福祉理論や社会福祉実践に必要な学際的関心と考察する力
注:以上は、社会福祉学研究科で教育を受けるにあたってあらかじめ身に付けておいてほしい主な知識・能力等を列挙
― 78 ―
共
したもので、出願資格・条件とは関係ありません。
通
事
教育課程編成・実施の方針
項
【修士課程】
社会福祉学研究科では、社会福祉学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課
1 .個々の能力と個性に応じた成長を目指し、各学生の研究テーマに応じ、個別の研究指導を中心とした少人数教育に
よる双方向的指導の実施
2 .指導教授の担当する「福祉研究ゼミナール」のほか、社会福祉領域・仏教福祉領域・人間福祉領域から視野の拡大
を目指した「福祉研究特論」の履修の実施
3 .他研究科や社会福祉学専攻課程協議会に加盟する他大学の大学院における履修を可能としたカリキュラムの編成
社会福祉学研究科では、社会福祉学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教
育課程を編成・実施しています。
1 .福祉学の学術研究者および高度に実践的な研究者の育成を目的としたカリキュラムの編成
2 .指導教授の担当する「研究指導」のほか、社会福祉領域・仏教福祉領域・人間福祉領域から視野の拡大を目指した
経済学研究科
【博士後期課程】
文 学 研 究 科
程を編成・実施しています。
「特殊講義」の履修の実施
学位授与の方針
【修士課程】
社会福祉学研究科修士課程では、社会福祉学の理解や知識、或いは技能の修得の上に、智慧の体現を重視し、建学の
下の大学院学生に対し学位を授与します。
1 .社会福祉・仏教福祉・人間福祉の各領域を俯瞰し、基本的な知識・技能を身につけた上で、それぞれの分野での専
門的研究を身につけた者
2 .所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
経営学研究科
精神の実現に向けて高度な教育・研究成果とその還元を通して人類社会の福祉に寄与する人材の育成を目指すため、以
法 学 研 究 科
3 .研究科や社会福祉学専攻課程協議会に加盟する他大学の大学院における履修を可能としたカリキュラムの編成
【博士後期課程】
Human Well-being Studies)の学術研究者および高度に実践的な研究者の育成を目指すため、以下を満たした大学院学
生に対して学位を授与します。
1 .修士課程での各自の研究分野をより深めると共に、広げる研究をした者
2 .内外の学会での発表を行い、内外の学術雑誌への掲載を経て、最終的に博士論文をまとめる力を身につけた者
3 .所定の単位を取得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
社会福祉学研究科
社会福祉学研究科博士後期課程では、福祉分野を鳥瞰する視野をもった「理論と実践の総合化」を目指す福祉学(The
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 79 ―
社会福祉学専攻(修士課程・後期博士課程)/教育福祉学専攻(修士課程)
教育・研究の特色
社会福祉学研究科では、福祉を人間科学の統合として捉え、福祉の高度で幅広い専門知識と技術、能力を確実に身に
つけることを目的としている。さらに、現代社会の構造や特徴を理解し、人間とその生活や発達を本質的に捉える広い
視野、そして共感する心を有する豊かな人間性(福祉マインド)、近未来へのパースペクティブとを併せ持った人材の養
成を目指す。
「理論と実践の総合化」を教育方針に捉え、体系的に社会福祉学研究の知識の深化を図るとともに、実践的活動とのつ
ながりを強化した教育に力を入れていく。
カリキュラムの特色
修士課程では、昼夜開講制夜間主コースにおいて、学部教育を基礎とした高度の専門教育を行い、ゼミナール群 8 単
位、研究特論群22単位以上(
「基礎共通領域群」 4 単位を必修とし、そのほか「基礎共通領域群」「理論領域群」「実践領
域群」から18単位以上)を履修した上で、修士論文の作成にあたる。
ゼミナール群ならびに研究特論群の科目は、すべてセメスター制( 2 単位)で開講されており、研究の視野を広げる
ことに役立っている。
博士後期課程では、修士課程同様に、昼夜開講制夜間主コースを採用している。高度な専門的実践的研究者に「博士
(社会福祉学)
」の学位を授与するために、本研究科スタッフ一丸となった研究・指導体制のもとで、「研究指導」
(1〜
3 年次・通年科目)を核に、
「社会福祉領域」
「仏教福祉領域」「人間福祉領域」の 3 領域に計11科目の特殊講義を配置し
ている。
博士後期課程の科目もセメスター制( 2 単位)で開講している。
研究指導体制
修士課程では、各自の研究テーマと研究計画に基づいて、入学に際して、福祉研究ゼミナール群を担当する教員の中
から、修士論文の作成を指導する指導教員 1 名を届け出て決定する(ただし、その後の変更も可)。
博士後期課程での研究指導(週 1 回以上)は主任指導教員が行い、副指導教員が連携する。
修士・博士後期課程共に、指導の偏りのない集団指導体制を取り、研究成果に活かせる配慮をしているのが本研究科
の特色である。また履修時間帯を昼夜開講制夜間主コースとすることによって、社会人一般と福祉職従事者(施設・機
関等)のリカレント教育と学位取得のための機会を提供しており、さらには研究意欲をもつ外国人留学生にも積極的に
門戸を開いている。
教育職員免許状の取得
教育職員免許状を取得している者で、指定科目の単位を修得した場合、専修免許状を取得することができる。
社会福祉学専攻 高校教諭専修免許状(公民)
中学校教諭専修免許状(社会)
教育福祉学専攻 小学校教諭専修免許状 幼稚園教諭専修免許状
― 80 ―
通
事
項
博士後期課程 社会福祉学専攻
◆研究指導
研 究 指 (平成28年度参考)
共
社会福祉学研究科 開設科目一覧
導 ABCD
殊
殊
殊
講
講
講
義Ⅰ
義Ⅱ
義Ⅲ
社
社
会
会
福
福
祉
祉
特
特
殊
殊
講
講
義Ⅳ
義Ⅴ
仏教福祉領域 仏 教 福
祉
特
殊
講
義Ⅰ
仏
教
福
祉
特
殊
講
義Ⅱ
人間福祉領域 人 間 福
人 間 福
祉
祉
特
特
殊
殊
講
講
義Ⅰ
義Ⅱ
人
人
間
間
福
福
祉
祉
特
特
殊
殊
講
講
義Ⅲ
義Ⅳ
生
命
倫
理
特
生
涯
教
育
特
発
達
心
理
学
特
医 療 ソ ー シ ャ ル ワ ー ク 特
家 族 ソ ー シ ャ ル ワ ー ク 特
精 神 保 健 福 祉 特
障 害 児 家 族 援 助 特
少
年
司
法
特
情 報 教 育・ 福 祉 特
特 別 支 援 教 育 特
教
育
相
談
特
仏
仏
仏
仏
福
福
福
福
祉
祉
祉
祉
研
研
研
研
究
究
究
究
ゼ
ゼ
ゼ
ゼ
ミ
ミ
ミ
ミ
ナ
ナ
ナ
ナ
ー
ー
ー
ー
ルⅠAB
ルⅡAB
ルⅢAB
ルⅣAB
― 81 ―
心理学研究科
教
育
研
究 [算 数]
教
育
研
究 [音 楽]
教
育
研
究 [図画工作]
教
育
研
究 [体 育]
教
育
研
究 [生 活]
教
育
研
究 [社 会]
教
育
研
究 [家 庭]
教育福祉研究ゼミナールⅠABCDEFG
教育福祉研究ゼミナールⅡABCDEFG
教育福祉研究ゼミナールⅢABCDEFG
教育福祉研究ゼミナールⅣABCDEFG
地球環境科学研究科
◆教育福祉学専攻 社
会
福
祉
学
特
論
児
童
福
祉
学
特
論
家
庭
福
祉
特
論
現
代
保
育
特
論
教
育
心
理
学
特
論
児 童 養 護 問 題 特 論
教
育
学
特
論
情 報 メ デ ィ ア 教 育 特 論
健
康
特
論
音
楽
表
現
特
論
教
育
研
究 [国 語]
教
教
教
教
社会福祉学研究科
◆社会福祉学専攻 障 害 者 福 祉 心 理 特 論
厚
生
経
済
学
特
論
社会福祉研究ゼミナールⅠABCDE
社会福祉研究ゼミナールⅡABCDE
社会福祉研究ゼミナールⅢABCDE
社会福祉研究ゼミナールⅣABCDE
論
論
論
論
論
論
論
論
論
論
論
経営学研究科
論
論
論
論
論
論
論
論
論
論
論
法 学 研 究 科
修士課程
◆専攻共通 仏 教 社 会 福 祉 特
仏
教
文
化
特
現 代 の 社 会 福 祉 課 題 特
現 代 の 教 育 福 祉 課 題 特
社
会
福
祉
史
特
地
域
福
祉
特
社
会
保
障
特
貧
困
問
題
特
児 童 福 祉 政 策 特
高
齢
者
福
祉
特
ソ ー シ ャ ル ワ ー ク 特
経済学研究科
特
特
特
文 学 研 究 科
◆特殊講義〈隔年開講〉
社会福祉領域 社 会 福 祉
社 会 福 祉
社 会 福 祉
教員別担当科目一覧
(平成28年度参考)
社会福祉学専攻(博士後期課程)
●研究指導
教 授
担 当 科 目 研究指導A
三 友 量 順
授 業 の 目 的 博士後期課程に学ぶ院生に、研究の結実としての博士論文作成に向けて指導・助言を行う。
教 授
担 当 科 目 研究指導B
清 水 海 隆
授 業 の 目 的現代日本社会における福祉思想・福祉哲学を探求するため、欧米社会福祉思想との比較の上で、東洋哲
学・日本思想・仏教思想等の背景思想という視点を踏まえ、社会福祉諸問題の内面的側面に注目した研
究を紹介し、個別の博士論文作成を指導する。
教 授
担 当 科 目研究指導C
田 澤 あけみ
授 業 の 目 的社会福祉学研究科に請求する学位論文の作成を目的とする。
テーマ決定、仮説、研究方法、先行研究の整理・分析、考察、検証の進め方等論考全体について、より
社会福祉学の研究論文として充足できる論文を目指す。また、近接する他の研究者との研究視点・研究
成果についての情報交換や意見交換も含める。
教 授
担 当 科 目研究指導D
溝 口 元
授 業 の 目 的博士論文の執筆作成を念頭に置いた研究指導を行う。先行研究との関連、オリジナリティ、研究法の妥
当性、結果の整理と吟味、考察の仕方、結論の妥当性、学術論文投稿のシステム、論文投稿への準備、
論文執筆にあたっての注意点、論文投稿にあたっての注意事項、論文査読結果の判断の仕方、投稿論文
の訂正の仕方、学会におけるプレゼンテーション技法など、研究者にとって実践的な知識と技術を身に
つけることを目的とする。
●特殊講義:社会福祉領域
教 授
担 当 科 目社会福祉特殊講義Ⅰ
蟻 塚 昌 克
授 業 の 目 的社会福祉関係法の基礎構造となる社会福祉法の立法過程を明らかにし、逐条解説を行なう。
教 授
担 当 科 目社会福祉特殊講義Ⅱ
稲 葉 一 洋
授 業 の 目 的
【地域福祉研究】
授業計画に従い、近年地域福祉の展開と福祉コミュニティ形成化に向けた取り組みを検討し、地域福祉
の発展や枠組み、推進方法や発想についての知見を深める。
教 授
保 正 友 子
担 当 科 目社会福祉特殊講義Ⅲ(平成28年度休講)
教 授
仲 山 佳 秀
担 当 科 目社会福祉特殊講義Ⅳ(平成28年度休講)
教 授
田 澤 あけみ
担 当 科 目社会福祉特殊講義Ⅴ(平成28年度休講)
― 82 ―
共
担 当 科 目仏教福祉特殊講義Ⅰ
三 友 量 順
事
教 授
通
●特殊講義:仏教福祉領域
項
授 業 の 目 的
【普遍思想と仏教福祉】
我が国の仏教福祉活動の展開を歴史的に概観し、その背景となる思想的特色と意義を理解させることを
教 授
文 学 研 究 科
ねらいとしている。
清 水 海 隆
担 当 科 目仏教福祉特殊講義Ⅱ(平成28年度休講)
教 授
経済学研究科
●特殊講義:人間福祉領域
溝 口 元
担 当 科 目人間福祉特殊講義Ⅰ(平成28年度休講)
教 授
担 当 科 目人間福祉特殊講義Ⅱ
梅 澤 啓 一
「感性福祉論」は、感性(特にその発達)が人間の生涯の幸福にいかに関わり、いかに働き・役立ち得る
かという問題を追究する研究領域である。その概説および今後の課題・方法論の検討を内容とした講義
とそれについての論議を行ない、この研究領域の理解を深めると共に、受講者の研究のテーマや方法の
拡がりと深化に供するようにする。
大 平 滋
経営学研究科
教 授
担 当 科 目人間福祉特殊講義Ⅲ(平成28年度休講)
教 授
担 当 科 目人間福祉特殊講義Ⅳ
法 学 研 究 科
授 業 の 目 的
【感性福祉論】
村 尾 泰 弘
授 業 の 目 的
【司法機関と社会福祉機関の協働】
家庭裁判所等の司法プロセスを通して実現される福祉について講義する。具体的には、少年非行や子ど
家族療法や家族ソーシャルワークの適応事例など、臨床実践、さらに、被害者支援や修復的司法など新
しい司法の流れについても理解を深める。
社会福祉学研究科
も虐待などの家庭問題を取り上げ、その理解と対応を検討する。家庭裁判所を中心とした諸機関の協働、
修士課程 専攻共通科目
担 当 科 目仏教社会福祉特論
清 水 海 隆
授 業 の 目 的現代社会の福祉的課題の解決に結び付く考え方としての日本の仏教思想を理解することを目的とする。
現代社会における社会福祉実践を考える時、その背景として福祉哲学を構築することが重要である。こ
の視点から、わが国福祉哲学の一翼を担いうるものとして、日本人の思考に大きな影響を与えていると
助観等の諸思想について講義する。
教 授
三 友 量 順
担 当 科 目仏教文化特論(平成28年度休講)
― 83 ―
心理学研究科
される仏教思想に注目する。特に中世日本の仏教思想を取り上げ、そこに示される人間観・社会観・援
地球環境科学研究科
教 授
複数教員によるオムニバス授業
科
目
名現代の社会福祉課題特論
授 業 の 目 的社会福祉に関係した諸領域を鳥瞰しつつ、各自の研究テーマの背景の強化を目的とする。歴史的理論的
研究から実際の事例検討、臨床的支援までの諸相を理解し、それぞれの関連性を理解できるようにする。
なかでも社会福祉の歴史的、政策的、社会における位置づけなどの視点、問題解決能力を高めることも
目的である。
社会福祉に関する今日的問題のオムニバス形式の講義である。各領域のエッセンスを学び、各自の社会
福祉学像を構築できる素材とする。
科
目
名現代の教育福祉課題特論
授 業 の 目 的教育と福祉の両面から幼稚園教育および小学校教育を捉え、それらの教育における現代の教育福祉課題
とその解決策の検討・討議を通して、教員としての資質能力および授業力を高める。
教育福祉に関する今日的問題のオムニバス形式の講義である。各領域のエッセンスを学び、各自の教育
福祉学像を構築できる素材とする。
教 授
担 当 科 目社会福祉史特論
蟻 塚 昌 克
授 業 の 目 的戦前・戦後の社会福祉法制の形成過程を把握する。
教 授
担 当 科 目地域福祉特論
稲 葉 一 洋
授 業 の 目 的わが国における地域福祉の発展や枠組み、その推進方法や発想についての知見を深めることを授業の目
的とする。
わが国における地域福祉の展開と、福祉コミュニティ形成化に向けた取り組みを検討する。最初に地域
福祉の発展を、福祉改革期以前と福祉改革期以後に分けて整理検討し、その到達点を理解する。次いで、
社会福祉法における地域福祉の位置づけを確認した後に、コミュニティおよび福祉コミュニティに言及
する。その後に、地域福祉の推進に果たす地域福祉計画および市町村社会福祉協議会の役割について検
討する。
非常勤講師
担 当 科 目社会保障特論
金 子 和 夫
授 業 の 目 的高度な専門職として、あるいは社会福祉を研究する者として、社会保障制度の必要性を認識しその内容
を理解すること、および各制度に内在する課題を現状分析の中で把握できるようになることが本講義の
目的である。
本講義は、社会保障制度に大きな影響を与える少子高齢社会の状況、社会保障行財政について、その変
遷や動向を概観した上で、年金・医療・介護・労災・雇用という社会保険制度、生活保護制度などを正
確に理解する。しかし、社会保障制度を取り巻く環境変化は著しく、制度そのものの持続可能性を考え
る上でその問題点や課題を検討しつつ、持続可能性ある社会保障制度のあり方を受講者で考える。
非常勤講師
海 野 恵美子
担 当 科 目貧困問題特論(平成28年度休講)
教 授
担 当 科 目児童福祉政策特論
田 澤 あけみ
授 業 の 目 的社会福祉概念としての主要国の児童福祉政策の位置付けと特色・政策的思考要因等への洞察を深める。
あわせて社会福祉政策についての国際比較研究の手法や標準、比較研究の可能性や制約等、現代社会に
おける社会的施策としての児童福祉政策の目的・機能についての理解を深化させ、日本における児童福
祉政策の特色や課題について学修する。
― 84 ―
のような社会的方策があるか、考察する。
項
超高齢化社会を迎えている日本を含めて近未来社会は、長寿社会や高齢者人口を相対的に多数抱える新
事
授 業 の 目 的高齢期の生活問題を疾病・障がい、経済、家族、住環境等の側面から構造的にとらえ、解決のためにど
通
担 当 科 目高齢者福祉特論
山 田 知 子
共
非常勤講師
しい社会の到来でもある。高齢期から児童期を見据えた生涯にわたる福祉の視点に立ち、高齢社会化の
住環境的な多様な要素を勘案してこれからの高齢者のウェルビーイングのあり方を考える。あわせて、
他の世代に比べて大きな特色である「介護問題」や「高齢雇用」の現実と望ましいあり方について、現
実的ケースに対照して考察する。
教 授
授 業 の 目 的理論面と実践面からソーシャルワークを総体的に捉えることにより、ソーシャルワークに関する理解を
深めることを目的とする。
担 当 科 目医療ソーシャルワーク特論(平成28年度休講)
教 授
担 当 科 目生命倫理特論
溝 口 元
情報データベース検索を用いた生命倫理、医療福祉の現状把握と将来展望を自ら行えるようになるのが
目的である。内外の学術文献、官庁・当事者・医療・福祉従事者が発信している web 情報を内容に吟味
を行いながら、生命の出発点から終末までのライフコースの各場面での生命観、疾病観、身体観を支援
技術を含めた福祉場面と対応させながら思考力を高めていくことも目的としている。
大 平 滋
授 業 の 目 的生涯教育概念の意味と概念が生まれた時代背景を理解し、その後の生涯学習論の展開と生涯学習社会へ
の発展を理解する。生涯学習社会での教育行政のあり方、学校教育、家庭教育、社会教育、リカレント
教育のあり方などを理解し、生涯学習社会でのレジャー・レクリエーションのあり方やコミュニティデ
ザイン、まちづくりへと考察を深める。
石 井 富美子
教 授
安 達 映 子
担 当 科 目家族ソーシャルワーク特論(平成28年度休講)
坂 本 智代枝
地球環境科学研究科
非常勤講師
担 当 科 目精神保健福祉特論(平成28年度休講)
准教授
中 村 尚 子
担 当 科 目障害児家族援助特論(平成28年度休講)
丸 山 泰 弘
心理学研究科
兼任担当
社会福祉学研究科
非常勤講師
担 当 科 目発達心理学特論(平成28年度休講)
経営学研究科
教 授
担 当 科 目生涯教育特論
法 学 研 究 科
授 業 の 目 的
【情報データベース検索を用いた生命倫理・医療福祉研究】
経済学研究科
担 当 科 目ソーシャルワーク特論
保 正 友 子
文 学 研 究 科
中での高齢期の生活・生き方の在り方や問題・課題について、特に経済的・保健的・社会的・文化的・
担 当 科 目少年司法特論(平成28年度休講)
― 85 ―
非常勤講師
担 当 科 目情報教育・福祉特論
熊 田 佳代子
授 業 の 目 的
「新しいリスク社会」
「希望格差社会」など現代社会は様々な定義がなされるようになっています。この
講義では、子どもや若者をはじめ障害者、高齢者等の福祉領域で顕在化している社会問題、あるいは潜
在化していて未だ見えていない問題をどのように捉えたらよいのかを考えます。特にテレビや活字、ネッ
トなどメディアの果たす役割や課題について「情報社会」という視点から明らかにします。
准教授
中 村 尚 子
担 当 科 目特別支援教育特論(平成28年度休講)
教 授
村 尾 泰 弘
担 当 科 目教育相談特論(平成28年度休講)
修士課程 社会福祉学専攻 独自開設
教 授
仲 山 佳 秀
担 当 科 目障害者福祉心理特論(平成28年度休講)
非常勤講師
担 当 科 目厚生経済学特論
山 口 忠 利
授 業 の 目 的アマルティア・センの民主主義、正義、社会福祉の考え方を学びながら、社会福祉とは何かを原点に立
ち戻り、再考する。センは、ノーベル経済学賞を受けた人であるが、その経済学の研究姿勢は、宇沢弘
文氏と共通する思考を持ち、市場経済の競争原理からは解決困難な諸問題に光を当て、解決を試みる研
究者である。センの思想、方法論を少しでも理解する事は、社会福祉学を専攻する院生にとっては、新
しい視点を見出すものと期待される。
教 授
三 友 量 順
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅠA
授 業 の 目 的
【仏教福祉研究】
この授業では、普遍思想と福祉、もしくは仏教福祉研究を希望する受講生を対象に、研究テーマの設定
とその内容・方法に関する助言とともに、修士論文作成に向けての具体的な指導を行うことがその目的
である。
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅡA
授 業 の 目 的ゼミナールⅠAと同様に、普遍思想と仏教福祉、或いは仏教福祉思想の現代的・合理的解釈とその実現
に向かうための実践的研究領域に関心を寄せる受講者を対象に、各自が目指す研究の推進のために具体
的な研究方法を構築できるようにすることを目標とする。
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅢA(平成28年度休講)
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅣA(平成28年度休講)
教 授
清 水 海 隆
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅠB
授 業 の 目 的
【仏教福祉学研究】
福祉研究ゼミナールは 2 年間を通して修士論文を作成するためのゼミナールである。本ゼミでは、仏教
福祉研究に関する先行研究・研究手法・課題設定の方法を紹介し、個別の論文作成を指導する。
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅡB
授 業 の 目 的
【仏教福祉学研究】
福祉研究ゼミナールは 2 年間を通して修士論文を作成するためのゼミナールである。本ゼミでは、仏教
福祉研究に関する先行研究・研究手法・課題設定の方法を紹介し、個別の論文作成を指導する。
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅢB(平成28年度休講)
担 当 科 目仏教福祉研究ゼミナールⅣB(平成28年度休講)
― 86 ―
蟻 塚 昌 克
共
教 授
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅡA
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅢA(平成28年度休講)
教 授
稲 葉 一 洋
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅠB
授 業 の 目 的この授業では、いわゆる地域福祉に関する研究をすすめようとする受講生を対象に、学生が自分の研究
テーマ・内容・方法について知見を培うようにしたい。そのため受講生の問題関心に留意しつつ、文献
地域福祉研究の方法を具体的に検討していきたい。
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅡB
授 業 の 目 的この授業では、いわゆる地域福祉に関する研究をすすめようとする受講者を対象に、学生が研究テーマ・
内容・対象・方法を確定し、各自の研究を進展させていくことを目的としている。そのため受講生の研
究計画の検討と作成、その研究の具体的取り組みについて指導を行う。
経済学研究科
等の活用と併せて地域福祉の政策動向、実践動向や取り組みにも注目しながら、修士論文作成に向けて
文 学 研 究 科
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅣA(平成28年度休講)
項
授 業 の 目 的貧困化理論の基礎のひとつとなるマルクス資本蓄積論について教授し、今日的な課題を整理する。
事
授 業 の 目 的院生の研究領域に関連する法制度の基礎を教授し、研究領域を構造的に把握する力を形成する。
通
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅠA
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅢB(平成28年度休講)
教 授
仲 山 佳 秀
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅠC
授 業 の 目 的
【研究方法論】
福祉、教育、心理に関する文献をもとに討議し、研究方法や種々の学問的観点を学習させる。
授 業 の 目 的自己の研究テーマと研究方法を検討し、それぞれのテーマと、それに相応しい方法について学習させる。
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅢC(平成28年度休講)
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅣC(平成28年度休講)
教 授
田 澤 あけみ
経営学研究科
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅡC
法 学 研 究 科
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅣB(平成28年度休講)
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅠD
社会福祉学の特質理解を深め、より幅広い基本的視点を養成するのに資するのに貢献する文献を中心に、
社会福祉政策の視点から社会福祉学の現代的焦点や課題・問題状況を掘り下げる。今年度は、日本にお
ける社会福祉理論の展開を通して現代の社会福祉学の特質を理解・整理し、近未来の社会福祉政策の方
向性への科学的想像力を涵養する一助とする。
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅡD
第 1 期の社会福祉研究ゼミナールにおける社会福祉研究での学習・考察を前提にして、さらに各自の研
究テーマをより明確化、進化させるために下記の欧文文献を輪読しディスカッションする。外国語の習
得が目的ではないので最低限の和訳は必要としても、むしろ大意を理解し、それに対して関連先行研究
や資料に当たり、理論的に自らの見解、解釈をすることに主眼を置く。加えて院修了者に相応しい社会
福祉学の国際感覚を体験することを目的とする。
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅣD(平成28年度休講)
― 87 ―
心理学研究科
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅢD(平成28年度休講)
地球環境科学研究科
授 業 の 目 的
【社会福祉政策理論研究Ⅱ】
社会福祉学研究科
授 業 の 目 的
【社会福祉政策理論研究Ⅰ】
教 授
保 正 友 子
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅠE
授 業 の 目 的
【ソーシャルワーカーの業務理解】
添削による研究指導を通して、受講生の研究力量を高めることがねらいである。
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅡE
授 業 の 目 的
【ソーシャルワーカーの業務理解】
添削による研究指導を通して、受講生の研究力量を高めることがねらいである。
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅢE(平成28年度休講)
担 当 科 目社会福祉研究ゼミナールⅣE(平成28年度休講)
修士課程 教育福祉学専攻 独自開設
教 授
担 当 科 目社会福祉学特論
田 澤 あけみ
授 業 の 目 的他の専攻を基礎に社会福祉学を初めて本格的に学修する人、再度学び直そうとする人、社会福祉学をさ
らに深化させようとする人を対象に、社会福祉学研究のための基礎理論を含めて現代の社会福祉学の概
要や動向、新たな課題について学修する。
担 当 科 目児童福祉学特論
授 業 の 目 的
「教育福祉」という学際的視点からの家族、学校、地域社会における現代の児童を取り巻く教育福祉領域
を横断する諸問題・課題の現状を広く理解し洞察できるよう、隣接科学の新しい知見も取り入れて学際
的に提示し考察する。
教 授
大 竹 智
担 当 科 目家庭福祉特論(平成28年度休講)
担 当 科 目児童養護問題特論(平成28年度休講)
非常勤講師
担 当 科 目現代保育特論
平 山 許 江
授 業 の 目 的子ども観や教育観は経済や社会の状況と密接にかかわり、常に動態である。本科目では現代の保育に至
る過程の歴史を概括したり、社会背景を読み解くことで理解を深める。具体的には、今日普遍的と考え
られている保育のあり方や反対に問題となっていることがらの根拠を考察する。本授業を通して保育に
おける不易と流行を見極め、真の「子どもの最善の利益」について探究することを目的とする。
担 当 科 目教育研究[生活]
授 業 の 目 的生活科は環境と自分とのかかわりについて学ぶ教科である。したがって、こうした姿勢を児童にのみ求
めるのではなく、履修者自身が実践者としてまたは研究者として教育実践を省察し、課題を明らかにし、
その解決をデザインする能力を涵養することが重要である。
今日の子どもの生活は教師の生活経験とは異なる点がある。本授業を通して、子どもにとって必要な体
験を掘り下げながら学習としての「生活」を探究することを目的とする。
非常勤講師
担 当 科 目教育心理学特論
矢 澤 圭 介
授 業 の 目 的教育福祉的な様々な問題にアプローチするための人間観、発達観、教育観の確立に有用な、教育心理学
的な発想や思考の方法を体得させることを授業の目的とする。このため、演習的要素を加味して授業を
展開する。
兼任担当
担 当 科 目教育学特論
大 島 英 樹
授 業 の 目 的この授業の目的は、教育実践記録を資料として、幼年期および児童期の教育の本質および目的をわかり
やすく理解させることである。幼年期および児童期における教育の本質、目的、子ども観等の歴史的変
遷を分かりやすく理解できるように講義する。特に、現代の教育の特質、課題、これからのグローバル
社会における教育の方法を、実践例を交えながら論ずる。
― 88 ―
齋 藤 昇
共
非常勤講師
授 業 の 目 的幼年期、児童期における数・図形概念の芽生え、発達、特徴について、実践例を交えながら理解できる
事
よう講義する。特に、小学校の算数科授業において、子どもの創造性を伸ばすための山登り式学習法お
項
担 当 科 目教育研究[算数]
通
担 当 科 目情報メディア教育特論(平成28年度休講)
よび多様に思考し新たなアイディアを生み出す発散的思考の活性化法について、その意義も含めて分か
非常勤講師
担 当 科 目健康特論
永 井 真 紀
授 業 の 目 的乳幼児期の心身の健康や運動発達を中心に現状を把握し理解を深めるとともに、具体的な問題点、課題
等について論議を通して獲得する。
准教授
担 当 科 目音楽表現特論
板 野 晴 子
授 業 の 目 的子どもの音楽的発達と身体表現の理論と方法を、コダーイ・システム、ジャック=ダルクローズ、オル
フ・シュールベルクの音楽教育法を中心に学ぶ。其々の教育法の「わらべ歌と民謡」
「リズム運動と創
作」
「器楽と鑑賞」という特徴を生かした教材の分析と実践の活動、さらに音楽教育法の日本への導入史
経済学研究科
文 学 研 究 科
りやすく論述する。
について、履修者の理解を深めることを目的とする。
非常勤講師
担 当 科 目教育研究[国語]
梅 澤 実
授 業 の 目 的
・幼児期から児童期にかけての言語獲得過程を研究し、幼稚園、小学校の教員としての実践的力量を涵
養する。
幼児期から児童期にかけての言語の芽生え、発達、特徴について、実践例を交えながら理解できるよう
講義する。幼児および小学校児童(以下、児童)の「言葉」に関する実態を捉え、保育内容・言葉の領
域と小学校国語科との連携における課題とその対策について講義する。特に、幼稚園における保育内容・
言葉の領域と小学校国語科における言語活動創出の原理・方法を論ずる。
教 授
非常勤講師
梅 澤 啓 一
社会福祉学研究科
担 当 科 目教育研究[図画工作]
山 西 哲 郎
担 当 科 目教育研究[体育]
(平成28年度休講)
非常勤講師
山 口 幸 男
授 業 の 目 的高度専門職としての小学校教員に必要とされる「社会」に関する専門的な知識・理解・能力を身に付け
る。
小学校「社会」に関する本質論、カリキュラム論、内容論・教材論などを取り上げ、理論と実践の両面
から考察する。講義の他に、院生による発表形式を取り入れる。
生 野 桂 子
心理学研究科
非常勤講師
地球環境科学研究科
担 当 科 目教育研究[社会]
経営学研究科
・幼児期から児童期における言語教育に関する研究を行う力量を形成する。
法 学 研 究 科
担 当 科 目教育研究[音楽]
(平成28年度休講)
担 当 科 目教育研究[家庭]
(平成28年度休講)
― 89 ―
教 授
梅 澤 啓 一
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠA
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(感性福祉学および美術教育学に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡA
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(感性福祉学および美術教育学に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢA(平成28年度休講)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣA(平成28年度休講)
教 授
大 平 滋
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠB
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(生涯学習社会における学校、家庭、地域社会の連携に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡB
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(生涯学習社会における学校、家庭、地域社会の連携に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢB(平成28年度休講)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣB(平成28年度休講)
教 授
溝 口 元
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠC
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当者としての課題探究能力および研究能力を高める。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマの設定の仕方、研究方法等を分かりやすく指導する。(生命論、生命科学史、生命倫理に
関する研究指導を行う。
)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡC
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当者としての課題探究能力および研究能力を高める。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマの設定の仕方、研究方法等を分かりやすく指導する。(生命論、生命科学史、生命倫理に
関する研究指導を行う。
)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢC(平成28年度休講)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣC(平成28年度休講)
― 90 ―
村 尾 泰 弘
共
教 授
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
事
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
項
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
通
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠD
る。
(少年非行や児童虐待など家庭問題に関する研究指導を行う。)
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(少年非行や児童虐待など家庭問題に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢD(平成28年度休講)
教 授
大 竹 智
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠE
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
経済学研究科
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣD(平成28年度休講)
文 学 研 究 科
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡD
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(要保護児童や要支援児童など社会的養護問題に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣE(平成28年度休講)
准教授
中 村 尚 子
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠF
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
経営学研究科
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢE(平成28年度休講)
法 学 研 究 科
る。
(要保護児童や要支援児童など社会的養護問題に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡE
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
る。
(障害のある子どもの発達支援および特別支援教育に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡF
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣF(平成28年度休講)
地球環境科学研究科
る。
(障害のある子どもの発達支援および特別支援教育に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢF(平成28年度休講)
社会福祉学研究科
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
心理学研究科
― 91 ―
特任教授
中 山 裕一郎
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅠG
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(学校教育における音楽教育論および音楽教育の歴史と哲学に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅡG
授 業 の 目 的幼児教育および児童教育担当教員としての課題探究能力および研究能力を高めることを目的とする。
受講生が課題を設定し、研究を深め、修士論文として仕上げるまでの過程を演習を通して指導する。特
に、研究テーマにかかる先行研究の調べ方、論文の構成、研究方法、調査方法等を分かりやすく指導す
る。
(学校教育における音楽教育論および音楽教育の歴史と哲学に関する研究指導を行う。)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅢG(平成28年度休講)
担 当 科 目教育福祉研究ゼミナールⅣG(平成28年度休講)
― 92 ―
共
通
論文一覧・学会紹介等
博士論文
経済学研究科
法 学 研 究 科
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
日本社会福祉学会/日本地域福祉学会/社会政策学会/日本公衆衛生学会/日本心理学会/日本教育心理学会/日本発達心理
学会/日本保育学会/日本子ども家庭福祉学会/日本社会学会/日本美術教育学会/大学美術教育学会/美学会/亜細亜芸術
学会/アーツ・ミーツ・ケア学会/日本感性福祉学会/日本教育学会/日本社会教育学会/日本教育社会学会/日本レジャー・
レクリエーション学会/日本メディア教育学会/日本子ども社会学会/日本老年社会学会/日本ケアマネジメント学会/日本
福祉文化学会/日本福祉教育・ボランティア学習学会/社会事業史学会/日本仏教学会/日本印度学仏教学会/日本宗教学会
/日本仏教社会福祉学会/日本仏教教育学会/仏教看護・ビハーラ学会/日本介護福祉学会/日本司法福祉学会/日本ソーシャ
ルワーカー協会/国際児童虐待防止協会(ISPICAN)/福祉社会学会/日本特殊教育学会/日本発達心理学会/日本発達障害
学会/日本発育・発達学会/小児保健学会/国際幼児教育学会/日本ニュージーランド学会/日本生命倫理学会/精神医学史
学会/日本科学史学会/日本発生生物学会/日本医学哲学・倫理学会/日本生化学会/科学技術社会論学会/日本心理臨床学
会/日本犯罪心理学会/日本家族心理学会/日本箱庭療法学会/日本パーソナリティ心理学会/日本統計学会/経済統計学会
/日本福祉のまちづくり学会/日本地理学会/土木学会/日本刑法学会/比較法学会/日本法制学会/日本被害者学会/財政
学会/地方財政学会/金融学会/日本年金学会/比較法学会/ EC 学会/信託法学会/社会保障法学会/日本 NPO 学会/日本
保険学会/日本計画行政学会/日本社会福祉実践理論学会/日本医療社会福祉学会/日本マイクロカウンセリング学会/日本
社会福祉教育学会/日本こども環境学会/立正大学社会福祉学会
文 学 研 究 科
学会紹介
項
わが国における幼保一元化の必要性と今後の課題点についての考察/日常的に精神的満足感の低い 3 歳児の安全 仏教福祉思
感を育てる保育の研究/高齢者向け公的賃貸住宅における生活支援の有効性に関する研究/認知症グループホー 想の研究
ムにおけるエンドオブライフケアに関する研究/成年後見制度における市町村長申立てに関する研究 ─埼玉県の
実態から見た権利擁護の可能性─/利用者による介護サービスの選択における現状と課題/知的障害児に対する
受容的態度の形成要因 ─ NPO 法人朝日キャンプのキャンプリーダーを事例として─ 小学校高学年期におけるダ
ンス表現力を介したコミュニケーション発達の可能性/地域子育て支援センターと育児ネットワーク ─埼玉県熊
谷市を事例として─/発達段階におけるストレス認知が主観的健康感に与える影響/知的障害者施設職員のスト
レスに関する研究/台湾における社会福祉その現状と課題/中国における一人っ子政策と高齢化社会/乳幼児を
もつ母親の育児ストレスとソーシャル・サポートとの関係/障害者の権利概念に関する研究/高齢期の生活にお
ける生きがいと精神的満足度の充足 ─都市における元気高齢者を中心としたアプローチ─/ダウン症男児におけ
る応用行動分析を適用した日常的行動の形成/埼玉県の知的障害者授産施設における障害者自立支援法の影響/
幼児期の心に適った伝承玩具の指導方法の研究/福祉サービス第三者評価における質の向上の検討 ─認知症高齢
者の主体性を引き出す利用者調査に向けて─/学校教育における福祉教育の展開 ─福祉教育学習プログラムの作
成─/発達障害児者教育・福祉支援の視点からインクルーシヴ教育を考える/日本における言語的少数者として
の「ろう者」の文化再考 ─アメリカ文化をベースとした Deaf culture との比較を中心に─/施設介護職員の感情
労働とバーンアウトとの関係/わらべ歌(からかい歌)が歌われる心理状態と子どもの人格発達に与える影響/
「子どもの遊びとコンピュータゲーム」〜コンピュータゲームのインタラクション〜/「 4 ・ 5 歳児の基本的な運
動能力」〜運動あそびプログラムとの関連を探る〜/ 1 歳児の感性発達に即した絵本の要件/「社区」を中核理
念とした中国都市部における養老事業の推進 ─日本の地域高齢者福祉を先行例として─/近代から現代における
日本人の死生観の変化/子ども文庫の社会的役割と意義/中国における留守児童の健康な成長のための安全・心
理・教育のあり方/幼児体育指導員と幼稚園・保育所における連携 〜幼年少期の指導のあり方について〜/乳幼
児の発達課題を考慮した児童票の検討 ─日光市の全保育所に対する調査を中心に─/「音楽聴取による感情変化」
/「被虐待児への心理的支援」/遊戯療法における制限破りの問題 ─児童養護施設における被虐待児の遊戯療法
を中心に─/少年犯罪の歴史的変遷/特別支援学級英語活動の内容と方法の研究 ─自閉的傾向男児 A( 9 〜11歳)
を中心に─/看護師・作業療法士をめざす学生の精神障害者に対する感情/大学ラグビー部員のメンタルヘルス
面からみたトレーニング管理に関する事例的研究/幼児の運動動作を観察評価するための研究 ―特に走運動につ
いて―/保育現場における保育者間の協働に関する調査研究 ─専門性の強調が保育者間の協働を阻害しないか─
/タイの高齢者分野における日本の支援・協力のあり方に関する研究/社会福祉学部生の“障がい者のスポーツ”
に対する認知度および意識に関する研究/「障害児保育」の軌跡と展望 ―保育所保育を中心に―/学校不適応
感を示す中学生の家庭と地域における居場所感の特徴 ―不登校現象解明のために―/ノーバディズ・パーフェ
クトプログラムが母親に与える効果/義務教育課程における不登校事情の変遷/希死念慮を持つ相談者に直面す
る精神保健福祉士の「死生観」と自殺予防対策への提言/通所介護職員の“平常心を保てない状況”が生じる背
景と平常心の保持に向けた取り組み
事
修士論文
心理学研究科
― 93 ―
― 94 ―
共
地球環境科学研究科
通
●博士前期(修士)課程
●博士後期課程
地理空間システム学専攻
●博士前期(修士)課程
●博士後期課程
項
環境システム学専攻
事
地球環境科学研究科
文 学 研 究 科
地球環境科学研究科長
中川 清隆
革命的変化を伴うと認識されており、1962年のトーマス・クーン以降、この革命的変化はパラダイムシフトと呼ばれて
います。例えば、天文学におけるコペルニクスの地動説、物理学におけるニュートンの万有引力の法則やアインシュタ
インの相対性理論、地球発達史におけるウェーゲナーの大陸移動説、生物進化におけるダーウィンの自然選択説やウィ
ルソンの分子時計などは、代表的なパラダイムシフトとされています。
人類が持つ自然観あるいは地球観においても、1963年のバックミンスター・フラーによる「宇宙船地球号操縦マニュ
報告書「成長の限界」やジェームズ・ラブロックによる「ガイア仮説」などが、パラダイムシフトをもたらしました。
その結果、20世紀後半の1970年代に至って、地球は宇宙に孤立して奇跡的に存在するかけがいの無い小さな有限の空間
であり、全人類を乗組員とする一つの宇宙船のようなものであり、枯渇性エネルギーの使用を極力控え可能な限り再生
可能エネルギーで切り盛りしなければならないし、それに成功しなければ人類の生存そのものが維持できなくなる、と
の認識が共有されるようになりました。環境科学は、このような問題に対処する学問として台頭してきた学問であり、
経営学研究科
アル」
、1968年のアポロ 8 号宇宙船から撮影された「地球の出」の写真、1972年のデニス・メドウズによるローマクラブ
法 学 研 究 科
科学の進歩は時間的に一様に蓄積されていくものではなく、特定の画期的な研究成果を契機とする時間的に不連続な
経済学研究科
環境を定常開放系(システム)としてとらえて
環境を守るエキスパートを目指す
1970年頃のパラダイムシフトとともに広く認知され始めた科学史的には極めて新しい学問です。
り、立正大学大学院地球環境科学研究科は、2000(平成12)年に開設された地球環境科学部をベースとする積み上げ方
式の大学院です。文理融合型学部である立正大学地球環境科学部の環境システム学科および地理学科に 1 : 1 で対応し
て、立正大学大学院地球環境科学研究科には環境システム学専攻および地理空間システム学専攻が設置されています。
環境科学を標榜する有力な他大学の研究科の多くが基礎となる学部・学科を持たない独立方式の大学院を志向する中で、
立正大学大学院地球環境科学研究科は積み上げ方式をとるユニークな大学院となっています。
2000(平成12)年に積み上げ方式の大学院として開設された設立15周年を迎える新しい大学院であり、地圏環境学、気
圏環境学、水圏環境学、生物圏環境学および地球環境情報学の 5 研究分野から構成されています。一方、地理空間シス
テム学専攻は、私立大学の地理研究・教育機関としては我が国最古の伝統を誇る立正大学文学部地理学科および立正大
学大学院文学研究科地理学専攻の伝統を継承し、人文地理学、自然地理学、地理教育および地理情報科学の 4 研究分野
から構成されています。両専攻とも、標準履修年限 2 年の博士前期(修士)課程と標準履修年限 3 年の博士後期課程を
学)の学位を、地理空間システム学専攻では修士(地理学)、博士(地理学)の学位を授与しています。
大学院は、学校教育法第99条により、学術の理論および応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が
求められる職業を担うための深い学識および卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とすることが規定
されています。これを受けて、立正大学大学院地球環境科学研究科は、博士前期(修士)課程においては、地球環境問
題の解決に貢献できる有為な人材を育成する地球環境科学部の基本理念と共通の基盤に立ち、地球環境科学の発展と地
球環境問題の解決に取り組むことのできる高度な学識を有する人材の育成を目的に掲げ、博士後期課程においては、地
球環境に関する高度かつ独創的な学識に基づき、地球全体から地域社会に至るさまざまな空間レベルの地球環境変動の
― 95 ―
心理学研究科
有しており、所定の単位を修得し学位請求論文審査に合格した者に、環境システム学専攻では修士(理学)
、博士(理
地球環境科学研究科
環境システム学専攻は、1998(平成10)年の立正大学地球環境科学部開設の際に新設された環境システム学科の上に
社会福祉学研究科
立正大学地球環境科学部は上記のようなパラダイムシフトに呼応して1998(平成10)年に開設された新しい学部であ
しくみを解明し、環境問題の抜本的解決と持続可能な社会の構築に貢献する人材の育成を目的に掲げています。
立正大学大学院地球環境科学研究科は、上述の目的遂行のために、地理空間システム学専攻および環境システム学専
攻を開設しているのですが、両専攻ともシステム学という概念を専攻名に取り込んでいます。相互に関係を持ち合って
一つに纏まっているものを系(システム)と呼び、系外とのエネルギーや物質のやり取りの有無により、系を孤立系と
開放系とに区分します。唯一の孤立系は宇宙全体であり、その他のあらゆる系は孤立系(全宇宙)の一部分からなる開
放系です。特定の開放系と相互作用をする外界を当該開放系の環境と呼びます。環境とエネルギーや物質のやり取りは
するが、その流れが時間的に変化せずに自己を維持し続ける系を定常開放系と呼びます。生物個体を乗り物として利用
する遺伝子、生物個体としての人間、人間の集団としての社会、人間社会を含む生態系、これらはいずれも定常開放系
であり、それらの環境もまた定常開放系です。環境問題に対処する際にはこの視点が極めて重要です。立正大学大学院
地球環境科学研究科は、様々なレベルの環境を定常開放系(システム)としてとらえ、その特性やその変化の実態を正
確かつ定量的に把握し適切な対応措置をとれる人材、即ちエキスパートの育成を目指します。
地理空間システム学専攻は、諸事象の地理的な分布、時空間的な分布を把握し、その空間的な構造をシステムとして
とらえ、形成プロセスなどを人文科学、社会科学、自然科学の視点から俯瞰的かつ帰納的な分析・解明を試みます。そ
の過程において、フィールドワーク、統計解析、GIS などの様々な手法を駆使して、最先端の地理学、地理空間システ
ム学の視点から地球環境問題にアプローチしていきます。
環境システム学専攻は、地球環境に関わる様々な事象を地圏、気圏、水圏および生物圏などをサブシステムとする地
球システムにおける事象としてとらえ、地学、気象学、水文学、生物学および情報科学の視点から自然科学的かつ演繹
的な分析・解明を試みます。その過程において、フィールドワーク、化学分析、数値シミュレーション、統計技術、リ
モートセンシングなどの最先端の手法を効果的に活用するとともに、地圏、気圏、水圏、生物圏などの複数の圏間の相
互作用に注目して環境問題を考えていくことも、この専攻の大きな特徴となっています。
上述のとおり、環境問題に対処するためには、環境を定常開放系(システム)として認識しその実態を正確に把握す
ることが先ず必要であり、その結果に基づく種々の分析・考察を経て、再現性のある因果律を明確にする必要がありま
す。このアプローチは、フィールドワークをベースに置く本研究科の二つの専攻、
「環境システム学専攻」と「地理空間
システム学専攻」の視点と方法論にほかなりません。
立正大学大学院地球環境科学研究科の何れかの専攻に入学された方は、上記のアプローチにより環境に関わる未解決
の問題をテーマとする学位請求論文作成を目指して頂くことになります。未解決の問題ですから、正解はおろかその求
め方すら本人はおろか指導教員にも不明の状況からのスタートとなります。だからこそ学位請求論文完成時の喜びや感
動は一入です。立正大学大学院地球環境科学研究科は、多数の気鋭の研究者と最新鋭の研究・教育設備・機器および多
岐に渡るカリキュラムを用意した上で、各種奨学金や研究発表旅費補助などの制度を整備して、院生諸氏の研究教育と
支援に万全を期すとともに、常にこれらを向上させるべく努力致しております。現在の環境の状態を心配されている
方々、環境を支配するさまざまな現象を理解したいと思われている方々、そして地球上のさまざまな環境の実態を正確
に知りたいと思っておられる方々に対して、立正大学大学院地球環境科学研究科は広く門戸を開いてお待ち致しており
ます。
― 96 ―
共
通
三つの方針
事
項
入学者受け入れの方針
【修士課程】
とができる、以下のような者の入学を期待します。
〈求める人物像〉
1 .地球全体あるいは地域の環境問題に、関心を持ち、専門領域の知識や能力を問題解決につなげることができる者
2 .本研究科の修士課程を円滑に修了するために必要な学力を備えた者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
1 .環境問題や地理的・空間的現象に関する知識
2 .地球環境科学を構成する諸領域の学問体系
3 .博士前期課程を修了するために必要な基本的な研究能力
「環境システム学専攻」
1 .環境問題への広い関心
経済学研究科
修士課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておくことを期待します。
文 学 研 究 科
地球環境科学研究科では、地球環境科学研究科修士課程の教育研究上の目的に共感した研究意欲を持って取り組むこ
2 .専門領域だけでなく、地球環境科学を構成する地圏科学・水圏科学・気圏科学・生物科学・情報科学専門領域
「地理空間システム学専攻」
1 .地理的・空間的現象に関する深い理解
2 .地域の自然的・人文的諸課題の理解
3 .地理学、地理情報科学および日本・世界の諸地域に関する基礎的知識
5 .地域調査を行うための基本的な知識と技能
【博士後期課程】
地球環境科学研究科では、地球環境科学研究科博士後期課程の教育研究上の目的に共感した研究意欲を持って取り組
むことができる、以下のような者の入学を期待します。
経営学研究科
4 .地図・地理情報を活用できる技能
法 学 研 究 科
への広い関心
3 .修士課程を円滑に修了するために必要な学力
〈求める人物像〉
2 .本研究科の博士後期課程の教育研究上の目的を達成しうる資質を有する者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
博士後期課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておくことを期待し
ます。
1 .環境問題や地理的・空間的現象についての深い知識
3 .博士後期課程を修了するために必要な高度な研究能力
「環境システム学専攻」
1 .専攻分野の知識と研究能力
2 .地球環境科学への高い関心と環境問題解決への強い意欲
「地理空間システム学専攻」
2 .地理学、地理情報科学に関する包括的な知識と研究能力
3 .地域の自然的・人文的諸課題に関する広範な知識と深い理解と探究心、および課題解決への意欲
注:以上は、地球環境科学研究科で教育を受けるにあたってあらかじめ身に付けておいてほしい主な知識・能力等を列
挙したもので、出願資格・条件とは関係ありません。.
― 97 ―
心理学研究科
1 .地理的・空間的現象に関する深い理解
地球環境科学研究科
2 .地球環境科学を構成する諸領域において課題を見出す能力
社会福祉学研究科
1 .地球全体あるいは地域の環境問題の解決に必要な、それぞれの専攻分野の知識と研究能力を兼ね備える者
教育課程編成・実施の方針
【修士課程】
地球環境科学研究科では、地球環境科学研究科修士課程の教育目的を実現するため、以下のような方針に沿って、教
育課程を編成・実施しています。
1 .演習、実験・実習、野外研究・実地研究の設定
2 .専攻横断型の研究科共通科目と専攻内の各分野を横断して行われる総合演習を学年進行に応じて段階的に配置
3 .修士論文作成に向けた研究指導科目の設置
【博士後期課程】
地球環境科学研究科では、地球環境科学研究科博士後期課程の教育目的を実現するため、以下のような教育課程を編
成・実施しています。
1 .専攻内の各分野を横断して行われる総合演習における研究発表の実践
2 .指導教員による博士学位論文の完成に向けた個別研究指導の実施
学位授与の方針
【修士課程】
地球環境科学研究科修士課程では、地球環境科学の発展と地球環境問題の解決に取り組むことのできる高度な学識を
有する人材を輩出するため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1 .環境システム学専攻では、地圏科学・水圏科学・気圏科学・生物圏科学・情報科学等の高度な知見・手法を修得し
活用できる者
2 .地理空間システム学専攻では、地理学・地域研究・地理情報科学等の高度な知見・手法を修得し活用できる者
3 .所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格した者
【博士後期課程】
地球環境科学研究科博士後期課程では、地球環境に関する高度かつ独創的な学識に基づき、地球全体から地域社会に
至るさまざまな空間レベルの地球環境変動のしくみを解明し、環境問題の抜本的解決と持続可能な社会の構築に貢献す
る人材を輩出するため、以下を満たした学生に対し、学位を授与します。
1 .環境システム学専攻は、環境要素間の相互作用やその結果生じる環境変動について、現地調査・実験・理論等を用
いて解明し、その成果を環境管理等に応用する視点から深く考究できる者
2 .地理空間システム学専攻は、環境変動の諸相とその要因ともなる人間活動を地域空間に即して分析・統合する視点
から、深く考究できる者
3 .所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格した者
― 98 ―
共
通
環境システム学専攻
事
項
教育・研究の特色
環境システム学専攻では、研究教育の基本的な枠組みとして、
「気圏環境学」
、
「地圏環境学」
、
「水圏環境学」
、
「生物圏
「地圏環境学」では主として地形、地質、岩石についての研究教育を行っています。「水圏環境学」では水の循環、地下
水の流れと水質、水の汚染と環境問題についての研究教育を行っています。「生物圏環境学」では、生態系を構成してい
る動植物とその環境、生態系管理、自然破壊、生物の多様性などの研究教育を行っています。「地球環境情報学」は、地
球環境情報システム論と衛星データ解析による地球環境モニタリングを軸とした研究分野で、環境変動の観測と管理の
また、地球環境問題の進行に伴って頻発・激化が予想される自然災害についても、それぞれの分野であつかってい
ます。
カリキュラムの特色
経済学研究科
ために技術的開発の研究に携わるとともに、他の 4 分野と共同して多様な研究を展開しています。
文 学 研 究 科
環境学」
、
「地球環境情報学」の 5 つの分野が設けられており、それぞれ 3 〜 4 名の教員が研究指導に当たっています。
「気圏環境学」では主に気象、気候、特に都市気候や猛暑、豪雨、地球温暖化などについての研究教育を行っています。
博士前期(修士)課程
なる「基幹科目群」と、総合的ないし横断的テーマで地球環境問題を講じる「総合研究科目群」とがあります。
「基幹科
目群」には、
「生物圏・地圏研究科目類」
、
「気圏・水圏研究科目類」、「環境情報研究科目類」の 3 つがあります。
「総合
研究科目群」では、気圏・水圏・地圏・生物圏の各圏間のつながりと相互作用の解明を扱う科目や、地球の特定地域に
おける環境変動の総合的解明を扱う科目とがあります。また、 1 年次の研究科共通必修科目として、両専攻の全教員が
育の基礎的かつ全体的な枠組みを学びます。
博士後期課程
博士前期(修士)課程と同様、
「気圏環境学」
、
「地圏環境学」、
「水圏環境学」、
「生物圏環境学」、
「地球環境情報学」の
5 つの分野を設け、これらを博士論文作成の指導単位としています。
博士前期(修士)課程、博士後期課程とも院生の希望する研究テーマと研究計画に応じて、入学時に院生はそれぞれ
の研究分野と指導教員を決めます。社会人有職者の修学の便を図るために、必修科目である「演習」や「実験・実習」
、
論文作成指導のための「研究」
(前期課程)
、
「特別研究」(後期課程)を集中授業、あるいは週末実施やフレックスタイ
ムで実施するなど、弾力的に対応しています。また、自宅や連携機関等における論文作成のための作業時間も「特別研
A 日程入試の説明会は 7 月 2 日㈯、C 日程入試の説明会は2017年 1 月 7 日㈯に熊谷キャンパスにおいて開催いた
します。受験希望者はそれらに出席することが望まれます。詳しい時間や場所については当研究科ホームページを
参照してください。説明会に出席するとともに、受験生は入試以前に、入学後指導を受けたい教員ないしは専攻し
たい分野の教員と、電子メール、手紙、面談などで相談をすることをお勧めいたします。
― 99 ―
心理学研究科
大学院入試説明会について
地球環境科学研究科
究」の時間の一部として認定するなどの対応も行っています。
社会福祉学研究科
研究指導体制
経営学研究科
オムニバス方式で担当する「地球環境科学総論」と「地理空間システム学総論」の講義があり、地球環境研究と環境教
法 学 研 究 科
上記の教育・研究の特色であげた 5 つの分野が修士論文作成のための指導分野の単位となっています。したがって、
「演習」や「実験・実習」もそれぞれの指導分野ごとに行われます。「講義」には、それぞれの分野の研究領域の基礎と
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考)
(博士前期〈修士〉課程、博士後期課程)
環境システム学専攻博士前期〈修士〉課程
Ⅰ 研究科共通科目
地 球 環 境 科 学 総 論
地 理 空 間 シ ス テ ム 学 総 論
Ⅱ 環境システム学専攻科目
A 基幹科目群
1. 生物圏・地圏研究科目類
陸 域 生 物 環 境 学 特 論
水 域 生 物 環 境 学 特 論
野 生 動 物 管 理 特 論
地 圏 環 境 学 特 論
地 球 惑 星 物 質 循 環 特 論
土 地 環 境 管 理 特 論
2. 気 圏 ・ 水 圏 研 究 科 目 類
気 圏 環 境 学 特 論
熱 収 支 水 収 支 特 論
地 球 流 体 環 境 学 特 論
水 圏 環 境 学 特 論
地 下 水 シ ス テ ム 特 論
生 態 系 水 文 循 環 管 理 特 論
3. 環 境 情 報 研 究 科 目 類
環 境 情 報 学 特 論 1・2
環境リモートセンシング特論 1・2
ジオインフォマチックス特論
地 球 環 境 モ デ リ ン グ 特 論 1・2
空 間 情 報 シ ス テ ム 特 論 1・2
B 総合研究科目群
地球環境科学総合講義[環境汚染特論 1・2 ]
地球環境科学総合講義[環境変動特論 1・2 ]
地球環境科学総合講義[圏間相互作用特論 1・2・3・4 ]
C 演習
環 境 シ ス テ ム 学 総 合 演 習Ⅰ・Ⅱ
地 圏 環 境 学 演 習Ⅰ・Ⅱ
気 圏 環 境 学 演 習Ⅰ・Ⅱ
水 圏 環 境 学 演 習Ⅰ・Ⅱ
生 物 圏 環 境 学 演 習Ⅰ・Ⅱ
地 球 環 境 情 報 学 演 習Ⅰ・Ⅱ
D 実験・実習
地圏環境学実習および実験
気圏環境学実習および実験
水圏環境学実習および実験
生物圏環境学実習および実験
地球環境情報学実習および実験
E 研究
地 圏 環 境 学 研 究
気 圏 環 境 学 研 究
水 圏 環 境 学 研 究
生 物 圏 環 境 学 研 究
地 球 環 境 情 報 学 研 究
環境システム学専攻博士後期課程
A 演習
環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
B 特別研究
地 圏 環 境 学 特 別 研 究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
気 圏 環 境 学 特 別 研 究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
水 圏 環 境 学 特 別 研 究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
生 物 圏 環 境 学 特 別 研 究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
地球環境情報学特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
― 100 ―
共
通
環境システム学専攻
(環境岩石学研究室)
川 野 良 信(KAWANO, Yoshinobu)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、地圏環境学特別研究Ⅲ
験、地圏環境学研究A
専 攻 領 域 地殻環境岩石学
研 究 テ ー マ 島弧における火成岩の成因、大陸地殻の進化と環境変化
特任教授
平 井 壽 子(HIRAI, Hisako)(環境惑星学研究室)
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、地球惑星物質循環特論、地圏環境学特論、地球環境科学総
合講義[環境汚染特論 1 ]
、地圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 地球惑星科学、高圧物質科学
研 究 テ ー マ メタンハイドレートの高圧物性と氷惑星内部構造の推定
専任講師
経済学研究科
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
文 学 研 究 科
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、地圏環境学実習および実
項
教 授
事
●地圏環境学研究分野
(地形地質環境研究室)
北 沢 俊 幸(KITAZAWA, Toshiyuki)
1]
、地圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、地圏環境学研究B
専 攻 領 域 地形学・堆積地質学
研 究 テ ー マ 河川~沿岸域環境における地形と地層の形成過程
法 学 研 究 科
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、土地環境管理特論、地球環境科学総合講義[環境変動特論
●気圏環境学研究分野
(熱収支気候研究室)
中 川 清 隆(NAKAGAWA, Kiyotaka)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、気圏環境学特別研究Ⅰ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、熱収支水収支特論、気圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム
学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 放射気象学・気候学および微・局地気象学・気候学
経営学研究科
教 授
研 究 テ ー マ 地表面放射収支・熱収支、都市気候の観測とモデリング、GPS 気象学
教 授
(総観気象学研究室)
吉 﨑 正 憲(YOSHIZAKI, Masanori)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、地球流体環境学特論、地球環境科学総合講義[圏間相互作
用特論 3 ]
、気圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、気圏環境学実習および実験、気圏
環境学研究
研 究 テ ー マ 降水に関する解析的・理論的・数値的研究、赤道域の大気現象
准教授
(大気物理学研究室)
渡 来 靖(WATARAI, Yasushi)
担 当 科 目特別研究員のため担当なし
専 攻 領 域 大気力学、気候学・気象学
― 101 ―
心理学研究科
研 究 テ ー マ 局地気象のモデリング、ブロッキング現象の解析的研究、斜面温暖帯
地球環境科学研究科
専 攻 領 域 総観気象学、メソ対流系
社会福祉学研究科
●水圏環境学研究分野
教 授
(環境地下水学研究室)
河 野 忠(KONO, Tadashi)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、地下水システム特論、地球環境科学総合講義Ⅳ(環境変動
特論B)
、水圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、水圏環境学実習および実験、水圏環
境学研究
専 攻 領 域 地下水学、水文学、陸水学、自然地理学
研 究 テ ー マ人為的要因や自然災害に伴う地下水環境の変化に関する研究、乾燥地域の水文環境と水文化に関する研
究、地下水や温泉の利用に関する研究
教 授
安 原 正 也(YASUHARA, Masaya)(流域物質循環研究室)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、水圏環境学特別研究Ⅰ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、生態系水文循環管理特論、水圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境シ
ステム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域水質化学、水文化学、同位体水文学、環境化学
研 究 テ ー マ都市化による水質環境の変化、平野部の地下水の水質とその形成プロセス、水域の窒素・リン汚染
教 授
(水文学研究室)
鈴 木 裕 一(SUZUKI, Yuichi)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、水圏環境学特論、地球環境科学総合講義[圏間相互作用特
論3]
、水圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 水文学、陸水物理学
研 究 テ ー マ 火山地域の水文環境、半乾燥地域、特にブラジル北東部の水文環境
●生物圏環境学研究分野
教 授
(環境生態学研究室)
岩 崎 望(IWASAKI, Nozomu)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、生物圏環境学特別研究Ⅱ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、水域生物環境学特論、生物圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境シス
テム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 海洋生物学、保全生物学、動物分類生態学
研 究 テ ー マ 宝石サンゴ類の保全に関する研究、カイアシ類の分類生態学
教 授
(生物圏環境変遷学研究室)
米 林 仲(YONEBAYASHI, Chu)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、陸域生物環境学特論、地球環境科学総合講義[圏間相互作
用特論 1 ]
、生物圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 古生態学
研 究 テ ー マ 過去における植物群落の空間配置の復元、植物群落と環境の歴史的変遷、空中花粉の動態
教 授
(森林生態学研究室)
須 田 知 樹(SUDA, Kazuki)
担 当 科 目
(博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、野生動物管理特論、地球環境科学総合講義[圏間相互作用
特論 1 ]
、生物圏環境学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、生物圏環境学実習および実験
専 攻 領 域 森林生態学、保全生物学、野生動物学
研 究 テ ー マ ニホンジカが森林生態に与える影響、森林生態系における動物遺体の消費過程
― 102 ―
共
(衛星地球工学研究室)
後 藤 真太郎(GOTO, Shintaro)
担 当 科 目 (博士後期課程)環境システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
項
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、ジオインフォマチックス特論、地球環境モデリング特論
事
教 授
通
●地球環境情報学研究分野
2 、地球環境モニタリング特論 2 、地球環境情報学演習Ⅰ・Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、地球
研 究 テ ー マ地理情報システムとリモートセンシングを用いた環境問題(地球環境、地域環境、油流出に伴う沿岸域
での環境災害)の解析、地理情報システムに関する研究、海洋レーダーによる海象観測に関する研究
教 授
(環境情報数学研究室)
山 下 倫 範(YAMASHITA, Michinori)
テム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 可換代数
研 究 テ ー マ 準付値環の構造、WBT による情報倫理意識養成、有限束上の可換代数
教 授
(地域環境統計情報研究室)
吉 岡 茂(YOSHIOKA, Shigeru)
経済学研究科
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、環境情報学特論 2 、地球環境情報学演習Ⅰ・Ⅱ、環境シス
文 学 研 究 科
環境情報学実習および実験
専 攻 領 域 衛星地球工学、数値流体力学
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、空間情報システム特論 1 、地球環境情報学演習Ⅰ・Ⅱ、環
研 究 テ ー マ 地球環境への情報ネットワークの応用、地域人口の予測に関する研究、環境統計
准教授
(衛星情報学・情報教育研究室)
白 木 洋 平(SHIRAKI, Yohei)
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地球環境科学総論、環境リモートセンシング特論 1 、地球環境情報学演習Ⅰ・
研 究 テ ー マ 情報技術(リモートセンシングおよび GIS)を用いた環境動態解析、情報技術の教育的活用
博士論文
熊谷市街地の上越新幹線橋脚におけるヒナコウモリ Vespertilio sinensis の
分布/新潟県佐渡島における完新世初頭以降の環境変遷に関する花粉分析
学的研究/南極氷中火山灰の起源/荒川水系橋立川における河川流出と水
質に関する研究/韓国、Goseong 地域の火山岩の実験岩石学/2013年 8 月
9 日に秋田・岩手で発生した大雨における局地前線の影響/富山平野の
フェーン発生時にみられる宮川─神通川谷筋における地上大気場の特徴/
ラジオテレメトリー法とカメラトラップ法の併用による中型食肉目の生息
地利用解析
中国伊洛河盆地の地下水流動系の解明とその保全
について/宇宙線生成核種 26 Al,14 C による南極
HED 隕石の落下年代測定/関東地方とその周辺地
域における地下水・河川水の同位体水文学的研究
/ GIS 利用のインセンティブ要因分析と普及手法
に関する研究/ LIDAR データを用いた丘陵地にお
ける微地形と植生の関係評価手法に関する研究
学会紹介
― 103 ―
心理学研究科
地質学会/陸水学会/生態学会/地球化学会/水文科学会/気象学会/農業気象学会/生気象学会/雪氷学会/社会情報学会
/パーソナルコンピューター利用技術学会/環境科学会/海洋学会/花粉学会/野生生物保護学会/地下水学会/火山学会/
土木学会/地球惑星連合/ほか多数(各学会名称の前につく“日本”は省略)
。※本専攻の教員は幅広い分野の、多様な学会で
活動をしていますので、ここではその一部を示すにとどめます。詳細は学科 HP の教員紹介のページを参照してください。
地球環境科学研究科
修士論文
社会福祉学研究科
論文一覧・学会紹介等
経営学研究科
Ⅱ、環境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 衛星情報学、環境動態学、情報教育
法 学 研 究 科
境システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 情報システム論、統計学
地理空間システム学専攻
教育・研究の特色
「地球環境の人間的次元」の研究教育をめざして、地理空間システム学専攻では、「人文地理学研究」、「自然地理学研
究」
、
「地理教育研究」
、
「地理情報科学研究」の 4 つの分野を設け、それぞれ 2 〜 4 名の教員が研究指導にあたります。
「基幹科目群」の講義、
「演習」
、
「野外研究」
・
「実地研究」もそれぞれの指導分野ごとに行われます。これらを通じての
大きな特色は、学問的知識の重視にとどまらず、その知識や研究成果の積極的な社会的活用を目指したカリキュラムが
編成されていることです。たとえば、
「人文地理学研究」分野では、さまざまな地域分析手法を獲得し、それらを活用し
て地域振興策の策定に寄与しうる人材の育成を目指します。「自然地理学研究」分野では、自然科学的手法も加えなが
ら、地域の自然環境資源の発見・活用・保全や防災などの研究課題に取り組みます。また、「地理情報科学研究」
「地理
教育研究」分野では、汎用性のある地理空間情報技法の修得・活用と、そうした技能に立却した地理教育現場における
導入プログラムや教材の開発研究を目指しています。これまで多くの地理教員を養成してきたという実績をふまえ、高
校の「地理歴史科」の教員養成およびその再教育をも含む地理環境教育論の本格的な研究教育機関であることも大きな
特色です。
カリキュラムの特色
博士前期(修士)課程
教育・研究方針であげた 4 つの分野が修士論文作成のための指導分野の単位となっています。したがって、「演習」や
「野外研究」
・
「実地研究」もそれぞれの指導分野ごとに行われます。「講義」には、それぞれの分野の研究領域を通じて
基礎となる「基幹科目群」と、総合的ないし横断的テーマで地球と世界を講じる「総合研究科目群」があります。
「総合
研究科目群」には、地理学が得意としてきた地表空間の人文社会諸現象の地域間比較に関する科目を配して、グローバ
ルな視野からの地理空間システム論や環境論への展開をめざしています。また、 1 年次の研究科共通必修科目として、
両専攻の全教員がオムニバス方式で担当する「地理空間システム学総論」
「地球環境科学総論」の講義があり、地球環境
研究と環境教育の基礎的かつ全体的枠組みを把握します。
博士後期課程
「人文地理学特別研究」
、
「自然地理学特別研究」、「地理教育・地理情報科学特別研究」の 3 つの分野を設け、これらを
博士論文作成の指導単位とします。
研究指導体制
博士前期(修士)課程、博士後期課程とも学生の希望する研究テーマと研究計画に応じて、入学時に学生はそれぞれ
の研究分野と指導教員を決めます。社会人や現職教員を含む有職者の修業の便を図るため、必修科目である「演習」や
「野外研究」
・
「実地研究」
、論文作成指導のための「研究」(前期課程)や「特別研究」(後期課程)は、集中授業や週末
実施やフレックスタイムの実施など、弾力的に対応しています。また、東京都心に近い品川キャンパスにおいてもサテ
ライト授業を実施しています。さらに自宅や連携機関等における論文作成のための作業時間も「特別研究」の授業時間
認定に加算するなどの対応も進めています。
大学院入試説明会について
A 日程入試の説明会は 7 月 2 日㈯、C 日程入試の説明会は2017年 1 月 7 日㈯に熊谷キャンパスにおいて開催いた
します。受験希望者はそれらに出席することが望まれます。詳しい時間や場所については当研究科ホームページを
参照してください。説明会に出席するとともに、受験生は入試以前に、入学後専攻したい分野の教員と、電子メー
ル、手紙、面談などで相談をすることをお勧めいたします。
― 104 ―
法 学 研 究 科
地理空間システム学専攻博士後期課程
経営学研究科
A 演習
地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
B 特別研究
人 文 地 理 学 特 別 研 究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
自 然 地 理 学 特 別 研 究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
地理教育・地理情報科学特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
地理空間システム学専攻
教 授
伊 藤 徹 哉(ITO, Tetsuya)(応用都市地理研究室)
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、人文地理学特論Ⅱ、人文地理学野外調査
専 攻 領 域 都市地理学
研 究 テ ー マ ヨーロッパ地域研究、都市再生研究
教 授
岡 村 治(OKAMURA, Osamu)(歴史地理研究室)
専 攻 領 域 歴史地理学
研 究 テ ー マ 都市・村落関係論
教 授
片 柳 勉(KATAYANAGI, Tsutomu)(比較都市地理研究室)
担 当 科 目 (博士後期課程)地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
習Ⅱ・Ⅳ、人文地理学研究
専 攻 領 域 都市地理学
研 究 テ ー マ 都市・観光地域の形成変容論、地域資産の保全と活用
― 105 ―
心理学研究科
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、地理空間システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、人文地理学演
地球環境科学研究科
担 当 科 目 特別研究員のため担当なし
社会福祉学研究科
担 当 科 目
(博士後期課程)地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
経済学研究科
C 演習
地理空間システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
人 文 地 理 学 演 習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
自 然 地 理 学 演 習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
地理教育・地理情報科学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
C 野外研究・実地研究
人 文 地 理 学 野 外 研 究
自 然 地 理 学 野 外 研 究
地理教育・地理情報科学実地研究
C 研究
人 文 地 理 学 研 究
自 然 地 理 学 研 究
地 理 教 育・ 地 理 情 報 科 学 研 究
文 学 研 究 科
Ⅰ 研究科共通科目
地 球 環 境 科 学 総 論
地 理 空 間 シ ス テ ム 学 総 論
Ⅱ 地理空間システム学専攻科目
A 基幹科目群
1. 人文地理学研究分野
人 文 地 理 学 特 論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
2. 自然地理学研究分野
自 然 地 理 学 特 論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
3. 地理教育研究分野
地 理 教 育 特 論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
4. 地理情報科学研究分野
地 理 情 報 科 学 特 論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
B 総合研究科目群
地 理 学・ 地 域 研 究 総 合 講 義
地理教育・地理情報科学総合講義
項
地理空間システム学専攻博士前期〈修士〉課程
事
(博士前期〈修士〉課程、博士後期課程)
通
(平成28年度参考)
共
教員別担当科目・研究テーマ一覧
教 授
小 松 陽 介(KOMATSU, Yosuke)(水文地形研究室)
担 当 科 目
(博士後期課程)地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、自然地理学特論Ⅰ、地理空間システム学総合演習
Ⅰ・Ⅱ、自然地理学演習Ⅱ・Ⅳ、自然地理学研究
専 攻 領 域 地形学、水文学
研 究 テ ー マ 山地における水文地形学的研究、洪水流量のスケーリングに関する研究
教 授
島 津 弘(SHIMAZU, Hiroshi)(自然・環境地理研究室)
担 当 科 目 (博士後期課程)地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、自然地理学特論Ⅲ、地理空間システム学総合演習
Ⅰ・Ⅱ、自然地理学演習Ⅰ・Ⅲ、自然地理学研究
専 攻 領 域 自然地理学、地形学
研 究 テ ー マ 山地河川の土砂移動と地形形成
教 授
鈴 木 厚 志(SUZUKI, Atsushi)(地理空間表現研究室)
担 当 科 目
(博士後期課程)地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、地理教育・地理情報科学特別研究Ⅰ
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、地理情報科学特論Ⅰ、地理教育・地理情報科学演習
Ⅱ・Ⅳ、地理空間システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ、地理教育・地理情報科学実地研究、地理教育・地理情報
科学研究
専 攻 領 域 地理情報科学、地図学
研 究 テ ー マ 地理情報システム(GIS)による土地利用変化分析とそのモデル化
教 授
松 井 秀 郎(MATSUI, Hideo)(人口地理学研究室)
担 当 科 目
(博士後期課程)地理空間システム学総合演習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、地理教育特論Ⅰ、地理空間システム学総合演習Ⅰ・
Ⅱ、地理教育・地理情報科学演習Ⅰ・Ⅲ
専 攻 領 域 人口地理学
研 究 テ ー マ 地域人口の存在形態、地図・地理教育
准教授
貝 沼 恵 美(KAINUMA, Emi)(英語圏・国際開発研究室)
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、地理教育特論Ⅲ、人文地理学演習Ⅰ・Ⅲ、地理空間
システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 経済発展の地理学、アジア地域研究
研 究 テ ー マアジアにおける経済成長に伴う空間構造の変化に関する研究、国際コミュニケーションに関する研究
准教授
原 美登里(HARA, Midori)(水・環境情報地図研究室)
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、地理空間システム学総合演習Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 自然地理学、水文学
研 究 テ ー マ流域変更にともなう水環境への影響、大都市圏における気候・水収支研究、大学生における地図化・GIS
への認識調査
特任講師
鈴 木 重 雄(SUZUKI, Shigeo)(生態地理学研究室)
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、自然地理学特論Ⅲ、地理空間システム学総合演習
Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 生態地理学、景観生態学
研 究 テ ー マ 里山の植生景観の変化、日本における竹利用
専任講師
山 田 淳 一(YAMADA, Junichi)(交通地理研究室)
担 当 科 目
(博士前期〈修士〉課程)地理空間システム学総論、人文地理学特論Ⅲ、地理空間システム学総合演習
Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 交通地理学
研 究 テ ー マ 港湾機能の変化と地域変容の相互関係
― 106 ―
共
通
論文一覧・学会紹介等
中国内モンゴル自治区赤峰市におけるモンゴル民族と漢民族
の共存形態の地域的差異/ソ連・ロシアにおける工業の地域
的展開 ─体制転換と移行期の工業立地変動─/沖縄県におけ
る観光開発とその地域への影響および開発規制に関する研究
/三宅島火山災害に対する行政機関の対応行動に関する地理
学的研究/関東地方における野菜生産地域の統合と分化の過
程/日本における耕作放棄地の拡大とその背景/地域医療計
画策定手法の開発と検証/東北地方における港湾の外国貿易
機能の変容と後背地との関係/日本における生シイタケ産地
の形成と変容/伝統的陶磁器産業の地域的存立基盤に関する
地理学的研究
法 学 研 究 科
(公社)日本地理学会/立正地理学会/人文地理学会/(公社)東京地学協会/日本地形学連合/歴史地理学会/地理情報シ
ステム学会/水文・水資源学会/砂防学会/(公社)日本地球惑星科学連合/東北地理学会/日本地図学会/植生学会/日本
景観生態学会/日本港湾経済学会
教員・大学院生は上記のさまざまな学会で活発に活動しています。その中でも立正地理学会は、立正大学内外の研究者・学
生からなる会員数およそ700名の学会です。1935年頃より活動を開始した「立正歴史地理学会」を基に第 2 次世界大戦後、故田
中啓爾教授を中心とする文学部地理学教室の教員と卒業生によって立正地理学会が設立されました。機関誌「地域研究」は年
2 回発行しています。そのほか、年 3 回の学会ニュースの発行、研究発表大会、例会、臨地研究会、講演会等の活動を行って
います。
経済学研究科
学会紹介
文 学 研 究 科
主な先進国における教科書の国際比較に関する研究/静岡県熱
海市中心部における温泉観光地域の動向/日本におけるサボテ
ンの生産と流通/埼玉県における学習塾の立地特性/東アジア
における気団と前線帯が南西諸島の冬季気候に及ぼす影響/地
理教育における地理空間情報の活用と教材開発/妙正寺川流域
の開発と土地利用の変化過程 ─住宅地形成の視点から─/降雨
によって発生する大規模崩壊の特徴 ─埼玉県飯能市大高山を例
に─/山梨県北杜市白州町における上水供給システムの地域的
変化とその要因/埼玉県におけるコンテンツツーリズムの地域
的展開/盛岡地域における診療所の立地特性
項
博士論文
事
修士論文
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 107 ―
― 108 ―
共
心理学研究科
通
応用心理学専攻
●修士課程
対人・社会心理学専攻
●修士課程
心理学専攻
●博士後期課程
心理学研究科科長
山本 誠一
臨床心理学専攻においては平成17年 4 月に公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会より「臨床心理士」第 1 種指定校
として認可されております。
修士課程では、心理学の基礎知識・技能を深め、人と暮らしを豊かにする研究・実践を実証的に行い、専門性を有す
る職業人としての自立を目指します。学生には、主体的な取り組みが求められ、心理学研究法、語学、研究倫理、現場
体験等も重視されます。
福祉・産業機関等で、臨床心理士として活躍する上で、その実践に不可欠な、基本的姿勢・倫理、心理査定や各種心理
療法・カウンセリング技法に加え、各領域に固有な課題に関する講義が設定されています。また、内部・外部の臨床機
関での実習、修士論文の指導も、将来の進路も視野に、各領域で実践に取り組んできた臨床心理士の教員が力を注いで
います。
対人・社会心理学専攻は、平成24年度に新たに設置されました。本専攻は、「対人領域」、「社会領域」という 2 つの研
経営学研究科
臨床心理学専攻では、現代に益々必要とされる高度な心理援助職の専門家養成を目指しています。将来、医療・教育・
法 学 研 究 科
立正大学大学院心理学研究科は、立正大学大学院の 7 番目の研究科として、平成16年度にスタートしました。また、
経済学研究科
時代が求める「こころ」の問題を深く理解し、
対応できる人をめざして
文 学 研 究 科
●修士課程
項
臨床心理学専攻
事
心理学研究科
究領域に、高度な社会調査技術を背景とする「スキル領域」を加えた 3 領域でカリキュラムを構成、展開しています。
有する人材の育成を目指しています。
応用心理学専攻では、行動・認知・教育などの心理学の専門知識を深め、社会生活の広範囲な領域への応用を目指し
た実証的研究に取り組みます。現代社会における諸問題へ、人間生活科学の視点から切り込み幅広く柔軟に活躍できる
人材の育成を目指しています。
博士後期課程の心理学専攻では、新たな領域の開拓につながるような独創性を求め、臨床心理学、対人 ・ 社会心理学、
学生自ら成果を国内外の学会や学術誌に発表するための助言を行い、国際的な視点から、研究を俯瞰し社会事象に取り
組む、自立した研究者また高度な専門的知識と能力をもった実践家育成に努めています。
速さと複雑さに翻弄される情報化社会の現代、真に人間が人間らしく生きる上でのエッセンスとは何かについて、本
大学院は、時代の要請に応じつつも人間の「こころ」の普遍的な問題の探究という点を基軸に、変革の努力を続けてま
いります。
地球環境科学研究科
行動心理学などの最新の理論と実践に取り組めるよう、博士号取得のための個別の指導に重点をおいています。また、
社会福祉学研究科
心理学の専門知識に加え、社会調査能力を駆使して、社会生活の様々な側面における人間関係を扱う、高度な専門性を
心理学研究科
― 109 ―
三つの方針
■修士課程(臨床心理学専攻、応用心理学専攻、対人・社会心理学専攻)
入学者受け入れの方針
心理学研究科修士課程では、教育研究上の目的に共感した、以下のような者の入学を期待します。
〈求める人物像〉
1 .心理学研究科で学修・研究するために必要な基礎的学力を備え、研究意欲と明確な目的意識を有する者
2 .学士課程教育で得た知識・能力とモラルを掛け合わせながら、研究・実践上の倫理的配慮を踏まえ社会に貢献し
ようとする意思のある者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
修士課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておくことを期待します。
1 .臨床心理学、応用心理学または対人・社会心理学を中心とする各領域に関する一定の専門知識
2 .心理学の学問分野全般、特に心理学研究法、心理学統計法についての学士課程レベルの幅広い基礎知識
3 .修士論文執筆のための研究計画作成能力
4 .論理的・批判的思考力、課題発見・探求・表現能力、コミュニケーション能力(学修・研究に必要な語学力およ
び研究・実践上の倫理に関する配慮を含む)
5 .異領域への関心
注:以上は、心理学研究科で教育を受けるにあたってあらかじめ身に付けておいてほしい主な知識・能力等を列挙した
もので、出願資格・条件とは関係ありません。
教育課程編成・実施の方針
心理学研究科では、心理学研究科修士課程の教育目標を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程を編成・
実施しています。
1 .臨床心理学、応用心理学または対人・社会心理学に関する高度かつ専門的な知識を修得するための科目の設置
2 .臨床心理学、応用心理学または対人・社会心理学における研究テーマに対して実証的・科学的にアプローチできる
高度な専門的技能を修得するための科目の設置
3 .臨床心理学、応用心理学または対人・社会心理学の学問分野において自ら課題を発見し、解決することができる能
力を涵養するための演習科目の設置
4 .臨床心理学専攻では、
「臨床心理士」受験資格を得るために必要な実習・講義科目の設置
5 .教育目標にある知識・技能・態度を身につけるため、科目の履修区分に従い、合計30単位以上を修得し、 2 年以上
在学して研究指導教員による研究指導を受け、修士論文を提出して所定の審査および最終試験に合格することを修
了要件とする。
学位授与の方針
心理学研究科修士課程では、臨床心理学、応用心理学、または対人・社会心理学分野における高度な専門的知識と技
能を身につけ、専門的職業人として社会の多様なニーズに応えることのできる有為な人材を輩出するため、以下を満た
した大学院生に対し、学位を授与します。
1 .臨床心理学専攻では、現代人の心身の問題に対処する心理的援助職としての実践能力を身につけた者
2 .所定の単位を取得することで、臨床心理学、応用心理学、または対人・社会心理学分野の研究・実践に欠かせない
高度な専門的知識、その遂行ができる高度な専門的技能ならびに倫理的配慮と社会貢献への態度を修得した者
3 .必要な研究指導を受けた上で、修士論文の審査および最終試験に合格し、当該分野において自ら課題を発見し、解
決することができる能力を身につけた者
― 110 ―
共
通
■博士後期課程(心理学専攻)
事
入学者受け入れの方針
〈求める人物像〉
2 .高度な専門的職業人または研究者として活躍することを希望する者
〈入学までに身に付けてほしい知識・能力等〉
博士後期課程で学修・研究するにあたって、あらかじめ以下のような知識・能力等を身に付けておくことを期待し
ます。
1 .臨床心理学、応用心理学または対人・社会心理学を中心とする各領域について作成した高度な修士論文
3 .高度な論理的・批判的思考力、課題発見・探求・表現能力、コミュニケーション能力(学修・研究に必要な語学
力および研究・実践上の倫理に関する配慮を含む)
4 .異領域への関心・知識
注:以上は、心理学研究科で教育を受けるにあたってあらかじめ身に付けておいてほしい主な知識・能力等を列挙した
経済学研究科
2 .博士論文執筆のための高度な研究計画作成能力
文 学 研 究 科
1 .専門性・能力とモラル・学識を掛け合わせながら、社会に貢献しようとする使命感のある者
項
心理学研究科博士後期課程では、教育研究上の目的に共感した、以下のような者の入学を期待します。
もので、出願資格・条件とは関係ありません。
心理学研究科では、心理学研究科博士課程の教育目標を実現するため、以下のような方針に沿って、教育課程を編成・
実施しています。
1 .心理学およびその関連領域における高度かつ最新の知識を修得し、国際的課題に対応できる研究能力を養成するた
3 .教育目標にある知識・技能・態度を身につけるため、 3 年間にわたり在学して指導教員による研究演習科目群から
12単位を取得する。また特殊研究科目群から 4 単位以上を選択取得し、合計16単位以上を取得すること。かつ博士
論文を提出し、所定の審査および最終試験に合格することを修了要件とする。
心理学研究科博士後期課程では、心理学およびその関連領域に関する最新の専門知識をもち、同領域において独創的・
開拓的研究を行うことのできる有為な人材を輩出するため、以下のような能力を身につけた大学院生を養成することを
目指します。
1 .所定の単位を取得することで、心理学にかかわる諸領域の研究・実践に欠かせない高度な専門的知識と研究手法を
駆使できる高度な専門的技能を修得した者
して活躍し、研究の国際的発展に貢献できる者
地球環境科学研究科
2 .必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および最終試験に合格し、独自の研究分野で高度な専門的職業人と
社会福祉学研究科
学位授与の方針
経営学研究科
めの科目の設置
2 .個々の研究分野に特化した研究内容に関する個別な研究指導を行うための科目の設置
法 学 研 究 科
教育課程編成・実施の方針
心理学研究科
― 111 ―
心理学専攻(博士後期課程)
教育・研究の特色
博士後期課程 ・ 心理学専攻は、心理学の高度な理論と実践を融合しながら、現代社会の変容に伴う社会問題に柔軟に
対応できる専門性を持った人材養成を目指している。すなわち、臨床心理学、応用心理学、対人 ・ 社会心理学、および
関連領域において、研究者、高度専門実務家、および教育者などの養成を目指している。
カリキュラムの特色
本専攻のカリキュラムは、主に臨床、応用、および対人・社会心理学の 3 領域から編成されている。臨床心理学領域
においては、「臨床心理学特殊研究」
、
「発達臨床心理学特殊研究」
、
「障害児 ・ 者心理学特殊研究」
、
「異常心理学特殊研
究」等の科目を配置し、従来の狭い臨床の枠を越えた、福祉 ・ 発達との連合性を意識したカリキュラム編成となってい
る。また、応用心理学領域では「行動心理学特殊研究」、対人 ・ 社会心理学領域では「コミュニケーション心理学特殊研
究」
、
「発達社会心理学特殊研究」
、
「産業組織心理学特殊研究」等の科目を通じ、基礎から応用における先端的理論、お
よび方法論などを学べるカリキュラム編成となっている。
研究指導体制
本専攻では、在学生のさまざまな研究テーマに応じられるように心理学の各分野の専門教員を擁し、研究指導体制を
充実させている。在学生は配置されている専門科目の中から所定科目を選択履修し、さらに各自の研究テーマに即した
個別の研究指導を 3 年間にわたって受講することを通して、学会機関誌等に研究論文が掲載された場合に博士論文提出
資格が得られる。とりわけ、社会人学生に対する配慮が色々と工夫されている。
臨床心理領域は、プレイルームや行動観察室、集団面接室のある併設の心理臨床センターを利用することができる。
また、応用心理、対人 ・ 社会心理領域では、各種の心理測定用機器を備えた実験室、ネットワーク化されたコンピュー
タ室など、一定の実験 ・ 調査が可能な研究環境が整備されている。
― 112 ―
共
課程
文 学 研 究 科
法 学 研 究 科
士 後 期 課 程
経済学研究科
経営学研究科
社会福祉学研究科
開設科目
臨床心理学研究演習Ⅰ
臨床心理学研究演習Ⅱ
臨床心理学研究演習Ⅲ
行動心理学特殊研究Ⅰ
行動心理学特殊研究Ⅱ
教育学特殊研究Ⅰ
教育学特殊研究Ⅱ
学校・教育臨床心理学特殊研究Ⅰ
学校・教育臨床心理学特殊研究Ⅱ
障害児・者心理学特殊研究Ⅰ
障害児・者心理学特殊研究Ⅱ
認知行動臨床心理学特殊研究Ⅰ
認知行動臨床心理学特殊研究Ⅱ
産業組織心理学特殊研究Ⅰ
産業組織心理学特殊研究Ⅱ
発達臨床心理学特殊研究Ⅰ
発達臨床心理学特殊研究Ⅱ
異常心理学特殊研究Ⅰ 異常心理学特殊研究Ⅱ
発達社会心理学特殊研究Ⅰ
発達社会心理学特殊研究Ⅱ
臨床心理学特殊研究Ⅰ
臨床心理学特殊研究Ⅱ
危機支援特殊研究Ⅰ
危機支援特殊研究Ⅱ
社会問題特殊研究Ⅰ
社会問題特殊研究Ⅱ
集団心理学特殊研究Ⅰ
集団心理学特殊研究Ⅱ
コミュニケーション心理学特殊研究Ⅰ
コミュニケーション心理学特殊研究Ⅱ
経営心理学特殊研究Ⅰ
経営心理学特殊研究Ⅱ
対人心理学特殊研究Ⅰ
対人心理学特殊研究Ⅱ
項
博
博 士 後 期 課 程
開設科目
行動心理学研究演習Ⅰ
行動心理学研究演習Ⅱ
行動心理学研究演習Ⅲ
教育学研究演習Ⅰ
教育学研究演習Ⅱ
教育学研究演習Ⅲ
危機支援研究演習Ⅰ
危機支援研究演習Ⅱ
危機支援研究演習Ⅲ
社会問題研究演習Ⅰ
社会問題研究演習Ⅱ
社会問題研究演習Ⅲ
障害児・者心理学研究演習Ⅰ
障害児・者心理学研究演習Ⅱ
障害児・者心理学研究演習Ⅲ
認知行動臨床心理学研究演習Ⅰ
認知行動臨床心理学研究演習Ⅱ
認知行動臨床心理学研究演習Ⅲ
産業組織心理学研究演習Ⅰ
産業組織心理学研究演習Ⅱ
産業組織心理学研究演習Ⅲ
発達臨床心理学研究演習Ⅰ
発達臨床心理学研究演習Ⅱ
発達臨床心理学研究演習Ⅲ
集団心理学研究演習Ⅰ
集団心理学研究演習Ⅱ
集団心理学研究演習Ⅲ
異常心理学研究演習Ⅰ
異常心理学研究演習Ⅱ
異常心理学研究演習Ⅲ
経営心理学研究演習Ⅰ
経営心理学研究演習Ⅱ
経営心理学研究演習Ⅲ
発達社会心理学研究演習Ⅰ
発達社会心理学研究演習Ⅱ
発達社会心理学研究演習Ⅲ
事
課程
通
開設科目・担当教員(平成28年度)
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 113 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考:事情によりカリキュラムを変更することがあります)
博士後期課程 心理学専攻
教 授
井 田 政 則
担 当 科 目 研究指導、行動心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 学習心理学
研 究 テ ー マ 人間や動物の環境への適応―学習過程―の分析、心理測定
教 授
岩 本 俊 郎
担 当 科 目 研究指導、教育学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 教育学
研 究 テ ー マ 教育学、子どもの権利認識の史的探究
教 授
小 澤 康 司
担 当 科 目 研究指導、危機支援特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 臨床心理学、産業心理学、危機支援学
研 究 テ ー マ 被害者支援、キャリア開発・カウンセリング、リラクゼーション・ストレスマネジメント・瞑想
教 授
上 瀬 由美子
担 当 科 目 研究指導、社会問題特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 ジェンダー、ステレオタイプおよびその関連領域
研 究 テ ー マ 社会的ステレオタイプ、偏見の形成・維持・解消過程
教 授
川 名 好 裕
担 当 科 目 コミュニケーション心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 対人コミュニケーションおよびその関連領域
研 究 テ ー マ 対人魅力、恋愛心理学、社会的認知
教 授
篠 田 晴 男
担 当 科 目 研究指導、障害児・者心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 臨床心理学、障害児・者心理学
研 究 テ ー マ 発達障害に関する支援と臨床神経科学的アプローチ
教 授
田 中 輝 美
担 当 科 目 研究指導、認知行動臨床心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 認知行動療法、臨床心理学
研 究 テ ー マ 認知行動論からみた感情のコントロール
教 授
所 正 文
担 当 科 目 研究指導、産業組織心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 産業組織心理学、交通心理学、生涯発達心理学、およびその関連領域
研 究 テ ー マ 高齢ドライバーに関する研究、キャリアデザインに関する研究
教 授
中 田 洋二郎
担 当 科 目 研究指導、発達臨床心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 臨床心理学、発達臨床心理学
研 究 テ ー マ 発達障害と家族支援
― 114 ―
西 田 公 昭
共
教 授
通
担 当 科 目 研究指導、集団心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
事
専 攻 領 域 集団心理学およびその関連領域
研 究 テ ー マ ビリーフ・システム、マインドコントロール、欺瞞的説得
教 授
項
西 松 能 子
文 学 研 究 科
担 当 科 目 研究指導、異常心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 精神医学、心身医学
研 究 テ ー マ コンサルテーション・リエゾン精神医学
教 授
古 屋 健
担 当 科 目 研究指導、発達社会心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
経済学研究科
専 攻 領 域 発達社会心理学、ソーシャル・サポートおよびその関連領域
研 究 テ ー マ 青年期の人間関係と心理的ストレス
教 授
山 本 誠 一
担 当 科 目 研究指導、臨床心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 臨床心理学、分析心理学、青年心理
研 究 テ ー マ 青年期の不安・傷つきと「個性化」に関する心理療法学的なアプローチ
非常勤講師
法 学 研 究 科
齊 藤 勇
担 当 科 目 対人心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
(臨床心理学専攻)
青年期における居場所感に関する研究/摂食障害と自覚していた者の回復に関わる研究/支援者
の視点から見た「療育」の意義に関する研究/学校実習における心理臨床初心者の気づきと成長
に関する一研究/相談場面における援助要請者と援助者の期待の認知に関する研究/バウム画に
投影された青年期の自己嫌悪感の特徴/自律訓練法の習得過程における反応の個人差の検討/青
年期の自己愛傾向と両親の養育態度との関連性/ニューロフィードバック法の短期トレーニング
効果に関する実証的研究/感情認識力トレーニングの効果に関する研究
(応用心理学専攻)
経験学習と仕事の意味づけがキャリア・アダプタビリティとワーク・エンゲイジメントに与える
影響/デジタルゲームを利用した知識習得に関する研究/没入型インターフェイスを用いた仮想
現実空間での臨場感の高まり
(対人・社会心理学専攻)
購買意欲に及ぼす消費者と店員の相互作用的影響/スポーツ指導者の特徴と競技者の満足感との
関係/看護職のワーク・エンゲイジメント・プロセスモデルの検討/化粧行動と化粧意識との関
連性/次世代への信仰継承行動における人権侵害の心理学的検討/労働観が幸福感に与える影響
(心理学専攻)
青年の自己形成を促す自己の
強みの活用に関する研究
地球環境科学研究科
博士論文
社会福祉学研究科
修士論文
経営学研究科
論文一覧・学会紹介等
心理学研究科
― 115 ―
臨床心理学専攻(修士課程)
教育・研究の特色
立正大学大学院心理学研究科修士課程の臨床心理学専攻は、平成17年 4 月より、公益財団法人日本臨床心理士資格認
定協会により第 1 種指定大学院に認定された。
社会で役に立つ「臨床心理士」の養成を目的として、臨床心理学の各種理論と実証を組み合わせた実践的学修と研究
に力点を置いている。また豊かな人間性と広い視野をもち、時代のニーズに真に応えられる、高度な専門的知識と技術
を身につけた専門的職業人、社会性・共感性のある心理的援助職従事者を養成するため、実習や教育訓練にあたってい
る。
カリキュラムの特色
臨床心理学専攻のカリキュラムは、臨床心理士養成のための第 1 種指定大学院カリキュラムに準拠している。必修科
目群としては、臨床心理学特論、臨床心理面接特論、臨床心理査定演習、修士 1 年次に臨床心理基礎実習、 2 年次に臨
床心理実習、臨床心理学演習、と学ぶ。さらに A 群から E 群に分かれ、臨床心理学研究法、発達臨床心理学、家族心理
学、精神医学、障害児・者心理学、臨床福祉心理学、学校臨床心理学、産業カウンセリング、認知行動療法、催眠療法、
危機介入・援助学等、その他多様な特論科目が開設されている。
修士課程修了の条件については、必修科目のほか、各群から 1 科目( 2 単位)以上を選択し、計30単位以上を修得し
た上で、臨床心理学領域の課題をテーマにした修士論文を提出し、審査に合格した者に対して、修士(心理学)の学位
が授与される。修了をもって、臨床心理士受験資格を得ることができる。
研究指導体制
平成28年度、臨床心理学専攻の専任教員中、臨床心理士の資格を持つ者は13人を数える。教育、福祉、医療、産業、
司法など様々な臨床領域の経験豊かな教員による、実践的な研究指導体制がとられている。実習は、学内の「心理臨床
センター」を拠点として実際に事例にふれるとともに、学外の学校、福祉施設、保健医療機関、教育相談機関などを体
験し、臨床経験を積んでいく。また、自己の研究テーマによって指導教員を選び、修士論文作成を目指す。
― 116 ―
共
必選別
開設科目
課程
必選別
C群
D群
経済学研究科
E群
法 学 研 究 科
修
科
目
心理統計法特論
心理学研究法特論
発達臨床心理学特論
人格心理学特論
臨床心理行政論
家族心理学特論
犯罪心理学特論
精神医学特論
障害児・者心理学特論
神経生理学特論
臨床福祉心理学特論
学校臨床心理学特論
臨床心理地域援助特論
産業カウンセリング特論
認知行動療法特論
投映法特論
催眠療法特論
危機介入・援助学特論
文 学 研 究 科
B群
選 択 科 目
修 士 課 程
必
修 士 課 程
臨床心理学特論Ⅱ
臨床心理面接特論Ⅰ
臨床心理面接特論Ⅱ
臨床心理査定演習Ⅰ
臨床心理査定演習Ⅱ
臨床心理基礎実習
臨床心理実習
臨床心理学演習Ⅰ A
臨床心理学演習Ⅰ B
臨床心理学演習Ⅰ C
臨床心理学演習Ⅰ D
臨床心理学演習Ⅰ E
臨床心理学演習Ⅰ F
臨床心理学演習Ⅰ G
臨床心理学演習Ⅰ H
臨床心理学演習Ⅰ I
臨床心理学演習Ⅰ J
臨床心理学演習Ⅰ K
臨床心理学演習Ⅰ L
臨床心理学演習Ⅱ A
臨床心理学演習Ⅱ B
臨床心理学演習Ⅱ C
臨床心理学演習Ⅱ D
臨床心理学演習Ⅱ E
臨床心理学演習Ⅱ F
臨床心理学演習Ⅱ G
臨床心理学演習Ⅱ H
臨床心理学演習Ⅱ I
臨床心理学演習Ⅱ J
臨床心理学演習Ⅱ K
臨床心理学演習Ⅱ L
開設科目
臨床心理学研究法特論
項
A群
臨床心理学特論Ⅰ
事
課程
通
開設科目・担当教員(平成28年度)
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 117 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考:事情によりカリキュラムを変更することがあります)
修士課程 臨床心理学専攻
教 授
小 澤 康 司
担 当 科 目 臨床心理学演習、危機介入・援助学特論、臨床心理基礎実習
専 攻 領 域 臨床心理学、産業心理学、危機支援学
研 究 テ ー マ 被害者支援、キャリア開発・カウンセリング、リラクゼーション・ストレスマネジメント・瞑想
教 授
篠 田 晴 男
担 当 科 目 臨床心理学演習、障害児・者心理学特論、臨床心理基礎実習
専 攻 領 域 臨床心理学、障害児心理学
研 究 テ ー マ 発達障害に関する支援と臨床神経科学的アプローチ
教 授
田 中 輝 美
担 当 科 目 臨床心理学演習、認知行動療法特論、臨床心理実習
専 攻 領 域 臨床心理学、認知行動療法
研 究 テ ー マ 認知行動からみた感情のコントロール
教 授
中 田 洋二郎
担 当 科 目 臨床心理査定演習Ⅱ、臨床心理学演習、臨床心理学特論、臨床心理基礎実習
専 攻 領 域 臨床心理学、発達臨床心理学
研 究 テ ー マ 発達障害と家族支援
教 授
西 松 能 子
担 当 科 目 臨床心理学演習、精神医学特論、臨床心理基礎実習
専 攻 領 域 精神医学、心身医学
研 究 テ ー マ コンサルテーション・リエゾン精神医学
教 授
沼 初 枝
担 当 科 目 臨床心理学演習、投映法特論、臨床心理基礎実習、臨床心理査定演習
専 攻 領 域 臨床心理学、病院心理臨床
研 究 テ ー マ 投映法・片口式ロールシャッハ法におけるサインの検討、気分障害の集団認知療法
教 授
山 本 誠 一
担 当 科 目 臨床心理学特論Ⅱ、臨床心理学演習、臨床心理基礎実習
専 攻 領 域 臨床心理学、分析心理学、青年心理
研 究 テ ー マ 青年期の不安・傷つきと「個性化」に関する心理療法学的なアプローチ
教 授
米 田 弘 枝
担 当 科 目 臨床心理面接特論Ⅰ、臨床心理実習、臨床心理学演習、臨床福祉心理学特論
専 攻 領 域 臨床心理学、福祉心理学、被害者支援
研 究 テ ー マ ドメスティック・バイオレンス・虐待等の被害者支援
准教授
奥 野 誠 一
担 当 科 目 学校臨床心理学特論、臨床心理地域援助特論、臨床心理面接特論Ⅱ、臨床心理学演習、臨床心理実習
専 攻 領 域 教育臨床心理学
研 究 テ ー マ 子どもの学校不適応と適応支援
― 118 ―
片 受 靖
研 究 テ ー マ産業領域におけるメンタルヘルスに関すること全般、勤労者のソーシャルサポートと精神的健康との関連
事
項
専 攻 領 域 臨床心理学、産業臨床心理学
通
担 当 科 目 犯罪心理学特論、臨床心理学演習、産業カウンセリング特論、臨床心理実習
共
准教授
准教授
佐 藤 秀 行
専 攻 領 域 臨床心理学、表現療法
研 究 テ ー マ 樹木画法、表現療法に関する基礎研究
准教授
田 村 英 恵
担 当 科 目 催眠療法特論、臨床心理学演習、臨床心理実習
研 究 テ ー マ 心理臨床におけるイメージに関する研究、催眠および自律訓練法
准教授
永 井 智
担 当 科 目 心理学研究法特論、臨床心理実習、発達臨床心理学特論、臨床心理学演習
専 攻 領 域 臨床心理学、発達臨床心理学
経済学研究科
専 攻 領 域 臨床心理学、イメージ臨床心理学
文 学 研 究 科
担 当 科 目 臨床心理基礎実習、臨床心理学演習
研 究 テ ー マ 相談行動・援助要請行動、ピア・サポート
非常勤講師
担 当 科 目 家族心理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 神経生理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 臨床心理学研究法特論
非常勤講師
担 当 科 目 心理統計法特論
軍 司 敦 子
立 森 久 照
吉 田 富二雄
経営学研究科
青 木 みのり
法 学 研 究 科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 119 ―
応用心理学専攻(修士課程)
教育・研究の特色
立正大学大学院心理学研究科修士課程の応用心理学専攻は、行動心理学・認知心理学・感性心理学・教育心理学およ
び教育学の 5 領域をもって構成されている。行動心理学領域では環境への適応という観点から人間行動の基礎心理学的
プロセスを解明すること、認知心理学・感性心理学領域では種々の認知・感性情報を処理・伝達する人間行動を心理学
的立場から解明すること、教育心理学・教育学領域では人間生活の現実問題を心理学的・教育学的観点から解明するこ
とをめざしている。これらの 5 領域は相互に密接に関係しており、一体となって、心理学および教育学研究にあたる。
院生は、行動・認知・感性・教育心理および教育の各専門領域のうちいずれかひとつを任意に選択し、それぞれの演習
および関連科目を履修することができる。
カリキュラムの特色
応用心理学専攻のカリキュラムは、心理学および教育学上の諸問題を多角的にアプローチすることができるように編
成されている。
これをさらに具体的にいえば、行動・認知・感性・教育心理および教育に関する専門科目をそれぞれ演習および特論
としてバランスよく配し、院生の多面的関心に応えることができるように配慮されていることである。それは、こうし
た心理学および教育学の理論的・実証的研究を進める上で不可欠となるカリキュラムの履修を通じて心理学および教育
学研究のための確かな土台を築き、専門的研究をいっそう深化することが院生に期待されているからである。それとと
もに、将来教育職に就くことを希望する者が多いことをふまえ、中学校教諭専修免許状(社会)や高等学校教諭専修免
許状(公民)についても取得が可能となっている。
研究指導体制
行動・認知・感性・教育心理および教育に関する演習科目については、すべて専任教員がこれらを担当する体制がと
られている。したがって、院生はそれぞれの専任教員から直接指導を受けて各自の研究課題を深めるとともに豊かに発
展させることによって修士論文を確実に作成することが可能となる。
なお、院生の研究活動をいっそう幅広いものとするために、隣接領域である他専攻との研究交流をおこなう体制がと
られていることも、研究指導体制上の重要な特質のひとつである。
― 120 ―
共
開設科目
課程 必選別
開設科目
文 学 研 究 科
経済学研究科
法 学 研 究 科
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
生理心理学特論Ⅱ
生涯教育特論Ⅰ
生涯教育特論Ⅱ
生涯教育特論Ⅲ
生涯教育特論Ⅳ
教育方法学特論Ⅰ
教育方法学特論Ⅱ
教育方法学特論Ⅲ
教育方法学特論Ⅳ
教育学特論Ⅰ
教育学特論Ⅱ
教育学特論Ⅲ
教育学特論Ⅳ
教育法学特論Ⅰ
教育法学特論Ⅱ
教育法学特論Ⅲ
教育法学特論Ⅳ
教育心理学特論Ⅰ
教育心理学特論Ⅱ
教育心理学特論Ⅲ
教育心理学特論Ⅳ
心理学基礎文献研究Ⅰ
心理学基礎文献研究Ⅱ
心理学基礎文献研究Ⅲ
心理学基礎文献研究Ⅳ
感性心理学特論Ⅰ
感性心理学特論Ⅱ
感性心理学特論Ⅲ
感性心理学特論Ⅳ
高齢者心理学特論Ⅰ
高齢者心理学特論Ⅱ
高齢者心理学特論Ⅲ
高齢者心理学特論Ⅳ
ジェンダー学特論Ⅰ
ジェンダー学特論Ⅱ
健康心理学特論Ⅰ
健康心理学特論Ⅱ
モチベーション心理学特論Ⅰ
モチベーション心理学特論Ⅱ
発達心理学特論Ⅰ
発達心理学特論Ⅱ
性格心理学特論Ⅰ
性格心理学特論Ⅱ
尺度構成法特論Ⅰ
尺度構成法特論Ⅱ
選 択 科 目
選
択
科
目
行動心理学演習Ⅱ
行動心理学演習Ⅲ
行動心理学演習Ⅳ
認知心理学演習Ⅰ
認知心理学演習Ⅱ
認知心理学演習Ⅲ
認知心理学演習Ⅳ
教育心理学演習Ⅰ
教育心理学演習Ⅱ
教育心理学演習Ⅲ
教育心理学演習Ⅳ
教育学演習Ⅰ
教育学演習Ⅱ
教育学演習Ⅲ
教育学演習Ⅳ
教育法学演習Ⅰ
教育法学演習Ⅱ
教育法学演習Ⅲ
教育法学演習Ⅳ
教育方法学演習Ⅰ
教育方法学演習Ⅱ
教育方法学演習Ⅲ
教育方法学演習Ⅳ
感性心理学演習Ⅰ
感性心理学演習Ⅱ
感性心理学演習Ⅲ
感性心理学演習Ⅳ
生涯教育演習Ⅰ
生涯教育演習Ⅱ
生涯教育演習Ⅲ
生涯教育演習Ⅳ
認知心理学特論Ⅰ
認知心理学特論Ⅱ
認知心理学特論Ⅲ
認知心理学特論Ⅳ
学習心理学特論Ⅰ
学習心理学特論Ⅱ
学習心理学特論Ⅲ
学習心理学特論Ⅳ
産業心理学特論Ⅰ
産業心理学特論Ⅱ
産業心理学特論Ⅲ
産業心理学特論Ⅳ
心理学研究法特論Ⅰ
心理学研究法特論Ⅱ
心理学研究法特論Ⅲ
心理学研究法特論Ⅳ
行動科学特論Ⅰ
行動科学特論Ⅱ
行動科学特論Ⅲ
行動科学特論Ⅳ
修 士 課 程
択
必
修
科
目
生理心理学特論Ⅰ
項
選
修 士 課 程
行動心理学演習Ⅰ
事
課程 必選別
通
開設科目・担当教員(平成28年度)
心理学研究科
― 121 ―
教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考:事情によりカリキュラムを変更することがあります)
応用心理学専攻 修士課程
教 授
井 田 政 則
担 当 科 目 行動心理学演習Ⅰ・Ⅱ、学習心理学特論Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 学習心理学
研 究 テ ー マ 人間や動物の環境への適応―学習過程―の分析、心理測定
教 授
今 村 泰 子
担 当 科 目 心理学基礎文献研究Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 英米文学・英語
研 究 テ ー マ 日英比較表現研究、比較文化研究
教 授
岩 本 俊 郎
担 当 科 目 教育学演習Ⅰ・Ⅱ、教育学特論Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 教育学
研 究 テ ー マ 教育学、子どもの権利認識の史的探究
教 授
大 津 悦 夫
担 当 科 目 教育心理学演習Ⅰ・Ⅱ、教育心理学特論Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 教育心理学
研 究 テ ー マ 教育評価の理論および到達度評価に関する研究
准教授
櫻 井 広 幸
担 当 科 目 感性心理学演習Ⅰ・Ⅱ、感性心理学特論Ⅰ・Ⅱ
専 攻 領 域 感性心理学
研 究 テ ー マ リアリティ・バーチャルリアリティ、ICT、遠隔教育システム・e ラーニング、ゲーム関連
非常勤講師
担 当 科 目 性格心理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 発達心理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 ジェンダー学特論
非常勤講師
浮 谷 秀 一
大 井 晴 策
草 野 篤 子
小 嶋 正 敏
担 当 科 目 モチベーション心理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 産業心理学特論Ⅰ・Ⅱ
非常勤講師
担 当 科 目 感性心理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 健康心理学特論
佐 藤 剛 介
杉 本 雅 彦
高 橋 一 公
― 122 ―
非常勤講師
山 岡 テ イ
担 当 科 目 心理学研究法特論Ⅰ・Ⅱ
非常勤講師
山 村 豊
担 当 科 目 高齢者心理学特論Ⅰ・Ⅱ、認知心理学特論Ⅰ・Ⅱ
文 学 研 究 科
非常勤講師
日向野 智 子
項
担 当 科 目 尺度構成法特論
事
通
担 当 科 目 行動科学特論Ⅰ・Ⅱ
竹 内 由 則
共
非常勤講師
経済学研究科
法 学 研 究 科
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
― 123 ―
対人・社会心理学専攻(修士課程)
教育・研究の特色
立正大学大学院心理学研究科修士課程の対人・社会心理学専攻は、臨床心理学専攻および応用心理学専攻の修士課程に
ついで、平成24年 4 月に開設された。対人・社会心理学の広範な領域(自己・対人・社会・文化)をカバーした専門科
目を履修することによって、幅広い社会現象や社会的行動に対して実証的にアプローチする技能と対人・社会心理学の
高度かつ専門的な知識を修得し、その知識・技能を活かして現実社会の諸問題を深く理解し、解決していくことのでき
る人材を育成することを目標としている。
カリキュラムの特色
カリキュラムは、選択必修科目群として演習科目が設けられている。演習科目は、指導教員の演習科目を中心に、コ
ミュニケーション心理学、発達社会心理学、産業組織心理学、集団心理学、社会問題などから履修することができる。
選択科目群としては、スキル領域、対人領域、社会領域の 3 領域からなる特論科目と実習科目によって構成されてい
る。
「スキル領域」では社会調査、質的研究、多変量解析に関する実習科目がある。「対人領域」では、対人心理学、コ
ミュニケーション、発達社会心理学、認知社会心理学、自己心理学、対人感情、キャリア心理学に関連した特論科目が
設けられている。「社会領域」では、産業組織心理学、集団心理学、社会問題研究、消費者心理学、コミュニティ心理
学、交通心理学、文化心理学、経営心理学などの特論科目がある。
本専攻の修了要件は、選択必修科目から 8 単位以上、選択科目から 3 領域にわたって20単位以上、合計で30単位以上
を取得し、対人・社会心理学領域の課題をテーマにした修士論文を提出し審査に合格することである。修了者には、修
士(心理学)の学位が授与される。
また、社会調査士の資格取得者には、
「スキル領域」の 3 科目の単位を取得することによって専門社会調査士の資格取
得の要件を得られる。
研究指導体制
対人・社会心理学に関わる学生の多様な要望や関心に応え、必要な専門知識と技能を修得させることができるよう、
各分野に精通し国内外で活躍している専任教員を多数配置している。また、学外の著名な外部講師による講義も受講す
ることができる。
修士論文の指導体制として、 1 年次の初旬に決定する指導教員によって、入学時から 2 年間、きめ細かな研究指導が
行われている。本専攻では、これに加え、専攻の全教員が参加して行う研究討議の場を 1 年次に 1 回、 2 年次に 2 回設
け、専攻全体でのサポート体制も充実している。
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共
開設科目
課程
必選別
社会問題研究演習Ⅰ
文 学 研 究 科
経済学研究科
社会領域
法 学 研 究 科
質的研究実習
多変量解析実習
対人・社会心理文献講読
対人心理学特論
コミュニケーション心理学特論
発達社会心理学特論
認知社会心理学特論
自己心理学特論
対人感情研究特論
キャリア心理学特論
産業組織心理学特論
交通心理学特論
集団心理学特論
社会問題研究特論
経営心理学特論
消費者心理学特論
コミュニティ心理学特論
文化心理学特論
項
対人領域
選 択 科 目
修 士 課 程
選 択 必 修 科 目
修 士 課 程
社会問題研究演習Ⅱ
社会問題研究演習Ⅲ
社会問題研究演習Ⅳ
コミュニケーション心理学演習Ⅰ
コミュニケーション心理学演習Ⅱ
コミュニケーション心理学演習Ⅲ
コミュニケーション心理学演習Ⅳ
産業組織心理学演習Ⅰ
産業組織心理学演習Ⅱ
産業組織心理学演習Ⅲ
産業組織心理学演習Ⅳ
集団心理学演習Ⅰ
集団心理学演習Ⅱ
集団心理学演習Ⅲ
集団心理学演習Ⅳ
経営心理学演習Ⅰ
経営心理学演習Ⅱ
経営心理学演習Ⅲ
経営心理学演習Ⅳ
発達社会心理学演習Ⅰ
発達社会心理学演習Ⅱ
発達社会心理学演習Ⅲ
発達社会心理学演習Ⅳ
認知社会心理学演習Ⅰ
認知社会心理学演習Ⅱ
認知社会心理学演習Ⅲ
認知社会心理学演習Ⅳ
消費者心理学演習Ⅰ
消費者心理学演習Ⅱ
消費者心理学演習Ⅲ
消費者心理学演習Ⅳ
コミュニティ心理学演習Ⅰ
コミュニティ心理学演習Ⅱ
コミュニティ心理学演習Ⅲ
コミュニティ心理学演習Ⅳ
開設科目
社会調査実習
事
必選別
スキル領域
課程
通
開設科目・担当教員(平成28年度)
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
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教員別担当科目・研究テーマ一覧
(平成28年度参考:事情によりカリキュラムを変更することがあります)
対人・社会心理学専攻 修士課程
教 授
上 瀬 由美子
担 当 科 目 社会問題研究演習Ⅰ・Ⅱ、社会問題研究特論、社会調査実習
専 攻 領 域 ジェンダー、ステレオタイプおよびその関連領域
研 究 テ ー マ 社会的ステレオタイプ、偏見の形成・維持・解消過程
教 授
川 名 好 裕
担 当 科 目 コミュニケーション心理学演習Ⅰ・Ⅱ、コミュニケーション心理学特論
専 攻 領 域 対人コミュニケーションおよびその関連領域
研 究 テ ー マ 対人魅力、恋愛心理学、社会的認知
教 授
所 正 文
担 当 科 目 産業組織心理学演習Ⅰ・Ⅱ、産業組織心理学特論、交通心理学特論
専 攻 領 域 産業組織心理学、交通心理学、生涯発達心理学、およびその関連領域
研 究 テ ー マ 高齢ドライバーに関する研究、キャリアデザインに関する研究
教 授
西 田 公 昭
担 当 科 目 集団心理学演習Ⅰ・Ⅱ、集団心理学特論
専 攻 領 域 集団心理学およびその関連領域
研 究 テ ー マ ビリーフ・システム、マインドコントロール、欺瞞的説得
教 授
古 屋 健
担 当 科 目 発達社会心理学演習Ⅰ・Ⅱ、発達社会心理学特論
専 攻 領 域 発達社会心理学、ソーシャル・サポートおよびその関連領域
研 究 テ ー マ 青年期の人間関係と心理的ストレス
准教授
髙 橋 尚 也
担 当 科 目 コミュニティ心理学演習Ⅰ・Ⅱ、コミュニティ心理学特論、質的研究実習
専 攻 領 域 コミュニティ心理学、政治心理学およびその関連領域
研 究 テ ー マ 住民と行政との協働、地域の対人関係、政治・社会意識、惨事ストレス
准教授
八 木 善 彦
担 当 科 目 消費者心理学演習Ⅰ・Ⅱ、消費者心理学特論
専 攻 領 域 消費者心理学およびその関連領域
研 究 テ ー マ 消費者心理に関わる実験的研究、認知心理学
専任講師
担 当 科 目 文化心理学特論
専任講師
担 当 科 目 対人心理学特論
非常勤講師
担 当 科 目 認知社会心理学特論
ウンサーシュッツ ジャンカーラ
笠 置 遊
有 賀 敦 紀
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非常勤講師
齊 藤 勇
非常勤講師
担 当 科 目 キャリア心理学特論
宮 城 まり子
山 際 勇一郎
経済学研究科
非常勤講師
担 当 科 目 多変量解析実習
大 坊 郁 夫
文 学 研 究 科
非常勤講師
担 当 科 目 対人感情研究特論
項
担 当 科 目 対人心理学特論、対人・社会心理文献講読
事
通
担 当 科 目 自己心理学特論
浮 谷 秀 一
共
非常勤講師
法 学 研 究 科
経営学研究科
社会福祉学研究科
地球環境科学研究科
心理学研究科
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