(添付書類) 第34期営業報告書

(添付書類)
第34期営業報告書
平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで
1.営 業 の 概 況
(1) 営業の経過及び成果
① 全 般 的 概 況
当期の我が国経済は、企業収益が高水準で推移し、設備投資も引き続き
増加傾向にあるなど、着実に回復が続きました。しかしながら公共投資は
減少傾向が継続し、デフレ状況の改善も緩やかなものにとどまるなど、厳
しい事業環境を脱するには至りませんでした。
移動通信市場では、当期の携帯電話全体の累計加入件数は、普及率の上
昇などから前期末比5.5%増の9,179万件にとどまり、また純増数は前期比
5.6%減の479万件となるなど、携帯電話の新規加入者の増加は頭打ち状態
であり、携帯電話需要は高機能な新型端末への取替が中心となりました。
また、第三世代移動通信サービス対応端末が前期末比59.2%増の4,833万
件に達するなど、高速大容量の第三世代移動通信サービスへの転換が大き
く進みました。特に、当社の販売事業の主力であるNTTドコモの端末市
場では、第三世代移動通信サービス対応のFOMA(Freedom of Mobile
Multimedia Access)端末の契約数が、2,346万件(前期末比104.0%増)
となり、NTTドコモ契約者の46%を占めるなど、大きな伸展を見せまし
た。
このような事業環境のもと、当社は、FOMA端末の販売促進やモバイ
ルソリューション事業の開拓などの市場の拡大と、業務プロセス改革の推
進、特に需要の減少した端末ソフトウェア開発や自営通信システム事業、
端末保守事業での効率改善に注力いたしました。
しかしながら、端末ソフトウェア開発業務の減少によるモバイルソフト
ウェア売上の減少、及び解約率の低下に伴う販売台数の減少による販売事
業の売上減少などから、当期の売上高は1,275億90百万円(前期比9.0%
減)にとどまりました。利益面では、競争激化による自営通信システム関
連の原価率の悪化や、新事業開拓に向けた積極的な先行投資費用の支出な
どもありましたが、モバイルセールス事業での効率化による利益率の改善
などから、営業利益は41億89百万円(前期比7.8%増)、経常利益は40億
- 3 -
(3)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
78百万円(前期比5.8%増)、当期純利益については21億17百万円(前期
比0.6%増)となりました。
② 部 門 別 概 況
(ア) モバイルソフトウェア事業
当期においては、日本電気㈱がNTTドコモ向けに生産するFOMA
を中心とした携帯電話端末のソフトウェア開発、及び第三世代移動通信
システム用の基地局用装置のソフトウェア開発を行うとともに、新規事
業 開 拓 に 努 め ま し た 。 し か し な が ら 、 P D C ( Personal Digital
Cellular)端末の開発の減少などから、当期の売上高は96億89百万円
(前期比27.2%減)となりました。営業利益については、外注費の削減
などの経費の圧縮、効率化の推進などにより、前年度の赤字から黒字転
換し1億17百万円となりました。
(イ) モバイルインテグレーション&サポート事業
当期においては、海外向け保守・サポートの減少などにより、売上高
は248億11百万円(前期比6.7%減)となりました。営業利益については、
保守・サポート関連での効率改善などの施策実行に努めたものの、自営
通信システム関連での競争激化による原価率の悪化などの影響から、19
億12百万円(前期比18.3%減)となりました。
(ウ) モバイルセールス事業
当期においては、携帯電話の新規加入者数の減少など市場の飽和傾向
に加え、解約率の減少などによる買い替え期間の長期化などもあり、端
末需要は減少し、販売代理店間の競争も激化しました。このような状況
のもと、利用可能エリアの充実や、非接触型ICカード技術対応の高機
能端末や音楽再生機能対応端末などの魅力的な新機種の投入により取替
需要が旺盛となったFOMA対応端末の拡販及び販売チャネルの拡充に
努めました。また、ショップでの生産性向上など事業効率の改善に努め
ました。
この結果、当期の売上高は、930億90百万円(前期比7.2%減)となり
ました。営業利益については、顧客にとってのモバイル価値を提案する
新事業の開拓に向けての積極的な先行投資を行う一方、生産性向上など
事業効率の改善に努めたことから、モバイルセールス事業全体としての
営業利益は、21億60百万円(前期比10.2%増)となりました。
- 4 -
(4)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
③
研究開発の状況
当期においては、常に進化を続ける移動通信技術に対応するため、自営
通信システムに関する研究開発を行うともに、モバイルソリューション事
業領域における新しいビジネスモデルの発掘に向けた研究開発を行いまし
た。
その結果、当期の研究開発費は4億87百万円となりました。なお、各分
野の主な研究開発活動は以下のとおりであります。
(ア) 移動通信システム
自営通信システムに使用される無線機、制御装置及び周辺機器、特に
防災無線などに使用される同報無線機のデジタル化の研究開発を行いま
した。
(イ) モバイルソリューション
携帯電話を活用した新サービスの研究開発を行うとともに、効率的な
高度アプリケーション作成を可能にするJAVA関連の新しい技術に関
する研究開発を行いました。
④
設備投資の状況
当期においては、経営効率化などを目的とした情報システム投資やモバ
イルセールス事業における店舗の移転、改装など、9億93百万円の設備投
資を行いました。
⑤
資金調達の状況
当期において、資金調達は行っておりません。
(2) 会社が対処すべき課題
現在、移動通信市場は、携帯電話の番号ポータビリティの導入、新規参入
やM&Aなどによる携帯電話事業者間の競争の激化、MVNO(Mobile
Virtual Network Operator:仮想移動通信事業者)の登場、FMC(Fixed
Mobile Convergence:固定網と移動網の融合)への動きなどといった、大き
な変革の時代を迎えております。加入者の飽和状況もあり、競争条件は厳し
くなるものの、これらの変化の波により、多くの新しい市場や事業機会が生
まれてくるものと考えます。
当社は機種変更需要を中心に今後も堅調な推移が予想される携帯電話販売
や端末保守事業で着実な事業運営を図ってまいります。また、移動通信関連
の深い知見やノウハウ、技術力などのリソースをさらに研鑽し、モバイルイ
- 5 -
(5)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
ンターネット社会の発展の中で、顧客に対するさまざまなモバイル価値の提
供を行う事業を開拓してまいります。
そのために顧客にとってのモバイル価値を理解し、最適なモバイル環境の
活用を提案するコンサルティング能力の強化、新規事業機会の発掘や新規事
業を推進支援するインキュベーション能力が最重要課題となっております。
この課題に向け、当社の保有するリソース、特に全国展開している販売リ
ソースを有効活用する仕組み作りを推進するとともに、人材の育成にも注力
してまいります。
また、これらの課題に的確に対処し当社の発展をより確実なものとするた
め、全社的に業務プロセス改革活動を推進するとともに、全社リソースの重
点事業への再配分などによる事業構造改革を通して、経営改善活動を強化し
てまいります。
(3) 営業成績及び財産の状況の推移
期
区
別
分
売
高(百万円)
126,271
149,940
140,195
127,590
益(百万円)
5,857
5,944
3,855
4,078
当 期 純 利 益(百万円)
3,428
3,295
2,105
2,117
235.98
226.81
144.88
145.71
経
上
第34期
第31期
第32期
第33期
(平成14年度) (平成15年度) (平成16年度) (平成17年度)
(当 期)
常
利
1株当たり当期純利益
(円)
総
資
産(百万円)
47,396
52,685
50,715
56,465
純
資
産(百万円)
18,357
21,072
22,558
23,994
(注)1.1株当たり当期純利益は、期中平均株式数に基づいて算出しております。
2.上記の金額について、第31期は百万円未満を切り捨てて表示しておりましたが、
第32期より四捨五入して表示しております。
- 6 -
(6)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
2.会 社 の 概 況(平成18年3月31日現在)
(1) 主 要 な 事 業 内 容
当社は、移動通信全般に係る事業活動を行っておりその内容を大別すると、
①移動通信端末・装置のソフトウェア開発を主に行うモバイルソフトウェア
事業、②基地局据付工事・現地調整サービスの提供、移動通信端末・装置の
保守サービスの提供、移動通信システムの開発・製造・販売を行うモバイル
インテグレーション&サポート事業、③携帯電話に代表される移動通信端末
の販売、移動通信を活用したモバイルソリューションの提供を行うモバイル
セールス事業の三つとなります。
その主要な製品及びサービスの内容は次のとおりであります。
部
門
主
要
サ
ー
ビ
ス
・
製
品
売上高構成比
モバイルソフトウェア事業
移動通信端末に組み込まれるソフトウェアの開
発、移動通信の基地局用装置に用いられるソフ
トウェアの開発
7.6%
モバイルインテグレー
ション&サポート事業
移動通信に関するシステムエンジニアリング
(システム設計、基地局選定、システムインテ
グレーション、据付工事、現地調整試験、シス
テム総合試験、システム運用、保守サービスな
ど)、移動通信端末や基地局用装置の修理及び
保守部品の販売、公共公益無線、防災行政無
線、鉄道各社の列車無線などの移動通信システ
ムの開発・製造・販売
19.4%
モバイルセールス事業
携帯電話・PHSなどの移動通信端末の販売、
加入者の獲得、修理などの受付や利用代金の受
取など加入者の維持に係る業務、モバイルソ
リューションの提案、販売
73.0%
(注)
平成18年4月1日付で、モバイルソフトウェア事業を日本電気通信システム㈱へ
営業譲渡いたしました。
- 7 -
(7)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
(2) 主要な営業所及び店舗
① 営
業
所
名
称
本
北
海
道
支
在
奈
川
地
社
神
県
横
浜
市
店
北
海
道
札
幌
市
城
県
仙
台
市
東
北
支
店
宮
東
京
支
店
東
中
部
支
店
愛
北
陸
支
店
石
川
県
金
沢
市
所
大
阪
府
吹
田
市
大
阪
事
業
京
知
都
県
港
名
古
区
屋
市
中
国
支
店
広
島
県
広
島
市
四
国
支
店
香
川
県
高
松
市
九
州
支
店
福
岡
県
福
岡
市
②
店
舗
地
区
北 海 道 地 区
東
所
北
地
区
関東・甲信越地区
主
要
な
店
舗
北
海
道
南大通店、篠路店
岩
手
県
盛岡本宮店、一関店
宮
城
県
仙台広瀬通り店
福
島
県
郡山うねめ通り店
茨
城
県
石岡店
千
葉
県
松戸店
埼
玉
県
大宮店、熊谷店、本庄店
東
京
都
西日暮里店、八重洲店、秋葉原昭和通り店、池袋西口
店、田町店、二子玉川店、蒲田店、国分寺店、福生
店、町田店、目黒駅前店、中野北店、恵比寿店
神奈川県
新横浜駅前店、二俣川店、藤沢店、平塚店
山
梨
県
東山梨店
長
野
県
松本インター渚店
- 8 -
(8)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
地
中
北
関
中
四
部
陸
西
国
国
区
地
地
地
地
地
区
主
要
な
店
舗
静
岡
県
ジョイフル新川店、沼津マリン店、沼津仲見世店
愛
知
県
緑店、千代田橋店、豊田西店
三
重
県
ミルキー大台店
石
川
県
県庁前店
富
山
県
富山山室店
京
都
府
京都駅前店
大
阪
府
茨木店、池田店、天王寺店、和泉府中店、鶴見安田店
兵
庫
県
西宮店、甲南店
岡
山
県
岡山南店、院庄店
鳥
取
県
鳥取湖山店
広
島
県
紙屋町店
山
口
県
南岩国店
香
川
県
太田店
愛
媛
県
マドンナ店
徳
島
県
川内共栄橋店
福
岡
県
小倉魚町店、天神南店、伊都店
大
分
県
へつぎ店
沖
縄
県
小禄店、豊見城店、西原さわふじ店
区
区
区
区
九州・沖縄地区
(3) 従 業 員 の 状 況
従
業
員
数
前期末比増(減)
1,169名
平
(325)名
均
年
齢
平 均 勤 続 年 数
38.8歳
12.8年
(注)1.上記従業員数には受入出向者(85名)を含み、出向者(32名)を含んでおりま
せん。
2.上記のほか派遣社員1,035名がおります。
3.当期の減少の主な理由は、平成18年4月1日付のモバイルソフトウェア事業の
営業譲渡に伴い当該事業の従業員が平成18年3月31日付で退職したことによる
ものであります。
- 9 -
(9)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
(4) 株 式 の 状 況
① 会社が発行する株式の総数
②
発行済株式の総数
③
株
主
数
④
大
株
主
株
主
名
48,000,000株
14,529,400株
10,696名
当 社 へ の 出 資 状 況
持
株
数
議決権比率
千株
%
当社の大株主への出資状況
持
株
数
出資比率
千株
%
日 本 電 気 株 式 会 社
7,410
51.00
-
-
日本トラスティ・サービス
信託銀行株式会社(信託口)
708
4.88
-
-
日本マスタートラスト
信託銀行株式会社(信託口)
516
3.55
-
-
NECモバイリング従業員持株会
266
1.84
-
-
ステート ストリート バンク アンド
トラスト クライアント オムニバス
アカウント オーエムゼロツー
200
1.38
-
-
ゴールドマン・サックス・
インターナショナル
165
1.14
-
-
日本証券金融株式会社
135
0.93
-
-
資産管理サービス信託銀行
株式会社(証券投資信託口)
108
0.75
-
-
シティバンク ロンドン エス エイ
スティチング シェル ペンションファンド
94
0.65
-
-
三菱UFJ信託銀行株式会社(信託口)
93
0.64
-
-
(注)1.株式数は、いずれも千株未満を切り捨てて表示しております。
2.当社への出資状況の比率は、当社の株主名簿から正確な比率が把握できること
から議決権比率で記載しております。
(5) 自己株式の取得、処分等及び保有の状況
該当事項はありません。
- 10 -
(10)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
(6) 企 業 結 合 の 状 況
① 親会社との関係
当社の親会社は、日本電気㈱であり、同社は当社の株式を7,410千株
(議決権比率51.00%)保有しております。なお、当社は同社へ移動通信
関係のソフトウェア、システム、機器、サービスなどを提供しております。
②
重要な子法人等の状況
該当事項はありません。
③
その他の重要な企業結合の状況
該当事項はありません。
(7) 主 要 な 借 入 先
該当事項はありません。
- 11 -
(11)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
(8) 取 締 役 及 び 監 査 役
会社における地位
氏
名
担当又は主な職業
代 表 取 締 役 会 長
千
葉
正
人
代 表 取 締 役 社 長
松
尾
義
武
執行役員社長
取
締
役
安
江
昇
日本電気㈱モバイルビジネスユ
ニット
モバイル企画本部長
取
締
役
折
笠
己
日本電気㈱モバイルビジネスユ
ニット
モバイルターミナル事業本部
営業主幹
取
締
役
樋
山
孝
執行役員
モバイルセールス事業担当
販売事業本部長
取
締
役
川
村
樹
執行役員
企画部関係担当
経理部関係担当
資材調達部関係担当
裕
廣
常
勤
監
査
役
川
﨑
齊
常
勤
監
査
役
土
田
秀次郎
役
横
井
利
監
査
明
日本電気㈱モバイルビジネスユ
ニット
モバイルソフトウェア事業本部
モバイルソフトウェア事業企画
部長
(注)1.平成17年6月23日開催の第33期定時株主総会において、安江昇及び川村廣樹
(重任)の両氏は取締役に、また、横井利明氏は監査役に、それぞれ選任され
就任いたしました。
2.取締役安江昇及び折笠裕己の両氏は、商法第188条第2項第7号ノ2に定める
社外取締役であります。
3.監査役川﨑齊、土田秀次郎及び横井利明の各氏は、「株式会社の監査等に関す
る商法の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
4.当社は、平成17年6月23日付で執行役員制度を導入しております。執行役員は
次のとおりであります。
執行役員社長 松尾 義武
執行役員
松本 英一
執行役員
樋山
孝
執行役員
田中 良博
執行役員
川村 廣樹
執行役員
有賀
裕
- 12 -
(12)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
5.当期中に退任した取締役及び監査役の氏名、退任時の会社における地位、退任
年月日及び退任事由は次のとおりであります。
退任時の会社における地位
常
務
取
締
氏
役
湊
名
退任年月日(退任事由)
淳
平成17年6月23日(任期満了)
取
締
役
松
本
英
一
平成17年6月23日(辞
任)
取
締
役
田
中
良
博
平成17年6月23日(辞
任)
取
締
役
有
賀
裕
平成17年6月23日(辞
任)
監
査
役
安
江
昇
平成17年6月23日(辞
任)
取
締
役
九
鬼
隆
訓
平成18年3月31日(辞
任)
監
査
役
福
原
茂
喜
平成18年3月31日(辞
任)
6.平成18年4月1日付で次のとおり異動がありました。
会社における地位
氏
名
取
締
役
安
江
取
締
役
折
笠
監
査
役
横
井
異動後の担当又は主な職業
昇
日本電気㈱モバイルターミナル
ビジネスユニット
支配人
裕
己
日本電気㈱モバイルターミナル
ビジネスユニット
モバイルターミナル事業本部
営業主幹
利
明
日本電気㈱モバイルターミナル
ビジネスユニット
モバイルソフトウェア事業本部
モバイルソフトウェア事業企画
部長
(9) 会計監査人に支払うべき報酬等の額
支払額
①
当社が支払うべき報酬等の合計額
25,500千円
② 上記①の合計額のうち、公認会計士法第2条第1項の業
務(監査証明業務)の対価として当社が支払うべき報酬
等の合計額
24,000千円
③ 上記②の合計額のうち、当社が支払うべき会計監査人と
しての報酬等の合計額
24,000千円
(注)
当社と会計監査人との間の監査契約において、「株式会社の監査等に関する商法
の特例に関する法律」に基づく監査と証券取引法に基づく監査の監査報酬等の額
を明確に区分しておらず、実質的にも区分できませんので、③の報酬等の額には
これらの合計額を記載しております。
- 13 -
(13)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
3.決算期後に生じた会社の状況に関する重要な事実
当社は日本電気通信システム㈱との間で締結したモバイルソフトウェア開発
事業にかかる営業譲渡契約に基づき、平成18年4月1日付で当該事業を譲渡い
たしました。その目的は、ソフトウェア開発の環境変化に伴い、当社の保有す
るリソースでは効率的な事業運営が難しくなってきていることから、当社の保
有するリソースを日本電気通信システム㈱に集中することで同事業の効率化を
図るとともに、当社は携帯電話に関連する販売、修理及びソリューション事業
に集中することで中期的な事業収益向上を図ることにあります。
譲渡対象事業の当事業年度売上高
譲
譲
(注)
渡
す
渡
る
資
産
価
の
額
額
9,688,913千円
固定資産
187,728千円
499,395千円
上記のほか、退職給付債務を移管しており、その金額は324,808千円であります。
- 14 -
(14)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_01_os2NECモバイリング様_招集_株主各位_P.doc
貸
借
対
照
表
(平成18年3月31日現在)
資
産
科
の
目
流
動 資 産
現 金 及 び 預 金
受
取
手
形
売
掛
金
商
品
製
品
半
製
品
原
材
料
仕
掛
品
前
払
費
用
繰 延 税 金 資 産
未
収
入
金
関係会社預け金
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産
有 形 固 定 資 産
建
物
構
築
物
機 械 及 び 装 置
工具器具及び備品
建 設 仮 勘 定
無 形 固 定 資 産
営
業
権
ソ フ ト ウ ェ ア
そ
の
他
投資その他の資産
投 資 有 価 証 券
関係会社出資金
破産・更生債権
長 期 前 払 費 用
繰 延 税 金 資 産
敷金及び保証金
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
資
(注)
産
合
計
部
金
(単位:千円)
負 債 及 び 資 本 の 部
額
48,874,211
9,879,679
14,020
20,404,056
3,653,300
15,501
138,111
617,206
381,479
228,391
971,469
8,198,971
4,000,100
462,928
△
91,000
7,590,525
1,244,077
630,996
149,503
37,672
411,231
14,675
1,323,219
369,192
936,857
17,170
5,023,229
968,707
163,607
42,880
14,891
1,316,287
2,310,840
246,017
△
40,000
56,464,736
科
目
負
流
動
支
債
負
手
掛
未
払
額
の
債
払
買
部
28,704,984
形
402,002
金
15,358,954
金
661,495
用
9,881,605
未 払 法 人 税 等
1,407,827
未
固
金
払
費
前
受
金
9,577
預
り
金
983,524
定
負
債
3,765,500
退職給付引当金
預 り 保
負
債
資
証 金
224,535
計
32,470,484
合
資
本
本
3,540,965
の
部
金
2,370,780
資 本 剰 余 金
2,706,780
資 本 準
備 金
利 益 剰 余 金
18,942,865
利 益 準
備 金
21,420
任 意 積
立 金
16,460,000
別 途 積 立 金
16,460,000
当期未処分利益
2,461,445
その他有価証券評価差額金
資
2,706,780
本
合
△
26,173
計
23,994,252
負債及び資本合計
56,464,736
記載金額は千円未満を四捨五入して表示しております。
- 15 -
(15)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
損 益 計 算 書
平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで
(単位:千円)
科
経
目
常
営
損
業
益
損
の
額
部
益
売
金
の
部
上
高
127,589,653
価
114,168,525
益
13,421,128
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
9,231,960
営
益
4,189,168
益
81,672
受 取 利 息 及 び 配 当 金
23,482
そ
他
58,190
用
192,560
息
2,566
他
189,994
益
4,078,280
失
136,391
用
136,391
売
上
売
原
上
営
総
業
業
外
営
利
損
益
業
部
外
業
収
外
支
費
払
利
そ
の
経
常
別
損
利
益
特
の
部
別
営
税
の
の
営
特
利
業
譲
当
期
(注)
繰
間
期
越
処
整
利
利
配
未
利
調
純
期
中
当
等
純
費
2,114,884
税
期
連
法人税、住民税及び事業税
人
当
関
3,941,889
前
前
渡
益
法
引
損
当
分
利
額
△
290,128
益
2,117,133
益
671,224
額
326,912
益
2,461,445
記載金額は千円未満を四捨五入して表示しております。
- 16 -
(16)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
【重要な会計方針】
1.有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの…………決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部
資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法によ
り算定)
時価のないもの…………移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
商品、製品、半製品、原材料……先入先出法による低価法
仕
掛
品……………………個別法による原価法
3.固定資産の減価償却方法
有 形 固 定 資 産……………定率法
無 形 固 定 資 産……………定額法
なお、市場販売目的のソフトウェアについては、見込
有効期間(3年)に基づく償却方法を採用し、自社利
用のソフトウェアについては、社内における利用可能
期間(5年)に基づく定額法を採用しております。
4.引当金の計上基準
貸 倒 引 当 金……………売上債権等の貸倒損失に備えるため、一般債権につい
ては貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額
を計上しております。
退職給付引当金……………当社は確定給付型の制度として、企業年金基金制度、
規約型確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設
けております。
従業員に対する退職給付の支給に充てるため、当期末
における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当期末において発生していると認められる額を計上し
ております。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務
期間以内の一定の年数による定額法により費用処理す
ることとしております。
数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従
業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額
法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から
費用処理することとしております。
(会計方針の変更)
当期より、「「退職給付に係る会計基準」の一部改
正」(企業会計基準第3号 平成17年3月16日)及び
「「退職給付に係る会計基準」の一部改正に関する適
用指針」(企業会計基準適用指針第7号 平成17年3
月16日)を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
- 17 -
(17)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リー
ス取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっておりま
す。
6.消費税等の会計処理
税抜方式によっております。
7.商法施行規則第48条第1項に定める「関係会社特例規定」を適用し、商法施行規則
第200条に基づき一部「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」の定
めるところにより計算書類等を作成しております。
8.会計方針の変更
当期より、「固定資産の減損に係る会計基準」(「固定資産の減損に係る会計基準
の設定に関する意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産
の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号 平成15年10月
31日)を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
【注記事項】
(貸借対照表関係)
1.関係会社に対する金銭債権
短
期
13,504,747千円
関係会社に対する金銭債務
短
期
421,863千円
2.有形固定資産の減価償却累計額
1,829,731千円
3.リースにより使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、リース契約により使用している重要な固定
資産として、電子計算機及びその周辺機器があります。
4.「関係会社預け金」は手元資金のリスク分散及び日本電気㈱グループの資金効率向
上を図るための資金集中システムの期末残高であります。
(損益計算書関係)
1.関係会社との取引高
売
上
高
仕
入
高
その他の営業取引
営業取引以外の取引
2.1株当たり当期純利益
3.支払リース料の総額
30,987,780千円
1,248,767千円
1,437,141千円
162,027千円
145円71銭
336,074千円
- 18 -
(18)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
利 益 処 分 案
(単位:円)
当
期
未
処
分
利
益
2,461,445,277
金
326,911,500
金
1,400,000,000
益
734,533,777
これを次のとおり処分します。
利
益
配
1株につき
別
次
(注)
途
期
当
22円50銭
積
繰
立
越
利
平成17年12月7日に326,911,500円(1株につき22円50銭)の中間配当を実施い
たしました。
- 19 -
(19)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
会計監査人の監査報告書
謄本
独立監査人の監査報告書
平成18年4月24日
NECモバイリング株式会社
取締役会 御中
新日本監査法人
原 田
指 定 社 員
業務執行社員 公認会計士
指 定 社 員
公認会計士
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員 公認会計士
浜
榊
田
恒
敏 
正
継 
正
壽 
当監査法人は、「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」
第2条第1項の規定に基づき、NECモバイリング株式会社の平成17年4
月1日から平成18年3月31日までの第34期営業年度の計算書類、すなわ
ち、貸借対照表、損益計算書、営業報告書(会計に関する部分に限る。)
及び利益処分案並びに附属明細書(会計に関する部分に限る。)について
監査を行った。なお、営業報告書及び附属明細書について監査の対象とし
た会計に関する部分は、営業報告書及び附属明細書に記載されている事項
のうち会計帳簿の記録に基づく記載部分である。この計算書類及び附属明
細書の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から計算
書類及び附属明細書に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準
に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及び附属
明細書に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求
めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針
及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体
としての計算書類及び附属明細書の表示を検討することを含んでいる。当
監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判
断している。
監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。
(1) 貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い会社の財産及び損
益の状況を正しく示しているものと認める。
(2) 営業報告書(会計に関する部分に限る。)は、法令及び定款に従い会
社の状況を正しく示しているものと認める。
(3) 利益処分案は、法令及び定款に適合しているものと認める。
(4) 附属明細書(会計に関する部分に限る。)について、商法の規定によ
り指摘すべき事項はない。
また、営業報告書「3.決算期後に生じた会社の状況に関する重要な事
実」に記載されている後発事象は、次期以降の会社の財産又は損益の状態
に重要な影響を及ぼすものである。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定に
より記載すべき利害関係はない。
以 上
- 20 -
(20)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
監査役会の監査報告書
謄本
監
査
報
告
書
当監査役会は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第34期営業
年度における取締役の職務の執行に関して、各監査役から監査の方法及び結
果の報告を受け、協議の上、本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いた
します。
1.監査役の監査の方法の概要
各監査役は、監査役会が定めた当期の監査方針、監査の計画等に従い、
取締役会その他重要な会議に出席するほか、取締役、内部監査部門等から
その職務の執行状況を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要
な事業所において業務及び財産の状況を調査し、必要に応じて子会社に対
し営業の報告を求めました。また、会計監査人から報告及び説明を受け、
計算書類及び附属明細書につき検討を加えました。
取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償
の利益供与、子会社又は株主との通例的でない取引並びに自己株式の取得
及び処分等に関しては、上記の監査の方法のほか、必要に応じて取締役等
に対し報告を求め、詳細に調査いたしました。
2.監査の結果
(1) 会計監査人 新日本監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認
めます。
(2) 営業報告書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示している
ものと認めます。
(3) 利益処分に関する議案は、会社財産の状況その他の事情に照らし指摘
すべき事項は認められません。
(4) 附属明細書は、記載すべき事項を正しく示しており、指摘すべき事項
は認められません。
(5) 取締役の職務遂行に関する不正の行為又は法令若しくは定款に違反す
る重大な事実は認められません。
なお、取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行っ
た無償の利益供与、子会社又は株主との通例的でない取引並びに自己株式
の取得及び処分等についても取締役の義務違反は認められません。
平成18年4月25日
NECモバイリング株式会社 監査役会
常 勤 監 査 役
常 勤 監 査 役
監
査
役
川
土
横
﨑
田
井
齊 
秀次郎 
利 明 
(注1)監査役川﨑齊、土田秀次郎及び横井利明の各氏は「株式会社の監査等に関す
る商法の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
(注2)監査役福原茂喜は一身上の都合により、平成18年3月31日付をもって監査役
を辞任いたしましたので、監査報告書に署名押印いたしておりません。
以
- 21 -
(21)/ 2006/05/22 20:51(2006/05/22 20:51)/ 2k_05288296_02_os2NECモバイリング様_招集_貸借対照表_P.doc
上