2016年度 授業概要 【文化交流学科】 科 目 コ ー ド : 14100 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜6限 授業名(英文): 文化交流論 (Theory of Cultural Exchange) 担 当 者 : 藤田 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 「文化」って?「交流」って?といった、ちょっと困るというか、面倒くさそうな疑問に取り組み ます。どちらも曖昧模糊としたボヤーッとしたイメージの言葉なので、多方面からアプローチ してゆくことで、すこしずつ理解を深めていきたいと思います。 いろいろ考えていくと、「国際交流」というのは「近代国家」同様、賞味期限がかなり限定さ れた概念で、「文化交流」の方がずっと射程の長い、人間の歴史を考える上でより有効なも のであることが分かってくると思います。 授 業 計 画 : まずは、「文化交流論」とは?というところから始まります。 (1)「How Old is Japan?」「「日本人」の定義は?」「日本文化って?」といった、あまり真剣 に考えたことがないような問題について意見を出し合ってもらい、あ〜だこ〜だと考えていき ます。 「文化」の具体例として、主として(2a)「言語文化」(2b)「食文化」について検討しま す。「言語が違うと考えることも違ってくるか?」「イモムシやゴキブリを食べる文化は「遅れて いる」といえるか?」……そういったことを考えながら、「文化の違いがなぜ生じたのか?」 「文化の壁は越えられるか?」という文化交流論の原理的問題に迫ります。 以上のほかに、文化交流の実践にかかわっている方にゲストスピーカとして講義をお願い することにしています。 さらに、現代世界を知るためのトリビア的な調べものをしてもらいます。これによって地理的 にも視野を広げたいと思います。 (1)序論 (2)「文化」とは? 「文化交流」とは? (3)上記についての討論・コメント (4)How Old is Japan? (5)上記についての討論・コメント (6)「日本人」の定義は? (7)上記についての討論 (8)「言語文化」を考える (9)言語なしで人は考えられるか? (10)言語に内在する文化 (11)言語文化の壁は超えられるか? (12)「現代世界を知るためのトリビア」(期末テストの一部)の予告 (13)世界のさまざまな食文化 (14)イモムシを食べる文化・タコを食べる文化 (15)食文化の壁は超えられるか? 期末テスト 授業概略: 具体例を考えるものいいアプローチなので、まずは「日本」とか、「日本人」とか、「日本文 化」といった概念にアタックし、その他の異文化についても考察を広げていきます。言語文 化との関連では、言語が滅びるというアクチュアルな問題にも触れます。食文化との関連で は、文化相対論が検討されます。 ほぼ毎回ミニ・レポートを提出してもらい、それを受けて次回の話へと展開するようにしま す。 1 ページ 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : ミニ・レポートおよび最終テストを総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 普段の暮らしに関連することも話題になることが多いので、生活のいろいろな面に(メディア接触も含 めて)気をつけていてほしい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14101 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 地球市民論 (Survey of Global Citizenship) 担 当 者 : 細谷 瑞枝、志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 地球市民としての自覚を持ち、自文化・異文化に対する理解を深める。 授 業 計 画 : 志賀担当 第1回 オリエンテーション 他者と自己へのまなざし 第2回 オリエンタリズムと他者表象I 第3回 オリエンタリズムと他者表象II 第4回 近代日本のオリエンタリズムとアジア表象 第5回 日本人の中国・中国人像とその変遷 第6回 中国人の日本・日本人像とその変遷 第7回 まとめ—異文化理解とは 第8回 留学生からみた日本 細谷担当 第9回 グローバルな世界とは? 第10回 食卓から考える地球規模のつながり(1) 第11回 食卓から考える地球規模のつながり(2) 第12回 貧困と格差 第13回 貧困と教育 第14回 教育と格差 第15回 多文化共生社会の言語政策 授業概略: 志賀担当 日本人は異文化を、他者をどのように表象してきたのでしょうか。日本人にとって身近な他 者である中国や朝鮮の人々は、日本文学や映画や学術研究において、どのように描かれて きたのでしょうか。また日本人は自分たち日本人を、日本文化を、どのように自己表象してき たのでしょうか。この授業では日本人のアジア観がどのように形成されてきたのかを、西洋の 東洋に対する文化的支配の総体ともいうべき「オリエンタリズム」という観点から読みとくととも に、現代日本のさまざまなメディアに表象された自己像と他者像について、批判的にとりあ げます。 細谷担当 「地球市民」というと、NGOやNPOで働くことや、国際的に活躍している人を思い浮かべてし まいますが、私たちの日常はすでに世界と密接につながっており、自覚していないにしても 私たちは誰でも地球市民の一員です。授業ではまず身近なことを通して、私たちの生活が 国境を越え相互に依存することで成立していることを確認します。 一方、「誰でも地球市民」とはいうものの、実際に私たちが暮らしている生活環境は大きく異 なります。その実態を認識するとともに、「教育」と「ことば」という観点からグローバル化が加 速するであろう21世紀における日本と日本人のあり方について考えてみましょう。 2 ページ 教 科 書 : とくに指定しない。 参 考 書 : 授業中に随時提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 担当者が、それぞれ出席、平常点(授業中に書かせる小レポートを含む)、レ ポートの3点から総合的に評価し、それを合計して評価する。 事 前 準 備 学 習 : 授業中に紹介した参考文献を読むこと。また世界の時事問題に関心を持ち、テレビ、新聞、雑誌の ニュースや特集に目を通すように心がけること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 和泉 涼一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 授業概略: 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 教 科 書 : 参 考 書 : 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 授業概略: 教 科 書 : 参 考 書 : 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 3 ページ 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 単位数: 6 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 授業概略: 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 教 科 書 : 参 考 書 : 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 卒論を書き、提出する。 授 業 計 画 : 個別指導を行う。 授業概略: 卒論のテーマを決め、資料を集めて、執筆する。 教 科 書 : とくになし。 参 考 書 : 卒論のテーマに合わせて随時提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 論文としての完成度、論理性、文章力に応じて評価する。 事 前 準 備 学 習 : とくになし。 備 考 : 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 卒業研究作成 授 業 計 画 : 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 4 ページ 授業概略: 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 適宜指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 卒業研究の内容、形式、完成度で評価する。 事 前 準 備 学 習 : 「テーマ設定」から「執筆」まで受講者自身が取り組みます。 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 卒論作成 授 業 計 画 : 前期中=相談中心 後期中=執筆の具体的指導 授業概略: 卒論を書くための包括的かつ具体的指導を行う。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 指導中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 卒論の出来栄え 事 前 準 備 学 習 : とくになし。 備 考 : 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 大学の勉学の集大成である卒業研究をつくる。 授 業 計 画 : 履修要覧 『卒業研究規程』 該当ページを参照のこと。 授業概略: 履修要覧 『卒業研究規程』 該当ページを参照のこと。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業にて紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 卒業研究の内容、表現、形式 事 前 準 備 学 習 : 自ら考え、問題設定、文献しらべ、調査分析、文章の作成、執筆を行なうこと。 備 考 : 5 ページ 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 藤田 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 授業概略: 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 教 科 書 : 参 考 書 : 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 4年間の学びの集大成として卒業研究を仕上げる。 授 業 計 画 : 適宜個人指導 授業概略: 履修登録にあたり、研究のテーマと計画を簡単に書いて相談に来てください。資料収集や 執筆の仕方は適宜指導しますが、「卒業研究」は基本的に自分の力と努力で書きあげるも のと心得ておいてください。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 先行研究を踏まえ、自分の考えを筋道を立てて明確な文章で論述できているか を評価の基準とします。 事 前 準 備 学 習 : テーマに関する先行研究をできるだけ集めて読んでおくこと。 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 堀口 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 6 ページ 到 達 目 標 : 独自の新説を出すことを目標とする。 授 業 計 画 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 授業概略: 学生自らが選んだテーマを、自分で調べ、考えて論を展開する科目です。最も大学らしい 授業と言えます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業時に紹介する テーマ確認 卒業研究とは(1) 卒業研究とは(2) 卒業研究調査計画 卒業研究執筆計画 参考文献調査法(1) 参考文献調査法(2) 参考文献調査実習 研究対象の読み(1) 研究対象の読み(2) 研究エリアの確定 参考文献の読み方(1) 参考文献の読み方(2) 前期のまとめ 夏休みの研究計画 図書館調査法(1) 図書館調査法(2) 論文の構成(1) 論文の構成(2) 論文の冒頭 本文と引用文 注と参考文献 序文の書き方 論文の展開法(1) 論文の展開法(2) 結論への階梯(1) 結論への階梯(2) その後の展開 論文提出法 後期のまとめ 成績評価の方法・基準 : 論文に至る経過と結果とを総合して評価します。 事前準備学習: 3年生の春休み中に、自分が選ぶテーマについて、基礎知識を得ておくことが重要です。例え ば、『源氏物語』のような文学を研究するなら、本文を通読しておいて下さい。あるいは、「茶道」のよ うな実践を伴う研究をするなら、春休み中に茶席の体験を出来るだけ多くしておいて下さい。 備 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 宮﨑 晶子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 7 ページ 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 授業概略: 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 教 科 書 : 参 考 書 : 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14115 配置年次: 4 単位数: 6 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 卒業研究 (Graduation Project) 担 当 者 : 森 謙二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 授業概略: 履修要覧『卒業研究規程』該当ページを参照のこと。 教 科 書 : 参 考 書 : 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14117 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 前期(実習)、後期(実習) 授業名(英文): 文化交流体験 (Experience in Cultural Exchange) 担 当 者 : 藤田 悟、細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ・「聖なる山」とともに生きる人々を訪ねて--雲南省デチェン・チベット族自治州の旅 ・香格里拉(シャングリラ)市を起点に、ヒマラヤ山脈東端の梅里雪山(メイリシュエシャン)の 麓の明永村滞在を含む、「聖なる山」とともに生きる人々との交流を主眼とする旅。香格里拉 で日本語を学習する地元の人々との交流を含む。 ・伝統的文化・宗教に生きる人々が近代化の波・外界との交流の中でどのような暮らしを営ん でいるか、実生活に触れさせてもらうことを通して理解を深める。 授 業 計 画 : [実施時期] 2017年2月末から3月初めの10日間程度。 [訪問予定地] 昆明・香格里拉・徳欽・明永村 8 ページ *前期中にプログラム説明会を開くので、履修を考えている人は参加すること。 [事前授業] 後期になってから、事前学習・旅行準備のための授業を、担当者2名による演習形式で行 う。(授業7回分=実習28時間分)必ず全回出席のこと。 第1回 趣旨説明とグループ分け、学習テーマ設定 第2回 学習テーマ研究の指導 第3回 グループ発表 第4回 グループ発表 第5回 グループ発表 第6回 グループ発表 第7回 直前指導 [現地研修] 第8回から第15回 文化交流体験の旅行に参加する(1日4時間×8日=32時間) *実施後、レポートを提出、反省会を持つ。 *この授業は「実習」であり、単位取得には60時間の授業時間が必要となる。 授業概略: 梅里雪山カワカブ登山隊の遭難事故を受けて遺体捜索を15年以上続けてきた「カワカブ 会」代表の小林尚礼氏の全面的協力を得て、この文化交流体験を実施することになった。 小林氏は登山家として、「山は登るもの」と信じて疑わなかった。しかし、明永村に長期滞在 するなど捜索に携わる中で、「登ってはならない山がある」ことに気づく。捜索に協力してく れた地元の人々との交流の中で「聖なる山」がもつ文化的価値を「発見」し、その意味を究 めることをテーマとする「カワカブ会」を設立した。 小林氏に案内をお願いして、明永村滞在と香格里拉での日本語学習者との交流を軸に、 ツアーを実施する。あわせて、近辺の自然公園や文化遺産を訪れる。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 小林尚礼『梅里雪山ー17人の友を探して』(山と渓谷社) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 事前準備・旅行・事後レポートを総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 参加者確定後、指示する。 備 考 : 参加希望者は、後期開始直後に行う説明会に参加し、9月17日〜30日の「後期履修登録期間」に履 修登録をすること。 為替変動、参加者数などにもよるが、旅行費用として27、8万円を予定している。 科 目 コ ー ド : 14118 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜3限 授業名(英文): 観光学 (Introduction to Tourism) 担 当 者 : 岩間 信之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 観光学の習得 授 業 計 画 : 1.観光学とは 2.観光学の定義と意義 3.観光の変遷:草津の事例 4.海浜リゾート地の変遷:イギリス・リバプールの事例 5.グリーンツーリズム:イギリス・コッツウォルズ 6.都市の光と影1:都市観光の進展 7.都市の光と影2:スラム街と赤線街 8.都市観光による街づくり:茨城県古河市の事例 9 ページ 9.近代化遺産:工業化と環境保護の先駆け「日立鉱山」 10.世界遺産の意義と問題 11.世界のチャイナタウン 12.若者の旅:バックパッカー 13.インバウンドとは? 14.ヨーロッパの文化:キリスト教文化 15.まとめ 定期試験 授業概略: 「21世紀は観光の時代」といわれます。国内外の観光者数は年々増加し、観光業は急 速に成長しています。政府も、日本へやってくる外国人旅行者を拡大し、国内経済を活性 化させる、という政策を遂行中です。観光は将来有望な産業の一つです。観光学とは、こう した観光および観光産業に関する諸事象を、学際的に研究する学問です。地理学や経営 学、社会学、歴史学、人類学、心理学など、多くの学問分野が観光に注目し、観光学を作り 上げています。 この講義では、おもに地理学的な視点から、観光学を論じていきます。講義の前半では、 観光学の基本(観光業の歴史、問題と課題など)を学びます。後半では、観光地理学を勉 強します。国内外の観光地をとりあげ、その地域の歴史や地理的条件、観光地化の背景、 現在の問題点と今後の課題などを、地理的視点から解説します。 教 科 書 : なし(適宜紹介します) 参 考 書 : 溝尾良隆著『観光学—基本と実践—』(古今書院) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験結果 50% 平常点 50%(授業毎の小問題) 事 前 準 備 学 習 : ・事前に最低でも1時間をかけて、授業内容に関する予習をしておくこと。 毎回の授業内容は、事前に連絡する。 ・中学や高校で習った地理の教科書を、再読しておくこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14120 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): 国際協力Ⅰ (International Cooperation I) 担 当 者 : 宮﨑 晶子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 戦後賠償を超えた国際協力の在り方を考えられる人間になる。 授 業 計 画 : 1.隣人のためにできること 2.NGOとODA 3.JICAの試みと問題点 4.持てる者の責任 5.開発と人権問題 6.世界遺産と強制移住 7.文字が読めるということ 8.ジェンダーと開発−グラミン銀行の試み− 9.文化協力−住民と文化遺産− 10.環境協力 11.保健・医療協力 12.植民地主義が残したもの 13.私たちにできる国際協力 14.明日何を買いに行く? 15.まとめ 10 ページ 授業概略: 日本は先進国の一員として数多くの国々に対し援助・協力を行ってきた。しかし、日本人が そのことを十分に考慮し、自らの意見を持っているとは言い難い。 本講義では、国際協力の枠組みを理解するとともに、その課題と問題点を学び、日本人に よる国際協力の在り方、また外国との接し方について考える。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 坂元浩一著『国際協力マニュアル』(勁草書房、1996)、高木保興編『国際協力学』(東京大学出版 会、2004)、アマルティア・セン著 ; 大庭健, 川本隆史共訳『合理的な愚か者』(勁草書房 、1989)、坪 井ひろみ著『グラミン銀行を知っていますか』(東洋経済新報社、2006)、村井吉敬著『エビと日本人』 (岩波書店 、1988)、その他適宜紹介。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業の最後に行うリアクションペーパーの評価30%(毎回)、学期末のレポートの 評価70%(1回) 事 前 準 備 学 習 : 履修者が自ら明確な問題意識を持って参加することを希望します。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14121 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): 観光英語 (English in Tourism) 担 当 者 : 岩間 信之 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 旅行・旅行業務において必要な英語力および知識の習得 授 業 計 画 : 授業は,1)観光英語検定試験講座,および2)観光実務の基礎知識の二部構成で進めま す。 1.オリエンテーション 2.試験講座,基礎知識1:チケット購入 3.試験講座,基礎知識2:飛行機内でのサービス 4.試験講座,基礎知識3:為替 5.試験講座,基礎知識4:海外でのホテル予約 6.試験講座,基礎知識5:高速バス 7.試験講座,基礎知識6:鉄道・レンタカー 8.試験講座,基礎知識7:地下鉄・タクシー 9.試験講座,基礎知識8:パブ 10.試験講座,基礎知識9:学生寮(フラット) 11.試験講座,基礎知識10:観光地(王室競馬場) 12.試験講座,基礎知識11:ミュージカル 13.試験講座,基礎知識12:映画(英語版) 14.試験講座,観光英語模擬テスト1 15.観光英語模擬テスト2 定期試験 授業概略: 外国の皆さんとの交流の場において、英語は重要なコミュニケーション手段です。なかで も、異文化交流が重要な観光業において、英語は切っても切り離せません。 「観光英語」という言葉を初めて聞く人も多いでしょう。観光英語とはいわゆるビジネス英語 の一部であり、観光業界の専門用語や独特の言い回しなど、観光業務の遂行や海外旅行 で必須となる、専門の英語を意味します。観光業界が急成長する中で、観光英語を習得し た人材が広く求められています。観光英語に関する有力な資格として、文部科学省認定の 観光英語検定があげられます。 11 ページ ●1級:国際観光事業に従事する際に必要となる実務レベルの観光英語の運用能力 ●2級:主として海外旅行で必要かつ観光・旅行の仕事で役立つ観光英語の運用能力 ●3級:主として海外旅行で役立つ観光英語の運用能力 この講義では,観光英語検定3級(英検3級レベル)の取得を目指します。 また、海外旅行(とくに貧乏旅行)をするときのポイントや、海外での面白い風習等も紹介し ます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 全国語学ビジネス観光教育協会観光英検センター著『観光英語検定試験 問題と解説 3級』(研究 社) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験結果 50% 平常点 50%(授業毎の小問題) 事 前 準 備 学 習 : ・事前に最低でも1時間をかけて、授業内容に関する予習をしておくこと。 毎回の授業内容は、事前に連絡する。 ・中学・高校で学んできた基本的な英文法まどを復習しておくこと。 ・試験問題の過去問を用いた自主学習を進めておくこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14122 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): 報道技術 (Mass Media Reporting) 担 当 者 : 川又 復三、冨山 章一、滝本 政衛 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 報道に関する基本的な事柄を学ぶことによってニュースの表と裏を知る。 こうしたことによりニュースの本質と背景を探り、理解することができる。 授 業 計 画 : 1、 新聞ができるまで (冨山) 2、 ニュースの取材から放送まで (川又) 3、 災害報道について(川又) 4, 司法記者(事件、事故、災害など)について (滝本) 5、 県政、経済、運動、学芸記者について (冨山) 6、 通信社とは (川又) 7、 写真記者について (滝本) 8、 取材現場からの報告 (川又) 9、 誘拐事件と報道協定 (川又) 10、犯罪被害者と報道 (冨山) 11、ニュースの言葉あれこれ (川又) 12、選挙報道について (滝本) 13、記事を書いてみよう(冨山) 14、報道とは 何を伝えるか (川又) 15、取材現場からの報告 まとめ (滝本) 授業概略: メディアの多様化が進むなか、国民は多くの情報にさらされ、整理できないまま情報に振り 回されたり、一方では偏った情報のみに埋没したりするなど、真実や進路が見えずらい社会 状況にある。 こうした中で報道の現場、原点、実情を講義の中で解き明かし、ものの見方や考え方を養 い、あわせて民主主義と言論の自由を守るための報道の役割と重要性を学ぶ。 社会生活を送る上で物事を判断する能力を高めることにもつながる。 教 科 書 : 資料を配布する 12 ページ 参 考 書 : 特になし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : リポートの評価と出席率,授業での発表などを総合的に判断する 事 前 準 備 学 習 : ニュースを毎日チェックし、国内外の出来事を考える 備 考 : 大災害、大事件、大事故、それに国政に大きな変化があった場合、テーマの差し替えあり 科 目 コ ー ド : 14127 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜3限 授業名(英文): IT表現論I (IT and Expression I) 担 当 者 : 岡本 寛 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : インターネット(SNS、ブログなど)での書き込みが原因で炎上するケースが増加している。 一般的に「常識で考えれば、あんな投稿するはずがない」と考える人が多いが、実際に炎上 が起きている。 ネットリテラシーの教育の必要性が叫ばれているが、現実には若年層にそのような教育は実 施されていない。SNS、ブログなどによって誰もが表現者になることができる時代に起こるさ まざまな事象を学び、SNS、ブログの安全な利用法の修得を目標とする。 授 業 計 画 : (01)IT表現論Ⅰ概要、授業方針 (02)ブログで表現する時代、ツイッターについて (03)コミュニケーションメディアの歴史 (04)コミュニケーションメディアの変遷 (05)アナログとデジタル、マルチメディア化、インターネットの仕組みと役割 (06)情報について、情報の性質 (07)インターネットはソフトウェアで動いている (08)ネット炎上のメカニズム (09)炎上の構造 (10)課題の中間報告 (11)ネット未来地図、Googleとアマゾン (12)個人情報が流出する (13)浸透するビックデータの活用 (14)課題の報告 (15)情報社会と倫理 定期試験 授業概略: (1)コミュニケーションメディアの歴史を学ぶ (2)人は何故、すすんで個人情報をインターネットにアップするのかを学ぶ (3)SNS、ブログに掲載された情報を分析・評価する。 教 科 書 : 必要に応じてプリントを配布する 参 考 書 : 必要に応じて授業で紹介する 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : レポート、報告、質疑応答、定期試験及び取組み姿勢などにより総合的に評価 する 事 前 準 備 学 習 : インターネット、情報交換などパソコン操作ができる。 SNS、ブログなどを閲覧できる機器を保有していること。 備 考 : なし 13 ページ 科 目 コ ー ド : 14128 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜5限 授業名(英文): IT表現論II (IT and Expression II) 担 当 者 : 三ツ堀 裕太 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 様々なITサービスについて、仕組みや特徴などを考察することができる。 また、ユーザとしてアイディアを生み出し、そのアイディアを提供する側の観点で具体化させ ることができる。 授 業 計 画 : 第1回 ITとは何か <WEBサイトの基礎知識> 第2回 WEBサイトの目的 第3回 基本レイアウト、配色の根拠 第4回 サイトを取り巻く技術(JavaScript , FLASH) 第5回 PCから飛び出すWEB(スマートフォン , Internet of Things 他) 第6回 主な収益モデル <事例体験> 第7回 ブログ(Ameblo) 第8回 SNS(LINE, Twitter) 第9回 SNS(Facebook) 第10回 検索サイト(Google , Yahoo!JAPAN) 第11回 情報サイト(Wikipedia , 人力検索はてな , 価格.com) 第12回 オンラインショッピング(楽天 , Yahoo!Auctions) 第13回 クラウドファンディング(Kickstarter , READYFOR? , CAMPFIRE) <ディスカッション> 第14回 ディスカッション1 第15回 ディスカッション2 授業概略: 近代では、IT(情報技術)の発達によりコミュニケーションの手段が大きく変化しています。 WEBやメールなどはすでに馴染みの深い技術ですが、これらは携帯電話というインフラを 使って、我々にとってより身近な存在となりました。 "IT"については、その名の通り技術的な話題が絶えません。しかし、本来はその活用方法 にこそITの本当の価値があると言えます。 本講義では、ITの中でも特にインターネットサービスについて注目します。 まずWEBサイトの基礎を学び、その後、ITを用いた様々なサービスの体験を通じてその仕 組みや収益モデルについて紹介します。 講義終盤では、ITを使って何が出来るか、ディスカッション等を通じて考えます。 教 科 書 : 必要に応じ講義時に資料を配布します。 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席状況や期末レポートにより、総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : なし 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14129 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜4限 授業名(英文): 異文化間コミュニケーション (Intercultural Communication) 14 ページ 担 当 者 : 鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 異文化間コミュニケーションに関する基礎的概念や理論を学び、異文化世界に対する共感 的な感受性と実践的対応能力を身に着けることができる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス—異文化間コミュニケーションを学ぶ意義 第2回 グローバル化する現代世界 第3回 異文化間コミュニケーションとは何か(1)—文化概念 第4回 異文化間コミュニケーションとは何か(2)—コミュニケーション概念 第5回 自文化中心主義の諸問題 第6回 文化相対主義への展開 第7回 異文化間コミュニケーションの障壁 第8回 ステレオタイプと偏見 第9回 偏見を減らす方途 第10回 エンパシー 第11回 言語コミュニケーションと異文化 第12回 非言語コミュニケーションと異文化 第13回 カルチャーショックとは何か 第14回 異文化適応曲線 第15回 異文化に対する共感的感受性のために 定期試験 授業概略: グローバル化する現代世界において、異文化間コミュニケーションの重要性はますます高 まっています。異文化間コミュニケーションの基礎的概念やさまざまな理論を学ぶことの意 義は、実際に異文化との接触を通じてみなさんが経験する様々な事柄や心的状態を、自分 自身で客観的に捉える視点を獲得できることにあります。本講義は、具体的なケーススタ ディを織り交ぜながら、異文化に対する共感的感受性の醸成と実践的な対応能力を培うこ とを目指します。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業時に適宜提示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)定期試験 (2)授業時のリアクション・ペーパー (3)出席状況と授業への取り組み姿勢 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 異文化に関するメディア情報に日頃から目を通す習慣をもつこと。自分自身の異文化経験をその都 度言語化する意識をもつこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14131 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜2限 授業名(英文): 日本語教育演習I (Seminar in Teaching Japanese I) 担 当 者 : 岡崎 敏雄 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本語教育の読解を中心に4技能の教授法の理論と実際についてまなぶ。 授 業 計 画 : 第01回 この授業の到達目標と概略 第02回 日本語教授法概論 15 ページ 第03回 第04回 第05回 第06回 第07回 第08回 第09回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 日本語教授法と言語習得過程 日本語読解指導 1理論 2理論 3教材 4教材 5教材 日本語聴解指導 1理論 2教材 日本語会話指導 日本語作文指導 読解教材作成 読解教材使用・評価・改善 総まとめ 授業概略: 日本語教授法を4技能別に学ぶ。特に読解を中心に理論と、具体的な教材例に即して作 成・使用・評価・改善を体験しながら学ぶ。 教 科 書 : ハンドアウト配布。 参 考 書 : 受講生の反応に即して紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : レポートの素点を100点満点とし、無断欠席一回につき10点を減じたものを「履 修要覧」に掲載されている成績評価の基準にあてはめて評価します。 事 前 準 備 学 習 : 特になし。 備 考 : 特になし。 科 目 コ ー ド : 14132 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 日本語教育演習II (Seminar in Teaching Japanese II) 担 当 者 : 小林 久美子 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本語教育に活かせる第二言語習得理論について理解する。 授 業 計 画 : [第1回] この授業の到達目標と概略 [第2回] 第二言語習得研究の必要性 [第3回] 第二言語習得研究の発達 [第4回] 第二言語習得研究の理論1 [第5回] 第二言語習得研究の理論2 [第6回] 第二言語習得研究の理論3 [第7回] 第1回から6回までのまとめ、中間テスト [第8回] 発表1 [第9回] 発表2 [第10回] 発表3 [第11回] 発表4 [第12回] 発表5 [第13回] 発表6 [第14回] 第二言語習得研究の方法 [第15回] 第8回から14回までのまとめ [第16回] 期末テスト 授業概略: 第二言語習得の理論について学びます。教科書を指定し、教員からの講義と学生の発表 の2本立てで授業を行います。 16 ページ 教 科 書 : 迫田久美子『日本語教育に生かす 第二言語習得研究』アルク 参 考 書 : 特になし。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 中間テスト 30% 期末テスト 30% 発表 30% 平常点 10% 事 前 準 備 学 習 : 特になし。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14133 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜1限 授業名(英文): 日本語学I (Japanese Linguistics I) 担 当 者 : 中山 健一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 世界の諸言語の1つとしての「日本語」の性質・特徴を、具体的な言語現象を見ることを通じ て理解する。 授 業 計 画 : 1.授業ガイダンス—日本語学とは— 2.母語話者にとっての「日本語」、非母語話者にとっての「日本語」 3.日本語の音声(1)音声学・音韻論とは 4.日本語の音声(2)子音 5.日本語の音声(3)母音 6.日本語の音声(4)拍と特殊拍 7.日本語の音声(5)アクセント・イントネーション 8.ブレイク—茨城方言の音韻論— 9.日本語の文法(1)文法論とは 10.日本語の文法(2)動詞と格 11.日本語の文法(3)取り立て(「は」と「が」) 12.日本語の文法(4)ヴォイス 13.日本語の文法(5)テンス・アスペクト 14.日本語の文法(6)モダリティ 15.総括 期末テスト 授業概略: この授業では、とくに「音声学・音韻論」および「文法論」を扱う。具体例を示そう。 ある日本語非母語話者が言った日本語が「タイガクをソチュギョした」と聞こえた。「大学を卒 業した」と言いたかったらしい…。また、「私は日立“で”住んでいる」と言っていた。正しいの は「日立“に”住んでいる」なのに…。このような「間違い」の背後には「日本語学」的なルー ルがひそんでいる。この授業では、具体的な言語現象を通じて、日本語学の観点から日本 語の性質・特徴を概観する。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 参考書 沖森卓也ほか『図解 日本語』三省堂 この本は、この種の入門書としてはかなり詳しく書かれている。始めから終わりまで通読するのでは なく、授業を聞いてさらに詳しく知りたいと思った内容の章を読むようにするとよい。書名のとおり、図 表やデータが多く盛り込まれており、思わず「へえー」と言ってしまう(と思う)。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験、小課題、授業への貢献による総合評価 事 前 準 備 学 習 : 原則として毎回、復習小課題を課す。授業後はしっかり授業の復習をすること。 17 ページ 日常生活の中で、身の周りの日本語に対して、「この日本語、ヘンだな」「これ、おもしろい言い方だ な」「なんで、こんな言い方するんだろう」と、興味、関心、疑問をもつようにしてほしい。 備 考 : 前期・後期両方の授業で、日本語学全体を扱う。日本語学I、日本語学II、通年で履修することを強く 薦める。 科 目 コ ー ド : 14134 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜1限 授業名(英文): 日本語学II (Japanese Linguistics II) 担 当 者 : 中山 健一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 世界の諸言語の1つとしての「日本語」の性質・特徴を、具体的な言語現象を見ることを通じ て理解する。 授 業 計 画 : 1.授業ガイダンス—日本語学とは— 2.日本語の語彙(1)単語の意味 3.日本語の語彙(2)品詞 4.日本語の語彙(3)単語の体系 5.日本語の語彙(4)単語の文体と位相 6.ブレイク —身の周りの「集団語」観察— 7.日本語の語彙(5)和語・漢語・外来語 8.日本語の語彙(6)語構成 9.日本語の語彙 小総括 10.日本語の文字・表記(1)文字のはたらき 11.日本語の文字・表記(2)日本語の文字 12.日本語の文字・表記(3)ひらがなの成立と使われ方 13.日本語の文字・表記(4)カタカナの成立と使われ方 14.日本語の文字・表記(5)漢字の使われ方—漢字はなぜ難しい?— 15.総括 期末テスト 授業概略: 日本語学Iの続きとして、この授業では主に「語彙論」と「文字・表記論」を扱う。チョコレート ムースを食べようとして、おばあちゃんに「“スプーン”ある?」って聞いたら、「ああ、“さじ” ね、あるよ」と言われた。うーん、「さじ」って、そうだけど、ちょっと違うな…。「東京」を「トー キョー」って書くときがあるけど、なぜ? このような単語や文字の使い方の背後にある問題 を、日本語学的に解いていく。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 参考書 沖森卓也ほか『図解 日本語』三省堂 この本は、この種の入門書としてはかなり詳しく書かれている。始めから終わりまで通読するのでは なく、授業を聞いてさらに詳しく知りたいと思った内容の章を読むようにするとよい。書名のとおり、図 表やデータが多く盛り込まれており、思わず「へえー」と言ってしまう(と思う)。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験、小課題、授業態度(出席)による総合評価 事 前 準 備 学 習 : 原則として毎回、復習小課題を課す。授業後はしっかり授業の復習をすること。 日常生活の中で、身の周りの日本語に対して、「この日本語、ヘンだな」「これ、おもしろい言い方だ な」「なんで、こんな言い方するんだろう」と、興味、関心、疑問をもつようにしてほしい。 備 考 : 前期・後期両方の授業で、日本語学全体を扱う。日本語学I、日本語学II、通年で履修することを強く 薦める。 原則として、後期「日本語学II」の受講は、すでに「日本語学I」を履修している者を対象とする。 18 ページ 科 目 コ ー ド : 14135 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 外国語指導技術 (Methods for Teaching Foreign Languages) 担 当 者 : 小林 久美子 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 『みんなの日本語Ⅰ』を使った日本語の教え方を理解、習得する。 授 業 計 画 : [第1回] この授業の到達目標と概略 [第2回] 日本語の基礎知識 [第3回] 模擬授業分担決め、教師による授業デモンストレーション [第4回] 教科書分析 [第5回] コースデザイン、シラバスデザイン [第6回] 教案の作り方 [第7回] パターンプラクティスの練習 [第8回] 教授法の種類、教具の使い方 [第9回] 模擬授業 [第10回] 模擬授業 [第11回] 模擬授業 [第12回] 模擬授業 [第13回] 模擬授業 [第14回] 模擬授業 [第15回] まとめ 授業概略: 日本語を日本語非母語話者に教えるために必要な知識、テクニックを学びます。学生は模 擬授業を通し、日本語を教える際の問題点を探っていきます。 教 科 書 : 『みんなの日本語 初級I 第2版 本冊』 スリーエーネットワーク 参 考 書 : 特になし。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 模擬授業 レポート 平常点 60% 20% 20% 事 前 準 備 学 習 : 特になし。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14138 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 日本文学I (Japanese Literature I) 担 当 者 : 岩切 雅彦 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本古代文学史を詳細に学ぶことにより、日本文化への理解を深めるとともに、他国の文 学、文化と比較検討出来る素地を養う。 授 業 計 画 : 【第01回】 文学史を学ぶとは・意外に古い!茨城の文学史①・・・『古事記』と『風土記』を 中心に 【第02回】 意外に古い!茨城の文学史!②・・・『将門記』と『平家物語』 【第03回】 和歌文学①・・・最大最古の歌集なのにお蔵入り『万葉集』と最初の勅撰集『古 今和歌集』 19 ページ 【第04回】 人一首』 【第05回】 【第06回】 語』 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 和歌文学②・・・仮名のプロフェッショナル!紀貫之・藤原定家・『土佐日記』『百 物語文学①・・・「絶世の美女」と「日本一の色男」・『竹取物語』・『伊勢物語』 物語文学②・・・「音楽の神秘」と、「日本版シンデレラ」・『宇津保物語』・『落窪物 平安女流日記文学①・・・「嘆く女」と「歌う女」・『蜻蛉日記』・『和泉式部日記』 清少納言は嫌な女?・・・日本最初の随筆『枕草子』 一条天皇をめぐる人々①・・・『枕草子』『紫式部日記』 一条天皇をめぐる人々②・・・『栄華物語』『無名草子』 世界の三大小説の一つ『源氏物語』①・・・光源氏の栄華 『源氏物語』②・・・光源氏の挫折 『源氏物語』③・・・宇治の女君の物語 平安女流日記文学②・・・物語作家の理想と現実『紫式部日記』『更級日記』 摂関時代を極めた藤原道長ってどんな人?・・・歴史物語『栄華物語』と『大鏡』 授業概略: 日本の古典文学のうち、平安時代を中心に、奈良時代から鎌倉初期に至る作品を紹介す る。 作品それぞれの成立過程、歴史的背景等を理解した上で、古代の日本人達の人生と、表 現することへの執念というものに思いを馳せて欲しい。そこから人間の普遍性を見出し、再 び現代に目を移すならば、自ずと今まで見えなかった日本文化の新たな一面が見えてくる ことだろう。 文献を読むばかりではなく、随時、映像教材等を用い、分かり易い講義になるようにと考え ている。 教 科 書 : なし(各時間、プリントを配布する) 参 考 書 : 『新国語総合ガイド 三訂版』2012年、京都書房 857円 但し、その他の「国語便覧」等、古典文学史 に関する書物を所持している場合は、それを代用して構わない。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終時に指示するレポート、出席状況等によって評価する。 事 前 準 備 学 習 : 特に必要はない。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14139 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜5限 授業名(英文): 日本文学 (Japanese Literature) 担 当 者 : 染谷 智幸 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本の漫画・アニメ文化の源流とその展開を理解する。 授 業 計 画 : 1授業概要の説明 2宮崎アニメの世界(1) 3宮崎アニメの世界(2) 4宮崎アニメの世界(3) 5手塚マンガの世界(1) 6手塚マンガの世界(2) 7江戸時代の小説(草子)と挿絵(1) 8江戸時代の小説(草子)と挿絵(2) 9江戸時代の小説(草子)と挿絵(3) 10江戸時代の戯作世界(1) 11江戸時代の戯作世界(2) 20 ページ 12江戸時代の戯作世界(3)) 13明治以降の展開 14世界のマンガ:アニメ(1) 15世界のマンガ・アニメ(2) 授業概略: 日本のマンガとアニメはいま多くの外国で人気を博し、話題になっている。 その文化の根源はどこにあり、どのように成長していったのか。 日本の文化史の中にマンガやアニメのルーツをたどると、江戸時代の文化・文学が大きな 役割をはたしていたこが見えてくる。 そこで、この授業では江戸時代の草子・戯作と言われるものを中心にして、日本のマンガ・ アニメがどのような世界から生まれてきたのかを具体的に考えてゆく。 なお、その江戸時代の文化を見る前に、現代のマンガやアニメの実態や問題点を理解する ことも大切である。そこで具体的には手塚治虫のマンガや宮崎駿のアニメなどを取り上げ て、その世界を分析することから入りたい。 授業は日々の研鑽が重要、ノートをきちんと取ることが大切である。 よって試験やレポート提出は行わずに、ノート提出を義務付けることとする。 教 科 書 : とくになし 参 考 書 : 授業中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最後にノートを提出させる。その内容によって成績の判断をする。試験やレポー ト提出は行わない。 事 前 準 備 学 習 : マンガやアニメ等で手塚や宮崎の作品を見ておくとよい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14142 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜5限 授業名(英文): 東洋史 (Eastern History) 担 当 者 : 鈴木 敦 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 高校世界史Bレベルの中国史の知識をベースに、「歴史的なものの見方」ができる。 「歴史的なものの見方」を踏まえて、体例を踏まえたレポートが書ける。 授 業 計 画 : 1:導入 (1)趣旨説明(=授業概略) (2)中国の地形と気候 2:旧石器時代〜新石器時代 (1)ヒトとサルを分けるもの (2)考古学と文献史学 3:コトバを考える (1)漢文と現代中国語 (2)日本語の知識で中国語 4:夏殷周三代−1 (1)『史記』の世界 (2)「恐るべき幼児」と「最悪のオヤジ」 5:夏商周三代−2 (1)甲骨文字と出土文献学 (2)三代における「中国」の領域 6:春秋戦国時代〜漢代 (1)経済変動−社会変動−文化革新 7:儒教の変遷 (1)儒教教団の意味 (2)訓詁学・性理の学・考証学 8:魏晋南北朝〜明時代 (1)科挙と儒教 (2)文化は辺縁に吹きだまる 9:清代〜中華民国 (1)政治支配と文化支配 (2)西洋の衝撃と価値観の動揺 10:レポートの作法−1 (1)レポートと感想文 (2)要約と要旨 11:レポートの作法−2 (1)情報収集と整理 (2)成文化の技法 12:幸楽苑文書を読み解こう 13:安陽は殷墟ではない? 14:新説が生まれる時 15:まとめ 「歴史の教科書」「歴史番組」を考える 授業概略: 教職関連科目であることを念頭に、「本を読めば分かる」個別具体的な歴史事実の紹介は 21 ページ 最小限に留め、「中国史を題材に歴史的なものの見方・考え方を醸成すること」を目指しま す。併せて、その成果を成文化するために、レポートの作法についてアクティブ・ラーニング 形式で学びます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 山川出版社『世界史ブックレット』シリーズ http://www.yamakawa.co.jp/product/common/&cat_209=209 その他随時紹介 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 学期中の提出物(随時指示します)と期末レポート(1回) 事 前 準 備 学 習 : 高校世界史Bの教科書や、山口修『この一冊で中国の歴史がわかる!』知的生きかた文庫(2002) 等で、最低限中国の歴代王朝の変遷に目を通しておいて下さい。 備 考 : 出欠は毎回授業の冒頭でとります。全員の出欠を取り終わった時点で教室にいなかった人は欠席扱 いとなります(言い換えれば、「遅刻」の扱いはありません)ので、注意して下さい。 科 目 コ ー ド : 14146 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 北アメリカの歴史と文化 (History and Culture of North America) 担 当 者 : 佐々木 優 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 北アメリカの歴史の概略と文化について知識を獲得し、理解を深める。 授 業 計 画 : 1. イントロダクション:なぜアメリカを学ぶのか?アメリカとは? 2. 歴史:「新世界」と先住民 3. 歴史:植民地時代 4. 歴史:アメリカ独立戦争と合衆国憲法 5. 歴史:共和国の建設 6. 歴史:南北戦争と再建の時代 7. 歴史:金ぴか時代から革新主義へ 8. 歴史:第一次世界大戦と黄金の1920年代 9. 歴史:第二次世界大戦とニューディール政策 10. 歴史:冷戦のはじまりとその終焉 11. 歴史:冷戦後から21世紀まで 12. 文化:アメリカにおける人種とジェンダー 13. 文化:アメリカのスポーツ 14. 文化:アメリカの映画 15. 文化:アメリカの音楽 定期試験 授業概略: アメリカと聞くとどんなことを思い浮かべるでしょうか? ハリウッド映画、メジャーリーグなどのスポーツ、フォードなどの車、スーパーマン、インディア ンや移民、米軍、芸能人がお正月に毎年行くハワイ、iPhoneで有名なアップルなど、いろい ろと浮かぶかもしれません。現代の日本に生きる私たちにとって、アメリカという国はとても身 近な国となりました。では、果たしてそうした北アメリカの歴史や文化はどのように織りなされ てきたのでしょうか。 様々な人種によって構成されてきたアメリカは、とても複雑でダイナミックな歴史と文化を形 成してきました。本授業では、そうした北アメリカの歴史の概略を学んだ後に、北アメリカの 多文化社会の中で生み出されてきたポピュラーカルチャー(スポーツ、映画、音楽など)に ついて学びます。 教 科 書 : なし。授業でハンドアウトを配ります。 22 ページ 参 考 書 : 必要に応じて、授業時に提示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、授業態度、テストで総合的に判断します。 事 前 準 備 学 習 : 世界史の教科書などで北アメリカの歴史について復習したり、なんとなく普段から触れているアメリカ 発のニュースや文化などについて意識しておいたりするといいと思います。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14147 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜4限 授業名(英文): 西洋史 (Western History) 担 当 者 : 森下 嘉之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 21世紀の世界を生きていくうえで必要な歴史的素養と基礎的知識を身につける。そのため に必要な文献・情報を収集し、判断できる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 20世紀初頭:帝国主義の時代 第3回 第一次世界大戦(1914-1918) 第4回 ロシア革命 第5回 両大戦間期 第6回 ナチズムの台頭 第7回 第二次世界大戦(1939-1945) 第8回 中間小テスト 第9回 ヤルタ会談と戦後世界 第10回 東西冷戦 第11回 第三世界 第12回 東欧の社会主義 第13回 1989年の革命 第14回 1990年代の民族紛争 第15回 21世紀の世界 定期試験 授業概略: 本授業では、「20世紀の歴史」を、世界各国の事例を踏まえて総合的・多角的に学ぶ。具体 的には、二度の世界大戦、東西冷戦と社会主義、冷戦終結後のグローバル化や人の移動 などが中心的なテーマとなる。ヨーロッパ史が中心となるが、日本やアジア、「第三世界」に ついても折に触れて取り上げる。授業では毎回レジュメを配布して進めるが、映像資料も適 宜使用する。 教 科 書 : 毎回の授業ごとにレジュメを配布する。 教科書に準拠するものとして、木畑洋一『20世紀の歴史』岩波新書、2014年をあげる。 参 考 書 : ヴィジャイ・プラシャド(粟飯原文子訳)『褐色の世界史−第三世界とはなにか』水声社、2013年。 市野川容孝, 小森陽一『難民』岩波書店、2007年。 ほか、適宜指定する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験において評価する(80点)。授業中に小レポートおよび中間小テストを 貸す場合もある(20点)。 いずれの場合も、「履修要覧」に掲載されている成績評価の基準に照らし合わ せて評価する。 事 前 準 備 学 習 : 教科書の欄において指定した、木畑洋一『20世紀の歴史』(岩波書店、2014年)に事前に眼を通して おくことが望ましい。高校までの世界史とは勉強法も大きく異なるので、注意すること。 23 ページ 備 考 : 特になし 科 目 コ ー ド : 14152 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜2限 授業名(英文): 欧米の文学 (Western Literature) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 口承文芸とは何かを理解し、その世界の広がりを知る 授 業 計 画 : 1.ガイダンス 2.口承文芸とは 3.聖者伝と昔話 4.伝説と昔話 5.『グリム昔話集』の成立と時代背景 6.『グリム昔話集』の変遷 7.グリムの昔話と民間の昔話 8.昔話の文体的特徴 9.ヨーロッパの昔話 「あかずきんちゃん」 10.昔話の変化 −絵本と記憶 11.ヨーロッパの昔話 「眠れる森の美女」 12.ヨーロッパの昔話と日本の昔話 動物との結婚(1) 13.ヨーロッパの昔話と日本の昔話 動物との結婚(2) 14.ヨーロッパの昔話と日本の昔話 異界とのかかわり方 15.昔話の研究方法・まとめ 定期試験 授業概略: 口承文芸というのは、文字ではなく口頭で伝えられてきた文芸のことですが、ここではドイツ の昔話(『グリム童話集』が有名)を中心にします。昔話といえば、王様やお姫様、口をきく動 物、魔女に魔法など荒唐無稽で非現実的しかもワンパターンというイメージかもしれません が、実は意外なほど豊かで整然とした世界です。授業は、神話・伝説・昔話というジャンルの 違いから話を始め、昔話の文体的特徴、ヨーロッパ各国および日本の昔話との比較、昔話 研究の方法などを扱う予定です。 教 科 書 : なし。取り上げる昔話はプリントして授業時に配布。 参 考 書 : 授業時に指示。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席状況、授業態度、ノート持ち込み可のテストで総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 色々な昔話や伝説を改めて読んだり、思い出しておくと授業が分かりやすいと思います。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14153 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): 国際関係論I (Theory of International Relations I) 担 当 者 : 野本 佳夫 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 日本語 到 達 目 標 : 国際関係論は間口の極めて広い学問である。これを身近なものとして理解するために、前期 (本「国際関係論I」)においては、まず、我が国に焦点をあて、日本の戦後の対外関係を学 24 ページ ぶ。これにより、広く国際関係を理解する基礎を身に付けることができる。 授 業 計 画 : 第01回 オリエンテーション 第02回 戦後日本の対外関係 概観 (1) 第03回 戦後日本の対外関係 概観 (2) 第04回 戦後日本の対外関係 概観 (3) 第05回 外交力 (1) 経済力、経済協力 第06回 外交力 (2) 軍事力、文化力 第07回 我が国の領土に係る問題 第08回 同盟国との関係 米国 第09回 近隣諸国との関係 中国(その1) 第10回 近隣諸国との関係 中国(その2) 第11回 近隣諸国との関係 朝鮮半島 第12回 近隣諸国との関係 東南アジア 第13回 欧州諸国との関係 EU,ロシア 第14回 多角的関係 国連 第15回 まとめ (定期試験) 授業概略: 敗戦によりリセットされた戦後日本の対外関係は、冷戦の枠組みの中でスタートし、当初は 国際環境は所与のものとされました。その後、経済力を増すことにより、国際関係、国際環 境を自ら創り出す力をつけてゆき、世界の主要プレーヤーの一員となり、今や国際社会の 平和と発展に大きく貢献することが期待される立場になっています。このような戦後の対外 関係史を学ぶとともに、同盟国、近隣諸国等との関係や国連等のマルチ外交を考察し、世 界における我が国のあり得べき立ち位置、将来の発展の方向について考えます。 授業は、40年の外交官生活を了した担当者がその経験(中国、米国、欧州)を交えて講義 します。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 五百旗頭真 編 「戦後日本外交史(第3版)」 有斐閣 2010 花井等、岡部達味 編 「現代国際関係論」 東洋経済新報社 2005 資料配布 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 期末(および中間期)の試験またはレポート提出、出席、受講態度を総合して判 断します。 事 前 準 備 学 習 : 日ごろから、新聞、雑誌、インターネット等により、国際関連ニュース、記事に関心を払ってください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14154 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 国際関係論II (Theory of International Relations II) 担 当 者 : 野本 佳夫 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 日本語 到 達 目 標 : 後期(本「国際関係論II」)においては、戦前、戦後の国際関係史をレヴューした後、国際関 係論の最も重要な研究対象である安全保障、戦争・紛争、新しい課題(テロ、環境、難民等) について考察するとともに、その理解をもとに、世界の重要な地域、亊象をとりあげ、今後の 国際関係、国際問題を観察、洞察する力を養う。 授 業 計 画 : 第01回 第02回 第03回 第04回 オリエンテーション / 国際関係の主体 戦前の国際関係(1) ウェストファリア体制〜第一次世界大戦前 戦前の国際関係(2) 〜第二次世界大戦 戦後の国際関係(1) 冷戦、 25 ページ 第05回 戦後の国際関係(2) 冷戦、冷戦後、9.11後 第06回 安全保障 第07回 戦争と地域紛争 第08回 グローバル社会における新しい課題(テロ、環境等) 第09回 地域研究 米国 唯一の超大国 世界の覇者の役割 第10回 地域研究 中国 富国強兵の道 既存秩序への挑戦 第11回 地域研究 ロシア 再大国化へ 第12回 地域研究 欧州 統合、拡大 第13回 地域研究 ユーゴの解体 冷戦後の民族紛争 第14回 地域研究 中東 紛争の構造 第15回 地域研究 ASEANとアジア太平洋 世界の成長センター / まとめ (定期試験) 授業概略: 第一次大戦前の均衡と協調、第一次大戦後の集団安全保障とその挫折、第二次大戦後の 冷戦、冷戦後の国際関係を概観します。その後、国際関係を考える上での主要な研究対象 である安全保障の考え方、戦争と紛争の特徴、新しい課題への取り組みについて考察しま す。さらに、それらの理解をもとに、世界の主要な地域イシューを取り上げ、もって歴史、共 通関心事項及び具体的地域研究の各角度から国際関係への理解を深めます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 花井等、岡部達味 編 「現代国際関係論」 東洋経済新報社 2005 ジョセフ・ナイ、デイヴィッド・ウェルチ 著 「国際紛争(原書第8版)」 有斐閣 2012 細谷雄一 著 「国際秩序」 中公新書 2012 資料配布 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 期末(および中間期)の試験またはレポート提出、出席、受講態度を総合して判 断します。 事 前 準 備 学 習 : 日ごろから、新聞、雑誌、インターネット等により、国際関連のニュース、記事に関心を払ってくださ い。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14155 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜3限 授業名(英文): 歴史学 I (History I) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 原爆投下の目的、経緯について理解する 授 業 計 画 : 1 問題提起 2 原爆開発開始時の標的はどこか 3 開発上の困難 4 広島・長崎選定の経緯 5 原爆研究の対ソ秘匿問題 6 投下への軌跡 7 ヤルタ会談 8 講和の対ソ仲介依頼 9 ポツダム会談 10 本土空襲 11 アメリカ国内での投下反対論争1 12 アメリカ国内での投下反対論争2 13 日本政府の敗戦手続き1 14 日本政府の敗戦手続き2 26 ページ 15 まとめ 授業概略: 太平洋戦争は原爆によってようやく終息したとよく言われます。しかし、原爆を落とされなけ れば日本は降伏しなかったのでしょうか。そうではないのです。原爆が落ちる前から日本は 降伏したいと意思表明をしていたのです。その中で強引に原爆は落とされました。しかも二 発も。なぜでしょう。そのことを原資料に丹念にあたりながら解明していきます。あなたの知ら ない事実をたくさん教えます。あなたは講義を聴きながら多くのことを考えることになるでしょ う。特に、戦争とはいったい何なのか、ということについて。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 特に定めたものはありません。図書館でこのテーマの本を探して読んできてください。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席(きわめて重視します)、「講義を聴いて考えたこと」というエッセイの提出。 事 前 準 備 学 習 : 中高の時の教科書で、このテーマの部分を読んできてください。 毎回、前回の授業の内容をまとめ、それに自分の考えを付したノートを作ってください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14158 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜6限 授業名(英文): 比較文化論I (Comparative Studies of Cultures I) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 社教 日本語 到 達 目 標 : 世界の多様な文化に対する複眼的視野を身に着け、グローバル化時代の多文化共生社会 を生きる基礎的思考力を自らのものとすることができる。 授 業 計 画 : 第1回 イントロダクション 第2回 文化人類学のアプローチ 第3回 比較について(1)比較の土台 第4回 比較について(2)第三の視点 第5回 グローバリゼーション(1)流動する現代世界 第6回 グローバリゼーション(2)多層的現実 第7回 グローバリゼーション(3)グローバルな視点とローカルの視点 第8回 グローバリゼーション(4)「グローカリゼーション」(glocalization)とは 第9回 文化とは何か(1)文化概念 第10回 文化とは何か(2)単数形の文化と複数形の文化 第11回 多様性と向き合う思考(1)エスノセントリズムと文化相対主義 第12回 多様性と向き合う思考(2)本質主義批判 第13回 多様性と向き合う思考(3)「アタリマエ」の向こう側〜「相対化」のプロセス 第14回 多様性と向き合う思考(4)生活の場からのまなざし 第15回 まとめ 定期試験 授業概略: 本講義では、世界の多様な文化に関する知識と異文化に対する基本的な見方・考え方を、 主として文化人類学的アプローチによって説き起こします。前半は、本講義における「比較」 についての基本的な考え方を提示したあと、グローバル化する現代世界とそれを分析する 視角や語彙について学びます。後半では、文化の概念について学び、グローバル化する 現代世界で文化の多様性といかに向き合っていくのか議論します。なお本講義のキーワー ドは「視点」というものです。受講にあたっても、自分が物事を、世界を眺めているその視点 に、自覚的・意識的であることが重要となります。 教 科 書 : なし 27 ページ 参 考 書 : 講義トピックごとに適宜提示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)授業時のリアクション・ペーパー (2)定期試験 (3)出席状況と授業への取り組み態度 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から異文化に関する記事やニュースに積極的に目を通し、自分なりの問題意識を培うこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14159 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜6限 授業名(英文): 比較文化論II (Comparative Studies of Cultures II) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 社教 日本語 到 達 目 標 : 世界の多様な文化に対する複眼的視野を身に着け、グローバル化時代の多文化共生社会 を生きる基礎的思考力を自らのものとすることができる。 授 業 計 画 : 第1回 イントロダクション 第2回 オリエンタリズム(1)—オリエンタリズムとは何か 第3回 オリエンタリズム(2)—映画にみるオリエンタリズム的他者表象 第4回 オリエンタリズム(3)—映画にみるオリエンタリズム的他者表象 第5回 「時間」という文化(1)—数量化する思考と質的思考 第6回 「時間」という文化(2)—数量化革命 第7回 「時間」という文化(3)—時間レジームと「灰色の男たち」 第8回 「時間」という文化(4)—「異なる」時間 第9回 「時間」という文化(5)—直線的でない時間〜おわる、まわる、反復する 第10回 宗教的なものについて(1)—社会科学的アプローチ 第11回 宗教的なものについて(2)—アニミズムと宗教起源論 第12回 宗教的なものについて(3)—アニミズムと現代文化 第13回 宗教的なものについて(4)—日本の妖怪文化 第14回 宗教的なものについて(5)—呪術的思考 第15回 まとめ 定期試験 授業概略: 本講義は主として3つの大きなテーマを中心に論じ、文化の多様性と向き合う思考力を身に 着けることを目指している。テーマ1「オリエンタリズム」ではエドワード・サイードの議論を整 理し、映像資料を用いて異文化の他者表象をめぐる諸問題を議論する。テーマ2は「時間」 をキーワードとして、現代世界を席巻する数量化する思考を批判的に検討する。後半では、 世界の多様な時間の在り方を探訪し、私たちの時間感覚の比較文化論的な相対化を試み る。テーマ3「宗教的なもの」は、アニミズムや妖怪文化といった事例を元に、私たち自身の 生き方や世界の認識の仕方に再び光を当てる。本講義では、映像・画像資料を多く用いな がら受講者の理解を深めていく方針である。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 講義トピックごとに適宜提示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)授業時のリアクション・ペーパー (2)定期試験 (3)出席状況と授業への取り組み態度 以上3点から総合的に評価します。 28 ページ 事 前 準 備 学 習 : 日頃から異文化に関する記事やニュースに積極的に目を通し、自分なりの問題意識を培うこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14160 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜5限 授業名(英文): アジアの文学 (Asian Literature) 担 当 者 : 染谷 智幸 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日韓大衆文化の比較から、両国の大衆・民衆の精神世界にどのような心性が宿っていたの かをを把握し、それが現在の日韓文化をどう形成していったのかを理解する。 授 業 計 画 : 1授業概要の説明 2韓国文化認識度チェック 3日本大衆文化認識度チェック 4韓国の映画とドラマ(1) 5韓国の映画とドラマ(2) 6韓国の映画とドラマ(3) 7日本の大衆文化(1) 8日本の大衆文化(2) 9日本の大衆文化(3) 10浅草と大衆演劇(1) 11浅草と大衆演劇(2) 12日韓古典の比較(1) 13日韓古典の比較(2) 14日韓古典の比較(3) 15まとめと討論 授業概略: 日韓大衆文化の比較 日本と韓国は隣同士でありながら、知らないことが多い。たとえば韓国を代表する古典で、 日本の『源氏物語』に匹敵する恋愛物語とは何か。また、社会への反発から盗賊になって貧 しい民を救い、国を飛び出して南の島の王になる、英雄の一生を描いた物語とは何か。これ に答えられる日本人が何人いるだろうか。しかし、韓国人ならほとんどの人間がわかるはず である。それは、日本人で『源氏物語』や源義経を知らない人がいないのと同じだからであ る。相手の文化を理解するには、長い時間と、きめ細かい関心が必要である。韓国の文化を その本質から理解するにはどうしたら良いか。 今年度は、両国の大衆文化、たとえばドラマ、映画、映像芸術、絵画、音楽、文学などを踏 まえつつ、特に演劇とそこで繰り広げられる、男性性と女性性、またその交錯に焦点を絞り 考えてゆきたい。なお、日本大衆文化を知るための実習として、浅草やその周辺に行き文 化・文学探訪をしつつ大衆演芸の鑑賞も行う。詳しいことは第一回の授業で話すので必ず 参加すること。 授業は日々の研鑽が重要、ノートをきちんと取ることが大切である。 よって試験やレポート提出は行わずに、ノート提出を義務付けることとする。 教 科 書 : プリント中心 参 考 書 : 染谷智幸・鄭炳説編『韓国の古典小説』(ぺりかん社) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最後にノートを提出させる。その内容によって成績の判断をする。試験やレポー ト提出は行わない。 事 前 準 備 学 習 : 韓国のドラマで気に入ったものを鑑賞しておくこと。 備 考 : なし 29 ページ 科 目 コ ー ド : 14161 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 比較社会論I (Comparative Studies of Societies I) 担 当 者 : 森 謙二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 社教 到 達 目 標 : 日本型市民社会の形成と展開について理解すること 授 業 計 画 : 1 ヨーロッパと日本 - 契約と血縁 2 日本人のエートスとハビトゥス(1) 穢れ意識について 3 日本人のエートスとハビトゥス(2) 日本人の倫理観-穢れと祖先祖先祭祀 4 日本とヨーロッパの比較(1) ー キリスト教と家族 5 日本とヨーロッパの比較(2) ー 日本の伝統的な家族 6 アジアのなかの日本(3) ー親族集団 7 日本近代の天皇制とその展開 - 戦前の日本(1) 神道国教化の挫折と国家神道体制 8 日本近代の天皇制とその展開 - 戦前の日本(2) 日本型信教の自由の確立と教育勅語 9 日本近代の天皇制とその展開 - 戦前の日本(3) 日本型近代家族(近代の家) 10 日本近代の天皇制とその展開 - 国家神道体制の確立 まとめ1 11 日本近代の天皇制とその展開 - 国家神道体制の確立と崩壊 まとめ2 12 戦後社会 ー 戦後日本社会はどう変わったか? 13 戦後社会 ー GHQと占領統治 14 戦後社会 ー 憲法と安保法 15 日本社会の「戦前」と「戦後」 - 何が変化し何が変わらなかったか 定期試験 授業概略: この講義は、ヨーロッパの近代社会の形成と比較しながら、近代日本社会の形成について 述べていきたいと思います。近代市民社会の形成は資本主義社会の展開という共通の性 格を持ちながらも、日本とヨーロッパでは異なった発展をしてきました。それは、先進国= ヨーロッパと後進国=日本という枠組みの問題ではなく、それぞれに固有の文化的な伝統 を持ち、歴史的発展があったことによります。この講義では、近代社会のなかでの政治シス テム(天皇制)・社会システム、契約観念・宗教観あるいは血縁観等の意識形態の問題を比 較社会史的に取り上げ、一方ではヨーロッパと日本の共通性と異質性を指摘しながら、他方 では東アジアのなかの日本を念頭におきながら日本に特有な発展とは何であったのかを考 えていきたいと思います。 授業の目次は、開講時に配ります。授業は、原則として、パワーポイントを用いて行いま す。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 水林など編『法社会史』(山川出版社)の森の執筆部分 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験と出席で総合的に判断する。試験はノート持ち込み可ですが、かなりの問 題数があります。 事 前 準 備 学 習 : 授業前にユニパから資料をダウンロードしてください。また、授業後には、ノートの整理をしてくださ い。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14162 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 比較社会論II (Comparative Studies of Societies II) 担 当 者 : 森 謙二 30 ページ 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 社教 到 達 目 標 : 現代日本社会をヨーロッパ社会との比較を中心に考える。 授 業 計 画 : 1 前期授業の整理 2 近代史のなかの日本 3 世界のなかの日本 4 戦後日本社会の展開(1) −戦後の近代化と民主化 5 戦後日本社会の展開(2) −経済大国への道 6 戦後日本社会の展開(3) −冷戦と安保体制 7 戦後日本社会の展開(4) −日米安保の再定義 8 戦後日本社会の展開(5) −日本型福祉国家の成立 9 戦後日本社会の展開(6) −企業・福祉・終身雇用制--日本型近代家族の崩壊 10 リスク社会の展開(1) 豊かな社会とバブル 11 リスク社会の展開(2) 家族の危機12 リスク社会の展開(3) グローバル化とIT社会の展開 13 リスク社会の展開(4) 福祉レジューム論(市場主義・社会民主主義・家族主義) 14 まとめ(1) 15 まとめ(2) 授業概略: この講義では、2つのことをテーマとします。 1 日本およびヨーロッパの家族を比較社会史的立場から検討すること 2 戦後日本社会はどのように変わってきたか 教 科 書 : 社会学で使った『家族革命』も使います。『墓と葬送のゆくえ』(吉川弘文館) 参 考 書 : 講義に中で指示。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 小試験・レポート・出席で総合的に判断する。 ノート持ち込み可ですが、かなり の問題数があります。 事 前 準 備 学 習 : 授業の前にユニパから資料をダウロードしてください。授業が終わったら、ノートの整理を。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14163 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜5限 授業名(英文): 比較宗教論 (Comparative Studies of Religions) 担 当 者 : 森 謙二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 生きることの意味、死ぬことの意味について,自分自身で考えること。 授 業 計 画 : 1 死と埋葬 2 葬送儀礼の変化 3 墓の習俗(1) 日本 4 墓の習俗(2) ヨーロッパ 5 祖先祭祀と死者の尊厳性 6 現代のお墓をめぐる問題 7 死者を慰霊するとはどういうことか 8 「いのち」を育むこと 9 〈いのち〉の選択 — 優性思想の展開 10 生殖技術をめぐる問題(1) 体外受精 11 生殖技術をめぐる問題(2) 代理生殖 31 ページ 12 死の判定 脳死 13 臓器移植 14 臓器売買 15 まとめ 定期試験 授業概略: 死・葬送・墓、そして「いのち」をテーマとします。 死については、日本人の死生観を中心にその変化やヨーロッパとの比較をテーマとしま す。葬送については、葬送儀礼を中心にその儀礼の意味について考えると同時に、その変 化について考えていきます。お墓については、日本の伝統的なお墓のあり方から現代に至 るまで、またお墓のあり方が世界の中でどのように異なっていくかについて考えていきます。 生殖技術の展開は「いのち」のあり方を大きく変えようとしています。臓器売買や代理生殖 のように〈いのち〉が市場の中で交換されようとしている現状を踏まえて、現状とともに何が問 題なのかを明らかにしたい。 授業は、原則として、パワーポイントを用いて行います。 教 科 書 : 森謙二『墓と葬送のゆくえ』(吉川弘文館) 参 考 書 : 授業の中で指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験と出席で総合的に判断する。 ノート持ち込み可ですが、かなりの問題数があります。 事 前 準 備 学 習 : 授業の前にユニパから資料をダウロードしてください。授業が終わったら、ノートの整理を。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14164 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜4限 授業名(英文): アジアの宗教 (Asia of Religions) 担 当 者 : 志賀 市子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 東アジア、東南アジアにおける華僑華人が実践する宗教に関する知見を深めることによっ て、中国人の自然(超自然)観、死生観、行動規範などについて理解を深める。また当該地 域における中国宗教文化の普及とその影響力を理解し、宗教文化の伝播や交流、相互交 渉のありようを理解する。 授 業 計 画 : 第1回 中国の神さま 第2回 中国人の神霊観—神、祖先、鬼 第3回 中国の占い① 中国人の運命観 第4回 中国の占い② 占いの方法と実践 ポエ、おみくじ、暦、八字 第5回 中国のシャーマニズム① 第6回 中国のシャーマニズム② 第7回 風水の思想と実践① 第8回 風水の思想と実践② 第9回 中国の葬送儀礼① 第10回 中国の葬送儀礼② 第11回 中国の冥界観 地獄の観念 第12回 東南アジア華人社会の宗教 タイ、ベトナム、マレーシア 第13回 各自テーマを選定して発表 第14回 各自テーマを選定して発表 第15回 各自テーマを選定して発表 授業概略: 神霊観や占い、シャーマニズム、風水など、中国の民俗宗教に通底する最も基本的な観念 32 ページ や実践に ついて、写真や動画、あるいは実際のモノに触れながら学ぶ。東南アジアの華人宗教の事 例として、ベトナム、タイ、マレーシアにおける宗教実践をとりあげる。後半は、受講者各自 が東アジアや東南アジアの宗教文化に関して関心のあるテーマを選定し、文献やフィール ドワークを通して調べた内容を発表する。 教 科 書 : とくに無し。授業中に参考文献リストを配布する。適宜プリントを配る。 参 考 書 : 授業中に適宜指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1.期末レポート 2.小レポート 3.発表 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から東アジア、東南アジアの歴史、地理、文化全般についての基礎的な知識を養っておくこ と。また日本の宗教や民間信仰についても関心を持ち、キリスト教、仏教、神道など、宗教に関する 関連書籍を読み、雑学を増やしてほしい。映画を見たり、歴史小説を読むことを雑学を増やす効果 的な手段である。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14165 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 前期(集中講義)、後期(集中講義) 授業名(英文): 比較言語論 (Comparative and Contrastive Linguistics) 担 当 者 : 森下 雅子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : この授業では、世界の様々な文化や言語、そして教育のあり方について比較することを通し て、国際人としての知識を得ることを目標としています。ディスカッションや発表を通して、み んなで共に楽しく学び、視野を広げていきます。 授 業 計 画 : 授業内容は以下の通りです。 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 授業概略: オリエンテーション 異文化コミュニケーション(1) 異文化コミュニケーション(2) 比較言語文化・日本事情(1) 比較言語文化・日本事情(2) 比較言語文化・日本事情(3) 比較言語文化・日本事情(4) 世界の教育(1) 世界の教育(2) 世界の教育(3) 世界の教育(4) 発表・ディスカッション 発表・ディスカッション 発表・ディスカッション まとめ 私は今まで78の国々へ行き、様々な教育現場を視察したり、異文化に触れたりしてきまし た。真の国際人になるためには、世界中のいろんな地域について興味を持つことはもちろ ん、日本の伝統文化や日本語に関する知識も必要です。「世界にはどんな国があり、どのよ うな文化を持っているのか?」「異文化コミュニケーションにおいて大切な要素とは?」「これ からの教育において何が必要なのか?」といったことについて、クラス全体で楽しく議論しな 33 ページ がら深めていきましょう。 教 科 書 : 資料のコピーの他、映像や写真を使用する。 参 考 書 : 特にありません 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 平常点70%(発表の質、他者へのコメントの質、授業への参加度)、レポート 30% 4回以上欠席した人、発表の準備をしない人は単位を取ることができません。 事 前 準 備 学 習 : この授業ではグループに分かれ、最終日に発表&ワークショップをしてもらいます。どんな国のどん なことを比較したいか、考えておいてくださいね。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14166 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜2限 授業名(英文): アジアの映画 (Asia of movies) 担 当 者 : 染谷 智幸 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本映画の根幹を成す黒澤明の映画と、その黒澤映画に影響を受けた日本の他の映画、 並びに外国映画の様相を知る。 授 業 計 画 : 1授業概要の説明 2映画とは何か。 3日本映画とは何か。 4黒澤映画の世界(1) 5黒澤映画の世界(2) 6黒澤映画の世界(3) 7黒澤映画の世界(4) 8黒澤映画の世界(5) 9黒澤映画から影響を受けた日本映画(1) 10黒澤映画から影響を受けた日本映画(2) 11黒澤映画から影響を受けた日本映画(3) 12黒澤映画から影響を享けた外国の映画(1) 13黒澤映画から影響を享けた外国の映画(2) 14黒澤映画から影響を享けた外国の映画(3) 15まとめと討論 授業概略: 黒澤明の監督した映画を取り上げ、その世界がどのような世界観や方法で成り立っている のかを考える。また、黒澤映画のみならず、黒澤映画の影響を受けた他の日本映画、欧米 の映画も取り上げ、黒澤映画の何が受け継がれたのかを考える。 履修上の注意としては、映画を取り上げ、授業中に若干の映画鑑賞も行うが、黒澤映画は ほとんどが白黒であり長編映画である。日頃、日本の古い映画を見たことのない学生にとっ ては極めて退屈な内容かもしれない。また、授業以外でも図書館等にて、黒澤映画を最低 でも3本は見てもらうことになるので、そのことを十分に考えた上で履修すること。 詳しいことは第一回の授業で話すので必ず参加すること。 授業は日々の研鑽が重要、ノートをきちんと取ることが大切である。 よって試験やレポート提出は行わずに、ノート提出を義務付けることとする。 教 科 書 : プリント中心 34 ページ 参 考 書 : 授業中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最後にノートを提出させる。その内容によって成績の判断をする。試験やレポー ト提出は行わない。 事 前 準 備 学 習 : 黒澤明の映画『七人の侍』を事前に見ておくことが望ましい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14167 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜6限 授業名(英文): 欧米の映画 (Western of movies) 担 当 者 : 和泉 涼一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1) ヨーロッパとアメリカの映画を、著名な作品の理解をとおして歴史的、文化的に把握しま す。 2) それらの作品が製作された時代背景についての知識を深めます。 3) 映画の歴史をつくりあげた影響力のある監督たちをとりあげ、その作品群を総体として理 解します。 授 業 計 画 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 授業概略: 1) 毎回、そこで扱われるテーマを代表する作品と監督をとりあげます。そして、それらの作 品と監督の時代背景や、その作品が及ぼした影響などを学びます。 2) 学生は授業で紹介されたそれらの作品を、じっさいに鑑賞してみることがつよく推奨され ます。映画に関心のある人なら大歓迎です。 教 科 書 : 必要に応じてプリントを配布します。 参 考 書 : 参考文献はそのつど紹介します。 ガイダンス 映画の誕生〜リュミエール兄弟 メリエスと劇映画 芸術映画と喜劇王 1930年代の黄金時代(ヨーロッパ) 1930年代の黄金時代(アメリカ) フィルム・ノワールの世界 ハリウッドとミュージカル 西部劇の盛衰 戦後の「新しい波」(イタリア・フランス・アメリカ) 新しい「巨匠」たち(クリント・イーストウッド) 新しい「巨匠」たち(スピルバーグ) 新しい「巨匠」たち(タランティーノ) 新しい「巨匠」たち(コーエン兄弟) まとめ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1) 授業中の討議に積極的に参加したかどうかを重視する。 2) 必要に応じて要求される課題(もしくはレポートもしくはそれに代わるもの)を 参考にする。 事 前 準 備 学 習 : ありません。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14168 配置年次: 2 35 ページ 曜 日 時 限 : 水曜3限 単位数: 2 授業名(英文): 比較教育論I (Comparative Studies of Education I) 担 当 者 : 藤田 悟 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 教育は各々の社会の文化を伝達・再生産する装置であると同時に、それ自体がその社会 の文化を体現するものでもある。複数の異文化の光を導き入れることで、日本の教育の抱え ている問題点を新たな視点から照らし出すことができればと思っている。 教育は人間社会にはつきものだが、教育の具体的あり方には地域性や時代によってさま ざまな変異が見られる。この授業では、近代学校教育の普及しているさまざまな地域の教育 のあり方を各々の文化の特徴との関連で検討する。 Teachers in Different Culturesという調査研究を行ったので、その資料によりながら、諸外 国の学校の写真を見て、いろいろな違いを(同時に共通点を)探していく。 なるべく留学生にも参加してもらう予定なので、彼らの出身地の教育に関するナマの情報 も得られるはず。 (1)動物に教育はあるか? (2)比較教育の基礎知識 (3)母語の習得と読み書きの習得 (4)地域1 (5)地域2 (6)地域3 (7)地域4 (8)レポートについての予告・テーマの絞り方 (9)メディアと教育の成立 (10)地域5 (11)地域6 (12)地域7 (13)レポートの進捗状況を発表・コメント (14)レポート提出・総括 (15)レポートのいくつかを発表 授業概略: 最初に、「動物に教育はあるか?」という課題を考えることで、「人間と教育」についての基 本的なところを確認。 世界の7カ国/地域の小学校の写真を眺めて観察を出し合う。クラスサイズ、宗教・伝統 文化教育、時間割、クラス担任制、日本型の職員室、学校行事、制服……などの比較の視 点が検討されることになるだろう。 ある時点で、近代学校教育と印刷革命の関連、さらに現在進行中のIT革命との関連につ いて話題とする。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : ほとんど毎回の授業ごとのミニ・レポートと期末のレポート・発表による。 事 前 準 備 学 習 : いろいろな地域の教育のあり方、子どもの暮らしに関心を持っておいてください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14171 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 実習 授業名(英文): インターンシップIa (Internship I a) 36 ページ 担 当 者 : 細谷 瑞枝、岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : インターンシップで実際の職場を体験し、社会人として働くことの意味や自分の適性につい て考える。 授 業 計 画 : (1) 4月の履修ガイダンスで一般的な説明をします。 また、4月中に希望者を募集します。 インターンシップの期日と募集人数は、基本的に下記のとおりです。 だだし、都合により日程が変更になることがあります。 ・茨城放送: 9月(2名) 担当:細谷 ・茨城新聞社:9月(2名) 担当:細谷 ・ホテル テラス ザ スクエア日立:11月(3名) 担当:岩間 (2) インターンシップの履修登録は、実習に参加することが決まってから 2016年度後期科目として9月に追加登録します。事前に勝手に登録してはいけません。 (3) インターンシップに応募する際に、「インターンシップを希望する理由 (あるいは動機)」 について文書を書き、担当者に提出します。 希望者が多い場合は、この文書も選考の資料とします。 (4) 参加が確定したら、「履歴書」を書き、担当者とともに実習先に赴いて 事前準備と打ち合わせをします。 (5) インターンシップ中は、日誌を書きます。実習期間は2週間 (10日×8時間=80時間)を標準とし、基本的に土日は休みとなります。 (6) 終了後にまず「お礼状」を送り、その後「インターンシップで体験したこと、 考えたこと」についてのレポートを提出します。 授業概略: 最近は企業もインターンシップの体験を重要視し、就職の時にこの体験の有無を聞かれる ことが多くなりました。学生にとってもその職種や業界が自分にあったものかどうかを実際に 確かめる貴重な機会です。 このインターンシップ(茨城放送・茨城新聞社・ホテル テラス ザ スクエア日立)は、文化交 流学科が独自に行っているものですので、学科での学びを実践の場で生かすチャンスでも あります。ぜひ有効に活用してください。 実習先では、それぞれの仕事全体を展望し、体験できるように配慮されています。過去の日 誌を読むと具体的な内容が分かりますので、希望者は担当者に問い合わせてください。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 実習での勤務態度と評価とレポート 事 前 準 備 学 習 : なし。ただし、キャリア支援センターで行っているインターンシップに関するセミナーを受けておくこと が望ましいです。 備 考 : 「インターンシップⅠa」と「インターンシップⅡa」の内容は同一です。実習先に関わらず、インターン シップが初めての学生は、「インターンシップⅠa」を、2度目の学生は「インターンシップⅡa」を登録し てください。 科 目 コ ー ド : 14171 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 前期(実習)、後期(実習) 授業名(英文): インターンシップIb (Internship I b) 担 当 者 : 上野 尚美 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 37 ページ 到 達 目 標 : 職業体験 授 業 計 画 : (1)4月中に履修希望者を集めてオリエンテーションを行います。 (2)渡航までに、インターンシップに必要な知識を教授します。 (3)インターンシップはル・ジャルダンアカデミー(ハワイ州オアフ島カイルア)で約1ヶ月間 行い、インターンシップ期間中は、原則的に同校の担当者の指示に従って研修します。 (4)インターンシップ終了後には、Internship Handbook およびレポートを提出してもらいま す。 授業概略: インターンシップとは、将来の仕事として希望している職種が自分に合っているかどうか、 実際に就職する前に確かめる職業体験です。このインターンシップではル・ジャルダンアカ デミーでアメリカの高校生に日本語指導補助をしますので、日本語教師に興味のある学生 が対象となります。 英語力の要件はありませんが、日常会話ができる程度の英語力は必要です。報酬はあり ません。係る費用は備考欄を見てください。 教 科 書 : 特に指定しませんが、日本語教育施設の教員資格に関する科目の授業で使用した教科書を持参す るとよいでしょう。 参 考 書 : 外国人に日本語を教えるための教科書等を持参するとよいでしょう。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 事前指導、Internship Handbook およびレポート等によって総合的に評価しま す。 事 前 準 備 学 習 : 日本語教育施設の教員資格に関する科目を履修していることが必要です。 備 考 : このインターンシップには下記の費用が必要です。 (1)渡航費(成田—ホノルル) (2)滞在費 (3)食費 (4)サポート費用(滞在に必要なサポートをハワイ留学センターに依頼) 履修登録前に、必ず担当者に連絡してください。(上野 [email protected]) 科 目 コ ー ド : 14172 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜3限 授業名(英文): 観光地理学 (Geography of Tourism) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 『総合・国内旅行業務取扱管理者』試験の合格 授 業 計 画 : 1.旅行業務取扱管理者試験における「観光地理」の重要性 2.主要観光地の学習1 3.主要観光地の学習2 4.主要観光地の学習3 5.主要観光地の学習4 6.主要観光地の学習5 7.模擬テスト1 8.主要観光地の学習6 9.主要観光地の学習7 10.主要観光地の学習8 11.主要観光地の学習9 12.主要観光地の学習10 13.模擬テスト2 38 ページ 14.学習内容の整理1 15.学習内容の整理2 定期試験 授業概略: この授業は,『旅行業務取扱管理者』試験における観光地理の対策講座です。観光業 界に就職するには,国家試験である『旅行業務取扱管理者』に合格し,当該資格を取得し ておくことが望ましいです。 試験で最難関とされるのが,観光地理です。全国や世界中にある膨大な数の観光地や観 光イベントの概略、位置,イベント開催時期などを,暗記せねばなりません。 この授業は『旅行業務取扱管理者』対策講座であり,暗記と模擬テストを中心としたハード な内容となります。観光地の魅力を解説する授業でない点に,留意してください。『旅行業 務取扱管理者』の取得を本気で目指す学生に,受講してもらいたいと思います。 教 科 書 : なし 参 考 書 : TAC出版編集部『国内旅行業務取扱管理者 過去問題集 平成26年度』TAC出版. 2,376 円 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 模擬テスト:40%,定期試験:40%,平常点(毎授業の課題):20% 事 前 準 備 学 習 : ・観光に関する関連科目科目を受講しておいてください。 ・旅行業務取扱管理者の試験は9月です。 受講者は、毎日最低でも1時間は、観光地理に関する試験対策の予習・復習をして下さい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14173 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜3限 授業名(英文): 旅行業I(約款・法令) (Travel Agent Business I(Laws and Ordinan ces)) 担 当 者 : 小川 裕嗣 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 旅行ビジネスの基本をなす法令、ルールについて学習します。さらに旅行販売の基準である 約款(標準旅行業約款)について詳しく学習します。いずれも国家試験の問題を解けるレベ ルに到達することを目標とします。 授 業 計 画 : 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 定期試験 授業概略: 初めに、旅行業界の特徴と旅行業法が制定された背景について説明します。続いて、旅行 旅行業法が制定されるまでの経緯 旅行業法(1) 旅行業法(2) 旅行業法(3) 旅行業法(4) 旅行業法(5) 旅行業法(6) 標準旅行業約款(1) 標準旅行業約款(2) 標準旅行業約款(3) 標準旅行業約款(4) 標準旅行業約款(5) 標準旅行業約款(6) その他の各種約款 旅程保証と特別補償規程 39 ページ 業法に流れている「消費者保護」の考え方を踏まえながら、関係法令を詳しく学習していき ます。さらに、公正な取引のために作られた標準旅行業約款について中身を詳細に見てい きます。 教 科 書 : 最初の授業時に講義内容をまとめた資料(冊子)を配布します。 参 考 書 : トラベル&コンダクターカレッジ 編著:「やさしく学ぶ 総合旅行業務取扱管理者 −合格テキスト & 練習問題−」 株式会社 オーム社 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験による理解度、出席状況、授業態度を考慮して「履修要覧」の成績評 価基準にしたがって評価する。 事 前 準 備 学 習 : 予習よりも復習に力をいれてください。毎回授業の最後に、理解度チェックのため小テストを行いま す。次回の授業時に、その問題の解法を丁寧に説明しますので、授業終了後、解法の要点をノート にまとめて復習してください。 備 考 : 科目コード12091-2「旅行業務資格講座(Tourism Certificate Test Preparation)」と内容的に重複す る部分が多いです。この科目と重複履修することは止めてください。 科 目 コ ー ド : 14174 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜4限 授業名(英文): 情報処理関連資格対策講座 (Preparing for System Administrator Level One Exam) 担 当 者 : 三ツ堀 裕太 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 「ITパスポート試験」の合格水準に相当する知識を身に付ける。 授 業 計 画 : 第1回 情報処理技術者試験の概要 第2回 基礎学習(1)ハードウェア1 第3回 基礎学習(2)ハードウェア2 第4回 基礎学習(3)ソフトウェア 第5回 基礎学習(4)マルチメディア 第6回 基礎学習(5)システム構成 第7回 基礎学習(6)ネットワーク 第8回 基礎学習(7)セキュリティ 第9回 基礎学習(8)データベース 第10回 基礎学習(9)アルゴリズム 第11回 基礎学習(10)プログラミング 第12回 基礎学習(11)マネジメント 第13回 基礎学習(12)企業活動と法務 第14回 基礎学習(13)経営戦略とシステム戦略 第15回 中問対策 定期試験 授業終了前に、5分程度の簡単なミニテストを実施します。 授業概略: 「あなたはパソコンを使えますか?」 このような問いに、あなたならどのように答えますか? 目的に応じてコンピュータを使いこなす能力は、現代社会においてはもはや必須のスキルと 言えます。 このスキルを証明するための国家資格として、情報処理技術者試験があります。 ITパスポート試験はその入り口であり、上位試験の基礎とも言えるものです。 本講義では「ITパスポート試験対策」を通じ、コンピュータに関する広い知識を身に付けるこ とを目指します。 40 ページ 教 科 書 : 栢木 厚 著『平成28年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室』(技術評 論社 出版) 参 考 書 : 五十嵐 聡 著『平成28年【上半期】 ITパスポートパーフェクトラーニング過去問題集』(技術評論社 出 版) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席状況、ミニテスト、期末試験の結果より総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : ITパスポート試験は出題範囲が非常に広いため、授業の限られた時間内だけではカバーしきれま せん。 試験合格に向けて、自主的に学習する姿勢を期待します。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14175 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): 日本語教員試験対策講座I (Preparing for Japanese as a Foreign Lang uage Teaching 担 当 者 : 小林 久美子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本語教育能力試験を受験する、しないに関わらず、合格レベルの日本語教育能力を身に つける。 授 業 計 画 : [第1回] 授業の到達目標と概略 [第2回] 言語音を作る仕組み、発音 [第3回] 試験IIIの過去問題 [第4回] 調音点、調音法 [第5回] 試験IIIの過去問題 [第6回] 小テスト1、口腔断面図の読み取り [第7回] プロソディー [第8回] 音声練習問題1 [第9回] 記述問題1 [第10回] 小テスト2、音声練習問題2 [第11回] 音声練習問題3 [第12回] 記述問題2 [第13回] 音声練習問題4 [第14回] 小テスト3、模擬試験 [第15回] まとめ 授業概略: 日本語教育能力試験の内、主に試験II(音声)と試験III(応用問題)について学ぶ。試験II に関しては、実際に音を聞き、正答できるようにする。また試験IIIの記述問題についても触 れる。 教 科 書 : 猪塚元・猪塚恵美子『音声パーフェクト対策』アルク 参 考 書 : 特になし。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 小テスト 60% 課題 30% 平常点 10% 事 前 準 備 学 習 : 日本語教育の基礎を扱う授業(「日本語の構造I」など)を履修していることが望ましい。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14176 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 41 ページ 曜 日 時 限 : 水曜5限 単位数: 2 授業名(英文): 日本語教員試験対策講座II (Preparing for Japanese as a Foreign Lang uage Teachin 担 当 者 : 中山 健一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本国際教育支援協会「日本語教育能力検定試験」(以下、検定試験と略記)を受験する のに必要な専門知識を習得する。試験の概要、受験の心得を理解する。 授 業 計 画 : 1.授業概要説明 2.検定試験の概要説明 3.社会・文化・地域 4.社会・文化・地域 5.言語と社会 6.言語と社会 7.言語と心理 8.言語と心理 9.中間総括(復習) 10.言語と教育 11.言語と教育 12.言語一般 13 言語一般 14.言語一般 15.総括 期末テスト 授業概略: 検定試験は、日本語教師の資格として日本語学校、その他教育機関で広く認められてお り、この検定試験に合格すれば日本語教師としての就職がきわめて有利になる。その一方 で、出題範囲が非常に広く、また、選択問題のほか、論述問題、聴解問題もある。合格する ことは容易とは言いがたい。 この授業では、検定試験の受験準備として、まず、検定試験の概要、特徴を学ぶ。その上 で、過去の問題に触れつつ、出題範囲の基礎的な事柄を学ぶ。 授業では、実際に問題を解く、解説するという作業を行ない、受講生が自分の弱点を知り、 さらなる勉強につなげていけるようにする。 教 科 書 : 岩田一成ほか『日本語教育能力検定試験に合格するための用語集』アルク (必須 受講者は必ず購入すること) 参 考 書 : 岡田英夫『日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識50』アルク そのほか、「音声」「語彙」「教授法」「文法」など、個別の分野ごとに『日本語教育能力検定試験に合 格するための〜』シリーズ本が刊行されている。個別の分野の勉強に、ぜひ活用してほしい。 また「用語集」でもわからない単語は、以下の辞典で調べるとよい。 日本語教育学会編『新版 日本語教育辞典』大修館書店 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 小テストと期末試験を主な評価対象とし、それに受講態度(受講生の頑張り)を 加味して評価する。 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示した予復習はもちろん、自分で授業外にも試験対策勉強をすることが必須である。 この授業を受講するからには、本気で合格を目指して勉強することを望む。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14177 配置年次: 1 42 ページ 曜 日 時 限 : 火曜1限 単位数: 2 授業名(英文): 基礎演習Ia (Underclassmen Seminar I a) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1.自己の将来につながる大学生活について考え、大学での学びの意義を理解することがで きる。 2.論理的に考え、表現するための技術を身につけることができる。 授 業 計 画 : 1)授業ガイダンス 2)〜4)大学とは何か 5)図書館ガイダンス 6)〜10)大学で学ぶとはどのようなことか(討論含む) 11)〜14)大学での自らの方向性を考える(討論含む) 15)まとめ 授業概略: 大学で学ぶこととはどんなことなのか。 高校までの学びとどう違うのかを、様々な資料や意見をもとに考えてみたい。 積極的な意見発表、討論をもとに行いたい。 これらを通して大学で学ぶことの基本的姿勢を身につけたい。 教 科 書 : 授業時に指示する。 参 考 書 : 授業時に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加度、レポート等により総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 授業時に指示する。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14177 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Ib (Underclassmen Seminar I b) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1.自己の将来につながる大学生活について考え、大学での学びの意義を理解することがで きる。 2.論理的に考え、表現するための技術を身につけることができる。 授 業 計 画 : 1.オリエンテーション 2.お互いを知る—自己紹介— 3.大学での学びを知る(1) 4.大学での学びを知る(2) 5.自己の現在と未来を考える—キャリア形成— 6.図書館の使い方・資料の探し方(1) 7.図書館の使い方・資料の探し方(2) 8.受講生による読書報告ミニ発表(準備) 9.受講生による読書報告ミニ発表(1) 10.受講生による読書報告ミニ発表(2) 43 ページ 11.受講生による読書報告ミニ発表(3) 12.レポートの書き方(1) 13.レポートの書き方(2) 14.レポートの準備(1) 15.レポートの準備(2)、総括 授業概略: この授業では、皆さんが大学生として何をどう学んでいくのか考えること、学んでいくのに 必要なスキルを身につけることを目的としています。 「高校までの勉強と大学の勉強は何が違うのか?」「何かを調べるときはスマホだけで十分 か?」「レポートと作文は何が違うのか?」「そもそも大学って何をするところなのか?」・・・そ ういったことを皆で具体的に考えていきます。 後半は課題として、本を1冊選んで、その内容を読んでいない人にもわかりやすく説明す る「読書報告ミニ発表」と、あるテーマについて自分が調べたことをまとめて書く「レポート」を 課します。 その他、授業活動ではただ教師の話を聞くのではなく、積極的に意見を出し合うことを求 めます。(「意見を出す」と言っても、あまり難しく考えないでください。最初は慣れないかもし れませんが、だんだん慣れてきます) 教 科 書 : なし(教員がハンドアウトを配布する)。 参 考 書 : 適宜、授業にて指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加度、レポート等により総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示された課題等は、必ず期限までに提出すること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14177 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Ic (Underclassmen Seminar I c) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1.自己の将来につながる大学生活について考え、大学での学びの意義を理解することがで きる。 2.論理的に考え、表現するための技術を身につけることができる。 授 業 計 画 : 1. ガイダンス (大学での学びの基本) 2. 自己理解と他者理解(自分を知る・友達を知る) 3. 自己理解と他者理解(自分の将来について考え、大学生活の目標をたてる) 4. 自己理解と他者理解(EQフィードバック) 5. 情報収集とその活用 (図書館ガイダンス) 6. 情報収集とその活用 (新聞を使ってのグループワーク①) 7. 情報収集とその活用 (新聞を使ってのグループワーク②) 8. 情報収集とその活用 (発表の基本に則って準備する) 9. 情報収集とその活用 (グループ発表) 10. 情報収集とその活用 (発表の振り返り) 11. レポートの書き方 (テーマ設定・資料の収集と整理) 12. レポートの書き方 (全体の構成を考える) 13. レポートの書き方 (レポートの文章) 44 ページ 14. レポートの書き方 (レポートの形式とルール) 15. まとめ 授業概略: この授業では、これから4年間大学で学んでいくための基本姿勢と基礎力をつけることを目 的としています。 まず、自分と自分の所属学科を相互に紹介しあうことによって、自己理解を深め、何をめざ してどのように大学生活を過ごしていくかについて考えます。 次に、新聞記事を素材にして、各自が身近な問題を持ち寄り、それについてグループに分 かれて意見を交換しながら考えを深めましょう。そして、グループごとにひとつテーマを決め て、分かりやすく発表する練習をします。 続いて、レポートの書き方の基本を学びます。テーマ設定のしかた、レポート全体の構成、 文体などについて学び、各自、自分の集めた新聞記事の中からテーマを決めてレポートを 書き上げます。 教 科 書 : 必要に応じて、プリントを配布する。 参 考 書 : 授業時に適宜紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加度、レポート等により総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日ごろから新聞にざっと目を通し、世の中の動きに関心を持つようにしてください。特に自分の専門 と関係のありそうなニュースを意識的に探して、じっくり読み、重要そうなものは切り抜いてスクラップ しておきましょう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14177 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Id (Underclassmen Seminar I d) 担 当 者 : 宮﨑 晶子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1.自己の将来につながる大学生活について考え、大学での学びの意義を理解することがで きる。 2.論理的に考え、表現するための技術を身につけることができる。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション、大学での学び方 第2回 自己理解と他者理解①(自己紹介、他己紹介) 第3回 自己理解と他者理解②(大学生活の目標) 第4回 自己理解と他者理解③(意見を交換する) 第5回 図書館ガイダンス 第6回 発表の仕方、文章の書き方とレポート作成の手順 第7回 テーマを決める 第8回 資料を探す 第9回 調べて発表する① 第10回 調べて発表する② 第11回 調べて発表する③ 第12回 レポートを書く① 第13回 レポートを書く② 第14回 レポートを書く③ 第15回 おわりに 授業概略: 大学では何を学ぶのか。4年後の自分を想像しながら積極的な学習の計画を立て、4年間 の学習に必要な基礎知識を身に着ける。 45 ページ 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加度、レポート等により総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : なし 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14178 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Ia (Underclassmen Seminar I a) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 表現力の習得(プレゼンテーション,ディベートなど) 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション(大学での学びとは?) 第2回 自己理解と他者理解(自分を知る・友達を知る) 第3回 自己理解と他者理解(自分の将来、大学生活の目標) 第4回 情報収集とその活用(情報収集・フィールドワーク) 第5回 図書館ガイダンス 第6回 プレゼンの方法(PPTの使い方、プレゼンのコツ) 第7回 発表1 第8回 発表2 第9回 発表3 第10回 発表4 第11回 レポートの書き方(論文校正) 第12回 レポートの書き方(レポートのルール、著作権) 第13回 レポートの書き方(学術的な文章表現) 第14回 東京巡検の準備 第15回 まとめ 授業概略: 授業内容は,1)自己表現[大学生活・将来の目標設定],2)プレゼンテーションおよびレ ポート作成技術の習得,3)東京巡検の3点です。 自己表現では、将来の目標(夢)を設定し、目標達成のために大学生活でやるべきことを 考えます。プレゼンテーションでは,大学生活や将来の目標に関するテーマを各自が選択 し、発表します。発表には、どのような小道具を用いても構いません。限られた時間やス ペースのなかで,もっとも効果的なプレゼンの方法を模索してください。発表内容は、授業 の最後にレポートとして提出してもらいます。授業では、レポート作成のポイントやルールに ついて解説します。また,後期の最後には,東京で1日巡検を実施します。東京の隠れたス ポットを巡りつつ,観光とは異なる視点から東京を学びます。 教 科 書 : なし(適宜,紹介します) 参 考 書 : なし(適宜,紹介します) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : プレゼンテーションやレポート,東京巡検での活動内容から,総合的に評価しま す。 事 前 準 備 学 習 : ・日頃から新聞などをチェックし,時事問題や地域問題などを把握しておいてください。 ・毎週最低5時間は、授業内容に対する知識の習得(論文、文献等の読解)や発表の準備、 レポート作成に充ててください。分からないことがあったら、いつでも聞きに来て下さい。 46 ページ 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14178 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Ib (Underclassmen Seminar I b) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1)文化交流学科で学ぶことの意味と意義を理解する。 2)文化交流学科で学ぶことの基本的なスキルを身につける。 授 業 計 画 : 1)授業ガイダンス 2)〜5)文化交流学科とは何か、何を目指すのか。 6)〜10)文化交流学科で何を目標にどう勉強を始めるのか(討論含む) 11)〜14)文化交流学科での自らの方向性を考える(討論含む) 15)まとめ 授業概略: 文化交流学科で学ぶこととはどんなことなのか。 高校までの歴史や文化の学びとどう違うのかを、様々な資料や意見をもとに考えてみたい。 積極的な意見発表、討論をもとに行いたい。 これらを通して文化交流学科で学ぶことの基本的姿勢を身につけたい。 教 科 書 : 授業時に指示する。 参 考 書 : 授業時に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加度、レポート、授業時の質問、ショートレポートなどにより総合的に 評価する。 事 前 準 備 学 習 : 特になし。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14178 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Ic (Underclassmen Seminar I c) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 大学、特に本学文化交流学科で勉強を行なっていくのに必要となる実践的なスキル、およ び、表現方法を習得する。 授 業 計 画 : 1.オリエンテーション、お互いについて知る 2.「文化交流学科」について知る 3.何かを知る手段としてのインターネットと本の違い 4.インターネットで知りたいことを見つける(実践) 5.図書館で探している本を見つける(実践) 6.本を読む1 7.本を読む2 8.本を読む3 9.本を読む4 10.発表のしかた 47 ページ 11.発表をする1 12.発表をする2 13.発表をする3 14.発表をする4 15.総括 授業概略: この授業では、前期の全学共通「大学基礎演習」で学んだことをふまえて、文化交流学科で 学んでいくためのより実践的なスキルを身につけていきます。 具体的には、以下の5つです。 ・文化交流学科をよりよく知ること ・インターネットと本など紙媒体の資料との特性の違いを理解し、両者を適切に使えるように なること。 ・読みたい本を図書館で見つけること。 ・本を読んで、内容を正確に理解すること。 ・パワーポイントなどを使って、わかりやすく発表をすること。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業にて紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業での課題や発表を中心に、授業態度、授業への貢献(他の学生へのコメン トなど)による総合評価。 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示する課題、発表準備は、期日までにきちんと行なうこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14178 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜1限 授業名(英文): 基礎演習Id (Underclassmen Seminar I d) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 文化交流学科での学びのあり方を理解し、大学での勉学に必要な基礎力を定着させる。 授 業 計 画 : 1. ガイダンス 2. 「大学基礎演習」での学びをふり返る 3. 文化交流学科での学びについて考え、発表・レポートのテーマを決める 4. 資料を探す 5. 資料の読み方・まとめ方 6.〜8. 第1回発表(グループ発表) 9.〜14. 第2回発表(個人) 15.まとめ 授業概略: この授業では、前期の「大学基礎演習」を受けて、文化交流学科ではどんなことを学べるの か、そして自分は4年間でどんなテーマを追求していくのかを考えます。文化交流学科の枠 組みは緩やかだからこそ、各自が自分のテーマ、軸を持っていることはとても大切です。 テーマを決めたら、それに関する書籍を見つけ、じっくり読みます。第1回目の発表では、本 の内容を分かりやすく伝え、第2回目の発表では自分の意見や考えも加えましょう。最後に、 発表の内容を整理して、レポートにまとめます。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 授業時に適宜紹介する。 48 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への参加度、発表、レポートなどを総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 発表に使うかどうかは別として、自分のテーマに関する本を複数冊、コツコツと読み進めていくことが 大切です。興味を持って読めるように、テーマは慎重に選びましょう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14179 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIa (Underclassmen Seminar II a) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : パワーポイントを駆使し、みずからが選んだ現代日本の出来事をテーマとしたプレゼンをお こなう 授 業 計 画 : 第1回 授業概要の説明。自分が調査・分析・発表するテーマを決める(1人1テーマ)。 第2回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション1 第3回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション2 第4回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション3 第5回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション4 第6回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション5 第7回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション6 第8回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション7 第9回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション8 第10回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション9 第11回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション10 第12回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション11 第13回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション12 第14回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション13 第15回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション14 授業概略: ・図書資料の調査と、ネット上の関連資料調査を同時におこなうことで、総合的な情報処理 能力を磨いていく。 ・具体的には、1945〜2014年の日本の文化現象の中から、自分の興味にあったテーマを設 定し、それを調査し、分析し、みんなに発表する。 ・その際、「文化交流」という視点に重きを置いた発表にすること。このプレゼンを通じて、み ずからの設定したテーマに沿って、「文化交流」とは何かを理解し、調査・分析・発表の仕方 を学んでいく。 ・使用ソフトはパワーポイント。パソコンは教室設置のものを使用する。 ・評価が良くない場合は再発表が課せられる。 ・発表者以外はコメンテーターとして、コメントを求められる。 ・発表時間は、履修人数により調整する。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 図書館やネットでテーマに沿った資料を見つける。その正確性に関する判断が問われる。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、発表内容、パワーポイントの出来、コメント内容。 事 前 準 備 学 習 : 授業ではプレゼンと評価、議論が行われる。プレゼンはすべて発表者が事前に準備してくる。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14179 配置年次: 2 49 ページ 曜 日 時 限 : 火曜2限 単位数: 2 授業名(英文): 基礎演習IIb (Underclassmen Seminar II b) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 文化交流学科の学びの柱の一つである「地域研究」という学問分野について、その方法と目 的を理解し、履修者それぞれが関心を持っている地域に関する知識を深める。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション 第2回 「地域研究」の学び方と地域研究を学ぶ目的 第3回 グローバルトピックス 人の流れ 第4回 モノの流れ 第5回 言葉・音 第6回 衣食住 第7回 信仰・思想 第8回 テーマを決める、資料を集める 専門書、論文の探し方 図書館の使い方 ① 第9回 テーマを決める、資料を集める 専門書、論文の探し方 図書館の使い方 ② 第10回 グループ別プレゼンテーション① 第11回 グループ別プレゼンテーション② 第12回 グループ別プレゼンテーション③ 第13回 グループ別プレゼンテーション④ 第14回 プレゼンテーションの講評、ディスカッション 第15回 レポートの書き方 授業概略: 前半では、『地域研究への扉』の序と第Ⅰ部グローバル・トピックスを読み、「地域研究」を 学ぶ目的、方法について学ぶ。 第Ⅰ部グローバル・トピックスは、グローバルな視野から「地域」の諸問題を理解しようとす る試みである。①人の流れ、②モノの流れ、③言葉・音、④衣食住、⑤信仰・思想、の4章か ら成り、それぞれヨーロッパ、アジア・太平洋、南北アメリカの主要な3つの地域文化をとりあ げている。履修者は、自分が関心を持っている地域について、新しい視点から知ることがで きるだけでなく、これまであまり興味が無かった、あるいはあまり知る機会の無かった地域文 化についても知ることができる。 後半では、第Ⅰ部で学んだことをもとに、グループ別にテーマを決め、テーマに関して専 門書や論文を読み、その内容を発表し、ディスカッションを行う。発表内容をもとにレポート を作成する。 教 科 書 : 同志社大学グローバル地域文化学部編『地域研究への扉:グローバルな視点から考える』晃光書 房、2013年。 参 考 書 : 授業中に指定する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、平常点(プレゼンテーション、小レポート)、期末レポートの3点から、総合 的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 地域研究では、文化、歴史(とくに近現代史)、地理、経済、政治などのさまざまな知識を網羅的に 習得していくことが求められるので、日頃から新聞、テレビ、ネットのニュースに目を通し、少なくとも 自分が関心を持っている地域文化に関連した映画を見たり、小説を読むなど、海外の地域文化に 積極的に触れてほしい。また第二外国語の習得に力を入れ、英語以外に少なくとも一つの外国語 で資料を読んだり、文章を書いたりすることのできるレベルを目指してほしい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14179 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 50 ページ 授業名(英文): 基礎演習IIc (Underclassmen Seminar II c) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 受講者自らの研究テーマを深めていくことを目的とし、文献・資料を収集しまとめるスキルを 習得するとともに、プレゼンテーションの基本的な作法を身に着ける。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 受講者による研究テーマの発表(1) 第3回 受講者による研究テーマの発表(2) 第4回 文献をまとめる技術—資料収集の方法、参考文献リストの作成 第5回 プレゼンテーションの技術—レジュメとパワポの基本 第6回 論文をまとめる技術—アウトライン作成 第7回 論文をまとめる技術—記述の諸ルール 第8〜14回 受講者による研究発表とディスカッション 第15回 全体の講評 授業概略: 大学での学習では、自分で文献や資料を集め、考えをまとめ、そして様々な媒体(「論 文」、「レポート」、「レジュメ」、「スライド」等)によって適切に表現していく技術が求められま す。この演習では、これら基本的な技術や作法の実践的習得を目指すとともに、3年次以降 の本格的な演習を念頭に置いた各自の研究テーマの基礎作りを行います。 教 科 書 : なし(授業で使用する資料等はすべて配布します) 参 考 書 : 演習中に適宜指示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)発表(プレゼンテーション媒体の完成度、口頭発表と質疑応答のパフォーマ ンス) (2)授業への貢献度(他学生の発表に対する積極的な質問やコメントなど) (3)期末レポート 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 演習では受講者自身が自分の研究テーマについて発表を行います。各自時間を見つけて自身の 研究テーマを深め、発表準備に取り組むことが求められます。 備 考 : 研究テーマに条件は設けませんが、受講者には自分の問題意識を明確に表現できることが求めら れます。 科 目 コ ー ド : 14179 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IId (Underclassmen Seminar II d) 担 当 者 : 堀口 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語・日本文化について、自分で調査し、調査結果をまとめ、効果的な方法で発表するこ とができる。 授 業 計 画 : 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 他己紹介 授業内容と授業方法 発表 要領および発表順決定 発表準備(テーマ決定・レジュメの作り方) 発表と質疑応答(1) 格言・四字熟語 発表と質疑応答(2) ことわざとカルタ 51 ページ 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 授業概略: 教 科 書 : 参 考 書 : これまでのまとめ 発表と質疑応答(3) 発表と質疑応答(4) これまでのまとめ 発表と質疑応答(5) 発表と質疑応答(6) これまでのまとめ 発表と質疑応答(7) 総まとめ 日本の文字と古典籍 日本語表現と日本語教育 日本文学の紹介(古典) 日本文学の紹介(近代) 日本の伝統文化 日本語・日本語教育・日本の伝統的な文化などをテーマにして、ゼミ員相互で発表しあい、 考えあう授業です。 前期には、授業計画にある内容(テーマ)に沿って、調べて発表していただきます。1人でも 2〜3人で組んで発表しても結構です。後期(基礎演習IVd)は、前期の経験を生かして、各 人が自分のテーマを考え・調査して、ゼミ員の興味関心を引き、役に立つような発表を目指 して頂きます。 なし 授業時に適宜指示。 成績評価の方法・基準 : ゼミでの出席・発表・質疑・期末レポートによって評価します。期末レポートは、 自分が口頭発表した内容をさらに調べて文章にまとめていただきます。 事 前 準 備 学 習 : 日本語や日本文化に関連する書籍を出来るだけ多く読んでおく事が重要です。 備 考 : 第3回目ない第4回目に図書館実習を予定しています。 出席を重視します。発表日は受講生の希望を優先しますが、発表予定日に発表出来なかった場合 は1ランク減点になりますので、ご注意下さい。 なお、本シラバスは、受講生20名を想定して組んでいますので、受講生人数によって、変更する場 合があります。 科 目 コ ー ド : 14179 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIe (Underclassmen Seminar II e) 担 当 者 : 森 謙二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : この演習では、次のことに注意をしながら、大学での勉強の基礎を築いていきたいと思いま す。高校時代にはあまり経験しないような勉強方法を学んでもらうつもりです。 また、社会学I・IIを履修するようにしてください。 1 本を読むこと(このことに重点を置きます) 2 調べること(データを集めること) 3 友人と議論すること 4 自分の考えをまとめること 5 本の要旨をまとめること 調べ方・勉強の仕方・レポートの書き方、それが重要なテーマとなります。 授 業 計 画 : 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 オリエンテーション1 オリエンテーション2 本を読む1 本を読む2 本を読む3 ・・・議論 本を読む4 ・・・議論 テーマの設定1 52 ページ 第8回 テーマの設定2 第9回 本を読む5 第10回 本を読む6 第11回 本を読む7 第12回 本を読む8 第13回 本を読む 9 ・・・議論 第14回 本を読む10 ・・・議論 第15回 まとめ 授業概略: 演習は、大学時代にどのような勉強をしたかが一番問われることになる科目です。そのた め、それなりの時間をかけて勉強してもらうことになるし、それなりの成果を期待することにな ります。 前期は、本を読むことに集中したいと思います。どのような本を読むかは、相談をしながら決 めます。最低2冊の本を読みます。 教 科 書 : 授業時に指定します。 参 考 書 : 社会学で使った岩上・清水・森・山田編『家族革命』(弘文堂)と岩上・鈴木・森・渡辺『いま,この日本の 家族—絆のゆくえ』(弘文堂)、森『墓と葬送のゆくえ』(吉川弘文館)のいずれかを使います。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席とレポートで総合的に判断する。 事 前 準 備 学 習 : 発表のために準備にはかなりの時間を費やすことになると思います。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14180 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIIa (Underclassmen Seminar III a) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : パワーポイントを駆使し、みずからが選んだ現代日本の出来事をテーマとしたプレゼンをお こなう 授 業 計 画 : 第1回 授業概要の説明。自分が調査・分析・発表するテーマを決める(1人1テーマ)。 第2回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション1 第3回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション2 第4回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション3 第5回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション4 第6回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション5 第7回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション6 第8回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション7 第9回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション8 第10回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション9 第11回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション10 第12回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション11 第13回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション12 第14回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション13 第15回 学生によるプレゼンテーションとディスカッション14 授業概略: ・図書資料の調査と、ネット上の関連資料調査を同時におこなうことで、総合的な情報処理 能力を磨いていく。 ・具体的には、1945〜2014年の日本の文化現象の中から、自分の興味にあったテーマを設 定し、それを調査し、分析し、みんなに発表する。 53 ページ ・その際、「文化交流」という視点に重きを置いた発表にすること。このプレゼンを通じて、み ずからの設定したテーマに沿って、「文化交流」とは何かを理解し、調査・分析・発表の仕方 を学んでいく。 ・使用ソフトはパワーポイント。パソコンは教室設置のものを使用する。 ・評価が良くない場合は再発表が課せられる。 ・発表者以外はコメンテーターとして、コメントを求められる。 ・発表時間は、履修人数により調整する。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 図書館やネットでテーマに沿った資料を見つける。その正確性に関する判断が問われる。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、発表内容、パワーポイントの出来、コメント内容。 事 前 準 備 学 習 : 授業ではプレゼンと評価、議論が行われる。プレゼンはすべて発表者が事前に準備してくる。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14180 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIIb (Underclassmen Seminar III b) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 文化交流学科の学びの柱の一つである「地域研究」という学問分野について、その方法と目 的を理解し、履修者それぞれが関心を持っている地域に関する知識を深める。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション(第2部「地域文化の多様性」と第3部「21世紀の課題」を講読する 前に) 第2回 ヨーロッパの地域文化 第3回 アジア・太平洋の地域文化 第4回 南北アメリカの地域文化 第5回 グローバリゼーションの中のヨーロッパ 第6回 グローバリゼーションの中のアジア 第7回 グローバリゼーションの中のアメリカ 第8回 グローバリゼーションの中の日本 第9回 テーマを決める、関連論文、専門書、資料を読む。 第10回 テーマ別文献講読 プレゼンテーションとディスカッション① 第11回 テーマ別文献講読 プレゼンテーションとディスカッション② 第12回 テーマ別文献講読 プレゼンテーションとディスカッション③ 第13回 テーマ別文献講読 プレゼンテーションとディスカッション④ 第14回 テーマ別文献講読 プレゼンテーションとディスカッション⑤ 第15回 プレゼンテーションの講評、レポート指導 授業概略: 前半は、『地域研究への扉』の第Ⅱ部と第Ⅲ部を各自分担して講読し、地域文化の多様性 とグローバリゼーションの進展する21世紀における課題について、理解を深める。 後半は、教科書を通して学んだことを基礎として、学生1人1人が自分の関心に基づいて テーマを決め、テーマに関する専門書や論文を講読し、その内容を発表し、ディスカッショ ンを行う。発表内容をもとにレポートを作成する。 教 科 書 : 同志社大学グローバル地域文化学部編『地域研究への扉:グローバルな視点から考える』晃光書 房、2013年。 参 考 書 : 授業中に指定する。 54 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、平常点(プレゼンテーション、小レポート)、期末レポートの3点から、総合 的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 地域研究では、文化、歴史(とくに近現代史)、地理、経済、政治などのさまざまな知識を網羅的に 習得していくことが求められるので、日頃から新聞、テレビ、ネットのニュースに目を通し、少なくとも 自分が関心を持っている地域文化に関連した映画を見たり、小説を読むなど、海外の地域文化に 積極的に触れてほしい。また第二外国語の習得に力を入れ、英語以外に少なくとも一つの外国語 で資料を読んだり、文章を書いたりすることのできるレベルを目指してほしい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14180 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIIc (Underclassmen Seminar III c) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 受講者自らの研究テーマを深めていくことを目的とし、文献・資料を収集しまとめるスキルを 習得するとともに、プレゼンテーションの基本的な作法を身に着ける。各自のテーマで最終 成果論文(レポート)を完成させる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 最終成果論文(レポート)の作成方法(1) 第3回 最終成果論文(レポート)の作成方法(2) 第4〜12回 受講者による研究発表とディスカッション 第13、14回 最終成果論文(レポート)作成の指導 第15回 全体の講評 授業概略: 大学での学習では、自分で文献や資料を集め、考えをまとめ、そして様々な媒体(「論 文」、「レポート」、「レジュメ」、「スライド」等)によって適切に表現していく技術が求められま す。この演習では、これら基本的な技術や作法の実践的習得を目指すとともに、3年次以降 の本格的な演習を念頭に置いた各自の研究テーマの基礎作りを行います。本演習の受講 者には、最終成果論文(あるいはレポート)を提出が求められます。 教 科 書 : なし(授業で使用する資料等はすべて配布します) 参 考 書 : 演習中に適宜指示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)発表(プレゼンテーション媒体の完成度、口頭発表と質疑応答のパフォーマ ンス) (2)授業への貢献度(他学生の発表に対する積極的な質問やコメントなど) (3)最終成果論文(レポート) 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 演習では受講者自身が自分の研究テーマについて発表を行います。各自時間を見つけて自身の 研究テーマを深め、発表準備に取り組むことが求められます。また最終成果論文(レポート)は演習 時間外に各自で執筆に取り組む必要があります。 備 考 : 研究テーマに条件は設けませんが、受講者には自分の問題意識を明確に表現できることが求めら れます。 科 目 コ ー ド : 14180 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIId (Underclassmen Seminar III d) 担 当 者 : 堀口 悟 55 ページ 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語・日本文化について、自分で調査し、調査結果をまとめ、効果的な方法で発表するこ とができる。 授 業 計 画 : 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 授業概略: 日本語・日本語教育・日本の伝統的な文化などをテーマにして、ゼミ員相互で発表しあ い、考えあう授業です。 後期は、前期の経験を生かして、各人が自分のテーマを考え・調査して、ゼミ員の興味関 心を引き、役に立つような発表を目指して頂きます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 学生が選んだテーマに従って、随時アドバイスします。 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 後期発表に備えて テーマ確定・発表方法確認 発表と質疑応答(1) 発表と質疑応答(2) 発表と質疑応答(3) まとめ 発表と質疑応答(4) 発表と質疑応答(5) 発表と質疑応答(6) 発表と質疑応答(7) まとめ 発表と質疑応答(8) 発表と質疑応答(9) 発表と質疑応答(10) 総まとめ ゼミでの出席・発表・質疑・期末レポートによって評価します。期末レポートは、 自分が口頭発表した内容をさらに調べて文章にまとめていただきます。 前期終了後、後期開始までの間に、自分が調査して後期に発表したいテーマ(日本の伝統文化を 中心とする)を決定しておいてください。また、夏休み中に、日本文化に関する書籍を出来るだけ多 く読んでおくことも重要です。 出席を重視します。ゼミでの発表日は、学生の希望を優先しますが、決定した発表日に発表出来な かった場合は1ランク減点になりますので、ご注意下さい。 なお、このシラバスは、受講生が20名の場合を想定して組んでいます。受講生数によっては、一部 内容を変更する場合があります。 科 目 コ ー ド : 14180 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 基礎演習IIIe (Underclassmen Seminar III e) 担 当 者 : 森 謙二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : この演習では、次のことに注意をしながら、大学での勉強の基礎を築いていきたいと思いま す。高校時代にはあまり経験しないような勉強方法を学んでもらうつもりです。 また、社会学I・IIを履修するようにしてください。 1 本を読むこと 2 調べること(データを集めること) 3 友人と議論すること 56 ページ 4 自分の考えをまとめること 5 自分の考えを文章にまとめること 調べ方・勉強の仕方・レポートの書き方、それが重要なテーマとなります。毎週、宿題がある と考えてもらっても良いと思います 授 業 計 画 : 1 ガイダンス 2〜15 報告 授業概略: 1 基礎演習IIIで決めたテーマに従って、発表をしてもらいます。 2 自分が調べたことをどのように表現するか、そのパフォーマンスも評価の対象にします。 3 他人の発表をどのように評価するか、そのコメントも毎時間書いてもらうことにします。 基礎演習IIIの続きになります。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席とレポートで総合的に判断する。 レポートは、A410枚から15枚 事 前 準 備 学 習 : 発表のために準備にはかなりの時間を費やすことになると思います。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14181 配置年次: 1 単位数: 1 曜 日 時 限 : 木曜6限 授業名(英文): 文化ネットワーク実習a (Cultural Networking a) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : PCの初歩的な使い方のマスター,およびPC嫌いの解消。 授 業 計 画 : 1.キーボードのタイピング操作に習熟する 2.windows7についての説明ならびに基本操作を学ぶ 3.インターネットエクスプローラの説明ならびに基本操作を学ぶ 4.ワードの説明ならびに基本操作を学ぶ 5.ワード(2) 6.ワード(3) 7.ワード(4) 8.エクセルの説明ならびに基本操作を学ぶ 9.エクセル(2) 10.エクセル(3) 11.メール、UNIPAの使い方を学ぶ 12.インターネットを使って本を探す 13.パワーポイントの説明ならびに基本操作を学ぶ 14.パワーポイント(2) 15.パワーポイント(3) 授業概略: 現代社会ではパソコンなしで仕事をすることはほぼ不可能に近い。レポート作成やメール でのやり取りなど,大学生活でもパソコンは必ず必要とされる。この授業では,基本的な操 作を学び実習を積み重ねて初心者でも自在にパソコンが使いこなせるようになることを目標 とする。毎回コンピュータ室で授業するので自分のパソコンを用意する必要はない。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 57 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席,タイピングテストのスコア,ワード・エクセル・パワーポイントの出来栄えなど から,総合的に評価。タイピングテストをクリアできないと単位が出ない点に留意 しておいて下さい。 事 前 準 備 学 習 : ・パソコンの基本的な操作法を、事前に習得しておくこと。 ・毎週、タイピングのテストを行います。履修者は、毎日最低1時間は、 自宅でタイピングの練習をしておくこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14181 配置年次: 1 単位数: 1 曜 日 時 限 : 木曜6限 授業名(英文): 文化ネットワーク実習b (Cultural Networking b) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 半年をかけて、みっちりとパソコンの実習を積み重ね、初心者が自在にパソコンを使いこな せるようになることを目標とする。 授 業 計 画 : 1.キーボードのタイピング操作に習熟する =現在のパソコンのほとんどがキーボード入力によって動くため、タイピング能力の向上 はパソコンを自在に使う前提となる。 2.インターネットやウインドウズ・アップルなどの、ネットやパソコンの概要や状況を理解す る。 3.インターネットの閲覧やデータ管理の方法を学ぶとともに、大学授業での資料・文献の入 手・管理の方法について知る。 4.ワードの説明ならびに基本操作を学ぶ =自己表現の手段としてのワープロ操作に習熟する。特にレポートの書き方について、レイ アウト・表記・注記・印字・提出・公開の方法までを一貫して学ぶ。 5.ワード(2) 6.ワード(3) 7.ワード(4) 8.ワード(5) 9.パワーポイントの説明ならびに基本操作を学ぶ =パソコンを使ったプレゼンテーションの仕方を身につける。 10.パワーポイント(2) 11.パワーポイント(3) 12.パワーポイントによる発表 13.エクセルの説明ならびに基本操作を学ぶ =表計算ソフトの使い方を身につけ、卒業後のさまざまなシーンで役立てられるようにす る 14.エクセル(2) 15.エクセル(3) 授業概略: 私たちの社会は、自己を表現し、他者を理解し、さまざまな意見やデータの交換をおこな い、議論を交わす効果的な手段のひとつとして、パーソナルコンピュータという機械を持っ ている。この授業は、みっちりとそのパソコンの実習を積み重ね、初心者が自在にパソコンを 使いこなせるようになることを目標としている。毎回コンピュータ室で授業するので自分のパ ソコンを用意する必要はない。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : なし。 58 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、タイピングテストの点数、平常点、ワード、エクセル、パワーポイントの出来 ばえ。 事 前 準 備 学 習 : 参加者全員が初心者であるという前提でおこなう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14181 配置年次: 1 単位数: 1 曜 日 時 限 : 金曜2限 授業名(英文): 文化ネットワーク実習c (Cultural Networking c) 担 当 者 : 宮﨑 晶子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 半年をかけて、みっちりとパソコンの実習を積み重ね、初心者が自在にパソコンを使いこな せるようになることを目標とする。 授 業 計 画 : 1.キーボードのタイピング操作に習熟する =現在のパソコンのほとんどがキーボード入力によって動くため、タイピング能力の向上 はパソコンを自在に使う前提となる。 2.インターネットやウインドウズ・アップルなどの、ネットやパソコンの概要や状況を理解す る。 3.インターネットの閲覧やデータ管理の方法を学ぶとともに、大学授業での資料・文献の入 手・管理の方法について知る。 4.ワードの説明ならびに基本操作を学ぶ =自己表現の手段としてのワープロ操作に習熟する。特にレポートの書き方について、レイ アウト・表記・注記・印字・提出・公開の方法までを一貫して学ぶ。 5.ワード(2) 6.ワード(3) 7.ワード(4) 8.ワード(5) 9.パワーポイントの説明ならびに基本操作を学ぶ =パソコンを使ったプレゼンテーションの仕方を身につける。 10.パワーポイント(2) 11.パワーポイント(3) 12.パワーポイントによる発表 13.エクセルの説明ならびに基本操作を学ぶ =表計算ソフトの使い方を身につけ、卒業後のさまざまなシーンで役立てられるようにす る 14.エクセル(2) 15.エクセル(3) 授業概略: 私たちの社会は、自己を表現し、他者を理解し、さまざまな意見やデータの交換をおこな い、議論を交わす効果的な手段のひとつとして、パーソナルコンピュータという機械を持っ ている。この授業は、みっちりとそのパソコンの実習を積み重ね、初心者が自在にパソコンを 使いこなせるようになることを目標としている。毎回コンピュータ室で授業するので自分のパ ソコンを用意する必要はない。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、タイピングテストの点数、平常点、ワード、エクセル、パワーポイントの出来 59 ページ ばえ。 事 前 準 備 学 習 : 参加者全員が初心者であるという前提でおこなう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習Ia (Seminar in Cross-cultural Studies I a) 担 当 者 : 和泉 涼一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1) 現代ヨーロッパ、とりわけフランスの現代を特徴づけるさまざまな諸問題を理解します。 2)政治や経済、歴史といった硬派な面のみならず、家族や男女関係、教育、若者の失業、 映画や文学、食文化、アニメとマンガなど、皆さんと同世代の学生たちがどのような事柄に関 心をもっているのかを探ります。 3)これらの問題に目を配ることで、世界史の新たな頁を開きつつあるヨーロッパとフランスの 現状をトータルに理解できることを目指します。 4)個々の課題をこなすことで、専門書などの文献をどのように読み込むか、また調査したこと をどのようにまとめ、発表するかといったノウハウを身につけることも目標となります。 授 業 計 画 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 授業概略: 1)明治の昔からフランスはただの「ヨーロッパの国」ではなく、ファッションと芸術、美食と恋愛 の本場として憧れの対象となってきました。つまり、「おフランス」だったり「仏蘭西」だったりし ました。しかしどんな国でも良い面ばかりではなく負の面もあります。 2)このクラスでは、現代フランスのさまざまな姿を書籍や映像などから探っていきたいと思い ます。家族、男女の関係、若者たち、教育、アニメやマンガ、失業、映画、文学、カフェとレス トラン、食文化、政治、経済、移民問題などについて研究することで、世界の文明のある面 を主導してきたフランスという国の文化や歴史についての幅広い知見を身につけることを目 指します。 3)資料としては、新書や文庫などの書籍、DVDなどの映像、インターネットの情報などを予 定しています。受講生は、個人またはグループで各単元ごとに資料を読み込んでまとめ、場 合によっては調査も加えて発表してもらいます。それをもとに全員での質疑応答と議論がお こなわれます。各学期末には自分なりのテーマを選んでまとめてもらいます。 教 科 書 : 必要に応じて紹介します。 参 考 書 : 各テーマごとに、そのつど紹介します。 ガイダンス ガイダンス2 (自分なりのテーマを考える) 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 まとめ まとめ2 60 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : その時々におこなわれる発表、および他の学生ないしグループの発表について のコメント、最終レポートなどによって総合的に判定します。 事 前 準 備 学 習 : ありません。 備 考 : 授業の内容はフランスが中心となりますが、ヨーロッパに関心のある学生ならどなたでも歓迎します。 フランス語の知識はとくに必要としません。 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習Ib (Seminar in Cross-cultural Studies I b) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 地域調査のスキルの習得と地域連携事業の実践 授 業 計 画 : 第1回:地域調査(地理学)とは 第2回:調査方法1(文献収集1) 第3回:調査方法2(統計データの収集) 第4回:論文紹介1 第5回:論文紹介2 第6回:論文紹介3 第7回:論文紹介4 第8回:地域の現状と地域活性化の重要性 第9回:サンドアートフェスティバルの企画・準備1 第10回:サンドアートフェスティバルの企画・準備2 第11回:サンドアートフェスティバルの企画・準備3 第12回:サンドアートフェスティバルの企画・準備4 第13回:反省点の整理 第14回:後期レポート課題の決定 第15回:夏休みにおけるフィールドワーク調査の確認 授業概略: この授業では,地域調査(地理学)のスキルの習得,および地域活性化事業の企画・運営 を学びます。 普段、私達が何気なく生活している「地域(社会)」には、実は分からないことが沢山ありま す。例えば、なぜ平地が少なく、石油や鉄も取れず、かつ東京からも遠い茨城県日立市 に、日立製作所のような巨大企業が誕生したのでしょうか?なぜ日立市役所は、交通の便 の良い海岸線沿線ではなく、山沿いにあるのでしょうか?なぜ日立は他の街と比べて方言 がきついのでしょうか?なぜ商店街はどんどん空洞化していくのでしょうか?少子高齢化の 中で疲弊していく地方都市を活性化するためには,どうすればよいのでしょうか?こうした疑 問に答えながら地域社会の特徴を把握し,問題点を明らかにし,将来に向けて提言を行う ことが地理学や観光学の基本であり、面白さです。 文化論演習Ibでは,地域調査の基礎的なスキルを学ぶとともに,「ひたちサンドアートフェ スティバル」に参加することで,地域の活性化事業を実際に体験します。 教 科 書 : なし(適宜,紹介します) 参 考 書 : なし(適宜,紹介します) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 論文紹介や,地域連携事業での活動内容から,総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : ・地域調査は,現地でのフィールドワークが基本です。体力とコミュニケーション力が 重要となります。地域活性化事業も同様です。地域に対する基礎知識の習得 しておくとともに,体力とコミュニケーション力を磨いておいて下さい。 ・論文紹介やレポート作成など、課題も多いです。毎週最低5時間は、論文読解や発表の準備、 61 ページ レポート作成に充ててください。分からないことがあったら、いつでも聞きに来て下さい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習Ic (Seminar in Cross-cultural Studies I c) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本の近現代史に関する研究をするゼミです。学生はプレゼンテーションを行い、教員なら びに他の学生と議論をしながら研究を深めていきます。 授 業 計 画 : 4月に各自の研究テーマを決め、順次プレゼンテーションをはじめます。 教員ならびに他の学生との議論をもとに研究を深め、 必要であれば随時プレゼンテーションを行います。 8月に文章化したものを提出します。 授業概略: 1 2 3 4 5 6 各自が自由に明治から現在までの期間の中でテーマを設定します。 各自がそれについての情報を集め、分析します。 各自が研究レジュメを作ります。 各自がレジュメをもとにプレゼンテーションをおこないます。 ゼミメンバーは発表者に質問をし、その回答をもとに議論をします。 学期期間中、常に教員が指導・助言をおこないます。 テーマ選択のジャンルは問いません。 研究の手順と方法をしっかり身につけ、最終的に文章化することが目標です。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 各自が自分のテーマに沿ったものを自分で探します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、レジュメ内容、発表内容、質問内容、論文内容。 事 前 準 備 学 習 : 授業中はプレゼンと議論です。その準備はすべて各自が事前にしてきます。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): 文化論演習Id (Seminar in Cross-cultural Studies I d) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ①文化人類学的方法の実践を通して、文化をめぐるグローバルな問題についてさらに知見 を深めるとともに、フィールドワークの方法を体験的に学び、異文化や自文化を相対化するこ とのできる知識や考え方を身につける。 ②自分自身の関心を文化人類学的な研究へと発展させていくために、自分自身のフィール ドワーク(インタビュー、参与観察など)を計画し、実践する。その結果をわかりやすく、多くの 人が関心を持ってもらえるように工夫して発表し、最終的にレポートを完成させる。 62 ページ ③3年生は、このゼミを通して卒業研究のテーマを決め、4年生は卒論執筆に向けて自分で 資料収集や分析を進めていくことができるようにする。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション 第2回 文献購読① 第3回 文献購読② 第4回 文献購読③ 第5回 文献購読④ 第6回 文献購読⑤ 第7回 まとめ、討論 第8回 各自テーマを決める 第9回 資料や関連論文を集める 専門書、論文の探し方 図書館の使い方 第10回 資料や関連論文の読み方、レジュメ、パワーポイントの作り方、プレゼン技法 第11回 個人発表① 第12回 個人発表② 第13回 個人発表③ 第14回 個人発表④ 第15回 プレゼンテーションの講評、レポートの書き方 授業概略: このゼミでは、現代日本や世界のさまざまな文化をめぐる問題(現象)をとりあげ、文化人類 学的な手法(フィールドワーク)を通して考えていきます。テーマは基本的には自由ですが、 今年は総合テーマとして「聖地」をとりあげます。 「聖地」とは何か。「聖地」を辞書でひいてみると、①聖人・教祖などに関係ある神聖な土 地、②山・川・森などの自然のうちで,特に神聖と信じられている地域、とあります。 ①であれば、キリスト教におけるエルサレムやイスラームにおけるメッカが思い浮かぶでしょ うし、②であれば、富士山や白山などの霊山や「パワースポット」と呼ばれる場所が思い浮か ぶでしょう。 けれども現代における聖地は宗教的聖地とは限りません。「おたくの聖地」秋葉原やコアな アニメファンが訪れる「アニメの聖地」など、聖人や教祖とはまったく関係のない「聖地」も数 多くあります。 聖地は観光とも密接に関わっており、現代では既存の聖地を整備して世界遺産登録を目指 したり、新たな聖地を創り出そうという動きも盛んです。 あるいはこんなふうにも言えるかもしれません。 聖地とは、人をひきつける物語のある場所。 聖地とは、人がそこに身を置きたいと切実に願い、訪れる場所。 このゼミでは、「聖地とは何か」というテーマを通して、現代社会における文化資源の継承、 運用、操作について、人と聖なるものとの関わり方について、あるいは人の生み出す物語の 作用について、考えていきたいと思います。 教 科 書 : 特になし。 参 考 書 : 前期購読文献 岡本亮輔『聖地巡礼—世界遺産からアニメの舞台まで』中公新書、2015年 その他は授業中に適宜提示する。 63 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1. 出席 2.平常点(課題の提出とその内容、プレゼンテーションや討論への積極的な取り 組みなど) 3.期末レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から、新聞や雑誌、新書などの論説文に目を通すように心がけましょう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習Ie (Seminar in Cross-cultural Studies I e) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : フィールドワークととエスノグラフィーの思想を学ぶとともに、身の回りに題材を得た調査研究 を自ら実践することで、文化に対する深い理解と問題発見的思考を培うことを目標とする。 授 業 計 画 : 第1回 演習ガイダンス 第2回 受講者による研究テーマ発表 第2〜5回 輪読とディスカッション(「フィールドワーク論」) 第6〜14回 受講者による研究構想・経過発表 第15回 講評 授業概略: この演習は大きく二つの柱からなっています。第一に、受講者全員による輪読とディスカッ ションを通じて、フィールドワークとエスノグラフィーの思想と方法を深く理解します。第二 に、受講者それぞれが身のまわりの題材からテーマを設定し、自ら調査を行いレポートの形 にまとめ上げることです。皆さんがそれぞれ設定するテーマは自由に決めてかまいません が、身のまわりの題材(自分自身が深く関わっているもの、あるいは普段の生活のなかで気 づきや疑問の生じているもの等)をテーマに設定することが基本となります(テーマ設定につ いては演習時に指導・アドバイスを行います)。 教 科 書 : とくに指定しない。 参 考 書 : 鏡味治也・ 関根康正・橋本和也・森山工編『フィールドワーカーズ・ハンドブック』世界思想社、2011 年。 小田博志『エスノグラフィー入門—〈現場〉を質的研究する』春秋社、2010年。 菅原和孝編『フィールドワークへの挑戦—〈実践〉人類学入門』世界思想社、2006年。 好井裕明『「あたりまえ」を疑う社会学—質的調査のセンス』光文社新書、2006年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)演習への積極的な参加・貢献度 (2)発表内容 (3)期末レポート(研究の中間報告的レポート) 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 演習では受講者が輪読や研究テーマの機会にそれぞれ発表を行い、ディスカッションの場が設けら れますので、事前に準備が必要となります。また各自の研究テーマに従った調査や資料の整理など も演習時間外に自分で時間をつくって行う必要があります。 備 考 : 受講希望者は、この演習で自分が取り組みたいテーマについて、演習開始後すぐに発表できる準備 を整えておく必要があります。 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 64 ページ 授業名(英文): 文化論演習If (Seminar in Cross-cultural Studies I f) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 東アジアに横たわる様々な問題を理解し、自分なりの問題意識を持つ。 授 業 計 画 : 1授業概要の説明 2東アジア比較の視点(1) 3東アジア比較の視点(2) 4学生の発表 5学生の発表 6学生の発表 7学生の発表 8学生の発表 9学生の発表 10学生の発表 11学生の発表 12学生の発表 13学生の発表 14まとめと討論(1) 15まとめと討論(2) 授業概略: 東アジアの総合文化比較 中国の経済発展を中心に新しい時代に入った東アジア。その中で、日本を始め、中国、韓 国、ベトナム、台湾などは、多くの問題を抱えつつも、新しい未来を開きつつある。と同時 に、この東アジアは、古い時代から交流を重ねて来た経緯があり、東アジア独特の文化を築 いても来た。そうした文化交流の歴史を探ることによって、一国からは見えない総合的な東 アジアの様相を捉えることができる。 教 科 書 : とくになし。 参 考 書 : 授業中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終レポート 事 前 準 備 学 習 : 東アジアで関心のある問題について、関連の書籍を読んでおくこと 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習Ig (Seminar in Cross-cultural Studies I g) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語と日本語教育にかかわる具体的な問題を自ら設定し、文献調査、データ収集を行う。 それを学術的な形式にのっとって文章にまとめることができる。 授 業 計 画 : 【前期】:受講生の興味にしたがって、授業担当者(中山)が基礎的な文献を用意し、それを 講読する。同時に、文献調査の方法、データの収集・分析の方法を学ぶ。その過程で、受 講生は自らの問題をより具体的に絞っていく。 前期終了時には、最低限、自分のトピックを決定し、研究方法を明確にするところまでを目 標とする。 65 ページ 授業概略: この演習では、次の3つすべてにあてはまるようなトピックを想定しています。 1.日本語と日本語教育にかかわる問題であること。たとえば、 ・ある文法形式の意味・用法 ・類義語どうしの使い分け ・言語の使用意識調査 ・ある教科書での文法や語彙の導入方法の分析 ・複数の総合初級教科書での、導入項目の比較 ・方言の使用実態 など(これらに限定するわけでない) 2.日本語の実例収集、アンケート、教科書分析など、実証的な方法で解明できること。 3.あまり壮大な問題ではなく、具体的なことがらであること。 日本語研究は、長年の蓄積をもつ研究分野である。実際問題として、学部レベルで「新たな 発見」をすることは難しいかもしれない。むろん「新たな発見」があることは大事であるが、そ れ以上に、以下を重視する。 ・問題設定が明確であること ・データに基づいた実証的な研究方法であること。 ・文章が、わかりやすく明確な表現であること。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業にて紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表、課題、レポート、授業態度、授業への貢献(発言、コメントなど)による総合 評価。 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示した課題等は、かならず期日までにすること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習Ih (Seminar in Cross-cultural Studies I h) 担 当 者 : 藤田 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 学校教育は世界の多くの地域で行われている。しかし共通の側面を持つと同時に各地域 の文化的歴史的特徴を反映したものとなっている。たとえば日本には「学校給食」があるが、 これは韓国など少数の地域に限られる。日本のような職員室も他の地域にはほとんどない。 また学校行事が日本ほど盛んなところはないし、「音・美・体」を重視するのも日本の教育の 特徴だ。日本の小学校のようにほとんど必ずプールがあるのも大変珍しい。教育の目的さ え、地域によってずいぶん違った規定がなされているようだ。そういった比較を通して、日本 の教育の姿を見直してみたい。 授 業 計 画 : 例年、韓国やベトナム、キルギス、インドネシア(さらにときには米国やカナダ)などからの 留学生を交えて、教育文化の比較研究に取り組んでいる。年度末にPowerPointを使って研 究発表をするという最終目標に向けて進む。 前期は、前年の成果を振り返りながら、どのような範囲でテーマ設定を行うか広く浅く眺 めて周り、各自どのような側面・地域に関心があるかを絞る。また、発表をまとめ、行う上での 技術的なポイントを確認する。 (1)オリエンテーション (2)各自の関心を持ち寄る (3)Teachers in Different Culturesをめぐって1 (4)Teachers in Different Culturesをめぐって2 (5)Teachers in Different Culturesをめぐって3 66 ページ (6)去年の研究発表をふり返る (7)各自のテーマ設定・調査方法・意図 (8)進捗状況の確認・コメント (9)進捗状況の確認・コメント (10)進捗状況の確認・コメント (11)進捗状況の確認・コメント (12)研究発表 (13)研究発表 (14)研究発表 (15)まとめ 後期は、各自の進捗状況を全体で共有、相互に批評し合いながら、研究発表を作り上げて いく。 最終的には、発表をCD-ROMに記録する。 授業概略: 時々の課題に沿って学生が持ち寄った情報・意見を交換し合い、討論を行うことで、各々 の考えを深めると同時に、よりバランスの取れた説得力ある見解を表明する能力を育成した い。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 藤田らの『Teachers in Different Cultures第1報告』(1998)を参考資料として使用する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中の討論参加と研究発表による。 事 前 準 備 学 習 : 日本国内や国外の教育に関する報道を気にしていてほしい。 備 考 : 藤田担当「比較教育論」をあわせて履修することが望ましい。 文化交流学科の「海外ボランティア」の履修を勧める。カンボジアの農村部の中等学校で日本語・英 語のボランティア授業を行なう。(8月末〜9月初旬、費用17、8万円) 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習Ii (Seminar in Cross-cultural Studies I i) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本、韓国、フランスの民話を民俗や風習と合わせ考えることによって、口承文芸が民族の 伝統的なものの見方や考え方と密接にかかわっていることを理解する。 授 業 計 画 : 1. 2.〜3. 4.〜5. 6. 7.〜8. 9.〜10. 11. 12.〜13. 14. 15.. 授業概略: 口承文芸とは、口頭で人々の間に伝承されてきた文芸のことです。具体的には神話、伝 説、昔話などのことで、そこにはそのおはなしを語り継いできた共同体(民族)の世界認識が 反映されています。ゼミの前期ではテキストに沿って、日本、韓国、フランスの民話と主に祭 祀にまつわる習俗を学んで、それぞれの特徴を把握します。 ガイダンス 民話の中のふしぎな世界 町と村と森と山 不思議な世界の住人たち 妖怪と幽霊と神 各自のテーマの中間発表(1) 韓国の神・妖怪・異郷 韓国の霊魂と悪霊のゆくえ 各自のテーマの中間発表(2) フランスの来訪神 クリスマスとカーニヴァル 各自のテーマの最終決定とまとめ 67 ページ 通常の授業は、テキストを分担して発表する形で進めますが、その間に、ゼミ後期の発表の テーマを各自模索し、夏休み前までに決定してください。後期は、昔話に限らず、神話や伝 説、都市伝説なども含めた口承文芸全般と口承文芸に関わる文学作品のなかから自分の 興味・関心に合わせてテーマを設定することができます。 教 科 書 : 樋口淳 『妖怪・神・異郷 参 考 書 : 授業中に適宜紹介。 日本・韓国・フランスの民話と民俗』 悠書館 2015 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表、レポート、授業への参加態度を総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 世界の色々な地域に伝わる昔話、伝説、神話などにも目を通しておくと、自分のテーマ探しに役立 つと思います。 自分の発表のレジュメは、指定された日時までに必ず提出すること。 備 考 : 「欧米の文学II」を履修済み、または同時履修することが望ましい。 科 目 コ ー ド : 14182 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習Ij (Seminar in Cross-cultural Studies I j) 担 当 者 : 堀口 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語や日本の文化について専門的に理解し、異文化圏に情報発信できる。 授 業 計 画 : 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 授業概略: 日本文化とその情報発信方法を考えるゼミです。海外との交流の重要なツールである日本 語を含めて、日本文化伝達の内容や方法を考えます。具体的には、日本の伝統的な文化 を中心に担当者と学生とが相談の上でテーマを定め、ゼミの時間に発表する方式です。 ※ご参考に、発表テーマ例を少しあげてみます。 *外国人から日本語を見ると—日本語教育実習の実践で体験した日本語の不思議— *日本語って面白い—役割語ワールド・新方言とネオ方言・ギャグの世界に迫る— *相撲の文化史—平安時代の文化行事から現代の国技へ— *比較神話—古事記とギリシャ神話・韓国神話はとても似ている— *茶道を伝える—全員で茶を点てて実際に飲んでみよう— *華道—この日本的なるもの— *陶磁器の世界—焼き物なんでも鑑定団— *日本文学—『源氏物語』に見る恋と社会生活— *和菓子と洋菓子—和菓子の伝統から和スイーツ・NEW和菓子まで— *人形が語る諸民族の文化と伝統—ひな人形・浄瑠璃・各国の人形とぬいぐるみ— 他己紹介の方法と実践 授業概要説明 自分が発信しうる日本文化は何か 、発表方法 参考文献・日本文化の調査法・発表内容決定 日本の伝統文化体験(香道) ゼミ発表と質疑応答(1) ゼミ発表と質疑応答(2) これまでの発表のまとめと発展 ゼミ発表と質疑応答(3) ゼミ発表と質疑応答(4) これまでの発表のまとめと発展 ゼミ発表と質疑応答(5) ゼミ発表と質疑応答(6) これまでの発表まとめと発展 日本の伝統文化紹介 68 ページ *花火—日本と東アジア・欧米の花火との比較を通してみる日本人の心— *風呂と温泉—古代ローマからスパリゾートハワイアンズまで— *韓服(チマ・チョゴリ)と和服—源流の共通性とそれぞれの発展— *アクセサリーに見る古今東西の文化比較—指輪の文化・鼻輪の文化— *日中食文化比較—天津には天津丼はない— *日本の庭—日本の池は、なぜ四角ではないのか— *城の文化史—古今東西、城の意味と意義— *三線楽器の系譜と変遷—日本列島・沖縄・韓国・中国— *日本と韓国の婚姻比較—習慣・宗教の比較考察— *日本の思想—剣の歴史と武士道精神— 教 科 書 : なし 参 考 書 : 受講生が選んだテーマに従ってアドバイスします。 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : ゼミでの出席・発表・質疑・期末レポートによって評価します。期末レポートは、 自分が口頭発表した内容をさらに調べて文章にまとめていただきます。 授業開始前までに、自分が発表したいテーマ(日本語・日本語教育・日本の伝統文化の分野を中 心とする)の候補を複数考えておいて下さい。 第3回目ないし第4回目に図書館実習を予定しています。 ゼミでの発表日は、学生の希望を優先します。ただし、決定した発表日に発表出来なかった場合は 大きな減点になりますので、ご注意下さい。 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習IIa (Seminar in Cross-cultural Studies II a) 担 当 者 : 和泉 涼一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1) 現代ヨーロッパ、とりわけフランスの現代を特徴づけるさまざまな諸問題を理解します。 2)政治や経済、歴史といった硬派な面のみならず、家族や男女関係、教育、若者の失業、 映画や文学、食文化、アニメとマンガなど、皆さんと同世代の学生たちがどのような事柄に関 心をもっているのかを探ります。 3)これらの問題に目を配ることで、世界史の新たな頁を開きつつあるヨーロッパとフランスの 現状をトータルに理解できることを目指します。 4)個々の課題をこなすことで、専門書などの文献をどのように読み込むか、また調査したこと をどのようにまとめ、発表するかといったノウハウを身につけることも目標となります。 授 業 計 画 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 ガイダンス ガイダンス2 (自分なりのテーマを考える) 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 まとめ まとめ2 69 ページ 授業概略: 1)明治の昔からフランスはただの「ヨーロッパの国」ではなく、ファッションと芸術、美食と恋愛 の本場として憧れの対象となってきました。つまり、「おフランス」だったり「仏蘭西」だったりし ました。しかしどんな国でも良い面ばかりではなく負の面もあります。 2)このクラスでは、現代フランスのさまざまな姿を書籍や映像などから探っていきたいと思い ます。家族、男女の関係、若者たち、教育、アニメやマンガ、失業、映画、文学、カフェとレス トラン、食文化、政治、経済、移民問題などについて研究することで、世界の文明のある面 を主導してきたフランスという国の文化や歴史についての幅広い知見を身につけることを目 指します。 3)資料としては、新書や文庫などの書籍、DVDなどの映像、インターネットの情報などを予 定しています。受講生は、個人またはグループで各単元ごとに資料を読み込んでまとめ、場 合によっては調査も加えて発表してもらいます。それをもとに全員での質疑応答と議論がお こなわれます。各学期末には自分なりのテーマを選んでまとめてもらいます。 教 科 書 : 必要に応じて紹介します。 参 考 書 : 各テーマごとに、そのつど紹介します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : その時々におこなわれる発表、および他の学生ないしグループの発表について のコメント、最終レポートなどによって総合的に判定します。 事 前 準 備 学 習 : ありません。 備 考 : 授業の内容はフランスが中心となりますが、ヨーロッパに関心のある学生ならどなたでも歓迎します。 フランス語の知識はとくに必要としません。 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIb (Seminar in Cross-cultural Studies II b) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 地域調査を実施して授業で発表するとともに,レポートを作成する。 また,東京1日巡検を企画・実施し,現地案内のスキルを習得する。 授 業 計 画 : 第1回:オリエンテーション 第2回:発表準備 第3回:第一回発表① 第4回:第一回発表② 第5回:第一回発表③ 第6回:第一回発表④ 第7回:第一回発表⑤ 第8回:第二回発表① 第9回:第二回発表② 第10回:第二回発表③ 第11回:第二回発表④ 第12回:第二回発表⑤ 第13回:レポートの書き方1 第14回:レポートの書き方2 第15回:まとめ(レポートの提出) 授業概略: この授業では,地域調査(地理学)のスキルの習得を学びます。また,学期の最後に東京 1日巡検を実施します。 普段、私達が何気なく生活している「地域(社会)」には、実は分からないことが沢山ありま す。例えば、なぜ平地が少なく、石油や鉄も取れず、かつ東京からも遠い茨城県日立市 70 ページ に、日立製作所のような巨大企業が誕生したのでしょうか?なぜ日立市役所は、交通の便 の良い海岸線沿線ではなく、山沿いにあるのでしょうか?なぜ日立は他の街と比べて方言 がきついのでしょうか?なぜ商店街はどんどん空洞化していくのでしょうか?少子高齢化の 中で疲弊していく地方都市を活性化するためには,どうすればよいのでしょうか?こうした疑 問に答えながら地域社会の特徴を把握し,問題点を明らかにし,将来に向けて提言を行う ことが地理学や観光学の基本であり、面白さです。 この演習では,各人が実際に課題を選び,フィールドワークを実施し,プレゼンテーション を行い,最後にレポートを提出してもらいます。フィールドワークは,基本的に夏休みのうち に実施してもらいます。なお,フィールドワークは,初対面の人たちに対する聞き取り調査や 資料の収集が中心となります 。課題の整理やアポイントの取得,聞き取り調査の実施,調査結果の整理などを,すべ自分 自身でこなしてもらいます。自主性やコミュニケーション力が重要です。 東京1日巡検では,訪問先をみんなで選び,ルートを選定します。また,グループを作り, 巡回先を事前調査しておきます。当日は,グループごとに訪問先を案内してもらいます。 教 科 書 : なし(適宜,紹介します) 参 考 書 : なし(適宜,紹介します) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表およびレポートをもとに評価します。 事 前 準 備 学 習 : ・前期の最後に各人が課題を設定し,夏休みの間にフィールドワーク調査を 実施しておいてもらいます。実際の授業では,調査結果の発表(プレゼン)と レポート作成が中心となります。フィールドワークに関しては、事前に私と十分打ち合わせを した上で、みなさん自身で先方との交渉や聞き取りを進めてもらいます。 ・毎週最低5時間は、研究内容に対する知識の習得(論文、文献等の読解)や発表の準備、 レポート作成に充ててください。分からないことがあったら、いつでも聞きに来て下さい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIc (Seminar in Cross-cultural Studies II c) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本の近現代史に関する研究をするゼミです。学生はプレゼンテーションを行い、教員なら びに他の学生と議論をしながら研究を深めていきます。 授 業 計 画 : 9月に各自の研究テーマを決め、順次プレゼンテーションをはじめます。 教員ならびに他の学生との議論をもとに研究を深め、 必要であれば随時プレゼンテーションを行います。 2月に文章化したものを提出します。 授業概略: 1 2 3 4 5 6 各自が自由に明治から現在までの期間の中でテーマを設定します。 各自がそれについての情報を集め、分析します。 各自が研究レジュメを作ります。 各自がレジュメをもとにプレゼンテーションをおこないます。 ゼミメンバーは発表者に質問をし、その回答をもとに議論をします。 学期期間中、常に教員が指導・助言をおこないます。 テーマ選択のジャンルは問いません。 研究の手順と方法をしっかり身につけ、最終的に文章化することが目標です。 教 科 書 : なし。 71 ページ 参 考 書 : 自分のテーマに沿ったものを各自で探します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、レジュメ内容、発表内容、質問内容、論文内容。 事 前 準 備 学 習 : 授業中はプレゼンと議論です。その準備はすべて各自が事前にしてきます。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): 文化論演習IId (Seminar in Cross-cultural Studies II d) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ①文化人類学的方法の実践を通して、文化をめぐるグローバルな問題についてさらに知見 を深めるとともに、フィールドワークの方法を体験的に学び、異文化や自文化を相対化するこ とのできる知識や考え方を身につける。 ②自分自身の関心を文化人類学的な研究へと発展させていくために、自分自身のフィール ドワーク(インタビュー、参与観察など)を計画し、実践する。その結果をわかりやすく、多くの 人に関心を持ってもらえるように工夫して発表し、最終的にレポートを完成させる。 ③3年生は、このゼミを通して卒業研究のテーマを決め、4年生は卒論執筆に向けて自分で 資料収集や分析を進めていくことができるようにする。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション 第2回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読① 第3回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読② 第4回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読③ 第5回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読④ 第6回 各自フィールドとテーマを決める、調査計画の策定 第7回 資料や関連論文を集める 専門書、論文の探し方 図書館の使い方 第8回 資料や関連論文を読む、まとめる、調査、質問項目を想定する① 第9回 資料や関連論文を読む、まとめる、調査、質問項目を想定する② 第10回 調査計画の発表 第11回 調査報告① 第12回 調査報告② 第13回 調査報告③ 第14回 調査報告④ 第15回 プレゼンテーションの講評、討論、レポート作成について 授業概略: 前期に引き続き、「聖地とは何か」を総合テーマとしてとりあげる。各自、自分の関心に基づ き、調査テーマを決め、フィールドワーク(調査計画を立て、調査項目、質問項目を策定し、 実際に自分がその場所に行き、調査を行う)を行い、その成果をもとに発表し、レポートを作 成する。 教 科 書 : 特になし。 プリントを配布する。 参 考 書 : 授業中に適宜提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1. 出席 2.平常点(課題の提出とその内容、プレゼンテーションや討論への積極的な取り 組みなど) 72 ページ 3.期末レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から、新聞や雑誌、新書などの論説文に目を通すように心がけましょう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIe (Seminar in Cross-cultural Studies II e) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : フィールドワークととエスノグラフィーの思想を学ぶとともに、身の回りに題材を得た調査研究 を自ら実践することで、文化に対する深い理解と問題発見的思考を培うことを目指す。本演 習では、最終成果論文(レポート)を作成し、期末に提出することが具体的な目標となる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 最終成果論文(レポート)の作成方法(1) 第3回 最終成果論文(レポート)の作成方法(2) 第4〜12回 受講者による研究発表とディスカッション 第13、14回 最終成果論文(レポート)作成の指導 第15回 全体の講評 授業概略: この演習では、受講者それぞれが身のまわりの題材からテーマを設定し、自ら調査を行い レポートの形にまとめ上げることが具体的な目標となります。テーマは身のまわりの題材(自 分自身が深く関わっているもの、あるいは普段の生活のなかで気づきや疑問の生じているも の等)を設定することが基本となります。演習では、論文(レポート)作成方法の指導と各自 の研究発表が柱となります。 教 科 書 : とくに指定しない。 参 考 書 : 演習時に適宜指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)演習への積極的な参加・貢献度 (2)発表内容 (3)最終成果論文(レポート) 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 演習では受講者がそれぞれ発表を行い、ディスカッションの場が設けられます。事前に準備が必要 となります。また最終成果論文(レポート)は演習時間外に自分で時間をつくって行う必要がありま す。 備 考 : 各自の研究に関して個別指導を行い、最終成果論文(レポート)の完成を目指します。 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIf (Seminar in Cross-cultural Studies II f) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 東アジアに横たわる様々な問題を理解し、自分なりの問題意識を持つ。 73 ページ 授 業 計 画 : 1前期から後期にかけての展開について 2学生の発表と討論 3学生の発表と討論 4学生の発表と討論 5学生の発表と討論 6学生の発表と討論 7学生の発表と討論 8学生の発表と討論 9学生の発表と討論 10学生の発表と討論 11学生の発表と討論 12全体討論(1) 13全体討論(2) 14全体討論(3) 15まとめと講評 授業概略: 東アジアの総合文化比較 中国の経済発展を中心に新しい時代に入った東アジア。その中で、日本を始め、中国、韓 国、ベトナム、台湾などは、多くの問題を抱えつつも、新しい未来を開きつつある。と同時 に、この東アジアは、古い時代から交流を重ねて来た経緯があり、東アジア独特の文化を築 いても来た。そうした文化交流の歴史を探ることによって、一国からは見えない総合的な東 アジアの様相を捉えることができる。 教 科 書 : とくになし。 参 考 書 : 授業中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中のパワーポイントによる発表と最終レポート 事 前 準 備 学 習 : 東アジアで関心のある問題について、関連の書籍を読んでおくこと 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIg (Seminar in Cross-cultural Studies II g) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語と日本語教育にかかわる具体的な問題を自ら設定し、文献調査、データ収集を行う。 それを学術的な形式にのっとって文章にまとめることができる。 授 業 計 画 : 【後期】:受講生による自分の研究の経過報告と、全員による討議を中心にすすめる。最終 的には、レポートの形で自分の研究の成果をまとめる。 授業概略: この演習では、次の3つすべてにあてはまるようなトピックを想定しています。 1.日本語と日本語教育にかかわる問題であること。たとえば、 ・ある文法形式の意味・用法 ・類義語どうしの使い分け ・言語の使用意識調査 ・ある教科書での文法や語彙の導入方法の分析 ・複数の総合初級教科書での、導入項目の比較 ・方言の使用実態 など(これらに限定するわけでない) 2.日本語の実例収集、アンケート、教科書分析など、実証的な方法で解明できること。 3.あまり壮大な問題ではなく、具体的にことがらであること。 74 ページ 日本語研究は、長年の蓄積をもつ研究分野である。実際問題として、学部レベルで「新たな 発見」をすることは難しいかもしれない。むろん「新たな発見」があることは大事であるが、そ れ以上に、以下を重視する。 ・問題設定が明確であること ・データに基づいた実証的な研究方法であること。 ・文章が、わかりやすく明確な表現であること。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業にて紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表、課題、レポート、授業態度、授業への貢献(発言、コメントなど)による総合 評価。 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示した課題等は、かならず期日までにすること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習IIh (Seminar in Cross-cultural Studies II h) 担 当 者 : 藤田 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 学校教育は世界の多くの地域で行われている。しかし共通の側面を持つと同時に各地域 の文化的歴史的特徴を反映したものとなっている。たとえば日本には「学校給食」があるが、 これは韓国など少数の地域に限られる。日本のような職員室も他の地域にはほとんどない。 また学校行事が日本ほど盛んなところはないし、「音・美・体」を重視するのも日本の教育の 特徴だ。日本の小学校のようにほとんど必ずプールがあるのも大変珍しい。教育の目的さ え、地域によってずいぶん違った規定がなされているようだ。そういった比較を通して、日本 の教育の姿を見直してみたい。 授 業 計 画 : 例年、韓国やベトナム、キルギス、インドネシア(さらにときには米国やカナダ)などからの 留学生を交えて、教育文化の比較研究に取り組んでいる。年度末にPowerPointを使って研 究発表をするという最終目標に向けて進む。 前期は、前年の成果を振り返りながら、どのような範囲でテーマ設定を行うか広く浅く眺 めて周り、各自どのような側面・地域に関心があるかを絞る。また、発表をまとめ、行う上での 技術的なポイントを確認する。 後期は、各自の進捗状況を全体で共有、相互に批評し合いながら、研究発表を作り上げて いく。 (1)オリエンテーション (2)前期の研究発表をふり返る (3)後期の研究テーマを各自設定する (4)後期の研究テーマを各自設定する (5)調査研究の進捗状況を確認・検討 (6)調査研究の進捗状況を確認・検討 (7)調査研究の進捗状況を確認・検討 (8)研究発表の目次と参考資料を確認 (9)研究発表の目次と参考資料を確認 (10)研究発表の目次と参考資料を確認 (11)研究発表 (12)研究発表 75 ページ (13)研究発表 (14)研究発表 (15)まとめ 最終的には、発表をCD-ROMに記録する。 授業概略: 時々の課題に沿って学生が持ち寄った情報・意見を交換し合い、討論を行うことで、各々 の考えを深めると同時に、よりバランスの取れた説得力ある見解を表明する能力を育成した い。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 藤田らの『Teachers in Different Cultures第1報告』(1998)を参考資料として使用する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中の討論参加と研究発表による。 事 前 準 備 学 習 : 日本国内や国外の教育に関する報道を気にしていてほしい。 備 考 : 藤田担当「比較教育論」をあわせて履修することが望ましい。 文化交流学科の「海外ボランティア」の履修を勧める。カンボジアの農村部の中等学校で日本語・英 語のボランティア授業を行なう。(8月末〜9月初旬、費用17、8万円) 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIi (Seminar in Cross-cultural Studies II i) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 自分のテーマに関する資料を十分に集め、批判的に解読し、自分の考えをまとめて発表す る 授 業 計 画 : 1. ガイダンス 2.〜5. 第1回発表とディスカッション 6.〜9. 第2回発表とディスカッション 10.〜14. 最終発表とディスカッション 15. まとめ 授業概略: 「文化論演習I」で決定したテーマについて、夏休み中に資料を集めて予備的なレポートを 書き、受講者の人数にもよりますが、2回ないしは3回の発表をします。発表内容に関する質 問についてさらに調べ、ディスカッションの中で出されたコメントや意見を取り入れたりしなが ら、自分の考えを深め、研究を最終レポートに仕上げます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表と最終レポート、授業への参加態度を総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 自分の発表のレジュメは必ず指定された日時に提出すること。 備 考 : 「文化論演Ⅰ」を過年度に履修済みで、今年度「文化論演Ⅱ」だけを履修する人は、夏休み前に発 表のテーマを決めて資料を集め、予備的なレポートを9月に提出する必要があります。4月の履修登 録をする前に、必ず担当者に相談してください。 科 目 コ ー ド : 14183 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIj (Seminar in Cross-cultural Studies II j) 76 ページ 担 当 者 : 堀口 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語や日本の文化について専門的に理解し、異文化圏に情報発信できる。 授 業 計 画 : 《後期》 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 後期発表に向けて—調査・発表方法の充実 日本の伝統文化体験(投壺と投扇興) ゼミ発表と質疑応答II—(1) ゼミ発表と質疑応答II—(2) ゼミ発表と質疑応答II—(3) これまでの発表まとめ ゼミ発表と質疑応答II—(4) ゼミ発表と質疑応答II—(5) ゼミ発表と質疑応答II—(6) これまでの発表まとめ ゼミ発表と質疑応答II—(7) ゼミ発表と質疑応答II—(8) ゼミ発表と質疑応答II—(9) 日本の伝統文化体験(百人一首かるた) 総まとめ 授業概略: 日本文化とその情報発信方法を考えるゼミです。海外との交流の重要なツールである日本 語を含めて、日本文化伝達の内容や方法を考えます。具体的には、日本の伝統的な文化 を中心に担当者と学生とが相談の上でテーマを定め、ゼミの時間に発表する方式です。 (詳細については前期分を参照のこと) 教 科 書 : なし 参 考 書 : 学生自身が選んだテーマに従って、随時アドバイスします。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : ゼミでの出席・発表・質疑・期末レポートによって評価します。期末レポートは、 自分が口頭発表した内容をさらに調べて文章にまとめていただきます。 事 前 準 備 学 習 : 夏休み中に、自分のテーマに付いての調査を広げ、後期発表に備えて、可能な限り深く探求して下 さい。 備 考 : 出席重視。発表日は学生の希望が優先されますが、決定した発表日に発表出来なかった場合は1ラ ンク減点となりますのでご注意下さい。 なお、本シラバスは、受講生18名を想定して組んでいます。受講生数によって、適宜内容を変更す る場合があります。 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習IIIa (Seminar in Cross-cultural Studies III a) 担 当 者 : 和泉 涼一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1) 現代ヨーロッパ、とりわけフランスの現代を特徴づけるさまざまな諸問題を理解します。 2)政治や経済、歴史といった硬派な面のみならず、家族や男女関係、教育、若者の失業、 映画や文学、食文化、アニメとマンガなど、皆さんと同世代の学生たちがどのような事柄に関 心をもっているのかを探ります。 3)これらの問題に目を配ることで、世界史の新たな頁を開きつつあるヨーロッパとフランスの 現状をトータルに理解できることを目指します。 77 ページ 4)個々の課題をこなすことで、専門書などの文献をどのように読み込むか、また調査したこと をどのようにまとめ、発表するかといったノウハウを身につけることも目標となります。 授 業 計 画 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 授業概略: 1)明治の昔からフランスはただの「ヨーロッパの国」ではなく、ファッションと芸術、美食と恋愛 の本場として憧れの対象となってきました。つまり、「おフランス」だったり「仏蘭西」だったりし ました。しかしどんな国でも良い面ばかりではなく負の面もあります。 2)このクラスでは、現代フランスのさまざまな姿を書籍や映像などから探っていきたいと思い ます。家族、男女の関係、若者たち、教育、アニメやマンガ、失業、映画、文学、カフェとレス トラン、食文化、政治、経済、移民問題などについて研究することで、世界の文明のある面 を主導してきたフランスという国の文化や歴史についての幅広い知見を身につけることを目 指します。 3)資料としては、新書や文庫などの書籍、DVDなどの映像、インターネットの情報などを予 定しています。受講生は、個人またはグループで各単元ごとに資料を読み込んでまとめ、場 合によっては調査も加えて発表してもらいます。それをもとに全員での質疑応答と議論がお こなわれます。各学期末には自分なりのテーマを選んでまとめてもらいます。 教 科 書 : 必要に応じて紹介します。 参 考 書 : 各テーマごとに、そのつど紹介します。 ガイダンス ガイダンス2 (自分なりのテーマを考える) 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 まとめ まとめ2 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : その時々におこなわれる発表、および他の学生ないしグループの発表について のコメント、最終レポートなどによって総合的に判定します。 事 前 準 備 学 習 : ありません。 備 考 : 授業の内容はフランスが中心となりますが、ヨーロッパに関心のある学生ならどなたでも歓迎します。 フランス語の知識はとくに必要としません。 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIb (Seminar in Cross-cultural Studies III b) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 地域調査のスキルの習得と地域連携事業の実践 授 業 計 画 : 第1回:地域調査(地理学)とは 第2回:調査方法1(文献収集1) 第3回:調査方法2(統計データの収集) 78 ページ 第4回:論文紹介1 第5回:論文紹介2 第6回:論文紹介3 第7回:論文紹介4 第8回:地域の現状と地域活性化の重要性 第9回:サンドアートフェスティバルの企画・準備1 第10回:サンドアートフェスティバルの企画・準備2 第11回:サンドアートフェスティバルの企画・準備3 第12回:サンドアートフェスティバルの企画・準備4 第13回:反省点の整理 第14回:後期レポート課題の決定 第15回:夏休みにおけるフィールドワーク調査の確認 授業概略: この授業では,地域調査(地理学)のスキルの習得,および地域活性化事業の企画・運営 を学びます。 普段、私達が何気なく生活している「地域(社会)」には、実は分からないことが沢山ありま す。例えば、なぜ平地が少なく、石油や鉄も取れず、かつ東京からも遠い茨城県日立市 に、日立製作所のような巨大企業が誕生したのでしょうか?なぜ日立市役所は、交通の便 の良い海岸線沿線ではなく、山沿いにあるのでしょうか?なぜ日立は他の街と比べて方言 がきついのでしょうか?なぜ商店街はどんどん空洞化していくのでしょうか?少子高齢化の 中で疲弊していく地方都市を活性化するためには,どうすればよいのでしょうか?こうした疑 問に答えながら地域社会の特徴を把握し,問題点を明らかにし,将来に向けて提言を行う ことが地理学や観光学の基本であり、面白さです。 文化論演習IIIbでは,地域調査の基礎的なスキルを学ぶとともに,「ひたちサンドアート フェスティバル」に参加することで,地域の活性化事業を実際に体験します。 教 科 書 : なし(適宜,紹介します)。 参 考 書 : なし(適宜,紹介します)。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 論文紹介や,地域連携事業での活動内容から,総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : ・地域調査は,現地でのフィールドワークが基本です。体力とコミュニケーション力が 重要となります。地域活性化事業も同様です。地域に対する基礎知識の習得 しておくとともに,体力とコミュニケーション力を磨いておいて下さい。 ・論文紹介やレポート作成など、課題も多いです。毎週最低5時間は、論文読解や発表の準備、 レポート作成に充ててください。分からないことがあったら、いつでも聞きに来て下さい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIc (Seminar in Cross-cultural Studies III c) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本の近現代史に関する研究をするゼミです。学生はプレゼンテーションを行い、教員なら びに他の学生と議論をしながら研究を深めていきます。 授 業 計 画 : 4月に各自の研究テーマを決め、順次プレゼンテーションをはじめます。 教員ならびに他の学生との議論をもとに研究を深め、 必要であれば随時プレゼンテーションを行います。 8月に文章化したものを提出します。 授業概略: 1 各自が自由に明治から現在までの期間の中でテーマを設定します。 79 ページ 2 3 4 5 6 各自がそれについての情報を集め、分析します。 各自が研究レジュメを作ります。 各自がレジュメをもとにプレゼンテーションをおこないます。 ゼミメンバーは発表者に質問をし、その回答をもとに議論をします。 学期期間中、常に教員が指導・助言をおこないます。 テーマ選択のジャンルは問いません。 研究の手順と方法をしっかり身につけ、最終的に文章化することが目標です。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 自分のテーマに沿ったものを各自で探します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、レジュメ内容、発表内容、質問内容、論文内容。 事 前 準 備 学 習 : 授業中はプレゼンと議論です。その準備はすべて各自が事前にしてきます。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): 文化論演習IIId (Seminar in Cross-cultural Studies III d) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ①文化人類学的方法の実践を通して、文化をめぐるグローバルな問題についてさらに知見 を深めるとともに、フィールドワークの方法を体験的に学び、異文化や自文化を相対化するこ とのできる知識や考え方を身につける。 ②自分自身の関心を文化人類学的な研究へと発展させていくために、自分自身のフィール ドワーク(インタビュー、参与観察など)を計画し、実践する。その結果をわかりやすく、多くの 人に関心を持ってもらえるように工夫して発表し、最終的にレポートを完成させる。 ③3年生は、このゼミを通して卒業研究のテーマを決め、4年生は卒論執筆に向けて自分で 資料収集や分析を進めていくことができるようにする。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション 第2回 文献購読① 第3回 文献購読② 第4回 文献購読③ 第5回 文献購読④ 第6回 文献購読⑤ 第7回 まとめ、討論 第8回 各自テーマを決める 第9回 資料や関連論文を集める 専門書、論文の探し方 図書館の使い方 第10回 資料や関連論文の読み方、レジュメ、パワーポイントの作り方、プレゼン技法 第11回 個人発表① 第12回 個人発表② 第13回 個人発表③ 第14回 個人発表④ 第15回 プレゼンテーションの講評、レポートの書き方 授業概略: このゼミでは、現代日本や世界のさまざまな文化をめぐる問題(現象)をとりあげ、文化人類 80 ページ 学的な手法(フィールドワーク)を通して考えていきます。テーマは基本的には自由ですが、 今年は総合テーマとして「聖地」をとりあげます。 「聖地」とは何か。「聖地」を辞書でひいてみると、①聖人・教祖などに関係ある神聖な土 地、②山・川・森などの自然のうちで,特に神聖と信じられている地域、とあります。 ①であれば、キリスト教におけるエルサレムやイスラームにおけるメッカが思い浮かぶでしょ うし、②であれば、富士山や白山などの霊山や「パワースポット」と呼ばれる場所が思い浮か ぶでしょう。 けれども現代における聖地は宗教的聖地とは限りません。「おたくの聖地」秋葉原やコアな アニメファンが訪れる「アニメの聖地」など、聖人や教祖とはまったく関係のない「聖地」も数 多くあります。 聖地は観光とも密接に関わっており、現代では既存の聖地を整備して世界遺産登録を目指 したり、新たな聖地を創り出そうという動きも盛んです。 あるいはこんなふうにも言えるかもしれません。 聖地とは、人をひきつける物語のある場所。 聖地とは、人がそこに身を置きたいと切実に願い、訪れる場所。 このゼミでは、「聖地とは何か」というテーマを通して、現代社会における文化資源の継承、 運用、操作について、人と聖なるものとの関わり方について、あるいは人の生み出す物語の 作用について、考えていきたいと思います。 教 科 書 : 特になし。 参 考 書 : 前期購読文献 岡本亮輔『聖地巡礼—世界遺産からアニメの舞台まで』中公新書、2015年 その他は授業中に適宜提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1. 出席 2.平常点(課題の提出とその内容、プレゼンテーションや討論への積極的な取り 組みなど) 3.期末レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から、新聞や雑誌、新書などの論説文に目を通すように心がけましょう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIe (Seminar in Cross-cultural Studies III e) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : フィールドワークととエスノグラフィーの思想を学ぶとともに、身の回りに題材を得た調査研究 を自ら実践することで、文化に対する深い理解と問題発見的思考を培うことを目標とする。 授 業 計 画 : 第1回 演習ガイダンス 第2回 受講者による研究テーマ発表 81 ページ 第2〜5回 輪読とディスカッション(「フィールドワーク論」) 第6〜14回 受講者による研究構想・経過発表 第15回 講評 授業概略: この演習は大きく二つの柱からなっています。第一に、受講者全員による輪読とディスカッ ションを通じて、フィールドワークとエスノグラフィーの思想と方法を深く理解します。第二 に、受講者それぞれが身のまわりの題材からテーマを設定し、自ら調査を行いレポートの形 にまとめ上げることです。皆さんがそれぞれ設定するテーマは自由に決めてかまいません が、身のまわりの題材(自分自身が深く関わっているもの、あるいは普段の生活のなかで気 づきや疑問の生じているもの等)をテーマに設定することが基本となります(テーマ設定につ いては演習時に指導・アドバイスを行います)。 教 科 書 : とくに指定しない。 参 考 書 : 鏡味治也・ 関根康正・橋本和也・森山工編『フィールドワーカーズ・ハンドブック』世界思想社、2011 年。 小田博志『エスノグラフィー入門—〈現場〉を質的研究する』春秋社、2010年。 菅原和孝編『フィールドワークへの挑戦—〈実践〉人類学入門』世界思想社、2006年。 好井裕明『「あたりまえ」を疑う社会学—質的調査のセンス』光文社新書、2006年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)演習への積極的な参加・貢献度 (2)発表内容 (3)期末レポート(研究の中間報告的レポート) 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 演習では受講者が輪読や研究テーマの機会にそれぞれ発表を行い、ディスカッションの場が設けら れますので、事前に準備が必要となります。また各自の研究テーマに従った調査や資料の整理など も演習時間外に自分で時間をつくって行う必要があります。 備 考 : 受講希望者は、この演習で自分が取り組みたいテーマについて、演習開始後すぐに発表できる準備 を整えておく必要があります。 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIf (Seminar in Cross-cultural Studies III f) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 東アジアに横たわる様々な問題を理解し、自分なりの問題意識を持つ。 授 業 計 画 : 1授業概要の説明 2東アジア比較の視点(1) 3東アジア比較の視点(2) 4学生の発表 5学生の発表 6学生の発表 7学生の発表 8学生の発表 9学生の発表 10学生の発表 11学生の発表 12学生の発表 13学生の発表 14まとめと討論(1) 15まとめと討論(2) 82 ページ 授業概略: 東アジアの総合文化比較 中国の経済発展を中心に新しい時代に入った東アジア。その中で、日本を始め、中国、韓 国、ベトナム、台湾などは、多くの問題を抱えつつも、新しい未来を開きつつある。と同時 に、この東アジアは、古い時代から交流を重ねて来た経緯があり、東アジア独特の文化を築 いても来た。そうした文化交流の歴史を探ることによって、一国からは見えない総合的な東 アジアの様相を捉えることができる。 教 科 書 : とくになし。 参 考 書 : 授業中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終レポート 事 前 準 備 学 習 : 東アジアで関心のある問題について、関連の書籍を読んでおくこと 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIg (Seminar in Cross-cultural Studies III g) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語と日本語教育にかかわる具体的な問題を自ら設定し、文献調査、データ収集を行う。 それを学術的な形式にのっとって文章にまとめることができる。 授 業 計 画 : 【前期】:受講生の興味にしたがって、授業担当者(中山)が基礎的な文献を用意し、それを 講読する。同時に、文献調査の方法、データの収集・分析の方法を学ぶ。その過程で、受 講生は自らの問題をより具体的に絞っていく。 前期終了時には、最低限、自分のトピックを決定し、研究方法を明確にするところまでを目 標とする。 授業概略: この演習では、次の3つすべてにあてはまるようなトピックを想定しています。 1.日本語と日本語教育にかかわる問題であること。たとえば、 ・ある文法形式の意味・用法 ・類義語どうしの使い分け ・言語の使用意識調査 ・ある教科書での文法や語彙の導入方法の分析 ・複数の総合初級教科書での、導入項目の比較 ・方言の使用実態 など(これらに限定するわけでない) 2.日本語の実例収集、アンケート、教科書分析など、実証的な方法で解明できること。 3.あまり壮大な問題ではなく、具体的なことがらであること。 日本語研究は、長年の蓄積をもつ研究分野である。実際問題として、学部レベルで「新たな 発見」をすることは難しいかもしれない。むろん「新たな発見」があることは大事であるが、そ れ以上に、以下を重視する。 ・問題設定が明確であること ・データに基づいた実証的な研究方法であること。 ・文章が、わかりやすく明確な表現であること。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業にて紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表、課題、レポート、授業態度、授業への貢献(発言、コメントなど)による総合 評価。 83 ページ 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示した課題等は、かならず期日までにすること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習IIIh (Seminar in Cross-cultural Studies III h) 担 当 者 : 藤田 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 学校教育は世界の多くの地域で行われている。しかし共通の側面を持つと同時に各地域 の文化的歴史的特徴を反映したものとなっている。たとえば日本には「学校給食」があるが、 これは韓国など少数の地域に限られる。日本のような職員室も他の地域にはほとんどない。 また学校行事が日本ほど盛んなところはないし、「音・美・体」を重視するのも日本の教育の 特徴だ。日本の小学校のようにほとんど必ずプールがあるのも大変珍しい。教育の目的さ え、地域によってずいぶん違った規定がなされているようだ。そういった比較を通して、日本 の教育の姿を見直してみたい。 授 業 計 画 : 例年、韓国やベトナム、キルギス、インドネシア(さらにときには米国やカナダ)などからの 留学生を交えて、教育文化の比較研究に取り組んでいる。年度末にPowerPointを使って研 究発表をするという最終目標に向けて進む。 前期は、前年の成果を振り返りながら、どのような範囲でテーマ設定を行うか広く浅く眺 めて周り、各自どのような側面・地域に関心があるかを絞る。また、発表をまとめ、行う上での 技術的なポイントを確認する。 (1)オリエンテーション (2)各自の関心を持ち寄る (3)Teachers in Different Culturesをめぐって1 (4)Teachers in Different Culturesをめぐって2 (5)Teachers in Different Culturesをめぐって3 (6)去年の研究発表をふり返る (7)各自のテーマ設定・調査方法・意図 (8)進捗状況の確認・コメント (9)進捗状況の確認・コメント (10)進捗状況の確認・コメント (11)進捗状況の確認・コメント (12)研究発表 (13)研究発表 (14)研究発表 (15)まとめ 後期は、各自の進捗状況を全体で共有、相互に批評し合いながら、研究発表を作り上げて いく。 最終的には、発表をCD-ROMに記録する。 授業概略: 時々の課題に沿って学生が持ち寄った情報・意見を交換し合い、討論を行うことで、各々 の考えを深めると同時に、よりバランスの取れた説得力ある見解を表明する能力を育成した い。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 藤田らの『Teachers in Different Cultures第1報告』(1998)を参考資料として使用する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中の討論参加と研究発表による。 84 ページ 事 前 準 備 学 習 : 日本国内や国外の教育に関する報道を気にしていてほしい。 備 考 : 藤田担当「比較教育論」をあわせて履修することが望ましい。 文化交流学科の「海外ボランティア」の履修を勧める。カンボジアの農村部の中等学校で日本語・英 語のボランティア授業を行なう。(8月末〜9月初旬、費用17、8万円) 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIi (Seminar in Cross-cultural Studies III i) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本、韓国、フランスの民話を民俗や風習と合わせ考えることによって、口承文芸が民族の 伝統的なものの見方や考え方と密接にかかわっていることを理解する。 授 業 計 画 : 1. 2.〜3. 4.〜5. 6. 7.〜8. 9.〜10. 11. 12.〜13. 14. 15.. 授業概略: 口承文芸とは、口頭で人々の間に伝承されてきた文芸のことです。具体的には神話、伝 説、昔話などのことで、そこにはそのおはなしを語り継いできた共同体(民族)の世界認識が 反映されています。ゼミの前期ではテキストに沿って、日本、韓国、フランスの民話と主に祭 祀にまつわる習俗を学んで、それぞれの特徴を把握します。 通常の授業は、テキストを分担して発表する形で進めますが、その間に、ゼミ後期の発表の テーマを各自模索し、夏休み前までに決定してください。後期は、昔話に限らず、神話や伝 説、都市伝説なども含めた口承文芸全般と口承文芸に関わる文学作品のなかから自分の 興味・関心に合わせてテーマを設定することができます。 教 科 書 : 樋口淳 『妖怪・神・異郷 参 考 書 : 授業中に適宜紹介。 ガイダンス 民話の中のふしぎな世界 町と村と森と山 不思議な世界の住人たち 妖怪と幽霊と神 各自のテーマの中間発表(1) 韓国の神・妖怪・異郷 韓国の霊魂と悪霊のゆくえ 各自のテーマの中間発表(2) フランスの来訪神 クリスマスとカーニヴァル 各自のテーマの最終決定とまとめ 日本・韓国・フランスの民話と民俗』 悠書館 2015 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表、レポート、授業への参加態度を総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 世界の色々な地域に伝わる昔話、伝説、神話などにも目を通しておくと、自分のテーマ探しに役立 つと思います。 自分の発表のレジュメは、指定された日時までに必ず提出すること。 備 考 : 「欧米の文学II」を履修済み、または同時履修することが望ましい。 科 目 コ ー ド : 14184 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IIIj (Seminar in Cross-cultural Studies III j) 担 当 者 : 堀口 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 85 ページ 到 達 目 標 : 日本語や日本の文化について専門的に理解し、異文化圏に情報発信できる。 授 業 計 画 : 【第01回】他己紹介の方法と実践 【第02回】授業概要説明 【第03回】自分が発信しうる日本文化は何か 【第04回】参考文献・日本文化の調査法・発表内容決定 【第05回】ゼミ発表と質疑応答(1) 【第06回】ゼミ発表と質疑応答(2) 【第07回】ゼミ発表と質疑応答(3) 【第08回】これまでの発表のまとめ 【第09回】ゼミ発表と質疑応答(4) 【第10回】ゼミ発表と質疑応答(5) 【第11回】ゼミ発表と質疑応答(6) 【第12回】これまでの発表のまとめ 【第13回】ゼミ発表と質疑応答(7) 【第14回】ゼミ発表と質疑応答(8) 【第15回】まとめ、日本の伝統文化紹介 授業概略: 日本文化とその情報発信方法を考えるゼミです。海外との交流の重要なツールである日本 語を含めて、日本文化伝達の内容や方法を考えます。具体的には、日本の伝統的な文化 を中心に担当者と学生とが相談の上でテーマを定め、ゼミの時間に発表する方式です。 (詳細については前期分を参照のこと) 教 科 書 : なし 参 考 書 : 受講生が選んだテーマに従ってアドバイスします。 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : ゼミでの出席・発表・質疑・期末レポートによって評価します。期末レポートは、 自分が口頭発表した内容をさらに調べて文章にまとめていただきます。 夏休み中に、自分のテーマに付いての調査を広げ、後期発表に備えて、可能な限り深く探求して 下さい。 第3回目ないし第4回目に図書館実習を予定しています。 ゼミでの発表日は、学生の希望を優先します。ただし、決定した発表日に発表出来なかった場合は 大きな減点になりますので、ご注意下さい。 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習IVa (Seminar in Cross-cultural Studies IV a) 担 当 者 : 和泉 涼一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 1) 現代ヨーロッパ、とりわけフランスの現代を特徴づけるさまざまな諸問題を理解します。 2)政治や経済、歴史といった硬派な面のみならず、家族や男女関係、教育、若者の失業、 映画や文学、食文化、アニメとマンガなど、皆さんと同世代の学生たちがどのような事柄に関 心をもっているのかを探ります。 3)これらの問題に目を配ることで、世界史の新たな頁を開きつつあるヨーロッパとフランスの 現状をトータルに理解できることを目指します。 4)個々の課題をこなすことで、専門書などの文献をどのように読み込むか、また調査したこと をどのようにまとめ、発表するかといったノウハウを身につけることも目標となります。 授 業 計 画 : 01 ガイダンス 02 ガイダンス2 (自分なりのテーマを考える) 03 学生のプレゼンと討議 86 ページ 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 学生のプレゼンと討議 まとめ まとめ2 授業概略: 1)明治の昔からフランスはただの「ヨーロッパの国」ではなく、ファッションと芸術、美食と恋愛 の本場として憧れの対象となってきました。つまり、「おフランス」だったり「仏蘭西」だったりし ました。しかしどんな国でも良い面ばかりではなく負の面もあります。 2)このクラスでは、現代フランスのさまざまな姿を書籍や映像などから探っていきたいと思い ます。家族、男女の関係、若者たち、教育、アニメやマンガ、失業、映画、文学、カフェとレス トラン、食文化、政治、経済、移民問題などについて研究することで、世界の文明のある面 を主導してきたフランスという国の文化や歴史についての幅広い知見を身につけることを目 指します。 3)資料としては、新書や文庫などの書籍、DVDなどの映像、インターネットの情報などを予 定しています。受講生は、個人またはグループで各単元ごとに資料を読み込んでまとめ、場 合によっては調査も加えて発表してもらいます。それをもとに全員での質疑応答と議論がお こなわれます。各学期末には自分なりのテーマを選んでまとめてもらいます。 教 科 書 : 必要に応じて紹介します。 参 考 書 : 各テーマごとに、そのつど紹介します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : その時々におこなわれる発表、および他の学生ないしグループの発表について のコメント、最終レポートなどによって総合的に判定します。 事 前 準 備 学 習 : ありません。 備 考 : 授業の内容はフランスが中心となりますが、ヨーロッパに関心のある学生ならどなたでも歓迎します。 フランス語の知識はとくに必要としません。 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVb (Seminar in Cross-cultural Studies IV b) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 地域調査を実施して授業で発表するとともに,レポートを作成する。 また,東京1日巡検を企画・実施し,現地案内のスキルを習得する。 授 業 計 画 : 第1回:オリエンテーション 第2回:発表準備 第3回:第一回発表① 第4回:第一回発表② 第5回:第一回発表③ 第6回:第一回発表④ 第7回:第一回発表⑤ 87 ページ 第8回:第二回発表① 第9回:第二回発表② 第10回:第二回発表③ 第11回:第二回発表④ 第12回:第二回発表⑤ 第13回:レポートの書き方1 第14回:レポートの書き方2 第15回:まとめ(レポートの提出) 授業概略: この授業では,地域調査(地理学)のスキルの習得を学びます。また,学期の最後に東京 1日巡検を実施します。 普段、私達が何気なく生活している「地域(社会)」には、実は分からないことが沢山ありま す。例えば、なぜ平地が少なく、石油や鉄も取れず、かつ東京からも遠い茨城県日立市 に、日立製作所のような巨大企業が誕生したのでしょうか?なぜ日立市役所は、交通の便 の良い海岸線沿線ではなく、山沿いにあるのでしょうか?なぜ日立は他の街と比べて方言 がきついのでしょうか?なぜ商店街はどんどん空洞化していくのでしょうか?少子高齢化の 中で疲弊していく地方都市を活性化するためには,どうすればよいのでしょうか?こうした疑 問に答えながら地域社会の特徴を把握し,問題点を明らかにし,将来に向けて提言を行う ことが地理学や観光学の基本であり、面白さです。 この演習では,各人が実際に課題を選び,フィールドワークを実施し,プレゼンテーション を行い,最後にレポートを提出してもらいます。フィールドワークは,基本的に夏休みのうち に実施してもらいます。なお,フィールドワークは,初対面の人たちに対する聞き取り調査や 資料の収集が中心となります 。課題の整理やアポイントの取得,聞き取り調査の実施,調査結果の整理などを,すべ自分 自身でこなしてもらいます。自主性やコミュニケーション力が重要です。 東京1日巡検では,訪問先をみんなで選び,ルートを選定します。また,グループを作り, 巡回先を事前調査しておきます。当日は,グループごとに訪問先を案内してもらいます。 教 科 書 : なし(適宜,紹介します) 参 考 書 : なし(適宜,紹介します) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表およびレポートをもとに評価します。 事 前 準 備 学 習 : ・前期の最後に各人が課題を設定し,夏休みの間にフィールドワーク調査を 実施しておいてもらいます。実際の授業では,調査結果の発表(プレゼン)と レポート作成が中心となります。フィールドワークに関しては、事前に私と十分打ち合わせを した上で、みなさん自身で先方との交渉や聞き取りを進めてもらいます。 ・毎週最低5時間は、研究内容に対する知識の習得(論文、文献等の読解)や発表の準備、 レポート作成に充ててください。分からないことがあったら、いつでも聞きに来て下さい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVc (Seminar in Cross-cultural Studies IV c) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本の近現代史に関する研究をするゼミです。学生はプレゼンテーションを行い、教員なら びに他の学生と議論をしながら研究を深めていきます。 授 業 計 画 : 9月に各自の研究テーマを決め、順次プレゼンテーションをはじめます。 教員ならびに他の学生との議論をもとに研究を深め、 必要であれば随時プレゼンテーションを行います。 88 ページ 2月に文章化したものを提出します。 授業概略: 1 2 3 4 5 6 各自が自由に明治から現在までの期間の中でテーマを設定します。 各自がそれについての情報を集め、分析します。 各自が研究レジュメを作ります。 各自がレジュメをもとにプレゼンテーションをおこないます。 ゼミメンバーは発表者に質問をし、その回答をもとに議論をします。 学期期間中、常に教員が指導・助言をおこないます。 テーマ選択のジャンルは問いません。 研究の手順と方法をしっかり身につけ、最終的に文章化することが目標です。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 自分のテーマに沿ったものを各自で探します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、レジュメ内容、発表内容、質問内容、論文内容。 事 前 準 備 学 習 : 授業中はプレゼンと議論です。その準備はすべて各自が事前にしてきます。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): 文化論演習IVd (Seminar in Cross-cultural Studies IV d) 担 当 者 : 志賀 市子 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ①文化人類学的方法の実践を通して、文化をめぐるグローバルな問題についてさらに知見 を深めるとともに、フィールドワークの方法を体験的に学び、異文化や自文化を相対化するこ とのできる知識や考え方を身につける。 ②自分自身の関心を文化人類学的な研究へと発展させていくために、自分自身のフィール ドワーク(インタビュー、参与観察など)を計画し、実践する。その結果をわかりやすく、多くの 人に関心を持ってもらえるように工夫して発表し、最終的にレポートを完成させる。 ③3年生は、このゼミを通して卒業研究のテーマを決め、4年生は卒論執筆に向けて自分で 資料収集や分析を進めていくことができるようにする。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション 第2回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読① 第3回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読② 第4回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読③ 第5回 フィールドワークの技法について学ぶ、関連文献購読④ 第6回 各自フィールドとテーマを決める、調査計画の策定 第7回 資料や関連論文を集める 専門書、論文の探し方 図書館の使い方 第8回 資料や関連論文を読む、まとめる、調査、質問項目を想定する① 第9回 資料や関連論文を読む、まとめる、調査、質問項目を想定する② 第10回 調査計画の発表 第11回 調査報告① 第12回 調査報告② 第13回 調査報告③ 第14回 調査報告④ 89 ページ 第15回 プレゼンテーションの講評、討論、レポート作成について 授業概略: 前期に引き続き、「聖地とは何か」を総合テーマとしてとりあげる。各自、自分の関心に基づ き、調査テーマを決め、フィールドワーク(調査計画を立て、調査項目、質問項目を策定し、 実際に自分がその場所に行き、調査を行う)を行い、その成果をもとに発表し、レポートを作 成する。 教 科 書 : 特になし。 プリントを配布する。 参 考 書 : 授業中に適宜提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1. 出席 2.平常点(課題の提出とその内容、プレゼンテーションや討論への積極的な取り 組みなど) 3.期末レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から、新聞や雑誌、新書などの論説文に目を通すように心がけましょう。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVe (Seminar in Cross-cultural Studies IV e) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : フィールドワークととエスノグラフィーの思想を学ぶとともに、身の回りに題材を得た調査研究 を自ら実践することで、文化に対する深い理解と問題発見的思考を培うことを目指す。本演 習では、最終成果論文(レポート)を作成し、期末に提出することが具体的な目標となる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 最終成果論文(レポート)の作成方法(1) 第3回 最終成果論文(レポート)の作成方法(2) 第4〜12回 受講者による研究発表とディスカッション 第13、14回 最終成果論文(レポート)作成の指導 第15回 全体の講評 授業概略: この演習では、受講者それぞれが身のまわりの題材からテーマを設定し、自ら調査を行い レポートの形にまとめ上げることが具体的な目標となります。テーマは身のまわりの題材(自 分自身が深く関わっているもの、あるいは普段の生活のなかで気づきや疑問の生じているも の等)を設定することが基本となります。演習では、論文(レポート)作成方法の指導と各自 の研究発表が柱となります。 教 科 書 : とくに指定しない。 参 考 書 : 演習時に適宜指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)演習への積極的な参加・貢献度 (2)発表内容 (3)最終成果論文(レポート) 以上3点から総合的に評価します。 90 ページ 事 前 準 備 学 習 : 演習では受講者がそれぞれ発表を行い、ディスカッションの場が設けられます。事前に準備が必要 となります。また最終成果論文(レポート)は演習時間外に自分で時間をつくって行う必要がありま す。 備 考 : 各自の研究に関して個別指導を行い、最終成果論文(レポート)の完成を目指します。 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVf (Seminar in Cross-cultural Studies IV f) 担 当 者 : 染谷 智幸 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 東アジアに横たわる様々な問題を理解し、自分なりの問題意識を持つ。 授 業 計 画 : 1前期から後期にかけての展開について 2学生の発表と討論 3学生の発表と討論 4学生の発表と討論 5学生の発表と討論 6学生の発表と討論 7学生の発表と討論 8学生の発表と討論 9学生の発表と討論 10学生の発表と討論 11学生の発表と討論 12全体討論(1) 13全体討論(2) 14全体討論(3) 15まとめと講評 授業概略: 東アジアの総合文化比較 中国の経済発展を中心に新しい時代に入った東アジア。その中で、日本を始め、中国、韓 国、ベトナム、台湾などは、多くの問題を抱えつつも、新しい未来を開きつつある。と同時 に、この東アジアは、古い時代から交流を重ねて来た経緯があり、東アジア独特の文化を築 いても来た。そうした文化交流の歴史を探ることによって、一国からは見えない総合的な東 アジアの様相を捉えることができる。 教 科 書 : とくになし。 参 考 書 : 授業中に指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中のパワーポイントによる発表と最終レポート 事 前 準 備 学 習 : 東アジアで関心のある問題について、関連する書籍を読んでおくこと 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVg (Seminar in Cross-cultural Studies IV g) 担 当 者 : 中山 健一 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 91 ページ 到 達 目 標 : 日本語と日本語教育にかかわる具体的な問題を自ら設定し、文献調査、データ収集を行う。 それを学術的な形式にのっとって文章にまとめることができる。 授 業 計 画 : 【後期】:受講生による自分の研究の経過報告と、全員による討議を中心にすすめる。最終 的には、レポートの形で自分の研究の成果をまとめる。 授業概略: この演習では、次の3つすべてにあてはまるようなトピックを想定しています。 1.日本語と日本語教育にかかわる問題であること。たとえば、 ・ある文法形式の意味・用法 ・類義語どうしの使い分け ・言語の使用意識調査 ・ある教科書での文法や語彙の導入方法の分析 ・複数の総合初級教科書での、導入項目の比較 ・方言の使用実態 など(これらに限定するわけでない) 2.日本語の実例収集、アンケート、教科書分析など、実証的な方法で解明できること。 3.あまり壮大な問題ではなく、具体的にことがらであること。 日本語研究は、長年の蓄積をもつ研究分野である。実際問題として、学部レベルで「新たな 発見」をすることは難しいかもしれない。むろん「新たな発見」があることは大事であるが、そ れ以上に、以下を重視する。 ・問題設定が明確であること ・データに基づいた実証的な研究方法であること。 ・文章が、わかりやすく明確な表現であること。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 授業にて紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表、課題、レポート、授業態度、授業への貢献(発言、コメントなど)による総合 評価。 事 前 準 備 学 習 : 授業で指示した課題等は、かならず期日までにすること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜2限 授業名(英文): 文化論演習IVh (Seminar in Cross-cultural Studies IV h) 担 当 者 : 藤田 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 学校教育は世界の多くの地域で行われている。しかし共通の側面を持つと同時に各地域 の文化的歴史的特徴を反映したものとなっている。たとえば日本には「学校給食」があるが、 これは韓国など少数の地域に限られる。日本のような職員室も他の地域にはほとんどない。 また学校行事が日本ほど盛んなところはないし、「音・美・体」を重視するのも日本の教育の 特徴だ。日本の小学校のようにほとんど必ずプールがあるのも大変珍しい。教育の目的さ え、地域によってずいぶん違った規定がなされているようだ。そういった比較を通して、日本 の教育の姿を見直してみたい。 授 業 計 画 : 例年、韓国やベトナム、キルギス、インドネシア(さらにときには米国やカナダ)などからの 留学生を交えて、教育文化の比較研究に取り組んでいる。年度末にPowerPointを使って研 究発表をするという最終目標に向けて進む。 前期は、前年の成果を振り返りながら、どのような範囲でテーマ設定を行うか広く浅く眺 めて周り、各自どのような側面・地域に関心があるかを絞る。また、発表をまとめ、行う上での 技術的なポイントを確認する。 92 ページ 後期は、各自の進捗状況を全体で共有、相互に批評し合いながら、研究発表を作り上げて いく。 (1)オリエンテーション (2)前期の研究発表をふり返る (3)後期の研究テーマを各自設定する (4)後期の研究テーマを各自設定する (5)調査研究の進捗状況を確認・検討 (6)調査研究の進捗状況を確認・検討 (7)調査研究の進捗状況を確認・検討 (8)研究発表の目次と参考資料を確認 (9)研究発表の目次と参考資料を確認 (10)研究発表の目次と参考資料を確認 (11)研究発表 (12)研究発表 (13)研究発表 (14)研究発表 (15)まとめ 最終的には、発表をCD-ROMに記録する。 授業概略: 時々の課題に沿って学生が持ち寄った情報・意見を交換し合い、討論を行うことで、各々 の考えを深めると同時に、よりバランスの取れた説得力ある見解を表明する能力を育成した い。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 藤田らの『Teachers in Different Cultures第1報告』(1998)を参考資料として使用する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業中の討論参加と研究発表による。 事 前 準 備 学 習 : 日本国内や国外の教育に関する報道を気にしていてほしい。 備 考 : 藤田担当「比較教育論」をあわせて履修することが望ましい。 文化交流学科の「海外ボランティア」の履修を勧める。カンボジアの農村部の中等学校で日本語・英 語のボランティア授業を行なう。(8月末〜9月初旬、費用17、8万円) 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVi (Seminar in Cross-cultural Studies IV i) 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 自分のテーマに関する資料を十分に集め、批判的に解読し、自分の考えをまとめて発表す る 授 業 計 画 : 1. ガイダンス 2.〜5. 第1回発表とディスカッション 6.〜9. 第2回発表とディスカッション 10.〜14. 最終発表とディスカッション 15. まとめ 授業概略: 「文化論演習Ⅲ」で決定したテーマについて、夏休み中に資料を集めて予備的なレポート を書き、受講者の人数にもよりますが、2回ないしは3回の発表をします。発表内容に関する 質問についてさらに調べ、ディスカッションの中で出されたコメントや意見を取り入れたりしな がら、自分の考えを深め、研究を最終レポートに仕上げます。 93 ページ 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 発表と最終レポート、授業への参加態度を総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 自分の発表のレジュメは必ず指定された日時に提出すること。 備 考 : 「文化論演習Ⅲ」を履修済みで、今年度「文化論演習Ⅳ」だけを履修する人は、夏休み前に発表の テーマを決めて資料を集め、予備的なレポートを9月に提出する必要があります。4月の履修登録を する前に、必ず担当者に相談してください。 科 目 コ ー ド : 14185 配置年次: 4 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 文化論演習IVj (Seminar in Cross-cultural Studies IV j) 担 当 者 : 堀口 悟 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本語や日本の文化について専門的に理解し、異文化圏に情報発信できる。 授 業 計 画 : 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 授業概略: 日本文化とその情報発信方法を考えるゼミです。海外との交流の重要なツールである日 本語を含めて、日本文化伝達の内容や方法を考えます。具体的には、日本の伝統的な文 化を中心に担当者と学生とが相談の上でテーマを定め、ゼミの時間に発表する方式です。 (詳細については前期分を参照のこと) 教 科 書 : なし 参 考 書 : 受講生が選んだテーマに従ってアドバイスします。 成績評価の方法・基準 : 事前準備学習: 備 考 : 後期発表に向けて—調査・発表方法の充実 日本の伝統文化体験(投壺と投扇興) ゼミ発表と質疑応答II—(1) ゼミ発表と質疑応答II—(2) ゼミ発表と質疑応答II—(3) これまでの発表まとめ ゼミ発表と質疑応答II—(4) ゼミ発表と質疑応答II—(5) ゼミ発表と質疑応答II—(6) これまでの発表まとめ ゼミ発表と質疑応答II—(7) ゼミ発表と質疑応答II—(8) ゼミ発表と質疑応答II—(9) 日本の伝統文化体験(百人一首かるた) 総まとめ ゼミでの出席・発表・質疑・期末レポートによって評価します。期末レポートは、 自分が口頭発表した内容をさらに調べて文章にまとめていただきます。 夏休み中に、自分のテーマに付いての調査を広げ、後期発表に備えて、可能な限り深く探求して 下さい。 出席重視。発表日は学生の希望が優先されますが、決定した発表日に発表出来なかった場合は1 ランク減点となりますのでご注意下さい。 なお、本シラバスは、受講生18名を想定して組んでいます。受講生数によって、適宜内容を変更す る場合があります。 94 ページ 科 目 コ ー ド : 14186 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): 文化人類学I (Cultural Anthropology I) 担 当 者 : 志賀 市子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 学芸 日本語 到 達 目 標 : 地球上における文化の多様性と普遍性について理解を深め、異文化に生きる人々とのコ ミュニケーションに役立てることができる。 授 業 計 画 : 第1回 オリエンテーション、文化人類学とは 第2回 文化とは何か 第3回 異文化と自文化 第4回 フィールドワークと民族誌(1) 参与観察、聞き取り調査 第5回 フィールドワークと民族誌(2) 民族誌の記述 第6回 家族と親族(1) 日本の家族、世界の家族 第7回 家族と親族(2) 親族名称、親族集団 第8回 男と女(1) ジェンダー 第9回 男と女(2) 婚姻 第10回 人間の集団(1) コミュニティとアソシエーション 第11回 人間の集団(2) 民族と国家 第12回 人の移動と文化(1) 移民、トランスナショナリズム 第13回 人の移動と文化(2) 在日外国人 第14回 観光と文化(1) 観光人類学とは、観光とメディア 第15回 観光と文化(2) 観光による文化の創出 授業概略: この授業では、初めて文化人類学を学ぶ人のために、文化人類学の考え方と方法につい て解説するとともに、文化人類学の広範囲なトピックのうち、最も身近なテーマである、家族 や親族、婚姻、民族、観光についてとりあげる。 教 科 書 : 綾部恒雄、桑山敬己編『よくわかる文化人類学』第2版、ミネルヴァ書房、2010年 参 考 書 : 授業中に適宜提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1. 出席 2.平常点(授業中に書かせる小レポート、授業への積極的参加) 3.レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 授業中に紹介した参考文献を読むこと。また世界の時事問題に関心を持ち、テレビ、新聞、雑誌の ニュースや特集に目を通すように心がけること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14187 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): 文化人類学II (Cultural Anthropology II) 担 当 者 : 志賀 市子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 学芸 日本語 到 達 目 標 : 地球上における文化の多様性と普遍性について理解を深めることによって、自分とは異なる 文化を持った人々との円滑なコミュニケーションに役立てることができる。 95 ページ 授 業 計 画 : 第1回 宗教人類学(1) 宗教人類学とは 世界のさまざまな宗教 第2回 宗教人類学(2) シャーマニズムとは 第3回 宗教人類学(3) シャーマンの成巫過程 第4回 宗教人類学(4) シャーマニズムの治病機能 第5回 医療人類学(1) 医療人類学とは 第6回 医療人類学(2) 文化と病気観 第7回 医療人類学(3) ヘルスケアシステム、病者と治療者との相互関係 第8回 医療人類学(4) 文化と衛生観念 第9回 死生観の人類学(1) 人間は死をどのように扱ってきたか 伝統的な葬送儀礼 第10回 死生観の人類学(2) 世界のさまざまな葬送儀礼 第11回 死生観の人類学(3) 死体処理とその意味 第12回 死生観の人類学(4) 死と現代社会 第13回 文化人類学史(1) 近代ヨーロッパの知の拡大と人類学の誕生 第14回 文化人類学史(2) 日本の文化人類学史 第15回 文化人類学史のまとめ 授業概略: 文化人類学の主要なトピックとして、宗教人類学、医療人類学、死生観の人類学についてと りあげる。それぞれの分野について概説を行った後、世界各地の事例を紹介する。最後に 文化人類学史の流れを概観し、ヨーロッパ、アメリカ、日本における文化人類学の歴史を解 説する。 教 科 書 : 綾部恒雄、桑山敬己編『よくわかる文化人類学』第2版、ミネルヴァ書房、2010年 参 考 書 : 授業中に適宜提示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1.出席 2.平常点(授業中に書かせる小レポート、授業への積極的参加) 3.レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 授業中に紹介した参考文献を読むこと。また世界の時事問題に関心を持ち、テレビ、新聞、雑誌の ニュースや特集に目を通すように心がけること。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14188 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜6限 授業名(英文): 社会学I (Sociology I) 担 当 者 : 森 謙二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C 関 連 資 格 : 教職 日本語 到 達 目 標 : 自分たちが生きている時代と社会を理解すること。 社会科学的な考え方ができること。 授 業 計 画 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 社会学の基礎概念 欲求の体系としての市民社会(個人と社会) 相互依存の体系としての市民社会 市民的公共性の成立と展開 — 民主主義とは何か 市民社会と法 まとめ(1) 市民社会・大衆社会の人間像 深まる社会の矛盾 コミュニケーション論(1) — マスコミと情報化社会 96 ページ 10 コミュニケーション論(2) — 操作される世論 11 まとめ(2) 12 福祉国家の展開 13 近代家族の定義 14 家族の機能 15 まとめ(3) 定期試験 授業概略: 私達は、どのような社会に、どのような時代に生きているのか、これが年間を通じてのテーマ になります。 社会学Iでは、近代から現代にかけての市民社会の展開を中心に、社会学IIでは、家族と現 代社会の変化を中心に講義をしたい。この講義では、どのような仕組みの社会で生きていく のか、どのように社会と関わりながら生きているのか、自分は社会に対して何ができるのか、 このような問題を考えながら話を進めていきたい。 授業は、原則として、パワーポイントを用いて行います。 教 科 書 : 家族については、岩上・清水・森・山田編『家族革命』(弘文堂)を使います。 参 考 書 : ハーバーマス『公共性の構造転換』(未来社)・ベック『危険社会』(法政大学出版社) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験と出席で総合的に判断する。 ノート持ち込み可ですが、問題数が多く勉強をしないと及第点はとれません。 事 前 準 備 学 習 : 授業の前にユニパから資料をダウロードしてください。授業が終わったら、ノートの整理を。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14189 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜6限 授業名(英文): 社会学II (Sociology II) 担 当 者 : 森 謙二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C 関 連 資 格 : 教職 日本語 到 達 目 標 : 自分たちが生きている時代と社会を理解すること。 社会科学的な考え方ができること。 授 業 計 画 : 1 社会学Iの要約 2 グローバリゼーションとは何か 3 IT社会とは 4 市場化と個人化 5 まとめ(1) 6 近代家族の成熟と家族から様々な機能の解除(1) 7 近代家族の成熟と家族から様々な機能の解除(2) 8 ジェンダーと家族 9 家族の個人化(1) 10 家族の個人化(2) 11 生殖技術の進歩と家族 12 まとめ(2) 13 リスク社会の深化 14 格差社会の展開 15 まとめ(3) 定期試験 授業概略: 私達は、どのような社会に、どのような時代に生きているのか、これが社会学I・II通じての 97 ページ テーマになります。 社会学Iでは、近代から現代にかけての市民社会の展開を中心に、社会学IIでは、家族と現 代社会の変化を中心に講義をしたい。この講義では、どのような仕組みの社会で生きていく のか、どのように社会と関わりながら生きているのか、自分は社会に対して何ができるのか、 このような問題を考えながら話を進めていきたい。 社会学Iの受講を前提とします。 教 科 書 : 家族に関しては、清水・森・岩上・山田編『家族革命』(弘文堂) 参 考 書 : 授業中に指示 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験と出席で総合的に判断する。 ノート持ち込み可ですが、かなりの問題数があります。 事 前 準 備 学 習 : 授業の前にユニパから資料をダウロードしてください。授業が終わったら、ノートの整理を。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14190 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜3限 授業名(英文): 歴史学II (History II) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 日本近代でおこなわれた戦争について理解する。 授 業 計 画 : 1日本近代の戦争の全体像 2明治維新の意味 3明治期の対外脅威論 4日清戦争とは何か 5台湾植民地戦争、北清事変、日露戦争 6韓国併合 7第一次世界大戦と日本 8第一次世界大戦後から昭和へ 9満州事変とその背景(1) 10満州事変とその背景(2) 11満州事変から日中戦争へ 12日中戦争と南京事件(1) 13日中戦争と南京事件(2) 14日米戦争(1) 15日米戦争(2) 授業概略: 日本が東アジアでもっとも早く西洋型近代国家になったのはなぜか。 その国家はなぜ戦争を繰り返すことになったのか。 日本はどうして植民地を持ったのか。 中国との戦争は何を目的としてはじめられたのか。 「南京大虐殺」と呼ばれる事件はいったいどのようなものだったのか。 日本はなぜアメリカと戦ったのか。 どのようにすればアメリカに勝てると考えていたのか。 以上のことを理解するための授業です。 原資料を配り、それを解説しながら進めていきます。 最後に「講義を聴いて考えたこと」というエッセイの提出を求めます。 教 科 書 : なし 98 ページ 参 考 書 : 図書館で関係する本を探し、読んでみてください。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席(きわめて重視します)、エッセイ「授業を聴いて考えたこと」。 事 前 準 備 学 習 : 中高の時の教科書で、授業の該当箇所を読んできてください。 前回の授業内容をまとめ、そこに自分の考えを付したノートを作ってください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14191 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜5限 授業名(英文): 人文地理学I (Human Geography I) 担 当 者 : 岩間 信之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 人文地理学の習得,および地域という視点の面白さと奥深さの理解 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 自然環境と地域1 第3回 自然環境と地域2 第4回 地域と農業1 :世界の農業地域 第5回 地域と農業2 :アグリビジネスの地域的展開 第6回 地域と農業3 :農山村の地域問題とエコツーリズム 第7回 地域と農業4 :有機栽培地域の形成と環境負荷軽減問題 第8回 地域と工業1 :工業立地論 第9回 地域と工業2 :産業革命と世界遺産 第10回 地域と工業3 :大手メーカーのネットワーク −国内における産業集積と空洞化− 第11回 地域と工業4 :中小製造業の集積(1) −産業集積論− 第12回 地域と工業5 :中小製造業の集積(2) −日本の大都市と周辺の「町工場」の立地− 第13回 地域と工業6 :工業化と環境破壊 第14回 地域と都市1:世界の大都市の歴史と構造 第15回 地域と都市2:先進国の都市群システム 定期試験 授業概略: 人文地理学の講義では、「地域」を読み解く視点を学びます。「地域」とは、自然環境(気 候、地形など)と人文環境(人間の活動:各産業、歴史、文化など)が相互に織り成す、地表 上の空間を意味します。 地理学とは奥の深い学問です。例えば、みなさんは観光地という言葉から何を連想するで しょうか? 観光地は、スキー場や避暑地、温泉のようなリゾート地ばかりではありません。古 代の遺跡や城壁などの歴史遺産、ニューラナークや日立鉱山のような工業の礎:産業遺 産、はたまたディズニーランドからお台場のショッピングモールまで、実に多種多様です。最 近では、途上国のスラム街でさえ観光地化しています。観光地とは何なのか? どうしてこ のような地域が形成されたのか? 観光地の背後には、どのような問題が潜んでいるのか? 観光地を理解するには、表象部分だけでなく、その特徴や形成要因、つまり観光地の背後 にある「地域」を深く理解しなければいけません。 この講義では、「地域」を読み解く視点を幅広く学んでいきます。人文地理学Iでは、自然 環境と第一次産業(農林水産業)、第二次産業(製造業)との関係から、地域を解説します。 つづく人文地理学IIでは、第三次産業(サービス業、商業、情報産業)と近年の環境問題の 視点から、地域を見ていきます。 教 科 書 : なし(授業毎に随時指定) 99 ページ 参 考 書 : 富田和暁著『地域と産業−経済地理学の基礎−』(原書房) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験結果 50% 平常点 50%(授業毎の小問題) 事 前 準 備 学 習 : ・人文地理学IIも合わせて受講することが望ましい。 ・事前に最低でも1時間をかけて、授業内容に関する予習をしておくこと。 毎回の授業内容は、事前に連絡する。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14192 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜5限 授業名(英文): 人文地理学II (Human Geography II) 担 当 者 : 岩間 信之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 人文地理学の習得,および地域の面白さ,奥深さの理解. 授 業 計 画 : 第1回 地域と都市3:先進国の都市群システム —美しきヨーロッパの街並み— 第2回 地域と都市4:発展途上国における都市問題 —ごみの山に住む人々— 第3回 地域と商業1:都市と農村の商業 —農村にブランドショップは建ちえるか?— 第4回 地域と商業2:小売業の政策(1) —大店法から大店立地法へ— 第5回 地域と商業3:小売業の政策(2) —商店街の衰退と都市観光による「まちづくり」への挑戦— 第6回 地域と商業4:Food desert問題1 —都心に取り残された老人たち— 第7回 地域と商業5:Food desert問題2 —問題の本質:無縁社会の現状— 第8回 地域と商業6:近代小売業の礎としての百貨店と近年の百貨店倒産問題 第9回 地域と商業7:コンビニエンスストアの大躍進 第10 回 地域と商業8:物流システムの構築 —コンビニの次は何が流行る?— 第11回 地域と商業9:小売業の国際化1 —Retail TNCの海外進出— 第12回 地域と商業10:小売業の国際化2 —海外ブランド企業の日本襲来— 第13回 地域と商業11:欧米の商業空間 —なぜ欧米の商店街は空洞化していないのか?ー 第14回 地域再生に向けた人文地理学の挑戦1 —被災地の今:復興を目指す被災地の苦悩ー 第15回 地域再生に向けた人文地理学の挑戦2 —Food desert 問題への挑戦— 定期試験 授業概略: 人文地理学の講義では、「地域」を読み解く視点を学びます。「地域」とは、自然環境(気 候,地形など)と人文環境(人間の活動:各産業、歴史、文化など)が相互に織り成す、地表 上の空間を意味します。 地理学とは奥の深い学問です。例えば、みなさんは観光地という言葉から何を連想するで しょうか? 観光地は、スキー場や避暑地、温泉のようなリゾート地ばかりではありません。古 代の遺跡や城壁などの歴史遺産、ニューラナークや日立鉱山のような工業の礎:産業遺 100 ページ 産、はたまたディズニーランドからお台場のショッピングモールまで、実に多種多様です。最 近では、途上国のスラム街でさえ観光地化しています。観光地とは何なのか?どうしてこの ような地域が形成されたのか?観光地の背後には、どのような問題が潜んでいるのか?観 光地を理解するには、表象部分だけでなく、その特徴や形成要因、つまり観光地の背後に ある「地域」を深く理解しなければいけません。 この講義では、「地域」を読み解く視点を幅広く学んでいきます。人文地理学Iでは、自然 環境と第一次産業(農林水産業)、第二次産業(製造業)との関係から、地域を解説します。 つづく人文地理学IIでは、第三次産業(サービス業、商業、情報産業)と近年の環境問題の 視点から、地域を見ていきます。 教 科 書 : なし(授業毎に紹介) 参 考 書 : ・荒井良雄・箸本健二編『日本の流通と都市空間』(古今書院,2004年発行) ・Neil Wrigley・Michelle Lowe著『Reading retail』(Arnold: London; Oxford Univ) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験結果 50% 平常点 50%(授業毎の小問題) 事 前 準 備 学 習 : ・「人文地理学I」と合わせて受講することが望ましい. ・事前に最低でも1時間をかけて、授業内容に関する予習をしておくこと。 毎回の授業内容は、事前に連絡する。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14193 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜3限 授業名(英文): 旅行業II(ホテル経営) (Travel Agent Business II(Hotel Managemen t)) 担 当 者 : 小川 裕嗣 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : テレビなどで取り上げられることも多く、我々の日常生活に身近なものとなってきたホテルで すが、実際の業務内容については一般の人に知られていない部分が数多くあります。ホテ ルの持つ機能を各部門の業務から学習し、現在の日本のホテルが抱える問題について考え ることができるようになることを目標とします。 授 業 計 画 : 第1回 ホテルの性格と歴史 第2回 日本のホテルの歴史 第3回 ホテルの分類 第4回 ホテルの組織 第5回 ホテルの収益構造 第6回 宿泊部門の業務(1) 第7回 宿泊部門の業務(2) 第8回 宿泊部門の業務(3) 第9回 料理飲料部門の業務(1) 第10回 料理飲料部門の業務(2) 第11回 料理飲料部門の業務(3) 第12回 ホテルの経営分析(1) 第13回 ホテルの経営分析(2) 第14回 日本のホテルの特性 第15回 ホテルビジネスの将来展望 定期試験 授業概略: ホテルとは何か。ホテルの歴史から学習を開始し、ホテルの各部門の業務について詳しく説 明します。部門が多岐にわたりたくさんの従業員が働く巨大ホテルから、手頃な価格で宿泊 サービスのみを提供するビジネスホテルまで、ホテルを運営して収益を上げるというのはどう いうことなのか。ホテル経営の難しさについて説明します。さらに、現在の日本のホテルが抱 101 ページ える問題点について考えを進めます。 教 科 書 : 最初の授業時に講義内容をまとめた資料(冊子)を配布します。 参 考 書 : 中谷秀一他 著:「ホテル・ビジネス・ブック MMH(Master of Management for Hospitality)」(株) 中央経済社 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験による理解度と出席状況、授業態度を考慮して「履修要覧」の成績評 価基準にしたがって評価します。 事 前 準 備 学 習 : 予習よりも復習に力を入れてください。各回の授業終了後、配布した資料冊子の該当ページを読み 返して、要点をまとめていくことを期待します。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14194 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜4限 授業名(英文): 観光実務 (Tourism Business) 担 当 者 : 小川 裕嗣 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 旅行業、宿泊業、交通運輸業など多岐にわたる業種が関わっているのが観光産業です。こ れら観光産業を多面的にとらえていきます。その過程を通じて日本の観光ビジネスの現状と 問題点について考える知識を身につけることを目標とします。 授 業 計 画 : 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 定期試験 授業概略: 最近、訪日外国人の増加などによって注目を集めているのが観光ビジネスです。国も地方 活性化の一つとして観光行政に力を入れています。観光産業の特徴は、さまざまなサービ ス産業が複合的に結びついた集合体として機能していることです。この講義では、こうした 観光産業の歴史と特徴について解説します。 教 科 書 : 最初の授業時に講義内容をまとめた資料(冊子)を配布します。 参 考 書 : 授業時に適宜お知らせします。 観光産業と観光事業 観光のさまざまな効果 観光資源と観光対象 観光産業・観光ビジネスの特徴 旅行業 国内旅行実務 海外旅行実務 宿泊産業 交通運輸業 航空運輸業 テーマパーク・展示鑑賞施設 観光と情報 観光行政 観光マーケッティング活動 観光ビジネスの将来展望 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験における理解度、出席状況、授業態度を考慮して「履修要覧」に掲載 されている成績評価の基準にしたがって評価する。 事 前 準 備 学 習 : 予習よりも復習をきちんとすることを望みます。授業終了後、配布した冊子資料の該当箇所を読み 返して、要点をノートにまとめることを期待します。 102 ページ 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14195 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜5限 授業名(英文): ひたち学 (Hitachi-lore) 担 当 者 : 岩間 信之、島崎 和夫、清水 博之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 郷土に対する理解の促進 授 業 計 画 : 第 1 回:オリエンテーション(岩間) 第 2 回:「ひたち学」の定義—茨城県北部地域が抱える諸問題—(岩間) 第 3 回:「ひたち学」の基礎:地域の歴史や文化、地理を学ぶ重要性(岩間) 第 4 回:「ひたち学」が必要とされる理由:若者による地域活性化の事例(岩間) 第 5 回:茨城県北部地域の地理:気候,海流,植生,地理的位置(岩間) 第 6 回:日立風流物の歴史と概要−起源から消滅の危機まで,そして復興から指定文化財 へ−(清水) 第 7 回:文化財保護と日立風流物−日本の文化財保護行政とユネスコ無形文化遺産保護 条約−(清水) 第 8 回:日立風流物を継承してきた人たち−氏子組織から保存会へ−(清水) 第 9 回:日立風流物の現状と課題−秩父と高岡の事例にみる継承の多様性−(清水) 第10回:無形民俗文化財を継承する意味−コミュニティ再構築の要(かなめ)となる祭り−(清 水) 第11回:「ひたち学」歴史篇の対象(島崎) 第12回:近代における<ひたち>地域社会の危機(1)—鉱毒水と煙害の解決—(島崎) 第13回:<ひたち>地域、もうひとつの近代産業—明治期の石炭産業—(島崎) 第14回:日立鉱山と日立製作所による都市形成(島崎) 第15回:近代における<ひたち>地域社会の危機(2)—鉱工業の発展と空襲—(島崎) 授業概略: 「ひたち学」とは、歴史や文化などの幅広い視点から茨城県北部地域〈ひたち〉を再認識し、 そこから新しい〈ひたち〉のあり方を展望しようとする、学術的な試みである。この授業は、地 理学、民俗学、および歴史学を専門とする3名の講師によるオムニバス形式で進められる。 第1〜5回の講義では、地理学の視点から茨城県北部地域を解説する。最初に、「ひたち 学」を学ぶ意義を、①ひたち学の意義、②県北地区が抱える諸問題、③様々な学問分野か らひたちをを理解する必要性、④若者たちによる地域活性化の重要性、の4点から捉える。 次に、「ひたち学」の基礎となる、茨城県北部地域の地理を、自然および人文観光の点から 講義する。担当は、文化交流学科の岩間信之である。 第6〜10回の講義では、民俗文化の視点から<ひたち>を再確認する。そのために、国指 定重要有形・無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産である「日立風流物」の継承 組織について学ぶ。第二次世界大戦を契機として、祭りの伝承形態が大きく変容した過程 と、少子高齢化社会の中での後継者不足など、現在の課題について解説する。あわせて、 日本の文化財保護行政とユネスコの無形文化遺産保護活動の間(はざま)で、揺れ動く継 承組織の現状も取り上げる。また、他の都市における事例を比較検討することにより、将来 に向けての保存継承のあり方についても言及する。まとめとして、伝統的な祭りが、現代に おいてもなお人びとの心を結びつける要(かなめ)であることを確認する。担当は、日立市郷 土博物館学芸員の清水博之である。 第11〜15回は、<ひたち>地域の歴史的特徴を社会・経済史の観点からさぐることを柱と する。第11回は、茨城県の地帯区分を行いながら、古代から近世の特徴的事象をとりあげ、 近代における<ひたち>地域の成立を概観する。第12回では近代の鉱工業の発展が伝統 103 ページ 的な地域社会にもたらしたものを鉱毒水と煙害問題に絞り、その克服のあり方を企業と地域 の両側から検証する。第13回は近代産業発展の文字通りエネルギー源となった石炭。それ を産出する<ひたち>地域。1970年代前半に国の政策により姿を消した石炭産業の成立 期の特質を概観する。第14回は農村から近代鉱工業都市へと急速に変貌する<ひたち> 地域。その速度に行政が対応できない時に企業がとった方策を明らかにする。現代の<ひ たち>地域の都市構造を根本において形づくることになったこの時期の都市形成の課題に 焦点をあてる。第15回では、近代日本の結末となる1945年。その時<ひたち>地域は、アメ リカ軍の空襲を受ける。<ひたち>地域発展の結末でもあった。空襲の実際と被災からの 復興の過程をたどる。この授業を担当するのは、元日立市郷土博物館学芸員の島崎和夫 である。 教 科 書 : 毎回紹介する. 参 考 書 : 1. 日立郷土芸能保存会 『日立風流物−歴史と記録−』 昭和51年。 2. 日立市教育委員会 『増訂版日立市の文化財』 平成11年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 毎回の講義における討論と小テスト、および学期末のレポートを総合的に評価 する。 事 前 準 備 学 習 : ・地元(日立に限らない)に対して興味関心のある学生が望ましい。 なお、「無形文化遺産の保護に関する条約」,「文化財保護法」,「日立市文化財保護条例」につ いては,事前に目を通しておくと,講義においてより深く理解することが可能となる。 ・毎回の授業内容は事前に連絡するので、最低でも1時間をかけて、授業内容に関する予習をして おくこと。 備 考 : 民俗文化の講義で取り上げる日立風流物は,日立さくらまつり〔4月9日(土),10日(日)〕で公開され る。受講する学生は,見学しておくことが望ましい。 科 目 コ ー ド : 14196 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜6限 授業名(英文): 地域貢献研究 (Studies for Local Contribution) 担 当 者 : 森 謙二、岩間 信之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 〈ひたち〉学の実践 授 業 計 画 : 受講生や講師を招いて、自分たちの地域がどのような状況にあり、どのような問題をかかえ ているのか、報告をしてもらいながら、いろいろな議論を重ねていきたいと思います。 最初は、オリエンテーションの意味もあって担当者の森と岩間が問題提示を行う予定です。 1.オリエンテーション 2.〜9.外部講師講義 10.〜14.森・岩間による講義・受講生の報告・討論 15.総括 授業概略: 私達は、地域社会の中で暮らしています。私達が生きる「地域」とはどのようなものであるの か、それについて考えること、私達の住む地域がそのような歴史を持つのか、そのような文 化的・地理的・経済的・政治的環境にあるのか、そして何よりも大切なことは私達一人一人 が地域に対してどのようなことができるのか、そのようなことを考える時間にしたい。 教 科 書 : 参 考 書 : 演習の中で紹介 なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 演習である限り、出席が重要となります。また、議論への参加・議論の内容をまと めることは評価の対象となります。 事 前 準 備 学 習 : ・毎回の講義では、地域で活躍する様々な職種の人々が、講師として登壇する。 104 ページ 講義内容は多岐にわたるため、予備知識がないと理解が難しい場合もある。 授業で話す内容の基礎知識を、最低1時間はかけて事前に学習しておくこと。 講義内容は、事前に連絡する。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14197 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜3限 授業名(英文): IT社会論 (IT and Society) 担 当 者 : 岡本 寛 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : いまやインターネットは、重要な社会基盤となっており、わたしたちの日常生活に深く浸透 している。ユーザーID、パスワードを忘れると、インターネットのサービスを受けられなくなる。 インターネットの利用は、ウィルス、ネット詐欺、乗っ取り、情報漏えい、データ盗難など危険 と隣り合わせなのである。しかし、情報セキュリティに関する教育を受けずに利用している人 が多い。パソコン、スマートフォンなどを使う以上、こうした様々な危険から無縁でいることは できない。きちんと対策を講じることが大切だ。 情報セキュリティを学び、パソコン、スマートフォンなどでインターネットを利用するにあたっ て、自分の身を自分で守ることができるようになることを目標とする。 授 業 計 画 : (01)IT社会論概要・授業方針 (02)「ITで変わるライフスタイル」デジタル・マルチメディア化される社会 (03)コンピュータ・ソフトウェアの歴史的経緯 (04)ITの光と影 (05)情報セキュリティ対象が増大する (06)ITリスク 個人情報漏えい、サイバーテロリスク (07)大規模情報システム故障のリスク (08)10大脅威と情報セキュリティ (09)狙われるウェブサイト、巧妙化するフィッシング詐欺 (10)ウィルス、スパイウェア、ボットによる被害、 (11)個人レベルのセキュリティ対策(1)見えない脅威とその対策 (12)個人レベルのセキュリティ対策(2)フィッシング詐欺、ワンクリック請求への対策(サイ バー警察) (13)スマートフォンの脅威と対策 情報漏えい、インターネット利用時の対策 (14)セキュリティ技術 (15)関連法規と制度 定期試験 授業概略: ITリスクと情報セキュリティを中心に学ぶ。インターネットの普及、情報処理の多様化・高度 化に伴 い、 ITリスクへの対応は今や大きな社会問題として深刻化してきている。ITの発展過程か らその背景を学ぶとともに、この状況について最近の実態を把握し、問題点を整理するとと もに個人、組織としてどう対策していくかについて考える。 教 科 書 : ・情報処理推進機構編著『情報セキュリティ読本 四訂版』(実教出版)本体価格500円 ・佐々木良一著『ITリスクの考え方』(岩波新書)本体価格740円 参 考 書 : ・情報処理推進機構企画・著作『情報セキュリティ白書2015』 ・土居範久監修・情報処理推進機構著作『情報セキュリティ教本 改訂版』(実教出版) 105 ページ 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : ・レポート、定期試験と授業の取組み姿勢など総合的な方法で評価する 事 前 準 備 学 習 : 新聞・雑誌・テレビなどで報道される情報セキュリティ関連の報道に関心を持つこと 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14199 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): メディアリテラシー (Media Literacy) 担 当 者 : 川又 復三、大内 庸次、齋藤 良夫 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 既存のメディアに加え、携帯電話などの技術革新により、ニュースや情報が溢れている。 こうした中、何が真実なのかを探ることにより、ニュースの仕分けができる。 授 業 計 画 : 1、 スターティング 授業内容や概略など (川又) 2、 各国のメディアリテラシーについて (齋藤) 3、 放送メディアの玉石混交 (大内) 4、 メディアスクラムについて (川又) 5、 なぜテレビを教えるのか (齋藤) 6、 番組は、こうして作られる(1) (大内) 7、 災害情報とメディアについて (川又) 8、 広告媒体とマスメディア (齋藤) 9、 番組は、こうしてつくられる(2) (大内) 10、メディア不信の根底 (川又) 11、政治・事件報道とメディアリテラシー (齋藤) 12、番組は、こうしてつくられた(ラジオ・テレビで起きたこと) (大内) 13、やらせ、誤報、虚報について(川又) 14、新聞報道の現場から (齋藤) 15、ラジオ放送の現場から (大内) 授業概略: 増え続け、氾濫しているメディアからの情報、果たしてこれらは全て真実なのか。 テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどを見たり、聞いたり、読んだりする能力を身に つける。 氾濫する情報を全て受け入れるのではなく、自分なりに分析、判断する。 情報の送り手が意図的、思い込み、あるいは結果的に精度を欠いた情報を流しているかも しれないという目を養う。 教 科 書 : 資料を配布する 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : リポートの評価や出席率,授業でのやりとりなどを総合的に見て判定する 事 前 準 備 学 習 : ニュースの真実と背景を探る訓練 備 考 : 災害発生時などビッグニュースの時は、テーマ差し替えあり 科 目 コ ー ド : 14200 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): マスコミ研究 (Studies in Mass Communications) 担 当 者 : 川又 復三、冨山 章一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 106 ページ 到 達 目 標 : 華やかなようなマスコミ、しかし厳しい現実がある。 特に、地域のメディア史から将来、マスコミ全般の見方を習得することができる。 授 業 計 画 : 1、茨城の地域メディア史(冨山) 2、マスコミ経営論(川又) 3、茨城県域テレビ論 (冨山) 4、表現の自由とマスコミ (川又) 5、新聞の再販について(冨山) 6、記者クラブの功罪 (川又) 7、女性とメディア (冨山) 8、匿名報道と実名報道 (川又) 9、地域とメディアの関わり (冨山) 10、職業としてのマスコミ (川又) 11、地域メディアの限界 (冨山) 12、茨城の地域メディアの将来 (川又) 13、日本と世界のメディアの違い (冨山) 14、災害報道について(川又) 15、茨城が誇る明治期の言論人 (冨山) 授業概略: 原則として授業の前半は講義、後半は質疑およびテーマについて記述させる。 全国にある民間県域テレビがなぜ茨城にないのか。女性がメディアに関わるようになった大 正期と現在の女性マスコミ関係者の立ち位置は。犯罪被害者と匿名・実名報道の是非は。 日本と世界のマスメディアに違いがあるのはなぜか。等々を考える。 教 科 書 : 必要に応じて資料を配布する。 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : リポートの評価と出席率それに授業でのやりとりなどを複合的に考慮して評価す る 事 前 準 備 学 習 : ニュースを毎日チェックする。社会の流れを読む 備 考 : 大災害の発生や国政に大きな変化のテーマの差し替えあり 科 目 コ ー ド : 14201 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜3限 授業名(英文): 国際協力II (International Cooperation II) 担 当 者 : 松浦 史明 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 国際協力の多様な活動を、その問題点や課題も含めて理解する。国際協力との向き合い方 について自分の意見をもち、説得力をもって人に説明することができる。 授 業 計 画 : 【第01回】ガイダンス 【第02回】博物館を建てる—講師の経験から 【第03回】世界遺産を守る—遺産保護と国際協力 【第04回】世界を豊かにする—開発と国際協力 【第05回】国際協力のもつ負の一面 【第06回】国際協力はなぜ必要か 【第07回】日本の国際協力 【第08回】国際協力のかたち(1) 【第09回】国際協力のかたち(2) 【第10回】異文化を理解する—文化交流と国際協力 【第11回】安全を守る—治安維持と国際協力 107 ページ 【第12回】国際協力にはなにが必要か 【第13回】国際協力における問題とその対応 【第14回】世界と関わる—私たちができる国際協力 【第15回】まとめ:国際協力を行なうために 授業概略: この講義では、国連やODA、NGO、個人など、様々なレベルにおける国際協力の事例を 幅広く紹介します。そして、国際協力はなぜ必要なのか、国際協力を行なうことでどのような 利点と問題点があるのかなどについて考えます。そうすることで、貧困や紛争などの国際的 な問題とどのように向き合っていくべきか、自分にできることは何か、あるいは私が国際協力 をしない理由は何かなど、受講生自身が考えるきっかけになるような講義を目指します。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 特に指定しない。授業中に適宜紹介する 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席、受講態度、リアクション・ペーパーの内容、期末のレポートにより評価す る。 事 前 準 備 学 習 : なし 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14202 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜3限 授業名(英文): 言語学I (Linguistics I) 担 当 者 : 中山 健一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : ・日本語、および、他の言語の具体的な現象を通じて、人間の「言語」の特徴を理解する。 ・人文科学(「人間」が研究対象の学問)の一分野としての「言語学」の一般的な知識を得る。 ・世界の諸言語にふれることで自分の視野を広め、日本語を見直す。 授 業 計 画 : 1.授業ガイダンス 2.人間の言語の特徴 3.言語学の考え方 4.音声学・音韻論(ことばの音の分析)1 5.音声学・音韻論(ことばの音の分析)2 6.音声学・音韻論(ことばの音の分析)3 7.形態論(単語、単語の形)1 8.形態論(単語、単語の形)2 9.形態論(単語、単語の形)3 10.ブレイク —普段なじみのない外国語を見てみよう1— 11.構文論(単語を使って文を作る)1 12.構文論(単語を使って文を作る)2 13.構文論(単語を使って文を作る)3 14.ブレイク —普段なじみのない外国語を見てみよう2— 15.総括 期末テスト 授業概略: この授業では、言語学の分野のうち、とくに、「音声学・音韻論」「形態論」「構文論」を学ぶ。 一般的知識だけではなく、日本語や世界の諸言語の特徴を具体的に見ていく。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 佐久間淳一ほか『言語学入門 ここから始める人のための入門書』研究社 いわゆる「教科書」っぽい本。基礎的な内容を的確、かつ、コンパクトにまとめている。 108 ページ その他、授業にて提示。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験、小課題、授業への貢献による総合評価 事 前 準 備 学 習 : 授業の復習はしっかりすること。また、授業にて小課題を課すので、それをきちんと行なうこと。 日ごろから、日本語や外国語(英語や、そのほか自分が勉強している言葉)に興味関心をもつこと。 備 考 : 前期・後期両方の授業で、言語学全体を扱う。言語学I、言語学II、通年で履修することを強く薦め る。 科 目 コ ー ド : 14203 配置年次: 3 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜3限 授業名(英文): 言語学II (Linguistics II) 担 当 者 : 中山 健一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : ・日本語、および、他の言語の具体的な現象を通じて、人間の「言語」の特徴を理解する。 ・人文科学(「人間」が研究対象の学問)の一分野としての「言語学」の一般的な知識を得る。 ・世界の諸言語にふれることで自分の視野を広め、日本語を見直す。 授 業 計 画 : 1.授業ガイダンス 2.語彙・意味論(ことばの意味)1 3.語彙・意味論(ことばの意味)2 4.語彙・意味論(ことばの意味)3 5.語用論(ことばの使い方)1 6.語用論(ことばの使い方)2 7.語用論(ことばの使い方)3 8.ブレイク —普段なじみのない外国語を見てみよう3— 9.文字・表記論(どうやって書くか)1 10.文字・表記論(どうやって書くか)2 11.文字・表記論(どうやって書くか)3 12.言語類型論・比較言語学(世界のことば)1 13.言語類型論・比較言語学(世界のことば)2 14.ブレイク —普段なじみのない外国語を見てみよう4— 15.総括 期末テスト 授業概略: この授業では、言語学の分野のうち、とくに、「語彙・意味論」「語用論」「文字・表記論」「言 語類型論」「比較言語学」を学ぶ。一般的知識だけではなく、日本語や世界の諸言語の特 徴を具体的に見ていく。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 佐久間淳一ほか『言語学入門 ここから始める人のための入門書』研究社 いわゆる「教科書」っぽい本。基礎的な内容を的確、かつ、コンパクトにまとめている。 その他、授業にて提示。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験、授業態度(出席)、小課題などによる総合評価 事 前 準 備 学 習 : 授業の復習はしっかりすること。また、授業にて小さな課題を課すことがあるが、それをきちんと行な うこと。 日ごろから、日本語や外国語(英語や、そのほか自分が勉強している言葉)に興味関心をもつこと。 備 考 : 前期・後期両方の授業で、言語学全体を扱う。言語学I、言語学II、通年で履修することを強く薦め る。 109 ページ 原則として、後期「言語学II」の受講は、すでに「言語学I」を履修している者を対象とする。 科 目 コ ー ド : 14204 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): 民俗学 (Folklore) 担 当 者 : 清水 博之 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 学芸 到 達 目 標 : 民俗学の基本的な知識と考え方を理解し、説明することができる。 授 業 計 画 : 【第01回】民俗学への招待 【第02回】民俗の心を探る 【第03回】身体を装う 【第04回】自分を振り返る 【第05回】知らない世界に出会う 【第06回】集いを楽しむ 【第07回】感性を育む 【第08回】家族の縁をつくる 【第09回】節目を意識する 【第10回】「ご先祖様」をつくる 【第11回】ネットワークを求める 【第12回】暮らしを変える 【第13回】「伝統」をひろげる 【第14回】境界を超える 【第15回】日本人を知る 定期試験 授業概略: 民俗学は、日頃から「あたりまえ」と思っていることが、別なところでは「あたりまえではない」と いうことに気づくことからはじまります。そこにはつねに発見と驚きがあります。この授業で は、過去から現代に至るまでの「日本人が求める幸せとは何か」という課題を考察していきま す。具体的には、私たちが日常生活の中で経験するさまざまな物事を、民俗学ならではの 視点と方法で解説します。茨城県内の民俗についても、できるだけ取り上げます。 教 科 書 : 市川秀之・中野紀和・篠原徹・常光徹・福田アジオ編著、2015年、『はじめて学ぶ民俗学』、ミネル ヴァ書房、2,800円+税。 参 考 書 : 福田アジオ・古家信平・上野和男・倉石忠彦・高桑守史編、2009年、『図説 日本民俗学』、吉川弘文 館、2,600円+税。 福田アジオ・宮田登編、1983年、『日本民俗学概論』、吉川弘文館、2,400円+税。 — この授業の到達目標と概略 — — 日本民俗学史 — — 装飾と衣服 — — 沖縄の民俗 — — 移民の民俗と地域の演出 — — 都市の祭りとムラの祭り — — 学校の怪談と四季の遊び — — 結婚と親戚のおじさん・おばさん — — 通過儀礼と俗信 — — 墓参りと先祖供養 — — マチのつきあいと職場のつきあい — — ムラの過疎化と仕事・労働、生活改善運動 — — コンビニで知る年中行事と学校で学ぶ民俗 — — あの世への旅立ちといのちの誕生 — — まとめ — 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験80点、日々の提出課題(授業時の質問回答メモ)15点、発表や質疑応 答などによる授業へ積極的な態度5点とし、「履修要覧」に掲載されている成績 評価の基準に当てはめて評価します。 事 前 準 備 学 習 : 毎回、予習として、次の授業で取り上げる教科書の箇所を十分読み込んでおくこと、あわせて復習 をすることにより、講義の内容を深く理解することが可能になります。 備 考 : 基礎的な教養を身に付けるだけではなく、発表や質疑応答などによる参加型の授業によって、民俗 学の知識力、考察力、表現力の向上もめざします。授業では、基本的にパワーポイントを用います。 科 目 コ ー ド : 14205 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): 民俗学II (Folklore II) 110 ページ 担 当 者 : 榎 陽介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N 関 連 資 格 : 学芸 到 達 目 標 : 人の一生にともなう儀礼を知ることにより、私たちの受け継いできた習俗とその多様性を再確 認する。 さらに私たちの現在の生活文化を再考してみる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス:この授業で学ぶこと 第2回 人の一生を通過儀礼としてとらえてみる 第3回 通過儀礼の枠組みを考える 第4回 誕生以前 第5回 誕生と成長 第6回 成人儀礼 第7回 結婚の儀礼 第8回 大人の儀礼 第9回 死と葬送の儀礼 第10回 死後の儀礼 第11回 女性の民俗 第12回 通過儀礼と家屋の使い方 第13回 通過儀礼と食 第14回 通過儀礼と儀礼の用具 第15回 まとめ 定期試験 授業概略: 民俗学の方法を用いて考えていく授業。人の一生は儀礼により区切られている。一年という 時間が正月や盆といった季節の行事により区切られているのと同様である。その意味を多 様な事例を通して知ることにより、ともすれば均一な文化のように感じられている現代社会だ が、その底に潜む差異に満ちた姿を学ぶ。 教 科 書 : とくに用いない 必要に応じて資料などは配布する 参 考 書 : 谷口・板橋編著『日本人の一生−通過儀礼の民俗学−』八千代出版 2014年 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業への出席および定期試験の結果による 事 前 準 備 学 習 : 民俗学に関係するような書籍に目を通しておく 備 考 : 科 目 コ ー ド : 14206 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜2限 授業名(英文): 日本史I (Japanese History I) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 縄文時代から古代国家成立までの歴史の流れとその構造を理解する 授 業 計 画 : 第1回:縄文時代を世界史的な観点から見る 第2回:縄文時代の気候変化、石器変化、人口変化 第3回:世界史に見る農業の出現とその意味 その1 111 ページ 第4回:世界史に見る農業の出現とその意味 その2 第5回:弥生時代の出現理由と背景ならびに意味 第6回:邪馬台国を生んだ東アジア国際環境 その1 第7回:邪馬台国を生んだ東アジア国際環境 その2 第8回:魏志倭人伝ならびに考古学の成果から邪馬台国を考える その1 第9回:魏志倭人伝ならびに考古学の成果から邪馬台国を考える その2 第10回:前方後円墳の出現とその意味 第11回:古墳時代における東アジア世界 その1 第12回:古墳時代における東アジア世界 その2 第13回:古墳時代の国内状況(埼玉古墳と江田船山古墳を材料にして) 第14回:大和政権とは何か 第15回:古代日本国家はなぜ成立したのか 授業概略: 縄文時代からはじめ、古代国家の成立までを詳しく見て行きます。暗記は要りません。考 えさせる講義をします。 まず縄文時代の約8000年間の変化を見ます。その最終段階で農業に移行する準備がで きていたことを知ります。稲作農耕はもちろん外からやってきました。それは日本と後に呼ば れるこのエリアに巨大な変化を生み出しました。「豊かさ」「健康」「人口爆発」をもたらしたの です。その中で国家のひな型ができあがります。もちろん、それは当時の東アジアにあった 別の統治体を模倣することからはじまりました。古墳時代を抜けて、次第に国家らしい装い を整えていき、7世紀に日本国家は誕生します。この時期に、どうしても国家になっておかな ければならない理由がそこにはありました。その点を理解して、前期の講義を終了します。 さまざまな史料を使いながら、流れをていねいに追っていきます。休まず、しっかりと付い てきてください。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 図書館で、適宜各自で捜してみてください。たくさんの関係本があります。これを読むようにと定めた 参考書はありません。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席(きわめて重視します)、エッセイの提出(「講義を聴いて考えたこと」)。 事 前 準 備 学 習 : 中高の時の教科書で、授業の該当箇所を読んできてください。 前回の授業内容をまとめ、そこに自分の考えを付したノートを作ってください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14207 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜2限 授業名(英文): 日本史II (Japanese History II) 担 当 者 : 斎藤 聖二 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 古代国家から近世国家までの歴史の流れとその構造を理解する 授 業 計 画 : 第1回:大化改新から壬申の乱にかけての国内国際情勢 第2回:日本における律令時代の成立と東アジア世界 第3回:律令制の成立、特徴、変容(墾田永年私財法の意義) 第4回:荘園制とは何か、武士層の出現について 第5回:寄進地系荘園の成立とその意味 第6回:武士政権誕生への流れ 第7回:地方武士の発展過程 第8回:中世国家の成立について(鎌倉幕府成立論) 第9回:鎌倉幕府の封建制と元寇 第10回:鎌倉幕府の崩壊と室町幕府成立の意味 112 ページ 第11回:戦国時代に移行していく構造的な理由 第12回:織豊政権について(国際的位置づけとともに) 第13回:徳川幕府成立論 第14回:生活の変化、経済・流通について 第15回:近代への道に関する西洋と日本の違い 授業概略: まず荘園制について詳しく見て、その後に古代と中世との時代区分の意味を理解します。 その際に、中世という時代は、日本型のオリジナルな国家が出来上がった時代であることを 知ることになります。日本型国家は中世を通じて発展し、全国を覆っていきます。それが完 成すると、時代は近世と呼ばれるようになります。近世とはいったいどのような時代だったの か。それを簡単に見て、日本型国家の姿を具体的にイメージしてもらいます。暗記は要りま せん。考えさせる講義をします。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 図書館で各自適宜探してください。定めた参考書はありません。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席(きわめて重視します)、エッセイの提出(「講義を聴いて考えたこと」)。 事 前 準 備 学 習 : 中高の時の教科書で、授業の該当箇所を読んできてください。 前回の授業内容をまとめ、そこに自分の考えを付したノートを作ってください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14208 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 考古学I (Archaeology I) 担 当 者 : 宮﨑 晶子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 到 達 目 標 : 学生が日本の歴史に関心を持ち、モノを通して人を知ることができるという視点を持つことを 目標とする。 授 業 計 画 : 第1回考古学ってなに? 第2回人類が生まれた時 第3回旧石器時代の社会と文化(1) 第4回旧石器時代の社会と文化(2) 第5回縄文時代の土器と道具 第6回縄文時代の社会と文化 第7回弥生時代の土器と道具 第8回弥生時代の社会と文化 第9回古墳時代の社会と文化 第10回飛鳥・奈良時代の社会と文化 第11回平安時代の社会と文化 第12回鎌倉・南北朝時代の社会と文化 第13回室町から安土桃山時代の社会と文化 第14回江戸時代の社会と文化 第15回日本考古学のまとめ 定期試験 授業概略: 日本考古学は、世界の中でも高い水準をと評価され発展途上国の研究者の育成にも貢献 している。本講義では、考古学の理論を学ぶとともに、日本の歴史研究に考古学がどのよう に貢献してきたのかを学ぶ。 教 科 書 : なし 113 ページ 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業後のリアクションペーパー(40%)、期末のテスト(60%)。 事 前 準 備 学 習 : 日本史を復習しておく。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14209 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): 考古学II (Archaeology II) 担 当 者 : 担当者未定 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 到 達 目 標 : 学生が海外に関心を持ち、海外の歴史やそれを培った風土からその地域に住む人を理解 しようとする姿勢を身につけることが目標。 授 業 計 画 : 第1回世界考古学への招待 第2回考古学の基礎 第3回中国の考古学 第4回東南アジアの考古学(1) 第5回東南アジアの考古学(2) 第6回インドの考古学 第7回西アジアの考古学(1) 第8回西アジアの考古学(2) 第9回エジプトの考古学(1) 第10回エジプトの考古学(2) 第11回イスラームの考古学(1) 第12回イスラームの考古学(2) 第13回インカの考古学(1) 第14回インカの考古学(2) 第15回海外考古学のまとめ 定期試験 授業概略: 考古学は決して「トレジャーハンター」の世界ではない。『インディ—ジョーンズ』で描かれるよ うなスリルはないが、地道な作業の中で古代の人々と対話し、知的興奮を覚えることができ る。考古学を学ぶということは、人類の足跡をたどることである。本講義では海外支援の在り 方も含めて、考古学の成果と現状を学んでもらう。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業後のリアクションペーパー(40%)、期末のテスト(60%)。 事 前 準 備 学 習 : 世界史を復習しておく。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14210 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜3限 授業名(英文): 日本の歴史と文化I (History and Culture of Japan I) 担 当 者 : 久信田 喜一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 114 ページ 関 連 資 格 : 教職 社教 学芸 日本語 到 達 目 標 : 日本の歴史と文化、とくに古代から中世にかけての茨城県の歴史と文化に関する理解を深 め、その理解をもとに古代・中世の日本の歴史と文化について、身近な事例や史料に基づ いて説明することができる。 授 業 計 画 : 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 定期試験 授業概略: 日本の歴史と文化について、とくに茨城県の古代から中世の歴史と我々の先人たちが生み 出してきた文化を中心に解説します。古代については、はじめに律令制度の成立とその内 容について解説し、次に『常陸国風土記』の成立とその内容について述べながら古代の茨 城の歴史と文化にふれ、さらに律令制度の崩壊と平将門の乱・常陸平氏の台頭と伊勢平氏 の繁栄・清和源氏の東国への勢力伸長について解説します。また中世については、佐竹氏 の動きを中心に平安時代末期から鎌倉・南北朝・室町・戦国時代の歴史を解説し、さらに茶 道を中心とする佐竹義宣とその家臣団の文化をとりあげて、中世の武家文化について解説 します。 教 科 書 : なし。毎時次の授業の授業資料を配布しますので、予習して授業に臨んでください。 参 考 書 : 特になし。 律令制度の成立と常陸国(1) 律令制度の成立と常陸国(2) 古代史研究と地誌ー『常陸国風土記』ー 古代の茨城ー日立市周辺の古代史ー? 古代の茨城ー日立市周辺の古代史ー? 古代茨城の人びと 律令制度の崩壊と武士の台頭(1) 律令制度の崩壊と武士の台頭(2) 清和源氏と東国? 清和源氏と東国? 平清盛と保元・平治の乱 佐竹氏の発展 南北朝・室町時代の常陸国 織豊政権と常陸国 佐竹義宣と茶道 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終試験の素点をもとに、授業の出席状況・授業態度等を勘案して総合評価 し、「履修要覧」に掲載されている成績評価の基準に当てはめて評価します。 事 前 準 備 学 習 : 事前に配布する授業資料を確認し、よく読んでおいて下さい。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14211 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜4限 授業名(英文): 日本の歴史と文化 (History and Culture of Japan) 担 当 者 : 久信田 喜一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 社教 学芸 日本語 到 達 目 標 : 日本の歴史と文化、とくに江戸時代初期から明治期にかけての茨城県の歴史と文化に関す る理解を深め、その理解をもとに、日本の歴史と文化について、身近な事例や史料に基づ いて説明することができる。 授 業 計 画 : 【第01回】 幕藩体制の成立と常陸・北下総 【第02回】 水戸藩の成立と地域支配 115 ページ 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 定期試験 徳川光圀と日本文化(1) 徳川光圀と日本文化(2) 茶道の広まりと水戸藩 医学の発展と本間玄調(1) 医学の発展と本間玄調(2) 科学の発展とからくり伊賀七(1) 科学の発展とからくり伊賀七(2) 徳川斉昭と反射炉(1) 徳川斉昭と反射炉(2) 「石河明善日記」から見た桜田門外の変 天狗騒乱と武田耕雲斎 徳川慶喜と明治維新 日本文化の発展に尽くした人びと 授業概略: 日本の歴史と文化について、とくに茨城県の江戸時代初期から明治期にかけての歴史の 歩みと我々の先人たちが生み出してきた文化を中心に解説します。はじめに水戸藩の成立 事情を通して幕藩体制の成立と展開について解説し、次いで江戸時代の社会の仕組みと 人びとの暮らしについて考察し、さらに徳川光圀の生涯と業績について『大日本史』編纂事 業を中心に述べ、、次いで茶道・科学・医学の分野で活躍した人物を中心に江戸時代の日 本文化の発展について解説し、さらに幕末の水戸藩の歴史について徳川斉昭の天保・安 政の藩政改革・桜田門外の変・天狗騒乱を中心に述べ、15代将軍徳川慶喜の生い立ちと その業績について述べながら、大政奉還から明治維新にいたった歴史を考え、最後に明 治・大正期の茨城の文化を文化人や政治家など代表的な人物の動向を通して考察してい きます。 教 科 書 : なし。毎時次の授業の授業資料を配布しますので、予習して授業に臨んでください。 参 考 書 : 特になし。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最終試験の素点をもとに、授業の出席状況・授業態度等を勘案して総合評価 し、「履修要覧」に掲載されている成績評価の基準に当てはめて評価します。 事 前 準 備 学 習 : 事前に配布する授業資料を確認し、よく読んでおいて下さい。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14212 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜2限 授業名(英文): 中国の歴史と文化I (History and Culture of China I) 担 当 者 : 野本 佳夫 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 日本語 到 達 目 標 : 中国の4000年にわたる歴史、2000年に及ぶ帝国の歴史を概観するとともに、近代、現代中 国の激動の模様を詳細に見ていくことにより、中国人の思考、世界観についての理解を深 め、隣国中国の将来を推し測る力をつける。 授 業 計 画 : 第01回 第02回 第03回 第04回 第05回 第06回 第07回 中国という国 中国の歴史 一覧 中国文明、文化 華夷思想と冊封体制 帝国 (1) 秦〜唐 帝国 (2) 宋〜清 近代中国 (1) アヘン戦争〜 116 ページ 第08回 近代中国 (2) 辛亥革命〜 日中戦争〜 第09回 中華人民共和国成立 人民公社化と大躍進政策の挫折 第10回 権力闘争と文化大革命 第11回 改革開放と天安門事件 第12回 社会主義市場経済 発展と矛盾 第13回 社会主義中国 一党支配と統治の仕組み 第14回 対外関係 第15回 今後の中国 大国化への道 (定期試験) 授業概略: 中国の歴史と文化の特徴を大きくとらえた後、秦から清までの2000年の帝国における王朝 の移り変わりと社会の変貌を見ていきます。その後、帝国主義の世界の中で清朝が世界第 一人者の地位を失っていく近代より、現在の中国共産党の中国までの激動の歴史を詳しく 考察します。その過程で、中国人の強烈な国家意識(中華思想)の形成、社会主義中国の 光と影などを学びます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 山本英史 著 「中国の歴史」 河出書房新社 2010 天児慧 著 「中華人民共和国史」 岩波新書 2013 並木頼壽、杉山文彦 編 「中国の歴史を知るための60章」 明石書店 2011 資料配布 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 期末(および中間期)の試験またはレポート提出、出席、受講態度を総合して判 断します。 事 前 準 備 学 習 : 日ごろから、中国に関する新聞、雑誌、インターネット等の記事に関心を払ってください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14213 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜4限 授業名(英文): 中国の歴史と文化II (History and Culture of China II) 担 当 者 : 志賀 市子 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 日本語 到 達 目 標 : 中国人や中国文化についてさらに理解を深めるために、中華人民共和国以外の地域に住 む華僑・華人と呼ばれる人々の文化や民族意識をとりあげる。華僑・華人とは、海外に移住 した中国人とその子孫たちである。彼らは移住先の地に定住しながらも、中国文化を継承 し、「我々は中国人である」というエスニック・アイデンティティを持ち続けている。この授業で は、とくに香港、台湾、東南アジアの華人社会の歴史と現状を通して、「中国人」や「中国文 化」の多様性を知り、それぞれの文化的、民族的アイデンティティがいかに形成されてきたか について理解を深めることを目標とする。 授 業 計 画 : 第1回:オリエンテーション 中国人、華僑、華人とは 第2回:華僑・華人の歴史とアイデンティティ 移民とアイデンティティ 第3回:香港の概要 第4回:香港の歴史と香港人アイデンティティ(1) 植民地香港の成立 第5回:香港の歴史と香港人アイデンティティ(2) 戦後の香港と香港人アイデンティティの台 頭 第6回:香港の歴史と香港人アイデンティティ(3) 返還後の社会変化とアイデンティティの変 容 第7回:ドキュメンタリー「香港・家族—永遠のきずな」を見る 第8回:台湾の概要 第9回:台湾の歴史と台湾人アイデンティティ(1) 台湾の歴史 明清時代から日本統治時代 第10回:台湾の歴史と台湾人アイデンティティ(2) 台湾の歴史 1945年以降、二二八事件、 117 ページ 戒厳令 第11回:映画「悲情城市」を見る 第12回:台湾の歴史と台湾人アイデンティティ(3) 台湾の歴史 民主化の時代から現代まで 第13回:台湾の歴史と台湾人アイデンティティ(4) 台湾人アイデンティティの台頭 第14回:東南アジア華人社会の歴史とアイデンティティ(1) シンガポール、マレーシアの華 人 第15回:東南アジア華人社会の歴史とアイデンティティ(2) タイ、ベトナムの華人 授業概略: 華僑・華人についての概要を紹介した後、香港、台湾の近現代史について解説し、そこに 暮らす人々のアイデンティティ(帰属意識、民族意識)について、映画やドキュメンタリー、社 会調査資料などを用いて検討する。さらに、東南アジアの華人社会の事例として、シンガ ポール、マレーシア、タイ、ベトナム、さらに日本の華人についてとりあげ、それぞれの地域 における華人アイデンティティの多様性について理解を深める。 教 科 書 : 特に指定しない。 プリントを配布する。 参 考 書 : リン・パン、片柳和子訳『華人の歴史』みすず書房、1995年 可児弘明ほか編『華僑・華人事典』弘文堂、2002年 その他は授業の中で示す。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1.出席 2.平常点(授業中に書かせる小レポートの提出とその内容、授業への積極的参 加など) 3.レポート 以上の3点から総合的に評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日頃から中国や香港、台湾、東南アジア諸国に関するニュースや新聞、雑誌記事に関心を持ち、 目を通しておくこと。授業中に提示した参考文献を読むこと。 備 考 : 中国の歴史と文化Iを履修済みであることが望ましい。 科 目 コ ー ド : 14214 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜4限 授業名(英文): 東南アジアの歴史と文化 (History and Culture of Southeast Asia) 担 当 者 : 松浦 史明 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 世界の歴史や人々に興味を持ち、異文化理解のできる人間になる。 授 業 計 画 : 1.東南アジア世界の成り立ち 2.インド化と中国の影響 3.王権と宗教−寺院に込められた思い− 4.信仰と美術−祈りの場と仏像− 5.風俗と慣習−レリーフ(浮き彫り)と中国資料から− 6.港市国家と交易 7.上座仏教社会の形成 8.植民地化と近代化 9.独立・内戦を生き延びて 10.独立からASEANへ① 11.独立からASEANへ② 12.世界遺産は誰のもの?−文化遺産とアイデンティティ− 13.食文化と服飾 14.観光と開発 15.日本と東南アジア 118 ページ 授業概略: 本講義では、高校の教科書でもほとんど取り上げられることのない東南アジアに焦点を当 て、歴史や文化を通して人々がどのような営みを繰り広げてきたのか学ぶことを目的とする。 歴史に関しては、世界遺産になっているような遺跡を中心に、王権や宗教に関して学び、 遺跡に表現されたレリーフ(浮き彫り)や出土している陶磁器などから当時の人々の生活や 文化を勉強し、そこに込められた「メッセージ」を読み解いていく。 また、現代社会に関して、発展途上国である東南アジアの国々が抱えている問題について も、受講生に興味を持ってもらいたい。そのため、本講義の後半では世界遺産を取り巻く問 題(文化遺産とアイデンティティ)、先進国である日本との関係性(援助する側である NPO、NGOが抱える問題)について学習する。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 石井米雄・桜井由躬雄『東南アジア史I』(山川出版社)、ベネディクト・アンダーソン著 ; 白石さや・白 石隆訳『想像の共同体』(NTT出版)、金敬黙 [ほか] 編著『国際協力NGOのフロンティア』(明石出 版)、澁澤龍彦著『高丘親王航海記』(文芸春秋社)、その他適宜紹介。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 授業の最後に行うリアクションペーパーの評価40%(毎回)、学期末のレポートの 評価60%(1回) 事 前 準 備 学 習 : 履修者が自ら明確な問題意識を持って参加することを希望します。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14215 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜5限 授業名(英文): 韓国の歴史と文化 (History and Culture of Korea) 担 当 者 : 李 吉魯 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : ・韓国の歴史と文化について幅広く理解し、これからの日韓共生への道を考える。 授 業 計 画 : 【第01回】ガイダンス(授業の内容や進め方の説明など) 【第02回】韓国の歴史はどのように形成されたのか(日本との関連) 【第03回】三国時代の社会と文化(高句麗、新羅、百済) 【第04回】高麗の発展 【第05回】朝鮮の成立と発展 【第06回】日韓交流の歴史(通信使、修信使) 【第07回】東アジアと近代化 【第08回】授業内テスト(中間) 【第09回】家族文化 【第10回】食および住居文化 【第11回】教育と宗教との関係 【第12回】若者と徴兵制(陸・海・空軍等) 【第13回】大衆文化(映画鑑賞等) 【第14回】現代韓国の教育問題と課題 【第15回】授業のまとめ—アジアのなかの日本と韓国— 定期試験 授業概略: 身近なようで遠く、知っているようで知らないお隣の国、韓国。しかし、近年韓流ブームなど により「近くて近い国」になりつつある韓国は、日本にとってあらゆる分野において重要な意 味を持つようになっている。この授業では、韓国の歴史と文化などについて幅広く理解を深 めるとともに、これからの日韓共生への道を探ることをねらいとする。 教 科 書 : 使用しない。但し、適宜授業の際に関連資料を配布する。 参 考 書 : 歴史教育研究会(日本)・歴史教科書研究会(韓国)編『日韓歴史共通教材 日韓交流の歴史—先史 119 ページ から現代まで—』明石書店、2007年3月。文部科学省編『諸外国の教育改革の動向』ぎょうせい、2008 年4月。NHK「日本と朝鮮半島2000年」プロジェクト編『日本と朝鮮半島2000年』日本放送出版 社、2010年2月。馬越徹・大塚豊編『アジアの中等教育改革—グローバル化への対応—』東信堂、2013 年4月。その他の参考書は、必要に応じて授業中に紹介する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 試験(60点)、レポート提出(20点)、平常点(20点)によって総合的に評価する。 *レポートは授業内の小レポートと期末に提出する課題レポートとする。 *平常点は出席状況や授業への取り組み状況などを考慮する(但し、出席率が 3分の2に達しないものは評価の対象にしない)。 事 前 準 備 学 習 : 事前に配布資料や参考書などを精読し、課題意識を持って授業に参加すること。また、各種メディ ア(新聞やニュースなど)で、最新の韓国事情に関心を持つこと。 備 考 : 授業では、レポートの作成や授業内でのグループワークも計画している。そのため、受講生は聴くだ けの受け身の姿勢ではなく、授業への積極的な参加を求める。 科 目 コ ー ド : 14216 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜2限 授業名(英文): インドの歴史と文化 (History and Culture of India) 担 当 者 : 鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 「近くて遠いインド世界」へと通ずる自分なりの窓をひらくべく、インド世界の歴史と文化に関 する知見を広げ、日本とのつながりの深さを認識する。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス—近くて遠いインド世界 第2回 インド亜大陸のひろがり 第3回 流動と混交の歴史(1) 第4回 流動と混交の歴史(2) 第5回 インド世界と日本—グローバル時代の巨大市場 第6回 ヒンドゥー教の神々 第7回 ヒンドゥーの生活と祈り 第8回 仏教の教え(1)ブッダの生涯 第9回 仏教の教え(2)四聖諦 第10回 根本分裂と仏教の展開 第11回 スリランカ上座部仏教の世界—仏教徒の生活と祈り 第12回 カーストとは何か(1)ヴァルナとジャーティ 第13回 カーストとは何か(2)デュモン理論 第14回 カーストとは何か(3)ある日本人僧侶の闘い 第15回 まとめ 授業概略: 本講義で扱う「インド世界」とは、「インド共和国」を内に含む一定の地理的領域、いわゆる 「南アジア」を意味しています。流動と混交の歴史の織りなす魅力的なインド世界の文化を 映像資料を交えて概説します。講義で扱う主なテーマは「宗教」(ヒンドゥー教、仏教)と 「カースト」ですが、食文化や生活習慣等の日常的トピックも取り上げ、インド世界の多角的 な理解を目指します。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 講義時に必要に応じて提示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)期末レポート (2)授業時のリアクション・ペーパー (3)出席状況と授業への取り組み態度 以上3点から総合的に評価します。 120 ページ 事 前 準 備 学 習 : インターネットやテレビ等の報道を通じて日頃からインド世界に関する情報に注意を払うこと。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14217 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜4限 授業名(英文): イスラムの歴史と文化 (History and Culture of Islam) 担 当 者 : 山中 利美 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 到 達 目 標 : イスラーム世界の歴史と文化および社会生活について、イスラームという宗教を通じて理解 することを目標とする。 授 業 計 画 : 【第01回】授業の目的と概略 【第02回】今日のイスラーム世界の広がり 【第03回】イスラームの基本的知識(1)創唱者ムハンマド、崇拝対象アッラー、 【第04回】イスラームの基本的知識(2)教典クルアーン、スンナ、先行する聖典 【第05回】イスラームの基本的知識(3)共同体ウンマと法シャリーア 【第06回】イスラームの根本原理(1)二つの原理 【第07回】イスラームの根本原理(2)六信 【第08回】イスラームの根本原理(3)五行 【第09回】イスラームの根本原理(4)マッカ巡礼 【第10回】イスラーム以前の時代(1)ローマ帝国とキリスト教 【第11回】イスラーム以前の時代(2)アラビア半島のキリスト教とユダヤ教 【第12回】イスラーム以前の時代(3)アラビア人の生活と宗教 【第13回】イスラームの形成期(1)ムハンマド・マッカ時代 【第14回】イスラームの形成期(2)ムハンマド・マディーナ時代 【第15回】イスラームの形成期(3)正統カリフ時代 定期試験 授業概略: 昨今、イスラーム圏から多くの旅行客や労働者が来日したり、多くの日本人が中東へ仕事に 出向くなど、日本とイスラーム世界との関係はますます深まって来ています。本講義では、こ れまであまり接する機会のなかったイスラーム文化圏の人々の生き方に敬意を払い、偏見 なく理解することが出来るようになることを目標に、彼らの生活様式や歴史、そしてその根底 にあるイスラームという宗教について、特にその形成期に注目して、基本的な知識を概説し ます。 教 科 書 : 特に指定しない。授業で使う資料を授業中に配布する。 参 考 書 : 『コーラン(上)(中)(下)』(全三冊)井筒俊彦訳、岩波文庫、1957~58年。 小杉泰著『イスラームとは何か——その宗教・社会・文化』講談社現代新書、1994年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験90点、授業態度10点とし、「履修要覧」に掲載されている成績評価の 基準に従って評価します。 事 前 準 備 学 習 : 前回の授業内容を事前に1時間程度復習しておくこと。また、新聞などに掲載されるイスラムに関す る情報に関心を持つようにすることが望まれる。 備 考 : 特になし。 科 目 コ ー ド : 14218 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): ヨーロッパの歴史と文化I (History and Culture of Europe I) 担 当 者 : 掛川 富康 121 ページ 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 到 達 目 標 : ヨーロッパを経験とInNtでまなぶーー歩く、見る、食べる、飲む、話す、聴く、旅するーー ヨーロッパの文化を(1)日常の生活・文化(住まい、建物、環境(庭など)、旅行インフォメー ション、食べ物、お菓子、飲み物、料理道具、軽音楽、ファッション、男性や女性など)、デ パートなど。(2)伝統的文化(とくに芸術や文学、前期は、ギリシャやローマの神話や文化と 中世の文化ー騎士道など、ドイツやイタリアの大学街と人々)、(3)メディア(映画DVD、オペ ラDVDなど)、という三つの角度、コーナーを設けて理解していきます。各コーナー30分強 弱。また各回の初めに参加者が、自分の興味のある、上の(1)に記したような意味での文化 の何かを自由に紹介してもらう時間を設けます(15分ぐらい)。どのような文化の事象も歴史 の中にあるものですから、歴史の中で理解していくことに努めますが、できるだけ私たちの時 代、現代の文化と結び付けて紹介・理解していきます。参加者は、ヨーロッパの文化のなか で、それぞれ、自由に、自分が興味のある文化領域への関心を深め、整理しておくと良いで しょう。どちらかというと、(1)を中心に、現在の日常の文化、日常の生活といった面に視線を 注ぎながら、進めていきたいです。参加者の、あるいはわたしの旅行の仕方や体験談もまじ えます。参加者みんなでつくっていく授業にしましょう。 授 業 計 画 : 第1回 ヨーロッパをどのように経験するか—情報の集め方と体験の仕方 第2回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3) メディア(映画など)による文化の経験 第3回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第4回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第5回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第6回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第7回(1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第8回 (1)日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の理解 (3)メディアによる文化の経験 第7回(1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第9回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第10回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 の理解 (3)メディアによる文化の経験 第11回 講義を振り返りレポート作成の方向を探る 第12回 (1)参加者による常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第13回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 の理解 (3)メディアによる文化の経験 第14回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 122 ページ の理解 (3)メディアによる文化の経験 第15回 まとめ 授業概略: むりなくヨーロッパの歴史と文化に親しみを持てるように進めたいいと思います。教科書風に でなく、自由な関心から親しみ理解が深まれば、と思います。既成の教科書を捨てて、自由 に、自分の関心を成長させる、といったところです。伝統文化の理解のところでは少し勉強 します。メディアも楽しむことが第一です。参加者に関心のある文化を紹介してもらうわけで すから、講義にすこし対話の要素が入ります。 教 科 書 : 無し。 参 考 書 : 各種雑誌やメディア(DVDなど)を利用します。以下は予定の一部です。住居、料理、ワイン、旅行な どの各雑誌、Cucia Italiana(イタリアの料理雑誌), Casa antica(主に木造の家の雑誌), Larousse de Vin(ワインについての百科事典、銘柄や値段), イタリア料理用語辞典(白水社)、フランスー食の辞 典(白水社)、Michelin France(よく知られたドイツ・フランス・イタリアなどの国の旅行案内書), ファッ ション誌, Michelin Deutschland, Michelin Italia. また文化人に愛用された古い旅行案内書 Bedeker(ベデカー)のドイツ、フランス、イタリアについてのもの、Thomas Cookや鉄道(ドイツ、イタリ ア)の時刻表など etc. 建築物はもちろん、古代都市(シチリア島や南イタリア、地中海沿岸の、タオル ミーナ、ナポリなど)や中世都市の景観、また大都市(パリ、ローマ、ミラノ、ベルリンなど)や小都市の 地図と写真(INや写真集を活用), またヨーロッパの諸都市に特徴的な歴史的な広場や野外劇場な どを見る。その他。メディアとしては、たとえばロッセリーニ、アントニオーニ、ヴィスコンティ、ブニュエ ル、F.ラングなどの監督した映画、関連ある映画のすばらしいシーン 。ヨーロッパ各国の、また日本 人のヨーロッパ旅行記なども紹介していきたいです。INを最大限活用してみましょう。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席や授業への姿勢を重視します。学期末はレポート。 事 前 準 備 学 習 : 関心をもった、もっているヨーロッパのいろいろな事物を整理しておくとよいでしょう。西洋史の概観 の知識を何らかの方法で親しんでおいてください。できれば、それぞれの時代の文学作品・歴史書 に親しんでおいてください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14219 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜4限 授業名(英文): ヨーロッパの歴史と文化II (History and Culture of Europe II) 担 当 者 : 掛川 富康 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 学芸 到 達 目 標 : ヨーロッパを経験とInNtでまなぶー歩く、見る、食べる、飲む、聴く、話す、味わう、というような 心持ちで、ヨーロッパの文化を(1)日常の生活・文化(旅行インフォメーション、住まい、イン テリア、照明、建物、環境(庭など)、デパート(パリ、ミラノ、ローマ、ベルリン、ロンドン等)の 買い物、食べ物、お菓子、飲み物、キッチン道具、軽音楽、ファッション、男性や女性な ど)、(2)伝統的文化(後期は、近代以降のドイツ、フランス、イタリア等の文化、ドイツやフラ ンスの大学街と学生や人々)(3)メディア(映画DVD、オペラDVDなど)、という三つの角 度、コーナーを設けて理解していきます。各コーナー30分前後といった配分を計画。また各 回の初めに参加者が、自分の興味のある、上の(1)に記したような意味での文化の何かを紹 介してもらう時間を設けます(15分あるいはそれより長くてもよい)。どのような文化の事象も 歴史の中にあるものですから、歴史の中で理解していくことに努めますが、できるだけ私たち の時代、現代の文化と結び付けて紹介・理解していきます。参加者は、ヨーロッパの文化(後 期は近代以降)のなかで、それぞれ、自由に、自分が興味のある文化領域への関心を深 め、整理しておくと良いでしょう。どちらかというと、(1)日常文化を中心にしていきたいです。 123 ページ ヨーロッパの日曜雑誌やインターネットを最大限活用しましょう。関連ある映画のシーンなども ふんだんい紹介・活用したいです。旅行の仕方や、体験談もまじえます。参加者みんなでつ くっていく授業にしましょう。 授 業 計 画 : 第1回 ヨーロッパをどのように経験するか—情報の集め方と体験の仕方 第2回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディア(映画など)による文化の経験 第3回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディア(映画)による文化の経験 第4回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第5回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第6回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第7回(1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第8回 (1)日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の理解 (3)メディアによる文化の経験 第7回(1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第9回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化の 理解 (3)メディアによる文化の経験 第10回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 の理解 (3)メディアによる文化の経験 第11回 講義を振り返りレポート作成の方向を探る 第12回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 の理解 (3)メディアによる文化の経験 第13回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 の理解 (3)メディアによる文化の経験 第14回 (1)参加者による日常の文化の紹介・教員による日常の文化の紹介(2)伝統文化 義)の理解 (3)メディアによる文化の経験 第15回 まとめ 授業概略: むりなくヨーロッパの歴史と文化に親しみを持てるように進めたいと思います。教科書風にで なく、自由な関心から親しみ理解が深まれば、と思います。既成の教科書を捨てて、自由 に、自分の関心を成長させる、といったところです。伝統文化の理解のところでは少し勉強 します。メディアも楽しむことが第一です。参加者に関心のある文化を紹介してもらうわけで すから、講義に少し対話の要素が入ります。 教 科 書 : 無し。 124 ページ 参 考 書 : 各種雑誌・メディア(DVDなど)を利用します。住居、料理、ワイン、旅行などの各雑誌、Cucia Italiana(イタリアの料理雑誌), Casa antica(主に木造の家の雑誌), Larousse de Vin(ワインについて の百科事典、銘柄や値段), Michelin France(よく知られたフランスの旅行案内書), ファッション誌, Michelin Deustchland, Michelin Italia. また古い旅行案内書Bedeker(ベデカー)のドイツ、フランス、イ タリアについてのものなど etc. Thomas Cook や鉄道(ドイツ、イタリアの)の時刻表など。普通の家、 建築物はもちろん、古代都市(地中海沿岸)、中世都市、あるいは大都市(パリ、ローマ、ベルリン、ロ ンドン等)の地図や写真(INや写真集を活用), またヨーロッパの都市に特徴的な、いまも人が集まる 歴史的な広場や劇場などを見ます。その他。メディアとしては、ロッセニーニ、アントニオーニ、ヴィスコ ンティ、F.ラングなどの監督した映画、またテーマに関する映画の名シーンなどをたくさん鑑賞。ヨー ロッパ各国の人々(たとえばディッケンズのイタリア旅行など)の、あるいは日本人の旅行記なども、少 し読んだり、紹介していきたいです。INを最大限に活用しましょう。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席や授業への姿勢を重視します。学期末はレポート。 事 前 準 備 学 習 : 関心をもった、もっているヨーロッパのいろいろな事物を整理しておくとよいでしょう。西洋史の概観 的な知識に何らかの方法で親しんでおいてください。できれば、それぞれの時代の文学作品・歴史 書に親しんでおいてください。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14220 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜5限 授業名(英文): キリスト教思想I (Christian Ideas I) 担 当 者 : 山中 利美 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : キリスト教の母体となった古代ユダヤ教思想の基本的な考え方とその変遷を、歴史的背景に 注目しながら理解する。 授 業 計 画 : 【第01回】授業の目的と方針 【第02回】キリスト教の基礎的内容 【第03回】古代オリエントの宗教(メソポタミア・エジプト・カナン) 【第04回】キリスト教教典の概要と扱い方について 【第05回】古代ユダヤ教の歴史概観 【第06回】旧約聖書の構成と成り立ち 【第07回】カナンの土地の神エルと族長たち 【第08回】アブラハムの契約と信仰 【第09回】モーセ(1)ヤハウェ神の顕現 【第10回】モーセ(2)出エジプトと過越祭 【第11回】モーセ(3)十戒と律法 【第12回】カナンにおけるイスラエル民族の成立 【第13回】王国時代と申命記書記者の思想 【第14回】バビロン捕囚と預言者の思想 【第15回】モーセ五書の成立とユダヤ教の確立 定期試験 授業概略: キリスト教にその基本的思想を提供した古代ユダヤ教の思想と神理解について学んでゆき ます。古代ユダヤ教が、どのような歴史的、地域的、宗教的環境の下で、どのような宗教的、 思想的特徴を持つようになったか、という視点に立って、列強ひしめく古代オリエントの多神 教世界の中で、彼らがいかにして自分たちの唯一神を見出し、その神との関係を育んで いったのかを考えます。 教 科 書 : 特に指定しない。授業中に資料を配布する。 参 考 書 : 『聖書(新共同訳)』日本聖書協会 『聖書時代史 旧約篇』山我哲雄著、岩波現代文庫、2003年。 125 ページ 『ユダヤ教の成立 「一神教」成立の謎』荒井章三著、講談社、1997年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験90点、授業態度10点とし、「履修要覧」に掲載されている成績評価の 基準に従って評価します。 事 前 準 備 学 習 : 前回の授業内容を事前に1時間程度復習しておくこと。また『旧約聖書』に日頃から親しんでおくと、 授業の理解の助けになる。 備 考 : 特になし。 科 目 コ ー ド : 14221 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜5限 授業名(英文): キリスト教思想II (Christian Ideas II) 担 当 者 : 山中 利美 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : イエスが生きたヘレニズム時代のユダヤ教思想を理解し、ユダヤ教ナザレ派としてのイエス の思想と、イエス死後の弟子たちのイエス理解を通して、キリスト教の基本となった考え方を 学ぶ。 授 業 計 画 : 【第01回】授業の目的と方針 【第02回】旧約時代と新約時代の歴史概観 【第03回】旧約時代の神理解 【第04回】新約聖書の成り立ちと扱い方 【第05回】ヘレニズム社会の宗教的状況 【第06回】新約時代のユダヤ教諸派の思想 【第07回】イエスの振舞いと思想(1)宣教の始め 神の国思想 【第08回】イエスの振舞いと思想(2)弱者との共生 病気直し 【第09回】イエスの振舞いと思想(3)サマリア人の譬え 【第10回】イエスの振舞いと思想(4)山上の説教 幸いについて 【第11回】イエスの振舞いと思想(5)山上の説教 愛敵について 【第12回】イエスの振舞いと思想(6)神殿批判 死と復活 【第13回】原始キリスト教団の成立 【第14回】パウロの活動 【第15回】パウロの思想 定期試験 授業概略: イエスの時代の神理解を通してキリスト教の基本となった考え方を学びます。イエスも、また 彼の弟子たちも、ヘレニズム時代のユダヤ教徒として、その時代の宗教的環境の中で自ら の神観念を展開しました。そうした点を踏まえて、本講義では、まず始めに当時のヘレニズ ム世界の思想状況を学び、その上で、イエスと弟子たちの振舞いの意味と思想を学びま す。 教 科 書 : 特に指定しない。授業の中で資料を配布する。 参 考 書 : 『聖書(新共同訳)』日本聖書協会 『聖書時代史 新約篇』佐藤研著、岩波現代新書、2003年。 『イエスとその時代』荒井献著、岩波新書、1974年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 定期試験90点、授業態度10点とし、「履修要覧」に掲載されている成績評価の 基準に従って評価します。 事 前 準 備 学 習 : 前回の授業内容を事前に1時間程度復習しておくこと。『新約聖書』を日頃から読んでおくと、理解 の助けになる。 備 考 : 特になし。 126 ページ 科 目 コ ー ド : 14222 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜5限 授業名(英文): 近代日本思想 (Modern Japanese Thought) 担 当 者 : 樋口 達郎 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 教職 到 達 目 標 : 明治維新を契機として急速な近代化を推進していった明治期の日本において、どのような思 想が展開され、発展していったのかという点を正しく理解し、説明することができる。 授 業 計 画 : 【第01回】 【第02回】 【第03回】 【第04回】 【第05回】 【第06回】 【第07回】 【第08回】 【第09回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 定期試験 授業概略: 日本の近代化を支え、導いていった思想とは一体どのようなものだったのか。また、明治維 新を契機とした急激な近代化によって日本にもたらされた新たな思想的問題とはなにか。こ の授業では、これらの点を論の中心に据え、近代日本の諸思想がもつ相互影響にも着目し つつ、時系列を追って解説する。 教 科 書 : 特になし。 基本的には、毎回の講義ごとにプリント資料を配布する。 参 考 書 : 鹿野政直 『近代日本思想案内』 岩波書店、1999年。 樋口達郎 『国学の「日本」—その自国意識と自国語意識—』 北樹出版、2015年。 松本三之介 『明治思想史—近代国家の創設から個の覚醒まで—』 新曜社、1996年。 授業の到達目標と概略 江戸期の日本思想の状況 維新前夜の思想 明治維新 啓蒙思想と明六社 自由民権思想 自由民権思想の深まり 天賦人権論争 大日本帝国憲法 教育勅語をめぐる思想 明治期におけるキリスト教思想 明治中期の政治思想 日清戦争と労働運動 初期社会主義思想 明治文化史 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出欠状況や受講態度、学期末の試験等を総合して判断する。 事 前 準 備 学 習 : ・前提知識として、近世(江戸中期〜末期)から近代(明治期)までの日本の通史を確認しておくことが 望ましい。 ・本講義においては、扱う時代の特性上、政治に関する思想が多く登場するので、政治思想の基礎 知識を持っておくと内容理解がより深まる。 ただし、受講に際して、思想に関する専門的な知識を有している必要はない。授業の内容に興味を 持つ方であれば、どなたでも広く歓迎する。 備 考 : 特になし。 科 目 コ ー ド : 14224 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 火曜4限 授業名(英文): 特殊講義I (Special Lecture I) 担 当 者 : 後藤 廣 127 ページ 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 原子力エネルギー・放射線利用の基礎的な原理と、現代社会における位置づけ、及び、課 題やその対応策について、科学技術的・社会科学的な観点から、適切な資料に基づいて説 明することができます。 授 業 計 画 : 【第01回】この授業の到達目標と概略 【第02回】人類誕生から電子・原子核の発見まで 【第03回】電子・原子核と核分裂 【第04回】核分裂のエネルギー源としての利用 【第05回】地球環境問題と原子力 【第06回】新エネルギーと原子力 【第07回】放射線の性質 【第08回】放射線防護 【第09回】放射線の活用 【第10回】原子力発電所 【第11回】原子力発電所の事故と安全性 【第12回】核燃料とリサイクル 【第13回】放射性廃棄物の処理処分 【第14回】原子力利用と開発の現状 【第15回】原子力科学技術の将来 授業概略: 原子力と放射線について基本原理から応用までを、技術史、エネルギー情勢、地球環境問 題、社会動向、福島第一原子力発電所事故とのかかわりと共に幅広く解説します。小中学 校の新学習指導要領に追加された原子力と放射線に関する学習内容を理解し教育・指導 するする実力をつける機会になります。 教 科 書 : 授業で使用する資料については全て配布する。 参 考 書 : (1)日本原子力学会編集・発行『原子力がひらく世紀(第3版)』 (2)文部科学省発行『放射線に関する副読本 高等学校教師用解説書』 (3)藤家洋一著『原子力タイムトラベル』 ERC出版 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 提出課題100点とし、「履修要覧」に記載されている成績評価の基準に当ては めて評価します。 事 前 準 備 学 習 : 参考図書(2)文部科学省発行『放射線に関する副読本 高等学校教師用解説書』の生徒用部分を 事前に読んでおくと、講義においてより深く理解することができます。 備 考 : 参考図書(1)は、全国高等学校長会推薦図書で、高度な内容が比較的平易な表現で記載されてい ます。 参考図書(2)文部科学省発行『放射線に関する副読本 高等学校教師用解説書』は、文部科学省 ホームページよりダウンロードできます。 科 目 コ ー ド : 14225 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 特殊講義II (Special Lecture II) 担 当 者 : 染谷 智幸 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 日本文化の根幹には、優れた技芸(技術と芸術)とその技術者・芸術家たちのチームプレー がある。それが最も良い形で表れたのが、江戸時代の浮世絵と、明治・大正・昭和期の新版 画である。この授業では、浮世絵と新版画を鑑賞するとともに、その歴史と背景をたどり、日 本文化の根源の一つを理解したい。 128 ページ 授 業 計 画 : 1授業概要の説明(基礎知識テスト) 2浮世絵の作品と世界 3浮世絵の歴史と文化(1) 4浮世絵の歴史と文化(2) 5浮世絵の歴史と文化(3) 6浮世絵と西欧文化 7新版画の作品と世界 8川瀬巴水の世界(1) 9川瀬巴水の世界(2) 10新版画と西欧文化 11新版画と朝鮮文化 12版画と日本文化(1) 13版画と日本文化(2) 14版画と日本文化(3) 15まとめ 授業概略: 日本の浮世絵と新版画 日本の芸術は優れた技術なしには考えられない。さらにその技術は優れたネットワーキング とチームプレーによって支えられているものでもある。この授業では、そうした芸術と技術の 日本的な在り方が、最も良い形で表れたと考えられる江戸時代の浮世絵と、近代以後の新 版画を取り上げ、その世界を深く探ってゆくことにしたい。 さらに、江戸時代を代表する浮世絵はフランスを中心とするヨーロッパの印象派の画家たち によって高く評価された。また、その浮世絵の復活を試みた大正・昭和時代の新版画(川瀬 巴水を代表とする)の世界も日本国内よりも海外で高い評価を得ている。 日本の芸術が日本国内より海外でなぜ高い評価を得るのか。そうした逆転がなぜ起こるの かを、具体的な作品(江戸時代の浮世絵、川瀬巴水の新版画等)を通して考えてゆく。 授業は日々の研鑽が重要、ノートをきちんと取ることが大切である。 よって最終的な試験やレポート提出は行わずに、ノート提出を義務付けることとする。 教 科 書 : プリント中心 参 考 書 : 川瀬巴水関連資料(本学図書館蔵、授業中に指示する) 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 最後にノートを提出させる。その内容によって成績の判断をする。最後の試験や レポート提出は行わない。 事 前 準 備 学 習 : 浮世絵に関する本・資料(WEB上のものを含む)を読み、作品等を鑑賞しておくこと。 備 考 : この授業は特殊講義であるがゆえに、かなり専門的な内容になる。浮世絵等の日本絵画に対する基 礎知識がないと理解するのが難しい。第一回目に基礎知識とは何か、それを習得するにはどうすれ ばよいかを話すので、それを聞いてから履修の判断をすることが望ましい。 科 目 コ ー ド : 14227 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜5限 授業名(英文): キャリア・デザイン (Career Designing) 担 当 者 : 岩間 信之 履修可能学科: E C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 授 業 計 画 : 現在の自分の行動特性や価値観などを把握し、学生生活の過ごし方、さらに社会人として の生き方を自分でデザインすることができる。 1.ガイダンス 2.EQ フィードバック—自己理解 3.EQの理解(1)—他者理解 4.EQの理解(2)—グループワーク 129 ページ 5.EQの理解(3)—自己分析 6.EQの理解(4)—ゲストスピーカーインタビュー 7.EQに基づく行動特性の改善 8.社会人基礎力とは—卒業生インタビュー 9.社会人基礎力の理解(1) 10.社会人基礎力の理解(2) 11.社会人基礎力の理解(3) 12.社会人基礎力(4) 13.学生生活のキャリア・デザイン 14.キャリア・デザインの作成 15.まとめ 授業概略: 「キャリア」とは簡潔に言えば、私たちが歩んできた「道」です。キャリア・デザインとは、これ から歩む道のデザイン、つまり人生設計のことです。働き方の多様性が高まり不確定要素も 増加するこれからの社会で、周囲に流されずに自分らしく生きていくには、自分専用の地図 と羅針盤が必要です。 まずは自分の現在地を確認しましょう。講義の前半は、EQに基づいて自分の価値観や感 情の持ち方、強み弱みを客観的に把握します。そのうえで、「自分がやりたいことは何 か」、「できることは何か」、「何のために働くのか」、「どんな働き方がしたいのか」というような ことを考えながら、4年間の学生生活をいかにすごすかを自分でデザインしましょう。そのこと によって、さらにその先にある社会人としての自分の生き方についてのヴィジョンも段々と見 えてくるはずです。 また、自己理解だけではなく、仲間(他者)の自己理解に協力するという、学生と学生との 関係性についても働きかけることを体験していきます。 教 科 書 : なし。 参 考 書 : 参考文献は授業開講時に紹介します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席および授業参加態度、レポートなどを総合的に判断します。 事 前 準 備 学 習 : その都度、次の授業までに準備しておくことを指示します。 備 考 : EQ(行動特性検査)を2回実施します。(2016年度は無料です) 全学年履修可能ですが、1,2年次での受講が望ましいです。 科 目 コ ー ド : 14228 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 実習 授業名(英文): インターンシップIIa (Internship II a) 担 当 者 : 岩間 信之、細谷 瑞枝 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : インターンシップで実際の職場を体験し、社会人として働くことの意味や自分の適性につい て考える。 授 業 計 画 : (1) 4月の履修ガイダンスで一般的な説明をします。 また、4月中に希望者を募集します。 インターンシップの期日と募集人数は、基本的に下記のとおりです。 だだし、都合により日程が変更になることがあります。 ・茨城放送: 9月(2名) 担当:細谷 ・茨城新聞社:9月(2名) 担当:細谷 ・ホテル テラス ザ スクエア日立:11月(3名) 担当:岩間 (2) インターンシップの履修登録は、実習に参加することが決まってから 2016年度後期科目として9月に追加登録します。事前に勝手に登録してはいけません。 130 ページ (3) インターンシップに応募する際に、「インターンシップを希望する理由 (あるいは動機)」 について文書を書き、担当者に提出します。 希望者が多い場合は、この文書も選考の資料とします。 (4) 参加が確定したら、「履歴書」を書き、担当者とともに実習先に赴いて 事前準備と打ち合わせをします。 (5) インターンシップ中は、日誌を書きます。実習期間は2週間 (10日×8時間=80時間)を標準とし、基本的に土日は休みとなります。 (6) 終了後にまず「お礼状」を送り、その後「インターンシップで体験したこと、 考えたこと」についてのレポートを提出します。 授業概略: 最近は企業もインターンシップの体験を重要視し、就職の時にこの体験の有無を聞かれる ことが多くなりました。学生にとってもその職種や業界が自分にあったものかどうかを実際に 確かめる貴重な機会です。 このインターンシップ(茨城放送・茨城新聞社・ホテル テラス ザ スクエア日立)は、文化交 流学科が独自に行っているものですので、学科での学びを実践の場で生かすチャンスでも あります。ぜひ有効に活用してください。 実習先では、それぞれの仕事全体を展望し、体験できるように配慮されています。過去の日 誌を読むと具体的な内容が分かりますので、希望者は担当者に問い合わせてください。 教 科 書 : なし 参 考 書 : なし 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 実習での勤務態度と評価とレポート 事 前 準 備 学 習 : なし。ただし、キャリア支援センターで行っているインターンシップに関するセミナーを受けておくこと が望ましいです。 備 考 : 「インターンシップⅠa」と「インターンシップⅡa」の内容は同一です。実習先に関わらず、インターン シップが初めての学生は、「インターンシップⅠa」を、2度目の学生は「インターンシップⅡa」を登録し てください。 科 目 コ ー ド : 14228 配 置 年 次 : カリキュラムにより異なります。 単位数: 2 曜 日 時 限 : 前期(実習)、後期(実習) 授業名(英文): インターンシップIIb (Internship II b) 担 当 者 : 上野 尚美 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 職業体験 授 業 計 画 : (1)4月中に履修希望者を集めてオリエンテーションを行います。 (2)渡航までに、インターンシップに必要な知識を教授します。 (3)インターンシップはル・ジャルダンアカデミー(ハワイ州オアフ島カイルア)で約1ヶ月間 行い、インターンシップ期間中は、原則的に同校の担当者の指示に従って研修します。 (4)インターンシップ終了後には、Internship Handbook およびレポートを提出してもらいま す。 授業概略: インターンシップとは、将来の仕事として希望している職種が自分に合っているかどうか、 実際に就職する前に確かめる職業体験です。このインターンシップではル・ジャルダンアカ デミーでアメリカの高校生に日本語指導補助をしますので、日本語教師に興味のある学生 が対象となります。 英語力の要件はありませんが、日常会話ができる程度の英語力は必要です。報酬はあり ません。係る費用は備考欄を見てください。 131 ページ 教 科 書 : 特に指定しませんが、日本語教育施設の教員資格に関する科目の授業で使用した教科書を持参す るとよいでしょう。 参 考 書 : 外国人に日本語を教えるための教科書等を持参するとよいでしょう。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 事前指導、Internship Handbook およびレポート等によって総合的に評価しま す。 事 前 準 備 学 習 : 日本語教育施設の教員資格に関する科目を履修していることが必要です。 備 考 : このインターンシップには下記の費用が必要です。 (1)渡航費(成田—ホノルル) (2)滞在費 (3)食費 (4)サポート費用(滞在に必要なサポートをハワイ留学センターに依頼) 履修登録前に、必ず担当者に連絡してください。(上野 [email protected]) 科 目 コ ー ド : 14229 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜6限 授業名(英文): フランスの歴史と文化 担 当 者 : 和泉 涼一 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : フランスはながいこと「遠くにありて想うもの」でした。日本人にとっては美と文明の「あこがれ の国」だったわけで、なにしろ観光客の数のほうが人口よりも多いくらいです。しかしそんな国 でも意外と知られていない側面があったりします。このクラスでは、そういう国であるフランスの 歴史と文化をさらに深く理解することを目的としています。具体的には以下のとおりです。 1) フランスはながいあいだヨーロッパの主要国のひとつであり続けてきましたが、そのフラン スの歴史 と文化のおおよその姿を理解します。 2) その時代の重要な人物や出来事についての知識を深めます。芸術作品にも目を配りま す。 3) テーマに応じて世界遺産など有名な場所を紹介します。 4) フランスの文化と人間を身近に感じうる感覚を身につけます。 授 業 計 画 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 授業概略: 1 フランスの歴史と文化を通史的に理解し、あわせてフランスがヨーロッパ世界でどういう役 割を果たしてきたかを検討します。 2 その時代を代表する文化的事象(とりわけ芸術作品)などにも注目します。 ガイダンス 「フランス」のはじまりとカペー朝の王様たち ルネサンスと宗教対立 ブルボン王朝と絶対主義 ヴェルサイユ宮殿とロココの時代 啓蒙の世紀とフランス革命 フランス革命その2 ナポレオンと王政復古 第二帝政と消費社会 世紀末とベルエポック 2度の世界大戦 植民地解放 5月革命の衝撃 EU時代のフランス まとめ 132 ページ 3 映像資料を適宜利用します。 教 科 書 : 柴田三千雄 『フランス史10講』、岩波新書、2006年。 参 考 書 : 参考文献はそのつど紹介します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 1) 授業中の議論に積極的に参加したか、あるいは課題をきちんと提出したかど うかを重視する。 2) 必要に応じて要求されるレポートもしくはそれに代わるものを参考にする。 事 前 準 備 学 習 : ありません。 備 考 : なし。 科 目 コ ー ド : 14230 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜2限 授業名(英文): ドイツの歴史と文化 担 当 者 : 細谷 瑞枝 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ドイツの歴史の概略とそこから生まれた文化について幅広い知識を獲得する 授 業 計 画 : 1. ガイダンス 2. ドイツ歳時記:四季と年中行事 3. 街からみる歴史:ローマ帝国時代からカール大帝まで 4. 街からみる歴史:神聖ローマ帝国 5. 街からみる歴史:教会と信仰 6. 街からみる歴史:庶民のくらし 7. 街からみる歴史:宗教改革 8. 統一ドイツへの歴史:プロイセンの台頭 9. 統一ドイツへの歴史:ナポレオンからドイツ連邦まで 10.統一ドイツの歴史:ドイツ帝国と第一次世界大戦 11.統一ドイツの歴史 :ワイマール共和国からナチス台頭まで 12. 統一ドイツの歴史:ナチスの時代(第三帝国)から第二次世界大戦まで 13. 東西ドイツの歴史:分裂と再統一 14. 再統一のドラマ:ヨーロッパ・ピクニック計画 15. まとめ 授業概略: ドイツを訪れると中世そのままのような古い街並みがたくさんあり、教会の鐘は今も昔と変わ らずに響いていて、日常生活に歴史の重層性を感じることができます。講義ではまず、いく つかの歴史ある街を取り上げて昔のドイツの社会や暮らしについて説明します。 しかし、実は中世には「ドイツ」という国は存在しませんでした。多くの領邦が割拠している状 態だったのです。それが統一され今のドイツに近い形になる19世紀、2度の世界大戦を経て 大きく変貌した20世紀、ドイツの近代史の流れを大きくつかむのが次の課題です。 また折に触れ、現在のドイツ社会が抱えるいくつかの問題についても触れたいと思います。 明治時代以来、ドイツはいわば日本の「先生」的な存在でした。また、第2次世界大戦後の 驚異的な経済復興や勤勉でまじめとされる民族性から日本と似ているとも言われますが、は たして実際はどうなのでしょうか。ドイツの歴史を学びながら、同時に日本についても考えて みたいと思います。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 必要に応じて授業時に指示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 出席状況、授業態度、テスト(ノート持ち込み可)で総合的に評価します。 133 ページ 事 前 準 備 学 習 : 高校の世界史の教科書があったら、ヨーロッパとドイツ関連のところを読み返しておくと分かりやすい と思います。また、新聞、TVでドイツ関連のことが取り上げられたら、意識的に読んだり、見たりして 下さい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14231 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): 海外事情 担 当 者 : 鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 海外での種々の経験を可能にする仕組みと異文化経験の意味について学ぶことで、グロー バル時代の文化交流に必要な複眼的な視野と考え方を自らのものとすることができる。 授 業 計 画 : 第1回 ガイダンス 第2回 海外に遊びに行くこと、海外で暮らすこと 第3回 観光の構造(1)—体系と諸アクター 第4回 観光の構造(2)—さまざまな「装置」 第5回 大衆消費社会とマス・ツーリズム 第6回 持続可能な観光へ 第7回 多様化する観光のカタチ(1) 第8回 多様化する観光のカタチ(2) 第9回 世界遺産への旅(1)—南アジアの宗教と観光 第10回 世界遺産への旅(2)—現地の生活と観光 第11回 異文化との遭遇の意味 第12回 異文化イメージとステレオタイプ 第13回 異文化適応の理論 第14回 カルチャーショックを越えて 第15回 まとめ 授業概略: グローバル化の時代、私たちは観光、留学あるいはスタディーツアーといったさまざまな形 態を通じて海外での経験を積むようになっています。そうした経験はどのような仕組みの上 に成り立ち、またどのような意味を持っているのでしょうか?本講義では、「観光」と「異文化 適応」という二つのテーマでこの問題を考えます。なお、具体的事例は主として南アジアの ものとし、映像資料等を活用して理解を深めていきます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 適宜指示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)期末レポート (2)授業時のリアクション・ペーパー (3)出席状況と授業への取り組み姿勢 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 授業の際に出された課題については、各自事前準備が必要です。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14232 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 金曜5限 授業名(英文): 身体と表現 担 当 者 : 野村 英登 134 ページ 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 東アジアの伝統的な身心鍛錬の文化を実体験することで、自分自身のこころとからだに向き 合い、緊張やストレスを軽減し、人間が本来持っている自然な動きと強さを身につけられるよ うになる。 授 業 計 画 : 第1回 理論:自然な行動について/実技:熊のように歩いてみよう 第2回 理論:正しい姿勢について/実技:熊のように歩いてみよう 第3回 理論:リラックスについて/実技:ツバメが飛ぶように動いてみよう 第4回 理論:こころとからだの関係/実技:ツバメが飛ぶように動いてみよう 第5回 理論:“気”って何だろう/実技:ツバメが飛ぶように動いてみよう 第6回 理論:古代中国の健康法(1)/実技:蛇のようにしなやかに動いてみよう 第7回 理論:古代中国の瞑想法(2)/実技:蛇のようにしなやかに動いてみよう 第8回 理論:坐禅と武道(1)/実技:蛇のようにしなやかに動いてみよう 第9回 理論:坐禅と武道(2)/実技:ドラゴンのように飛んでみよう 第10回 理論:仙人になる方法?(1)/実技:ドラゴンのように飛んでみよう 第11回 理論:仙人になる方法?(2)/実技:ドラゴンのように飛んでみよう 第12回 理論:自分の心と向き合う方法(1)/実技:ライオンのように堂々と構えてみよう 第13回 理論:自分の心と向き合う方法(2)/実技:ライオンのように堂々と構えてみよう 第14回 理論:東洋と西洋が出会う身体/実技:ライオンのように堂々と構えてみよう 第15回 全体の総復習 授業概略: この授業では、毎回、古代中国から日本の江戸時代、現代社会に至るまでの東アジアの身 体文化を概説した上で、実技として中国武術の基本トレーニングを学びます。学ぶのは馬 貴派八卦掌という中国武術の流派に伝承された心身鍛練の技法です。頭で考えるのでは なく、身体感覚で伝統文化を学び、実際に自分の身体で実践することを目指します。受講 生同士で競い合うことはしませんので、争いごとが嫌いな人、スポーツが苦手な人、体力に 自信がない人でも楽しめます。 教 科 書 : 必要に応じて資料を配布します。 参 考 書 : 夏目 房之介他『からだの文化—修行と身体像』五曜書房、2012年。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 実技への取り組み60%、テスト40%で評価します。 事 前 準 備 学 習 : 授業で習った実技を毎日練習しましょう。 備 考 : 八卦掌とは映画『グランド・マスター』({http://grandmaster.gaga.ne.jp/})でヒロインのチャン・ツィイー が使っていた武術です。 科 目 コ ー ド : 14233 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜5限 授業名(英文): 編集技法I 担 当 者 : 藤田 悟、鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 新聞形式の定期刊行物に関して、企画・編集・制作・配布のプロセスを体験的に学ぶ。デス クトップ・パブリッシングの標準的ソフトの操作に熟達する。 授 業 計 画 : 1. 編集とは何か? 2. 編集作業の全行程 3. 実物を分析して学ぶ 1 4. 実物を分析して学ぶ 2 135 ページ 5. 企画案を作る 6. 企画案を練る 7. 取材、インタビューの手法 8. 画像を使う 9. 依頼原稿 10. 紙面構成 11. 校正の技術 12. InDesign演習 1 13. InDesign演習 2 14. InDesign演習 3 15. まとめ 授業概略: 文化交流学科のコミュニティ・ペーパーとして発行されているrongorongoの編集発行とタイ アップする形で授業を構成する。報道関連の仕事やページデザインの技術等に関心のある 学生のスキルアップの機会としたい。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 適宜指示する。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : ひとりずつ4ページほどの新聞を作るので、その出来栄えを中心に、授業参加の 状況を加味して評価する。 事 前 準 備 学 習 : 日ごろから、新聞や雑誌の記事の配置やレイアウトに注意しておくとよい。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14236 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 前期(実習)、後期(実習) 授業名(英文): 海外ボランティア 担 当 者 : 藤田 悟、鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F N M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : カンボジアの農村部の中等学校でボランティア授業を行うことを通して、異文化の中で生きる センスを身につけると同時に、政治・経済・文化の著しい格差をこえて人々がどのようにして 出会うことができるか体験をとおして考える。 授 業 計 画 : 8月後半から9月初めの2週間をカンボジア王国プレイベン州のカンボジア日本友好学園に 滞在し、日本語・英語のボランティア授業を行う。 ボランティア活動後、アンコール遺跡、プレア・ビヒア遺跡などを訪れる。 実施時期 8月18日に日本を発ち、9月9日に帰国予定。 4月末/5月初めに説明会を持ち、 5月中に参加者を決定、 その後、10回程度の準備の集まりを持ち、旅行の準備やボランティア授業の準備を行う。 2人の担当者が準備の段階から旅行後のプログラムまで共同で担当する。 このプログラムに授業時間数を数えることはなじまないが、強いて言えば現地での授業が1 日4時間で10日間行なうので、これを40時間分と数える。その他授業以外にも授業準備、カ ンボジアの子どもやアシスタントとの交流活動があるので、1日2時間、10日で計20時間と数 えることにする。 ただし、それ以外のカンボジア人生徒の家庭訪問などを含めた旅行の全体がこの授業の内 136 ページ 容であることを忘れないように。 帰国後、レポートを提出し、ふり返りの集まりを持つ。 学園祭のアジアンバザールと連動したプログラムなので、そちらの活動にも参加することが 望ましい。 授業概略: 上記参照 教 科 書 : なし 参 考 書 : ・これまでの活動を記録した「アジアンボランティア・レポート」 ・ネット・文献などのさまざまな資料を参考とする 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 実際のパフォーマンスと報告書による 事 前 準 備 学 習 : 上記参照 備 考 : 参加費用は必須部分で17、8万円程度。 履修登録は後期に行う。 実施規模の適正化のため人数制限を行なう可能性がある。 科 目 コ ー ド : 14238 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 水曜2限 授業名(英文): ボランティア学 担 当 者 : 鈴木 晋介 履 修 可 能 学 科 : E Pe Pc C W F M 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : ボランティアの思想と歴史を学ぶとともに、国内外の様々な実践事例にふれることで、ボラン ティア活動の意義を理解し実践に向けた心構えを身につける。 授 業 計 画 : 第1回 イントロダクション—ボランティア学とはなにか 第2回 ボランティアの思想と諸定義(1) 第3回 ボランティアの思想と諸定義(2) 第4回 日本におけるボランティアの歴史(1)—さまざまなルーツ 第5回 日本におけるボランティアの歴史(2)—第二次世界大戦後の展開 第6回 ボランティアの組織と用語 第7回 国際協力ボランティアと青年海外協力隊の活動(1) 第8回 国際協力ボランティアと青年海外協力隊の活動(2) 第9回 ボランティアの動機をめぐって 第10回 ボランティア活動に携わることの葛藤 第11回 誰のためのボランティアか?—先行研究を読む(1) 第12回 誰のためのボランティアか?—先行研究を読む(2) 第13回 【映像資料で考える】—ボランティア活動の現場 第14回 大学生活とボランティア 第15回 まとめと展望—21世紀のボランティア活動のかたち 授業概略: 1995年の阪神・淡路大震災、そして2011年の東日本大震災を経て、ボランティア活動の重 要性の認識がますます深まるとともに、実践のフィールドも多様な広がりをみせるようになっ ています。本講義では、ボランティア活動の思想の根本にある「自発性」・「非営利性」・「公 共性」について歴史的背景とともに学び、国内外のさまざまなボランティア活動の実践事例 にふれることで、「わたしたちにできること」について考えていきます。なお、授業では映像資 料を用いてボランティアの現場に関する理解を深め、みなさんひとりひとりが自分の力で考 え、実践する心構えを養うことを目指します。自分なりの問題意識をもって授業にのぞむこと が求められます。 137 ページ 教 科 書 : なし 参 考 書 : 必要な論文等は授業時に配布します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)授業時に提出するリアクション・ペーパー (2)期末レポート (3)出席状況と授業への取り組み姿勢 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 日頃からボランティアに関する新聞記事やニュースに積極的に目を通し、自分なりの問題関心を深 めること。 備 考 : 受講者数により、輪読や課題発表とディスカッションの形式を盛り込む可能性があります。その場合 は、授業時間外での事前準備が必要となります。 科 目 コ ー ド : 14240 配置年次: 2 単位数: 2 曜 日 時 限 : 木曜3限 授業名(英文): 外国語指導技術 (Methods for Teaching Foreign Languages) 担 当 者 : 小林 久美子 履 修 可 能 学 科 : Pe Pc C 関 連 資 格 : 日本語 到 達 目 標 : 『みんなの日本語Ⅰ』を使った日本語の教え方を理解、習得する。 授 業 計 画 : [第1回] この授業の到達目標と概略 [第2回] 日本語の基礎知識 [第3回] 模擬授業分担決め、教師による授業デモンストレーション [第4回] 教科書分析 [第5回] コースデザイン、シラバスデザイン [第6回] 教案の作り方 [第7回] パターンプラクティスの練習 [第8回] 教授法の種類、教具の使い方 [第9回] 模擬授業 [第10回] 模擬授業 [第11回] 模擬授業 [第12回] 模擬授業 [第13回] 模擬授業 [第14回] 模擬授業 [第15回] まとめ 授業概略: 日本語を日本語非母語話者に教えるために必要な知識、テクニックを学びます。学生は模 擬授業を通し、日本語を教える際の問題点を探っていきます。 教 科 書 : 『みんなの日本語 初級I 第2版 本冊』 スリーエーネットワーク 参 考 書 : 特になし。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : 模擬授業 レポート 平常点 60% 20% 20% 事 前 準 備 学 習 : 特になし。 備 考 : なし 科 目 コ ー ド : 14241 配置年次: 1 単位数: 2 曜 日 時 限 : 月曜1限 138 ページ 授業名(英文): 特別演習I 担 当 者 : 鈴木 晋介 履修可能学科: C 関 連 資 格 : 到 達 目 標 : 南アジアと日本の「食文化」を入り口に、変動を続ける現代世界に対する多角的な視野を獲 得し、地域社会に根差した文化に対する自分なりの見方・考え方を養うことができる。 授 業 計 画 : 第1回 演習ガイダンス 第2回 受講者によるテーマ関心の発表 第3回 ガイダンス(1)—南アジアの食文化とグローバリゼーション 第4回 ガイダンス(2)—日本の伝統野菜ブーム 第5〜14回 輪読・受講者による発表とディスカッション 第15回 総括 授業概略: 本演習は、インドやスリランカといった南アジア世界と日本の食文化を題材に取り上げ、現 代世界に対する多角的な視野を身に着けると同時に、身の回りの地域社会に根差した文 化の在り方に対する深い洞察を得ることを目的としています。演習は(1)担当者によるガイ ダンス(2)文献輪読、受講者による発表・ディスカッションの形式で行います。南アジアの食 文化については、とくに「食のグローバリゼーション」を中心に、また日本の食文化について は、1980年代末以降の「伝統野菜」ブームをテーマとして取り上げます。私たちの身近な 「食べ物」を入り口として、グローバル化する現代世界と地域に根差したひとの営みとを立体 的に理解することを目指しましょう。なお受講者は、「南アジア」あるいは「食文化」に広く関 心を抱いていることが求められます。 教 科 書 : なし 参 考 書 : 演習時に適宜指示します。 成 績 評 価 の 方 法 ・ 基 準 : (1)期末レポート (2)発表内容 (3)授業への参加・貢献度(積極的な発言やコメントなど) 以上3点から総合的に評価します。 事 前 準 備 学 習 : 発表や期末レポートは受講者各自が授業時間外に準備することが求められます。 備 考 : 授業時間外の作業時間が十分に確保できることが望ましい。積極的な研究姿勢と高いモチベーショ ンが必要です。 139 ページ
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