航空会社が機内持ち込み手荷物の問題に対応を始めました。 2015 年 6 月 9 日(マイアミ発)-国際航空運送協会(IATA)は各航空会社で異なる機内持ち込み手荷物の サイズを適正化する新たなイニシアチブを発表しました。 IATA はメンバーの航空会社や航空機製造メーカーと検討を行い、その中で機内のスペースを有効活用でき る新たな機内持ち込み手荷物の共通サイズが作られました。55 x 35 x 20 cm (または 21.5” x 13.5” x 7.5" inches)というサイズは、理論的には 120 席以上の航空機において旅客全員が機内持ち込み手荷物を収納で きる可能性があります。 航空会社の社員にその機内持ち込み手荷物が合意されたサイズに適合する事を示すために「IATA Cabin OK」のロゴが策定されました。すで多くの国際線航空会社がこのイニシアチブに参加する意思を示してお り、その基準を導入しています。 IATA の空港、旅客、貨物、保安を担当する上級副社長、トム・ウィンミュラーは「合意された適切なサイ ズの策定は、航空会社によって異なる機内持ち込み手荷物基準の問題に常識と秩序をもたらすであろう。 この努力により、各社の齟齬が一掃され、旅客の利便性を向上させる。」と述べました。 IATA は、遺失手荷物の発見通知システムを提供する Okoban と提携し、手荷物製造者とのサイズに関する 認証プロセスを作り上げました。新しいサイズの基準を満たす機内持ち込み手荷物には個別の ID がついた IATA Okoban ラベルが取りつけられ、航空会社の社員が基準サイズに適合している事を認識できるように なっています。 多くの主要手荷物製造者が当該ガイドラインに沿った製品を開発しており、認定ロゴをつけた製品が今年 の後半には販売店の店頭に並びます。IATA Cabin OK のロゴの認知度も、新しく航空会社が、この新しい IATA イニシアチブに参加するとともに、上がっていくと予想されます。 注: IATA(国際航空連合)は約 260 社の航空会社から構成され、世界中の航空運送の 84%を担ってい ます。www.iata.org メディア向けのニュースは http://twitter.com/iata2press からフォローできます。 IATA はすべての「IATA Cabin OK」のロゴが機内持ち込み手荷物として認められることは保証でき ません(運航上や安全上の理由により、受託手荷物となることがあります)。しかしながら、この ロゴは乗務員や地上職員がサイズのガイドラインを満たす手荷物に優先権を与える判断に役立ちま す。 Okoban はスイスのジュネーブに本社を置き、手荷物のセキュリティーのグローバル・スタンダー ドとなっている、Travel Sentry 社の創始者たちにより開発されました。そのミッションは手荷物、 電子機器、パスポート、鍵その他の遺失物を持ち主の下に返す事です。詳細は www.okoban.com をご参照ください。 Okoban は世界中 2,200 以上の空港で 400 社を超える航空会社と空港会社で使用している、航空業 界スタンダードの遺失物捜査システム、WorldTracer とリンクしています。IATA Cabin OK は Okoban に無料で登録でき、無料の Okoban サービスにより、万が一手荷物が紛失となった場合の 発見のお手伝いをします。
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