八幡市商工会事業計画書 会員交流の充実

平成25年度八幡市商工会事業計画書
(案)
平成25年度のスローガン
八幡市商工会事業計画書
会員交流の充実
事業期間
: 平成 25 年 4 月~平成 26 年 3 月
====八幡市商工会====
2013年度(平成25年度)事業計画書
自
2013 年(平成 25 年)4 月 1 日
至
2014 年(平成 26 年)3 月 31 日
八幡市商工会
【2013 年度の商工会の重点方針】
1. 地域別懇談会を通じて、会員同士の取引機会づくりを。
地域別の懇談会を通じて、会員同士の交流を図り、会員同士の取引
機会をつくり出すことで、会員企業の経営安定を目指します。
「地域内受注」を目標に地域別懇談会を開催しましょう。
1・6区地区懇談会
2. 八幡市商工会大商談会開催。
八幡市商工会の経営支援員が巡回支援によって知った、会員企業同
士をマッチングする機会として「大商談会」を企画します。初年度
は、大きな取引が生れないかもしれませんが、毎年続けていくこと
で、会員同士の絶好の取引機会となることを目指します。
3. 公的機関の受注機会の研究。
新春会員の集いの一コマ
八幡市からの指名を受けている会員は多くありますが、受注機会が
少なくて、指名を受けるための研究が必要です。当然八幡市内の企
業の発展のためには、企業努力によって、より多くの新規取引を引
き出すことは重要ですが、八幡市などの取引によって知名度を向上
させることで、新たな取引先を開拓することも大きなチャンスとな
りましょう。そのためにも、八幡市からの指名を受けるための研究
をしませんか。
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●重点課題に対応した事業計画
1.会員間交流について
会員同士の取引につなげるためには、まず、会員同士が知り合い、親睦を深め、さら
に問題意識を共有することからはじめることからスタートと考えます。
そこで、平成25年度は、地域別懇談会の充実に努め、その中から問題意識を発掘し
て、同じ問題を抱える者同士をつなげて、これまでの部会活動や
事業委員会活動とは別に、「目的別委員会」の設置を検討いたします。
さらに、次の課題とも関連しますが、経営支援員の巡回指導によっても会員の皆様の
問題発掘を心掛けます。そして、目的別の委員会設立に向けた提案を行う予定です。
巡回訪問時には、ぜひ、経営支援員に問題を提案してください。
最近の経営は、多種多様で目的も多様化していますので、
商工会の部会でそれを取り上げて、問題解決することが
困難になってきています。会員の皆様が自ら問題点を発
掘して、出し合うことで、問題解決の糸口となるのでは
ないでしょうか。
ぜひ、目的別の事業委員会について、参画頂きますよう
お願い申しあげます。
2.大商談会の開催
来年の3月頃を目途に、八幡市文化センター小ホールで、
商工会会員のための「大商談会」を企画いたします。
特に、経営支援員が巡回指導などで、会員の業種業態、
経営課題やその企業の強みなどをヒヤリングして、大商談
会参加者を募り、まさに会員同士の取引を生み出すことを
目的に開催する予定です。
3.公的受注研究会の開催
八幡市などの官公需について、その仕組みなどを研究して、
商工会会員企業により多くの取引機会となるように「研究
会」を発足いたします。官公需は、条例などで制約があり、
どのようにすれば会員企業の売上につなげることができる
のか、官公需の担当者や専門家などを招いて、勉強会を実施
いたします。
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部会活動について
平成 25 年度の部会・事業委員会の具体的活動は、以下のとおりです。それぞれ会員
のみなさまが、自主的に積極的に参加できるよう工夫することが求められています。
① 商業部会
商業部会では、平成 25 年度に会員の目的の多様化に対応するために、組織改革を検
討いたします。
(1) 商業者共同事業の推進
①スタンプ事業の後方支援
②やわた桜まつりにおける物産展等の開催
③「年末感謝祭!元気くじ2013(仮称)」の実施
④「八幡おおきにデー」の推進にかかる支援
⑤商業者経営支援のための勉強会
(2) 商業者の IT 化の推進
①SHIFT や SNS を使った IT 経営の支援
(ホームページ作成システム「SHIFT」を活用)
おおきにデーのイベント例
② 工業部会
工業部会は、多種多様の業種が多くあるので、部会活動の細分化も検討していくこと
としています。さらに、例年実施している、視察研修の充実にも努めることとしていま
す。
工業部会では、このほかに以下の具体的事業を予定しています。
・部会懇談会の開催
・研修会の開催~IT セミナー開催
・八幡市工業会との研修、懇談会開催(秋頃開催予定)
・先進地視察研修会の開催(9/1~2 の予定で開催)
・山城ビジネスサポートセンター研修会への参加勧奨
・行政(京都府や八幡市)との懇談会開催予定
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青年部・女性部活動計画
①青年部活動
1.研 修 事
業
(1) 主張発表大会への参加と取り組み
(2) 講習会の開催
2.組 織 強 化 事 業
(3) 青年部 OB 会との懇親会
(4) 部員懇談会の開催
(5) 山城地区商工会青年部連絡協議会事業への参加
(6) 親睦旅行の開催
青年部セミナー風景
3.地 域 活 動 社 会 奉 仕 事 業
(1) 地域の児童を対象としたイベントの実施
(2) さざなみフェストへの参加
(3) 絆フェスタへの参加
(4) 環境祭りへの参加
保育園児と記念撮影
②女性部活動
1.研修事業
(1) 詐欺被害についての講習会の開催
(2) 視察研修旅行の開催
2.組織強化事業
(1) 新年部員懇談会の開催
(2) 新規部員加入促進
3.地域活動・社会奉仕事業
(1) 交通安全啓発キャンペーンの実施
(2) ゴミ0運動への参加
(3) 花いっぱい運動
4.その他
(1) 全国連「おもてなし事業」への参加
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事業委員会の活動計画
①観光対策事業委員会
観光対策事業委員会は、東高野街道の活性化を図り、駅前から松花堂庭園までの間に
賑わいを取り戻すように、様々な企画を検討しています。
・東高野街道活性化実行委員会の運営管理支援
・石清水八幡宮「灯燎華」に合せたイベントの実施
本年5月3日~5日の午後6時30分~9時の予定で、石清水八幡宮の一の鳥居前
から、さざなみ街道の間を竹の灯篭でライトアップします。
・八幡市駅前の空き店舗を活用した観光 PR 事業の実施
②金融対策事業委員会
・金融審査会の開催~日本政策金融公庫の「マルケイ融資」の融資審査
・金融懇談会の開催~日本政策金融公庫や金融機関との懇談を実施
・一日公庫の開催
・視察研修会の開催
③税務対策事業委員会
・自主申告会との共催による「確定申告相談会」を開催
・税務懇談会の開催
・税務講習会の開催
・IT 会計ソフトを活用した講習会の開催
・税務署など関係機関との連絡調整
④労働・福利厚生対策事業委員会
・集団健康診断の実施~予防医学センターに委託して、成人病検診を実施する。
・会員親睦事業の実施~ランチバイキング事業など
・労働保険の加入促進
その他の主な事業
① 各種共済制度の加入促進
会員福祉共済や小規模企業共済など会員の皆様にメリットのある共済制度の加入を
促進いたします。
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② 「戦略ゼミ」の開催
大商談会開催に向けて、会員の皆様の経営意識向上のために、
「戦略ゼミ」を4回シリ
ーズで開催します。
本講習会の最大の目的は、 八幡市商工会の経営支援員と会員企業の同時成長 で
す。
平成 25 年 戦略ゼミ企画(案)
意欲的な経営者・後継者を対象に「戦略ゼミ」を開催します。
この「戦略ゼミ」では経営支援員に「サブ講師」をさせて、経営支援のキャリアを踏ませて、巡回指導
のスキルアップを図ることが目的です。
戦略ゼミ
テーマ
「必要とされる企業」への方程式 ~100 年企業設計塾~
(100 年企業:如何なる経営環境の変化にも影響されず、継続可能な企業)
◍ 100 年企業の経営基盤を構築する。
目的(成果)
◍ トップランナー企業の育成を図る。
◍ 経営支援員のキャリア蓄積を目指す。
(経営支援員にサブ講師をさせて経営支援能力向上の一助にします)
コンセプト
企業の最終目的地(ゴール)を明らかにする。
ゴールという新しい目標に向かって、確かな第一歩を踏み出す道筋を創る。
◍ どこにでもある企業が 100 年企業を目指した事例を、経営者から語って頂きま
す。
マーケットが徐々に縮小し、先行き不透明だった企業を5年間で復活にこぎつ
けた経営者から、何が復活の引き金になったのか。どんな戦略で臨んだの
か。どんな苦労があったのかなど、様々な視点から語って頂きます。
特徴
◍ 100 年企業を実現するプロセスを、上記事例も参考にしながら実践的に解明し
ます。
◍ 自社の現状を確認し、新たな一歩を踏み出して頂くために必要な「宿題」を出し
ます。
(戦略ゼミ) 今後の道筋と確かな第一歩を「事業者・経営支援員・講師」が一
体となって明らかにしていきます。最終コメントは講師が行います。
◍ 戦略ゼミの具体的な進め方は、下記を参照してください。
募集人員
12 名以内
◍ 必要とされる企業を目指す意欲的な経営者・後継者
参加して頂
きたい方
◍ (戦略的に) 今後、地域のコアとして成長を期待している経営者・後継者
◍ 若手経営者・後継者、事業承継に取り組んでいる後継者 など
(ご夫婦の参加も歓迎です)
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◍ 4日間、12 時間コース、3 時間/日
午後コース:14:00~17:00
日程
または、夜間コース:18:00~21:00
週1回 (ただし、最終回は2週間後)
講師
◍ 講師:有限会社C3 代表取締役 田中義郎
◍ ゲスト講師:丸栄製パン株式会社
日程
代表取締役 辻井孝裕(事例研究のみ)
テーマ
内容
◍ 必要とされる企業の検証
◍ 事例研究
「ローカルの給食パン屋が、な
1講
ぜ、超一流ホテルに頼られるパン
屋になったのか?」
◍ セッション
◍ 必要とされる企業の条件
◍ まとめ
ミニ交流会(1時間程度)
◍ 100 年企業の基本を学ぶ
◍ 当社の宝物を探す
◍ 宿題
2講
・トップメッセージ 800 字
100 年企業に向かってスタートを切る
・当社と本人の宝物
カリキュラム
・付加価値分析による当社の
現状
宿題の提出とコメント
◍ 100 年企業プランを創る
3講
◍ ミニコンサルティング
「ゴール」を見極める
◍ 宿題
・100 年企業プラン
宿題の提出とコメント
◍ 新しいステージへの挑戦
4講
確かな第一歩を踏み出す
◍ 決意表明(コミットメント)
◍ 総括
交換会
戦略ゼミ
宿題
4~5 種類、フォーマットをデータで配布する。宿題の解答もデータで行う。
◍ 経営支援員 2~4 名を「サブ講師」にする。
◍ サブ講師は全日程受講のこと。
進め方
◍ サブ講師は受講された事業者の 2~4 名を担当し、ゼミ開催中は担当した事業
者を励まし、アドバイスしながら支える。
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◍ 全事業者に宿題の提出を求める。
◍ 宿題の一次コメントをサブ講師が行う
(最終コメントは講師が行う)
◍ 戦略ゼミの理解を深め、万全を期すため、毎回、開催前 30 分に講師・サブ講師
によるミーティング゙を実施する。
◍ 戦略ゼミ開催中も開催後も、メールによる相談を事業者・サブ講師から継続して
受ける。
◍ 事業者・サブ講師・講師の三者が一体となって、より「質」の高い成果を目指す。
◍ 事務局・経営支援員の自発的な受講を期待する。
◍ 事業者のフォローは事務局の判断に委ねる。
◍ 宿題の提出は、事業者の裁量に任せる。
◍ 宿題のコメントは講師が行う。
参加費
その他の
約束
20,000 円
全日程出席を原則とする。
③IT 会計ソフト講習会の開催
平成25年度は、昨年度まで実施しました「簿記講習会」
を改めて、実務会計に合せた「ネット de 会計」ソフトの
利用を促進するために、簿記の基礎知識と「IT 会計セミ
ナー」を開催いたします。概ね6回シリーズで開催する予
定です。
④八幡市駅前コミュニティ施設利用・観光開発事業の実施
JR 東海の CM キャンペーン「そうだ京都へ行こう(7.13~8.31 の間に関東地方で
CM 放映される予定)」で石清水八幡宮の本殿夜間ライトアップが企画されており、八幡
市と観光協会、京阪電鉄とタイアップして、八幡市駅前の空き店舗を活用した「コミュ
ニティステーション」づくりを検討しています。八幡市の玄関口に賑わいが生れ、東高
野街道沿線にまで広がることに期待しています。企画案は、東京の著名なコミュニティ
コンサルタントの土肥先生に企画づくりを委託しました。以下はその概要です。
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京阪八幡市駅周辺活性化事業計画書
1. 事業の趣旨・目的
① 手作り型のソフト事業を石清水八幡宮への玄関口の一つで展開することによっ
て、JR 東海のキャンペーンからの波及効果を享受する。
② 有意な市民・地域団体の活動の契機・基盤を用意し、地域作りの担い手の確保・
拡大や、関連した取り組みの活発化を促進する。
③ ソフト事業を主体にした展開で、段階的に事業展開場所周辺を市の“顔”として
イメージされるようなエリアとして位置付け、観光客や市民に対して、多面的に
地域の魅力をアピールする。
2. 基本的な考え方
(ア) 生存領域
① 市内・近隣では限られた、体験・参加型プログラムの提供を行う。
② 市民・来訪者間の交流、“担い手”化による魅力作りに努める。
③ 思い出、浄財の埋め込みによる再来訪の動機付けを行う。
(イ)コンセプト
周辺・市域全体の活性化
まちづくりの担い手確保
①八幡市の昔と今、伝統・文化とトレンド、市民・来訪者、やりたい人と楽しみたい
人、大人と子供とを“繋がり”・“交わり”・“伝え合う”「八幡コミュニティ・ステー
ション」
②有意な市民・地域団体が主てなす仮設型の拠点を整備する。
③社会教育の一環としての位置付けも順次強化し、学童をはじめ、地域の広範な層の
まちづくりへの参画を企図する。
~「京阪八幡市駅周辺活性化事業計画書」㈱事業開発推進機構制作より~
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商工会幹部の養成
①次世代商工会幹部づくり事業
八幡市商工会組織で中心的に活躍する人材育成を図ります。
具体的な内容は、これから審議しますが、商工会組織を盤石なものとするためには、
早い時期に組織体制整備を図り、商工会改革の第一歩としたいと考えています。
②組織委員会の開催
組織委員会を開催して、八幡市商工会の組織体制全体の見直しを各部会や事業委員会
の幹事会など様々な組織からの意見を集約して、商工会のあり方を見直したいと考えて
います。
③KICS 事業への参加
KICS 事業とは、「合同会社きょうと情報カードシステ
ム」のことであり、当初、クレジットカードを取り扱う上
での各店舗の共通の悩みを共同して解決する目的で、京都
最大の商店街である四条繁栄会商店街振興組合を中心に
1992 年、8 商店街、380 店舗で発足した組織のことで
す。八幡市商工会でも、昨年度から17事業者を中心に加
盟する予定で、手続きを進めていまして、本年度4月1日
から、正式に加盟団体となります。
そこで、このカード決済システムを活用して、加盟店が
今までのカード決済よりも安い手数料負担となり、しかも、
クロネコヤマト便や佐川急便を格安で利用できます。
KICS 事業本部がいろんなイベントを企画しますし、そ
んな事業にも参加もできます。加盟店同士で色んな情報交
換して、今後の経営改善に役立てることをお勧めします。
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