血行促進&代謝アップ補助サプリ『血巡り美人』のエビデンス(科学的根拠)について 日本人の平均体温(腋窩温)は生理学の教科書には 36.9℃と記されていますが、最近で は 36.5℃くらいで、35℃台の「低体温」の人もかなり増えています。 また、「低体温」の他に、手足の先端などの血巡り(血液循環)がよくない、いわゆる「冷え 性」の人も女性に多く見られます。 「冷え性」、または自覚のない「隠れ冷え性」の人の体調不良として最も多いのが「肩こり」、 次いで「疲労感」、そして「イライラ・不安感」、「肌のカサカサ」、「便秘」、「頭痛」、「むくみ」など です。 「冷え性」や「低体温」の状態が長く続くと、自律神経やホルモンのバランスを崩し、また 血行やエネルギー代謝を悪くし、むくみや肥満、ならびに肩こりや腰痛などを引き起こしたり、 インフルエンザやガンなどに対する免疫力を低下させたりします。 最近、体温が 1 度下がると、免疫力がおよそ 30%落ち、基礎代謝が 10~12%落ちるといわ れています。 そんな昨今、「冷え性」や「低体温」の人には、 ショウガ紅茶やショウガココアがよいという話を聞 いたことはありませんか? ショウガの血行促進効果や発汗作用は古く から知られていましたが、ショウガをどのくらい食 べれば、エネルギー消費量がどのくらい高まる のかは分かっていませんでした。 そこで、平柳要(食品医学研究所長)らは、 永谷園との共同研究で、右上図のように、生の ショウガ 20g 相当を摂ると、エネルギー消費量が 安静時に比べ、約 3 時間にわたり 9~12%高まる ことを明らかにしました(夏野豊樹&平柳要,人間 工学 2009; 45(4): 236-241)。 また、紅茶やココアを摂取すると、右下図の ように、これらに含まれるカテキン類が皮膚血管 を拡張させ、3 時間くらい末梢の皮膚血流量を 増加させます(Schroeter H, et al., PNAS 2006; 103(4): 1024-1029) 。 したがって、ショウガとカテキン類を一緒に 摂ると、3 時間くらいは体全体の血巡りがよくなり ます。 -1- 『血巡り美人』では、血巡りのよい状態を 3 時間以上持続させるために、レスベラトロール と L-シトルリンを加えました。 レスベラトロールは赤ワインなどから分 離・抽出されるポリフェノールで、マウスの餌に レスベラトロールを 15 週間与え続けた後の寒 冷負荷実験で、摂取後 4 時間くらいから褐色 脂肪細胞や筋肉組織での熱産生が高まり、与 えない場合に比べ、右上図のように、6 時間後 の直腸温で 3.5 度の温度差(33.7℃対 30.2℃) が認められています(Lagouge M, et al., Cell 2006; 127: 1109-1122)。 一方、L-シトルリンを摂取した場合には、 腎臓で徐々に L-アルギニンに変換され、末梢 血管拡張作用のある二酸化窒素(eNOS)を産 生するため、右中図のように、摂取後 10 時間 くらいは血巡りのよい状態が続き、目のクマな どの末梢循環不全をはじめ、「冷え性」や「低 体温」の改善に役立 ちます(協和発酵バイオ (株)内部データ)。 また、L-アルギニンはラットを用いた実験 で、通常の脂肪細胞(白色脂肪細胞)を減少さ せる一方で、熱産生に関与する褐色脂肪細 胞や筋肉量を増加させて、基礎代謝の向上を もたらし、肥満防止に役立つことが分かりまし た (Jobgen W, et al., J Nutr 2009; 139: 230-237)。 マカについては、最近、14 日間の連続摂 取で自転車レースの成績向上につながったと いう報告(Stone M, et al., J Ethnopharmacol 2009; On-line)や閉経前の女性が 6 週間ほど マカを摂り続けると、右下図のように、更年期 障害によるイライラ感・不安感・うつ気分・性的 機能が有意に緩和ないし改善されるという朗 報(Brooks NA et al., Menopause 2008; 15(6): -2- 1157-1162)もあります。 昔からマカには、冷え、月経不順、不妊症、更年期障害、肌荒れといった自律神経やホ ルモンのバランスの乱れからくる体調不良を改善するといった言い伝えがあり、マウスの実験 では受精能力を高めて産仔数を増や すという報告(Ruiz-Luna AC, et al., Reprod Biol Endocrinol 2005; 3: 16-21)もあります。 マカには多くの栄養素が含まれていますが、その有効成分として最も期待されているの がベンジルグルコシノレートで、本製品の 1 日目安量(3 粒)中に、マカエキス 75mg が含まれ、 ベンジルグルコシノレートは DHC や FANCL の製品とほぼ同量の 1.8mg が含まれています。 αリポ酸、CoQ10 といった抗酸化物質やビタミン E、C といった抗酸化ビタミンは肌や体 内の抗酸化力を高めて活性酸素による皮膚をはじめとする身体諸器官の老化を防ぎ、若肌 や健康を保つ働きをします。 αリポ酸は細胞内に存在する抗酸化物質のグルタチオンをリサイクルし、グルタチオン がビタミンE、Cならびに CoQ10 を次々とリサイクルして、絶妙な抗酸化ネットワークを形成し て、活性酸素を無害化し、肌のシミ、しわや白髪の防止、動脈硬化などによる生活習慣病の 予防に役立ちます。 いつまでも血巡りの悪い状態をそのまま放っておくと、全身の細胞に酸素や栄養分が十 分に行き渡らず、体に溜まった老廃物もうまく回収できず、疲れやすい体になり、肩こりや腰 痛ならびに肌荒れなども起こりやすくなり、万病の元となります。 そこで、日頃、「冷え性」や「低体温」の悩みを抱え、それを緩和ないし改善したいと思っ ている方は、『血巡り美人』をお使いになりながら、少し時間的な余裕がある時に、適切な筋 肉運動やマッサージなどによって筋肉量や末梢皮膚血流量を増やしたり、冷水と温水による 交互皮膚刺激などによって体温調節や自律神経ならびにホルモンのバランスを整えたりする ことをおすすめします。 なお、外気が冷たい場所に出かける時には、『血巡り美人』の摂取だけでは末梢血管が 開きにくいので、動脈血が外気の影響を受けやすい首周り、手首、足首の三ヶ所の保温だけ はしっかり行って下さい。 -3-
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