・会議記録(要旨)・ 会議名 平成26年度 第2回子ども読書活動推進懇談会 日時 平成26年10月29日(水) 午後6時~8時 場所 中央図書館 地下視聴覚ホール(後半:児童資料室) 出 委員 席 事務局 者 岩崎委員、津田委員、小塩委員、沼田委員、増田委員、楠本委員、石川委員 渡辺中央図書館長、大林中央図書館次長、企画運営係(井口係長、早川、松 澤) 、事業係(犬塚係長) 配付資料 第2回 杉並区子ども読書活動推進懇談会 次第 資料1 26年度第1四半期子ども読書活動推進計画進捗管理票 資料2 26年度第1四半期子ども読書活動事業報告 資料3 26年度第2四半期子ども読書活動推進計画進捗管理票 資料4 26年度第2四半期子ども読書活動事業報告 その他 各図書館での取り組み成果を会場に展示 1 開会 2 第1四半期の活動について(資料1・資料2) 事務局 和泉保健センターでは、方南図書館のスタッフが母親学級(1回に20組程度、 対象は妊娠中の女性)で絵本の読み聞かせをしている。参加したお母さんたちも 絵本を読んでもらうことの楽しさを実感するようで、穏やかでいい時間になって いる。ただ、自分があかちゃんに絵本を読んであげることまでは、まだイメージ はできないようで、絵本は手に取られにくい。軽めの育児エッセイや育児漫画な どが好まれるとのこと。 児童館、保育園、子供園では、年間を通じ、各クラスの年齢に合った絵本やお話 を季節ごとに楽しめるよう、読み聞かせなどを行っている。 子供園の園児は園の絵本で、保育園の園児はお散歩でいった先の図書館で、園児 本人が絵本を選んで借りるという取り組みをしている。先生や保護者が選んだ本 ではなく、自分で選んだ本を楽しむ体験をしている。 図書館では、第1四半期に、子ども読書の日(4 月23日)と子ども読書月間(6 月)があるため、催し物が多かった。ボランティアによるおはなし会、工作会、 人形劇、紙芝居、日本フィルハーモニーオーケストラの出張演奏会、図書館の館 内見学会(図書館探検) 、ぬいぐるみお泊まり会など、人気の企画が目白押しとな った。 (各館の取り組み成果の展示紹介) 委員 「パパ読み隊」の活動について、男性による読み聞かせボランティア団体という 特性が全面に出ている。父親の読書活動へのかかわりなどを進めるためにも、珍 1 しい事ではなく、もっと普通のこととして取り扱ったほうがいいように思う。 事務局 パパ読み隊の活動はすっかり定着しているが、女性だけの読み聞かせグループと は違う魅力のあるグループなので、どうしても「男性による」という部分が前面 に出がちになる。ご指摘の通り、もっと「普通のこと」として見る視点も必要だ と思う。 委員 「ぬいぐるみお泊まり会」は、とても手がかかっているが無料でやっているのか。 事務局 中央図書館の窓口業務を委託している図書館流通センター(TRC)の企画。無 料で行っている。 委員 直営職員も一緒に企画しているのか。 事務局 中央図書館に関しては、相談は受けるが、ほとんどそのままやってもらっている。 他の指定管理館、委託館は、全面的に任せている。 委員 児童館のおはなし会の「支援団体」とは、どのような団体なのか 事務局 おはなし会のボラティアグループのことときいている。 委員 区立の子供園・保育園以外の、認証保育室の読書活動はどうなっているのか。た とえば、団体貸出などの働きかけはしているか。絵本の大切さを意識している保 育室であれば、お散歩の途中に図書館に立ち寄るということもしているが、日々 の保育のことで精いっぱいで絵本にまで気が回らない保育室もあり、頻繁に図書 館へ行く園と差ができてしまうのではないかと懸念している。 事務局 認証保育室などへの働きかけは、今のところしていない。向こうから来てくれる のを待つ状態。チラシ配布などで情報提供をしてもいいかもしれない。 委員 子どもの貧困対策に関して法律が制定され、読書についても、就学前からの支援・ 手助けが必要であるといわれている。どんな家庭に生まれても本を読むというこ とができるよう、図書館でも「すべての家庭に図書館」をというようなスローガ ンを掲げての取り組みを行ってもいいと思う。 事務局 就学前からの支援ということから言うと、杉並区では、ブックスタートを行って いるので、ほとんどの幼児に絵本を配ることができていると思っている。 委員 図書館員による小学校でのブックトークの報告が少ないが、今はあまり行われて いないのか。自分の子どもが小学生だった頃、下井草図書館の職員がよくブック トークに来てくれていたが。 事務局 以前は、柿木図書館以外の図書館でも職員によるブックトークを盛んに行ってい たが、学校のカリキュラムに割り込むことが難しく、いったん途切れてしまうと 再開はなかなかできない。小中学校の忙しさと図書館側が消極的になっていると う原因がある。 現在でもブックトーク自体は、学校司書が行ってくれている。 委員 図書館を利用していない子どもに向けても、図書館員がブックトークをやってほ しい。 2 委員 学校司書が全校に配置されたので、授業にかかわるテーマでブックトークをやっ てもらう機会が増えた。 事務局 学校司書によるブックトークは、学校図書室の蔵書の中で行い、また、テーマも 授業内容に沿ったものが多いと聞いた。図書館員のブックトークは、学校の先生 とは違う見慣れない大人が幅広いジャンルから面白い本を持ってやって来る、と いう楽しさを狙ったところもあり、子どもたちも喜んでくれていたのではないか と思う。 委員 小学校の読書活動で「家読(うちどく)」とあったが、今後の取り組みをどのよう な方向性で考えているか。九州の伊万里市では盛んに行われている取り組みなの で、杉並区でも取り組んでいると知って驚いたため、興味がある。 事務局 第1四半期では杉八小での実施が報告されたが、第3四半期にあたる10月の杉 七小の学校便りにも「家読」について触れていた。先日の連絡会でも、手ごたえ のある取り組みと報告があったため、浸透していくのではないかと感じている。 委員 ろう学校での読み聞かせは、どのように行っているのか。 事務局 ろう学校の先生による手話通訳をつけている。 委員 杉並区の図書館には障害者サービスとして、手話通訳ボランティアはいるのか 事務局 現在、障害者サービスの対象は視覚障害者のみ。手話通訳はいない。ボランティ アは、主に対面朗読、録音図書作成を担っている。 3 第2四半期の活動について(資料3・資料4) 事務局 第2四半期のメインは、夏休みの取り組みである。ほぼ全館で実施した「読書ラ リー」は、ここ数年実施している取り組みなので、 「本を読むことよりスタンプを 集めることに熱中してしまう子がいる」ことを解消するように、各館で工夫をこ らした。また、ゴールの景品も手作りながら充実したものとなった。宮前図書館 は、読書ラリーではなく、館内にある展示物を探してスタンプを押す「ビンゴ」 を実施した。 怖いおはなし会では、怖がらせることを目指した「夜のおはなし会」や、 「ガイコ ツのお面工作会」のようにお楽しみ要素を盛り込んだ館、ブックトーク形式で行 った館など、単に怖いお話を語るだけではなく工夫をこらしており、怖いおはな し会も進化をとげている。 そのほか、工作会では、科学あそびや科学館の講座など、自由研究向きの企画も 多かった。 委員 夏休みの行事など、ターゲットは「家にいる子どもたち」なのか。共働きの家庭 では、子どもたちは保育園や学童にいっている。夏休み期間といっても、保育園 には夏休みはないし、保育園のクラス全員で工作会などに参加することはできな いだろう。 3 事務局 学童クラブの子どもたちが職員に引率されておはなし会を聞きに来たり、あかち ゃんおはなし会に近所の保育園からみんなで来てくれたりしている。また、図書 館から保育園などに出向いて「出張おはなし会」を開くこともある。 平日参加できない家庭もあるということで、土・日のプログラムも組んでいるが、 親が連れてこなければ子どもも来ることができないという点はある。 4 館内見学 <児童資料室に移動> 事務局 館内を見ての印象は? 委員 常々、児童室入口の展示コーナーが狭く、残念に思っている。通常の書架の流用 ではなく、面出しのできる展示用書架を設置してほしい。 次長 改装計画の中で見直す 委員 ぜひたくさんの人に来てもらいたい図書館だと思う。改装の話が出たが、区民の 願いを吸い上げてほしい。子どもが集まる図書館になるように、どのように意見 を集める計画か。 館長 工事は平成30年の予定。移転改築ではなく、この建物のまま改修をする計画の 中でどこまでレイアウトの変更ができるかということ。改修計画は、職員だけで 決めるということはないので、この懇談会や利用者、図書館で活動しているボラ ンティアグループなどから意見を聞いて取り入れていくことになると思う。 委員 三鷹市や調布市の図書館を見学し比較することで設計プランの参考にできるので はないか。杉並区立図書館の中だけの発想では限界がある。 館長 見学はいろいろと行っている。北区中央や葛飾中央、武蔵野プレイスなどが印象 に残った。 委員 武蔵野プレイスは駅からの近さが強みだが、中央図書館は駅から遠いという地理 的なハンディがある。この図書館が「ここにある」ということの強みをどこに置 こうと考えているか。 館長 隣接している「読書の森公園」や緑の多さなど環境のよさを押し出したい。 委員 都立多摩図書館は、閲覧席が広くていいと思った。 次長 明治大学和泉校舎の図書館は、 「本が人に近づく」というコンセプトで作られたと 聞いている。いろいろな考え方があると思っている。 委員 児童資料室はいい部屋だと思う。 事務局 児童資料室は4年前から今のような部屋として開放している。 委員 改修にあたり、図書館の敷地を広げることはできるのか。 次長 床面積は広げられない。レイアウト変更で対応していくことになる。 委員 となりの公園は、図書館で自由に使えるのか。 事務局 公園でも「あおぞらおはなし会」を実施したり、工作会で作ったものを公園で組 4 み立てたりと、図書館の行事で活用している。 次長 図書館で借りた本を、公園で読んでみてほしい 委員 外国の図書館では、たとえば、館内にアートを配置するといった居心地の良さを 目指した図書館作りが行われているが、杉並ではどのような計画か。 委員 杉並区の中央図書館なのだから、時間がかかっても全面改築をしたらいいのでは ないか。周辺に誇れるような図書館をつくってほしい。 委員 図書館は区民に人気のある施設なのだから、区長が主導となって改築計画を出し てくれてもいいではないか。 委員 「つながる図書館」 (いがやちか/著、ちくま新書)を読んでいるが、元旦から開 いている図書館や、米粉パン焼き機を貸し出している図書館など、さまざまな図 書館があることを知った。派手なことをすればいいというものではないが、いろ いろな可能性があると思う。 委員 伊万里の図書館は、こたつがあったり、あたたかい雰囲気の図書館だった。 委員 群馬県の図書館では、タブレット端末を貸し出して、無線LANの届く範囲で電 子書籍を貸し出している。山中湖の図書館でも実証実験を行っている。 次長 電子化は構想としてはあるが、目新しいということで飛びつくのではなく、見極 めてから始めたい。 (強みということでは)先日オランダ大使館の人が来館した際に、窓から見える 竹林をほめていた。公園と隣接している点は強みになると考える。 委員 雰囲気作りが大事だと思う。 委員 公園は図書館の敷地なのか。 館長 図書館の敷地ではない。区民からの寄付でできた公園である。 委員 木立の中を図書館に向かって、どんな本を読もうかと考えながら歩くのはいい。 ところで、中央図書館の「おはなしのこべや」は狭いのではないか。 事務局 開館当初は、職員一人に子どもが5~6人程度というイメージで、この広さでい いと思ったのではないか。今は、ボランティアや親子など5~6組くらい集まる ので手狭かもしれない。 委員 調布市の図書館の「おはなしの部屋」はもっと広い。杉並区と調布市の人口比か ら考えても、この図書館の「おはなしのこべや」は狭いと思う。調布市の図書館 には、障害児への読み聞かせの部屋もある。 事務局 調布市はハンディキャップサービスが進んでいると聞いている。 委員 小中学校の改築を見学することがあるが、階段が舞台状になっていたり、子ども が隠れられるような狭いスペースを設けていたりと、小粋で楽しい設計がされて いる。図書館にも楽しいスペースがあるといいい。 事務局 児童資料室でも、大人の目から身を隠すように、すみっこの小さい椅子に座る子 がいる。 5 委員 点字絵本もたくさん出版されているが、杉並では、視覚障害児に対しての資料も あるか。 事務局 障害者サービスは主に大人が対象。点字本はあまり求められていない。小学校の 調べ学習での要望があるので所蔵はしている。点字の絵本を必要としている子ど もは専門の学校に行っているので、そちらで読んでいるようだ。録音図書の媒体 であるデイジーは、音の再生だけでなく、マルチメディアデイジーとして、特別 な支援を必要とする子どもに対応できるが、杉並区では所蔵していない。 委員 中央図書館は自分が小学生のころからある。他区の人に聞いても、中央図書館を 利用したことがあるという人が多い。郷土資料の多さを強みにしてもいいと思う。 「こういう人に利用してもらいたい」というペルソナ分析などをしてニーズを把 握してもいいのでは。 委員 千代田区で、利用者のターゲットをビジネスマンと大学生に絞ったように、杉並 区でも利用者のニーズ把握をして、どのようなものが快適か、ということを考え てはどうか。子どもがソファに寝転がって本を読んでいてもいいな、と思う。 委員 改築であるなら、バリエーションをつけることを考えてはどうか。 館長 スペースを作るには、書架を減らすことになる。本は、相互貸借も活発なので抱 え込まなくても。 委員 図書館の資料は簡単に捨てないでほしい。調布市で高速道路の下に保管場所を作 ったように、飛び地に保存庫を作るようなことも考えるべき。空間が生きてくる 方法を考える必要がある。 館長 協議会の会長も、図書館資料を館外に保管する可能性について話している。地域 で共有するという考えもある。 次回は、平成27年2月4日 18時から 中央図書館2階児童資料室にて 6
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