PowerPoint プレゼンテーション

き
ね
ん
樹
平
成
か
わ
ら
版
第31号
発行日
平成25年7月15日
『こんにちは、NSTチームです。』
長崎記念病院外科
朝長哲生
みなさんは、NST(栄養サポートチーム)をご存知ですか?
Nutrition=栄養 Support=支援 Team=チームつまりNSTとは、栄養を支援するチームのことです。
NSTには、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と
いった職種が集まっています。多くの職種が集まれば、患者さんの栄養状態をより多くの視点からみるこ
とができます。仮に、栄養障害がある患者さん、あるいは栄養管理をしなければ栄養障害の状態になるこ
とが見込まれる患者さんがいらっしゃったとします。NSTでは栄養状態の評価を行い、患者さんが現在ど
ういう症状なのか、どういう治療方針なのかを踏まえたうえで、それぞれの立場から意見を出し合います。
こうして出た意見を主治医に提案することで、栄養状態の改善を図ることを目的としています。
当院では、中野浩子看護師 石本牧子管理栄養士 神近竜二薬剤師、それから私の4人がNSTの中心
メンバーとして活動しています。毎週水曜日の午後より対象となられている患者さんの回診を行い、その
後には症例ごとにカンファランスを行っています。肺炎や脳梗塞や骨折といった疾患の方が多く、ご高齢
の方がほとんどでした。このような患者さんが退院される際には、ご本人やご家族あるいは施設宛てなど
に栄養管理の留意点をお伝えしたりしています。 患者さん毎にバックグラウンドは異なり、毎回頭を抱
えて悩むことがしばしばありますが、そこはNSTの使命は「偏に患者さんに適切な栄養を摂取いただく
こと」、と肝に銘じて提案をしていこうと考えています。
NSTは、診療報酬上において算定が認められており、
病院機能評価の項目にも挙げられています。そのため、全国的にも
相当数の病院で稼働しています。また、同じ疾患の患者さんの
転帰を辿った場合、栄養学の観点も踏まえて診療に関わったほうが、
明らかに経過がよいという報告も数々出され、広く認知されて
います。当院は平成18年に活動を始めており、日本静脈経腸栄養
学会の稼働施設として認定されています。
また学会が認定するNST専門療法士が1名在籍しています。
最後になりますが、「栄養」は過剰であっても不足であっても
何らかの障害をもたらすことがあります。ひとりひとりの
「栄養」を大切にしたいものです。
「医食同源」「考根論=腸は人間の根っこ」という考え方が
ありますが、まさにNSTでは、患者さんの生活の質の向上、疾患の
治癒促進や感染症などの合併症予防のためにこれからも研鑚を積み
躍進していきたいと思います。
まだまだ若いチームで、色々とご迷惑お掛けすることもありますが、
これからも応援宜しくお願い致します。
長 崎 大 学 病 院 と の 連 携
現在当院には、新しく病理診断と消化器内科の先生が見えてます。少しだけご紹介を!
長崎大学病院 消化器内科講師
田浦直太
さて、長崎大学病院は何をしている所でしょうか?もちろん、外来入院診療を行うだけでは、一
般病院と変わりません。大学病院の特徴は、診療以外に、地域医療への貢献、高度先進医療の維
持・推進、学生の教育、基礎及び臨床研究を行っており、これらが、他の病院と大きく違うところ
です。それでは、長崎大学病院消化器内科がこれらの役割についてどのような活動を行っているか
を簡単に述べさせていただきます。
地域医療への貢献
当科では、重症急性膵炎、劇症肝炎、通常内視鏡処置による止血困難例など、通常診療では、診
断・治療が難しい消化器疾患の受け入れを行っています。つまり、長崎市内における最後の砦とし
て機能しております。
また、長崎記念病院のように地域を支えている病院に、消化器内科専門医師を派遣し、診療、検
査を行い、専門知識を生かした応援を行っております。これにより、病院間での連携が生まれ、ス
ムーズな患者さんの紹介や情報の共有が可能となります。
更に、市民の皆様、開業医の先生方を対象に、市民公開講座、研究会、同門会、ミニレクチャー
などを通し、消化器疾患の最新医療について、伝達・普及の努力を行っています。さらに、あじさ
いネットなどを活用し、地域開業医の先生方と患者さんの情報を共有し、スムーズな地域連携に取
り組んでおります。
高度先進医療の維持・推進
最先端の医療を市民の皆様に提供するため、日々、鍛錬を行っております。当科では、食道、胃、
大腸の粘膜下層剥離術(ESD)、食道アカラシアに対する新しい治療であるPOEM(内視鏡的筋層
切開術 : Per-Oral Endoscopic Myotomy)、小腸疾患に対するダブルバルーン内視鏡検査やカプ
セル内視鏡、粘膜下腫瘍や膵疾患に対する超音波内視鏡下穿刺生検法(EUS FNA)、肝癌に対す
る定位放射線療法、ラジオ波焼灼療法(RFA)、肝移植後の抗ウイルス治療など行っています。
また、最新の内視鏡機器、腹部エコー機器などをオンラインシステムに直結させ、PCで診療・治
療を行っています。
更に、当院では、治験を積極的に導入しています。治験とは、日本では承認されていないお薬・
医療機器の承認を得るために臨床試験になります。これは、新薬の開発に協力するだけでなく、患
者さんにとっては、新薬による世界最先端の医療を受ける可能性がある機会となります。
学生の教育
大学病院では、未来の医師、看護師、薬剤師を育てるために、学生に講義やベットサイドでの指
導を行います。これは、消化器内科だけでなく大学全診療科、看護部、薬剤部など大学病院一丸と
なって行っている重要事項です。
基礎及び臨床研究
基礎(実験)・臨床研究は、医療を進歩させるため、とても重要なテーマです。基礎研究は、主
に細胞、遺伝子、薬剤を使い、医療にまつわる新たな原理や疾患の発生について仕組みの解明を行
います。基礎研究で得られた知見を実際の医療現場で応用・確認することを臨床研究といいます。
基礎研究と臨床研究は飛行機の翼みたいなもので両翼が無ければ医療を進歩させることができませ
ん。これらの研究は、研究施設、人員、労力が必要となり、可能な施設は限られています。
当科では、消化管、肝臓、消化器疾患化学療法について積極的に臨床及び基礎研究を行っていま
す。その結果、年間60本以上の論文を作成、100演題以上の学会発表をがんばって行っています。
最後に
長崎大学病院消化器内科では、日常診療、検査で忙しい中を一致団結しながら、地域への貢献、
研究や学生教育に勤しんでいます。これからも、当科へのご理解、ご支援の程よろしくお願いいた
します。
長崎記念病院に病理診断
部門が誕生しました!
長崎大学大学院 病態病理学教授
福岡順也
平成25年2月に長崎記念病院に病理診断部門が誕生しました。病理
診断部門は、手術を行っている大きな病院にしか無く、複数の病理
医が診断にあたる施設は多くありません。長崎記念病院では、長崎
大学病院の病理診断科と連携しながら、4名の病理医による診断体制
をスタートしました。病理診断は、採取された組織や細胞に対して
の最終診断であり、高度先端医療をおこなっていく上で欠かすこと
の出来ない部門です。
病理医は、患者様とお会いすることはありま
せんが、顕微鏡を使って、患者さんの検体を
診断しています。その診断には高い専門の知
識が必要で、これに基づいて患者さんの治療
方針が決められます。長崎記念病院では、常
に2名以上の病理医が診断に関っており、診
断の正確性を検証しています。
また、手術中に切除断端にガンが無いかどう
かなどを診断する術中迅速診断も積極的にお
こなっています。これには最先端のデジタル
ネットワーク技術も採用され、長崎大学との
連携を行っています。
長崎記念病院には職員の親睦を深めるために、クラブ活動を行なって
います。今回は2つのクラブを紹介します。
テニス部
こんにちは、長崎記念病院テニス部です。
一昨年より同好会活動をはじめ、今年度正
式にテニス部と承認され活動しています。
部員は病院スタッフで構成されており医局
2名、臨床検査部2名、超音波・内視鏡部
1名、健診保険部1名、リハビリテーショ
ン部7名の計13名で活動しています。
部活動を通して心身の健康を維持すること
と他部署間での交流を深めることを目的と
して活動しています。
初心者から経験者の幅広い年齢層で主に週一
回の練習をし、大会にも出場しています。見
かけることがございましたら温かい眼差しで
見守ってください。
バスケット
ボール部
長崎記念病院バスケットボール部です。いつから部として活動しているかは定かではあ
りませんが、2年前初めて長崎市長杯に出場しました。未だ公式戦一勝も出来ておりませ
んが、気持ちは熱く日々頑張ってます。部員はリハビリテーション部7人、看護部3人、
食事療養部1人、ソーシャルワーカー1人、幽霊部員3~4人で構成されてます。
週一回程度の練習量ですが、実力は気持ちでカバーし向上します。
こ
ん
に
ち
は
ニ
ュ
ー
ェ
フ
イ
ス
平成25年4月に新しい仲間が来てくれました\(^o^)/
ここで一気に紹介します! これを見て声をかけて下されば嬉しいです。
医局・外科消化器科医師
リハビリテーション部・理学療法士
リハビリテーション部・理学療法士
松島 肇先生
寺中 香さん
中島 駿平さん
まつしま
てらなか
なかしま
はじめ
出身 雲仙市
Q1当院の印象
職員数も多く、
活気のある地域
医療を提供する
病院
Q2趣味
マラソン 野球
かおり
しゅんぺい
出身 長崎
Q1当院の印象
この地域にかか
せない場所
出身 長崎
Q1当院の印象
アットホームな
感じ
Q2趣味
買い物
Q2趣味
スポーツ全般
Q3子供のころになりたかった仕事
花屋さん
Q3子供のころになりたかった仕事
パイロット
Q3子供のころになりたかった仕事
エンジニア
リハビリテーション部・理学療法士
リハビリテーション部・作業療法士
リハビリテーション部・作業療法士
松崎 龍馬さん
立野
松本
まつざき
たての
りゅうま
英二郎さん
えいじろう
まつもと
優亮さん
ゆうすけ
出身 長崎市
Q1当院の印象
地域密着でスタッ
フの方が温かい
出身 長崎
Q1当院の印象
スタッフの方の
人当りが良い
出身 長崎
Q1当院の印象
地域とともに
ある
Q2趣味
バスケットボール
Q2趣味
カラオケ
Q2趣味
つり、旅
Q3子供のころになりたかった仕事
学校の先生
Q3子供のころになりたかった仕事
警察官
Q3子供のころになりたかった仕事
医療職
リハビリテーション部・作業療法士
リハビリテーション部・言語聴覚士
リハビリテーション部・言語聴覚士
森山
大塚
大橋
もりやま
絵里子さん
えりこ
出身 長崎市
Q1当院の印象
雰囲気が温かい
おおつか
聡子さん
さとこ
おおはし
奈美さん
なみ
出身 大分市
Q1当院の印象
スタッフの方が
優しい
出身 下関市
Q1当院の印象
地域の温かさが
ある
Q2趣味
音楽鑑賞、
ライブへ行くこと
Q2趣味
映画鑑賞、音楽鑑賞
Q2趣味
映画鑑賞、読書
Q3子供のころになりたかった仕事
ケーキ屋さん
Q3子供のころになりたかった仕事
ケーキ屋さん
Q3子供のころになりたかった仕事
お花屋さん
薬剤部・薬剤師
看護部・看護師4階東病棟
看護部・看護助手2階病棟
田辺
中平 瑛子さん
金尾 由紀子さん
なかひら
かねお
たなべ
晃敬さん
あきひろ
えいこ
出身 佐世保市
出身 野母崎
Q1当院の印象
職場の雰囲気が
明るい
Q1当院の印象
スタッフの方が
とても優しくと
っても面白い
Q2趣味
散歩
Q3子供のころになりたかった仕事
獣医
ゆきこ
出身 長崎
Q2趣味
買い物
Q1当院の印象
以前8年位勤務して
いましたが、この度
4年ぶりに復帰する
ことになりました。その際温かく迎え
てもらい、心優しい方が多い職場だと
思いました
Q3子供のころになりたかった仕事
宇宙飛行士
Q2趣味
ドライブ ウオーキング
Q3子供のころになりたかった仕事
特になし
看護部・看護助手4階西病棟
内野
うちの
靖浩さん
やすひろ
出身 蚊焼町
Q1当院の印象
外来の患者さんで
いつもいっぱいだ
なという印象です。
それだけ南部に
住んでいる方にとって大切な役割を
果たしていると思いました。
Q2趣味
バドミントン
Q3子供のころになりたかった仕事
コック
看護部・看護助手4階西病棟
医療食事部
岩崎
中ノ瀬
いわさき
安夢さん
あゆこ
出身 長崎
Q1当院の印象
皆さんがやさし
くとても雰囲気
がいいです。
Q2趣味
音楽鑑賞
Q3子供のころになりたかった仕事
パティシエ
なかのせ
誠さん
まこと
出身
Q1当院の印象
職員同士が仲良く
優しく明るく
とても雰囲気が良い
病院だなと印象を受
けました
Q2趣味
写真 釣り
Q3子供のころになりたかった仕事
動物園の飼育員
編集後記
ようやく梅雨も明け
気分もなんだか晴れや
かになってきました。
今回はNSTと当院
と深いかかわりがある
長崎大学の先生方に原
稿を書いていただきま
した。先生方ありがと
うございました。今後
ともよろしく願いいた
します。