平成28年3月 甲府市地域防災計画

甲府市地域防災計画
総
則
編
風水害等対策編
地 震 対 策 編
資
料
編
平成28年3月
甲府市防災会議
目 次
〔目次〕
1.
総則編
第1章 計画の目的と編成
1
第2章 防災計画の性格
2
第3章 防災の基本方針、基本理念及び施策の概要
3
2.
風水害等対策編
第1章 風水害等対策編の概要
第 1節
第 2節
防災関係機関の処理すべき事務又は業務の大綱
甲府市の概況
1
7
第2章 災害予防計画
第 1節
第 2節
第 3節
第 4節
第 5節
第 6節
第 7節
第 8節
第 9節
第10節
第11節
第12節
第13節
第14節
防災組織の充実
防災知識の普及・教育に関する計画
防災訓練に関する計画
防災施設・資機材の整備計画
火災予防計画
山崩れ、地すべり等災害防止計画
建築物災害予防計画
文化財災害予防計画
原子力災害予防計画
特殊災害予防計画
情報通信システム整備計画
要配慮者対策の推進
災害・防災ボランティア支援体制整備計画
雪害予防対策
13
16
19
21
23
27
34
35
36
38
42
45
48
50
第3章 災害応急対策計画
第 1節 応急活動体制
第 2節 職員動員配備計画
第 3節 広域応援体制計画
第 4節 広域一時滞在計画
第 5節 自衛隊災害派遣要請計画
第 6節 県消防防災ヘリコプター出動要請計画
第 7節 予報及び警報等の伝達計画
第 8節 被害状況等報告計画
第 9節 広 報 計 画
第10節 災害通信計画
第11節 水防計画
第12節 消防計画
第13節 原子力災害応急対策計画
第14節 富士山の火山災害応急対策計画
52
64
69
72
75
85
90
102
108
110
113
113
118
120
1
目 次
第15節
第16節
第17節
第18節
第19節
第20節
第21節
第22節
第23節
第24節
第25節
第26節
第27節
第28節
第29節
第30節
第31節
第32節
第33節
第34節
緊急輸送計画
交通対策計画
災害救助法による救助
避難計画
医療助産計画
防疫計画
食料供給計画
生活必需物資供給計画
給水計画
教育計画
廃棄物処理計画
応急仮設住宅及び被災住宅の応急修理計画
救出計画
遺体の捜索及び保護並びに埋葬計画
障害物除去計画
生活関連事業等の応急対策計画
労働力確保計画
民生安定事業計画
災害ボランティア支援受入計画
雪害対策計画
121
123
127
135
141
148
150
154
157
161
163
164
166
168
170
172
177
178
183
184
第4章 災害復旧・復興対策計画
第 1節
第 2節
3.
計画の方針
激甚災害の指定に関する計画
186
186
地震対策編
第1章 地震対策編の概要
第
第
第
第
第
第
第
1節 防災関係機関の処理すべき事務又は業務の大綱
2節 甲府市の概況
3節 地盤と震害
4節 甲府市における東海地震の被害
5節 甲府市における有感地震
6節 被 害 想 定
7節 南海トラフ地震及び首都直下地震対策
1
7
7
7
7
8
16
第2章 災害予防計画
第 1節
第 2節
第 3節
第 4節
第 5節
第 6節
第 7節
第 8節
第 9節
第10節
地震に強いまちづくりの推進
大震火災対策の推進
生活関連施設安全対策の推進
都市型災害の防止、軽減対策の推進
防災施設・資機材の整備計画
広域応援体制整備計画
防災意識の高揚及び自主防災組織活動の推進
災害・防災ボランティア育成強化計画
防災訓練に関する計画
要配慮者対策の推進
17
22
24
29
30
31
33
35
36
38
第3章 災害応急対策計画
第 1節
応急活動体制
40
2
目 次
第 2節
第 3節
第 4節
第 5節
第 6節
第 7節
第 8節
第 9節
第10節
第11節
第12節
第13節
第14節
第15節
第16節
第17節
第18節
第19節
第20節
第21節
第22節
第23節
第24節
第25節
第26節
第27節
第28節
第29節
第30節
職員動員配備計画
地震災害情報等の収集伝達計画
被害状況等報告計画
広域応援体制計画
広域一時滞在計画
自衛隊災害派遣要請計画
県消防防災ヘリコプター出動要請計画
広報計画
災害通信計画
震災消防計画
緊急輸送計画
交通対策計画
被災建築物応急危険度判定計画
災害救助法による救助
避難計画
医療助産計画
防疫計画
食料及び生活必需物資供給計画
給水計画
教育計画
廃棄物処理計画
応急仮設住宅建設計画
救出計画
遺体の捜索及び保護並びに埋葬計画
障害物除去計画
生活関連事業等の応急対策計画
労働力確保計画
民生安定事業計画
災害ボランティア支援受入計画
41
42
44
44
44
44
44
45
47
48
52
52
53
54
55
55
55
55
55
56
56
57
59
59
59
60
60
60
60
第4章 東海地震に関する事前対策計画
第 1節 東海地震に関する事前対策計画の目的
第 2節 東海地震に関連する調査情報(臨時)、東海地震注意情報発表時及び警戒宣言発令時
(東海地震予知情報)の対策体制及び活動
第 3節 情報の内容と伝達
第 4節 広報活動
第 5節 消防、水防活動
第 6節 避難活動
第 7節 市民生活防災応急活動
第 8節 防災関係機関の講ずる措置
第 9節 交通対策
第10節 事業所等対策計画
3
61
62
73
78
79
81
84
89
93
96
目 次
4.
資料編
第 1 節 防災関係施設
1.
2.
3.
防災関係機関及び連絡先一覧
甲府市防災会議委員名簿
医療機関一覧
1
5
6
第 2 節 条例等
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
甲府市防災会議条例
甲府市災害対策本部条例
甲府市災害対策本部活動規程
甲府市災害対策本部活動要領
甲府市災害非常参集規程
甲府市地震災害警戒本部条例
甲府市地震災害警戒本部活動規程
甲府市地震災害警戒本部活動要領
甲府市災害対策本部初動体制職員要領
甲府市災害救助条例
甲府市災害救助条例施行規則
災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償一覧表
9
10
11
13
15
16
17
19
21
22
23
26
第 3 節 協定書
○ 災害時相互応援協定一覧
1 都市間相互の協定書等
1. 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
2. 水道施設災害復旧等相互応援に関する協定書(小田原市)
3. 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
4. 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
5. 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
6. 特例市災害時相互応援に関する協定書(特例市)
7. 災害時の情報交換に関する協定書(国土交通省関東地方整備局)
8. 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
9. 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
10. 災害時相互応援に関する協定書(静岡市、長野市、上越市)
11. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(甲府財務事務所)
12. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(山梨労働局)
13. 山梨県・市町村被災者生活再建支援制度の関する協定書(山梨県)
14. 大規模災害時における相互応援に関する協定書(甲州街道沿道12市)
2
協同組合、卸売市場、地方行政機関、民間企業等との協定書
1. 災害応急復旧工事等に関する業務協定書(甲府市管工事協同組合)
2. 災害時における応急対策業務に関する協定書(甲府市建設安全協議会)
3. 災害時における物資の供給に関する協定書(岡島)
4. 災害時における物資の供給に関する協定書(山交)
5. 災害時における物資の供給に関する協定書(オギノ)
6. 災害時における物資供給に関する協定書(市民生協やまなし)
7. 災害時における物資供給に関する協定書(生活クラブ生活協同組合)
8. 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(山梨県トラック協会)
9. 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(赤帽山梨県軽自動車運送協同組合)
10. 災害防災情報等の放送に関する協定書(エフエム甲府)
11. 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(ニッケン)
12. 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(太陽建機)
4
32
37
38
39
40
42
43
45
46
47
49
50
51
52
55
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
目 次
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
37.
38.
39.
40.
41.
42.
43.
44.
45.
46.
47.
48.
49.
50.
51.
52.
53.
54.
55.
56.
57.
58.
59.
60.
61.
災害防災情報等の放送に関する協定書(日本ネットワークサービス)
災害時における情報伝達手段の提供及び救援物資提供に関する協定書(コカ・コーラ)
災害時における石油燃料等の供給に関する協定書(山梨県石油協同組合)
災害時における応急対策業務に関する協定書(甲府市電設協力会)
災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(アクティオ)
災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(甲陽建機)
災害時における応急対策業務に関する協定書(全国クレーン建設業協会山梨県支部)
災害時における応急対策業務に関する協定書(協同組合甲府市造園協会)
災害時における被害家屋状況調査に関する協定書(山梨県土地家屋調査士会)
災害時における応急対策業務に関する協定書(山梨県消防設備事業組合)
災害時における支援に関する協定書(国立大学法人山梨大学)
災害時における支援に関する協定書(公立大学法人山梨県立大学)
災害時における支援に関する協定書(山梨学院大学)
災害時における支援に関する協定書(山梨英和大学)
災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(甲府ホテル旅館協同組合)
災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(湯村温泉旅館協同組合)
災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(山梨県ビジネスホテル協会)
災害時における応急対策業務に関する協定書(甲府地区建設業協会)
災害時における炊き出し等に関する協定書(東洋食品)
災害時における炊き出し等に関する協定書(山梨県学校給食協同組合)
災害時における氷の供給に関する協定書(山梨県氷雪組合)
災害時における遺体の搬送等の支援に関する協定書(山梨県トラック協会)
災害時における物資の保管等に関する協定書(山梨県倉庫協会)
災害時の医療救護活動に関する協定書(甲府市医師会)
災害時の歯科医療救護に関する協定書(甲府市歯科医師会)
災害時における応急医薬品等の優先供給及び医療救護活動に関する協定書(甲府市薬剤師
会)
災害時における支援協力に関する協定書(マックスバリュ東海)
地域情報ポータルサイトにおける行政情報等の発信に関する協定書(フューチャーリン
クネットワーク、アルファシステムサービス)
災害時におけるし尿等の収集運搬の協力に関する協定書(富士環境センター、環境整
備、昭和衛生社、東八商事、クリーンライフ)
災害時における応急活動の協力に関する協定書(坂本建運、千塚地区自治会連合会)
災害時におけるLPガスの供給等に関する協定書(県エルピーガス協会甲府地区)
災害時における応急活動の支援に関する協定書(山梨積水、大国地区自治会連合会)
災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(帝京山梨看護専門学校)
災害時における応急活動の支援に関する協定書(齋藤建設、東地区自治会連合会)
災害時における応急活動の支援に関する協定書(ホンダ四輪販売、国母地区自治会連合
会)
災害時における応急活動の支援に関する協定書(早野組、里垣地区自治会連合会)
災害時における炊き出し等に関する協定書(レパスト)
災害時における炊き出し等に関する協定書(一冨士フードサービス)
災害時等における山梨県立甲府第一高等学校の避難所及び避難地の利用に関する協定書
災害時等における山梨県立甲府西高等学校の避難所及び避難地の利用に関する協定書
災害時等における山梨県立甲府南高等学校の避難所及び避難地の利用に関する協定書
災害時等における山梨県立甲府東高等学校の避難所及び避難地の利用に関する協定書
災害時等における山梨県立甲府工業高等学校の避難所及び避難地の利用に関する協定書
災害時等における山梨県立甲府城西高等学校の避難所及び避難地の利用に関する協定書
防災啓発情報の発信に関する協定書(NTTタウンページ)
災害時における応急活動の支援に関する協定書(地建工業、大里地区自治会連合会)
災害時における災害救助犬及びセラピードッグの出動に関する協定書(日本レスキュー
協会)
災害発生時における甲府市と日本郵便株式会社南関東支社との協力に関する協定書
災害時における応急活動の支援に関する協定書(宏和建設、甲運地区自治会連合会)
5
69
70
71
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
95
97
99
100
102
103
104
105
106
107
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109
110
111
112
114
116
118
120
122
124
125
126
127
128
目 次
62.
63.
64.
避難所等情報提供に関する協定書(ファーストメディア)
災害時における相互協力に関する協定書(生活協同組合パルシステム山梨)
大規模災害時における施設の使用に関する協定書(甲府警察署)
129
130
131
第 4 節 避難場所 等
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
避難所開設セット収納備品一覧
災害時の指定避難場所一覧
福祉避難所一覧
医療救護所一覧
河川流域における避難場所
土石流発生に伴う避難場所
事前避難対象地区(警戒宣言発令時)
応急仮設住宅建設候補地
132
133
140
143
145
146
147
149
第 5 節 災害危険箇所
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
地すべり防止区域一覧
急傾斜地崩壊危険区域一覧
山地災害危険地一覧
土石流危険渓流一覧
土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域一覧
主たる老朽ため池の所在地及び整備状況
たん水防除施設
重要水防区域一覧
農業用取水堰及び水門一覧
土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設一覧
150
150
153
158
160
164
164
165
166
169
第 6 節 備蓄・資機材
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
食糧・生活必需品等の備蓄状況及び市防災倉庫所在地
生活必需品調達に係る市内関係業者一覧
災害時生活用水協力井戸
非常用貯水槽(飲用)設置場所一覧
配水池一覧
応急給水車両及び機器材等の現況
水防資機材数量表及び水防倉庫所在地
ごみ、し尿処理施設等一覧
収集運搬車両一覧
171
172
173
176
177
177
178
179
180
第 7 節 輸送・通信・広報
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
緊急通行(輸送)車両の標章及び確認証明書
車両通行止標識
有料道路を通行する車両の表示
異常気象時における道路等通行規制基準
県境における流入禁止規制
緊急輸送道路一覧
ヘリポートの種類と基準
飛行場外離着陸場一覧
ヘリコプター主要発着場一覧
公共建築物屋上番号表示一覧表
防災行政用無線一覧
上下水道局無線一覧
市内無線局一覧
衛星携帯電話配備場所一覧
181
182
183
184
185
185
188
190
190
191
193
202
202
208
6
目 次
15. 関東地方非常通信協議会構成機関一覧
16. アマチュア無線クラブ一覧
17. 報道機関一覧
18. 「東海地震に関連する情報」に伴う広報
209
210
210
211
第 8 節 消防・水防
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
消防の組織
消防水利一覧
消防団の現況
消防防災施設等整備計画
銃砲火薬類施設
火薬庫所有者一覧
高圧ガス関係事業所一覧
山梨県高圧ガス地域防災協議会防災事業所一覧(市内)
簡易ガス事業者の名称、所在地、供給区域一覧
危険物施設の状況
毒物及び劇物取締法関係施設
放射性同位元素等使用事業所
雨量観測所一覧
水位観測所一覧
217
218
219
221
222
222
222
222
223
224
224
224
225
225
第 9 節 文化財
1.
2.
3.
市内文化財一覧
建造物の防災施設設備状況
美術工芸品保存庫設置状況
226
231
232
第 10 節 様式
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
動員名簿
個人動員表
「災害報告取扱要領」に基づく被害報告様式(甲府市)
「災害報告取扱要領」に基づく被害報告様式(山梨県)
「火災・災害等即報要領」に基づく被害報告様式
県指定に基づく被害報告様式
被害の認定基準
警戒宣言による避難状況等報告書(事前、緊急、発災後)
「東海地震に関連する情報」発表時の報告・様式
各種救助に係る様式
災害救助用米穀の引渡要請書様式
避難所運営関係書
234
234
235
237
241
247
251
253
254
256
263
265
第 11 節 その他
1.
2.
3.
4.
大雨の基準地域メッシュ・コード図
大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準
地震に関する一般知識
気象庁震度階級関連解説表
267
270
272
275
7
総
則
編
総則編
第1章
第1
計画の目的と編成
目的
本市の北部及び南部の地域には土砂災害の危険地域が集中しているほか、地質的には盆地特有の複雑な地
下構造を有し、地震、暴風、竜巻、豪雨、地すべり、洪水、崖崩れ、土石流など極めて多種の自然災害が発
生しやすい自然条件下にある。
また、近年の異常気象、社会・産業構造の多様化に伴い、大規模災害の発生についても、その危険性が指
摘されている。
平成18年3月1日に、中道町及び上九一色村北部地域との合併により、市域が約40.5㎞2拡大した。
中道地域は、近年甲府圏域のベッドタウンとして新住民の定住化が進んでいる。
上九一色地域は、芦川沿いの山に囲まれた地域であるが、地域内では行政の中心地であることから、国道
沿いに住宅や商業、業務施設、行政機関が立ち並んでいる。
一方、中道地域、上九一色地域とも山間部であることから、急傾斜地崩壊危険箇所や土石流危険渓流等の
土砂災害危険箇所も数多い。
災害の軽減には、恒久的な災害対策と災害時の効果的対応が重要であるが、これらは一朝一夕に成せるも
のではなく、国、県、市、公共機関、市民それぞれが防災に向けて積極的かつ計画的な行動と相互協力の地
道な積み重ねにより達成するものである。
これらを踏まえ、「甲府市地域防災計画」は、災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第42条の規定に基づ
き、本市の防災に関する基本的事項を総合的に定め、市民の生命、身体及び財産を災害から保護することを
目的に、甲府市防災会議が策定する計画である。
第2
編成
この計画の編成は、次の4編からなる。
なお、地震対策編の各節において、風水害等対策編と内容が共通する計画については、風水害等対策編を
準用することとし、地震対策編に規定があるものを除いては、風水害等対策編によるものとする。
また、災害対策基本法第42条第3項の規定に基づき「地区防災計画」を定めたときは、その都度資料編に
加えるものとする。
総則編
風水害等対策編
地震対策編
1
資料編
総則編
第2章 防災計画の性格
第1
計画の性格
この計画は、市、県及び防災関係機関の防災業務の実施責任を明確にするとともに、これら関係機関相互
の密接な連絡調整を図るために必要な基本的事項を示すものであり、その実施細目、マニュアル(実践的応
急活動要領)等については、別途それぞれの機関の果たすべき役割、地域等の実態を踏まえつつ関係機関が
定める。
第2
計画の修正
この計画は、災害対策基本法第42条の規定に基づき、毎年検討を加え、必要があると認めるときは、これ
を修正する。
第3
1
防災計画の推進対策
市職員への周知徹底等
市の防災担当である防災課は、この防災計画を効果的に推進するため、他課との連携を図り、次の事項を
実行するものとする。
(1) 各種防災対策のマニュアルの作成や防災訓練等を通じた防災計画の職員への周知徹底
(2) 防災対策、マニュアルの定期的な点検
(3) 他計画(開発計画等)に対する防災の観点からのチェック
2
市民に対する防災意識の一層の高揚推進
この防災計画が効果的に推進されるためには、市職員のみならず、市民の防災に関する自覚と自発的協力
を得ることが重要であり、市は、市民等の防災意識の高揚に一層の努力を傾注するものとする。
2
総則編
第3章
防災の基本方針、基本理念及び施策の概要
○
防災とは、災害が発生しやすい自然条件下にあって、人口の集中、高度化した土地利用、増加する危険
物等の社会的条件をあわせ持つ本市の地域並びに市民の生命、身体及び財産を災害から保護する、行政上
最も重要な施策である。
災害の発生を完全に防ぐことは不可能であるが、災害時において発生し得る被害を最小化するための
「減災」への取り組みと、被害の迅速な回復を図る「復興」の考え方を防災の基本理念としていく必要が
ある。
○
いつどこでも起こり得る災害による、人的被害、経済被害を軽減し、安全・安心を確保するためには、
行政による公助はもとより、個々人の自覚に根ざした自助、身近な地域コミュニティ等による共助が必要
である。このため、国が決定した国民運動の推進の主旨を踏まえ、個人や家庭、地域、企業、団体等社会
の様々な主体が連携して日常的に減災のための行動と投資を息長く行い、その推進にあたっては、時機に
応じた重点課題を設定し課題解決に積極的に取り組むとともに、関係機関等の連携の強化を図ることが必
要である。
○
災害対策の実施にあたっては、関係機関はそれぞれの果たすべき役割を的確に実施していくとともに、
相互に密接な連携を図るものとする。併せて住民一人ひとりが自ら行う防災活動や、地域の防災力向上の
ために自主防災組織及び地域の事業者等が連携して行う防災活動を促進することで、関係機関、住民等が
一体となって最善の対策を取る必要がある。
○
平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、国内観測史上最大のモーメントマグニチュード9.0を記録
し、地震により発生した大津波や原子力発電所の事故は、東北地方及び関東地方の太平洋沿岸部に甚大な
被害をもたらした。また、この災害では、適切な災害予防対策及び応急対策により防ぎえた死があったこ
とや、二次的健康被害への住民の関心も高まった。本市においては、切迫性が指摘されている東海地震な
どの大規模地震等の発生が懸念されることから、日頃から市民の生命と暮らしを守るための備えをしてお
かなければならない。このため、東日本大震災など、多くの大災害の様々な教訓を生かすとともに、本市
の地域特性を踏まえ、災害による被害を最小限にとどめられるよう、具体的な防災施策を実施していく必
要がある。
○
男女双方の視点に配慮した防災を進めるため、防災に関する政策等の決定過程及び防災の現場における
女性の参画を拡大し、男女共同参画の視点を取り入れた防災体制を確立することが必要である。
○
防災には、時間の経過とともに災害予防、災害応急対策、災害復旧・復興の3段階があり、それぞれの
段階において国、県、市、公共機関、市民等が一体となって最善の対策をとることが被害の軽減につなが
る。なお、災害の規模によっては、ハード対策だけでは被害を防ぎきれない場合もあることから、ソフト
施策を可能な限り進め、ハード・ソフトを組み合わせて一体的に災害対策を推進するものとする。
○
災害に対する備えとして、県、市町村、公共機関等の災害予防責任者は、法令又はそれぞれ防災計画の
定めるところにより、必要な物資及び資材の備蓄を図るとともに、応援・受援体制の確立に向け、相互応
援に対する協定の締結、共同防災訓練の実施その他必要な措置を講じ、円滑な相互応援が図られるよう努
めるものとする。
各段階における基本理念及びこれにのっとり実施すべき施策の概要は、次のとおりである。
第1
災害予防
1
災害に強いまちづくりを実現するため、主要交通・通信機能の強化、治山治水事業及び市街地再開発事
業等による災害に強いまちの形成並びに公共施設、ライフライン機能の安全性の確保等を行う。
2 発災時の災害応急対策及びその後の災害復旧・復興を迅速かつ円滑に行うため、平常時から施設・設
備・資機材等の整備・充実、食料・飲料水等の備蓄、関係機関(保健医療、民間企業、ボランティア、NPO
及びNGO等を含む)相互の協力体制の構築に向けた、共同の防災訓練及び協定の締結等を行う。
3 市民の防災活動を促進するため、市民への防災思想・防災知識の普及、防災教育・防災訓練の実施、過
去の災害から得られた教訓を伝承する活動の支援、並びに自主防災組織等の育成強化、ボランティア活動
3
総則編
の環境整備、企業防災の促進等を行う。
公共交通機関が運行を停止した場合、自力で帰宅することが困難な帰宅困難者が大量に発生することが
予測されることから、帰宅困難者対策に対し「むやみに移動を開始しない」という基本原則と安否確認手
段について、平常時から積極的に広報するものとする。また、企業等に対して、従業員等を一定期間事業
所等内に留めておくことができるよう、必要な物資の備蓄等を促すなど、帰宅困難者対策を行なう。
5 複合災害(同時又は連続して2以上の災害が発生し、それらの影響が複合化することにより、被害が深刻
化し、災害応急対応が困難となる事象)の発生可能性を認識し、防災体制の構築に努める。
4
第2
災害応急対策
1
2
東海地震予知情報等の伝達、市民の避難誘導及び災害未然防止活動を行う。
発災直後の被害規模の早期把握、災害に関する情報の迅速なる収集及び伝達並びにそのための通信手段
の確保を行う。
3 被災による市町村の行政機能の低下等により被災状況の把握等が行えないと認められる場合、県は被災
情報の収集に意を用いる。
4 災害応急対策を総合的かつ効果的に行うため、市の活動体制の確立並びに他機関等との連携による応
援・受援体制の確立を行う。
5 災害の拡大を防止するための消火・水防等の災害防止活動を行う。
6 被災者のニーズに柔軟かつ機敏に対応するとともに、高齢者、障がい者その他の特に配慮を要する者(以
下、「要配慮者」という。)に配慮するなど、被災者の年齢、性別、障がいの有無といった被災者の事情か
ら生じる多様なニーズに適切に対応する。
7 被災者に対する救助・救急活動と負傷者に対する迅速かつ適切な医療活動を行う。
8 円滑な救助・救急、医療及び消火活動等を支え、また被災者に緊急物資を供給するため、交通規制、施
設の応急復旧、障害物除去等による交通の確保並びに優先度を考慮した緊急輸送等を行う。
9 被災者について避難先から安全な避難所への誘導、避難所の適切な運営管理、応急仮設住宅等の提供な
ど避難収容活動の調整等を行う。
10 被災者の生活維持に必要な食料、飲料水及び生活必需品等の調達、供給を行う。
11 被災者の健康状態の把握と必要に応じた救護所の開設、仮設トイレの設置、廃棄物処理等の保健衛生活
動、防疫活動及び迅速な遺体の処理等を行う。
12 防犯活動等による社会秩序の維持、物価・物資の安定供給のための施策を実施する。
13 被災者の生活確保に資するライフライン、交通施設等の応急復旧を行う。
14 流言飛語等による社会的混乱を防ぎ、適切な判断と行動を促すため、放送事業者、新聞社等の報道機関
及びポータルサイト・サーバー運営業者の協力を求めながら、被災者等への的確な情報伝達を行う。
15 二次災害の危険性を見極め、市民の避難など適切な応急対策を行うとともに、関係機関は、災害応急対
策に従事する者の安全の確保を図るよう十分配慮する。
16 ボランティア、義援物資、義援金、県内外からの支援の適切な受入れを行う。
第3
1
2
3
4
5
6
災害復旧・復興
被災地域の復旧・復興の基本方針の早急な決定と事業の計画的推進を行う。
被災施設の迅速な復旧を行うとともに、被災者に対して適切な援護を行うことにより、被災地の復興を
図る。
二次災害の防止とより快適な生活環境を目指した防災まちづくりを行う。
迅速かつ適切ながれき処理を行う。
被災者に対する資金援助、住宅確保、雇用確保等による自立的生活再建の支援を行う。
被災中小企業の復興等、地域の自立的発展に向けての経済復興の支援を行う。
第4
国、県等との連携
国、県、市等は、互いに連携をとりつつ、これら災害対策の推進を図るものとする。
4
風水害等対策編
風水害等対策編
第1章
第1節
第 1 章 風水害等対策編の概要
第 1 節 防災関係機関の処理すべき事務又は業務の大綱
第1
1
防災関係機関の役割
甲府市
防災の第一次的責任を有する基礎的地方公共団体として、指定地方行政機関、指定公共機関、指定地方
公共機関及び他の公共的団体等の協力を得て防災活動を実施する。
2
山梨県
市町村を包括する広域的地方公共団体として、指定地方行政機関、指定公共機関、指定地方公共機関及
び他の公共的団体等の協力を得て防災活動を実施する。
また、市町村及び指定地方公共機関が処理する防災に関する事務又は業務の実施を助け、かつ、その調
整を行う。
3
指定地方行政機関
指定行政機関及び他の指定地方行政機関と連携して防災活動を実施する。
また、市及び県の活動が円滑に行われるよう勧告、指導、助言等の措置を行う。
4
指定公共機関及び指定地方公共機関
その業務の公共性に鑑み、自ら防災活動を実施する。
また、市及び県の活動が円滑に行われるようその業務に協力する。
5
公共的団体及び防災上重要な施設の管理者
平素から災害予防体制の整備を図るとともに、災害時には災害応急対策を実施する。
また、市及び県その他防災関係機関の防災活動に協力する。
第2
1
処理すべき事務又は業務の大綱
甲府市
次の事項を実施し、災害に対処する。
ただし、災害救助法適用後は知事の補助機関として災害救助にあたるものとする。
なお、災害時においても、その果たすべき役割を継続できるよう、平時から組織の体制及び国(指定地
方行政機関)、県等の関係機関との間の連絡体制などを整備する。
(1) 災害予防
ア 防災組織の整備
イ 防災知識の普及及び教育並びに過去の災害から得られた教訓を伝承する活動の支援
ウ 防災訓練の実施
エ 防災に必要な物資及び資材の備蓄、整備及び点検
オ 防災に関する施設の整備、点検
カ アからオまでのほか、災害応急対策の実施に支障となる状態等の改善
(2) 災害応急対策
ア 災害に関する情報の収集、伝達及び広報
イ 警報の発令及び伝達並びに避難の勧告又は指示
ウ 消防、水防その他の応急措置
エ 被災者の救出、救助その他の保護
オ 応急教育の実施
カ 被災施設及び設備の応急復旧
キ 清掃、防疫その他の保健衛生活動
ク 犯罪の予防、交通規制その他の社会秩序維持の措置
ケ 緊急輸送の確保
コ 広域一時滞在に関する協定の締結
サ アからコまでのほか、災害発生の防ぎょ及び拡大防止のための措置をとることとする
1
風水害等対策編
第1章
第1節
(3) 災害復旧
ア 被災した施設等の原形復旧
イ 災害の再発防止
ウ ア及びイのほか、将来の災害に備える措置
2
山梨県
次の事項を実施するとともに、市町村及び指定地方公共機関が処理すべき防災に関する事務又は業務の
実施を助け、かつその総合調整を行う。
なお、災害時においても、その果たすべき役割を継続できるよう、平時から体制を整備する。
(1) 災害予防
ア 防災組織の整備
イ 市町村及び防災関係機関の防災事務又は業務の実施についての総合調整
ウ 防災知識の普及及び教育並びに過去の災害から得られた教訓を伝承する活動の支援
エ 防災訓練の実施
オ 防災に必要な物資及び資材の備蓄、整備及び点検
カ 防災に関する施設の整備、点検
キ アからカまでのほか、災害応急対策の実施に支障となる状態等の改善
(2) 災害応急対策
ア 災害に関する情報の収集、伝達及び広報
イ 警報の発令及び伝達並びに避難の勧告又は指示、市町村が避難勧告又は指示を行う際において必要な
助言の実施
ウ 消防、水防その他の応急措置
エ 被災者の救出、救助その他の保護
オ 応急教育の実施
カ 被災施設及び設備の応急復旧
キ 清掃、防疫その他の保健衛生活動
ク 犯罪の予防、交通規則その他の社会秩序維持の措置
ケ 緊急輸送の確保
コ 広域一時滞在に関する協定の締結
サ アからコまでのほか、災害発生の防ぎょ及び拡大防止のための措置
(3) 災害復旧
ア 被災した施設等の原形復旧
イ 災害の再発防止
ウ ア及びイのほか、将来の災害に備える措置
3
指定地方行政機関
(1) 関東財務局(甲府財務事務所)
ア 立会関係
各災害復旧事業費の査定立会(公共土木施設災害復旧事業費、農林水産業施設災害復旧事業費、公立
学校施設災害復旧事業費、公営住宅災害復旧事業費)
イ 融資関係
(ア) 地方公共団体に対する災害復旧事業債の貸付
(イ) 地方公共団体に対する短期資金の貸付
ウ 日本銀行甲府支店との協議等に基づく金融上の措置
(ア) 預貯金等の払戻し等の特例措置
(イ) 手形交換の特別措置
(ウ) 休日営業の特例措置
(エ) 融資の迅速化及び簡素化の特例措置
(オ) 生命保険料及び損害保険料払込みの猶予措置
(カ) 保険料支払いの迅速化措置
エ 国有財産関係
(ア) 地方公共団体が応急措置の用に供する場合における普通財産の無償貸与
(イ) 地方公共団体において、小学校・中学校・盲学校・聾学校又は養護学校の施設で、災害による著
しい被害がある場合における普通財産の無償貸与
(ウ) 災害その他の緊急やむを得ない事態の発生により、応急施設としてその用に供する場合における
所管する行政財産の使用許可
2
風水害等対策編
第1章
第1節
(2) 関東農政局(山梨支局)
ア 災害応急対策
(ア) 農業に関する被害状況の取りまとめ及び報告
(イ) 応急用食料の調達・供給対策
(3) 関東森林管理局(山梨森林管理事務所)
ア 国有林野の保安林、保安施設(治山施設)の維持・造成
イ 民有林直轄治山事業の実施
ウ 災害復旧用材(国有林材)の供給
(4) 関東運輸局(山梨運輸支局)
ア 災害時における輸送実態調査
イ 災害時における自動車輸送業者に対する輸送の連絡調整及び指導
ウ 災害時における自動車の応援手配
エ 災害による不通区間におけるう回輸送、代替輸送等の指導
オ 災害時における関係機関との連絡調整
(5) 東京管区気象台(甲府地方気象台)
ア 気象、地象、水象の観測及びその成果の収集、発表
イ 気象、地象、水象の予報及び特別警報・警報・注意報、並びに台風、大雨、竜巻等突風に関する情報
等を適時・的確に防災機関に伝達するとともに、これらの機関や報道機関を通じて住民に周知できるよ
う努める
ウ 市町村が行う避難勧告等の判断・伝達マニュアル等の作成に関して、技術的な支援・協力を行う
エ 防災気象情報の理解促進、防災知識の普及啓発
オ 災害の発生が予想されるときや、災害発生時において、山梨県や市町村に対し、気象状況の推移やそ
の予想の解説等を適宜行う
カ 異常現象発見の通報に対する適切な措置
キ 気象業務に必要な観測体制の充実を図るとともに、予報、通信等の施設及び設備の整備に努める
(6) 国土交通省関東地方整備局(甲府河川国道事務所)
管轄する河川、道路について計画、工事及び管理を行うほか、災害対策について次の事項を行う。
ア 防災対策の基本方針等の策定
イ 災害予防
(ア) 風水害対策の推進
(イ) 危機管理体制の整備
(ウ) 災害、防災に関する研究、観測等の推進
(エ) 防災教育等の実施
(オ) 防災訓練
(カ) 再発防止対策の実施
ウ 災害応急対策
(ア) 災害発生直前の対策
(イ) 災害発生直後の情報の収集・連絡及び通信の確保
(ウ) 活動体制の確立
(エ) 政府本部への対応等
(オ) 災害発生直後の施設の緊急点検
(カ) 災害対策用資機材、復旧資機材等の確保
(キ) 災害発生時における応急工事等の実施
(ク) 災害発生時における交通の確保等
(ケ) 緊急輸送
(コ) 代替輸送
(サ) 二次災害の防止対策
(シ) ライフライン施設の応急復旧
(ス) 地方公共団体等への支援
(セ) 被災者・被災事業者に対する措置
(ソ) 災害発生時における広報
(タ) 自発的支援への対応
エ 災害復旧・復興
(ア) 災害復旧・復興の基本方針
(イ) 災害復旧の実施
(ウ) 復旧・復興資機材の安定的な確保
3
風水害等対策編
第1章
(エ)
(オ)
(カ)
(キ)
第1節
都市の復興
借地借家制度等の特例の適用
被災者の居住の安定確保に対する支援
被災事業者等に対する支援措置
(7) 関東総合通信局
ア 非常通信の確保等及び関東地方非常通信協議会の運営
イ 防災及び災害対策用無線局の開設、整備についての指導
ウ 災害対策用無線機及び災害対策用移動電源車の貸出し
エ 非常災害時における重要通信の疎通を確保するため、無線局の開局、周波数等の指定変更及び無線設
備の設置場所等の変更を口頭等により許認可を行う特例措置(臨機の措置)の実施
オ 電気通信事業者及び放送局の被災・復旧状況の把握
カ 電気通信事業者及び放送局の被災・復旧状況等の情報提供
(8) 山梨労働局(甲府労働基準監督署)
ア 工場、事業場における爆発、火災及び有毒ガスによる中毒を防止するための監督指導及び特殊設備の
安全確保のための検査
イ 事業場内労働者の二次災害の防止
ウ 被災事業場に対する労働保険料の徴収猶予
エ 災害復旧工事における安全の確保
4
自衛隊(陸上自衛隊第一特科隊)
(1) 平素における準備
ア 防災関係資料の整備
イ 関係機関との連絡・調整
ウ 災害派遣計画の作成
エ 防災に関する教育訓練
オ その他
(ア) 防災関係資機材の点検・整備
(イ) 隊員の非常参集態勢の整備
(2) 災害派遣の準備
ア 災害派遣初動の準備
イ 災害等情報の収集
ウ 通信の確保
エ 要請等の確認及び派遣要領の決定
(3) 災害派遣の実施
要請又は被災の状況に応ずる部隊の派遣
(4) 撤収及び撤収後の措置
5
指定公共機関
(1) 東日本旅客鉄道(株)(甲府地区センター)、東海旅客鉄道(株)(静岡支社)
ア 災害による不通の場合の列車のう回運転
イ 台風、大雨、豪雨豪雪時における列車運転の混乱防止のための運転規制(安全輸送の確保)
ウ 災害警備発令基準に基づく警戒
エ 災害発生のおそれのある河川の水位観測
オ 応急資材の確保及び重機械類の民間借上げ
カ 災害時における不通区間の代行又は振替輸送
キ 生鮮食料品及び生活必需物資の輸送確保
(2) 東日本電信電話(株)(山梨支店)、(株)NTTドコモ(山梨支店)
ア 平素から設備自体を物理的に強固にし、災害に強く信頼性の高い通信設備を構築する
イ 電気通信システムの一部の被災が他に重要な影響を及ぼさないよう信頼性の向上を図る
ウ 災害時に重要通信を疎通させるための手段を確保する
エ 災害を受けた通信設備をできるだけ早く復旧する
オ 災害復旧及び被災地における情報流通についてお客様、国、地方自治体、ライフライン事業者及び報
道関係機関等と連携を図る
4
風水害等対策編
第1章
第1節
(3) 日本赤十字社(山梨県支部)
ア 被災者に対する医療、助産、遺体の処理その他の救助の実施
イ 応援救護班の体制確立とその整備
ウ 血液製剤の確保及び供給のための措置
エ 赤十字奉仕団(日赤防災ボランティア)による救護活動の連絡調整
オ 災害救助等の協力奉仕者の受付及び連絡調整
カ 被災者に対する赤十字救援物資の備蓄
キ 義援金の募集及び配分
(4) 日本放送協会(甲府放送局)
ア 災害対策基本法、気象業務法(昭和27年法律第165号)、日本赤十字社法(昭和27年法律第305号)その他
の法令の定める放送又は通信
イ 災害対策基本法に定める対策措置
(5) 中日本高速道路(株)(八王子支社)
ア 管轄する高速道路等の耐震整備
イ 災害時の管轄する高速道路等における輸送路の確保
ウ 高速道路の早期災害復旧
(6) 日本通運(株)(山梨支店)
ア 安全輸送の確保
イ 災害対策用物資等の輸送
ウ 災害応急活動のための市長の車両借上げ要請に対し、可及的に即応しうる体制の整備
(7) 東京電力パワーグリッド(株)(山梨総支社)
ア 電力供給施設の災害予防措置
イ 被災電力供給施設の状況調査とその早期復旧
ウ 災害発生時及びその前後における電力供給の確保
(8) 日本銀行(甲府支店)
ア 災害時における金融緊急措置についての金融機関に対する指導
イ 金融機関の支払現金準備に関する措置
ウ 損傷銀行券及び損傷貨幣の引換えのための必要な措置
エ 日本銀行代理店、取引銀行との緊密な連絡による国庫事務の円滑な運営
(9) 日本郵便(株)(甲府中央郵便局)
ア 地方公共団体又は日本郵便(株)が収集した被災者の避難所開設状況及び避難者リスト等の情報の相互
提供
イ 避難所における臨時の郵便差出箱の設置
ウ 被災者に対する郵便葉書等の無償交付
エ 被災者が差し出す郵便物及び被災地あて救助用郵便物の料金免除
オ 郵便窓口業務の維持
カ 緊急車両等としての車両の提供(車両を所有する場合に限る。)
キ 郵便局ネットワークを活用した広報活動
ク (株)ゆうちょ銀行の非常払い及び(株)かんぽ生命保険の非常取扱いについて、各社から要請があった
場合の取扱い
6
指定地方公共機関
(1) 放送機関((株)山梨放送、(株)テレビ山梨、(株)エフエム富士)
ア 地域住民に対する防災知識の普及と各種予報及び警報の報道
イ 地域住民に対する災害発生の情報、対策通報、ニュースの可及的速やかな報道
ウ 社会事業団体などによる義援金品の募集、配分への協力
(2) 輸送機関(山梨交通(株)、富士急行(株)、富士急山梨バス(株)、社団法人山梨県トラック協会)
ア 安全輸送の確保
イ 災害対策用物資等の輸送
ウ 災害応急活動のための知事の車両借上げ要請に対し、可及的速やかに即応しうる体制の整備
(3) ガス供給機関
(東京ガス山梨(株)、日本簡易ガス協会関東支部山梨県部会、社団法人山梨県エルピーガス協会)
ア ガス供給施設の耐震整備
イ 被災地に対するガス供給の確保
ウ ガス供給施設の被害調査及び復旧
5
風水害等対策編
第1章
(4) 医師会(社団法人甲府市医師会)
ア 被災者に対する救護活動の実施
イ 収容施設の調査、医薬品備蓄状況確認及び調達
(5) 山梨県道路公社
ア 有料道路の耐震整備
イ 災害時の有料道路における輸送路の確保
ウ 有料道路の早期災害復旧
7
公共的団体及び防災上重要な施設の管理者
(1)
ア
イ
ウ
エ
(2)
ア
イ
ウ
(3)
ア
イ
ウ
エ
(4)
ア
イ
(5)
ア
イ
(6)
ア
イ
8
農業協同組合、森林組合等農林業関係団体(甲府市農業協同組合、中央森林組合)
市が行う農林関係被害調査、応急対策に対する協力
農林産物等の災害応急対策に対する指導
被災農家に対する資金の融資又はそのあっせん
農林業生産資材等の確保、あっせん
商工会議所等商工業関係団体(甲府商工会議所、甲府南商工会)
市が行う商工業関係被害調査、応急対策に対する協力
災害時における物価安定についての協力
救助用物資、復旧資材の確保についての協力、あっせん
病院等医療施設の管理者
避難施設の整備及び避難訓練の実施
災害時における収容者の保護及び誘導
災害時における病人等の収容及び保護
災害時における被災者の収容及び助産
社会福祉施設の管理者
避難施設の整備及び避難訓練の実施
災害時における入所者の保護及び誘導
学校施設の管理者
避難施設の整備及び避難訓練の実施
災害時における応急教育対策計画の樹立と実施
公共施設等の施設管理者
避難訓練の実施
災害時における応急対策
その他の公共的団体
(1) 社会福祉協議会(山梨県社会福祉協議会、甲府市社会福祉協議会)
ア 災害時のボランティア活動に関する連絡調整
イ ボランティアの登録・受付及びその受入れ体制の確保
(2) 山梨県ボランティア協会
ア 災害時のボランティア活動に関する連絡調整
イ ボランティアの登録・受付及びその受入れ体制の確保
(3) 放送機関((株)エフエム甲府、(株)日本ネットワークサービス)
ア 地域住民に対する防災知識の普及と各種予報及び警報の報道
イ 地域住民に対する災害発生の情報、対策通報、ニュースの可及的速やかな報道
【資料編】
・ 防災関係機関及び連絡先一覧
P1
6
第1節
風水害等対策編
第1章
第2節
第 2 節 甲府市の概況
第1
1
自然的条件
位置及び面積
本市は、平成18年3月1日に東八代郡中道町及び西八代郡上九一色村(北部)と合併し、山梨県の中央にあ
り、県を東西に二分する形で位置する。市役所の現在地である東経138度35分、北緯35度40分、標高261m
の地点を中心として、市街地が形成され、山国における盆地内の県中央部に位置しているという立地条件
によって古くから県都として発展している。東西15.3㎞、南北41.5㎞と細長く、面積は212.41㎞2。東か
ら南にかけて笛吹市、富士河口湖町と接し、南から西にかけて身延町、市川三郷町、中央市、昭和町、甲
斐市とつながり、北西から北にかけて山岳続きに北杜市、さらに、北東から東にかけて山梨市に接してい
る。市街地は概ね平坦だが、北に高く、南に傾斜している。
2
地形及び地質
(1)
地形
地形を見ると、帯那山から発する相川の扇状地は市内北部地帯構造の大部分を占め、さらに金峰山を南
下して昇仙峡の奇勝を形成した荒川の扇状地が西部の千塚、飯田地区を構成し、さらに市の東部には愛宕
山の東麓にきわめて小規模の東光寺一帯の扇状地があり、また南部の全地域は笛吹川と荒川との中間地域
を埋め立てた沼沢性の濁川、沖積原によって占められ、これによって甲府市の地盤が構成されている。
(2) 地質
地質をみると、日本列島を横断する地質変動帯の中に位置するため、地質構造はきわめて複雑で、幾条
もの活断層、構成線、破砕帯が交錯し、深成岩から半深成岩、火山岩又は変成岩や堆積岩など多種多様な
岩石から構成され、日本における地質のメッカとされている。
(3) 地層
地層は、白峰山地と関東山地の秩父古生層を始め、中生代小仏層群、新第3紀御坂、富士川両累群、関
東ローム層、第4紀洪層、沖積両層などによって構成されており、各地で典型的な褶曲山岳や、火山台地
などが見受けられる。特に釜無川、笛吹川その他諸川の堆積物に覆われて、基盤の岩石はほとんど見るこ
とができないが、盆地内で実施されたボーリングの結果から次の層序が推定される。
自由面地下水
沖積層
3~15m
現河川堆積物礫層
沖積層
15~30m
河川堆積物礫層粘土層
第1帯水層
不透水層
30~35m
砂層礫層粘土層
洪積層
35~50m
凝灰角礫層
不透水層
50~55m
凝灰岩
被
圧
洪積層
55~80m
凝灰角礫岩
地
不透水層
80~85m
凝灰岩
下
第2帯水層
水
洪積層
85~350m
曽根層群粘土層礫層 砂質石英安山岩質凝灰岩
水ケ森火砕流
350~500m
輝石安山岩同質火山砕層岩等
御坂層群
500~800m
グリーンタフ質火山岩、火山砕層岩泥岩
酸性深成岩
800m~
花崗内緑岩石英閃緑岩
3
気象
本市の気象は、典型的な内陸性気候を示し、年平均気温の平年値は15.0℃であるが、気温の日較差、年
較差が大きく、最高気温の極値は40.7℃(平成25年8月10日)、最低気温の極値は-19.5℃(大正10年1月16
日)となっている。平年値による夏期の最高気温は7月上旬から30℃以上となり、8月上旬が最も高く、9月
上旬まで続く。
また冬期の最低気温は12月中旬から氷点下となり、1月下旬が最も低く、2月下旬まで続く。風は暖候期
に南西風が主風となり、寒候期には北西の季節風が吹きやすく、空気は乾燥する。
年降水量の平年値は1,135.2㎜である。
年
別 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
区
分
降水量(㎜)
1,052.5
1,095.5
1,023.0
1,320.0
1,423.5
1,003.5
939.0
1,190.0
平均気温(℃)
15.3
14.8
15.1
15.2
15.0
14.8
15.4
14.7
平均湿度(%)
62
63
62
65
63
63
60
62
風速10m/s以上の日数(日)
30
24
32
26
29
46
46
35
7
風水害等対策編
第1章
第2
1
第2節
社会的条件
人口の推移
世帯数
人口
平成19年度
86,842
平成20年度
内訳
40歳未満
40~65歳未満
男
女
男
女
男
女
198,978
97,054
101,924
46,055
42,650
32,039
32,374
87,503
198,594
96,597
101,997
45,170
42,223
32,000
32,265
平成21年度
88,208
198,336
96,340
101,996
44,341
41,676
32,079
32,182
平成22年度
89,136
198,445
96,386
102,059
43,882
41,267
32,277
32,207
平成23年度
89,347
197,460
95,760
101,700
42,951
40,484
32,648
32,583
平成24年度
89,604
196,229
95,036
101,193
41,890
39,693
32,694
32,517
平成25年度
88,556
194,898
94,387
100,511
40,754
38,646
32,433
32,110
平成26年度
89,028
192,601
93,251
99,350
38,924
36,778
32,069
31,696
65歳以上
総数
75歳以上
総数
高齢化率
65歳以上
後期
高齢化率
75歳以上
65~75歳未満
75歳以上
男
女
男
女
平成19年度
10,604
12,644
8,356
14,256
45,860
22,612
23.048%
11.364%
平成20年度
10,726
12,705
8,701
14,799
46,931
23,500
23.632%
11.833%
平成21年度
10,940
12,922
8,980
15,216
48,058
24,196
24.231%
12.199%
平成22年度
10,927
12,829
9,300
15,756
48,812
25,056
24.597%
12.626%
平成23年度
10,596
12,548
9,565
16,085
48,794
25,650
24.711%
12.990%
平成24年度
10,616
12,485
9,836
16,498
49,435
26,334
25.193%
13.420%
平成25年度
11,051
12,869
10,149
16,886
50,955
27,035
26.144%
13.871%
平成26年度
11,838
13,539
10,420
17,337
53,134
27,757
27.588%
14.412%
甲府市地区別人口動態表
2
抜粋
産業
本市の総人口のうち、14歳以下の年少人口と65歳以上の高齢人口を除いた生産年齢人口は、122,624人で
あり、産業別に就業者を見ると次の表のとおりである。
種別
就業者数
就業率
第1次産業
2,331人
2.7%
第2次産業
20,602人
23.6%
第3次産業
64,211人
73.7%
8
風水害等対策編
第1章
3
第2節
土地
本市の土地面積及び土地利用状況は、次の表のとおりである。単位(㎞2、%)
宅地
総面積
面積
212.41
※
4
27.92
農用地
構成比
面積
13.1
20.43
森林・その他等
構成比
9.6
面積
164.06
構成比
77.3
平成24年度土地に関する概要調書報告書による。
交通
(1) 道路交通
ア 道路交通量
本市を通る国道20号、358号、52号、411号、主要地方道甲府南アルプス線、甲府韮崎線の交通量は、
次のとおりである。
道路名
地点名
台数/12H
国道20号
中小河原地点
40,455
国道358号
相生三丁目地点
20,706
国道52号
寿町地点
15,956
国道411号
酒折二丁目地点
12,207
主要地方道甲府南アルプス線
貢川本町地点
23,196
主要地方道甲府韮崎線
横根町地点
16,485
このほかにも、中心市街地からの放射型道路で10,000~20,000/12H程度の交通量がある。
イ
広域交通道路
本市の広域交通道路としては、中央自動車道が甲府盆地を貫き、首都圏と中部・関西圏を結ぶ東西軸
として供用されている。また、第5次首都圏整備計画の「首都圏における大環状連携軸」に位置づけら
れる中部横断自動車道、北関東地域と甲府盆地を結ぶ西関東連絡道路及びこれらの広域交通道路を甲府
盆地内で連結する新山梨環状道路の整備が進められている。
(2) 公共交通
ア 鉄道
本市の鉄道には、東京と長野方面を結ぶJR中央線と、本市と静岡方面を結ぶJR身延線の2路線が
あり、広域的交通体系の一翼を担っている。JR中央線には2駅(甲府駅、酒折駅)、JR身延線には6
駅(甲府駅、金手駅、善光寺駅、南甲府駅、甲斐住吉駅、国母駅)がある。JR身延線については、甲府
駅・南甲府駅を除く4駅が無人駅となっている。
これらの7つの駅は、市の中央部・東部・南部地域に配置されており、徒歩・自転車等による駅勢圏
(駅を中心に半径1㎞)をみると、西部・北部地域は鉄道利用には不便な地域となっている。
イ
バス
バス路線は、国道・県道を主とした路線網が敷かれ、交通結節点である甲府駅を中心に市内、及び周
辺市町村に広く展開している。自家用車の普及により、バス交通は路線数・運行数とも減少しているも
のの、通勤・通学者にとって鉄道とともに、都市交通手段として重要な役割を果たしている。
第3
気象災害
本市の気象災害は梅雨期から台風期にかけての風水害が最も多い。
被害の特徴としては、短時間の集中豪雨によって中小河川や、都市排水の氾濫、あるいは急傾斜地や、宅
地造成地、低地における浸水等が多く見られる。
9
風水害等対策編
第1章
第2節
過去における主な被災状況
年月日
昭和10年9月21日
昭和34年8月14日
昭和34年9月26日
昭和41年7月22日
昭和41年9月25日
昭和52年8月13日
~18日
昭和53年7月8日
概要
5日間にわたった豪雨により、雨量は490㎜に達
し、市内各河川が氾濫し、荒川堤防が決壊し、西
部から南部にかけた範囲内に被害を受けた。
(台風7号)
8月13日午後3時ころから、甲府盆地は台風の影
響下に入り、14日午前零時、甲府地方気象台から
暴風雨警報が発表された。同日午前7時30分ころ
より東寄りの風が30m/sを超え、屋根が吹き上げ
られ、樹木、電柱は倒れ、倒壊家屋が続出し、道
路には水があふれ、田畑の流出、橋の崩壊等甚大
な被害を受けた。
被害状況
河川決壊1箇所
橋の流出3箇所
最大風速33.9m
最大瞬間風速43.2m/s
雨量194.7㎜気圧968.5mb
全壊家屋365戸半壊家屋1,746戸
床上浸水60戸床下浸水1,015戸
死者5名
水田等埋没冠水2,138.19ha
被害総額12億3,600万円
※災害救助法適用
(台風15号)
最大風速29.8m/s
台風第7号の恐怖が消えない9月に大型台風が紀 最大瞬間風速37.2m/s
伊半島に上陸し北東に進み、暴風雨が本市を襲っ 雨量82.1㎜全壊家屋60戸
た。台風第7号の襲来からわずか 40日余りのた 半壊家屋167戸床上浸水6戸
め、被災地は無防備状態のため甚大な被害を受け 床下浸水81戸
た。豪雨のほか、強風が3時間にわたって吹き荒
れ、大きな風害を受けた。
(集中豪雨)
甲府市の被害
7月22日午後7時、突然甲府盆地一帯を襲った集 死者1名負傷者57名
中豪雨は、約2時間のうちに甲府市街地で78ミリ 全壊及び流失25戸半壊79戸
の降雨量を記録し、近年にない大被害をもたらし 一部破損40戸床上浸水1,486戸
た。特に、帯那山から上積翠寺に集中した雨は、 床下浸水12,801戸
帯那川・相川・高倉川・藤川などの中小河川を氾 ※災害救助法適用
濫させた。
(台風26号)
最大風速17.5m/s
静岡県御前崎に上陸した台風は、富士川を北上 最大瞬間風速32.7m/s
し、甲府盆地南部を通過し、最悪の進路をとった 雨量65.8㎜
ため、県下全域が暴風雨圏に入り、夜間であった 気圧973.6mb半壊家屋5戸
などの悪条件が重なり、市内で予想外の被害を受 床上浸水681戸床下浸水3,978戸
けた。
死者1名傷者23名
※災害救助法適用
(集中豪雨)
床上浸水669戸床下浸水1,777戸
鳥島附近に発生した熱帯低気圧は紀伊半島海上 田畑冠水413ha、道路被害13箇所
から遠州灘沿岸に上陸し、駿河湾西岸沿いに進ん 校舎1箇所
で、関東南部を通って鹿島灘に去った。この間6 被害総額7億9,000万円
日、本市は断続的な豪雨に見舞われ、1時間に22 ※災害救助法適用
㎜を最高に10㎜以上の強い雨が降った。
本市日別の統計は、13日57㎜、14日11㎜、15
日0㎜、16日5㎜、17日154㎜、18日73㎜、計300㎜
であり、特に16~18日の3日で232㎜を記録した。
特に、南部、東部方面の被害が目立った。
(大雨.洪水.雷雨)
床上浸水158戸床下浸水1,426戸
南の湿った空気が流れ込み、大気が不安定な状 田畑冠水304.3ha河川決壊1箇所
態となったところに、前線の南下で寒気が流入 死者1名
し、益々不安定となり雷雨となった。午後2時40
分大雨警報・洪水・雷雨注意報が発表され、午後
2時25分から3時25分の間に73㎜という気象台開設
以来の記録的豪雨が本市の北部山岳地帯を除く全
域に集中し、特に東部、南部、西部の一部に被害
が目立った。
10
風水害等対策編
昭和57年7月31日
~8月3日
昭和57年9月10日
~9月12日
昭和58年8月14日
~17日
平成3年8月20日
~21日
平成3年9月18日
~19日
平成10年1月15日
(台風第10号と梅雨前線及び低気圧による山梨県
の大雨)
梅雨前線が関東の南海上に停滞し、台風第10号
の接近に伴い活動が活発となった。台風第10号は
8月2日午前零時ごろ渥美半島西部に上陸し、本州
を縦断し日本海に進んだ。3日には台風第9号から
変わった低気圧が本州の南岸沿いに東に進み、県
下は豪雨に見舞われた。
(台風第18号と前線による山梨県の大雨)
台風第18号が、12日午後6時ごろ、御前崎付近
に上陸し、午後8時から10時にかけて、山梨県東
部を縦断した。このため本州南岸に停滞していた
秋雨前線の活動が台風の北上に伴い活発となり大
雨をもたらした。
(台風第5号と第6号による山梨県の大雨)
台風第6号は14日、本州南海上を西進し、15日
志摩半島に上陸消滅したが、そのころ大型で強い
勢 力をもっ た台風第 5号が 四国の南 方海上を 北
上、17日渥美半島に上陸、蛇行して東進その後山
梨県東部をかすめ、北東に去った。
このため県下は大雨となり、山中で総降雨量
は、
1,034㎜を観測した。
(台風第12号による山梨県の大雨)
台風第12号は、20日から21日にかけて日本の南
海上を西北西進した。台風第12号を取り巻く雨雲
が本州上に停滞、山梨県東部にも強い雨雲が停滞
し、東部・富士五湖地方で総雨量が200~426㎜の
大雨となった。
甲府市の被害
負傷者1名全壊2棟
半壊2棟床上浸水26棟
床下浸水44棟等
甲府市の被害
全壊1棟半壊1棟
床上浸水244棟床下浸水560棟等
甲府市の被害
床上浸水27棟床下浸水549棟等
県下の被害
死者7名行方不明1名
負傷者3名全壊3棟
半壊一部損壊22棟床上浸水148棟
床下浸水440棟非住家229棟
田畑流失・埋没17ha道路172箇所
等 被害総額127億5,170万円
(台風第18号と秋雨前線による山梨県の大雨)
甲府市の被害
台風第18号は19日、日本の南海上を北東進し、 床上浸水20棟床下浸水118棟
19日夕方から夜半前にかけて房総半島にかなり接 農作物等
近してさらに北東進した。台風の接近とともに本
州南岸に停滞する秋雨前線の活動が活発となり、
山梨県内は総雨量104~469㎜の大雨となった。
(大雪)
甲府市の被害
14日午後3時、東シナ海に低気圧が発生し、発 家屋一部破損860棟
達しながら日本の南海上を東北東進し、15日午後 負傷者38名
9時には房総半島の南海上に進んだ。低気圧の前 農作物等被害総額約2億8千万円
面には北東から寒気が流れ込みこの影響で、甲府
では深夜1時ごろから本格的な雪となり、夕方ま
で降り続いた。同月8日、11~12日と雪が降り、
前回の雪が残っていたところへ、今回の大 雪と
なったことから、農作物を中心に被害が発生し
た。
最深積雪49㎝
(甲府市雪害対策本部設置1月19日~3月30日)
11
風水害等対策編
平成10年9月15日
~16日
(台風5号)
台風5号は16日午前4時ごろ、静岡県御前崎付近
に上陸し、その後関東地方から東北地方を縦断
し、16日午後4時ごろ青森県八戸市付近から太平
洋に抜けた。15日午後8時に甲府地方気象台より
大雨、洪水、暴風警報が発表された。本市では深
夜から明け方にかけて強く降ったため、里垣地区
等で床上・床下浸水の被害が発生した。最大風速
18.7m、最大瞬聞風速34.5m、総雨量153.5㎜
(甲府市災害対策本部設置9月16日~10月1日)
甲府市の被害
床上浸水35棟
床下浸水158棟
農作物等被害総額約1億円
平成12年9月11日
~12日
(集中豪雨)
平成12年9月11日~12日にかけて、本州上空に
停滞していた秋雨前線は台風14号からの暖かく
湿った空気の流れ込みによって活動が活発とな
り、全国各地の広い範囲で大雨となった。この集
中豪雨により、甲府市では24時間雨量が294.5㎜
に達し、甲府地方気象台の観測開始以来の最高を
記録した。(11日降り始メーカーらの総雨量は311
㎜)
(甲府市災害対策本部設置9月12日~13日)
(大雪)
平成13年1月26日の夜から27日にかけて、関東
の南海上を低気圧が発達しながら進んだ。このた
め、低気圧に向かって流れ込んだ湿った北東風の
影響により、甲府市では27日の降雪の深さ日合計
は45㎝に達し、甲府地方気象台の観測開始以来最
高を記録した。
(甲府市道路除雪対策本部設置1月27日~2月8日)
(台風23号)
台風23号は、10月20日午後、高知県に上陸した
後北上し、同日23時半頃には甲府市を通過した。
このため、市内では、台風が接近した20日15時頃
から22時頃にかけて激しい雨となり、19日7時か
ら21日9時までの総雨量は192㎜に達し、善光寺町
地内で山崩れが発生したほか、里垣、玉諸地区等
で、床上・床下浸水の被害が発生した。
(甲府市災害対策本部設置10月20日~10月21日)
(大雪)
平成26年2月13日、沖縄の南海上の低気圧が前
線を伴って発達しながら北東に進み、このため14
日明け方から15日午前にかけて降り続いた雪は、
積雪114cm(降雪量112cm)に達し、甲府地方気象台
観測史上最高を記録した。
(甲府市雪害対策本部設置 2月15日~3月12日)
甲府市の被害
全壊家屋1戸一部破損家屋4戸
床上浸水106戸床下浸水273戸
非住家床上浸水58棟
非住家床下浸水26棟
田畑冠水等91ha林地被害18箇所
林道被害9林道16箇所
道路冠水18箇所
避難世帯16世帯51名等
平成13年1月27日
平成16年10月20日
~21日
平成26年2月13日
~15日
甲府市の被害
農業用施設(ビニールハウス・
ぶどう棚の倒壊等) 2.2ha
救急出動12件12名搬送
甲府市の被害
半壊家屋1戸
床上浸水58戸床下浸水228戸
非住家床上浸水22棟
非住家床下浸水21棟
田畑の冠水等4.89ha林地被害3箇
所
林道被害1箇所
避難世帯75世帯170名等
甲府市の被害
農業用ビニールハウス、ぶどう
棚の倒壊等
市施設の建物が一部損壊他
負傷者56名
孤立世帯最大284世帯686名
帰宅困難者68名
雪崩事故・孤立集落からヘリに
よる救助35名
被害総額 調査中
※災害救助法適用
12
風水害等対策編
第2章
第1節
第 2 章 災害予防計画
第 1 節 防災組織の充実
第1
1
甲府市防災会議【防災課】
設置の根拠
災害対策基本法第16条
2
所掌事務
甲府市防災会議条例(昭和38年条例第26号)第2条
3
会長及び委員
甲府市防災会議条例第3条
4
定数
甲府市防災会議条例第3条
【資料編】
・ 甲府市防災会議条例
P9
・ 甲府市防災会議委員名簿
第2
P5
甲府市災害対策本部【防災課】
災害対策基本法第23条の2の規定により、甲府市地域防災計画の定めるところにより、災害対策本部を設
置することができる。組織、運営、活動等については、本編第3章第1節「応急活動体制」に定めるとおりと
する。
【資料編】
・ 甲府市災害対策本部条例
P10
・ 甲府市災害対策本部活動規程
P11
・ 甲府市災害対策本部活動要領
P13
第3
甲府市水防本部【道路河川課】
水防管理団体たる甲府市は、管轄区域内の水防が十分に行われるよう、水防法(昭和24年法律第193号)第3
2条の規定に基づき、別に定める「甲府市水防計画」を策定する。
水防管理団体の責任を遂行するため、甲府市水防計画に定める甲府市水防本部を建設部に置き、水防に対
する日常の監視、警戒に努め、緊急時には直ちに本部会議を招集して対策にあたる。
なお、甲府市災害対策本部が設置されたときは、直ちに水防本部は、災害対策本部に統合される。
第4
甲府市地震災害警戒本部【防災課】
地震対策編第4章第2節「東海地震に関連する調査情報(臨時)、東海地震注意情報及び東海地震予知情報
(警戒宣言発令)時の対策体制及び活動」に定めるところによる。
【資料編】
・ 甲府市地震災害警戒本部条例
P16
・ 甲府市地震災害警戒本部活動規程
P17
・ 甲府市地震災害警戒本部活動要領
P19
第5
1
自主防災組織・自衛消防組織【防災課・消防本部】
自主防災組織
(1)
設置の目的及び設置率等
災害対策基本法第5条に基づき、「自分たちの地域は自分たちで守る」を基本に、地域住民の自発的防災
組織として、自治会を単位に自主防災組織を設置している。
13
風水害等対策編
第2章
ア
イ
設置率
第1節
(平成28年3月1日現在)
自治会数
自主防災組織
設置自治会数
自主防災組織
未設置自治会数
設置率
521
503
18
96.54%
世帯組織率
組織されている
自 治 会 数
(平成28年3月1日現在)
組織されている
地 域 の 世 帯 数※
市内世帯数※
503
89,434
66,151
世帯組織率
73.96%
※世帯数の基準日は平成27年4月1日
(2)
住民の責務
地域住民は、地域の防災訓練への参加や、食料、飲料水その他生活必需物資の備蓄など自発的な防災活
動に努めるものとする。
また、高齢者、障害者、外国人、乳幼児、妊産婦などの要配慮者に十分配慮し、地域において要配慮者
を支援する体制が整備されるように努めるとともに、被災時の男女ニーズの違い等、男女双方の視点に十
分配慮するものとする。
(3) 組織の編成及び活動
自主防災組織は、組織や地域の状況に応じた規約を作成するとともに、災害発生時に効果的な防災活動
が行えるよう、甲府市防災リーダーを中心に平常時から準備、訓練に努めるものとする。
ア 編 成
各組織の規約の定めるところによるが、例示すると次のとおりである。
なお、自主防災組織を編成する際には、男女共同参画の視点を重視し、性別や年齢等により役割を固
定化することがないよう努める。
総 務 班
会長
情
報
班
消
火
班
救出・救護班
避難誘導班
給食・給水班
イ
平常時の活動
(ア) 情報の収集伝達体制の確立
(イ) 防災知識の普及及び防災訓練の実施並びに過去の災害から得られた教訓の伝承
(ウ) 防災資機材等の整備・点検、物資等の備蓄
(エ) 必要に応じて、当該地区における自発的な防災活動に関する計画書の作成及びこれを地区防災計
画の素案として市防災会議への提案
ウ 災害発生時の活動
(ア) 地域内の被害状況等の情報の収集、住民に対する避難勧告・指示の伝達
(イ) 初期消火等の実施
(ウ) 救出・救護の実施及び協力
(エ) 集団避難の実施
(オ) 炊出しや救助物資の配布に対する協力
(4) 市の指導
市は、性別や年齢等による役割の固定化をすることがないよう指導するとともに、甲府市防災リーダー
を育成し、自主防災組織の活性化と地域防災力の強化に努める。
また、自主防災組織の未設置自治会における組織化の推進及び避難所等の防災資機材等の計画的な配備
に努める。
なお、災害対策基本法に基づき、一定の地区内における地区防災計画を位置づける提案を受けた際は、
甲府市防災会議に諮り、必要があると認めるときは、甲府市地域防災計画に規定する。
14
風水害等対策編
第2章
2
第1節
自衛消防組織
(1)
事業所の自衛消防組織
学校、病院、百貨店で一定規模以上の事業所については、防火管理者及び防災管理者を主体とした自衛
消防組織の育成を図る。
(2) 危険物施設及び高圧ガス施設の自衛消防組織
危険物施設における自衛消防組織の活動等に対し、自主的な防災組織の充実を図るよう指導する。ま
た、高圧ガス施設は、爆発性、可燃性等の極めて危険な性質を持つため、専門的知識を有する高圧ガス関
係業界による地域的な自衛消防組織を編成する。さらに高圧ガス保安団体を通じて防災活動に関する技
術、防火訓練の実施等について指導する。
(3) 地震防災応急計画を作成する事業所の自衛消防組織結成率
(平成27年3月31日現在)
事業所数
自衛消防組織結成数
自衛消防組織未結成数
結成率
1,770
1,262
508
71.3%
15
風水害等対策編
第2章
第2節
第 2 節 防災知識の普及・教育に関する計画
第1
防災知識の普及・教育【防災課・教育部・消防本部】
防災に携わる職員の資質を高め、また、災害に際しては、市民自らが主体的に判断し、行動できることが
重要であることから、市民の各種災害に対する認識を深めるため、県、市、防災関係機関及び防災上重要な
施設の管理者(災害対策基本法第47条第1項に規定する災害予防責任者)は防災知識の普及・教育の実施に努
めるものとする。
その際、高齢者、障がい者、外国人、乳幼児、妊産婦などの要配慮者に十分配慮し、地域において要配慮
者を支援する体制が整備されるように努めるとともに、被災時の男女ニーズの違い等男女双方の視点に十分
配慮するように努める。
また、職員に対する防災教育として防災気象講習会、研修会、講演会等を開催し、災害時における的確な
判断力の養成、あるいは防災上必要な知識及び技能の向上を図るとともに災害時における活動の手引書、パ
ンフレット等を作成し、配布するよう考慮するものとする。
1
職員に対する防災教育
(1)
防災気象講習会
職員を対象とした防災気象についての講習会等を、甲府地方気象台と協力して実施する。
(2) 研修会
災害対策関係法令等の主旨を徹底及び防災関係条項の研究を行うとともに、土木、水防、建築、防災、
営農その他防災技術の習得するための研修会に参加し資格習得に努める。
(3) 検討会
防災訓練と併せて検討会を開催し、災害時における業務分担等についての自覚と認識を深める。
(4) 見学、現地調査
防災関係施設、防災関係研究機関等の見学、危険地域等の現地調査を行い、現況の把握と対策の検討を
行う。
(5) 印刷物
災害発生時の動員体制、初動対応、応急対策その他必要な事項等をまとめた防災ハンドブック等を作成
し、職員に配布する。
(6) 先進自治体等の調査・研究
先進自治体等の事例を調査、研究し、防災知識の向上を図る。
2
学校教育における防災教育
学校教育の全体を通じて、災害の種類、原因についての科学的知識の普及、災害予防措置及び避難の方
法等自主防災思想を浸透させるため、防災意識の高揚を図る。
なお、教育方法及びその内容は、災害に関する過去の教訓を生かした実践的なものとし、次のとおり実
施する。
(1) 教育課程内の指導
教育課程の中に災害の種類、原因、実態並びにその対策等防災関係の事項をとりあげ習得させる。
(2) 防災訓練
学校行事等の一環として防災訓練を実施し、学校、家庭、地域等における防災の実践活動、避難行動等
について習得させる。
(3) 教育課程外における防災教育
防災関係機関、防災施設並びに防災関係の催し等の見学を行う。
3
社会教育における防災教育
社会教育の場において、次の教育方法による防災教育を組み入れ、防災意識の高揚を図る。
講座
防災に関係の深い気象学等の基礎知識、防災に対する一般的、個人的、集団的な心得についての講座を
カリキュラムに編成する。
(2) 実習
救護の方法、特に人工呼吸等、応急手当に関する知識と技術について体得させる。
(3) 話し合い学級
カリキュラム「防災についての話し合い学習」を組み入れ、講座、映画、テレビ、ラジオ、体験談等を
素材として話し合い学習を進める。
(4) 見学
防災関係機関、施設並びに災害現場等の見学を行う。
(1)
16
風水害等対策編
第2章
(5)
4
第2節
印刷物
防災関係資料等を収集してパンフレットを作成、配布する。
主要事業所における防災教育
主要事業所等においては、防火管理者及び安全管理者をして防災教育の徹底を図るほか必要に応じて関
係防災機関の職員が指導にあたる。
第2
市民に対する広報【防災課】
市は、次の内容を市民に対し広報及び講習等を行い、防災知識の普及を図る。
1
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
2
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
3
啓発の方法
新聞、広報誌の活用
テレビ、ラジオの活用
防災行政用無線の活用
社会教育の場の活用
県立防災安全センターの活用
ハザードマップなど、防災関係資料の作成、配布
ソーシャルネットワーキングサービスによる情報配信
防災情報コーナーの活用
啓発の内容
防災に対する一般知識
気象、災害発生原因等に関する知識
災害予防措置
災害危険箇所、適切な避難場所、避難路等に関する知識
「災害伝言ダイヤル171」等、安否情報の確認のためのシステムの効果的、効率的な活用に関する知識
災害発生時に取るべき措置
防災マニュアルの全戸配布とインターネットによる配信
平成9年度に初版した「わが家の防災マニュアル」について、平成27年度に4回目の改訂を行い全戸に配
布するとともに、各種ハザードマップ等と併せて甲府市ホームページに掲載して、常に閲覧ができるよう
市民サービスに努める。なお、ハザードマップを立体的に閲覧できる甲府市防災情報WEBについても、
同様とする。
4
各種マニュアルの配布
市では、次のマニュアルを作成し、地域住民に配布するなど、防災意識の高揚に努めている。
(1) 自主防災計画作成マニュアル
災害時は、地域密着型の防災活動を展開することが重要であることから、平常時の活動から災害直前・
直後の行動、更には災害時の応急活動を細分化して、住民自身と自主防災組織が取るべき行動と役割を明
確にし、地域の実情に応じた自主防災計画の策定を推進するためのマニュアルとして、従前の「自主防災
組織マニュアル(作成の手引き)」を平成27年3月に改訂した。
(2) 避難所運営マニュアル(作成モデル)
災害時における避難所運営委員、市職員及び施設管理者、更には実際の避難所運営に携わらなければな
らない避難住民を対象に、住民主体の円滑な避難所運営方法を簡潔に示している。
なお、避難所独自のマニュアル作成のためのフォーマットを、市ホームページに掲載している。
(3) 地域防災マップ作成マニュアル
地域の危険箇所や安全な避難経路の確認、要配慮者の所在状況の把握等を行い地域防災マップを作成す
ることは、災害時の被害軽減に繋がるとともに、作成の過程を通じて地域住民のコミュニケーションを高
め地域防災力の向上にも寄与するものである。
このため、地域防災マップ作成マニュアルにより、自治会等地域単位での防災マップ作成を促進する。
(4) 甲府市総合防災訓練地区会場訓練マニュアル
東海地震等の発生に備え、地域の連携強化と防災技術の向上を図ることはもちろんであるが、市内の地
域別防災力のバランスも考慮しなければならない。
本マニュアルは、統一した訓練を実施することで、防災知識や防災技術の共通認識と、バランスのとれ
17
風水害等対策編
第2章
第2節
た地域防災力の向上を図ることが可能となり、災害発生時の迅速な救護活動等による死傷者発生の防止
と、被害の軽減を目的としている。
5
防災情報コーナー
防災情報コーナーでは、各種防災情報をはじめ、自主防災組織や消防団の活動紹介、防災啓発映像の放
映並びに、GISを活用した甲府市防災地図情報の閲覧ソフト等のコンテンツを大型高精細タブレットモニ
ターて公開することにより、市民の防災意識の高揚を図る。
また、設置する機能により、防災図上訓練、防災講話、社会科見学等、防災教育施設としても有効活用
を図っていく。なお、コーナーソフトの一部は、インターネット上で一般公開していく。
(コンテンツ内容)
○ 防災啓発映像
○ 防災情報・気象情報
○ 自治会防災活動情報
○ 消防団活動情報
○ 災害史年表
○ J-ALERT放送試聴
○ 防災地図情報
第3
県立防災安全センターによる防災知識の普及【消防本部】
県立防災安全センターでは、次のような展示室や訓練室等が整備されている。
市は、市職員だけでなく、児童・生徒等の課外活動にも当該施設を活用し、また一般住民に対しては当該
施設の周知、利用を推進し、防災知識の普及を図る。
地震体験装置
地震の恐怖
突発地震の際の体験装置
燃焼の経過
アイロンの発火、燃焼拡大を学べる装置
消火体験コーナー
消火器を使った初期消火の体験ができるコーナー
情報提供コーナー
各種防災関係情報を提供するコーナー
耐震木造家屋建築模型
展
示
室
119番通報・災害用伝言
ダイヤル171体験コーナー
亀裂断層発生システム
地震のメカニズム
地震に強い家屋、家具取付け方法の模型
119番の通報体験と災害用伝言ダイヤル171の利用体験ができるコー
ナー
直下型地震と横ゆれ地震を組み合わせ、直下型地震の構造を学べる装
置
プレート理論を学べる装置
地球儀
世界の地震分布、地球の内部を学べる地球儀
Q&A
防災、消防等の知識を試す装置
展示品
101品目、119点
視聴覚教室
120人収容、ビデオ、映写装置等
図書・相談室
400冊
訓練・実習室
応急救急装置、消火実習、危険物爆発実験等
山梨県立防災安全センター
第4
震度1から7までを体験できる装置
中央市今福991
055-273-1048
企業防災の促進【消防本部・防災課】
企業は、災害時における企業の果たす役割(従業員及び顧客の安全確保、二次災害の防止、事業の継続、
地域住民への貢献、男女共同参画の視点を重視した対応等)を十分認識して、災害時に重要業務を継続する
ための事業継続計画(BCP)の策定、災害時行動マニュアルの作成、防災体制の整備、事業継続マネジメン
ト(BCM)の取り組みを通じて、防災活動の推進に努めるものとする。
特に、食料、飲料水、生活必需品を提供する事業者など災害応急対策等に係る業務に従事する企業は、関
係機関との協定の締結や防災訓練の実施等の防災施策の実施に協力するよう努める。
このため、市は、企業の防災意識の高揚を図るため、様々な機会を捉え企業防災の必要性及び企業が地域
コミュニティの一員として地域の防災活動を積極的に参加するよう、普及啓発、協力要請を行っていく。
18
風水害等対策編
第2章
第3節
第 3 節 防災訓練に関する計画
市は、複合的な災害を視野に入れ、災害発生時等に効果的な防災活動が実施できるよう次の訓練を実施す
る。
また、訓練の実施にあたっては、高齢者、障害者、外国人、乳幼児、妊産婦などの要配慮者に十分配慮
し、支援体制が整備されるように努めるとともに、被災時の男女ニーズの違い等、男女双方の視点に十分配
慮するように努めるものとする。なお、訓練後には事後検証を行い、課題を明らかにするとともに、必要に
応じて改善を行う。
第1
総合防災訓練【防災課】
市は、県、学校、自主防災組織及びその他防災関係機関等と合同し、また、関係団体及び市民と協働し
て、災害発生時における各種応急対策等の総合訓練を次により実施する。
1
実施時期
原則として、毎年8月の最終日曜日とし、関係機関との協議により決定し実施する。
2
実施内容
出来るだけ多くの防災関係機関が参加する訓練とするよう協議を行い、その都度要綱を定めて実施す
る。
3
訓練重点事項
情報通信連絡、災害対策本部設置・運営、避難、救出・救護、災害警備、消防、水防、救援物資輸送・
調達、防疫・給水、応急復旧、炊き出し等
第2
非常通信訓練【防災課】
有線通信施設の途絶等の事態に備え、次により通信訓練に参加する。
1
参加機関
市、県及び関東地方非常通信協議会構成員
2
実施時期及び実施方法
関係機関と協議し、その都度定める。
【資料編】
・ 関東地方非常通信協議会構成機関一覧
第3
1
P209
避難訓練【消防本部】
対象
学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店その他消防法第8条(昭和23年法律第186号)により防火管理
者の選任義務のある防火対象物の管理者は、避難訓練を行い、人命、身体を災害から保護するよう努める
ものとする。
また、防火管理者の選任義務のない防火対象物の管理者も前記に準じて行うものとする。
この場合、高齢者や障害者、外国人、乳幼児、妊産婦などの要配慮者に対しても、必要な対策を講ずる
よう努め、男女共同参画についても留意するものとする。
2
留意事項
学校等(保育所、幼保連携型認定こども園を含む)においては、次のことに留意するものとする。
災害の種類や規模、発生時間など、様々な場面を想定し、地域の自主防災組織等と連携するなどして
訓練を実施する。
(2) 実施の回数は、年間を通じて季節や他の安全指導との関連及び生徒等の実態を考慮して決定する。
(3) 人命、身体の安全の確保を基本とする。
(1)
第4
1
防疫訓練【収集課】
職員の訓練
常に防疫作業の習修を図り、随時防疫演習を行う。
19
風水害等対策編
第2章
2
第3節
機材器具等の整備
必要な器具、機材等は計画的に整備し、随時点検を行い、いつでも使用できるよう、保管する。
第5
消防訓練【消防本部】
消防関係機関は、消防に関する訓練の実施のほか、必要に応じて消防機関相互の合同訓練を行い、また他
の避難訓練と併行して行うものとする。
1
実施時期
火災の起こりやすい季節又は訓練効果のある適当な時期に実施する。
2
実施場所
火災のおそれのある地帯又は訓練効果のある適当な場所を選んで行う。
3
実施方法
あらかじめ作成された火災想定により、訓練場所に最も適した消火活動その他関連活動を実施する。
第6
自主防災組織訓練【防災課】
各単位自主防災組織が防災計画に従い訓練を行う。実施にあたっては、防災関係に従事する市職員を派遣
して、初期消火、避難、避難所運営等を指導し、被害を最小限に防除し得るよう努める。
第7
1
情報伝達等訓練【防災課】
内容
職員を対象に、災害時等緊急連絡網及び各課緊急連絡網を使用した電話による情報伝達訓練及び防災情
報システムによるメール配信訓練を行う。
2
実施時期
災害の突発性を考慮し、予告なしに実施するものとする。
20
風水害等対策編
第2章
第4節
第 4 節 防災施設・資機材の整備計画
災害時に円滑な災害応急活動ができるよう、防災施設、防災資機材の整備を推進する。
第1
1
倉庫等の整備【防災課・道路河川課】
防災倉庫
大規模災害に備えて、市内8箇所の防災倉庫に、防災資機材や備蓄非常用食糧を配備する。
また、全指定避難所に防災倉庫を設置し、災害応急対策の早期対応を図るため、備蓄非常用食料、粉ミ
ルク、避難所用マット、毛布、発電機、投光器、担架、防災ラジオ等の防災資機材を分散配備する。
【資料編】
・ 災害時の指定避難場所一覧
P133
・ 食糧・生活必需品等の備蓄状況及び市防災倉庫所在地
P171
2
水防倉庫
大規模災害に備えて、市内9箇所の水防倉庫に、土のう等水防資機材を配備する。
【資料編】
・ 水防資機材数量表及び水防倉庫所在地
P178
3
地域防災拠点施設(コミュニティ防災施設)
防災資機材等の備蓄機能、自主防災組織の研修、訓練施設機能を併せ持つ施設を整備する。
本計画書では、地震対策編第2章第1節第1「地震対策緊急整備事業」に登載している。
第2
避難場所【防災課】
市は、資料編に掲げるとおり災害対策基本法に基づき、災害の種類に適した避難場所として指定している
が、人口動態等を勘案し適宜見直しを図る。
第3
避難所の整備【関係各課】
避難所における貯水槽、組み立てトイレ、避難所用マット、通信機器、発電機等のほか、高齢者、障害
者、乳幼児、妊産婦、外国人等の要配慮者にも配慮した避難に必要な施設・設備の整備に努めるものとす
る。
さらに、ラジオ等被災者による災害情報の入手に資する機器の整備を図るものとする。
第4
避難所開設セット【防災課】
避難所の迅速な開設と円滑な運営に必要となる文具等の諸物品や、避難所の看板、避難所運営マニュア
ル、受付用紙など必要最低限を収納した「避難所開設セット」を全指定避難所(宮本、能泉地区地域連絡所
防災倉庫を含む)に配備している。
【資料編】
・ 災害時の指定避難場所一覧
P133
・ 避難所開設セット収納備品一覧
P132
第5
1
防災倉庫・資機材・物資等の配備と点検・整備【防災課・道路河川課】
配備と点検
市及び関係機関等は、災害応急対策に必要な防災倉庫や資機材、物資等を配備するとともに、災害時に
有効に使用できるよう定期的に点検・整備を行うものとする。
21
風水害等対策編
第2章
2
第4節
資機材等の点検内容
(1)
(2)
(3)
(4)
第6
資機材
規格ごとに数量の確認
不良品の取替
薬剤等の効果測定
その他必要な事項
(1)
(2)
(3)
(4)
機械類
不良箇所の有無及び故障の整備
不良部品の取替
機能点検及び外観点検の実施
その他必要な事項
仮設トイレ等の整備【防災課】
断水等により水洗トイレが使用できない場合に備え、指定避難所の防災倉庫に組み立てトイレを備蓄する
とともに、組み立てトイレが不足する場合は防災協定に基づき仮設トイレを設置する。
なお、仮設トイレ等を設置した場合には、設置場所を広報し、し尿処理及び衛生管理の徹底を図る。
【資料編】
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(ニッケン)
P67
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(太陽建機)
P68
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(アクティオ)
P74
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(甲陽建機リース)
P75
・ 災害時におけるし尿等の収集運搬の協力に関する協定書(5業者)
P102
第7
マンホールトイレの整備【上下水道局・防災課】
断水等により水洗トイレが使用できない場合に備え、下水道供用区域内の耐震性を有する管渠に接続が可
能な指定避難所へ、マンホールトイレを整備する。
22
風水害等対策編
第2章
第5節
第 5 節 火災予防計画
第1
1
消防力の充実強化【消防本部・防災課】
自治体消防力の充実強化
(1)
消防組織の充実強化
市は、消防施設・設備及び地域消防の要である消防団組織を充実強化し、消防体制の充実を図る。その
際、女性消防職員及び団員の能力が発揮できるような環境整備に配慮する。
また、消防団と連携して、自主防災組織の初期消火を徹底し、火災の延焼防止を図る。
(2) 消防施設等の整備強化
家庭及び各事業所においては、初期消火活動が十分発揮できるよう、消火器や可搬式小型動力ポンプ等
を整備する。
また、市及び甲府地区消防本部においては「消防力の整備指針」「消防水利の基準」に基づき、計画的
な消防施設等の整備強化に努める。
更に、規模災害時に被害を最小限に食い止め、発災直後の初期消火活動や救助活動を円滑に進めるた
め、施設の耐震化にも努める。
(3) 消防団員の教育訓練
市は救急業務の高度化に対応するため、消防団員等の応急手当普及員の養成に努める。
また、消防団員の総合訓練等を通じて、救急救助技術等専門的技術の向上を図るものとする。
【資料編】
・ 消防の組織
P217
・ 消防水利一覧
P218
・ 消防団の現況
P219
・ 消防防災施設等整備計画
P221
2
地域の消防力の整備強化
(1)
日常訓練
市は、自主防災組織の育成、強化を図り、組織の核となる責任者等に対して研修を実施し、これらの組
織の日常訓練の実施を促すものとする。
(2) コミュニティ防災センター
市は、平常時には自主防災組織の研修、訓練の場となり、災害時には避難、備蓄等の活動の拠点となる
コミュニティ防災センターの整備、建設を促進するとともに、救助救護資機材の充実を図るものとする。
なお、現在本市では、西部コミュニティ防災センター、南東部コミュニティ防災センター及び北部コ
ミュニティ防災センターを設置している。
名称
所在地
電話番号
西部コミュニティ防災センター
甲府市富竹2丁目2-27
055-228-0508
南東部コミュニティ防災センター
甲府市増坪町251-1
055-244-0338
北部コミュニティ防災センター
甲府市岩窪町261
055-254-9766
(3) 防火・防災活動の推進
防火対象物の関係者は、自衛消防組織の整備を充実させ、従業員、顧客の安全、経済活動の維持、地域
住民への貢献等を十分認識し、災害時行動マニュアルの作成、防火・防災対策の整備、防災訓練等の実施
など、防火・防災活動の推進を図る。
第2
1
火災・防災予防対策の強化【建築指導課・消防本部・防災課】
建築同意制度の効果的活用
市は、建築物を新築、増築等計画の段階で防火防災の観点からその安全性を確保できるよう、甲府地区
消防本部と連携して、建築基準法(昭和25年法律第201号)第6条に基づく建築確認申請と同時に消防法第7
条に基づく建築同意制度の効果的な運用を行い、建築面から火災予防の徹底を図るものとする。
2
一般家庭に対する指導
市は、自主防災組織など各種団体を通じて、一般家庭に対して消火器具、簡易消火用具及び防火思想の
普及徹底を図るとともに、住宅用火災警報器の普及・促進を図り、これらの器具等の取扱い方法を指導す
る。また、初期消火活動の重要性を認識させ、火災発生時における初期消火活動の徹底と、防災訓練への
積極的参加促進を図るものとする。
23
風水害等対策編
第2章
3
第5節
防火対象物の防火・防災管理体制の推進
市は、甲府地区消防本部と連携して次の措置を行い、防火対象物の防火・防災管理体制を推進する。
不特定多数の者が利用する防火対象物は、火災が発生した場合の危険が大きい。
このため、消防法に規定する一定規模以上の防火対象物については、防火・防災管理者を必ず選任さ
せるものとする。
(2) 防火・防災管理者に対して消防計画を作成させ、自衛消防組織の設置及び消火、通報、避難、その他
防火・防災管理に関する訓練の実施、消防用設備等の点検、火気使用等について指導を行うものとす
る。
(1)
第3
1
防火・防災管理者制度の確立【消防本部】
防火管理者
一定規模を超える防火対象物(多数の者が出入し、勤務し、又は居住する防火対象物のうち、自力避難
困難者が入所する施設等で収容人員10人以上、映画館・キャバレー・ホテル・旅館・百貨店・マーケッ
ト・病院等で収容人員30人以上又及びその他の防火対象物で収容人員50人以上のもの)の管理権原者に対
し、消防法施行令(昭和36年政令第37号)第3条に定める資格を有する防火管理者を選任させ、消火、通報
及び避難訓練の実施を定めた消防計画の作成等、防火管理上必要な業務を行わせる。
2
防災管理者
一定規模を超える防火対象物(共同住宅、格納庫等又は倉庫を除いた用途に供する、延べ面積5万㎡以
上、5階以上10階以下で延べ面積2万㎡以上、11階以上で延べ面積1万㎡以上のもの)には、消防法施行令
(昭和36年政令第37号)第47条に定める資格を有する防災管理者を選任させ、地震災害等に対応した消防計
画の作成及び応急対応や避難訓練等、大規模地震に対応した防災管理上必要な業務を行わせる。
第4
火災予防査察【消防本部】
火災発生及び被害の拡大を防止するため、火災予防査察規程に基づき、防火査察を実施する。
1
一般査察
年間査察実施計画に基づき、防火対象物の査察を実施する。
2
特別査察
消防長等が、火災予防上必要があると認められる防火対象物に対して、査察を実施する。
第5
1
危険物等に対する予防措置【消防本部】
実態把握等
危険物その他火薬類、プロパンガス等の爆発引火するおそれのある物品を貯蔵、取扱う建物又は設置場
所等の実態把握あるいは法令規制違反事項の是正に努める。
2
自衛消防組織の育成
危険物取扱者等に対する法令講習の実施及び消防訓練の指導等防火教育の徹底を図るとともに自衛消防
組織の育成を図る。
【資料編】
・ 銃砲火薬類施設
P222
・ 高圧ガス関係事業所一覧
P222
・ 火薬庫所有者一覧
P222
・ 危険物施設の状況
P224
第6
火災危険区域の指定【消防本部】
火災危険区域として次のとおり危険区域を指定し、当該区域の延焼防止、人命保護に重点をおき消防活動
を行うものとする。
24
風水害等対策編
第2章
○
第5節
火災危険区域
番号
区域
指定理由
1
朝日1、2丁目朝日通り商店街
木造建築物の規模、構造比率、建ぺい率の高い密集地
2
丸の内2丁目甲府駅前飲食店街
同上
3
丸の内1丁目中央1・2・4丁目商店街
同上
第7
防火地域・準防火地域の指定【都市計画課】
都市の防火対策として、適切な空地の配置や、防火地域・準防火地域の指定による建築物の規制といっ
た手段がある。防火地域・準防火地域の指定について、本市においては、防火地域60.0ha、準防火地域197.0
haを指定し、建築物の不燃化を促進している。
また、防火地域は商業地域のうち、甲府駅を中心とする商業業務施設が密集し、火災の危険率が高い容積
率600%の区域に定め、この地域については、現在積極的な耐火構造による建築が進められている。
なお、他の主に商業地域(甲府市地方卸売市場を除く。) については、準防火地域とし不燃化対策と、良
好な都市環境の形成を図るものである。
第8
林野火災予防計画【消防本部・林政課】
本市における森林の面積及び市域に占める森林の割合は、次のとおりである。
森林面積
総面積
国有林
県有林
民有林
森林総面積
21,247 ha
1,169 ha
4,335 ha
8,128 ha
森林の割合
13,632 ha
64 %
林野火災は、ひとたび発生すると立地条件等から短期間に広範囲に燃え広がり、簡単に鎮火しないため、
森林関係者、関係機関、地域住民と連携協力して、火災の予防、消火体制の整備を図り、林野火災対策の万
全を期する。
1
林野火災予防思想の普及、啓発
市は、市民や入山者の林野に対する愛護精神の高揚、火災予防思想の普及啓発に努めるとともに、林野
のパトロール強化、防火施設の整備等林野火災防止対策を推進する。また、火災警報発令中の火の使用制
限の徹底を図るとともに、林野火災の多発する時期には横断幕、広報、ポスター等有効な手段を用いて、
周知徹底を図る。
なお、山火事予防運動の重点事項は、次のとおりである。
(1) 枯れ草等のある火災が起こりやすい場所では、たき火はしないこと。
(2) たき火等火気の使用中はその場を離れず、使用後は完全に消火すること。
(3) 強風時及び乾燥時には、たき火、火入れをしないこと。
(4) 火入れを行う際、許可を必ず受けること。
(5) 歩行中の喫煙はしないとともに、たばこの投げ捨てはしないこと。
(6) 火遊びはしないこと。
2
森林所有(管理)者に対する指導
市は、森林所有(管理)者に対し、防火線の設置、森林の整備、火災多発期における巡視等を積極的に行
い、林野火災の予防対策の確立に努めるよう指導する。
3
林野火災消防計画の確立
市は、防災関係機関と緊密な連絡をとり、次の事項について計画の確立を図るものとする。
(1) 防火管理計画
特別警戒区域・特別警戒時期・特別警戒実施要領等
(2) 消防計画
ア 消防分担区域・出動計画・防ぎょ鎮圧計画・他市町村等応援計画
イ 資機材整備計画・防災訓練実施計画・啓発運動推進計画等
4
自衛消防体制の確立
市は、県、恩賜林保護組合、中央森林組合等と連絡を密にとり、管理する森林の火災予防及び火災発生
25
風水害等対策編
第2章
第5節
時における消火体制等について、あらかじめ消防計画を策定し自衛消防体制の強化を図るものとする。
5
関係職員の研修指導
市は、予防対策、消火対策についてより万全を期するため、森林保全巡視員の研修及び森林組合職員等
関係者への指導を行う。
26
風水害等対策編
第2章
第6節
第 6 節 山崩れ、地すべり等災害防止計画
第1
山地の災害予防【林政課】
本市の64%を占める北部及び南部の森林地域は急傾斜地が多く、地質構造も弱いため、崩壊に起因する災
害が発生するおそれが高い。
このため、次に掲げる森林整備事業や治山事業の積極的な推進を県に働きかけ、森林のもつ保全機能の維
持増大を図るとともに、崩壊等自然災害の危険頻度が高い山地災害危険地区及び流域の保全対策に努める。
1
山地災害の未然防止
集落周辺の山地災害を未然に防止するため、崩壊の可能性のある山地又は荒廃のきざしのある渓流等に
対し、予防治山事業を重点的に実施する。また、山地災害に関する行動マニュアル、パンフレットなどを
作成し、住民への配布を図るものとする。
特に、福祉施設、病院、幼稚園等「要配慮者関連施設」周辺の山地で、山地災害の危険性のある箇所に
ついては、施設管理者へ周知するとともに、山地災害の予防対策として積極的に治山事業を実施する。
2
荒廃山地等の復旧
山崩れを起こした崩壊地、浸食される等の異常な堆積をしている渓流等に対し、復旧治山事業・総合治
山事業等を推進し土砂崩壊、流出による下流の災害の防止を図る。
3
地すべりの防止
地すべりによる被害の防止、軽減するため、地すべり等防止法(昭和33年法律第30号)に基づいて地すべ
り防止区域を指定し、積極的な保全工事を施行する。
4
保安林の整備
指定目的の機能が十分に発揮されていない保安林について、改植、補植、本数調整伐等による森林整備
を推進し、保安林機能の維持向上を図る。
【資料編】
・ 山地災害危険地一覧
P153
第2
1
河川対策【道路河川課】
河川改修及び情報の収集等
本市には、一級河川52、普通河川162の多くの河川が流れ、過去において幾度となく水害に見舞われて
きたが、近年では、ダムの建設や河川の改修により氾濫の危険性はかなり減少している。
今後も、洪水などの災害から市民を守り、安心して生活できるようにするため、特に中小河川における
河川改修など適正な管理を進めていくとともに、出水の早期予知や災害時の状況把握に必要な正確な情報
を収集し、市民へ迅速に連絡ができるよう、市内に設置されている雨量観測所や水位観測所からの情報収
集体制の確立、また関係団体との連絡体制の確立を図るものとする。
2
警戒避難体制の整備、ハザードマップの公表
本市は、浸水指定区域を含むことから、水位情報や洪水予想の伝達方法、避難場所その他洪水時に円滑
かつ迅速な避難を図るために必要な事項を定め、住民への周知のほか、これらの事項を記載したハザード
マップなどの印刷物の配布その他必要な措置を講ずるものとする。
また、浸水区域内に主として高齢者等の避難行動要支援者が利用する施設がある場合には、当該施設の
利用者の洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保が図られるよう、情報提供の方法等を定めるものとし、当該
施設の名称及び所在地を明記する。
なお、避難指示、避難勧告、避難準備情報等について、避難すべき区域や判断基準、伝達方法を明確に
したマニュアルを作成し、日頃からの住民への周知徹底を図るものとする。
【資料編】
・ 雨量観測所一覧
P225
・ 水位観測所一覧
P225
27
風水害等対策編
第2章
第3
第6節
砂防対策【林政課】
本市の森林地域は、急峻な地形に加え地質的にも脆弱な地層が多く荒廃しやすい要因が重なっているの
で、豪雨等の際に土石流が発生する危険性が高い。
豪雨等の際の渓流における生産土砂の抑止、流送土砂の貯留、調節、流路の安定、地すべり防止等のた
め、県に次の砂防事業の実施を要請していく。
1
土石流対策
市内には土石流危険渓流が69渓流あり、砂防ダムの設置等の砂防事業が県により実施されている。今後
も、砂防事業の促進を図っていく必要がある。
2
地すべり対策
市内には、地すべり等防止法に基づく地すべり防止区域が農政関係2箇所、土木関係1箇所指定され、県
により地すべり防止工事等が行われている。今後も地すべり防止事業の促進を図っていくとともに、指定
以外の危険箇所についても関係住民の理解と協力を得ながら、県に対して指定の促進を図っていく。
【資料編】
・ 地すべり防止区域一覧
P150
・ 土石流危険渓流一覧
P158
第4
急傾斜地等危険地災害予防対策【林政課】
本市は地形的、地質的に崩れやすい地域が多く、そのうち急傾斜地付近に存在する人家も多いので、豪雨
の際の急傾斜地の崩壊による人的、物的被害の発生が予想される。
このため、県と連携して次の対策を推進する。
1
危険箇所の巡視等の強化
市は、豪雨の際、事前に適切な措置がとれるよう随時巡視を実施し、必要に応じて危険箇所の土地の所
有者、管理者、占有者に対し防災工事を施すなどの改善措置をとるよう強力に指導するものとする。
2
急傾斜地崩壊危険区域及び災害危険区域の指定の促進
市内には、急傾斜地崩壊危険箇所が65箇所あり、このうち19箇所が急傾斜地の崩壊による災害の防止に
関する法律(昭和44年法律第57号)に基づき急傾斜地崩壊危険区域として指定され、がけ崩れを助長したり
誘発したりする行為の規制や標識の設置等が県により行われている。
今後、未指定の急傾斜地崩壊危険箇所のうち危険度の高い箇所については、関係住民の理解と協力を得
ながら、県に対して指定の促進を図っていく。
3
警戒避難体制の整備
市は、急傾斜地崩壊危険箇所ごとに災害警報の発令、避難救助等の警戒避難体制の確立を図る。
4
簡易雨量観測器の設置及び観測
危険箇所の雨量観測は崩壊予察の有効な手法の一つであるので、簡易雨量観測器の設置推進によって雨
量を観測し、災害発生想定危険雨量と比較し、緊急時における警戒避難の目安とするものとする。
5
急傾斜地の崩壊に対する知識の普及
市及び県は、危険地域の住民に対し、急傾斜地の災害の予防対策に対する事項、急傾斜地に係る法令等
に関する知識の普及を図る。
6
防災のための集団移転促進事業
市及び県は、災害の発生地又は建築基準法に定める災害危険区域のうち、住民の居住に適当でないと認
められる区域内にある住居の集団的移転を助成し促進する。
7
がけ地近接等危険住宅移転事業
市及び県は、災害による危険から人命を守るため、建築基準法の規定による災害危険区域等にある住宅
の除去・移転を助成し促進する。
28
風水害等対策編
第2章
8
第6節
急傾斜地崩壊防止対策
急傾斜地崩壊危険区域内の自然崖に対し、急傾斜地の所有者等が防災工事を行うことが困難又は不適当
な場合は、県に対して急傾斜地崩壊防止工事の実施を要請する。
【資料編】
・急傾斜地崩壊危険区域一覧
P150
第5
土砂災害警戒区域等における対策【防災課】
土砂災害から住民の生命及び身体を守るため、土石流、急傾斜地の崩壊又は地滑りが発生するおそれがあ
る土地の区域を明らかにし、警戒避難体制の整備を図るとともに、一定の開発行為を制限するなど県と連携
して土砂災害ソフト対策を推進する。
1
土砂災害警戒区域等の指定
土砂災害防止法に基づく警戒区域等の指定については、本市の意見を聴いて県が行うことになってお
り、平成19年度に北部地域(千代田、能泉、宮本地区)平成20年度に南部地域(中道、上九一色地区)平成22
年5月には中央部地域(羽黒、千塚、北新、相川、新紺屋、富士川、里垣、甲運地区)が指定されている。
2
警戒避難体制の整備、ハザードマップの公表
市は、土砂災害警戒区域ごとに土砂災害に関する情報の収集及び伝達、予警報の発令及び伝達、避難、
救助その他必要な警戒避難体制の確立を図る。
また、土砂災害警戒区域内に主として高齢者等の避難行動要支援者が利用する施設がある場合には、当
該施設利用者の円滑な警戒避難が行われるよう土砂災害に関する情報等をFAX等により伝達する。
なお、土砂災害警戒区域内における円滑な警戒避難体制を確保するため、土砂災害ハザードマップを地
区の住民等に配布するとともに、市ホームページに掲載している。
3
土砂災害警戒情報
甲府地方気象台と県が共同で発表する土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険性が高まっ
たときに市が防災活動や住民等への避難勧告等の災害応急対応を適時適切に行うことや、住民の自主避難
の判断等に活用することを目的としたものであり、市は情報を受けたとき、直ちに地域住民、自主防災組
織及びその他関係機関へ伝達を行う。
避難勧告等は、土砂災害警戒情報、補足情報、前兆現象、現地の地形・地質など地域の特性をふまえ、
総合的に判断する。
【資料編】
・ 土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域一覧
P160
4
避難の勧告・指示等
避難勧告等の伝達は、災害の種類や規模、伝達すべき区域の範囲、時間帯等を考慮し、防災行政用無線
(甲府市防災防犯メールマガジン(以下「メールマガジン」という。) を含む。) 等による広報、報道機
関への放送要請、市ホームページへの掲載などを行うとともに、関係する消防団、自治会長への電話連絡
等を行う。
なお、土砂災害警戒区域内にある「要配慮者関連施設(学校・老人ホーム等)」についても、早期避難の
準備を促すための「避難準備情報」を伝達する。
29
風水害等対策編
第2章
第6節
●避難勧告・指示等の判断基準
避
難
準
備
情
報
避
難
勧
告
避
難
指
示
※
現 地 情 報 等に よ る
基準
「 土 砂 災 害警 戒 情
報」による基準
前 日 ま で の連 続 雨
量が100mm以上
近隣で前兆現象(湧
き 水 ・ 地 下水 の 濁
り、量の変化など)
が見られる
土 砂 災 害 警戒 情 報
の 危 険 度 予測 レ ベ
ルが1
当日の日雨量が50m
mを越えたとき
積算雨量による基準
前 日 ま で の連 続 雨
量が40mm以上100mm
未満
当日の日雨量が80m
mを越えたとき
近隣で前兆現象(渓 土 砂 災 害 警戒 情 報
流 付 近 で 斜 面 崩 の 危 険 度 予測 レ ベ
落 、 斜 面 の は ら ルが2
み 、 擁 壁 、道 路 等
に ク ラ ッ クの 発 生
など)が見られる
近隣で土砂災害が発生又は災害発生の危
険 が 切 迫 して い る、 近 隣 で土 砂 移 動 現
象、前兆現象(山鳴り、流木の流出、斜面
の亀裂など)が見られる
当日の日雨量が50m
mを超え、時間雨量
30mm程度の強雨が
降り始めたとき
当日の日雨量が80m
mを超え、時間雨量
30mm程度の強雨が
降り始めたとき
前 日 ま で の降 雨 量
が40mm未満
当日の日雨量が100
mmを越えたとき
当日の日雨量が100
mmを超え、時間雨
量が30mm程度の強
雨 が 降 り 始め た と
き
土砂災害警戒情報の危険度予測レベルは次のとおりです。
レベル3(目安:まだならすぐ避難、現在基準値を超過している)
レベル2(目安:避難を完了、1時間内に基準値超過を予想)
レベル1(目安:避難を開始、2時間内に基準値超過を予想)
レベル0(避難情報なし)
第6
1
急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律第 20 条に基づく警戒避難体制整備計画【防災課】
整備計画
急傾斜地崩壊危険区域指定箇所における警戒避難体制に関する整備計画は、次のとおりとする。
事業年度
保 全 区 避難所の名 避難所の面積及び 雨量計の有無
情 報 の 収 備考
域 内 の 称及び避難 付帯設備
集、伝達責
急傾斜地
雨量計測機関
世帯数 所への最大
任者
指定年月日
所要時間
(徒歩)
第1期S61~63 10世帯 竹日向町公 20坪
有
竹日向
防災行政用無線
竹 第2期H14~16
会堂
水道、ガス調理
自治会長
子局あり
日
約5分
場、畳
有線放送機器一
S61・7・24
中央消防署
向
式は組長宅にあ
H1・3・20
宮本出張所
町
る。
(公認届出観測所)
上 S59~63
6世帯
上積翠寺公 40坪
有
上積翠寺
防災行政用無線
積 (工事完了)
会堂
水道、ガス、調理
自治会長
子局あり
翠
約5分
場、畳、有線放送 山本公則氏宅(公
寺 S59・6・18
機器一式
認届出観測所)
町 S62・8・13
第1期S63~H1
35世帯 和田町公会 30坪
和田、小松につい 和田
防災行政用無線
第2期H3
堂
水道、ガス、調理
ては雨量計測機関
自治会長
子局あり
和
約10分
場、畳、有線放送 は消防本部指令課
田 (工事完了)
町 S63・10・13
機器一式
とする。
(公認届出観測所)
H4・3・2
H2~H5
22世帯 小松町公会 20坪
小松
防災行政用無線
(工事完了)
堂
水道、ガス、調理
自治会長
子局あり
小
約15分
場、有線放送機器
松
町
一式、ジュウタン
H4・3・2
区
分
30
風水害等対策編
第2章
2
第6節
基準雨量
警戒避難体制をとる場合の基準雨量は、消防庁通知を適用し、次のとおりとする。
測定は大雨注意報発表後からとし、警戒体制に入った場合の測定間隔は30分とする。
前日までの連続雨量が
100㎜以上あった場合
前日までの連続雨量が
40㎜~100㎜以上あった場合
前日までの連続雨量が
40㎜未満の場合
第1警戒体制
(準備体制)
当日の日雨量が50㎜を超え 当日の日雨量が80㎜を超え 当日の雨量が100㎜を超えた
たとき
たとき
とき
第2警戒体制
(初動体制)
当 日 の 日 雨 量 が 5 0 ㎜ を 超 当 日 の 日 雨 量 が 8 0 ㎜ を 超 当日の日雨量が100㎜を超
え、時間雨量30㎜程度の強 え、時間雨量30㎜程度の強 え、時間雨量30㎜程度の強
雨が降り始めたとき
雨が降り始めたとき
雨が降り始めたとき
※
第1警戒体制とは、
消防団員などによる危険区域の警戒巡視及び住民に注意を促す広報を行う体制をいう。
第2警戒体制とは、
住民に対して避難準備を行うよう広報し、必要に応じて避難の指示などを行う体制をいう。
※
3
伝達経路
地元住民への避難指示等の伝達経路は、次のとおりとする。
(1)
第1警戒体制(準備体制)の場合
消防本部
②連絡
甲府市長
①報告
雨量計測者
③報告
①第1警戒体制基準雨量到達時報告
危機管理監
②報告
防災課
☎ 237-1161(代)内4220
☎ 237-5331(直)
②有線依頼
②連絡
市民部長
②有線依頼
地区情報伝達
収集代表者
②連絡
③町内放送による
警戒放送
各消防署
及び管内
各消防分団
③出動
地区住民
④広報・警戒巡視
31
各管轄警察署
警備課
風水害等対策編
第2章
(2)
第6節
第2警戒体制(初動体制)の場合
消防本部
②連絡
甲府市長
①報告
雨量計測者
③報告
④待機指令
①第2警戒体制基準雨量到達時報告
⑤指令
危機管理監
②報告
防災課
☎ 237-1161(代)内4220
☎ 237-5331(直)
②有線依頼
地区情報伝達
収集代表者
③町内放送による
避難準備放送
各消防署
及び管内
各消防分団
(3)
③町内放送による
避難準備依頼
②連絡
市民部長
②連絡
各管轄警察署
警備課
地区住民
③避難準備広報警戒巡視
避難勧告又は指示の場合
消防本部
雨量計測者
②
災
害
通
報
③報告
④待機指令
⑧指令
危機管理監
②
災
害
通
報
②報告
⑦避難勧告等依頼
③町内放送による
避難勧告放送
各消防署
及び管内
各消防分団
②災害通報
⑥指令
⑥指示
防災課
☎ 237-1161(代)内4220
☎ 237-5331(直)
⑦避難勧告等指示(相互連絡)
地区情報伝達
収集代表者
第7
甲府市長
①相互連絡
市民部長
⑦連絡
各 管 轄 警 察 署
警
備
課
⑦出動
②災害通報
地区住民
避難所
避 難
⑨避難勧告等広報
避難誘導
地域住民への周知【防災課】
市は、危険な箇所に居住する地域住民に対し、土砂災害危険区域図等を作成配布し、風水害や地震による
危険性を周知徹底するとともに、集中豪雨時、警戒宣言発令時、東海地域の地震・地殻活動情報入手時ある
いは地震発生時に速やかに警戒体制や避難体制がとれるよう、広報誌等により啓発に努める。
【資料編】
・ 災害時の指定避難場所一覧
P133
・ 福祉避難所一覧
P140
・ 河川流域における避難場所
P145
・ 土石流発生に伴う避難場所
P146
32
風水害等対策編
第2章
第8
1
第6節
農業対策【農政課】
農業施設
(1)
たん水防除対策
応急たん水排除事業が実施された地域に、あらかじめ防止施設を施行して、予想されるたん水被害を未
然に防止するため、排水機、排水樋門、排水路等の新設、改修を行う。市内におけるたん水防除施設は、
資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ たん水防除施設
P164
(2) ため池
本市のため池の多くは、築造年代が古く経過年数が長いため、漏水等により弱体化の傾向にある。
災害の際に決壊流失すると人畜、家屋等に極めて甚大な被害をもたらすため、亀裂又は漏水について常
に点検する。
老朽化したため池については速やかに補強並びに漏水防止等の改修を行うとともに、大雨が予想される
ときは、あらかじめ放水し、ため池の水位を下げる等維持管理を十分にするよう努める。
また、ハザードマップの作成配布等を計画的に推進し、地域の安全性の確保を図る。
(3) 農業用取水堰及び水門
農業用取水堰及び水門の管理者は、設備操作点検を行うとともに、増水時には巡回し、適切な操作を行
い、異常を認めたときは、直ちに市長に報告する。
【資料編】
・ 主たる老朽ため池の所在地及び整備状況
P164
・ 農業用取水堰及び水門一覧
P166
(4) 農道
道路の崩壊等危険箇所を把握するとともに側溝及び法面の整備を図る。
(5) 農地保全
急傾斜又は特殊土壌地帯の農地、主として樹園地や畑作地帯の基盤を整備し、降雨による土壌の流亡や
崩壊を防止する。
(6) 農用施設
ハウス、農舎、共同利用施設等について、最小限に災害を防止するため補強の措置を指導する。
2
農作物に対する措置
気象情報に留意して常に予防の措置を講ずる。農作物の風水害等予防については、時期別、作物別の技
術的な面についての予防措置並びに対策を指導するものとする。
3
家畜に対する措置
畜産施設、特に家畜舎の骨組みを強化するとともに、防疫(予防接種など)を徹底しておく。なお、災害
発生時には飼料確保が困難なので事前に十分確保しておくことに留意する。
第9
1
林業対策【林政課】
林業対策
林道並びに治山施設の災害を防止するため、治山施設及び林道施設をあらかじめ調査、補強を行う等、
適正措置をとるものとする。
2
林地保全
森林は無立木地に比較して、保水力が大きいので、その取扱い如何によっては、その機能を喪失し、林
地荒廃の原因にもなりかねないので、その林地に順応した適正な森林整備を図り、災害の未然防止を期す
るものである。
33
風水害等対策編
第2章
第7節
第 7 節 建築物災害予防計画
第1
不燃建築物の建設促進対策【建築指導課】
大火災等による建築物の被害の軽減を図るため、建築物が密集し火災が発生した場合には、延焼拡大のお
それのある地域について、防火地域及び準防火地域を指定し、建築物の構造制限等不燃建築物の建設につい
て指導を行う。防火地域及び準防火地域の指定状況については、本章第5節火災予防計画に掲載している。
また、建築基準法第22条に規定する地域については、1,797haが指定されている。
【建築基準法第22条】 (屋根)
第22条特定行政庁が防火地域及び準防火地域以外の市街地について指定する区域内にある建築物の屋根
の構造は、通常の火災を想定した火の粉による建築物の火災の発生を防止するために屋根に必要とされる
性能に関して建築物の構造及び用途の区分に応じて政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通
大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。
ただし、茶室、あずまやその他これらに類する建築物又は延べ面積が10平方メートル以内の物置、納屋
その他これらに類する建築物の屋根の延焼のおそれのある部分以外の部分については、この限りでない。
第2
都市再開発計画【都市計画課】
市街地の計画的な再開発を図るため、都市再開発法に基づき都市防災を促進する。
第3
1
公共施設災害予防計画【建築指導課】【関係各課】
老朽建物の改築促進
(1)
老朽度の著しい建物については、県の整備計画に合わせて改築の促進を図る。改築にあたっては、鉄
筋コンクリート造又は鉄骨造の耐震・耐火構造建物の建設の促進を図る。
(2) 建物の管理者に対し、建物の定期点検などの実施確認、指導等を行うとともに、破損箇所等は、補修
又は補強し、災害の防止に努める。
2
市有建物の対策
(1)
(2)
(3)
3
不特定多数の人の用に供する特殊建築物等の不燃化の推進を図る。
公営住宅の不燃化及び既設木造公営住宅の耐火構造への建替等の指導を行う。
建築物の建設資金融資制度の活用については、不燃化を図るよう関係者への指導を強化する。
建物以外の施設の補強及び整備
(1) 国旗掲揚塔、野球用バックネット等の著しく高いもの又は容量の大きいものは、その安全度を常時確
認し、危険と認められるものは必ず補強工事を実施する。
(2) 移動又は飛散しやすい機械・器具等は、常時格納固定できるようにする。
(3) 消防施設等の整備に努め、常時使用可能な状態にしておく。
(4) 定期点検及び臨時点検を実施して、要補修箇所は補修又は補強して災害の防止に努める。
第4
建築基準法に基づく建築物等の規制による推進【建築指導課】
建築物の敷地、構造及び用途等が建築基準法に適合するよう、建築確認審査業務を通して指導推進し、安
全安心なまちづくりの実現を図る。
更に、違反建築物の取り締りを強化し、特に防火地域内等での非不燃化建築物等の建築の抑制に努める。
第5
定期報告制度及び防災査察【建築指導課】
特定行政庁として、昭和56年度から定期報告制度を実施しており、映画館、百貨店、旅館、ホテル、病
院、共同住宅、キャバレー等、建築基準法第12条に該当の所有者(管理者)に、自主的にその安全性を定期的
に点検して報告させ、建築物の安全性の維持と災害予防を図る。
その他、随時防災査察を実施し、不特定多数の人の出入する建築物の安全維持に努める。
第6
特殊建築物の防災改修の促進【建築指導課】
前項の査察並びに建築確認台帳等により、特殊建築物の台帳を整備し、防災診断及び防災改修計画書の作
成を行い、既存の特殊建築物等の防災性能の向上を促進する。
34
風水害等対策編
第2章
第8節
第 8 節 文化財災害予防計画
第1
保護の対象【文化課】
市内にある国、県、及び市により指定された文化財は、有形、無形及び自然的人文的と広範にわたる。
なお、市内の保護対象文化財は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 市内文化財一覧
P226
第2
文化財の管理【文化課】
文化財保護法(昭和25年法律第214号)、山梨県文化財保護条例(昭和31年条例第29号)及び甲府市文化財保
護条例(昭和38年条例第18号)により、所有者及び管理責任者に対し、管理の責任を義務づけて、管理及び修
理の補助、勧告等をなし、市民の郷土の文化遺産に対する認識を高めるとともに、文化の向上発展に貢献す
ることとする。
また、所有者及び管理責任者の変更、指定物件の滅失、毀損、亡失、盗難あるいは指定物件の現状の変更
等の場合は、国指定文化財については文化庁に、県指定文化財は県教育委員会に、市指定文化財は市教育
委員会に届け出るものとする。
第3
文化財の防災施設【文化課】
指定文化財の防災施設の設置について、国、県、市は文化財所有者及び管理責任者の申請に基づいて、補
助金を交付する。
修理費の補助金は、国指定文化財の場合、国・県・市の補助金を合わせて87.5%から96.25%を上限に交
付されるが、県及び市指定の文化財については、国庫補助金の交付は受けられないので県指定のものは県と
市及び所有者、市指定のものは市と所有者でまかなわなければならない。
指定文化財の防災施設(防火施設、保存庫)については、所有者及び管理責任者の申請に基づき、予算の範
囲内で補助金を交付する。
補助の率は、国指定では国が50%から85%を上限とし、県と市がその残りの一部を負担することができ
る。
県指定では県が50%を上限とし、市がその残りの一部を負担することができる。
1
建造物の防災施設
火災の早期発見を目的として、自動火災報知設備を促進している。また、建造物の周囲の水利状況、道
路状況、消防体制の状況等により、貯水槽、消火栓、避雷針等の消防施設についてもその設置を促進して
いる。これらの設備状況は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 建造物の防災施設設備状況
P231
2
美術工芸品の防災施設
美術工芸品を火災等の災害から防護するための防災施設として保存庫の建設を進めている。その設置状
況は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 美術工芸品保存庫設置状況
P232
第4
文化財災害予防計画及び対策【文化課】
文化財の防災施設の実施計画や対策は関係法令に基づき、所有者、管理責任者の事情を考慮して、消防用
設備や消火、避難及びその他風水害等の災害に対する訓練を、消防署や地元消防団の協力により行うととも
に、所有者の教育を実施するものとする。
35
風水害等対策編
第2章
第9節
第 9 節 原子力災害予防計画
平成23年3月11日に発生した東日本大震災に起因する東京電力(株)福島第一原子力発電所事故は、今まで
原子力災害とは無縁であった山梨県にも、風評被害や県民の心理的動揺などさまざまな影響をもたらした。
県内には、原子力施設が存在せず、また、他県にある原子力施設に関する「原子力災害対策重点区域」
(※)にも山梨県の地域は含まれていない。
山梨県に最も近い中部電力(株)浜岡原子力発電所においても、市の境までの距離は約106㎞である。
しかし、東京電力(株)福島第一原子力発電所事故による教訓を踏まえ、また、放射性物質及び放射線は五
感に感じられないなど、原子力災害の特殊性を考慮すると、万一、不測の事態が発生した場合であっても対
処できるような体制を整備することが重要となる。
なお、中央防災会議の定める防災基本計画において、専門的・技術的事項については、原子力規制委員会
が定める原子力災害対策指針によるものとしている。同指針は、今後とも継続的な改訂を進めていくものと
していることから、本対策についても、同指針の改訂を受け、見直しを行う必要がある。
※
「原子力災害対策重点区域」として、同指針では、原子力施設の種類に応じた当該施設からの距離を目
安に次のとおり設定している。(ア~イは、実用発電用原子炉の場合)
ア
イ
※
予防的防護措置を準備する区域(PAZ:Precautionary Action Zone)
放射性物質の環境への放出前の段階から予防的に防護措置を準備する区域(概ね半径5㎞)
緊急時防護措置を準備する区域(UPZ:Urgent Protective action Zone)緊急時防護措置を準備する区
域(概ね30㎞)
本節及び第3章第13節における用語の意義は次のとおりとする。
・「原子力災害」・・・原子力緊急事態により国民の生命、身体又は財産に生じる被害をいう。
・「原子力緊急事態」・・・原子力事業者の原子炉の運転等により放射性物質又は放射線が異常な水準で原子
力事業所外へ放出された事態をいう。
・「放射性物質」・・・原子力基本法第3条第1項に規定する核燃料物質、核原料物質及び放射性同位元素等に
よる放射線障害の防止等に関する法律第2条第2項に規定する放射線同位元素並びにこれらの物質により
汚染されたものをいう。
・「原子力事業者」・・・原子力災害特別措置法(以下「原災法」という。)第2条第1項第3号に規定する事業
者をいう。
・「原子力事業所」・・・原子力事業者が原子炉の運転等を行う工場又は事業所をいう。
第1
山梨県に隣接する原子力事業所
山梨県の隣接県である静岡県には、中部電力(株)浜岡原子力発電所が所在する。
事業所名
浜岡原子力発電所
事業者名
中部電力(株)
所在地
静岡県御前崎市佐倉5561
設置番号
運転状況
1号機
2号機
3号機
廃止措置中
4号機
5号機
施設定期点検中
運転開始年月日
S51.3.17
S53.11.29
S62.6.28
H5.9.3
H17.1.18
運転終了年月日
H21.1.30
H21.1.30
―
―
―
第2
情報の収集及び連絡体制の整備【防災課】
市は、原子力防災に関する情報の収集及び連絡を円滑に行うため、平時から、県及び関係機関等との連携
を密にし、必要に応じて、衛星携帯電話などの多様な通信手段を活用した情報の収集及び連絡体制の整備に
努める。
36
風水害等対策編
第2章
第3
1
第9節
モニタリング体制等の整備【環境保全課】
平時におけるモニタリングの実施
市は、平時から、大気中の環境放射線モニタリングを実施し、市内の環境に対する影響を評価するとと
もに、緊急時における影響評価に用いるための比較データを収集・蓄積する。
2
モニタリング機器の整備
市は、平時又は緊急時における市内の環境に対する放射性物質又は放射線の影響を把握するため、可搬
型測定機器等のモニタリング機器の整備に努める。
3
モニタリング要員の確保
市は、緊急時モニタリングを迅速かつ円滑に実施するために、必要な要員及びその役割等をあらかじめ
定める。
第4
原子力災害に関する市民等への知識の普及と啓発【危機管理課】
市は、県と協力し、次の内容について、市民等に対し原子力災害に関する知識の普及と啓発に努める。
1 放射性物質及び放射線の特性に関すること
2 隣接県の原子力発電所の概要に関すること
3 原子力災害とその特性に関すること
4 放射線による健康への影響及び放射線防護に関すること
5 緊急時に県や国等が講じる対策の内容に関すること
6 緊急時に市民等がとるべき行動及び留意事項に関すること
第5
防災業務職員に対する研修【防災課・環境保全課】
市は原子力防災対策の円滑な実施を図るため県等の実施する原子力防災に関する研修への参加に努める。
37
風水害等対策編
第2章 第10節
第 10 節 特殊災害予防計画
火薬類のような爆発性を有するもの、高圧ガスのようにその容器が破裂する危険性を持つもの、ガソリ
ン、アルコール、ベンゾールのような引火性を有するもの、ラジウム、コバルト60のような放射性物質など
一般的に危険物といわれている物質の保安管理は、次により行うものとする。
第1
1
火薬類【消防本部・防災課】
火薬庫、火薬類の所有者又は占有者の措置
火薬類取締法(昭和25年法律第149号)及び火薬類取締法施行規則(昭和25年通商産業省令第88号)の規定
により、火薬庫が近隣の火災その他の事情により危険な状態となり、又は火薬類が煙若しくは異臭を発し
その他安定度に異常を呈したときは、その火薬庫、火薬類の所有者又は占有者は、直ちに次の応急の措置
を講じなければならない。
(1) 貯蔵火薬類を安全地域に移す余裕のある場合には、これを移し、かつ、見張人をつけること。
(2) 通路が危険であるか、又は搬送の余裕がない場合には、火薬類を水中に沈める等安全な措置を講ずる
こと。
(3) (1)及び(2)に規定する措置によらない場合には、火薬庫の入口、窓等を目塗土で完全に密閉し、木部
には防火
の措置を講じ、かつ、必要に応じて附近の住民に避難するよう警告すること。
(4) 吸湿、変質、不発、半爆等のために著しく原性能若しくは原形を失った火薬類又は著しく安定度に異
常を呈した
火薬類は、廃棄すること。
2
市長の措置
(1)
爆発又はそのおそれがあると判断したときは、販売業者、消費者その他火薬類を取り扱う者に対して
火薬庫又は物件の保安その他必要な措置を指示する。
(2) 爆発又はそのおそれがあると判断したときは、警戒区域を設定し、防災関係者及び施設関係者以外の
出入りの制限並びに禁止若しくは退去を命ずる。
この場合、避難者については、その立退き先を指示する。
(3) 被爆者の救出、救護並びにその他必要な措置を講ずる。
(4) 爆発又はそのおそれがあると認めたときは、消防隊の出動を命じ、災害を防ぎょし又は災害の拡大を
防止する。
【資料編】
・ 銃砲火薬類施設
P222
・ 火薬庫所有者一覧
P222
第2
1
高圧ガス【消防本部・防災課】
危険時の措置
高圧ガス保安法(昭和26年法律第204号)及び一般高圧ガス保安規則(昭和41年通商産業省令第53号)の規
定により、高圧ガスの製造のための施設、貯蔵所、販売のための施設、特定高圧ガスの消費のための施設
又は高圧ガスを充てんした容器が危険な状態となったときは、高圧ガスの製造のための施設、貯蔵所、販
売のための施設、特定高圧ガスの消費のための施設、高圧ガスを充てんした容器の所有者又は占有者は、
直ちに、次の措置を講じなければならない。
(1) 製造施設又は消費施設が危険な状態になったときは、直ちに、応急の措置を行うとともに、製造又は
消費の作業を中止し、製造設備若しくは消費設備内のガスを安全な場所に移し、又は大気中に安全に放
出し、この作業に特に必要な作業員のほかは退避させること。
(2) 第一種貯蔵所、第二種貯蔵所又は充てん容器等が危険な状態になったときは、直ちに、応急の措置を
行うとともに、充てん容器等を安全な場所に移し、この作業に特に必要な作業員のほかは退避させるこ
と。
(3) (1)及び(2)に掲げる措置を講ずることができないときは、従業者又は必要に応じ付近の住民に退避す
るよう警告すること。
(4) 充てん容器等が外傷又は火災を受けたときは、充てんされている高圧ガスを定められた方法により放
出し、又はその充てん容器等とともに損害を他に及ぼすおそれのない水中に沈め、若しくは地中に埋め
ること。
38
風水害等対策編
第2章 第10節
2
市長の措置
(1)
引火、爆発又はそのおそれがあると判断したときは製造、販売施設、高圧ガス貯蔵所又は液化酸素の
消費のための施設に保安その他必要な措置を指示する。
(2) 引火、爆発又はそのおそれがあると判断したとき、警戒区域を設定し、防災関係者及び施設関係者以
外の出入の制限並びに禁止、若しくは退去を命ずる。この場合、避難者については、その立退き先を指
示する。
(3) 負傷者の救出、救護並びにその他必要な措置を講ずる。
(4) 引火、爆発又はそのおそれがあるときは、消防隊の出動を命じ、災害防ぎょ又は災害の拡大を防止す
る。
【資料編】
・ 高圧ガス関係事業所一覧
P222
・ 山梨県高圧ガス地域防災協議会防災事業所一覧(市内)
P222
第3
1
毒物及び劇物【消防本部・防災課】
事故の際の措置
毒物及び劇物取締法(昭和25年法律第303号)の規定により、毒物劇物営業者及び特定毒物研究者は、そ
の取扱いに係る毒物、劇物等が飛散し、漏れ、流れ出、しみ出又は地下にしみ込んだ場合において、不特
定又は多数の者について保護衛生上の危害が生ずるおそれがあるときは、直ちに、その旨を保健所、警察
署又は消防機関に届け出るとともに、保健衛生上の危害を防止するために必要な応急の措置を講じなけれ
ばならない。
2
市長の措置
(1)
有害ガスの飛散、水道施設への流出等の発生又はそのおそれがあると判断した場合は、警戒区域を設
定し、防災関係者及び施設関係者以外の出入りの制限並びに禁止若しくは退去を命ずる。
この場合、避難者については、その立退き先を指示する。
(2) 負傷者の救出、救護及びその他必要な措置を講ずる。
(3) 有害ガスの飛散、水道施設への流出等の発生、又はそのおそれがあるときは、消防隊の出動を命じ、
災害防ぎょ及び被害の拡大を防止する。
【資料編】
・ 毒物及び劇物取締法関係施設
P224
第4
1
ガス事業施設【消防本部・防災課】
一般ガス事業者
(1) ガス事業法による保安規程に基づき、関係者の教育及び訓練
(2) ガス工作物の工事・維持・運用に際しては、ガス事業法の技術基準に適合するよう法令及び規程に基
づいた巡視点検及び検査
(3) 他工事によるガス導管等の損傷を防止するため、他工事業者と導管等の保護について協議を行い、必
要に応じて保安に関する協定を締結し、ガス事業者と他工事業者による、別に定める「他工事協議・巡
回立会い要領」に基づく他工事現場の巡回、立ち会い
(4) 一般ガス事業施設設備の新設にあたっては、耐震性のある資機材の使用及び十分な基礎工事を施し、
軟弱地盤にあっては地盤改良を行うなど、耐震性の万全化
(5) 高中圧ガス導管については、緊急、遮断弁、緊急放散設備等の保安設備を増強
(6) 経年埋設管等耐震性の低い導管については、耐震性の高い導管に順次切り替え
(7) 災害その他非常の場合、被害の防止、軽減並びに迅速な復旧のための態勢を確立し人員・機材を整備
(8) ガス漏えい及び導管事故等の未然防止とその拡大防止のため、ガス使用者からの通報の受付連絡並び
に状況に応じて緊急な出動ができるよう、別に定める「ガス漏洩及び導管事故処理要領」により、機
器、体制の整備並びに関係者を教育・訓練
2
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
簡易ガス事業者
ガス施設は、ガス事業法による保安規程に定める検査又は点検基準に基づく保守点検を実施
緊急遮断弁の設置促進及び感震器との連動化
ボンベ収納庫の耐震化の促進及びボンベの転倒防止措置の強化
ガス使用者に対して震災時の知識の普及
地震防災に係る訓練の実施
39
風水害等対策編
第2章 第10節
3
市長の措置
県及びガス事業者と協力して、次の対策を実施するものとする。
(1) 災害予防の知識の啓発
(2) 消費施設の改善及び安全装置付器具、ガス漏れ警報器等各種安全装置類の普及
(3) ガス漏れ事故が発生し、又は発生するおそれのあるとき、必要と認める地域の居住者、滞在者その他
の者に対し、避難のための立ち退きを勧告し、又は指示
【資料編】
・ 簡易ガス事業者の名称、所在地、供給区域一覧
P223
第5
1
石油類及び薬品【消防本部・防災課】
所有者、製造者の応急措置
(1) 出火防止の措置
ア 施設内の使用火、作業火等火気を完全に消火し、発火源を除去する。
イ 施設内の電源は状況により保安系統を除き切断する。
ただし、断線の場合は、自家発電装置等により保安系統の電源の確保を図る。
ウ ガス管の亀裂等によるガスの漏えい箇所の探知を実施しその確認と措置を講ずる。
エ 出火防止上、危険と認められる作業は中止する。
オ その他施設内の巡回を強化し警戒の万全を計る。
(2) 消防用設備等の確保
ア 消火設備を点検、試動して機能を確保する。
イ 警報設備を点検し、機能を確保する。
ウ 自衛消防隊員を確保し、自衛消防力を強化する。
(3) 災害防止措置
ア 危険物貯蔵タンク、容器等の損傷、転倒による漏油、流出は積土のうえその他必要な処置を実施して
流出区域の拡大を防止する。また付属施設には水防、防火等の防護装置を完全に実施する。
イ 貯蔵危険物には保安措置を強化する。
ウ 保安資機材を確保する。
2
市長の措置
(1)
施設内における一切の火気の使用を禁止する。状況により立入検査を実施し、保安に必要な強化措置
を実施さ
せる。
(2) 被害が広範囲にわたり引火、爆発又はそのおそれがあると判断した場合は、施設関係者、関係機関と
連絡を取
り、警戒区域を設定し、区域内居住者に避難を指示、勧告する。この場合避難先を指示する。
(3) 引火、爆発又はそのおそれがあるときは、消防隊の出動を命じ、災害を防ぎょし又災害の拡大を防止
する。
また火災の状況、規模により消火用薬剤の収集等を速やかに行う。
【資料編】
・ 危険物施設の状況
P224
第6
1
放射性物質【消防本部・危機管理課・環境保全課】
施設関係者の応急措置
(1) 放射線障害の発生の防止
ア 放射性同位元素による汚染の発生のおそれのある場合は、防護具の着用、用具の使用退避などにより
危険をさける。
イ 負傷者、放射線障害を受けた者又は受けたおそれのある者の救出を行い、応急措置をする。
(2) 火災時汚染区域
放射線量及び空中放射性同位元素濃度が消防隊の定める汚染拡大防止に必要な数量、濃度を超え又は超
えるおそれがあると認められる区域
(3) 火災時危険区域
上記の区域内で障害防止に必要な数量、濃度を超え、防護衣、自給式呼吸器等を必要とする区域又は必
要と認められる区域
40
風水害等対策編
第2章 第10節
(4)
放射性同位元素の搬出
放射性同位元素を搬出した場所には人が近づかないように縄張り、標識などを設け見張人を置く。
2 市長の措置
(1) 放射線危険区域の設定
ア 検出器具で放射線が毎時100MR以上検出された区域及び関係施設からの流水煙等で汚染され、又は
汚染されたと思われる区域並びに関係者の勧告する区域を放射線区域とする。
イ 放射線危険区域へは防ぎょ行動に必要な、最少限度の人員以外は立入らせない。
(2) 放射能検出
ア 検出員の各指定施設に検出員を指定しておく。
イ 検定器具各貯蔵施設に検定器具を常備する。
(3) 避難措置
放射性物質を含んだ粉塵、流水が危険区域を超えて飛散流出するとき、又はそのおそれがある場合は施
設の関係者と緊密な連携のもとに必要に応じて広報するとともに、避難のための立退き等の措置をとる。
(4) 汚染検査所の設定
関係施設の火災防ぎょを行ったときは、汚染検査所を設定する。
【資料編】
・ 放射性同位元素等使用事業所
P224
41
風水害等対策編
第2章 第11節
第 11 節 情報通信システム整備計画
防災関係機関等が相互に連携し、災害の予防及び災害発生時にあっては事態の認識を一致させ、迅速な意
志決定を行い、応急対策を実施する上で必要な情報の収集伝達を円滑に行うため、地理空間情報(地理空間
情報活用推進基本法(平成19年法律第63号)第2条第1項に規定する地理空間情報)の活用など情報通信システ
ムの整備に努める。
また、非常災害時の通信の確保を図るため、平常時から災害対策を重視した無線設備の総点検を定期的に
実施するとともに、非常通信の取扱い、機器の操作の習熟等に向け、防災関係機関相互の連絡に積極的に活
用する。さらに、非常用電源設備の整備を図るとともに保守点検の実施と的確な操作の徹底、専門的な知
見・技術をもとに耐震性のある堅固な場所への設置等を図る。
第1
1
防災行政用無線の整備等【防災課・情報課】
防災行政用無線
防災行政用無線は、市民に対して直接広報することを目的とする固定系と、各種災害情報の収集連絡を
目的とした移動系設備で構成されており、昭和55年度から整備を行い運用してきたところであるが、設備
等の老朽化に伴い、移動系については平成25年5月、同報系については同年9月に更新を行い、複数回線の
同時通信機能、J-ALERT連携機能を備えたデジタル設備として補完した。今後は、通信訓練の実施
等を通して運用の習熟に努めるとともに、平常時から定期的に保守点検を実施して、正常な機能維持を確
保するものとする。
2
全国瞬時警報システム(J-ALERT)
全国瞬時警報システム(J-ALERT)とは、総務省消防庁が運用するシステム。
緊急地震速報、東海地震に関する情報及び国民保護に関する情報等の対応に時間的余裕が無い緊急情報
を、地域衛星通信ネットワーク等を利用して地方公共団体に送信し、市の防災行政用無線(固定系)を自動
起動して住民に伝達するものである。
3
通信手段の複線化
防災行政用無線の配備により、防災関係機関及び災害現場との通信網が構築されたが、引き続き、衛星
携帯電話や新たな通信端末の配備を検討し、多様な手段により通信手段の複線化を図るとともに、通信網
の拡充とその運用の習熟に努めるものとする。
【資料編】
・ 防災行政用無線一覧
P193
・ 上下水道局無線一覧
P202
第2
県防災行政無線システム【防災課】
災害時に県からの情報収集や県への被害状況等の報告が速やかに行えるよう、通信訓練の実施等を通して
運用の習熟に努めるとともに、平常時から定期的に保守点検を実施して正常な機能維持を確保するものとす
る。
第3
災害時優先電話の周知及び活用【管財課】
災害時には、一般加入電話の通話は、輻輳により使用が困難になる状況が予想される。
災害時優先電話は、発信機能が優先されることから、関係機関との災害情報や被害状況を収集するため、
あらかじめNTTに災害時優先電話として登録し、庁舎災害対策室内等に配備している。
市は、平素から次の措置を行い、職員に周知を図るものとする。
周知事項
① 登録電話機に「災害時優先電話」シールを貼付し、当該電話機が災害時優先電話であることを明確に
する。
② 災害時には当該電話機は受信には使用せず、発信専用電話として活用することを徹底する。
第4
PHS 回線を利用する通信機器の活用【防災課・関係各課】
PHSは電波の出力が弱く、多くの基地局を配備することで、通信エリアをカバーする「マイクロセル方
式」を採用しているため、通信は分散され、比較的輻輳の影響を受け難いとされている。
災害時において、災害対策本部及び避難所間の通信手段の拡充及び現地画像等の情報収集を行うため、避
42
風水害等対策編
第2章 第11節
難所及び消防団にPHS端末を配備し、通信の複線化を図るものとする。
なお、災害発生時に当該機器への問合せが集中することを懸念し、電話番号は非公開とする。
第5
他の関係機関の通信設備の利用【防災課】
災害時において自己の管理する通信設備が使用できない状態になったとき、又は緊急を要するため特に必
要があるときは、警察署、消防署等の専用の有線通信設備又は無線設備を、あらかじめ協議で定めた手続に
より利用して通信することができるので、平常時から最寄りの専用通信設備を有している機関と十分協議を
行い、利用の手続、通信の内容等について具体的に協定しておくものとする。
なお、市内の関係機関の無線施設は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 市内無線局一覧
P202
第 6 インターネットによる情報通信システム等の整備【防災課・情報課・シティプロモ
ーション課】
市民が求める様々な情報が速やかに提供できる仕組み、また災害発生時の初動対応を迅速・的確に行う仕
組みを確保するため、次のとおりシステム等を整備する。
また、通信インフラの途絶時に備え、通信手段を複線化していくとともに、各システム等の機能の維持及
び運用の周知、職員による操作等の習熟に努める。
1
市ホームページ
市では、平時よりホームページによる広報活動を行っているが、災害時の被災状況や市民への協力依頼
等の広報手段として活用できるよう、整備に努めるものとする。
2
防災情報WEB
防災情報WEBは、平時より各種防災情報を公開しているが、災害時の被災状況や市民への協力依頼等
の広報手段として活用できるよう、整備に努めるものとする。
3
防災情報システム
インターネット上で、職員の安否及び参集状況を収集・確認するとともに、必要とするボランティア活
動の内容や活動場所等の情報を、災害救援ボランティアに対して発信することができるシステムである。
サーバダウン時の対策として、小田原市との相互応援協定により、システムの相互バックアップを行う
とともに、運用について、平常時から小田原市との協議及び市内報道機関への周知・協力依頼を行い、双
方のサーバダウン時は即座に対応できる体制を整備しておく。
【資料編】
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
4
P39
災害時の対応管理システム
災害発生時の初動対応を迅速・的確に行うため、次のような機能を有し、かつ特殊な専用機器ではな
く、パソコンやスマートフォン等にて、各種情報を共有するためのシステムを整備する。
(1)
情報収集・情報共有機能
指定避難所にて被害情報、避難者情報、支援要請、対応状況等を容易に入力することができ、本部にお
いて各情報を自動収集・集約できる機能。
(2) 指示・命令等伝達機能
本市の災害対応体制に即し、災害対策本部からの各部・班への指示・命令の伝達並びに避難所等からの
要請に対する本部の対応状況を伝達することができる機能。
(3) 電子地図による情報共有機能
現場の被災状況や画像等を容易に入力することができ、各情報を電子地図上にて可視化し、リアルタイ
ムで情報共有ができる機能。
(4) 市民情報提供機能
「公共情報コモンズ(Lアラート)」や各通信事業者が実施する「緊急速報メール」等、他システムとの
連携が容易であり、市民が求める情報を速やかに集約し、提供できる機能。
(5) 県・関係機関との情報共有機能
43
風水害等対策編
第2章 第11節
県及び関係機関との情報共有を可能とし、簡易な入力により被害情報や各種要請等を報告できる機能。
※「災害対応管理システム」
このネットワークシステムは、山梨大学が開発した自治体の災害対応を支援する情報システムで、避難
所や災害現場からの被害状況、救援物資の要請等の情報を、リアルタイムで受信・伝達・集約し、本市災
害対策本部全体で共有することができるシステムである。
5
甲府市防災防犯メールマガジン
防災行政用無線の放送内容をはじめ、東海地震などの各種災害関連情報や防犯に関わる情報等を市民に
文字情報として伝えるため、山梨県市町村総合事務組合の運営する「山梨県・市町村電子申請受付共同シ
ステム(ポータル名「やまなし申請・予約ポータルサイト」)」を利用し、スマートフォン、携帯電話・パ
ソコンにメール配信を行っている。
6
緊急速報メール
携帯電話事業者の自治体向け災害情報伝達サービスを利用して、市内に居る市民及び観光客等に緊急情
報(避難勧告やテロ等)の提供を行っていくものとする。
7
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)
ツイッター及びフェイスブックにより、パソコンやスマートフォン、携帯電話に緊急情報等の提供を行
う。
8
防災情報アプリ
最寄の避難所までのルート案内、各種防災情報の提供及び安否確認機能を持つスマートフォン専用アプ
リ「全国避難所ガイド」(日本語の他 3カ国語対応)を活用し、市民及び市内の観光客等への情報提供を行
う。
第7
1
その他通信設備の整備【防災課】
アマチュア無線局の活用
災害発生時に通信施設等の被災により有線通信連絡が困難となった場合には、市本部の情報連絡体制を
補完するため、あらかじめ市内アマチュア無線局との協力体制の確立に努める。
【資料編】
・ アマチュア無線クラブ一覧
P210
2
災害時特設公衆電話
東日本電信電話(株)山梨支店により、大規模災害時における被災者及び帰宅困難者の早期通信手段の確
保及び「災害用伝言ダイヤル171」の利用を目的に、市内の指定避難所等に「災害時特設公衆電話」を整
備し、62施設121回線が設置完了している。
44
風水害等対策編
第2章 第12節
第 12 節 要配慮者対策の推進
第 1 高齢者・障がい者等の要配慮者対策【防災課・福祉保健総務課・障がい福祉課・高
齢者福祉課・介護保険課・健康衛生課】
国(内閣府)が作成した「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針(平成25年8月)」等に基づ
き、市は、「避難行動要支援者避難支援プラン(全体計画)」(仮称)を作成し、特に次の点に重点を置いた要
配慮者対策に取り組むものとする。
1
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
2
要配慮者の生活支援などを行う人材の育成
庁内に、福祉関係部局を中心とした要配慮者支援班を設置し、避難行動要支援者の避難支援業務を実
施する。
小地域単位での住民参加型防災学習会を開催するものとする。
自主防災組織等において、災害時に障害者などの救援を担う人材の育成を図るものとする。
地域ぐるみの災害時の要配慮者支援体制の確立を図るものとする。
多数の住民が参加して行う自主防災マップづくりや、支援員が障害者や高齢者等を避難誘導する防災
訓練を反復実施するものとする。
プライバシー保護に配慮した避難行動要支援者把握と避難誘導体制の確立
市は、福祉担当部局と防災担当部局との連携の下、災害の発生に備え、避難支援等の実施に携わる関係
者(以下「避難支援等関係者」という。)と協力して、避難行動要支援者の避難支援の体制を整備し、避難
行動要支援者に関する情報の共有、避難支援計画の策定等に努めるとともに、避難行動要支援者の生命又
は身体を災害から保護するために必要な措置を実施するための基礎となる避難行動要支援者名簿を作成す
る。
(1) 避難行動要支援者名簿の範囲
避難行動要支援者名簿に掲載する者の範囲は、次のとおりとする。
● 在宅で、次の要件に該当する者
ア 65歳以上一人暮らし高齢者で、介護保険の要介護認定・要支援認定を受けている者のうち、要介護2
以下又は要支援2以下の者
イ 介護保険の要介護認定3~5を受けている者
ウ 身体障害者手帳(視覚又は聴覚の個別等級)1~2級を所持する身体障害者
エ 身体障害者手帳(肢体又は平衡の個別等級)1~3級を所持する身体障害者
オ 療育手帳A判定を所持する知的障害者
カ 精神障害者保健福祉手帳1級を所持する精神障害者
キ 特定疾患医療受給者・小児慢性特定疾患医療受給者(難病患者)のうち、重症認定の者
ク その他、具体的な理由により、本人が避難行動要支援者名簿への掲載を求め、市長が認める者
(2) 避難行動要支援者名簿情報
避難行動要支援者名簿には、次に掲げる事項を記載する。
ア 氏名
イ 生年月日
ウ 性別
エ 住所又は居所
オ 電話番号その他の連絡先
カ 避難支援等を必要とする事由
キ その他、避難支援等の実施に関し市長が必要と認める事項
(3) 避難支援等関係者
災害の発生に備え、避難行動要支援者名簿を提供する避難支援等関係者は、次に掲げる者とする。な
お、名簿の提供にあたっては、本人の同意を得ることとし、得られない場合には、提供を行わないことと
する。また、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合において、避難行動要支援者の生命又
は身体を保護するために特に必要があるときは、その同意の有無にかかわらず、避難支援等の実施に必要
な限度で、避難支援等関係者に名簿情報を提供する。
ア 甲府地区消防本部
イ 山梨県警察本部(甲府警察署、南甲府警察署)
ウ 甲府市民生児童委員
エ 甲府市社会福祉協議会(地区社会福祉協議会を含む)
オ 各自主防災組織(未結成の自治会においては当該自治会)
カ その他市長が定める者
45
風水害等対策編
第2章 第12節
(4)
名簿に掲載する個人情報の入手
市は、避難行動要支援者名簿を作成するにあたり、避難行動要支援者に該当する者を把握するため、市
の関係部局で把握している要介護高齢者や障害者等の情報を集約し、入手する。
また、必要に応じて、県等に情報の提供を求めることとする。
(5) 名簿の更新及び差替え
市は、避難行動要支援者名簿について、原則として年2回以上更新し、差替えは年1回行うこととする
更新は、新たに市に転入した避難行動要支援者に該当する者や新たに要介護認定などで該当となった者
を追加するとともに、転居や死亡等により、避難行動要支援者の異動が住民登録の変更や社会福祉施設へ
の長期間の入所等により確認された者を削除し、掲載情報が修正された者がいないかを再確認する。
(6) 名簿情報の提供に際し情報漏えいを防止するために市が求める措置及び市が講ずる措置
市は、名簿情報の管理において、避難行動要支援者のプライバシーを保護するとともに、避難支援等関
係者が適正な情報管理を図るよう、次の措置を講ずることとする。
ア 避難行動要支援者名簿の提供については、避難支援等関係者に対し、災害対策基本法に基づき守秘義
務が課せられていることを十分に説明する。
イ 避難行動要支援者名簿は必要以上に複製せず、施錠可能な場所に保管するなど、避難支援等関係者に
対し、情報セキュリティーに関する指導を十分に行う。
ウ 避難行動要支援者名簿を提供する際には、原則として、担当する地域の避難支援等関係者に限り提供
することとし、別の地域の名簿は提供しない。
エ 避難行動要支援者名簿の提供先が個人でなく団体である場合には、その団体内部で避難行動要支援者
名簿を取扱う者を限定するよう指導する。
(7) 要配慮者が円滑に避難のための立退きを行うことができるための通知又は警告の配慮
避難支援等関係者が避難行動要支援者名簿を活用して着実な情報伝達及び早い段階での避難行動を促進
できるよう、その発令及び伝達にあたっては、次のとおり配慮する。
ア 高齢者や障害者等にも分かりやすい言葉や表現、説明などにより、必要な情報を一人ひとりに的確に
伝達する。
イ 高齢者や障害者に合った、必要な情報を選んで伝達する。
ウ 日常的に生活を支援する機器等への災害情報の伝達を活用するなど、避難行動要支援者に合わせた多
様な情報伝達手段を活用する。
(8) 避難支援等関係者の安全確保
各地域において、避難の必要性や避難行動要支援者名簿の意義等を説明するとともに、避難支援等関係
者の安全確保にも理解を得られるよう、平常時より説明を行う。
避難支援等関係者にあっては、避難行動要支援者への支援に際し、自身の生命が危険にさらされること
がないよう、地域内でのルールづくりを促進する。
(9) 個別計画の作成等の促進
市は、自主防災組織(又は自治会)等による名簿掲載者の具体的な避難支援方法の検討及び必要な資機材
等の準備並びに個別計画の作成を促進する。
(10) 情報伝達体制の構築
直接本人に伝える情報伝達体制を構築するものとする。
(11) 避難準備情報
要配慮者の 健常者に先駆けて、市長の判断で出す「避難準備(要配慮者避難)情報」発表時に、要配慮
者を先行して早期に避難させる仕組みづくりを図るものとする。
3
介護が必要な要配慮者のための福祉避難所の確保
(1)
(2)
(3)
4
障害種別ごとの福祉避難所を指定するものとする。
災害時に福祉避難所ごとの支援員等の確保に努めるものとする。
民間の社会福祉施設等との協定締結、連携体制の強化を図るものとする。
緊急通報システム(ふれあいペンダント)の活用
市は、ひとり暮らし老人の火災、急病、事故等に迅速に対応するため、平成2年10月に「緊急通報シス
テム(ふれあいペンダント)」を導入した。平成7年1月からは在宅の重度身体障害者まで対象を広げ、日常
生活上の安全確保に努める等、要配慮者に対する福祉行政を推進している。現在、市内対象家庭に1,000
件以上の端末機を設置しているが、地震災害等緊急時の対策に活用するとともに、自主防災組織等の協力
が得られるよう、平常時から連携に努め、今後も、このシステムの整備、拡充を図るものとする。
46
風水害等対策編
第2章 第12節
5
防災知識の普及啓発と地域援助体制の確立
(1)
市は、在宅高齢者や障害者等に対し地域の防災訓練等への積極的な参加を呼び掛け、要配慮者支援マ
ニュアル等を活用し災害に対する基礎的知識の普及啓発に努めるものとする。
なお、啓発資料の作成にあたっては、点字資料の作成など障害者への啓発に十分配慮する。
(2) 訓練等を通じて地域の自主防災組織が援助すべき世帯等をあらかじめ明確にしておくとともに、移動
等が困難な障害者等については、防災情報の伝達、介助体制の確立に努めるものとする。
また、地域住民に対し、避難所における要配慮者支援への理解の促進を図るものとする。
6
避難所における対応
市は、第3章第18節に規定する指定避難所を中心に被災者の健康維持に必要な活動を行うものとする。
特に、高齢者や障がい者等の要配慮者の心身双方の健康状態には特段の配慮を行い、必要に応じ福祉施
設への入所、ホームヘルパーの派遣、車椅子の手配等を福祉事業者、手話通訳者、ガイドヘルパー、ボラ
ンティア団体等の協力を得つつ、計画的に実施するものとする。
7
要配慮者への情報伝達活動
市は、要配慮者のニーズを把握し、被害及び二次災害の危険性に関する情報、安否情報、ライフライン
や交通施設等の公共施設の復旧状況、医療機関などの生活関連情報、防災関係機関が講じている施設に関
する情報、交通規制など要配慮者のための正確かつきめ細かな情報を適切に提供するものとする。
8
応急仮設住宅
市は、応急仮設住宅への収容にあたっては、高齢者や障害者等の要配慮者に十分配慮するものとし、
ファックス、伝言板、障がい者仕様トイレなど必要な設備を整備するものとする。
第2
外国人・観光客等の対策【市民課・観光課】
災害に対して知識が乏しく、かつ、日本語の理解も十分でない外国人に対しては、平常時から基礎
的防災情報の提供等、防災知識の普及を図るとともに、地理に不案内な観光客等にあっても、迅速な避
難が行えるよう分かりやすく避難誘導標識の設置及び情報伝達手段の確保に努める。
また、被災外国人や観光客等に適切に対応できるよう、対応マニュアル等の整備を図る。
47
風水害等対策編
第2章 第13節
第 13 節 災害・防災ボランティア支援体制整備計画
過去の大規模災害において、災害・防災ボランティアの活動が災害後の復旧活動等に大きな役割を果たす
ことが明らかにされた。
また、災害・防災ボランティアは、自主防災組織などの防災体制を補完し、効果的な災害対策を推進する
うえで大きな役割を果たすことが期待される。
第1
災害・防災ボランティア育成強化【市社会福祉協議会】
1
災害ボランティアとは、主として地震や風水害等の災害発生時及び発生後に、被災地において復旧活動
や復興活動を行うボランティアをいう。
防災ボランティアとは、災害を未然に防ぐことを普及及び啓発するボランティアをいう。
2 甲府市社会福祉協議会(以下:市社協)においては、ボランティア登録されている災害・防災ボランティア
団体等との連携強化を図るとともに既存ボランティア団体の拡充を図る。
3 市社協は、ボランティアの自主性を尊重しつつ、ボランティア団体等を支援し、災害や防災に関する知
識の普及、啓発に努め、災害対策の推進を図る。
4 市社協は平時より、災害・防災ボランティア養成講座の開催や市災害ボランティアセンター設置訓練の
実施などを継続的に行い、災害時には、広域的なボランティアの受け入れとその調整等に即応できる体制
作りを推進すると と も に 、 市 、 山 梨 県 社 会 福 祉 協 議 会 並 び に 山 梨 県 ボ ラ ン テ ィ ア 協 会 と の 連 携 強
化 に 努 める も のと す る。
第2
災害・防災ボランティアの登録及び環境整備【市社会福祉協議会・建築指導課】
災害・防災ボランティアの種類
1
災害・防災ボランティア
(団体・個人)
2 専門ボランティア
3 応急危険度判定士
第3
登録及び環境
希望者は、災害時にも可能な限りボランティアとして活動できる体制の
整備を行う。
市社協は、各災害・防災ボランティア等との緊密な連携を保つととも
に、災害時には市災害ボランティアセンターが円滑に運営できるよう、ボ
ランティア等の拡充、養成講座等の開催に努める。
市災害ボランティアセンターで必要とされる国家資格等を有する専
門ボランティアの登録を事前に行っていく。
災害時には、応急危険度判定士を募るとともに、派遣を県に要請する。
災害ボランティアの活動分野
災害ボランティアが行う活動内容は、主として次のとおりとする。
1 ガレキの撤去
2 泥だし
3 割れた瓦や窓ガラスの片付け
4 炊出し
5 救援物資の仕分け及び配付
6 家の掃除、ゴミ出し
7 子供の遊び相手や高齢者の話し相手
8 通訳等の外国人支援活動
9 雪かき
10 その他
第4
山梨県災害救援ボランティア本部
現在、山梨県社会福祉協議会や日本赤十字社山梨県支部において災害・防災ボランティアの育成が行われ
ており、また平常時のボランティア登録及び研修、災害時におけるボランティア活動の調整等のため、山梨
県社会福祉協議会等が組織する山梨県災害救援ボランティア本部の整備が図られている。
市においても、平常時から県及び関係機関と連携して防災ボランティアの育成に努めるものとする。
48
風水害等対策編
第2章 第13節
山梨県災害救援ボランティア本部組織図
全国社会福祉協議会
関ブロ社会福祉協議会
NGO・NPO
山梨県災害救援ボランティア本部
山
梨
県
災
害
対
策
本
部
福
祉
保
健
総
務
班
事務局(県社協)
本部員会議
本部長
事務局長
副本部長
本部長
県
民
生
活
・
男
女
参
画
班
本部員
・山梨県社会福祉協議会
・山梨県共同募金会
・日本赤十字社山梨県支部
・山梨県障碍者福祉協会
・山梨県ボランティア協会
総務班
広報班
支援班
連携・協働
地
方
連
絡
本
部
県災害救援ボランティア本部
現
地
事
務
所
甲府市災害ボランティアセンター
災害対策本部(危機管理室)
49
山梨県災害ボランティア
連絡協議会(仮称)
風水害等対策編
第2章 第14節
第 14 節 雪害予防対策【関係各課】
平成26年2月14日からの大雪では、甲府地方気象台の観測史上最も多い114cmを記録した。
この大雪により、市内全域に渡り交通網が遮断され、公共交通機関はすべて停止し、山間部では雪崩が発
生し、全県的に災害救助法が適用された。
本市の対応は、道路の除雪作業をはじめ、市内に足止めされた帰宅困難者の受け入れ並びに山間地域の孤
立集落からの救助等、自衛隊、関係機関、協定自治体等の協力を得ながら進めることができたが、農業用施
設の倒壊等、農業に与えた被害は甚大であった。
積雪期において、市民の安心・安全な日常生活や円滑な経済活動が確保されるよう、県、各防災関係機関
及び市民と連携し、除雪体制の整備を行うとともに、市民、自主防災組織の自助・共助による除雪の促進、
医療・教育等の公共サービスの確保、通信・ライフライン・交通網の確保、雪崩災害の防止、要配慮者の支
援等に努めるものとする。
第1
1
雪害予防体制の整備
県の活動体制
県は、雪害に関する情報の収集等、関係機関相互の連絡調整及び情報交換、要配慮者の支援その他の雪
害予防対策を行う。
このため、部局内の協力体制及び緊急連絡体制を確立するものとする。
2
市の活動体制
市は、雪害対策の即応性を図るため、職員の配備体制や情報連絡体制の整備を図るものとする。
市は、気象情報を収集し、雪害対策における関係機関相互の緊密な連絡調整や情報交換を行い、雪害の
発生に備えるものとする。
第2
1
雪害安全対策
公共施設の安全確保
(1) 施設管理者は、雪害における建築物の損壊を防ぐため、必要に応じて、修繕等を実施するとともに、除
排雪対策を整備する。
(2) 施設管理者は、雪庇の発生状況を点検するとともに、人の出入りのある場所で雪庇が落下するおそれの
ある場合は、立入禁止、雪庇除去等の応急対策を講じる。
2
住民の安全対策
市は、建物等の所有者に対し、雪止めの設置等、雪庇や雪の滑落、雪下ろし作業による二次的災害防止
のための措置を図るよう啓発に努める。
第3
ライフライン確保対策
平常時から、雪害発生時におけるライフライン管理者との連絡体制の整備に努めるとともに、停電、通
信障害、輸送の確保等、早期復旧対策等、事前の災害予防措置について、県やライフライン管理者と連携
して、対策を進めていく。
第4
雪崩に関する知識の普及啓発
市は、県と連携し、市民に対し雪崩に関する知識の普及啓発に努める。
第5
避難行動要支援者への配慮
市は、自治会、自主防災組織、民生児童委員、消防団等と連携し、避難行動要支援者に対し、迅速に安
否確認、除排雪の協力、避難誘導、救助活動などが行えるよう、地域社会の連帯や相互扶助等による組織
的な取組みが実施されるよう啓発する。
第6
広報活動
市は、除排雪等にかかる注意喚起を継続的行い、市民の防災意識の高揚を図るとともに、食料・飲料水
等の備蓄、非常持出品の準備等、家庭で実施する予防・安全対策及び降積雪時にとるべき行動など、防災
50
風水害等対策編
第2章 第14節
知識の普及啓発に努める。
第7
農業関係雪害予防対策
降雪による農業被害を未然に防止するため、次の対策を講じるものとする。
1
気象に強い施設の普及
(1)
(2)
2
果樹施設の安全構築
既存施設の点検及び補強の促進
気象災害に強い栽培・技術管理
気象災害に強い仕立て方法、栽培様式の開発と普及
3
地域ぐるみ災害対応体制づくりの推進
(1)
(2)
4
共同作業、救援体制づくりの推進
地域農業ボランティアの育成
農業共済制度への加入促進
農業共済制度への加入促進活動への支援
第8
建築物等の雪害予防対策
市は、積雪による建築物の倒壊や屋根雪落下等による事故を防止するため、早期の除雪、カーポート等の
建築物の耐雪性の向上、屋根雪等による事故の防止について、その啓発に努める。
第9
1
孤立予防対策
指導・啓発
災害等により孤立するおそれのある地域における通信確保対策や、孤立時の医療及び物資等の救援体制
の整備に努めるとともに、孤立時に備え、食料、飲料水、生活必需品、燃料及び医薬品等を備蓄するよ
う、指導・啓発を行う。
2
通信設備等の整備及び物資等の事前配置
一般電話回線等が不通となった際、連絡手段が確保できるよう、衛星携帯電話や防災行政用無線などの
通信設備の整備に努めるとともに、物資等の配置を行う。
3
共助体制の促進
災害発生時における共助体制の強化に努め、自主防災組織等による安否確認、救出、炊き出し等の実
施、被害状況の報告、救援の要請等を、市民自らが行えるよう、自主防災組織及び防災リーダーを中心と
した防災訓練等の実施を促進する。
51
風水害等対策編
第3章
第1節
第 3 章 災害応急対策計画
第 1 節 応急活動体制
この計画は、災害が発生し、又は発生のおそれがある場合に災害の発生を防ぎょし、災害の拡大を防止す
るための組織及び応急対策について定めたものである。
第1
1
甲府市災害対策本部の設置【防災課】
災害対策本部の設置基準
災害対策基本法第23条の2第1項の規定により、市長が甲府市災害対策本部を設置する基準は、次のいず
れかに該当するときとする。
(1) 相当規模の災害が発生し、又は発生している恐れがあり、災害応急対策を必要とするとき
(2) 市内に特別警報が発表されたとき
(3) 市内で震度6弱以上の地震を観測したとき
(4) その他、市長が認めるとき
2
災害対策本部の廃止時期
災害対策本部廃止の時期は、次のいずれかに該当するときとする。
(1) 市域について災害が発生するおそれが解消したと認めたとき
(2) 応急措置が概ね完了したと認められるとき
3
設置及び廃止の通知
災害対策本部を設置したときは、直ちにその旨を次表の区分により通知及び公表する。
なお、廃止した場合の通知は、設置したときに準じて行う。
通知及び公表先
通知及び公表の方法
各部・室・班
庁内放送、市防災行政用無線、グループェア
各地域連絡所
市防災行政用無線、電話、グループェア
市民
市防災行政用無線(メールマガジンを含む)、報道機関、市ホームページ
県本部
県防災行政用無線(衛星系・地上系)、電話
報道機関
口頭、文書、電話
4
災害対策本部の設置場所
(1)
設置場所
災害対策本部は、甲府市役所4階本部長会議室及び大会議室に設置するものとする。ただし、建物の損
壊等により、本部としての機能を保てない場合は、甲府市総合市民会館に本部を設置する。
(2)
施設名
所在地
電話番号
甲府市役所本庁舎
甲府市丸の内1丁目18-1
055-237-5331
甲府市総合市民会館
甲府市青沼3丁目5-44
055-231-1951
標識
災害対策本部を設置した場合は、入口に災害対策本部の標識を掲示する。
代替施設に本部を設置した場合も、同様の標識を当該施設の入口に掲示するものとする。
5
災害対策本部長及び災害対策本部長職務代理者の決定
災害対策本部の長は、災害対策本部長とし、市長をもって充てる。
なお、本部長が災害発生時に不在又は登庁困難な場合若しくは登庁に著しく時間を要する場合は、次の順
位で本部長の職務を代理する。
①副市長(危機管理担当)
第2
②他の副市長
③他の副本部長
災害対策本部の組織及び所掌事務【防災課】
災害対策本部は、地域防災計画の定めるところにより次に掲げる事務を行う。
この場合において、災害対策本部は、必要に応じ、関係指定地方行政機関、関係地方公共団体、関係指定
公共機関及び関係指定地方公共機関との連携の確保に努めなければならない。
52
風水害等対策編
第3章
第1節
① 市の地域に係る災害に関する情報を収集すること。
② 市の地域に係る災害予防及び災害応急対策を的確かつ迅速に実施するための方針を作成し、並びに当
該方針に沿つて災害予防及び災害応急対策を実施すること。
なお、災害対策本部の具体的な組織及び所掌事務は、甲府市災害対策本部条例(昭和38年条例第27号)
に基づく甲府市災害対策本部活動規程(昭和39年災害対策本部規程第1号)で定めるとおりとし、別表1及
び別表2に掲げる。また、別表3として、緊急連絡網を掲げる。
【資料編】
・ 甲府市災害対策本部条例
P10
・ 甲府市災害対策本部活動規程
P11
1
副本部長
副本部長は、次に掲げる者をもって充てる。
(1) 両副市長
(2) 市立甲府病院院長
(3) 上下水道事業管理者
(4) 教育長
2
本部員
本部員は、次に掲げる者をもって充てる。
(1) 市長部局の各部局長
(2) 市立甲府病院両副院長
(3) 上下水道局の各部長
(4) 教育委員会の教育部長
(5) 甲府地区広域行政事務組合消防長
(6) 甲府地区広域行政事務組合事務局長
(7) 議会事務局長
(8) 甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合事務局長
3
本部員会議
(1)
災害に関する情報の分析及び災害応急対策の基本方針その他災害に関する重要事項を審議するため、
本部に本部員会議を置く。
(2)
本部員会議は、本部長、副本部長、本部員、危機管理室長(危機管理班長)、防災班長及び危機管理室
担当課長班長をもって構成する。
(3) 本部員会議は、本部長が招集する。
4
(1)
(2)
(3)
5
(1)
(2)
6
連絡室長会議
本部に、各部の連絡調整のため、連絡室長会議を置く。
連絡室長会議は、あらかじめ部長が指名した室長をもって構成する。
連絡室長会議は危機管理監が招集する。
本部事務局
本部に、本部事務局を置く。
本部事務局の編成その他活動に必要な事項については、別に定める。
指定公共機関等との連携
市の災害対策本部設置時には、必要に応じ、応急対策に関わる指定地方行政機関、指定公共機関等の連絡
員を本部に派遣するよう要請する。
7
現地災害対策本部の設置
(1)
本部長は、災害の規模、程度等により必要があると認めるときは、現地災害対策本部(以下「現地本
部」という。)を設置する。
(2) 現地本部に現地本部長及び現地本部員その他の職員を置き、副本部長、本部員その他の職員のうちか
ら本部長が指名する者をもって充てる。
(3) 現地本部は、防災関係機関と連携して、本部長の特命事項を処理するものとする。
(4) 現地本部は、被災地に近い学校、公民館等公共施設を利用して設置するものとする。この場合、でき
る限り自衛隊等協力機関と同じ施設とする。
53
風水害等対策編
第3章
8
第1節
県の現地対策本部との連携
市本部は、市内に大規模災害が発生し、県の現地対策本部が設置されたときは、密接な連携を図りつつ適
切な災害応急対策の実施に努める。
この場合、受入れ施設は、市本部設置施設内とする。
9
防災組織系統図
本市における防災組織の系統を、県からの流れを含め図にすると、次のとおりである。
山梨県防災会議
山梨県災害対策本部
東京地方連絡本部
(東京事務所)
地方連絡本部
(中北地域県民センター)
甲府市防災会議
甲府市災害対策本部
本部長
本部員会議
県現地災害対策本部
※災害の状況に応じて設置する。組
織、編成等は、その都度県本部長が
定める。
市現地災害対策本部
※災害の状況に応じて設置する。組
織、編成等は、その都度県本部長が
定める。
危機管理監
地域連絡所(避難場所)
連絡室長会議
10
地域連絡員
市庁舎被災時等の情報収集(山梨県)
災害発生後、市の庁舎等が被災したことにより、市による被災状況及びこれに対して執られた措置の概要
の報告をできなくなったものと認められた場合、災害対策基本法第53条第6項により、県は被災市に替わ
り、次により当該災害に係る情報を可能な限り収集するよう努める。
(1) 被災地への職員派遣
県は、災害対策本部において、支援を必要とする市町村に職員等を派遣し、情報の収集に努める。
(2) 消防防災ヘリコプター
本章第6節に規定する基準のもと、情報の収集に努める。
(3) その他
必要に応じて、防災関係機関等に対し情報収集の協力を要請するものとする。
11
県による応急措置の代行
被災により、市がその全部又は大部分の事務を行うことが不可能となった場合には、県は応急措置を実施
するため市に与えられた権限のうち、市に代わって次の事務の全部又は一部を行うものとする。
(1) 警戒区域を設定し、災害応急対策に従事する者以外の者に対して当該区域への立ち入りを制限し、若
しくは禁止し、又は当該区域からの退去の命令
(2) 他人の土地等を一時使用し、又は土石等を使用し、若しくは収容の実施
(3) 現場の災害を受けた工作物等で応急措置の実施の支障となるものの除去等
(4) 現場に、ある者を応急措置の業務に従事させる命令
54
風水害等対策編
第3章
別表1
第1節
災害対策本部の組織図
本部長
市長
企画部
副本部長
リニア交通政策監
両副市長
市立甲府病院長
上下水道事業管理者
教育長
危機管理監
本部員
市長部局の各部局長
市立甲府病院両副院長
上下水道局の各部長
教育委員会の教育部長
甲府地区消防本部消防長
甲府地区広域行政
事務組合事務局長
議会事務局長
甲府・峡東地域ごみ処理
施設事務組合事務局長
総合戦略監
総務部
議会事務局長
危機管理部
危機管理室
防 災 班
危機管理班
担当課長班
都市戦略室
都市戦略班
中核市推進班
シティプロモーション班
市民部
税務統括監
企画総室
総務班、企画班、開府500年事業計画班、地域振興班
リニア交通室
リニア政策班、交通政策班
企画財政室
行政改革班、財政班、資産活用班
総務総室
総務班、法制班、情報班
人事管理室
人事班、研修厚生班
契約管財室
契約班、管財班、指導検査班、指導検査担当課長班
市長室
秘書班、市民の声担当課長班
議会事務総室
議会総務班、議事調査班
市民総室
総務班、市民班、国民健康保険班、
中道支所、上九一色出張所
市民協働室
消費生活班、協働推進班、人権男女参画班
選挙管理委員会事務局
選挙管理委員会事務局班
監査委員事務局
監査委員事務局班
課税管理室
市民税班、資産税班
収納管理室
収納班、滞納整理班
福祉保健総室
総務班、健康衛生班、保健衛生担当課長班、
生活福祉班、保健所設置担当課長班
連絡室長会議
予め部長が指名した室長
福祉保健部
長寿支援室
会計室
会計班
子ども未来総室
総務班、子ども支援班、子ども保育班、
母子保健班
環境総室
総務班、環境保全班
廃棄物対策室
収集班、処理班、減量班
産業総室
総務班、産業立地班、雇用創生班
観光商工室
観光班、商工班
農林振興室
農政班、林政班
市場経営室
経営管理班
本部員会議
本部長
副本部長
本部員
危機管理室長
(危機管理班長)
防災班長
危機管理室担当課長班長
(警察・消防)
都市戦略室長
都市戦略班長
中核市推進班長
シティプロモーション班長
子ども未来部
環境部
甲府・峡東
地域ごみ処理
施設事務組合
事務局長
産業部
高齢者福祉班、介護保険班、障がい福祉班、
地域包括ケア担当課長班
農業委員会事務局班
建設部
病院部
建設総室
総務班、住宅班
まち開発室
都市計画班、都市整備班、建築指導班、
区画整理班
まち保全室
公園緑地班、道路河川班、建築営繕班、
地籍調査班
病院事務総室
他の副院長
及び事務局長
上下水道部
工務部長
業務総室
総務班、経営企画班
営業管理室
営業班、給排水班
工務総室
計画班
水道管理室
水保全班、水道班、浄水班
下水道管理室
下水道班、浄化センター班
教育総室
総務班、学校教育班、学事班、甲府商業高等
学校事務局班、甲府商科専門学校事務局班、
教育施設班
生涯学習室
生涯学習文化班、冬季国体班、スポーツ班、
図書館班
教育部
消防部
総務班、医事班、診療班、診療支援班、
放射線班、薬剤班、看護班、
総合相談センター班、医療安全管理班、
医療総合研修センター班
総務班、警防班、消防班、企画班、人事班、予防班、指令班
広域行政事務
組合事務局長
55
風水害等対策編
第3章
第1節
別表2 甲府市災害対策本部分掌事務及び編成表(甲府市災害対策本部活動規程別表第1)
◎ 備考 室長は室を統括し、部長を補佐する。
危機管理部(危機管理監)
総合戦略監は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
危機管理室
防災班
(危機管理室長)
(防災課長)
危機管理班
(危機管理課長)
担当課長班
(危機管理担当課長)
分掌事務
災害対策本部の設置、運営及び庶務に関すること。
本部員会議に関すること。
災害情報の収集及び伝達に関すること。
防災行政無線の運用統制に関すること。
災害状況及び救助活動の記録統計に関すること。
警戒区域の設定に関すること。
災害時の相互援助協定に関すること。
地域連絡所との連絡調整に関すること。
自衛隊その他関係機関への派遣及び応援要請に関するこ
と。
10 県、指定地方行政機関及び指定地方公共機関その他関係
機関との連絡に関すること。
11 災害救助法の適用要請及び県との連絡に関すること。
12 災害救助費の経理に関すること。
13 被災者名簿に関すること。
14 避難行動要支援者名簿に関すること。
1 本部員への連絡招集に関すること。
2 職員の非常招集及び解散の決定に関すること。
3 自衛隊その他関係機関への派遣及び応援判断に関するこ
と。
4 連絡室長会議に関すること。
5 防災班への応援に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
都市戦略室(都市戦都市戦略班
略室長)
(都市戦略課長)
中核市推進班
(中核市推進課長)
シティプロモーション班 1
(シティプロモーション 2
課長)
3
4
◎
同報無線による情報伝達に関すること。
災害応急対策の広報に関すること。
災害状況の記録撮影に関すること。
報道機関に対する情報提供、協力要請及びその他連絡に関
すること。
初動体制職員の分掌事務等は、本部長が別に定める。
企画部(企画部長)
リニア交通政策監は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
企画総室
総務班
(企画総室長)
(総務課長)
企画班(企画課長)
開府500年事業計画班
( 開 府 500 年 事 業 計 画 課
長)
地域振興班
(地域振興課長)
企画財政室
(企画財政室長)
1
2
3
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
各部との連絡に関すること。
部内各班への応援に関すること。
財政班
1 本部活動費の経理に関すること。
(財政課長)
2 その他災害の経理に関すること。
行政改革班
部内各班への応援に関すること。
(行政改革課長)
資産活用班(資産活用課
長)
56
風水害等対策編
リニア交通室
(リニア交通室長)
リニア政策班
(リニア政策課長)
交通政策班
(交通政策課長)
1
2
部内各班への応援に関すること。
交通関係機関との連絡調整に関すること。
総務部(総務部長)
議会事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
総務総室
総務班
(総務総室長)
(総務課長)
法制班
(法制課長)
情報班
(情報課長)
人事管理室
(人事管理室長)
契約管財室
(契約管財室長)
人事班
(人事課長)
研修厚生班
(研修厚生課長)
契約班(契約課長)
管財班(管財課長)
市長室
(市長室長)
議会事務総室
(議会事務総室長)
分掌事務
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
情報システム・ネットワークの稼動確認及び復旧対応に関
すること。
2 部内各班への応援に関すること。
1 職員の服務及び出勤に関すること。
2 災害応急対策等に係る求人に関すること。
部内各班への応援に関すること。
災害応急対策に要する資機材、生活必需品、医薬品及び燃料
等の調達に関すること。
1 資機材等の緊急輸送に関すること。
2 庁用自動車の配車及び民間自動車の借り上げに関するこ
と。
3 庁内自衛消防隊の活動に関すること。
4 庁舎設備の管理・復旧に関すること。
5 市有財産の管理に関すること。
指導検査班
部内各班への応援に関すること。
(指導検査課長及び指導
検査担当課長)
秘書班
1 本部長等の被災地の視察に関すること。
(秘書課長)
2 国及び県関係者の応接に関すること。
3 市議会との連絡に関すること。
4 その他渉外に関すること。
担当課長班
秘書班への応援に関すること。
(市民の声担当課長)
議会総務班(総務課長) 1 市議会議員との連絡に関すること。
2 部内各班への応援に関すること。
議事調査班
(議事調査課長)
市民部(市民部長)
税務統括監は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
市民総室
総務班
(市民総室長)
(総務課長)
市民班
(市民課長)
国民健康保険班
(国民健康保険課長)
中道支所班
分掌事務
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
の取りまとめに関すること。
1 避難所及び避難地の設置、管理及び運営に関すること。
2 避難者及び被災者の収容に関すること。
3 炊き出しその他食料品等の配給に関すること。
4 避難状況の本部への報告に関すること。
市民班への応援に関すること。
1
支所内自衛消防隊の活動に関すること。
57
風水害等対策編
市民協働室
(市民協働室長)
(中道市所長)
上九一色出張所班
(上九一色出張所長)
消費生活班
(消費生活課長)
協働推進班
(協働推進課長)
人権男女参画班
(人権男女参画課長)
課税管理室(課税管 市民税班(市民税課長)
理室長)
資産税班(資産税課長
収納管理室(収納管 収納班(収納課長)
理室長)
滞納整理班
(滞納整理課長)
選挙管理委員会事務 選挙管理委員会事務局班
局(選挙管理委員会 (選挙管理委員会事務局
事務局長)
長)
監査委員事務局
監査委員事務局班
(監査委員事務局長) (監査委員事務局長)
2
1
2
市民班への応援に関すること。
出張所内自衛消防隊の活動に関すること。
市民班への応援に関すること。
交通安全の確保及び指導に関すること。
1
2
3
4
5
地域内の情報収集及び伝達に関すること。
各自主防災組織との連絡調整に関すること。
市民活動補償制度に関すること。
被災者の要望及び陳情の受付に関すること。
災害ボランティアの支援に関すること。
総務班への応援に関すること。
1
2
1
2
住家等の被害状況調査に関すること。
罹災台帳の作成及び罹災証明書の交付に関すること。
住家等の被害状況調査に関すること。
罹災台帳の作成及び罹災証明書の交付に関すること。
部内各班への応援に関すること。
福祉保健部(福祉保健部長)
室等(室長等)
福祉保健総室
(福祉保健総室長)
班(班長)
総務班
(総務課長)
福祉計画班
(福祉計画課長)
健康衛生班
(健康衛生課長)
長寿支援室
(長寿支援室長)
会計室(会計室長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
4 社会福祉関係施設の被害調査及び応急対策に関すること。
5 社会事業団体及び奉仕団等の連絡に関すること。
6 救助物資及び義援金等の受付及び保管に関すること。
7 救助物資及び義援金等の配分計画に関すること。
1 感染症予防指導に関すること。
2 感染症の発生時等の消毒作業に関すること。
3 傷病者の収容及び応急手当に関すること。
4 医療救護運営連絡会議の運営に関すること。
5 災害による遺体の処理に関すること。
6 公私医療機関との連絡に関すること。
7 地域保健活動チームの活動調整に関すること。
8 避難行動要支援者等の対応に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
3
生活福祉班
(生活福祉課長)
保健衛生担当課長班
(保健衛生担当課長)
保健所設置担当課長班
(保健所設置担当課長)
高齢者福祉班
避難行動要支援者等に関すること。
(高齢者福祉課長)
介護保険班
(介護保険課長)
障がい福祉班
(障がい福祉課長)
地域包括ケア担当課長班 部内各班への応援に関すること。
(地域包括ケア担当課長)
会計班(会計室長)
部内各班への応援に関すること。
58
風水害等対策編
子ども未来部(子ども未来部長)
室等(室長等)
班(班長)
子ども未来総室(子 総務班
ども未来総室長)
(総務課長)
子ども支援班
(子ども支援課長)
子ども保育班
(子ども保育課長)
母子保健班
(母子保健課長)
分掌事務
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
部内各班への応援に関すること。
児童の安全確保に関すること。
(健康衛生班の事務)
環境部(環境部長)
甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
分掌事務
環境総室
総務班(総務課長)
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
(環境総室長)
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
環境保全班
1 部内各班への応援に関すること。
(環境保全課長)
2 災害廃棄物の処理について住民への広報・相談に関するこ
と。
3 原子力災害発災時おける緊急時モニタリング活動に関する
こと。
廃棄物対策室
収集班(収集課長)
1 避難所及び一般家庭から排出される、ごみ・がれき等の収
(廃棄物対策室長)
集及び運搬に関すること。
2 ごみ・がれき等の臨時集積所の設置と管理に関すること。
3 避難所の仮設トイレ及び一般家庭から排出されるし尿等の
収集及び運搬に関すること。
4 防疫のための被災地域の消毒指導及び実施に関すること。
5 支援業者への収集運搬委託事務に関すること。
処理班(処理課長)
1 避難所及び一般家庭から排出される、ごみ・がれき等の処
理に関すること。
2 ごみ・がれき等の仮置場の設置と管理に関すること。
3 がれきの分別、処理に関すること。
4 避難所及び一般家庭から排出される、し尿等の処理に関す
ること。
5 処理施設の点検、被災施設の復旧に関すること。
6 支援業者への処理委託業務に関すること。
減量班(減量課長)
1 部内各班への応援に関すること。
2 廃棄物の区分・処理方法についての住民への指導、相談に
関すること。
3 指定管理者制度導入施設における施設利用者等の安全確保
に関すること。
産業部(産業部長)
室等(室長等)
産業総室
(産業総室長)
班(班長)
総務班
(総務課長)
産業商工室
産業立地班
(産業立地課長)
雇用創生班
(雇用創生課長)
観光班(観光課長)
1
2
3
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への応急対応策の指示及び被害状
況のとりまとめに関すること。
商工班への応援に関すること。
観光班への応援に関すること。
1
帰宅困難者、滞留者の保護に関すること。
59
風水害等対策編
(産業商工室長)
商工班(商工課長)
農林振興室
(農林振興室長)
農政班
(農政課長)
市場経営室
(市場経営室長)
林政班
(林政課長)
経営管理班
(経営管理課長)
農業委員会事務局班
(農業委員会事務局長)
2
1
2
1
観光関係の被害調査及び応急対策に関すること。
商工業関係の被害状況の調査及び応急対策に関すること。
被害に伴う金融対策等の相談、指導に関すること。
農作物、農耕地の被害状況調査及び応急対策に関するこ
と。
2 家畜の応急対策、応急救護及び防疫に関すること。
3 農業団体等との連絡調整に関すること。
4 農業用施設等の被災証明書の交付に関すること。
5 農道、農業用施設等の被害状況調査及び復旧工事に関する
こと。
6 農業集落排水施設の被害状況調査及び復旧工事に関するこ
と。
森林、山崩れ等の被害状況の調査及び応急対策に関するこ
と。
1 市場の活動の調整及び連絡に関すること。
2 市場の庶務に関すること。
3 市場の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被害状
況のとりまとめに関すること。
4 市場流通機構の応急対策に関すること。
5 生鮮食料品の市民への供給措置及びその指導に関するこ
と。
6 場内各業者との情報収集伝達等に関すること。
部内各班への応援に関すること。
建設部(建設部長)
室等(室長等)
建設総室
(建設総室長)
班(班長)
総務班
(総務課長)
まち開発室
(まち開発室長)
住宅班(住宅課長)
都市計画班
(都市計画課長)
都市整備班
(都市整備課長)
建築指導班
(建築指導課長)
まち保全室
(まち保全室長)
区画整理班
(区画整理課長)
公園緑地班
(公園緑地課長)
道路河川班
(道路河川課長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
市営住宅の被害状況調査並びに応急対策に関すること。
1 都市計画事業実施中の道路橋梁等の被害状況調査に関する
こと。
2 区画整理区域内の応急対策に関すること。
3 被災住宅危険度判定に関すること。
1 道路、橋梁等の被害状況調査に関すること。
2 道路、橋梁等の応急修理に関すること。
3 警戒区域の状況の防災班への伝達に関すること。
4 交通規制への協力及び交通安全に関すること。
1 災害時の建築指導に関すること。
2 被災者に対する建築相談に関すること。
3 建築基準法(昭和25年法律第201号)の施行に関する報告に
基づき「災害時の報告」をするための調査に関すること。
4 住宅金融支援機構の災害住宅貸付に伴う特別な建築確認審
査業務に関すること。
5 非常災害時における仮設建築物に対する制限の緩和をする
区域(建築基準法第85条)を指定する業務に関すること。
6 被災建築物応急危険度判定に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
3
公園、動物園等施設の被害状況調査及び応急対策に関するこ
と。
1 水防活動の総括及び応急対策の計画推進に関すること。
2 河川の被害状況の収集、伝達及び報告に関すること。
3 災害時に必要な機械器具、車両及び材料等の調達並びに保
管に関すること。
60
風水害等対策編
建築営繕班
(建築営繕課長)
地籍調査班
(地籍調査課長)
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
災害時の堆積土砂の搬出等の整理に関すること。
障害物の除去に関すること。
水防資材の輸送及び応急処理に関すること。
水門等の災害復旧工事に関すること。
災害による河川水路等の復旧工事に関すること。
緊急収容施設の建築に関すること。
応急仮設住宅の建築等に関すること。
応急修理資材の調達及び配給に関すること。
災害にあった住宅の応急修理に関すること。
市有財産及び営造物の被害状況調査並びに応急対策に関す
ること。
部内各班への応援に関すること。
病院部(病院長の指名する副院長)
他の副院長及び事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
分掌事務
病院事務総室
総務班
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
(病院事務総室長) (総務課長)
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
医事班
4 職員の動員に関すること。
(医事課長)
診療班
1 収容者に対する医療看護に関すること。
(診療部長)
2 医薬品その他衛生資材の確保に関すること。
3 移動医療に関すること。
診療支援班
4 その他医療全般に関すること。
(診療支援部長)
放射線班(放射線部長)
診療班及び診療支援班への応援に関すること。
薬剤班(薬剤部長)
看護班(看護部長)
総合相談センター班
医事班への応援に関すること。
(総合相談室長)
医療安全管理班
診療班への応援に関すること。
(医療安全管理部長)
医療総合研修センター班
(医療総合研修センター長)
上下水道部(業務部長)
工務部長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
業務総室
総務班
(業務総室長)
(総務課長)
経営企画班
(経営企画課長)
工事検査班
(工事検査課長)
営業管理室
(営業管理室長)
工務総室
(工務総室長)
水道管理室
(水道管理室長)
営業班(営業課長)
給排水班(給排水課長)
計画班(計画課長)
水保全班(水保全課長)
水道班(水道課長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
4 部に係る災害予算及び経理に関すること。
5 応急対策の計画推進に関すること。
6 上水道、下水道の被害状況の記録統計に関すること。
7 災害時に必要な機械器具、車両、材料等の調達及び保管に
関すること。
8 節水、断水及び罹災給水の宣伝に関すること。
応急給水に関すること。
1
2
3
総務班への応援に関すること。
1
2
3
飲料水の補給に関すること。
水源の確保に関すること。
送・配水施設の応急復旧に関すること。
61
風水害等対策編
浄水班(浄水課長)
下水道管理室
(下水道管理室長)
下水道班
(下水道課長)
浄水センター班
(浄水センター課長)
4
5
6
7
8
1
2
3
各配水区域の配水計画、配水弁等の調整並びに各施設の連
絡、統計及び報告に関すること。
取・導・浄水施設の応急復旧に関すること。
水質の検査及び保持に関すること。
簡易水道施設等に関すること。
工事指定店の動員体制の配備に関すること。
処理施設の被害状況調査、応急措置及び修繕に関するこ
と。
下水道管きょの復旧工事に関すること。
下水道施設の災害に伴う応急工事に関すること。
教育部(教育部長)
室等(室長等)
教育総室
(教育総室長)
班(班長)
総務班(総務課長)
学校教育班
(学校教育課長)
生涯学習室
(生涯学習室長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
1 児童、生徒の避難及び応急教育指導に関すること。
(1) 災害発生時における指導に関すること。
ア 登校、下校に関すること。
イ 緊急避難に関すること。
ウ 臨時休業に関すること。
(2) 災害発生直後における指導に関すること。
ア 臨時休業に関すること。
イ 各学校の災害状況、被災児童生徒の実態調査に関する
こと。
ウ 授業再開までの諸調査に関すること。
2 教科書、教材文房具等の交付に関すること。
3 保健衛生に関すること。
4 学校給食に関すること。
学校教育班への応援に関すること。
1
2
3
学事班(学事課長)
甲府商業高等学校事務局
班(甲府商業高等学校事
務長)
甲府商科専門学校事務局
班(甲府商科専門学校事
務長)
教育施設班
(教育施設課長)
生涯学習文化班
文化財の被害状況の調査及び保全措置に関すること。
(生涯学習文化課長)
冬季国体班
部内各班への応援に関すること。
(冬季国体課長)
スポーツ班
(スポーツ課長)
図書館班(図書館長)
62
風水害等対策編
消防部(甲府地区広域行政事務組合消防長)
広域行政事務組合事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
分掌事務
総務班(総務課長)
甲府地区広域行政事務組合消防計画による。
甲府市消防団は、消防部に属する。
警防班(警防課長)
消防班(所轄署長)
企画班(企画課長)
人事班(人事課長)
予防班(予防課長)
指令班(指令課長)
別表 3
災害時等緊急連絡網(省略)
63
風水害等対策編
第3章
第2節
第 2 節 職員動員配備計画
第1
職員の配備基準【防災課】
職員の配備は、次の配備基準によるものとする。
【甲府市災害対策本部活動規程別表第 2】災害時の配備基準
種
別
配備基準
① 次の注意報の1以上が発表されたとき。
・大雨注意報 ・洪水注意報 ・大雪注意報
第
一
配
備
②
③
震度4の地震を観測したとき。
第
二
配
備
第
三
配
備
配備を要する職員等
関係所属で情報活動を
はじめとする応急対策
活動に着手するものと
する。
①(別紙その1)に規定する
部等の部長、室等の室長
及び部長が指名する職員
②部長、室長及び当該部
長の指名する職員
③市長が配備を指令した
部等の部長及び当該部長
の指名する職員
①(別紙その2)に規定する
部等の部長、室等の室長
及び部長が指名する職員
その他必要により市長が配備を指令した
とき。
① 次の警報の1以上が発表されたとき。
・大雨警報 ・洪水警報 ・暴風警報
・大雪警報
②
配備内容
震度5弱・5強の地震を観測したとき。
事態の推移に伴い、速
やかに災害対策本部に
移行できるものとす
る。
③
東海地震に関連する調査情報(臨時)が発
表されたとき。
④ その他必要により市長が配備を指令した
とき。
①
②
③
④
⑤
大規模災害が発生したとき。
震度6弱以上の地震を観測したとき。
特別警報が発表されたとき
災害対策本部を設置したとき。
東海地震注意情報又は東海地震予知情報
(警戒宣言)が発表されたとき。
⑥ その他必要により市長が配備を指令した
とき。
情報、水防、輸送、医
療、救護等の応急対策
活動が円滑に行えるも
のとする。
②部長、室長及び当該部
長の指名する職員並びに
初動体制職員
③部長、室長及び当該部
長の指名する職員
④市長が配備を指令した
部等の部長及び当該部長
の指名する職員並びに初
動体制職員
全職員
(別紙その 1)
部等
危機管理部
市民部
建設部
上下水道部
産業部
消防本部
室等
危機管理室
市民総室
部長が指名する職員の課等
防災課
総務課・中道支所・上九一色出張所
建設総室・まち開発室・
まち保全室
全室
産業総室・農林振興室
総務課・建築指導課・道路河川課
室等
危機管理室・都市戦略室
部長が指名する職員の課等
防災課・危機管理課(危機管理担当課長を含
む。)・シティプロモーション課
全室
全課
総務課・農政課・林政課
各署
(別紙その 2)
部等
危機管理部(総合戦略監を
含む。)
企画部(リニア交通政策監
を含む。)
64
風水害等対策編
総務部
市民部
福祉保健部
子ども未来部
環境部
産業部
建設部
市立病院(事務局)部
教育部
上下水道部
消防部
第2
総務総室・人事管理室・
契約管財室
市長室
市民総室・市民協働室
総務課・人事課・契約課・管財課・情報課
全課
総務課・協働推進課・中道支所・上九一色出
張所
全室
全課
子ども未来総室
全課
環境総室
総務課
全室
総務課・農政課・林政課・農業委員会事務局
全室
全課
病院事務総室
総務課
全室
全課(学校事務局、図書館を含む。)
全室
全課
甲府地区広域行政事務組合消防計画による。
配備体制【防災課】
各予報、警報、災害発生等により、関係部局相互の緊密な連絡・調整が必要と認められた場合におい
て、迅速かつ的確な対応が行えるよう、甲府市災害対策本部活動規程別表第2の配備基準により、次の配
備体制を定めるものとする。
各配備体制において、該当する職員は自主参集を原則とし、各部長は、所属職員の参集状況を記録し、
本部長に適宜報告するものとする。
1
準備体制
甲府市災害対策本部活動規程別表第2「第1配備」または「第2配備」の基準を満たしたとき、危機管理
監は、市長の命を受け、関係部局長に準備体制をとるよう連絡するとともに、関係部局と連携して各種情
報の収集及び提供等を開始するものとする。
また、各部局長は災害に備え、所属職員の一部又は全部の者が「甲府市災害対策本部活動規程」及び
「甲府市災害対策本部活動要領」に基づいて防災及び救助活動にあたれるように準備を整えておくものと
する。
※ 準備体制下においては、甲府市災害対策本部活動規程別表第2による「第1配備態勢」または「第2配
備態勢」を発令する。
2
初動体制
次に定める状況となった場合、危機管理監は市長の命を受け、関係部局長に初動体制をとるよう連絡す
るとともに、必要な職員の配備を要請し、関係部局相互の連携の下に、警戒活動を実施する。
また、各部局長は、「甲府市災害対策本部活動規程」、「甲府市災害対策本部活動要領」及び「甲府市災
害対策本部初動体制職員要領」に定めるところにより、所属職員を警戒のため配置し、災害の防止に万全
を期するものとする。
(1) 相当規模の災害が発生するおそれが高まり、災害対策本部設置の準備が必要であると認めたとき
(2) 避難勧告等を発表する状況が生じたとき
(3) 市内で震度5弱以上の地震を観測したとき
(4) 全庁的な活動体制の準備が必要であると認めたとき
(5) 東海地震注意情報又は東海地震予知情報が発表(警戒宣言発令)されたとき。
(6) その他本部長が配備を指令したとき
※ 初動体制下においては、甲府市災害対策本部活動規程別表第2による「第2配備態勢」または「第3配
備態勢」を発令する。
3
災害発生時等の配備体制
相当規模の災害が発生した場合の配備については、「甲府市災害対策本部活動規程」及び「甲府市災害
対策本部活動要領」に定めるところによる。
※ 災害発生時等の配備体制下においては、甲府市災害対策本部活動規程別表第2による「第3配備態勢」
を発令する。
4
緊急対策班
未曾有の大規模災害が発生した場合、職員の参集率が著しく低いことが予想されることから、あらかじ
め定められた各部の所掌事務にこだわらず、順次参集した職員により緊急対策班を編成し、県への応援要
請など必要な業務を行うものとする。
65
風水害等対策編
第3章
第2節
(1)
応急措置
各部長は、職員の参集状況と災害の推移経過を勘案し、各配備体制が整えられるまでの間、情報収集・
伝達、本編成に向けた緊急対策班を編成し、応急措置を行うものとする。
(2) 配備体制の移行
各部長は、緊急対策班の編成による配備体制により活動中であっても、職員の参集が大半終了した時
は、順次本編成による配備体制に移行する。
5
その他
(1)
災害応急活動の相互協力
各部長は、本部長の指示に基づき、自らの部以外の災害応急活動にも協力するものとする。
(2) 災害応急活動の報告
各班長は、班員の災害応急活動状況につき指揮・監督し、適宜部長に報告するものとする。
【資料編】
・甲府市災害対策本部活動規程
P11
・甲府市災害対策本部活動要領
P13
第3
1
動員【防災課】
動員の原則
職員は、勤務時間中のみならず、勤務時間外又は休日においても、相当規模の災害が発生し、又は発生
するおそれがあり、関係部局相互の緊密な連絡・調整が必要と認められる場合は、「甲府市災害非常参集
規程」により、直ちにあらゆる手段をもって所定の部署に参集しなければならないものとする。
ただし、災害その他の事情により、所定の部署に到達できない場合は、最寄りの本市の機関に参集し、
その旨を所属長に報告するよう努めなければならないものとする。
2
動員対象から除外する職員
動員対象から除外する職員は、公務のための長期出張者、傷病その他、特別の理由により市長が認める
者とする。
3
(1)
(2)
(3)
動員の伝達
時間内における伝達は、庁内放送等により、各配備基準に沿って配備の指示をするものとする。
時間外及び休日における職員の動員は、「甲府市災害非常参集規程」の定めにより行うものとする。
いずれの場合においても、防災情報システムによる職員参集機能により伝達するものとする。
【資料編】
・甲府市災害非常参集規程
4
P15
動員の方法
災害の状況に応じて、本節、第2で定める配備体制により、必要とする人員を動員するものとする。
5
動員計画等の策定
(1)
動員計画
市長は、本章第1節 別表2「甲府市災害対策本部分掌事務及び編成表」(甲府市災害対策本部活動規程
別表第1以下「編成表」という。)に基づく各班の災害応急活動を実施するに必要な職員の動員計画を策定
し、発災時には、職員を自動的に所定の勤務場所に参集させるものとする。
(2) 伝達連絡図
動員の伝達については、本部命令は危機管理監から各部長に、各部長から各室長に、各室長から各班長
に、各班長から各班員に伝達されるものとする。
従って各部長は事前に伝達連絡図を作成しておくものとする(別表3)。
(3) 動員名簿
各部局長は、あらかじめ編成表に基づく各部長と協議して所属職員の動員名簿を作成し、市長に提出し
なければならない。
(4) 個人動員表
各部局長は、動員時の参集場所、任務等を職員に周知徹底するため、前記動員名簿に基づき個人動員表
を作成し、あらかじめ職員に通知する。
66
風水害等対策編
第3章
第2節
(5)
動員名簿等の変更
各部局長は、人事異動等により動員名簿の内容に変更を要する場合は、速やかに変更した動員名簿を市
長に提出するとともに、該当職員に対し、変更した個人動員表を送付する。
【資料編】
・ 動員名簿
・ 個人動員表
第4
P234
P234
初動体制職員(本部参集職員・地域連絡員)【防災課】
災害発生時等の初動体制については、資料編に掲げる「甲府市災害対策本部初動体制職員要領」に定め
るとおりとし、概要は次のとおりである。
1
目的
災害等に対する迅速・確実な対応をとるために、東海地震注意情報が発表されたとき、地震災害警戒本
部又は災害対策本部が設置されたとき等において、初動体制職員(本部参集職員・地域連絡員)を配置し、
情報収集・連絡を行うことを目的とする。
2
参集
本節第2の2「配備体制」に該当する場合は、初動体制職員は直ちに平常業務を停止して各配備場所に参
集し、災害対策本部事務局、指定避難地及び避難所(地域連絡所を含む)の開設又は開設準備を行う。
地域連絡員の責任者は、学校等地区ごとの拠点となる避難場所である地域連絡所に参集する。
なお、勤務時間外又は休日においても、同様とする。
3
4
指名
本部参集職員
甲府市災害対策本部設置場所へ徒歩概ね30分以内で参集できる地域に居住する職員の中
から指名。
地域連絡員
市内を東・西・南・北・中央の5ブロックに分け、更に地域連絡所(小学校等地区)ごと
に、その地区内又は近隣に居住する職員を指名。
配備基準
初動体制職員の配備基準は、甲府市災害対策本部活動規程別表第2の配備基準に基づき、本節第2の2
「初動体制」並びに「甲府市災害対策本部初動体制職員要領」に定めるとおりとする。
なお、災害対策本部を設置したとき、東海地震注意情報及び東海地震予知情報が発表(警戒宣言が発令)
されたとき等においては、第3配備時においても、初動体制職員として参集するものとする。
5
業務概要
本部参集職員
・
・
・
地域連絡員
情報の収集・伝達(県、消防署、警察等、避難所、各部等との連絡)
地震災害警戒本部又は災害対策本部の設置準備
(管内地図、ホワイトボード、テレビ、ラジオ等、本部用物品の用意)
その他、地震災害警戒本部又は災害対策本部の初動対応業務
・
各地域連絡所の開設
(各自主防災組織、学校等施設管理者との連絡調整、住民の相談業務)
・ 避難所開設又は開設準備
(各自主防災組織、学校等施設管理者との連絡調整、避難所物資・資機材確認等)
・ 情報の収集・伝達(各地区の情報収集、本部との連絡調整)
・ 避難行動要支援者名簿(災害時用全体名簿)の保管者(学校等)からの受領及び各
避難支援等関係者(自主防災組織、民生委員等)への配布(災害対策本部からの指
示があった場合に限る。
)
【資料編】
・ 甲府市災害対策本部初動体制職員要領
P21
67
風水害等対策編
第3章
第5
1
第2節
参集【防災課】
自主参集
職員は、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合には、甲府市災害対策本部活動規程別表
第2の配備基準に基づき、本部の活動を開始するものとし、職員動員配備計画により指定された配備場所
へ自主参集するものとする。
なお、自主参集の概要を、時系列的に示すと次のとおりとなる。
(1) 参集準備
動員命令を待つことなく、直ちに参集の準備にとりかかるものとする。
(2)
人命救助
既に災害が発生している場合は、周辺の被災状況を把握し、必要により人命救
助等の適切な措置を講じてから参集する。
(3)
被害状況の収集
参集途上における被害状況等の情報収集を行う。
災害対応管理システムの画像送信機能等を有効活用するものとする。
(4)
参集
(5)
被害状況の報告
ア
イ
(6)
緊急対策班の編成
先着した職員により緊急対策班を編成し、順次初動期に必要な業務にあたる。
(7)
初動体制の解除
各災害応急対策活動に必要な要員が確保された段階で、初動体制を解除し、職
員は対応している業務務引継ぎ後、本来の災害応急対策配備体制に戻る。
2
ア
イ
自主的にあらゆる手段をもって、所定の配備場所に参集する。
所定の配備場所へ参集できない職員は、最寄りの避難所等に参集のうえ自
主応援活動を行い、その旨を所属長に報告するよう努める。
職員は、収集した情報を所属長等に報告する。
各所属長は、被害状況を逐次本部長に報告する。
参集困難な際の措置
職員は、勤務時間外等において大規模な災害が発生し、交通途絶等のため所定の場所につくことができ
ないときは、指定避難所など最寄りの本市機関等に参集し、当該施設管理者の指示に従い当該業務の応援
をするものとする。
3
参集時の留意事項
(1)
参集時の服装等
参集途上での活動と危険防止を考慮して救援活動に適した服装とする。
また、参集時の携行品は、身分証、手袋、手拭い、懐中電灯、筆記用具、若干の食料等、必要最小限の
ものを持参するものとする。
なお、職員は、速やかに参集できるよう必要な用具を一纏めにしておき、平時から準備しておくものと
する。
(2) 参集途上の措置
ア 被害状況等の把握
職員は、自宅周辺の災害状況を確認するとともに、参集途上における交通障害、災害状況等の重要な
情報の収集に努め、所属長等に報告する。
イ 緊急措置
職員は、参集を最優先するものとするが、参集途上において、人身事故等の緊急事態に遭遇したとき
は、消防機関又は警察機関へ通知するとともに、緊急を要すると判断した場合には、人命救助等適切な
措置を講じてから参集するものとする。
4
参集状況の報告
各部長は、所属職員の参集状況を記録し、本部長に適宜報告する。
68
風水害等対策編
第3章
第3節
第 3 節 広域応援体制計画
災害発生時における国、県、他の市町村等への応援要請並びに他の災害発生市町村等から応援を求められ
た場合の体制は、次のとおりとする。
第1
応援要請【防災課】
大規模災害発生時には、次により本市の被害状況等を把握するとともに、応急資機材の現状等を確認し、
市のみでは、迅速な災害応急対策及び災害復旧の実施が困難な場合は、国、県、他の市町村等に、応援を要
請する。
(1) 県、警察、消防等の関係機関から、災害情報、被害状況等の情報を収集
(2) 公共施設から、施設・施設周辺の被害状況、避難状況等を収集
(3) 消防団・自主防災組織等から、地域の被害状況を収集
(4) 休日、勤務時間外においては参集職員から、参集途上の被害状況を収集
第2
知事及び他の市町村に対する応援要請【防災課】
市長は、災害応急対策又は災害復旧の必要があり他の市町村等の応援を受けようとするときは、災害対策
基本法第67条に基づき、他の市町村長に対して応援を求めることができる。
また、災害対策基本法第68条により知事に対して応援を求め、又は応急対策の実施を要請することができ
る。その際、要請は無線又は電話をもって行い、後に文書を送付する。
第3
指定地方行政機関等に対する応援要請【防災課】
市長は、災害対策基本法第29条に基づき、災害応急対策又は災害復旧の必要がある場合は、指定地方行政
機関又は指定公共機関の職員の派遣を要請することができる。
また、市長は知事に対し、指定地方行政機関の職員の派遣についてあっせんを求めることができる。
1 市長が直接派遣を要請する場合は、下記の事項を記載した文書により行う。
(災害対策基本法施行令第15条)
明
示
事
項
2
(1)派遣を要請する理由
(2)派遣を要請する職員の職種別人員数
(3)派遣を必要とする期間
(4)派遣される職員の給与その他の勤務条件
(5)前各号に掲げるもののほか、職員の派遣について必要な事項
市長が知事に対し職員の派遣についてあっせんを求める場合は、下記事項を記載した文書により行う。
(災害対策基本法施行令第16条)
明
示
事
項
第4
1
(1)派遣のあっせんを求める理由
(2)派遣のあっせんを求める職員の職種別人員数
(3)派遣を必要とする期間
(4)派遣される職員の給与その他の勤務条件
(5)前各号に掲げるもののほか、職員の派遣のあっせんについて必要な事項
応援協定等に基づく要請【防災課】
応援協定
市は、大規模な災害の発生に備え、あらかじめ資料編に掲げる協定を締結している。なお、災害が発生
し、応援を要する事態に至った場合は、あらかじめ定めた手続に従い、応援を要請し、受入れ体制を整え
るものとする。
【資料編】
・ 災害時相互応援協定一覧
P32
・ 災害時における相互援助に関する協定(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P37
・ 水道施設災害復旧等相互応援に関する協定書(小田原市)P38
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
69
風水害等対策編
・
・
・
・
・
2
特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
災害時相互応援に関する協定(磐田市)
P46
市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定(19市1町)
災害時相互応援に関する協定(3市)
P49
大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
P47
郵便局に対する協力要請
市は、資料編に掲げるとおり、日本郵便㈱南関東支社と協定を締結している。この協定に基づき、避難
所や被災地の状況等の情報提供、甲府市あての寄付金を内容とする郵便物の料金免除などを受けるものと
する。
【資料編】
・災害発生時における甲府市と日本郵便株式会社南関東支社との協力に関する協定 P127
第5
応援受入体制の整備【防災課・関係各課】
国や県、他の市町村等からの応援が円滑に受入れられるよう、県と連携し、体制を整備するものとする。
1
連絡窓口の明確化
国や県及び他市町村等との応援協力に関わる連絡を速やかに行うため、企画部危機管理室防災課に連絡
窓口を設置する。
2
応援受入の対応
人員や支援物資、資機材等の応援を円滑に活用できるよう、業務の内容及び伝達、業務の範囲や地域の
選定、人員の休憩又は宿泊場所、支援物資の集積場所等その他受入れに関わる必要な事項を確立しておく
ものとする。
(受入れる応援業務)
ア 災害救助に関連する業務
イ 医療支援に関連する業務
ウ 被災生活の支援等に関連する業務
エ 災害復旧・復興に関連する業務
第6
応援活動の展開【防災課・関係各課】
災害対策基本法第74条の2第4項に基づく知事からの応援要請や災害時の相互応援協定等に基づく場合等、
他の災害発生市町村長から応援を求められた場合は、必要と認める事項について応援協力に努める。
1
災害情報の収集
応援活動を円滑かつ効果的に実施するため、災害発生市町村の被害の状況や避難場所、不足する物資や
人員等、必要な情報の収集を行う。
2
支援物資の搬送
災害発生市町村において、生活物資や資機材等が不足し、その調達が困難な場合は、必要な物資を収
集・確保し、搬送する。
3
職員の派遣
災害発生市町村その他関係自治体の要請に基づき、災害応急対策や被害復旧などの災害業務に従事させ
るため職員を派遣することができる。
第7
1
消防の応援要請【消防本部】
協定に基づく要請
大規模災害時における消防活動については、消防組織法(昭和22年法律第226号)第39条の規定に基づき
締結された「山梨県常備消防相互応援協定」により相互応援を行う。
2
大規模災害時における広域消防応援要請
被害の状況に応じて消防組織法第44条第1項の規定に基づき、市長は、県を通じ他都道府県の消防機関
の職員の応援を求めることができる。
70
風水害等対策編
第3章
第3節
広域消防応援体制
広域消防応援体制
消防庁長官
応援の要請
第44条第1項
大規模災害時において都道府県
知事の要請を待ついとまがない場
合、要請を待たないで応援のため
の措置を求めることができる。
特に、緊急を要し、広域的に応
援出動等の措置を求める必要があ
る場合には、自ら市町村長に応援
出動等の措置を求めることができ
る。
なお、関係都道府県知事に速や
かにその旨を通知する。
応援のための措置
を要求
第44条第1項
第44条第2項
他の都道府県知事
山梨県知事
山梨県内の他の
市町村長
応援出動等の措置
要求
第44条第3項
第44条第4項
応援出動の指示
第43条
応援活動:第39条
甲府市長
相互応援協定
応援活動:第39条
相互応援協定
71
他の都道府県の
市町村長
第
44
条
第
5
項
・
第
6
項
長
官
に
よ
る
出
動
の
指
示
風水害等対策編
第3章
第4節
第 4 節 広域一時滞在計画
第1
実施・受け入れ体制の整備等【市民対話課・防災課・関係各課】
災害発生に伴い、市や県の区域を越えた被災住民の避難に対する市の対応は、本章第18節第11「市外から
の避難者の受け入れ」によるものとし、また市長は、本市の被災住民について、他の市町村に避難させ、一
時的な滞在を図ろうとする場合に備え、他の地方公共団体との広域一時滞在に係る応援協定の締結及び本章
第18節第4「避難組織の整備」に努めるものとし、このために必要な市長及び知事が行う協議等の手続きは
次によるものとする。
なお、県内外の他市町村から被災住民の受け入れを求められた場合に備え、提供しようとする公共施設の
選定、また、自己の管理下にない施設を提供しようとする場合は、あらかじめ当該施設を管理する者の同意
を得るなど必要な体制の整備に努める。
第2
1
県内広域一時滞在
市長(協議元市町村長)の対応
(1)
協議の実施
市長は、災害発生により、被災住民について、県内の他の市町村における一時的な滞在(県内広域一時
滞在)の必要があると認めた場合は、県内の他の市町村長(協議先市町村長)に被災住民の受け入れについ
て、協議を行う。なお、適当な協議の相手方を見つけられない場合等は、知事に助言を求めるものとす
る。(災害対策基本法第86条の8第1項及び第86条の12第1項)
(2) 知事への報告
(1)の協議をしようとするときは、市長は、あらかじめ知事に報告する。ただし、あらかじめ報告する
ことが困難なときは協議開始後、速やかに、報告するものとする。(災害対策基本法第86条の8第2項)
(3) 協議内容の公示及び通知等
市長は、協議先市町村長より受け入れ決定の通知を受けたときは、その内容を公示し、及び被災住民へ
の支援に関係する機関等に通知するとともに知事に報告する。(災害対策基本法第86条の8第7項)
(4) 県内広域一時滞在の終了
市長は、広域一時滞在の必要がなくなったと認めるときは、速やかに、その旨を協議先市町村長に通知
する。併せてその内容を公示し、及び被災住民への支援に関係する機関等に通知するとともに知事に報告
する。(災害対策基本法第86条の2第7項)
2
市長(協議先市町村長)の対応
(1)
協議の実施
市長は、協議元市町村長又は知事より、1-(1)又は第5-1の規定に伴い協議を受けた場合、被災住民を受
入れないことについて正当な理由がある場合を除き、避難所等を提供し、被災住民を受け入れるものとす
る。なお、市長は必要に応じて、知事に助言を求めるものとする。
(災害対策基本法第86条の8第3項及び第86条の12第1項)
(2) 受け入れ決定の通知等
市長は、受け入れの決定をしたときは、速やかに、協議元市町村長に通知するとともに、直ちに被災住
民への支援に関係する機関等に通知する。(災害対策基本法第86条の8第4項及び第5項)
(3) 県内広域一時滞在の終了
市長は、協議元市町村長より県内広域一時滞在の必要がなくなった旨の通知を受けたときは、速やか
に、その旨を被災住民への支援に関係する機関等に通知する。(災害対策基本法第86条の8第8項)
3
知事の助言(山梨県)
知事は、市町村長より求められたときは、広域一時滞在に関する事項について助言を行う。
(災害対策基本法第86条の12第1項)
第3
1
県外広域一時滞在
市長(協議元市町村長)及び知事の対応
(1)
知事に対する協議及び要求等
市長は、災害発生により、被災住民について、県外の他の市町村における一時的な滞在(県外広域一時
滞在)の必要があると認める場合、知事に対し協議を行い、知事が県外の当該市町村を含む都道府県知事
(協議先知事)に対し、被災住民の受け入れについて協議することを求めるものとする。
72
風水害等対策編
第3章
第4節
(災害対策基本法第86条の9第1項)
知事による当該他の都道府県知事との協議(山梨県)
市長より(1)の要求があったときは、知事は、協議先知事との協議を行う。
また、知事は、必要に応じて内閣総理大臣に助言を求めるものとする。
(災害対策基本法第86条の9第2項及び第86条の12第2項)
(3) 内閣総理大臣への報告(山梨県)
(2)の協議をしようとするときは、知事は、あらかじめ内閣総理大臣に報告する。
ただし、あらかじめ報告することが困難なときは協議開始後、速やかに、報告するものとする。
(災害対策基本法第86条の9第3項)
(4) 受け入れ決定の通知等(山梨県)
協議先知事より受入れ決定の通知を受けたときは、知事は速やかに市長に通知するとともに内閣総理大
臣に報告する。(災害対策基本法第86条の9第9項)
(5) 協議内容の公示及び通知
市長は、知事より受け入れ決定の通知を受けたときは、速やかに、その内容を公示し、被災住民への支
援に関係する機関等に通知する。(災害対策基本法第86条の9第10項)
(6) 県外広域一時滞在の終了
市長は、県外広域一時滞在の必要がなくなったと認めるときは、速やかに、その旨を知事に報告し、及
び公示するとともに被災住民への支援に関係する機関等に通知する。また、知事は、前段の報告を受けた
ときは、速やかに、協議先知事に通知し、内閣総理大臣に報告する。
(災害対策基本法第86条の9第11項及び12項)
(2)
第4
1
県外市町村からの避難住民の受け入れ
知事の対応(山梨県)
(1)
知事と市長の協議
知事は、他の都道府県知事(協議元知事)から被災住民の受け入れについて協議を受けたときは、関係市
町村長と協議を行う。(災害対策基本法第86条の9第4項)
(2) 協議元知事への通知
知事は、協議を受けた市町村から受け入れの決定の報告を受けたときは、速やかに、協議元知事に通知
する。(災害対策基本法第86条の9第8項)
(3) 広域一時滞在の終了
知事は、協議元知事より広域一時滞在の必要が無くなった旨の通知を受けた際は、速やかに、協議先市
町村長に通知する。(災害対策基本法第86条の9第13項)
2
知事から協議を受けた市長(協議先市町村長)の対応
(1)
被災住民の受け入れ
協議を受けた市長は、被災住民を受け入れないことについて正当な理由がある場合を除き、避難所等を
提供し、被災住民を受け入れるものとする。(災害対策基本法第86条の9第5項)
(2) 受け入れ決定の通知等
市長は、被災住民を受け入れる施設を決定した際は、直ちに施設を管理する者及び被災住民への支援に
関係する機関等に通知するとともに、知事に報告する。(災害対策基本法第86条の9第6項及び7項)
(3) 広域一時滞在の終了
市長は、知事より広域一時滞在の必要が無くなった旨の通知を受けた際は、速やかに、被災住民への支
援に関係する機関等に通知する。(災害対策基本法第86条の9第14項)
第5
1
知事による協議等の代行及び特例(山梨県)
広域一時滞在(県内)の協議等の代行
知事は、災害の発生により市が必要な事務を行えなくなった場合、被災住民について広域一時滞在の必
要があると認めるときは、第2-1に準じ、市長の実施すべき措置を代わって実施する。
なお、市が必要な事務を行えるものと認めるときは、速やかに事務を市長に引き継ぐ。
また、上記の事務の代行を開始、終了したときは、知事はその旨を公示するとともに、代行を終了した
ときは代行した事務の措置について、市長に通知する。
(災害対策基本法第86条の10第1項、第2項及び第86条の11並びに同法施行令第36条の3)
73
風水害等対策編
第3章
2
第4節
県外広域一時滞在の協議等の特例
知事は、災害の発生により市が必要な事務を行えなくなった場合、被災住民について県外広域一時滞在
の必要があると認めるときは、市長より第3-1-(1)の要求がない場合にあっても、第3-1-(2)に準じ、協議
先知事との協議を実施する。
協議先知事から受け入れ決定の通知を受けた際は、その内容を公示し、及び被災住民への支援に関係す
る機関等に通知するとともに内閣総理大臣に報告する。
知事は、県外広域一時滞在の必要がなくなったと認めるときは、速やかにその旨を協議先知事、被災住
民への支援に関係する機関等に通知し、公示するとともに内閣総理大臣に報告する。
(災害対策基本法第86条の11)
74
風水害等対策編
第3章
第5節
第 5 節 自衛隊災害派遣要請計画
第1
1
(1)
(2)
2
派遣形態
要請による災害派遣
(自衛隊法第83条第2項)(自衛隊の災害派遣に関する訓令第11条)
防衛大臣又はその指定する者(訓令第3条に定める者。「大臣の定める者」とは、「駐屯地司令の職にあ
る部隊等の長」、本県においては「第1特科隊長」。)は、災害に際して災害派遣の要請があり、要請の内
容及び自ら収集した情報に基づいて部隊等の派遣の有無を判断し、やむを得ないと認める場合には部隊
等を救援のため派遣する。
指定部隊の長(本県においては「第1特科隊長」)は、災害に際し被害がまさに発生しようとしている場
合において(注1)、災害派遣の要請を受け、事情やむを得ないと認めたときは、部隊等を派遣すること
ができる。
【注1:災害派遣の要請は、現実に災害が発生し被害が出ている場合、及び災害による被害は未だ発生し
ていないが、まさに発生しようとしている場合の両面で行うことができる。後者を「自衛隊の災害派遣
に関する訓令」第12条では「予防派遣」として規定している。
】
自主派遣(自衛隊法第 83 条第 2 項ただし書き)
天災地変その他の災害に際し、その事態に照らし特に緊急を要し、知事等からの要請を待ついとまがな
いと認められる時は、要請を待たないで部隊等を派遣する。
(1) 近傍災害派遣(自衛隊法第83条第3項)
庁舎、営舎その他の防衛省の施設又はこれらの近傍に火災その他の災害が発生した場合は、部隊等の
長(駐屯地司令である必要はない。)は、部隊等を派遣する。
《災害派遣の形態のフロー》
知事からの要請あり
人命又は財産に被害が
発生している。
知事からの要請を待つ
いとまがない。
災害派遣
予防派遣
災害が発生
人命又は財産に被害が
まさに発生しようとしている。
第2
三
要
件
第3
予防派遣
派遣基準
公共性
公共の秩序を維持するため、人命・財産を社会的に保護しなければならない必要性が
あること。
緊急性
災害の状況から、直ちに対処しなければならない状況であること
非代替性
他の機関では対処不能か、能力が十分でなく自衛隊で対処する必要性があること。
災害派遣の範囲
災害派遣の範囲は、人命・財産を保護する応急救護及び応急復旧までを範囲とするのが一般的である。
また、災害派遣の撤収(終了)段階においては前項の3要件消失の程度、土木工事への転換の可否及び民間
業者の圧迫の可能性等を考慮するとともに、「予定された作業の完了」、「民心の安定」、「復興機運の確
立」等、努めて明確な派遣目的の達成の段階において要請権者との調整を実施することとされている。
75
風水害等対策編
第3章
第4
1
第5節
災害派遣要請権者等
災害派遣を要請することができる者
(要請による災害派遣:自衛隊法第83条第1項、自衛隊法施行令第105条)
(1) 都道府県知事
(2) 海上保安庁長官
(3) 管区海上保安本部長
(4) 空港事務所長
2
都道府県知事に災害派遣要請を依頼することができる者
市町村長(注2)【注2:市町村長に関しては、都道府県知事に対し災害派遣要請を要求できない場合には、
知事に要求できない旨及び当該市町村の地域に係わる災害の状況を防衛大臣又はその指定する者(本県に
おいては前述の「第1特科隊長」)に通知することができる。
この場合において、通知を受けた防衛大臣又はその指定する者(「第1特科隊長」)は、その事態に照ら
し特に緊急を要し、要請を待ついとまがないと認められるときは、人命又は財産の保護のため、要請を待
たないで部隊等を派遣できることが規定されている。(災害対策基本法第第68条の2第2項)】
第5
自衛隊の初動派遣部隊の待機態勢(参考)
阪神・淡路大震災以降、自衛隊では初動派遣部隊態勢をとっており連隊規模で1コ中隊が初動派遣部隊と
して指定されている。地震発生の場合は震度「5」以上において出動態勢をとり派遣される場合がある。ま
た、東部方面区を担任する東部方面航空隊(立川)は、中型ヘリコプター×2機を偵察等のため課業時間中は
30分待機、それ以外の場合は1時間待機させている。
第6
1
第 1 師団・第 1 特科隊及び自衛隊山梨地方協力本部の災害派遣に関する任務(参考)
第 1 師団
東京都練馬駐屯地に司令部を置き、東京都・神奈川県・埼玉県・静岡県・山梨県・千葉県・茨城県の、
7つの都県の防衛・警備及び災害派遣を担任。
また、大規模地震災害への災害派遣に即応するため、各自治体などが主催する防災訓練及び国民保護法
に伴う訓練などへの参加等、地域社会と一体となった防衛基盤の充実・発展に寄与。
2
第 1 特科隊
本県の防衛・警備及び災害派遣を直接担任する。また、駐屯地司令たる第1特科隊長は本県の防災会議
に参画し、災害対応活動の対策決定に対し助言するとともに、災害派遣に関する広報、情報収集及び公共
機関との連絡調整を実施する。
3
自衛隊山梨地方協力本部
第1特科隊連絡幹部が到着するまでの間、災害派遣に関する広報、情報収集及び公共機関との連絡調整
を実施し、第1特科隊長に協力する。
また、第1特科隊以外の部隊が派遣される場合には、当該部隊の連絡幹部等が到着し円滑な活動が開始
されるまでの間、当該部隊長に協力する。
76
風水害等対策編
第3章
第7
第5節
自衛隊の指揮体制等(参考)
自衛隊の指揮機関や連絡調整要員は、県災害対策本部の他、県の現地災害対策本部及び活動先の地域県
民センターにも配置される。指揮の一元化を図るために、図1に示すようにそれぞれ単位の異なる指揮機
関及び調整要員はひとつの指揮系統の中に位置づけられる。
図 1 自衛隊の指揮体制
山梨県災害対策本部
対策本部
自衛隊連絡幹部
防災関係機関調整会議
○陸・海・空自衛隊
○緊急消防援助隊
○広域緊急援助隊
自衛隊調整所
航空運用調整所
特科隊指揮所
自衛隊航空部隊
担任部隊
連絡幹部
地方連絡本部
(県民センター)
担任部隊
連絡幹部
地方連絡本部
(県民センター)
担任部隊
連絡幹部
自衛隊機
県警機
防災機
地方連絡本部
(県民センター)
市町村
災害対策本部
市町村
災害対策本部
市町村
災害対策本部
被災現場
被災現場
被災現場
77
風水害等対策編
第3章
2
第5節
第 1 特科隊の編成
東部方面隊(朝霞)
第1師団(練馬)
直轄部隊
第12旅団(相馬原)
第1特科隊
方面航空隊
施設団
通信群等
その他の隷下部隊
3コ普通科連隊
偵察隊、戦車大隊、施
設大隊、通信大隊、特
殊武器防護隊、飛行
隊、衛生隊等
特科隊長
副特科隊長
隊
本
部
本部管理中隊
情報中隊
1中隊
1 科(人事・総務・広報)
2 科(情報・保全・地誌)
3 科(作戦・教育訓練・災害対処)
4 科(後方・兵站)
2中隊
担任地域
中北地域
北杜市
韮崎市
南アルプス市
甲斐市
中央市
甲府市
昭和町
担任地域
峡東地域
山梨市
笛吹市
甲州市
78
3中隊
担任地域
富士・東部
富士吉田市
大月市
都留市
上野原市
富士河口湖町
西桂町
鳴沢村
忍野村
山中湖村
丹波山村
小菅村
道志村
4中隊
担任地域
峡南地域
早川町
富士川町
市川三郷町
身延町
南部町
風水害等対策編
第3章
第8
部隊等の活動内容
内容
被害状況の把握
(情報収集)
避難の援助
被災者の捜索・救助
水防活動
消防活動
道路や水路の
障害物の除去
応急医療・救護
及び防疫
通信支援
人員及び物資の
緊急輸送
炊飯及び給水
物資の無償貸与
又は譲与
危険物の保安
又は除去
その他
第9
1
第5節
詳細
車両・航空機等、状況に適した手段による情報収集
広範囲:ヘリコプター映像伝送(東部方面航空隊)
詳細:偵察隊、情報中隊の有するオートバイ
避難者の誘導・輸送等
行方不明者等の捜索及び負傷者の救助
堤防・護岸等の決壊に際し、土嚢の作成・運搬・輸送・設置等
利用可能な消防車(駐屯地に 1 台)及びその他の防水用具を利用した消防機関へ
の協力及び山林火災等における航空機 (注 3)(中型・大型)による空中消火(不燃材
等は通常関係機関が提供)
【注 3:消防防災航空隊がバケット (900L)×2、防災安全センターが水のう
(700L)×4、第 1 特科隊(県分を保管)がバンビバケット(5,000L)×2 保有、バン
ビバケット(680L)×3 を保有】
道路もしくは水路が破損又は障害物がある場合の警戒・除去
被災者に対する応急医療及び感染症対策(薬剤等は通常関係機関が提供)
参考例:阪神・淡路大震災、東日本大震災時における避難所への巡回診療
災害派遣部隊の通信連絡に支障をきたさない範囲で実施
被災者等の怪我人及び救急患者等の患者空輸及びトラック又は航空機を利用し
た物資輸送
炊飯及び給水の支援
「防衛省所管に属する物品の無償貸与及び譲与に関する省令」に基づき、災害
による被害者で応急救助を要するものに対し特に必要な救じゅつ品(消耗品に限
る。)
能力上可能なものについて火薬類、爆発物及び不発弾等の危険物の保安処置及
び除去
その他、臨機の必要に対し、自衛隊の能力で対応可能なもの
自衛隊が派遣された場合の必要スペース
県庁等内の必要スペース
前方指揮所が設置された場合
前方指揮所が設置されなかっ
た場合
特科隊指揮所の場合
中隊指揮所の場合
人員
約 20 名
約 10 名
2 名(連絡幹部)
小型車両×6
小型車両×2
装備
中型車両×2
中型車両×1
小型車両×1
車両・携帯無線機
車両・携帯無線機
駐車用地積
必 屋
外
10
台分を確保
3
台分を確保
1 台分を確保
要
地 屋
活動のための必要面積
積 内
(10mx10m)を 2~3 部屋
(10mx10m)を 1~2 部屋
災害対策本部室内
※県庁内において活動するための必需品
電話機、コピー機、プリンター、事務用品、災害用優先携帯電話(衛星携帯)及び県庁LAN端末(PC)
2
派遣部隊が集結(野営)するための必要地積
派遣部隊
必要な地積
備考
1 コ中隊
2,500 ㎡
50m×50m
駐車場、天幕展張及び炊事所
等を含む。
1 コ連隊(隊)
20,000 ㎡
100m×200m
1 コ師(旅)団
160,000 ㎡
400m×400m
要支援内容
トイレ等の供与が必要
※ 集結地(野営地)は指揮・命令及び実行の確認等のため、やむを得ない場合を除き 1 コ中隊が同一地に集
結できる地積を選定することが望ましい。
79
風水害等対策編
第3章
3
第5節
ヘリコプターの離着陸のための必要スペース
種類
必要な地積
備考
小型ヘリ※1
30m×30m
離発着に必要な地積で、駐機地積は別
とする。
中型ヘリ※2
40m×40m
大型ヘリ※3
100m×100m
※ 1:0H-6 及び 0H-1 で航空偵察又は指揮・連絡等に使用する小型ヘリをいう。
※ 2:UH-1J及びUH-60 で※1 の使用目的の他、人員・物資を輸送に使用する中型のヘリをいう。
※ 3:人員・物資を輸送するための大型ヘリをいう。
第 10
経費負担区分の参考例
内容
災害派遣部隊が救援活動を実
施するため必要な資機材(自衛
隊の装備に係わるものを除く)
等の購入費及び修繕費
県
○救援活動に使用した資材・機
材・燃料費
○救援活動に使用した資機材の
リース料(フォークリフト及び
電源等)
○救援活動に使用したため破損
した資機材の修繕費
○無償貸し付けの物品の返納等
にかかる費用
○風呂・炊事等の機材維持及び
撤収後の清掃用具
○救援活動に使用予定で購入又
は借用したが使用しなかった物
品と、その取得にかかる費用
自衛隊
○救援活動をしている部隊の隊
員の給食費
○自衛隊の業務(活動計画・報
告)にかかる費用
(レンタル PC、文具、プリン
ター及び道路地図等)
○自衛隊車両の冬用タイヤ
2
災害派遣部隊の宿営に必要な土
地・建物等の使用又は借り上げ
料
○借り上げ、貸与された施設の
トイレ及びシャワーの使用料、
電気、水道の使用料
○銭湯等の利用料
○宿営部隊が使用するために設
置した仮設トイレ
3
災害派遣部隊の救援活動に伴う
光熱水道費及び電話料
○救援活動に使用した電気・水
道・燃料費
○救援活動に必要な電話料
○救援活動の部隊の隊員にかか
る燃料費(炊事用)
○指揮システムの設置に係わる
費用、インターネットの使用料
4
災害派遣部隊の救援活動中に発
生した損害に対する補償費(自
衛隊装備に係わるものを除
く。)
○土地の使用に係わる費用
○自衛隊とともに活動するボラ
ンティアや業者がケガをした場
合の補償費
○救援活動をしている部隊の隊
員の災害補償費
○自衛隊装備車両等の修繕費
5
災害派遣部隊の輸送のための民
間輸送機関に係わる運搬費
○民政支援のための物資運搬の
ために民間の輸送会社を使用し
た際の費用
○救援活動に使用するため県の
要求量を超えて使用した借用し
た物品の輸送会社による運搬費
(借用・返納時とも)
6
災害派遣部隊の食料費・被服維
持費・医療費・車両等の燃料・
修理費
○派遣部隊の給食及び洗濯用備
品(洗濯機・乾燥機等)並びに医
療費・燃料費・修理費
7
写真用消耗品費
○行動記録及び部隊行動に必要
な写真の消耗品費
8
損害賠償費
1
○自治体等が管理する地域内で
管理が十分でなかったために生
じた物品破損事故の賠償費
80
○賠償金の他、自衛隊が活動中
に物品を壊した場合の補償費
風水害等対策編
第3章
第 11
1
第5節
その他(災害派遣部隊に付与される権限)
人の生命・身体等に対する危害防止措置
(1)
(2)
2
警告・避難等の措置(警察官職務執行法、以下「警職法」という。)
警戒区域を設定し、立入りの制限・禁止、退去を命ずる等の処置(災害対策基本法、以下「災対法」と
いう。)
危害防止、損害拡大防止、被災者救出のための措置
土地・建物等への立入(警職法)
3
緊急通行車両の円滑な通行を確保するための処置
妨害車両の移動等の措置(災対法)
4
消防、水防及び救助等災害発生の防ぎょ又は災害の拡大防止のために必要な措置
(1)
(2)
他人の土地その他工作物を一時使用し、又は土石、竹木その他の物件を使用・収容する措置(災対法)
市町村長の職権を行うことができる者がその場にいない場合に限り、現場におる災害を受けた工作物、
物件で応急措置の実施の支障となるものの除去その他必要な措置(災対法)
(3) 住民又は現場にいる者を応急措置の業務に従事させる措置(災対法)
第 12
1
災害派遣の要請手続き(自衛隊法施行令第 106 条)
要請者
知事
2
要請先
(1)
(2)
3
内容
(1)
(2)
(3)
(4)
4
受理者:第1特科隊長
連絡先
〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草3093陸上自衛隊北富士駐屯地
電話 : 0555(84)3135、3136(内線238) FAX : 0555(84)3135、3136 (内線239)
夜間 : 0555(84)3135(内線280又は302)
防災行政無線(衛星系)916-435(地上系)9-220-1-051
災害の状況及び派遣を要請する事由
派遣を希望する期間
派遣を希望する区域及び活動内容
その他参考となるべき事項
要領
文書をもって要請する。ただし、事態が急迫して文書によることができない場合は、口頭又は電信若し
くは電話によることができる。この場合においても、事後速やかに文書を提出する。
81
風水害等対策編
第3章
第 13
第5節
災害派遣部隊の撤収要請
知事は、災害派遣部隊の撤収要請を行うときは、民心の安定、民生の復興に支障がないよう当該市町村長
及び派遣部隊長と協議する。
災害派遣要請文書様式
(一般災害派遣要請)
第号
平成年月日
陸上自衛隊第 1 師団
第 1 特科隊長殿
山梨県災害対策本部長
山梨県知事○○○○
自衛隊の災害派遣要請
自衛隊法第 83 条第 1 項により、自衛隊の災害派遣を下記により要請します。
記
1 災害の状況及び派遣要請をする事由
(1) 災害の状況(特に災害派遣を必要とする区域の状況)
(2) 派遣を要請する事由
2 災害派遣を希望する期間
(1) 期間が明らかな場合:平成年月日から平成年月日
(2) 期間が不明確な場合:平成年月日から必要とする期間
3 災害派遣を希望する人員及び装備の概要
(1) 人員
(2) 装備の概要(特に船舶、航空機等特殊装備を必要とするとき)
4 災害派遣を希望する区域及び活動内容
(1) 派遣を希望する区域
(2) 活動内容
5 災害派遣要請日時
平成
年
月
日
時
分
6 担当部課名等
山梨県防災危機管理課担当者○○○○
TEL:055(223)1432
防災無線:(衛星系)200-2511、(地上系)※9-200-2511
7 その他参考となるべき事項
82
風水害等対策編
第3章
第5節
自衛隊災害派遣要請依頼文書様式
第号
平成年月日
山梨県知事殿
○○市(町・村)長○○○○
自衛隊の災害派遣要請について(依頼)
災害対策基本法第 68 条の 2 の規定により、次のとおり自衛隊の災害派遣を依頼します。
派遣要請依頼者
部課係
担当部課等名
担当者名
電話:防災無線:
派遣要請依頼日時
年月日時分
災害の状況及び派遣依頼事由
年月日から年月日
派遣を希望する期間
年月日から必要とする期間
町村地内
派遣を希望する区域
現地連絡員
施設等名称
部課係、担当者名○○○○
派遣を希望する活動の内容
その他必要事項
山梨県防災危機管理課 TEL:055(223)1432FAX:055(223)1429
防災無線:(衛星系)200-2511
83
風水害等対策編
第3章
第5節
自衛隊災害派遣撤収依頼文書様式
第
年
月
山梨県知事殿
○○市(町・村)長○○○○
自衛隊の災害派遣部隊の撤収について(依頼)
年月日付け第号で依頼したこのことについて、下記のとおり派遣部隊の撤収要請を依頼します。
記
1 撤収日時年月日時分
2 撤収理由
3 その他必要事項
84
号
日
風水害等対策編
第3章
第6節
第 6 節 県消防防災ヘリコプター出動要請計画
災害の状況に応じ、県消防防災ヘリコプターによる応急活動が必要と判断した場合は、速やかに県に対し
消防防災ヘリコプターの出動を要請し、被害の情報収集、救出・救助活動等を行うものとする。
第1
要請の範囲【消防本部】
市長は、次のいずれかの事項に該当し、航空機での活動が必要と判断した場合は、「山梨県消防防災ヘリ
コプター応援協定」に基づき、知事に対し応援要請を行う。(別表1)
1 災害が、隣接する市町村等に拡大し、又は影響を与えるおそれのある場合
2 市の消防力によっては防ぎょが著しく困難な場合
3 その他救急救助活動等において航空機による活動が最も有効な場合
第2
1
消防防災ヘリコプター緊急運航基準
基本要件
消防防災ヘリコプターの緊急運航は、原則として、次の基本要件を満たす場合に運航することができる
ものとする。
公 共 性 災害等から住民の生命、財産を保護し、被害の軽減を図る目的であること。
差し迫った必要性があること。(緊急に活動を行わなければ、住民の生命、財産に重大な支障
が生ずるおそれがある場合)
消防防災ヘリコプター以外に適切な手段がないこと。(既存の資機材、人員では十分な活動が
非代替性
期待できない、又は活動できない場合)
緊 急 性
2
緊急運航基準
消防防災ヘリコプターの緊急運航基準は、次のとおりとする。(別表2・3)
(1) 災害応急対策活動
ア 災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、広範囲にわたる偵察、情報収集活動を行う必要が
あると認められる場合(地震の場合は、震度5弱以上で情報収集に出動)
イ 災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、緊急に救援物資・人員等を搬送する必要があると
認められる場合
ウ 災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、災害に関する情報及び避難命令等の警報、警告等
を迅速かつ正確に伝達するため必要があると認められる場合
エ その他、消防防災ヘリコプターによる災害応急対策活動が有効と認められる場合
(2) 火災防ぎょ活動
ア 林野火災等において、消防防災ヘリコプターによる消火が有効であると認められる場合
イ 交通遠隔地の大規模火災等において、人員、資機材等の搬送手段がない場合又は消防防災ヘリコプ
ターによる搬送が有効と認められる場合
ウ その他、消防防災ヘリコプターによる火災防ぎょ活動が有効と認められる場合
(3) 救助活動
ア 水難事故及び山岳遭難等における人命救助
イ 高速自動車道及び自動車専用道路上の事故における人命救助
ウ その他、消防防災ヘリコプターによる人命救助の必要がある場合
(4) 救急活動
ア 別に定める「山梨県消防防災ヘリコプターの救急出場基準」に該当する場合
イ 交通遠隔地において、緊急医療を行うため、医師、機材等を搬送する必要があると認められる場合
ウ 高度医療機関での処置が必要であり、緊急に転院搬送を行う場合又は搬送時間の短縮を図る場合で、
医師がその必要性を認め、かつ、医師が搭乗できる場合
第3
要請の方法【消防本部】
市長は、山梨県総務部防災危機管理課消防防災航空担当に、電話等により次の事項を明らかにして応援要
請を行う。
85
風水害等対策編
第3章
明
示
事
項
1
2
3
4
5
6
7
災害の種別
災害の発生場所及び災害の状況
災害発生現場の気象状態
飛行場外離着陸場の所在地及び地上支援体制
災害現場の最高指揮者の職・氏名及び連絡手段
応援に要する資機材の品目及び数量
その他必要な事項
【資料編】
・ 飛行場外離着陸場一覧
P190
・ ヘリコプター主要発着場一覧
第4
P190
経費負担
協定に基づき応援を要請した際に要する運航経費は、山梨県が負担するものとする。
別表1
1
伝達系統図
緊急運航連絡系統図
要請者
市
消防本部
総務部防災危機
管理課長
①要請
⑤
指
示
④
要
請
報
告
⑥出動可否回答
⑦
出
動
状
況
報
告
消防防災ヘリコプター基地事務所(室長)
電 話:0551-20-3601~3602
FAX:0551-20-3603
防災行政無線
916-416
(衛星)
417
(夜間不在)
消防防災航空隊
運航委託会社
②出動準備指示
③運航準備指示
操縦士、整備士、安全管理者
(天候等判断)
〔運航〕運航可否決定
86
第6節
風水害等対策編
第3章
2
第6節
土・日・祝日緊急運航連絡系統図
要請者
市
消防本部
⑨
出
動
可
否
回
答
室
①要請
②
要
請
報
告
長
⑩
出
動
状
況
報
告
⑤指示
⑪出動状況報告
総務部防災危機
管理課長
⑥指示
要請伝達順位
④運航準備指示
⑧運航指示
1
2
3
室
長
課長補佐
課
長
③出動準備指示
⑦出動指示
消 防 防 災 ヘ リ コ プ タ ー 基 地 事 務 所 ( 室 長 )
電 話:0551-20-3601~3602
消防防災航空隊
運航委託会社
FAX:0551-20-3603
防災行政無線
916-416
(隊員招集)
操縦士、整備士、安全管理者
(衛星)
417
(天候等判断)
(夜間不在)
〔運航〕運航可否決定
(夜間の場合)
災害等が発生し、翌朝日の出とともに運航を希望する場合は、災害等の状況を室長に連絡し、室長は関係
者に連絡する。
87
風水害等対策編
第3章
第6節
別表 2
救急搬送の流れ(転院搬送の場合)【※医師の同乗が必要】
要請病院
・119番による通報
緊急運航要請
市・消防本部
まず一報その後FAX
で行う。
(電 話)0551-20-3601
(FAX)0551-20-3603
(転院搬送は緊急運航要
請書により行う。)
・病院に対し次の事を確認
(1)搬送先病院
(2)搬送患者の状態
(3)高度による支障
(4)医師の同乗の有無
(5)必要資機材
・準備すること
(1)要請側の緊急離着陸場
の確保
(2)搬送先の緊急離着陸場
の確保
(3)搬送先の地元消防本部
へ救急車の依頼
告
消防防災航空隊
防災危機管理課
市又は消防本部
搬
送
・消防防災航空隊の指
示を受けて、受入 れ
体制を整える。
(1)緊急離着陸場の確保
とその対策
(2)搬送先の緊急離着陸
場と病院、救急車の
手配
・指示、連絡事
項の通知等は無
線で行う。
・緊急運航準備
報
回答及び指示、連絡
事項の通知
・要請に対する
回答は電話又は
FAXで行う。
消防防災航空隊
・防災危機管理課長が出動
を決定する。
・消防防災航空隊から出動
決定を市に連絡
・通知の際に、市に対し次
の事項を指示
(1)使用無線
(2)到着予定時間
(3)受入れ体制の確認
(4)緊急離着陸場、安全
対策、救急車の手配等
収容病院
・搬送完了
救急報告書の提出
88
県 庁
(防災危機管理課)
・要請を受理
風水害等対策編
第3章
第6節
別表 3
災害発生から応援出動までの流れ
災害発生から応援出動までの流れ
(林野火災・人命救助の場合)
通
災害現場
・山林火災発生
・要救助者発見
報
要
消防機関
請
要請は、電話並びにF
AXで行う。
(電 話)0551-20-3601
(FAX)0551-20-3603
・通報を受けて地元消防機
関が出動する。
・現地の状況を判断し、消
防防災航空隊の応援が必
要となる可能性があると
判断した場合は要請す
る。
・要請は、「消防防災航空隊
出場要請書」により行
う。
消防防災航空隊
・災害状況の報告
を受けて、出場
準備を行う。
・要請を受理し、
防災危機管理課
長に報告する。
報
告
(緊急運航要領第4第2項第1号様式)
回答及び指示、連絡
事項の通知
消防本部
・ 消 防防 災航 空隊 の指 示
を受けて支援体制の確
立を図る。
(1)現地での活動拠点と
なる場外離着陸場の
確保
(2)必要な資機材の確保
災害現場
・空中からの消火活動
要救助者の救出
消防防災航空隊
電話又はFAX
で行う。
・消防防災航空隊から出場
決定を要請団体に回答す
る。
(緊急運航要領第5参照)
回答は「消防防災航空隊
出場要請書」により行
う。
回答の際に、要請団体に
対し次の事項を指示
(1)消防防災航空隊(側)の
指揮者
(2)無線の使用周波数・
コールサイン
(3)到着予定時間及び活動
予定時間
(4)必要な資機材、災害現
場での行動予定等
89
県 庁
(防災危機管理課)
・防災危機管理課長が
出場を決定する。
風水害等対策編
第3章
第7節
第 7 節 予報及び警報等の伝達計画
気象業務法に基づく警報・注意報等を迅速かつ正確に伝達し、防災対策の適切な実施を図り、もって被害
を最小限度に防止する。
第1
1
(1)
予報・警報の種類等【防災課】
甲府地方気象台が発表する予報・警報
予報・警報の種類
種類
概要
今日・明日・明後日の天気と風、明日までの6時間ごとの降水確率と最高・最低気
府県天気予報
温の予想
地方予報区を対象に、約20㎞格子で3時間単位の気象状態(天気、降水量、気温、降
地方天気分布予報
雪量)を、5時、11時予報は24時間先まで、17時予報は30時間先まで分布図形式で行
う予報
代表的な地域又は地点を対象に、3時間単位の気象状態(天気、気温、風向、風速)
地域時系列予報
を、5時、11時予報は24時間先まで、17時予報は30時間先まで時系列グラフ表示で
行う予報
発表日翌日から7日先までの一日ごとの天気、最高・最低気温(1℃単位)、降水確率
週間天気予報
(10%単位)、予報の信頼度、期間における降水量(1mm単位)と気温の平均値(0.1℃単
位)を、毎日11時頃と17時頃に発表する予報
大雨、大雪、暴風、暴風雪が特に異常であるため重大な災害の起こるおそれが著し
特別警報
く大きい場合、その旨を警告して行う予報
大雨、洪水、大雪、暴風、暴風雪によって重大な災害が起こるおそれがある場合
警報
に、その旨を警告して行う予報
大雨、洪水、大雪、強風、風雪等によって災害が起こるおそれがある場合に、その
注意報
旨を注意して行う予報
気象予報等について、特別警報・警報・注意報に先立って注意・喚起する場合や、
府県気象情報
特別警報・警報、注意報が発表された後の経過や予想、防災上の注意を解説する場
合等に発表する情報
山梨県と甲府地方気象台が共同で発表する情報
大雨警報発表中に、大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時、市町村長が避
土砂災害警戒情報
難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、対象となる市
町村を特定して発表する情報
記録的短時間大雨
数年に1度程度しか起こらないような猛烈な短時間の大雨を観測または解析したと
情報
きに、より一層の警戒を呼びかけるための府県気象情報の一種として発表する情報
雷注意報が発表されている状況下において竜巻等の激しい突風の発生が高まったと
竜巻注意情報
きに発表する情報
河川の増水やはん濫などに対する水防活動のため、あらかじめ指定した河川につい
指定河川洪水予報
て、区間を決めて水位又は流量を示して甲府河川国道事務所又は山梨県と甲府地方
気象台が共同で発表する警報及び注意報
※ 予報区とは、予報及び警報・注意報対象とする区域。天気予報については全国、地方、府県の各予報区
がある。
90
風水害等対策編
第3章
第7節
(2)警報・注意報基準一覧表
平成26年4月1日現在
甲府市
府県予報区
山梨県
一次細分区域
中・西部
市町村等を
まとめた地域
中北地域
浸水害
雨量基準
平坦地:1時間雨量40mm
平坦地以外:1時間雨量50mm
土砂災害
土壌雨量指数基準
142
雨量基準
平坦地:1時間雨量40mm
平坦地以外:1時間雨量50mm
流域雨量指数基準
平等川流域=9,芦川流域=18
複合基準
平坦地:1時間雨量35mmかつ流域雨量指数荒川流域=10
指定河川洪水予報
による基準
富士川(釜無川を含む)[船山橋]、笛吹川[石和]、荒
川[荒川]
暴風
平均風速
20m/s
暴風雪
平均風速
20m/s雪を伴う
大雪
降雪の深さ
大雨
洪水
警
報
盆地24時間降雪の深さ20㎝
山地24時間降雪の深さ40㎝
雨量基準
平坦地:1時間雨量25mm
平坦地以外:1時間雨量30mm
土壌雨量指数基準
106
雨量基準
平坦地:1時間雨量25mm
平坦地以外:1時間雨量30mm
流域雨量指数基準
平等川流域=7,芦川流域=14
複合基準
-
指定河川洪水予報
による基準
笛吹川[石和]、荒川[荒川]
強風
平均風速
12m/s※1
風雪
平均風速
12m/s※1雪を伴う
大雪
降雪の深さ
雷
落雷等により被害が予想される場合
濃霧
視程
乾燥
最小湿度25%で実効湿度50%※2
なだれ
1
2
大雨
洪水
注意報
低温
盆地24時間降雪の深さ5㎝
山地24時間降雪の深さ10㎝
100m
表層なだれ:24時間降雪が30cm以上あって、気象変化の激しいとき
全層なだれ:積雪50cm以上、最高気温15℃以上(甲府地方気象台)で、か
つ24時間降水量が20mm以上
夏期:最低気温が甲府地方気象台で16℃以下又は河口湖特別地域気象観測
所で12℃以下が2日以上続く場合
冬期:最低気温が甲府地方気象台で-6℃以下河口湖特別地域気象観測所で10℃以下
霜
早霜・晩霜期に最低気温3℃以下
着氷
著しい着氷が予想される場合
着雪
著しい着雪が予想される場合
記録的短時間大雨情報
※1
※2
発表官署甲府地方気象台
1時間雨量
100㎜
甲府地方気象台の観測値は14m/s以上を目安とする。
湿度は甲府地方気象台の値。
91
風水害等対策編
第3章
第7節
○ 大雨及び洪水警報・注意報基準表の各表の説明
(1) 各表は、気象業務法第14条の2に基づく水防活動の利用に適合する基準である。
(2)
大雨及び洪水の欄中においては「平坦地、平坦地以外」等の地域名で基準値を記述する場合があ
る。
(3)
土壌雨量指数基準値は1km四方ごとに設定している。大雨の欄中、土壌雨量指数基準には、市町村内
における基準値の最低値を示す。
1km四方ごとの基準値については、資料編 大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準(P238)を参照。
(4)
大雨、洪水、大雪の警報・注意報、暴風警報、暴風雪警報、強風注意報、風雪注意報及び記録的短
時間大雨情報では、基準における「…以上」の「以上」を省略した。
また、乾燥注意報、濃霧注意報では、基準における「…以下」の「以下」を省略した。
なお、上記以外の注意報では、基準の表記が多岐にわたるため、省略は行っていない。
(5)
洪水の欄中、「○○川流域=30」は、「○○川流域の流域雨量指数30以上」を意味する。
(6) 洪水の欄中、「指定河川洪水予報による基準」の「○○川[△△]は、洪水警報においては「指定河川
である○○川に発表された洪水予報において、△△基準観測点ではん濫警戒情報、または、はん濫危険
情報の発表基準を満たしている場合に洪水警報を発表する」ことを、洪水注意報においては、同じく
「△△基準観測点ではん濫注意情報の発表基準を満たしている場合に洪水注意報を発表する」ことを意
味する。
<参考>
土壌雨量指数:土壌雨量指数は、降雨による土砂災害発生の危険性を示す指標で、土壌中に貯まって
いる雨水の量を示す指数。解析雨量、降水短時間予報をもとに、5km四方の領域ごとに算出する。
流域雨量指数:流域雨量指数は、降雨による洪水災害発生の危険性を示す指標で、対象となる地域・
時刻に存在する流域の雨水の量を示す指数。解析雨量、降水短時間予報をもとに、5km四方の領域ごと
に算出する。
(3)
気象等に関する特別警報の発表基準
大雨、大雪、暴風、暴風雪が特に異常であるため重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合には
「特別警報」が発表される。
現 象
特別警報の基準
指標の種類
台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場 雨を要因とする
合
特別警報の指標
大 雨
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予
想される場合
台風等を要因と
数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により
暴 風
する特別警報の
暴風が吹くと予想される場合
指標
数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧により雪を伴う暴風が
暴風雪
吹くと予想される場合
雪を要因とする
大 雪
数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合
特別警報の指標
(注) 発表にあたっては、降水量、積雪量、台風の中心気圧、最大風速などについて過去の災害事例に照
らして算出した客観的な指標を設け、これらの実況及び予想に基づいて判断する。
92
風水害等対策編
第3章
第7節
ア
雨を要因とする特別警報の指標
以下①又は②いずれかを満たすと予想され、かつ、更に雨が降り続くと予想される場合に、大雨特別
警報が発表される。
① 48時間降水量及び土壌雨量指数(※1)において、50年に一度の値を超過した5km格子が、共に府県程度
の広がりの範囲内で50格子以上出現。
② 3時間降水量及び土壌雨量指数において、50年に一度の値を超過した5km格子が、共に府県程度の広が
りの範囲内で10格子以上出現(ただし、3時間降水量が150mm(※2)以上となった格子のみをカウント対象
とする)。
(※1) 土壌雨量指数
降った雨が地下の土壌中に貯まっている状態を表す値。この値が大きいほど、土砂災害発生の危険
性が高い。
(※2)3時間降水量150mm
1時間50mmの雨(滝のようにゴーゴー降る、非常に激しい雨)が3時間続くことに相当。
山梨県内市町村の「50年に一度の値」は次のとおり。
市町村等を
48時間
3時間
一次細分区域
二次細分区域
土壌雨量指数
まとめた区域
降水量(mm)
降水量(mm)
中・西部
中北地域
甲府市
348
109
219
中・西部
中北地域
韮崎市
359
106
218
中・西部
中北地域
南アルプス市
381
103
223
中・西部
中北地域
北杜市
306
96
192
中・西部
中北地域
甲斐市
339
101
213
中・西部
中北地域
中央市
389
117
240
中・西部
中北地域
昭和町
351
111
221
中・西部
峡東地域
山梨市
313
99
197
中・西部
峡東地域
笛吹市
375
113
225
中・西部
峡東地域
甲州市
372
104
214
中・西部
峡南地域
市川三郷町
469
136
273
中・西部
峡南地域
早川町
549
145
286
中・西部
峡南地域
身延町
628
186
338
中・西部
峡南地域
南部町
643
196
349
中・西部
峡南地域
富士川町
453
130
254
東部・富士五湖
東部
都留市
547
157
281
東部・富士五湖
東部
大月市
492
132
258
東部・富士五湖
東部
上野原市
521
137
273
東部・富士五湖
東部
道志村
637
175
316
東部・富士五湖
東部
小菅村
497
125
264
東部・富士五湖
東部
丹波山村
475
119
254
東部・富士五湖
富士五湖
富士吉田市
593
198
325
東部・富士五湖
富士五湖
西桂町
428
130
239
東部・富士五湖
富士五湖
忍野村
549
182
303
東部・富士五湖
富士五湖
山中湖村
585
198
326
東部・富士五湖
富士五湖
鳴沢村
613
195
332
東部・富士五湖
富士五湖
富士河口湖町
493
151
279
注1) 「50年に一度の値」の欄の値は、各市町村にかかる5km格子の50年に一度の値の平均値をとったも
のである。
注2) 降水量の警報基準については、市町村によって1時間降水量や3時間降水量を指標にしているなど一
概に比較できないことから、本表には掲載していない。
注3) 48時間降水量、3時間降水量、土壌雨量指数いずれについても、50年に一度の値は統計値であり、
一の位の大小まで厳密に評価する意味は無い。
注4) 特別警報は、府県程度の広がりで50年に一度の値となる現象を対象。個々の市町村で50年に一度の
値となることのみで特別警報となるわけではないことに留意。
93
風水害等対策編
第3章
第7節
イ 台風等を要因とする特別警報の指標
「伊勢湾台風」級(中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上)の台風や同程度の温帯低気圧が来襲する
場
台風については、指標となる中心気圧又は最大風速を保ったまま、中心が接近・通過すると予想される
地域(予報円がかかる地域)における、大雨・暴風の警報が、特別警報として発表される。
温帯低気圧については、指標となる最大風速と同程度の風速が予想される地域における、大雨・暴風
(雪を伴う場合は暴風雪)の警報が、特別警報として発表される。
ウ 雪を要因とする特別警報の指標
府県程度の広がりをもって50年に一度の積雪深となり、かつその後も警報級の降雪が丸一日程度以上続
くと予想される場合
山梨県内観測地点の「50年に一度の積雪深」は次のとおり。
平成27年12月1日現在
府県予報区
地点名
50年に一度の積雪深(cm)
備考
積雪深ゼロの年もあり、50年に一度の値の信
山梨県
甲府
50
頼性が低いので、あくまで参考値として扱う
山梨県
河口湖
90
注1) 50年に一度の値は統計値であり、一の位の大小まで厳密に評価する意味は無い。
注2) 特別警報は、府県程度の広がりで50年に一度の値となる現象を対象。
個々の地点で50年に一度の値となることのみで特別警報となるわけではないことに留意。
(4)
警報・注意報の切替・解除
警報・注意報はその種類にかかわらず解除されるまで継続される。また、新たな警報・注意報が発表さ
れるときは、これまで継続中の警報・注意報は自動的に解除又は更新されて、新たな警報・注意報に切り
替えられる。
94
風水害等対策編
第3章
2
第7節
予報・警報等の伝達経路
(1)甲府地方気象台の伝達経路
山
梨
県
防災危機管理課
法
令
に
よ
る
通
知
系
統
NTT東日本又は
NTT西日本
庁
甲府市
防災課
甲府河川
国道事務所
甲府市
消防団
消
防
防災関係機関
県の機関
甲府地区消防本部
防
災
行
政
用
無
線
等
NHK甲府放送局
甲
府
地
山梨放送
防
災
情
報
提
供
シ
ス
テ
ム
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
気
象
台
)
等
行
政
協
定
等
に
よ
る
伝
達
系
統
テレビ山梨
放
エフエム富士
民
送
甲府CATV
エフエム甲府
(
方
法
令
に
よ
る
公
衆
へ
の
周
知
依
頼
及
び
通
知
系
統
市
東京電力パワーグリッド
山梨総支社
NTT東日本
山梨支店
東京ガス
山梨
甲府市
防災課
県の機関
甲府地区
消防本部
県警察本部
警備第二課
陸上自衛隊北富士
駐屯地第1特科隊
◎法令により気象台から警報事項を受領する機関
・ 山梨県防災危機管理課
・ NTT東日本又はNTT西日本
・ 消防庁
・ 甲府河川国道事務所
・ NHK甲府放送局
注1)すべての注意報、警報は、全機関(NTT東日本又はNT
T西日本へは、警報に関する事項のみがオンライン伝
達される)に伝達。
ただし、JR東日本八王子支社へは指定河川洪水予報
のみが伝達される。情報は、種類によって上記伝達先
の一部を省略し、伝達することがある。
注2)特別警報が発表された際に、通知もしくは周知の措
置が義務づけられている伝達経路
山梨県防災危機管理課
甲府市防災課
市民
JR東日本
八王子支社
※防災情報提供システム(インターネット)
地域における防災気象情報の利用を促進し、気象災害による被害の防止・軽減により一層貢献するため、
インターネットを活用したシステムにより県市町村や防災関係機関等に提供している補助伝達手段である。
95
風水害等対策編
第3章
(2)
NTTの扱う警報の伝達
扱う警報の種類:気象警報、洪水警報
NTT東日本
又はNTT西日本
甲府地方気象台
(3)
甲府市防災課
県の伝達
甲
府
地
方
気
象
台
庁
内
各
課
防
管
災
危
機
課
治水課
各 建 設 事務 所
甲
理
防災関係出先機関
府
市
各 消 防 本 部
警
備
二
課
各警察署
駐
凡例
3
第7節
在
所
防災行政用無線
水防無線
その他
山梨県砂防課と甲府地方気象台とが共同で発表する土砂災害警戒情報
土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市長が防災活動や住民等への
避難勧告等の災害応急対応を適時適切に行えるよう支援すること、また、住民の自主避難の判断等にも利用
することを目的とした情報である。
(1) 伝達経路
土砂災害警戒情報の伝達は、「第7節予報及び警報等の伝達計画第1予報・警報の種類等2予報・警報等
の伝達経路甲府気象台の伝達経路」による。
(2)
土砂災害警戒情報システム
土砂災害警戒情報について、土砂災害危険箇所や県内をメッシュ単位で分割して土砂災害の危険度等
の補足情報を提供するものであり、土砂災害による被害の防止・軽減のため、大雨による土砂災害のお
それが高まった時に市が避難勧告等を発表する際の判断や住民の自主避難の参考とする。
【資料編】
・ 大雨の基準地域メッシュ・コード図
P267
・ 大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準
P270
4
(1)
国土交通省と気象庁とが共同で発表する洪水予報(富士川(釜無川を含む。)及び笛吹川洪水予報)
洪水予報の発表
洪水予報は、甲府河川国道事務所、甲府地方気象台及び静岡地方気象台が共同発表する。
(2) 洪水予報指定区間
富士川(釜無川を含む。)
笛吹川
韮崎市の武田橋から海まで
山梨市の岩手橋から富士川合流点まで
96
風水害等対策編
第3章
(3)
洪水予報の種類
種類
標題
第7節
発表基準
はん濫
発生情報
・はん濫が発生したとき
・はん濫が継続しているとき
はん濫
危険情報
・はん濫危険水位に到達したとき
・はん濫危険水位以上の状態が継続しているとき
はん濫
警戒情報
・はん濫危険水位に達すると見込まれるとき
・避難判断水位に到達し、さらに水位の上昇が見込まれるとき(一
時的な水位の上昇・下降に関わらず、水位の上昇の可能性がある
とき)
・はん濫危険情報を発表中に、はん濫危険水位を下回ったとき(避
難判断水位を下回った場合を除く)
洪水注意報
(発表)又は
洪水注意報
はん濫
注意情報
・はん濫注意水位に到達し、さらに水位の上昇が見込まれるとき
・はん濫注意水位以上で、かつ避難判断水位未満の状態が継続して
いるとき
・避難判断水位に達したが、水位の上昇が見込まれないとき
洪水注意報
(警報解除)
はん濫
注意情報
(警戒情報解除)
・はん濫危険情報又ははん濫警戒情報を発表中に、避難判断水位を
下回った場合(はん濫注意水位を下回った場合を除く)
・はん濫警戒情報発表中に、水位の上昇が見込まれなくなったとき
(はん濫危険水位に達した場合を除く)
洪水注意報
解除
はん濫注意情報
解除
・はん濫危険情報、はん濫警戒情報又ははん濫注意情報を発表中
に、はん濫注意水位を下回り、はん濫のおそれがなくなったとき
洪水警報
(発表)又は
洪水警報
(4)富士川(釜無川を含む。)及び笛吹川洪水予報の基準水位
水防団待機
観測
河川名
位置
所在地
水位(推定
所名
水位)m
はん濫注意 避難判断水 はん濫危険
水 位 ( 推 定 位 ( 推 定 水 水位(推定
水位)m
位)m
水位)m
船山橋
北緯35°41′57″
東経138°27′10″
韮崎市竜岡
町若尾新田
1.50
2.00
2.00
2.20
富士川
(釜無
清水端
川を含
む)
北緯35°31′53″
東経138°27′03″
南巨摩郡
鰍 沢町 清水
端
3.00
3.40
6.50
7.20
南部
北緯35°17′10″
東経138°27′36″
南巨摩郡
南部町内船
2.50
3.80
4.20
4.90
石和
北緯35°38′53″
東経138°38′29″
笛吹市
石和町市部
1.50
2.00
2.90
3.30
笛吹川
97
風水害等対策編
第3章
(5)
第7節
伝達経路
甲府河川国道事務所と甲府地方気象台及び静岡地方気象台から関係機関への伝達は、次のとおりであ
る。
甲府河川国道事務所
調査第一課
TEL055(252)8885
FAX055(251)1171
静岡地方気象台
TEL054(282)3833
FAX054(283)6922
甲府地方気象台
TEL055(222)2347
FAX055(222)3722
NTT東日本及び
NTT西日本
(警報のみ)
山梨県水防本部
(治水課)
関東地方整備局
総務省消防庁
河川情報センター
山梨県水防支部
(中北建設事務所)
山梨県防災危機管理課
山梨県警察本部警備第二課
NHK(甲府放送局)
甲府市水防本部
(甲府市建設部)
山梨放送
テレビ山梨
◎
凡例
◎
オンライン
専用電話
加入電話
防災情報提供システム(◎はインターネット)
防災行政無線
気象庁通信系
※
※
5
エフエム富士
エフエム甲府
◎
甲府CATV
陸上自衛隊北富士駐屯地
JR東日本鉄道八王子支社
静岡県分については、省略する。
NTTへの警報の通知は、気象業法第13条第1項の洪水警報の通知をもってこれに代える。
県と気象庁が共同して発表する洪水予報(富士川水系荒川洪水予報)
(1)
洪水予報の発表
洪水予報は、中北建設事務所と甲府地方気象台が共同発表する。
(2)
洪水予報発表区間
荒川甲府市飯田の長松寺橋から笛吹川合流地点まで。
(3)
洪水予報の種類
洪水注意報 : はん濫注意情報
洪水警報 : はん濫警戒情報、はん濫危険情報、はん濫発生情報
(4)
河
川
荒
川
(5)
富士川水系荒川洪水予報の基準水位
観測所名
荒川
あらかわ
位置
(緯度経度)
所在地
北緯35°39′36″
東経138°33′24″
甲府市
飯田5-18-1
平 常
水 位
(m)
0.80
水 防
団 待
機 水
位(m)
1.80
は ん
濫 注
意 水
位(m)
3.00
避 難
判 断
水位
(m)
3.40
は ん
濫 危
険 水
位(m)
4.00
伝達経路
中北建設事務所から市へ伝達。甲府地方気象台から関係機関への伝達は、「第7節予報及び警報等の伝達
98
風水害等対策編
第3章
第7節
計画第1予報・警報の種類等2予報・警報等の伝達経路甲府気象台の伝達経路」による。
6
国土交通省及び県の機関が発表する警報(水防警報)
(1)
水防警報の種類
待機、準備、出勤、指示及び解除の5種類とする。
(2) 伝達系統
甲府河川国道事務所
河川情報センター
7
県治水課
中北建設事務所
水防管理者
(甲府市建設部)
※河川情報センターの端末機を設置してある中北建設事務所、水防管理
団体も端末機から情報を得ることができる。
甲府市の発表する警報(火災警報)
空気が乾燥し、かつ、強風で火災の危険が予想されるとき、市長が発表する。
(注)甲府地方気象台は、次の条件に該当すると予想されるとき、又は該当したときは、消防法第22条第1
項に基づき、知事に「火災気象通報」を通報する。
(1)実効湿度60%以下で、最少湿度35%以下かつ最大風速7m/秒以上となる見込みのとき。
(2)実効湿度50%以下で最少湿度25%以下となる見込みのとき。
(3)最大風速が12m/秒(甲府地方気象台の観測値は14m/秒以上を目安とする)以上吹く見込みのとき(降
雨、降雪中又は間もなく降り出すと予想されるときは通報しないこともある)。
第2
1
富士山の噴火警報・予報と噴火警戒レベル【防災課】
噴火警報・予報の名称、発表基準、噴火警戒レベル等
種別
名称
特別
警報
噴火警報
(居住地域)
又は噴火警
報
警報
予報
噴火警報
(火口周辺)
又は火口周
辺警報
噴火予報
発表基準
噴火警戒レベル
(警戒事項等)
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、ある
いは切迫している状態にある
レベル5
(避難)
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると
予想される(可能性が高まっている)
レベル4
(避難準備)
火口から居
住地域近く
まで
居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす(この範
囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)噴火が発
生、あるいは発生すると予想される
レベル3
(入山規制)
火口周辺
火口周辺に影響を及ぼす(この範囲に入った場合
には生命に危険が及ぶ)噴火が発生すると予想さ
れる
レベル2
(火口周辺規制)
火口内等
火山活動は静穏。火山活動の状況によって、火口
内で火山灰等の噴出が見られる(この範囲に入っ
た場合には生命に危険が及ぶ)
レベル1
(活火山であるこ
とに留意)
対象範囲
居住地域
及びそれよ
り火口側
99
風水害等対策編
第3章
2
第7節
富士山の噴火警戒レベル
対象
範囲
居住地
域及び
それよ
り火口
側
レベル
住民等の行動及
び登山者・入山
者等への対応
火山活動の状況
5
(避難)
居住地域に重大な被害
を及ぼす噴火が発生、
あるいは切迫している
状態にある。
危険な居住地域か
らの避難等が必
要。
4
(避難準備)
居住地域に重大な被害
を及ぼす噴火が発生す
ると予想される(可能
性が高まっている)。
警戒が必要な居住
地域での避難準
備、要配慮者の避
難等が必要。
火口か
ら居住
地域近
くまで
3
(入山規制)
火口周
辺
2
(火口周辺規制)
火口内
等
1
(活火山である
ことに留意)
居住地域の近くまで重
大な影響を及ぼす (こ
の範囲に入った場合に
は生命に危険が及ぶ )
噴火が発生、あるいは
発生すると予想され
る。
火口周辺に影響を及ぼ
す(この範囲に入った
場合には生命に危険が
及ぶ)噴火が発生、あ
るいは発生すると予想
される。
火山活動は静穏。火山
活動の状態によって
は、火口内で火山灰の
噴出等が見られる (こ
の範囲に入った場合に
は生命に危険が及ぶ)
想定される現象等
・大規模噴火が発生し、噴石、火
砕流、溶岩流が居住地域に到達
(危険範囲は状況に応じて設定)。
・顕著な群発地震、地殻変動の加
速、小規模噴火開始後の噴火活動
の高まり等、大規模噴火が切迫し
ている(噴石飛散、火砕流等、す
ぐに影響の及ぶ範囲は危険)。
・小規模噴火の発生、地震多発、
顕著な地殻変動等により、居住地
域に影響するような噴火の発生が
予想される(火口出現が想定され
る範囲は危険)。
登山禁止・入山規
制等危険な地域へ
の立入規制等。
・居住地域に影響しない程度の噴
火の発生又は地震、微動の増加
等、火山活動の高まりが見られ
る。
住民は通常の生
活。火口周辺への
立入規制等。
・影響が火口周辺に限定されるご
く小規模な噴火の発生等。
特になし。
・火山活動は静穏(深部低周波地
震の多発等も含む)。
※噴火の規模の区分は、噴出量により2~7億㎥を大規模噴火、2千万~2億㎥を中規模噴火、2百万~2千万㎥を小
規模噴火とする。
3
火山情報の伝達
県(防災危機管理課)
気
象
庁
注
甲
府
地
方
気
象
台
市・甲府地区消防本部
市
甲府河川国道事務所、NHK(甲府放送局)、山梨放送、テレビ山梨、エフ
エム富士、甲府CATV、エフエム甲府、CATV富士五湖、県警察本部、東
京電力パワーグリッド(山梨総支社)、NTT東日本(山梨支店)、東京
ガス山梨、陸上自衛隊北富士駐屯地
民
甲府地方気象台及び県(防災危機管理課)から関係機関への伝達は、警報及び注意報の伝達と同様とす
る。
100
風水害等対策編
第3章
第3
1
第7節
異常現象発見時の通報、伝達【防災課】
異常現象発見時の通報、伝達
(1)
災害が発生するおそれがある異常な現象や前兆現象を発見した者は、具体的な情報を速やかに市長又
は警察官に通報するとともに周囲の人に知らせ、早めに避難する。通報を受けた市長又は警察官は、で
きるだけその現象を確認し事態把握に努めるとともに関係機関に伝達する。
(2)
地震等により火災が同時多発し、あるいは多くの死傷者が発生し、消防機関等に通報が殺到したとき
には、市長はその状況を直ちに県及び消防庁に対して報告するものとする。
2
通報を要する異常現象
種類
異常現象
気 象 関 係
強い突風、竜巻、強い降ひょう、激しい雷雨、土石流、堤防の水漏れ、地割れ等
地 震 関 係
頻発地震、地割れ、山崩れ、断層などの地変現象、地鳴りなどの付随現象等
3
伝達系統
発見者
警察官
甲府警察署
南甲府警察署
県警察
本部
市
県の出先機関
県防災
危機管理課
長
101
甲
府
地
方
気
象
台
風水害等対策編
第3章
第8節
第 8 節 被害状況等報告計画
第1
被害調査【各部】
被害状況の調査は、本部長が関係機関、諸団体及び自治会等の協力を得て実施するものとする。
1
被害程度の判定基準
被害程度の判定は、災害応急対策の実施に重大な影響を及ぼすものであるから、適正に行うよう努める
ものとし、その基準は資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・被害の認定基準P251
2
各部における調査等
各部は、関係団体等の協力を得て、所管の被害状況調査、人的被害調査の実施及び各情報の収集・集約
に努める。
なお、当該業務は以後の応急復旧活動等を行う上での重要な資料となり、また災害救助法の適用基準等
の資料ともなるので、できるだけ正確な状況を把握する。
調査項目及び報告(情報共有)系統は、次のとおりとする。
総務部
市民部
市庁舎
市有財産
避難施設
住家等
中道支所
上九一色出張所
福祉保健部
福祉施設
子ども未来部
保育所
環境部
清掃施設
産業部
農地
農業用施設
林業用施設
林産物施設
林地
砂防施設
商工施設
観光施設
建設部
道路
河川
橋りょう
砂防施設
病院部
病院施設
設備・備品
上下水道部
水道施設
下水道施設
教育部
学校施設
社会教育施設
社会体育施設
文化財
消防部
火災
水害
災害対策本部
事務局
(危機管理室)
病院
電力
ガス
鉄道
通信施設
102
等
甲府市
災害対策本部
本部長
県知事
風水害等対策編
第3章
3
第8節
各地区の被害調査
各地区の被害状況は、地区の消防団及び自主防災組織から速やかに収集する。
4
日本郵便(株)南関東支社との連携強化
市は、日本郵便(株)南関東支社とあらかじめ締結している協定に基づき、日本郵便(株)南関東支社が収
集した被災状況等の情報を相互に情報交換し、市内及び市周辺の被災状況等を把握する。
【資料編】
・災害発生時における甲府市と日本郵便株式会社南関東支社との協力に関する協定
P127
5
関係機関からの情報収集
市は、消防、警察、中北建設事務所など関係機関と連絡を密にし、必要な情報を収集する。
6
市防災会議構成機関における相互連絡
市防災会議構成機関はそれぞれ収集した被害状況等を、必要に応じて市と相互に連絡するものとする。
7
被害報告についての協力
市防災会議は、その所掌事務を遂行するため必要あると認めるときは、関係行政機関の長及び関係地方
行政機関の長、地方公共団体の長その他の執行機関、指定公共機関及び指定地方公共機関並びにその他の
関係者に対し、資料又は情報の提供、意見の表明その他必要な協力を求めることができるのでこれを活用
する。(災害対策基本法第21条)
【資料編】
・ 甲府市防災会議委員名簿
P5
第2
情報のとりまとめ【防災課】
被害報告にあたっては、「甲府市災害対策本部活動規程」第11条に基づき実施するものとするが、緊急時
において各部が収集した被害状況や関係機関から入手した情報等は、災害対策本部事務局(危機管理室)がと
りまとめ、本部長に報告できるものとする。
第3
1
災害情報の報告等【防災課・消防本部】
県への報告
(1)
市は、人的被害の状況、建築物の被害状況及び火災、土砂被害の発生状況等の情報を県の出先機関、
消防機関、警察等と協力し、収集するとともに、被害規模に関する概括的情報を含め、把握できた範囲
から直ちに県に報告するものとする。ただし、消防組織法第40条に基づく「火災・災害等即報要領」の
直接即報基準に該当する火災・災害等が発生した場合及び通信の途絶等により県に報告が不可能なとき
には、市は、直接消防庁に対し報告をするものとする。なお、消防庁長官から要請があった場合は、第
一報後の報告についても、引き続き消防庁に対して行うものとする。
(2) 消防機関は、119番通報が殺到した場合には、その状況を直ちに県及び消防庁に報告するものとする。
(3) 市は、消防機関へ通報が殺到する情報を覚知したときは、その状況を直ちに電話により県へ報告する
ものとする。
県への報告先
(注)県防災行政用無線衛星系は「衛」
、地上系は「地」
名称
電話番号
県防災行政無線
FAX番号
所在地
中北地域県民センター
(0551)
23-3057
地※9-400-2021
衛400-2021
(0551)
23-3012
韮崎市本町4-2-4県民課
総務部防災危機管理課
223-1430
地※-2522
衛200-2522
223-1429
甲府市丸の内1-6-1
(県庁防災新館4階)
103
風水害等対策編
第3章
第8節
消防庁への報告先
区分
平常時
※消防庁応急対策室
回線別
NTT回線
地域衛星通信ネットワーク
2
夜間・休日等
※消防庁宿直室
電話
03-5253-7527
03-5253-7777
FAX
03-5253-7537
03-5253-7553
電話
048-500-90-49013
048-500-90-49102
FAX
048-500-90-49033
048-500-90-49036
消防機関への通報殺到時の措置
市は、消防機関へ通報が殺到する情報を覚知したときは、その状況を直ちに電話により県へ報告すると
ともに、消防庁に対しても報告するものとする。
3
応急対策活動情報の連絡
市は、県に応急対策の活動状況対策本部の設置状況等を連絡し応援の必要性等を連絡するものとする。
4
報告の種類・様式
市は、「被害情報収集・伝達マニュアル」に基づき次の系統図により県に対し報告を行うものとする。
火災・災害等即報要領(直接即報基準)
(
(
県指定報告
防
災
危
機
管
理
課
災
害
対
策
本
部
)
○県指定報告(風水害・地震)
○火災・災害等即報要領(火災・特定事故等)
国
消
防
庁
・
関
係
省
庁
)
)
消
防
本
部
・
警
察
本
部
地
方
連
絡
本
部
)
県
民
等
か
ら
の
通
報
等
地
域
県
民
セ
ン
タ
ー
(
県指定報告
・第二配備態勢
・対策本部設置
(
)
災
害
の
発
生
県指定報告(第一配備態勢)
(
災
害
甲対
府策
市本
部
○火災・災害等即報要領(直接即報基準)
○その他法令等による報告
(1)「災害報告取扱要領」に基づく被害報告
報告の種類
提出期限
様式
提出部数
災害確定報告
応急対策を終了した後20日以内
第1号様式
1部
災害中間年報
12月20日
第2号様式
1部
災害年報
4月30日
第3号様式
1部
104
風水害等対策編
第3章
(2)「火災・災害等即報要領」に基づく被害報告
報告の種類
報告内容
火災等即報
救急・救助事故等即報
災害即報
様式
火災
第1号様式
特定の事故
第2号様式
救急・救助事故等
第3号様式
災害概況即報
第4号様式その1
災害状況即報
第4号様式その2
【資料編】
・ 「災害報告取扱要領」に基づく被害報告様式(山梨県) P237
・ 「火災・災害等即報要領」に基づく被害報告様式 P241
(3) 県指定に基づく被害報告
ア 報告ルート
●
第1配備態勢
大雨注意報、洪水注意報、大雪注意報、大雪警報、震度4の地震の観測
被害区分
調査報告主体
報告ルート
市・県警察本部・消防本部
市
総括情報
県警察本部
→県(防災危機管理課)
直接即報基準
消防本部
→国(消防庁、関係省庁等)
人、建物
市
市→防災危機管理課→消防庁等
農水産物
市
市→中北農務事務所→農業技術課→防災危機管理課
農業用施設
市
中北農務事務所
市→中北農務事務所→耕地課→農業技術課→防災危機管理課
林業施設
市ほか
市ほか→森林環境総務課→防災危機管理課
道路、橋梁、河川砂
防、ダム、都市建
築、崖崩れ、下水道
各管理者
管理者→中北建設事務所→下水道事務所→各主管課
→道路管理課→治水課→防災危機管理課→ダム事務所
発電施設
各発電施設
各発電施設→企業局電気課→防災危機管理課
ライフライン
各事業者
各事業者→防災危機管理課
火口周辺警報:噴火警戒レベル3(入山規制)
被害区分
調査報告主体
報告ルート
市・県警察本部・消防本部
市
→県(防災危機管理課)
直接即報基準
総括情報
県警察本部
消防本部
→国(消防庁、関係省庁等)
市
森林、道路、観
市・富士・東部地域県民センター →各主管課
富士・東部地域
光農業、砂防
→防災危機管理課
県民センター
ライフライン
※
各事業者
各事業者→防災危機管理課
各出先機関は、被害状況を本庁各主管課に報告すると同時に地域県民センターにも報告する。
105
第8節
風水害等対策編
第3章
第8節
●
第2配備態勢
大雨警報、洪水警報、暴風警報、震度5弱・強の地震の観測
被害区分
調査報告主体
報告ルート
市・県警察本部・消防本部
→地域県民センター
市
→県(防災危機管理課)
直接即報基準
総括情報
県警察本部
消防本部
→国(消防庁、関係省庁等)
県警察本部・消防本部→防災危機管理課
市→中北保健福祉事務所→福祉保健総務課→防災危機管理課
人、建物
市
病院
各施設管理者
社会福祉施設
各施設管理者
水道、清掃施設
市
農水産物
市
農業用施設
林業施設
市
中北農務事務所
市
中北林務環境事務所
道路、橋梁、河川砂
防、ダム、都市建
築、崖崩れ 下水道
各管理者
発電施設
各発電施設
ライフライン
各事業者
※
施設管理者→中北保健福祉事務所→福祉保健総務課→防災危機管理課
施設管理者→中北保健福祉事務所→福祉保健総務課→防災危機管理課
→中北保健福祉事務所→衛生薬務課→福祉保健総務課
→防災危機管理課
市→中北林務環境事務所→環境整備課→防災危機管理課
市→中北農務事務所→農業技術課→防災危機管理課
市→中北農務事務所→耕地課→農業技術課→防災危機管理課
市→中北林務環境事務所→各主管課→森林環境総務課
→防災危機管理課
管理者→中北建設事務所→下水道事務所→各主管課→道路管理課→
治水課→防災危機管理課→ダム事務所
各発電施設→企業局電気課→防災危機管理課
各事業者→防災危機管理課
各出先機関は、被害状況を本庁各主管課に報告すると同時に地域県民センターにも報告する。
噴火警報:噴火警戒レベル4(避難準備))
被害区分
調査報告主体
報告ルート
市・県警察本部・消防本部
→地域県民センター
市
総括情報
県警察本部
→県(防災危機管理課)
直接即報基準
消防本部
→国(消防庁、関係省庁等)
県警察本部・消防本部→防災危機管理課
市
その他情報
市・各管理者等→地域県民センター→各主管課→防災危機管理課
各管理者 等
各事業者→防災危機管理課
ライフライン
各事業者
※
各出先機関は、被害状況を本庁各主管課に報告すると同時に地域県民センターにも報告する。
●
第3配備態勢
被害区分
被害状況
(災害対策本部設置)
調査報告主体
報告ルート
住民
自主防災組織
住民等→市災害対策本部→地方連絡本部(地域県民センター)→県災
事業者・管理者 害対策本部→国(消防庁、関係省庁等)
市
106
風水害等対策編
第3章
●
その他の報告ルート
被害区分
調査報告主体
商工関係
文教施設
県有施設
イ
第8節
報告ルート
商工会議所→商工総務課→防災危機管理課
商工会議所
各管理者
各管理者
市→教育事務所→教・総務課→防災危機管理課
私学管理者→私学文書課→防災危機管理課
県立学校管理者→教・総務課→防災危機管理課
教育委員会関係各管理者→教・総務課→防災危機管理課
企業局関係各管理者→企・総務課→防災危機管理課
上記以外各管理者→管財課→防災危機管理課
報告様式等
地方連絡本部
(中北地域県民センター)
市災害対策本部等
・市町村被害状況票(様式3-4-2)
・市町村災害対策本部設置状況・
職員参集状況票(様式3-4-5)
山梨県災害対策本部
・地方連絡本部設置
・地方連絡本部被害状況
情
・市町村被害状況集計表
・市町村災害対策本部設置状況・
職員参集状況表
・消防本部被害状況票
報
収
・避難所開設状況一覧表(様式3-4-6)
・その他災害情報
・職員被災状況報告書
・所属別動員可能職員一覧表
・応急対策経費一覧表
【資料編】
・ 県指定に基づく被害報告様式
第4
集
班
P247
報告項目の順位【防災課】
災害の種類、規模等により異なるが、被害状況の報告項目のうち、概ね人的被害及び住家の被害を優先的
に報告するものとする。ただし、この順位によることができないときは、判明したものから遂次報告するも
のとする。
107
風水害等対策編
第3章
第9節
第 9 節 広報計画
災害発生のおそれがある場合及び災害発生時において、広報活動を通じて市民に正確な情報を周知し、心
の安定を図るとともに、報道機関に対しても、迅速な情報の提供を行うものとする。
第1
実施機関【シティプロモーション課】
災害時の広報活動は、都市戦略室シティプロモーション班において行う。
ただし、災害の状況に応じて各部及び消防団その他の機関において実施する。
また、勤務時間外に突発的大災害が発生し緊急を要する災害情報は、関係部において積極的に関係機関へ
の通報に努め、事後、都市戦略室シティプロモーション班に報告する。
第2
広報の方法【シティプロモーション課・防災課・関係各課】
防災行政用無線(メールマガジンを含む)、広報車、電話等を通じ、また甲府市ホームページの掲載等によ
り迅速に広報を行うものとする。
また、被害の大要、応急対策の実施状況等については、広報誌やチラシの配布、掲示板への掲示を通じて
周知するものとする。
また、市は、必要に応じ発災後速やかに市民等からの問い合わせに対応する専用電話等を備えた窓口の設
置、人員の配置等体制の整備を図る。
なお、被災者の安否について照会があったときは、被災者等の権利利益を不当に侵害することのないよう
配慮しつつ、消防、救助等人命に関わるような災害発生直後の緊急性の高い応急措置に影響を及ぼさない範
囲で、可能な限り安否情報を回答するものとする。
ただし、被災者の中に、配偶者からの暴力等を受け加害者から追跡されて危害を受ける恐れのある者等が
含まれる場合は、その加害者等に居所が知られることのないよう当該被害者の個人情報の管理を徹底するよ
う努めるものとする。
第3
広報資料の収集【シティプロモーション課】
災害情報の収集は、本章第8節「被害状況等報告計画」によるものとするが、激甚地の情報収集について
は、情勢に応じシティプロモーション班を編成し、写真を主とした情報収集を行う。
また、広報活動資料及び記録用として、災害写真を撮影する。
第4
広報内容【シティプロモーション課】
広報は、概ね次の事項に重点をおいて広報を行うものとする。
なお、広報を行うにあたっては、関係機関及び関係部署等の協力を得て、被災者に役立つ正確、かつ、き
め細かな情報の適切な提供に努めるとともに、高齢者、障害者、外国人等の要配慮者に対しても十分留意し
適切な広報に努めるものとする。
(1) 災害時における市民の心構え
(2) 避難の勧告、指示事項
(3) 災害情報及び市の防災体制
(4) 被害状況及び応急対策実施状況
(5) 被災者に必要な生活情報
(6) 市民に対する注意事項
(7) その他必要な事項
第5
報道機関に対する放送要請【シティプロモーション課】
市長は、エフエム甲府及び日本ネットワークサービスとの「災害防災情報等の放送に関する協定」による
広報を活用するとともに、利用できるすべての通信の機能がマヒしたとき、又は普通の通信方法では間に合
わないときは、県が締結している「災害時における放送要請に関する協定」で定めた手続により、各放送局
に放送を要請できる。
放送要請は、原則として県を窓口として依頼することができる。
ただし、県を通じて放送要請を求めるいとまのない時は、市は直接放送局に対して放送を要請することが
できる。
108
風水害等対策編
第3章
放送局名
協定締結年月日
電話番号及び県防災行政無線番号
第9節
申込窓口
日本ネットワークサービス
H18.1.31
(055)251-7114
-
放送制作部
エフエム甲府
H16.8.25
(055)225-1171
-
放送統括
NHK甲府
S58.7.1
(055)225-2113
9-220-1-058
放送部
山梨放送
S58.7.1
昼(055)231-3232
夜(055)231-3250
090-1555-8222
9-220-1-066
放送本部
テレビ山梨
S58.7.1
昼(055)232-1114
夜080-3126-4455
9-220-1-067
(昼)報道部
(夜)報道部長
エフエム富士
H2.2.28
(055)228-6969
9-220-1-068
【資料編】
・ 災害防災情報等の放送に関する協定書(エフエム甲府)
P66
・ 災害防災情報等の放送に関する協定書(日本ネットワークサービス)
P69
災害発生時には、電話がつながりにくい場合でも、被災者が家族などに安否等を伝えることができる「災
害用伝言ダイヤル」をNTTが開設するので、活用方法を広報誌への掲載、市役所、避難所等への掲示等に
より、市民に周知を図るものとする。
第6
Lアラートの活用
市から安心・安全に資する情報を、市民に多様なメディアで迅速かつ効果的に伝達するため、Lアラート
(災害情報共有システム)を利用する。
109
風水害等対策編
第3章 第10節
第 10 節 災害通信計画
予報、警報の伝達、災害情報の収集、被害状況等の報告その他災害応急対策の実施に必要な通知、要請等
の通信の迅速、円滑な運用を確保するため、通信設備の優先利用、非常通信の利用、放送の要請等について
定めるものとする。
第1
災害時における通信の方法【防災課・上下水道局】
市は、災害時における通信連絡を的確に伝達するため、必要な通信手段を確保するとともに、情報の内容
に応じてそれらの通信手段の機能を活かした適切な利用方法で情報連絡を行う。
1
通信施設の現況
本市の通信施設としては、次の施設が設備されている。この中から状況に適した通信施設を用い、必要
な情報や被害状況等を伝達又は報告するものとする。
(1) 県防災行政無線
県防災行政無線は、県と県内各市町村、消防本部、県出先機関とを有機的に結んでいる。市は、県防災
行政無線を活用して県と情報連絡を行うとともに、県出先機関や近隣市町村等との連絡に活用する。地震
災害警戒本部並びに災害対策本部を総合市民会館に設置した場合は、切替えを行い、総合市民会館におい
て運用する。
(2) 市防災行政用無線(固定系・移動系)
市は、各地区住民等への広報、市本部と災害現場等との通信連絡等のため、防災行政用無線を活用し通
信の確保を図る。
(3) 市上下水道局無線
市は、緊急時においては、防災行政用無線と併用して、甲府市上下水道局に設置する上下水道事業用無
線局設備を活用するものとする。
(4) 一般加入電話(災害時優先電話、携帯電話を含む。)
配備要員への連絡手段とし、また出先機関や関係機関・団体等との連絡手段として、一般加入電話を活
用する。
(5) 孤立防止用非常無線通信の確保
有線通信が途絶したとき、市に配置した孤立防止用非常無線電話により通信を確保する。
本市に配備されている孤立防止用無線機は次のとおりである。
なお、平常時は通信ができないため、使用に際してはNTT山梨支店へ連絡する。また、NTTでは、
孤立状態を確認したときは、使用可能状態とし市へ連絡を行う。
局名
非常電源
勤務時間
所在地
機関名
電話番号
通信範囲
移動局数
上九一色
有
非常時
甲府市古
関町1158
上九一色
出張所
0555-882111
県内
無
呼出番号
(6)
衛星携帯電話
市は、地震や豪雨により道路が寸断された場合に、孤立するおそれのある集落との連絡手段を確保する
ため、災害時に強い衛星携帯電話を整備する。
【資料編】
・ 防災行政用無線一覧
P193
・ 上下水道局無線一覧
P202
・ 衛星携帯電話配備場所一覧
P208
2
関係機関等への連絡方法
災害が発生し、又は発生するおそれがある場合に、次の連絡方法により関係機関等に報告又は通報する。
市
←
→ 県=県防災行政無線・NTT回線
市
←
→ 消防署=NTT回線・防災行政用無線(移動系)・消防無線
市
←
→ 警察=NTT回線
市
←
→ 消防団=NTT回線・防災行政用無線(固定系)・消防団無線
市
←
→ 自主防災組織=NTT回線・防災行政用無線(固定系)・広報車
110
風水害等対策編
第3章 第10節
第2
非常・緊急通話【防災課】
災害発生時等における通信手段の確保・災害時優先電話の利用災害時の救援、復旧や公共の秩序を維持す
るために必要な重要通信を確保できるよう、あらかじめ災害時優先電話に指定されている電話は、災害時に
おいても優先的に通話を利用することができる。
第3
災害時優先電話の利用【管財課】
災害時、庁内の電話が輻輳し、かかりにくい場合には、あらかじめNTTに登録してある災害時優先電話
を使用して、防災関係機関、指定避難所、公共施設等との通信を確保する。
なお、災害時優先電話は受信用には使用せず、発信専用として活用することを職員に徹底する。
第4
他の機関の通信設備の利用【防災課】
災害時において自己の管理する通信設備が使用できない状態になったとき、又は緊急を要するため特に必
要があるときは、警察事務、消防事務、電力事業等を行う機関の専用の有線通信設備又は無線設備を、あら
かじめ協議で定めた手続により利用して通信することができるので、平常時から最寄りの専用通信設備を有
している機関と十分協議を行い、利用の手続、通信の内容等について具体的に協定しておくものとする。な
お、市内の関係機関の通信施設は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 市内無線局一覧 P202
第5
非常通信の利用【防災課】
加入電話、防災行政用無線及び他の機関の通信施設等が使用不能になったときは、関東地方非常通信協議
会の構成員の協力を得て、その通信施設を利用するものとする。
1
非常通信の依頼方法
一通の通信文の字数は200字以内とし、発信人及び受信人の住所、氏名、電話番号を記入し、余白に
「非常」と記入する。
2
非常通信等の内容
人命の救助に関するもの、緊急を要する情報、市本部活動に必要なもの等。
【資料編】
・ 関東地方非常通信協議会構成機関一覧
P209
第6
インターネットシステムの活用【防災課】
災害時には、インターネットにより、甲府地方気象台及び県から次の災害情報を取得することができる。
また、インターネット上の各種システムにより、各種情報の収集・共有・発信に資する。
1
甲府地方気象台
URL:http://www.jma-net.go.jp/kofu/
甲府地方気象台ホームページ
2
山梨県ホームページ
URL:http://www.pref.yamanashi.jp/
県ホームページに掲載される最新の気象情報や災害情報に関する各種情報
3
甲府市ホームページ
URL:http://www.city.kofu.yamanashi.jp/index.html
市のホームページにおいても、災害時の情報等を掲載する。
4
その他
甲府市防災情報システム
甲府市災害対応管理システム
甲府市防災情報WEB
第7
URL:Http://bosainet.city.kofu.yamanashi.jp/dmocf/
URL:http://bosai03.cec.yamanashi.ac.jp/kofu/
URL:http://kofu.gisweb.jp/
アマチュア無線の活用【防災課】
災害により通信連絡が困難になった場合、又は市の行う情報収集・伝達活動を補完する必要がある場合に
111
風水害等対策編
第3章 第10節
は、市内アマチュア無線局に対して情報収集及び伝達活動の協力を依頼する。
【資料編】
・ アマチュア無線クラブ一覧
P210
第8
急使による連絡【防災課】
通信網が全滅したときは、自動車、オートバイ、自転車、徒歩等により急使を派遣して連絡しなければな
らないが、多くの場合、道路の不通が予想されるので、これらの連絡方法を具体的に定め要員を確保してお
くものとする。
112
風水害等対策編
第3章 第11節
第 11 節 水防計画
水防計画については、水防法第32条の規定に基づき別に定める「甲府市水防計画」による。
第 12 節 消防計画
火災その他の災害が発生した場合において、その鎮圧、被害の拡大防止、社会秩序の維持及び市民の生
命、身体、財産の防護について定める
第1
組織及び機構【消防本部】
最近は火災その他の災害が増加の傾向にあり、これを未然に防止し若しくは発生した被害の軽減を図るた
め、甲府地区消防本部、消防署、甲府市消防団の機構は、資料編に定めるとおりであるが、そのほか市域に
おける災害が拡大し応援を必要とする場合は、状況により甲府地区消防本部の消防隊等出場規程により管内
の他市町消防団が出動する。
【資料編】
・ 消防の組織
P217
・ 消防水利一覧
P218
・ 消防団の現況
P219
第2
消防力の整備拡充【消防本部】
現有消防力の保全整備に努めるとともに、施設装備の機械化、科学化を行い、火災を始め各種災害に対処
し得る有事即応の体制を確立する。
第3
消防訓練計画【消防本部】
消防訓練の種類を通常訓練と特別訓練に区分して、災害を局限防止し得る体力気力を養成するものとす
る。
通常訓練
特別訓練
(1) 消防訓練礼式
(1) 通常訓練以外の火災防ぎょ訓練
(2) 消防操法
(2) 車両災害防ぎょ訓練
(3) 出動訓練
(3) 通常訓練以外の救助訓練
(4) 操縦訓練
(4) その他の消防訓練
(5) 放水訓練
(5) 総合防災訓練
(6) 体力練成、ロープワーク、機械器具、操縦法等の救助訓練
(7) 火災防ぎょ訓練
第4
1
消防職員及び消防団員の招集【消防本部】
非常招集
(1) 大規模な災害の発生が予想される場合、事前に消防職員及び消防団員の非常招集を実施する。
(2) 職員の招集は、消防長があらかじめ定めた職員名簿に基づき電話又は当直署員を派遣して伝達する。
(3) 団員については、団長から各分団長を通じて伝達する。
(4) 職員及び団員は、招集がなくとも災害が発生し、又はそのおそれがあると認知したときは直ちに出動
しなければならない。
2
招集種別
招集種別は、甲府市災害対策本部活動規程別表第2に基づく第1配備、第2配備、第3配備の3種とする。
(1) 第1配備消防長及び総務課長から指名された者
(2) 第2配備同上
(3) 第3配備同上
3
招集集結場所
原則として職員は、所属する署に、団員は所属する分団の器具置場に集結すること。
113
風水害等対策編
第3章 第12節
4
人員報告
消防署長及び消防団長は、非常招集発令から完了までの間、30分ごとに招集人員及び集結場所を消防長
に速報すること。
【資料編】
・ 甲府市災害対策本部活動規程
P11
第5
1
災害地への動員【消防本部】
動員方法
消防部長(消防長)は、市災害対策本部長から災害の発生により、消防部隊の出動指令を受けたときは、
直ちに消防署長及び消防団長に招集した職員(当直職員を含む。)及び団員を災害地に被害の規模に応じて
動員するよう指示する。ただし、団員の所轄区域外の動員は二次的とする。
2
通信連絡方法
消防部内の連絡は、消防本部管理下にある有線及び無線を使用して実施する。
3
輸送方法
あらかじめ招集した集結場所から災害地への輸送は、消防車両及び市災害対策本部に要請し、調達を受
けた車両により実施する。
第6
飛火警戒【消防本部】
消防部長(消防長)は、飛火によって第2次、第3次の火災が続発して、大火を導引するおそれがある場合、
受け持ち区域全般にわたって、あらかじめ警戒配備場所及び警戒方法並びに消防署、消防団等の統制連絡を
決定しておき、いずれの方向に火災が発生しても警戒配備につくことができるよう、飛火警戒計画を樹立す
るものとする。
1
飛火防ぎょ部隊の編成
飛火防ぎょ部隊は飛火警戒隊と警戒巡ら隊とに区別する。
2
飛火警戒隊
飛火によって第2次、第3次の火災が発生したとき出動防ぎょする部隊であって、この部隊はお概ね次に
より編成する。
(1) 所定防ぎょ部隊以外の予備部隊をもって1ないし数隊編成する。
(2) 前項のほか風下方面は消防団による。
3
警戒巡ら隊
飛火によって発生する火災の危険を早期に発見するため、要所を巡回し警戒する部隊であって、お概ね
次による。
(1) 消防団若しくは自衛消防隊等をもってこれにあてる。
(2) 消火器、バケツ、火叩き等の消火資材を携行する。
4
飛火警戒の配置標準
(1)
(2)
風下方面600m以内は、飛火警戒隊を根幹とし、消防団等と飛火警戒にあたる。
前項飛火警戒隊は、風下方向お概ね200m内外の場所であって、通信連絡が至便で、高所見張りに適す
る地点を選んで配置する。
(3) 風下方向1,000m以上及び風下寄、風横方面であって飛火危険のおそれのある地域に対しては地元住民
をもって警戒にあたる。
5
飛火警戒の要領
(1) 飛火警戒隊のうち1名を高所見張員として、飛火火災の早期発見にあてる。
(2) 自衛消防隊等には小型ポンプ、バケツ、火叩き等を携行させ、住宅等の屋上その他の高所に配置す
る。
114
風水害等対策編
第3章 第12節
第7
1
災害の防圧【消防本部】
災害出場
災害発生時には、甲府地区広域行政事務組合消防本部消防隊等出場規程を準用する。
2
火災防ぎょ計画
(1)
危険区域特殊建築物の警防計画
街区の建築物の構成状況及び大建築物の構造、用途等を消防的見地から検討し、これを危険区域及び特
殊建築物に指定して別に定める警防計画樹立要領により事前計画を樹立して対処する。
(2) 異常気象時火災防ぎょ計画
強風注意報、乾燥注意報等の発表されているとき発生した火災は、延焼速度が迅速であり、かつ、飛火
が必然的であるため、これに対応し得る警戒体制の強化、出場体制の増強等の措置を講ずる。
(3) 危険物火災防ぎょ計画
消防法に定める危険物は引火性、発火性を有し、時には爆発する危険があるため、対象物ごとに消防計
画を樹立し、設備等については関係法令に定める保安基準により、位置、構造、設備を始め取扱いの規制
を行い、火災予防の万全を図るとともに非常災害に対応できる態勢を確立する。
(4) 火災拡大後の措置
火災の拡大により防圧困難なときは、相互応援協定計画の定めるところにより、隣接市町村に応援を求
めるとともに各隊の防ぎょ相当面、現場の地物、水利状況を考慮し、隊の移動集結を行い、防ぎょ線の確
立を図るとともに次の措置を講ずるものとする。
ア 災害通信計画に基づく関係機関への連絡
イ 後続応援隊の誘導
ウ 飛火警戒体制の確立
エ 住民に対する避難誘導
オ 必要に応じた破壊消防
第8
1
火災警報発令伝達計画【消防本部】
警報発令基準
(1) 消防法第22条第3項の規定による火災に関する警報の基準は、次に掲げるとおりとする。
【甲府地区広域行政事務組合火災予防施行規程(昭和55年消防本部規程第1号)第3条】
ア
イ
ウ
実効湿度60%以下、最少湿度35%以下で最大風速7m/秒以上になる見込みのとき。
実効湿度50%以下で最少湿度25%以下になる見込みのとき。
平均風速14m/秒以上の風が吹く見込みのとき。
(2) この基準は、気象の状況が火災予防上危険であると認めたとき、一般の警戒心を高め、火災の未然防
止を期することを目的とする。
(3) 火災の危険がなくなったと認められるときは、警報を解除する。
2
警報の伝達及び周知
住民に対する伝達方法は、消防信号によるほか、防火宣伝を兼ね、広報車、消防車等により市内を巡回
広報する。
第9
1
林野火災の応急対策【消防本部・林政課】
ヘリコプターの出動要請
市長又は消防長は、林野火災が発生したときは、県森林環境部関係機関並びに林業関係団体等に早期に
火災状況を通報するとともに、状況に応じ知事に消防防災ヘリコプターの出動を要請するものとする。
2
林野火災防ぎょ計画の樹立
市長又は消防長は、林野火災防ぎょにあたって、事前に組織計画に基づく部隊編成、資機材の配備及び
出動計画に基づく各部隊の出動等有機的連携を保つ林野火災防ぎょ計画を樹立するとともに、次の事項を
検討して万全の対策を講ずるものとする。
(1) 各部隊の出動地域(消防団を含む。以下同じ。)
(2) 出動順路及び防ぎょ担当区域
(3) 携行する消防資機材
(4) 指揮、命令、報告、連絡通信及び信号の方法
115
風水害等対策編
第3章 第12節
(5) 隊員の安全確保
ア 気象状況の急変による事故防止
イ 落石、転落等による事故防止
ウ 進入、退路の明確化
エ 隊及び隊員相互の連携
オ 地理精通者の確保
カ 隊員の服装
(6) 応援部隊の要請、集結場所及び誘導方法
(7) 防火線の設定
(8) 消防防災ヘリコプター及び自衛隊ヘリコプターの出動要請基準
(9) ヘリポートの設定及び給水場所の確保
(10) 消火薬剤及び資機材等の確保
(11) 救急救護対策
(12) 食料、飲料水、資機材及び救急資材の運搬補給
(13) 関係機関(山梨森林管理事務所、県森林環境部、近隣市町村及び東京電力パワーグリッド(株)等)との
連絡方法
第 10
救急対策計画【消防本部】
救急業務で、特殊な救急事故の発生により、所定の救急隊のみでの処理ができない場合の救急体制を確立
し、円滑なる救急活動と負傷者の救護並びに収容を行い、生命、身体の保護を図る。
1
救急情報
集団災害が発生した場合、情報の収集及び伝達は迅速に行い、適切なる救護活動を実施する。
(1) 指令課は、現場本部又はその他の機関から情報を収集し、災害の概況を早期に把握し、当該災害に必
要な救急隊の出動及び消防職員、団員の招集並びに隣接消防本部と日赤山梨県支部に対する応援要請を
行う。
(2) 現場本部は、伝令員を配備し指令課と常に連絡を行い、事故又は災害の状況を把握し、救護の万全を
期する。
2
消防職員、団員の招集種別
(1)
第1号体制
災害が軽微で所定の救急隊で救護可能の場合
(2) 第2号体制
相当規模の集団災害が発生し、応急救急隊の出動を必要とする場合
(3) 第3号体制
集団災害で規模が大きく、救護が困難な場合
3
医療機関への協力要請
集団災害が発生した場合は、各医療機関と密接なる連絡を図り、応急処置並びに収容が円滑に行われる
よう努めるものとする。
第 11
風水害等警防計画【消防本部】
風水害は、その大部分が台風あるいは出水による被害であって、消防機関の活動については、災害対策本
部が設置される以前からその活動に当らなければならないものであるので、本計画の定めるところによって
災害防ぎょ活動にあたるものとする。
1
消防職員、消防団員の招集種別
(1) 消防職員
ア 次の注意報の1以上が発表され、その必要があると認めるとき、及び必要により消防長が招集を指令
した場合は、職員を招集する。
(ア) 大雨注意報
(イ) 洪水注意報
イ 参集場所は、勤務する場所とする。
(2) 消防団員
ア 次の警報の1以上が発表され、その必要があると認めるとき、及び必要により消防長又は団長が招集
116
風水害等対策編
第3章 第12節
を指令した場合は、団員を招集する。
(ア) 大雨警報
(イ) 暴風警報
(ウ) 洪水警報
イ 参集場所は、各分団の詰所とする。
2
(1)
(2)
(3)
災害出動
当直職員は、水防上危険のある箇所を巡回し、調査警戒にあたる。
非常招集を受け、参集した職員は、必要に応じ順次危険大なる方面に出動する。
招集を受け、各分団詰所に参集した消防団員は、各分団受持地区の警備配置につくものとする。
117
風水害等対策編
第3章 第13節
第 13 節 原子力災害応急対策計画
本節は、中部電力浜岡原子力発電所において原子力災害特別措置法(以下「原災法」という。) 第10条の
規定に基づく特定事象の発生情報を入手した場合の対応及び原災法第15条の規定に基づき原子力緊急事態宣
言が発出された場合(本市が緊急事態応急対策実施区域に指定されない場合も含む。) の緊急事態への応急
対策を中心に示したものである。なお、これら以外の場合であっても、原子力防災上必要と認められる場合
は、本節に示した対策に準じて対応する。
第1
1
情報の収集及び連絡体制の確立【防災課】
特定事象発生後
原子力発電所の原子力防災管理者は、原災法第10条の規定に基づき、特定事象を発見し、又は発見の通
報を受けた場合、主務大臣、所在都道府県知事、所在市町村長及び隣接都道府県知事へ通報することと
なっている。市は、県を通じて情報の収集に努める。
2
原子力緊急事態宣言発出後
市は、県を通じて情報の入手に努めるとともに、市が行う応急対策について県と調整を行う。また、市
は、緊急時モニタリングを実施し、迅速な情報収集体制を確保する。
第2
1
活動体制の確立【防災課】
原子力災害警戒連絡会議の開催
市は、中部電力浜岡原子力発電所おいて特定事象が発生した場合は、速やかに職員の非常参集、情報の
収集及び連絡体制を確立するとともに、市が行う応急対策について必要な調整を行うため、原子力災害警
戒連絡会議を開催する。なお、特定事象に至らない場合であっても、原子力防災上必要な対策を行う必要
があると危機管理監が認めた場合は、原子力災害警戒連絡会議を開催する。
原子力災害警戒連絡会議の構成員等は、市災害対策本部の連絡室長会議に準ずるものとする。
2
原子力災害警戒本部の設置
市は、内閣総理大臣が、中部電力(株)浜岡原子力発電所において原子力緊急事態宣言を発出した場合で
市長が必要と認めた場合は、原子力災害警戒本部を設置する。
原子力災害警戒本部の本部長、本部員等は、市災害対策本部に準ずるものとする。
第3
1
緊急時モニタリング活動【環境保全課】
特定事象発生後の対応
市は、現地情報を入手するとともに、平常時モニタリングの強化及び緊急時モニタリングの準備を開始
する。なお、原子力発電所事故の規模、風向きなどの気象情報、市民への不安感の広がり等を考慮のう
え、必要が生じた場合は、緊急時モニタリングを開始するものとする。
2
原子力緊急事態宣言発出後の対応
市は、現地情報を入手するとともに、緊急時モニタリングを実施し、結果を取りまとめのうえ、速やか
に公表する。
第4
避難者の受け入れ【協働推進課・防災課・関係各課】
原子力災害による他市町村から本市への避難者については県からの協議を受け、本章第4節広域一時滞在
計画により受け入れるものとする。その際、市は、一時避難場所を確保するとともに、市営住宅等を活用し
避難者の受け入れに努める。
第5
屋内退避、避難誘導等の防護活動【防災課】
原子力緊急事態が発生した場合には、原災法第15条の規定に基づき、内閣総理大臣は、応急対策を実施
すべき区域の市町村長及び都道府県知事に対し、下記の表1の指標を踏まえて、住民等に屋内退避や避難
の勧告又は指示を行うべきことの指示を行うこととなっている。
本市は、防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲外のため避難等を要する事態は想定されていない。
万一、本市に対して原災法第15条の指示があった場合は、市は、県と連携し、市民等に対し即時性のあ
118
風水害等対策編
第3章 第13節
る正確かつきめ細やかな情報の提供を行うこととする。なお、情報提供にあたっては、高齢者、障害者、
乳幼児、外国人、妊産婦その他の要配慮者に十分配慮するものとする。
表 1 屋内退避又は避難等に関する指標
予測線量(単位:mSv)
内部被ばくによる等価線量
・放射性ヨウ素による小児甲
状腺の等価線量
外部被ばくに
・ウランによる骨表面又は肺
よる実効線量
の等価線量
・プルトニウムによる骨表面
又は肺の等価線量
防護対策の内容
10~50
100~500
住民は、自宅等の屋内へ退避すること。
その際、窓等を閉め気密性に配慮すること。
ただし、施設から直接放出される中性子線又はガンマ線
の放出に対しては、指示があれば、コンクリート建家に
退避するか、又は避難すること。
50以上
500以上
住民は、指示に従いコンクリート建家の屋内に退避する
か、又は避難すること。
注 1.予測線量は、災害対策本部等において算定され、これに基づく周辺住民等の防護対策措置について
の指示等が行われる。
2.予測線量は、放射性物質又は放射線の放出期間中、屋外に居続け、なんらの措置も講じなければ受
けると予測される線量である。
3.外部被ばくによる実効線量、放射性ヨウ素による小児甲状腺の等価線量、ウランによる骨表面、肺
の等価線量、プルトニウムによる骨表面又は肺の等価線量が同一レベルにないときは、これらのうち
いずれか高いレベルに応じた防護対策をとるものとする。(「防災指針」より抜粋)
第6
保健活動【健康衛生課】
市は、市民の健康不安を解消するため、必要に応じ、健康相談窓口の設置などメンタルヘルス対策を実施
する。
第7
市民等への的確な情報伝達活動【シティプロモーション課・協働推進課】
市は、県と連携し、必要に応じ、相談窓口の設置をするなど速やかに市民等からの問い合わせに対応す
る。また、市民等のニーズを見極めたうえで、多様な情報伝達手段により、即時性のある正確かつきめ細か
な情報伝達を行う。
第8
風評被害等の影響への対策【農政課・観光課・商工課】
市は、県等と連携し、報道機関等の協力を得て、原子力災害による風評被害等の未然防止又は影響を軽減
するために、緊急時モニタリング結果を迅速に公表し、農林水産業、地場産業の商品等の適正な流通の促
進、観光客の減少防止のための広報活動に努める。
119
風水害等対策編
第3章 第14節
第 14 節 富士山の火山災害応急対策計画
富士山が噴火した場合に、本市で予想される火山現象である降灰から、市民等の身体及び財産を守るた
め、必要な応急対策等を行うものとする。
第1
降灰予報等の周知【シティプロモーション課・防災課】
気象庁による降灰予報が発表されたとき、もしくは市内に降灰があったときは、県等と連携して降灰分布
を把握するとともに、甲府地方気象台等から降灰にかかわる風向・風速情報を収集し、防災行政用無線や広
報車等によるほか、報道機関の協力を得て、降灰状況を市民等へ周知する。
第2
市民が実施する自衛措置
市民等は、降灰時には、できるだけ外出を控え、やむを得ず外出するときは、ヘルメット、防災ずきん、
マスク、ゴーグル等を着用するものとする。
第3
降灰の回収【収集課・処理課】
民有地内の降灰除去は、各家庭及び各事業者による対応を原則とし、各家庭から排出された灰の回収は、
市が実施するものとする。また、各事業者から排出された灰については、一時的仮置き場までの搬入を各事
業者の責任において実施するものとする。
なお清掃、集積した火山灰の一時的仮置き場、火山灰の利用、処分等について県等と事前に検討を行う。
第4
陸上交通の復旧【道路河川課】
1
道路管理者は、降灰により道路の通行に支障をきたすこととなった場合には、速やかに応急復旧を実施
する。
2 道路管理者は、交通規制を実施した場合、甲府警察署、南甲府警察署に通知するものとする。
3 鉄道事業者は、降灰により鉄道施設に障害が生じたときは、工事関係者等の協力を得て降灰の除去等の
応急対策を実施する。
120
風水害等対策編
第3章 第15節
第 15 節 緊急輸送計画
災害時における被災者の避難、対策要員の輸送、緊急物資の輸送、被災者への支給物資等の輸送に迅速確
実を期するための緊急輸送計画は、次により実施するものとする。
第1
実施責任者【防災課】
市長は、適切な方法により、被災者の避難、応急対策要員並びに応急対策に要する緊急物資の輸送等を実
施する。ただし、市で対処できないときは、他市町村、県又は各輸送機関に、車両、要員等の応援を要請す
る。
第2
輸送の方法【防災課】
輸送の方法は、災害の程度、輸送物資の種類、数量、緊急度並びに現地の交通施設の被害状況等を総合的
に勘案して、次のうち最も適切な方法により行うものとする。
(1) 自動車による輸送
(2) 鉄道による輸送
(3) 航空機による輸送
(4) 人力による輸送
第3
1
輸送力の確保【管財課・防災課】
自動車による輸送
(1)
車両確保の順序
車両は、概ね次の順序により確保する。
ア 市保有の車両等
イ 事業者の営業用車両
ウ その他自家用車両等
(2)車両の確保
ア 市有車両
災害時における市有自動車の集中管理及び配備は、総務部契約管財室管財班が行い、各部は緊急輸送
用の自動車を必要とするときは総務部契約管財室管財班に依頼するものとする。
総務部契約管財室管財班は、稼働可能な車両を掌理し、要請に応じ配車を行う。なお、配車を行うに
あたっては、当該車両が緊急通行車両であることの確認手続を警察署等で速やかに行うものとする。緊
急通行車両の確認手続の方法は、本章第16節「交通対策計画」に定めるとおりである。
イ その他の車両
各部からの要請により、市有車両だけでは不足する場合又は不足が予測される場合は、総務部契約管
財室管財班は、事業者の自動車等を借り上げて必要数の車両を確保する。
ウ 協力要請
市内で自動車の確保が困難な場合には、「災害時における物資等の緊急輸送に関する協定」に基づき、
「(社)山梨県トラック協会」及び「赤帽山梨県軽自動車運送協同組合」に輸送の応援を要請する。
【資料編】
・災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(山梨県トラック協会) P64
・災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(赤帽山梨県軽自動車運送協同組合)
2
P65
鉄道による輸送
自動車の使用が不可能な場合で、鉄道による輸送が適当な場合は、これによる。
3
航空機による輸送
地上交通が途絶した場合、又は輸送の急を要する場合など、ヘリコプターによる輸送が適当であると判
断した場合は、本部長は知事に消防防災ヘリコプターの出動を要請し、あるいは自衛隊の災害派遣要請を
依頼する。
消防防災ヘリコプターの出動要請方法、自衛隊の災害派遣要請依頼方法は、本章第5節「県消防防災ヘ
リコプター出動要請計画」
、第5節「自衛隊災害派遣要請計画」の定めるところによる。
121
風水害等対策編
第3章 第15節
【資料編】
・ ヘリポートの種類と基準
P188
・ 飛行場外離着陸場一覧
P190
・ ヘリコプター主要発着場一覧
P190
4
人夫等による輸送
前各項による輸送がいずれも不可能な場合は、人夫等により搬送する。輸送のための労働力の確保は、
本章第31節「労働力確保計画」の定めるところによる。
第4
石油燃料等の確保【管財課】
1
災害時においては、ガソリンスタンドの業務が停滞し、混乱が発生することが予想されるので、本市の
応急対策従事車両の燃料供給を確保するものとする。
2
本市の災害応急、復旧対策のため緊急に石油燃料等が必要となる場合には、「災害時における石油燃料等
の供給に関する協定書」に基づき、
「山梨県石油協同組合」へ供給を要請する。
【資料編】
・ 災害時における石油燃料等の供給に関する協定書(山梨県石油協同組合)
P71
第5
公共建築物屋上番号表示【防災課】
災害時における救援活動を迅速かつ的確に行うことを目的として、上空より容易に建物の識別ができるよ
うに、応急対策の活動拠点となる庁舎、避難所となる学校などの公共建築物の屋上に識別番号等の表示を進
めていく。
【資料編】
・ 公共建築物屋上番号表示一覧表
P191
122
風水害等対策編
第3章 第16節
第 16 節 交通対策計画
災害により道路、橋りょうに被害が発生し、又は発生するおそれがあり、交通の安全と道路施設保全上必
要があると認められるとき、又は災害時に緊急輸送のため交通確保が必要であると認められるときの通行禁
止及び制限並びにこれに係る応急対策は、概ね次のとおりとする。
第1
1
交通規制対策【都市整備課・道路河川課】
交通規制実施責任者
交通の規制は、次の区分により行う。
実施責任者
道
路 国土交通大臣
管 知事
理 市長
者
範囲
1
道路の破壊、決壊その他の事由により危険であると認められ
る場合
2 道路に関する工事のためやむを得ないと認められる場合
道路法
第46条第1項
1
公安委員会
警
察
甲府警察署長
南甲府警察署長
警察官
2
周辺地域を含め、災害が発生した場合又はまさに発生しよう
としている場合において、災害応急対策が的確かつその他の
事由により円滑に行われるようにするため緊急の必要がある
と認める場合
2 道路における危険を防止しその他交通の安全と円滑を図り、
又は道路の交通に起因する障害を防止するため必要があると
認める場合
道路交通法第4条第1項により、公安委員会の行う規制のう
ち、適用期間が短いものについては交通規制を行う。
道路の損壊、火災の発生その他の事情により道路において、
交通の危険が生じるおそれがある場合
根拠法
災害対策基本法
第76条
道路交通法
第4条第1項
道路交通法
第5条第1項
道路交通法
第6条第4項
市長の措置
市長は、自ら管理する道路、橋りょうの応急措置を建設部まち保全室長に指示して行い、甲府警察署、南
甲府警察署と協力して交通規制を実施する。ただし、市で対処することができないときは、県に要員の確保
について応援を要請する。
3
甲府警察署、南甲府警察署、公安委員会、自衛官及び消防吏員等の措置
(1)
交通規制
甲府警察署、南甲府警察署及び公安委員会は、あらかじめ策定された交通規制計画に基づき、被害状況
に応じ、避難路、緊急輸送路の確保に重点をおいた交通規制を迅速、的確に実施するものとする。
(2) 地域住民への周知
公安委員会は規制を行う場合は、あらかじめ当該道路の管理者に規制の対象等必要な事項について通知
するとともに、地域住民に周知するものとする。
(3) 措置命令等
ア 警察官の措置命令等
(ア) 警察官は、通行禁止区域等において車両などが緊急通行車両の通行を妨げるおそれのある場合、
車両などの占有者、所有者又は管理者に対し、車などの移動を命ずるものとする。
(イ) 命ぜられた者が措置を取らないとき、又は現場にいないときは、警察官は自らその措置をとるこ
とができる。この場合、やむを得ない限度において車両などを破損することができる。
イ 自衛官の措置命令等
警察官がその場にいない場合に限り、自衛隊用緊急通行車両の通行を妨げるおそれのある場合には、
車両の移動等必要な措置をとることを命じ、又は自らその措置をとることができる。
ウ 消防吏員の措置命令等
警察官がその場にいない場合に限り、消防用緊急通行車両の運行を妨げるおそれのある場合には、車
両の移動等必要な措置をとることを命じ、又は自らその措置をとることができる。
4
道路管理者の措置
道路管理者は、異常気象による道路施設の破損等から施設構造の保全又は交通の危険を防止する等のた
め、必要があると認めたときは、通行を規制するものとする。また、交通規制を行った場合は、甲府警察
署、南甲府警察署に通知するものとする。
123
風水害等対策編
第3章 第16節
【資料編】
・ 異常気象時における道路等通行規制基準
5
P184
交通規制事項の周知
道路の破損及び決壊その他の状況により通行の規制を要すると認めたときは、次の事項を明示し、一般
通行に支障のないようにするものとする。
(1) 規制の対象
(2) 規制する区域又は区間
(3) 規制する期間
6
交通規制の標示
公安委員会は、災害対策基本法第76条第1項の規定により緊急通行車両以外の車両の道路における通行
を禁止し、又は制限するときは、その禁止又は制限の対象、区域等及び期間を記載した資料編に定める標
示を設置して行う。ただし、緊急を要するため標示を設置するいとまがないとき、又は標示を設置して行
うことが困難であると認めるときは、甲府警察署、南甲府警察署の警察官の現場における指示により、こ
れを行うことができる。道路管理者が行ったときは、甲府警察署長、南甲府警察署に通知する。
道路管理者
予定指定区間
20号上野原市井戸尻から北杜市白州町山口(国界橋北詰)
52号南巨摩郡南部町万沢(甲駿橋北詰)から甲府市丸の内2丁目31-8
国
138号富士吉田市上吉田字上町から南都留郡山中湖村平野向切詰(県境)
139号富士河口湖町富士ケ嶺(県境)から大月市大月町2丁目(20号分岐点)(富士吉田
市上吉田字上町富士吉田市下吉田字新田を除く)
中日本高速道路
中央自動車道西宮線・富士吉田線、東富士五湖道路、中部横断道山梨県内全線
(株)
県
上記以外の国道、県道及び林道
市
市道
【資料編】
・ 車両通行止標識
7
P182
道路標識の設置基準
(1)
道路標識を設ける位置
標識の種別
位置
通行の禁止
歩行者、車両等の通行を禁止する区間の前面における道路の中央又は左側の道路
通行制限
通行を制限する前面の道路
う回路線
う回路線の入口及びう回路の途中交差点
(2) 道路標識の構造
堅固なもので作り、所定の位置に設置し、修理及び塗装等の維持管理を常に行い、夜間は遠方から確認
し得るように照明又は反射装置を施すものとする。
第2
1
緊急輸送道路の確保【防災課】
県による緊急輸送道路の指定
県は、大規模災害発生時に効率的な輸送活動を行うため、あらかじめ緊急輸送道路を選定している。
市域における県指定緊急輸送道路は、資料編に定めるとおりである。
2
市による緊急輸送道路の指定
市は、災害時に効率的な緊急輸送が行えるよう、市域の県指定緊急輸送道路と、市役所、指定避難所、
ヘリコプター主要発着場等、救援物資集積所など市の防災活動拠点とを結ぶ市道を資料編に掲げるとおり
緊急輸送道路として指定している。
【資料編】
・ 緊急輸送道路一覧 P185
124
風水害等対策編
第3章 第16節
3
緊急輸送道路確保のための措置
道路管理者は、災害が発生した場合には、災害対策基本法第76条の6の規定により、道路における車両
の通行が停止し、又は著しく停滞し、車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災
害応急対策の実施に著しい支障が生じる恐れがあり、かつ、緊急通行車両の通行を確保するために必要な
措置をとることができる。
(1) 放置車両の撤去等
道路管理者は、次に掲げる場合には、自ら車両移動等の措置をとることができる。
・車両の移動を命ぜられた運転手が当該措置をとらない場合
・車両の運転者が現場にいないために、移動等の命令ができない場合
・道路管理者が、道路の状況その他の事情により車両移動等の措置をとらせることができないことを認
めて命令をしないこととした場合
(2) 運転者に対する措置命令
道路管理者は、放置車両の運転者その他物件の所有者に対し、車両その他の物件を付近の道路外への場
所へ移動する措置をとることを命ずることができる。
第3
1
運転手のとるべき措置【防災課】
走行中の運転者の措置
(1) できる限り安全な方法により車両を道路の左側に停止させる。
(2) 停車後は、カーラジオ等により災害情報及び交通情報を聴取し、その情報及び周囲の状況に応じて行
動する。
(3) 車両を置いて避難するときは、道路外の場所に移動しておく。
(4) やむを得ず道路上に置いて避難するときは、できる限り道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを切
り、エンジンキーをつけたままとし、ドアロックはしない。
(5) 駐車するときは、避難する人の通行や災害応急対策の実施の妨げとなるような場所には駐車しない。
2
避難時の運転者の措置
避難のために車両を使用しない。
3
交通規制が行われたときの自動車運転者の取るべき措置
災害対策基本法に基づく交通規制が行われたときは、通行禁止区域における一般車両の通行は禁止又
は制限されることから、同区域内に在る自動車運転者は次の措置をとること。
(1) 車両の移動
速やかに、車両を次に掲げる場所に移動させること。
ア 道路の区間を指定して交通の規制が行われたときは、規制が行われている道路の区間以外の場所
イ 区域の指定をして交通の規制が行われたときは、道路外の場所
(2) 駐車
速やかな移動が困難なときは、車両をできる限り道路の左側に沿って駐車するなど、緊急通行車両の通
行の妨害とならない方法により駐車すること。
(3) 通行禁止区域内
通行禁止区域内において、警察官の指示を受けたときは、その指示に従って者車両を移動又は駐車する
こと。
第4
1
緊急通行車両の確認申請【防災課】
緊急通行車両の確認手続
災害対策基本法第76条に基づき、公安委員会が区域や道路の区間を指定して、緊急輸送を行う車両以外
の通行の禁止又は制限を行った場合、災害対策基本法施行令(昭和37年政令第288号)第33条の規定に基づ
く知事又は公安委員会の行う緊急通行車両の確認手続は、県防災危機管理課、県警察本部交通規制課、甲
府警察署又は南甲府警察署及び交通検問所等において実施する。
2
緊急通行車両の事前届出
公安委員会においては、災害発生時の確認手続の効率化を図るため、緊急通行車両についてあらかじめ
必要事項の届出を受けるとともに、緊急通行車両事前届出済証を交付するので、本市においても庁用自動
車については事前に公安委員会に確認申請を行い、交付を受けておくものとする。
125
風水害等対策編
第3章 第16節
3
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
4
緊急通行車両の範囲
緊急通行車両は、お概ね次に掲げる業務に従事する車両とする。
東海地震予知情報等の伝達及び避難の勧告又は指示に従事するもの
消防その他の応急措置に従事するもの
救助、救護及びその他保護活動等に従事するもの
防災に係る施設及び設備の整備並びに点検に従事するもの
犯罪の予防、交通の規制あるいは社会秩序の維持に従事するもの
緊急輸送の確保に従事するもの
応急復旧資材その他の物資の確保、保健衛生に関する措置その他必要な体制の整備に従事するもの
緊急通行車両確認証明書及び標章の交付
(1)
確認の申出
車両の使用者は、当該車両が緊急通行車両であることの確認を申し出るものとする。
(2) 標章及び証明書の交付
前項において確認したときは、知事又は公安委員会から申出者に対し、災害対策基本法施行規則(昭和3
7年総理府令第52号)で定めた標章及び証明書が交付される。
(3) 標章の掲示
標章は、当該車両の見やすい箇所に掲示するものとする。
【資料編】
・ 緊急通行(輸送)車両の標章及び確認証明書
P181
第5
災害出動車両の有料道路の取り扱い【防災課】
道路交通法施行令(昭和35年政令第270号)第13条の緊急自動車及び災害対策基本法施行令第33条の緊急通
行車以外の車両で、救助補助、水防活動等に出動するため、有料道路を通行するときの取扱いは、山梨県地
域防災計画により、次のとおり定められている。
1
緊急出動の取扱い
災害が発生し、又は発生するおそれがあるとき、若しくは発生直後に緊急出動するときは、次のとおり
とする。
(1) 山梨県道路公社
車両通行の責任者が作成した資料編に掲げる表示を添付した車両を無料とする。
(2) 中日本高速道路(株)八王子支社
ア 山梨県は、中日本高速道路(株)八王子支社に速やかに災害派遣等従事車両の取扱いについて協議を行
う。
イ 中日本高速道路(株)から災害派遣等従事車両の取扱いの回答に基づき、山梨県の災害派遣命令者は、
「災害派遣等従事車両証明書」の発行を行う。(※山梨県警察本部又は防災危機管理課)
ウ 災害派遣等従事車両証明書を携帯する車両は、入口では通行券を受け取り、料金を支払う料金所ごと
に一時停止したのちに証明書を提示し、料金を徴収しない車両として取扱いを受けるものとする。た
だし、証明書の紛失その他特別の事情により証明書の不携帯が生じた場合は、料金所において一時停
止したうえで、その旨を申し出るものとする。この場合、①通行区間(道路名、流出・流入 IC)、②
車両番号、③通行車の所属機関、氏名等を料金所係員に申し出、証明書を後日料金所に提出するもの
とする。
2 災害復旧等の出動の取扱い
(1) 災害応急復旧等に出動する車両が有料道路を通行するときは、中北地域県民センター、中北建設事務
所、市町村、消防本部及び消防団(以下「関係機関」という。)に申し出る。
(2) 申し出を受けた関係機関は、山梨県道路公社(055-226-3835)へ速やかに通報する。
通報内容は、通行予定時刻、目的、行先、車両数、通行区間及び代表者氏名とする。
(3) 通報を受けた有料道路管理者は、適当と認めたとき通行料を無料とする。
(4) 通行する当該車両は、通行車両の責任者が作成した資料編に掲げる表示を貼付する。
(5) 中日本高速道路(株)八王子支社が管理する道路の場合は、(1)緊急出動の取扱いと同様とする。
【資料編】
・ 有料道路を通行する車両の表示
P183
126
風水害等対策編
第3章 第17節
第 17 節 災害救助法による救助
第1
基本方針【防災課】
市における被害が災害救助法の適用基準に該当し、又は該当すると見込まれる場合は、知事に対し、同法
の適用を要請し、必要な救助を実施する。
災害発生後、迅速に災害救助法が適用され、救助活動が円滑に実施できるように、災害救助法の適用基
準、救助の程度、方法、窓口について明確にし、併せて、担当職員に対して災害救助法の実務の詳細を研修
等によって熟知を図る。なお、第7「災害救助法による救助」に掲げる各項目の実施に係る事務について
は、甲府市災害対策本部活動規程別表第1で定める担当課が行うものとする。
「甲府市災害対策本部活動規程別表第1」について
本計画書においては、本章第1節第2に別表2として登載している。
第2
災害救助法の適用基準【防災課】
災害救助法及び同法施行令の定めるところによるが、本市における適用基準は概ね次のとおりである。
1
適用基準
(1)
本市の住家の滅失した世帯数の数が、次の世帯数以上であること。
人口
被害世帯数
100,000人以上300,000人未満
(2)
100世帯以上
同一災害により県下に1,000世帯以上の滅失を生じた場合で、本市の住家の滅失した世帯数の数が、次
の世帯数以上であること。
人口
被害世帯数
100,000人以上300,000人未満
50世帯以上
(3)
被害世帯数が1又は2の基準に達しないが、県下で被害世帯数が5,000世帯以上に達した場合であって、
市の被害状況が特に救助を必要とする状態にあるとき。
(4) 市の被害が1、2又は3に該当しないが、知事において特に救助を実施する必要があると認めた場合。
(注)半焼、半壊等は滅失世帯の2分の1、床上浸水等は3分の1として換算する。
2
被害の認定基準
(1) 災害救助法の適用基準にいう「住家の滅失」は、資料に掲げるとおりとする。
(2) 各関係機関との緊密な連携のもと被害の認定を適正に行う。
【資料編】
・ 被害の認定基準
P251
第3
1
災害救助法の適用手続き【防災課】
要請
市長は、災害救助法の適用の必要があると認めたときは、知事に対し、その旨要請するものとする。
2
適用
知事は、市長の要請に基づき、必要があると認めたときは、災害救助法を適用する。
3
報告
知事は、災害救助法を適用したときは、市長及び県各部局に指示するとともに、防災関係機関に通知
し、厚生労働省社会・援護局長に報告する。
127
風水害等対策編
第3章 第17節
4
災害救助法の適用申請フロー
災害の発生
被害状況の調査
市長に指示
適用基準の判断
救助の実施
適用申請(市長→知事)
適否の判断
厚生労働大臣に報告(知事)
(1)
市長は、被害状況の結果に基づき、災害による被害が災害救助法適用基準に該当する場合、又は該当
すると予測される場合は、知事に対して、災害救助法の適用を申請する。
(2) 市長は、災害の規模が大きく住家の滅失の認定に時間を要すると判断するときは、被害の概況報告結
果等により、災害救助法の適用見込みを報告する。
第4
災害救助法の実施機関【防災課】
災害救助法に基づく救助の実施は、知事がこれを行い、市長は知事が行う救助を補助するものとする。
ただし、知事は、迅速かつ適切な救助の実施を行うため必要があるときは、知事の権限に属する救助の実
施に関する事務の一部を市長が行うこととすることができる。
この場合、知事は市長が行うこととする事務の内容及び当該事務を行う期間を市長に通知するとともに、
物資や土地の収用等に係る事務の一部を市長が行うこととした場合は直ちにその旨を公示する。
第5
役割分担
応急対策項目
実施機関
1 災害救助
法の適用 経 費 の 支
弁、負担
担当
知事
市長
県
国
分担内容
法定受託事務として災害救助法による救助を行う。
災害発生の都度、知事からの通知に基づき、救助を行う。
救助に要する費用を負担弁償する。
災害救助費が100万円以上となる場合、当該災害救助費の額に応じ負
担する。
被害の認定を「被害程度の認定基準」により適正に行う。
知事に対して、災害救助法の適用を申請する。
住家滅失認定に時間を要する場合、被害の概況報告結果等により、
災害救助法の適用見込みを報告する。
災害救助法が適用された場合は、各部長にその旨を通知する。
2
被害の認定基準
市
3
災害救助法の適用申請
市長
4
救助の実施
市
災害救助法の範囲内で救助を実施する。
5
救助活動の記録と報告
市
救助の実施状況を取りまとめ、市長に報告する。
市長
本市の救助の実施状況を取りまとめ、知事に報告する。
128
風水害等対策編
第3章 第17節
第6
災害救助法による救助の種類
(1) 収容施設(応急仮設住宅を含む。)の供与
(2) 炊出しその他による食品の給与及び飲料水の供給
(3) 被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与
(4) 医療及び助産
(5) 災害にかかった者の救出
(6) 災害にかかった住宅の応急修理
(7) 学用品の給与
(8) 埋葬
(9) 遺体の捜索及び処理
(10) 災害によって住居又はその周辺に運ばれた土石、竹木等で、日常生活に著しい支障を及ぼしているも
のの除
【資料編】
・ 災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償一覧表
P26
第7
1
災害救助法による救助【関係各課】
避難
災害救助法が適用された場合の避難所の開設については、同法とその運用方針によるものとし、その概
要は、資料編「災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償一覧表」に掲げるほか、次の
とおりとする。
(1) 避難所
公立小、中、高等学校の校舎、屋内運動場等既存建物又は野外に設置したテント等の仮設物等とする。
(2) 避難所に収容する被災者
現に被害を受け、又は被害を受けるおそれがある者。
(3) 避難所開設の方法
ア 公立小、中、高校の屋内運動場を応急的に整備して使用するか、場合によっては公民館等も使用する
が、これら適当な施設を得がたいときは、野外に設置したテント等の仮設物により開設するものとす
る。
イ 災害の状況により、市で処理が困難の場合は、隣接市町村へ収容を委託するものとする。
ウ 公用令書により土地建物を使用する場合もあるものとする。
エ 避難所の開設期間
災害発生の日から7日以内とするが、やむを得ないときに限り、厚生労働大臣に協議し、その同意
を得た上で最小限の期間を延長できる。
(4) 避難所開設のための費用
避難所の設置・維持・管理のための作業員の賃金・消耗器材費、建物・器具器物等使用謝礼、光熱水費
(採暖、湯沸し経費)、仮設便所・炊事場の設置経費等、臨時電灯設備経費等は、次の金額の範囲内で支出
するものとする。
夏期(4月~9月)
1人1日当り300円以内
天幕借上料、便所設置費等、すべ
冬期(10月~3月)
2
別に定める額を加算する
ての経費を含む
応急仮設住宅の建設及び住宅の応急修理
(1) 応急仮設住宅の建設
ア 応急仮設住宅供与の対象者
(ア) 住宅が全壊・全焼又は流出した者
(イ) 居住する住家がない者
(ウ) 自らの資力をもってしても住宅を確保できない者
イ 応急仮設住宅の設置方法
(ア) プレハブ業界と県との協定により必要資材及び数量を確保する。
(イ) 敷地は、市長の協力を得て選定する。
(ウ) 設置は、直営、請負又はリース等とする。
ウ 住宅の規模及び着工期限
規模
費用
着工期限
備考
1戸当り
1戸当り
災害発生の日か 費用は、整地費、建築費、附帯工事費、労務
平均29.7㎡
2,387,000円以内
ら20日以内
費、輸送費、事務費
129
風水害等対策編
第3章 第17節
エ
供与期間
建設工事が完了してから2カ年以内とする。
オ 民間賃貸住宅を活用した応急仮設住宅の供給
被災者や被災状況及び民間賃貸住宅の供給戸数を勘案し、建設型との供給の調整を行い、民間賃貸住
宅の借り上げ等による応急仮設住宅の供給を行う。
(2) 住宅の応急修理
ア 応急修理の対象者
(ア) 住宅が半焼又は半壊し、自らの資力をもってしても応急修理ができない者
(イ) 大規模な補修を行わなければ居住することが困難である程度に住家が半壊した者
イ 応急修理の規模及び期間
費用
応急修理の期間
修理の規模
備考
1戸当り平均
災害発生の日から 居室、炊事場、便所等必要 費 用 は 、 原 材 料 費 、 労 務 費 、 輸 送
520,000円以内 1カ月以内
欠くことのできない場所
費、事務費
3
炊出しその他による食品の給与及び飲料水の供給
(1) 食品の給与
ア 給与を受ける者
(ア) 避難所に収容された者
(イ) 住家が全焼、全壊、流失、半焼、半壊又は床上浸水等で炊事のできない者
(ウ) その他滞留者等給付を必要と認められる者
イ 給与できる食品
直ちに食すことのできる現物
ウ 給与の期間
災害発生の日から7日以内。ただし、大規模な災害のときは、厚生労働大臣に協議し、その同意を得
た上で必要最小限の期間を延長できる。
エ 費用
1人1日1,010円以内(主食費、副食費、燃料費、雑費等)
(2) 飲料水の供給
ア 対象者
災害のために、現に飲料水を得ることができない者
イ 支出できる費用
水の購入費のほか、給水及び浄水に必要な機械及び器具の借上費、修繕費及び燃料費並びに薬品及び
資材費とし、当該地域における通常の実費
ウ 飲料水供給の期間
災害発生の日から7日以内
4
生活必需品の給与又は貸与
(1) 給与(貸与)を受ける者
ア 全焼・全壊、流失、半焼、半壊及び床上浸水の被害を受けた者
イ 被服・寝具その他生活上必要な最小限度の家財を失った者
ウ 生活必需物資がないため、直ちに日常生活を営むことが困難な者
(2)
給与(貸与)の期間
災害発生の日から10日以内
(3) 給与(貸与)費用の限度額
1人世帯
2人世帯
区分
季別
全壊
全焼
流失
半壊
半焼
床上浸水
夏(4月~9月)
17,200
22,200
32,700
39,200
49,700
7,300
冬(10月~3月)
28,500
36,900
51,400
60,200
75,700
10,400
夏(4月~9月)
5,600
7,600
11,400
13,800
17,400
2,400
冬(10月~3月)
9,100
12,000
16,800
19,900
25,300
3,300
130
3人世帯
4人世帯
5人世帯
(単位:円)
6人以上1人を増
すごとに加算す
る額
風水害等対策編
第3章 第17節
5
医療及び助産
(1) 医療
ア 医療を受ける者
災害のため疾療の方途を失った者で、医療を必要とする状態にある者
イ 医療の方法
救護班によって行うことを原則とする。
ウ 医療の範囲
(ア) 診療
(イ) 薬剤又は治療材料の支給
(ウ) 処置、手術その他の治療及び施術
(エ) 病院又は診療所への収容
(オ) 看護
エ 費用の限度額
救護班
使用した薬剤、治療材料、医療器具の修繕費等の実費
病院又は診療所
国民健康保険の診療報酬の額以内
施術者
その地域における協定料金の額以内
オ
医療の期間
災害発生日から14日以内
(2) 助産
ア 助産の対象者
災害発生日以前又は以後7日以内に分娩した者で、災害のため助産の方途を失った者(死産及び流産を
含む)
イ 助産の範囲
(ア) 分べんの介助
(イ) 分べん前後の処置
(ウ) 必要な衛生材料の支給
ウ 助産の方法
救護班及び助産師によるほか、産院又は一般の医療機関によってもよい。
エ 費用の限度額
(ア) 使用した衛生材料及び処置費(救護班の場合を除く。)等の実費
(イ) 助産師の場合は、その地域の慣行料金の8割以内
6
救出
(1) 救出を受ける者
ア 災害のため、現に生命、身体が危険な状態にある者
イ 災害のため、生死不明の状態にある者
(2) 費用の範囲
救出のための機械器具の借上費、購入費、修繕費、燃料費等の経費
(3) 救出期間
災害発生の日から3日以内
7
障害物の除去
(1) 対象
ア 当面の日常生活が営み得ない状態にあること。
イ 日常生活に欠くことのできない場所に運び込まれた障害物の除去であること。
ウ 自らの資力をもってしても障害物の除去ができないこと。
エ 住家は半壊、半焼又は床上浸水であること。
(2)
実施期間及び費用の限度額
実施期間
災害発生の日
から10日以内
費用の限度額
備考
1世帯当り
133,900円以内
ロープ、スコップ等除去に必要な機械器具の借
上費、輸送費及び賃金職員等雇上費
131
風水害等対策編
第3章 第17節
8
遺体の捜索、処理、埋葬
(1) 遺体の捜索
ア 捜索を受ける者
行方不明の状態にあるもので、四囲の事情により既に死亡していると推定される者
イ 捜索期間
災害発生の日から10日以内
ウ 費用
捜索のための機械器具の借上費又は購入費、修繕費及び燃料費等
(2) 遺体の処理
ア 処理を行う場合
災害の際死亡した者について、通常埋葬の前提として行うもの
イ 処理の方法
救助の実施機関が、現物給付として遺体の洗浄、縫合、消毒、遺体の一時保存、検案等を行う。
ウ 処理期間
災害発生の日から10日以内
エ 遺体処理に要する費用の限度
区分
限度条件
洗浄、縫合、消毒
遺体1体当り3,300円以内
既存建物利用の場合は通常借上料
既存建物が利用できない場合、1体当り5,000円以内
救護班の活動として行われる場合は費用を必要としないが、救護班でない場合は
その地域の慣行料金とする。
遺体の一時保存
検案の費用
(3) 遺体の埋葬
ア 遺体の埋葬を行うとき
(ア) 災害時の混乱の際に死亡した者であること。
(イ) 災害のため埋葬を行うことが困難な場合
イ 埋葬の方法
救助の実施機関が現物給付として行う応急的な仮葬で、土葬でも火葬でもよい。
ウ 埋葬の期間
災害発生の日から10日以内
エ 費用の限度額
大人(12歳以上)
小人(12歳末満)
備考
棺、骨壷、火葬代、賃金職員等雇上費、輸送費を含
1体当り201,000円以内 1体当り160,800円以内
む。
9
学用品の給与
(1)
給与を受ける者
住家の全壊、全焼、流失、半壊、半焼又は床上浸水により、学用品を喪失又は毀損し、就学上支障の
ある小学校児童、中学校生徒及び高等学校等生徒
(2) 給与の品目、期間及び費用
品目
期間
費用の限度額
教育委員会届出又はその承認を受けて使用している教材実
教科書・教材 災害発生の日から1カ月以内
費
文房具
災害発生の日から15日以内
通学用品
災害発生の日から15日以内
10
児童1人当り4,100円以内
生徒1人当り4,400円以内
高等学校等生徒1人当り4,800円以内
輸送
(1)
輸送及び移送の範囲
災害救助法による救助実施のための輸送については、次の範囲とする。
ア 被災者を避難させるため、市長及び警察官等避難指示者の指示による避難のための移送
イ 重傷患者及び救護班の仮設する診療所への患者の移送
ウ 飲料水の輸送及び飲料水確保のための必要な人員、機械、器具、資材の輸送
エ 被災者に支給する被服、寝具その他生活必需品、炊き出し用食料、薪炭、学用品及び救助に必要な医
療衛生材料、医療品等の輸送
132
風水害等対策編
第3章 第17節
オ 遺体捜索及び遺体処理のための輸送
(2) 輸送の期間
輸送の期間は、それぞれ救助の実施が認められている期間以内
救助の実施が認められる揚合
その期間
被災者の避難
定めていないが1日ぐらい
医療
助産
災害発生の日から14日以内
分べんした日から7日以内
被災者救出
飲料水の供給
災害発生の日から3日以内
災害発生の日から7日以内
物資の輸送配分
災害発生の日から15日以内
災害発生の日から1箇月以内
災害発生の日から10日以内
災害発生の日から7日以内
災害発生の日から14日以内
遺体の捜索
災害発生の日から10日以内
遺体の処理
災害発生の日から10日以内
備考
(教科書以外の学用品)
(教科書)
(被服、寝具)
(食 料 、 調 味 料)
(医薬品)
(3)
輸送のための経費の限度額
輸送費は、当該地域における通常の実費とする。
【資料編】
・災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償一覧表
第8
1
2
P26
救助活動の記録と報告【防災課】
所管する救助の実施状況を定められた書類、帳簿等に取りまとめ、市長に報告する。
市長は、救助の実施状況を取りまとめ、知事に報告する。
【資料編】
・ 各種救助に係る様式
P256
第9
災害救助法の適用を受けない場合の措置【生活福祉課】
災害救助法による救助を受けない規模の災害で、住家が全焼、半焼、全壊、半壊、流失及び床上浸水等の
被害を受け、現に応急救助を必要としている市民に対しては、甲府市災害救助条例(昭和36年条例第23号)及
び甲府市災害救助条例施行規則(昭和36年規則第39号)により、必要な救助を行うものとする。
【資料編】
・ 甲府市災害救助条例
P22
・ 甲府市災害救助条例施行規則
P23
133
風水害等対策編
第3章 第17節
第 10
災害救助法による応急救助の実施概念図
日本赤十字社(都道府県支部)
・救護班の派遣(医療・助産)
協
委
託
定
実施状況の
情報提供
地
方
厚
生
局
職員の派遣
(
国
厚
生
労
働
省
実施状況の
情報提供
)
技術的な助言・
勧告・
資料提出要求・
是正の要求 他
(自治法§245の4他)
応急救助の実施(県直接実施)
被
被
災
都
道
府
県
・応急仮設住宅の
供与
・救護班の派遣
(医療・助産)
他
実施状況等
の情報提供
災害対策
本部
災害救助法
の適用
応援職員の
派遣
災害救助
担当部局
災害対策
本部
災害救助
担当部局
広域職員の派遣
他
都
道
府
県
民
応急救助の実施
(委任による実施)
応援要請
(応援の指示・派遣調整)
住
被
災
市
町
村
救助・権限の
委任通知・公示
災
(応援の指示・
派遣調整)
134
要 協 応
請 定 援
他
市
町
村
・被災者の救出
・救護班による
医療・助産
・遺体の捜索・処理
・避難所の設置
・飲料水の提供
・生活必需品の
給与・貸与
・学用品の給与
・住宅の給与
・住宅の応急修理
他
地
域
住
民
風水害等対策編
第3章 第18節
第 18 節 避難計画
災害のため被害を受け、又は受けるおそれのある人の生命や身体を保護するため、一時的に安全な場所へ
避難させるための計画は、次のとおりである。
第1
1
避難の勧告又は指示【防災課】
避難の実施責任者等
避難のための実施責任者等は、次のとおりとする。ただし、緊急の場合には消防職員、消防団員等関係職
員が勧告、指示を行い得るよう、市長の権限の一部を代行させることができる。
実施
災害の
避難勧告
要件
報告先
根拠法令
責任者
種類
避難指示
災害が発生し、又は発生する
おそれがある場合において、
人の生命又は身体を災害から
勧告
災害対策基本法
市長
災害全般
保護しその他災害の拡大を防 知事
指示
第60条第1項
止するため特に必要があると
認めるとき及び急を要すると
認めるとき。
災害の発生により市がその全
部又は大部分の事務を行うこ
とができなくなった場合、市
災害対策基本法
知事
〃
〃
市長
長が実施すべき措置の全部又
第60条第5項
は一部を市長に代わって実施
する。
市長が避難のための立退きを
指示することができないと認
災害対策基本法
市長
めるとき、又は市長から要求
第61条
があったとき。
警察官
〃
指示
人命若しくは身体に危険を及
ぼし、又は財産に重大な損害
警察官職務執行法
を及ぼすおそれのある天災、 公安委員会
第4条
工作物の損壊、危険物の爆発
等危険な事態がある場合
洪水により著しい危険が切迫
水防法
洪水
〃
警察署長
していると認められるとき。
第29条
知 事又 はそ
の 命を 受け
地すべりにより著しい危険が
地すべり等防止法
た職員
地すべり
〃
切迫していると認められると 〃
第25条
き。
水防管理者
洪水により著しい危険が切迫
洪水
〃
〃
水防法第29条
(市長)
していると認められるとき。
災害派遣を命ぜられた部隊等
の自衛官において、災害の状
防衛大臣の
自衛官
災害全般
〃
況により特に急を要する場合
自衛隊法第94条
指定する者
で、警察官がその場にいない
場合
2
避難の勧告又は指示の内容
避難の勧告又は指示は、次の内容を明示して行う。しかし、緊急時にあってすべての内容を明示するい
とまがないときは、内容の一部若しくは全部を除いた避難の勧告又は指示を行う。
● 明示事項
(1)避難対象地域
(4)避難の勧告又は指示の理由
(2)避難先
(5)その他必要な事項
(3)避難経路
135
風水害等対策編
第3章 第18節
3
避難勧告又は指示の伝達方法
(1)
市長は、避難のための立退きを図るため万全を期し、避難場所、避難経路及び避難心得をあらかじめ
市民に徹底させておくものとする。
(2) 避難の勧告又は指示は第8節「広報計画」によるが、勧告又は指示を発した場合は、自主防災組織等の
協力を得て、避難区域の住民に周知の徹底に努めるものとする。
4
屋内での退避等の安全確保措置の指示
災害が発生し、又はまさに発生しようとする場合で、屋外を移動して避難することにより、かえって被災
するおそれがあるときは、自宅の上階部分など一定の安全が確保された屋内に留まる避難行動である「屋内
での退避等の安全確保措置」を指示する。
5
関係機関等への連絡
(1)
知事への報告
避難の勧告又は、指示を行った場合には、速やかに知事に報告する。
(2) 警察、消防機関等への連絡
住民への周知とともに、避難住民の誘導、整理等について協力を求める。
(3) 施設管理者等への連絡
避難所として指定している学校等の施設管理者に対し、速やかに連絡し開設準備等を求める。
(4) 近隣市町村等への連絡
災害の状況により、住民が近隣市町村等へ避難する場合もあるため、近隣市町村等にその旨を連絡し、
協力を求めることとする。
第2
1
警戒区域の設定【防災課】
市長の措置
市長は、災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、人命又は身体に対する危険を
防止するため特に必要があると認めるときは、警戒区域を設定し、災害応急対策に従事する者以外の者に
対して当該区域への立入を制限し、若しくは禁止し、又は当該区域からの退去を命ずることができる。
2
警察官、自衛官の措置
市長等が現場にいないとき、又は市長から要求があったとき、警察官及び自衛官は、災害対策基本法第
63条第2項、第3項の規定により、市長の職権を代行することができる。
3
知事の措置
知事は、市長がその全部又は大部分の事務を行うことができなくなった場合には、災害対策基本法第73
条第1項の規定により市長に代わって警戒区域の設定、立入の制限、退去命令などを実施しなければなら
ない。
第3
1
避難方法【防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障がい福祉課】
避難の誘導
市民が安全、迅速に避難できるよう、できるだけ近隣の住民とともに集団避難を行うものとし、消防
団、自主防災組織等の協力を得て夜間時には投光機を設置するなど、迅速かつ安全に避難できるよう措置
する。特に、乳幼児、高齢者、障害者、外国人等の要配慮者の避難に配慮する。
2
所持品の制限
携帯品は、貴重品、若干の食料、最低限の身の回り品等、円滑な立退きに支障のない最小限度のものと
する。
3
市民の措置
災害が発生し、延焼等により避難が必要と判断した場合には、市民は直ちにガスやブレーカー等の火の
始末や戸締まり等をした後、気象情報や市の行う広報等に注意しながら、避難誘導者の指示に従って避難
地もしくは学校等の指定避難所に避難するものとする。
136
風水害等対策編
第3章 第18節
4
避難勧告・指示後の確認措置
(1) 避難の勧告又は指示を発した地域に対しては、警察官等の協力を得て状況の許す限り巡回を行い、犯
罪の予防に努めるとともに、立退きの遅れた者などの有無の確認に努め、救出等の措置をとるものとす
る。
(2) 避難の勧告又は指示に従わない者に対しては極力説得し、なお説得に応じない者がある場合で、人命
救助のために特に必要があるときは、警察官に連絡するなど必要な措置をとる。
第4
避難組織の整備【防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障がい福祉課】
次の事項に留意して避難計画を作成するものとし、自主防災組織等の単位ごとに避難組織の整備を図るも
のとする。
(1) 防災用具、非常持出品、食料等の準備又は点検
(2) 災害別、地域別の避難場所の所在、名称、収容可能人員
(3) 危険地域及び各種危険物施設等の所在場所
(4) 避難の勧告又は指示を行う基準及び伝達方法
(5) 避難経路及び誘導方法
(6) 避難の際の携帯品の制限
(7) 収容者の安全管理
(8) 負傷者の救護方法
(9) 避難路及び避難場所の点検
(10) 避難に対する教育、広報
(11) 避難訓練の実施
(12) 障害者や高齢者など避難行動要支援者に対する避難支援計画の具体化
(避難行動要支援者一人ひとりの避難支援プランの策定、迅速な安否確認等)
(13) 市・県の区域を越える避難の実施方法等
第5
避難場所の定義等【防災課】
避難場所は、次のとおり「避難地」と「避難所」に分けられる。
1
避難地
(1)
避難地の種類
避難地は、一時的に集合する「空き地」や身の安全確保等ができるオープンスペースを有する「グラウ
ンド」等をいい、次の2種類がある。
区分
定義
自主防災ごとに一時的に集合し、災害状況・安否等の確認や集団を形成できる場所で、次の
集合地 避難地への中継地点として、集合した人々の安全が確保できる「空地」、「小公園」、「公民館」
等の広場をいう。
集合した人々の安全が確保できるスペースを有し、また避難に伴う不安や混乱を防ぎ、市民
の避難誘導、情報伝達、応急救護等を行うことが可能な「公園」、「小中高等学校」等の緑地、
グラウンド等をいう。また、市で指定したものについては「指定避難地」という。
「指定避難地」の指定を行うこととなる異常な現象は、洪水、崖崩れ、土石流、地滑り、地
震、大規模な火災、内水氾濫、噴火に伴い発生する火山現象(降灰を想定)とする。
(政令で定める指定基準)
① 管理条件:災害が切迫した状況において、速やかに、居住者等に当該指定避難地が開設さ
れる管理体制を有していること。
② 立地条件:異常な現象による災害発生のおそれがない区域(安全区域)内に立地しているこ
避難地
と。
③ 構造条件:上記安全区域外に立地する場合には、当該異常な現象に対して安全な構造であ
ることのほか、洪水等については、その水位よりも上に避難上有効なスペースなどがあるこ
と。
(地震を対象とする指定避難地の指定基準)
上記に加えて、
④ 当該施設が地震に対して安全な構造であること。
⑤ 当該場所及びその周辺に、地震発生時に人の生命・身体に危険を及ぼすおそれのある建築
物や工作物等がないこと。
137
風水害等対策編
第3章 第18節
(2)
避難地への避難方法
災害の状況に応じて、概ね次の系統図に従って避難地等へ避難するものとする。
・家庭
・職場
・その他
2
集合地
・空地
・小公園
・公民館等
避難地
・公園
・小中高等学校校庭
・緑地等
避難所
区分
避難所
定義
災害等により、居住場所を確保できなくなった者を収容する施設であり、かつ、救護・復旧
等の活動を行うための拠点ともなるものをいう。
また、市で指定したものについては「指定避難所」という。
指定避難地と指定避難所は、相互に兼ねることができるものとする。
なお、学校を避難所として指定する場合には、学校が教育活動の場であることに配慮し、事
前に施設の利用方法等を関係者と調整を図るものとする。
(政令で定める指定基準)
①規模条件:被災者等を滞在させるために必要かつ適切な規模を有するものであること。
②構造条件:速やかに、被災者等を受け入れ、生活関連物資を被災者等に配布することが可能
な構造又は設備を有するものであること。
③立地条件:想定される災害による影響が比較的少ない場所に立地していること。
④車両その他の運搬手段による物資の輸送等が比較的容易な場所にあるものであること。
3
避難経路
避難経路の選択にあたっては、多数の避難者の集中や混乱にも配慮し、複数の道路を選択するなど、周
辺地域の状況を勘案すること。また、避難経路沿いには、がけ崩れや出水等のおそれがないものとするこ
と。
第6
1
避難所の開設及び運営【市民課・防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障がい福祉課】
避難所の開設
(1)
災害のため現に被害を受け、又は受けるおそれがある者が避難を必要とする場合は、市は一時的に収
容し保護するため避難所を開設する
(2) 避難所の開設にあたっては、市は指定避難所の中から災害の状況に応じた安全な避難所を選定し、開
設する。
(3) 市長は、避難所を開設したときは、速やかに被災者にその場所等を周知し、避難所に収容する者を誘
導し、保護する。
【資料編】
・ 災害時の指定避難場所一覧
P133
2
避難所の管理運営
市は次のとおり各避難所の適切な管理運営に努めるとともに、必要に応じ、他の市町村に協力を求め
る。また、避難所ごとに収容されている避難者に関わる情報の早期把握に努めるとともに市外からの避難
者については住所地の市町村へ速やかにその情報を伝達する。
その際には、個人情報の取り扱いに留意しながら、効率的な情報共有を行うこととする。
(1) 避難所への職員派遣
避難所を開設し、避難住民を収容したときは、直ちに避難所に避難所担当職員を派遣し駐在させ、施設
管理者と協力して避難所の管理運営にあたる。
また、避難所における避難者の健康管理に配慮し、健康相談及び診断のための人員配置に努める。
(2) 避難所担当職員の責務
避難所担当職員は、避難者の人員・安否、必要とする物資・数量等の実態把握と保護にあたる。
なお、避難所の運営にあたっては、避難所運営マニュアルを参考に避難所における生活環境に注意を払
い、常に良好なものとするよう努めるとともに避難者のプライバシーの保護、男女のニーズの違い等男女
双方の視点等に配慮する。また、乳幼児、高齢者、妊産婦、障害者、外国人等の要配慮者等のニーズの把
握、これらの者への情報提供等にも配慮する。
138
風水害等対策編
第3章 第18節
(3)
避難所運営委員会設置の推進
大規模災害発生時における避難所の運営は、市職員だけでは対応が困難なため、自主防災組織等を中心
とした避難所運営委員会の設置を推進し、避難所における情報の伝達、食料、水等の配給、清掃等につい
て、自主的な組織運営が行われるように努めるものとする。
また、女性や高齢者等、要配慮者が意思決定に参画できる体制とし、避難所運営の責任者に男女双方を
配置し、お互いの意見が取り入れられる体制とする。
3
避難所に滞在できない被災者への配慮
やむを得ず避難所に滞在することができない被災者に対しても、食料等必要な物資の配布、保健師等に
よる巡回健康診断の実施等保健医療サービスの提供、正確な情報伝達等により、生活環境の確保が図られ
るよう努めるものとする。
第 7
課】
要配慮者への対応【防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障がい福祉課・健康衛生
要配慮者が、相談等の必要な生活支援が受けられるなど、安心して生活ができる体制を整備した福祉避難
所を指定する。
特に、高齢者や障害者等の要配慮者の心身双方の健康状態には特段の配慮を行い、必要に応じ福祉施設へ
の入所、ホームヘルパーの派遣、車椅子の手配等を福祉事業者、手話通訳者、ガイドヘルパー、ボラン
ティア団体等の協力を得つつ、計画的に実施するものとする。
また、旅館やホテル等を避難所として借り上げる等、多様な避難所の確保を図る。
【資料編】
・ 福祉避難所一覧
P140
第8
防火対象物等の避難対策【関係各課】
学校、病院等多数の者が出入し、勤務し、又は居住する建物の管理者は、これらの者の避難を必要と認め
た場合は、人の生命、身体の安全を第一義とし必要な処置をとらなければならない。
特に、学校における避難は、次の事項に留意するものとする。
(1) 台風等の予報により災害が予想される場合は、臨時休業、一斉早退、教職員の引率による集団登下校
等情況を的確に判断し、連絡網により保護者へ連絡する等学校長は、適切な処置を行うものとする。
(2) なだれ、地すべり、豪雨による土砂流出等児童生徒の登下校途上に危険のおそれがある場合は、その
状況に応じて学校長は必要な処置をとるものとする。
(3) 危急の場合、やむを得ず校舎内に退避させる場合は、諸般の状況を判断し、危険のおそれのある場所
を避けるとともに、できるだけ分散隊形をとるようにするものとする。なお、この場合、各集団に必ず教
職員を配置するものとする。
第9
帰宅困難者等対策【観光課】
(1) 自力で帰宅することが困難な通勤者、通学者、出張者、観光客及び買い物客等の帰宅困難者や滞留者
が発生したときは、県、警察、鉄道事業者、道路管理者、バス事業者等関係機関と相互に密接な連携をと
りつつ適切な情報提供、広報活動等による不安の解消と安全確保に努める。
(2) 帰宅困難者等は、自助努力によって食料等を確保するものとするが、不足するときは市においてあっ
せん等の便宜を図るものとする。
(3) 滞留期間が長期にわたるとき、又は危険が予想されるときは、必要に応じて、滞在場所を確保し保護
するものとする。
(4) 滞在場所の確保にあたっては、男女のニーズの違いや、要配慮者の多様なニーズに配慮するものとす
る。
【資料編】
・災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(甲府財務事務所)
P50
・災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(甲府ホテル旅館協同組合) P84
・災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(湯村温泉旅館協同組合)
P85
・災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書(県ビジネスホテル協会)
P86
139
風水害等対策編
第3章 第18節
第 10
孤立集落対策【防災課】
市は、災害発生等により孤立するおそれのある集落について、孤立した際の防災体制の整備を次のとおり
行うものとし、災害発生時には、支援を行う孤立集落について明確にし、速やかに孤立の状況を把握する。
1
通信手段の確保
一般的な公衆回線が不通となった際、連絡手段が確保できるよう、衛星携帯電話等の通信設備の整備に
努める。
2
防災資機材等の整備
(1)
食料等の備蓄
住民の食料や飲料水の備蓄を行うとともに、住民に対して、食料等備蓄を呼びかける。
(2) 防災資機材の整備
発電機、毛布及び燃料等、必要となる資機材の整備に努める。
3
ヘリコプターによる救援活動体制の整備
地域の実情に応じ、ヘリコプターによる救援活動体制の整備に努めるものとする。
4
応援体制の整備
早急な復旧が図れるよう関係機関との応援体制を整備するものとする。
第 11
市・県の区域を越えた避難者の受け入れ【協働推進課・住宅課・防災課・関係各課】
市は、市・県の区域を越えた避難者について、本章第4節広域一時滞在計画による協議元市町村又は知事
からの協議を受け、受入れを行う際は、市営住宅等を活用し受け入れに努める。
第 12
指定管理者制度導入施設における施設利用者等の安全確保【各担当課】
市は、指定管理者制度を導入している市の施設の指定管理者と災害発生時の市民等への対応に関して協定
等を締結し、施設利用者及び避難者の安全確保等を図るものとする。
140
風水害等対策編
第3章 第19節
第 19 節 医療助産計画
災害のため医療機関が混乱し、被災した市民が、医療及び助産の途を失った場合に、必要に応じ被災現場
や開設した避難所に医療救護所を設置するとともに、救護班を派遣し、応急的に医療助産の処置を確保し、
被災者への保護に万全を図る。
医療救護活動にあたっては、甲府市三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)等との連携体制のもと、医療
救護所の運営を行うとともに、医療救護運営連絡会議において、救護活動の調整及び推進について同会と協
議を行うものとする。
1
甲府市三師会の役割
甲府市三師会は、医療救護班、歯科医療救護班及び薬剤師班を医療救護所に派遣するとともに、被災者に
対する救護活動、調剤及び服薬指導の実施、収容施設の調査、医薬品備蓄状況確認及び調達、医療救護運営
連絡会議における救護活動への助言を行うものとする。
【資料編】
・災害時の医療救護活動に関する協定書(甲府市医師会)
P93
・災害時の歯科医療救護に関する協定書(甲府市歯科医師会)
P95
・災害時における応急医薬品等の優先供給及び医療救護活動に関する協定書(甲府市薬剤師会)
P97
2
医療救護所の運営
(1)
地域医療センターの役割
被災状況に応じて初期救急医療部門を医療救護所として開設し、災害時の応急医療を提供する。
また、医療救護活動の拠点施設として、医薬品、医療資機材を平常時から備蓄するとともに、山梨県広
域災害救急医療情報システムを活用し、他医療機関との相互連携を図る。
(2) 救護所の運営
救護所の設置状況に応じ、医療救護班の増員派遣を行うとともに、必要に応じ学校地区の巡回救護活動
を行う。
3
医療救護運営連絡会議の設置
運営連絡会議は、甲府市地域防災計画に基づく福祉部福祉総室健康衛生班の協議組織として設置する。
運営連絡会議は、甲府市及び甲府市三師会で構成し、災害時の医療救護活動の円滑な実施体制の確立を図
るため、次に掲げる事項の調整及び推進について協議を行う。
(1) 医療救護活動に関すること。
(2) 関係機関への協力要請及び要員の派遣要請に関すること。
(3) 医療救護班、歯科医療救護班及び薬剤師班の派遣に関すること。
(4) 医薬品・医療資機材等の調達及び管理に関すること。
(5) 医療救護所に関すること。
(6) 傷病者の搬送手段及び搬送先に関すること。
(7) 医療救護に関する情報の収集及び分析並びに市民への情報提供に関すること。
(8) 地域保健活動チームの編成及び派遣に関すること。
(9) 前各号に定めるもののほか、医療救護に関し必要な事項に関すること。
第1
実施責任者【健康衛生課】
被災者に対する医療の実施は市が行うものとする。ただし、市で対処できないときは、県へ医療の実施又
は必要な要員、資機材の応援を要請する。
また、災害救助法が適用されたときは、市長の補助を得て知事が行うが、迅速かつ適切な救助の実施を行
うため必要があるときは、知事から救助実施内容と実施期間を通知された市長が行うものとする。
第2
医療救護班等の編成並びに甲府市三師会及び県への派遣要請【市立甲府病院・健康衛生課】
1
医療の万全を期するため、市立甲府病院においては、医師、看護師等からなる医療救護班を「山梨県大
規模災害時医療救護マニュアル(平成27年4月1日改正)」に基づき常勤医師数に応じて編成しておく。
2 甲府市医師会・甲府市歯科医師会・甲府市薬剤師会に対し、医師・看護師・薬剤師等からなる医療救護班、
歯科医療救護班及び薬剤師班の編成を要請し、甲府市三師会の医療救護班等名簿を整備しておく。
3 市の救護班の派遣が困難な場合又は不足する場合は、速やかに甲府市三師会に対し、医療救護班等の派
遣を要請する。
141
風水害等対策編
第3章 第19節
4
市の救護班及び甲府市三師会からの医療救護班等の派遣が困難な場合又は不足する場合は、中北地区医
療救護対策本部を通じ県医療救護対策本部に対し、医療救護班、災害派遣医療チーム(DMAT※)等の派
遣を要請する。
5 医療救護班が到着するまでに急迫した事態があり、早急に医療を施さなければならない場合は、患者を
最寄の診療機関に移送し、その協力を得て医療を実施する。
※DMAT(Disaster Medical Assistance Team):災害の急性期(概ね48時間以内)に活動できる機動性を
持った専門的な訓練を受けた災害派遣医療チーム。
第3
医療救護所の設置及び活動内容【防災課・健康衛生課・関係各課】
医療救護所は、次の点に留意して設置する。なお、被災傷病者のトリアージと応急処置及び傷病者の搬送
等、円滑な医療救護活動を行うための拠点として位置づける。
また、必要に応じ、中北地区医療救護対策本部(中北保健所)に医療救護所の設置を要請するものとする。
(1) 被災傷病者の発生及び避難状況
(2) 救護班の配備体制及び医療スタッフの派遣体制
(3) 被災地の医療機関の稼働状況
(4) 医療資機材、水、非常用電源等の確保の見通し
(5) 搬送体制、情報連絡体制の確保の見通し
【資料編】
・ 医療救護所一覧
P143
第4
応急救護用医薬品、医療資機材等の備蓄及び調達【健康衛生課・契約課】
1
非常災害時において医療救護活動のために必要とする医薬品及び医療資機材は、あらかじめ備蓄してお
く。
2 不足する場合は指定卸売業者へ協力要請し、迅速かつ効率的に調達を図るものとするが、指定卸売業者
からの調達が困難な場合は、中北地区医療救護対策本部へ供給要請を行い、必要物品・必要量を確保する。
また、不足医薬品の供給に緊急を要する場合は、甲府市薬剤師会へ協力を要請し、同会から調達する。
第5
医療機関の医療救護体制【市立甲府病院・健康衛生課】
医療機関は、被災傷病者等の受入れ、トリアージ、治療及び搬送等に努めるほか、末節末尾の別図に掲げ
る県医療救護対策本部長の要請に基づき救護班及び医療スタッフの派遣を行う。
1
災害拠点病院等の指定
県は、災害時の医療活動の拠点施設及びこれを支援する医療機関として、災害拠点病院及び災害支援病院
を指定している。
(1) 災害拠点病院
災害時の救急患者に対する診療、消防機関等と連携した傷病者等の受入れ及び広域搬送、医療救護班の
派遣及び地域の他の医療機関への応急用医療資機材の提供を行う。
ア 基幹災害拠点病院
三次救急医療機関として、被災現場、医療救護所、地域災害拠点病院等から搬送された重篤救急患者
の救命医療を行う。
病院名
山梨県立中央病院
イ
一般病床数
備考
重篤な救急患者の受入れ、県外基幹施設と
629床
の連携、医療スタッフ全県派遣
地域災害拠点病院
二次医療圏に1病院を指定。甲府地区においては、次の病院が指定されている。
病院名
医療救護班編成数
市立甲府病院
5班
(2)
一般病床数
402床
災害支援病院
災害支援病院は、災害拠点病院の機能を支援する。山梨県においては、次の病院が指定されている。
ア 基幹災害支援病院
142
風水害等対策編
第3章 第19節
病院名
一般病床数
山梨大学医学部附属病院
578床
山梨赤十字病院
224床
イ
備考
県立中央病院とともに重篤な救急患者の受入
れ医療スタッフ全県派遣
富士北麓・東部医療圏を広域カバー
医療スタッフ全県派遣
地域災害支援病院
県下30病院を指定。甲府地区においては、次の病院が指定されている。
病院名
医療救護班編成数
一般病床数
独立行政法人国立病院機構甲府病院
1班
270床
独立行政法人地域医療機能推進機構山梨病院
3班
168床
甲府共立病院
4班
283床
武川病院
1班
45床
貢川整形外科病院
1班
53床
赤坂台病院
1班
48床
三枝病院
1班
116床
竜王リハビリテーション病院
1班
118床(療養型)
【資料編】
・医療機関一覧
2
P6
応急医療救護活動
(1)
応急医療救護業務
災害時の応急医療救護業務は、次のとおりとする。
応急医療救護業務
ア
イ
ウ
エ
オ
傷病者の応急処置
後方医療機関への搬送の要否及び搬送順位の決定(トリアージ)
軽症患者や転送困難な患者等の治療及び衛生指導
助産救護(後方支援機関への要請・搬送)
死亡の確認及び遺体検案並びに遺体処理への協力
医
ア
療
イ
救歯
科
ウ
護
エ
班
歯科医療を必要とする傷病者の応急処置及び衛生指導
後方医療機関への搬送の要否及び搬送順位の決定(トリアージ)
軽症患者や転送困難な患者等の治療
検視・検案に際しての協力
医
療
救
護
班
医
療
救
護
班
等
薬
剤
師
班
医
療
機
関
ア
イ
ウ
医療救護所等における傷病者に対する調剤及び服薬指導
医療救護所及び医薬品の集積場所等における医薬品の仕分け、管理及び納入
上記に掲げるもののほか、医薬品の使用方法、衛生管理及び消毒方法等防疫対策などの
情報提供及び薬学的指導
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
被害情報の収集及び伝達
応需情報(診療可能状況)の報告
傷病者の検査及びトリアージ
重症患者の後方医療機関への搬送
傷病者の処置及び治療
助産救護
医療救護班、医療スタッフの派遣
死亡の確認及び遺体検案並びに遺体処理への協力
143
風水害等対策編
第3章 第19節
(2) 応急医療救護活動の留意事項
ア 被災地内の医療機関は、消防機関等と連携して重症患者等の後方医療機関、被災地外医療機関への迅
速な搬送に努める。
イ 医薬品等の補給は、需給見通しに基づき早目に県医療救護対策本部に要請を行う。
ウ 医療スタッフが不足する場合も同様とする。
エ 高齢者、心身障害者、妊産婦、小児慢性疾患患者、在宅難病患者、外国人などの要配慮者の医療相談
や保健指導にも留意する。
オ 地区救護本部(各保健所単位)県災害対策本部、消防機関その他の関係機関との情報交換に努める。
3
特殊医療活動
医療救護活動においては、透析医療、挫滅症候群への対応、難病患者への対応、周産期医療、小児医療
等の各分野について、関係機関の密接な連携に基づき円滑な救護活動の実施に努める。特に、平常時から
要配慮者に係わるデータの把握に努めるなど支援体制の確立に努める。
4
歯科医療活動
歯科医師会、歯科医療機関の協力を得て救護所において又は巡回診療によって歯科医療救護活動を行う。
(1) 情報の収集・提供
診療可能な歯科医療機関の情報、口腔保健センターの稼働状況を把握し、被災者及び関係機関へ積極的
に診療情報を提供する。
(2) 診療体制の確保
必要に応じて、歯科医療救護班、巡回歯科診療車の派遣を要請するほか、輸送機関等の協力を得て集団
診療を実施する。
(3) 歯科保健対策
歯科医師会、歯科衛生士会、歯科技工士会等の協力を得て、避難所又は被災地における歯科保健相談、
指導等を行う。
5
精神保健医療活動
精神科救護活動は、大規模災害後に予想される次に掲げる事項等の対応が必要となるため、県医療救護
対策本部(障害福祉課)に対して精神科救護班の派遣、精神科病院の空床の確保等を要請する。
(1) 治療中断した被災患者への診療機会の提供
(2) 被災体験及びその後の避難所生活等のストレスによって事例化(心的外傷後ストレス症候群=PTSD)し
てきたケースへの対応
(3) 入院病床の確保及び患者の搬送手段並びに夜間対応
6
地域保健活動
救護班のほかに、保健所、市の保健師等による巡回健康相談チーム、リハビリテーション関係団体の協
力を得て巡回リハチームを編成し、被災地における疾病予防や精神的ケア等の保健予防対策を実施する。
(1) 感染症対策
(2) 慢性疾患対策
(3) 認知症高齢者対策
(4) 寝たきり高齢者防止対策
(5) 巡回リハビリ
(6) 検診体制その他の体制整備
7
応急医療における被災傷病者等の搬送体制の確保
(1) 緊急搬送の対象
ア 緊急搬送を必要とする被災傷病者
イ 被災地へ搬送する医療救護班(医療資機材、医薬品、食料等を含む。)
ウ 医療救護のために必要な医薬品等
(2) 搬送体制
次のとおり、搬送対象、搬送経路、搬送手段、搬送主体によって、最も効果的かつ実現性の高い方法で
搬送する。ただし、搬送要請及び搬送経路については、山梨県大規模災害時医療救護マニュアルによる。
搬送主体
搬送手段
住民(自主防災組織)
担架その他身近な手段、一般自動車(交通規制地域外)
消防機関
救急車
144
風水害等対策編
医療機関
患者輸送車(緊急車両)
日赤
患者輸送車(緊急車両)、日赤ボランティアによる二輪車
赤十字血液センター
血液運搬車
県
公用車両(緊急車両)、ヘリコプター
市
公用車両(緊急車両)
自衛隊
ヘリコプター、自衛隊車両
広域応援機関
公用車両(緊急車両)、ヘリコプター
医薬品卸売業者
指定薬局
医薬品業者及び指定薬局の社有車両(事前登録緊急車両)
県薬剤師会
指定地方公共機関
公用車・社有車・営業車(緊急車両)
ボランティア
一般ボランティア車両(緊急登録車両)
(3) 搬送体制の整備
ア ドクターカーの配備を検討する。
イ 広域後方医療機関への傷病者等の搬送のための輸送拠点及び整備について検討する。
145
風水害等対策編
第3章 第19節
別図
大規模災害時の応急医療救護体制
被
仮設救護所
(医療救護班)
トリアージ・応急処置・搬送
災
現
場
(巡 回 救 護 班)
救助・トリアージ・応急処置・搬送
救
助
・
搬
送
避難所救護所
(医療救護班)
トリアージ・応急処置・搬送
緊急搬送
緊急搬送
地域災害拠点病院
トリアージ・応急処置
治療・搬送
緊急搬送
広域搬送拠点
(ヘリポート等)
近
県
の
方
が
近
い
場
合
県
内
が
オ
ー
バ
ー
フ
ロ
ー
の
場
合
地域災害支援病院
(基幹災害支援病院)
トリアージ・応急処置
治療・搬送
重症・重篤
な傷病者
重症・重篤な傷病者
被災地の救護所・拠点病院
・支援病院、ヘリ基地等へ
トリアージ及び緊急搬送ス
タッフ等を派遣
重症・重篤な
傷病者
被災地内から被災地
外へ可能な限り搬送
基幹災害支援病院
基幹災害拠点病院
地域災害拠点病院
山梨大学医学部付属病院
山梨赤十字病院
県 立 中 央 病 院
(被災地域外)
搬送拠点
救
助
・
搬
送
市内医療機関
(応援医療スタッフ)
トリアージ・応急処置治療・搬送
搬送拠点
搬送拠点
県外施設に応援を求める必要がある場合
県外基幹災害拠点病院
県外地域災害拠点病院
146
近
県
の
方
が
近
い
場
合
県
内
が
オ
ー
バ
ー
フ
ロ
ー
の
場
合
風水害等対策編
第3章 第19節
別図
医療救護体制及び医療救護班の派遣体制
国・都道府県
県災害対策本部
派遣要請
協力依頼
日
赤
山
梨
県
支
部
病
院
協
会
協官
病公
院立
等
協
議
会
相互
連携
県医療救護対策本部
(医務課)
県災害対策本部
地方連絡本部
派遣要請
精
神
科
病
院
協
会
地域医療救護対策本部
(保険所)
市町村災害
対策本部
消防機関等
派遣要請
派遣要請
派遣要請
D
M
A
T
県
直
轄
救
護
班
日
赤
救
護
班
等
救
護
班
災
害
拠
点
病
院
救民
護間
班病
院
等
医
師
会
救
護
班
救歯
護科
班医
師
会
薬
剤
師
班
薬
剤
師
会
看看
護護
師協
会
精
神
科
救
護
班
ボ医
ラ療
ン
テ
ィ
ア
地
元
医
師
会
等
派遣
派遣
派遣
救護所
〈被災地内〉
一般医療機関
相互連携
地域災害拠点病院
派遣要請
地域災害支援病院
広域災害・救急医療情報
システム等
後方医療機関
地域災害拠点病院
県内の医療機関
で対応しきれな
い場合等
連携
基幹災害拠点病院
連携
地域災害支援病院
広域搬送拠点(小瀬スポーツ公園)
県外後方医療機関
県外災害拠点病院
県外広域搬送拠点
147
県外災害支援病院
広
域
災
害
救
急
医
療
情
報
シ
ス
テ
ム
等
風水害等対策編
第3章 第20節
第 20 節 防疫計画
災害の発生地における防疫応急対策を迅速かつ的確に実施し、感染症の発生及びまん延等による被害の軽
減並びに防止を図り、発生後は速やかに諸手続を行い、事態の収拾に万全を期するものとする。
第1
実施責任者【収集課・健康衛生課】
被災地における防疫は、市長が実施する。
第2
1
防疫活動【収集課・健康衛生課】
市における措置
(1)
市の防疫活動は、被災地の状況を勘案しながら災害防疫対策本部又は防疫組織を設け、防疫対策の企
画、推進にあたるものとする。
(2) 知事の指示に基づく防疫活動を迅速に実施する。
(3) 避難所の衛生状態を良好に保つため、防疫活動、衛生指導等を実施する。
2
感染症予防業務の実施方法
市は、感染症の発生を予防し、又はそのまん延を防止するため必要があると認めるときは、知事の指示
に従い、次の規定に基づき実施する。
なお、この節において、法とは「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法
律第114号)」をいい、省令とは「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則(平成
10年厚生省令第99号)」をいう。
(1) 感染症の病原体に汚染された場所の消毒
ア 知事の指示
知事の指示により、感染症の患者がいる場所又はいた場所、感染症により死亡した者の遺体がある場
所又はあった場所その他当該感染症の病原体に汚染された場所又は汚染された疑いがある場所につい
て、消毒する。(法第27条第2項)
イ 消毒の方法
次に掲げる基準に従い、消毒薬を用いて行うものとする。
(ア) 対象となる場所の状況、感染症の病原体の性質その他の事情を勘案し、十分な消毒が行えるよう
な方法により行うこと。
(イ) 消毒を行う者の安全並びに対象となる場所の周囲の地域の住民の健康及び環境への影響に留意す
ること。(省令第14条)
(2) ねずみ族及び昆虫等の駆除
ア 知事の指示
知事の指示により、感染症の病原体に汚染され、又は汚染された疑いがあるねずみ族、昆虫等が存在
する区域における当該ねずみ族、昆虫等を駆除する。(法第28条第2項)
イ 駆除の方法
次に掲げる基準に従い行うものとする。
(ア) 対象となる区域の状況、ねずみ族又は昆虫等の性質その他の事情を勘案し、十分な駆除が行える
ような方法により行うこと。
(イ) 駆除を行う者の安全並びに対象となる場所の周囲の地域の住民の健康及び環境への影響に留意す
ること。(省令第15条)
(3) 物件に係る措置
ア 知事の指示
知事の指示により、感染症の病原体に汚染され、又は汚染された疑いがある飲食物、衣類、寝具その
他の物件について、消毒し、又は廃棄その他感染症の発生を予防し、若しくはそのまん延を防止するた
めに必要な措置をとる。(法第29条第2項)
イ 措置の方法
次に掲げる基準に従い行うものとする。
(ア) 対象とする物件の状況、感染症の病原体の性質、次に掲げる措置の基準その他の事情を勘案し、
当該物件措置の目的を十分に達成できるような方法により行うこと。
① 消毒にあっては、消毒薬、熱水消毒、煮沸消毒等により行うこと。
② 廃棄にあっては、消毒、(ウ)に規定する滅菌その他の感染症の発生を予防し、又はそのまん延を防
止するために必要な処理をした後に行うこと。
③ 物件措置としての滅菌にあっては、高圧蒸気滅菌、乾熱滅菌、火炎滅菌、化学滅菌、ろ過滅菌等に
より行うこと。
148
風水害等対策編
第3章 第20節
(イ) 消毒及び滅菌にあっては、消毒又は滅菌を行う者の安全並びに対象となる場所の周囲の地域の住民
の健康及び環境への影響に留意すること。(省令第16条)
(4)
生活の用に供される水の供給
ア
市は、知事が生活の用に供される水の使用、給水を制限し、又は禁止すべきことを命じたときは、そ
の期間中、知事の指示に従い、当該生活の用に供される水の使用者に対し、生活の用に供される水を供
給しなければならない。(法第 31 条第 2 項)
イ 防疫業務の際に必要に応じて、災害時に開放可能な井戸を活用する。
3
臨時予防接種の実施
感染症の発生及びまん延を予防するため、知事に臨時予防接種を行うよう指示された場合には、予防接
種法(昭和23年法律第68号)第6条の規定による臨時予防接種を実施する。
4
避難所の防疫指導等
避難所は、多数の避難者を収容するため、また応急的なため、衛生状態が悪くなりがちで、感染症発生
のおそれが高い。市は、避難所の衛生状態を良好に保つため、防疫活動、衛生指導等を実施する。この
際、自主防災組織の協力を得て防疫の徹底を図るものとする。
5
広報等の実施
市は、地域住民に対して、飲食物等の衛生に注意し、感染症に関する正しい知識を持ち、その予防に注
意を払うよう、防災行政用無線(メールマガジンを含む)による広報や広報車による巡回放送、またパンフ
レット等の配布を行うものとする。
6
その他
法及び予防接種法並びにこれらの法の施行令、施行規則等の規定に従って措置するとともに、災害防疫
実施要綱(昭和40年5月10日付け衛発第302号厚生省公衆衛生局長通知)により防疫措置に万全を期する。
第3
防疫用資機材及び薬剤【収集課】
市は消毒用器具、機材を設備し、薬剤については、あらかじめ指定した取扱業者から緊急調達するものと
する。なお、散布については、自治会連合会の協力を得て行うものとする。
市の所有する消毒用器具、機材は次のとおりである。
機械器具名
台数(台)
第4
動力噴霧機
1
二兼機
5
肩掛消毒ダイナフォック
13
計
19
被災動物等に対する対策【公園緑地課】
市は、県を主体として、動物愛護団体等と協力・連携し、災害発生時における被災動物等に対して県の
「被災動物救護対応マニュアル」(現在、策定中)に基づき、次の対策を講じる。
1 動物収容施設についての情報提供
2 指定避難所における飼育動物に対するアドバイス
3 その他「被災動物救護対応マニュアル」に基づく対応
149
風水害等対策編
第3章 第21節
第 21 節 食料供給計画
災害の発生によって食料の確保ができない被災者に対して、速やかに食料の供給を行い、人心の安定を図
るものとする。大規模災害発生時には、広範囲の地域が被害を受け、主要交通幹線の途絶により孤立する場
合など、援助物資が迅速に供給されないことが想定されることから、避難者1人あたり3日分(9食)の食料を
備蓄し、計画的に更新していくものとする。また、流通機構や都市間協定など多様な手段で調達していくも
のとする。
第1
実施責任者【防災課】
被災者及び災害応急業務従事者への食料確保と炊き出しその他食品の提供は市長が実施するものとする。
ただし、災害救助法が適用されたときは、知事が市長の補助を得て行い、あるいは知事が市長に委任して市
長が行うものとする。
第2
1
災害時における食料の供給基準【防災課】
炊き出しの供給対象者
(1)
(2)
(3)
2
避難所に収容した者
住家の災害のため全壊又は滅失し、炊事の方途のない者
救助作業、急迫した災害の防止及び緊急復旧作業に従事する者
供給品目
供給品目は、原則として米穀及び粉ミルク(乳幼児用)とし、実情に応じて弁当、乾パン、パン、麺類、
缶詰、インスタント食品等とするものとする。
3
供給の数量
被災者等に対して供給する災害救助用米穀の基準は、1食あたり玄米200g(精米180g)とし、乾パンに
ついては、115gを1食分とする。乳幼児用粉ミルクについては、乳児1日あたり145g(29g×5回)、幼児1
日あたり52g(26g×2回)とする。
第3
1
食料の供給計画【防災課・契約課・総務部総務課】
備蓄品の放出
資料編に掲げるとおり、市内8箇所の防災倉庫に備蓄している食料(アルファ米、飲料水)を、上記炊き
出し対象者に対し、計画的に放出する。
【資料編】
・ 食糧・生活必需品等の備蓄状況及び市防災倉庫所在地
P171
2
協定締結団体からの調達
(1)
事業者等
市の備蓄で不足する場合又は副食品を必要とする場合は、(株)岡島、(株)山交、(株)オギノ、市民生協
やまなし、生活クラブとの協定により、食料品の供給を受ける。
【資料編】
・ 災害時における物資の供給に関する協定書(百貨店等)
P59~61
・ 災害時における物資供給に関する協定書(市民生協やまなし)
P62
・ 災害時における物資供給に関する協定書(生活クラブ)
P63
(2)
自治体等
市の備蓄で不足する場合及び上記事業者等も被災等により供給を受けられない場合は、首都圏県都市長
懇話会構成市(水戸市、前橋市、宇都宮市、千葉市、さいたま市、横浜市)、小田原市、山梨県市長会構成
市(富士吉田市、都留市、大月市、韮崎市、南アルプス市、甲斐市、笛吹市、北杜市、上野原市、山梨
市、甲州市、中央市)、甲州街道沿道都市(八王子市、立川市、府中市、調布市、日野市、国立市、諏訪
市、山梨市、大月市、韮崎市、茅野市)、中部西関東市町村地域連携軸協議会加入市町村、特例市、磐田
市、泉大津市外17市1町、上越市、長野市、静岡市との協定により、これらの都市から食料品の供給を受
ける。
150
風水害等対策編
第3章 第21節
【資料編】
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
・ 特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
・ 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
P46
・ 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
・ 災害時相互応援に関する協定書(3市)
P49
・ 大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
P42
(3)
市内関係業者からの調達
市の備蓄では不足し、かつ、協定締結業者、自治体との連絡が通信や道路の途絶等により滞る場合、資
料編に掲げる市内関係業者からの供給を受ける。
【資料編】
・生活必需品調達に係る市内関係業者一覧
P172
3
知事への通知
(1)
市長は、災害時に必要な米穀の調達が不可能なときは、給食として必要とする応急用米穀の数量等を
知事に通知するものとする。
(2) 通知を受けた知事は、必要と認めるときは、農林水産省総合食料局長に通知する。
(3) 通知を受けた農林水産省総合食料局長は、受託事業体に対し、知事又は知事の指定を受けた者(市町村
長)に災害救助用米穀を引き渡すよう指示する。
4
災害救助用米穀の調達・供給
災害救助用米穀等の緊急引渡しについての連絡方法図は、別図1による。
第4
食料の配分計画【福祉保健総務課】
食料は、まず備蓄で賄い、不足する場合に調達を行うこととするが、これに拠りがたい場合には援助に
よって賄うこととする。
1
食料の配分計画
福祉部福祉総室総務班は、被害状況及び被災者ニーズに応じて、避難所別に食料の配分計画をたて、調
達・仕分け・輸送の指示を行い、被災者に配分するものとする。
2
外来救援物資の取扱い
義援金及び外来救援物資等の受付は、福祉部福祉総室総務班で行い、配分計画をたて、仕分け・輸送の
指示を行い、被災者に配分するものとする。
3
食料の輸送
(1) 調達する食料の輸送は、可能な限り調達先業者により避難所等への直接配送を依頼するほか、防災協
定に基づき、山梨県トラック協会、赤帽山梨県支部、パルシステム山梨の協力を得て行うものとする。
(2) 外来救援物資、市防災倉庫から避難所等への備蓄食料の輸送は、防災協定に基づき、山梨県トラック
協会、赤帽山梨県支部、パルシステム山梨の協力を得て行うものとする。
(3) 上記(1)、(2)の方法による輸送が困難な場合は、第15節「緊急輸送計画」に定める方法によるものと
する。また、甚大なる被害のため主な輸送手段を人力に頼る場合は、福祉保健部職員を中心に各部から
の応援職員と自主防災組織や防災ボランティア等の協力を得て、全職員体制で行うものとする。
(4) 事前避難等への対応については、市民部市民班が輸送し配給する。
151
風水害等対策編
第3章 第21節
●
物資などの緊急輸送協定先
山梨県トラック協会
笛吹市石和町唐柏1000-7
(055)262-5561
赤帽山梨県軽自動車運送協同組合支部
甲府市徳行1-1-21
(055)228-0028
生活協同組合パルシステム山梨
甲府市古上条町225-1
(055)243-6327
【資料編】
・ 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(山梨県トラック協会)
P64
・ 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(赤帽山梨県軽自動車運送協同組合)
・ 災害時における相互協力に関する協定書(生活協同組合パルシステム山梨) P130
第5
1
P65
炊き出しの実施【市民課・学事課】
炊き出し場所
炊き出しのための施設は、市内公立学校のうち、給食調理場の施設を有する学校の施設を学校運営の状
況を見るなかで、必要により利用するものとする。
また、状況によっては各避難所で炊き出しを実施する。
2
炊き出し従事者
炊き出しは、避難所に配備される職員によるほか、自主防災組織、日赤奉仕団、ボランティア等の協力
を得て実施するものとする。
3
炊き出し用燃料等
炊き出し用燃料等については、市内業者の協力を得て確保するものとする。
● 調達・炊き出し等の留意事項
① 被災者の年齢、季節等に配慮して調達する(高齢者に対して軟らかなもの、乳児に対して調製粉乳な
ど、また寒い時期には温かなものなど。)。
② 梅雨時期など特に食品が傷みやすい季節には、保存可能な食品を調達する。
別図1 連絡方法図
罹
災
コメの移動
書類
依頼
者
⑨炊き出し
①災害救助用米穀の
引渡要請書(様式1)
罹災市町村
⑦精米等必要な指示要請
山梨県災害対策本部
(農政部花き農水産課)
②災害救助用米穀
の引渡要請書
(様式2)
⑧輸送
(市町村)
知事又は知事が指定する
引取人(精米工場)
③売買契約の締結
⑥引渡し
(受託事業体)
⑤納入告知書の発行
(支払い)
農林水産省
(政策統括官付貿易業務課)
④引渡指示
152
受託事業体
風水害等対策編
第3章 第21節
政府所有米穀寄託契約倉庫業者名簿(営業倉庫:市内)
保管業者名
所在地
電話
FAX
丸市倉庫(株)
甲府市湯田2-7-9
(055)235-4664
(055)232-5006
㈲宮田倉庫
甲府市徳行4-11-1
(055)222-3264
(055)222-3239
(株)マルニ
甲府市国母2-12-10
(055)226-1325
(055)230-1718
甲府倉庫(株)
甲府市青葉16-14
(055)233-8181
(055)232-6606
県指定精米工場名簿(市内)
卸売業者名
所在地
電話
山梨県米穀販売商業組合
甲府市善光寺1-17-5
(055)222-9026
(株)芦沢商店
甲府市城東4-9-7
(055)233-3013
甲府米穀(株)
甲府市上今井町2504
(055)220-2227
※
市指定分は、市長が管内の小売業で精米機を保有するものを指定する。
農林水産省関東農政局山梨支局
所在地
山梨支局
甲府市丸の内1-1-18
【資料編】
・ 災害救助用米穀の引渡要請書様式
電話
(055)254-6016
P263
153
FAX
(055)254-6057
災害時優先電話
(055)254-6016
風水害等対策編
第3章 第22節
第 22 節 生活必需物資供給計画
災害により、住家に被害を受け、日常欠くことのできない被服、寝具等を失い、これらの家財を直ちに入
手することができない状態にある者に対して、生活必需品を給与又は貸与することにより、被災者を保護す
るものとする。
第1
実施責任者【防災課】
(1) 被災者に対する衣料、生活必需品、燃料その他の物資の供給は、市長が行う。ただし、市で対処でき
ないときは、他市町村又は県に応援を要請する。
(2) 災害救助法が適用されたときは、知事が市長の協力を得て行うが、知事から実施を通知された場合は
市長が行うものとする。
(3) 市は、地域内で調達できる生活必需物資の状況を把握するとともに、小売業者等との供給協定を締結
し、必要量の確保に努める。
(4) 県及び市は、物資の供給、輸送については、被災地のニーズを把握し、優先すべき案件を整理し、輸
送ルートの確保、配送、分配を適切に行う。
第2
1
実施方法【福祉保健総務課・契約課】
給(貸)与対象者
住家の全壊、全焼、流失、半壊、半焼又は床上浸水等により、生活上必要な被服、寝具その他生活必需
品を喪失し、又は毀損したため、直ちに日常生活を営むことが困難である者に対して行う。
2
給与・貸与対象品目
被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与は、被害の実情に応じ、次の品目の範囲内において現物を
もって行うものとする。
(1) 寝具(毛布、布団等)
(2) 被服(洋服、作業衣、子供服等)
(3) 肌着(シャツ、パンツ等)
(4) 身の回り品(タオル、手拭、靴下、サンダル、かさ等)
(5) 炊事道具(鍋、炊飯器、包丁等)
(6) 食器(茶わん、皿、はし等)
(7) 日用品(石けん、歯ブラシ、歯ミガキ粉等)
(8) 光熱材料(マッチ、ローソク、固型燃料等)
3
必要物資の把握
市は、被災者が必要とする生活必需物資の品目・数量を、避難所施設管理者、自主防災組織、ボランティ
ア等の協力を得て速やかに把握する。
4 生活必需品等の確保
(1)
備蓄品の放出
資料編に掲げるとおり、市内7箇所の防災倉庫に備蓄している生活必需品(毛布、炊飯セット等)を、上
記避難者に対し給与又は貸与する。
【資料編】
・ 食糧・生活必需品等の備蓄状況及び市防災倉庫所在地
P171
(2) 協定締結団体からの調達
ア 事業者等
市の備蓄で不足する場合は、(株)岡島、(株)山交、(株)オギノ、市民生協やまなし、生活クラブと
の協定により、生活必需品の供給を受ける。
【資料編】
・ 災害時における物資の供給に関する協定書(百貨店等)
P59~61
・ 災害時における物資供給に関する協定書(市民生協やまなし)
P62
・ 災害時における物資供給に関する協定書(生活クラブ生活協同組合)
P63
154
風水害等対策編
第3章 第22節
イ
自治体等
市の備蓄で不足する場合及び上記事業者等も被災等により不足する場合は、首都圏県都市長懇話会構
成市(水戸市、前橋市、宇都宮市、千葉市、さいたま市、横浜市)、小田原市、山梨県市長会構成市(富
士吉田市、都留市、大月市、韮崎市、南アルプス市、甲斐市、笛吹市、北杜市、上野原市、山梨市、甲
州市、中央市)、甲州街道沿道都市(八王子市、立川市、府中市、調布市、日野市、国立市、諏訪市、山
梨市、大月市、韮崎市、茅野市)、中部西関東市町村地域連携軸協議会加入市町村、特例市、磐田市、
泉大津市外17市1町、上越市、長野市、静岡市との協定により、これらの都市から食料品の供給を受け
る。
【資料編】
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
・ 特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
・ 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
P46
・ 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
・ 災害時相互応援に関する協定書(3市)
P49
・ 大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
(3) 市内関係業者からの調達
市の備蓄では不足し、かつ、協定締結業者、自治体との連絡が通信や道路の途絶等により滞る場合、資
料編に掲げる市内関係業者からの供給を受ける。
【資料編】
・生活必需品調達に係る市内関係業者一覧
P172
(4) 国・県への応援要請
ア 大規模な災害等により、前記業者、自治体等からの供給が困難又は時間を要する場合は、知事に必要
な物資の供給等を求めるものとする。
イ 市長は、事態の緊急性等に照らし必要な場合には、国に物資等の供給等を直接依頼するものとする。
ウ 国は、備蓄する物資等について、その事態に照らして緊急を要すると認められるときは、知事又は市
長からの要請等を待たずに、物資の供給等について必要な措置を講ずるものとする。
エ 知事は、備蓄する物資等について、その事態に照らして緊急を要すると認められるときは、市長から
の要請等を待たずに、物資の供給等について必要な措置を講ずるものとする。
オ 国、県、市及びその他防災関係機関等は、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合、備
蓄物資等の供給に関し、相互に協力するよう努める。
● 調達時の留意点
① 被災者ニーズをできるだけ正確に把握(必要品目・量)し、重複等しないようにする。
② 季節や被災者の年齢に配慮した物資を調達する。
③ 仕分け、配給に時間がかからないよう、調達時には箱等に中身の品名やサイズ等を書いておく。
5
販売業者への指導
生活必需品等の売り惜しみ、買い占め及び物価高騰の防止のため、販売業者に対して必要な要請、指導
を行うとともに、このような事態が起こった場合は、必要に応じて、物資を特定し、その確保のための指
導を行う。
第3
救助物資の配分計画【福祉保健総務課・契約課・市民課】
物資は、まず備蓄で賄い、不足する場合に調達を行うこととするが、これに拠りがたい場合には援助に
よって賄うこととする。
1
救助物資の配分計画
福祉保健部福祉保健総室総務班は、被害状況及び被災者ニーズに応じて、避難所別に生活必需物資の配
分計画をたて、調達・仕分け・輸送の指示を行い、被災者に配分するものとする。
2
外来救援物資の取扱い
義援金及び外来救援物資等の受付は、福祉保健部福祉保健総室総務班で行い、配分計画をたて、仕分
け・輸送の指示を行い、被災者に配分するものとする。
155
風水害等対策編
第3章 第22節
3
救助物資の仕分け等
調達された物資及び外来救援物資の仕分け等の業務については、東日本大震災や過去の地震の例から莫
大な業務量となることが予想されるため、集積場所である甲府市総合市民会館、甲府市環境センター及び
市内4大学(山梨大学、山梨県立大学、山梨学院大学、山梨英和大学)と締結している「災害時における支
援等に関する協定」及び山梨県倉庫協会「災害時における物資の保管等に関する協定」により集積場所、
保管場所を確保し、福祉保健部職員を中心に各部からの応援職員と自主防災組織や防災ボランティア等の
協力を得て、全職員体制で迅速かつ適正に行うものとする。
物資の保管等協定先
山梨県倉庫協会
甲府市飯田3-2-44
JA山梨会館南別館
(055)222-3106
【資料編】
・ 災害時における支援に関する協定書(市内4大学)
P80~83
・ 災害時における物資の保管等に関する協定書(倉庫協会)
P92
4
生活必需物資の輸送
(1)
調達する生活必需物資の輸送は、可能な限り調達先業者により避難所等への直接配送を依頼するほか、
「災害時における物資等の緊急輸送に関する協定」に基づき、山梨県トラック協会、赤帽山梨県支部の
協力を得て行うものとする。
(2) 外来救援物資、市防災倉庫から避難所等への生活必需物資の輸送は、「災害時における物資等の緊急輸
送に関する協定」に基づき、山梨県トラック協会、赤帽山梨県支部、の協力を得て行うものとする。
(3) 上記(1)、(2)の方法による輸送が困難な場合は、第12節「緊急輸送計画」に定める方法によるものと
する。また、甚大なる被害のため主な輸送手段を人力に頼る場合は、福祉保健部職員を中心に各部から
の応援職員と自主防災組織や防災ボランティア等の協力を得て、全職員体制で行うものとする。
(4) 事前避難等において、生活必需物資が市の備蓄で賄える場合に限っては、市民部市民総室市民班が備
蓄倉庫から輸送し配給するものとする。
【資料編】
・災害時における物資供給に関する協定書(生活クラブ生活協同組合)
P63
・災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(山梨県トラック協会)
P64
・災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(赤帽山梨県軽自動車運送協同組合)
P65
第4
災害救助法の適用に至らない場合の給与【生活福祉課】
災害救助法の適用に至らない災害により被害を受けた被災者に対しては、次の規定により生活必需品の給
与又は見舞金等の支給を行う。
1 「甲府市災害救助条例」及び「甲府市災害救助条例施行規則」
2 「甲府市災害弔慰金の支給等に関する条例」及び「甲府市災害弔慰金の支給等に関する条例施行規則」
3 「山梨県小災害内規」
【資料編】
・甲府市災害救助条例
P22
・甲府市災害救助条例施行規則
P23
156
風水害等対策編
第3章 第23節
第 23 節 給水計画
災害のため、飲料水が枯渇し、又は汚染し、現に飲料に適する水を得ることができない者に対し、最小限
度必要な量の飲料水の供給を行い、同時に給水施設の応急復旧を実施する。
第1
実施責任者【上下水道局】
被災者に対する飲料水供給の実施は、市長が行う。ただし、市で対処できないときは、協定締結自治体、
県にこれの実施又は要員、給水資機材の応援を要請する。
また、災害救助法が適用されたときは、知事が市長の補助を得て行うが、知事から実施を通知された場合
は市長が行うものとする。
第2
1
給水活動【上下水道局・市民課】
給水拠点における応急給水
災害により水道水の使用不能の場合には、上下水道部及び市民部は、次により給水活動を実施する。な
お、この場合、可能な限り自主防災組織、ボランティア等の協力を得るものとする。
(1)
非常用貯水槽による給水
本市では、災害時における応急給水を目的として、市内29箇所に「非常用貯水槽」を設置している。
これは、1人が最低限必要な飲料水を1日3リットルとして3日分、これに生活用水としての1人20リット
ルを加えた29リットルを1人分とする避難地区計画人員分の貯水槽を各小中学校の校庭及び市役所本庁舎
敷地内に埋設し、災害時の初期応急給水を行うものである。
なお、貯水槽を埋設している各小中学校は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 非常用貯水槽(飲用)設置場所一覧
P176
(2) 浄水機による給水
火災のための消火用水又は緊急用の飲料水に充てるため、甲府市内各小中学校のプールの水は、災害時
に備え、常に満水の状態にしてある。このため、各小中学校には、プールの水を飲料水にする浄水機が設
置してあり、緊急時に備えている。
この浄水機は、活性炭でろ過し、次亜塩素酸ナトリウムで滅菌して飲料水とするものである。
(3) 配水池における水道水の確保
給水区域(甲府市・甲斐市の一部(旧敷島町)・中央市の一部(旧玉穂町)・昭和町)内の各所には、耐震性
を有する配水池などが設置されている。平常時にはそれぞれの地域へ送水・配水をしているが、万一、災
害時には緊急遮断弁が自動的に作動し、資料編に掲げる貯水容量の水道水が確保される。
【資料編】
・ 配水池一覧
P177
(4) 応援協定に基づく緊急調達
ア 水道事業応援協定
上下水道局では、地震などの災害に備えて「災害時相互応援に関する協定」を日本水道協会に所属す
る水道事業体と締結し、相互の応援体制をとっている。
また、平成4年12月、小田原市との間で「水道施設災害復旧等相互応援に関する協定」を締結し、水道
施設に災害が発生した場合の相互応援体制をとっている。
したがって、市域での給水に不足を生じる場合は、これらの協定に基づき供給を受けるものとする。
【資料編】
・ 水道施設災害復旧等相互応援に関する協定書(小田原市)
P38
イ 都市間相互の応援協定
上記の応急給水又は応援協定による給水のほか、首都圏県都市長懇話会構成市(水戸市、前橋市、宇都
宮市、千葉市、さいたま市、横浜市)、山梨県市長会構成市(富士吉田市、都留市、大月市、韮崎市、南
アルプス市、甲斐市、笛吹市、北杜市、上野原市、山梨市、甲州市、中央市)、甲州街道サミット参加
12市(八王子市、立川市、府中市、調布市、日野市、国立市、諏訪市、山梨市、大月市、韮崎市、茅野
市)、中部西関東市町村地域連携軸協議会加入市町村、特例市、磐田市、泉大津市外17市1町、上越市、
長野市、静岡市との協定により、これらの都市から飲料水の供給を受ける。
【資料編】
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
157
風水害等対策編
・
・
・
・
・
・
(5)
災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
災害時相互応援に関する協定(磐田市)
P46
市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
災害時相互応援に関する協定(3市)
P49
大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
井戸水を活用した生活用水の確保
市は、市民、企業等が所有する井戸のうち、災害時に一般開放できる井戸を登録し、災害時における近
隣住民の生活用水を確保する。
【資料編】
・ 災害時生活用水協力井戸
P173
2
運搬給水
広域的な断水の場合は、給水車等により、給水基地から給水拠点への運搬給水を原則とするが、要配慮
者等への優先的給水や断水が長期化した場合の必要水量の増加に応じて巡回給水を実施する。
給水拠点は、次のとおりとする。
(1) 災害対策本部が指定する各小中学校等の一時収容施設(避難所)
(2) 災害対策本部が指定する医療機関
(3) その他災害対策本部が指定する場所(福祉施設等)
※ 本市における応急給水用車両及び機器材等の現況は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 応急給水車両及び機器材等の現況
P177
● 給水時の留意事項
① 給水の優先順位
給水は、避難所、医療機関、社会福祉施設など緊急性の高いところから行う。
② 要配慮者への配慮
一人暮らし高齢者や障害者等の要配慮者に対しては、状況により福祉団体、ボランティア団体等の
協力を得て、飲料水袋等による戸別給水を実施するなど、要配慮者に配慮した給水活動を行う。
③ 衛生確保
給水用具等は、清潔に保ち不衛生にならないように水質維持に十分注意する。
3
仮設給水栓による給水
断水地域の状況や水道施設の復旧状況等によって、消火栓等に仮設給水装置を設置し、順次市民の運搬
距離の短縮を図る。
第3
水質の保全【上下水道局・市民課】
災害時には、衛生的環境の悪化するおそれがあるので、水道水についても水質検査を強化するとともに、
必要に応じて次亜塩素酸ナトリウムの注入量を増加するなど、水質の保持に万全を期するものとする。
1
運搬給水の水質
運搬給水にあたり、運搬用具の洗浄・消毒を行うものとする。
2
応急復旧後の検査
配水管の破損箇所の復旧、臨時配水管及び応急給水栓の設置が完了した場合は、給水開始前に十分な洗
浄と水質検査を行うものとする。
3
水質保全
プール等の貯溜水を浄水機により、ろ過して飲用する場合は、前記第2の1(2)のとおり次亜塩素酸ナト
リウムによる滅菌等特に水質の保全に努める。
第4
1
広報の実施【上下水道局】
断水時の広報
水道施設の被災により断水した場合は、断水地区の住民に対して、防災行政用無線(メールマガジンを
含む)、広報車等により断水状況、復旧見込み、また水質についての注意事項等の広報を行う。
158
風水害等対策編
第3章 第23節
2
応急給水実施時の広報
応急給水を実施する場合には、防災行政用無線(メールマガジンを含む)、広報車等により給水場所・時
間、給方法等について被災地の市民に周知を図る。
第5
市民による備蓄の推進【上下水道局】
大規模な災害が発生した場合には、発生直後の給水が困難であることから、平時より市民に対し家庭内で
の必要量の飲料水・ポリ容器等の備蓄、また浴槽等に風呂水の汲み置きをするなどの措置を行うよう、広報
誌等を通じて広報を行う。
第6
被害状況調査及び応急措置【上下水道局】
被害状況調査を必要とするところは、次のとおりとし、必要な措置を行う。
1
被害状況の点検・調査
(1)
(2)
(3)
(4)
2
庁舎、浄水場等事務所機能の点検・調査
取水・導水・浄水・配水施設、電気設備、監視制御設備等の点検及び被害状況の調査、把握
送水管、配水管幹線の被害状況の調査、把握
病院、避難所、防災関係機関等の状況及び水道施設被害の把握
応急措置
(1)
(2)
漏水、薬品漏洩、施設損壊等による二次災害防止のための応急措置
原水の確保及び配水池等の保有水量の確保
第7
応急復旧【上下水道局】
災害発生後、断水地区に対する初期の給水は、各家庭等の貯溜水の有効利用及び運搬給水によるが、極力
管路の復旧を早め運搬給水から管路による応急給水に移行する。
1
取水、浄水、配水施設の復旧
取水、浄水、配水等主要施設の機能停止は、断減水期間長期化など市民生活に直接的な影響を与えると
ともに、総体的な災害復旧に影響を及ぼすこととなるため、応急復旧は、最優先で実施する。
(1) 一部の取水、配水系統が損壊した場合は、断水区域の縮小を図り、断水区域に対して応急給水を実施
するとともに、損壊箇所の復旧に全力をあげる。
(2) 施設の大規模損壊の場合は、各工程の代替手段を検討し、早期復旧に努める。
2
管路復旧
(1) 配水管等が損壊し、出水による浸水、道路陥没等の被害が発生、又は発生の恐れがある場合は、配水
を一時制限又は停止の措置を取るものとし、広範囲にわたる長時間の断水が生じたときは、応急給水の
措置をとる。
(2) 大規模災害等による同時多発的な管路被害の場合は、随時、配水系統の切り替え等を実施し、影響範
囲を限定化するとともに、主要幹線、医療機関等重要施設への復旧を優先し、本復旧に時間を要する場
合には、仮配管工事を実施する。
(3) 復旧の状況に応じ、消火栓、仮配管等からの仮設給水栓(共用栓)の設置等、市民への応急給水の負担
軽減措置を実施する。
(4) 応急復旧と本復旧は、できるだけ重複しないよう行うこととし、本復旧にあたっては、単に原形復旧
のみでなく、耐震性に優れた管種・継手等を採用するなど、機能強化も考慮して実施する。
(5) 通水時においては、水質検査の実施等、衛生管理に留意する。
(6) 配水管の通水前は、家屋内等の漏水による被害を防ぐため、原則として第1止水栓は全閉して行う。
第8
応援要請【上下水道局】
地震の発生に伴い、応急給水、応急復旧作業を進めるにあたって、外部公共機関、近県及び県内の水道事
業者等並びに甲府市管工事協同組合等の応援を必要とするときは、必要な情報を要請先に連絡し、応援手段
について協議するものとする。
159
風水害等対策編
第3章 第23節
【資料編】
・災害応急復旧工事等に関する業務協定書(管工事協同組合)
160
P57
風水害等対策編
第3章 第24節
第 24 節 教育計画
教育施設又は児童・生徒の被災により、通常の教育の確保を図ることが不可能な場合、教育施設の応急復
旧及び被災児童・生徒に対する学用品の給与など、応急教育を実施するものとする。
第1
実施責任者【教育総室】
市立の学校における災害応急教育は、市教育委員会が実施するものとする。ただし、災害救助法が適用さ
れたときは、市長の協力を得て知事が行うが、知事から委任された場合は知事の補助機関として市長が、市
教育委員会及び各学校長の協力を得て実施するものとする。
第2
1
応急教育体制の確保【教育総室】
応急教育の実施予定場所の確保
市教育委員会は、教育施設の被災により、授業が長期間にわたり中断することを避けるため、災害の程
度に応じ、概ね次表のような方法により、あらかじめ応急教育実施予定場所を選定する。
災害の程度
2
応急教育実施予定場所
学校の一部が被災
・特別教室、空き教室、体育館等の使用
・二部授業の実施
学校の全部が被災
・公民館、公共施設等の使用
・近隣学校校舎の利用
特定の地区全体が被災
・避難先の最寄りの学校、公共施設等の使用
・災害を受けなかった最寄りの学校、公共施設等の使用
・応急仮設校舎の建築
市内全域が被災
・避難先の最寄りの学校、公共施設等の使用
教員の確保
市教育委員会は、災害により通常の教育を実施することが不可能となった場合の応急対策として、県教
育委員会と連携して次により教員を確保する。
(1) 欠員者の少ない場合は、学校内で調整する。
(2) 近隣校との調整を行う。
(3) 短期、臨時的には退職教員等の協力を求める。
(4) 欠員(欠席)が多数のため、(1)から(3)までの方途が講じられない場合は、県教育委員会に要請し、県
において配置するよう努める。
第3
避難対策【教育総室】
学校における避難は、次の事項に留意するものとする。
台風等の予報により災害が予想される場合学校長は、臨時休校、一斉早退、教職員の引率による集団登
下校等情況を的確に判断し、連絡網により保護者へ連絡する等、適切な処置を行うものとする。
2 なだれ、地すべり、豪雨による土砂流出等児童生徒の登下校途上に危険のおそれがある場合学校長は、
その状況に応じて必要な処置をとるものとする。
3 危急の場合、やむを得ず校舎内に退避させる場合は、諸般の状況を判断し、危険のおそれのある場所を
避けるとともに、できるだけ分散体系をとるようにするものとする。なお、この場合、各集団に必ず教職
員を配置するものとする。
この他、詳細については、教育委員会が作成した「教師の防災手引き」及び各学校が定める防災計画に
よる。
1
第4
学校給食施設の措置及び活用計画【教育総室】
一定の地域、又は学校の校舎が災害を受け、従来、実施していた学校給食の全部又は一部が実行不可能と
なったときは、次に掲げる事項について、特に留意するものとする。
161
風水害等対策編
第3章 第24節
1
2
3
4
5
他の給食施設・設備の活用対策
給食物資及び作業員の確保対策
近隣の給食実施校からの給食の援助対策
食中毒の予防対策
児童・生徒に対する就学援助費の追加申請対策
第5
応急教育計画作成上留意すべき点【教育総室】
1
各学校長は被害の程度に応じて、教育の場所や教職員を確保し、臨時の学級編制、日課表、指導計画、
担任計画等を作成する。
2 休業の実施及び授業の不可能になる事態が予想される場合の学習内容・方法について指導する。
3 授業不可能な事態が長期にわたるときは、連絡の方法、組織(子供会等)の整備工夫を行うものとする。
第6
災害に対する児童・生徒の事前指導【教育総室】
1
関係機関の実施する災害予防等の行事と呼応して、ポスター標語等を通じ事故防止について認識させ
る。
2 学校は常に児童・生徒の事故防止のため計画的な教育活動の実施を図るとともに、正しい規律の確立に
努め、外部諸機関との協調、さらには地域、PTAと密接な連携を図るものとする。
3 各学校は、防災に対する計画を樹立して、災害による事故防止に努めるとともに、児童・生徒の避難訓
練を実施して、人命保護の体制確立に万全を期するものとする。
第7
学用品等の確保【教育総室】
学校施設の管理運営及び学校教育に必要な授業用資材、学習用品その他応急物品の確保を図るとともに、
必要に応じて学校等に配布するものとする。
また、被災児童・生徒に対する教科書及び学用品の給付は、災害救助法に基づいて行うものとする。
162
風水害等対策編
第3章 第25節
第 25 節 廃棄物処理計画
被災地から排出されたごみ、し尿、災害廃棄物(がれき)等の廃棄物を適正に処理し、災害地の環境衛生の
保全と早期の復興を図る。
第1
実施責任者【環境部】
ごみ及びし尿の処理は市長が行うものとするが、被害が甚大で市で処理が不可能なときは、中北林務環境
事務所環境課に連絡し、他市町村、応援団体又は県の応援を求めて実施する。
なお、市は、平時から大量の廃棄物の発生に備え一時保管場所の確保に努めるものとする。
第2
1
廃棄物の収集、運搬処理【環境部】
廃棄物の処理方法
(1) ごみの処理
ア 甲府市環境センターにおいて処理するものとするが、必要に応じて仮置場へ保管、あるいは他市町村
の焼却工場へ処理を依頼する。
イ ごみを本来の施設以外の場所で処理する場合は、中北林務環境事務所環境課の指示により処理する。
(2) し尿の処理
ア 衛生センターし尿処理施設において処理するものとするが、必要に応じて浄化センターへの直接投
入、あるいは他市町村の施設へ処理を依頼する。
イ し尿を本来の施設以外の場所で処理する場合は、中北林務環境事務所環境課の指示により処理する。
(3) がれきの処理
ア 大規模災害発生時においては、倒壊家屋など大量の災害廃棄物が発生するため、被害の状況から速や
かに災害廃棄物の発生量を把握し、必要な機材や仮置場を確保する。
イ 災害時において発生する倒壊家屋など災害廃棄物は、処理に長時間を要するため、公有地の中から仮
置場を確保する。
ウ 災害時において大量に発生する災害廃棄物を効率よく処理・処分するためには、排出時における分別
の徹底が必要であるので、分別収集体制の確保を図る。
エ 応急活動後、市は、がれきの処理・処分の進捗状況を踏まえ、破砕、分別等を徹底し、木材やコンク
リート等のリサイクルを図る。
【資料編】
・ ごみ、し尿処理施設等一覧
P179
2
廃棄物の収集・運搬
(1)
ごみの収集・運搬
被災地におけるごみ処理対策は、直営車両により既定収集区域を責任区域とするが、被害状況を十分掌
握する中で、収集運搬委託業者及び収集運搬許可業者への協力要請を行う等集中収集等実態に即した収集
作業を行う。
ごみの処分については、輸送道路の状況、処理施設の運転稼動状況等から判断し、施設処理、現地処分
の判断を行う。
本市におけるごみ収集運搬車両は、資料編に掲げるとおりである。
(2) し尿の収集・運搬
被災地における浸水家屋の便槽、浄化槽等のし尿を衛生的かつ迅速に処理するため、直営、許可し尿収
集全車両を当該被災地に配置する。さらに、汲み取り作業の障害物除去作業等必要な場合は、これを迅速
に処理し、円滑な作業の推進を図る。
本市における直営、許可し尿収集車両は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 災害時におけるし尿等の収集運搬の協力に関する協定書
P102
・ 収集運搬車両一覧
P180
第3
応援協力要請【環境部・防災課・総務部総務課】
市のみで廃棄物の処理業務が不可能又は困難な場合は、県及び協定締結先自治体に応援を要請し、速やか
に収集・処理を行う。
163
風水害等対策編
第3章 第26節
第 26 節 応急仮設住宅及び被災住宅の応急修理計画
災害により住家を滅失した者のうち、自力で住宅を確保できない者に対して、応急仮設住宅を設置して供
与し、又は破損箇所の修理ができない者に対して、破損箇所の修理を行い、一時的な居住の安定を図るもの
とする。
第1
実施責任者【建築営繕課】
被災者に対する応急仮設住宅の建設及び住宅の修理は、市長が実施するものとする。ただし、災害救助法
が適用されたときは、市長が知事を補助して行い、知事から仮設住宅の設置委任を受けた場合は、市長は直
ちにその設置にあたるものとする。
第2
1
実施方法【住宅課・建築営繕課】
供与及び修理の対象者
(1) 応急仮設住宅を供与する被災者
ア 住家が全焼、全壊又は流出した者
イ 居住する住家がない者
ウ 自らの資力をもってしては、住宅を確保することができない者
(ア) 特定の資産のない失業者
(イ) 特定の資産のないひとり親家族
(ウ) 特定の資産のない老人、病弱者、身体障害者
(エ) 特定の資産のない勤労者
(オ) 特定の資産のない小企業者
(カ) (ア)から(オ)までに準ずる者
(2) 応急修理を受ける者
ア 災害によって住家が半焼、半壊し、そのままでは当面の日常生活を営むことができない者
イ 自らの資力をもってしては、応急修理ができない者〈(1)ウ(ア)~(カ)を準用〉
2
応急仮設住宅建設フロー
(1)
(2)
(3)
(4)
3
建設部まち保全室建築営繕班は、建設用地の敷地調査(面積、生活用水、電気等)を実施する。
市内建設業者その他関係業者へ工事を発注依頼する。
県を通じ、一般社団法人プレハブ建築協会へ応援を要請する。
完成後、住宅班が入居者の選定及び入居者を管理する。
設置場所の選定
災害発生時において迅速に応急仮設住宅を建設するためには、事前に建設用地を確保しておくことが必
要である。このため、県との連携により、応急仮設住宅の建設に適した用地を確保するための調査を毎年
実施するものとする。
応急仮設住宅の建設場所の選定にあたっては、次の事項等に留意して選定するものとする。
なお、応急仮設住宅は原則として公有地に建設するものとするが、やむを得ない場合は私有地に建設す
る。この場合には、後日問題の起こらないよう十分協議する。
(1) 飲料水が得やすく、かつ、保健衛生上適当な場所
(2) 相当数の世帯が集団的に居住するときは、交通の便、教育の問題が解決できる場所
(3) 被災者の生業の見通しがたつ場所
(4) がけ崩れ等の二次災害のおそれがない場所
4
建設資機材及び業者の確保
(1) 応急仮設住宅の建設は、業者委託をもって実施するものとする。
(2) 資材、人員等の確保が困難な場合は、県又は他市町村へ応援を要請する。
(3) 応急仮設住宅を建設する際、建設の構造及び仕様については高齢者や障害者等の要配慮者に配慮する
よう努める。
5
入居者及び修理対象者の選定
応急仮設住宅の入居者及び被災住宅の応急修理対象者の選定にあたっては、障害者や高齢者等の災害時
要援護者を優先的に入居させるとともに、被災者の資力その他の実情を十分調査し、必要に応じ民生児童
委員等の意見を聴く等、公平な選定に努める。
164
風水害等対策編
第3章 第26節
6
管理及び処分
(1) 応急仮設住宅は、被災者に対しての一時的居住の場所を与えるための仮設建設であることを考慮し、
使用目的に反しないよう適切に管理する。
(2) 応急仮設住宅は、その目的が達成されたときは、譲渡又は解体撤去の処分を速やかに行う。
●
別図
応急仮設住宅の建設フロー
災
害
発
生
市災害対策本部
①
建設戸数(規模)決定
建設用敷地選定
(災害救助法の適用)
②
県災害対策本部
建設部まち保全室
建築営繕班
④
一般社団法人
プレハブ建築協会
③
敷地調査
・面積確認
・給排水、配電調査
・その他状況調査
市内建設業者
その他関係業者
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町2-3-13
M&Cビル5階
TEL 03-5280-3121(代)
FAX 03-5280-3127
⑤
仮設住宅建設
一般社団法人
プレハブ建築協会会員
完
成
1戸当たり29.7㎡(9坪)
(標準タイプ)
6帖、4.5帖、台所、トイレ、
風呂場
⑥
入 所 者 決 定
入
居
165
(参考)
仮設住宅建設用地
・市が選定する土地
・県営住宅建設予定地
・住宅供給公社用地
・土地開発公社用地
・公園緑地及び広場
風水害等対策編
第3章 第27節
第 27 節 救出計画
災害のため生命や身体が危険な状態にある者、生死不明の状態にある者等を捜索し、救出してその者の保
護に万全を図るものとする。
第1
実施責任者【消防本部】
被災者の救出は、原則として市長が行う。ただし、市で対処できないときは、県及び協定締結自治体にこ
れの実施又は要員、資機材の応援を要請する。また、災害救助法が適用されたときは、市長の補助を得て知
事が行い、知事から実施を通知された場合には市長が行うものとする。
第2
救出の対象者【消防本部】
洪水氾濫時に生命、身体が危険な状態にある者とする。
第3
1
救出の方法【消防本部】
救出班の編成
(1)
救出活動は、消防部を中心に救出班を編成し、消防本部及び市保有の救出資機材等を活用して実施す
る。また、必要により市職員による救出班を編成し災害現地へ派遣するとともに、自主防災組織等の協
力を依頼する。
(2) 被災者の救出にあたっては、特に甲府警察署及び南甲府警察署に協力を要請するとともに、常に緊密
な連携のもとに救出にあたるものとする。
(3) 負傷者の応急手当を必要とする場合は、甲府市医師会など医療関係機関の協力を得るほか、本章19節
「医療助産計画」の定めるところにより実施する。
2
救出資機材の確保
要救助者の状況に応じて、救出作業に必要な人員、設備、機械器具等を活用して救出を行うものとする
が、必要な救出資機材、要員が確保できない場合は、市内建設業者、関係機関及び地域住民等の協力を得
て行う。
3
関係機関等への要請
災害が甚大で、市内のみの動員又は市にある資機材では救出が困難な場合は、資料編に掲げる協定に基
づき、締結市町村から必要な救助要員や救出資機材等を確保し、救出活動を行うものとする。
また、災害の状況により県に協力を要請するとともに、必要によっては自衛隊の派遣要請を知事に要求
する。
【資料編】
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
・ 特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
・ 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
P46
・ 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
・ 災害時相互応援に関する協定書(3市)
P49
・ 大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
第4
1
地域住民による初期活動【自主防災組織等】
救出活動
地域住民は、自らの在住地区において建物倒壊、火災炎上等により、現に生命、身体が危険な状態にあ
る者又は生死不明の状態にある者を発見したときは、危険が及ばない範囲で緊急救助活動や負傷者に対す
る応急手当等の応急救護活動を実施する。
2
関係機関への通報
要救助者等を発見した場合には、速やかに市及び消防機関など関係機関に通報するとともに、警察、消
防署が行う救急・救助活動に積極的に協力する。
166
風水害等対策編
第3章 第27節
3
要配慮者への救護
災害発生時、要配慮者に対して、避難支援や必要な介助等を行い、安全確保を図る。
167
風水害等対策編
第3章 第28節
第 28 節 遺体の捜索及び保護並びに埋葬計画
災害により現に行方不明の状態にあり、四囲の事情により既に死亡していると推定される者の捜索及び災
害の際死亡した者に対して、その遺族が混乱期のため、処理及び埋葬を行うことが困難な場合又は死亡者の
遺族がない場合に、次により応急的な対策を行う。
第1
実施責任者【消防本部】
遺体の捜索、処理及び埋葬は、市長が行うものとする。
ただし、市で対処できないときは、他市町村、県にこれの実施又はこれに要する要員及び資機材の応援を
要請する。
また、災害救助法が適用されたときは、市長の補助を得て知事が行うが、知事から実施を通知された場合
には市長が実施するものとする。
遺体の見分、検視は、警察が行うものとする。
第2
1
行方不明者及び遺体の捜索【防災課】
捜索活動
捜索活動は、消防団のほか甲府警察署、南甲府警察署等に協力を要請し、必要な機械器具を借り上げ実
施する。また、必要により地域住民の協力を得て行う。
人命救助、救急活動及び遺体、行方不明の捜索中に遺体を発見したときは、市本部及び甲府警察署又は
南甲府警察署に連絡するとともに身元確認を行うものとする。
2
捜索の依頼
遺体が他市町村に漂着していると考えられる場合は、近隣市町村及び遺体漂着が予想される市町村に対
して、氏名、性別、年齢、容ぼう、特徴、着衣等を明示して、捜索を要請する。
第3
1
遺体の検案【市立甲府病院】
検案の実施
(1) 遺体の検案は、原則として救護班の医師が実施するものとする。
(2) 洗浄、縫合、消毒等遺体処理に必要な物資の調達から処理に関するすべての措置を実施するととも
に、検案が
開業医によって行われた場合は、その実費弁償を行うものとする。
2
遺体の輸送
警察官による検視(見分)及び救護班による検案を終えた遺体は、本部長が指定する遺体収容(安置)所に
輸送するものとする。
第4
1
遺体の収容、安置【健康衛生課】
身元確認
甲府警察署、南甲府警察署、自主防災組織等の協力を得て、遺体の身元引受人の発見に努め、身元不明
者については、遺体及び所持品等を写真撮影するとともに、人相、所持品、着衣、特徴等を記録し、遺留
品を保管するものとする。
2
遺体収容(安置)所の開設
本部長は、寺院、公共建物又は公園等遺体収容に適当な場所を選定し、遺体収容(安置)所を開設するも
のとする。
遺体収容(安置)所の開設にあたっては、納棺用品、ドライアイス等必要機材を確保するとともに、遺体
収容のため適当な既存建物がないときは、天幕等を設置してこれを開設するものとする。
第5
1
遺体処理に関する柩の調達・遺体の搬送・火葬の実施【契約課・健康衛生課】
柩の調達
甲府市内の業者で対応できない場合は、業者の協力を得るなかで県内市町村及び近隣都県の業者の支援
体制の確立を図る。
168
風水害等対策編
第3章 第28節
2
遺体の搬送
検案を終えた遺体は、市が指定する遺体収容(安置)所に輸送するものとする。
3
火葬の実施
遺体について、遺族等の引き取り手がない場合、又遺族等が混乱期のため火葬・埋葬を行うことが困難
な場合、応急措置として火葬・埋葬を行うものとする。
4
広域火葬に係る連絡体制、応援要請
市は、大規模災害により、平時に使用している火葬場の火葬能力だけでは、遺体の火葬を行うことが不
可能となった場合、また、火葬場が被災して稼働できなくなった場合は、広域火葬について、速やかに県
に応援を要請する。
169
風水害等対策編
第3章 第29節
第 29 節 障害物除去計画
災害により、竹木及び土石等の障害物が居室及び炊事場等の日常生活に欠くことのできない場所へ侵入、
それを除去すること以外に居住の方法のない者、自らの資力で除去できない場合に、これを応急的に除去し
て、被災者の保護を図る場合及びその他の道路、河川等の障害物を除去する必要がある場合は、お概ね次に
よるものとする。
第1
実施責任者【道路河川課・都市整備課・都市計画課】
1
障害物の除去は、市が実施するものとする。ただし、市で対処できないときは、県及び協定締結自治体
に応援を要請する。また、災害救助法が適用された場合は、知事が市長の補助を得て行うが、知事から実
施を通知されたときには市長が行うものとする。
2
障害物が道路上又は河川にある場合は、道路又は河川の維持管理者がそれぞれ必要に応じ除去するもの
とする。
第2
1
障害物除去の要領【道路河川課・都市整備課・都市計画課】
道路等の障害物の除去
(1)
除去の優先順位
早急に被害状況を把握し、市所管の道路に障害物が堆積した場合は、速やかに県に報告するとともに、
市指定緊急輸送道路(本章第15節「緊急輸送計画」参照)など重要な道路から除去し、道路機能の早期確保
に努める。
(2) 道路管理者等に対する連絡
国道、県道に障害物が堆積し、通行不能となった場合、また河川に障害物が滞留し、水害のおそれがあ
る場合は、この旨を管理者に通報し、これらの障害物の速やかな除去を要請する。
2
住宅障害物の除去
(1)
除去対象者
災害等により住家に運び込まれた土石、竹木等の障害物の除去は、次の条件に該当する住家を早急に調
査のうえ実施する。
ア 障害物が日常生活に欠くことのできない場所に運び込まれたため、当面の日常生活が営み得ない状態
にあるもの
イ 自らの資力をもってしても、障害物の除去ができないもの
ウ 住家が半壊又は床上浸水したもの
エ 原則として、当該災害により住家が直接被害を受けたもの
(2) 優先除去の決定
市は、障害物の除去を必要とする住家を把握するとともに、障害物による支障状況、また半壊・床上浸
水状況の程度等を確認のうえで、除去の順位を決定する。
第3
実施方法【道路河川課・都市整備課・都市計画課】
市は、住宅障害物については、市内建設業者等に請負わせて速やかに実施する。道路等の公共営造物の障
害物については、資料編に掲げる協定に基づき、甲府市建設安全協議会、甲府市電設協力会及び協同組合甲
府市造園協会、(社)全国クレーン建設業協会山梨県支部に対し出動を要請し、除去にあたる。
また、市のみでは、障害物除去の実施が困難な場合には、資料編に掲げる協定に基づき、協定市町村の応
援を要請するとともに、必要により県に応援を要請する。
【資料編】
・ 災害時相互応援協定一覧
P32
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 水道施設災害復旧等相互応援に関する協定書(小田原市)
P38
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
・ 特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
・ 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
P46
・ 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
170
風水害等対策編
・
・
・
・
・
・
災害時相互応援に関する協定書(3市)
P49
大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
災害時における応急対策業務に関する協定書(建設安全協議会)
P58
災害時における応急対策業務に関する協定書(電設協力会)
P73
災害時における応急対策業務に関する協定書(全国クレーン建設業協会山梨県支部)
災害時における応急対策業務に関する協定書(造園協会)
P77
第4
障害物の集積場所の確保【道路河川課・都市整備課・都市計画課】
P76
除去した障害物は、交通に支障のない、また市民の日常生活に支障のない公有地を選定し集積するものと
するが、適当な場所がないときは、所有者の承認を得て私有地を使用する。その際には、後日問題が起こら
ないよう所有者との間で十分協議する。
171
風水害等対策編
第3章 第30節
第 30 節 生活関連事業等の応急対策計画
第1
電力事業施設応急対策
災害時の電気供給のための応急対策は、東京電力パワーグリッド(株)山梨総支社の計画によるものとす
る。
1
防災体制
(1)
非常態勢の区分
非常態勢の区分
非常態勢の条件
第1非常態勢
・被害の発生が予想される場合
・被害が発生した場合
第2非常態勢
・大規模な被害が発生した場合(大規模な被害の発生が予想される場合を含む。)
・東海地震注意情報が発表された場合
第3非常態勢
・大規模な被害が発生し、停電復旧に長期化が予想される場合
・警戒宣言が発せられた場合
・県内並びに首都圏で震度6弱以上の地震が発生した場合
(2) 災害対策組織
災害が発生した場合、山梨総支社内に災害対策本部を、支社に同支部を設置する。
2
応急復旧対策
(1) 応急対策要員、資機材の確保
応急対策に従事可能な人員をあらかじめ調査、把握しておき、定められたルートによって、速やかに対
応する。
また、工具、車両、発電機車、変圧器車等を整備して応急出動に備えるとともに、手持ち資機材の確保
に努める。
(2) 設備の予防強化
ア 洪水等の被害を受けるおそれのある発電所においては諸施設の災害予防について応急施設を講じる。
イ 工事実施中のものは、速やかに工事を中止し、あるいは補強又は応急措置を講じる。
(3) 災害時における危険予防措置
災害時においても原則として送電を継続するが、災害の拡大に伴い円滑な防災活動のため、警察・消防
機関から送電停止の要請があった場合には、適切な危険防止措置を講じる。
(4) 災害時における広報
次の事項について、テレビ、ラジオ、新聞等の報道機関に要請して広報を行うとともに、広報車及び防
災行政用無線による活用等により直接当該地域に周知する。
ア 感電事故及び漏電による出火の防止
イ 電力施設の被害状況、復旧予定等
(5) 被害状況の収集
あらゆる方法を通じて全般的被害状況の早期把握に努め、復旧計画を樹立する。
第2
電気通信事業施設応急対策
東日本電信電話(株)山梨支店及び(株)NTTドコモ山梨支店は、災害発生時の電気通信の途絶及び混乱等
を防止するとともに、被災した電気通信施設の早期復旧のため、次の応急対策等を実施するものとする。
1
防災体制
(1) 非常態勢の区分
東日本電信電話(株)(山梨支店)及び(株)NTTドコモ(山梨支店)は、災害が発生する恐れがある場合、又
は発生した場合(以下「非常事態」という)は、次に定める態勢により対処する。
172
風水害等対策編
第3章 第30節
準
備
ア
ク
シ
ョ
ン
非常事態の区分
警戒態勢
非常事態の情勢
災害の発生が予想される場合
災害復旧態勢
(注)ドコモのみ
・災害等(被災支社・支店等が単独で対応でき、対策組織の一部の班の対応のみ
で対応が可能な規模の災害等)が発生した場合
・被災支社・支店等が支援を必要とするが災害対策機器類の支援(機器の運搬・
運用作業を含む)等に留まる場合(広域応援体制に至らないと判断する場合)
激甚災害(国に緊急災害対策本部が設置される規模の災害)が発生した場合
・大規模な災害(各会社が単独で対応できず支援が必要な規模の災害)が発生した
場合
・警戒宣言が発令された場合
・中規模な災害(各会社が単独で対応できる規模の災害)が発生した場合
・東海地震注意情報が発せられた場合
第1非常態勢
第2非常態勢
第3非常態勢
(2) 災害対策組織
東日本電信電話(株)(山梨支店)及び(株)NTTドコモ(山梨支店)の長は、非常態勢が発令された場合
は、速やかに対策組織を設置する。
2
災害応急対策
(1)
(2)
(3)
(4)
3
重要通信の疎通確保
被災地特設公衆電話の設置
携帯電話の貸出し
災害用伝言ダイヤル等の提供
災害時における広報
(1) 東日本電信電話(株)(山梨支店)及び(株)NTTドコモ(山梨支店)は、災害の発生が予想される場合、
又は発生した場合に、通信の疎通、利用制限の措置状況、被災した電気通信設備等の応急、及び復旧状
況等の広報を行い、通信の疎通ができないことによる社会不安の解消に努める。(テレビ、ラジオ、新聞
等の報道機関を通じて広報を行うほか、必要に応じてホームページや支店等前掲示等により直接当該被
災地に周知する。)
(2) 災害用伝言ダイヤル等を提供した場合、交換機よりのふくそうトーキ案内、避難所等での利用案内を
実施するほか、必要に応じて報道機関、自治体との協力体制により、テレビ、ラジオ、防災無線等で利
用案内を実施する。
第3
一般ガス事業施設応急保安対策
一般ガス事業施設の応急対策は、次のとおりとする。
1
一般ガス事業者の名称、所在地、供給区域等
(1)
名称
東京ガス山梨(株)
(2)
所在地
甲府市北口三丁目1-12
(3)
施設種別
天然ガスのパイプライン接続供給
(4)
貯蔵設備所在地設備の種
類及び最大貯蔵量
(5)
施設の状況及び供給状況
(6)
修理機材名及び数
甲府市北口三丁目1-12
球形ホルダ-40,000㎥ 1基
甲府市、中央市、甲斐市及び昭和町の供給域内30,000戸へ導管により供
給
修理資材は、当面必要な数量について常に備蓄している。日本ガス協会
を通じて全国のガス会社、資機材メーカーとの応援態勢ができている。
※
量
防災体制:非常災害(地震)対策要領による。
173
風水害等対策編
第3章 第30節
2
発災時の措置
(1)
停電時の措置
災害により受電線が停電したときは、無停電電源装置により供給を継続
する。
(2)
交通途絶時の措置
パイプライン接続供給方式のため措置は不要
(3)
生産設備被災時の措置
主要な受入れ設備が被災しない限り供給可能
(4)
供給設備被災時の措置
修理資材をもって応急修理を行い極力供給の確保に努めるが、やむを得
ないときは地域的にガスの送出を停止し、速やかに応急処置を行う。ま
た、供給地区は、現有ホルダ-能力において限定供給を続ける。全供給
区域被災のときは、一時ガスの送出を停止する。
災害の状況により日本ガス協会の応援体制がある。
(5)
貯蔵設備被災時の措置
現有ホルダー取付けバルブを閉止にて被災措置をとる。
第4
簡易ガス施設応急保安対策
簡易ガス事業者は、災害の発生により危険な状態となった場合は、各簡易ガス供給地点を巡回点検して、
次の対策を講ずるものとする。
1
ボンベハウス
(1) ボンベハウスに異常を認めたとき。
ア ボンベハウスの発生設備及び調整装置の外観及び漏えい検査を行う。
イ 異常を認めたときは速やかに応急修理を行う。
ウ 調査の結果応急修理不可能なときは仮設による供給を行う。
(2) 特に周囲の被災が大きいと判断されるときは、供給を停止し以後の状況把握に努め状況を監視する。
2
導管
(1) 本支管及び供給管
ア 不等沈下、地割れ、陥没等地盤に異常を認めたときは、供給継続のままボーリングによるガス漏れ検
査を行う。
イ 特に周囲の被災状況が大きく、濁流その他により土砂の流出等地層に変異が認められたときは、供給
を中断しガス圧による気密検査を行う。
(2) 屋外管・屋内管
ア 災害による異常の有無が判別しがたいときはガス検知器及びボーリングによるガス漏れ検査を行う。
イ 特に周囲の被災状況が大きく、窓、壁その他建造物に損壊等の異常が認められるときは、供給を中断
しガス圧による気密検査を行う。
(3) 導管の調査の結果異常を認めたときは、速やかに復旧の作業を行う。
3
復旧体制
上記の応急対策を円滑に遂行するため、事業所内に特別組織を編成し、それぞれの状況に応じて出動し
対処する。
【資料編】
・ 簡易ガス事業者の名称、所在地、供給区域一覧
P223
第5
1
液化石油ガス応急保安対策
災害対策組織
発災後、山梨県に「災害対策本部」が設置された場合、(社)山梨県エルピーガス協会(以下「協会」と
いう。)に「災害対策本部」を設置する。
※ 警戒宣言が発せられた場合、協会に「地震災害対策本部」を設置する。
2
(1)
(2)
(3)
応急対策
関係機関との連絡
一般消費者向け広報
応急復旧資機材の調達
174
風水害等対策編
第3章 第30節
(4)
復旧要員の派遣
第6
危険物等応急保安対策
火薬類販売業者、ガス業者及び石油等販売業者等は、災害により危険な状態となった場合は、県の指導及
び業者組合等の保安計画に基づき直ちに応急措置を講ずるものとする。
1
火薬類の応急対策
(1) 火薬類の応急対策
ア 保管又は貯蔵中の火薬類を安全地帯に移す余裕のあるときはこれを速やかに移し、その周囲に適当な
境界棚及び「立入禁止」等の警戒札を設け見張り人をつける。
イ 運搬道路が危険なとき又は搬送の余裕がないときには、火薬類を付近の水中に沈める等の安全上の措
置を講ずる。
ウ 前記の措置によらないときは、火薬庫又は貯蔵所の入口、窓等を目塗土等で安全に密閉し、防火の措
置を講じ、必要に応じて付近の住民に避難するよう警告する。
エ 運搬中火薬類が爆発又はそのおそれのあるときには、災害防止の応急措置を講じるとともに警察官に
通報する。
【資料編】
・ 銃砲火薬類施設
P222
・ 火薬庫所有者一覧 P222
(2) 高圧ガスの応急対策
ア 製造施設等においては、災害の状況に応じ、作業を直ちに中止するなど、ガスの特性に応じた措置を
講ずるとともに、作業に必要な者以外は退避させる。
イ 充填容器が危険な状態となったときは、不燃性ガス以外のガスは、極力ガスの放出を避け、ガスの特
性に応じた救急措置、安全な場所への移動、警察官等の協力を得て行う付近住民の避難等を実施する。
ウ 輸送中において災害が発生したときは、車両等の運転手等は消防機関、警察及び荷受人等へ通報す
る。なお緊急、やむを得ないときは付近の高圧ガス地域防災協議会防災事業所へも通報し、防災要員の
応援を得て災害の拡大防止活動を行う。
エ 事業所、消費先等において応急措置に応援を要するときは、関係事務所の協力を得て行う。
【資料編】
・ 高圧ガス関係事業所一覧
P222
・ 山梨県高圧ガス地域防災協議会防災事業所一覧(市内)
P222
(3) 危険物の応急対策
ア 危険物施設の管理者等は、施設内の火気の使用を停止するとともに、状況に応じ保安回路を除く施設
内の電源を切断する。
イ 危険物施設の管理者等は、危険物の取扱いを中止し、移動搬出の準備、石油類の流出防止、防油堤の
補強等の措置を講じる。
ウ 危険物施設の管理者等は、必要に応じて相互応援協定に基づく応援を要請する。
エ 危険物運搬車両等の運転手等は、輸送中に危険物が漏れる等の災害が発生したときは、消防機関、警
察等に速やかに通報する。
オ 市は、引火、爆発又はそのおそれがあるときは、施設関係者及び関係機関と緊密な連絡をとり、警戒
区域を設定するとともに付近住民に対し、避難等の指示又は勧告をする。
カ 山梨県内の高速道路等における危険物運搬車両の事故防止等については、「山梨県高速自動車国道等
における危険物運搬車両事故防止等対策協議会」による連絡体制の強化を図るとともに、事故等の発生
した場合に迅速かつ効果的に現場処理対策の確立を図る。
【資料編】
・ 危険物施設の状況
P224
(4) 毒物劇物の応急対策
毒物劇物の管理者等は、保健所、警察署、消防署等関係機関の協力を得て次の措置を講じる。
ア 毒物劇物による汚染区域の拡大防止のため、危険区域を設定して関係者以外の立ち入りを禁止する。
イ 状況に応じて交通遮断、緊急避難等、一般住民に対する広報活動を行う。
ウ 中和剤、吸収剤等を使用して毒物劇物の危険除去を行う。
エ 飲料水が汚染したとき又はそのおそれがあるときは下流の水道管理者、井戸水使用者等に通報する。
【資料編】
・ 毒物及び劇物取締法関係施設
P224
175
風水害等対策編
第3章 第30節
(5) 放射性物質の応急対策
放射性物質の管理者等は、警察署、消防署等関係機関の協力を得て次の措置を講じる。
ア 放射線障害の危険のある地区内に所在している者に対して避難するよう警告する。
イ 放射線障害を受けた者又はそのおそれがある者は、速やかに救出し医療施設へ収容する。
ウ 放射性同位元素による汚染が生じたときは、直ちに汚染の拡大防止、放射性同位元素の除去等の措置
を講ずる。
エ 放射性同位元素を他の場所へ移す余裕があるときは、必要に応じてこれを安全な場所に移し、その場
所の周囲に棚、標識等を設置し、見張人をおいて関係者以外の立ち入りを禁止する。
オ 事故発生時、危険区域内に所在していた者に対し、医師による診断等必要な措置を講じる。
【資料編】
・ 放射性同位元素等使用事業所
P224
第7
1
日本郵政グループの災害時特別取扱い内容
郵便事業会社関係(被災者が差し出す郵便物の料金免除及び郵便葉書等の無償交付)
安否の報告や避難先の連絡に役立てるため、被災者が差し出す郵便物の料金を免除するとともに、被災
地の郵便局において被災世帯に対し、郵便葉書及び郵便書簡を郵便局窓口において、無償交付する。
2
ゆうちょ銀行関係(通帳等を紛失された被災者の方への非常取扱い)
通帳、証書、印章等をなくされた場合でも、本人確認ができる時には次の取扱いを実施する。
(1) 通常貯金、定額貯金及び定期貯金の払い戻し
(2) 民営化前に預入された定額郵便貯金、定期郵便貯金及び積立郵便貯金等の払戻し
(3) 民営化前に預入された定額郵便貯金、定期郵便貯金及び積立郵便貯金を担保とした貸付
(4) 払戻証書による払戻金及び返還金支払い通知書による返還金の払渡し
3
かんぽ生命保険関係(保険料払込猶予期間の延伸、保険金の非常即時払い等の非常取扱い)
保険料の支払いが困難な方のために、保険料の払込猶予期間の延伸、保険金の非常即時払い等の非常取
扱いを実施する。
176
風水害等対策編
第3章 第31節
第 31 節 労働力確保計画
災害応急対策等に必要な労働力確保対策を、次のとおり行うものとする。
第1
1
労働力の確保
措置
甲府公共職業安定所は、労働力の確保を円滑に行うため次の措置をとる。
(1) あっせん業務の円滑を期し、緊急計画を樹立する。
(2) 関係機関との緊密な連携をもって所要労働力の募集について、求人広報に関する所要の措置をとる。
(3) 必要により他の職業安定所へ求人連絡を行う。
(4) 常時土木関係等災害関連職種に従事する求職者については、あらかじめ居住地、連絡先、連絡方法等
を整備しておく。
2
協力
市長は、甲府公共職業安定所長の措置する労働力の確保について、資料の提供及び連絡等について協力
するものとする。
第2
1
2
3
4
5
6
災害応急対策求人【人事課】
市長は、甲府公共職業安定所長に対し、次の事項を明らかにし、文書又は口頭で申し込むものとする。
職種別所要求人の数
作業場所及び作業内容
作業時間、賃金等の労働条件
宿泊施設の状況
必要とする期間
その他必要な事項
第3
その他
1
災害応急対策に公共職業安定所のあっせんにより就労する者の賃金は、同一地域における同種の業務及
び技能について支払われる一般の賃金水準を基とすること。
2 甲府公共職業安定所長は、第2の求人により応募した就労希望者の配置については緊急度、重要度等につ
いて中北地方連絡本部長(中北地域県民センター所長)と協議し、必要に応じ適宜調整を行いながら実施す
るものとする。
177
風水害等対策編
第3章 第32節
第 32 節 民生安定事業計画
第1
被災者生活再建支援制度
(被災者生活再建支援法)【生活福祉課】
被災者生活再建支援法(平成10年法律第66号)に基づき、自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受け
た者であって、経済的理由等によって自立して生活を再建することが困難なものに対し、被災者の自立した
生活の開始を支援するため、都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用し、県から被災者生活再建
支援金が支給される。
1
被災者生活再建支援法の適用要件
(1) 対象となる自然災害
ア 災害救助法施行令第1条第1項第1号又は2号に該当する被害が発生した市町村における自然災害
イ 10世帯以上の住宅全壊被害が発生した市町村における自然災害
ウ 100世帯以上の住宅全壊被害が発生した都道府県における自然災害
エ ア又はイの市町村を含む都道府県で、5世帯以上の住宅全壊被害が発生した市町村(人口10万人未満に
限る。)における自然災害
オ ア~ウの区域に隣接し、5世帯以上の住宅全壊被害が発生した市町村(人口10万人未満に限る)におけ
る自然災害
カ ア若しくはイの市町村を含む都道府県又はエの都道府県が2以上ある場合に、5世帯以上の住宅全壊被
害が発生した市町村(人口10万人未満に限る)及び2世帯以上の住宅全壊被害が発生した市町村(人口5万
人未満に限る)における自然災害
※ エ~カの人口要件については、合併前の旧市町村単位でも適用可などの特例措置あり(合併した年
と続く5年間の特例措置)
(2) 対象となる被災世帯
ア 住宅が全壊した世帯
イ 住宅が半壊又は住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯
ウ 災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長期間継続している世帯
エ 住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯(大規模半壊世帯)
2
対象世帯と支給額
(1)
支給額は、次の2つの支援額の合計額となる。
住宅の被害程度に応じて支給する支援金(基礎支援金)
支給額
住宅の被害程度
複数世帯
単数世帯
全壊世帯(法第2条第2号イ)
100万円
75万円
解体世帯(法第2条第2号ロ)
100万円
75万円
長期避難世帯(法第2条第2号ハ)
100万円
75万円
大規模半壊世帯(法第2条第2号ニ)
50万円
37.5万円
(2)
住宅の再建方法に応じて支給する支援金(加算支援金)
支給額
住宅の被害程度
複数世帯
単数世帯
居住する住宅を建築し、又は購入する世帯
200万円
150万円
(法第3条第2項第1号)
居住する住宅を補修する世帯
100万円
75万円
(法第3条第2項第2号)
居住する住宅を賃借する世帯
50万円
37.5万円
(公営住宅を除く)(法第3条第2項第3号)
※ 住宅の再建方法が2以上に該当する場合の加算支援金の額は、そのうち最も高いものとする。
178
風水害等対策編
第3章 第32節
3
支援金の支給申請
申請窓口
市
申請時の添付書面
①基礎支援金:罹災証明書、住民票等
②加算支援金:契約書(住宅の購入、賃貸等)等
申請期間
①基礎支援金:災害発生から13月以内
②加算支援金:災害発生から37月以内
第2
1
山梨県・市長村被災者生活再建支援事業【生活福祉課】
要旨
被災者生活再建支援法が適用されない自然災害の被災世帯に対し、県と市町村が連携して支援すること
により、被災者の自立した生活の開始を支援する。
2
適用条件
(1)
対象とする自然災害
市内で1世帯でも住宅全壊が生じた自然災害
(2) 対象となる被災世帯
被災者生活再建支援法と同じ
3
支給条件
被災者生活再建支援法と同じ
第3
1
中小企業金融対策【商工課】
融資一覧表
(1) 日本政策金融公庫甲府支店 災害復旧貸付
融資対象: 別に指定された災害により被害を被った中小企業の方
限度額
利率
期間
担保等
(1) 直接貸付
基準利率
別枠1億5,000万円
閣議決定により、特 運転資金・設備資金
保証人(経営責任者
(2) 代理貸付
別利率が適用される 10年以内(据置2年以内)
の方)が必要
直接貸付の範囲内で
場合があります。
別枠7,500万円
※ 直接貸付において、一定の要件を満たす場合については、経営責任者の方の個人保証を免除又は猶予す
る制度有り。
(2) 商工組合中央金庫甲府支店 災害復旧資金
融資対象:異常な自然現象等により生じる被害、武力攻撃災害による被災者及び間接的に被害を受た事業者
限度額
利率
期間
担保等
個別相談による
商工中金所定の利率
運転資金
設備資金
10年以内(据置3年以内)
個別相談による
20年以内(据置3年以内)
※ 既存事業設備の復旧に必要な設備資金、災害の影響により生じた不足運転資金(長期・短期)
(3) 山梨県(山梨県商工業振興資金融資制度) 災害復旧関係
取扱金融機関(商工中金・各都市銀行・山梨中央銀行・各信用金庫・各信用組合)
融資対象:次のいずれかに該当するもの。
① 中小企業信用保険法第2条第5項第4号の規定に基づく指定地域内において、1年以上継続して事業実績
があり、災害等の影響を受けた後原則として1か月間の売上高等が前年同月比で20%以上減少してお
り、かつ、その後の2か月間を含む3か月間の売上高等が前年同期比で20%以上減少の見込まれる
② 激甚災害に対処するための特別の財政援助に関する法律(昭和37年法律第150号)第2条第1項の規定に
基づく指定地域内において、1年以上の事業実績がありかつ同法の指定災害により直接被害を受けた
限度額
利率
期間
担保等
運転資金5,000万円
保証協会の定めると
設備資金5,000万円
運転資金・設備資金 運転資金
7年以内(据置1年以内) ころによる。保証協
※1起業の限度額合わせて5,000 全部保証1.6%
設備資金 10年以内(据置1年以内) 会の保証を条件とす
万円
る。
179
風水害等対策編
第3章 第32節
(4) 甲府市(甲府市中小企業振興融資制度) 災害復旧対策資金
取扱金融機関
山梨中央銀行・甲府信用金庫・山梨信用金庫・山梨県民信用組合・みずほ銀行・りそな銀行・商工中金
融資対象
地震、風水害、火災等の災害により著しい影響を受け、復旧のために資金を必要とする中小企業者等で
次に該当する方
ア 被害を受けた商品、材料又は原料等の補てんに要する資金
イ 災害による休業、操業短縮に伴い、最近3か月間の平均売上高等が対前年同月比で10%以上減少し、
経営危機を回避するために必要とする資金
ウ 被害を受けた建物、機械又は設備等の整備に要する資金
限度額
利率
期間
担保等
運転資金1,000万円 運転資金:全部保証1.4% 運転資金
7年以内(据置1年以内) 指定金融機関、保証
設備資金2,000万円
責任共有1.6% 設備資金 10年以内(据置1年以内) 協会の定めるところ
協会無し1.7%
による。
設備資金:全部保証1.6%
責任共有1.8%
協会無し1.9%
2
信用保証について
(1) 「激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律」による災害関係保証の特例
ア 機関名山梨県信用保証協会
イ 概要
(ア) 災害関係保証に係る中小企業者1人あたりの保証限度額は、一般保証限度額と同額の別枠とす
る。
(イ) 信用保証料の低減措置をとる。
(2) 「東日本大震災に対処するための特別の財政援助に関する法律」による東日本大震災復興緊急保証の
特例
ア 機関名山梨県信用保証協会
イ 概要
(ア) 東日本大震災復興緊急保証に係る中小企業者1人あたりの保証限度額は、一般保証限度額、災害
関係保証限度額と同額の別枠とする。
(イ) 信用保証料の低減措置をとる。
第4
山梨県個人住宅災害緊急建設資金貸付制度
1
新築住宅400万円、18年償還(うち3年据置)
2
改修住宅200万円、11年償還(うち1年据置)
※ 住宅金融支援機構と併せ貸し
※ 融資受付時の支援機構の融資金利と同率
第5
農業災害関係金融対策
災害の程度、規模等によって異なるが、概ね次のとおりである。
1
山梨県農業災害対策資金
資金の目的
自然災害により被害を受けた農業者の経営安定を図る。
貸付対象者
自然災害により被害を受けた農業者(法人を含む)で、市長が被害を認定し、市からの利子
補給が確実な者
資金の使途
経営安定のための経費及び農業施設等の復旧に掛かる経費
貸付限度額
500万円以内(個人・法人とも)
貸付利率
無利子(県・市・JAが負担)※保証料もJA負担
180
風水害等対策編
2
据置期間
1年以内(復旧資金は3年以内)
償還期限
5年以内(復旧資金は10年以内)
資金源
JA
天災資金
貸付対象
天災融資法が発動された場合で、農作物減収量30%以上で、その損失額が平年農業総収入
の10%以上の被害農業者及び林産物損失額10%以上又は林産施設損失額50%以上の被害林
業者で市長の認定を受けた者及び在庫に著しい被害を受けた農協、同連合会等
資金の使途
種苗、肥料、飼料、農薬、小農機具、家畜、家禽、薪炭原木及び椎茸ほだ木の購入資金、
炭釜構築資金その他政令で定めるもの 被害組合の事業運営に必要な資金
貸付限度額
(被害農林業者の経営に必要な資金)
農林業者個人200万円、法人2,000万円(政令で定める資金として貸し付けられる場合は500
万円、政令で定める法人に貸し付けられる場合は2,500万円)の範囲内で政令で定める額
か、損失額を基準として政令で定める額のどちらか低い額。激甚災害の場合、個人250万
円、法人2,000万円(政令で定める資金として貸し付けられる場合は600万円、政令で定める
法人に貸し付けられる場合は2,500万円)の範囲内で政令で定める額か、損失額を基準とし
て政令で定める額のどちらか低い額(被害組合の運営に必要な資金)
農協、同連合会等
農協2,500万円(連合会5,000万円)激甚災害の場合、農協5,000万円(連合会7,500万円)
貸付利率
知事が告示する特別被害地域内の特別被害農林業者(損失額が平年総収入の50%以上の者)
に対しては年3%以内、他の者に対しては年6.5%以内又は年5.5%以内
据置期間
償還期限
資金源
3
特別被害農林業者は6年以内、他は5年以内で政令で定める。
激甚災害の場合については7年以内
農協又は金融機関
農林漁業セーフティネット資金(日本政策金融公庫資金)
(平成26年11月現在)
貸付対象
天災により農業用施設が流亡、滅失又は大破を被った農業者、認定農業者、認定就農者等
資金の使途
災害により被害を受けた経営の再建に必要なもの等
限度額
貸付利率
600万円 ただし、簿記記帳を行っている者については、年間経営費の3/12に相当する額
又は粗収入の3/12に相当する額のいずれか低い額
5年以内年0.35%・6年0.35%・7年0.35%・8年0.35%・9年0.45%・10年0.45%
(毎月変動)
据置期間
3年以内
償還期限
10年以内
資金源
国の財投資金を日本政策金融公庫が貸し付ける。
第6
災害援護資金等貸与計画【生活福祉課】
区分
対象者
貸付世帯数
資金の種別
生活福祉資金
罹災低所得世帯(原則官
公署の発行する被災証明
書が必要)
予算の範囲内
災害援護資金
災害救助法その他政令で定め
る災害により災害を受けた世
帯(所得制限あり)
制限なし
福祉資金・福祉費(災害
を受けたことにより臨時
に必要となる経費)
母子及び寡婦福祉資金
災害により住宅及び家財等に
被害を受けた母子及び寡婦世
帯
予算の範囲内
住宅資金、事業開始・
継続資金
181
風水害等対策編
貸付限度額
150万円以内
350万円以内
貸付期間
7年以内
(6月以内の据置)
10年以内
(うち3年据置)
償還方法
月賦等
年賦または半年賦
貸付利率
年1.5%(保証人がいる場 年3%
合は無利子)
据置期間中は無利子
据置期間中は無利子
山梨県社会福祉協議会
甲府市(県は全額市に貸与、国
はそのうち2/3を貸与する)
その他
実施機関
第7
1
住宅200万円以内
事業開始283万円
事業継続142万円
住宅7年以内2年据置
開始7年以内2年据置
継続7年以内2年据置
月賦等
年1.5%(保証人がいる場合は
無利子)
据置期間中は無利子
義援金品募集配分計画【福祉保健総務課】
実施団体(山梨県)
次の関係機関、団体等をもって配分委員会を構成して実施する。
県・市・日本赤十字社県支部・共同募金会・報道機関その他
2
募集及び配分
配分委員会において、被害の程度、範囲及び県内外別に応じてその方法等を協議し、それぞれ関係機
関、団体の特色を生かしながら公平に実施する。
なお、平時から災害時に速やかな配分等ができるよう、その方法等について検討に努めるものとする。
3
募集及び配分結果の公表
配分委員会は、決定した義援金品の募集及び配分結果を公表する。
第8
罹災証明書の交付等【市民税課】
被災者生活再建支援金の支給、各種減免措置その他の支援措置が早期に実施されるよう、発災後早期に罹
災証明書の交付体制等を確立し、罹災台帳の作成並びに罹災証明書の交付を行う。
第9
農業用施設の「被災証明書」の交付等【農政課】
農業災害関係資金の支給、各種減免措置その他の支援措置が早期に実施されるよう、発災後早期に被害認
定体制等を確立し、被災農業者からの申請に基づき、被災証明書の交付を行う。
第 10
被災者台帳の作成【関係各課】
市は、必要に応じて、個々の被災者の被害の状況や各種の支援措置の実施状況、配慮を要する事項等を一
元的に集約した被災者台帳を作成し、被災者の援護の総合的かつ効率的な実施に努めるものとする。
また、県が、災害救助法に基づき被災者の救助を行ったときは、県から被災者に関する情報の提供を受け
るものとする。(※ 被災者台帳様式は、資料編に定める)
第 11
各種行政サービスの実施体制の整備
避難の長期化などに対応するため、市は、避難者の様々な行政手続きが一箇所で行える体制整備に向けて
検討する。
182
風水害等対策編
第3章 第33節
第 33 節 災害ボランティア支援受入計画
市及び甲府市災害ボランティアセンター(以下「市災害ボランティアセンター」とする。)は、相互に協力
し、ボランティアに対する被災地のニーズの把握に努めるとともに、ボランティアの受付や調整等、その受
け入れ体制を確立するように努める。
また、ボランティアの受け入れに際し、高齢者や障害者の介護、外国人に対する通訳等のボランティアの
専門技能等が効果的に活かされるよう配慮するとともに、必要に応じてボランティアの活動拠点を提供する
等、ボランティア活動の円滑な実施が図られるよう支援に努めるものとする。
第1
市災害ボランティアセンターの設置・運営【市社会福祉協議会】
市災害ボランティアセンターの設置・運営については、次のとおりとする。
市社会福祉協議会は、市と連携を図り、協議の上、市災害ボランティアセンターを甲府市総合市民会館等に
設置する。また、必要に応じて、甲府市と市内4大学が締結している「災害時における支援に関する協定書」
第2条第2項により災害ボランティアの活動拠点等の設置について協力要請を行うことができるものとする。
市災害ボランティアセンターの運営は、市社会福祉協議会が主体となり、各ボランティア(団体・個人)に
より運営を行う。
第2
1
災害ボランティアの受入れ体制の確立【市社会福祉協議会】
市災害ボランティアセンターの役割
市災害ボランティアセンターは、災害・防災ボランティアが速やかに活動を行えるよう、市や県社会福
祉協議会などと連携し、災害ボランティアの受入れ体制を早期に確立するものとする。
2
市の役割
市は、市災害ボランティアセンター及び各活動拠点において、効果的な災害ボランティア活動が実施で
きるよう支援を行うとともに、関係機関との連絡調整等を図るものとする。
また、広域的なボランティアの受け入れ調整等が速やかに実施できるよう、県、市災害ボランティアセ
ンター及び関係団体との情報共有・連携に努めるものとする。
第3
ボランティアの種別
種別
災害・防災ボランティア
専門ボランティア
資格・職能
平常時より災害・防災ボランティアとして活動している団体・個人
●医療・介護関係等
①医師、②看護師、③保健師、④薬剤師、⑤歯科医師、⑥歯科衛生士、
⑦栄養士、⑧精神保健福祉士、⑨臨床心理士、⑩社会福祉士、
⑪介護福祉士、⑫ホームヘルパー 等
●通訳等
①外国語翻訳・通訳、②手話通訳・点訳・音訳
等
●その他
①応急危険度判定士、②被災宅地危険度判定士、③重機オペレーター、
④大型及び大型特殊運転免許所有者、⑤建築士、⑥アマチュア無線技士、
⑦理美容師、⑧レクリエーション(読み聞かせ・演奏)、⑨傾聴、
⑩針灸マッサージ師 等
一般ボランティア
(個人・団体を含む)
上記の資格、職能を有していない者
183
風水害等対策編
第3章 第34節
第 34 節 雪害対策計画
雪害が発生した場合、又は発生のおそれがある場合に備え、市は初動体制を確立し、県及び防災関係機関
と連携し、迅速かつ的確な災害応急対策により、被害拡大防止と被災者の救助救護に努める。
また、随時気象情報を収集し、雪害対策における関係機関相互の緊密な連絡調整や情報交換を行い、雪害
の発生に備えるものとする。
なお、本節に定められていない事項は、本章の各節の内容に準ずる。
第1
道路除雪体制
冬期における円滑な道路交通の確保のため、降雪時においては、別に定める「甲府市道路除排雪計画」並
びに「甲府市道路除雪マニュアル」、「甲府市市営林道除雪マニュアル」及び「甲府市農道除雪マニュア
ル」による除雪体制をとるものとする。
第2
配備体制
配備体制は、風水害対策編第3章第2節「職員動員配備計画」第2の定めるところによる。
なお、降積雪時における初動体制以後の活動概要は、次のとおりとする。
1 危機管理監は、降積雪の状況及び見込みにより市域において雪による災害が発生するおそれがあると認
めた場合には、早期に「初動体制」を発令し、職員の配備を要請するとともに関係部局長と協議の上、第
2 配備担当課等と連携して各種情報の収集及び提供等を開始する。
2
次に定める状態となった場合、危機管理監は関係部局相互の連携の下に、警戒活動及び災害応急対策を
実施するとともに、第 3 配備態勢の発令または災害対策本部設置が円滑に行えるよう備えるものとする。
(1) 災害の発生するおそれが高まり、災害対策本部設置の準備が必要であると認めたとき
(2) 全庁的な除雪を円滑に進めるための体制を整える必要があると認めたとき
(3) 融雪に伴う災害の発生のおそれがあると認めたとき
3
本章、第 1 節、応急活動体制、第 1「甲府市災害対策本部の設置」に基づき、相当規模の災害が発生し、
又は、発生している恐れがあり、災害応急対策を必要とするとき並びに市内に大雪特別警報が発表された
とき等においては、速やかに災害対策本部を設置するものとする。
第3
情報の収集と伝達
情報の収集・伝達にあたっては、第10節 災害通信計画に定める各通信設備やインターネットシステムを
活用し、全庁的な情報共有に努めるとともに、ソーシャルネットワーキングサービスを活用した情報伝達に
努める。
1
関係機関等との連携
雪害時において、市は、県、自主防災組織等との連携及び情報共有を密にし、地域社会の連帯や相互扶
助等による全市的な取組みが実施されるよう呼びかけ、市民行動の円滑な展開及び住民ニーズに即した対
策の推進を図るものとする。
2
事前周知等
市は随時気象状況等を調査・分析するものとし、被害発生の可能性について市民に適宜広報を行い、注
意を喚起する。
また、雪による人的被害等を極力回避するため、各関係機関からの情報収集及び関係機関等と連携した
市内巡視を実施するものとする。
なお、他の関係機関や市民等からの通報又は巡視等により、市が危険を認めた場合においては、市民の
事前避難や雪庇落とし等の回避措置を迅速に周知するものとし、雪崩の発生を覚知したときは、直ちに災
害の規模、被害の有無等を確認し、県に状況を報告する。
3
広報活動
広報活動は、本章、第9節広報計画に基づき実施するものとするが、雪庇や雪の滑落、雪下ろし作業に
よる二次的災害防止、雪害時において必要な事項について、繰り返し広報を実施し、市民に対する注意喚
起等を行う。
更に、雪の影響による重大事故等が発生したときは、迅速・的確な広報を実施し、再発防止に努める。
184
風水害等対策編
第3章 第34節
第4
避難誘導等
雪害により、被害を受けた人又は被害を受けるおそれのある人が発生した場合は、本章第18節の「避難
計画」に基づき、速やかに安全な場所へ避難させ、適切な情報提供等による不安の解消と安全確保に努め
る。
1
避難勧告等
雪による被害が発生する可能性が高いと判断される場合は、市民に対し避難または屋内退避等の「安全
確保措置」を勧告・指示し、関係機関と連携して適切な避難誘導を行うとともに、指定避難所等へ受け入
れ、十分な救援措置を講じる。
また、避難の勧告又は、指示を行った場合には、速やかに知事に報告する。
2
事前避難
市民が自主的に避難した場合においても、直ちに指定避難所等に受け入れ、十分な救援措置を講じる。
3
帰宅困難者等
雪による道路等の通行止めが長時間に渡り、立ち往生する電車や通行車両内に乗客・乗員が閉じ込めら
れる事態が発生した場合等においては、「災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定」の締結
先施設(帰宅困難者受入れ施設)へ受入れを要請するとともに、近隣の指定避難所等を開設し、一時受け入
れ等を行う中で十分な救援措置を講じる。
また、公共交通機関の運行事業者からの要請等により、毛布等の提供を行う。
第5
1
避難行動要支援者への配慮
関係機関等との連携
避難行動要支援者の安全確保に資するため、自治会、自主防災組織、民生児童委員、消防団へ、迅速な
安否確認、除排雪の協力、避難誘導、救助活動などの協力を呼びかける。
2
ボランティアとの連携
市ボランティアセンターとの連携を密にし、ボランティアによる支援対策の推進を図る。
第6
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
雪害発生時の応急対策
市民等が被災した場合は、直ちに消防部、県、警察等と協力し迅速な救急・救助活動を行うととも
に、現場への接続路線の除雪状況等、情報の収集に努めるものとする。
なお、被害が甚大な場合等は、状況に応じて県に自衛隊災害派遣の要請を依頼する。
市は県、医療機関及び医療関係団体との緊密な情報共有と協力体制のもとに、状況に応じた適切な医
療救護を行うものとする。
雪崩の発生並びに発生の予兆等が確認された場合には、道路管理者並びに交通管理者と連携し、直ち
に通行止等の策を講じ、一般交通の流入防止に努める。
また、周辺市民へ防災行政無線等による注意喚起を行う。
除雪作業にあたっては、雪崩の発生に十分注意すると共に、雪崩の誘発しにくい方法により実施する
ものとする。
雪崩の発生等による交通途絶で集落の孤立が長期間に及ぶと認めたときは、県や関係機関に要請し、
ヘリコプターによる医師、保健師等の派遣及び医薬品、食料、生活必需品等の輸送、救急患者の救助、
若しくは集落市民全員の避難救助を実施する。
雪崩が河川等他の施設に影響を与えている場合は、直ちに当該施設の管理者に通報し、二次災害等被
害の拡大防止を要請する。
185
風水害等対策編
第4章
第1節
第 4 章 災害復旧・復興対策計画
第 1 節 計画の方針
災害復旧・復興対策計画については、災害応急対策に基づく応急復旧作業終了後、被害の程度を充分検討
して作成するもので、本計画には、災害復旧計画の事項別計画項目を掲げて、今後における災害の実態の把
握と併せて恒久的計画をたてるものとする。
第1
災害復旧計画の作成の基本計画【都市計画課・関係各課】
災害発生後、被災した各施設の原形復旧に併せて再度災害の発生を防止するため必要な施設の新設又は改
良を行う等、将来の災害に備える観点から、災害応急対策に基づく応急復旧作業終了後、被害の程度を十分
検討して事業計画を策定し行うものとする。
なお、著しく異常かつ激甚な災害が発生し、内閣府による緊急災害対策本部が設置された災害等により本
市が被災し、県による代行措置を要請した場合は、県は、必要があると認めるときは、その事務の遂行に支
障のない範囲で、市に代わって工事を行うものとしている。
また、平常時より民間事業者に委託可能な災害対策にかかる業務については、あからじめ、民間事業者と
の間で協定を締結しておくなど協力体制を構築し、民間事業者のノウハウや能力等を活用するものとする。
大規模な災害により地域が壊滅し、社会経済活動に甚大な障害が生じた災害においては、多数の機関が関
係する高度かつ複雑な大規模事業となることから、これを可及的速やかに実施するため復興計画を作成し、
計画的に復興を進めるものとする。
なお、復興計画の作成にあたっては、男女共同参画の視点を生かしたものとする
第2
1
2
災害復旧対策計画の事項別項目
公共土木施設災害復旧事業計画
(1)河川災害復旧事業計画
(2)砂防設備災害復旧事業計画
(3)道路、橋りょう災害復旧事業計画
(4)下水道災害復旧事業計画
(5)林地荒廃防止施設災害復旧事業計画
農林水産業施設災害復旧事業計画
(1)農地、農業用施設災害復旧事業計画
(2)林業用施設災害復旧事業計画
3
4
5
6
7
8
9
10
11
(3)漁業用施設災害復旧事業計画
(4)共同利用施設災害復旧事業計画
中小企業施設災害復旧事業計画
都市災害復旧事業計画
上水道等災害復旧事業計画
住宅災害復旧事業計画
社会福祉施設災害復旧事業計画
公立医療施設・病院等災害復旧事業計画
学校教育施設災害復旧事業計画
社会教育施設災害復旧事業計画
その他災害復旧事業計画
第 2 節 激甚災害の指定に関する計画
激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律(昭和37年法律第150号。以下「激甚法」とい
う。) に基づく激甚災害の指定を受けるため災害の状況を速やかに調査し、実情を把握して早期に激甚災
害の指定を受けられるよう措置し、公共施設の災害復旧事業が迅速かつ円滑に実施できるよう措置するもの
とする。
第1
激甚災害に関する調査等
1
市長は、激甚災害指定基準又は局地激甚災害指定基準を十分に考慮して被害状況等を調査し、知事に報
告する。また、県が行う激甚災害及び局地激甚災害に関する調査等について協力するものとする。
2 市長は、激甚災害の指定を受けたときは、速やかに関係調書等を作成し、県関係各部局に提出するもと
する。
186
地震対策編
地震対策編
第1章
第1節
第 1 章 地震対策編の概要
本編の各節において、風水害等対策編の計画と内容が同じ計画については、風水害等対策編の各計画を準
用することとした。
大規模地震対策特別措置法第6条の規定に基づく地震防災強化計画については、本編第4章「東海地震に関
する事前対策計画」をもって充てる。
第 1 節 防災関係機関の処理すべき事務又は業務の大綱
第1
1
防災関係機関の役割
甲府市
防災の第一次的責任を有する基礎的地方公共団体として、指定地方行政機関、指定公共機関、指定地方
公共機関及び他の公共的団体等の協力を得て防災活動を実施する。
2
山梨県
市町村を包括する広域的地方公共団体として、指定地方行政機関、指定公共機関、指定地方公共機関及
び他の公共的団体等の協力を得て防災活動を実施する。
3
指定地方行政機関
指定行政機関及び他の指定地方行政機関と連携して防災活動を実施する。
また、市及び県の活動が円滑に行われるよう勧告、指導、助言等の措置を行う。
4
指定公共機関及び指定地方公共機関
その業務の公共性に鑑み、自ら防災活動を実施する。
また、市及び県の活動が円滑に行われるようその業務に協力する。
5
公共的団体及び防災上重要な施設の管理者
平素から災害予防体制の整備を図るとともに、災害時には災害応急対策を実施する。
また、市及び県その他防災関係機関の防災活動に協力する。
第2
1
処理すべき事務又は業務の大綱
甲府市
次の事項を実施し、災害に対処するものとする。
ただし、災害救助法が適用され、救助を迅速に行う必要があるため、知事がその権限に属する救助の実
施に関する事務の一部を市が行うこととした事務を除くほか、市長は、知事が行う救助を補助する。
なお、災害時においても、その果たすべき役割を継続できるよう、平時から体制を整備する。
(1) 地震災害予防対策
ア 地震防災に関する組織の整備
イ 地震防災知識の普及及び教育並びに過去の災害から得られた教訓を伝承する活動の支援
ウ 大規模な地震防災訓練の実施
エ 地震防災に必要な物資及び資材の備蓄、整備及び点検
オ 地震防災に関する施設及び設備の整備、点検
カ 地震防災上必要な調査及び被害想定の作成
キ 建築物等の長寿命化計画の作成・実施等による、適切な管理及び耐震対策の強化促進
ク 危険物等災害予防対策の推進
ケ 地震防災応急計画の作成指導
コ 自主防災組織の育成、指導その他市民が実施する地震対策の推進
サ 大震火災対策の推進
シ アからサまでのほか、地震防災応急対策及び災害応急対策の実施上支障となるべき状態の改善
(2) 地震防災応急対策
ア 地震災害警戒本部及び災害対策本部の設置、運営
イ 警戒宣言又は東海地震に関連する情報及び地震情報等の伝達及び広報の実施
ウ 地震防災応急対策及び被害状況、応急復旧対策の把握
エ 地震時に備えた人員、資機材の配備手配
1
地震対策編
第1章
第1節
オ 避難の勧告及び指示
カ 被災者の救助その他の保護
キ 食料、生活必需品等の備蓄物資等の供給
ク 火災発生防止及び水防態勢の整備と発災時の消防、水防その他の応急措置
ケ 清掃、防疫その他の保健衛生措置
コ 犯罪の予防、交通規則その他の社会秩序維持の措置
サ 緊急輸送の確保
シ 地震災害を受けた児童・生徒の応急教育の実施
ス 市の施設等の安全措置及び応急復旧
セ 広域一時滞在に関する協定の締結
ソ 他機関への応援要請
タ アからソまでのほか、災害防止又は災害拡大防ぎょの措置をとることとする。
(3) 災害復旧対策
ア 被災施設等の復旧及び地震災害の再発防止事業の推進
イ 激甚災害に関する調査及び指定の促進
2
山梨県
次の事項を実施するとともに、市町村及び指定地方公共機関が処理する防災に関する事務又は業務の実
施を助け、かつその総合調整を行う。
なお、災害時においても、その果たすべき役割を継続できるよう、平時から体制を整備する。
(1) 地震災害予防対策
ア 地震防災に関する組織の整備
イ 市町村及び防災関係機関の防災事務又は業務の実施についての総合調整
ウ 地震防災知識の普及及び教育並びに過去の災害から得られた教訓を伝承する活動の支援
エ 大規模な地震防災訓練の実施
オ 地震防災に必要な物資及び資材の備蓄、整備及び点検
カ 地震防災に関する施設及び設備の整備、点検
キ 地震防災上必要な調査及び被害想定の作成
ク 建築物等の長寿命化計画の作成・実施等による、適切な管理及び耐震対策の強化促進
ケ 危険物等災害予防対策の推進
コ 地震防災応急計画の作成指導
サ 自主防災組織の育成、指導その他県民が実施する地震対策の推進
シ 大震火災対策の推進
ス アからシまでのほか、地震防災応急対策及び災害応急対策の実施上支障となるべき状態の改善
(2) 地震防災応急対策
ア 地震災害警戒本部及び災害対策本部の設置、運営
イ 警戒宣言又は東海地震に関連する情報及び地震情報等の伝達及び広報の実施
ウ 地震防災応急対策及び被害状況、応急復旧対策の把握
エ 地震時に備えた人員、資機材の配備手配
オ 避難の勧告及び指示
カ 被災者の救助その他の保護
キ 市町村長からの要請による物資等の供給、斡旋及び備蓄物資の放出
ク 火災発生防止及び水防態勢の整備と発災時の消防、水防その他の応急措置
ケ 清掃・防疫その他の保健衛生措置
コ 犯罪の予防、交通規則その他の社会秩序維持の措置
サ 緊急輸送の確保
シ 地震災害を受けた児童・生徒の応急教育の実施
ス 県の施設等の安全措置及び応急復旧
セ 広域一時滞在に関する協定の締結
ソ 他機関への応援要請
タ アからソまでのほか、災害防止又は災害拡大防ぎょの措置
(3) 災害復旧対策
ア 被災施設等の復旧及び地震災害の再発防止事業の堆進
イ 激甚災害に関する調査及び指定の促進
2
地震対策編
第1章
3
第1節
指定地方行政機関
(1) 関東財務局(甲府財務事務所)
ア 東海地震警戒宣言時の金融上の諸措置
イ 日本銀行甲府支店との協議等に基づく金融上の措置
(ア) 預貯金等の中途解約等の特例措置
(イ) 手形交換の特例措置
(ウ) 休日営業の特例措置
(エ) 融資の迅速化及び簡素化の特例措置
(オ) 生命保険料及び損害保険料払込みの猶予措置
(カ) 保険料支払いの迅速化措置
ウ 地方公共団体が応急対策の実施の用に供する場合における普通財産の無償貸付
(2) 関東農政局(山梨支局)
ア 地震防災に関する情報の収集及び報告
イ 主要食料等の在庫状況把握
(3) 関東森林管理局(山梨森林管理事務所)
ア 国有林野の保安林、保安施設(治山施設)の維持・造成
イ 民有林直轄治山事業の実施
ウ 災害復旧用材(国有林材)の供給
(4) 関東運輸局(山梨運輸支局)
ア 緊急輸送の要請に速やかに対処するため関係運送事業団体、輸送業者との連絡体制の確立
イ 緊急輸送に使用しうる連絡体制の確立
(5) 東京管区気象台(甲府地方気象台)
ア 東海地震に関連する情報等の通報
イ 地震の観測並びにその成果の収集及び発表
ウ 地震情報の発表と伝達
エ 緊急地震速報の利用の心得などの周知・広報、地震防災知識の普及
オ 異常現象発見の通報に対する適切な措置
(6) 国土交通省関東地方整備局(甲府河川国道事務所)
管轄する河川、道路について計画、工事及び管理を行うほか、災害対策について次の事項を行う。
ア 防災対策の基本方針等の策定
イ 災害予防
(ア) 震災対策の推進
(イ) 危機管理体制の整備
(ウ) 災害、防災に関する研究、観測等の推進
(エ) 防災教育等の実施
(オ) 防災訓練
(カ) 再発防止対策の実施
ウ 災害応急対策
(ア) 災害発生直後の情報の収集・連絡及び通信の確保
(イ) 災害対策用ヘリコプター等による情報収集
(ウ) 活動体制の確立
(エ) 政府本部への対応等
(オ) 災害発生直後の施設の緊急点検
(カ) 災害対策用資機材、復旧資機材等の確保
(キ) 災害発生時における応急工事等の実施
(ク) 災害発生時における交通の確保等
(ケ) 緊急輸送
(コ) 代替輸送
(サ) 二次災害の防止対策
(シ) ライフライン施設の応急復旧
(ス) 地方公共団体等への支援
(セ) 被災者・被災事業者に対する措置
(ソ) 災害発生時における広報
(タ) 自発的支援への対応
エ 災害復旧・復興
(ア) 災害復旧・復興の基本方針
3
地震対策編
第1章
第1節
(イ) 災害復旧の実施
(ウ) 復旧・復興資機材の安定的な確保
(エ) 都市と地域の復興
(オ) 借地借家制度等の特例の適用
(カ) 被災者の居住の安定確保に対する支援
(キ) 被災事業者等に対する支援措置
オ 東海地震の地震防災対策強化地域に係る地震防災強化計画
(ア) 地震防災応急対策に係る措置
(イ) 地震防災上緊急に整備すべき施設等の整備
(ウ) 中央防災会議主事会議の申合せ
(エ) 大規模な地震に係る防災訓練
(オ) 地震防災上必要な教育及び広報
(7) 関東総合通信局
ア 非常通信の確保等及び関東地方非常通信協議会の運営
イ 防災及び災害対策用無線局の開設、整備についての指導
ウ 災害対策用無線機及び災害対策用移動電源車の貸出し
エ 非常災害時における重要通信の疎通を確保するため、無線局の開局、周波数等の指定変更及び無線設
備の設置場所等の変更を口頭等により許認可を行う特例措置(臨機の措置)の実施
オ 電気通信事業者及び放送局の被災・復旧状況等の情報提供
(8) 山梨労働局(甲府労働基準監督署)
ア 工場、事業場における爆発、火災及び有毒ガスによる中毒を防止するための監督指導
イ 事業場内労働者の二次災害の防止
4
自衛隊(陸上自衛隊第一特科隊)
(1) 平素における準備
ア 防災関係資料の整備
イ 関係機関との連絡・調整
ウ 災害派遣計画の作成
エ 防災に関する教育訓練
オ その他
(ア) 防災関係資機材の点検・整備
(イ) 隊員の非常参集態勢の整備
(2) 災害派遣の準備
ア 県地震災害警戒本部会議への参加
イ 警戒宣言、地震予知に関する情報の伝達
ウ 災害派遣初動の準備
エ 災害等情報の収集
オ 通信の確保
カ 要請等の確認及び派遣要領の決定
(3) 災害派遣の実施
要請又は被災状況に応ずる部隊の派遣
(4) 撤収及び撤収後の措置
5
指定公共機関
(1)
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
(2)
ア
イ
ウ
東日本旅客鉄道(株)(甲府地区センター)、東海旅客鉄道(株)(静岡支社)
東海地震予知情報(警戒宣言等)の伝達
列車運転規制措置
旅客の避難、救護体制の確立
列車の運行状況等の広報
発災後に備えた資機材、人員等の配備体制
災害発生のおそれのある河川の水位観測
生鮮食料品及び生活必需物資の輸送確保
東日本電信電話(株)(山梨支店)、(株)NTTドコモ(山梨支店)
主要道通信の確保
通信疎通状況の広報
復旧用資機材等の確保並びに広報応援計画に基づく手配
4
地震対策編
第1章
第1節
エ 気象警報等の市長への伝達
(3) 日本赤十字社(山梨県支部)
ア 被災者に対する医療、助産、遺体の処理その他の救助の実施
イ 応援救護班の体制確立とその準備
ウ 血液製剤の確保及び供給のための措置
エ 赤十字奉仕団(日赤防災ボランティア)による救護活動の連絡調整
オ 災害救助等の協力奉仕者の受付及び連絡調整
カ 被災者に対する赤十字救援物資の備蓄
キ 義援金の募集及び配分
(4) 日本放送協会(甲府放送局)
ア 警戒宣言の伝達及び状況報告(部内)
イ 非常組織の整備
ウ 地震防災応急対策のための動員及び準備活動
エ 地震予知に関する情報等の広告、ニュースの可及的速やかな報道
(5) 中日本高速道路(株)(八王子支社)
管轄する高速道路等について、次の事項を行う。
ア 東海地震等に関する情報の伝達
イ 利用者への広報
ウ 災害時における復旧資機材と人員の配備
エ 緊急輸送を確保するための措置
(6) 日本通運(株)(山梨支店)
ア 安全輸送の確保
イ 災害対策用物資等の輸送のための車両の確保
ウ 市長及び各機関からの車両借上要請に対処しうる体制の確立
(7) 東京電力パワーグリッド(株)(山梨総支社)
ア 電力供給施設の災害予防措置
イ 災害発生に備える人員等の確保、配備手配
ウ 災害発生時及びその前後における電力供給の確保
(8) 日本銀行(甲府支店)
ア 警戒宣言発令時以降の通貨の円滑な供給に必要な事前の諸措置
イ 警戒宣言発令時以降における金融上の応急措置についての指導及び助言
ウ 警戒宣言発令時における預貯金引き出しの集中等、店頭混乱の未然防止のために必要な広報に対する
協力指導
(9) 日本郵便(株)(甲府中央郵便局)
ア 地方公共団体又は日本郵便(株)が収集した被災者の避難所開設状況及び避難者リスト等の情報の相互
提供
イ 避難所における臨時の郵便差出箱の設置
ウ 被災者に対する郵便葉書等の無償交付
エ 被災者が差し出す郵便物及び被災地あて救助用郵便物の料金免除
オ 郵便窓口業務の維持
カ 郵便局ネットワークを活用した広報活動
キ (株)ゆうちょ銀行の非常払い及び(株)かんぽ生命保険の非常取扱いについて、各社から要請があった
場合の取扱い
6
指定地方公共機関
(1) 放送機関((株)山梨放送、(株)テレビ山梨、(株)エフエム富士)
ア 地域住民に対する各種情報等の報道
イ 地域住民に対する情報、対策通報、ニュースの可及的速やかな報道のための体制の確立
ウ 日本放送協会に準ずる措置
(2) 輸送機関(山梨交通(株)、富士急行(株)、富士急山梨バス(株)、社団法人山梨県トラック協会)
ア 安全輸送の確保
イ 災害対策用物資等の輸送体制の確立手配
ウ 知事及び各機関からの車両借上げ要請に可及的速やかに即応しうる体制の整備
(3) ガス供給機関
(東京ガス山梨(株)、日本簡易ガス協会関東支部山梨県部会、社団法人山梨県エルピーガス協会)
ア ガス供給施設の保安整備
5
地震対策編
第1章
イ 災害発生後の点検のための人員確保、配備手配
ウ 被災地に対するガス供給体制の確立
(4) 医師会(社団法人甲府市医師会)
ア 被災者に対する救護活動の実施
イ 収容施設の調査、医薬品備蓄状況確認及び調達
7
公共的団体及び防災上重要な施設の管理者
(1)
ア
イ
ウ
エ
(2)
ア
イ
ウ
(3)
ア
イ
ウ
(4)
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
(5)
ア
イ
8
農業協同組合、森林組合等農林業関係団体(甲府市農業協同組合、中央森林組合)
農林産物等の災害応急対策の指導
被災農家に対する融資又はあっせん体制の確立
農業生産資材等の確保、あっせん体制の確立
農作物の供給調整体制の確立
商工会議所等中小企業関係団体(甲府商工会議所、甲府南商工会)
市町村が行う商工業関係被害調査、融資のあっせんの協力体制の確立
災害時における物価安定についての協力体制の確立
救助用物資、復旧資材の確保、あっせんについての協力体制の確立
病院等医療施設の管理者
医療救護班の編成及び携行医薬品等の整備点検
災害時における病人等の収容、保護体制の準備
必要に応じた入院患者の避難体制の確立と来院者への伝達
社会福祉施設及び学校施設の管理者
児童生徒に対する地震予知に関する情報等の伝達
避難計画による避難又は状況に応じた下校の督励
施設設備の整備点検並びに消防水利の確保
災害時における収容者の保護受け入れの準備
火気使用及び実験学習の中止
応急医薬品の整備
公共施設等の施設管理者
避難訓練の実施
災害時における応急対策
その他の公共的団体
(1) 社会福祉協議会(山梨県社会福祉協議会、甲府市社会福祉協議会)
ア 災害時のボランティア活動に関する連絡調整
イ ボランティアの登録・受付等とその受け入れ体制の確保
(2) 山梨県ボランティア協会
ア 災害時のボランティア活動に関する連絡調整
イ ボランティアの登録・受付等とその受け入れ体制の確保
(3) 放送機関((株)エフエム甲府、(株)日本ネットワークサービス)
ア 地域住民に対する防災知識の普及と各種予報及び警報の報道
イ 地域住民に対する災害発生の情報、対策通報、ニュースの可及的速やかな報道
【資料編】
・防災関係機関及び連絡先一覧 P1
6
第1節
地震対策編
第1章
第 2 節 甲府市の概況
風水害等対策編第1章第2節「甲府市の概況」を準用する。
第 3 節 地盤と震害
別冊「山梨県甲府市(甲府盆地)における地震災害環境」に掲載する。
第 4 節 甲府市における東海地震の被害
別冊「山梨県甲府市(甲府盆地)における地震災害環境」に掲載する。
第 5 節 甲府市における有感地震
別冊「山梨県甲府市(甲府盆地)における地震災害環境」に掲載する。
7
第2節
地震対策編
第1章
第6節
第 6 節 被害想定
別冊「山梨県甲府市(甲府盆地)における地震災害環境」に掲載する。
なお、東海地震については、平成17年に県が行った被害想定調査結果を次のように検討し、本市にとって
の具体的な地震防災対策に資する基礎資料とする。
第1
1
山梨県東海地震被害想定調査報告書
地震動・液状化
地震動については、市内の震度は中心部で5強、南部で6弱、北部で5弱と予想され、一部で震度6強から
震度7の地域が点在している。
また、液状化の危険度は、「大」「中」「小」「極小」「対象外」の5段階で評価されるが、本市においては
甲府市の中心部地域に「大」から「極小」の地域が分布している。
2
斜面崩壊
(1) 斜面崩壊危険度
本市の急傾斜崩壊危険箇所のうち18箇所が「危険性が高い(ランクA)」、41箇所が「危険性がある(ラン
クB)」、17箇所が「危険性が低い(ランクC)」と想定され、地すべり危険箇所は、1箇所が「危険性がある
(ランクB)」と想定されている。
A
B
C
計
急傾斜崩壊危険箇所
18
41
17
76
地すべり危険箇所
0
1
0
1
(2) 斜面崩壊による人家被害
急傾斜地崩壊危険箇所及び地すべり危険箇所の斜面崩壊によって被害を受ける人家戸数は、全壊戸数1、
半壊戸数2と想定されている。
(3) 全箇所に対策工がされた場合の対策効果
県全体では、1割強に被害を軽減できる可能性があるとされている。
なお、本市においては全壊戸数、半壊戸数ともに0と想定されている。
全壊棟数
半壊棟数
急傾斜崩壊危険箇所
1棟
2棟
全箇所に対策工がされた場合
0棟
0棟
3
建物被害
本市においては甲府市の中心部地域に液状化危険度が「大」から「極小」の地域が分布している。この
ため、揺れ・液状化による全壊棟数は、県内の他市町村と比べて比較的多いことが予想される。
なお、上九一色地区については人口割合(旧上九一色村全体の23%)を用いて算出。
(1) 構造別建物棟数
木造
RC造
S造
軽量S造
その他
合計
構造別計
(2)
建築年代別
年代別計
52,230棟
建物棟数
1950年以前
4,416棟
5,835棟
6,854棟
1951-70年
1971-81年
17,451棟
揺れ・液状化による被害棟数
建物区分
木造
RC造
全壊
572棟
40棟
半壊
4,454棟
128棟
大破
257棟
30棟
中破
602棟
64棟
(4) 揺れによる被害棟数
建物区分
木造
RC造
全壊
361棟
13棟
半壊
4,032棟
87棟
大破
61棟
3棟
中破
210棟
23棟
4,414棟
889棟
1982年以降
19,503棟
28,953棟
70,223棟
合計
70,223棟
(3)
S造
73棟
282棟
58棟
104棟
S造
33棟
219棟
21棟
46棟
8
軽量S造
52棟
102棟
29棟
59棟
その他
17棟
114棟
5棟
12棟
合計
754棟
5,080棟
379棟
841棟
軽量S造
34棟
67棟
12棟
26棟
その他
12棟
106棟
1棟
5棟
合計
453棟
4,511棟
98棟
310棟
地震対策編
第1章
第6節
(5)
液状化による被害棟数
建物区分
木造
RC造
S造
軽量S造
その他
合計
全壊(≒大破)
211棟
27棟
40棟
18棟
5棟
301棟
半壊(≒中破)
392棟
41棟
58棟
33棟
7棟
531棟
(6) 対策時の揺れによる全壊棟数
対策効果として、ここでは、全ての建物が耐震補強・建替えがなされ、新耐震基準なみの強度を持つよ
うになった場合を想定し、揺れによる全壊棟数の低減効果を見ることとした。
特殊効果を考慮した場合の揺れによる全壊棟数は次のとおりである。
対策時の全壊棟数(棟)
対策による全壊棟数の低減率(%)
軽量 その
軽量 その
木造 RC造
S造
合計 木造 RC造
S造
合計
S造
他
S造
他
構造別計
73
5
15
29
1
123
20
38
45
85
8
27
このように、全体としては、全壊棟数は対策前の約27%にまで減少することが分かる。これは、構造の
大部分を占める木造建物の全壊棟数が約20%にまで低減していることが影響している。
建物の耐震補強等は一朝一夕には進まないが、着実に耐震化を実施することで大きく被害を軽減するこ
とができることを示唆している。
(7) 火災
火災の発生想定にあたっては、次の3種類の時季、時刻を設定し、併せて予知のあった場合を設定した。
1 冬 5時
: 就寝中の人が多く火気の使用が少ない時刻
2 春秋12時 : 暖房器具が使用されない時季、時刻
3 冬18時
: 暖房器具、厨房器具等火気の使用が最も多い時季、時刻
4 予知あり : 火気器具、電熱器具の使用が控えられるため、出火の原因は、電気器具・配線、化学
薬品からの出火のみとされる。
本市の出火件数は、冬5時で1、春秋12時で2、冬18時で11と想定されている。予知のあった場合の出火件
数は1に抑えられる。
炎上出火件数
全出火件数
消火件数
焼失件数
木造
非木造
冬5時
1
1
0
1
5
春秋12時
2
1
0
1
5
冬18時
11
4
2
6
22
予知あり
1
1
0
1
5
4
ライフライン被害
上下水道、ガス、電力、電話通信、下水道の被害予想を行った。なお、上九一色地区については人口割
合(旧上九一色村全体の23%)を用いて算出した。
(1) 上水道施設
ア 物的被害
上水道施設における被害の想定結果は次のとおりである。
配水管延長(km)
被害箇所数(箇所)
被害率(箇所/km)
1,025.7
197.6
0.19
※ 配水管延長は、平成14年度水道統計調査。
イ 機能支障
上水道における機能支障(断水)は、発生直後の断水戸数が36,555戸(45.8%)と半数弱の断水が想定さ
れ、発生1週間後でも1,684戸(2.1%)の断水が想定されている。
断水需要家数(戸)
断水率(%)
需要家数
(戸)
1週間後
1週間後
直後
1日後
2日後
直後
1日後
2日後
79,833
36,555
19,591
18,777
1,684
※
45.8
24.5
23.5
2.1
需要戸数(給水戸数)は平成16年末現在。
復旧日数
全県的な復旧には約1ヶ月を要すると想定される。ただし、東海地震のような広域的な地震災害の場
合、阪神・淡路大震災などのような過去の被害事例から推定よりも円滑に活動が進まない可能性がある
ことから、より長期化する恐れがある。
(2) 都市・LPガス
ア 物的被害
ウ
9
地震対策編
第1章
第6節
都市ガス施設における物的被害の結果は次のとおりである。(LPガスについては、機能支障のとこ
ろで記載した。)
低圧導管延長(m)
被害箇所数(箇所)
被害率(箇所/km)
364,856
※
19.6
0.054
低圧導管延長は平成27年12月末現在。(旧中道町、旧上九一色村は都市ガス需要0)
イ 機能支障
都市ガスの供給停止需要家数は、12,824戸(46.0%)と想定される。また、LPガスの要点検需要家数
(建物被害による使用不能も含む)は4,296戸(8.2%)と想定される。
LPガスについては、主に建物は全半壊することによって点検を要する被害が発生するため、被害の
地域分布については建物被害と似た傾向となる。
都市ガス
LPガス
供給停止需要
供給停止率
需要家数
要点検需要
機能支障率
需要家数(戸)
戸数(戸)
(%)
(戸)
家数(戸)
(%)
27,879
12,824
46.0
52,376
4,296
8.2
※平成27年3月現在。全世帯数から都市ガス需要家数を差し引いたものをLPガス需要家数としている。
ウ 復旧日数
都市ガスの全県的な復旧には約1ヶ月、LPガスの全県的な復旧は約1~2週間と想定される。ただ
し、東海地震のような広域的な地震災害の場合、阪神・淡路大震災などのような過去の被害事例から推
定よりも円滑に活動が進まない可能性があることから、より長期化する恐れがある。
(3) 電力施設
ア 物的被害
電力施設における物的被害は、地中配電線0.2km(0.21%)、電柱130基(0.34%)、架空配電線1.8km(0.
17%)と想定される。
地中配電線
電柱
架空配電線
地中配電
線亘長
(km)
82.1
被害亘長
(km)
0.2
被害率
(%)
0.21
電長基数
(基)
被害基数
(基)
38,022
130
被害率
(%)
0.34
架空配電
線亘長
(km)
1,061.6
被害亘長
(km)
1.8
被害率
(%)
0.17
※
地中配電線の被害率については、甲府市(中道地区・上九一色地区を除く)、中道地区、上九一色地区
それぞれの被害率から計算した数値を基に算出。
イ 機能障害
電力施設における機能支障は38,003戸(38.7%)と想定される。
需要家契約口数(口)
停電率(%)
停電需要家契約口数(口)
98,135
38.7
※
38,003
需要家契約口数は、全県における一般家庭需要家契約口数(平成16年2月末)をもとに世帯数により市町
村ごとに配分し算出。
ウ 復旧日数
復旧は他のライフラインに比べて早く、全県的な復旧日数は約5日程度と想定される。ただし、東海
地震のような広域的な地震災害の場合、阪神・淡路大震災などのような過去の被害事例から推定よりも
円滑に活動が進まない可能性があることから、より長期化する恐れがある。
(4) 電話通信
ア 一般電話
(ア) 物的被害
一般電話における物的被害の想定結果は、地中ケーブル1.2km(0.21%)、電柱364.0本(0.33%)、
架空ケーブル3.3km(0.14%)と想定される。
一般電話施設における物的被害等による通話機能支障の想定結果は次のとおりであるが、これ以
外に輻輳の問題があり、一般電話は数日間かかりにくい状況になると考えられる。
地中ケーブル
電柱
架空ケーブル
地中ケー
架空ケー
被害延長
被害率
電柱本数 被害本数
被害率
被害延長
被害率
ブル延長
ブル延長
(km)
(%)
(本)
(本)
(%)
(km)
(%)
(km)
(km)
576.4
1.2
0.21
109,441
364.0
0.33
2357.2
3.3
0.14
※ 電話通信設備量は平成15年3月末現在。電柱本数はNTT交換ビル別電柱本数を基に市町村別値を推定。
10
地震対策編
第1章
(イ) 機能支障
通話機能支障件数は、4,367件(4.0%)と推定される。
加入件数(件)
通話機能支障率(%)
109,167
第6節
通話機能支障件数(件)
4.0
4,367
※加入件数は、全県における加入件数(平成15年3月末現在)をもとに、世帯数により配分。
(ウ) 復旧日数
全県的な復旧には約1週間を要すると想定される。
ただし、東海地震のような広域的な地震災害の場合、阪神・淡路大震災などのような過去の被害
事例から推定よりも円滑に活動が進まない可能性があることから、より長期化する恐れがある。
イ 携帯電話
携帯電話の契約口数は、年々増加傾向にあるが、設備としては、十分な耐震性を有している建物に基
地局を設置していることから基地局そのものが被害を受ける可能性は少ないと考えられる。(仮に被災
した場合でも、複数の無線基地局でエリアをカバーしていることから、1施設程度の被害では大きな影
響には至らないと想定される。また、支障が発生した場合でも3日以内程度で可搬式基地局を設置し機
能回復を図ることも可能と考えられる。)
携帯電話は無線と有線の併用による通信システムであることから、一般電話と比較した場合、地震に
よる影響は受けにくいシステムではあるが、基地局と交換機を結ぶケーブルの被害等が想定される。
また、通話の集中等により、基地局のチャンネル数が不足し輻輳が発生する。
過去の事例から判断しても、携帯電話は一般電話と同様に激しい輻輳により利用が困難となる状況が
考えられる。
しかし、東日本電信電話による災害用伝言ダイヤル「171」やNTTドコモ、au並びにソフトバン
クによる災害用伝言板サービス等の運用は、災害時において安否情報の確認などに大きな効果を発揮す
ると考えられる。
(5) 下水道
ア 物的被害・機能支障
下水道施設における物的被害、機能支障の想定結果は次のとおりである。
下水道物的被害
下水道機能支障
下水道管渠延長(km)
(分流汚水・合流)
780.3
イ
5
土砂堆積
延長(km)
11.7
被害率
(%)
下水道処理
区域人口(人)
1.5
174,192
下水道機能
支障人口(人)
被害率
(%)
2,546
1.5
復旧日数
全県的な復旧には約1ヶ月を要すると想定される。ただし、東海地震のような広域的な地震災害の場
合、阪神・淡路大震災などのような過去の被害事例から推定よりも円滑に活動が進まない可能性がある
ことから、より長期化する恐れがある。
交通施設被害等
(1)
道路施設
緊急輸送道路指定路線について、揺れ、液状化、斜面崩壊による通行機能支障を想定した。本市で緊急
輸送道路に指定されている路線については、概ねランクB以下であるが、一部区間でランクAが点在して
おり、市街地部は震度6弱以上の揺れとなることから、迂回路はあるものの交通が混乱する可能性があ
る。中央自動車道本道はランクB以下であり、一部段差等が発生する可能性はあるものの、点検や通行確
保のために一時的に通行不通となる程度であり、緊急輸送に大きな影響はないと想定される。なお、道路
の利用可能想定結果に関するランク分類は、次のとおりである。
極めて大規模な被害が発生する可能性があり、復旧にも長期間を要し、緊急輸送に重要な
ランクAA
影響が発生する可能性がある区間
大規模な被害が発生する可能性がある区間、或いはかなりの確立で緊急輸送に大きな支障
ランクA
が発生すると想定される区間
ランクB
軽微な被害が発生する可能性がある区間、或いは稀に被害が発生する可能性がある区間
ランクC
被害が発生する可能性がほとんどない区間
(2)
鉄道
地震時における鉄道施設の支障影響度の判定については、道路施設と同様とした。
市内の中央本線については、甲府駅周辺で震度6強による影響を受けてランクAとなり、身延線につい
ても市内の多くの区間でランクAとなり、運行は困難である。
11
地震対策編
第1章
第6節
(3)
河川
甲府盆地内の表層地質は液状化が発生する危険度が高いが、河口の埋立地のような大規模な液状化が発
生する危険度は低く、河川堤防の被害もそれほどは大きくないと想定される。
6
人的被害
死傷者数(建物倒壊、火災、斜面崩壊)と要救助者数についての想定を行った。
なお、上九一色地区については人口割合(旧上九一色村全体の23%)を用いて算出した。
(1) 死傷者
ア 建物被害・火災・斜面崩壊による死傷
建物被害に起因する死傷が、要因としては最も人数が多くなっている。なお、建物被害による最大
ケース(朝5時、予知なしの場合)では、死者19人、重傷者数94人、軽傷者数821人と想定される。
(単位:人)
5時
死者数
建物被害
火災
斜面崩壊
合計
イ
12 時
重傷
者数
軽傷
者数
死者数
重傷
者数
18 時
軽傷
者数
死者数
重傷
者数
軽傷
者数
予知なし
17
92
819
10
82
737
9
77
702
予知あり
6
35
314
4
31
282
3
30
269
予知なし
1
1
1
1
1
1
2
2
3
予知あり
1
1
1
1
1
1
1
1
1
予知なし
1
1
1
1
1
1
1
1
1
予知あり
0
1
1
0
1
1
0
0
1
予知なし
19
94
821
12
84
739
12
80
706
予知あり
7
37
316
5
33
284
4
31
271
対策効果
次の対策が今後さらに推進された場合の人的被害を試算した。
(ア) 建物の耐震補強・建て替えによる耐震化
(イ) 斜面の対策工の実施
(ウ) 家具転倒防止器具の設置
上記対策を実施することで、人的被害を約15%程度まで低減することが可能である。建物や斜面の耐
震化はすぐに進むものではないが、家具転倒防止等比較的簡単にできる対策を実施すれば、対策前の7
割程度には被害を低減することができる。
(単位:人)
5時
12時
18時
死者
重傷
軽傷
死者
重傷
軽傷
死者
重傷
軽傷
数
者数
者数
数
者数
者数
数
者数
者数
予知なし
5
15
128
4
13
115
5
14
111
予知あり
3
7
50
3
6
45
3
6
43
(2) 要救助者
ア 木造・非木造別救助者数
死傷者とほぼ同様の傾向であり、朝5時において要救助需要が最も高く、予知なしの場合の要救助者
は124人と想定され、予知ありの場合には47人と想定される。
朝5時においては木造建物での要救助需要が高くなり、昼間の時間帯には非木造での要救助需要が最
も高くなる。
非木造建物の救助活動は木造建物に比べると救助困難性が増すため、昼間には夜間に比べて全体の要
救助者数は減少するが、非木造建物を中心に困難性は増す可能性がある。
また、発災初期段階での地域住民による救助活動は生存率を高める効果が高く、木造建物での救助事
象を中心に共助活動が望まれる。
「地震発生時における人命危険要因の解明と対策」(火災予防審議会・東京消防庁、平成11年3月)に
よれば、住民が6人編成で生き埋め事象の救助活動にあたった場合、要救助者1人を救助するのに要する
時間は、木造建物で2.3時間、非木造建物で8.9時間と求められているが、多くの住民が協力して活動す
ることで、生存率の高い発災後の数時間で多くの生き埋め者を救助することが可能である。
12
地震対策編
第1章
第6節
(単位:人)
5時
非木造
木造
予知なし
予知あり
合計
12時
非木造
木造
合計
18時
非木造
木造
合計
101
42
143
50
79
129
48
76
124
39
16
55
18
30
48
18
29
47
イ
対策効果
次の対策が今後さらに推進された場合の要救助者数を試算した。
(ア) 建物の耐震補強・建て替えによる耐震化
(イ) 斜面の対策工の実施
上記対策を実施することで対策前の約18%程度まで要救助者数を低減することが可能である。
(単位:人)
5時
12時
18時
木造
非木造
合計
木造
非木造
合計
木造
非木造
合計
予知なし
19
20
39
9
38
47
9
36
45
予知あり
7
7
8
15
4
14
18
4
13
17
生活支障
滞留旅客・帰宅困難者数、医療機能支障(要転院患者数、医療需給過不足数)、住機能支障(避難所生活
者数、応急仮設住宅需要量等)についての想定を行った。
なお、上九一色地区については人口割合(旧上九一色村全体の23%)を用いて算出した。
(1) 滞留旅客・帰宅困難者
交通機関が停止した場合における観光客を対象とした滞留旅客・帰宅困難者数の想定は次のとおりであ
る。
本市では県の想定する「峡中圏域」内の5箇所の観光区分から「昇仙峡・湯村温泉周辺」及び「芸術の
森・武田神社周辺」、「峡東圏域」内5箇所の観光区分から「風土記の丘周辺」を対象に検討するものとす
る。
本市では11月に観光客が多く、大規模地震が発生した場合の滞留旅客・帰宅困難者数は、昼間発災の場
合、19,737人、夜間の場合でも2,161人が滞留すると想定される。
ア 昇仙峡・湯村温泉周辺
(単位:人)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
昼間
(10時~18時)
夜間
(18時~翌10時)
イ
2,164
3,757
4,920
4,121
4,104
6,083
4,804
7,560
13,272
1,907
654
715
771
732
730
655
678
1,103
737
801
858
679
5月
6月
7月
8月
9月
10月
(単位:人)
11月 12月
5,220
4,102
10,930
7,356
3,989
6,680
7,309
6,445
10,366
5,687
2,495
1,021
1,167
1,295
1,228
1,174
1,079
1,173
1,371
1,148
1,164
1,245
947
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
(単位:人)
11月 12月
246
283
440
927
791
995
735
887
609
658
778
386
33
38
38
41
84
61
139
267
94
66
58
42
滞留旅客・帰宅困難者合計
1月
2月
3月
昼間
(10時~18時)
夜間
(18時~翌10時)
4月
3,267
風土記の丘周辺
1月
昼間
(10時~18時)
夜間
(18時~翌10時)
エ
1,560
芸術の森・武田神社周辺
1月
2月
3月
昼間
(10時~18時)
夜間
(18時~翌10時)
ウ
2,090
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
(単位:人)
11月 12月
5,603
7,063
6,706
15,614
13,067
9,105
11,519
14,279
11,858
18,584
19,737
4,788
1,708
1,920
2,104
2,001
1,988
1,795
1,990
2,741
1,979
2,031
2,161
1,668
13
地震対策編
第1章
第6節
(2)
医療機能支障
本市の医療需給過不足数(要転院患者数を含む)及び患者受入倍率は次のとおりである。
医療需給過不足数
患者受入倍率
対応可能
重傷者数 対応可能
要転院患
軽傷者数
入院重傷
+外来患 外来患者
入院患者
外来
入院患者
外来
者数
(5時)
患者数
者数
数
対応
対応
対応
対応
506
144
113
3,175
821
249
2,354
0.51
0.26
・ 要転院患者数の想定の前提。
・ 被災した医療機関における入院患者のうち、高度な治療を要する転院の必要な患者の割合を50%とす
る。残り50%は、病院のスペースや施設外で対応すると仮定。
・ 医療機関の施設も地域内の他の建築物と同比率で被害を受けると仮定。(RC造建物被害率と同じとし
た。)
・ 当該地区の焼失棟数率と同率の被害を受けると仮定。
・ ライフライン機能低下による医療機能低下としては、断水(或いは停電)した場合、震度6強以上地域
では医療機能の60%がダウンし、それ以外の地域では30%がダウンすると仮定。
・ 医療需給過不足数の想定の前提。
・ 発生患者は負傷者発生市町村の医療機関で対応するものとした。
・ 要転院患者数の想定と同様の考え方で、医療機関の建物被害やライフライン機能低下による医療低下
率を仮定した。
・ 重傷者対応の場合の需要発生数は重傷者数+医療機関での死者数とした。(医療機関での死者は阪
神・淡路大震災では全死者数の10%であったが、ここでは安全に考え100%とした。)
・ 震後の新規外来需要発生数は軽傷者数とした。
・ 死傷者数は地震が冬5時に発生した場合のものを用いた。時間帯が夜間等になると、医師数が参集困
難となる状況が考えられるが、本想定では医師等スタッフがいる状況下を前提としている。
(3) 住機能支障
自宅建物被害やライフライン機能支障によって、避難所生活及び避難所外生活を強いられる住居制約者
数は、発災後1日で20,548人(8,063世帯)、1週間後で7,284人(2,647世帯)、1か月後で2,640人(1,042世帯)
と想定される。
また、発災1か月以降の応急仮設住宅需要は839戸と想定される。
ア 短期的機能支障想定結果
(ア) 発災1日後
(単位:人(世帯))
避難所生活者数
避難所外生活者数
住居制約者数(合計)
大破・
大破・
大破・
ライフラ
ライフラ
ライフラ
中破
計
中破
計
中破
計
イン被害
イン被害
イン被害
焼失
焼失
焼失
841
875
11,640
(イ) 発災1週間後
避難所生活者数
大破・
ライフラ
中破
イン被害
焼失
841
875
3,018
(ウ) 発災1ヶ月後
避難所生活者数
大破・
ライフラ
中破
イン被害
焼失
841
875
0
13,356
453
472
6,268
7,192
1,294
1,347
大破・
焼失
4,734
453
ライフラ
イン被害
中破
472
1,625
計
2,550
大破・
焼失
中破
1,294
計
1,716
453
ライフラ
イン被害
中破
472
0
1,347
ライフラ
イン被害
4,643
計
7,284
(単位:人(世帯))
住居制約者数(合計)
避難所外生活者数
大破・
焼失
20,548
(単位:人(世帯))
住居制約者数(合計)
避難所外生活者数
計
17,908
計
925
大破・
焼失
中破
1,293
ライフラ
イン被害
1,347
0
計
2,640
(エ) 避難所人数と想定した避難所生活者数との比較
想定した避難所生活者数はあくまで阪神・淡路大震災時における避難所避難と避難所外避難の比率
をもとに配分したものであるため、必ずしも厳密な数値ではないが、ここでは想定した避難所生活者
数と避難所収容人数との比較を行ったものである。
また、避難所はすべて震災後も使用可能と仮定したものであるが、耐震化未実施等の避難所が被害
を受けた場合も考えられる。
(単位:人)
避難所
避難所
避難所
収容人数-避難所人口
避難所人口/収容人数
避難所
収容人数
54,926
人口
(1日後)
13,356
人口
(1週間後)
人口
(1ヵ月後)
4,734
1,716
1日後
1週間後
1ヶ月後
50,191
53,209
41,569
14
1日後
0.24
1週間後
0.09
1ヶ月後
0.03
地震対策編
第1章
第6節
(オ) 避難所収容人数と想定した住居制約者数との比較
想定した避難所生活者数はあくまで阪神・淡路大震災時における避難所避難と避難所外避難の比率
をもとに配分したものであるため、必ずしも厳密な数値ではない。上表は、避難所及び避難所外への
避難者つまり自宅外避難者と避難所収容人数との比較を行ったものである。
また、避難所はすべて震災後も使用可能と仮定したものであるが、耐震化未実施等の避難所が被害
を受けた場合も考えられる。
(単位:人)
住居
住居
住居
収容人数-避難所人口
避難所人口/収容人数
避難所
収容人数
制約者数
(1日目)
制約者数
(1週間後)
制約者数
(1ヵ月後)
1日後
1週間後
1ヶ月後
1日後
54,926
20,548
7,284
2,641
34,377
47,642
52,285
0.37
※ 避難所収容者人数は、平成15年3月31日現在。
イ 中長期的機能支障想定結果
中期的機能支障
長期的機能支障
応急仮設住宅
公営住宅入居
民間賃貸住宅入居
持家購入・建替
839
536
81
132
1週間後
1ヶ月後
0.13
0.05
(単位:世帯)
自宅改修・修理
19
ウ
食料・飲料水需要量
食料需要量については、「避難所収容人数と想定した住居制約者数との比較」表の住居制約数(避難所
生活者数+避難所外生活者数)=食料需給者数と考える。
地震後の給水需要量(地震発生から3日間)については、断水地域の人口を給水需要者とし、1人1日3ℓ
必要として求めた。また、飲料水等の供給については市での応急給水を考え、市内の配水地の貯水量を
上限とし、1日あたりの供給量は市の給水車・給水タンク及び貯水袋・ポリタンクによる1日の水輸送可
能量(1日5回の輸送を想定)とした。飲料水については、市の給水活動が実施されたとしても、飲料水不
足が想定される。
飲料水過不足量(t)
当日
2日目
3日目
-162
-34
-28
(4) 清掃・衛生機能支障
ア 仮設トイレ需要量
神戸市では当初避難者数150人に1基を目標に設置し、100人に1基行き渡った段階で設置についての苦
情がかなり減ったことから、100人に1基程度が設置の指標になると考えられる。
多くの住居制約者が発生し、下水道が普及している地域を中心に仮設トイレ需要が発生することが想
定され、本市でも発災1日後に181基、1週間後には65基の仮設トイレ需要が発生するものとされてい
る。
仮設トイレ需要量(基)
1日後
1週間後
181
イ
65
住宅・建築物の瓦礫
建物の倒壊や焼失による被害等によって住宅・建築物系の瓦礫や公益公共系の瓦礫が発生する。住
宅・建築物系の瓦礫量は次のとおり想定される。
(単位:千トン(千㎥))
木造被害による
非木造被害による
焼失による
合計
被害別合計
57.4
182.4
15
0.5
240.3
地震対策編
第1章
第7節
第 7 節 南海トラフ地震及び首都直下地震対策
南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法及び首都直下地震対策特別措置法により、
本市の区域は、それぞれの地震の対策地域に指定された。
市では、これまでの地震対策と併せ、法の主旨に基づく地震防災対策を平素から進める。
(1) 南海トラフ地震対策推進地域
(県内の指定状況:小菅村、丹波山村を除く25市町村)
(2) 首都直下地震緊急対策地域
(県内指定の状況:甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、上野原市、甲州市、道志村、西桂町、
忍野村、山中湖村、富士河口湖町、小菅村、丹波山村 14市町村)
16
地震対策編
第2章
第1節
第 2 章 災害予防計画
第 1 節 地震に強いまちづくりの推進
市は、地域の特性に考慮し、道路、公園などの骨格的な都市基盤としての公共施設を整備するとともに、
良好な市街地の形成を図るなど総合的な施策を展開し、地震に強いまちづくりを推進する。
第1
地震対策緊急整備事業【防災課・消防本部・都市整備課・建築指導課・上下水道局】
1
避難地、避難路、消防用施設等地震防災上、緊急に整備すべき施設は、災害応急対策を実施するうえ
で、必要なものを所定の基準により緊急度に従い整備し、これに要する期間は概ね5箇年とする。
2 施設等の整備の施行にあたっては、施設全体が未完成のものであっても、一部の完成により相応の効果
が発揮されるよう、整備の順序及び方法についても考慮するものとする。
3 地震防災上被害を最小限にとどめるため、緊急に整備すべき施設等の計画は、次のとおりである。
(1)
整備事業の内容
事業名
整備内容
防災行政用無線は、市民に対して直接広報することを目的とする固定系と、各種災害情
報の収集連絡を目的とした移動系でシステム構成し、昭和55年度に整備し、平成26年度に
デジタル化への更新工事を完了した。
通信施設
デジタル化により、移動系端末から画像データの送信が可能となり、FAX等のデータ
整備事業
伝送も可能となった。
今後は、適正な運用管理を行うとともに、民間通信事業者の保有する通信網を活用し通
信インフラの複線化を図る。
消防施設
震災時における火災等の二次災害を最小限に食い止めるため、耐震性貯水槽、小型動力
整備事業
ポンプ、消防車等消防施設整備の充実を図るものとする。
避難地・避難所の場所を周知するため、避難標識板と案内板を幹線街路に設置するもの
避難地・避難所
とする。また、避難所には発電機を整備し、停電時に対応する。
整備事業
給食施設として炊事用具を配置する。
緊急輸送路
整備事業
(避難路)
都市計画道路を市において、和戸町竜王線、城東三丁目敷島線、高畑町昇仙峡線、宝二
丁目北新線、中小河原築地新居線、住吉四丁目善光寺線及び県において、大手二丁目浅原
橋線の整備を促進する。
地震被害想定結果及び山梨県東海地震被害想定調査を目安に非常用食料、防災資機材の
整備を図る。
防災活動資機材 災害発生時における迅速な救助、初期消火などに活用するため、避難所への防災倉庫の
整備事業
設置を進め、資機材等の分散配備を行う。
また、市民自らが地域の自主防災組織(自治会単位)を新たに設置し、その活動に必要な
資機材を購入する自主防災組織に対して、補助金の交付を行う。
福 祉 、 学校 等
学校、保育所等の公共施設に対する耐震診断を行い、児童、生徒、市民に対する安全を
施設整備事業 確認する。
水道施設
整備事業
震災時において、仮設給水するための補助施設を設置する。
地域防災拠点
災害時における地域防災活動拠点とするため、また平常時には自主防災組織の研修・訓
施 設整備事業 練を実施するための拠点となる施設を整備する。
(2) 整備事業計画
ア 通信施設
項目
事業計画
同報系
防災行政用無線
衛星携帯電話
PHS
固定系の音達調整・運用管理
移動系の適切な配備・運用管理
移動系
孤立集落対策
16台
避難所・消防団
138台
17
平成28年3月31日現在
現況
親局3局、子局247局
個別受信機90局
基地局3局、中継局2局
携帯210局 車載15曲
半固定64局 可搬型2局
地震対策編
第2章
イ
消防施設
項目
耐震性貯水槽
(防火水槽)
小型動力ポンプ
事業計画
耐震性貯水槽(100㎥・65㎥・60㎥・40㎥)
飲料水兼用型
(100㎥・80㎥・75㎥・70㎥・65㎥・60㎥・
55㎥・50㎥・45㎥・40㎥)
小型動力ポンプの更新・整備
小型動力ポンプ積載車 小型動力ポンプ積載車の更新・整備
照明車の更新・整備
1台
本部26箇所
部69箇所
95箇所
ポンプ自動車の更新・整備
27台
街路消火器
街路消火器の整備
90基
消火栓器具
自主防災組織のための消火栓器具格納箱の設
1,887箇所
置(初期消火対策用)
避難地・避難所
項目
避難場所案内板
避難所照明器具
浄水機
給食器具
無線機の更新・整備
46台
事業計画
市内避難場所誘導標識の整備
市民の避難対策用
市内避難場所案内板の設置
市民及び市外者対策
避難所設置用小型発電機
投光器の整備
現況
電柱設置937本
震災避難標識130本
市街地標示式避難場所案内板29本
避難地内案内板59本
発電機90台
投光器161台
避難所飲料水確保用
45機
避難所用給食器具の設置
37組
緊急輸送路
都市計画街路
千塚三丁目羽黒町線、和戸町竜王線
善光寺町敷島線、外都市計画道路、市道
防災活動資機材
備蓄倉庫
防災用資機材備蓄庫の設置
8箇所
防災倉庫
避難所に防災倉庫を設置
60避難所(71台)
防災活動用具
カ
64台
消防小型照明車
避難誘導標識
オ
77台
1台
災害携帯用無線機
エ
飲料水兼用型
(100㎥=1基、80㎥=1基、75㎥=3基、
70㎥=1基、65㎥=1基、60㎥=11基、
55㎥=1基、50㎥=3基、45㎥=2基、
40㎥=5基)
水槽車の更新・整備
消防車
ウ
現況
耐震性貯水槽
( 10 0㎥ = 4 9基、6 5㎥ = 1 基、6 0㎥ = 4
基、40㎥=59基)
消防水槽車
分団詰所車庫
職員活動用ヘルメット等の購入
福祉、学校等施設
福祉施設
公共施設等耐震診断
第1節
社会福祉施設の耐震対策
資機材、施設の整備
市庁舎外各施設の耐震状況診断
18
地震対策編
第2章
キ
水道施設
水道施設
給水活動資機材
ク
第1節
ア 各配水池に緊急遮断弁と採水口を設置する
イ 中区配水池の改良
36ヶ所
ウ 非常用貯水槽の設置
給水タンク5個(1.5t)
各種管類購入、避難所に受水槽給水取出装置 ダンプ4台
給水車2t・3t(各1台)
地域防災拠点施設
西部コミュニティ防災センター
防災資機材等備蓄機能、自主防災組織の研
コミュニティ防災施設
南東部コミュニティ防災センター
修・訓練施設機能を併せ持つ施設の設置
北部コミュニティ防災センター
第2
道路施設等の対策【道路河川課】
市は、交通機関確保を重点に、橋りょうの耐震性の強化などの対策を講じているが、今後更に道路施設等
の安全強化を推進する。
1
道路の整備
市は、地震発生時における道路機能を確保するため、市道について危険箇所を把握し、早急に対策が必
要な箇所を優先して、計画的に工事等を実施する
2
橋りょうの整備
市は、大規模地震発生時において物資輸送等の中軸となる緊急輸送道路や容易に更新ができない橋りょ
う等を優先的に補修する。
また、今後新設する橋りょうについては、過去の大規模地震を踏まえた国の設計基準に基づいて整備を
行う。
3
ずい道の整備
市は、地震発生時におけるずい道の安全確保のために、管理ずい道について点検を実施し、補強等を必
要とするときは、速やかに工事を実施する。
4
横断歩道橋の整備
横断歩道橋は、国土交通省通達「立体横断施設技術基準」に基づいて建設されているので、地震発生時
の落橋等の可能性は小さいと考えられるが、建設後の経過により構造細部に変化を生じることもあるの
で、本体と階段の取付部等の安全点検調査を実施し、補強等を必要とするときは、速やかに工事を実施す
る。
第3
河川の対策【道路河川課】
河川等施設は、「国土交通省河川砂防技術基準」に基づき施工しており、地震発生時の決壊等の可能性は
極めて小さいものとなっている。
河川管理施設の整備
地震発生後直ちに管理施設の点検調査を行い、補強等を必要とするときは、速やかに工事を実施する。
第4
ため池等の対策【農政課】
本市のため池の多くは、築造年代が古く経過年数が長いため、漏水等により弱体化の傾向にある。
災害の際に決壊流失すると人畜、家屋等に極めて甚大な被害をもたらすため、ため池管理者と連絡を密に
し、亀裂又は漏水について常に点検するとともに、老朽化したため池については速やかに補強並びに漏水防
止等の改修を行い、適切な維持管理で予防の万全を期す。
また、ハザードマップの作成配布等を計画的に推進し、地域の安全性の確保を図る。
【資料編】
・ 主たる老朽ため池の所在地及び整備状況
P164
19
地震対策編
第2章
第5
第1節
土砂災害危険箇所対策【林政課・防災課】
市は、地震を誘因としたがけ崩れ等に備えるため、県が行う土砂災害危険箇所の調査箇所及び県調査箇所
以外についても危険箇所の把握に努めるものとする。
1
土石流危険渓流の災害防止
市内には多くの土石流危険渓流があることから、危険が予想される渓流に対し、砂防ダム、流路工等一
連の砂防事業を積極的に推進し、地域の安全と避難路及び緊急輸送路の確保を図る。
【資料編】
・ 土石流危険渓流一覧
P158
2
急傾斜地等災害危険地の災害防止
急傾斜地崩壊危険箇所の調査の結果、危険箇所のうち、危険度が高く地域住民の協力が得られるものか
ら、順次急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づく急傾斜地崩壊危険区域として、知事に対
し指定を求める。
急傾斜地崩壊危険箇所は65箇所、急傾斜地崩壊危険区域に指定された箇所は12区域18箇所である。危険
箇所のうち危険度の高い箇所については、知事に対し指定を求めていくとともに、所有者等が崩壊防止工
事を行うことが困難又は不適当な場合は、県に対し崩壊防止工事の実施を要請する。
指定区域には、標識板等を設置して地域住民に周知徹底を図るとともに、定期的に防災パトロールを実
施して、崩壊危険区域の保全を図る。
【資料編】
・ 急傾斜地崩壊危険区域一覧
P150
3
地すべり等防止法による災害防止
地すべり等防止法に基づく地すべり防止区域における危険度の高い箇所については、対象箇所の拡大を
知事に求めていく。
【資料編】
・ 地すべり防止区域一覧
P150
4
土砂災害警戒区域等における対策
土砂災害防止法に基づく警戒区域等の指定については、本市の意見を聴いて県が行うことになってお
り、本市においては、平成19年度に北部地域(千代田、能泉、宮本地区)、平成20年度には南部地域(中
道、上九一色地区)、平成22年度5月には中部地域(羽黒、千塚、相川、新紺屋、富士川、里垣、甲運地区)
が指定されている。
【資料編】
・ 土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域一覧
P160
5
土砂災害危険箇所における警戒・避難対策
市は、県の指導により、大規模地震対策特別措置法による警戒宣言発令時及び地震発生時の災害予防対
策として、土砂災害危険箇所については次の事項を考慮した警戒・避難対策計画を策定する。
(1) 事前避難対象地区の指定
避難が必要となる危険区域等をあらかじめ避難対象地区として指定する。
【資料編】
・ 事前避難対象地区(警戒宣言発令時)
P147
(2) 避難収容施設の指定
ア 事前避難対象地区を指定するときは、当該避難対象地区の住民及び滞留者等(以下「避難者」とい
う。)を収容する施設を併せて指定する。
イ 収容施設の指定にあたっては、次の事項に留意して安全適切な場所とする。
(ア) 地域の実状を踏まえ、耐震・耐火の建築物とすること。なお、設備(電気、給排水)についても十
分配慮すること。
(イ) 事前避難対象地区との経路が比較的近距離で、かつ、安全なこと。
(ウ) 当該施設の所有者若しくは管理者の承諾が得られること。
(3) 避難路の設定
ア 避難者が安全かつ迅速に避難できるよう、事前避難対象地区と収容施設を結ぶ避難経路を設定する。
イ 避難経路の設定にあたっては、次の事項に留意する。
(ア) 避難路について、がけ崩れ等の危険が予想されないこと。
(イ) 崩壊、倒壊のおそれのある建造物、石垣、ブロック塀等、避難路周辺の危険要因の把握に努め、
極力これを避けること。
20
地震対策編
第2章
第1節
(ウ) その他、避難の障害となる事由の存しないこと。
6
地域住民への周知
市は、危険な箇所に居住する地域住民に対し、地震による危険性を周知徹底するとともに、警戒宣言発
令時、あるいは地震発生時に速やかに避難体制がとれるよう、円滑な警戒避難態勢を確保する上で必要な
事項を住民に周知させるため、これらの事項を記載したハザードマップなどを作成するとともに、必要な
措置を講じる。
第6
1
液状化災害対策【建築指導課】
公共・公益施設の液状化対策の推進
地盤の液状化による公共・公益施設の機能障害を最小限にするため、各施設の管理者等は、施設の設置
にあたって、当該地盤の特性を考慮して地盤改良、基礎抗の打設等により被害を防止する対策を適切に実
施する。
2
小規模建築物の液状化対策
市は、県において作成した液状化の危険度を示すマップを活用し、情報の提供を行う。
第7
1
市街地の対策【都市計画課】
危険市街地区の解消
区画整理、再開発等の事業を推進し老朽家屋、狭隘道路の解消を図る。
2
避難地の確保
発災後の避難地としても利用できる空地の確保を図る。
21
地震対策編
第2章
第2節
第 2 節 大震火災対策の推進
地震発生時には、火源や着火物の転倒、落下、接触などにより、同時に多くの火災が発生し、時間、季
節、風向によっては、延焼が拡大する危険性もある。
市は、出火、延焼拡大予防のため、初期消火等の指導の徹底、消防力の充実強化及び消防水利の整備を図
る。
第1
1
出火予防対策の推進【消防本部・防災課・建築指導課】
建築同意制度の効果的活用
市は、建築物を新築、増築等計画の段階で防火防災の観点からその安全性を確保できるよう、建築基準
法第6条に基づく建築確認申請と同時に、消防法第7条に基づく建築同意制度の効果的な運用を行い「地震
災害に強いまちづくり」を推進するものとする。
2
家庭に対する指導
市は、自主防災組織等を通じ家庭に対して消火器具・消火用水及び防火思想の普及徹底を図るものとす
るとともに、次の事項について指導し、初期消火活動の重要性を認識させ地震発生時における災害予防の
徹底を図るものとする。
(1) 地震防災に関する知識の修得
(2) 家庭における防火防災計画の策定及び住宅用火災警報器の設置の推進
(3) 対震自動消火装置付き石油燃焼器具及び対震自動ガス遮断装置付きガスメーター並びに安全装置付き
ガス燃焼器具及び電気用品等の火災予防措置
(4) 防災訓練等への積極的参加の促進
3
防火対象物の防火体制の推進
(1)
不特定多数の者が利用する防火対象物については、火災が発生したとき危険が大きい。
このため市は、消防法に規定する防火対象物について防火管理者を必ず選定させ、その者に震災対策事
項を加えた消防計画を作成させ、当該対象物における防火体制の推進を図るものとする。
(2) 防火管理者は消防計画に基づく消火、避難等訓練の実施、消防設備等の点検整備、火気の使用又は取
扱に関する指導を行うものとする。
(3) 防火対象物について、消防法の規定に基づく消防用設備等の設置に対する指導の徹底を図る。
4
予防査察の強化指導
市は、消防法に規定する予防査察を強化し、防火対象物の用途、地域等に応じ計画的に実施し、常に当
該区域内の防火対象物の実態を把握するとともに、火災発生の排除に努め、予防対策の万全な指導を行う
ものとする。
5
危険物等の保安確保の指導
市は、消防法の規定を受ける危険物施設等の所有者に対し自主保安体制の確立、保安要員の適正な配
置、危険物取扱従事者等に対する保安教育を計画的に実施し、当該危険物等に対する保安の確保に努める
よう指導するとともに、これらの施設等について、必要の都度消防法の規定により立入検査を実施し、災
害防止上必要な助言又は指導をするものとする。
なお、市は、火災予防条例に規定されている少量危険物等の管理及び取扱いについても所有者に対し同
様の措置を講ずるよう指導に努めるものとする。
【資料編】
・ 危険物施設の状況
P224
6
防火防災思想、知識の普及強化
市は、防災関係機関、関係団体及び報道機関等の協力を得て、各種防災訓練や防災週間を始め、防災
フェスティバル等各地で開催される消防関連行事のあらゆる機会を通じ、防火防災思想並びに知識の普及
に努める。
第2
1
(1)
延焼予防対策の推進【消防本部】
初期消火体制の確立
消防本部、消防団及び自主防災組織の有機的な連携による初期消火体制の確立を図るものとする。
22
地震対策編
第2章
第2節
(2) 市は、耐震性貯水槽の整備を促進するとともに、既設の防火水槽についても耐震化されていないもの
については耐震化し、地震発生時の水利の確保を図るものとする。
(3) 市は、耐震性貯水槽の適正配置を積極的に推進するとともに、河川、湖沼等の自然水をはじめ、プー
ル、井戸等も消防水利として利用できるよう年次計画に基づき施設整備を進めるものとする。また、消
防水利の表示等を行い、水利の位置を明確にするものとする。
2
消防力等の充実整備
(1)
自治体消防力の充実整備
市は警戒宣言発令時又は地震発生時速やかに部隊を編成し、消火活動が行えるよう、消防組織と消防力
の充実整備を図るものとする。
また、同時多発火災、交通障害、水利の破損等の特徴をもつ地震災害に対応して、地震財特法に基づく
地震対策緊急整備事業及び地震防災対策特別措置法に基づく地震防災緊急事業により、計画的に消防施設
等の整備を推進するものとする。
【資料編】
・ 消防の組織
P217
・ 消防水利一覧
P218
・ 消防団の現況
P219
・ 消防防災施設等整備計画
P221
(2) 広域消防応援体制の確立
ア 災害発生時には、災害関係機関相互の連携体制が必要である。
市は、現在締結している相互応援協定の内容充実を図る。
イ 市は、消防の応援について、近隣市町村及び消防本部間等による協定の締結促進を図るなど、消防相
互応援体制の整備に努める。
23
地震対策編
第2章
第3節
第 3 節 生活関連施設安全対策の推進
第1
水道施設安全対策の推進【上下水道局】
水道施設の耐震性、老朽度の総合調査及び点検等により、施設ごとの緊急度・優先度の検討、施設の改
良・更新時期との調整を図り、計画的に水道施設の安全対策を推進するものとする。
1
重要施設の耐震化・近代化の推進
施設の改良・更新にあたっては老朽施設の補強、老朽管の更新等を優先し、将来的な水道システム総体
のバランスを考慮したうえで、主に次の事項により耐震化、近代化事業の推進に努める。
(1) 貯水施設、浄水施設、配水施設等の構造物の耐震診断の実施及び補強・改修
(2) 配水池への緊急遮断弁及び採水施設の設置等の給水拠点基地整備
(3) 避難所への非常用貯水槽の整備
(4) 耐震性の高い管種、伸縮可とう継手、耐震工法の採用
(5) 老朽管路の計画的な更新並びに基幹配水管及び復旧優先施設への配水管路の耐震化
ア 病院、救護所等の人命の安全に必要な施設
イ 災害対策本部施設等の災害応急対策関連施設
ウ 避難所等の民生安定のための施設
(6) 各施設の運転状況、被害状況を迅速に把握できるテレメーターシステム整備
2
危険分散による被害の軽減化
重要施設のバックアップシステムの構築等、補完機能の強化、危険分散を図るとともに、被害の軽減化
に努める。
(1) 複数水源の活用による危険分散の強化
(2) 非常用電源の整備(2回線受電、自家発電設備、無停電電源装置)、電気計装設備等の2重化
(3) 他の水道事業体との連結管によるバックアップシステムの構築
(4) 配水区域のブロック化、配水本管のループ化による被害区域の限定化
3
機械設備及び薬品の管理
(1)
(2)
4
機械・電気及び計装設備の振動等による滑動、転倒の防止
水質試験用薬品類の破損防止、混薬を防止するための分離保管
情報資産の整備と管理
(1)
基本的な水道システム図、施設図及び管路図並びに給水拠点、指定避難地及び避難所、災害拠点病院
等の情報を盛り込んだ応急復旧用図面等を整備する。
(2) 各種情報資産のバックアップシステムの構築及び補完機能の強化を図る。
5
関係機関との連携及び連絡調整
発災時に迅速かつ円滑な応急活動を実施できるよう、連携・協力する必要のある関係行政機関及びライ
フライン事業者等との連携、役割分担、連絡調整等の体制を構築する。
6
応急対策用資機材の整備・確保
(1)
給水車、給水タンク、キャンバス水槽、仮設給水栓及び飲料水袋等の応急給水用資機材の計画的整備
に努める。
(2) 応急復旧が迅速に行えるよう修繕用資機材を備蓄活用するほか、広域的な資機材の確保に努める。
第2
下水道施設安全対策の推進【上下水道局】
下水道施設のより一層の耐震化を図り、排水及び処理機能を確保するとともに、下水道の有する施設、資
源を活用し地域の防災機能の向上を図るため、次の対策を実施するものとする。
1
重要幹線管渠については、交通機能確保の必要性から周辺地盤の液状化判定結果に基づき、人孔浮上防
止対策を施す。またその他の管渠については、被災時においても下水の流下機能を確保できるよう対策を
施す。
2
下水処理場、ポンプ場は下水道の最も根幹的施設であり、液状化対策等の基礎地盤対策、躯体、配管の
24
地震対策編
第2章
第3節
継手等の耐震対策を行い、十分な耐震性を確保する。
3
下水処理場、ポンプ場においては、施設が被災したときにも必要最小限の処理が行えるよう応急対策を
加味した整備を図る。また、水道、電気等が被災したときでも下水道としての機能を確保するための対策
に努める。
4
下水道施設が損傷したとき、その機能を代替できるよう重要幹線や下水処理場内の水路等の複数系列化
を図るとともに、管渠、下水処理場、ポンプ場のネットワーク化を図る。
5
施設の維持管理においては、点検等による危険箇所の早期発見とこれの改善を行い、施設の機能保持を
図る。
6
下水処理場、ポンプ場等のまとまった空間を利用し、防災避難所、防火帯として活用を図る。
第3
電気施設安全対策の推進
東京電力パワーグリッド(株)山梨総支社は、地震発生時の電力供給施設の被害を未然に防止するととも
に、被害が発生したときの各施設の機能を維持するため次の予防対策を実施するものとする。
1
電力供給施設の耐震性確保
電力供給施設は、各法令、基準に基づいた耐震設計がなされているが、既往災害例等を参考に、各施設
の耐震性の確保を図る。
2
防災資機材及び緊急用資材の整備
災害時に備え、復旧用資材、各種工具、車両等の防災用資機材の整備を図るとともに、無線設備の整備
を図る。
3
要員の確保
(1)
(2)
第4
緊急連絡体制の整備
交通途絶時等の出勤体制の確立
都市ガス安全対策の推進
都市ガス事業者は、地震発生時のガス施設の被害及び二次災害を未然に防止するとともに、災害が発生し
たときの被害拡大防止のため、次の予防対策を実施するものとする。
1
施設・設備の安全確保
供給施設
ア 主要導管の耐震化
イ 導管網のブロック化
ウ マイコンメーターの普及拡大
エ 移動式ガス発生設備の整備
2 防災資機材及び緊急用資材の整備
(1) 応急復旧用資機材、食料、医療品等の確認、点検及び整備を図る。
(2) 通信施設の整備を図る。
3 要員の確保
(1) 緊急時の社内及び日本ガス協会間の連絡体制の整備
(2) 交通途絶時等の出動体制の確立
4 ガス使用者に対する周知
(1) ガス使用者への注意事項の周知
(2) 広報体制の確立
25
地震対策編
第2章
第5
第3節
簡易ガス安全対策の推進
簡易ガス事業者は、地震発生時のガス施設の被害及び二次災害を未然に防止するとともに、災害が発生し
たときの被害拡大防止のため、次の予防対策を実施する。
1
施設・設備の安全確保
(1)
(2)
(3)
2
簡易ガス保安規程に定める検査又は点検基準に基づく保安点検を実施する。
緊急遮断弁の設置促進及び感震器との連動化を図る。
ボンベ収納庫の耐震化の促進及びボンベ転倒防止措置の強化を促進する。
災害発生時の留意事項の広報の徹底
簡易ガスの場合、個別の使用者の適切な対応が二次災害防止に大きな役割を果たすことから、ガス使用
者に対して、地震発生時の知識普及に努める。
3
要員の確保
緊急連絡体制の整備を図るとともに、地震防災に係る訓練を実施する。
第6
液化石油ガス安全対策の推進
液化石油ガス事業者は、地震発生時のガス施設の被害及び二次災害を未然に防止するとともに、災害が発
生したときの被害拡大防止のため、次の予防対策を実施するものとする。
1
(1)
(2)
(3)
(4)
2
(1)
(2)
3
施設・設備の安全確保
地震防災規定等に基づく自主点検及び訓練の実施
緊急遮断弁等耐震機器及び消火設備の整備
容器・収納庫の耐震化の促進及び容器転倒防止措置の強化促進
保安要員の確保
連絡体制の確立及び応急用資機材の整備
緊急時の社内及び関係団体との連絡体制の整備
応急用資機材、工具類の整備
消費先の安全確保
(1) 容器転倒防止措置の強化
(2) 地震防災機器の設置促進と消費者啓蒙の強化
(3) 消費者に対する地震発生時におけるガス栓、容器バルブの閉止等の緊急措置及び二次災害防止のため
の知識啓発
(4) 消費者との通報連絡体制を整える
26
地震対策編
第2章
第7
第3節
通信施設安全対策の推進
東日本電信電話(株)山梨支店及び(株)NTTドコモ(山梨支店)は、地震発生時の電気通信の途絶及び混乱
等を防止するとともに、被災した電気通信施設の早期復旧のため、次の予防対策を実施するものとする。
1
防災体制
(1)
非常態勢の区分
東日本電信電話(株)(山梨支店)及び(株)NTTドコモ(山梨支店)は災害が発生する恐れがある場合、又
は発生した場合(以下「非常事態」という。)は、次に定める態勢により対処する。
非常事態の区分
非常事態の情勢
警戒態勢
災害の発生が予想される場合
準
備
災害復旧態勢
(注)ドコモのみ
ア
ク
シ
ョ
ン
第1非常態勢
第2非常態勢
第3非常態勢
・災害等(被災支社・支店等が単独で対応でき、対策組織の一部の班の対応の
みで対応が可能な規模の災害等)が発生した場合
・被災支社、支店等が支援を必要とするが災害対策機器類の支援(機器の運
搬・運用作業を含む)等に留まる場合(広域応援体制に至らないと判断する
場合)
激甚災害(国に緊急災害対策本部が設置される規模の災害)が発生した場合
・大規模な災害(各会社が単独で対応できず支援が必要な規模の災害)が発生
した場合
・警戒宣言が発令された場合
・中規模な災害(各会社が単独で対応できる規模の災害)が発生した場合
・東海地震注意情報が発せられた場合
(2)
災害対策組織
東日本電信電話(株)(山梨支店)及び(株)NTTドコモ(山梨支店)の長は、非常態勢が発令された場合
は、速やかに対策組織を設置する。
2
(1)
(2)
(3)
(4)
3
災害応急対策
重要通信の疎通確保
被災地特設公衆電話の設置
携帯電話の貸出し
災害用伝言ダイヤル等の提供
災害時における広報
(1) 東日本電信電話(株)(山梨支店)及び(株)NTTドコモ(山梨支店)は、災害の発生が予想される場合、
又は発生した場合に、通信の疎通、利用制限の措置状況及び被災した電気通信設備等の応急、復旧状況
等の広報を行い、通信の疎通ができないことによる社会不安の解消に努める。(テレビ、ラジオ、新聞等
の報道機関を通じて広報を行うほか、必要に応じてホームページや支店等前掲示等により直接当該被災
地に周知する。)
(2) 災害用伝言ダイヤル等を提供した場合、交換機よりのふくそうトーキ案内、避難所等での利用案内を
実施するほか、必要に応じて報道機関、自治体との協力体制により、テレビ、ラジオ、防災無線等で利
用案内を実施する。
27
地震対策編
第2章
第8
第3節
鉄道施設安全対策の推進
鉄道事業者は、地震発生時における旅客の安全と円滑な輸送を図るため、次の予防対策を推進するもの
とする。
1
施設・設備の安全確保
(1)
要注意構造物の点検
耐震性を考慮した線区防災強化を促進し、耐震構造への改良を促進するとともに、地震発生時における
要注意構造物の点検を実施する。
ア 橋りょうの維持、補修
イ のり面、土留の維持及び改良強化
ウ トンネルの維持、補修及び改良強化
エ 建設設備の維持、補修
オ 通信設備の維持
(2) 地震計の設置
地震計の設置により、地震発生時における早期点検体制の確立を図る。
(3) 耐震列車防護装置等の整備
一定以上の震度を感知したとき、列車を自動的に、又は信号を発することにより停止させる耐震列車防
護装置を整備する。
2
(1)
(2)
3
(1)
(2)
防災資機材の整備
クレーン車、モーターカー、トラック、ジャッキ、レール、電線類等の整備を図る。
重機械類その他必要な資機材の確保を図る。
要員の確保
緊急連絡体制の整備
交通途絶時等の出動体制の確立
28
地震対策編
第2章
第4節
第 4 節 都市型災害の防止、軽減対策の推進
第1
一般建築物の耐震性の向上【建築指導課】
市は、地震による建築物の破壊等の被害を軽減するために策定した、「甲府市耐震改修促進計画」に基づ
き、次により耐震性建築物の建築及び既存建築物の耐震化を促進する。
1
住宅の自己診断
簡易耐震診断表による住宅の自己診断を推進する。
2
耐震相談窓口
建築指導課に耐震相談窓口を常設し、市民の相談に応じるとともに、パンフレットの配布、ホームペー
ジへの掲載など、各種媒体を利用した広報活動を推進する。
3
木造住宅無料耐震診断の実施(平成 15 年度から)
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
4
対象となる住宅は、次のとおり。
市内に住所を有するものが所有し、居住していること。(複数の住居がある場合は、その主なもの)
昭和56年5月31日以前に工事着手した住宅
木造で在来工法(軸組工法・伝統工法)であるもの
2階建て以下、延べ床面積300㎡以下
専用住宅又は併用住宅(併用住宅の場合、住宅部分が過半のもの)
耐震改修工事への補助(平成 17 年度より)
対象となる耐震改修工事は、耐震診断で総合評点が1.0未満のものを1.0以上に補強する木造住宅改修工
事。
第2
落下・倒壊危険物対策【道路河川課】
道路上及び周辺の構築物が落下、倒壊することによる被害を防止し、避難路、緊急輸送道路を確保するた
め、道路管理者、公安委員会、東京電力パワーグリッド(株)、NTT東日本(株)は、それぞれ道路周辺等の
構築物等の点検、補修、補強を行うものとする。また、市は下記物件等の設置者等に対し、同様の措置を実
施するよう指導・啓発する。
物件等
対策実施者
措置等
横断歩道橋
耐震診断等を行い、落橋防止を図る。
交通信号等
施設の点検を行い、危険の防止を図る。
枯街路樹等
電柱街灯等
樹木除去等適切な管理措置をとる。
管理者
アーケード等
看板広告物
ブロック塀
所有者
点検を実施し、倒壊等の防止を図る。
新設については、安全性を厳密に審査する。既存のものは、各管理
者による点検、補強を実施する。
安全管理の実施を許可条件とする。
点検を実施し、危険なものは改良工事を行う。新設にあたっては安
全なものを設置する。
ガラス窓
落下等により通行人に被害を与えないよう補強する。
建築物の外壁
所有者・管理者
自動販売機
樹木・煙突
第3
転倒等で道路の通行、安全に支障のないよう設置する。
所有者
倒壊のおそれのあるもの、不要のものは除去する。
既存建築物の耐震性の向上について【建築指導課】
先の阪神・淡路大震災に鑑み、計画的に耐震改修を進めるため耐震診断を行うべき建築物の量と耐震診断
の実施体制との関係等を考慮の上、「甲府市耐震改修促進計画」に基づき、耐震化を促進するための施策の
実施及び診断・改修に関する指導、助言を行う。
29
地震対策編
第2章 第4~5節
第4
1
公共施設の耐震性の確保【市有建築物の管理担当部局・上下水道局】
耐震診断・耐震改修
学校及び公共医療機関等の災害応急対策上重要な施設の耐震性の確保市の耐震改修促進計画に基づき、
次により現行耐震基準以前の基準で建築された建築物について耐震診断を行い、必要に応じて耐震改修等
を実施する。
(1) 建物の定期点検及び臨時点検を実施し、必要に応じて補強工事の実施等により、耐震性の強化を図る
ものとする。
(2) 地盤の地耐力に応ずる建築物を新築・増改築する場合には、設計段階等から関係機関の指導及び助言
を受け、建物の安全性を確保する。
2
学校等の非構造部材の落下防止対策
市立小中学校の校舎や体育館の非構造部材の落下防止対策の推進に努める。
3
下水道関連施設の耐震性の確保
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
4
下水道施設のより一層の耐震化を図り、排水及び処理機能を確保するため、次の防災対策を実施する。
今後施工する管渠については、管渠継手の可とう性を確保し、耐震性の向上を図る。
その他の管渠については、被災時にも下水道の流下機能を確保できるよう工夫を施す。
処理場・ポンプ場の新設改築に際しては、下水道の最も重要な施設のため基礎地盤対策・配管の継手
等の耐震対策を行い、十分な耐震性を確保する。
処理場・ポンプ場の施設が被災したときの応急処理対策の検討を行い、改善に努める。
下水道施設が損傷した場合、その機能の代替ができるよう、幹線の複数系列化(ネットワーク化)の検
討を行い、改善に努める。
施設の維持管理は、点検等を行い、危険箇所の改善と耐震性を確保し、機能保持を図る。
下水道施設の設置にあたり、液状化の発生防止対策
地盤の液状化による公共施設の機能障害を最小限にするため、施設にかかわる地盤の特性を考慮した地
盤改良や構造設計を行う。
5
公共施設の設置にあたり、液状化の発生防止対策
地盤の液状化による公共・公益施設の機能障害を最小限にするため、各施設の設置にあたって当該地盤
の特性を考慮して、必要により地盤改良等による液状化の防止対策及び構造設計に基づく基礎杭の打設等
を行うことにより、液状化が発生した場合においても施設の被害を防止する対策を適切に実施する。
第5
市街地再開発事業等の推進及びオープンスペースの確保【都市計画課】
(臨時ヘリポートとしても使用可能なものは含める。)
1 新規の市街化再開発事業の整備計画が立ち上がり次第、公共空地の確保・緑地の造成について指導強化
する。
2 公共空地のうち、屋外空地については、用地に適応した防火水槽等の設置に対応できるよう指導を強化
する。
第6
地震保険の活用【防災課】
地震保険は、地震等による被災者の生活の安定に寄与することを目的とした公的保険制度であり、被災者
の住宅再建にとっての有効な手段の一つであることから、市は、その制度の普及促進に努める。
第 5 節 防災施設・資機材の整備計画
風水害等対策編第2章第4節「防災施設・資機材の整備計画」を準用する。
30
地震対策編
第2章
第6節
第 6 節 広域応援体制整備計画
大規模災害発生時に、迅速な応援要請により適切な応急対策が実施できるよう、応援体制の整備を行う。
第1
応援協定締結状況【防災課】
資料編に掲げるとおり、本市においては、自治体、業者等と災害時における応援協定を締結している。
【資料編】
・ 災害時相互応援協定一覧
P32
1
都市間協定
本市と各都市間とで締結している協定は、資料編に掲げるとおりであり、援助の種類は主に次のとおり
である。
(1) 食料、飲料水、生活必需品の提供
(2) 食料、飲料水、生活必需品の供給に必要な資機材の提供
(3) 被災者の救助、救出に必要な車両、資機材、人員、物資等の提供
(4) 被災者を一時収容するための施設の提供
【資料編】
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
・ 特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
・ 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
P46
・ 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
・ 災害時相互応援に関する協定書(3市)
P49
・ 大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
2
食料・日用品に係る協定
食料、日用品等必要な物資を調達するため、(株)岡島、(株)山交百貨店、(株)オギノ、生協2団体と協
定を締結している。
【資料編】
・ 災害時における物資の供給に関する協定書(百貨店等)
P59、P60、P61
・ 災害時における物資供給に関する協定書(市民生協やまなし・生活クラブ)
P62、P63
3
水道施設に係る協定
水道施設の応急復旧作業については、小田原市及び甲府市管工事協同組合と協定を締結している。な
お、小田原市とは応急給水作業についても締結している。
【資料編】
・ 水道施設災害復旧等相互応援に関する協定書(小田原市)
P38
・ 災害応急復旧工事等に関する業務協定書(管工事協同組合) P57
4
その他協定
その他にも、日本郵便㈱南関東支社との間に被災状況の提供と被災者が差し出す郵便物の料金免除など
を、甲府市建設安全協議会及び甲府市電設協力会、協同組合甲府市造園協会、(社)全国クレーン建設業協
会山梨県支部との間に公共営造物等の応急対策を、(一社)山梨県トラック協会、赤帽山梨県軽自動車運送
協同組合との間に輸送に関する協定を、山梨県石油協同組合との間に石油燃料等の供給に関する協定を、
(株)レンタルのニッケン、太陽建機レンタル(株)、(株)アクティオ、甲陽建機リース(株)との間に仮設資
機材の供給に関する協定等をそれぞれ締結している。
【資料編】
・ 災害発生時における甲府市と日本郵便株式会社南関東支社との協力に関する協定書
P127
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(建設安全協議会)
P58
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(電設協力会)
P73
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(協同組合甲府市造園協会)
P77
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(全国クレーン建設業協会山梨県支部)
P76
・ 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(山梨県トラック協会)
P64
・ 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書(赤帽山梨県軽自動車運送協同組合)
P65
31
地震対策編
・
・
・
・
・
・
災害時における石油燃料等の供給に関する協定書(山梨県石油協同組合)
P71
災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(ニッケン)
P67
災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(太陽建機)
P68
災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(アクティオ)
P74
災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(甲陽建機リース)
P75
帰宅困難者に対する支援に関する協定書
(甲府ホテル旅館協同組合・湯村温泉旅館協同組合・山梨県ビジネスホテル協会)
災害時における応急対策業務に関する協定書(甲府地区建設業協会)
P87
災害時における炊き出し等に関する協定書(東洋食品・山梨県学校給食協同組合)
災害時における氷の供給に関する協定書(山梨県氷雪組合甲府支部)
P90
災害時における遺体の搬送等の支援に関する協定書(山梨県トラック協会)
P91
災害時における相互協力に関する協定書(パルシステム山梨)
P130
・
・
・
・
・
第2
1
P84~86
P88、89
応援要請等の整備【防災課】
応援要請手続等の周知
災害時において、協定締結先への応援要請等の手続が円滑に行えるよう、あらかじめ関係職員に要請手
続、要請内容等の周知を図っておくものとする。
2
受入れ体制の整備
他市町村等からの応援部隊が効率的に応援活動を実施できるよう、受入窓口・指揮連絡系統の明確化等
についてのマニュアルの整備を推進するとともに、職員への周知徹底を図る。
3
防災訓練等の実施
平常時から、協定締結先との間で、協定内容の充実に努めるとともに、防災訓練、情報交換等を実施
し、連携強化を図る。
4
その他
応援要請方法等の具体的な対策やこの計画に定めのない事項は、風水害等対策編第3章第3節「広域応援
体制計画」の定めるところによる。
32
地震対策編
第2章
第7節
第 7 節 防災意識の高揚及び自主防災組織活動の推進
大規模地震による被害を最小限に食い止めるため、次により市職員及び市民の防災意識の高揚並びに自主
防災組織活動の推進を図る。
第1
防災知識の普及・教育【防災課】
地震防災応急対策及び災害応急対策の円滑な実施のため、防災に携わる職員の資質を高め、職員に対する
防災教育の徹底を図る。
また、「自らの身は、自らが守る」が防災の基本であることから、市民がその自覚を持つよう防災知識の
普及啓発に努める。
その際、高齢者、障害者、外国人、乳幼児、妊産婦等要配慮者に十分配慮し、地域において要配慮者を支
援する体制が整備されるよう努めるとともに、被災時の男女のニーズの違い等男女双方の視点に十分配慮す
るとともに、初期消火、近隣の救出救護、避難等、災害時に活躍する自主防災組織の育成強化に努める。
1
職員に対する防災教育
市職員に対し、地震災害応急対策及び警戒宣言発令時対策に万全を期すため、次の事項について研修会
等により防災に関する教育を行うものとする。
(1) 地震に対する基礎知識
(2) 東海地震と地震予知、警戒宣言とこれに基づく措置及び情報伝達
(3) 各機関が実施している地震対策と課題
(4) 地震予知情報が出されたとき及び地震が発生したときに具体的にとるべき行動に関する知識(職員の動
員体制、任務分担等)については、年度当初に職員に周知徹底する。
(5) 上記(4)については、毎年度当初各部署において実施する職場研修等で職員防災ハンドブックを活用す
るなど、職員に対し周知徹底する。
(6) 緊急地震速報の内容、緊急地震速報利用の心得
(7) 先進自治体等の事例を調査・研究する等、防災知識の向上を図る。
2
市民に対する防災知識の普及・教育
市は、市民が、防災週間、防災訓練等を通じて、災害発生時に的確な判断に基づいた行動がとれるよ
う、次により地震予知情報が出された場合及び地震発生時の場合における出火防止、近隣の人々と協力し
て行う救助活動、初期消火及び自動車運行の自粛等防災上とるべき行動などについて、より具体的な手法
により、実践的な教育や防災知識の普及を図る。
(1) 啓発の方法
ア 広報こうふ・市ホームページの活用、ハザードマップなど、防災関係資料の作成・配布
イ 新聞、テレビ、ラジオ等各種報道媒体の活用
ウ 県立防災安全センターの活用、防災資機材等の貸し出し
エ 防災研修会等の開催、自主防災組織に対する指導
オ 防災情報コーナーの活用
カ ソーシャルネットワーキングサービスを利用した防災・気象情報の配信
(2) 啓発の内容
ア 東海地震及び地震に対する基礎知識
イ 危険地域及び避難方法や避難生活に関する知識
ウ 東海地震に関連する情報、警戒宣言の性格及び、情報の正確な入手方法
エ 警戒宣言が出されたとき及び地震発生時の行動指針、応急対策に関する知識
オ 防災関係機関が講じる地震防災応急対策の概要
カ 住宅の耐震診断と補強、応急手当、家具の固定、火災予防、非常持出し品等、平常時における準備
キ 緊急地震速報の内容、緊急地震速報利用の心得
ク 災害伝言ダイヤル等、安否情報の確認のためのシステムの効果的、効率的な活用に関する知識
ケ 災害に関する過去の教訓を生かした実践的な知識
(3) 幼児、児童、生徒等に対する教育
市は、幼児、児童、生徒に対し、災害に関する過去の教訓を生かした防災教育を実施するとともに、関
係職員、父母等に対して地震発生時及び警戒宣言発令時の避難、保護の措置について、防災知識の普及を
図る。
【資料編】
・ 地震に関する一般知識
P272
・ 気象庁震度階級関連解説表
P275
33
地震対策編
第2章
3
第7節
防災マニュアルの全戸配布とインターネットによる配信
平成9年度に初版した「わが家の防災マニュアル」について、平成27年度に4度目の改訂を行い、全戸に
配布するとともに、各種ハザードマップ等と併せて甲府市ホームページに掲載して、常に閲覧ができるよ
う市民サービスに努める。なお、ハザードマップを立体的に閲覧できる甲府市防災情報WEBについて
も、同様とする。
4
各種マニュアルの配布
本市では、次のマニュアルを作成・配布することで、地域住民の防災意識の高揚を図っている。
自主防災計画作成マニュアル
災害時は、地域密着型の防災活動を展開することが重要であることから、平常時の活動から災害直前・
直後の行動、更には災害時の応急活動を細分化して、住民自身と自主防災組織が取るべき行動と役割を明
確にし、地域の実情に応じた自主防災計画の策定を推進するためのマニュアルとして、従前の「自主防災
組織マニュアル(作成の手引き)」を平成27年3月に改訂した。
(2) 避難所運営マニュアル(作成モデル)
災害時における避難所運営委員、市職員及び施設管理者、更には実際の避難所運営に携わらなければな
らない避難住民を対象に、住民主体の円滑な避難所運営方法を簡潔に示している。
なお、避難所独自のマニュアル作成のためのフォーマットを、市ホームページに掲載している。
(3) 地域防災マップ作成マニュアル
地域の危険箇所や安全な避難経路の確認、要配慮者の所在状況の把握等を行い地域防災マップを作成す
ることは、災害時の被害軽減に繋がるとともに、作成の過程を通じて地域住民のコミュニケーションを高
め地域防災力の向上にも寄与するものである。
このため、地域防災マップ作成マニュアルにより、自治会等地域単位での防災マップ作成を促進する。
(1)
5
市民による備蓄の推進
市民は、警戒宣言発令期間が長期化した場合及び災害が発生した場合の生活を確保するため、平常時か
ら次のような備蓄を行う。
(1) 1週間程度の生活を確保できる緊急物資(7日分程度の非常食を含む)等、非常持ち出し品の備蓄を行
う。
(2) 1人1日3リットルを基準水量として、世帯人数の7日分を目標に水道水等衛生的な水を用いて貯水を行
う。なお、貯水を行う容器は、衛生的で安全性が高く、地震動にも水漏れ、破損しないものとする。
第2
自主防災組織活動の推進【防災課】
自主防災組織は、「自分たちの地域は自分たちで守る」の精神で、住民同士が協力し合い、「出火防止・初
期消火・負傷者の救出・避難誘導・炊き出し」等の災害初期の活動に努めるものとする。
1
自主防災組織の充実強化
大規模地震の際には、次のような事情により、防災関係機関の活動が困難になることが予想される。
電話が不通になり、防災関係機関への通報が困難になる。
道路が遮断され、消防活動等が困難になる。
各地で同時に火災が発生し、消防力が分散される。
水道管の破損や停電などにより、消防活動が困難になる。
このような状況のなかで、被害の防止や軽減を図るには、住民の自主的な防災活動が必要となる。そこ
で市は、「自分たちの地域は、自分たちで守る」趣旨のもと結成された自主防災組織の充実強化を推進す
る。
(1)
(2)
(3)
(4)
2
自主防災組織の構成及び活動
(1)
構成と災害時の活動
単位自治会等を母体として組織し、地域の実状に応じて編成するが、概ね次のとおりとする。また、
自主防災組織への女性の参画の促進に努める。
34
地震対策編
第2章 第7~8節
情報連絡班
初期消火班
救出救護班
避難誘導班
給食給水班
会
長
(2)
3
正しい情報の収集、伝達
ボランティアに対する被災地のニーズの把握
火気の使用禁止、出火状況に応じた迅速な消火
資機材を活用し、被災者の救出
危険箇所を避けて避難所への迅速、安全な避難
飲料水、非常食品の確保、炊き出し
平常時の活動
甲府市防災リーダーを中心に、防災知識の普及、防災訓練の実施、市ほか関係機関が行う訓練への参
加、地域の危険物の点検、災害危険箇所の調査、防災資機材の備蓄、防災倉庫の整備、防災マップの作
成・配布等を行い、地域の防災力の向上を図る。
市の指導
(1)
市は、自主防災組織の未整備な自治会における組織化の推進を図る。また、防災資機材等の配備につ
いても計画的に推進し、自主防災組織の強化に努める。
(2) 市は、地域の防災リーダーを育成するために、「防災リーダー指導育成研修会」を開催し、自主防災組
織の強化を図る。その際、女性の参画の促進に努めるとともに、研修等については、男女共同参画の視
点からの災害対応について理解を深める内容とする。
(3) 市は、「防災リーダー指導育成研修会」の修了者に対して甲府市防災リーダーとして登録証を交付する
とともに、地域に公表し、自主防災組織の活性化に努める。
(4) 市は、自主防災組織が行う防災訓練や災害図上訓練の指導・助言を行い、災害に備えるための活動を
推進する。
4
自主防災組織の防災資機材の整備及び助成
市は、市民の防災意識の高揚と自主防災組織の強化を図るため、国・県等の補助制度を活用するととも
に、必要に応じて市単独の補助制度を設け、自主防災組織による防災資機材の整備を進める。
5
企業防災の促進
企業は、災害時における企業の果たす役割(従業員及び顧客の安全確保、二次災害の防止、事業の継
続、地域住民への貢献、男女共同参画の視点を重視した対応等)を十分認識して、災害時に重要業務を継
続するための事業継続計画(BCP)の策定、災害時行動マニュアルの作成、防災体制の整備及び防災訓練
等を実施するなどして企業防災の推進に努める。市は企業の防災意識の高揚を図るため、さまざまな機会
を捉え企業防災の必要性及び企業が地域コミュニティの一員として地域の防災活動へ積極的に参加するよ
う普及啓発、協力要請を行っていく。
第 8 節 災害・防災ボランティア育成強化計画
風水害等対策編
第2章
第13節「災害・防災ボランティア支援体制整備計画」を準用する。
35
地震対策編
第2章
第9節
第 9 節 防災訓練に関する計画
市は、複合的な災害を視野に入れ、災害発生時等に効果的な防災活動が実施できるよう訓練を行うものと
し、予知の可能性のある東海地震並びに南関東直下型地震、活断層による地震等突発的に発生する地震に対
する訓練を次により実施し、これらの地震に対してその対応に万全を期すものとする。
なお、訓練の実施にあたっては、高齢者、障害者、外国人、乳幼児、妊産婦などの要配慮者に十分配慮
し、支援体制が整備されるように努めるとともに、被災時の男女ニーズの違い等、男女双方の視点に十分配
慮するように努めるものとする。
また、訓練後には事後評価を行い、課題等を明らかにするとともに、必要に応じて改善を行うことで防災
対策の見直しに資するものとする。
第1
総合防災訓練(東海地震)の実施【防災課】
東海地震の発生に備え、各防災関係機関が、地震災害に関する知識の向上と防災実務を習熟し、相互の連
携による防災体制を確立するとともに、地域住民の参加と併せて防災知識の普及を図り、もって地震災害に
よる被害を軽減することを目的として、次の計画により実施する。
1
実施方法
県、市及び防災関係機関が主体で行う訓練会場を主会場とし、地域住民が主体で行う訓練会場を地区会
場として、それぞれ実施する。
2
実施時期
主会場及び地区会場における訓練は、原則として、毎年8月の最終日曜日とし、関係機関との協議によ
り決定し実施する。
3
参加機関
県、市、防災関係機関、自治会連合会、自治会、自主防災組織、事業所等民間団体及び地域住民とす
る。
4
訓練項目
主会場の訓練項目
(1) 職員動員訓練
(2) 地震災害警戒本部員招集訓練
(3) 地震災害警戒本部運営訓練及び災害対策本部
運営訓練
(4) 情報・収集伝達訓練
ア 警戒宣言又は地震予知等に関する情報伝達訓
練
イ 避難状況報告訓練
ウ 被害状況収集報告訓練
エ 緊急物資要請訓練
オ ヘリコプター等応援要請訓練
(5) 避難訓練
(6) 消火訓練
(7) 救出、救護訓練
(8) 物資輸送訓練
(9) 給食、給水訓練
(10) 防疫訓練
(11) 非常無線通信訓練
(12) 警備、交通訓練
(13) 電気、ガス、水道、通信復旧訓練
(14) 水防訓練
(15) 避難所運営訓練
(16) その他必要な訓練
36
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
地区会場の訓練項目
地域連絡所設営訓練及び情報・収集伝達訓練
(市職員)
避難訓練
初期消火訓練
浄水機や非常用貯水槽からの飲料水確保の訓
練
避難所運営訓練
その他必要な訓練
地震対策編
第2章
第2
第9節
個別防災訓練【防災課】
市は、県及び防災関係機関、自主防災組織等と連携し、重点的に実施する必要のある項目について、個別
防災訓練を実施する。
1
職員の動員、本部運営訓練
(1)
勤務時間外における突発地震の発生を想定し、あらかじめ指名されている初動体制職員による非常参
集及び、情報の収集伝達、災害対策本部体制の確立訓練
(2) 勤務時間外に東海地震注意情報の発表又は警戒宣言の発令があったことを想定し、初動体制職員によ
る非常参集、防災関係機関等への情報の伝達訓練
2
情報の収集伝達訓練
(1) 防災行政用無線を活用した様々な伝達ルートによる情報の収集伝達訓練
ア 市 → 県出先機関
→ 各部局幹事課 → 県本部
イ 市 → 地方連絡本部 → 県本部等の様々な伝達ルートによる情報の収集伝達訓練
(2) 初動体制職員による情報の収集伝達訓練
3
警備及び交通規制訓練
繁急輸送道路確保のため、県警と連携をとりつつ実施
4
地方連絡本部単位の地震防災応急訓練
中北地域県民センター管内において、市と中北連絡本部間の情報の収集伝達、避難勧告の実施、また消
防団等による消防相互応援等を含む訓練
第3
非常通信訓練【防災課】
有線通信の途絶等の事態に備え、非常無線(防災行政用無線、消防無線等)通信の円滑な運用を図るため、
次のとおり実施する。
1
防災行政用無線
(1)
固定系
親局から中継局を使用して、市民に警戒宣言又は予知情報等の一斉通報を行う。
親局
中継局
(帯那山・高成・釈迦ヶ岳)
子局
(2)
移動系
移動系基地局より市民の避難状況、各種の情報を伝達及び収集を行うものであり、車載型5W、半固定
型5Wと可搬型5W、携帯型2Wの4種類がある。
山間部には中継局を使用する。
基地局
2
中継局
(帯那山・高成・釈迦ヶ岳)
車載型
半固定型
可搬型
携帯型
消防無線、上下水道局無線
それぞれの部局の実施方法による。
第4
自主防災訓練【防災課】
1
自主防災組織及び地震防災応急計画を定める施設、事業所等は、自主的に防災訓練を実施するととも
に、県及び市の行う訓練に参加するものとする。
2 市は自主防災組織、地震防災応急計画を定める施設、事業所等の行う訓練に対し、必要な助言・指導・
防災資機材の貸出しを行うものとする。
37
地震対策編
第2章 第10節
第 10 節 要配慮者対策の推進
地震災害発生時に各種警報や情報の入手が困難で、避難等に介助が必要な高齢者、障害者、外国人等の要
配慮者に対し、平素から必要な安全対策を実施する。
第1
社会福祉施設対策の推進【防災課・障がい福祉課・高齢者福祉課・介護保険課】
市は、社会福祉施設の利用者が寝たきり老人や障害者等いわゆる要配慮者であることから、予防査察等の
機会を利用し、社会福祉施設の管理者に対して次の対策を指導する。
1
防災設備等の整備
施設の災害に対する安全性を高めるとともに、電気、水道等の供給停止に備え、非常食料等の備蓄を3
日分程度行う。また、施設機能の応急復旧に必要な防災資機材の整備を行う。
2
防災体制の整備
災害発生の予防や、地震発生時の迅速かつ的確な対応のため、あらかじめ地震防災応急計画に基づき、
地震防災対策委員会及び地震防災活動隊を組織し、施設職員の任務分担、動員計画、緊急連絡体制、保護
者への連絡方法及び障害者等の引渡方法等を明確にする。
特に夜間は悪条件が重なることから、あらかじめ消防機関への通報体制や避難誘導体制等を十分検討す
る。また、市との連携のもと、近隣住民やボランティア組織との日常の連携を図り、入所者の実態に応じ
た協力が得られるよう、平常時の体制づくりに努める。
3
防災教育、防災訓練の充実
施設の職員や入所者が、地震災害等に対する基礎的な知識や災害時にとるべき行動等について、理解や
関心を高めるため、定期的に防災教育を実施する。また、施設の構造や入所者の判断能力、行動能力等の
実態に応じた防災訓練を、年1回以上実施する。
第 2
高齢者・障がい者等の要配慮者対策【防災課・福祉総務課・障がい福祉課・高齢者福祉課・
介護保険課・健康衛生課】
風水害等対策編第2章災害予防計画第12節第1
第3
高齢者・障害者等の要配慮者対策を準用する。
外国人・観光客等の対策【市民課・観光課】
災害に対して知識が乏しく、かつ、日本語の理解も十分でない外国人に対しては、平常時から基礎的防災
情報の提供等、防災知識の普及を図るとともに、地理に不案内な観光客等にあっても、迅速な避難が行える
よう分かりやすく避難誘導標識の設置及び情報伝達手段の確保に努める。
また、被災外国人や観光客等に適切に対応できるよう、対応マニュアル等の整備を図る。
第4
乳幼児、児童、生徒保護対策【学校教育課・児童保育課】
学校等(保育所を含む)の管理者は地震の発生に備え、平時から通学路等の安全性の検証を行うとともに、
対策本部の設置基準、応急対策実施責任者、教職員等の任務分担等の応急活動体制をあらかじめ明確にし、
幼児、児童、生徒に対して、実践的な防災教育の実施に努めるものとする。
1
応急、活動体制
学校等の地震災害対策を次により推進する。
(1)
地震災害発生時の行動マニュアル
発生時間別に教職員等及び幼児、児童、生徒のとるべき行動をマニュアル化し、教職員等及び幼児、児
童、生徒の生命と身体の安全を確保する。
(2) 学校等の地震災害対策組織
ア 多様な地震災害に適切に対処できるよう防災体制及び組織の整備に努める。
イ 勤務時間外の地震災害発生を想定し、初動体制が円滑に機能できるようあらかじめ災害対策応急要員
を指名する。
ウ 電話回線の途絶等を想定し、保護者、市、市教育委員会、防災関係機関等との多様な連絡方法を整備
する。
38
地震対策編
第2章 第10節
(3)
幼児、児童、生徒の安全対策
在校時、通学時など発生時間別の避難方法や教職員等の指示及びとるべき対策をあらかじめ明らかに
し、防災訓練や教職員等の研修等を通じて安全対策の周知徹底を図る。
(4)
教育活動の再開に向けて
学校等施設の被災状況を速やかに把握するとともに、幼児、児童、生徒及び教職員等の安否確認を行い
早期に教育活動が再開できるよう努める。
(5)
避難所としての学校の対応のあり方
学校を避難所として開設する場合は、教職員が重要な役割を担うとともに、その運営についても支援す
る必要があることから、市町村の防災関係機関等と連携して、避難所支援マニュアルを作成するなど、避
難所運営組織の運営及び管理活動が円滑に機能するよう体制づくりに努める。
2
地震防災教育指導
幼児、児童、生徒等への地震防災教育指導を次により推進する。
(1) 児童生徒に対する地震防災教育の基本的な考え方
状況に応じた的確な判断と行動ができるよう、発生時間や災害の種類、規模等多様な想定に基づく防
災・避難訓練を実施する。
(2)
地震防災に関する教職員の研修のあり方
災害、防災に関する専門的知識の涵養及び機能の向上を図るため地震防災に関する研修を校内研修とし
て位置づける。
(3) 地震防災教育の指導内容の概要
ア 各教科、領域等との相互に関連を図った防災教育
イ 防災ボランティア活動の進め方
ウ 応急救護、看護の実践的学習
エ 防災訓練のあり方
オ 地域への理解、家庭や地域との連携
39
地震対策編
第3章
第1節
第 3 章 災害応急対策計画
第 1 節 応急活動体制
地震が発生した場合の組織及び応急対策について定める。
なお、この計画に定めのない事項は、風水害等対策編第3章第1節「応急活動体制」の定めるところによ
る。
第1
甲府市災害対策本部の設置【防災課】
甲府市災害対策本部の設置は、風水害等対策編第3章第1節「応急活動体制」第1の定めるところによる。
第2
災害対策本部の組織及び所掌事務【防災課】
災害対策本部の組織及び所掌事務は、風水害等対策編第3章第1節「応急活動体制」第2の定めるところに
よる。
【資料編】
・ 甲府市災害対策本部条例
P10
・ 甲府市災害対策本部活動規程
P11
40
地震対策編
第3章
第2節
第 2 節 職員動員配備計画
災害応急対策活動の実施に必要な人員を動員し、迅速かつ的確な応急活動を展開する。
なお、この計画に定めのない事項は、風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」の定めるところに
よる。
第1
1
職員の配備基準【防災課】
地震配備基準
地震が発生したときは、次の「地震配備基準」に基づき、すべての職員は本部長の指揮下に入り、それ
ぞれの配備体制に応じて自主参集し、災害応急活動を開始するものとする。
その他必要な事項は、風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」【甲府市災害対策本部活動規程
別表第2】の定めるところによる。
●地震配備基準(甲府市地震災害警戒本部活動規程別表第2)
種別
配備基準
配備要員
参集場所
震度4の地震を観測したと 甲 府市 災害対 策本 部活 各配備場所
第1配備
き
動規程別表第2に規定す
る職員
震度5弱・5強の地震を観 甲 府市 災害対 策本 部活 各配備場所
測したとき
動規程別表第2に規定す ※地域連絡員は、各避難場所
る職員
※本部参集職員は本庁舎4階大会議室
第2配備
東海地震に関連する調査
各配備場所
情報(臨時)が発表された
とき。
震度6弱以上の地震を観測 全職員
各配備場所
したとき
※地域連絡員は、各避難場所
※本部参集職員は本庁舎4階大会議室
東海地震注意情報が発表
第3配備
されたとき。
東海地震予知情報が発表
(警戒宣言が発令)された
とき。
※ 災害対策本部活動規程別表第2については、本編第3章第2節「職員動員配備計画」に掲載。
第2
配備体制
風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」第2「配備体制」の定めるところによる。
第3
動員
風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」第3「動員」の定めるところによる。
第4
初動体制職員(本部参集職員・地域連絡員)【防災課】
風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」第4「初動体制職員」の定めるところによる。
第5
参集【防災課】
風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」第5「参集」の定めるところによる。
41
地震対策編
第3章
第3節
第 3 節 地震災害情報等の収集伝達計画
地震が発生したとき、効果的に応急対策を実施する上で地震情報(震度、震源、規模、余震の状況等)、被
害情報及び関係機関が実施する応急対策の活動情報は不可欠である。
このため、市は、概括的な情報も含め多くの情報を効果的な通信手段・機材を用いて、被害規模の早期把
握・伝達を行うものとする。
第1
異常現象発見時の通報、伝達
災害が発生するおそれがある異常な現象を発見した者は、具体的な情報を速やかに市長又は警察官に通報
する。通報を受けた市長又は警察官は、できるだけその現象を確認し事態把握に努めるとともに、関係機関
に伝達する。
地震等により火災が同時多発し、あるいは多くの死傷者が発生し、消防機関等に通報が殺到したときに
は、市長はその状況を直ちに県及び消防庁に対して報告する。
第2
1
地震に関する情報等の伝達
甲府地方気象台による地震に関する情報等の伝達及び発表
甲府地方気象台は、気象庁本庁又は大阪管区気象台からの「地震・津波に関する情報」等に基づき、山
梨県に関係する地震に関する情報等を伝達又は発表するものとする。
(1)
ア
地震情報について
種類
震度速報
イ
震源に関する情報
ウ
震源・震度に関する情報
エ
各地の震度に関する情報
オ
推計震度分布図
カ
遠地地震に関する情報
発表基準と内容
(ア) 発表基準:震度3以上
(イ) 内容:地震発生約1分半後に、震度3以上を観測した地域名(全国
を約190地域に区分)と地震の揺れの発現時刻を速報。
(ア) 発表基準:震度3以上(大津波警報、津波警報または津波注意報
を発表した場合は発表しない)
(イ) 内容:地震の発生場所(震源)やその規模(マグニチュード)を発
表。
「津波の心配がない」または「若干の海面変動があるかもしれないが
被害の心配はない」旨を付加。
(ア) 発表基準:次のいずれかを満たした場合
・震度3以上
・大津波警報、津波警報または津波注意報発表時
・若干の海面変動が予想される場合
・緊急地震速報(警報)を発表した場合
(イ) 内容:地震の発生場所(震源)やその規模(マグニチュード)、震
度3以上の地域名と市町村名を発表。震度5弱以上と考えられる地域
で、震度を入手していない地点がある場合は、その市町村名を発
表。
(ア) 発表基準:震度1以上
(イ) 内容:震度1以上を観測した地点のほか、地震の発生場所(震源)
やその規模(マグニチュード)を発表。震度5弱以上と考えられる地域
で、震度を入手していない地点がある場合は、その地点名を発表。
(ア) 発表基準:震度5弱以上
(イ) 内容:観測した各地の震度データをもとに、1km四方ごとに推計
した震度(震度4以上)を図情報として発表。
(ア) 発表基準:国外で発生した地震について、以下のいずれかを満
たした場合等
①マグニチュード7.0以上
②都市部等、著しい被害が発生する可能性がある地域で規模の大
きな地震を観測したとき
(イ) 内容:地震の発生時刻、発生場所(震源)やその規模(マグニ
チュード)を概ね30分以内に発表。日本や国外への津波に関して
も記述して発表。
42
地震対策編
キ
その他の情報
(ア) 発表基準:顕著な地震の震源要素を更新した場合や地震が多発
した場合など
(イ) 内容:顕著な地震の震源要素更新のお知らせや地震が多発した
場合の震度1以上を観測した地震回数情報等を発表。
(2)
エ
甲府地方気象台が発表する地震情報の発表基準について
種類
発表基準
震度速報
全国のいずれかで震度3以上を観測し、山梨県内で震度1以上を観測
した場合
震源に関する情報
本州中部付近で震度3以上を観測した地震で、津波警報・注意報を発
表しないとき。
震源・震度に関する情報
県内の最大震度3以上、隣接県で震度4以上その他の地域で震度5弱以
上を観測したとき
各地の震度に関する情報
県内で最大震度1以上を観測したとき
オ
その他の情報
カ
推計震度分布図
ア
イ
ウ
(3)
県内や隣接地域で活発な群発地震や余震活動があったとき(地震回数
に関する情報)、山梨県内に直接的な影響の少ない場合でも、震度5弱
以上の地震等、社会的な影響の大きい地震についての情報を配信(地震
の活動状況等に関する情報)
全国のいずれかで震度5弱以上を観測し、山梨県内で震度4以上が推計
された場合
伝達先
甲
山梨県(防災危機管理課)
甲府市(防災課)
2
府
地
方
気
象
台
NHK(甲府放送局)、山梨放送、テレビ山梨、エフエム富
士、甲府CATV、エフエム甲府、CATV富士五湖、甲府河
川国道事務所、県警察本部、東京電力パワーグリッド
(山梨総支社)、東日本電信電話(山梨支店)、東京ガス
山梨、陸上自衛隊北富士駐屯地
地震解説資料
甲府地方気象台は、県内で震度4以上の揺れを観測した時などに防災等に係る活動の利用に資するよう
緊急地震速報、地震等に関する情報や関連資料を編集した資料を提供する。
3
緊急地震速報(警報)
気象庁は、震度5弱以上の揺れが予想された場合に、震度4以上が予想される地域(気象庁が定める地域)
に対し、緊急地震速報(警報)を発表する。
日本放送協会(NHK)は、テレビ、ラジオを通じて住民に提供する。
なお、緊急地震速報(警報)のうち、震度6弱以上の大きさの地震動が予想される場合は、
「特別警報」に
位置づけられる。
甲府地方気象台は、緊急地震速報の利用の心得などの周知・広報に努める。
注) 緊急地震速報(警報)は、地震発生直後に震源に近い観測点で観測された地震波を解析することによ
り、地震による強い揺れが来る前に、これから強い揺れが来ることを知らせる警報である。このため、
震源付近では強い揺れの到達に間に合わない。
4
地震情報の収集
市は、市役所に設置された計測震度計から震度を確認し、また気象庁の発表する正確な地震情報を県防
災行政無線、テレビ・ラジオ等により一刻も早く入手し、防災行政用無線等により市民等に伝達するとと
もに、速やかに地震発生後の初動体制をとることとする。
43
地震対策編
第 3 章 第 3~8 節
5
市民への地震情報の伝達
市民の不安を解消するとともに、適切な行動がとられるよう、防災行政用無線を活用して地震情報を伝
達する。
また、可能な場合は広報車により伝達する。伝達内容は次のとおりとする。
・ 震度、震源、マグニチュード、余震の状況等の地震情報
・ 地震防災応急対策の指示
【指示内容の例示】
ア 火災の発生、ガス爆発等に注意すること。
イ 電話使用を自粛すること。
ウ テレビ、ラジオの地震情報に注意すること。
エ 被害が発生した場合は、自治会長等を通じて市に報告すること。
オ 被害状況に応じて自主防災組織の活動を開始すること。
第 4 節 被害状況等報告計画
風水害等対策編第3章第8節「被害状況等報告計画」を準用する。
第 5 節 広域応援体制計画
風水害等対策編第3章第3節「広域応援体制計画」を準用する。
第 6 節 広域一時滞在計画
風水害等対策編第3章第4節「広域一時滞在計画」を準用する。
第 7 節 自衛隊災害派遣要請計画
風水害等対策編第3章第5節「自衛隊災害派遣要請計画」を準用する。
第 8 節 県消防防災ヘリコプター出動要請計画
風水害等対策編第3章第6節「県消防防災ヘリコプター出動要請計画」を準用する。
44
地震対策編
第3章
第9節
第 9 節 広報計画
風水害等対策編第3章第9節「広報計画」の定めるところによるものとするが、地震災害の特性に応じた適
切かつ正確な情報を市民に提供し、民心の安定を図るものとする。
第1
実施機関【シティプロモーション課】
地震発生時の広報活動は市長室シティプロモーション班が行うものとするが、災害の状況によっては各部
及び消防団等と連携して積極的に広報を行うものとする。
第2
1
2
3
4
5
6
7
8
広報の手段【シティプロモーション課・防災課】
市は、地震の状況に応じた適切な広報手段を用い、市民に広報を行う。
防災行政用無線放送(メールマガジンを含む)
市のホームページによる広報
広報車による巡回広報
広報誌・チラシの配布、掲示板への掲示
自主防災組織を通じての広報
エフエム甲府・日本ネットワークサービスとの放送協定による放送依頼
報道機関への協力要請による広報
Lアラートによる災害情報等の提供
第3
広報内容【シティプロモーション課】
市は、地震の規模、態様等に応じて、関係機関から得た市民生活に関係する次の事項について広報を実施
するほか、時間ごとに変化する被災者の情報ニーズに的確に対応した情報の提供に努める。
1 地震に関する情報及び各地の被害状況
2 市の応急対策状況
3 余震、二次災害危険の注意事項
4 ガス漏れ、漏油、火気使用、電線の感電注意等の留意事項
5 交通渋滞解消への協力依頼
6 電話混雑解消への協力依頼
7 上水道の飲用注意事項
8 ライフライン被害と復旧の見込み
9 家庭において実施すべき防災対策
10 避難地、避難所の案内
11 デマ・誤報による混乱防止の協力依頼
12 その他必要と認められる情報
第4
広報時の留意事項【シティプロモーション課・防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障が
い福祉課】
1 簡潔な広報
心の安定を図るため、また誤報等による混乱の防止を図るため、被害の状況(ライフラインの障害及び
交通機関の運行等の状況)とその対策の実施状況並びに注意事項及び協力要請について、具体的にわかり
やすくまとめて広報する。
なお、緊急を要するもので特別の必要があるときは、県を通じて報道機関に対して報道依頼(必要に応
じて報道機関へ直接報道依頼)する。
2
広報車による広報
広報車を利用する際は、道路状況(交通規制状況、通行不能状況等)を把握し、必要に応じて拡声器等を
用いて広報を行う。
広報にあたっては、ライフラインの復旧状況など各地区の被災者が必要とする情報を提供し、各地区の
被害状況に応じた広報に留意する。
45
地震対策編
第3章
3
第9節
防災情報システム
このネットワークシステムは、インターネット上で、職員の安否並びに参集状況を収集・確認するとと
もに、必要とするボランティア活動の内容や活動場所等の情報を、災害救援ボランティアに対し発信する
ことができるシステムである。
なお、サーバダウン時の対策として、小田原市との相互応援協定により、システムの相互バックアップ
を行っている。
この運用について、平常時から小田原市との協議並びに市内報道機関への周知・協力依頼を行い、双方
のサーバダウン時に即座に対応できる体制を整備しておくものとする。
4
災害時の対応管理システム
災害発生時の初動体制を迅速・的確に行うため、次のような機能を有し、かつ特殊な専用機器ではな
く、パソコンやスマートフォン等にて、各種情報を共有するためのシステムを整備する。
(1)
情報収集・情報共有機能
指定避難所にて被害情報、避難者情報、支援要請、対応状況等を容易に入力することができ、本部にお
いて各情報を自動収集・集約できる機能。
(2)
指示・命令等伝達機能
本市の災害対応体制に即し、災害対策本部からの各部・班への指示・命令の伝達並びに避難所等からの
要請に対する本部の対応状況を伝達することができる機能。
(3)
電子地図による情報共有機能
現場の被災状況や画像等を容易に入力することができ、各情報を電子地図上にて可視化し、リアルタイ
ムで情報共有ができる機能。
(4)
市民情報提供機能
「公共情報コモンズ(Lアラート)」や各通信事業者が実施する「緊急速報メール」等、他システムとの
連携が容易であり、市民が求める情報を速やかに集約し、提供できる機能。
(5)
県・関係機関との情報共有機能
県並びに関係機関との情報共有を可能とし、簡易な入力により被害情報や各種要請等を報告できる機
能。
※「災害対応管理システム」
このネットワークシステムは、山梨大学が開発した自治体の災害対応を支援する情報システムで、避難
所や災害現場からの被害状況、救援物資の要請等の情報を、リアルタイムで受信・伝達・集約し、本市災
害対策本部全体で共有することができるシステムである。
5
要配慮者への広報
在宅の高齢者や障害者等の要配慮者に対しては、甲府市の要配慮者登録制度等に基づく各支援員、民生
児童委員、自主防災組織、ボランティアの協力を得て、戸別訪問等による必要な情報提供等を実施する。
また、外国人に対しては外国語教師や語学ボランティアの協力による外国語広報を検討する。
46
地震対策編
第3章
6
第9~10節
広報手段の特色
市民への広報にあたって、各広報手段の特色としては、次のとおりである。特色に応じた適切な広報を
心掛けるものとする。
伝達手段
特色
広報車
発災直後から様々な情報の伝達、注意の喚起に利用
防災行政用無線
(メールマガジンを含む)
発災直後から様々な情報の伝達、注意の喚起に利用
掲示板
各避難場所や地域の拠点に設置。被災者同士の情報交換にも有効
情報紙
各避難場所等に配布。最も重要、確実な情報提供手段
市ホームページ
市の正確な情報を伝達できる有効な手段。聴覚障害者への広報にも有効。また
遠隔地にいる親類・知人への市の情報提供が可能
インターネット
市からの情報以外に、被災者、被災者の家族・友人間での情報交換も可能
FMコミュニティ
放送局・甲府CATV
受信可能地域では、最も入手しやすい地元密着型情報手段。緊急時には、割り
込み放送が可能
緊急速報メール
配信エリア内の対応携帯電話へ配信するため、市民だけでなく通勤・通学や観
光で市内に滞在している人にも緊急情報の提供が可能
第5
災害用伝言ダイヤルの活用
地震直後においては、多くの人が安否確認等で電話を使用するため、一時的に電話がつながりにくくなる
ことが予想される。このような場合、NTT東日本が「災害用伝言ダイヤル」を開設するので、このシステ
ムを利用することにより、被災地からの安否情報や被災地へのメッセージを送ることができる。
災害用伝言ダイヤルの提供開始については、NTT東日本でもテレビ・ラジオ等で放送をするが、市にお
いても、防災行政用無線(メールマガジンを含む)による広報、避難所への掲示等により、市民に周知するも
のとする。
第 10 節 災害通信計画
風水害等対策編第3章第10節「災害通信計画」を準用する。
47
地震対策編
第3章 第11節
第 11 節 震災消防計画
大地震による被害から市民の生命、財産を保護するため、現有消防力の有機的運用を期するとともに効率
的な消防活動を図るものとする。なお、この計画に定めのない事項は、風水害等対策編第3章第12節「消防
計画」の定めるところによる。
第1
震災被害【消防本部】
地震によって生ずる被害については、「山梨県東海地震被害想定調査報告書(平成17年)」に定める被害想
定によるが、消防車両、消防施設等の損壊、水道管の亀裂による消火栓の使用不能、通行の障害等によって
消防力は著しく低下するとともに消防活動は大幅に阻害されることは当然予測される。
この被害は、第一次災害である震災の規模が大きな影響をもたらすものであるので、次により震災による
消防被害を設定し対策の基本とする。
1
「1 号被害」
大地震の発生により、市内は壊滅的な打撃を受け、火災も市内の各所から同時に発生し、延焼拡大のた
め市民は緊急に避難しなければならない震災をいう。
消防力も消防施設や消防車両の損壊により著しく低下し、併せて道路、橋りょうの損壊による通行不能
等の被害が発生して、消防隊の重点的集中運用は不能となり、消防活動が最も困難な状態とする。
2
「2 号被害」
市街地の被害は大きく、火災も同時に多発するが周辺地の被害が比較的少なく、大半の機動力が残り重
点的集中運用がお概ね可能な状態とする。
3
「3 号被害」
密集地域に発生した火災は、延焼拡大する危険はあるが、消防被害は比較的少なく、消防車両の走行も
特定地域を除き通行可能な状態とする。
第2
消防力の現況【消防本部】
地震災害に対応する消防力の現況は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 消防の組織
P217
・ 消防水利一覧
P218
・ 消防団の現況
P219
第3
1
地震発生時の警防対策【消防本部】
警防活動の基本方針
地震災害発生時における警防活動の基本方針は、次のとおりである。
(1) 消火活動の優先
地震災害は、人命に対する危険現象が複合的に発生するが、最も被害を増大させるものは、二次的に発
生する火災である。
地震時における警防活動は、人命の安全確保のための消火活動の優先を原則とし、消防の全機能をあげ
て出火防止、火災の早期鎮圧及び延焼拡大防止を図るものとする。
(2)
安全避難の確保
最悪の状態にあっても、避難者の安全を確保することが消防の責務である。
したがって、災害の初期には避難者が避難場所である広場や空地に殺到する事態が予測されるので、混
乱防止と避難援護のための防ぎょ活動に全力を傾注するものとする。
(3)
人命救助活動
地震時には家屋の倒壊、障害物の落下、交通機関の衝突、高層ビルにおけるパニック等不測の事態が複
合して発生するため、大規模な人身災害となることが予測される。
したがって、消防活動においてはこれらを十分に配慮するとともに、消火活動と人命救助活動の緩急を
考慮し、必要に応じて人員、資機材の配置換等を実施し、人身災害の拡大防止を図るものとする。
48
地震対策編
第3章 第11節
2
初動期の措置
地震発生時には、平常業務をすべて停止し、次の体制により総力をあげて災害応急活動に当るものとす
る。
(1) 大震火災対策本部の設置
消防本部に大震火災対策本部を設置し、消防長が対策本部長として市内全般の総括的指揮にあたる。大
震火災対策本部で決定された重要施策、方針は直ちに各関係機関に伝達し、実施に移行する。
(2) 指令課の措置
ア 指令電話の試験
直ちに指令電話の一斉試験を行い、有線通信施設の障害状況を確認する。
イ 無線機の試験
全無線機は、地震発生と同時に開局するものとするが、確認のため各署所と無線交信をする。
ウ 放送施設の確認をする。
エ 電源の確保をする。
オ 配備態勢の発令
地震発生時には自動的に非常配備態勢が発令される。
(3)
署所
直ちに次のことを実施し、初動体制の強化を図る。
ア 無線機の開局と試験
イ 有線電話の試験
ウ 車両の安全確保
エ 庁舎の被害調査及び応急措置
オ 署所周辺の被害状況把握及び即報
カ 広報車等による出火防止の広報
広報車等を出場させ避難予定路線、出火ひん度の大きい地域並びに延焼拡大のおそれが著しい地域を
優先して出火防止、出火時の措置及び避難上の指示について広報をする。
(出場車両も出場途上において、この要領を準用する。)
キ 出場路線の確認
非常参集者からの災害状況報告、また通行人等による情報の提供を受け、その災害状況を早期に把握
するとともに職員を市内に派遣して、主要道路、橋梁等の被害を調査確認させ、その状況を市内図に記
入し、出場路線の確保を行う。
ク 警防資機材の増強等
(ア) 積載ホースの増強
(イ) 人命救出機材の積載
(ウ) 軽量可搬小型動力ポンプの整備
(4) 消防団
ア ポンプ隊の出場準備
各分団器具置場に直近居住する団員をポンプ隊員に指定しておき、地震時には直ちに器具置場に参集
し、ポンプ等を屋外に搬出して建物倒壊に備えるとともに、ホースの増強及び必要資材を積載して出場
準備を行う。
イ 巡回及び広報
情報収集に努めるとともに地域内の巡回を行い、出火防止等の広報にあたる。
3
動員及び参集
動員とは、地震災害が発生した場合に災害応急活動に必要な消防職員及び消防団員を緊急に参集させる
ための重要な手段であって、災害が予測される場合、又は災害発生時に消防職員等及び消防資機材等を早
急に指定拠点に集結して組織的な指揮体系のもとに消防力を発揮するのに必要な体制を確保することであ
る。
(1) 動員の発令
地震時の動員は、消防長の事前命令とし、被害が予測されるときは自動発令とする。
(2) 参集場所
指定された消防本部、署所又は最寄りの署所、分団詰所とする。
49
地震対策編
第 3 章 第 11 節
(3) 参集時の留意事項
ア 参集時の服装、携行品
保安帽、作業服、半長靴等を着装し、手袋、手ぬぐい、懐中電灯、若干の食料等を携行すること。
イ 参集途上の緊急措置
参集途上においては出火防止のための市民への周知のほか、要救助者及び火災の発生時に遭遇した場
合は、付近住民の協力を求め、初期消火又は救助活動を実施する。
現場に消防団員が居合わせた時には、これらの措置を引継ぎ指定の場所に直行すること。
ウ 被害状況等の報告
参集時において、現認した道路、災害状況等はできる限り把握し、参集場所に到着後すみやかにその
内容を上司に報告すること。
エ 参集手段
参集手段は、徒歩又は自転車、単車等を使用すること。
4
消防隊の編成
地震災害発生時における消防隊の編成は、勤務中の職員と非常参集による職員とにより行うが、原則と
して緊急性を有する部署には勤務中の職員と早期参集者を当て、時間的余裕のある部署は参集者を当てる
ものとする。
(1)
昼間等
日勤者が勤務中の場合は、この人員をもって直ちに予備車隊並びに必要により作業車等をもって特設隊
を編成する。
(2) 夜間等
夜間、休日等で日勤者が勤務していない場合は、予備車隊の編成を優先とし、直近居住者により編成す
る。
5
火災防ぎょ
(1)
地震火災防ぎょ方針
ア
基本方針
地震火災の発生は、地震の規模、震源地からの距離、地盤等自然条件のほか、都市の社会的条件、都市
構造等によってもたらされる一次災害の程度によって大きく影響される。
したがって、この火災防ぎょに当っての基本方針は、火災の早期鎮圧、拡大防止と人命の安全確保を最
重点とする防ぎょ方針により対処することとする。
イ
防ぎょの原則
(ア) 消防力に比較して火災件数が少ないと判断したときは、積極的に一挙鎮滅を図る。
(イ) 火災件数が消防力を上回ると判断したときは、地域の重要度と消防効果の大きい火災を優先的に防
ぎょする。
(ウ) 火災の状況により、消防隊個々の防ぎょでは効果がないと判断したときは、消防隊を集中して重要
地域の防ぎょにあたる。
(エ) 火災が多発し、市民の生命に危険を及ぼすことが予想されるときは、全力を挙げて避難者の安全確
保のための防ぎょにあたる。
(オ) 高層建築物等の火災防ぎょは、大量の消防隊を必要とするが、他への延焼危険は比較的少ないた
め、他の火災を鎮圧後に、消防隊を集中させ防ぎょにあたらせる。
(カ) 大工場や大量危険物貯蔵施設等から出火した特殊火災については、上記いずれかの要領により防
ぎょにあたる。
(キ) 避難路、避難場所確保の防ぎょにあたる消防隊は、避難者が集団的に通過する場所付近を重点的に
防ぎょする。
6
消防隊の運用
消防隊の運用は、消防被害を前提とした防ぎょ方針に基づき各署の管内における火災防ぎょを効率的に
果すために行う消防署長の指揮による消防隊運用と、全市的見地から防ぎょ体制を確立させるために行う
消防長の指揮による消防隊運用の2種とする。
(1)
消防署長の指揮による消防隊運用
消防署長は、火災の発生及び進展並びに消防被害を早急に把握し、消防隊の防ぎょ方針を決定して消防
50
地震対策編
第3章 第11節
団応援隊を運用し防ぎょ体制をとる。
消防隊を運用する場合は、避難の要否、運用可能な消防隊数等を総合的に判断して、限られた消防力
の効率的な運用を図るものとする。
イ 消防隊を集結して防ぎょに当る場合は、防ぎょすべき火災の延焼方向、速度及び消防隊の集結完了時
等を考慮して集結場所の決定をする。
ウ 災害現場に出動した消防隊から単独活動では防ぎょ困難として増強隊の派遣要請を受けた場合は、そ
れが他に優先しなければならない重要な防ぎょであると判断したときは他の防ぎょを断念するか、又は
延焼拡大がし烈で消火が困難となった消防隊を移動転戦させるものとする。
エ 消防被害により出場範囲が著しく制約を受ける防ぎょは、可搬動力ポンプを最大限に活用するものと
する。
(2) 消防長の指揮による部隊運用
消防長は、全市的な災害状況の進展に対応して全消防隊の集中運用、消防隊の増強、防ぎょ力の不均衡
の補正等を大局的から判断した防ぎょ体制をとるものとする。
ア 署別消防力の増強運用
署別の防ぎょ体制下において、署ごとにおける炎上火災の差異が著しい場合、又は署ごとの消防力で
は火勢を制圧することが困難となった署がある場合には、人命の安全確保上重要な方面の火災を選択し
て、優先防ぎょの少ない署から消防隊を転用、増強して防ぎょに当らせるものとする。
なお、転用する消防隊は、防ぎょに成功もしくは消防団により消火の見込みが立った消防隊とし、必
要隊数が確保できない場合は、防ぎょ効果が悪い地域の防ぎょを断念し、その消防隊に転戦を命ずるも
のとする。
また、全消防隊を集中して延焼阻止体制をとる場合は、応援隊の集結時間及び火勢の進展状況を考慮
して延焼阻止線を設定し、当該方面の消防隊にその位置まで転進を命ずるものとする。
イ 重点集中運用
市内の各所から炎上火災が多発し、署別の防ぎょでは全般的な消防力の不足により各方面に亘り火災
が延焼拡大する恐れがある場合は、重点集中防ぎょに転換し、延焼の危険がある地域の重要性を考慮し
ながら火災を重点的に選択して消防隊の集結を図り、効果的な延焼阻止その他適切な活動指示を命ずる
ものとする。
ウ 避難路確保運用
要避難地域において、火災が拡大し避難が必要となった地域がある場合は、避難が最も困難となる地
域を最優先として消防隊の集結を命じ、避難路周辺の火災を鎮滅するとともに避難路への延焼阻止を期
するものとする。
また、広域にわたり避難が必要となった場合は、重要避難路に大量の消防隊を転戦せしめ、避難が完
了するまで総力を挙げて避難路を確保し、避難者の安全を図る。
ア
7
救助、救急
(1)
基本方針
地震災害により建築物等の倒壊、落下物、火災等により集中的な救急、救助活動が予測されるので、こ
れに対処するため次の要領により初動体制を確立するとともに、関係機関との連携体制を強化し、迅速適
確な救急、救助活動を実施する。
(2) 人命救助の原則
ア 火災が各方面に発生し延焼拡大した場合は火災防ぎょを優先するが、地域内に多数の人的災害が発生
したときは、救助隊及び救急隊は地域の人命救出、救助及び搬送に当る。
イ 火災の発生が小規模で一挙鎮滅の防ぎょに成功し、地域内に大規模な人的被害が発生したときは、消
防隊、救助及び救急隊等を集中して人命の救助活動に当る。
ウ 救助、救急活動は人的災害規模の大きい現場を優先して実施する。
エ 負傷者が多い場合は、幼児、高齢者等の要配慮者及び重傷者を優先して救助する。
(3) 活動要領
ア 初動時の活動
初動時においては、原則として署単位における活動とする。
(ア) 実態の把握
地震時においては有線電話の不通、無線統制等により人的被害の情報収集が極めて困難であるの
で、消防署長は救急隊、連絡車、単車等を活用するほか、車両が出場できない場合は、徒歩又は自
転車等により職員を災害現場に派遣し、次の事項について情報を収集、報告させ管内の要救助者の
実態を早急に把握する。
a 建物の倒壊状況
b 多数の負傷者並びに要救助者が発生した地域
51
地震対策編
第3章 第11~13節
c
d
e
f
医療機関の被害状況
避難場所に通ずる避難路、橋梁等の破損状況及び避難路付近の被害状況
救急隊等の出場可否と通行可能道路
その他救助、救急活動に関する事項
(イ) 救急車出動不能時の活動
道路の被害等により救急車が出動不能となった場合は、救急車を仮救護所として利用するほか、
救急車の担架及び予備担架を活用し、重傷者を仮救護所へ搬送するとともに要搬送者が多数のとき
は、消防団員及び付近の住民に協力を求めて搬送する。
(ウ) 救助活動
高度救助隊の運用については、火災の発生状況と人命救助の緩急を判断し、必要に応じて適宜転
用するほか、消防隊についても余力があるときは救助隊として転用する。
イ 状況把握後の救急活動
救護所及び医療関係機関の受入体制について、市災害対策本部と情報連絡を密接にし、努めて早期に
その状況を把握し相互の協調、連携により次の活動を実施する。
(ア) 受入体制並びに通行可能道路等を総合的に判断し、安全で、かつ、受入可能な救護所及び医療機
関等へ搬送する。
なお、搬送した傷病者等の人数、性別及び収容先等の受入状況を把握し、以後の搬送に支障がな
いようにする。
(イ) 救急隊の増強
消防長は、市内全般の被害状況等から判断して被害の大きい地域に対して救急隊等の増強を必要
と認めた場合は、被害の少ない地域から消防隊等の応援出場を命ずる。
ただし、応援出場隊は火災防ぎょに余力のある場合に限定する。
(ウ) 必要な消防隊の編成
消防署長は、火災の発生が少なく人的被害が甚大で、特に救助、救急隊の編成が必要な場合は、
消防長に報告して次の全部又は一部を臨時的に編成し運用するものとする。
a 応急救急隊
(a) 傷病者の搬送、収容
(b) 救護班及び医療機関の要請による医薬品等の緊急輸送
(c) 傷病者及び医療機関の収容状況の確認報告
(d) その他救急隊の補助及びこれに準ずる要務
b 応急救助隊
(a) 被害の拡大防止
(b) 負傷者の救出
(c) 現場救護所までの負傷者の搬出
(d) 救急隊との協力活動
(e) 救助活動に必要な資機材の調達及び輸送
(f) 二次災害予防措置及び警戒区域の設定
c 担架隊
(a) 現場からの仮救護所等への負傷者の搬出
(b) その他救急隊の補助及びこれに準ずる要務
d 現場救護隊
現場救護所において、応急処置及び救急隊の整理誘導を行う。
第 12 節 緊急輸送計画
風水害等対策編第3章第15節「緊急輸送計画」を準用する。
第 13 節 交通対策計画
風水害等対策編第3章第16節「交通対策計画」を準用する。
52
地震対策編
第3章 第14節
第 14 節 被災建築物応急危険度判定計画
地震により被害を受けた建築物は、余震などにより人的被害を与える危険性がある。
そこで、大地震発生後の救命・救急・消防活動と併せて、建築行政の役割として、被災した建築物の応急
的な安全性の判定を迅速に行う必要がある。
このため、市は、県に登録されている被災建築物応急危険度判定士の出動を速やかに要請し、被災した建
物の危険度を調査する。
第1
応急危険度判定実施本部の設置【建築指導課】
本部長は、大規模地震が発生し、被災建築物の応急危険度判定が必要と認めるときは、応急危険度判定実
施本部を設置し、被災建築物応急危険度判定業務マニュアル等に基づき判定作業を行う。
1
応急危険度判定実施本部の組織
災害対策本部
応急危険度判定実施本部
判定拠点
支援本部(山梨県)
判定コーディネータ
判定士
班
チーム
2
応急危険度判定実施本部の業務
(1)
地震発生時の情報収集
(2)
応急危険度判定実施本部、判定拠点の設置
(3)
県等への支援要請
(4)
判定士の参集要請、派遣要請
(5)
判定士の受け入れ
(6)
判定の実施
(7)
判定結果の集計・報告等
3
応急危険度判定実施本部の運営
実施本部長は、災害対策本部長が定め、実施本部の事務を総理し、所属職員を指揮監督する。実施本部
員は、実施本部長が定め、マニュアルに基づき次の業務を行う。
【実施本部員の業務内容】
・ 判定実施計画の作成
・ 判定資機材等の準備
・ 判定活動環境の整備(移動手段、判定士の食事、宿泊場所等の確保)
・ 市民への広報、相談等
53
地震対策編
第3章 第14~15節
第2
判定コーディネータ【建築指導課】
判定コーディネータは、事前登録された市職員が担当する。不足するときは、県に応援を要請する。判定
コーディネータは、マニュアルに基づき、判定士の指導・支援を行う。
【判定コーディネータの業務内容】
・ 判定実施の準備
・ 判定士の受け入れ準備
・ 判定士の受け付け
・ 判定士の判定作業の説明
・ 判定結果のとりまとめ、実施本部への結果報告
第3
判定作業【建築指導課】
参集した判定士は、判定コーディネータの指導等に基づき判定を行い、判定結果に基づき、「危険」、「要
注意」、
「調査済」のいずれかの判定ステッカーを、建物の見やすい場所にはりつける。
【判定ステッカーの内容】
判定区分
ステッカーの色
判定結果の意味
危険
赤色
その建築物には立ち入らないこと。
要注意
黄色
立ち入りには十分注意すること。
調査済
緑色
建築物は使用可能
第 15 節 災害救助法による救助
風水害等対策編第3章第17節「災害救助法による救助」を準用する。
54
地震対策編
第3章 第16~20節
第 16 節 避難計画
風水害等対策編第3章第18節「避難計画」を準用するものとするが、学校施設が避難所に指定された場合
の学校教職員、学校給食調理員の支援体制については、この節で定めるところによる。
第1
学校教職員の支援【教育総室・市民課】
地域連絡員及び市民部市民総室市民班と連携した学校教職員の支援体制は、次の5項目を柱として整備
し、別に定める。
1 学校教職員の参集体制
2 指定避難所運営の組織と役割
3 地域連絡員及び自治会との連携
4 指定避難所としての学校施設の利用
5 情報連絡体制
第2
学校給食調理員の支援【市民課・教育総室】
1
指定避難所が開設され、市民部市民総室市民班から市教育委員会(教育部教育総室)に対し、協力要請が
あった場合、小学校給食調理員は、指定避難所である所属小学校において市民部市民総室市民班の指揮の
下に支援作業を行う。
2 市教育委員会(教育部教育総室)は、市民部市民総室市民班からの協力要請に基づき、所属小学校を基本
に応援できる学校の範囲内で派遣調理員と派遣期間を定め、当該調理員に連絡する。
3 派遣された調理員は、給食室の機能を確認し、十分な機能が確保できる場合に限り、給食室の機能を利
用して市民部市民総室市民班が用意した食材やレトルト食品による支援作業を行う。
4 給食室の使用は、衛生管理のため、派遣された調理員に限定するものとし、避難した市民が使用する食
器類は市民部市民総室市民班が用意したものを使用する。
第 17 節 医療助産計画
風水害等対策編第3章第19節「医療助産計画」を準用する。
第 18 節 防疫計画
風水害等対策編第3章第20節「防疫計画」を準用する。
第 19 節 食料及び生活必需物資供給計画
風水害等対策編第3章第21節「食料供給計画」及び第22節「生活必需物資供給計画」を準用する。
第 20 節 給水計画
風水害等対策編第3章第23節「給水計画」を準用する。
55
地震対策編
第3章 第21~22節
第 21 節 教育計画
風水害等対策編第3章第24節「教育計画」によるものとするが、突発的におきる地震災害に対して、各教
育関係機関においては、次のような措置をとる。
第1
1
教育委員会【教育総務課】
被害状況の把握と救急体制
文教施設における被害状況を把握し、必要に応じて被災施設の調査を行い、人的被害に即応した救急計
画をたてるものとする。
2
情報収集と指示連絡
学校及び社会教育施設等の被害情報の収集につとめ、応急措置について指示連絡するとともに復旧計画
を策定するものとする。
第2
1
学校【教育総室】
児童・生徒在学中の措置
(1)
避難
地震発生時の行動は、児童・生徒の安全避難を最重点とし、「教師の防災手引き」に基づく第一次、第
二次行動による措置の万全を期し、児童・生徒を完全に把握して安全確保のための指示と誘導を行うとと
もに、火災発生に備えて重要書類等の持出しを行うものとする。
(2) 防災措置
火気及び薬品類を使用中の場所(給食室、湯わかし所、理科・家庭科教室等)については、直ちにこれを
始末するとともに、火災等の発生を防ぐ措置を講ずるものとする。
(3) 人員確認と応急手当
災害発生避難後、すみやかに児童・生徒及び教職員の人員確認を行うとともに、負傷者発生の場合は、
応急手当を行うものとする。
(4) 避難と引渡し
災害の状況により、児童・生徒を避難場所への誘導、あるいは保護者への引渡しを行うものとする。
(5) 被災報告
被害の状況を調査し、市教育委員会へ報告する。この場合、特にプールの貯水状況、給食室の稼動の可
否については必ず報告するものとする。
(6) その他の措置
上記のほか、「学校防災計画」及び「教師の防災手引き」に基づき、必要な措置をとるものとする。
2
児童・生徒不在中の措置
(1)
防災業務の分担
災害の状況に応じ「学校防災計画」及び「教師の防災手引き」に基づく事務の分担等により、防災に努
めるものとする。
(2) 報告
被災状況を調査し、市教育委員会に報告するものとする。
(3) 情報収集
児童・生徒の被災状況について、情報の収集に努めるものとする。
第3
1
社会教育施設【生涯学習室】
安全避難
地震発生と同時に火気を始末し、状況に応じて利用者を屋外へ避難誘導し、安全確保に努めるものとす
る。
2
被災状況の報告
被災状況を調査し、速やかに市教育委員会に報告するものとする。
第 22 節 廃棄物処理計画
風水害等対策編第3章第25節「廃棄物処理計画」を準用する。
56
地震対策編
第3章 第23節
第 23 節 応急仮設住宅建設計画
風水害等対策編第3章第26節「応急仮設住宅及び被災住宅の応急修理計画」によるものとするが、大規模
地震の発災後における「応急仮設住宅建設用地の確保」に関しては、この節に定めるものとする。
第1
応急仮設住宅建設用地の確保【建築営繕課】
大規模な地震が発生したとき、震災後、応急仮設住宅の建設を行うこととなるが、この事業を迅速に行う
ためには、事前に用地を確保しておくことが必要となる。
このため、市は、県との連携により、応急仮設住宅の適地を確保するための調査を毎年実施する。
平成15年度から実施している応急仮設住宅建設用地調査結果は、次のとおりである。
箇所数
確保された用地
25
応急仮設住宅2,046戸分
なお、確保した応急仮設住宅建設用地は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 応急仮設住宅建設候補地
P149
第2
民間賃貸住宅の借り上げによる応急仮説住宅の供給
大規模な災害が発生したときは、県は、不動産関係団体の協力を得て、民間賃貸住宅の借り上げによる
応急仮説住宅の供給を実施する。市は、県と連携し、次のフローにより、市民の入居申込みの受付等の業務
を行う。
借上げ応急仮説住宅
フロー図1(入居まで)
住宅所有者(貸主)
⑭契約書類添付
(1部)
賃貸借契約
①協力要請
山梨県
(貸主)
⑧申込内容の確認
⑫契約確定(契約
日記入、知事印押
印)
関係団体
⑩契約内容説明
契約書類への
記名押印
④制度説明
合意書への
記名押印
①協力要請
①媒介業者・物件の情報提供
①
⑨契約書作成依頼
団体会員
(媒介業者)
⑪契約書類送付(4部うち1部押印なし)
⑬契約書類送付(2部)
①供給要請
④入居に向けての
打合せ、注意事
項説明等
市町村
②受付窓口の開設
⑥申込内容の確認
①
⑦申込書類送付
・合意書(貸主と団体会
員が記名押印したもの)
・物件情報書類を
被災者に渡す
⑮使用許可書交付
受付窓口
※基本的には市町村により設置。
設置場所は市町村役場、主要な避難所等を想定。
住宅使用許可
⑮使用許可書
交付
⑤申込み
③相談
物件探し
被災者(入居者)
⑯入居
災害発生から制度開始まで
被災者からの申込みまで
県と貸主の賃貸借契約締結まで
入居まで
57
地震対策編
第3章 第23節
被災者支援応急仮説住宅借上げフロー図2(入居時)
損害保険会社
保険加入(⑦の契約日の
通知後早急)
①申出書提出
県内市町村
被災者 (入居者)
(別紙1)
②借上げ条件
事前審査
⑪入居
貸主
対象物件
)
)
三
者
契
約
仲介
・関係団体
団体会員(仲介業者)
保険加入要請
<
>
事
前
協
力
依
頼
⑬
火
家災
賃保
険
○料
○等
か損
月害
保
険
料
・
入
居
者
支
度
金
相
当
費
×
1
部
捺
印
な
し
(
③
契
約
書
作
成
指
示
)
(
⑤
申
込
書
・
契
約
書
送
付
4
部
(
⑩
契
約
書
写
し
送
付
④
契
約
書
提
出
4
部
の
う
ち
⑦契約日(保険加入日)の通知
⑧保険加入申込書(控)提出
⑩契約書類送付(2部)
(後日証書の写しを送付)
⑬仲介手数料の支払い
⑫請求書送付
(家賃×○○か月)
山梨県知事(借主)
⑥契約内定(支出負担行為決裁)
⑨契約確定(契約日記入、知事印押印)
58
⑬
家
賃
地震対策編
第3章 第24節~第26節
第 24 節 救出計画
風水害等対策編第3章第27節「救出計画」を準用する。
第 25 節 遺体の捜索及び保護並びに埋葬計画
風水害等対策編第3章第28節「遺体の捜索及び保護並びに埋葬計画」を準用する。
第 26 節 障害物除去計画
風水害等対策編第3章第29節「障害物除去計画」を準用する。
59
地震対策編
第3章 第27~30節
第 27 節 生活関連事業等の応急対策計画
「水道事業」については、風水害等対策編第3章第23節「給水計画」によるものとするが、「下水道事業」
については、この節で定めるものとする。
第1
1
下水道事業【上下水道局】
管路施設
管路施設が受ける被害は、人孔、管渠、桝及び取付管に及ぶものであり、人孔は上部ブロック部におけ
るズレにより、道路路盤材の流入による路面の陥没を招き車両の通行に支障をきたすと共にブロック、
鉄蓋のズレによる人孔内への転落も予想される。
また、地盤の液状化による人孔躯体の隆起、無筋人孔の崩壊による管路の閉塞及び路面の大規模陥没を
生じ晴雨を問わず甚大な障害を与えるものである。
管渠はその基礎の有無を問わず、継手部が破損することは明らかであり、埋戻土砂の流入による管体の
閉塞から汚水の溢流を招くと共に、路面の陥没などを誘発し、これが下水道埋設地域全体に及ぶと思われ
る。これは市街地における道路の全面破損を意味するものであり、市民生活に与える影響が計り知れない
と考える。
桝類については、桝の継手部や蓋のズレ、取付管と本管との接合部及び陶管の各継手部は全壊し、家庭
の汚水排除はその機能を絶たれて家庭内及び路面に汚水の氾濫をきたすものと予想される。
2
応急復旧
管路施設が破壊された場合は、下水道台帳を有効に活用し、重要度、修理の可否、迂廻管路等を検討し
て迅速かつ最も効果的な応急復旧を行うものであるが、構造、位置、被害状況により判断し、汚物の処理
等は衛生組合と協力態勢を保つと共に、管路、人孔等の閉塞箇所及び道路の陥没等は、関連業者による組
織を活用して応急復旧を行わなくてはならない。
また、施設のほとんどは公道に位置するため、他の企業者(水道、ガス、電気、電信)及び道路管理者と
の連携を密にすることが要求されるものである。下水道は市民に欠かすことのできない施設であるため、
その復旧は最優先とし、他企業の地下埋設物に対する二次災害を未然に防止するものとする。
放射能汚染等された下水汚泥の処理に際しては、国が示す基準により適正に処理できるよう計画を策定
する。
第2
宅地対策【建築指導課・都市計画課】
大規模な地震又は降雨等の災害により、宅地が大規模かつ広範囲に被災した場合に、二次災害を軽減・防
止し住民の安全を図るため、被災地宅地危険度判定士を活用して被害状況を迅速かつ的確に把握し、危険度
の判定を行う。このため、市は、県に登録されている被災宅地危険度判定士の出動を速やかに要請し、被災
した宅地危険度を調査する。
1
危険度判定
(1)
(2)
危険度の判定は、危険度判定調査票に基づき行う。
被災宅地危険度判定士による調査結果は、「調査済」・「要注意」・「危険」の三種類のステッカーを宅地
の見やすい場所に表示する。
(3) 危険度判定を迅速かつ効果的に実施するため、近隣市町村との相互支援体制の整備を図る。
第 28 節 労働力確保計画
風水害等対策編第3章第31節「労働力確保計画」を準用する。
第 29 節 民生安定事業計画
風水害等対策編第3章第32節「民生安定事業計画」を準用する。
第 30 節 災害ボランティア支援受入計画
風水害等対策編第3章第33節「災害ボランティア支援受入計画」を準用する。
60
地震対策編
第4章
第1節
第 4 章 東海地震に関する事前対策計画
第 1 節 東海地震に関する事前対策計画の目的
この計画は、大規模地震対策特別措置法(昭和53年法律第73号。以下「大震法」という。)第6条の規定に
基づき、東海地震に係る地震防災対策強化地域(以下「強化地域」という。)において、東海地震注意情報の
発表及び警戒宣言が発せられたとき等にとるべき対策を定め、本市の地域に係る防災関係機関及び市民等の
実施する地震防災応急対策が即時に、また円滑に行えるよう万全を期するものである。
第1
1
東海地震に関連する情報の種類
東海地震に関連する調査情報
東海地震に関連する現象について調査が行われた場合に発表される情報
東海地震に関連する調査情報(定例)
毎月の定例の地震防災対策強化地域判定会で評価した調査結果
(2) 東海地震に関連する調査情報(臨時)
観測データに通常とは異なる変化が観測された場合、その変化の原因についての調査状況
(1)
2
東海地震注意情報
観測された現象が東海地震の前兆現象である可能性が高まった場合に発表される情報
3
東海地震予知情報
東海地震が発生するおそれがあると認められ、内閣総理大臣から「警戒宣言」が発せられた場合に発表
される情報
第2
東海地震に関連する情報の発表の流れ
各種観測
データの常
時観測体制
・地震計
・ひずみ計
・傾斜計
・伸縮計
・その他
気象庁、各
省庁、大学
東海地震に関連する
調査情報
(カラーレベル青)
情報収集
連絡体制確保
あ
る
可
能
性
が
高
ま
っ
た
と
認
め
ら
れ
た
場
合
・
観
測
さ
れ
た
現
象
が
、
東
海
地
震
の
前
兆
現
象
で
気
象
庁
長
官
地
震
予
知
情
報
の
報
告
閣
議
国による準備行動の意志決定
適切な広報、救助部隊等の派
遣準備
61
警戒宣言
・
地
震
災
害
警
戒
本
部
を
設
置
・
内
閣
総
理
大
臣
が
発
令
東海地震
予知情報
(カラーレベル赤)
・
東
海
地
震
が
発
生
す
る
お
そ
れ
が
あ
気る
象と
庁認
め
ら
れ
、
警
戒
宣
言
が
発
せ
ら
れ
た
場
合
)
(臨時)
合れ・
、観
そ測
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変ー
化タ
のに
原通
因常
にと
つ
いは
て異
のな
調る
査変
を化
行が
っ観
た測
場さ
内
閣
総
理
大
臣
(
(定例)
な震・
いに毎
と直月
判ちの
断に定
さ結例
れびの
たつ判
場く定
合よ会
うで
な調
変査
化が
が行
観わ
測れ
さ、
れ東
て海
い地
東海地震
注意情報
(カラーレベル黄)
地震防災応急対策実施
地震対策編
第4章
第2節
第 2 節 東海地震に関連する調査情報(臨時)、東海地震注意情報発表時及び
警戒宣言発令時(東海地震予知情報)の対策体制及び活動
この章において、「東海地震に関連する調査情報(臨時)・(定例)」、「東海地震注意情報」及び「東海地震
予知情報」は、それぞれ「調査情報(臨時)・(定例)」、
「注意情報」及び「予知情報」という。
第1
調査情報(臨時)、注意情報及び予知情報(警戒宣言発令)発表時の配備基準【防災課】
種別
配備基準
配備要員
第2配備
東海地震に関連する調査情報
(臨時)が発表されたとき。
甲府市災害対策本部
活動規程別表第2に規
定する職員
参集場所
各配備場所
東海地震注意情報が発表され
各配備場所
たとき。
第3配備
全職員
※地域連絡員は、各避難場所
東海地震予知情報が発表(警戒
※本部参集職員は本庁舎4階大会議室
宣言が発令)されたとき。
※ 災害対策本部活動規程別表第2については、風水害等対策編第3章第2節「職員動員配備計画」に掲載。
第2
調査情報(臨時)、注意情報及び予知情報(警戒宜言発令)発表時の措置【防災課】
調査情報 ①
(臨時)
②
の発表
③
①
②
③
注意情報
の発表
予知情報
の発表(警
戒宣言の
発令)
【資料編】
防災行政用無線(メールマガジンを含む)等により市民への広報を行う。
必要な情報を収集し、県、防災関係機関等と連絡をとりつつ、続報に備える。
前記第1の「第2配備」体制をとり、必要な配備要員を確保する。
注意情報発表時にかかる情報の収集及び伝達を行う。
全職員の参集を命じ、前記第1の「第3配備」体制をとる。
大震法第16条の規定による地震災害警戒本部(以下「警戒本部」という。)の設置準備を
始める。
④ 防災行政用無線(メールマガジンを含む)、広報車等により、次の点に留意して市民への
広報を行う。
・注意情報の内容とその意味について周知するとともに、高齢者・障害者等の要配慮者
に対し早期避難について適切な行動を呼びかける。
・市の準備体制の内容について、適切に情報提供を行う。
⑤ 県及び防災関係機関が実施する準備行動との連絡調整を図る。
⑥ 警戒宣言発令時に避難の勧告又は指示の対象となる地区(以下「事前避難対象地区」と
いう。)からの避難並びに高齢者・障害者等の要配慮者のための避難所の開設準備を始め
る。なお、本市における「事前避難対象地区」は、資料編に掲げるとおりである。
⑦ 国による広域支援活動拠点の確保に係る調整を行うほか、県への要請、報告及び受入れ
の準備を始める。
⑧ 必要により、児童・生徒の引き渡し等の安全確保対策等の措置を講じる。
⑨ 物資、資機材の点検、確認を行う。
⑩ その他地震防災応急対策の円滑な実施のための準備を開始する。
① 直ちに平常業務を停止し、警戒本部を設置する。
② 全職員の参集を命じ、前記第1の「第3配備」体制をとる。注意情報が発表され、既にこ
の体制をとっている場合は、引き続きこの体制とする。
③ 地震予知に関する情報等の収集及び市民、防災関係機関等への伝達。
④ 自主防災組織、防災関係機関等からの応急対策情報の収集及び県への報告。
⑤ 避難の勧告又は指示。
⑥ 事前避難対象地区からの避難者及び高齢者・障害者等の要配慮者のための避難場所を開
設。
⑦ 帰宅困難者、滞留旅客の保護、避難所の設置及び帰宅困難者等支援対策の実施。
⑧ 食料、生活必需品、医薬品、救助資機材等の確保や関係業者への指導。
⑨ 救急救助のための体制確保。
⑩ その他市全域での地震防災対策の実施。
・
事前避難対象地区(警戒宣言発令時)
62
P147
地震対策編
第4章
第3
1
第2節
警戒本部の設置【防災課】
警戒本部の設置場所
警戒本部設置場所は、甲府市役所4階本部長会議室及び大会議室とする。
施設名
所在地
甲府市役所
2
甲府市丸の内1丁目18番1号
電話番号
055-237-5331
警戒本部の組織及び所掌業務
警戒本部の編成及び分掌事務は、別表1及び別表2に定めるところによる。
3
警戒本部の廃止
地震が発生し、地震災害に関し、災害対策本部が設けられたとき又は警戒解除宣言が発せられたときは
警戒本部を廃止する。
4
災害対策本部への移行
市長は、地震が発生したときは、災害応急対策を実施するため災害対策本部を設置する。
なお、警戒本部から災害対策本部に移行する場合の災害対策本部の運営にあたっては、事務の継続性の
確保に配慮する。
第4
1
地震防災応急対策の実施要員の確保及び他機関との協力体制【防災課】
職員の動員計画
(1)
動員の原則
職員は勤務時間外又は休日においても警戒宣言の発令等、地震情報を常に知り得るように努めるものと
し、出動命令を伝達された場合又は警戒宣言の発令等を知った場合は、直ちに参集場所に集合するものと
する。
ただし、交通機関の停止その他の事情により、所定の部署に到達できない場合は、最寄りの本市の機関
に参集し、その旨を所属長に報告するよう努めなければならないものとする。
(2) 動員対象から除外する職員
動員対象から除外する職員は、公務のための長期出張者、傷病その他、特別の理由により市長が認める
者とする。
(3) 動員の伝達
ア 時間内における伝達は、庁内放送等により、各配備基準に沿って配備の指示をするものとする。
イ 時間外及び休日における職員の動員は、
「甲府市災害非常参集規程」の定めにより行うものとする。
ウ いずれの場合においても、防災情報システムによる職員参集機能により伝達するものとする。
(4) 動員の方法
災害の状況に応じて、本節、第1で定める地震配備基準により、必要とする人員を動員するものとする
(5) 動員計画等の策定
ア 動員計画
市長は、甲府市地震災害警戒本部編成表(別表1、別表2。以下「編成表」という。)に基づく各班の災
害応急活動を実施するに必要な職員の動員計画を策定するものとする。
イ 伝達連絡図
動員の伝達については、本部命令は危機管理監から各部長に、各部長から各室長に、各室長から各班
長に、各班長から各班員に伝達されるものとする。
従って各部長は事前に伝達連絡図を作成しておくものとする(別表3)。
ウ 動員名簿
各部局長は、あらかじめ編成表に基づく各部長と協議して所属職員の動員名簿を作成し、市長に提出
しなければならない。
エ 個人動員表
各部局長は、動員時の参集場所、任務等を職員に周知徹底するため、前記動員名簿に基づき個人動員
表を作成し、あらかじめ職員に通知する。
オ 動員名簿等の変更
各部局長は、人事異動等により動員名簿の内容に変更を要する場合は、速やかに変更した動員名簿を
市長に提出するとともに、該当職員に対し、変更した個人動員表を送付する。
【資料編】
・ 動員名簿
・ 個人動員表
P234
P234
63
地震対策編
第4章
2
第2節
初動体制職員(本部参集職員・地域連絡員)
注意情報、予知情報(警戒宣言発令)時の初動体制職員の配備・動員については、風水害等対策編第3章
第2節「職員動員配備計画」による。
3
他機関との協力体制
他機関からの派遣された本部員は、常に自己の機関と十分な連絡をとり協力体制をとるものとする。
4
防災関係機関等
防災関係機関は、各機関で定める防災業務計画等により、注意情報発表時の準備行動及び警戒宣言発令
時の地震防災応急対策を実施する。
機関名
活動概要
甲府財務事務所
関東農政局
山梨支局
関東森林管理局
山梨森林管理事務所
関東運輸局山梨運輸支局
甲府地方気象台
日本郵政グループ
関東総合通信局
山梨労働局
関東地方整備局
甲府河川国道事務所
自衛隊
JR
NTT東日本(株)山梨支店
日本赤十字社
NHK甲府放送局
中日本高速道路(株)八王子支社
日本通運(株)山梨支店
東京電力パワーグリッド(株)
山梨総支社
日本銀行甲府支店
民間放送機関
輸送機関
ガス供給機関
医師会
金融機関の業務状況に関する連絡調整
食料の供給の実施準備及び関係機関への協力要請準備
米穀販売業者の在庫状況等の調査
災害復旧資材(国有林材)の供給の準備
緊急輸送の要請に対応できる輸送体制確保のための連絡・調整・準
備
東海地震に関連する情報の伝達及び防災関係機関への通報
郵便局における金融措置の指示、災害時における郵政事業に係る災
害時特別事務取扱
非常通信の確保
事業所内労働者の二次災害防止措置
河川、道路に対する地震防災応急措置の指示、実施
地震防災派遣及び災害派遣の準備
列車の運行状況の広報及び旅客の保護、避難
防災関係主要通話の確保及び一般通信疎通状況の広報
応援救護班及び救護物資の配布体制の確立
地震に関する全ての情報の広報
高速道路の利用状況の広報及び緊急輸送の確保
災害対策物資緊急輸送体制の確立
電力供給の確保及び地震防災応急対策の実施
通貨供給体制の確保及び金融上の応急措置
地震に関する全ての情報の広報
一般旅客輸送状況の広報及び施設点検等災害予防措置
ガス災害予防の広報及び施設点検等災害予防措置
救護班編成等救護体制の確立
(株)NTTドコモ山梨支店
通話の輻輳の防止及び通信の確保
社会福祉協議会
(山梨県社会福祉協議会・
甲府市社会福祉協議会)
山梨県ボランティア協会
日本赤十字社山梨県支部
災害ボランティアの登録、受入体制の整備、連絡調整
64
地震対策編
第4章
別表1
第2節
地震災害警戒本部の組織図
本部長
市長
企画部
副本部長
リニア交通政策監
両副市長
市立甲府病院長
上下水道事業管理者
教育長
危機管理監
本部員
市長部局の各部局長
市立甲府病院両副院長
上下水道局の各部長
教育委員会の教育部長
甲府地区消防本部消防長
甲府地区広域行政
事務組合事務局長
議会事務局長
甲府・峡東地域ごみ処理
施設事務組合事務局長
甲府・甲府南警察署長又は
その指名する職員
甲府市消防団長
指定公共機関又は指定地方
公共機関の役員又は職員
総合戦略監
総務部
議会事務局長
危機管理部
危機管理室
防 災 班
危機管理班
担当課長班
都市戦略室
都市戦略班
中核市推進班
シティプロモーション班
市民部
税務統括監
福祉保健部
予め部長が指名した室長
子ども未来部
本部長
副本部長
本部員
危機管理室長
(危機管理班長)
防災班長
危機管理室担当課長班長
(警察・消防)
総務班、企画班、開府500年事業計画班、地域振興班
リニア交通室
リニア政策班、交通政策班
企画財政室
行政改革班、財政班、資産活用班
総務総室
総務班、法制班、情報班
人事管理室
人事班、研修厚生班
契約管財室
契約班、管財班、指導検査班、指導検査担当課長班
市長室
秘書班、市民の声担当課長班
議会事務総室
議会総務班、議事調査班
市民総室
総務班、市民班、国民健康保険班、
中道支所、上九一色出張所
市民協働室
消費生活班、協働推進班、人権男女参画班
選挙管理委員会事務局
選挙管理委員会事務局班
監査委員事務局
監査委員事務局班
課税管理室
市民税班、資産税班
収納管理室
収納班、滞納整理班
福祉保健総室
総務班、健康衛生班、生活福祉班、保健衛生
担当課長班、保健所設置担当課長班
長寿支援室
高齢者福祉班、介護保険班、障がい福祉班
地域包括ケア担当課長班
連絡室長会議
本部員会議
企画総室
環境部
甲府・峡東
地域ごみ処理
施設事務組合
事務局長
産業部
会計室
会計班
子ども未来総室
総務班、子ども支援班、子ども保育班、
母子保健班
環境総室
総務班、環境保全班
廃棄物対策室
収集班、処理班、減量班
産業総室
総務班、産業立地班、雇用創生班
観光商工室
観光班、商工班
農林振興室
農政班、林政班
市場経営室
経営管理班
農業委員会事務局班
都市戦略室長
都市戦略班長
中核市推進班長
シティプロモーション班長
建設部
病院部
建設総室
総務班、住宅班
まち開発室
都市計画班、都市整備班、建築指導班、区画
整理班
まち保全室
公園緑地班、道路河川班、建築営繕班、地籍
調査班
病院事務総室
他の副院長
及び事務局長
上下水道部
工務部長
業務総室
総務班、経営企画班
営業管理室
営業班、給排水班
工務総室
計画班
水道管理室
水保全班、水道班、浄水班
下水道管理室
下水道班、浄化センター班
教育総室
総務班、学校教育班、学事班、甲府商業高等
学校事務局班、甲府商科専門学校事務局班、
教育施設班
生涯学習室
生涯学習文化班、冬季国体班、スポーツ班、
図書館班
教育部
消防部
広域行政事務
組合事務局長
総務班、医事班、診療班、診療支援班、放射
線班、薬剤班、看護班、総合相談センター
班、医療安全管理班、医療総合研修センター
班
総務班、警防班、消防班、企画班、人事班、予防班、指令班
65
地震対策編
第4章 第2節
別表 2 甲府市地震災害警戒本部分掌事務及び編成表(甲府市地震災害警戒本部活動規程別表第 1)
備考:室長は室を統括し、部長を補佐する。
危機管理部(危機管理監)総合戦略監は、部長を補佐する。
室等(室長等)
危機管理室
(危機管理室長)
班(班長)
防災班
(防災課長)
危機管理班
(危機管理課長)
担当課長班
(危機管理担当課長)
都市戦略室
(都市戦略室長)
◎
分掌事務
1 警戒本部の設置、運営及び庶務に関すること。
2 本部員会議に関すること。
3 県警戒本部からの受信に関すること。
4 地震情報の収集及び伝達に関すること。
5 避難状況等の情報収集に関すること。
6 防災信号発令に関すること。
7 防災行政無線の運用統制に関すること。
8 地域連絡所との連絡調整に関すること。
9 自衛隊その他関係機関との連絡に関すること。
10 避難状況等県知事への報告並びに県本部との連絡に関す
ること。
11 避難行動要支援者名簿に関すること。
1 本部員への連絡招集に関すること。
2 職員の非常招集及び解散の決定に関すること。
3 自衛隊その他関係機関への応援判断及び初動依頼に関する
こと。
4 連絡室長会議に関すること。
5 防災班への応援に関すること。
部内各班への応援に関すること。
都市戦略班
(都市戦略課長)
中核市推進班
(中核市推進課長)
シティプロモーション班 1 地震予知情報の住民への伝達に関すること。
(シティプロモーション 2 交通規制、避難等の応急対策の広報に関すること。
課長)
3 同報無線による情報伝達に関すること。
4 報道機関との情報伝達収集に関すること。
5 その他情報の広報活動に関すること。
初動体制職員の分掌事務等は、本部長が別に定める。
企画部(企画部長)
リニア交通政策監は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
企画総室
総務班
(企画総室長)
(総務課長)
企画班
(企画課長)
開府500年事業計画班
( 開 府 500 年 事 業 計 画 課
長)
地域振興班
(地域振興課長)
企画財政室
(企画財政室長)
リニア交通室
(リニア交通室長)
財政班
(財政課長)
行政改革班
(行政改革課長)
資産活用班
(資産活用課長)
リニア政策班
(リニア政策課長)
交通政策班
(交通政策課長)
分掌事務
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
2 部内の庶務に関すること。
3 各部との連絡に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1 本部活動費の経理に関すること。
2 発災に備えての備蓄類の予算措置に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
部内各班への応援に関すること。
交通関係機関との連絡調整に関すること。
66
地震対策編
総務部(総務部長)
議会事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
総務総室
総務班
(総務総室長)
(総務課長)
法制班
(法制課長)
人事管理室
(人事管理室長)
契約管財室
(契約管財室長)
市長室
(市長室長)
議会事務総室
(議会事務総室長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
3
情報班
(情報課長)
1
2
情報システム・ネットワークの稼動確保に関すること。
部内各班への応援に関すること。
人事班
(人事課長)
研修厚生班
(研修厚生課長)
契約班
(契約課長)
管財班
(管財課長)
1 職員の服務に関すること。
2 部内各班への応援に関すること。
部内各班への応援に関すること。
発災に備えての資機材、生活必需品、医薬品及び燃料等の調
達に関すること。
1 資機材等の緊急輸送に関すること。
2 庁用自動車の配車及び民間自動車の借上げに関すること。
3 庁内自衛消防隊による庁内人員の避難誘導等に関するこ
と。
4 庁舎設備の管理に関すること。
指導検査班
部内各班への応援に関すること。
(指導検査課長及び指導
検査担当課長)
秘書班
1 本部長等の視察に関すること。
(秘書課長)
2 国及び県関係者の応接に関すること。
3 市議会との連絡に関すること。
4 その他渉外に関すること。
担当課長班
秘書班への応援に関すること。
(市民の声担当課長)
議会総務班
(総務課長)
議事調査班
(議事調査課長)
1
2
市議会議員との連絡に関すること。
部内各班への応援に関すること。
市民部(市民部長)
税務統括監は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
市民総室
総務班
(市民総室長)
(総務課長)
市民班
(市民課長)
国民健康保険班
(国民健康保険課長)
中道支所班
(中道市所長)
上九一色出張所班
(上九一色出張所長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
1 避難所及び避難地の設置、管理及び運営に関すること。
2 避難者の収容及び対策に関すること。
3 住民の避難状況の本部への報告に関すること。
市民班への応援に関すること。
1
2
3
1
支所内自衛消防隊による支所内人員の避難誘導等に関する
こと。
2 市民班への応援に関すること。
1 出張所内自衛消防隊による支所内人員の避難誘導等に関す
ること。
2 市民班への応援に関すること。
67
地震対策編
市民協働室
(市民協働室長)
消費生活班
(消費生活課長)
協働推進班
(協働推進課長)
交通安全の確保及び指導に関すること。
1
各自主防災組織と自治会事務局への連絡調整に関するこ
と。
2 住民の相談業務に関すること。
3 災害ボランティアの支援に関すること。
総務班への応援に関すること。
人権男女参画班
(人権男女参画課長)
課税管理室(課税管 市民税班(市民税課長) 市民部市民班への応援(避難所開設等)に関すること。
理室長)
資産税班(資産税課長
収納管理室(収納管 収納班(収納課長)
市民部市民班への応援(避難所開設等)に関すること。
理室長)
滞納整理班
(滞納整理課長)
選挙管理委員会事務 選挙管理委員会事務局班 部内各班への応援に関すること。
局(選挙管理委員会 (選挙管理委員会事務局
事務局長)
長)
監査委員事務局
監査委員事務局班
(監査委員事務局長) (監査委員事務局長)
福祉保健部(福祉保健部長)
室等(室長等)
福祉保健総室
(福祉保健総室長)
班(班長)
総務班
(総務課長)
健康衛生班
(健康衛生課長)
長寿支援室
(長寿支援室長)
会計室(会計室長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
4 社会福祉施設への情報伝達及び応急計画の指導に関するこ
と。
1
2
3
1 公私医療機関との連絡に関すること。
2 応急医療体制の準備に関すること。
3 避難行動要支援者等の事前避難等に関すること。
部内各班への応援に関すること。
生活福祉班
(生活福祉課長)
保健衛生担当課長班
(保健衛生担当課長)
保健所設置担当課長班
(保健所設置担当課長)
高齢者福祉班
避難行動要支援者等の事前避難等に関すること。
(高齢者福祉課長)
介護保険班
(介護保険課長)
障がい福祉班
(障がい福祉課長)
地域包括ケア担当課長班 部内各班への応援に関すること。
(地域包括ケア担当課長)
会計班(会計室長)
部内各班への応援に関すること。
子ども未来部(子ども未来部長)
室等(室長等)
班(班長)
子ども未来総室(子 総務班
ども未来総室長)
(総務課長)
子ども支援班
(子ども支援課長)
子ども保育班
(子ども保育課長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
3
児童の安全確保に関すること。
68
地震対策編
母子保健班
(母子保健課長)
(健康衛生班の事務)
環境部(環境部長)
甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
分掌事務
環境総室
総務班(総務課長)
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
(環境総室長)
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
環境保全班
1 部内各班への応援に関すること。
(環境保全課長)
2 災害廃棄物の処理について住民への広報・相談に関するこ
と。
廃棄物対策室
収集班(収集課長)
1 避難所及び一般家庭から排出される、ごみ・がれき等の収
(廃棄物対策室長)
集及び運搬に関すること。
2 ごみ・がれき等の臨時集積所の設置と管理に関すること。
3 避難所の仮設トイレ及び一般家庭から排出されるし尿等の
収集及び運搬に関すること。
4 防疫のための被災地域の消毒指導及び実施に関すること。
5 支援業者への収集運搬委託事務に関すること。
処理班(処理課長)
1 避難所及び一般家庭から排出される、ごみ・がれき等の処
理に関すること。
2 ごみ・がれき等の仮置場の設置と管理に関すること。
3 がれきの分別、処理に関すること。
4 避難所及び一般家庭から排出される、し尿等の処理に関す
ること。
5 処理施設の点検、被災施設の復旧に関すること。
6 支援業者への処理委託業務に関すること。
減量班(減量課長)
1 部内各班への応援に関すること。
2 廃棄物の区分・処理方法についての住民への指導、相談に
関すること。
3 指定管理者制度導入施設における施設利用者等の安全確保
に関すること。
産業部(産業部長)
室等(室長等)
産業総室
(産業総室長)
班(班長)
総務班
(総務課長)
観光商工室
(観光商工室長)
産業立地班
(産業立地課長)
雇用創生班
(雇用創生課長)
観光班(観光課長)
商工班(商工課長)
農林振興室
(農林振興室長)
農政班
(農政課長)
林政班
(林政課長)
分掌事務
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
商工班への応援に関すること。
観光班への応援に関すること。
帰宅困難者、滞留者の保護に関すること。
1 商工業者、一般住民への金融対策に関すること。
2 商工業者への情報伝達及び応急計画の指導に関すること。
1 農業団体等の施設、設備への応急対策に関すること。
2 農業団体等との連絡調整に関すること。
3 農道、農業用施設等の被害状況調査及び応急措置に関する
こと。
4 農業集落排水施設の被害状況調査及び応急措置に関するこ
と。
1 林道の点検及び応急対策に関すること。
2 森林、山崩れ等の危険防止措置等の応急対策の指導に関す
ること。
69
地震対策編
市場経営室
(市場経営室長)
経営管理班
(経営管理課長)
農業委員会事務局班
(農業委員会事務局長)
1
2
3
市場の活動の調整及び連絡に関すること。
市場の庶務に関すること。
市場等への情報伝達及び応急対
策の指示に関すること。
4 市場流通機構の応急対策に関すること。
5 生鮮食料品の市民への対応の指導に関すること。
6 場内各業者との情報収集伝達等に関すること。
部内各班への応援に関すること。
建設部(建設部長)
室等(室長等)
建設総室
(建設総室長)
班(班長)
総務班
(総務課長)
まち開発室
(まち開発室長)
住宅班(住宅課長)
都市計画班
(都市計画課長)
都市整備班
(都市整備課長)
まち保全室
(まち保全室長)
建築指導班
(建築指導課長)
区画整理班
(区画整理課長)
公園緑地班
(公園緑地課長)
道路河川班
(道路河川課長)
建築営繕班
(建築営繕課長)
地籍調査班
(地籍調査課長)
分掌事務
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への応急対策の指示及び被災状況
のとりまとめに関すること。
市営住宅の被害状況調査並びに応急対策に関すること。
1 発災後の応急対策の計画推進に関すること。
2 都市計画施設管理の応急対策に関すること。
3 組合施行の土地区画整理事業の応急対策に関すること。
4 都市計画街路の保全確保に関すること。
5 被災宅地危険度判定に関すること。
1 交通規制への協力及び交通安全に関すること。
2 緊急物資輸送路及び避難路の確保に関すること。
3 市が管理する道路、橋梁等の危険箇所の点検と応急対策に
関すること。
1 建築相談に関すること。
2 被災建築物応急危険度判定に関すること。
部内各班への応援に関すること。
1
2
1
2
動物園に対する応急計画に関すること。
都市公園の安全確保に関すること。
水防活動の総括及び応急対策の計画推進に関すること。
発災後の応急対策のための資材輸送及び確保に関するこ
と。
3 復旧資材の点検整備及び車両の確保に関すること。
4 災害に備えての水門の閉鎖等の措置に関すること。
5 河川水路等の点検に関すること。
1 緊急収容施設及び応急仮設住宅の建築準備に関すること。
2 応急修理資材の調達及び配給準備に関すること。
3 市有財産及び造営物の応急対策に関すること。
部内各班への応援に関すること。
病院部(病院長の指名する副院長)
他の副院長及び事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
分掌事務
病院事務総室
総務班
1 部内の活動の調整及び連絡に関すること。
(病院事務総室長) (総務課長)
2 部内の庶務に関すること。
3 部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
医事班
4 職員の動員に関すること。
(医事課長)
診療班
1 外来入院患者に対する応急対策の実施に関すること。
(診療部長)
2 医薬品その他衛生資材の確保に関すること。
3 移動医療に関すること。
診療支援班
4 その他医療全般に関すること。
(診療支援部長)
70
地震対策編
放射線班
診療班及び診療支援班への応援に関すること。
(放射線部長)
薬剤班
(薬剤部長)
看護班
(看護部長)
総合相談センター班
医事班への応援に関すること。
(総合相談室長)
医療安全管理班
診療班への応援に関すること。
(医療安全管理部長)
医療総合研修センター班
(医療総合研修センター長)
上下水道部(業務部長)
工務部長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
業務総室
総務班
(業務総室長)
(総務課長)
経営企画班
(経営企画課長)
工事検査班
(工事検査課長)
1
2
3
4
5
6
7
営業管理室
(営業管理室長)
工務総室
(工務総室長)
水道管理室
(水道管理室長)
営業班
(営業課長)
給排水班
(給排水課長)
計画班
(計画課長)
水保全班
(水保全課長)
水道班
(水道課長)
浄水班
(浄水課長)
下水道管理室
(下水道管理室長)
下水道班
(下水道課長)
浄水センター班
(浄水センター課長)
8
1
2
1
2
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
職員の動員に関すること。
緊急貯水等に関する住民への宣伝活動に関すること。
応急用資材、車両等の整備点検及び緊急調達に関するこ
と。
避難場所及び一時収容施設の緊急給水設備等の点検調整に
関すること。
他市町村との相互応援給水等に関すること。
応急給水活動の確認及び準備に関すること。
緊急貯水等に関する住民への宣伝活動に関すること。
総務班への応援に関すること。
発災に備え、被害調査計画の確認に関すること。
水源(補助水源等を含む。)の確保に関すること。
発災後の応急復旧体制の確認整備に関すること。
各配水系統別の配水調整及び相互連絡調整に関すること。
取・導・浄水施設の応急復旧体制の確認及び整備に関する
こと。
薬品の点検、確保及び水質検査の準備に関すること。
工事指定店の動員体制の確認に関すること。
簡易水道施設等に関すること。
処理施設の被害状況調査、応急措置及び修繕に関するこ
と。
下水道復旧体制の確保に関すること。
発災後の応急復旧体制の確認整備に関すること。
71
地震対策編
第4章
教育部(教育部長)
室等(室長等)
教育総室
(教育総室長)
班(班長)
総務班(総務課長)
学校教育班
(学校教育課長)
生涯学習室
(生涯学習室長)
分掌事務
部内の活動の調整及び連絡に関すること。
部内の庶務に関すること。
部の管理に属する施設等への情報伝達及び応急対策の指示
に関すること。
4 職員の動員に関すること。
1 児童生徒の安全確保に関すること。
(1) 警戒宣言発令時の登下校、緊急避難の措置に関する
こと。
(2) 避難状況の把握に関すること。
2 学校の応急計画の実施に関すること。
1
2
3
学事班(学事課長)
学校教育班への応援に関すること。
甲府商業高等学校事務局
班(甲府商業高等学校事
務長)
甲府商科専門学校事務局
班(甲府商科専門学校事
務長)
教育施設班
(教育施設課長)
生涯学習文化班
文化財の被害状況の調査及び保全措置に関すること。
(生涯学習文化課長)
冬季国体班
部内各班への応援に関すること。
(冬季国体課長)
スポーツ班
(スポーツ課長)
図書館班(図書館長)
消防部(甲府地区広域行政事務組合消防長)
広域行政事務組合事務局長は、部長を補佐する。
室等(室長等)
班(班長)
分掌事務
総務班(総務課長)
甲府地区広域行政事務組合消防計画による。
甲府市消防団は、消防部に属する。
警防班(警防課長)
消防班(所轄署長)
企画班(企画課長)
人事班(人事課長)
予防班(予防課長)
指令班(指令課長)
別表3
第2節
災害時等緊急連絡網(省略)
72
地震対策編
第4章
第3節
第 3 節 情報の内容と伝達
第1
1
東海地震に関連する情報等の伝達【防災課】
情報の種類及び内容
(1)
東海地震に関連する調査情報(臨時)
観測データに通常とは異なる変化が観測され、その変化の原因について調査を行った場合に、気象庁か
ら関係機関に伝達される情報
(2)
東海地震注意情報
観測された現象が東海地震の前兆現象である可能性が高まったと認められた場合に気象庁から関係機関
に伝達される情報
(3)
東海地震予知情報
東海地震が発生するおそれがあると認められ、内閣総理大臣から「警戒宣言」が発せられた場合に、気
象庁から関係機関に伝達される情報
(4)
警戒宣言
内閣総理大臣が気象庁長官からの報告を受け、地震防災応急対策を緊急に実施する必要があると認めた
とき、閣議を経て発するもので、強化地域内の居住者等に対する警戒体制をとるべき旨の公示及び地震防
災応急対策に係る措置をとるべき旨の通知があり、関係機関へは内閣府から伝達される。
2
(1)
情報の伝達及び通報
調査情報(臨時)、注意情報、予知情報
気象庁
警察庁
消防庁
甲府地方気象台
山梨県
警察本部
山梨県
防災危機管理課
地域県民センター
各出先事務所
甲府市
甲府地区消防本部
報 道 機 関
NHK甲府放送局
(株 )山 梨 放 送
(株 )テ レ ビ 山 梨
(株)エフエム富士
同報無線
広 報 車
防災関係機関
警戒宣言
(株)エフエム甲府
(株)日本ネットワークサービス
市
民
企
業
自主防災組織
調査(臨時)・注意・予知情報(テレビ・ラジオ)
73
注意情報・その他市情
(テレビ・ラジオ)
報
地震対策編
第4章
(2)
第3節
警戒宣言発令時の情報伝達
内閣総理大臣
(地震災害警戒本部長)
気象庁
(地震予知情報)
内閣府
(地震災害警戒本部)
○警戒宣言
○要請・回答
消
警戒宣言
地域県民センター
各出先事務所
○要請・回答等を
集約し、本部に
報告
防
庁
報道機関
NHK甲府放送局
(株 )山 梨 放 送
(株 )テ レ ビ 山 梨
(株)エフエム富士
山梨県地震災害警戒本部
○警戒宣言
○予知情報
○要請・回答
警戒宣言
甲府市地震災害警戒本部
消防本部
○要請・回答
○社会秩序の状況
○避難勧告指示の状況
○福祉施設の対応状況
警戒宣言(テレビ・ラジオ)
警戒宣言
同報無線
広 報 車
警戒宣言その他市情報(テレビ・ラジオ)
(株)エフエム甲府
(株)日本ネットワークサービ
ス
防災関係機関
(3)
市
民
企
業
自主防災組織
「東海地震に関連する情報」の発表基準・解除基準
種類
発
表
基
準
解除
基準
調査情報(臨時)
注意情報
予知情報
・1カ所以上のひずみ計で有意な変化を観測
し、同時に他の複数の観測点でもそれに関係
すると思われる変化を観測している場合。
・その他、ひずみ計で東海地震との関連性の
検討が必要と認められる変化を観測した場合
・東海地震においてマグニチュード6.0以上
の(或いは震度 5 弱以上を観測した)地震が
発生した場合で、ひずみ計で当該地震に対応
するステップ状の変化以外の特異な変化を観
測した場合
・東海地域においてマグニチュード5.0以上
の低角逆断層型の地震(プレート境界の地震)
が発生した場合、マグニチュ-ド4.0以上の
(或いは震度 4 以上を観測した)地震が短時
間で複数発生した場合またはプレート境界の
すべりによると考えられる顕著な地震活動を
観測した場合などにおいて、東海地震との関
連性の検討が必要と認められる場合
・2カ所以上のひずみ計で有
意な変化を観測し、同時に他
の観測点でもそれに関係する
と思われる変化を観測した場
合 であっ て、判 定会 におい
て 、その 変化が 前兆 すべり
(プレスリップ)である可能性
が高まったと判定された場合
・3カ所以上のひずみ計で有
意な変化を観測し、東海地震
の発生の恐れについて検討が
必要と判断した場合(急激な
変化が観測され、「判定会」
の開催が間に合わない場合の
基準)
・3カ所以上のひずみ計で有
意な変化を観測し、判定会に
おいて、その変化が前兆すべ
り(プレスリップ)
によるものであると判定され
た場合
・5カ所以上のひずみ計で有
意な変化を観測(或いはそれ
に相当する現象を観測)し、
かつその変化を基に推定した
前兆すべり(プレスリップ)の
発生場所が、東海地震の想定
震源域内に求まった場合(急
激な変化が観測され、「判定
会」の開催が間に合わない場
合の基準)
各情報発表後、東海地震発生の恐れがなくなったと判断された場合は、その旨が各情報で発表さ
れます。このとき、示されるカラーレベルは「青」に戻されます。
74
地震対策編
第4章
3
第3節
県内各機関への各種伝達系統図
(1)
警戒本部設置以前の勤務時間外
知
防
災
危
機
管
理
課
職
員
消防庁
甲府
地方気象台
(除・警戒宣言)
県
宿
直
室
事
警戒本部本部員勤務機関
副 知 事
警戒本部
本 部 員
連 絡 員
総務部長
各部連絡員
警戒本部本部員宅
各部連絡班長
各部長
地方連絡本部長
地域県民
センター
連 絡 員
地方連絡本部員
甲 府 市
消防本部
(2)
勤務時間内及び警戒本部設置後
内閣府
消防庁
甲府地方
気象台
(除・警戒宣言)
県
・
防
災
危
機
管
理
課
職
員
警
戒
本
部
地域県民センター
管内出先機関
甲府市
市民・自主防災組織
消防本部
小中学校、保育所、事業所等
防災関係出先機関
防災機関
国土交通省甲府河川国道事務所・関東農政局甲府地域セン
ター・日赤県支部・自衛隊第1特科隊・NHK・YBS・UTY
広聴広報課
警察本部
報道機関
警察署
駐在所、派出所
指定地方行政機関
指定公共機関
指定公共機関
指定地方公共機関
庁内各課
75
出先機関
出先機関
地震対策編
第4章
第2
1
第3節
応急対策実施状況等の収集伝達【防災課】
状況等の収集伝達
市、県、防災関係機関は、相互に連絡を取り、注意情報の発表による準備行動及び警戒宣言発令後の避
難状況、応急対策実施状況等の収集、伝達を行う。
2
収集、伝達の内容
市は、次の事項について警戒本部に報告する。
関係機関名
報告事項
市警戒本部
避難状況、救護状況、旅行者数(鉄道、定期
→地方連絡本部
バス(施設構内の者を除く))、通行規制等で
→県警戒本部
停滞している車両数
(市→地域県民センター→防災危機管理課)
市警戒本部
→地方連絡本部
保育を停止した保育所数、保育所に残留し
→県警戒本部
ている児童数
(市→保健福祉事務所→福祉保健部→防災危機管理課)
市警戒本部
→地方連絡本部
授業を停止した小学校・中学校の数、学校
→県警戒本部
に残留している児童・生徒数
(市教育委員会→中北教育事務所→県教育委員会→防災危機
管理課)
市警戒本部
→地方連絡本部
デパート及び主要スーパーの営業停止店舗
→県警戒本部
数
(市→地域県民センター→県産業労働部→防災危機管理課)
※ ( )内は、市警戒本部設置前の体制による情報伝達ルート
3
避難状況等実施状況の報告及び対象事項
活動規程に基づき警戒宣言による避難状況報告書を作成し、県本部に報告する。
【資料編】
・ 警戒宣言による避難状況等報告書(事前、緊急、発災後) P253
4
「東海地震に関連する情報」発表時の県への報告
「東海地震に関連する情報」発表時の県への報告は、次の様式をもって行う。
(注意情報発表時)
甲府市
・市町村職員参集状況
(様式4-3-1)
・地震防災応急対策実施票
(様式4-6-1)
中北地域県民センター
防災危機管理課
(地震災害警戒本部事務局)
・所属別参集職員一覧表
・地方連絡本部・市町村参集状況一覧表
・地震防災応急対策実施票
防災関係機関
・地震防災応急対策実施票
76
情
報
収
集
班
防
災
危
機
管
理
課
地震対策編
第4章
第3節
(予知情報発表・警戒宣言発令時)
甲府市地震災害警戒本部
・市町村職員参集状況
(様式4-3-1)
・市町村避難所開設状況一覧表
(様式4-5-1)
・地震防災応急対策実施票
(様式4-6-1)
中北地方連絡本部
山梨県地震災害警戒本部
・所属別参集職員一覧表
・地方連絡本部・市町村参集状況一覧表
・市町村別避難状況一覧表
・地震防災応急対策実施票
・勤務ローテーション表
・地震防災応急対策経費一
防災関係機関
覧表
・地震防災記録報告書
・地震防災応急対策実施票
【資料編】
・ 「東海地震に関連する情報」発表時の報告・様式
77
P254
情
報
収
集
班
地震対策編
第4章
第4節
第 4 節 広報活動
警戒宣言等の地震予知に関する情報が発せられた場合の広報活動については、保有するあらゆる広報機能
を活用するとともに、報道機関等の協力を得て、直接市民に正しい情報を提供し、混乱の未然防止に努める
ものとする。
第1
広報活動体制【シティプロモーション課】
市民、地区自主防災組織並びに滞在者等に対する広報は、確実、迅速かつ広範囲に伝達されるよう、あら
ゆる広報機能(防災行政用無線(メールマガジンを含む)、緊急速報メール、市ホームページ、広報車、サイ
レン・警鐘、エフエム甲府及び日本ネットワークサービスとの放送協定による放送、Lアラート等)により
行うものとする。広報活動の分担体制については、活動規程によるものとするが、市民に混乱のないように
広報放送文等については、平易な表現を用いるものとし、あらかじめ担当部内において調整するものとす
る。
第2
広報内容【シティプロモーション課】
広報を行う必要がある項目は、概ね次のとおりとする。
1 調査情報(臨時)、注意情報、予知情報、警戒宣言等に関する情報の周知及び内容説明
2 主な交通機関運行状況及び交通規制状況
3 ライフラインに関する情報
4 強化地域内外の生活関連情報
5 事前避難対象地区以外の小規模小売店に対する営業の確保の呼びかけ
6 地震防災応急計画を作成すべき事務所への計画実施の呼びかけ
7 地震防災応急計画を作成しない事業所がとるべき措置
8 家庭において実施すべき事項
9 自主防災組織に対する防災活動の呼び掛け
10 金融機関が講じた措置に関する情報
11 市の準備体制の状況
12 その他必要な事項
第3
市民、滞在者に対する広報文例【シティプロモーション課・防災課】
市民、滞在者に対する広報文例は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 「東海地震に関連する情報」に伴う広報
P211
第4
警鐘・サイレンによる地震防災信号【防災課】
警鐘・サイレンによる防災信号は、大規模地震対策特別措置法施行規則第4条に定める次の地震防災信号
を使用する。
警鐘
サイレン
(約45秒)
(5点)
●●●●●
●●●●●
●
●
(約15秒)
備考1
2
警鐘又はサイレンは、適宜の時間継続すること。
必要があれば警鐘及びサイレンを併用すること。
第5
広報活動の協力体制【シティプロモーション課・防災課】
市民に対する広報については、市の広報体制、エフエム甲府及び日本ネットワークサービスとの放送協定
による放送のほか、報道機関、アマチュア無線クラブ等の協力を求めるものとする。
【資料編】
・ 災害防災情報等の放送に関する協定書(エフエム甲府)
P66
・ 災害防災情報等の放送に関する協定書(日本ネットワークサービス)
P69
・ 報道機関一覧
P210
・ アマチュア無線クラブ一覧
P210
78
地震対策編
第4章
第5節
第 5 節 消防、水防活動
警戒宣言発令時等における消防、水防活動については、風水害等対策編第3章第12節「消防計画」、本編第
11節「震災消防計画」
、「甲府市水防計画」に定めるもののほか、活動については、次のとおりとする。
第1
消防本部の活動【消防本部】
消防本部は、地震に伴う出火及び混乱等の防止のため、現有消防力の有機的運用を期するとともに、効率
的な消防活動を図るものとする。
1
活動方針
(1)
(2)
(3)
(4)
2
警戒宣言が発令された場合の活動は、次の事項を最重点に行う。
正確な情報の収集と伝達
火災、水災等の防除のための警戒
火災発生防止及び初期消火に関する市民への広報
自主防災活動を的確に実施させるため、自衛消防隊、自主防災組織に対する指導
動員の区分
(1) 消防職員は、勤務中に警戒宣言が発令された場合は、平常業務を停止し、直ちに定められた配備態勢
に移行する。
(2) 時間外又は休日、夜間に警戒宣言が発令された場合の動員は、別に定める招集伝達系統によって参集
するものとする。警戒宣言が発令されたことを知ったときは、動員命令を待つことなく、速やかに参集
するものとする。
3
通信の運用
警戒宣言が発令された場合、消防隊が効率的に稼動できるように、情報の収集、伝達のための通信体制
を整備するものとする。
4
電源の確保
庁舎照明及び各種通信機等を維持するための電源を確保しておくものとする。
5
警防資機材の増強と特命救助隊の編成
(1)
(2)
(3)
(4)
6
火災防ぎょ隊は、ホース、破壊器具及び燃料等を増強する。
消防車の通行不能時に備え、可搬式動力ポンプ隊を編成しておくものとする。
発災後の人命救助を最優先とするため、救助隊を編成し、救助用資機材を整備しておくものとする。
救急隊は、救急資器材を増強積載する。
出火防止広報
火災の発生防止、初期消火についての市民への広報と自主防災組織に対する指導は、次により実施する
ものとする。
(1) 防災信号の吹鳴等と市民への広報
ア 署所のサイレン吹鳴、打鐘等により周知徹底を図る。
イ 車両等により、特に火災発生の危険性が大きいと思われる地域を重点的に、巡回広報を実施する。
ウ 自治会等が保有する有線放送を活用する。
(2) 自主防災組織への指導
ア 消火器等の点検整備
イ 自主パトロールによる警戒
ウ 情報の把握、出火防止及び避難路の確認
7
林野火災対策
林野火災が発生すると、その消防活動は不可能に近い状態に陥り、林野の焼失はもちろん、人家への延
焼等大きな被害に発展する可能性が大きいので、その活動と消防活動が適切に実施できるよう、別に定め
る計画によるものとする。
79
地震対策編
第4章
第2
1
第5節
消防団の活動【消防本部】
活動方針
管轄区域の自主防災組織等と協力して災害を防除し、被害の軽減に努めるものとする。
2
団員の招集
消防団長は、警戒宣言が発令された場合には、別に定める参集系統によって、団員を指定場所に直ちに
招集するものとする。
3
出火防止の広報
消防車等を使用して、火気の使用中止又は制限等、出火防止の広報並びに発災に備え初期消火の指導を
行う。
第3
1
2
3
水防活動【道路河川課】
水防機関は、次の事項を重点として、必要な措置を講じるものとする。
水防資機材の点検
水防体制の確立
重要水防区域等の巡視、警戒
80
地震対策編
第4章
第6節
第 6 節 避難活動
警戒宣言が発せられた場合、一時的に安全な場所ヘ避難させるための計画は、次のとおりである。
第1
避難の実施責任者【防災課】
避難の勧告又は指示等をすることができる者は、それぞれの法律によって次のように定められているが、
災害応急対策の第1次的の実施責任者である市長を中心として相互に連絡をとり市民を安全な場所へ避難さ
せるようにするものとする。
1 市長(大震法第21条、災対法第60条)
2 知事又はその命を受けた県職員(大震法第21条、水防法第29条)
3 水防管理者(水防法第29条)
4 警察官(大震法第25条、災対法第61条、警察官職務執行法第4条)
5 自衛官(自衛隊法第94条)
第2
避難勧告又は指示の基準等【防災課】
警戒宣言発令時に、地震による災害の発生が予想される地域(事前避難対象地区)の住民をあらかじめ避難
させる必要があると認められるとき。
なお、注意情報の発表時において、避難地までの距離が遠い等により、警戒宣言発令後では迅速な避難が
できない場合は、この段階で高齢者、障害者等要配慮者の避難を実施することができるものとする。
第3
避難勧告又は指示の対象となる地区【防災課】
警戒宣言発令時に避難の勧告又は指示の対象となる「事前避難対象地区」は、概ね次の基準によりあらか
じめ市長が定める地区とする。
1 がけ地、山崩れ崩落危険地域
2 崩壊危険のあるため池等の下流地区
3 その他市長が危険と認める地域
【資料編】
・ 事前避難対象地区(警戒宣言発令時)
P147
・ 災害時の指定避難場所一覧
P133
・ 甲府市地震災害警戒本部活動要領
P19
・ 土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域一覧
P160
・ 重要水防区域一覧
P165
・ 土石流危険渓流一覧
P158
・ 山地災害危険地一覧
P153
第4
1
2
3
4
5
6
7
事前避難の周知【防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障がい福祉課】
事前避難対象地区の住民等にパンフレット、案内板等により、次の事項について周知徹底を図る。
地区の範囲
避難場所
要配慮者の保護のために必要に応じて行う屋内避難に使用する建物
避難場所に至る避難路
避難路、車両による避難が行われる地域及び対象者
避難の勧告又は指示の伝達方法
その他避難に関する注意事項(集団避難、持出し品、服装、車両の使用禁止等)
81
地震対策編
第4章
第5
第6節
事前避難の勧告又は指示等【防災課・関係各課】
市長は、警戒宣言が発せられた場合は、事前避難対象地区について、避難の勧告又は指示を行い、必要と
認める地域を危険防止のための警戒区域として設定するとともに次の措置をとるものとする。
また、事前避難対象地区外についても、建物等の耐震強度が不充分な場合には、指定避難地や付近の安全
な空地等への避難を呼びかけるものとする。
1 市防災行政用無線、防災信号、広報車等による勧告又は指示等の周知措置
2
県警察本部への避難状況等の報告及び報道機関による放送依頼
3
事前避難対象地区の自主防災組織、施設、事業所への通知及び集団避難等の指導自主防災組織への指導
内容としては、概ね次のとおりである。
(1) 防災用具、非常持出品及び食料の準備
(2) 避難路の把握及び避難誘導、避難の際の携行品制限
(3) 避難場所の点検及び収容準備
(4) 収容者の安全管理
(5) 負傷者の救護準備
(6) 重度障害者、高齢者等介護を要する者の避難救護
4
甲府警察署長及び南甲府警察署長への避難の勧告、指示等を行った旨の通知
5
県公安委員会への通知及び避難誘導、交通規制等の措置の依頼
6
避難場所の開設及び応急対策用資機材の点検・整備
7
市警戒本部と避難地を結ぶ情報連絡網の開設・点検(防災行政用無線・防災情報システム等)
8
避難終了後の地区についての防火防犯パトロールの実施
9
施設、事業所並びにその他から避難した者の引継ぎ時期及び方法についての措置
10
災害救助法の適用となる避難対策についての適切な対応
11
外国人、外来者等に対する避難誘導等の対応
12
帰宅困難者、滞留旅客の保護、滞在場所の設置及び帰宅支援対策の実施
第6
避難誘導方法【防災課】
避難の勧告又は指示があった場合の避難者の誘導方法は、次のとおりとする。
1 避難者の誘導は、自主防災組織の指揮によるものとする。
2
住民が自主的判断により避難の開始をした場合には、避難誘導責任者は、遅滞なく地震災害警戒本部長
に通報するものとする。
3
大震法第7条による応急計画を作成した施設又は事業所の避難については、本市が指定した最寄りの避難
地に責任者を同行して誘導する。
この場合、団体名、人員等を配置されている地域連絡員に明確に報告し、引継ぎが終った時点で一般住
民と同一行動をとること。ただし、避難するにあたっては、道路交通規制、避難誘導等を十分注意して行
うものとする。
82
地震対策編
第4章
第7
1
第6節
避難所等における避難生活の確保【防災課・関係各課】
市が設置した避難所には、情報連絡のため地域連絡員等を配置するとともに、救護所、夜間照明等の設
置に努める。
2
ビニールシート、テント等の野営資材は、可能な限り住民、自主防災組織等が準備する。
3
食料、生活必需品は、各人が3日分(保存できるものは1週間分)を用意する。
4
市は、旅行者等で滞留者となった者の避難生活について、事業者等と協議する。
5
市は、生活必需品の不足している者へのあっせんに努める。
6
市は、要配慮者に配慮するとともに、重度障害者、高齢者等介護を要する者の介護を支援する。
7
避難地及び避難所では自主防災組織、自治会等の単位で行動する。
第8
要配慮者の避難【防災課・高齢者福祉課・介護保険課・障がい福祉課】
自主防災組織は、市より提供された避難行動要支援者名簿等により、あらかじめ在宅の高齢者、障害者、
乳幼児等の避難にあたって他人の介護を要する者の人数及び介護者の有無等の把握に努める。
1
警戒宣言に基づき、市長から避難の勧告又は指示が行われたときは、介護を要する者の避難場所までの
介護及び搬送は、原則として本人の親族又は支援員及び本人が属する自主防災組織が指定する者が担当す
るものとする。ただし、市は、自主防災組織を通じて介護又は搬送に必要な資機材の提供その他の援助を
行うものとする。
2
警戒宣言が発せられた場合、市は、介護を要する者を収容する場合には、収容者等に対し、必要な救護
を行う。なお、介護を要する者を収容するにあたって、必要に応じてその施設を要配慮者専用避難所(福
祉避難所)として開設し、障がい者や寝たきりの高齢者等を収容するものとする。
【資料編】
・ 福祉避難所一覧
P140
83
地震対策編
第4章
第7節
第 7 節 市民生活防災応急活動
第1
1
食料及び生活必需品の調達【福祉保健総務課】
基本方針
警戒宣言発令時に必要な食料及び生活必需品は、原則として市民が自主的に確保するが、市民の自助努
力で確保できないものについて、市は緊急物資として調達を行う。
また、警戒宣言発令期間が長期化して、物資が逼迫したときには緊急の措置を講ずる。
2
調達の方法・品目等
風水害等対策編第3章第21節「食料供給計画」及び第22節「生活必需物資供給計画」を準用する。
第2
1
飲料水の確保、給水活動【上下水道局・防災課】
措置
警戒宣言が発令された場合は、発災後の水道施設の損壊等による給水不能の事態が予想されるため、次
の措置を講ずるものとする。
(1)
飲用水供給の確保と継続
警戒宣言時においても給水を確保、継続するとともに各所で行われる緊急貯水等の水需要に対処するた
め次の方法により給水強化を図る。
ア 水源地においては通常の取水を確保するほか、必要に応じダム等からの緊急補水を受けるなど増量取
水に努め水需要に対処する。
イ 農業用補償井戸等を補水源として緊急取水する。
ウ 各配水池の機能を維持するため水位調整等の方途を講ずる。
(2)
各所における緊急貯水
平常時より緊急飲用水として貯水されたもののほか、警戒宣言時には一斉に緊急貯水が行われることが
予測され、一時的な水圧低下や部分断水も予想されるが、施設の能力をフルに活用するほか、適時に次の
ような情報連絡・広報を行う。
ア 避難所での浄水機、非常用貯水槽の点検及び受水槽、プール等への貯水
イ 医療機関等重要施設における受水槽の有効的活用及び貯水
ウ 一般家庭での最低必要飲用水の有蓋容器(ポリタンク)等への貯水(1人1日3リットルを基準水量とし
て、世帯人数の3日分を目標に水道水等衛生的な水を用いて貯水を行う。なお、貯水を行う容器は、衛
生的で安全性が高く、地震動にも水漏れ、破損しないものとする。)
エ 緊急貯水における衛生上の注意等
(3)
応急対策の確認及び準備行動
地震発生とその被害に備え、水道施設への貯水や応急復旧体制の整備を行う
ア 来庁者の避難誘導及び安全確保
イ 応急対策の方法、優先順位、二次災害防止のための措置の確認
ウ 取水・浄水・配水施設等の主要施設の巡回点検及び監視体制の強化
エ 機器等の転倒・落下防止、出火防止等の安全措置
オ 工事の中断及び保安措置(掘削工事での埋戻しを含む)
カ 各種電子情報のバックアップ
キ 応急対策用地図情報の出力及び複写
ク 浄水池、配水池等貯水可能な水道施設への満水作業
ケ 給水タンク車、浄水機、仮設給水栓等の応急給水用資機材の点検整備
コ 応急復旧用備蓄資材、車両の点検整備及び確保
サ 自家用発電装置、可搬式発電機等の点検整備及び燃料確保
シ 無線通信機等の通信手段の確保
ス 滅菌用薬品の点検及び確保
セ 臨時の水質検査準備
ソ 関係機関への応援準備要請
84
地震対策編
第4章
第7節
(4)
応急給水用車両及び機器材等
本市における応急給水用車両及び機器材等の現況は、資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 応急給水車両及び機器材等の現況
P177
第3
医療活動【市立甲府病院・健康衛生課・契約課】
風水害等対策編 第3章 第19節「医療助産計画」によるほか、地震発生に備え、県関係機関等との連
携を密にし、医療救護体制を確立するために次の措置をとる。
1
市役所、地域医療センター、保健センター又は避難場所等に医療救護所を設置し、医薬品、衛生材料、
応急医療救護用資機材(担架、発電機、投光器、テント、浄水機、暖房器具等)を配備し、受け入れ体制に
ついて保健所に通知する。
2
傷病者を搬送するための車両、要員を確認する。
3
医療救護所、災害拠点病院、災害支援病院等の受け入れ体制について広報する。
第4
清掃、防疫等保健衛生活動【収集課・健康衛生課・防災課】
災害時における感染症の多発流行に対処するため、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する
法律の規定するところにより、迅速かつ的確な防疫活動により感染症の発生を防止する。
1
(1)
消毒
発災後の感染症を予防するため、消毒班を編成し、消毒体制を確立しておくものとする。
消毒班の編成
機械器具名
配置人員(人)
台数(台)
動力噴霧機
2
1
二兼機
5
5
肩掛消毒ダイナフォックス
13
13
計
20
19
上記機器人員をもって行うものとする。
(2) 薬剤
薬剤については応急必要量を備蓄する。また、不足する場合を考慮して、取扱い業者とあらかじめ協議
し、速やかに調達できるよう措置を整えておくものとする。
2
清掃・し尿処理等
大地震の場合は、相当な被害が予想されるため廃棄物処理にあたっては、発災後に備えて十分対応でき
る体制を確立しておくものとする。
(1) し尿処理対策
警戒宣言が発令された場合は平常のし尿処理業務を中止する。収集過程における直営許可車両は、運搬
するにあたり交通規制をうけるので、緊急輸送路等も十分考慮のうえ可能な限り処理場に搬入するよう配
慮する。
(2) 埋立処分
処理業務は中止されているので搬入不可能と予想されるものについては消毒措置を十分行い埋立処分を
行う。
(3) し尿処理班の編成
車両
配置人員(人)
直営(台)
許可(台)
計(台)
22
1
10
11
(4) 仮設トイレの設置
ア 仮設トイレは、初動対応としては250人に1基の割合で、後続対応としては100人に1基の割合で設置す
85
地震対策編
第4章
第7節
るものとする。
仮設トイレ・ポータブルトイレの備蓄は、市単独での保管には限界があるので、山梨県及び周辺都
県・災害援助協定都市・仮設トイレレンタル事業者等と連携を図るものとする。
【資料編】
・ 災害時相互応援協定一覧
P32
・ 災害時における相互援助に関する協定書(首都圏県都)
P37
・ 災害時における相互援助に関する協定書(小田原市)
P39
・ 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書(県下13市)
P40
・ 大規模災害時における相互応援に関する協定書
P55
・ 災害時における相互応援に関する協定書(中部西関東市町村地域連携軸協議会)
P42
・ 特例市災害時相互応援に関する協定書
P43
・ 災害時相互応援に関する協定書(磐田市)
P46
・ 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書(19市1町)
P47
・ 災害時相互応援に関する協定書(3市)
P49
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(ニッケン)
P67
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(太陽建機)
P68
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(アクティオ)
P74
・ 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書(甲陽建機リース) P75
イ
(5)
仮設トイレのし尿収集・運搬・処理
市単独での収集・運搬処理体制には限界があるので、山梨県周辺都県・災害援助協定都市・事業者等と
連携を図り、非常時の相互支援体制を確立する。
3
ごみ処理
警戒宣言が発令された場合、環境センターにおいては、ごみ運搬車等の収集状況を考慮してできるだけ
早い時期に作業を中止する。
中止後に搬入されたものについてはピットの中に入れるか、埋立処理を行う。
また各家庭に対しても警戒宣言が発令された場合、たとえ収集日であっても、交通障害をきたすので集
積場所に搬出しないよう平常より広報活動を行う。
(1)
4
ごみ処理班の編成
配置人員(人)
車両等
収集車両(台)
14
7
がれきの収集・運搬及び仮置場・最終処分地
(1)
がれき等の収集
あらゆる廃棄物が同時に多量に排出されるため、被害状況を的確に把握し、緊急車両などの通行を確保
するための道路上のがれき等の撤去を優先し、住宅密集度の高い所から、収集計画を作成する。
(2)
多目的空間地の確保
同時に多量の廃棄物が排出されるため、仮置場として使用できる多目的空間地(避難住民が使用してい
ない学校の校庭・公園等)を確保する。
(3)
収集・運搬・最終処分
本市だけの対応には限界があるので、山梨県・周辺都県・災害援助協定都市及び事業者等と連携を図
り、非常時の相互支援体制を確立する。
第5
1
動物飼料等の調達【公園緑地課】
現在、動物園の飼料に関しては市内・市外の指名業者より納入しているが、乾燥飼料・固形飼料・ワラ
などの飼料に関しては保存可能であり、1か月分を一括購入して飼料庫に保存している。
また、野菜・果実・鮮魚・肉類などの長期保存のできない飼料に関しては、1日~1週間おきに納入して
86
地震対策編
第4章
第7節
いる。
災害時に食料等の緊急購入する業者との協定締結がされたときは、動物園と選定業者間で供給協定を締
結する。
2 平成7年の阪神・淡路大震災で影響を受けた神戸市王子動物園の場合、近隣の京都市動物園・大阪市天王
寺などが飼料を提供し、援助した。
阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、日本動物園水族館協会で作成した「非常災害時における野生動物の
救護に関する対策要綱」により、災害時には、飼料等の調達を行うことになっている。
第6
幼児、児童、生徒の保護活動【学校教育課・児童保育課】
学校、幼稚園、保育所は、児童生徒等の安全を確保するため、県教育委員会及び市教育委員会等と連携
し、次の措置を講じる。
1
注意情報が発表されたとき
(1) 事前避難対象地区に指定されている地域にある学校、幼稚園、保育所は、授業(保育)又は学校行事を
直ちに中止し、安全な場所に全員を誘導し、生徒等の保護者への引渡し、帰宅等の対応措置を講じる。
このとき、原則として小学生以下は保護者へ引渡し、中学生以上は集団下校とする。集団下校の際の安
全の確保について対策を講じる。
(2) 事前避難対象地区に指定されていない地域にある学校、幼稚園、保育所においても、遠距離通学等、
警戒宣言発令後に帰宅等の措置を開始したのでは、安全の確保が困難であると予想される場合は、上記
と同様な対策を講じる。
2
警戒宣言が発令されたとき
(1) 授業(保育)又は学校行事を直ちに中止する。
(2) 安全な場所に全員を誘導し、児童生徒等の保護者への引渡し、帰宅等の対応措置を講じる。このと
き、帰宅中、帰宅後の安全が確保された場合のみ小学生以下は保護者へ引渡し、中学生以上は集団下校
とする。集団下校の際の安全の確保について対策を講じる。
(3) 留守家族、交通機関等の理由により、保護者の引き取りがないときは、学校、幼稚園、保育所におい
て保護する。長期間保護するときの寝具、食料等の措置については、市地震災害警戒本部と連絡のう
え、対策を講じる。
(4) 警戒宣言が登下校中に発令されたときに備え、次の事項を徹底しておく。
ア ブロック塀、橋、歩道橋等危険箇所から離れる。
イ 学校あるいは自宅のいずれか近い方に急いで避難する。
ウ 留守家族の生徒等はできるだけ学校に集合する。
エ 交通機関を利用している生徒等は、その場の指揮者(乗務員・添乗員・車掌等)の指示により行動し、
自分の判断による行動はとらない。
(5) 授業(保育)終了後に警戒宣言が発令されたときは、翌日からの授業(保育)又は学校行事を中止する。
第7
自主防災活動【防災課】
市、県等が実施する注意情報発表時から災害発生時までの準備行動及び地震防災応急対策を迅速、的確
に実施しかつ市民の生命と財産を市民自らの手で守るため、各自主防災組織は次のような活動を実施する。
1
注意情報が発表されたとき
警戒宣言が発令された場合の地震防災応急対策を迅速・的確に実施するため、必要に応じて次の準備行
動を実施する。
(1) 自主防災組織の役員等の所在確認等、連絡体制を確保する。
(2) 警戒宣言が発令された場合の自主防災組織本部設営のための資機材、備蓄食料等の確認。
(3) 災害発生時の医療救護体制を確保するため、救急の場合を除き、病院・診療所での外来診療の受診を
控えるよう呼びかける。
(4) 住民等に注意情報の発表を周知するとともに、冷静な行動を呼びかける。
(5) 注意情報発表時に、事前避難対象地区内の要配慮者が避難を開始する場合には、警戒宣言発令時の地
震防災応急対策における避難行動及び避難生活に準じて避難対策を実施する。なお、避難の実施にあ
たっては、市や避難場所の施設管理者等と十分な連携を確保する。
2
警戒宣言が発令されたとき
(1)
自主防災組織の活動拠点整備
情報の収集・伝達等を迅速に実施するために、地区内に活動拠点を設ける。
(2) 情報の収集・伝達
87
地震対策編
第4章
第7節
ア 市からの警戒宣言及び予知情報等が、正確に全家庭に伝達されているか確認に努める。
イ テレビ、ラジオで各種情報を入手するように努める。
ウ 実施状況について、必要に応じ市へ報告する。
(3) 初期消火の準備
消火栓器具、街路消火器、可搬ポンプ等初期消火機材の点検と準備態勢をとる。
(4) 防災用資機材等の配備・活用
防災倉庫等に保管中の資機材を点検し、必要な場所に配備するとともに担当要員を確認する。
(5) 家庭内対策の徹底
次の事項について、各家庭へ呼びかける。
ア 家具の転倒防止
イ タンス、食器棚等からの落下等防止
ウ 出火防止及び防火対策
エ 備蓄食料・飲料水の確認
オ 病院・診療所の外来診療の受診を控えること。
(6) 避難行動
ア 事前避難対象地区の住民等に対して市長の避難勧告又は指示を伝達し、事前避難対象地区外のあらか
じめ定められた避難場所へ避難させる。避難状況を確認後市地域連絡員に報告する。
イ 自力避難の困難な病人等要配慮者については、必要な場合には、市と連携を図り、自主防災組織にお
いて避難場所まで搬送する。
ウ 避難場所までの距離が遠く、徒歩による避難が著しく困難な事前避難対象地区で、避難行動の実効性
を確保するためにあらかじめ車両を活用することを市長が認めた地区においては、定められた避難計画
に基づき速やかに避難場所まで避難する。
エ 事前避難対象地区外であっても、家屋の耐震強度が不十分な場合には、付近の安全な空地等への避難
を勧める。
(7) 避難生活
ア 避難生活に必要な天幕、テント、ビニールシート等の準備をする。
イ 医療救護活動及び防疫、清掃等の保健活動に必要な資機材を準備する。
ウ 飲料水、食料等の生活必需品に不足が生じた場合は、市等と連絡を取りその確保に努める。
(8) 社会秩序の維持
ア ラジオ、テレビ、防災行政用無線(メールマガジンを含む)等による正確な情報の伝達に努め、流言飛
語等の発生を防止して、社会秩序を乱すことがないように努める。
イ 生活物資の買い占め等の混乱が生じないように、市民に対して呼びかける。
88
地震対策編
第4章
第8節
第 8 節 防災関係機関の講ずる措置
第1
電力(東京電力)
東京電力パワーグリッド山梨総支社非常災害対策本部を設置する。
1 注意情報が発表されたとき
(1) 電力施設等に対する特別巡視、特別点検、機器調整等を実施する。
(2) 保安通信設備の点検、整備を行い、必要に応じ緊急時運用体制を確立する。また、公衆通信、鉄道、
警察、消防、諸官庁等との連携を密にし、通信網の確保に努める。
(3) 仕掛かり中の工事及び作業中の各電力施設について、状況に応じた人身安全及び設備保安上の応急措
置を実施する。
(4) 発電所等への見学者、訪問者等に対して、関係市町村と連携のうえ、連絡並びに避難方法の徹底を図
る等的確な安全措置を講じる。
(5) ラジオ、テレビ等の報道機関を通じて、地震時の具体的な電気の安全措置に関する広報を行う。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 仕掛かり中の工事及び作業中の各電力施設について、人身安全及び設備保全上の応急措置を速やかに
実施する。
(2) 発電所等への見学者、訪問者等に対して、関係市町村と連携のうえ、連絡並びに避難方法の徹底を図
る等的確な安全措置を講じる。
(3) ラジオ、テレビ等の報道機関を通じて、地震時の具体的な電気の安全措置に関する広報を行う。
第2
1
通信(東日本電信電話、NTTドコモ)
注意情報が発表されたとき
「情報連絡室」を設置し、情報連絡体制の確立を図るとともに、情報連絡要員の配置及び防災上必要な
要員を待機させるなど、その状況に応じた措置を講ずる。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 「地震災害警戒本部」を設置し、情報連絡体制の確立を図るとともに、情報連絡要員の配置及び防災
上必要な要員を待機させるなど、その状況に応じた措置を講ずる。
(2) 警戒宣言発令後、状況に応じて災害用伝言ダイヤル等を提供する。また、必要に応じてこれらの措置
を警戒宣言前からも実施する。
(3) 通信の疎通が著しく困難となった場合には、重要通信を確保するため、利用制限等臨機の措置を講ず
る。また、利用者に対し、通信の疎通状況等、テレビ、ラジオ等を通じて広報を行い、社会不安の解消
に努める。
第3
1
ガス(ガス供給機関)
注意情報が発表されたとき
ガスの供給を継続するとともに、警戒宣言の発令や地震発生に備え、ガス供給設備の特別点検、特別巡視
体制を確立する。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) ガスの供給継続を確保する。
(2) 速やかに地震災害警戒本部を設置し、必要人員を配置して、非常体制を確立する。
(3) ガス工作物の工事については、安全措置を講じて直ちに中止する。
(4) 巡視、点検を実施し、必要な資機材を確保する。
(5) 利用者に対し、テレビ、ラジオ等を通じて、不使用ガス栓(容器弁)の閉止、発災時のガス栓(容器弁)
の即時閉止について広報を行う。
第4
1
金融機関
注意情報が発表されたとき
平常どおり業務を継続するとともに、注意情報の発表を顧客等に周知する。また、警戒宣言発令時におけ
る利用可能及び利用不可能な店舗・現金自動預払機の周知等、地震防災応急対策の準備的措置を講じる。
89
地震対策編
第4章
2
第8節
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1)
営業時間中に発令されたときは、正面玄関等の主要シャッターを閉鎖し、店内顧客への普通預金の払
戻しを除き、すべての業務を停止することができる。ただし、「事前避難対象地域」内の店舗について
は、直ちに普通預金の払戻しを停止する。
営業時間外に発令されたときは、その後の営業を停止する。
上記のアやイの場合であっても、顧客及び従業員の安全に十分配慮した上で現金自動預払機等におい
て預金の払戻しを継続する等、居住者等の日常生活に極力支障をきたさないような措置を講じる。
預貯金等の関係書類の保管について万全を期すとともに、電算機についても耐震措置を講じる。
手形交換又は不渡処分の取扱いについては、平常に戻るまでの期間、手形期限の延長措置が取られる
こととなるので、手形交換所と連絡をとり、その指示に従う。
預貯金、手形等の取扱いについて顧客への周知徹底を図る。
注(1)、は「山梨県東海地震臨時金融対策連絡協議会」の決定事項に基づくもの。
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
※
3
発災後
(1)
資金の融資について融資相談所の開設、審査手続の簡素化、貸し出しの迅速化等の措置をとる。
(2)
預貯金の払い戻しについて、通帳等紛失した者への簡易な確認方法により払戻しの利便を図る。
(3)
定期預金等の中途解約又は当該預金を担保とする貸し出しに応ずる措置をとる。
(4)
手形交換又は不渡処分の取扱いについては、平常に戻るまでの期間、手形期限の延長措置が取られる
こととなるので、手形交換所と連絡をとり、その指示に従う。
(5)
生命損害保険金を迅速に支払うよう配慮する。また保険料の払込について適宜猶予期間の延長措置を
講じる。
(6)
4
預貯金、手形等の取扱いについて顧客へ周知徹底を図る。
日本銀行の措置
(1)
金融機関に対する指導
ア
金融機関の手許現金保有状況の把握
イ
金融機関相互間の現金融通のあっせん
ウ
金融機関窓口業務等の運営についての指導
エ
損傷日本銀行券及び損傷貨幣の引換えについての対応
(2)
地域内の信用維持に関する措置
「山梨県東海地震臨時金融対策連絡協議会」の定めるところによる。金融機関の業務について、関係行政
機関と協議のうえ所要の指導を行う。
第5
1
鉄道(JR東日本及びJR東海)
注意情報が発表されたとき
(1) 東日本旅客鉄道(株)
ア 旅客列車については、平常とおり運行を継続する。但し、貨物列車については原則として最寄りの駅
に抑止を行う。また、強化地域内を旅行目的としない夜行寝台列車については、強化地域への進入を抑
止する。(JR東日本)
イ 旅客に対して注意情報の発表を周知するとともに、不要不急の旅行や出張等の自粛を要請する。ま
た、警戒宣言発令後の運転規制等の地震防災応急対策の内容について周知する。
ウ 警戒宣言発令後に想定される滞留旅客の避難方法、必要な資機材等の確認等の準備行動を実施する。
(2) 東海旅客鉄道(株)
ア 列車の運行規制等
旅客列車については、運行を継続する。但し、長距離夜行列車については、強化地域への進入を禁止
する。
イ 旅客等に対する対応
注意情報が発表されたとき及び政府から準備行動等を行う旨の公表があったときには、旅客等に対し
その内容を伝達するとともに、列車の運転状況、警戒宣言が発令された場合の列車の運転の計画を案内
する。
90
地震対策編
第4章
2
第8節
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 東日本旅客鉄道(株)
ア 列車内、駅内の旅客に地震に関する情報を伝達するとともに、運転状況等の問い合わせに対し、適切
な案内を行う。
イ 強化地域内への列車の入り込みは、原則として規制する。
ウ 強化地域内を運転中の列車は、地震防災上最寄りの安全な駅その他の場所まで安全な速度で運転して
停止させる。なお、JR小海線等強化地域周辺の列車については、必要と認められるときは一部区間徐
行連転する。
エ 駅施設の旅客及び駅に停車した列車内旅客のうち、自己の責任において行動を希望する者以外は、原
則として、列車内又は駅舎内に待機させる。児童・生徒については、学校と連絡をとり、対応を協議す
る。待機する旅客に対しては、食事のあっせん等を行う。食事のあっせんが不可能となったときには、
関係自治体に食事のあっせんの援助を要請する。なお、あっせん方法や体制等については、あらかじめ
関係自治体と協議しておくものとする。
待機が長期間となった場合、又は危険が見込まれるとき及び発災後は、地方自治体の定める避難地に
避難させる。
オ 病人発生等緊急を要するときは、応急措置を行い、指定救急医療機関に収容する。
カ 輸送確保の見込み等について、利用者に広報をする。
キ その他滞留旅客の保護のため必要な事項は、市と連携した対策を行う。
(2) 東海旅客鉄道(株)
ア 列車の運行規制当
(ア) 強化地域への列車の進入を禁止する。
(イ) 強化地域内を運転中の列車は最寄りの安全な駅その他の場所まで安全な速度で運転して停車す
る。
(ウ) 強化地域外においては、折返し設備等を勘案し区間を定め、必要に応じ速度を制限して運行を継
続する。
イ 旅客等に対する対応
(ア) 警戒宣言が発せられたときには、その情報を伝達するとともに、あらかじめ定めた方法及び内容
により列車の運転状況について案内する。
(イ) 滞留旅客が発生した場合は、自らの判断において行動するものを除き、関係地方団体の定める避
難地へ避難させる等必要な措置をとる。
第6
1
バス(山梨交通、富士急行)
注意情報が発表されたとき
(1) 平常とおり運行を継続し、乗客に対して注意情報の発表を周知するとともに、不要不急の旅行や出張
等の自粛を要請する。また、警戒宣言発令後の運転規制等の地震防災応急対策の内容について周知す
る。
(2) 帰宅困難者等が想定される場合は、臨時バス等の増発を検討・実施する。
(3) 警戒宣言発令後に想定される滞留旅客の避難方法、必要な資機材等の確認等の準備行動を実施する。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 主要ターミナル、営業所及び車内等の旅客に対し、掲示物、放送等により情報を伝達する。
(2) 警戒宣言発令の情報を入手したときには、車両の運行を中止し安全な場所に停車するとともに、旅客
に避難地を教示する。児童・生徒については、学校と連絡をとり、必要な対応措置をとる。
第7
1
病院、診療所
注意情報が発表されたとき
(1) 災害発生時の治療体制を確保するため、救急業務を除き、外来患者の受入れは原則として制限する。
なお、外来患者の受入れを制限する施設にあっては、治療の中断が困難な患者に対する処置・指示等、
外来患者の混乱を来さない措置を十分に講ずる。
(2) 設備、機器等の転倒・落下防止等の患者・職員等の安全確保措置を講ずるとともにその他災害発生時
の重症患者等の治療体制を確保するための準備的措置を講ずる。
(3) 建物の耐震性等の安全性が確保されている施設にあっては、災害発生時の重症患者等の治療体制を確
保するため、帰宅可能な入院患者の家族等への引渡しに係る連絡体制や必要な車両の確保などの準備的
措置を講ずる。なお、必要に応じて入院患者の引渡しを実施することができる。
91
地震対策編
第4章
第8節
(4) 建物の耐震性等の安全性が確保されていない施設にあっては、入院患者の他の病院等への移送、家族
等への引渡しに係る連絡体制や必要な車両の確保などの準備的措置を講ずる。なお、必要に応じて入院
患者の移送、引渡しを実施することができる。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 救急業務を除き、外来診療を原則中止し、設備、機器等の転倒・落下防止等の患者、職員等の安全確
保措置を継続するとともにその他災害発生時の重症患者等の治療体制を確保するための措置を実施す
る。
(2) 建物の耐震性等の安全性が確保されている施設にあっては、災害発生時の重症患者等の治療体制を確
保するため、帰宅可能な入院患者の家族等への引渡しを実施する。
(3) 建物の耐震性等の安全性が確保されていない施設にあっては、入院患者の他の病院等への移送、家族
等への引渡しを実施する。
第8
1
百貨店・スーパー等
注意情報が発表されたとき
(1) 百貨店・スーパー・小売店舗のうち、食料・飲料水、生活必需品や家具転倒防止器具等の防災用品、
防災資機材を販売する施設にあっては、日常の市民生活を維持するために、営業の継続に努めるととも
に、顧客に対して注意情報の発表を周知する。また、警戒宣言発令後の公共交通機関の運行停止、道路
交通規制等の内容や当該店舗の警戒宣言発令後の地震防災応急対策の内容を周知する。
(2) 営業の継続にあたっては、商品、陳列棚等の転倒・落下防止等の安全措置を講ずるとともに、顧客、
従業員等に冷静な行動を呼びかけるなど、混乱防止のための措置を講ずる。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 百貨店・スーパー・小売店舗のうち、食料・飲料水、生活必需品や家具転倒防止器具等の防災用品、
防災資機材を販売する施設であって、建物の耐震性等の安全性が確保されている場合は、日常の市民生
活を維持するために、各店舗の判断により営業を継続することができる。
(2) 顧客に対して警戒宣言発令、当該店舗の営業の中止又は継続などの地震防災応急対策の内容、公共交
通機関の運行停止、道路交通規制等の内容を周知する。
(3) 営業を継続する場合にあっては、商品等の転倒防止等の安全措置を十分に実施し、顧客や従業員の安
全確保を図るとともに、冷静な行動を呼びかけるなどの混乱防止のための措置を講ずる。
第9
市社会福祉協議会
1
災害発生後、速やかに災害等援助に資するため、市災害ボランティアセンターを設置し、支援体制を確立
する。
2 災害ボランティアに対するニーズ等の情報を収集し、提供する。
3 災害ボランティアの受付、調整等を行う。
4 災害時のボランティア活動に関する連絡調整を行う。
92
地震対策編
第4章
第9節
第 9 節 交通対策
県は、注意情報発表時及び警戒宣言発令時における交通の混乱と交通事故等の発生の防止、市民等の円滑
な避難と緊急輸送道路の確保のため、次の交通対策を実施する。
市は、第4節「広報計画」で定めるところにより、交通規制状況等について、市民及び滞留旅客への周知
を図るものとする。
第1
1
交通規制等【都市整備課・道路河川課】
基本方針
(1)
注意情報発表時
不要不急の旅行や出張等の自粛を要請するとともに、警戒宣言が発せられたときの交通規制等の状況を
広報する。
(2) 警戒宣言発令時
ア 県内での一般車両の走行は極力抑制する。
イ 県内への一般車両の流入は極力制限する。ただし、静岡方面からの流入車両については、交通の混乱
が生じない限り、原則として制限しない。
ウ 県外への一般車両の流出は交通の混乱が生じない限り原則として制限しない。ただし、静岡方面へ流
出する車両は極力制限する。
エ 避難路及び緊急輸送道路については、優先的にその機能を確保する。
【資料編】
・ 県境における流入禁止規制
P185
2
交通規制の実施
(1) 交通規制の実施にあたっては、あらかじめ策定した交通規制計画に基づき速やかに実施する。
(2) 交通規制の実施にあたっては、大規模地震対策特別措置法等で定められた標示等を設置して行う。た
だし、緊急を要し標示等を設置するいとまがないとき、又は標示等を設置して行うことが困難なとき
は、現場警察官の指示により行う。
【資料編】
・ 車両通行止標識 P182
第2
運転者のとるべき措置
注意情報発表時及び警戒宣言発令時の運転者のとるべき措置を次のとおり定める。
1
走行車両の行動
走行中の車両は、次の要領により行動すること。
(1) 注意情報発表時
ア 注意情報が発表されたことを知った時は、カーラジオ等により継続して地震予知に関する情報及び交
通情報を聴取し、その情報に応じて行動すること。
イ 不要不急の旅行や出張等を自粛する。
(2) 警戒宣言発令時
ア 警戒宣言が発せられたことを知った時は、地震の発生に備えて低速走行に移行するとともに、カーラ
ジオ等により継続して地震予知に関する情報及び交通情報を聴取し、その情報に応じて行動すること。
イ 車両を置いて避難するときは、できる限り道路外の場所に移動しておくこと。
やむを得ず道路上に置いて避難する時は、道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを切りエンジンキー
は付けたままとし、窓は閉めてドアはロックしないこと。
なお、避難する人の通行や災害応急対策実施の妨げになるような場所には駐車しないこと。
2
避難時の車両使用禁止
避難のために車両を使用しないこと。
第3
道路啓開
警察官は、警戒宣言が発せられたときは、一般車両の交通規制及び避難のために道路上に放置される車両
その他の障害物が多くなることが予想されるので、緊急輸送道路確保のため、これらの交通障害物を排除す
93
地震対策編
第4章
第9節
る道路啓開を有効適切に実施する。
第4
交通検問
警戒宣言が発せられたときは、交通規制の実効を担保し、交通の混乱と交通事故の発生を防止するため、
県内の交通要点に警察官等を配置して交通検問を行い、緊急輸送車両の確認、交通整理、う回、誘導交通規
制及び運転者のとるべき措置等について指示、広報を実施する。
交通検問場所及び配置人員等については、別に定める。
第5
交通情報及び広報活動【シティプロモーション課・防災課】
1 注意情報が発表された場合
(1) 注意情報が発表されたときは、運転者等に対して注意情報の発表を周知するとともに、不要不急の旅
行や出張等の自粛を要請する。また、警戒宣言発令後の道路交通規制等の地震防災応急対策の内容につ
いても周知する。
(2) 警戒宣言発令時の交通規制等の地震防災応急対策を円滑に実施するため、関係機関相互間の連絡体制
を確保するとともに、必要な資機材の確認等の準備的措置を実施する。
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられた場合
警戒宣言が発せられたときは、交通情報の収集に努めるとともに、これらの情報の提供、運転者のとる
べき措置、交通規制の実施状況等についての広報を迅速かつ的確に実施するため、報道機関及び道路交通
情報センターとの連携の緊密化を図る。
第6
1
緊急輸送車両の確認、標章及び証明書【防災課・管材課】
緊急輸送車両の確認基準
緊急輸送車両は、次に掲げる業務に従事する車両とする。
(1) 地震予知に関する情報の伝達及び避難の勧告又は指示に従事するもの
(2) 消防、水防その他の応急措置に従事するもの
(3) 応急の救護を要すると認められる者の救護その他保護活動等に従事するもの
(4) 施設及び設備の整備点検に従事するもの
(5) 犯罪の予防、交通規制その他地震災害を受けるおそれのある地域における社会秩序の維持に従事する
もの
(6) 緊急輸送の確保に従事するもの
(7) 地震災害が発生した場合における食料、医薬品その他の物資の確保、清掃、防疫その他の保健衛生に
関する措置その他応急措置を実施するため必要な体制の整備に従事するもの
(8) 前各号に掲げるもののほか、地震災害発生の防止又は軽減を図るための措置に従事するもの
2
緊急輸送車両の申請及び確認手続
車両使用者は当該車両が緊急輸送車両であることの確認を知事又は県公安委員会に申し出るものとする。
(1) 緊急輸送車両の確認申請の場所
県公安委員会・・・警察本部交通規制課、警察署交通課、高速道路交通警察隊等
知事・・・・・・・総務部防災危機管理課
(2)
確認の方法
申請に基づき確認基準に従って緊急輸送車両であることを確認するものとし、この場合公安委員会及び
知事は所定の標章及び確認証明書を車両1台につき1通交付するものとする。
【資料編】
・ 緊急通行(輸送)車両の標章及び確認証明書 P181
3
確認証明書の有効期間
公安委員会及び知事が緊急輸送車両として指定した期間とする。なお大震法により交付した標章及び確
認証明書は、災害発生後は災害対策基本法の標章及び確認証明書とみなす。
94
地震対策編
第4章
4
第9節
標章の掲示等
標章は、当該車両の見やすい箇所に掲示するものとし、確認証明書は当該車両に備えつけるものとする。
5
標章及び確認証明書の返納
有効期間の終了した標章及び確認証明書は、交付を受けた警察署交通課等に返納するものとする。
6
緊急輸送車両の事前届出
県公安委員会においては、警戒宣言が発せられた際の警察署等現場における確認手続の効率化を図るた
め、緊急輸送車両について当該車両を使用する者からあらかじめ必要事項の届出を受けるとともに、緊急
通行車両等事前届出済証を交付するものとする。届出に関する手続は、別に定めるところによる。
7
緊急輸送車両の調達
(1)
庁用自動車
地震災害の発生を予想して全庁用自動車の緊急集合を行い、速やかに配車計画を立て、災害の発生に対
応できるよう整備しておくこと。
(2) 民間自動車等
庁用自動車で不足する場合は、民間の会社等に応援を求めて車両を確保しておくこと。
(3) ヘリコプター等
地上交通が途絶した場合を考慮し、緊急輸送を必要とする場合は、県知事に対してヘリコプター等航
空機の派遣を要請する。
なお本市のヘリポートは資料編に掲げるとおりである。
【資料編】
・ 飛行場外離着陸場一覧
P190
・ ヘリコプター主要発着場一覧
P190
8
石油燃料等の確保
警戒宣言時及び発災時においては、ガソリンスタンドの業務が停滞し混乱の発生することが予想される
ので、応急対策従事車両の燃料確保には平素から心がけておくものとする。
また、本市の災害応急、復旧対策のため緊急に石油燃料等が必要となる場合には、「災害時における石
油燃料等の供給に関する協定書」に基づき、
「山梨県石油協同組合」へ供給を要請する。
【資料編】
・ 災害時における石油燃料等の供給に関する協定書(山梨県石油協同組合)
P71
9
緊急物資輸送道路の確保
緊急物資の輸送道路は、次の条件を備えるものとする。
市域外と本市の要所さらには避難場所を有機的に連絡できること。
有効幅員が広いこと。
なお、本市が指定する緊急物資輸送道路は、資料編に掲げるとおりとする。
【資料編】
・ 緊急輸送道路一覧
P185
(1)
(2)
10
協定に基づく調整
発災後の道路障害物除去及び応急復旧等に必要な人員・資機材等の確保について、甲府市建設安全協議
会及び甲府市電設協力会、甲府市造園協会、(社)全国クレーン建設業協会山梨県支部と応援協定に基づく
調整を行っていく。
【資料編】
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(建設安全協議会)
P58
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(電設協力会)
P73
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(全国クレーン建設業協会山梨県支部)
P76
・ 災害時における応急対策業務に関する協定書(造園協会)
P77
95
地震対策編
第4章 第10節
第 10 節 事業所等対策計画
各事業者は、大規模地震対策特別措置法の定めるところにより、強化地域内にある一定規模の事業所等で
は、あらかじめ地震防災応急計画を定め、それぞれ関係機関へ届け出るものとする。
なお、地震災害の未然防止と社会的混乱を避けるため、次の事項を基本として必要な措置をとる。
1
注意情報が発表されたとき
(1) 施設内の防災体制の確立
ア 施設の利用・営業等の中止・継続等の方針
イ 防災要員の確保、体制の整備及び情報収集・伝達体制の整備
ウ 施設内の設備、機器等の転倒・落下防止等の安全措置
エ 避難誘導の方法、避難路等の確認
(2) 顧客、従業員等への対応
ア 注意情報の発表の周知、内容の説明
イ 警戒宣言発令後の地震防災応急対策の内容
ウ 顧客等の避難、従業員への帰宅措置の確認
2
予知情報(警戒宣言発令)が発せられたとき
(1) 施設内の防災体制の確立
ア 原則、施設の利用・営業等は中止する。ただし、建物等の耐震性等の安全性が確保されている施設に
ついては、施設管理者の判断により施設の利用・営業等を継続することができる。
イ 予知情報、警戒宣言の周知、内容の説明
ウ 地震防災応急計画に基づき、次の応急保安措置等を実施する。
(ア) 施設内の設備、機器等の転倒・落下防止等の安全措置
(イ) 防災要員の確保、体制の整備及び情報収集・伝達体制の整備
(ウ) 顧客、利用者等への避難誘導の実施
(2) 従業員等への対応
保安要員を残し、道路交通状況等を鑑み、徒歩・自転車等による従業員の避難を実施する。
96
資
料
編
資料編
第1節 防災関係施設
1. 防災関係機関及び連絡先一覧
(1)
市
名称
所在地
電話番号
甲府市役所危機管理室防災課
甲府市丸の内1丁目18-1
055-237-5331
甲府市役所中道支所
甲府市下曽根1070-3
055-266-3111
甲府市役所上九一色出張所
甲府市古関町1158
0555-88-2111
甲府市上下水道局
甲府市下石田2丁目23-1
055-228-3311
青沼総合行政窓口センター
甲府市青沼3丁目5-44(総合市民会館内)
055-228-8571
湯村総合行政窓口センター
甲府市湯村3丁目5-20(北部市民センター内)
055-252-0612
国母総合行政窓口センター
甲府市国母6丁目4-2(南西部市民センター内)
055-228-6291
東部総合行政窓口センター
甲府市和戸町955-1(東部市民センター内)
055-235-1383
武田総合行政窓口センター
甲府市武田3丁目1-6(北東部市民センター内)
055-254-6100
山城総合行政窓口センター
甲府市下今井町15(南部市民センター内)
055-241-0083
池田総合行政窓口センター
甲府市長松寺町12-30(西部市民センター内)
055-225-1761
大里総合行政窓口センター
甲府市大里町3805-1
055-244-1130
中道総合行政窓口センター
甲府市下向山町1523(中道支所内)
055-266-3111
上九一色総合行政窓口センター
甲府市古関町1158(上九一色出張所内)
0555-88-2111
千代田連絡所
甲府市下帯那町3054-4
055-251-8821
能泉連絡所
甲府市高成町1010
055-251-8822
宮本連絡所
甲府市御岳町2359
055-287-2002
甲府市自治会連合会
甲府市丸の内1丁目18-1
055-235-1168
(2)
県関係
名称
県総務部防災危機管理課
中北地域県民センター
中北保健福祉事務所
(中北保健所)
中北林務環境事務所
中北農務事務所
中北建設事務所
所在地
電話番号
甲府市丸の内1丁目6-1
(山梨県防災新館4階)
韮崎市本町4丁目2-4
(北巨摩合同庁舎)
甲府市太田町9-1
(旧甲府保健所庁舎)
韮崎市本町4丁目2-4
(北巨摩合同庁舎)
韮崎市本町4丁目2-4
(北巨摩合同庁舎)
甲府市貢川2丁目1-8
(旧峡中建設部庁舎)
県防災行政用無 線 電 話 番 号
055-223-1432
衛200-2511
地※-2511(時間内)
衛200-2523
地※-2513(時間外)
0551-23-3051
地※9-400-2021
055-237-1381
衛209
0551-23-3087
地※9-400-6002
0551-23-3077
地※9-400-5002
055-224-1660
地※9-208-7002
衛200-9-208-7002
県立中央病院
甲府市富士見1丁目1-1
055-253-7111
衛210
荒川ダム管理事務所
甲府市川窪町972
055-287-2006
衛214
1
資料編
(3)
警察
名称
所在地
電話番号
甲府警察署
甲府市中央1丁目10-1
055-232-0110
南甲府警察署
甲府市中小河原町404-1
055-243-0110
(4)
消防
名称
所在地
甲府地区広域行政事務組合消防本部
〃
〃
〃
〃
中道出張所
中央消防署
県防災行政無線
山梨036(半固定系)
衛 213
甲府市伊勢3丁目8-23
055-222-1190
甲府市伊勢3丁目8-23
055-233-1490
-
甲府市右左口町3187
055-266-4042
-
甲府市丸の内1丁目1-19
055-254-9119
-
〃
〃
東部出張所
甲府市和戸町1088-1
055-231-1119
-
〃
〃
湯村出張所
甲府市湯村3丁目3-38
055-254-0099
-
〃
〃
武田出張所
甲府市屋形3丁目7-17
055-254-0199
-
〃
〃
宮本出張所
甲府市猪狩町426-1
055-287-2126
-
甲府市富竹2丁目2-27
055-224-1119
-
〃
(5)
南消防署
電話番号
西消防署
貢川出張所
指定地方行政機関
名称
所在地
電話番号
関東財務局甲府財務事務所
甲府市丸の内1丁目1-18 甲府合同庁舎内
055-253-2261
関東農政局甲府地域センター
甲府市丸の内1丁目1-18 甲府合同庁舎内
055-254-6055
関東森林管理局山梨森林管理事務所
甲府市宮前町7-7
055-253-1336
関東運輸局山梨運輸支局
笛吹市石和町唐柏1000-9
055-261-0880
甲府地方気象台
甲府市飯田4丁目7-29
055-222-9101
関東地方整備局甲府河川国道事務所
甲府市緑が丘1丁目10-1
055-252-5491
関東総合通信局
東京都千代田区丸の内1丁目6-1
03-5220-3794
山梨労働局
甲府市丸の内1丁目1-11
055-225-2850
(6)
自衛隊
名称
陸上自衛隊第1特科隊
所在地
忍野村忍草3093
2
電話番号
県防災行政無線
0555-84-3135
山梨051(半固定系)
衛 417
資料編
(7)
指定公共機関
名称
所在地
電話番号
県防災行政無線
(半固定型)
JR東日本旅客鉄道㈱
甲府地区センター
甲府市丸の内1丁目1-8
055-231-2060
山梨054
JR東日本酒折駅
甲府市酒折1丁目1-10
055-233-2072
-
JR東海南甲府駅
甲府市南口町1-36
055-233-2071
-
東日本電信電話㈱山梨支店
甲府市朝気3丁目21-15
055-237-1961
山梨055
日本赤十字社山梨県支部
甲府市池田1丁目6-1
055-251-6711
山梨057
日本放送協会甲府放送局
甲府市丸の内1丁目1-20
055-255-2119
山梨058
中日本高速道路㈱八王子支社
甲府保全サービスセンター
昭和町西条2858
055-275-5121
山梨059
日本通運㈱山梨支店
甲府市丸の内2丁目26-1
055-224-4102
山梨061
東京電力パワーグリッド㈱
山梨総支社
甲府市丸の内1丁目10-7
0120-995-882
上記不通の場合
055-215-5110
山梨062
日本銀行
甲府市中央1丁目11-31
055-227-2411
山梨056
甲府市丸の内2丁目31-3
055-236-1321
山梨064
甲府市太田町6-10
055-235-3394
山梨065
電話番号
県防災行政無線
(半固定型)
甲府支店
㈱NTTドコモ
山梨支店
日本郵便㈱甲府中央郵便局
(8)
指定地方公共機関
名称
所在地
㈱山梨放送
甲府市北口2丁目6-10
055-231-3232
山梨066
㈱テレビ山梨
甲府市湯田2丁目13-1
055-232-1114
山梨067
㈱エフエム富士
甲府市川田町アリア105
055-228-6969
山梨068
山梨交通㈱
甲府市飯田3丁目2-34
※無線設置場所敷島営業所
甲斐市島上条914
富士急行㈱
富士吉田市新西原5-2-1
0555-22-7111
山梨070
(一社)山梨県トラック協会
笛吹市石和町唐柏1000-7
055-262-5561
山梨071
東京ガス山梨㈱
甲府市北口3丁目1-12
055-253-1341
山梨063
(一社)日本コミュニティーガス協会 甲府市青葉町7-30
関東支部山梨県部会
山光石油㈱内
055-233-0225
-
(一社)山梨県エルピーガス協会
甲府市宝1丁目21-20
055-228-4171
山梨074
(一社)山梨県医師会
甲府市丸の内2丁目32-11
055-226-1611
山梨073
(一社)甲府市医師会
甲府市丸の内2丁目37-7
055-226-3618
-
山梨県地域整備公社
甲府市丸の内2丁目14-13
(ダイタビル1階)
055-226-3835
-
3
055-223-0811
※ 無線設置場所 山梨069
055-277-8911
資料編
(9)
その他公共的団体
名称
所在地
電話番号
甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合
笛吹市境川町藤垈2600
055-266-7744
甲府市農業協同組合
甲府市下飯田3-5-12
055-223-9600
笛吹農業協同組合中道北支所
甲府市上曽根町3093
055-266-4111
笛吹農業協同組合中道南支所
甲府市右左口町1313
055-266-3441
甲府商工会議所
甲府市相生2丁目2-17
055-233-2241
甲府南商工会
甲府市上曽根町1854-3
055-266-3521
社会福祉法人山梨県社会福祉協議会
甲府市北新1丁目2-12(山梨県福祉プラザ)
055-254-8610
社会福祉法人甲府市社会福祉協議会
甲府市幸町15-6(市役所南庁舎1号館)
055-225-2116
社会福祉法人甲府市社会福祉協議会
甲府市ボランティアセンター
甲府市幸町15-6(市役所南庁舎1号館)
055-223-1061
社会福祉法人山梨県共同募金会
甲府市北新1丁目2-12(山梨県福祉プラザ)
055-254-8685
社会福祉法人山梨県障害者福祉協会
甲府市北新1丁目2-12(山梨県福祉プラザ)
055-252-0100
財団法人甲府市学校給食会
甲府市丸の内1丁目18-1
(甲府市教育委員会内)
055-223-7328
特定非営利活動法人
山梨県ボランティア協会
甲府市丸の内2丁目35-1
055-224-2941
中央森林組合
甲府市住吉1丁目2-19
055-232-0581
㈱日本ネットワークサービス
甲府市富士見1丁目4-24
055-251-7111
㈱エフエム甲府
甲府市酒折2丁目4-5(山梨学院大学内)
055-225-1170
4
資料編
2. 甲府市防災会議委員名簿
会
(1)
長
甲府市長
(平成28年4月1日現在)
指定地方行政期間
機関名
職名
財務省関東財務局甲府財務事務所
農林水産省関東森林管理局山梨森林管理事務所
農林水産省関東農政局山梨支局
国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所
甲府地方気象台
所在地
連絡先
所長
所長
支局長
所長
次長
丸の内1丁目1番18号
宮前町7番7号
丸の内1丁目1番18号
緑が丘1丁目10番1号
飯田4丁目7番29号
055-253-2261
055-253-1336
055-254-6016
055-252-5491
055-222-3634
山梨県中北地域県民センター
次長
韮崎市本町4-2-4
0551-23-3057
山梨県中北保健福祉事務所(山梨県中北保健所)
副所長(所長)
太田町9-1
055-237-1403
署長
署長
中央1丁目10番1号
中小河原町404番地1
055-232-0110
055-243-0110
副市長
副市長
上下水道事業管理者
院長
総務部長
企画部長
危機管理監
市民部長
税務統括監
福祉保健部長
環境部長
産業部長
建設部長
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
下石田2丁目23番1号
増坪町366番地
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
上町601番地4
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
055-237-5029
055-237-5029
055-228-3316
055-244-1111
055-237-5066
055-237-5264
055-237-5247
055-237-5294
055-237-5390
055-237-5457
055-241-4311
055-237-5687
055-237-5797
教育長
丸の内1丁目18番1号
055-223-7320
消防長
団長
伊勢3丁目8番23号
伊勢3丁目8番23号
055-222-1190
055-222-4119
駅長
事務局長
放送部長
山梨総支社長
支店長
丸の内1丁目1番8号
池田1丁目6番1号
丸の内1丁目1番20号
住吉5丁目15番1号
朝気3丁目21番15号
055-231-3325
055-251-6711
055-255-2119
055-215-5110
055-237-0554
放送本部本部長
報道制作局長
技術部長
取締役バス事業部長
救急医療センター専務理事
北口2丁目6番10号
湯田2丁目13番1号
北口3丁目1番12号
飯田3丁目2番34号
丸の内2丁目37番7号
055-231-3230
055-232-1111
055-253-1341
055-223-0811
055-226-3618
副会長
副会長
副会長
会 長
会 長
丸の内1丁目18番1号
幸町15番6号
善光寺3丁目33番32号
丸の内1丁目18番1号
丸の内1丁目18番1号
055-235-1168
055-223-1061
055-235-8540
055-237-5905
055-237-5642
(2)
(3)
県
警察
甲府警察署
南甲府警察署
(4)
部内職員
甲府市
〃
甲府市上下水道局
市立甲府病院
甲府市
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
(5)
教育委員会
甲府市教育委員会
(6)
消防
甲府地区広域行政事務組合
甲府市消防団
(7)
指定公共機関
東日本旅客鉄道㈱八王子支社甲府駅
日本赤十字社山梨県支部
日本放送協会甲府放送局
東京電力パワーグリッド㈱山梨総支社
東日本電信電話㈱山梨支店
(8)
指定地方公共機関
㈱山梨放送
㈱テレビ山梨
東京ガス山梨㈱
山梨交通㈱
社団法人甲府市医師会
(9)
自主防災組織学識経験
甲府市自治会連合会
甲府市ボランティア団体連絡協議会
甲府市女性団体連絡協議会
甲府市老人クラブ連合会
甲府市障害者団体連絡協議会
5
資料編
3. 医療機関一覧
(平成26年12月1日現在)
(1)
基幹災害拠点病院
名称
山梨県立中央病院
(2)
所在地
富士見1丁目1-1
電話番号
055-253-7111
一般
病床数
診療科目
内(呼、消、循、腎・透、血・感、内
泌、化学、リ・膠)、女専、ア、精、
651 神内、小、外、整、形、脳外、心血、
小外 、皮、泌、 産、婦、新生 、眼、
耳、麻、口外、放、救、緩ケ
基幹災害支援病院
名称
所在地
電話番号
一般
病床数
診療科目
山梨大学医学部附属病院 中央市下河東1110
055-273-1111
消内 、循内、呼 内、糖、内泌 内、神
内、血・腫、精、小、皮、外、乳・内
606 泌外、消外、心血、呼外、小外、整、
脳外 、形、麻、 産婦、泌、眼 、頭・
耳、放治、放診、歯口、病診
富士河口湖町
船津剣丸尾6663-1
0555-72-2222
275
山梨赤十字病院
(3)
地域災害拠点病院(中北)
名称
所在地
電話番号
市立甲府病院
増坪町366
055-244-1111
巨摩共立病院
南アルプス市
桃園340
055-283-3131
韮崎市国民健康保険
韮崎市立病院
韮崎市本町3-5-3
0551-22-1221
(4)
内、小、外、整、形、脳外、皮、泌、
産婦、眼、耳、放、緩ケ、歯口外
一般
病床数
診療科目
内、 呼内、消内 、循内、腎内 、内泌
内、糖内、神内、精、小、外、消外、
408 乳外、内泌外、呼外、整、形、脳外、
皮、泌、産婦、眼、耳、リハ、放診、
放治、病診、麻、歯口外、救
内、 神内、呼内 、消内、循内 、小、
103
外、整、眼、リハ、歯、透内
内、 呼内、循内 、糖内、小、 外、脳
141
外、整、泌、眼、腎・尿、心
地域災害支援病院(中北)
名称
独立行政法人
国立病院機構甲府病院
独立行政法人
地域医療機能推進機構
山梨病院
所在地
天神町11-35
朝日3丁目11-16
電話番号
一般
病床数
診療科目
055-253-6131
内、呼内、消内、循内、小、外、整、
276 スポ治、脳外、眼、産婦、リハ、耳、
神内、放
055-252-8831
内 、血 内、 呼内 、消 内、循 内、 内泌
代 、神 内、 皮、 外、 消外、 乳外 、肛
168 外、婦、整、リ、心血外、呼外、耳、
病診、放、麻、リハ、膠外、骨外、脳
外、皮
内、神内、呼内、消内、循内、糖内、
腎内、内泌内、血内、外、心外、整、
283
産婦、救、リハ、放診、耳、眼、麻、
泌、病診、臨検、透、精
甲府共立病院
宝1丁目-9-1
055-226-3131
武川病院
昭和町飯喰1277
055-275-7311
6
45 内、消、外、整、肛
資料編
貢川整形外科病院
新田町10-26
055-228-6381
三枝病院
甲斐市竜王新町
1440
055-279-0222
赤坂台病院
甲斐市竜王新町
2150
055-279-0111
竜王リハビリテーション
甲斐市万才287
病院
53 整、リハ、麻
116 内、呼、胃、循、小、放、透
48 内、神内、消内、麻
055-276-1155
118
内、外、循、リハ、神内、血外、呼外
(療養)
42
内・消・循
(療養)
高原病院
南アルプス市
荊沢255
055-282-1455
宮川病院
南アルプス市
上今諏訪1750
055-282-1107
北杜市立塩川病院
北杜市須玉町
藤田773
0551-42-2221
108
北杜市立甲陽病院
北杜市長坂町
大八田3954
0551-32-3221
内、外、循内、消内、肝・消内、糖・
122 内 泌内 、神 内、 透内 、消外 、整 、脳
外、小、皮、泌、眼、リハ
韮崎相互病院
韮崎市本町1-16-2
0551-22-2521
(5)
41 内、消、外、整、循、呼
39
内、外、循内、消内、呼内、腎内、透
内、整、皮、泌、眼、リハ、放
内、循内、リ、外、形、整、リハ、小
外、透内、消外
その他市内病院等
名称
所在地
電話番号
病床数
診療科目
山角病院
美咲1丁目6-10
055-252-2219
252 精、神内、内
湯村温泉病院
湯村3丁目3-4
055-251-6111
190 内、整、脳外、リハ、歯
甲府城南病院
上町753-1
055-241-5811
298 脳外、内、循内、胸・心血外
城東病院
城東4丁目13-15
055-233-6411
236 内、循内、血内、糖内、内泌内、神内
甲府脳神経外科病院
酒折1丁目16-18
055-235-0995
住吉病院
住吉4丁目0-32
055-235-1521
314 精
HANAZONOホスピタル
和田町2968
055-253-2228
234 精
中村外科医院
丸の内1丁目12-3
055-233-4106
恵信甲府病院
上阿原町338-1
055-223-7333
150 内、外
甲府市直営宮本診療所
御岳町2359
055-237-5362
-
内
甲府市直営
上九一色診療所
古関町1174
055-237-5362
-
内
(6)
70
神内、脳外、歯、口外、放、リハ、特
外、糖内
40 内・外・呼・消・整
市内救急医療機関
名称
所在地
電話番号
救急病床数
専用
優先
認定期間の開始日
独立行政法人
国立病院機構甲府病院
天神町11-35
055-253-6131
5
8 H20.2.1
山梨県立中央病院
富士見1丁目1-1
055-253-7111
16
H22.4.1
7
資料編
市立甲府病院
増坪町366
055-244-1111
9
2 H20.5.6
独立行政法人地域医療機
朝日3丁目11-16
能推進機構山梨病院
055-252-8831
2
2 H20.2.1
甲府共立病院
宝1丁目9-1
055-226-3131
6
6
〃
甲府脳神経外科病院
酒折1丁目16-18
055-235-0995
5
3
〃
甲府城南病院
上町753-1
055-241-5811
1
13 H21.6.30
今井整形外科医院
上阿原町1151
055-232-7411
2
2 H20.2.1
医療法人社団
箭本外科整形外科医院
北口3丁目1-1
055-253-3532
1
4
〃
※診療科目
内:内科、心内:心臓内科、精:精神科、神:神経科、老神:老年精神科、神内:神経内科、
呼:呼吸器科、呼内:呼吸器内科、消:消化器科、消内:消化器内科、消外:消化器外科、
漢内:漢方内科、胃:胃腸科、胃内:胃腸内科、循:循環器科、循内:循環器内科、ア:アレルギー科、
リ:リウマチ科、小:小児科、外:外科、整:整形外科、血外:血液外科、血:血管外科、
血内:血液内科、血・腫:血液腫瘍内科、形:形成外科、美:美容外科、脳外:脳神経外科、
呼外:呼吸器外科、心血外:心臓血管外科、小外:小児外科、腎内:腎臓内科、透内:人工透析内科、
肝・消内:肝臓・消化器内科、乳外:乳腺外科、乳泌外:乳腺・内分泌外科、皮泌:皮膚泌尿器科、
皮:皮膚科、性:性病科、肛:肛門科、肛外:肛門外科、産婦:産婦人科、産:産科、
糖代内:糖尿病・代謝内科、糖内:糖尿病・内科、糖泌内:糖尿病・内分泌内科、
内泌代:内分泌・代謝内科、婦:婦人科、眼:眼科、耳:耳鼻咽喉科、気:気管食道科、
リハ:リハビリテーション科、放:放射線科、放診:放射線診断科、放治:放射線治療科、
病診:病理診断科、臨検:臨床検査科、救:救急科、歯:歯科、矯:矯正歯科、小歯:小児歯科、
歯口:歯科口腔外科、麻:麻酔科、頭・耳:頭頸部・耳鼻咽喉科、内泌内:内分泌内科、
内泌外:内分泌外科、代内:代謝内科
8
資料編
第2節 条例等
1. 甲府市防災会議条例
昭和38年7月8日
条例第26号
最終改正平25.3.29条第7号
(目的)
第1条 この条例は、災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第16条第6項の規定に基づき、甲府市防災会議
(以下「防災会議」という。)の所掌事務及び組織を定めることを目的とする。
(所掌事務)
第2条 防災会議は、次の各号に掲げる事務をつかさどる。
(1)甲府市地域防災計画を作成し、及びその実施を推進すること。
(2)市長の諮問に応じて市の地域に係る防災に関する重要事項を審議すること。
(3)前号に規定する重要事項に関し、市長に意見を述べること。
(4)前3号に掲げるもののほか、法律又はこれに基づく政令により、その権限に属する事務
(会長及び委員)
第3条 防災会議は、会長及び委員40名以内をもって組織する。
2 会長は、市長をもって充てる。
3 会長は、会務を総理する。
4 会長に事故があるときは、あらかじめその指名する委員がその職務を代理する。
5 委員は、次の各号に掲げる者を市長が委嘱し、又は任命する。
(1)指定地方行政機関の職員のうちから、当該機関の長が指名する者
(2)山梨県知事が部内の職員のうちから、指名する者
(3)甲府警察署及び南甲府警察署の署長又はその指名する職員
(4)市長が部内の職員のうちから、指名する者
(5)本市の教育委員会の教育長
(6)甲府地区広域行政事務組合の消防長
(7)本市の消防団長
(8)指定公共機関及び指定地方公共機関の職員のうちから、当該機関の長が指名する者
(9)自主防災組織を構成する者又は学識経験のある者のうちから、市長が指名する者
6 前項第8号及び第9号の委員の任期は、2年とする。ただし、補欠の委員の任期は、その前任者の残任期間
とする。
7 前項の委員は、再任することができる。
(専門委員)
第4条 防災会議に専門の事項を調査させるため、専門委員を置くことができる。
2 専門委員は、関係地方行政機関の職員、山梨県の職員、本市の職員、関係指定公共機関の職員、関係指
定地方公共機関の職員及び学識経験のある者のうちから、市長が委嘱し、又は任命する。
3 専門委員は、当該専門の事項に関する調査が終了したときは、解任されるものとする。
(部会)
第5条 防災会議は、その定めるところにより部会を置くことができる。
2 部会に属すべき委員及び専門委員は、会長が指名する。
3 部会に部会長を置き、会長が指名する委員がこれにあたる。
4 部会長に事故があるときは、部会に属する委員のうちから部会長があらかじめ指名する者がその職務を
代理する。
(議事等)
第6条 この条例に定めるもののほか、防災会議の議事その他防災会議の運営に関し、必要な事項は、会長
が防災会議にはかって定める。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
附則(平12、3、24条第2号)抄
(施行期日)
この条例は、平成12年4月1日から施行する。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
9
資料編
2. 甲府市災害対策本部条例
昭和38年7月8日
条例第27号
最終改正平25.3.29条第7号
(目的)
第1条 この条例は、災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第23条の2第8項の規定に基づき、甲府市災害対
策本部(以下「本部」という。)に関し、必要な事項を定めることを目的とする。
(組織)
第2条 災害対策本部長(以下「本部長」という。)は、本部の事務を総括し、所属の職員を指揮監督する。
2 災害対策副本部長は、本部長を助け、本部長に事故があるときは、その職務を代理する。
3 災害対策本部員(以下「本部員」という。)は、本部長の命をうけ、本部の事務に従事する。
(部)
第3条 本部長は、必要と認めるときは、本部に部を置くことができる。
2 部に属すべき本部員は、本部長が指名する。
3 部に部長を置き、本部長の指名する本部員がこれにあたる。
4 部長は部の事務を掌理する。
(委任)
第4条 この条例に定めるもののほか、本部に関し必要な事項は、本部長が定める。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
10
資料編
3. 甲府市災害対策本部活動規程
昭和39年8月6日
災害対策本部規程第1号
最終改正平28.3.31程第1号
(趣旨)
第1条 この規程は、甲府市災害対策本部条例(昭和38年7月甲府市条例第27号)第4条の規定に基づき、甲
府市災害対策本部(以下「本部」という。
)の活動等に関する事項を定めるものとする。
(活動の開始及び終了の時期)
第2条 本部長は、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがあると認めるときは、本部の活動を開始す
るものとする。
2 本部は、災害の危険が解消したと認められるとき、又は災害に対する応急措置がおおむね完了したと認
められるときに、活動を終了する。
(副本部長)
第3条 副本部長は、両副市長、市立甲府病院院長、上下水道事業管理者及び教育長をもって充てる。
(本部員)
第4条 本部員は、市長部局の各部局長、市立甲府病院両副院長、上下水道局の各部長、教育委員会教育部
長、甲府地区広域行政事務組合消防長、甲府地区広域行政事務組合事務局長、議会事務局長及び甲府・峡
東地域ごみ処理施設事務組合事務局長をもって充てる。
(部、室、班及び分掌事務)
第5条 本部に、部、室等及び班を置き、その名称及び主な分掌事務は、別表第1のとおりとし、部長、室長
等及び班長は、同表の名称欄に定める者をもって充てる。
(本部員会議)
第6条 災害に関する情報(以下「災害情報」という。)の分析及び災害応急対策の基本方針その他災害に関
する重要事項を協議するため、本部に本部員会議を置く。
2 本部員会議は、本部長、副本部長、本部員、危機管理室長(危機管理班長)、都市戦略室長、防災班
長、危機管理室担当課長班長、都市戦略班長、中核市推進班長及びシティプロモーション班長をもって構
成する。
3 本部員会議は、本部長が招集する。
(連絡室長会議)
第7条 本部に各部の連絡調整のため、連絡室長会議を置く。
2 連絡室長会議は、あらかじめ部長が指名した室長をもって構成する。
3 連絡室長会議は、危機管理監が招集する。
(本部事務局)
第8条 本部に、本部事務局を置く。
2 本部事務局の編成その他活動に必要な事項については、本部長が別に定める。
(災害時の配備基準)
第9条 災害時の配備基準は、別表第2のとおりとする。
2 各部長は、前項の配備基準により、分掌事務について、あらかじめ配備計画をたて、これを所属職員に
周知徹底するとともに、当該配備計画を本部長に提出するものとする。
配備計画を修正したときも、同様とする。
(本部が設置されていないときの体制)
第10条 本部が設置されていないときの体制は、次のとおりとする。
(1)準備体制
準備体制発令時は、第1配備態勢又は第2配備態勢とする。
(2)初動体制
初動体制発令時は、第2配備態勢又は第3配備態勢とする。
11
資料編
(本部が設置されたとき等の体制)
第11条 相当規模の災害が発生したとき又は本部が設置されたときの体制は、第3配備態勢とする。
2 本部が設置されたとき、全職員は、災害対策活動に全力を集中するものとする。
(配備態勢時の活動)
第12条 各配備態勢時の活動は、次のとおりとする。
(1)第1配備態勢時の活動
職員は、情報の収集に努め、情勢に対応する措置を行う。
各部長は、情勢又は連絡に即応して、随時所属職員に対し必要な指示を行う。
(2)第2配備態勢時の活動
第1配備態勢下における活動を続けるほか、事態の推移に伴い本部を設置できる態勢をとる。
(3)第3配備態勢時の活動
全職員は、情報、水防、輸送、医療、救護等の応急対策活動を行う。
(被害報告)
第13条 各部長は、それぞれ別表第1に掲げる分掌事務に係る被害状況を、別記様式により逐次本部長に報
告するものとする。
(情報の発表)
第14条 災害情報の発表は、本部員会議の議を経て行うものとする。
ただし、緊急を要する場合は、この限りではない。
(その他の事項)
第15条 この規程に定めるもののほか、本部の活動に関し必要な事項は、その都度本部長が定める。
附則
この規則は、公布の日から施行する。
(略)
附則(平27.1.19程第1号)
この規程は、公布の日から施行する。
附則(平28.3.31程第1号)
この規程は、平成28年4月1日から施行する。
別表第1略【風水害等対策編第3章第1節に別表2として登載】
別表第2略【風水害等対策編第3章第2節及び地震対策編第3章第2節に登載】
別記様式略【資料編〔様式〕の項に「災害報告取扱要領」に基づく被害報告様式として登載】
12
資料編
4. 甲府市災害対策本部活動要領
各予報、警報、災害発生等により、関係部局相互の緊密な連絡・調整が必要と認められた場合におい
て、甲府市災害対策本部(以下「本部」という。)の活動が迅速かつ的確に実施できるよう、次のとおり要
領を定める。
1
準備体制
(1) 配備態勢
「第1配備態勢」又は「第2配備態勢」
(2) 活動内容
ア 大雨、洪水、大雪の各注意報の1以上が発表されたとき、大雨、洪水、大雪、暴風の各警報の1以上が
発表されたとき、若しくは予知できない直下型の震度が発生したとき等において、防災課長は、危機管
理室長及び危機管理監に報告するとともに、FAX、緊急連絡網及び防災情報システム等を通じて、こ
れらの気象情報を所定の職員に伝達する。
イ
アの報告を受けた危機管理監は、甲府市災害対策本部活動規程別表第2「災害時の配備基準」(以下
「配備基準」という。)に基づき、関係部局長へ第1配備又は第2配備態勢をとるよう連絡する。
ウ
危機管理監は、危機管理室長を通じ、防災課長に気象関連又は災害関連の情報の収集を行わせ、逐次
市長に報告する。
エ
危機管理監は、状況に応じ各部局長に相互に協力しながら活動するよう要請することができる。
オ
各部局長は、情勢又は連絡に即応して、所属室長等に対し必要な指示を行う。
カ
各室長等は、所定の措置を班長及び班員に指示し、活動又は待機させる。
2
初動体制
(1) 配備態勢
「第2配備態勢」又は「第3配備態勢」
(2) 活動内容
ア 次に定める状況となった場合、危機管理監は、「配備基準」に基づき、関係部局長に初動体制をとるよ
う連絡するとともに、必要な職員及び初動体制職員(本部参集職員・地域連絡員)の配備を要請し、関係
部局相互の連携の下に、警戒活動を実施する。
(ア) 相当規模の災害が発生するおそれが高まり、本部設置の準備が必要であると認めたとき
(イ) 避難勧告等を発表する状況が生じたとき
(ウ) 市内で震度5弱以上の地震を観測したとき
(エ) 全庁的な活動体制の準備が必要であると認めたとき
(オ) 東海地震注意情報又は東海地震予知情報が発表(警戒宣言発令)されたとき
(カ) その他災害対策本部長(以下「本部長」という。)が配備を指令したとき
イ
準備体制下における活動を継続する。
ウ
危機管理監は、大規模な災害が発生する恐れが認められた場合等において、速やかに本部を設置でき
るよう準備を開始する。なお、本部長会議室及び本部事務局の開設準備については、甲府市災害対策本
部事務局マニュアル(以下「本部事務局マニュアル」という。
)により行うものとする。
13
資料編
3
災害発生時等
(1) 配備態勢
「第3配備態勢」
(2) 活動内容
ア 相当規模の災害が発生した場合又は本部が設置された場合、危機管理監は、直ちに関係部局長に対
し、第3配備態勢をとるよう連絡し、全職員は災害対策活動等に全力を集中するものとする。
イ
本部長は、危機管理監に甲府市災害対策本部員会議(以下「本部員会議」という。)を招集させ、災害
応急対策を協議する。なお、本部事務局の編成及び活動内容については、本部事務局マニュアルによる
ものとする。
ウ
各部長は、本部員として本部員会議に出席し、情勢に対応する措置を所属室長等に指示するととも
に、所定の災害応急活動にあたっては、状況に応じ、所属室及び班が協力して活動するよう指示する。
エ
危機管理監は、危機管理室長に連絡室長会議を設置させ、各部の対策の状況を収集し、本部長に報告
する。
オ
連絡室長会議に出席した室長は、会議の結果を所属部長に報告する。
カ
危機管理部都市戦略室シティプロモーション班は、本部が設置されたときは、直ちに防災行政用(同
報)無線により、本部設置等の情報を市民に伝達する。
4
(1)
本部の廃止
災害の危険が解消したと認められるときは、本部の活動を終了する。
(2) 各部局長は、本部の活動終了後においても、当該主管に係る事務を完了するまでの間行い、その結果
を危機管理監に引き継ぐものとする。
この場合、災害対策基本法以外の法令に基づいて実施する災害対策活動に関する事務及び復旧事務に
ついては、最も関連ある経常主務部に引き継ぎ、当該部において管理執行するものとする。
(3) 危機管理部都市戦略室シティプロモーション班は、防災班から本部廃止の連絡を受けたときは、直ち
に防災行政用(同報)無線を通じて市民に伝達する。
5
(1)
その他
勤務時間外等における職員の参集要領は、甲府市災害非常参集規程によるものとする。
(2) 甲府市水防計画(以下「水防計画」という。)に基づく甲府市水防本部(以下「水防本部」という。)職
員の非常配備が発令されたときは、水防計画関連各部班については、この活動要領にかかわらず水防計
画に定める分掌事務を行うものとする。
なお、水防本部は、災害対策本部が設置されたときは、これに統合されるものとする。
14
資料編
5. 甲府市災害非常参集規程
昭和39年8月6日
災害対策本部規程第2号
改正平27.1.19程第2号
(目的)
第1条 この規程は、甲府市災害対策本部条例(昭和38年7月条例第27号)第4条の規定に基づき、災害に際し
て甲府市災害対策本部(以下「本部」という。)の適格な活動を期するため、本部職員(以下「職員」とい
う。)の参集に関する事項を定めることを目的とする。
(参集の原則)
第2条 相当規模の災害が発生し、又は発生するおそれがあり、関係部局相互の緊密な連絡調整が必要と認
められた場合、職員は勤務時間中のみならず勤務時間外又は休日においても、甲府市災害対策本部活動規
程別表第2「災害時の配備基準」に基づき、直ちに所定の部署へ自主参集しなければならないものとす
る。
(参集困難な際の措置)
第3条 災害その他の事情により、所定の部署に到達できない場合は、指定避難所等、最寄りの本市機関等
に参集し、その旨を所属長に報告するものとする。なお、職員又は家族が災害によって大きな被害を受け
た場合にも、速やかに所属長に報告し、参集についての指示を受けるものとする。
(非常参集から除外される者)
第4条 次に掲げる職員は、非常参集から除外する。
(1) 公務のための長期出張者
(2) 傷病その他、特別の理由により本部長が参集不能と認めた者
(参集の指令及び伝達)
第5条 参集の指令は、各部長から所属職員に対して伝達する。なお、災害の状況等により伝達が困難な場
合は、職員自ら情報を収集し各自状況を判断し、各部署に参集するものとする。
(伝達方法等)
第6条 各部長は、職員の非常参集が迅速かつ円滑に行われるよう、あらかじめ次のとおり所属職員への指
令の伝達方法等を定めておかなければならない。
(1) 動員計画
(2) 伝達連絡図
(3) 動員名簿
(4) 個人動員表
(参集時の服装等)
第7条 参集時の服装は、途上での活動と危険防止を考慮して救援活動に適した服装とする。
2 参集時の携行品は、身分証、手袋、手ぬぐい、懐中電灯、筆記用具、若干の食料等、必要最小限のもの
を持参するものとし、職員は、平時より速やかに参集できるよう、必要な用具を一纏めにし、準備してお
くものとする。
(参集途上の措置)
第8条 職員は、自宅周辺の災害状況を確認するとともに、参集途上における交通障害、災害状況等の重要
な情報の収集に努め、所属長等に報告する。
2 参集途上において、人身事故等の緊急事態に遭遇したときは、消防機関又は警察機関へ通知するととも
に、緊急を要すると判断した場合には、人命救助等適切な措置を講じてから参集するものとする。
(参集報告)
第9条 各部長は、所属職員の参集状況を記録し、本部長に報告しなければならない。
附則
この規程は、公布の日から施行する。
(略)
附則(平27.1.19程第2号)
この規程は、公布の日から施行する。
15
資料編
6. 甲府市地震災害警戒本部条例
昭和54年9月14日
条例第28号
(目的)
第1条 この条例は、大規模地震対策特別措置法(昭和53年法律第73号。以下「法」という。)第18条第4項の
規定に基づき、甲府市地震災害警戒本部(以下「警戒本部」という。)の組織等に関し、必要な事項を定め
ることを目的とする。
(組織)
第2条 地震災害警戒本部長(以下「本部長」という。)は、警戒本部の事務を総括し、所属職員を指揮監督
する。
2 警戒本部に、地震災害警戒副本部長(以下「副本部長」という。)、地震災害警戒本部員(以下「本部員」
という。)その他の職員を置くことができる。
3 副本部長は、本部員のうちから市長が任命する。
4 副本部長は、本部長を助け、本部長に事故があるときは、その職務を代理する。
5 本部員は、次の各号に掲げる者を市長が委嘱又は任命する。
(1) 甲府警察署及び南甲府警察署の署長又はその指名する職員
(2) 本市の教育委員会の教育長
(3) 市長の部内の職員
(4) 本市の区域において業務を行う指定公共機関、指定地方公共機関の役員又は職員
(5) 甲府地区広域行政事務組合の消防長又はその指名する職員
(6) 本市の消防団長
6 本部員は、本部長の命を受け、警戒本部の事務に従事する。
7 副本部長及び本部員以外の警戒本部の職員(以下「本部職員」という。)は、市の職員のうちから市長が
指名する。
8 本部職員は、警戒本部の所掌事務について、本部員を補佐する。
(部)
第3条 本部長は、必要と認めるときは、警戒本部に部を置くことができる。
2 部に属すべき本部員及び本部職員は、本部長が指名する。
3 部に部長を置き、本部長が指名する本部員がこれにあたる。
4 部長に事故があるときは、部に属する本部員のうちから、部長があらかじめ指名する者がその職務を代
理する。
(委任)
第4条 この条例に定めるもののほか、警戒本部に関し必要な事項は、本部長が定める。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
16
資料編
7. 甲府市地震災害警戒本部活動規程
昭和54年11月1日
地震災害警戒本部規程第1号
最終改正平28.3.31程第1号
(目的)
第1条 この規程は、甲府市地震災害警戒本部条例(昭和54年9月条例第28号。以下「条例」という。)第4条
の規定に基づき、甲府市地震災害警戒本部(以下「本部」という。)の活動等に関する事項を定めるものと
する。
(副本部長)
第2条 副本部長は、両副市長、市立甲府病院院長、上下水道事業管理者及び教育長をもって充てる。
(本部員)
第3条 条例第2条第5項第3号に規定する本部員は、市長部局の各部局長、市立甲府病院両副院長、上下水道
局の各部長、教育委員会教育部長、甲府地区広域行政事務組合事務局長、議会事務局長及び甲府・峡東地
域ごみ処理施設事務組合事務局長をもって充てる。
(指定公共機関等)
第4条 条例第2条第5項第4号に規定する「指定公共機関」とは、東日本旅客鉄道株式会社・東海旅客鉄道株
式会社・東日本電信電話株式会社山梨支店・日本赤十字社山梨県支部・日本放送協会甲府放送局・中日本
高速道路株式会社八王子支社・日本通運株式会社山梨支店・東京電力パワーグリッド株式会社山梨総支
社・日本銀行甲府支店・株式会社NTTドコモ山梨支店・日本郵便株式会社甲府中央郵便局をいい、「指
定地方公共機関」とは、株式会社山梨放送・株式会社テレビ山梨・株式会社エフエム富士・山梨交通株式
会社・富士急行株式会社・富士急山梨バス株式会社・一般社団法人山梨県トラック協会・東京ガス山梨株
式会社・一般社団法人山梨県エルピーガス協会・一般社団法人日本コミュニティガス協会関東支部山梨県
部会及び一般社団法人甲府市医師会をいう。
(部、室、班及び分掌事務)
第5条 本部に、部、室等及び班を置き、その名称及び分掌事務は、別表第1のとおりとし、部長、室長等及
び班長は、同表の名称欄に定める者をもって充てる。
(本部員会議)
第6条 本部に、地震防災応急対策について協議するため、本部員会議を置く。
2 本部員会議は、本部長、副本部長、条例第2条第5項各号に規定する本部員、危機管理室長(危機管理班
長)、都市戦略室長、防災班長、危機管理室担当課長班長、都市戦略班長、中核市推進班長及びシティプ
ロモーション班長で構成する。
3 本部員会議は、本部長が招集する。
(連絡室長会議)
第7条 本部に各部の連絡調整のため、連絡室長会議を置く。
2 連絡室長会議は、あらかじめ部長が指名した室長をもって構成する。
3 連絡室長会議は、危機管理監が招集する。
(本部事務局)
第8条 本部に、本部事務局を置く。
2 本部事務局の編成その他活動に必要な事項については、本部長が別に定める。
(配備基準)
第 9 条 東海地震注意情報が発表されたとき又は警戒宣言が発令されたときの本部の配備基準は、甲府市災
害対策本部活動規程(昭和 39 年 8 月災害対策本部規程第 1 号)別表第 2 災害時の配備基準の第 3 配備を準
用し、東海地震に関連する調査情報(臨時)が発表されたときの本部の配備基準は、同表の第 2 配備を準用
する。
(情報連絡)
第 10 条 本部員及び本部職員は、勤務時間外又は休日等においても東海地震に関連する調査情報(臨時)及
び東海地震注意情報の発表、警戒宣言の発令等、地震情報を常に知り得るように努めるものとする。
(腕章等の使用)
第 11 条 本部長及び本部職員は、地震防災応急活動に従事する場合は、腕章(第 1 号様式)及びヘルメット
(第 2 号様式)を着けるものとする。
2 自動車を使用する場合は、標旗(第 3 号様式)を使用するものとする。
(その他の事項)
第12条 この規程に定めるもののほか、本部の活動に関し必要な事項は、その都度本部長が定める。
附則(平28.3.31程第1号)
この規程は、平成28年4月1日から施行する。
17
資料編
別表第1(第5条関係)
甲府市地震災害警戒本部分掌事務及び編成表【地震対策編第4章第2節別表2として登載】
第1号様式(第10条関係)
腕
本
部
長
章
用
副
甲府市
本部長
10㎝
10㎝
本
長
長
用
甲府市
副本部長
36㎝
部
部
36㎝
用
班
甲府市
○○部長
10㎝
10㎝
36㎝
員
用
甲府市
36㎝
腕章の地をエンジ色とし文字は白色とする
備考:必要に応じて規格等を変更する場合もある
第2号様式(第10条関係)
保安帽につける周章 (単位㎜)
本部長
15
3
15
3
15
副本部長
8
3
15
3
15
部長
8
3
8
3
15
室長・課長
(主幹)
8
4
4
4
8
備考:保安帽は白とし、周章の色は赤色とする。
第3号様式(第10条関係)
標旗
備考:自動車の前部に掲げるものとする。
地は白、上下のすみは赤色とする。
必要に応じて規格等を変更する場合もある。
18
資料編
8. 甲府市地震災害警戒本部活動要領
東海地震に関連する調査情報(臨時)、東海地震注意情報及び東海地震予知情報が発表された場合におい
て、甲府市地震災害警戒本部(以下「警戒本部」という。)の活動が迅速かつ的確に実施できるよう、次のと
おり要領を定める。
1.
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
2.
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
3.
東海地震に関連する調査情報(臨時)が発表されたとき(第2配備態勢)
防災課長は、危機管理室長及び危機管理監に報告するとともに、FAX、緊急連絡網又は防災情報シ
ステム等を通じて、所定の職員に伝達する。
(1)の報告を受けた危機管理監は、直ちに市長に報告するとともに、甲府市災害対策本部活動規程別表
第2「災害時の配備基準」(以下「配備基準」という。)に基づき、関係部局長へ第2配備態勢をとるよう
連絡する。
危機管理監は、危機管理室長を通じ、防災課長に関連情報の収集を行わせ、逐次市長に報告する。
危機管理監は、状況に応じ各部局長に相互に協力しながら活動するよう要請することができる。
各部局長は、情勢又は連絡に即応して、所属室長等に対し必要な指示を行う。
各室長等は、所定の措置を班長及び班員に指示し、活動又は待機させる。
危機管理部都市戦略室シティプロモーション班は、防災行政用(同報)無線により、東海地震調査情
報(臨時)等の情報を市民に伝達する。
東海地震注意情報が発表されたとき(第3配備態勢)
防災課長は、危機管理室長及び危機管理監に報告するとともに、FAX、緊急連絡網及び防災情報シ
ステム等を通じて、全職員に伝達する。
(1)の報告を受けた危機管理監は、直ちに市長に報告するとともに、配備基準に基づき、全部局へ第3
配備態勢をとるよう連絡する。
東海地震に関連する調査情報(臨時)発表時下の(5)~(7)と同様の活動を行う。
事前避難対象地区等へ避難準備情報を発表する。
危機管理監は、各部局長へ初動体制職員の配備を要請し「大規模地震対策特別措置法(以下「大震法」
という。)第16条の規定による警戒本部の設置準備を開始するとともに避難所を開設する。なお、本部
長会議室及び本部事務局の開設準備については、甲府市災害対策本部事務局マニュアル(以下「本部事
務局マニュアル」という。
)により行うものとする。
国による広域支援活動拠点の確保に係る調整の準備を行う。
県及び防災関係機関が実施する準備行動との連携を図る。
東海地震予知情報が発表(警戒宣言が発令)されたとき(第3配備態勢)
(1)
東海地震予知情報の発表又は内閣総理大臣からの警戒宣言が発令されたときは、危機管理監は、直ち
に市長に報告する。
(2) 市長は、直ちに平常業務を停止させ、警戒本部の設置を危機管理監に命ずる。
(3) 甲府市地震災害警戒本部長(以下「本部長」という。)は、危機管理監に甲府市地震災害警戒本部員(以
下「本部員」という。)会議を招集させ、地震防災応急対策について協議する。なお、本部事務局の編
成及び活動内容については、本部事務局マニュアルを準用するものとする。
(4) 危機管理監は、警戒本部各部に分掌事務を行うよう要請する。
併せて、本部事務局に命じ、関係情報の収集を行わせる。
(5) 全職員は、東海地震に関連する調査情報(臨時)発表時下の(5)~(7)と同様の活動を行う。
(6) 危機管理監は、危機管理室長に連絡室長会議を設置させ、各部の対策の状況を収集し、本部長に報告
する。
(7) 連絡室長会議に出席した室長は、会議の結果を所属部長に報告する。
(8) 危機管理部危機管理室防災班は、消防部警防班に防災信号発令を指示するとともに庁内放送を通じ、
来庁者に警戒宣言発令等の情報を伝達する。
(9) 避難勧告又は避難指示を発表する。
(10) 消防部警防班は、次の業務にあたる。
ア 防災信号「大震法施行規則第4条」の規定による吹鳴、打鐘を行う。
イ 広報車により、市民に警戒宣言発令の情報等の伝達並びに地震発生後の二次災害防止を重点に広報
する。
(11) 危機管理部都市戦略室シティプロモーション班は、防災行政用(同報)無線により、警戒宣言発令等の
情報を市民に伝達する。
(12) 市民部市民協働室協働推進班は、自主防災組織、地域連絡員と連携し、市民に警戒宣言発令の情報等
19
資料編
をくまなく伝達する。
(13) 上下水道部業務総室総務班の広報車は、警戒宣言発令の情報等の伝達と同時に、緊急貯水を行うよう
広報する。
(14) 産業部観光商工室観光班は、帰宅困難者支援対策を実施する。
(15) 危機管理部危機管理室防災班は、次の業務にあたる
ア 山梨県地震災害警戒本部との連絡を密にし、情報収集に努めるとともに、報道機関からの情報を警戒
本部に報告する。
イ 各関係機関との情報交換を行い、交通規制、住民の避難状況、緊急輸送路等の状況を、警戒本部に報
告する。
ウ 警戒本部の庶務を行う。
エ 地域連絡員又は市民部市民総室市民班から避難地、避難所及びその周辺における住民の状況等の連絡
を受ける。
4.
警戒本部の廃止及び災害対策本部への移行
(1)
東海地震が発生し、地震防災応急対策を行う必要がある場合は、警戒本部を廃止し、災害対策本部を
設置する。
(2) 内閣総理大臣から警戒解除宣言が発令されたときは、警戒本部を廃止する。なお、東海地震発生のお
それがなくなった場合にあっても、引き続き警戒が必要と認められる場合は、災害対策本部活動規程に
基づき、状況に応じた配備体制をとるものとする。
5.
その他
勤務時間外等における職員の参集要領は、甲府市災害非常参集規程によるものとする。
20
資料編
9. 甲府市災害対策本部初動体制職員要領
(初動体制職員の指名)
第1 甲府市災害対策本部長(以下「本部長」という。)は、災害対策本部活動規程第10条で定める初動体
制が発令された場合、相当規模の災害が発生した場合又は甲府市災害対策本部(以下「対策本部」とい
う。
)が設置された場合において、迅速かつ確実な初動対応をとるため、初動体制職員を指名する。
(1) 初動体制職員は、本部参集職員及び地域連絡員をもって構成する。
(2) 本部参集職員は、対策本部及び地震災害警戒本部(以下「警戒本部」という。)設置場所へ徒歩概
ね30分以内で参集できる地域に居住する職員の中から、補職名等を考慮して指名する。
(3) 地域連絡員は、原則として避難地及び避難所の属する地区内又は近隣に居住する職員の中から、
補職名等を考慮して指名する。
(初動体制職員の参集)
第2 初動体制職員は、勤務時間中のみならず勤務時間外又は休日においても、次に定める状況を確認し
た場合は、直ちにあらかじめ指定した参集場所に参集する。なお、地域連絡員の責任者は、学校等地区
ごとの拠点となる避難場所である地域連絡所に参集する。
(1) 相当規模の災害が発生するおそれが高まり、対策本部設置の準備が必要であると認めたとき
(2) 避難勧告等を発表する状況が生じたとき
(3) 市内で震5弱以上の地震を観測したとき
(4) 全庁的な活動体制の準備が必要であると認めたとき
(5) 東海地震注意情報又は東海地震予知情報が発表(警戒宣言発令)されたとき
(6) その他本部長が配備を指令したとき
(初動体制職員の業務)
第3 初動体制職員は、危機管理監の指揮下において次の業務を行う。
(1) 本部参集職員
ア 対策本部又は警戒本部の設営
イ 情報の収集、伝達その他の危機管理部が所管する業務等
(2) 地域連絡員
ア 地域情報の収集・伝達
イ 地域連絡所・避難地・避難所の開設準備及び開設
ウ 自主防災組織・自治会・避難地及び避難所の施設管理者との連絡調整
エ 避難地及び避難所の管理・運営
オ 市民の相談受付
カ 対策本部又は警戒本部との連絡調整等
(初動体制職員への情報伝達)
第4 初動体制職員への情報伝達は、初動体制職員連絡網により伝達するものとするが、初動体制職員が
自ら第2に定める状況を確認した場合は、連絡網による情報伝達を待つことなく、自主参集するものと
する。
(その他)
第5 初動体制職員は、次の事項に留意し業務を行う。
(1) 地域連絡員は、地域連絡所を設置若しくは避難所を開設したときは、対策本部又は警戒本部(危機
管理室防災班)及び各自治会連合会へ報告すること。
(2) 地域連絡員は、市民からの相談や要望に対応した記録や収集した情報等について、対策本部又は
警戒本部へ報告すること。
(3) 地域連絡員は、市民部市民班と連携し、避難所運営及び避難所運営業務の引継ぎを円滑に行うこ
と。
(4) 本部参集職員及び地域連絡員は、防災行政用無線その他業務に使用する備品等の所在を把握して
おくとともに、その取扱いについて確認しておくこと。
(5) 地域連絡員の責任者は、各配置職員に対し、その業務内容等を周知しておくこと。
附則
この要領は、平成8年3月1日から実施する。
(平成14年4月1日一部改正)
(平成16年5月14日全部改正)
(平成17年6月17日 平成18年4月1日 平成21年4月1日
21
平成22年4月1日
平成27年1月21日
一部改正)
資料編
10. 甲府市災害救助条例
昭和36年8月6日
条例第23号
(目的)
第1条 この条例は、甲府市内に発生した災害により生活、住居等に著しく困難をきたすものに対し、応急
的に必要な救助を行い、その生活を保護し、もって社会福祉の増進を図ることを目的とする。
(適用の範囲)
第2条 この条例による救助は、災害救助法(昭和22年法律第118号)による救助を受けない規模の災害で住家
が全焼、全壊、半焼、半壊、流失及び床上浸水の被害を受け、現に応急的な救助を必要とする者に対して
これを行う。
(対策協議会の設置)
第3条 この条例に基づく重要事項を協議し、もって救助の適切、円滑な実施を図るため、甲府市災害救助
対策協議会を置く。
(救助の種類)
第4条 救助の種類は、次のとおりとする。
(1) 収容施設(応急仮設住宅を含む。)の供与
(2) 炊出しその他による食品の給与及び飲料水の供給
(3) 被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与
(4) 災害にかかった住宅の応急修理
(5) 学用品の給与
(6) 前各号に規定するもののほか、特に市長が必要と認めるもの
(委任)
第5条 この条例の施行に対し必要な事項は、規則で定める。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
22
資料編
11. 甲府市災害救助条例施行規則
昭和36年8月30日
規則第39号
最終改正 平成22.8.27規第33号
(目的)
第1条 この規則は、甲府市災害救助条例(昭和36年8月条例23号。以下「条例」という。)の施行について、
必要な事項を定めることを目的とする。
(対策協議会の委員等)
第2条 条例第3条に規定する甲府市災害救助対策協議会(以下「協議会」という。)の委員は、市議会民生文
教委員会の委員長及び副委員長並びに副市長、市長事務部局の各部長、市長室長、教育委員会教育部長、
市立甲府病院副院長、甲府地区広域行政事務組合消防長、上下水道局業務部長及び会計室長の職にある者
を市長が委嘱又は任命する。
2 協議会に会長及び副会長各1人を置き、委員の互選によって定める。
3 会長は、会務を総理する。
4 副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、その職務を代理する。
5 協議会は、市長の要請に基づき、会長が招集する。
(救助の程度、方法等)
第3条 救助の程度、方法、期間等は、次の表の左欄に掲げる条例第4条第1号から第5号までに規定する救助
の種類ごとに、同表の右欄に掲げるとおりとする。
救助の種類
救助の程度、方法、期間等
1収容施設(応 (1) 避難所
急仮設住宅
ア 避難所は、災害により現に被害を受け、又は受けるおそれのある者を収容するた
を含む。)の
め、これを設置する。
供与
イ 避難所設置のため支出できる費用は、避難所の設置、維持及び管理のための賃金職
員等雇上費、消耗器材費、建物の使用謝金、器物の使用謝金、借上費又は購入費、光
熱水費並びに仮設便所等の設置費として、収容者1人1日あたり300円以内とする。た
だし、高齢者、障害者等(以下「高齢者等」という。)であって、避難所での生活にお
いて特別な配慮を必要とするものを収容する福祉避難所を設置した場合は、特別な配
慮のために必要な当該地域における通常の実費を加算することができる。
ウ 避難所を開設できる期間は、災害発生の日から7日以内とする。
(2) 応急仮設住宅
ア 応急仮設住宅は、住家が全壊、全焼又は流失し、居住する住家がない者であって、
自らの資力では住宅を得ることができない者を収容するため、これを供与する。
イ 応急仮設住宅の1戸あたりの規模は、29.7平方メートルを基準とし、その設置のた
め支出できる費用は、2,387,000円以内とする。
ウ 応急仮設住宅を同一敷地内又は近接する地域内に概ね50戸以上設置した場合は、居
住者の集会等に利用するための施設を設置できる。この場合の1施設あたりの規模及
びその設置のために支出できる費用は、イにかかわらず市長が別に定める。
エ 高齢者等であって、日常の生活上特別な配慮を要するものを数人以上収容し、老人
居宅介護等事業等を利用しやすい構造及び設備を有する施設(以下「福祉仮設住宅」
という。)を応急仮設住宅として設置できる。この場合の応急仮設住宅の設置戸数
は、被災者に提供される福祉仮設住宅の部屋数とする。
オ 応急仮設住宅が完成の日から2年を経過し、又は2年以内において目的を達し、これ
を処分しようとするときは、時価に見積った価格により売り払うものとする。ただ
し、特に市長が認める場合は、この限りでない。
カ 応急仮設住宅の設置に代えて、賃貸住宅の居室の借上げを実施し、これに収容する
ことができる。
23
資料編
2 炊 出 し そ の (1) 炊出しその他による食品の給与
他による食
ア 炊出しその他による食品の給与は、避難所に収容された者及び住家に被害を受けて
品の給与及
炊事のできない者に対して、これを行う。
び飲料水の
イ 炊出しその他による食品の給与を実施するため支出できる費用は、主食、副食及び
供給
燃料等の経費として1人1日あたり1,010円以内とする。
ウ 炊出しその他による食品の給与を実施できる期間は、災害発生の日から7日以内と
する。
(2) 飲料水の供給
ア 飲料水の供給は、災害のため現に飲料水を得ることができない者に対して、これを
行う。
イ 飲料水の供給を実施するため支出できる費用は、水の購入費のほか、給水及び浄水
に必要な機械・器具の借上費、修繕費及び燃料費並びに薬品及び資材費とし、その実
費とする。
(3) 飲料水の供給を実施できる期間は、災害発生の日から7日以内とする。
3 被 服 、 寝 具 (1) 被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与は、住家の全壊、全焼、流失、半壊、
その他生活
半焼又は床上浸水(土砂のたい積等により一時的に居住することができない状態となっ
必需品の給
たものを含む。以下同じ。)により、生活上必要な被服、寝具その他日用品等を喪失又
与又は貸与
は毀損し、直ちに日常生活を営むことが困難な者に対して、これを行う。
(2) 被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与は、被害の実情に応じ、次に掲げる品
目の範囲内において、現物をもってこれを行う。
ア 被服、寝具及び身の回り品
イ 日用品
ウ 炊事用具及び食器
エ 光熱材料
(3) 被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与のため支出できる費用は、季別及び世
帯区分により1世帯あたり次の額の範囲内とする。この場合において、季別について
は、災害発生の日をもって決定する。
ア 住家の全壊、全焼又は流失により被害を受けた世帯
世帯区分
1人世帯
2人世帯
3人世帯
4人世帯
5人世帯
季別
6人以上1人を
増すごとに加
算する額
夏季
4月から
9月まで
円
17,300
円
22,300
円
32,800
円
39,300
円
49,800
円
7,300
冬季
10月から
3月まで
円
28,600
円
37,000
円
51,600
円
60,400
円
75,900
円
10,400
イ
住家の半壊、半焼又は床上浸水により被害を受けた世帯
世帯区分
1人世帯
2人世帯
3人世帯
4人世帯
5人世帯
季別
6人以上1人を
増すごとに加
算する額
夏季
4月から
9月まで
円
5,600
円
7,600
円
11,400
円
13,800
円
17,500
円
2,400
冬季
10月から
3月まで
円
9,100
円
12,000
円
16,900
円
20,000
円
25,400
円
3,300
24
資料編
4 災 害 に か (1) 住宅の応急修理は、災害のため住家が半壊し、若しくは半焼し、自らの資力では応
か った住宅
急修理をすることができない者又は大規模な補修を行わなければ居住することが困難で
の応急修理
ある程度に住家が半壊した者に対して、これを行う。
(2) 住宅の応急修理の規模は、居室、炊事場及び便所等日常生活に欠くことのできない
部分とし、その修理のため支出できる費用は、1世帯あたり520,000円以内とする。
(3) 住宅の応急修理は、現物をもってこれを行う。
(4) 住宅の応急修理は、災害発生の日から1月以内に完成するものとする。
5 学用品の給
与
(1) 学用品の給与は、住家の全壊、全焼、流失、半壊、半焼、床上浸水により学用品を
喪失し又は毀損し、就学上支障のある小学校児童(特別支援学校の小学校児童を含む。
以下同じ。)及び中学校生徒(中等教育学校の前期課程及び特別支援学校の中学部の生徒
を含む。以下同じ)及び高等学校等生徒(高等学校(定時制の課程及び通信制の課程を含
む。)、中等教育学校の後期課程(定時制の課程及び通信制の課程を含む。)、特別支援
学校の高等部、高等専門学校、専修学校及び各種学校の生徒をいう。以下同じ。)に対
して、これを行う。
(2) 学用品の給与は、被害の実情に応じ、次に掲げる品目の範囲内において、現物を
もってこれを行う。
ア 教科書
イ 文房具
ウ 通学用品
(3) 学用品の給与のため支出できる費用は、次に掲げる額の範囲内とする。
ア 教科書代
・ 小学校児童及び中学校生徒
教科書の発行に関する臨時措置法(昭和23年法律第132号)第2条第1項に規定す
る教科書及び教科書以外の教材で、甲府市教育委員会に届け出て、又はその承認
を受けて使用するものを給与するための実費
・ 高等学校等生徒
正規の授業で使用する教材を給与するための実費
イ 文房具及び通学用品費
・ 小学校児童1人あたり4,100円
・ 中学校児童1人あたり4,400円
・ 高等学校等生徒1人あたり4,800円
2 市長は、条例第4条第6号の規定により救助の種類を定めようとするときは、協議会の意見をきくものと
する。
附則
この規則は、公布の日から施行し、昭和36年8月8日から適用する。
附則(平22.8.27規第33号)
この規則は、公布の日から施行する。
25
資料編
12. 災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償一覧表
(1)
避難所の設置
●対象
現に被害を受け、又は被害を受けるおそれのある者を収容する。
●救助の方法
避難所は、学校、公民館などの既存施設を利用することとし、適当な建物が無い場合は、野外に仮小
屋、天幕により設置する。
・ 避難所の場所は、事前に住民へ周知すること。
・ 災害発生時の速やかな対応を図るため、避難所には市町村職員を配置すること。
※ 福祉避難所の設置
・ 対象者は、高齢者、障害者のほか、妊産婦、乳幼児、病弱者、その他の者であって、避難所での生
活に支障をきたすため、避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする者。
・ 老人福祉センター、防災拠点型地域交流スペース、特別支援学校等を利用し、これらが不足する場
合には公的な宿泊施設、旅館、ホテル等で、居宅介護等事業などと連携が図り易い施設を利用する。
・ あらかじめ指定した施設の情報や避難方法を、要配慮者を含む関係者等に周知するとともに、周辺
の福祉関係者の十分な理解を得ておくこと。また、その対象者の把握に努め、避難方法について定め
ておくこと。
●費用の範囲
・ 避難所の設置、維持及び管理のための作業員の賃金
・ 消耗機材費(ゴザ、ローソク、掃除用具など)
・ 建物等の使用謝礼、借上費又は購入費
・ 光熱水費
・ 仮設便所等設置費など
・ 福祉避難所の設置にかかる経費については要協議
●費用の限度額
1 避難所設置
1人1日あたり 300円
2 冬季加算(10~3月)別に定める。(※夕刻に収容した場合も朝、退所した場合もすべて1日とする。)
●期間
災害の日から7日以内ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
●備考
輸送費は別途計上。避難所へ収容する者は、居住地の有無には関係ない。
(2)
応急仮設住宅の供与
●対象
(1) 住宅が半焼又は半壊し、自らの資力をもってしても応急修理ができない者
(2) 大規模な補修を行わなければ居住することが困難である程度に住家が半壊した者
●救助の方法
原則として県において設置するが災害の規模等により市町村長の設置が可能なときは、市町村長に事
務委任する。
・ 設置は、直営、請負又はリース等とする。
・ 私有地に建設する場合は、3ケ年間程度の土地契約を締結する。
・ 後日、立ち退き等のトラブルを避けるため入居契約書を徴す。
・ 高齢者・障害者等、日常の生活上特別な配慮を要する者を数名入居させるための「福祉仮設住宅」
の設置も可能
・ 概ね 50 戸以上の応急仮設住宅を概ね一つの敷地内に設置した場合に応急仮設住宅の集会施設を設
置できる。
●費用の範囲
整地費、建築費、附帯工事費、労務費、輸送費、建築事務費等
●費用の限度額
1 規格
1戸当29.7㎡
2 限度額 1戸あたり
2,401,000円
●期間
災害発生の日から20日以内に着工ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
●備考
供与期間 最高2年以内
26
資料編
(3)
炊出しその他による食品の給与
●対象
(1) 避難所に収容された者
(2) 住家に被害を受けて炊事ができない者
(3) 住家に被害を受け一時縁故地等へ避難する必要のある者など
●救助の方法
食品の給与は、被災者が直ちに食することができる現物(パン、オニギリ等)によるものとする。
(乳幼児に対して、ミルク等の給与に配慮すること。)
炊出所には、市町村職員を配置し、円滑な実施を図ること
●費用の範囲
主食費、副食費、燃料費 など
●費用の限度額
1 避難者(居宅者含)1人 1日あたり 1,010円
2 縁故地への一時避難者 3日分を支給
●期間
災害の日から7日以内ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
●備考
避難所生活が長期化すると栄養面から当該限度額では困難。(その場合は、特例措置を申請する)
(4)
飲料水の供給
●対象
現に飲料水を得ることができない者。※ 飲料水、炊事用の水であること。
●救助の方法
1 ろ水器等による浄水の供給及び飲料水中に投入する浄水剤の交付
2 被災地近くの水源地からの飲料水の運搬供給
3 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の規定により供給される生活用水等
●費用の範囲
・ 水の購入費
・ 給水又は浄水に必要な機械器具の借上費、修繕費及び燃料費
・ 浄水用の薬品・資材の購入費 など
●費用の限度額
当該地域における通常の実費。ただし、次のような恒久対策は対象外。
・ ボーリング等による新水源発見の費用
・ 送水をするための配水管を敷設する費用
・ 水道の修繕費、井戸さらいの場合の作業員賃金、資材費等。
●期間
災害の日から7日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
●備考
輸送費、人件費は別途計上
(5)
被服、寝具その他生活必需品の給与または貸与
●対象
全半壊(焼)、流出、床上浸水等により、生活上必要な被服寝具、その他生活必需品を喪失又は毀損
し、直ちに日常生活を営むことが困難な者。
●救助の方法
1 被災者の被害区分、世帯員数に応じて、割り当て計画を作成し給付又は貸与する。
※ 被災者から受領書を徴する。
●費用の範囲
次のような物品を支給又は貸与する。
・ 被服(外衣、肌着等)
・ 寝具(毛布及び布団)
・ 身の回り品(タオル、靴下、靴、サンダル、傘など)
・ 炊事用具(釜、鍋、庖丁、マナ板、バケツ、ガスコンロ、など)
・ 食器(箸、茶わん、皿等)
・ 日用品(石鹸、ちり紙、歯ブラシ、歯磨粉など)
・ 光熱材料(ガス、マッチ、ローソク、など)
27
資料編
●費用の限度額
1 夏季(4~9)、冬季(10~3)の季別は災害発生の日をもって決定する。
2 下表金額の範囲内で支給する。
●期間
災害の日から10日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能。
●備考
1 備蓄物資の活用の場合は、年度当初の評価額
2 給付は現物給付とすること。
季別
全壊
全焼
流失
夏季
17,200
22,200
32,700
39,200
49,700
7,300
冬季
28,500
36,900
51,400
60,200
75,700
10,400
半壊
半焼
床上
夏季
5,600
7,600
11,400
13,800
17,400
2,400
冬季
9,100
12,000
16,800
19,900
25,300
3,300
(6)
1人世帯
2人世帯
3人世帯
4人世帯
5人世帯
6人以上1人
増すごと加算
区分
医療
●対象
災害のため医療の途を失った者。 ※応急的処置である。 ※被災者のみに限定しない。
●救助の方法
(1) 原則として、救護班によって行う。ただし、救護班では医療の実施ができない程度の重傷者及び
救護班の到着を待つことができない緊急患者については、一般診療機関への入院又は通院もできる。
※ 山梨県では日赤県支部と契約している。
●費用の範囲
診療、薬剤又は治療材料の支給、処置、手術その他の治療及び施術、病院又は診療所への収容、看護
●費用の限度額
(1) 救護班の場合 使用した薬剤、治療材料、医療器具破損修繕費などの実費
(2) 病院、診療所の場合 国民健康保健の額以内
(3) 施術者による場 合協定料金の額以内
●期間
災害発生の日から14日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能。
●備考
患者の移送費は別途計上
(7)
助産
●対象
災害発生の日以前又は以後7日以内に分娩した者であって、災害のため助産の途を失ったもの
※ 死産、流産を含む。
●救助の方法
救護班、助産師のほか産院又は一般医療機関でも行って差し支えない。
●費用の範囲
(1) 分娩の介助
(2) 分娩前後の処置
(3) 脱脂綿、ガーゼ、その他の衛生材料の支給
●費用の限度額
(1) 救護班による場合
使用した衛生材料及び処置費等の実費
(2) 助産師による場合
慣行料金の2割引以内
●期間
分娩した日から7日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
●備考
妊婦等の移送費は、別途計上
28
資料編
(8)
災害にかかった者の救出
●対象
(1) 現に生命、身体が危険な状態にある者
(2) 生死不明の状態にある者
※ 人の救出だけに限定。
●救助の方法
生命の保全を第一義とし、被害の状況に応じて最も的確、迅速な方法により実施すること。
●費用の範囲
舟艇その他救出のための機械、器具等の借上費又は購入費、修繕費及び燃料費
●費用の限度額
当該地域における通常の実費
●期間
災害発生の日から3日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能。
●備考
(1) 期間内に生死が明らかにならない場合は、遺体の捜索として取り扱う。
※輸送費、人件費は別途計上。
(9)
被害にかかった住宅の応急修理
●対象
災害によって、住宅が半壊(焼)し、自らの資力により応急修理することができない者。
●救助の方法
応急修理は、居室、炊事場、便所など日常生活に必要最小限殿部分に対し、現物を持って行う。
※ 修理にあたっては、修理計画を作成のうえ実施すること。
●費用の範囲
・ 原材料費
・ 労務賃(大工、左官等)
・ 材料輸送費
・ 修理事務費
など
費用の限度額
1世帯520,000円以内
●期間
災害発生の日から1月以内
(10)
学用品の給与
●対象
住宅の全壊(焼)、流失、半壊(焼)、床上浸水により学用品を喪失又は毀損し、就学上支障のある小学
校児童、中学校生徒及び高等学校等生徒
●救助の方法
(1) 学校長、教育委員会の協力を得て、必要数を把握し、配付計画を作成のうえ実施する。
(2) 事務的な繁雑を防止するため、学年別を考慮したうえ同一規格同一価格のものを購入すること
(3) 配付の際は、親権者の受領書を徴すること
●費用の範囲
教科書、教材(準教科書等)、文房具、通学用品(運動靴、カバン、傘、長靴)
その他の学用品(体育着、笛、工作用具、裁縫用具等)
●費用の限度額
(1) 教科書、教材は実費(教委届でのもの)
(2) 文房具、通学用品は次の額以内
児童1人 4,100円
生徒1人 4,400円
高等学校等生徒 4,800円
●期間
災害発生の日から
(1) 教科書は1月以内
(2) 文房具等は15日以内
●備考
(1) 備蓄物資で対応する場合は評価額
(2) 入進学時の場合は個々の実情に応じて支給する。
29
資料編
(11)
埋葬
●対象
災害の際死亡した者を対象として実際に埋葬を実施する者に支給
●救助の方法
(1) 埋葬の程度は、応急火葬であること
(2) 実施機関が、現物給付として実施する。
(3) 民間の第三者が埋葬を行う場合は、例外措置として、費用の限度内で補償すること
●費用の範囲
・ 埋葬の際使用する棺、骨つぼ等(仮葬であるから、供花、供物、酒代等は認められない)
・ 火葬、埋葬(賃金職員等雇上費を含む。)
●費用の限度額
大人(12歳以上)
201,000円以内
小人(12歳未満)
160,800円以内
●期間
災害発生の日から10日以内
●備考
災害発生直前の死亡、直接災害でなく病気で亡くなった者も対象とする。
(12)
遺体の捜索
●対象
行方不明の状態にあり、四囲の事情により、既に死亡していると推定される者
●救助の方法
住民の労力奉仕等により、捜索に必要な器具機材を借上げて実施する。
●費用の範囲
舟艇、その他捜索のために必要な機械、器具等の借上費又は購入費、修繕費及び燃料費
●費用の限度額
当該地域における通常の実費
●期間
災害発生の日から10日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
●備考
(1) 輸送費、人件費は別途計上
(2) 災害発生後3日を経過したものは、一応死亡と推定
(13)
遺体の処理
●対象
災害の際死亡した者
●救助の方法
(1) 遺体の一時保存のための施設の設置
(2) 遺体の洗浄、縫合、消毒、検案等の実施
(3) 遺体処理に必要な物資調達
●費用の範囲
(1) 遺体の洗浄、縫合消毒等の処置費用
(2) 遺体の一時保存のための費用
(3) 救護班によらない遺体検案料
●費用の限度額
(1) 一時保存の限度額
既存建物借上実費 その他1体あたり 5,000円以内
(2) 洗浄 消毒等の限度額 1体あたり 3,300円以内
(3) 検案 救護班以外は慣行料金
●期間
災害発生の日から10日以内
●備考
(1) 検案は原則として救護班が実施
(2) 輸送費、人件費は別途計上
30
資料編
(14)
障害物の除去
●対象
居室、炊事場、玄関等に障害物が運び込まれているため生活に支障をきたしている場合で自力では除
去することができない者。
●救助の方法
(1) 市町村において対象数を調査のうえ、除去計画を作成する。
(2) 実施方法
直営又は請負、除去に必要な機械器具、人夫を借り上げ、技術者等を動員して実施する。
●費用の範囲
(1) ロープ、スコップその他除去に必要な機械・器具の借上費又は購入費
(2) 輸送費、賃金職員等雇上費など
●費用の限度額
1世帯あたり
133,900円以内
●期間
災害発生の日から10日以内。ただし、厚生労働大臣の承認により期間の延長等が可能
(15)
輸送費、賃金職員等雇上費
●対象救助業務
(1) 被災者の避難
(5)
(2) 医療及び助産
(6)
(3) 被災者の救出
(7)
(4) 飲料水の供給
●費用の限度額
当該地域における通常の実費
●期間
救助の実施が認められる期間以内
(16)
遺体の捜索
遺体の処理
救援用物資の整理配分
実費弁償
●範囲
災害救助法施行令第10条第1号から第4号までに規定する者
●費用の限度額(1人1日あたり)
医師・歯科医師
22,400円以内
薬剤師・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士
15,700円以内
保健師・助産師・看護師・准看護師・歯科衛生士
14,600円以内
救急救命士
15,800円以内
土木技術者・建築技術者
16,900円以内
大工
17,950円以内
左官
17,000円以内
鳶職
16,700円以内
●期間
救助の実施が認められる期間以内
●備考
時間外勤務手当及び旅費は別途に定める額
31
資料編
第 3 節 協定書
○ 災害時相互応援協定一覧
1
都市間相互の協定書等
№
協定名
協定都市名等
1
災害時における相互援助
に関する協定
水戸市、前橋市、宇都宮市、千葉市、浦和市、甲府市、横浜
市(首都圏県都市長懇話会7市)※1
昭和61年11月28日
平成8年10月23日
2
水道施設災害復旧相互応
援に関する協定
甲府市、小田原市
平成4年12月4日
3
災害時における相互援助
に関する協定
甲府市、小田原市
平成7年5月9日
平成16年3月22日
4
大規模災害等発生時にお
ける相互応援に関する協
定
甲府市、富士吉田市、都留市、大月市、韮崎市、南アルプス
市、甲斐市、笛吹市、北杜市、上野原市、山梨市、甲州市、
中央市(山梨県市長会13市)※2
平成7年6月30日
平成19年1月12日
災害時における相互応援
に関する協定
長野県:佐久市、臼田町、佐久町、小海町、川上村、南牧村、
南相木村、北相木村、八千穂村、小諸市
山梨県:甲府市、韮崎市、双葉町、明野村、須玉町、高根町、
長坂町、大泉村、小淵沢町、白州町、武川村、竜王町、敷
平成9年8月6日
島町、玉穂町、昭和町、田富町、八田村、白根町、芦安
平成10年10月20日
村、若草町、櫛形町、甲西町、上九一色村、三珠町、市川
(小諸市加入)
大門町、六郷町、下部町、増穂町、鰍沢町、中富町、早川
町、身延町、南部町、富沢町
静岡県:静岡市、清水市
(中部西関東市町村地域連携軸協議会45市町村)※3
6
特例市災害時相互応援に
関する協定
八戸市、盛岡市、山形市、水戸市、前橋市、高崎市、川口
市、所沢市、草加市、越谷市、平塚市、小田原市、茅ヶ崎
市、厚木市、大和市、福井市、甲府市、松本市、沼津市、富
士市、一宮市、春日井市、四日市市、大津市、岸和田市、豊
中市、吹田市、枚方市、茨木市、八尾市、寝屋川市、尼崎
市、明石市、加古川市、宝塚市、鳥取市、呉市、久留米市、
佐世保市※4
平成18年7月27日
7
災害時の情報交換に関す
る協定
国土交通省関東地方整備局
平成23年5月6日
8
災害時相互応援に関する
協定
磐田市
平成24年3月26日
市町村広域災害ネット
ワーク災害時相互応援に
関する協定
山梨県甲府市、静岡県磐田市、愛知県刈谷市、岐阜県可児
市、滋賀県野洲市、三重県亀山市、奈良県大和郡山市、京都
府八幡市、和歌山県橋本市、大阪府泉大津市、兵庫県高砂
市、岡山県玉野市、愛媛県四国中央市、高知県香南市、島根
県益田市、山口県柳井市、福岡県苅田町、福岡県行橋市、宮
崎県日向市、佐賀県神埼市(19市1町)
平成25年6月3日
上越市、長野市、静岡市
平成24年7月20日
甲府合同庁舎
平成24年10月15日
厚生労働省山梨労働局
平成25年11月11日
山梨県
平成27年12月3日
東京ブロック
八王子市、立川市、府中市、調布市、日野市、国立市
山梨・長野ブロック
甲府市、諏訪市、山梨市、大月市、韮崎市、茅野市
平成28年3月31日
5
9
10
11
12
13
14
災害時相互応援に関する
協定
災害時における帰宅困難
者に対する支援に関する
協定
災害時における帰宅困難
者に対する支援に関する
協定
山梨県・市町村被災者生
活再建支援制度に関する
協定
大規模災害時における相
互応援に関する協定
32
締結年月日
資料編
2
協同組合、卸売市場、地方行政機関、民間企業等との協定
№
協定名
協定機関名
締結年月日
1
災害応急復旧工事等に関する業務協定
甲府市管工事協同組合
平成4年12月4日
2
災害時における応急対策業務に関する協定
甲府市建設安全協議会
平成10年2月24日
3
災害時における物資の供給に関する協定
㈱岡島
平成11年2月8日
4
災害時における物資の供給に関する協定
㈱山交百貨店
平成11年2月8日
5
災害時における物資の供給に関する協定
㈱オギノ
平成11年2月8日
6
災害時における物資供給に関する協定
生活協同組合市民生協やまなし
平成11年5月21日
7
災害時における物資供給に関する協定
生活クラブ生活協同組合
平成11年5月21日
8
災害時における物資等の緊急輸送に関する
協定
(一社)山梨県トラック協会
平成11年8月27日
9
災害時における物資等の緊急輸送に関する
協定
赤帽山梨県軽自動車運送協同組合
平成11年8月27日
㈱エフエム甲府
平成16年8月25日
10 災害防災情報等の放送に関する協定
11
災害時における仮設資機材の供給に関する
協定
㈱レンタルのニッケン
平成17年4月1日
12
災害時における仮設資機材の供給に関す
る協定
太陽建機レンタル㈱
平成17年4月1日
㈱日本ネットワークサービス
平成18年1月31日
13 災害防災情報等の放送に関する協定
14
災害時における情報伝達手段の提供及び救
援物資提供に関する協定
コカ・コーライーストジャパン㈱
※5
平成18年3月30日
15
災害時における石油燃料等の供給に関する
協定
山梨県石油協同組合
平成19年5月10日
甲府市電設協力会
平成19年7月1日
㈱アクティオ
平成20年1月15日
16 災害時における応急対策業務に関する協定
17
災害時における仮設資機材の供給に関する
協定
33
資料編
18
災害時における仮設資機材の供給に関する
協定
甲陽建機リース㈱
平成20年6月26日
19 災害時における応急対策業務に関する協定
(一社)全国クレーン建設業協会山梨
平成21年3月10日
県支部
20 災害時における応急対策業務に関する協定
協同組合甲府市造園協会※6
平成22年4月1日
災害時における被害家屋状況調査に関する
協定
山梨県土地家屋調査士会
平成23年4月27日
22 災害時における応急対策業務に関する協定
山梨県消防設備事業組合
平成23年5月24日
23 災害時における支援に関する協定
国立大学法人山梨大学
平成23年12月21日
24 災害時における支援に関する協定
公立大学法人山梨県立大学
平成23年12月21日
25 災害時における支援に関する協定
山梨学院大学
平成23年12月21日
26 災害時における支援に関する協定
山梨英和大学
平成23年12月21日
27 帰宅困難者に対する支援に関する協定
甲府ホテル旅館協同組合
平成24年7月17日
28 帰宅困難者に対する支援に関する協定
湯村温泉旅館協同組合
平成24年7月17日
29 帰宅困難者に対する支援に関する協定
山梨県ビジネスホテル協会
平成24年7月17日
30 災害時における応急対策業務に関する協定
甲府地区建設業協会
平成24年8月17日
31 災害時における炊き出し等に関する協定
㈱東洋食品
平成24年8月17日
32 災害時における炊き出し等に関する協定
山梨県学校給食協同組合
平成24年8月17日
33 災害時における氷の供給に関する協定
山梨県氷雪組合甲府支部
平成24年11月17日
山梨県トラック協会
平成24年12月25日
35 災害時における物資の保管等に関する協定
山梨県倉庫協会
平成25年2月22日
36 災害時の医療救護活動に関する協定
(一社)甲府市医師会
平成25年2月27日
21
34
災害時における遺体の搬送等の支援に関す
る協定
34
資料編
37 災害時の歯科医療救護活動に関する協定
38
災害における応急医薬品等の優先供給及び
医療救護活動に関する協定
39 災害時における支援協力に関する協定
(一社)甲府市歯科医師会
平成25年2月27日
(公益社団法人)甲府市薬剤師会
平成25年2月27日
マックスバリュ東海㈱
平成25年3月1日
40
地域情報ポータルサイトにおける行政情報 ㈱フューチャリンクネットワーク・
等の発信に関する協定
アルファシステムサービス㈱
41
富士環境センター・㈲環境整備・昭
災害時におけるし尿等の収集運搬の協力に
和衛生社・東八商事㈲・㈱クリーン 平成26年4月11日
関する協定
ライフ
42
災害時における応急活動の協力に関する協
㈱坂本建運・千塚地区自治会連合会
定
平成26年4月25日
43
災害時におけるLPガスの供給等に関する
山梨県エルピーガス協会甲府地区
協定
平成26年6月23日
44
災害時における応急活動の支援に関する協
山梨積水㈱・大国地区自治会連合会
定
平成26年10月30日
45
災害時における帰宅困難者に対する支援に
帝京山梨看護専門学校
関する協定
平成26年11月19日
46
災害時における応急活動の支援に関する協 齋藤建設㈱式会社・東地区自治会連
平成26年12月16日
定
合会
47
災害時における応急活動の支援に関する協
㈱ホンダ四輪販売甲信・国母地区
定
平成27年2月23日
48
災害時における応急活動の支援に関する協
早野組㈱・里垣地区自治会連合会
定
平成27年3月23日
平成26年2月20日
49 災害時における炊き出し等に関する協定
㈱レパスト
平成27年4月1日
50 災害時における炊き出し等に関する協定
一富士フードサービス㈱関東支社
平成27年4月1日
51
災害時等における山梨県立甲府第一高等学
山梨県立甲府第一高等学校
校の避難所及び避難地の利用に関する協定
平成27年4月1日
52
災害時等における山梨県立甲府西高等学校
山梨県立甲府西高等学校
の避難所及び避難地の利用に関する協定
平成27年4月1日
53
災害時等における山梨県立甲府南高等学校
山梨県立甲府南高等学校
の避難所及び避難地の利用に関する協定
平成27年4月1日
54
災害時等における山梨県立甲府東高等学校
山梨県立甲府東高等学校
の避難所及び避難地の利用に関する協定
平成27年4月1日
55
災害時等における山梨県立甲府工業高等学
山梨県立甲府工業高等学校
校の避難所及び避難地の利用に関する協定
平成27年4月1日
35
資料編
56
災害時等における山梨県立甲府城西高等学
山梨県立甲府城西高等学校
校の避難所及び避難地の利用に関する協定
57 防災啓発情報の発信に関する協定
NTTタウンページ㈱
平成27年4月1日
平成27年7月1日
58
災害時における応急活動の支援に関する協
地建工業㈱・大里地区自治会連合会
定
平成27年7月6日
59
災害時における災害救助犬及びセラピー
日本レスキュー協会
ドッグの出動に関する協定
平成27年8月25日
60
災害発生時における甲府市と日本郵便株式
日本郵便㈱南関東支社
会社南関東支社との協力に関する協定
平成27年9月1日
61
災害時における応急活動の支援に関する協
宏和建設㈱・甲運地区自治会連合会
定
平成27年11月13日
62 避難所等情報提供に関する協定
ファーストメディア㈱
平成27年11月30日
63 災害時における相互協力に関する協定
生活協同組合パルシステム山梨
平成28年2月8日
64
大規模災害時における施設の使用に関する
甲府警察署
協定
※1
※2
※3
平成28年2月18日
平成13年5月1日「浦和市」「大宮市」「与野市」の3市が合併し「さいたま市」新設
市長会構成市が7市から13市になったことによる。
平成22年3月31日までの合併により、協定都市名は次のとおり。
長野県
小諸市、佐久市、佐久穂町、小海町、川上村、南牧村、南相木村、北相木村
山梨県
甲府市、韮崎市、甲斐市、北杜市、中央市、南アルプス市、市川三郷町、身延町、富士川町、
南部町、早川町、昭和町
静岡県
静岡市
※4
平成19年4月1日「上越市」「長岡市」「太田市」
「伊勢崎市」「つくば市」加入
平成20年4月1日「春日部市」加入、
「盛岡市」
・「久留米市」脱退
平成20年9月1日 協定書の一部改正(全国特例市連絡協議会を全国特例市市長会へ)
平成21年4月1日「熊谷市」加入、「前橋市」・
「大津市」
・「尼崎市」脱退
平成23年4月1日「高崎市」脱退
平成24年4月1日「松江市」加入、「豊中市」脱退
平成26年4月1日「佐賀市」加入、「枚方市」脱退
平成27年4月1日 協定書の一部改正(全国特例市市長会を全国施行時特例市市長会へ)、越谷市脱退
※5 平成27年1月1日「コカ・コーライーストジャパン㈱」に吸収合併
※6 平成21年11月「甲府市造園協会」が「協同組合甲府市造園協会」と組織変更したことによる協定書
の締結
36
資料編
1 都市間相互の協定書等
1. 災害時における相互援助に関する協定書
協定
首都圏県都市長懇話会を構成する水戸市、前橋市、宇都宮市、千葉市、浦和市、甲府市及び横浜市(以下
「県都」という。)は、大規模な災害が発生し、被災県都独自では十分な救護等の応急措置が実施できない
場合に、他の県都が相互に援助協力し、被災県都の応急対策及び復旧対策を円滑に遂行するため、次のとお
り協定を締結する。
(援助の種類)
第1条 援助の種類は、次のとおりとする。
(1) 食料、飲料水、生活必需品及びその供給に必要な資機材の提供
(2) 被災者の救護・救助、医療、防疫、施設の応急復旧等に必要な資機材及び物資の提供
(3) 救護・救助及び情報収集の活動に必要な車両等の提供
(4) 被災者を一時的に受け入れるための施設の提供
(5) 救援・救助及び応急復旧等に必要な職員の派遣
(6) 医療機関への被災傷病者等の受入れ
(7) 教育機関への被災児童・生徒の受入れ
(8) 前各号に定めるもののほか、特に必要と認められる事項
(援助の要請)
第2条 被災県都が援助の要請をするときは、別に定める実施細目に基づいて行うものとする。
(自主援助)
第3条 大規模災害の発生により、被災県都との連絡がとれない場合で、緊急に援助をすることが必要であ
ると認められるときは、他の県都は自主的な判断に基づき必要な援助を行う。
2 自主援助した県都は、援助内容等を被災県都に速やかに連絡する。
3 自主援助した県都は、相互に協力して災害に係る情報を収集し、その情報を被災県都に提供する。
(援助経費の負担)
第4条 援助に要した経費は、法令その他別に定めがあるものを除くほか、次に掲げるとおりとする。
(1) 職員の派遣に要した経費は、援助県都が負担するものとする。
(2) 前後に掲げるもののほか、援助物資の調達その他援助に要した経費は、被災県都が負担するものと
する。ただし、この規定により難い場合は、別途協議するものとする。
(受入体制の整備)
第5条 各県都は、災害時における他の県都からの援助物資及び派遣職員を受け入れるための場所又は施設
を定めるものとする。
(通信体制の整備)
第6条 各県都は、複数の通信体制を整備し、災害時における連絡手段の確保を図るよう努めるものとす
る。
(協定に関する協議)
第7条 この協定に基づく援助が円滑に行われるよう、防災担当者連絡会議において、地域防災計画その他
必要な資料を相互に交換するとともに、常に情報の交換に努めるものとする。
(訓練の実施)
第8条 各県都は、協定の実効性を確保するために、相互に協力して必要な訓練を実施するものとする。
(補則)
第9条 この協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度協議して定めるもの
とする。
(施行期日等)
第10条 この協定は、平成8年10月23日から施行する。
2 災害時における相互援助に関する協定(昭和61年11月28日締結)は廃止する。
37
資料編
2. 水道施設災害復旧等相互応援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と小田原市(以下「乙」という。)とは、甲又は乙の区域において水道施設に
災害が発生した場合における相互の応援について次のとおり協定する。
(応援活動の内容)
第1条 甲又は乙が行う応援活動は、お概ね次のとおりとする。
(1) 応急給水作業
(2) 応急復旧作業
(3) 応急復旧用資機材の供出
2 応援活動を行う期間は、原則として10日以内とする。
(応援の要請等)
第2条 応援活動の要請その他相互応援に関する連絡は、連絡担当者を通じて行うものとする。
2 甲及び乙は、あらかじめ連絡担当者を定め、毎年4月末日までに相互に通知するものとする。
(要請の方法)
第3条 応援活動を要請するときは、次の各号に掲げる事項を明示した文書により行うものとする。ただ
し、緊急を要する場合には、この限りでない。
(1) 被害の状況
(2) 応援活動の内容
(3) 応援活動を行う場所及び到達経路
(4) 前3号に掲げるもののほか、応援活動に関し必要な事項
(応援活動の体制)
第4条 応援活動の要請を受けた市(以下「応援市」という。)は、当該応援活動に参加する職員に対し、被
害の状況に応じ、必要な食糧、被服、金銭等を携行させるものとする。
2 応援活動を要請した市(以下「被応援市」という。)は、前項の職員に対し、宿舎のあっせんその他応援
活動に必要な便宜を供与するものとする。
3 被応援市は、応急復旧用資機材の供出を受けるときは、倉庫、保管場所等を確保するものとする。
(経費の負担)
第5条 応援活動に要した経費は、法令その他特別に定めがあるものを除くほか、応急給水作業及び応急復
旧作業については応援市が、応急復旧用資機材の供出については被応援市が負担するものとする。
(災害補償等)
第6条 第1条に定める応援活動に従事した職員(以下「応援職員」という。)が、その活動により死亡し、負
傷し、若しくは疾病にかかり、又はその活動に従事したことによる負傷若しくは疾病により死亡し、若し
くは廃疾となった場合においては、本人又はその遺族に対する損害補償は、応援市が負うものとする。
2 応援職員が業務上第三者に損害を与えた場合において、その損害が被応援市への往復途中に生じたもの
を除き、被応援市がその賠償の責めを負うものとする。
(応援物資等の調査)
第7条 甲及び乙は、それぞれの保有する資機材、車両等を調査し、毎年4月末日までに連絡担当者に報告す
るものとする。
(研修及び訓練)
第8条 甲及び乙は、応援活動を円滑に推進するため、定期的に合同で職員の研修及び訓練を行うものとす
る。
(実施細目)
第9条 甲及び乙は、この協定の運用を円滑に行うため、別途実施細目について協定するものとする。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定の締結の日から平成5年3月31日までとする。ただし、期間満了の日の
1月前までに、甲乙いずれからも協定の解除又は変更の意思表示がないときは、更に1年間有効期間を延長
するものとし、以後この例によるものとする。
(協議)
第11条 この協定に定めのない事項又は協定の履行にあたり疑義を生じた事項については、その都度甲乙協
議して定めるものとする。
38
資料編
3. 災害時における相互援助に関する協定書
(趣旨)
第1条 甲府市(以下「甲」という。)と小田原市(以下「乙」という。)は、甲又は乙の区域において、大規
模な災害が発生した場合における相互援助協力に関しては、この協定に定めるところによる。
(連絡担当部課)
第2条 甲又は乙は、別紙(様式第1号)のとおり相互援助に関する連絡担当部課を定め、大規模な災害が発生
したときは、直ちに相互に連絡するものとする。
(援助の種類)
第3条 援助の種類は、次のとおりとする。
(1) 食料及び生活必需品並びにその供給に必要な資機材の提供
(2) 救援及び救助活動に必要な車両等の提供
(3) 被災者の救出・医療・防疫・施設の応急復旧等に必要な資機材及び物資の提供
(4) 被災者を一時収容するための施設の提供
(5) 救助及び応急復旧に必要な職員の派遣
(6) 防災情報システムを利用できる環境の提供
(7) 前各号に定めるもののほか、被災市が特に必要があると認めるもの
(援助要請の手続)
第4条 援助を受けようとする市は、次の各号に掲げる事項を明らかにして、電話等により、要請を行い、
後日、速やかに文書(様式第2号)を提出するものとする。
(1) 被害の状況
(2) 前条第1号から第4号までに掲げるものの品名、規格、数量等
(3) 前条第5号に掲げる職員の事務職、技術職、技能職の職種別及び人員
(4) 援助を受ける場所及びその経路
(5) 援助を受ける期間
(6) 前各号に掲げるもののほか必要な事項
(援助経費の負担)
第5条 援助に要した経費の負担は、法令その他別に定めがあるものを除くほか、次の各号に掲げるとおり
とする。
(1) 職員の派遣に要した経費は、援助を行う市が支弁する。
(2) 救援物資の調達その他援助に要した経費は、援助を受けた市が負担する。
(災害補償等)
第6条 第3条に定める応援活動に従事した職員が、その活動により死亡し、負傷し、若しくは疾病にかか
り、又はその活動に従事したことによる負傷若しくは疾病により死亡し、若しくは廃疾となった場合にお
いては、本人又はその遺族に対する損害賠償は、応援市が負うものとする。
2 応援職員が業務上第三者に損害を与えた場合において、その損害が被災市への往復途中に生じたものを
除き、被災市がその賠償の責めを負うものとする。
(資料の交換)
第7条 甲又は乙は、この協定に基づく援助が円滑に行われるよう地域防災計画その他、必要な資料を相互
に交換するものとする。
(協議)
第8条 この協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度協議して定めるもの
とする。
(施行期日)
第9条 この協定は、平成16年3月22日から施行する。
この協定の成立を証するため、本書2通を作成し甲乙署名押印のうえそれぞれ一通を保有する。
様式省略
39
資料編
4. 大規模災害等発生時における相互応援に関する協定書
(趣旨)
第1条 この協定は、山梨県市長会を構成する市長の協議により、甲府市、富士吉田市、都留市、大月市、
韮崎市、南アルプス市、甲斐市、笛吹市、北杜市、上野原市、山梨市、甲州市及び中央市(以下「都市」
という。)において、大規模な災害及び市国民保護計画が対象とする事態(以下「大規模災害等」とい
う。)が発生し又は発生する恐れがある場合には、被害を受けた若しくは受ける恐れがある都市(以下「被
災都市」という。)のみでは十分な救護等の応急措置が実施できない場合若しくはできないと判断される
場合に、災害対策基本法及び相互友愛精神に基づき都市間の相互応援協力を行うため、必要な事項を定め
るものとする。
(連絡担当部課)
第2条 都市は、大規模災害等発生時の相互応援を円滑に実施するため、あらかじめ別紙(様式第1号)のとお
り相互応援に関する連絡担当部課を定めるものとする。
(応援の種類)
第3条 応援の種類は、次のとおりとする。
(1) 食糧、飲料水及び生活必需品並びにその供給に必要な資機材の提供
(2) 救援及び救助活動に必要な車両等の提供
(3) 被災者及び避難者(以下「被災者等」という。)の救出・医療・防疫・施設の応急復旧等に必要な資
機材及び物資の提供
(4) 被災者等を一時受入れるための施設の提供
(5) 救助及び応急復旧に必要な職員の派遣
(6) 前各号に掲げるもののほか、被災都市が必要と認めるもの
(応援要請の手続)
第4条 被災都市が応援の要請をするときは、次の各号に掲げる事項を明らかにし、第2条の連絡担当部課を
通じ別に定める様式(様式第2号)により文書にて要請するものとする。ただし、緊急の場合にあっては、
電話又は電信(ファックス・メール等)などにより応援を要請し、後日、速やかに文書を提出するものとす
る。
(1) 被害の状況
(2) 前条第1号から第4号及び第6号に掲げるものの品名、規格、数量等
(3) 前条第5号に掲げる職員の職種別及び人員
(4) 応援を受ける場所及びその経路
(5) 応援を受ける期間
(6) 前各号に掲げるもののほか必要な事項
(応援経費の負担)
第5条 応援に要した経費の負担は、法令その他別に定めがあるものを除くほか、次の各号の掲げるとおり
とする。
(1) 職員の派遣に要した経費は、応援を行う都市が支弁する。
(2) 救援物資の調達その他応援に要した経費は、被災都市が負担する。
(3) 被災都市が前号に規定する経費を支弁するいとまがなく、かつ、被災都市から要請があった場合
は、応援する協定都市は、当該経費を一時繰替支弁するものとする。
(災害補償等)
第6条 第4条の定めにより派遣された応援活動に従事する職員(以下「応援職員」という。)が、その活動に
より死亡し、負傷し、若しくは疾病にかかり、又はその活動に従事したことによる負傷若しくは疾病によ
り死亡し、若しくは廃疾となった場合においては、本人又はその遺族に対する損害賠償は、応援を行う都
市が負うものとする。
2 応援職員が業務上第三者に損害を与えた場合において、その損害が被災都市への往復途中に生じたもの
を除き、被災都市がその賠償の責めを負うものとする。
(応援の自主出動)
第7条 都市は、被災都市との通信の途絶等により連絡がとれない場合で、緊急に応援を行う必要があると
認められるときは、自主的判断により被災都市に対し応援を行うことができる。
2 自主出動した都市は、情報収集を行うとともに、被災都市に応援内容と情報の提供をできるだけ早期に
行うよう努める。
3 第1項の規定により職員を派遣した場合には、被災都市から第4条の規定に基づく応援要請があったもの
とみなす。
(資料等の交換)
第8条 都市は、この協定に基づく応援が円滑に行われるよう地域防災計画、国民保護計画及びその他必要
40
資料編
な資料等を相互に交換するものとする。
(市町村合併による取扱い)
第9条 構成都市が合併した場合は、合併した市がこの協定を継承するものとする。
(協議)
第10条 この協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度協議して定めるもの
とする。
(施行期日)
第11条 この協定は、平成19年1月12日から施行する。
様式省略
41
資料編
5. 災害時における相互応援に関する協定書
(協定の趣旨)
第1条 中部西関東市町村地域連携軸協議会(以下「協議会」という。)は、協議会構成会員市町村(以下「協
定市町村」という。)において大規模な災害が発生した場合における相互応援について、必要な事項を定
めるものとする。
(応援の種類)
第2条 応援の種類は、次のとおりとする。
(1) 救援及び災害復旧に必要な職員等の派遣
(2) 被災者の救出、医療及び防疫並びに応急復旧に必要な職員等の派遣
(3) 被災者の救出、医療及び防疫並びに応急復旧に必要な物資及び資機材の提供
(4) 食糧、飲料水及び生活必需品並びにその供給に必要な機材の提供
(5) 救援活動及び災害復旧活動に必要な車両の提供
(6) 被災者を一時収容するための施設の提供
(7) 前各号に掲げるもののほか、特に要請のあった事項
(応援体制の確保)
第3条 協定市町村は、迅速な応援体制を確保するため、当該地域を3つのブロックに分け、それぞれのブ
ロックにブロック長及び副ブロック長を置くものとする。
(情報の共有)
第4条 協定市町村は、災害時の相互応援に備えるため、防災に関する情報について相互に交換し、共有す
るものとする。
(応援要請)
第5条 災害を受けた協定市町村が応援の要請をしようとするときは、電話、ファックス等により要請する
ものとする。
(応援の自主出動)
第6条 報道機関等の情報により、協定市町村に災害が発生したことを知った他の協定市町村は、前条の規
定による要請がない場合でも、必要な応援を行うことができるものとする。
(派遣職員の指揮)
第7条 応援のために派遣された職員は、災害を受けた協定市町村の災害対策本部の指揮下に入るものとす
る。
(経費の負担)
第8条 応援のために要した経費の負担は、法令その他特別に定めがあるものを除くほか、次の各号に掲げ
るとおりとする。
(1) 応援のため又は情報収集のために職員等を派遣することに要した経費は、派遣側の協定市町村が負
担する。
(2) 救援物資の調達、その他要請による援助に要した経費は、援助を受けた協定市町村が負担する。
(細目協定)
第9条 この協定の実施に関する細目については、別に定める。
(疑義の解決)
第10条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関して疑義が生じたときは、その都度、協定市町村が協
議して定めるものとする。
附則
この協定は、平成9年8月6日から施行する。
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資料編
6. 特例市災害時相互応援に関する協定書
(趣旨)
第1条 特例市各市(以下「協定市」という。)は、いずれかの市の区域において、地震等の大規模な災害が
発生し、被害を受けた特例市(以下「被災市」という。)が、独自では十分な応急措置が実施できない場合
に、被災市以外の協定市が相互に救援協力し、被災市の応急対策及び復旧活動を円滑に遂行するため、次
のとおり協定を締結する。
(応援の種類)
第2条 応援の種類は次のとおりとする。
(1) 食糧、飲料水及び生活必需物資の提供並びにその供給に必要な資機材の提供
(2) 被災者の救助、医療救護及び防疫に必要な資機材及び物資の提供
(3) 応急対策及び復旧活動に必要な職員の派遣及び資機材の提供
(4) 前各号に掲げるもののほか、被災市が特に必要と認めるもの
(ブロック体制)
第3条 応援を円滑に遂行するためブロック体制を整備し、各ブロックには、代表市及び副代表市を置く。
2 各ブロックの代表市は、全国特例市連絡協議会の副会長が務め、副代表市は、ブロックを構成する協定
市の中から、代表市が指名する。
3 各ブロックの代表市は、副代表市を指名したときには、会長市に報告し、会長市はこれを全協定市に通
知する。
4 ブロックの代表市が、被災市となったときは、副代表市が、代理を務める。
(応援要請の手続き)
第4条 被災市が、応援の要請をしようとする場合は、次に掲げる事項を明らかにして、被災市の属するブ
ロックの代表市に、電話等による要請を行い、後日速やかに当該事項を記載した文書を提出するものとす
る。
(1) 被害の状況
(2) 第2条第1号及び第2号に掲げる応援を要請するときは、物資等の品名、数量等
(3) 第2条第3号に掲げる応援を要請するときは、職員の職種及び人員並びに被災市での業務内容
(4) 応援場所及び応援場所への経路並びに連絡窓口となる担当者名等
(5) 応援の期間
(6) 前各号に掲げるもののほか、必要な事項
(応援体制)
第5条 ブロックの代表市は、被災市から応援の要請を受けたときは、ブロック内の協定市による応援体制
をとることを基本とする。ただし、ブロックの代表市が、ブロック体制を越えた応援体制にすることが必
要と判断するときは、特例市連絡協議会の会長市と協議し、会長市は全協定市による応援体制とすること
ができる。
(応援の実施)
第6条 ブロックの代表市又は会長市から要請された協定市は、可能な限りこれに応じ、応援に努めるもの
とする。
2 前項の規定により応援する協定市は、災害発生直後、応援活動のため職員等を派遣する場合において
は、派遣職員自ら消費又は使用する物資等を携行させるものとする。
(自主的活動)
第7条 激甚な災害が発生し、通信途絶等により被災市から第4条の規定に基づく応援要請がない場合、ブ
ロックの代表市はブロック内の協定市と協力し、速やかにその被害状況について、自主的に情報収集を行
うものとする。
2 ブロックの代表市は、前項の情報収集により、被害が甚大であると判断し、かつ、被災市と連絡ができ
ない場合は、自ら第5条に規定する応援体制をとることができる。
3 自主的な応援活動中に、被災市から第4条の規定に基づく応援要請を受けたときは、第6条の規定に基づ
く応援を実施するものとする。
(応援経費の負担)
第8条 応援に要した経費は、原則として被災市の負担とする。
2 応援職員が第2条第3号の応援(以下「応援業務」という。)により負傷し、疾病にかかり又は死亡した場
合における公務災害補償に要する経費は、応援する協定市の負担とする。
3 応援職員が業務上第三者に損害を与えた場合において、その損害が応援業務の従事中に生じたものにつ
いては応援を受けた被災市が、被災市への往復の途中において生じたものについては応援する協定市が、
それぞれ負担するものとする。
4 前各項に定めるもののほか、応援経費の負担に関し必要な事項については、被災市及び応援する協定市
43
資料編
が協議して定めることができる。
(連絡担当部局)
第9条 協定市は、災害に備え、連絡を円滑に行うため、常に連絡担当部局を相互に明らかにしておくもの
とする。
(協議)
第10条 この協定の実施に関し必要な事項及びこの協定に定めのない事項又は疑義を生じた事項について
は、その都度、協定市が協議して定めるものとする。
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資料編
7. 災害時の情報交換に関する協定書
国土交通省関東地方整備局長 下保修(以下「甲」という。)と、甲府市長
う。)とは、災害時における各種情報の交換等に関し、次のとおり協定する。
宮島雅展(以下「乙」とい
(目的)
第1条 この協定は、甲府市の地域について災害が発生又は、災害が発生するおそれがある場合において、
甲及び乙が必要とする各種情報の交換等(以下、情報交換という)について定め、もって、適切迅速かつ的
確な災害対処に資することを目的とする。
(情報交換の開始時期)
第2条 甲及び乙の情報交換の開始時期は、次のとおりとする。
(1) 甲府市内で重大な被害が発生又は、発生するおそれがある場合
(2) 甲府市災害対策本部が設置された場合
(3) その他甲又は乙が必要する場合
(情報交換の内容)
第3条 甲及び乙の情報交換の内容は、次のとおりとする。
(1) 甲一般被害状況に関すること
(2) 甲公共土木施設(道路、河川、ダム、砂防、都市施設等)の被害状況に関すること
(3) 甲その他甲又は乙が必要な事項
(情報連絡員(リエゾン)の派遣)
第4条 第2条の各号のいずれかに該当し、乙の要請があった場合又は甲が必要と判断した場合には、甲から
乙の災害対策本部等に情報連絡員を派遣し情報交換を行うものとする。
なお、甲及び乙は、相互の連絡窓口を明確にしておき派遣に関して事前に調整を図るものとする。
(平素の協力)
第5条 甲及び乙は、必要に応じ情報交換に関する防災訓練及び防災に関する地図等の資料の整備に協力す
るものとする。
(協議)
第6条 本協定に疑義が生じたとき、又は本協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議のう
え、これを定めるものとする。
45
資料編
8. 災害時相互応援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と磐田市(以下「乙」という。)は、甲又は乙の市域において大規模な災害が
発生した場合における相互応援について、次のとおり協定を締結する。
(応援の種類)
第1条 応援の種類は、次のとおりとする。
(1) 食糧、飲料水及び生活必需品並びにその供給に必要な資機材の提供
(2) 被災者の救出、医療及び防疫並びに応急復旧に必要な資機材及び物資の提供
(3) 救援及び応急復旧に必要な車両の提供
(4) 救援及び応急復旧に必要な職員の派遣
(5) 被災者の一時受入れ並びにその受入れに必要な施設の提供及びあっせん
(6) 教育機関への被災児童・生徒の一時受入れ
(7) 前各号に掲げるもののほか特に要請があった事項
(応援要請の手続)
第2条 応援を要請しようとする市は、次の各号に掲げる事項を明らかにし、第5条に定める連絡担当課を通
じて、電話その他の通信手段により応援を要請し、後日、速やかに文書を送付するものとする。
(1) 被害の状況
(2) 前条第1号から第3号までに掲げる応援を希望する場合にあっては、物資等の品名、数量等
(3) 前条第4号に掲げる応援を希望する場合にあっては、職員の職種及び人員並びに業務内容
(4) 前条第5号に掲げる応援を希望する場合にあっては、一時受入れを要する被災者の状況及び人員
(5) 前条第6号に掲げる応援を希望する場合にあっては、一時受入れを要する被災児童・生徒の学年及び
人員
(6) 応援場所及び応援場所への経路並びに連絡窓口となる担当者名等
(7) 応援の期間
(8) 前各号に掲げるもののほか必要な事項
(応援の実施)
第3条 応援の要請を受けた市は、極力これに応じ応援に努めるものとする。
2 激甚な災害が発生し、通信の途絶等により被災市との連絡がとれない場合には、応援を行う市自らの判
断により必要な応援を実施することができるものとする。
(応援経費の負担)
第4条 応援に要した経費は、法令その他別に定めがあるものを除くほか、次に掲げるとおりとする。
(1)職員の派遣に要した経費は、応援を行う市が負担する。
(2)救援物資の調達その他応援に要した経費は、応援を受けた市が負担する。
(連絡窓口)
第5条 甲及び乙は、あらかじめ相互応援のための連絡担当課を定め、災害が発生したときは、速やかに情
報を相互に交換するものとする。
(情報の交換等)
第6条 甲及び乙は、この協定事項が有効に機能するよう、防災に関する計画、その他必要な資料を相互に
交換するとともに、常に情報の交換に努めるものとする。
(協議)
第7条 この協定の実施に関し必要な事項及びこの協定に定めのない事項は、甲乙協議して定めるものとす
る。
(施行期日)
第8条 この協定は、平成24年3月26日から施行する。
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資料編
9. 市町村広域災害ネットワーク災害時相互応援に関する協定書
(目的)
第1条 この協定は、市町村広域災害ネットワーク(以下「ネットワーク」という。)を構成する各団体(以下
「ネットワーク構成団体」という。)が、ネットワーク構成団体の地域において地震等による災害が発生
し、被災団体独自では十分な応急措置ができない場合に、友愛精神に基づき、相互に救援協力し、被災団
体の応急及び復旧対策を円滑に遂行することを目的に締結するものである。
(応援の種類)
第2条 応援の種類は、次のとおりとする。
(1) 応急対策並びに応急復旧に必要な資機材及び物資の提供
(2) 応急対策及び応急復旧に必要な職員の派遣
(3) 医療機関への被災傷病者等の受入れ
(4) 前各号に定めるもののほか、特に要請があった事項
(応援の要請)
第3条 被災団体は、応援が必要と判断したときは、次に掲げる事項を明らかにし、文書により他のネット
ワーク構成団体に対し要請するものとする。ただし、緊急の場合には、口頭、電話又は電信により応援を
要請することができる。この場合、当該要請後速やかに文書を提出するものとする。
(1) 災害の状況及び要請理由
(2) 必要とする物資等の種類、数量、搬入場所及び経路
(3) 必要とする職員の職種、活動内容、期間、人数及び派遣場所と経路
(4) 前各号に掲げるもののほか、特に必要な事項
2 要請を受けた団体は、速やかに他のネットワーク構成団体と協議を行い、応援をとりまとめる団体(以下
「応援とりまとめ団体」という。)を決定し、その旨を被災団体及び他のネットワーク構成団体に通知す
る。ただし、緊急の場合はこの限りでない。
(応援の実施)
第4条 ネットワーク構成団体は、前条に規定する応援の要請を受けた場合、可能な範囲でこれを実施するも
のとする。
2 ネットワーク構成団体は、前条に規定する応援の要請がない場合でも、速やかに協議を行い、当該被災
団体に応援が必要と判断したときは、応援を実施することができる。この場合は、前条に規定する応援の要
請があったものとみなし、前条の規定を準用する。
3 応援とりまとめ団体は、ネットワーク構成団体と緊密な連絡をとり、被災団体が必要とする応援を適切
に実施できるよう努めるものとする。
(応援とりまとめ団体)
第5条 被災団体と応援を行う団体(以下、「応援団体」という。)の連絡及び調整は、応援とりまとめ団体が
行うものとする。
2 応援とりまとめ団体は、必要に応じ被災団体に職員を派遣し、被災団体と協議を行い、ネットワーク構
成団体の活動を調整及び支援することができる。
3 応援とりまとめ団体は、被災状況など必要に応じ、応援とりまとめ団体の活動を補佐する団体を指名す
ることができる。
(応援経費の負担)
第6条 応援に要した経費は、原則として被災団体が負担する。
2 被災団体において経費を支弁するいとまがなく、かつ、被災団体から要請があった場合は、応援団体は当
該経費を一時繰替支弁するものとする。
3 前2項に定めるもののほか、経費負担等に関し必要な事項は別に定める。
(ネットワーク運営協議会の設置)
第7条 ネットワークの運営を円滑に行うため、ネットワーク運営協議会を設置する。
(1) ネットワーク運営協議会は、ネットワーク構成団体より選出された団体で構成する。
(2) ネットワーク運営協議会の任期は2年とし、再任は妨げない。ただし、選任された団体が欠けた場合
における補欠団体の任期は、前任団体の残任期間とする。
(3) ネットワーク運営協議会には幹事市及び副幹事市を置くものとし、第1号の団体から互選により選出
するものとする。
(4) ネットワーク運営協議会事務局は、幹事市担当課内におき、協議会の庶務を行う。
2 ネットワーク運営協議会の行う業務は、次のとおりとする。
(1) ネットワークに参加又はネットワークから離脱を希望する団体への同意
(2) 広域防災訓練の企画及び管理
(3) ネットワーク運営に係る連絡及び調整
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資料編
(4) 応援とりまとめ団体が行う活動の支援
(5) その他、ネットワークの運営に関し必要な事項の決定
(ネットワークへの参加及び離脱)
第8条 ネットワークへの参加及び離脱は、別紙様式の市町村広域災害ネットワーク参加・離脱申請書を
ネットワーク運営協議会へ提出し、当該申請書をネットワーク運営協議会が受理したときをもって同意し
たものとみなす。
2 前条第1項第3号の幹事市は、ネットワーク構成団体に異動があった場合は、速やかに他のネットワーク
構成団体に通知する。
(他の協定との関係)
第9条 この協定は、各団体が既に締結している協定及び個別に締結する災害時の相互応援に関する協定を
妨げるものではない。
(通信体制の整備)
第10条 ネットワーク構成団体は、複数の通信体制を整備し、災害時における連絡手段の確保を図るよう努
める。
2 ネットワーク構成団体は、相互応援のための窓口として、あらかじめ連絡担当部局を定めておくものと
する。
(訓練の実施)
第11条 ネットワーク構成団体は、この協定の実効性を確保するために、相互に協力し、必要な訓練を実施
するものとする。
(協定に関する協議)
第12条 この協定に定めるもののほか、ネットワークの運営に関し必要な事項は、ネットワーク運営協議会
が別に定める。
附則
この協定は、平成21年1月13日から施行する。
附則
この協定は、平成22年6月7日から施行する。
附則
この協定は、平成22年11月8日から施行する。
附則
この協定は、平成23年6月6日から施行する。
附則
この協定は、平成24年6月4日から施行する。
附則
この協定は、平成25年6月3日から施行する。
48
資料編
10. 災害時相互応援に関する協定書
静岡市、長野市、上越市及び甲府市(以下「協定市」という。)は、いずれかの市の区域内において大規模
な災害が発生した場合における相互応援について、次のとおり協定を締結する。
(応援の種類)
第1条 応援の種類は、次のとおりとする。
(1) 食料、飲料水及び生活必需品並びにその供給に必要な資機材の提供
(2) 救援活動に必要な車両の提供
(3) 被災者の救出、医療及び防疫並びに応急復旧に必要な物資及び資機材の提供
(4) 救援及び災害復旧に必要な職員の派遣
(5) 被災者を一時収容するための施設の提供
(6) 前各号に掲げるもののほか、要請があった事項
(応援要請手続)
第2条 協定市の長は、その区域に災害が生じた場合において、応援の要請をしようとするときは、次の事
項を明らかにして、他の協定市の長に対して電話等により要請し、後日、速やかに文書を送付するものと
する。
(1) 被害の状況
(2) 前条第1号から第3号までに掲げる応援を要請する場合にあっては、物資、車両及び資機材の種類、
品名、数量等
(3) 前条第4号に掲げる応援を要請する場合にあっては、職員の職種、人数及び業務内容
(4) 前条第5号に掲げる応援を要請する場合にあっては、世帯数及び人数
(5) 応援場所及び応援場所への経路
(6) 応援期間
(7) 前各号に掲げるもののほか、必要な事項
(応援の自主出動)
第3条 協定市は、前条の規定による要請がない場合で応援を行う必要があると認めるときは、職員で構成
する情報収集班を他の協定市に派遣し、災害の情報収集を行うとともに、必要な応援を行うことができ
る。この場合において、応援を行う協定市の長は、その内容について応援を受ける市の長へ速やかに連絡
するものとする。
(応援従事者の指揮)
第4条 この協定に基づく応援に従事する職員(以下「応援従事者」という。)は、応援を受けた市の長の指
揮の下に活動するものとする。
(経費の負担)
第5条 応援に要した費用の負担は、原則として応援を受けた協定市の負担とする。
2 応援従事者が応援に係る業務上第三者に損害を与えた場合において、その損害が応援に係る業務の従事
中に生じたものについては応援を受けた協定市が、当該従事場所への往復経路の途中において生じたもの
については応援を行う協定市が、それぞれ賠償の責を負うものとする。
(連絡担当部局)
第6条 協定市は、相互応援のための窓口として連絡担当部局を定めるものとする。
2 連絡担当部局は、この協定に基づく応援の円滑化を図るため、災害が発生したときは、速やかに緊密な
情報交換を行うものとする。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、この協定を締結した日から平成25年3月31日までとする。ただし、この期間
満了の日の1月前までに協定市のいずれの市からも申出がないときは、この期間は更に3年間延長するもの
オ
とし、その後において期間満了したときも、同様とする。
(疑義の解決)
第8条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関して疑義が生じたときは、その都度協定市が協議して
定めるものとする。
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資料編
11. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と甲府合同庁舎管理官署財務省関東財務局甲府財務事務所(以下「乙」とい
う。)は、災害時における帰宅困難者に対する支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震又は風水害その他の災害による公共交通機関の運行停止等により、帰宅すること
が困難となった者(以下「帰宅困難者」という。)に対し、一時的に乙の施設の一部(以下「一時滞在施
設」という。)を開放することによる帰宅困難者の支援のための甲乙の協力について、必要な事項を定め
るものとする。
(帰宅困難者の受入及び受入終了)
第2条 乙は、帰宅困難者が発生し、甲からの要請を受けたときは、一時滞在施設の安全を確認し、その緊
急性に鑑み可能な範囲内において、帰宅困難者の受入れ(滞在を含む。以下同じ。)を開始するものとす
る。
2 前項の規定にかかわらず、乙は、甲が乙に対し通信の途絶等の事由により同項の要請ができないと認め
るときは、甲の要請を待たずに同項の受入れを開始することができる。
3 一時滞在施設の開設及び運営は、乙が行うものとする。
4 帰宅困難者の受入れは、一晩を経過した時点で終了するものとする。
5 乙は、帰宅困難者を受け入れたときは、速やかにその状況を甲に報告するものとする。
6 甲は、第4項の規定により帰宅困難者の受入れを終了した後において、なお一時滞在施設から退去しない
帰宅困難者がいるときは、乙と協力し、帰宅困難者を指定避難所その他の施設へ誘導する等、一時滞在施
設から退去させる措置をとるものとする。
(支援の内容)
第3条 乙は、前条第1項又は第2項の規定により、帰宅困難者の受入れを開始したときは、次に掲げる事項
について可能な範囲で帰宅困難者を支援するものとする。
(1) 帰宅困難者のために、水道水及びトイレを提供すること。
(2) 帰宅困難者のために、テレビ、ラジオ等で知り得た公共交通に関する情報を提供すること。
2 甲は、帰宅困難者に対し、指定避難所の開設状況等の情報を提供するよう努めるものとする。
3 甲及び乙は、第1項各号に掲げるもののほか、相互に協力し、帰宅困難者の支援を行うことができる。
(物資の備蓄)
第4条 乙は、甲が帰宅困難者用の物資を用意した場合は、これを可能な範囲で備蓄するものとする。
(経費の負担)
第5条 帰宅困難者の受入れに伴い発生する光熱水費及び人件費等の一時滞在施設を管理運営するための経
費は乙の負担とし、第3条第3項に規定する支援の実施に伴い発生する経費の負担については甲乙協議の上
決定するものとする。
(損傷等の復旧に係る費用負担)
第6条 第2条の措置に伴い、乙の施設に汚損、損傷等が生じた場合の復旧に係る費用については、甲乙協議
の上、決定するものとする。
(協定の有効期間)
第7条 この協定は、平成24年10月15日から甲又は乙からの申し出に基づき甲乙協議の上、この協定を解除
することとする日までその効力を有するものとする。
(協議事項)
第8条 この協定に関する疑義、又はこの協定に定めがない事項については、甲乙協議の上、定めるものと
する。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
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資料編
12. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨労働局(以下「乙」という。)は、災害時における帰宅困難者に対す
る支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震又は風水害その他の災害による公共交通機関の運行停止等により、帰宅すること
が困難となった者(以下「帰宅困難者」という。)に対し、一時的に乙の施設の一部(以下「一時滞在施
設」という。)を開放することによる帰宅困難者の支援のための甲乙の協力について、必要な事項を定め
るものとする。
(帰宅困難者の受入及び受入終了)
第2条 乙は、帰宅困難者が発生し、甲からの要請を受けたときは、一時滞在施設の安全を確認し、その緊
急性に鑑み可能な範囲内において、帰宅困難者の受入れ(滞在を含む。以下同じ。)を開始するものとす
る。
2 前項の規定にかかわらず、乙は、甲が乙に対し通信の途絶等の事由により同項の要請ができないと認め
るときは、甲の要請を待たずに同項の受入れを開始することができる。
3 一時滞在施設の開設及び運営は、乙が行うものとする。
4 帰宅困難者の受入れは、一晩を経過した時点で終了するものとする。
5 乙は、帰宅困難者を受け入れたときは、速やかにその状況を甲に報告するものとする。
6 甲は、第4項の規定により帰宅困難者の受入れを終了した後において、なお一時滞在施設から退去しない
帰宅困難者がいるときは、乙と協力し、帰宅困難者を指定避難所その他の施設へ誘導する等、一時滞在施
設から退去させる措置をとるものとする。
(支援の内容)
第3条 乙は、前条第1項又は第2項の規定により、帰宅困難者の受入れを開始したときは、次に掲げる事項
について可能な範囲で帰宅困難者を支援するものとする。
(1) 帰宅困難者のために、水道水及びトイレを提供すること。
(2) 帰宅困難者のために、テレビ、ラジオ等で知り得た公共交通に関する情報を提供すること。
2 甲は、帰宅困難者に対し、指定避難所の開設状況等の情報を提供するよう努めるものとする。
3 甲及び乙は、第1項各号に掲げるもののほか、相互に協力し、帰宅困難者の支援を行うことができる。
(物資の備蓄)
第4条 乙は、甲が帰宅困難者用の物資を用意した場合は、これを可能な範囲で備蓄するものとする。
(経費の負担)
第5条 帰宅困難者の受入れに伴い発生する光熱水費及び人件費等の一時滞在施設を管理運営するための経
費は乙の負担とし、第3条第3項に規定する支援の実施に伴い発生する経費の負担については甲乙協議の上
決定するものとする。
(損傷等の復旧に係る費用負担)
第6条 第2条の措置に伴い、乙の施設に汚損、損傷等が生じた場合の復旧に係る費用については、甲乙協議
の上、決定するものとする。
(協定の有効期間)
第7条 この協定は、平成25年11月11日から甲又は乙からの申し出に基づき甲乙協議の上、この協定を解除
することとする日までその効力を有するものとする。
(協議事項)
第8条 この協定に関する疑義、又はこの協定に定めがない事項については、甲乙協議の上、定めるものと
する。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
51
資料編
13. 山梨県・市町村被災者生活再建支援制度に関する協定書
山梨県(以下「甲」という。)と甲府市(以下「乙」という。)は、山梨県・市町村被災者生活再建支援
制度に関し、次のとおり協定を締結する。
第1条 甲及び乙は、山梨県・市町村被災者生活再建支援制度に関する要綱に基づき、共同して、山梨県・
市町村被災者生活再建支援金を支給するものとする。
第2条
この協定は、平成28年1月1日から適用する。
第3条 山梨県・市町村被災者生活再建支援制度に関する要綱を変更する必要が生じたときは、甲と乙があ
らかじめ協議するものとする。
第4条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関する疑義が生じたときは、甲と乙が協議して定めるも
のとする。
●山梨県・市町村被災者生活再建支援制度に関する要綱
(趣旨)
第1条 山梨県(以下「甲」という。)及び山梨県との間で「山梨県・市町村被災者生活再建支援制度に関す
る協定」を締結した市町村(以下「乙」という。)は、自然災害によりその居住する住宅が全壊等した県
内世帯の生活の早期再建を支援するため、これらの世帯に対し山梨県・市町村被災者生活再建支援金(以
下「支援金」という。
)を支給する。
(定義)
第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 自然災害 被災者生活再建支援法(平成10年法律第66号。以下「法」という。)第2条第1号に
定める自然災害をいう。
(2) 被災世帯 自然災害により被害を受けた世帯であって次に掲げるものをいう。
ア 当該自然災害によりその居住する住宅が全壊した世帯
イ 当該自然災害によりその居住する住宅が半壊し、又はその居住する住宅の敷地に被害が生じ、当
該住宅の倒壊による危険を防止するため必要があること、当該住宅に居住するために必要な補修費
等が著しく高額となることその他これらに準ずるやむを得ない事由により、当該住宅を解体し、又
は解体されるに至った世帯
ウ 当該自然災害により火砕流等による被害が発生する危険な状況が継続することその他の事由によ
り、その居住する住宅が居住不能のものとなり、かつ、その状態が長期にわたり継続することが見
込まれる世帯
エ 当該自然災害によりその居住する住宅が半壊し、基礎、基礎ぐい、壁、柱等であって構造耐力上
主要な部分として被災者生活再建支援法施行令(平成10年政令第361号)第2条に定めるもの
の補修を含む大規模な補修を行わなければ当該住宅に居住することが困難であると認められる世帯
(イ及びウに掲げる世帯を除く。第4条において「大規模半壊世帯」という。)
(対象自然災害)
第3条 この要綱の対象とする自然災害は、県内において住宅全壊被害が1世帯以上発生した自然災害とす
る。
(住宅の被害認定)
第4条 住宅の被害認定は、「災害の被害認定基準について」(平成13年6月28日付け府政防第518
号内閣府政策統括官(防災担当)通知)その他の関係通知等に基づき乙が行う。
(支援金の支給)
第5条 甲は県内で被災世帯となった世帯の世帯主(以下「被災世帯主」という。)に対して、当該被災世
帯主の申請に基づき、支援金の支給を行うものとする。
2 被災世帯(被災世帯であって自然災害の発生時においてその属する者の数が1である世帯(以下「単数
世帯」という。)を除く。以下第4項までにおいて同じ。)の世帯主に対する支援金の額は、100万円
(大規模半壊世帯にあっては、50万円とする。以下「基礎支援金」という。)に、当該被災世帯が次の
各号に掲げる世帯であるときは、当該各号に定める額(以下「加算支援金」という。)を加えた額とす
る。
(1) その居住する住宅を建設し、又は購入する世帯 200万円
(2) その居住する住宅を補修する世帯 100万円
52
資料編
(3) その居住する住宅(公営住宅法(昭和26年法律第193号)第2条第2号に規定する公営住宅を
除く。)を賃借する世帯 50万円
3 前項の規定にかかわらず、被災世帯が、同一の自然災害により同項各号のうち2以上に該当するときの
当該世帯の世帯主に対する支援金の額は、100万円(大規模半壊世帯にあっては、50万円)に当該各
号に定める額のうち最も高いものを加えた額とする。
4 前2項の規定にかかわらず、第2条第2号ウに該当する被災世帯については、法第3条第4項の規定の
例による。
5 単数世帯の世帯主に対する支援金の額については、前3項の規定を準用する。この場合において、第2
項及び第3項中「100万円」とあるのは「75万円」と、「50万円」とあるのは「37万5千円」
と、第2項中「200万円」とあるのは「150万円」と読み替えるものとする。
6 同一の自然災害により、法による被災者生活再建支援金が支給される被災世帯主に対しては支援金を支
給しない。
7 第1項の規定にかかわらず、山梨県暴力団排除条例(平成22年山梨県条例第35号)第2条第2号に
規定する暴力団員が属する世帯に対しては支援金を支給しない。
(支給の申請)
第6条 支援金の支給を申請するときは、被災世帯主が乙を経由して甲に、支援金支給申請書(様式第1
号)及び次の各号に掲げる添付書面等を提出することにより行うものとする。
(1) 住民票等世帯が居住する住宅の所在、世帯の構成が確認できる市町村が発行する証明書
(2) 被災世帯主名義の預貯金通帳のうち、支援金を振り込む口座を確認できる部分の写し
(3) 住宅が全壊、大規模半壊又は半壊の被害を受けたことが確認できる住家被災市町村の発行する罹災
証明書及び住宅が半壊し、又は住宅の敷地に被害が生じ、当該住宅の倒壊による危険を防止するため
必要があること、当該住宅に居住するために必要な補修費等が著しく高額となることその他これらに
準ずるやむを得ない事由により、当該住宅を解体したことが確認できる証明書類
(4) 加算支援金の支給を申請するときは、前3号に加え住宅を建設、購入、補修若しくは賃貸したこ
と、又はしようとすることが確認できる契約書等の写し
(5) その他、甲が指示する書面等
2 前項の規定による支援金の支給の申請は、当該支援金の支給に係る自然災害による被害が発生した日か
ら起算して、基礎支援金にあっては13月を経過する日まで、加算支援金にあっては37月を経過する日
までに、乙に提出して行わなければならない。
3 前項の規定にかかわらず、甲は、被災地における危険な状況の継続その他やむを得ない事情により被災
世帯主が前項に規定する期間内に支援金の支給の申請をすることができないと認めるときは、その期間を
延長することができる。
4 被災世帯主から申請を受理した乙は、申請内容について支援金支給申請に係る進達文書(様式第2号)
及び支援金申請者一覧表(様式第3号)を添えて、被災世帯主からの申請書面等を速やかに甲に進達する
ものとする。
(支給の決定)
第7条 甲は、前条第4項の規定による進達を受理したときは、申請内容を審査の上、支援金の支給につい
てその可否を決定する。
2 甲は、前項の規定による審査において疑義等が生じた場合には、当該申請を受理した乙等に確認又は申
請書及び添付書面等の補正等を求めることができる。
(決定の通知)
第8条 甲は、前条第1項の規定による決定の内容を支援金の決定通知書(様式第4号)により被災世帯主
に通知するとともに、その写しを当該被災世帯主からの申請を受理した乙に送付する。
(支給決定の取消)
第9条 甲は、被災世帯主が次の各号のいずれかに該当した場合には、支援金の支給の決定の全部又は一部
を取り消すことができるものとする。
(1) 偽りその他不正の手段によって支援金の支給を受けたとき。
(2) その他、支援金の支給の決定の内容若しくはこれに付した条件に違反し、又はこの要綱に基づく請
求に応じないとき。
2 前項の規定による決定をした場合は、甲は、支援金支給決定取消通知書(様式第5号)により当該被災
世帯主に通知するとともに、その写しを当該被災世帯主からの申請を受理した乙に送付する。
(支援金の返還)
第10条 支援金の返還の命令をする場合は、甲は、支援金返還請求書(様式第6号)により当該被災世帯主
に返還を命ずるとともに、その写しを当該被災世帯主からの申請を受理した乙に送付する。
2 前項の支援金返還請求書の写しを受理した乙は、支援金の返還並びに加算金及び延滞金の納付につい
て、当該被災世帯主と連絡調整を行うものとする。
53
資料編
(支援金の財源)
第11条 支援金は、甲の予算から支出するものとする。
2 支援金支給にかかる乙の負担額は、1/2とする。ただし、同一の自然災害により、法による被災者生
活再建支援金が支給される場合で、法適用とならない市町村の被災世帯主に対して甲が支援金を支給する
場合の乙の負担額は、1/3とする。
3 甲は、当年1月から12月までに支給した支援金の総額を集計し、乙の負担額を明示し、乙に負担金を
請求するものとする。
4 乙は、甲から請求を受けた後、翌年4月末日までに、請求のあった年度の甲の会計に自己の負担金を納
付するものとする。
(証拠書類の保存)
第12条 甲及び乙は、この支援金の支給に係る予算及び決算並びに申請受理から支給決定までに関する証拠
書類等を支給完了後5年間保管しておかなければならない。
(疑義等の協議)
第13条 この要綱に定めのない事項又はこの要綱に関する疑義が生じたときは、甲及び乙が協議して定める
ものとする。
(その他)
第14条 この要綱に定めるもののほか、この支援金に関しては法に基づく被災者生活再建支援金の例による
ものとし、その他必要な事項は別に定める。
附 則
この要綱は、平成28年1月1日から施行し、同日以後に生じた自然災害に係る支援金の支給について適用
する。
様式省略
54
資料編
14. 大規模災害時における相互応援に関する協定書
大規模災害時における相互応援について、次のとおり協定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、次条に規定する甲州街道沿道各市に、大規模な地震、風雪水害その他の災害(以下「大
規模災害」という。)が発生した場合における相互の応援について、必要な事項を定めるものとする。
(協定市)
第2条 この協定は、次の各号に掲げる市(以下「協定市」という。)相互間において行うものとする。
(1)東京ブロック
ア 八王子市
イ 立川市
ウ 府中市
エ 調布市
オ 日野市
カ 国立市
(2) 山梨・長野ブロック
ア 甲府市
イ 諏訪市
ウ 山梨市
エ 大月市
オ 韮崎市
カ 茅野市
2 協定市の相互応援に関する連絡担当部署は、別表のとおりとし、記載事項に変更が生じた協定市は、各
ブロックの協定市に通知するものとする。
(ブロックの代表市)
第3条 大規模災害時に相互応援を迅速かつ円滑に行うため、各ブロックに代表市を置くものとする。
2 代表市の任期は、2年とする。
3 代表市は、前条に定める各ブロック内の協定市の市制施行順(前条に掲げる順。別表参照)に、その任に
あたるものとする。
(応援要請)
第4条 この協定に基づく応援要請は、大規模災害が発生した市(以下「発災市」という。)の市長が、各ブ
ロックの代表市の市長に行うものとする。
2 前項に規定する応援は、次の各号に掲げるものとする。
(1)食糧、飲料水及び生活物資並びにこれらの供給に必要な資機材の提供
(2)被災者の救出、医療、防疫、施設の復旧等に必要な資機材及び物資の提供
(3)救助及び復旧活動等に必要な職員の派遣
(4)被災者を一時収容するための施設の提供
(5)ボランティアのあっせん
(6)前各号に掲げるもののほか、救助及び復旧のために必要な事項
3 第1項の要請は、様式1により行うものとする。ただし、急を要する際は、口頭により様式1に掲げる事項
を明らかにして行うものとし、後日、各ブロックの代表市の市長に様式1を提出するものとする。
(応援の実施)
第5条 代表市は、応援要請があったときは、迅速にブロック内の協定市に要請内容を連絡するものとす
る。
2 代表市から連絡を受けた協定市は、可能な限り応援に努めるものとし、受諾できる応援内容を、代表市
に様式2により迅速に回答するものとする。
3 回答を受けた代表市は、これを速やかに取りまとめ、発災市に報告するものとする。
4 前2項の規定により、応援を受諾した協定市(以下「応援市」という。)は、速やかに応援体制を整えるも
のとし、応援にあたっての具体的な調整等は、発災市と応援市の間で直接行うものとする。
(応援従事者の業務)
第6条 第4条第2項第3号の規定により派遣された職員(以下「応援従事者」という。)は、発災市の市長の指
揮のもと業務(以下「応援業務」という。)を行うものとする。
(状況の報告)
第7条 発災市の市長は、応援市の市長に対して、定期的に応援従事者の活動状況を報告するものとする。
(経費負担)
第8条 この協定を実施するための必要な経費は、発災市の負担とする。ただし、応援従事者に係る経費に
55
資料編
ついては、同一の応援従事者の派遣期間が1月未満である場合は公務出張による扱いとし、応援市の負担
とする。
2 前項の規定により難い場合は、発災市と応援市が協議するものとする。
(災害補償等)
第 9 条 応 援 従 事 者 に 係 る 公 務 災 害 補 償 に つ い て は 、 地 方 公 務 員 災 害 補 償 法 ( 昭 和 42 年 法
律第121号)の定めるところによる。
2 第6条の規定により応援従事者が応援業務中に、第三者に対して損害を与えた場合は、発災市が賠償の責
任を負うものとし、発災市への往復経路の途中に生じた損害については、応援市が責務を負うものとす
る。
(連絡会議)
第10条 相互応援協定の事務の円滑な推進を図るため、必要に応じて、協定市の会議(以下「連絡会議」と
いう。)を開催することができるものとする。
2 連絡会議の招集は、各ブロックの代表市が協議のうえ、いずれかの代表市の市長が行うものとする。
(有効期間)
第11条 本協定の有効期間は、平成28年4月1日から平成29年3月31日までとする。ただし、期間満了の日の3
か月前までに、協定市から書面による解約の申出がないときは、更に1年間有効期間を延長するものと
し、以後も同様とする。
(協議)
第12条 本協定に定めのない事項及び疑義が生じたときは、連絡会議を招集し、協定市の市長が協議のうえ
定めるものとする。
この協定を証するため、協定市の市長記名押印の上、協定市がそれぞれ1通を保有する。
附 則
(効力の期日)
1 この協定は、平成28年4月1日から効力を生ずる。
(大規模災害発生時等における相互応援に関する協定の廃止)
2 大規模災害発生時等における相互応援に関する協定(平成8年11月27日)は、廃止する。
別表・様式省略
56
資料編
2 協同組合、卸売市場、地方行政機関、民間企業等との協定書の協定
1. 災害応急復旧工事等に関する業務協定書
甲府市水道局(以下「甲」という。)と甲府市管工事協同組合(以下「乙」という。)は次のとおり協定す
る。
(目的)
第1条 この協定は、甲が管理する上水道施設及び甲が相互応援に関する協定を締結している上水道施設に
ついて、地震予知情報発令時の安全措置及び地震災害、風災害その他の災害(以下「災害」という。)発生
時の機能回復のための応急復旧工事を実施することを目的とする。
(協力要請)
第2条 甲は、前条の目的を達成するため、安全措置及び応急復旧工事(以下「応急復旧工事等」という。)
を実施する必要があると認めたときは、乙に出動を要請する。
(応急復旧工事等施工者)
第3条 乙は、前条の出動要請があった場合に応急復旧工事等を円滑に実施するため、加盟業者(以下「施工
業者」という。)の工事施工区間又は区域をあらかじめ定めておかなければならない。ただし、災害の状
況その他によりやむを得ない事情が発生したときは、工事施工区間又は区域を変更することができるもの
とする。
2 乙は、前項の規定により工事施工区間及び区域を決定し、又は変更したときは、直ちに甲に通知するも
のとする。
(要請手続)
第4条 甲は、第2条の規定により乙に出動要請をする場合は、安全措置を必要とする場所又は災害の場所、
被害状況、工事内容等を電話により行うものとする。ただし、電話が途絶し、連絡が不可能なときは、職
員を派遣し、要請するものとする。
(協力活動)
第5条 施工業者は、甲が現場に派遣した職員の指示に従い、応急復旧工事等を実施するものとする。
2 前項の職員が派遣されていないときは、施工業者は、本協定の主旨に基づいて応急復旧工事等を実施す
るものとする。
(着工報告)
第6条 乙は、施工業者が応急復旧工事等に着手したときは、その状況を速やかに甲に報告するものとす
る。
(費用の立替え)
第7条 第5条の規定により生じた費用は、施工業者が一時立て替えておくものとする。
(精算単価)
第8条 前条の規定により施工業者が一時立て替えた費用の精算単価は、地震予知情報発令時又は災害発生
時における災害査定設計歩掛表又は市が定める設計単価表によるものとする。
(費用の支払)
第9条 甲は、第7条の規定により施工業者が一時立て替えをした費用については、施工業者と協議の上支払
うものとする。
(損失補償)
第10条 甲は、第2条の規定により応急復旧工事等に従事した者が、当該業務により死亡し、負傷し、若し
くは疾病にかかり、又は当該業務による負傷若しくは疾病により死亡し、若しくは著しい障害を有する状
態となった場合においては、本人又はその遺族若しくは被扶養者に対し、甲府市消防団員等公務災害補償
条例(昭和41年甲府市条例第28号)の規定の例により、その都度協議して損害補償を行うものとする。
(報告)
第11条 乙は、応急復旧工事等を円滑に実施するために必要な資機材、人員の把握に努め、甲から要請を受
けたときは、速やかに別記様式により報告するものとする。
(連絡責任者)
第12条 甲及び乙は、要請事項の伝達を正確かつ円滑に行うため、連絡責任者を別表第1のとおり定める。
(疑義等の解決)
第13条 この協定の定める事項に疑義を生じたとき又はこの協定に定めのない事項についてはその都度、甲
乙協議の上解決するものとする。
この協定を証するため、本書2通を作成し、甲乙両者記名押印の上各1通を保有する。
様式及び別表省略
57
資料編
2. 災害時における応急対策業務に関する協定書
(目的)
第1条 甲府市(以下「甲」という。)と甲府市建設安全協議会(以下「乙」という。)とは、地震、風水害、
雪害等の災害(以下「災害」という。)により、甲の管理する道路、河川、建物等の施設(以下「公共営造
物等」という。)に、被害が発生し、又は発生するおそれがある場合に、公共営造物等の機能の確保及び
回復を図ることを目的とする応急対策業務の実施に関し、必要な事項を定める。
(協力要請)
第2条 甲は、前条の目的のため、応急対策業務を実施する必要があると認めたときは、乙に対し応急業務
要請書(様式第1号)により協力を要請する。
ただし、緊急を要する場合には、電話等の通信手段により要請し、後日、遅滞なく応急業務要請書を送
付するものとする。
(協力者の報告)
第3条 乙は、協議会員の中から本協定に協力できる者(以下「協力者」という。)を協力者名簿(様式第2号)
により、協定締結後速やかに甲に提出するものとする。
2 乙は、協力者ごとの災害時出動態勢として、人員編成及び建設資機材等の数量を、資機材・編成人員報
告書(様式第3号)に取りまとめ、前項の規定による名簿とともに、甲に提出するものとする。
3 乙は、協力者名簿及び資機材・編成人員報告書について、毎年度4月1日に甲に報告するものとする。ま
た、その内容に変更が生じたときは、その都度報告するものとする。
(実施)
第4条 乙は、第2条により要請を受けたときは、甲と協議のうえ、協力者の中から応急対策業務等を実施す
る者(以下「実施者」という。)を決定し、速やかに応急対策業務に着手するよう指示するものとする。た
だし、緊急を要するときは、甲が実施者を直接決定することができる。
2 前項の応急対策業務の限度は、公共営造物等の機能確保にかかわる必要最小限度とする。
3 実施者は、応急対策業務の実施にあたっては、第三者に損害を与えないよう特段の注意を払うものとす
る。
4 実施者は、業務遂行の根拠とするため、業務内容が判定できる写真等の資料を整備するとともに、適
宜、応急対策業務の実施状況を報告し、業務が完了したときは速やかに応急業務完了報告書(様式第4号)
を提出するものとする。
(経費の負担)
第5条 実施者が前条の規定により甲の要請する業務を実施した場合において、そのために要した経費は、
甲が負担する。
(効力)
第6条 この協定の有効期間は、協定締結の日から平成11年3月31日までとする。ただし、この期間満了の日
の30日前までに、甲乙双方に異議の申出のない場合、更に1年間延長するものとし、その後において期間
満了したときも同様とする。
(協議事項)
第7条 この協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度甲乙協議して定める
ものとする。
様式省略
58
資料編
3. 災害時における物資の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と㈱岡島(以下「乙」という。)は、甲府市の地域に大規模な地震、風水害そ
の他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲の応急対策のた
め、乙が緊急に行う物資の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時物資供給要請書(様式1)により、乙へ要請
するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請し、事後すみやかに要請書を送付する
ものとする。
(物資の種類)
第2条 物資の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲での供給を行うも
のとする。
(1) 食料品
(2) 衣料品
(3) 寝具品
(4) 食器類
(5) 日用品
(6) その他応急措置に必要なもの
(引渡し)
第3条 物資の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、物資を確認のうえ引
き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は、前条の規定により物資の供給完了後、まとめて甲へ費用を請求するものとする。
2 物資の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成11年2月8日から平成12年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
59
資料編
4. 災害時における物資の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と㈱山交(以下「乙」という。)は、甲府市の地域に大規模な地震、風水害そ
の他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲の応急対策のた
め、乙が緊急に行う物資の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時物資供給要請書(様式1)により、乙へ要請
するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請し、事後すみやかに要請書を送付する
ものとする。
(物資の種類)
第2条 物資の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲での供給を行うも
のとする。
(1) 食料品
(2) 衣料品
(3) 寝具品
(4) 食器類
(5) 日用品
(6) その他応急措置に必要なもの
(引渡し)
第3条 物資の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、物資を確認のうえ引
き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は、前条の規定により物資の供給完了後、まとめて甲へ費用を請求するものとする。
2 物資の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成11年2月8日から平成12年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
60
資料編
5. 災害時における物資の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と㈱オギノ(以下「乙」という。)は、甲府市の地域に大規模な地震、風水害
その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲の応急対策の
ため、乙が緊急に行う物資の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時物資供給要請書(様式1)により、乙へ要請
するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請し、事後すみやかに要請書を送付する
ものとする。
(物資の種類)
第2条 物資の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲での供給を行うも
のとする。
(1) 食料品
(2) 衣料品
(3) 寝具品
(4) 食器類
(5) 日用品
(6) その他応急措置に必要なもの
(引渡し)
第3条 物資の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、物資を確認のうえ引
き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は、前条の規定により物資の供給完了後、まとめて甲へ費用を請求するものとする。
2 物資の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成11年2月8日から平成12年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
61
資料編
6. 災害時における物資供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と生活協同組合市民生協やまなし(以下「乙」という。)は、甲の地域内に大
規模な地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)におい
て、甲が行う応急対策のため、緊急に必要とする物資の供給について次のとおり協定を締結する。
(物資の種類)
第1条 供給される物資の種類は、別表のとおりとする。ただし、その他必要なものについては、乙は業務
に支障のない範囲で要請に応じるものとする。
(要請手続)
第2条 災害時に、甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時物資供給要請書(様式1)により、乙ヘ要
請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請し、事後すみやかに要請書を送付す
るものとする。
(引渡し)
第3条 乙は、甲から要請を受けた場合は、甲に対して優先的に物資を引き渡すものとする。引渡し場所
は、甲の指定場所とする。
(支払の請求)
第4条 乙は、前条の規定により物資の供給完了後、一括して甲へ費用の請求を行うものとする。
2 物資の供給に係る費用は、災害時直前の価格を基準とし、甲乙協議のうえ定めるものとする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し、適当と認めたときは、すみやかに
費用を支払うものとする。
(連絡担当課)
第6条 甲及び乙は、物資供給の窓口として、連絡担当課を定めておくものとする。
(報告)
第7条 甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求めることができるものとする。
(協議)
第8条 この協定に定めのない事項及びこの協定について疑義が生じたときは、その都度甲乙協議のうえ定
めるものとする。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、平成11年5月21日から平成12年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、更に1年間
有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
別表・様式省略
62
資料編
7. 災害時における物資供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と生活クラブ生活協同組合(以下「乙」という。)は、甲の地域内に大規模な
地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲
が行う応急対策のため、緊急に必要とする物資の供給について次のとおり協定を締結する。
(物資の種類)
第1条 供給される物資の種類は、別表のとおりとする。ただし、その他必要なものについては、乙は業務
に支障のない範囲で要請に応じるものとする。
(要請手続)
第2条 災害時に、甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時物資供給要請書(様式1)により、乙ヘ要
請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請し、事後すみやかに要請書を送付す
るものとする。
(引渡し)
第3条 乙は、甲から要請を受けた場合は、甲に対して優先的に物資を引き渡すものとする。引渡し場所
は、甲の指定場所とする。
(支払の請求)
第4条 乙は、前条の規定により物資の供給完了後、一括して甲へ費用の請求を行うものとする。
2 物資の供給に係る費用は、災害時直前の価格を基準とし、甲乙協議のうえ定めるものとする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し、適当と認めたときは、すみやかに
費用を支払うものとする。
(連絡担当課)
第6条 甲及び乙は、物資供給の窓口として、連絡担当課を定めておくものとする。
(報告)
第7条 甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求めることができるものとする。
(協議)
第8条 この協定に定めのない事項及びこの協定について疑義が生じたときは、その都度甲乙協議のうえ定
めるものとする。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、平成11年5月21日から平成12年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、更に1年間
有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
別表・様式省略
63
資料編
8. 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と一般社団法人山梨県トラック協会(以下「乙」という。)とは、次のとおり
災害時における物資等の緊急輸送に関する協定(以下「協定」という。)を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、甲の地域内に大規模な地震、風水害、その他の災害が発生し、又は発生のおそれがあ
る場合(以下「災害時」という。)において、甲が甲府市地域防災計画に基づき行う災害応急対策としての
物資等の緊急輸送業務が適正かつ円滑に実施されることを目的とする。
(協力要請)
第2条 甲は、災害時において、乙に対し、物資等の輸送を要請するときは、次に掲げる事項を明示した文
書(別記様式1)により行うものとする。ただし、文書によるいとまがない場合は、口頭又は電話等により
要請し、事後、速やかに文書を送付するものとする。
(1) 災害の状況及び輸送の協力を要請する事由
(2) 輸送に必要な車両種類、車両数及び人員
(3) 輸送物資等の種類・数量
(4) 物資積込み・取り下ろし場所
(5) 要請する期間及び活動内容
(6) その他必要となる事項
(協力の実施)
第3条 乙は、甲の要請を受けたときは、やむを得ない事由のない限り、他の業務に優先して協力するもの
とする。
2 甲は、乙が実施する輸送が円滑に実施できるよう、情報の提供その他必要な協力を行うものとする。
(報告)
第4条 乙は、前条の規定に基づき協力した場合は、速やかに甲に対し、次の事項を明示した文書(別記様式
2)により報告するものとする。ただし、緊急を要する場合は、口頭又は電話等をもって報告し、事後、文
書を提出するものとする。
(1) 輸送期日、輸送先
(2) 車両種類、車両数、人員
(3) 輸送物資等
(4) その他必要な事項
(経費の負担)
第5条 乙が第3条の規定により実施した業務に要した費用は、甲が負担するものとする。
2 前項に規定する費用は、災害発生時直前における地域の事業者の届出運賃・料金を基準として、甲乙協
議のうえ定めるものとする。
(費用支払)
第6条 甲は、前条第2項により定められた費用を請求された場合は、速やかに費用を支払うものとする。
(事故等)
第7条 乙の供給した事業用自動車が故障その他の理由により運行を中断したときは、乙は速やかに当該事
業用自動車を交換してその供給を継続するものとする。
2 乙は、前項の場合その他事業用自動車の運行に際し、事故が発生したときは、甲に対し速やかにその状
況を報告するものとする。
(補償)
第8条 輸送業務に従事する者が、従事中に災害を受けた場合は、労働者災害補償保険等の関係法令に基づ
き補償を受けるものとする。
2 前項のほか、輸送先において甲からの要請により、災害対策基本法に基づく応急措置の業務に従事し、
災害を受けた場合は、甲が甲府市消防団員等公務災害補償条例の規定を適用し補償するものとする。
(連絡責任者)
第9条 この協定の実施に関する連絡責任者は、甲においては、地域振興部防災課長とし、乙においては、
専務理事とする。
(協議)
第10条 この協定に定めのない事項及びこの協定について疑義が生じたときは、その都度甲乙協議のうえ定
めるものとする。
(適用)
第11条 この協定は、締結の日から適用し、甲又は乙が文書をもって協定を終了させる意志を通知しない限
り、その効力は継続するものとする。
様式省略
64
資料編
9. 災害時における物資等の緊急輸送に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と赤帽山梨県軽自動車運送協同組合(以下「乙」という。)とは、次のとおり
災害時における物資等の緊急輸送に関する協定(以下「協定」という。)を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、甲の地域内に大規模な地震、風水害、その他の災害が発生し、又は発生のおそれがあ
る場合(以下「災害時」という。)において、甲が甲府市地域防災計画に基づき行う災害応急対策としての
物資等の緊急輸送業務が適正かつ円滑に実施されることを目的とする。
(協力要請)
第2条 甲は、災害時において、乙に対し、物資等の輸送を要請するときは、次に掲げる事項を明示した文
書(別記様式1)により行うものとする。ただし、文書によるいとまがない場合は、口頭又は電話等により
要請し、事後、速やかに文書を送付するものとする。
(1) 災害の状況及び輸送の協力を要請する事由
(2) 輸送に必要な車両種類、車両数及び人員
(3) 輸送物資等の種類・数量
(4) 物資積込み・取り下ろし場所
(5) 要請する期間及び活動内容
(6) その他必要となる事項
(協力の実施)
第3条 乙は、甲の要請を受けたときは、やむを得ない事由のない限り、他の業務に優先して協力するもの
とする。
2 甲は、乙が実施する輸送が円滑に実施できるよう、情報の提供その他必要な協力を行うものとする。
(報告)
第4条 乙は、前条の規定に基づき協力した場合は、速やかに甲に対し、次の事項を明示した文書(別記様式
2)により報告するものとする。ただし、緊急を要する場合は、口頭又は電話等をもって報告し、事後、文
書を提出するものとする。
(1) 輸送期日、輸送先
(2) 車両種類、車両数、人員
(3) 輸送物資等
(4) その他必要な事項
(経費の負担)
第5条 乙が第3条の規定により実施した業務に要した費用は、甲が負担するものとする。
2 前項に規定する費用は、災害発生時直前における地域の事業者の届出運賃・料金を基準として、甲乙協
議のうえ定めるものとする。
(費用支払)
第6条 甲は、前条第2項により定められた費用を請求された場合は、速やかに費用を支払うものとする。
(事故等)
第7条 乙の供給した事業用自動車が故障その他の理由により運行を中断したときは、乙は速やかに当該事
業用自動車を交換してその供給を継続するものとする。
2 乙は、前項の場合その他事業用自動車の運行に際し、事故が発生したときは、甲に対し速やかにその状
況を報告するものとする。
(補償)
第8条 輸送業務に従事する者が、従事中に災害を受けた場合は、労働者災害補償保険等の関係法令に基づ
き補償を受けるものとする。
2 前項のほか、輸送先において甲からの要請により、災害対策基本法に基づく応急措置の業務に従事し、
災害を受けた場合は、甲が甲府市消防団員等公務災害補償条例の規定を適用し補償するものとする。
(連絡責任者)
第9条 この協定の実施に関する連絡責任者は、甲においては、地域振興部防災課長とし、乙においては、
専務理事とする。
(協議)
第10条 この協定に定めのない事項及びこの協定について疑義が生じたときは、その都度甲乙協議のうえ定
めるものとする。
(適用)
第11条 この協定は、締結の日から適用し、甲又は乙が文書をもって協定を終了させる意志を通知しない限
り、その効力は継続するものとする。
様式省略
65
資料編
10. 災害防災情報等の放送に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と株式会社エフエム甲府(以下「乙」という。)とは、地震災害、風水害その
他の災害(以下「災害等」という。)が発生した場合又は発生するおそれがある場合及び東海地震予知関連情
報が発表された場合等における防災上必要な各種の情報(以下「災害防災情報等」という。)の放送に関し、
次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 甲及び乙は、地域における各々の役割と使命に基づき、別表に掲げる災害防災情報等を市民、滞留
旅客及び事業所等に適切に伝えるため相互に協力するものとする。
(災害防災情報等の放送)
第2条 乙は、災害防災情報等の放送が必要と認めた場合は、その判断のもとに通常番組に優先して災害防
災情報等を放送するものとする。
(災害防災情報等の提供)
第3条 甲は、災害防災情報等の放送が必要と認めた場合は、乙に対して災害防災情報等を提供し、乙の番
組編成権を侵害しない範囲で放送を要請することができる。
2 乙は、災害防災情報等の放送が必要と認めた場合は、甲に対して、災害防災情報等の提供を求めること
ができる。
(連絡責任者)
第4条 甲及び乙は、それぞれ連絡責任者を定めて、協定の実施について遺漏のないよう努めるものとす
る。
2 連絡責任者を定めた場合及び変更があった場合は、その都度相互に通知するものとする。
(放送費用)
第5条 災害防災情報等の放送に必要な費用は無償とする。ただし、甲が第3条第1項の規定により放送を要
請した場合で、乙の通常使用している放送施設以外の場所で放送を行う必要があると認められるときは、
甲は、当該放送に必要な電話回線及び電力の使用に要する経費を負担するものとする。
(協議)
第6条 本協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度甲乙協議して定めるも
のとする。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、協定締結の日から平成17年3月31日までとする。ただし、この期間満了の日
の1月前までに、甲乙いずれからも異議の申出のない場合、更に1年間延長するものとし、以後も同様とす
る。
別表・様式省略
66
資料編
11. 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と株式会社レンタルのニッケン(以下「乙」という。)は、甲の地域に大規模
な地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、
甲の応急対策のため、乙が緊急に行う仮設資機材の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時仮設資機材供給要請書(様式1。以下「要
請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請
し、事後すみやかに要請書を送付するものとする。
(物資の種類)
第2条 物資の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲で優先的に供給を
行うものとする。
(1) 仮設トイレ、仮設ハウス、事務所備品
(2) ストーブ、扇風機等の季節商品
(3) その他、災害応急、復旧作業に必要なもの
(引渡し)
第3条 物資の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、物資を確認のうえ引
き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は前条の規定により物資の供給完了後、甲へ費用を請求するものとする。
2 物資の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
67
資料編
12. 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と太陽建機レンタル株式会社(以下「乙」という。)は、甲の地域に大規模な
地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲
の応急対策のため、乙が緊急に行う仮設資機材の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が物資の供給を受けようとするときは、災害時仮設資機材供給要請書(様式1。以下「要
請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要請
し、事後すみやかに要請書を送付するものとする。
(物資の種類)
第2条 物資の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲で優先的に供給を
行うものとする。
(1) 仮設トイレ、仮設ハウス、事務所備品
(2) ストーブ、扇風機等の季節商品
(3) その他、災害応急、復旧作業に必要なもの
(引渡し)
第3条 物資の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、物資を確認のうえ引
き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は前条の規定により物資の供給完了後、甲へ費用を請求するものとする。
2 物資の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
68
資料編
13. 災害防災情報等の放送に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と株式会社日本ネットワークサービス(以下「乙」という。)とは、地震災
害、風水害その他の災害(以下「災害等」という。)が発生した場合又は発生するおそれがある場合及び東海
地震予知関連情報が発表された場合等における防災上必要な各種情報(以下「災害防災情報等」という。)の
放送に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 甲及び乙は、地域における各々の役割と使命に基づき、別表に掲げる災害防災情報等を市民、滞留
旅客及び事業所等に適切に伝えるため相互に協力するものとする。
(災害防災情報等の放送)
第2条 乙は災害防災情報等の放送が必要と認めた場合は、その判断のもとに通常番組に優先して災害防災
情報等を放送(スーパーインポーズ)するものとする。
2 乙の通常使用している放送施設以外の場所で放送を行う必要があると認められるときは、甲は、乙に中
継に必要な場所を確保し、提供するものとする。
(災害防災情報等の提供)
第3条 甲は、災害防災情報等の放送が必要と認めた場合、乙に対して災害防災情報等を提供し、乙の番組
編成権を侵害しない範囲で放送を要請することができる。
2 乙は、災害防災情報等の放送が必要と認めた場合は、甲に対して、災害防災等の提供を求めることがで
きる。
(CATV及びCCNet回線の設置)
第4条 甲は、乙に対して避難場所等へのCATV又はCCNet回線の設置を、必要に応じ要請するものとする。
2 乙は、甲の要請のもと、すみやかにCATV又はCCNet回線を、当該指定箇所に設置するものとする。
(連絡責任者)
第5条 甲及び乙は、それぞれ連絡責任者を定めて、協定の実施について遺漏ないよう努めるものとする。
2 連絡責任者を定めた場合及び変更があつた場合は、その都度相互に通知するものとする。
(放送及び設置費用)
第6条 災害防災情報等の放送及び回線仮設に必要な経費は、乙の負担とする。ただし、甲の要請により乙
の放送施設以外の場所で放送する場合、中継に係わる電力の費用は、甲の負担とする。また、第4条第2項
の規定により乙がCATV及びCCNet回線を仮設する場合、甲は、その工事費の実費のみを負担するものとす
る。
(協議)
第7条 本協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度甲乙協議して定めるも
のとする。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、協定締結の日から平成19年3月31日までとする。ただし、この期間満了の日
の1ヶ月前迄に、甲乙いずれからも異議の申し出のない場合、更に1年間延長するものとし、以後も同様と
する。
様式省略
69
資料編
14. 災害時における情報伝達手段の提供及び救援物資提供に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)とコカ・コーライーストジャパン株式会社(以下「乙」という。)は、災害時
における情報伝達手段の提供及び救援物資提供に関し、次のとおり協定(以下「本協定」という。)を締結す
る。
(目的)
第1条 甲及び乙は、乙が所有するメッセージボード搭載地域貢献型自動販売機(以下「自販機」という。)
を利用した災害時における情報伝達手段の提供及び救援物資提供について必要な事項を定めるものとす
る。
(甲乙の役割)
第2条 甲乙の役割は次のとおりとする。
(1) 甲の役割
甲は甲の責務に基づき、乙所有自販機に搭載したメッセージボードを活用し、災害・防災情報等を適
切かつ迅速に市民に提供する事。
(2) 乙の役割
甲が利用する自販機について、乙の負担にて情報提供の環境を整え、無償貸与するとともに、第4条
に定める救援物資の提供に努める事。
(協力)
第3条 甲及び乙は、本協定を実施する為に次の事項について相互に協力するものとする。
(1) 甲が所有する施設のうち、より多くの市民へ情報提供が可能な場所への自販機の設置協力を行うも
のとする。
(2) 乙は、自販機の設置に関する費用、附帯工事費等を負担するものとする。
(救援物資提供)
第4条 乙は市内に震度5弱以上の地震又は、同等以上の災害が発生、若しくは発生する恐れがある場合にお
いて、甲に災害対策本部が設置され、その災害対策本部から物資の提供について要請があったときは、次
の内容により協力するものとする。
(1) 自販機の機内在庫の製品を甲に無償提供するものとする。
(2) 速やかに補充体制を整えるなど、可能な限り供給するため、万全を期するものとする。ただし道路
不通及び停電等により供給に支障が生じた場合は、甲との協議により対策を講ずるものとする。
(制限等)
第5条 甲及び乙は、本協定の履行に関して知り得た、相手方の業務上の機密事項、システム、その他情報
等を、書面若しくは口頭によるを問わず、第三者に漏洩してはならない。
(有効期間及び契約の更新)
第6条 本協定の有効期間は、締結の日から1年とする。但し、有効期間満了の3ヶ月前までに甲乙両者異議
なき場合は、1年を単位として、自動的に更新継続されるものとし、以後も同様とする。
(協議)
第7条 本協定書に定めのない事項に関しては、その都度、甲乙協議して定めるものとする。
70
資料編
15. 災害時における石油燃料等の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県石油協同組合(以下「乙」という。)は、次のとおり石油燃料等の供
給に関する協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域に大規模な地震、風水害その他の災害及び甲の国民保護計画が対象とする事
態(以下「大規模災害等」という。)が発生し、又は発生のおそれがある場合において、甲の災害応急、復
旧対策のため、乙が緊急に行う石油燃料等の供給について必要な事項を定めるものとする。
(供給対象)
第2条 供給対象は、甲の次の施設及び車両とする。
(1) 本庁舎、総合市民会館(災害対策本部を設置した場合)(以下「本庁舎等」という。)
(2) 指定避難所
(3) 緊急通行(輸送)車両標章を表示した公用車、借上げ車(以下「公用車等」という。)
(燃料等の種類)
第3条乙が甲に供給する石油燃料等の種類は、次のとおりとする。
(1) ガソリン
(2) 重油
(3) 軽油
(4) 灯油
(5) 油脂類、その他
(要請手続)
第4条 甲の本庁舎等及び指定避難所が、大規模災害等において石油燃料等の供給を受けようとするとき
は、災害時石油燃料等供給要請書(様式1以下「要請書」という。)により、乙へ要請するものとする。た
だし、緊急を要するときは電話等により要請し、供給を受けた後、速やかに要請書を送付するものとす
る。
2 甲の公用車等が大規模災害等において石油燃料等の供給を受けようとするときは、給油発注票(様式2以
下「発注票」という。)により供給を受ける。ただし、緊急を要するときは供給を受けた後、速やかに発
注票を送付するものとする。
(供給方法)
第5条 甲の施設及び車両に対する乙の石油燃料等の供給方法は、次のとおりとする。
(1) 本庁舎等については給油所から供給する。非常用発電機用の重油については、乙の重油貯蔵所から
タンクローリーで供給する。
(2) 指定避難所については給油所から供給する。
(3) 公用車等については給油所において供給する。
2 前項第2号の供給を行うために、乙は、給油所をその所在地に基づいて別表に掲げる甲の小学校地区ごと
に区分し、毎年度4月1日に甲に報告するものとする。また、その内容に変更が生じたときは、その都度報
告するものとする。
3 給油所は、別表に基づき、当該小学校地区内の施設等に供給を行うものとする。小学校地区内に給油所
がない地区については、隣接した他の小学校地区の給油所が供給を行うものとする。
4 乙は、甲から要請があった場合、可能なかぎり優先的に石油燃料等を供給するものとし、本庁舎等及び
指定避難所に対しては配達するものとする。
5 前項の規定にかかわらず、大規模災害等において、乙に甲の本庁舎等及び指定避難所に対する配達の余
裕がない場合は、甲の職員が連絡を取った上で、直接給油所で供給を受けるものとする。
(供給の確認)
第6条 甲が石油燃料等の供給を受けるときは、甲の職員が数量を確認のうえ引き取るものとする。
2 給油所は、本庁舎等及び指定避難所に石油燃料等を供給したときは給油所の納入伝票を提出し、公用車
等に供給したときは発注票の給油確認票を提出するものとする。
(支払の請求)
第7条 乙は、前条の規定により石油燃料等の供給完了後、甲へ費用を請求するものとする。
2 石油燃料等の価格、その他供給に係る費用は、大規模災害等の直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第8条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を確認し、適当と認めたときは、すみやかに
費用を支払うものとする。
(協議)
第9条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
71
資料編
る。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成20年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
72
資料編
16. 災害時における応急対策業務に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と甲府市電設協力会(以下「乙」という。)は、次のとおり応急対策業務に関
する協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域に大規模な地震、風水害その他の災害及び甲の国民保護計画が対象とする事
態(以下「大規模災害等」という。)により甲の管理する道路、建物等の施設(以下「公共造営物等」とい
う。)に被害が発生し、又は発生のおそれがある場合において、公共造営物等の安全措置、機能の確保及
び回復を図ることを目的として、乙が行う応急対策業務の実施について必要な事項を定める。
(要請手続)
第2条 甲は、前条の目的のため、応急対策業務を実施する必要があると認めたときは、応急業務要請書(様
式1以下「要請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等に
より要請し、事後速やかに要請書を送付するものとする。
(協力者の報告)
第3条 乙は、協力会員の中から本協定に協力できる者(以下「協力者」という。)を記載した協力者名簿(様
式2)を作成する。また、協力者ごとの災害時出動態勢として、人員編成及び建設資機材等の数量を、資機
材・編成人員報告書(様式3)に取りまとめ、併せて協定締結後速やかに甲に提出するものとする。
2 乙は、協力者名簿及び資機材・編成人員報告書について、毎年度4月1日に甲に報告するものとする。ま
た、その内容に変更が生じたときは、その都度報告するものとする。
(実施)
第4条 乙は、第2条により要請を受けたときは、甲と協議のうえ、協力者の中から応急対策業務を実施する
者(以下「実施者」という。)を決定し、速やかに応急対策業務に着手するように指示するものとする。だ
だし、緊急を要するときは、甲が実施者を直接決定することができる。
2 前項の応急対策業務は、公共造営物等の安全措置、機能確保及び回復にかかわる必要最小限度とする。
3 実施者は、応急対策業務の実施にあたっては、第三者に損害を与えないよう特段の注意を払うものとす
る。
4 実施者は、業務遂行の根拠とするため、業務内容が判定できる写真等の資料を整備するとともに、適
宜、応急対策業務の実施状況を報告し、業務が完了したときは、速やかに応急業務完了報告書(様式4)を
提出するものとする。
(経費の請求、支払)
第5条 実施者は前条の規定により甲の要請する業務を実施した後、そのために要した経費を甲に請求する
ものとする。
2 甲は、経費を請求された場合は、応急業務報告書を確認し、適当と認めたときは、速やかに経費を支払
うものとする。
(協議)
第6条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成20年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
73
資料編
17. 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と株式会社アクティオ(以下「乙」という。)は、甲の地域に大規模な地震、
風水害その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲の応急
対策のため、乙が緊急に行う仮設資機材の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が資機材の供給を受けようとするときは、災害時仮設資機材供給要請書(様式1。以下
「要請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要
請し、事後すみやかに要請書を送付するものとする。
(資機材の種類)
第2条 資機材の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲で優先的に供給
を行うものとする。
(1) 仮設トイレ、仮設ハウス、事務所備品
(2) ストーブ、扇風機等の季節用品
(3) その他、災害応急、復旧作業に必要なもの
(引渡し)
第3条 資機材の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、資機材を確認のう
え引き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は前条の規定により資機材の供給完了後、甲へ費用を請求するものとする。
2 資機材の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成20年1月15日から平成20年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
74
資料編
18. 災害時における仮設資機材の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と甲陽建機リース株式会社(以下「乙」という。)は、甲の地域に大規模な地
震、風水害その他の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合(以下「災害時」という。)において、甲の
応急対策のため、乙が緊急に行う仮設資機材の供給について、次のとおり協定を締結する。
(要請手続)
第1条 災害時に甲が資機材の供給を受けようとするときは、災害時仮設資機材供給要請書(様式1。以下
「要請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等により要
請し、事後すみやかに要請書を送付するものとする。
(資機材の種類)
第2条 資機材の種類は、次のとおりとし、乙は甲に対し、災害時において乙の可能な範囲で優先的に供給
を行うものとする。
(1) 仮設トイレ、仮設ハウス、事務所備品
(2) ストーブ、扇風機等の季節用品
(3) その他、災害応急、復旧作業に必要なもの
(引渡し)
第3条 資機材の引渡し場所は、甲が指定するものとし、甲は当該場所に職員を派遣し、資機材を確認のう
え引き取るものとする。
(支払の請求)
第4条 乙は前条の規定により資機材の供給完了後、甲へ費用を請求するものとする。
2 資機材の価格、その他供給に係る費用は、災害時直前における適正な価格とする。
(費用支払)
第5条 甲は、前条により費用を請求された場合は、その内容を調査し適当と認めたときは、すみやかに費
用を支払うものとする。
(報告)
第6条 この協定の万全な実行を期すため、甲は乙に対して、その在庫品目、数量等について報告を求める
ことができるものとする。
(協議)
第7条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、平成20年6月26日から平成21年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
75
資料編
19. 災害時における応急対策業務に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と一般社団法人全国クレーン建設業協会山梨県支部(以下「乙」という。)
は、次のとおり応急対策業務に関する協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に大規模な地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがあ
る場合(以下「災害時」という。)において、甲が実施する緊急な応急対策業務を円滑に推進することを目
的として、甲が乙に要請する移動式クレーン等による業務に関し、必要な事項を定める。
(要請)
第2条 甲は前条の目的を達成するため、緊急的な応急対策業務として移動式クレーン等による業務が必要
と認めたときは、応急対策業務要請書(様式1以下「要請書」という。)により乙へ要請するものとする。
ただし、緊急を要するときは、口頭又は電話等により要請し、事後速やかに要請書を送付するものとす
る。
(協力体制の策定及び報告)
第3条 乙は、甲からの要請に対し、速やかに対応できるよう緊急要請に対応する組織内体制(以下「緊急体
制」という。)を取り決めるとともに、協定締結後速やかに、甲にその設定状況を報告するものとする。
2 乙は、甲に報告した緊急体制に変更が生じたときは、速やかに甲に報告するものとする。
(実施)
第4条 乙は、第2条により要請を受けたときは、甲に報告した緊急体制により応急対応を実施する者(以下
「実施者」という。)を決定し、速やかに応急対策業務に着手するよう指示するものとする。ただし、緊
急及び状況による対応能力機器が必要な場合は、甲が実施者を直接決定し、業務を要請することができ
る。
2 前項の応急対策業務は、公共造営物等の安全措置、機能確保及び回復にかかわる必要最小限度とする。
3 実施者は、応急対策業務の実施にあたっては、第三者に損害を与えないよう特段の注意を払うものとす
る。
4 実施者は、適宜、応急対策業務の実施状況を報告し、業務が完了したときは、速やかに応急対策業務報
告書(様式2)を甲に提出するものとする。
(経費の請求、支払)
第5条 乙は、前条の規定により甲の要請する業務を実施した後、そのために要した経費を甲に請求するも
のとする。
2 甲は、乙から経費を請求された場合は、応急業務報告書を確認し、適当と認めたときは、速やかに経費
を支払うものとする。
3 応急対策業務の実施にかかる費用は、大規模災害等の直前における適正な通常業務の価格とする。
(協議)
第6条 この協定に定めない事項、疑義が生じた事項、改定を必要とする事項及びこの協定の実施に関し必
要な事項は、その都度甲乙協議して定めるものとする。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成21年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の日の1箇月前までに甲乙いずれからもこの協定の改定又は解約の意思表示がないとき
は、さらに1年間有効期限を延長するものとし、以後もこの例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
76
資料編
20. 災害時における応急対策業務に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と協同組合甲府市造園協会(以下「乙」という。)は、次のとおり応急対策業
務に関する協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域に大規模な地震、風水害その他の災害及び甲の国民保護計画が対象とする事
態(以下「大規模災害等」という。)により甲の管理する道路、公園等の施設(以下「公共造営物等」とい
う。)に被害が発生し、又は発生のおそれがある場合において、公共造営物等の安全措置、機能の確保及
び回復を図ることを目的として、乙が行う応急対策業務の実施について必要な事項を定める。
(要請手続)
第2条 甲は、前条の目的のため、応急対策業務を実施する必要があると認めたときは、応急業務要請書(様
式1以下「要請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等に
より要請し、事後速やかに要請書を送付するものとする。
(協力体制の整備及び報告)
第3条乙は、甲からの要請に対し、速やかに対応できるよう組織内体制を整備し、その内容を本協定締結後
速やかに、甲に報告するものとする。
2 乙は、前項の組織内体制に変更が生じたときは、その変更内容を速やかに甲に報告するものとする。
(実施)
第4条 乙は、第2条により要請を受けたときは、特別な理由がない限り、他の業務に優先して応急対策業務
に着手するものとする。
2 前項の応急対策業務は、公共造営物等の安全措置、機能確保及び回復等、必要最小限度のものとする。
3 乙は、応急対策業務の実施にあたっては、第三者に損害を与えないよう特段の注意を払うものとする。
4 乙は、業務遂行の根拠とするため、業務内容が判定できる写真等の資料を整備するとともに、適宜、応
急対策業務の実施状況を報告し、業務が完了したときは、速やかに応急業務完了報告書(様式4)を提出す
るものとする。
(経費の請求、支払)
第5条 乙は前条の規定により甲の要請する業務を実施した後、そのために要した経費を甲に請求するもの
とする。
2 甲は、経費を請求された場合は、応急業務完了報告書を確認し、適当と認めたときは、速やかに経費を
支払うものとする。
(協議)
第6条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定め
る。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成23年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
77
資料編
21. 災害時における被害家屋状況調査に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県土地家屋調査士会(以下「乙」という。)は、災害時における被害家
屋状況調査(以下「状況調査」という。)に関し、次のとおり協定を締結する。
(状況調査への協力)
第1条 甲は、甲府市内に災害が発生した場合において、乙の協力が必要と認めるときは、乙に対し、状況
調査の実施について協力を要請することができる。
2 乙は、前項の要請を受けたときは、乙の会員を甲に派遣し、甲と協力して状況調査を実施する。
(状況調査の内容)
第2条 状況調査の内容は、次に掲げるものとする。
(1) 「災害に係る住家の被害認定基準運用指針」に基づき、甲の職員と連携して、甲府市内の家屋を調
査すること。
(2) 甲が発行する「罹災証明」について、市民からの相談の補助をすること。
(費用の負担)
第3条 甲は、第1条第2項の規定により派遣された乙の会員の人件費等の経費を負担しない。ただし、状況
調査に必要な資機材は甲が用意するものとする。
(研修会の実施)
第4条 乙は、状況調査に必要な知識を習得する為に研修会を開催するものとし、甲に当該研修会の講師の
派遣を要請することができる。
(秘密の保持)
第5条 乙及び乙の会員は、状況調査の実施により知り得た甲又は第三者の情報を第三者に漏らしてはなら
ない。状況調査の終了後も、また同様とする。
(従事者の災害補償)
第6条 乙は、状況調査に従事した乙の会員が当該調査のために負傷し、疾病にかかり、又は死亡した場合
は、乙が別途に加入する災害補償保険により対応する。
(協議)
第7条 本協定に定めのない事項及びこの協定の実施に関し必要な事項は、その都度甲乙協議して定めるも
のとする。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成24年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
78
資料編
22. 災害時における応急対策業務に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県消防設備事業組合(以下「乙」という。)は、次のとおり応急対策業
務に関する協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域に大規模な地震、風水害その他の災害及び甲の国民保護計画が対象とする事
態の発生により、甲の管理する建物及び防災資機材等に被害が発生し、又は発生のおそれがある場合にお
いて、建物及び防災資機材等の機能の確保と回復を図ることを目的として、乙が行う応急対策業務の実施
について必要な事項を定める。
(要請手続)
第2条 甲は、前条の目的のため、応急対策業務を実施する必要があると認めたときは、応急業務要請書(様
式1以下「要請書」という。)により、乙へ要請するものとする。ただし、緊急を要するときは、電話等に
より要請し、事後速やかに要請書を送付するものとする。
(協力者の報告)
第3条 乙は、協力会員の中から本協定に協力できる者(以下「協力者」という。)を記載した協力者名簿(様
式2)を作成する。また、協力者ごとの災害時出動態勢として、人員編成を、編成人員報告書(様式3)に取
りまとめ、併せて協定締結後速やかに甲に提出するものとする。
2 乙は、協力者名簿及び編成人員報告書について、毎年度4月1日に甲に報告するものとする。また、その
内容に変更が生じたときは、その都度報告するものとする。
(実施)
第4条 乙は、第2条により要請を受けたときは、甲と協議のうえ、協力者の中から応急対策業務を実施する
者(以下「実施者」という。)を決定し、速やかに応急対策業務に着手するように指示するものとする。だ
だし、緊急を要するときは、甲が実施者を直接決定することができる。
2 前項の応急対策業務は、甲が管理する建物及び防災資機材の機能確保及び回復にかかわる必要最小限度
とする。
3 実施者は、応急対策業務の実施にあたっては、第三者に損害を与えないよう特段の注意を払うものとす
る。
4 実施者は、業務遂行の根拠とするため、業務内容が判定できる写真等の資料を整備するとともに、適
宜、応急対策業務の実施状況を報告し、業務が完了したときは、速やかに応急業務完了報告書(様式4)を
提出するものとする。
(経費の請求、支払)
第5条 実施者は前条の規定により甲の要請する業務を実施した後、そのために要した経費を甲に請求する
ものとする。
2 甲は、経費を請求された場合は、応急業務完了報告書を確認し、適当と認めたときは、速やかに経費を
支払うものとする。
(協議)
第6条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度甲乙協議して定める。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成24年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1か月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
79
資料編
23. 災害時における支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と国立大学法人山梨大学(以下「乙」という。)は、次のとおり災害発生時の
支援に関し協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、地震等の大規模災害が発生した場合に、市民の生活復興の応急対策を迅速に推進する
ための支援体制について定めることを目的とする。
(支援内容)
第2条 乙が甲に対して行う支援内容は、次のとおりとする。
(1) 災害時の救援物資等の集積及び配送拠点として大学施設の提供
(2) 被災者を支援するためのボランティアの活動拠点として大学施設の提供
(3) 前各号に掲げるもののほか、特に甲から要請のあった事項
(要請手続)
第3条 前条に規定する支援を要請する場合は、次のとおりとする。
(1) 甲は乙に、原則として様式1号により支援の内容、期間等必要事項を示して行うものとする。ただ
し、文書で要請するいとまがないときは、電話、口頭等で要請し、その後速やかに文書を送付するも
のとする。
(2) 乙は甲に、原則として様式2号により支援の内容、期間等必要事項を示して回答するものとする。た
だし、文書で回答するいとまがないときは、電話、口頭等で回答し、その後速やかに文書を送付する
ものとする。
(支援)
第4条 乙は甲から前条の規定による支援要請を受けた場合は、協定の内容に従って可能な限り支援に努め
るものとする。ただし、止むを得ない事情により支援要請に応じられない場合はこの限りではない。
(撤収)
第5条 甲は、乙の施設の使用に際しては、乙の教育・研究活動の妨げにならないよう配慮し、早期の
撤収に努めるものとする。
(原状回復)
第6条 甲は、使用した乙の施設から撤収する場合、原則としてその施設を原状に回復し、乙の確認を
受けた後に引き渡すものとする。
(費用の負担)
第7条 甲は、乙の施設の使用に伴って必要となる次の費用を負担する。
(1) 協定書に基づく施設の使用により、乙が支出した費用
(2) 協定書に基づく施設の使用により、施設に破損等が生じた場合、その回復等に必要となった費用
(協議)
第8条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定
める。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成24年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
80
資料編
24. 災害時における支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と公立大学法人山梨県立大学(以下「乙」という。)は、次のとおり災害発生
時の支援に関し協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、地震等の大規模災害が発生した場合に、市民の生活復興の応急対策を迅速に推進する
ための支援体制について定めることを目的とする。
(支援内容)
第2条 乙が甲に対して行う支援内容は、次のとおりとする。
(1) 災害時の救援物資等の集積及び配送拠点として大学施設の提供
(2) 被災者を支援するためのボランティアの活動拠点として大学施設の提供
(3) 前各号に掲げるもののほか、特に甲から要請のあった事項
(要請手続)
第3条 前条に規定する支援を要請する場合は、次のとおりとする。
(1) 甲は乙に、原則として様式1号により支援の内容、期間等必要事項を示して行うものとする。ただ
し、文書で要請するいとまがないときは、電話、口頭等で要請し、その後速やかに文書を送付するも
のとする。
(2) 乙は甲に、原則として様式2号により支援の内容、期間等必要事項を示して回答するものとする。た
だし、文書で回答するいとまがないときは、電話、口頭等で回答し、その後速やかに文書を送付する
ものとする。
(支援)
第4条 乙は甲から前条の規定による支援要請を受けた場合は、協定の内容に従って可能な限り支援に努め
るものとする。ただし、止むを得ない事情により支援要請に応じられない場合はこの限りではない。
(撤収)
第5条 甲は、乙の施設の使用に際しては、乙の教育・研究活動の妨げにならないよう配慮し、早期の
撤収に努めるものとする。
(原状回復)
第6条 甲は、使用した乙の施設から撤収する場合、原則としてその施設を原状に回復し、乙の確認を
受けた後に引き渡すものとする。
(費用の負担)
第7条 甲は、乙の施設の使用に伴って必要となる次の費用を負担する。
(1) 協定書に基づく施設の使用により、乙が支出した費用
(2) 協定書に基づく施設の使用により、施設に破損等が生じた場合、その回復等に必要となった費用
(協議)
第8条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定
める。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成24年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1
年間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
81
資料編
25. 災害時における支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨学院大学(以下「乙」という。)は、次のとおり災害発生時の支援に関
し協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、地震等の大規模災害が発生した場合に、市民の生活復興の応急対策を迅速に推進する
ための支援体制について定めることを目的とする。
(支援内容)
第2条 乙が甲に対して行う支援内容は、次のとおりとする。
(1) 災害時の救援物資等の集積及び配送拠点として大学施設の提供
(2) 被災者を支援するためのボランティアの活動拠点として大学施設の提供
(3) 前各号に掲げるもののほか、特に甲から要請のあった事項
(要請手続)
第3条 前条に規定する支援を要請する場合は、次のとおりとする。
(1) 甲は乙に、原則として様式1号により支援の内容、期間等必要事項を示して行うものとする。ただ
し、文書で要請するいとまがないときは、電話、口頭等で要請し、その後速やかに文書を送付するも
のとする。
(2) 乙は甲に、原則として様式2号により支援の内容、期間等必要事項を示して回答するものとする。た
だし、文書で回答するいとまがないときは、電話、口頭等で回答し、その後速やかに文書を送付する
ものとする。
(支援)
第4条 乙は甲から前条の規定による支援要請を受けた場合は、協定の内容に従って可能な限り支援に努め
るものとする。ただし、止むを得ない事情により支援要請に応じられない場合はこの限りではない。
(撤収)
第5条 甲は、乙の施設の使用に際しては、乙の教育・研究活動の妨げにならないよう配慮し、早期の
撤収に努めるものとする。
(原状回復)
第6条 甲は、使用した乙の施設から撤収する場合、原則としてその施設を原状に回復し、乙の確認を
受けた後に引き渡すものとする。
(費用の負担)
第7条 甲は、乙の施設の使用に伴って必要となる次の費用を負担する。
(1) 協定書に基づく施設の使用により、乙が支出した費用
(2) 協定書に基づく施設の使用により、施設に破損等が生じた場合、その回復等に必要となった費用
(協議)
第8条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定
める。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成24年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
82
資料編
26. 災害時における支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨英和大学(以下「乙」という。)は、次のとおり災害発生時の支援に関
し協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、地震等の大規模災害が発生した場合に、市民の生活復興の応急対策を迅速に推進する
ための支援体制について定めることを目的とする。
(支援内容)
第2条 乙が甲に対して行う支援内容は、次のとおりとする。
(1) 災害時の救援物資等の集積及び配送拠点として大学施設の提供
(2) 被災者を支援するためのボランティアの活動拠点として大学施設の提供
(3) 前各号に掲げるもののほか、特に甲から要請のあった事項
(要請手続)
第3条 前条に規定する支援を要請する場合は、次のとおりとする。
(1) 甲は乙に、原則として様式1号により支援の内容、期間等必要事項を示して行うものとする。ただ
し、文書で要請するいとまがないときは、電話、口頭等で要請し、その後速やかに文書を送付するも
のとする。
(2) 乙は甲に、原則として様式2号により支援の内容、期間等必要事項を示して回答するものとする。た
だし、文書で回答するいとまがないときは、電話、口頭等で回答し、その後速やかに文書を送付する
ものとする。
(支援)
第4条 乙は甲から前条の規定による支援要請を受けた場合は、協定の内容に従って可能な限り支援に努め
るものとする。ただし、止むを得ない事情により支援要請に応じられない場合はこの限りではない。
(撤収)
第5条 甲は、乙の施設の使用に際しては、乙の教育・研究活動の妨げにならないよう配慮し、早期の
撤収に努めるものとする。
(原状回復)
第6条 甲は、使用した乙の施設から撤収する場合、原則としてその施設を原状に回復し、乙の確認を
受けた後に引き渡すものとする。
(費用の負担)
第7条 甲は、乙の施設の使用に伴って必要となる次の費用を負担する。
(1) 協定書に基づく施設の使用により、乙が支出した費用
(2) 協定書に基づく施設の使用により、施設に破損等が生じた場合、その回復等に必要となった費用
(協議)
第8条 この協定に関する疑義及びこの協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定
める。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成24年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
様式省略
83
資料編
27.災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と甲府ホテル旅館協同組合(以下「乙」という。)は、次のとおり協定を締結
する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震等の災害が発生し、公共交通機関が途絶した場合において、駅、観光地等に滞留
する通勤者、通学者、観光客等(以下「帰宅困難者」という。)を支援するため、必要な事項を定めるもの
とする。
(支援の内容)
第2条 甲は乙対して、次の各号について支援を要請することができる。
(1)乙の組合員の施設において、帰宅困難者に対し、待合ロビー等避難スペースの提供
(2)乙の組合員の施設において、帰宅困難者に対し、飲料水、トイレ等の提供
(3)乙の組合員の施設において、帰宅困難者に対し、テレビ・ラジオ等で知り得た公共交通に関する情報
等の提供
2 甲及び乙は、前項に掲げるもののほか、帰宅困難者の支援に必要な事項について、相互に協力を要請す
ることができる。
(支援の実施)
第3条 乙は、前条第1項の規定による要請を受けたときは、その緊急性に鑑み可能な範囲内において、帰宅
困難者に対し、支援を実施するものとする。ただし、甲が乙に対し、通信の途絶等の事由により要請がで
きないときは、乙は甲の要請を待たずに支援を実施することができる。
(情報の交換)
第4条 乙は、第3条により、帰宅困難者を受け入れた場合は、速やかに甲に連絡するものとする。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
(費用の負担)
第5条 第2条に規定する支援の実施に要した経費は、当該支援を実施した者が負担するものとする。
(名簿の提出)
第6条 乙は、所属する組合員のうち、この協定に基づく支援に協力できる施設の名簿を、毎年1回甲に提出
するものとする。
(疑義等)
第7条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関して疑義が生じたときは、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
84
資料編
28. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と湯村温泉旅館協同組合(以下「乙」という。)は、次のとおり協定を締結す
る。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震等の災害が発生し、公共交通機関が途絶した場合において、駅、観光地等に滞留
する通勤者、通学者、観光客等(以下「帰宅困難者」という。)を支援するため、必要な事項を定めるもの
とする。
(支援の内容)
第2条 甲は乙対して、次の各号について支援を要請することができる。
(1)乙の組合員の施設において、帰宅困難者に対し、待合ロビー等避難スペースの提供
(2)乙の組合員の施設において、帰宅困難者に対し、飲料水、トイレ等の提供
(3)乙の組合員の施設において、帰宅困難者に対し、テレビ・ラジオ等で知り得た公共交通に関する情報
等の提供
2 甲及び乙は、前項に掲げるもののほか、帰宅困難者の支援に必要な事項について相互に協力を要請する
ことができる。
(支援の実施)
第3条 乙は、前条第1項の規定による要請を受けたときは、その緊急性に鑑み可能な範囲内において、帰宅
困難者に対し、支援を実施するものとする。ただし、甲が乙に対し、通信の途絶等の事由により要請がで
きないときは、乙は甲の要請を待たずに支援を実施することができる。
(情報の交換)
第4条 乙は、第3条により、帰宅困難者を受け入れた場合は、速やかに甲に連絡するものとする。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
(費用の負担)
第5条 第2条に規定する支援の実施に要した経費は、当該支援を実施した者が負担するものとする。
(名簿の提出)
第6条 乙は、所属する組合員のうち、この協定に基づく支援に協力できる施設の名簿を、毎年1回甲に提出
するものとする。
(疑義等)
第7条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関して疑義が生じたときは、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さ
らに1年間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
85
資料編
29. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県ビジネスホテル協会(以下「乙」という。)は、次のとおり協定を締
結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震等の災害が発生し、公共交通機関が途絶した場合において、駅、観光地等に滞留
する通勤者、通学者、観光客等(以下「帰宅困難者」という。)を支援するため、必要な事項を定めるもの
とする。
(支援の内容)
第2条 甲は乙対して、次の各号について支援を要請することができる。
(1)乙の協会員の施設において、帰宅困難者に対し、待合ロビー等避難スペースの提供
(2)乙の協会員の施設において、帰宅困難者に対し、飲料水、トイレ等の提供
(3)乙の協会員の施設において、帰宅困難者に対し、テレビ・ラジオ等で知り得た公共交通に関する情報
等の提供
2 甲及び乙は、前項に掲げるもののほか、帰宅困難者の支援に必要な事項について相互に協力を要請する
ことができる。
(支援の実施)
第3条 乙は、前条第1項の規定による要請を受けたときは、その緊急性に鑑み可能な範囲内において、帰宅
困難者に対し、支援を実施するものとする。ただし、甲が乙に対し、通信の途絶等の事由により要請がで
きないときは、乙は甲の要請を待たずに支援を実施することができる。
(情報の交換)
第4条 乙は、第3条により、帰宅困難者を受け入れた場合は、速やかに甲に連絡するものとする。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
(費用の負担)
第5条 第2条に規定する支援の実施に要した経費は、当該支援を実施した者が負担するものとする。
(名簿の提出)
第6条 乙は、所属する協会員のうち、この協定に基づく支援に協力できる施設の名簿を、毎年1回甲に提出
するものとする。
(疑義等)
第7条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関して疑義が生じたときは、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
(有効期間)
第8条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さ
らに1年間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
86
資料編
30. 災害時における応急対策業務に関する協定
(目的)
第1条 甲府市(以下「甲」という。)と一般社団法人甲府地区建設業協会(以下「乙」という。)とは、地
震、風水害、雪害等の災害(以下「災害」という。)により、甲の管理する道路、河川、建物等の施設(以
下「公共営造物等」という。)に、被害が発生し、又は発生するおそれがある場合に、公共営造物等の機
能の確保及び回復を図ることを目的とする応急対策業務の実施に関し、必要な事項を定める。
(協力要請)
第2条 甲は、前条の目的のため、応急対策業務を実施する必要があると認めたときは、乙に対し応急対策
業務要請書(様式第1号)により協力を要請する。ただし、緊急を要する場合には、電話・無線等の通信手
段により要請し、後日、遅滞なく応急対策業務要請書を送付するものとする。
(協力者の報告)
第3条 乙は、協会員の中から本協定に協力できる者(以下「協力者」という。)を協力者名簿(様式第2号)に
より、協定締結後速やかに甲に提出するものとする。
2 乙は、協力者ごとの災害時出動態勢として、人員編成及び建設資機材等の数量を、資機材・編成人員報
告書(様式第3号)に取りまとめ、前項の規定による名簿とともに、甲に提出するものとする。
3 乙は、協力者名簿及び資機材・編成人員報告書について、毎年度4月1日に甲に報告するものとする。
また、その内容に変更が生じたときは、その都度報告するものとする。
(実施)
第4条 乙は、第2条により要請を受けたときは、甲と協議のうえ、協力者の中から応急対策業務を実施する
者(以下「実施者」という。)を決定し、速やかに応急対策業務に着手するよう指示するものとする。ただ
し、緊急を要するときは、甲が実施者を直接決定することができる。
2 前項の応急対策業務の限度は、公共営造物等の機能確保にかかわる必要最小限度とする。
3 実施者は、応急対策業務の実施にあたっては、第三者に損害を与えないよう特段の注意を払うものとす
る。
4 実施者は、業務遂行の根拠とするため、業務内容が判定できる写真等の資料を整備するとともに、適
宜、応急対策業務の実施状況を報告し、業務が完了したときは、速やかに応急対策業務完了報告書(様式
第4号)を提出するものとする。
(経費の負担)
第5条 実施者が前条の規定により甲の要請する業務を実施した場合において、そのために要した経費は、
甲が負担する。
2 乙の負担により甲に無線機を貸与する。
(効力)
第6条 この協定の有効期間は、協定締結の日から平成25年3月31日までとする。ただし、この期間満了の日
の30日前までに、甲乙双方に異議の申出のない場合は、更に1年間延長するものとし、その後において期
間満了したときも同様とする。
(協議事項)
第7条 この協定の定めのない事項及びこの協定の実施に際し必要な事項は、その都度甲乙協議して定める
ものとする。
87
資料編
31. 災害時における炊き出し等に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と、(株)東洋食品(以下「乙」という。)は、大規模な災害が発生した場合に
おける避難住民等への炊き出し等について、次のとおり協定を締結する。
(業務の依頼)
第1条 甲は、大規模な災害が発生して、業務を請負う小学校に避難所が開設され、炊き出し等が実施され
る場合には、乙に対し口頭で協力を依頼するものとする。
(受託者の責務)
第2条 前条により協力依頼があった場合は、乙は、速やかに実施業務の可否について検討し、可能な限り
の協力を行うものとする。
(原材料の提供協力)
第3条 甲は、乙の協力を受けて炊き出し等を実施するにあたり、必要に応じ、乙に対して、原材料の提供
協力を要請することができる。
2 乙は、前項により甲から要請を受けたときは、可能な限りの協力を行うものとする。
(緊急対応マニュアル)
第4条 乙は、甲府市立小学校給食調理業務委託契約の締結後、速やかに災害時の協力体制を明確にした
「災害時における緊急対応マニュアル」を甲乙協議の上作成し、甲に提示するものとする。
(費用負担)
第5条 炊き出し等の協力に要する費用は、甲乙間で別途協議するものとする。
(協定期間)
第6条 協定の有効期間は、甲府市教育委員会及び乙間で締結する甲府市立給食調理業務委託の履行期間と
する。
(協議)
第7条 この協定に定めのない事項については、その都度甲乙間で協議して定めるものとする。
88
資料編
32. 災害時における炊き出し等に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と、山梨県学校給食協同組合(以下「乙」という。)は、大規模な災害が発生
した場合における避難住民等への炊き出し等について、次のとおり協定を締結する。
(業務の依頼)
第1条 甲は、大規模な災害が発生して、業務を請負う小学校に避難所が開設され、炊き出し等が実施され
る場合には、乙に対し口頭で協力を依頼するものとする。
(受託者の責務)
第2条 前条により協力依頼があった場合は、乙は、速やかに実施業務の可否について検討し、可能な限り
の協力を行うものとする。
(原材料の提供協力)
第3条 甲は、乙の協力を受けて炊き出し等を実施するにあたり、必要に応じ、乙に対して、原材料の提供
協力を要請することができる。
2 乙は、前項により甲から要請を受けたときは、可能な限りの協力を行うものとする。
(緊急対応マニュアル)
第4条 乙は、甲府市立小学校給食調理業務委託契約の締結後、速やかに災害時の協力体制を明確にした
「災害時における緊急対応マニュアル」を甲乙協議の上作成し、甲に提示するものとする。
(費用負担)
第5条 炊き出し等の協力に要する費用は、甲乙間で別途協議するものとする。
(協定期間)
第6条 協定の有効期間は、甲府市教育委員会及び乙間で締結する甲府市立給食調理業務委託の履行期間と
する。
(協議)
第7条 この協定に定めのない事項については、その都度甲乙間で協議して定めるものとする。
89
資料編
33. 災害時における氷の供給に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県氷雪組合甲府支部(以下「乙」という。)は、次のとおり協定を締結
する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震等の災害が発生した場合等における氷の優先的供給に関し、必要な事項を定める
ものとする。
(支援の内容)
第2条 甲は乙対して、次の各号について支援を要請することができる。
(1) 災害時における避難所への氷の供給
(2) 災害時における医療施設等への氷の供給
(3) 前各号に掲げるもののほか、要請があった事項
(支援の実施)
第3条 乙は、前条第1項の規定による要請を受けたときは、その緊急性に鑑み可能な範囲内において、支援
を実施するものとする。ただし、甲が乙に対し、通信の途絶等の事由により要請ができないときは、乙は
甲の要請を待たずに支援を実施することができる。
(情報の交換)
第4条 乙は、第3条ただし書により、支援を行った場合は、速やかに甲に連絡するものとする。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
(費用の負担)
第5条 第2条に規定する支援の実施に要した経費は、災害発生時直前の価格とし、甲が負担するものとす
る。
(疑義等)
第6条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関して疑義が生じたときは、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の1ヶ月前に、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さらに1年
間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
90
資料編
34. 災害時における遺体の搬送等の支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と一般社団法人山梨県トラック協会(以下「乙」という。)は、次のとおり協
定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震、風水害等の災害又は大規模な事故等の発生時(以下「災害時」という。)におい
て、甲の要請により乙が実施する遺体の搬送等の支援の業務に関し、必要な事項を定めるものとする。
(支援の要請)
第2条 甲は、災害時において必要があると認めるときは、乙に対して口頭又は電話等により次の各号に掲
げる業務(以下「支援業務」という。)を要請するものとし、事後、速やかに要請書を提出するものとす
る。
(1) 遺体の搬送
(2) 遺体安置施設の提供
(3) 遺体の搬送に伴う棺桶等必要な物資の提供
(4) その他必要とする業務
(搬送拠点の確保及び火葬計画)
第3条 甲は、前条の要請を行う場合は、あらかじめ要請の規模に応じた乙の搬送拠点(駐車スペース、宿泊
スペース等)を確保するとともに、火葬計画をたてるものとする。
(支援の実施)
第4条 乙は、第2条の規定による要請を受けたときは、乙の構成員(会員)と連携の上、支援業務を実施する
ものとする。
(報告)
第5条 乙は、支援業務を実施したときは、甲に対し速やかに文書によりその報告を行うものとする。
(経費の負担及び算定方法)
第6条 遺体搬送に要した経費及びその付帯経費は、甲が負担する。
2 遺体搬送に関する経費の算定は、地方運輸局長への届出運賃を基準として、甲及び乙が協議して決定す
るものとする。
3 搬送従事者の搬送拠点までの走行経費、搬送拠点での滞在経費、必要物資に係る経費及び施設借上経費
については、実費を基準として、甲及び乙が協議して決定するものとする。
(経費の請求及び支払い)
第7条 支援業務が完了したときは、乙は、その構成員(会員)の業務実績を基に当該支援業務に要した経費
を算出し、甲に一括して請求するものとする。
2 甲は、前項の規定による請求を受けた場合には、乙に対して当該経費を支払うものとする。
(補償)
第8条 支援業務に従事する者が、従事中に災害を受けた場合は、労働者災害補償保険等の関係法令に基づ
き補償を受けるものとする。
2 前項のほか、甲からの要請により、災害対策基本法に基づく応急措置の業務に従事し、災害を受けた場
合は、甲が甲府市消防団員等公務災害補償条例の規定を適用し補償するものとする。
(支援体制の整備)
第9条 甲及び乙は、この協定が円滑に運用されるよう、連絡担当窓口を置くものとする、なお、当該窓口
に変更があった場合は、その都度、それぞれの相手方に文書で報告するものとする。
2 乙は、災害時における甲との円滑な協力体制が図れるよう、支援体制及び情報伝達体制の整備に努める
ものとする。
(疑義等)
第10条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関して疑義が生じたときは、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
(個人情報の保護)
第11条 乙は、支援業務で知り得た個人情報を第三者に漏らしてはならない。
(有効期間)
第12条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の有効期間満了の1箇月前までに、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さ
らに1年間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲及び乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
91
資料編
35. 災害時における物資の保管等に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県倉庫協会(以下「乙」という。)は、次のとおり協定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震、風水害等の災害又は大規模な事故等の発生時(以下「災害時」という。)におい
て、甲の要請により乙が実施する物資の保管及び管理(以下「保管等」という。)の支援の業務に関し、必
要な事項を定めるものとする。
(支援の要請)
第2条 甲は、災害時において必要があると認めるときは、乙に対して次に掲げる事項を明示した文書によ
り物資の保管等の支援の業務を要請するものとする。ただし、文書をもって要請するいとまがないとき
は、口頭で要請し、その後、速やかに文書を提出するものとする。
(1) 災害の状況及び支援を要請する事由
(2) 支援を必要とする期間
(3) 主な保管品目及び数量
(4) その他参考となる事項
2
甲は、前項に掲げる事項のほか、物資の保管等を実施する上で、乙の支援が必要と認めるときは、乙に
対し物資の保管等に関する助言を行う物流の専門家を災害対策本部へ派遣要請するものとする。
(支援の実施)
第3条 乙は、前条の規定による要請を受けたときは、特別な事由がない限り、これに協力し、物資の保管
等又は物流の専門家の派遣(以下これらを「支援業務」という。)を行うものとする。
(報告)
第4条 乙は、支援業務を実施したときは、甲に対し速やかに文書によりその報告を行うものとする。
(入出庫手続)
第5条 物資の寄託者は甲とし、物資の入庫及び出庫の手続きは、乙の会員の定める方法に基づき行うも
とする。
(経費の負担)
第6条 支援業務に要した経費は、災害時を基準として甲及び乙が協議して決定した価格とし、甲が負担す
るものとする。
(経費の請求)
第7条 支援業務が完了したときは、乙は、その会員の業務実績を基に当該支援業務に要した経費を算出
し、甲に一括して請求するものとする。
2 甲は、前項の規定による請求を受けた場合には、乙に対して当該経費を支払うものとする。
(支援体制の整備)
第8条 甲及び乙は、この協定が円滑に運用されるよう、別表に定める連絡担当窓口を置くものとする。な
お、当該窓口に変更があった場合は、その都度、それぞれの相手方に文書で報告するものとする。
2 乙は、災害時における甲との円滑な協力体制が図れるよう、支援体制及び情報伝達体制の整備に努める
ものとする。
(疑義等)
第9条 この協定に定めのない事項又はこの協定に関して疑義が生じたときは、甲乙協議の上、これを定め
るものとする。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、本協定締結日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の有効期間満了の1箇月前までに、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さ
らに1年間有効期間を延長するものとし、以後この例による。
3 甲及び乙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
92
資料編
36. 災害時の医療救護活動に関する協定書
甲府市を「甲」とし、一般社団法人甲府市医師会を「乙」とし、甲乙間において次のとおり協定を締結す
る。
(総 則)
第1条 この協定は、甲府市地域防災計画に基づき、甲が行う医療救護活動に対する乙の協力に関し、必要
な事項を定める。
(医療救護班の派遣)
第2条 甲は、甲府市地域防災計画に基づき、医療救護活動を実施する必要が生じた場合は、乙に対し医療
救護班の派遣を要請するものとする。
2 乙は、前項の定めにより、甲から要請を受けた場合は、直ちに、乙の災害医療救護活動組織に基づき複
数の医療救護班を編成し、甲が設置した医療救護所又は避難所等(以下「医療救護所等」という。)に派遣
するものとする。
3 前項の定める医療救護班の構成人員は、次のとおりとする。
(1) 医師1名
(2) 看護師1名
(3) その他補助事務1名
(医療救護班の活動場所)
第3条 乙所属の医療救護班は、甲の要請により、甲府市地域医療センター及びその他の医療救護所等にお
いて、医療救護活動を実施するものとする。
(医療救護班の業務)
第4条 医療救護班の業務は、次のとおりとする。
(1) 傷病者に対する応急処置
(2) 後方医療施設への搬送の要否及び搬送順位の決定
(3) 助産救護
(4) 死亡の確認及び遺体検案
(医療救護班に係る指示及び連絡調整)
第5条 医療救護班の医療救護活動の指示及び連絡調整は、第14条に規定する医療救護運営連絡会議の意見
を聴き、甲がこれを行うものとする。
(医療救護班の輸送)
第6条 乙所属の医療救護班は、指定された医療救護所等に各班が独自に集合する。ただし、大災害時等で
集合が困難な場合は、甲が医療救護班の輸送を行う。
(医薬品等の供給)
第7条 医療救護に必要な医薬品、医療材料及び診断器具その他医療関係物品(以下「医薬品等」という。)
は、原則として甲が調達するものとする。ただし、緊急の場合には、乙又はその会員の所有する医薬品等
を使用するものとする。
2 医療救護所等において必要とする給水は甲が行う。
3 備蓄医薬品等の輸送は、原則として甲が行う。
(後方医療施設における医療救護)
第8条 医療救護所等において医療施設での医療を必要とする傷病者があった場合は、甲が山梨県の指定す
る後方医療施設へ搬送する。
(医療費)
第9条 医療救護所等における医療費は、無料とする。
(費用弁償等)
第10条 甲の要請に基づき、乙が医療救護活動を実施した場合に要する次の経費は、甲が負担するものとす
る。
(1) 医療救護班の編成、派遣に要する経費
(2) 医療救護班が携行した医薬品等を使用した場合の実費弁償
2 前項の規定による費用弁償の額については、甲乙協議のうえ別に定めるものとする。
(扶助金)
第11条 甲は、医療救護班員が医療救護において負傷し、疾病にかかり、又は死亡したときは、災害救助法
(昭和22年法律第118号)の規定に基づき支給される扶助金の例を参考として、扶助金相当額を乙に支給す
るものとする。
(医事紛争の処理)
第12条 乙の医療救護活動において医事紛争が生じた場合は、乙は甲に速やかに報告する。
93
資料編
2
甲は、前項の報告を受けたときは、速やかに調査し、甲乙協議のうえ誠意を以て解
決のため適切な処置をとるものとする。
(協定期間)
第13条 この協定期間は、甲乙いずれからか協定解除又は変更の申出がない限り、継続するものとする。
(医療救護運営連絡会議)
第14条 甲は、この協定の円滑な実施を図るため、甲府市、一般社団法人甲府市医師会、一般社団法人甲府
市歯科医師会及び公益社団法人甲府市薬剤師会をもって構成する医療救護運営連絡会議 (以下「連絡会
議」という。)を設置するものとする。
2 連絡会議の構成員及び業務の内容については、協議のうえ別に定める。
(細 目)
第15条 この協定を実施するための必要な事項については、別に定める。
(協 議)
第16条 この協定に定めのない事項並びにこの協定の解釈について疑義が生じたときは、甲乙協議のうえ決
定するものとする。
94
資料編
37. 災害時の歯科医療救護に関する協定書
甲府市を「甲」とし、一般社団法人甲府市歯科医師会を「乙」とし、甲乙間において次のとおり協定を締
結する。
(総 則)
第1条 この協定は、甲府市地域防災計画に基づき、甲が行う歯科医療救護活動に対する乙の協力に関し、
必要な事項を定める。
(歯科医療救護班の派遣)
第2条 甲は、甲府市地域防災計画に基づき、歯科医療救護活動を実施する必要が生じた場合は、乙に対し
歯科医療救護班の派遣を要請するものとする。
2 乙は、前項の定めにより、甲から要請を受けた場合は、直ちに、乙の災害歯科医療救護
活動組織に基づき歯科医療救護班を編成し、甲が設置した医療救護所又は避難所等(以下
「医療救護所等」という。)に派遣するものとする。
3 前項の定める歯科医療救護班の構成人員は、次のとおりとする。
(1) 歯科医師 1 名
(2) 歯科衛生士 1 名
(3) その他補助事務 1 名
(歯科医療救護班の活動場所)
第3条 乙所属の歯科医療救護班は、甲の要請により、甲府市地域医療センター及びその他の医療救護所等
において、歯科医療救護活動を実施するものとする。
(歯科医療救護班の業務)
第4条 歯科医療救護班は、医療救護班等と協力して次に掲げる業務に従事するものとする。
(1) 傷病者に対する応急処置
(2) 後方医療施設への搬送の要否及び搬送順位の決定
(3) 歯科保健活動
(4) 遺体検案への協力
(歯科医療救護班に係る指示及び連絡調整)
第5条 歯科医療救護班の歯科医療救護活動の指示及び連絡調整は、第14条に規定する医療救護運営連絡会
議の意見を聴き、甲がこれを行うものとする。
(歯科医療救護班の輸送)
第6条 乙所属の歯科医療救護班は、指定された医療救護所等に各班が独自に集合する。ただし、大災害時
等で集合が困難な場合は、甲が歯科医療救護班の輸送を行う。
(医薬品等の供給)
第7条 歯科医療救護に必要な医薬品、医療材料及び診断器具その他医療関係物品(以下「医薬品等」とい
う。)は、原則として甲が調達するものとする。ただし、緊急の場合には、乙又はその会員の所有する医
薬品等を使用するものとする。
2 医療救護所等において必要とする給水は甲が行う。
3 備蓄医薬品等の輸送は、原則として甲が行う。
(後方医療施設における歯科医療救護)
第8条 医療救護所等において医療施設での歯科医療を必要とする傷病者があった場合は、甲が山梨県の指
定する後方医療施設へ搬送する。
(医療費)
第9条 医療救護所等における医療費は、無料とする。
(費用弁償等)
第10条 甲の要請に基づき、乙が歯科医療救護活動を実施した場合に要する次の経費は、甲が負担するもの
とする。
(1) 歯科医療救護班の編成、派遣に要する経費
(2) 歯科医療救護班が携行した医薬品等を使用した場合の実費弁償
2 前項の規定による費用弁償の額については、甲乙協議のうえ別に定めるものとする。
(扶助金)
第11条 甲は、歯科医療救護班員が歯科医療救護において負傷し、疾病にかかり、又は死亡したときは、災
害救助法(昭和22年法律第118号)の規定に基づき支給される扶助金の例を参考として、扶助金相当額を乙
に支給するものとする。
(医事紛争の処理)
第12条 乙の歯科医療救護活動において医事紛争が生じた場合は、乙は甲に速やかに報告する。
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資料編
2
甲は、前項の報告を受けたときは、速やかに調査し、甲乙協議のうえ誠意を以て解決のため適切な処置
をとるものとする。
(協定期間)
第13条 この協定期間は、甲乙いずれからか協定解除又は変更の申出がない限り、継続するものとする。
(医療救護運営連絡会議)
第14条 甲は、この協定の円滑な実施を図るため、甲府市、一般社団法人甲府市医師会、一般社団法人甲府
市歯科医師会及び公益社団法人甲府市薬剤師会をもって構成する医療救護運営連絡会議(以下「連絡会
議」という。)を設置するものとする。
2 連絡会議の構成員及び業務の内容については、協議のうえ別に定める。
(細 目)
第15条 この協定を実施するための必要な事項については、別に定める。
(協 議)
第16条 この協定に定めのない事項並びにこの協定の解釈について疑義が生じたときは、甲乙協議のうえ決
定するものとする。
96
資料編
38.
災害時における応急医薬品等の優先供給及び医療救護活動に関する協定書
甲府市を「甲」とし、公益社団法人甲府市薬剤師会を「乙」とし、災害時における応急医薬品等の優先供
給及び医療救護活動に関し、甲乙間において次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、甲府市地域防災計画に基づき、甲が行う応急医薬品等の確保及び医療救護活動に対す
る乙の協力に関し、必要な事項を定める。
(要請)
第2条 甲は、災害が発生し、又は発生する恐れがある場合において、応急医薬品等の調達を必要と認めた
ときは、乙に対し、品名及び数量並びに納入場所及び日時その他必要な事項を明らかにして供給の要請を
するものとする。
2 甲は、甲府市地域防災計画に基づき、調剤、服薬指導及び医薬品管理等の医療救護活動を実施する必要
が生じた場合は、乙に対し薬剤師班の派遣を要請するものとする。
3 乙は、第1項の規定により応急医薬品等の供給について要請があった場合は、甲に対し優先的に提供する
ものとする。
4 乙は、第2項の定めにより、甲から要請を受けた場合は、直ちに、乙の災害医療救護活動組織に基づき薬
剤師班を編成し、甲府市地域医療センター及び甲が設置した医療救護所又は避難所等(以下「医療救護所
等」という。)に派遣するものとする。
(薬剤師班の活動場所)
第3条 乙所属の薬剤師班は、甲府市地域医療センター及びその他の医療救護所等において、医療救護活動
を実施するものとする。
(薬剤師班の業務)
第4条 薬剤師班の業務は次のとおりとする。
(1) 医療救護所等における傷病者に対する調剤及び服薬指導
(2) 医療救護所等及び医薬品の集積場所における医薬品の仕分け、管理及び納入
(3) 前各号に掲げるもののほか、医薬品の使用方法、衛生管理及び消毒方法等防疫対策などの情報提供
及び薬学的指導
(薬剤師班に係る指示及び連絡調整)
第5条 薬剤師班の医療救護活動の指示及び連絡調整は、第14条に規定する医療救護運営連絡会議の意見を
聴き、甲がこれを行うものとする。
(薬剤師班の輸送)
第6条 乙所属の薬剤師班は、指定された医療救護所等に各班が独自に集合する。ただし、大災害時等で集
合が困難な場合は、甲が薬剤師班の輸送を行う。
(医薬品等の輸送)
第7条 甲の要請に基づき、乙が提供した応急医薬品等の輸送は、原則として甲が行う。
(調剤費)
第8条 医療救護所等における調剤費は、無料とする。
(費用負担)
第9条 甲は、乙の納入した応急医薬品等の代金及びその所要経費を負担するものとする。この場合の応急
医薬品等の価格は、当該災害の発生した直前の価格とする。
(費用弁償等)
第10条 甲の要請に基づき、乙が医療救護活動を実施した場合に要する次の経費は、甲が負担するものとす
る。
(1) 薬剤師班の編成、派遣に要する経費
(2) 薬剤師班が携行した医薬品等を使用した場合の実費弁償
2 前項の定めによる費用弁償の額については、甲乙協議のうえ別に定めるものとする。
(扶助金)
第11条 甲は、薬剤師班員が医療救護において負傷し、疾病にかかり、又は死亡したときは、災害救助法
(昭和22年法律第118号)の規定に基づき支給される扶助金の例を参考として、扶助金相当額を乙に支給す
るものとする。
(医事紛争の処理)
第12条 乙の医療救護活動において医事紛争が生じた場合は、乙は甲に速やかに報告する。
2 甲は、前項の報告を受けたときは、速やかに調査し、甲乙協議のうえ誠意を以て解決のため適切な処置
をとるものとする。
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資料編
(協定期間)
第13条 この協定期間は、甲乙いずれからか協定解除又は変更の申出がない限り、継続するものとする。
(医療救護運営連絡会議)
第14条 甲は、この協定の円滑な実施を図るため、甲府市、一般社団法人甲府市医師会、一般社団法人甲府
市歯科医師会及び公益社団法人甲府市薬剤師会をもって構成する医療救護運営連絡会議 (以下「連絡会
議」という。)を設置するものとする。
2 連絡会議の構成員及び業務の内容については、協議のうえ別に定める。
(細 目)
第15条 この協定を実施するために必要な事項については別に定める。
(協 議)
第16条 この協定に定めのない事項並びにこの協定の解釈について疑義が生じたときは、甲乙協議のうえ決
定する。
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資料編
39. 災害時における支援協力に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)とマックスバリュ東海株式会社(以下「乙」という。)とは、次のとおり協定
を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、地震、風水害等による大規模な災害(以下「災害」という。)が発生した場合、または
発生するおそれのある場合において、甲の要請により乙が実施する支援協力に関して、必要な事項を定
め、もって災害応急対策及び災害復旧対策が円滑に実施されることを目的とする。
(協力の要請)
第2条 甲は、災害時において必要があると認めるときは、乙に対して物資の供給について協力を要請する
ことができるものとする。
(物資の範囲)
第3条 甲が乙に供給を要請する物資は、次の各号に掲げるもののうち、乙が保有または調達可能な物資と
する。
(1)表に掲げる物資
(2) その他、甲が指定する物資
(要請の方法)
第4条 甲の要請は、出荷要請書(第1号様式)をもって乙に行うものとする。ただし、緊急を要するときは、
口頭により要請し、その後速やかに出荷要請書を提出するものとする。
(要請に基づく措置)
第5条 乙は、前条の規定による要請を受けたときは、要請事項について速やかに適切な措置を講ずるもの
とする。
2 乙は、前項の措置を講じた場合は、その状況を物資供給実施状況報告書(第2号様式)により甲に報告する
ものとする。
(物資の引渡し)
第6条 物資の引渡し場所は、甲が指定するものとし、引渡し場所までの運搬は、乙が行うものとする。た
だし、乙による運搬が困難な場合は、甲乙協議の上で定めるものとする。
2 甲は、引渡し場所に職員を派遣し、物資を確認のうえ、引渡しを受けるものとする。
(費用の負担)
第7条 甲が、引渡しを受けた物資の対価及び物資の運搬に要した費用は、甲が負担するものとする。
2 物資の引渡し後、甲は、前項の費用について、乙から適正な請求書を受理したときは、速やかに乙に支
払うものとする。
(物資の価格)
第8条 甲が負担する物資の対価は、災害発生直前における適正な価格を基準として、甲乙協議の上、これ
を定めるものとする。
(情報交換及び提供)
第9条 甲及び乙は、この協定に基づく協力が円滑に行われるよう、必要に応じ相互に情報交換を行ない、
災害発生時に備えるものとする。
2 甲及び乙は、諸活動中に知り得た災害に関する情報について、必要に応じて相互に提供し合うものとす
る。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、本協定締結の日から平成25年3月31日までとする。
2 前項の有効期間満了の1ヶ月前までに、甲乙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、さ
らに1年間有効期間を延長できるものとし、以後この例による。
(協議)
第11条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関して疑義を生じたときは、その都度、甲乙協議のうえ
定めるものとする。
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資料編
40.地域情報ポータルサイトにおける行政情報等の発信に関する協定書
甲府市(以下、「甲」という。)、株式会社フューチャーリンクネットワーク(以下、「乙」という。)及びア
ルファシステムサービス株式会社(以下、「丙」という。)とは、乙及び丙が運営する地域情報ポータルサイ
ト(以下、「ポータルサイト」という。)に、甲の行政情報等を掲載するにあたり、次のとおり協定(以下、
「本協定」という。)を締結する。
(目的)
第1条 本協定は、ポータルサイトにおいて、甲から提供された行政情報等を、甲府市民の利便性の向上を
目的とした民間情報と一体的に発信等を行うにあたって、公益性を持って行われるよう、甲、乙及び丙で
必要な取り決めを行うものとする。
(公共性及び民間事業の趣旨の尊重)
第2条 乙及び丙は、ポータルサイトの設置目的、本協定の意義、及び乙及び丙が行う運営業務(以下、「本
業務」という。)の実施にあたって求められる公共性を十分に理解し、その趣旨を尊重するものとする。
また、甲は本業務が利益の創出を基本とする民間事業者等によって実施されることを十分に理解し、その
趣旨を尊重するものとする。
(信義誠実の原則)
第3条 甲、乙及び丙は、互いに協力し信義を重んじ、本協定を誠実に履行しなければならない。
(協定期間)
第4条 本協定の期間は、平成26年2月20日から平成27年3月31日までとする。なお、本協定の期間満了に際
し、甲、乙及び丙が協定を更新しない旨の申し出がない場合、互いの意思を確認の上、さらに1年間の期
間延長するものとし、以後はこれを繰り返す。
(協定事項の公表)
第5条 甲、乙及び丙は、本協定の期間中、甲のホームページ及びポータルサイトにおいて、この協定が締
結されていることを公表する。
(本業務の範囲)
第6条 本業務の範囲は、次のとおりとする。
(1) 甲は、市民等に有益であると甲が認める行政情報等を乙及び丙に定期的に提供する。
(2) 乙及び丙は、甲から提供を受けた行政情報等をポータルサイト及び提携媒体に掲載する。
(3) 前各号に掲げるもののほか、甲、乙及び丙が必要と認める業務
(業務範囲の変更)
第7条 甲、乙又は丙は、必要と認める場合は、相手方に対する通知をもって第6条で定めた本業務の範囲の
変更を求めることができる。
2 甲、乙及び丙は、前項の通知を受けた場合は、協議に応じなければならない。
3 業務範囲の変更にともなう費用については、前項の協議において決定するものとする。
(甲の情報提供)
第8条 甲は、本業務のために、行政情報等をデータ形式でインターネットでの通信及び電子媒体により丙
に提供する。
(乙の情報受信と掲載)
第9条 乙及び丙は、前条により、甲からインターネットでの通信により定期的に提供される情報を確実に
受信する機能を用意する。
2 乙及び丙は、前条により、甲から提供された行政情報等を、甲と協議の上決定した体系により、民間情
報と一体として構成し、可能な限り乙及び丙のポータルサイト上及び提携媒体に掲載する。
3 前項の乙及び丙による民間情報の掲載において、乙及び丙は、甲府市及びその隣接地域に関し、甲府市
民、甲府市内在勤者及び甲府市内来訪者にとって有用な公共及び民間情報の収集及び発信を継続的に行
う。
(ポータルサイト機能の停止及び中断)
第10条 乙及び丙はポータルサイト機能を計画停止させる際には、事前に甲に報告を行う。
2 事故などによる予期しない事態によりポータルサイト機能の停止、中断が発生した際には、乙又は丙は
すみやかに甲に報告を行う。
3 乙及び丙は前項の事態が発生したときには迅速な機能回復に努める。
(ポータルサイトにおける情報掲載の制限)
第11条 乙及び丙は、公益性のあるポータルサイトとして運営するにあたって、次に該当する情報をポータ
ルサイトに掲載しないものとする。
(1) 公序良俗に反するもの
(2) 情報の内容が政治活動、宗教活動を主たる目的とするもの
100
資料編
(3) 第三者への誹謗中傷、不利益を与えるもの
(4) 犯罪行為に結びつくと判断されるものや、法律に反すると判断されるもの
(5) 甲の行政運営の実態と反し、利用者に誤解を与えるおそれのあるもの
(6) 前各号に掲げるもののほか、掲載することが適当でないと甲が認めるもの
(情報掲載責任)
第12条 甲が提供した情報の内容に関する責任は、甲が負う。また、乙及び丙が作成した情報に関する責任
は乙及び丙が負う。
(情報の編集)
第13条 乙及び丙は、甲から提供された情報を、本協定の目的の範囲内でポータルサイト利用者が容易に理
解できるように編集ができるものとする。ただし、本来の情報の意図を逸脱して編集したもの、あるい
は、その編集に瑕疵が認められる場合は、その情報に係る責任は乙及び丙が負う。
2 乙及び丙は、甲から提供された情報を甲の了承のうえ、二次利用ができるのものとする。
(著作権)
第14条 ポータルサイトに掲載された著作物に対する権利は原則として著作者に帰属する。また、ポータル
サイト上に掲載された編集著作物に対する権利は乙及び丙に帰属する。なお、本件について疑義が生じた
場合は、甲、乙及び丙の協議のうえ、定めるものとする。
(事業報告)
第15条 乙及び丙は、ポータルサイトに関し、次に掲げる事項を甲に報告しなければならない。
(1) 総アクセス数
(2) ジャンル別アクセス数(甲から提供された情報へのアクセス数を含む)
(3) 登録ユーザー数
(4) 甲から提供された情報の掲載状況
(5) その他甲が指示する事項
2 前項に定めるもののほか、甲は、本協定の履行に関し必要があると認めるときは、乙及び丙に対して必
要な事項の報告又は説明を求めることができる。
(セキュリティ対策等)
第16条 乙及び丙は、ポータルサイトの運営にあたり、セキュリティ対策及び個人情報保護対策に対し万全
の措置を講じなければならない。
2 ポータルサイトに対して、外部からの攻撃及びウィルスへの感染が確認された場合は、速やかに甲に報
告するとともに、状況の改善に努めること。
(協定の変更)
第17条 本業務に関し、本業務の前提条件や内容を変更したときまたは特別な事情が生じたときは、甲、乙
及び丙は協議の上、本協定を変更することができるものとする。
(協定の解除)
第18条 甲、乙又は丙は、相互に相手方が正当な理由なくしてこの協定に違反したときは、文書によって通
告し、この協定を解除することができる。
(協定期間終了後の処理)
第19条 甲は、協定期間終了後、当該協定が解除されたことを甲府市ホームページ等により案内する。
(定めのない事項)
第20条 この協定に定めのない事項及びこの協定に疑義が生じたときは、甲、乙及び丙が協議のうえ決定す
るものとする。
101
資料編
41.災害時におけるし尿等の収集運搬の協力に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と一般廃棄物(し尿・浄化槽汚泥)収集運搬業及び浄化槽清掃業の許可業者
(以下「乙」という。)は、甲府市内において地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがあ
る場合(以下「災害時」という。)におけるし尿等の収集運搬に関して、次のとおり協定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、災害時において、し尿等の収集運搬を迅速かつ円滑に行うために必要な事項を定める
ものとする。
(定義)
第2条 この協定において、「し尿等」とは、災害時において処理をする必要が生じたし尿及び浄化槽汚泥そ
の他の汚水であって、その収集運搬について甲が生活環境の保全上、協力を要請する必要があると判断し
たものをいう。
(協力事項の発動)
第3条 この協定に定める災害時の協力事項は、原則として甲が災害対策本部を設置し、乙に対して要請を
行った時をもって発動する。
(し尿等の収集運搬の協力要請)
第4条 災害時において、甲が協力を要請する必要があると判断したときは、乙に対して実施可能な範囲に
おいて、協力を要請することができるものとする。
2 乙は、前項の規定により、甲から協力の要請を受けた時は、その緊急性にかんがみ、速やかにし尿等の
収集運搬を行うものとする。
(要請手続)
第5条 前条に規定する甲の乙に対する要請手続きは、業務の内容、車両台数、場所等を記載した文書(様式
第1号)をもって行うものとする。ただし、緊急を要するときは、口頭または電話等で要請し、事後速やか
に文書を提出するものとする。
(し尿等の収集運搬の実施)
第6条 乙は、甲から要請があったときは、必要な人員、車両を調整し、要請業務に優先的に協力するもの
とする。
2 乙は、甲からの要請事項を実施したときは、実施後速やかにその実施状況を報告書(様式第2号)により、
甲に報告するものとする。
(費用負担)
第7条 前条の規定により乙が実施したし尿等の収集運搬にかかる費用については、甲が負担するものとす
る。
2 前項に規定する費用は、乙が提出する報告書等に基づき、災害発生直前におけるし尿等の収集運搬に係
る適正価格を基準とし、甲乙協議のうえ決定するものとする。
(費用の支払い)
第8条 第7条の規定に基づき、甲が負担する費用は、乙の請求により、甲が支払うものとする。
2 甲は、前項の請求があったときは、その内容を確認し、速やかに費用を乙に支払うものとする。ただ
し、甲が予算措置を必要とする場合は、予算措置後、速やかに支払うものとする。
(情報交換)
第9条 甲と乙は、平常時から相互の連絡体制等についての情報交換を行い、災害時に備えるものとする。
2 乙は、役員の変更、連絡体制等に変更があった場合は、甲へ報告するものとする。
(損害補償及び損害賠償)
第10条 乙が行う要請業務に従事した者が、そのために死亡し、負傷し、または疾病にかかった場合の補償
については、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)の適用がある場合を除き、甲府市消防団員等公
務災害補償条例(昭和41年甲府市条例第28号)の規定に準じて補償を行うものとする。
2 乙は、甲の責に帰さない事由により、要請業務の実施に伴って第三者に損害を与えたときは、その賠償
の責を負うものとする。
(協議)
第11条 この協定に定めのない事項、及び協定について疑義が生じたときは、甲乙協議して定めるものとす
る。
(有効期間)
第12条 この協定は、協定締結の日から効力を有するものとし、甲または乙が文書をもって協定の終了を通
知しない限り、その効力を有するものとする。
様式省略
一般廃棄物(し尿・浄化槽汚泥)収集運搬業及び浄化槽清掃業の許可業者
富士環境センター、有限会社 環境整備、昭和衛生社、東八商事 有限会社、株式会社 クリーンライフ
102
資料編
42. 災害時における応急活動の協力に関する協定書
株式会社坂本建運(以下「甲」という。)、千塚地区自治会連合会(以下「乙」という。)及び甲府市(以下「丙」
という。)は、災害時における応急活動の協力に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時応急活動に対する甲の協力と、乙及び丙の役割に関し必要な事項を定めるものとす
る。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で乙に対して別表1に掲げる協力を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる協力内容については、その都度甲乙丙において合意のうえ変更することができ
る。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の協力が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)は、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連絡
担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の土地及び施設・設備・資機材等(以下「甲の土地等」という。)の提
供を受けるときは、甲との間で使用可否及び使用範囲等について確認するものとする。
2 この協定に基づき、甲の土地等の提供を受ける期間中、乙は甲の連絡担当者及び第3条に基づき別途定め
る丙の連絡担当者に対し、所在を伝えるものとする。
3 乙は、甲の土地を一時避難地として使用するときは、一時避難地の運営と避難者の安全確保に努めるこ
と。
4 乙は、甲の土地等の提供を受けるときは、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の土地を一時避難地として使用するときは、千塚地区内の甲府市が指定する避難所(以下
「指定避難所」という。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、当該指定避難所と
連携して避難住民の安全確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時の乙の住民の避難途上や、甲の土地等の使用時に生じた事故、病気、怪我等に
ついて、一切の責任を負わないものとする。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、平成26年4月25日から平成27年3月31日までとする。
2 前項の期間満了の日の3ヶ月前に甲、乙及び丙いずれからもこの協定を改定する意思表示がないときは、
さらに1年間有効期間を延長されたものとし、以後この例による。
3 甲、乙及び丙は、この協定の有効期間中であっても、協議してこの協定を改定することができる。
(原状回復)
第10条 乙は、本協定に基づく甲の土地等の提供の協力期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返
還しなければならない。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
103
資料編
43. 災害時におけるLPガスの供給等に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県エルピーガス協会甲府地区(以下「乙」という。)は、地震、風水
害、その他の災害が発生した場合(以下「災害時」という。)における、LPガスの供給等について、次のと
おり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、災害時における避難所や救護所、防災拠点施設等(以下「避難所等」という。)への緊
急用燃料とする液化石油ガス(燃焼機器など必要な設備を含む。以下「LPガス等」という。)の供給に関
し、必要な事項を定める。
(要請)
第2条 甲は、災害時に避難所等からLPガス等の供給を求められたとき、又は甲自らが調達の必要を認め
たときは、乙にLPガス等の供給を要請できるものとする。
2 甲は、前項の要請にあたり、乙に対して口頭で行うものとし、事後に、別紙1を提出するものとする。
(実施)
第3条 乙は、甲から前条の要請を受けたときは、やむを得ない事由のない限りこれを受諾し、速やかに供
給を行うものとする。
2 前項の規定により供給されたLPガス等の使用を終了したときは、乙は、甲の指示に基づき、これを撤
去するものとする。
3 乙は、本条に基づき供給を開始したときは、甲に口頭で報告し、供給を終了したときは、別紙2を提出す
るものとする。
(費用の負担)
第4条 前条の協力に要する費用(人件費を除く。)は、甲が負担する。
2 前項に規定する費用については、災害時前における適正価格を基準として、甲と乙とが協議の上、決定
するものとする。
3 甲は、前項の規定により定められた費用を請求された場合は、速やかに費用を支払うものとする。
(情報交換等)
第5条 甲及び乙は、平常時から相互の連絡体制及びLPガスの供給等について情報交換を行い、災害時に
備えるものとする。
(協議)
第6条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関し疑義が生じたときは、甲と乙とが協議して定めるも
のとする。
(有効期間)
第7条 この協定は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲又は乙のいずれかが文書をもって協定
の終了を通知しない限り、その効力が継続するものとする。
別紙省略
104
資料編
44. 災害時における応急活動の支援に関する協定書
山梨積水株式会社(以下「甲」という。)、大国地区自治会連合会 (以下「乙」という。) 及び甲府市 (以下
「丙」という。) は、災害時における応急活動の支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時の応急活動に対する甲の支援に関して、必要な事項を定めるものとする。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で乙に対して別表1に掲げる支援を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる支援内容については、その都度甲乙及び丙において合意のうえ変更することがで
きる。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の支援が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)は、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連絡
担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の施設及び設備等(以下「甲の施設等」という。)の提供を受けるとき
は、甲に使用可否及び使用範囲等を確認し、その旨を第3条に基づき別途定める丙の連絡担当者に伝える
ものとする。
2 乙は、甲の施設等の提供を受けるときは、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の施設等を使用するときは、甲府市が指定する大国地区内の避難所(以下「指定避難所」と
いう。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、指定避難所と連携して避難住民の安
全確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時乙の住民の避難途上及び甲の施設等の使用時に生じた事故、怪我等について、
一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第9条 乙は、本協定に基づく甲の施設等の提供期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返還しな
ければならない。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲、乙及び丙のいずれかが
文書をもって協定の終了を通知しない限り、その効力は継続するものとする。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
105
資料編
45. 災害時における帰宅困難者に対する支援に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と帝京山梨看護専門学校(以下「乙」という。)は、災害時における帰宅困難
者に対する支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(趣旨)
第1条 この協定は、地震又は風水害その他の災害による公共交通機関の運行停止等により、帰宅すること
が困難となった者(以下「帰宅困難者」という。)に対し、一時的に乙の施設の一部(以下「一時滞在施
設」という。)を開放することによる帰宅困難者の支援のための甲乙の協力について、必要な事項を定め
るものとする。
(帰宅困難者の受入及び受入終了)
第2条 乙は、帰宅困難者が発生し、甲からの要請を受けたときは、一時滞在施設の安全を確認し、その緊
急性に鑑み可能な範囲内において、帰宅困難者の受入れ(滞在を含む。以下同じ。)を開始するものとす
る。
2 前項の規定にかかわらず、乙は、甲が乙に対し通信の途絶等の事由により同項の要請ができないと認め
るときは、甲の要請を待たずに同項の受入れを開始することができる。
3 一時滞在施設の開設及び運営は、乙が行うものとする。
4 帰宅困難者の受入れは、一晩を経過した時点で終了するものとする。
5 乙は、帰宅困難者を受け入れたときは、速やかにその状況を甲に報告するものとする。
6 甲は、第4項の規定により帰宅困難者の受入れを終了した後において、なお一時滞在施設から退去しない
帰宅困難者がいるときは、乙と協力し、帰宅困難者を指定避難所その他の施設へ誘導する等、一時滞在施
設から退去させる措置をとるものとする。
(支援の内容)
第3条 乙は、前条第1項又は第2項の規定により、帰宅困難者の受入れを開始したときは、次に掲げる事項
について可能な範囲で帰宅困難者を支援するものとする。
(1) 帰宅困難者のために、水道水及びトイレを提供すること。
(2) 帰宅困難者のために、テレビ、ラジオ等で知り得た公共交通に関する
情報を提供すること。
2 甲は、帰宅困難者に対し、指定避難所の開設状況等の情報を提供するよう努めるものとする。
3 甲及び乙は、第1項各号に掲げるもののほか、相互に協力し、帰宅困難者の支援を行うことができる。
(物資の備蓄)
第4条 乙は、甲が帰宅困難者用の物資を用意した場合は、これを可能な範囲で備蓄するものとする。
(経費の負担)
第5条 帰宅困難者の受入れに伴い発生する光熱水費及び人件費等の一時滞在施設を管理運営するための経
費は乙の負担とし、第3条第3項に規定する支援の実施に伴い発生する経費の負担については甲乙協議の上
決定するものとする。
(損傷等の復旧に係る費用負担)
第6条 第2条の措置に伴い、乙の施設に汚損、損傷等が生じた場合の復旧に係る費用については、甲乙協議
の上、決定するものとする。
(協定の有効期間)
第7条 この協定は、平成26年11月19日から甲又は乙からの申し出に基づき甲乙協議の上、この協定を解除
することとする日までその効力を有するものとする。
(協議事項)
第8条 この協定に関する疑義、又はこの協定に定めがない事項については、甲乙協議の上、定めるものと
する。
2 甲と乙は、この協定が円滑に運用されるよう、平素から必要に応じて、情報交換を行うものとする。
106
資料編
46. 災害時における応急活動の支援に関する協定書
齋藤建設株式会社(以下「甲」という。)、東地区自治会連合会 (以下「乙」という。) 及び甲府市 (以下「丙」
という。) は、災害時における応急活動の支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時の応急活動に対する甲の支援に関して、必要な事項を定めるものとする。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で乙に対して別表1に掲げる支援を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる支援内容については、その都度甲乙及び丙において合意のうえ変更することがで
きる。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の支援が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)は、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連絡
担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の施設及び設備等(以下「甲の施設等」という。)の提供を受けるとき
は、甲に使用可否及び使用範囲等を確認し、その旨を第3条に基づき別途定める丙の連絡担当者に伝える
ものとする。
2 乙は、甲の施設等の提供を受けるときは、甲の運営方法に従い、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の施設等を使用するときは、甲府市が指定する東地区内の避難所(以下「指定避難所」とい
う。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、指定避難所と連携して避難住民の安全
確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時乙の住民の避難途上及び甲の施設等の使用時に生じた事故、怪我等について、
一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第9条 乙は、本協定に基づく甲の施設等の提供期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返還しな
ければならない。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲、乙及び丙のいずれかが
文書をもって協定の終了を通知しない限り、その効力は継続するものとする。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
107
資料編
47. 災害時における応急活動の支援に関する協定書
株式会社ホンダ四輪販売甲信(以下「甲」という。)、国母地区自治会連合会 (以下「乙」という。) 及び甲府
市 (以下「丙」という。) は、災害時における応急活動の支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時の応急活動に対する甲の支援に関して、必要な事項を定めるものとする。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で乙に対して別表1に掲げる支援を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる支援内容については、その都度甲乙及び丙において合意のうえ変更することがで
きる。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の支援が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)は、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連絡
担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の施設及び設備等(以下「甲の施設等」という。)の提供を受けるとき
は、甲に使用可否及び使用範囲等を確認し、その旨を第3条に基づき別途定める丙の連絡担当者に伝える
ものとする。
2 乙は、甲の施設等の提供を受けるときは、甲の運営方法に従い、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の施設等を使用するときは、甲府市が指定する国母地区内の避難所(以下「指定避難所」と
いう。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、指定避難所と連携して避難住民の安
全確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時乙の住民の避難途上及び甲の施設等の使用時に生じた事故、怪我等について、
一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第9条 乙は、本協定に基づく甲の施設等の提供期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返還しな
ければならない。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲、乙及び丙のいずれかが
文書をもって協定の終了を通知しない限り、その効力は継続するものとする。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
108
資料編
48. 災害時における応急活動の支援に関する協定書
株式会社早野組(以下「甲」という。)、里垣地区自治会連合会 (以下「乙」という。) 及び甲府市 (以下「丙」
という。) は、災害時における応急活動の支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時の応急活動に対する甲の支援に関して、必要な事項を定めるものとする。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で乙に対して別表1に掲げる支援を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる支援内容については、その都度甲乙及び丙において合意のうえ変更することがで
きる。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の支援が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)から、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連
絡担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の施設及び設備等(以下「甲の施設等」という。)の提供を受けるとき
は、甲に使用可否及び使用範囲等を確認し、その旨を第3条に基づき別途定める丙の連絡担当者に伝える
ものとする。
2 乙は、甲の施設等の提供を受けるときは、甲の運営方法に従い、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の施設等を使用するときは、丙が指定する里垣地区内の避難所(以下「指定避難所」とい
う。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、指定避難所と連携して避難住民の安全
確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時乙の住民の避難途上及び甲の施設等の使用時に生じた事故、怪我等について、
一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第9条 乙は、本協定に基づく甲の施設等の提供期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返還しな
ければならない。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲、乙及び丙のいずれかが
文書をもって協定の終了を通知しない限り、その効力は継続するものとする。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
109
資料編
49. 災害時における炊き出し等に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と株式会社レパスト(以下「乙」という。)とは、大規模な災害が発生した場
合における避難住民等への炊き出し等について、次のとおり協定を締結する。
(業務の依頼)
第1条 甲は、大規模な災害が発生し、乙が業務を請負う小学校に避難所が開設され、炊き出し等が実施さ
れる場合には、乙に対して口頭で協力を依頼するものとする。
(受託者の責務)
第2条 乙は、前条により協力依頼があった場合には、速やかに実施業務の可否について検討し、可能な限
りの協力を行うものとする。
(緊急対応マニュアル)
第3条 乙は、この協定の締結後、速やかに災害時の協力体制を明確にした「災害時における緊急対応マ
ニュアル」を甲と協議して作成し、提示するものとする。
(費用負担)
第4条 炊き出し等の協力に要する費用は、甲乙協議して別に定めるものとする。
(協定期間)
第5条 この協定の有効期間は、甲府市教育委員会と乙の間で締結する甲府市立小学校給食調理業務委託の
履行期間とする。
(協議)
第6条 この協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定めるものとする。
110
資料編
50. 災害時における炊き出し等に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と一冨士フードサービス株式会社関東支社(以下「乙」という。)とは、大規
模な災害が発生した場合における避難住民等への炊き出し等について、次のとおり協定を締結する。
(業務の依頼)
第1条 甲は、大規模な災害が発生し、乙が業務を請負う小学校に避難所が開設され、炊き出し等が実施さ
れる場合には、乙に対して口頭で協力を依頼するものとする。
(受託者の責務)
第2条 乙は、前条により協力依頼があった場合には、速やかに実施業務の可否について検討し、可能な限
りの協力を行うものとする。
(緊急対応マニュアル)
第3条 乙は、この協定の締結後、速やかに災害時の協力体制を明確にした「災害時における緊急対応マ
ニュアル」を甲と協議して作成し、提示するものとする。
(費用負担)
第4条 炊き出し等の協力に要する費用は、甲乙協議して別に定めるものとする。
(協定期間)
第5条 この協定の有効期間は、甲府市教育委員会と乙の間で締結する甲府市立小学校給食調理業務委託の
履行期間とする。
(協議)
第6条 この協定に定めのない事項については、その都度、甲乙協議して定めるものとする。
111
資料編
51. 災害時等における山梨県立甲府第一高等学校の避難所及び避難地の利
用に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県立甲府第一高等学校(以下「乙」という。)は、災害時等における避
難所及び避難地の利用に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合(以
下「災害時等」という。)において、乙が所管する施設及び敷地(以下「乙の施設等」という。)を、甲の
地域防災計画及び国民保護計画に基づき指定する避難所及び避難地(以下「指定避難所等」という。)とし
て利用することについて、必要な事項を定めることを目的とする。
(指定避難所等の利用の開始等)
第2条 災害時等における指定避難所等の設置運営は、甲の責任において行うものとする。
2 指定避難所等としての利用開始の判断は甲が行い、乙の施設等の被害が甚大であり、避難者の安全が確
保できない等重大な理由がある場合を除き、乙はこれに協力するものとする。
3 前項の規定にかかわらず、乙が緊急な対応が必要と判断した場合は、乙の判断に基づき指定避難所等と
して利用を開始できるものとする。この場合において、乙はこの事実を速やかに甲に報告するものとす
る。
4 休日、夜間等、乙の職員の不在時における指定避難所等の開設に備えて、乙は第6条に定める乙の施設等
の鍵を甲に貸与するものとし、指定避難所等の設置が必要となった場合には、甲の職員等が解錠する。
なお、甲が保管する乙の施設等の鍵の管理の方法等については、甲乙協議の上別途定めるものとする。
(指定避難所等運営マニュアルの整備)
第3条 甲は、乙と協議の上、具体的な指定避難所等の運営の手順等を定めた指定避難所等の運営に関する
マニュアル(以下「避難所運営マニュアル」という。)を整備するものとする。
2 災害時等における指定避難所等の設置運営については、乙は甲の要請を受け、授業及び業務を妨げない
範囲で甲を支援するものとし、乙の職員の具体的な支援内容については、避難所運営マニュアルに示すも
のとする。
3 甲は、訓練等において不備が判明した等の場合は、乙と協議のうえ適宜見直しを行うものとする。
(職員の派遣等)
第4条 甲は、指定避難所等としての利用にあたり、職員を速やかに乙に派遣し、当該職員が指定避難所等
の運営にあたるものとする。
2 乙は、指定避難所等の運営を支援するための職員を予め定めるものとする。
(意思決定の方法等)
第5条 甲は、指定避難所等の運営に関して重要な判断を行う場合は、乙と協議するものとする。
2 甲又は乙の職員の不在時において、予め定められた事項以外に、指定避難所等の運営に関して緊急に意
思決定を行う必要が生じた場合は、甲又は乙の在職職員が意思決定し、後に当該決定事項を報告するもの
とする。
(指定避難所等として利用できる範囲)
第6条 乙の施設等において、指定避難所等として利用できる範囲は、避難所運営マニュアルに定める図面
のとおりとする。
2 前項の規定にかかわらず、地域に想定を上回る被害が発生した等の場合は、甲は乙の許可を得て前項に
定める場所以外の場所についても、指定避難所等として利用することができるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、乙が必要と認める場合は、第1項に定める範囲以外の範囲についても指定避
難所等として利用することができるものとする。
(指定避難所の収容人数)
第7条 指定避難所としての収容人数は、前条第一項に定める範囲のうち、体育館等の延べ床面積を六平方
メートルで除して得た数とする。
(指定避難所等の運営訓練等)
第8条 甲は、乙の施設等を利用して行う指定避難所等の運営訓練や関係者の連絡会議を必要に応じて行う
ものとする。
2 前項の準備に係る地域住民への広報等必要な事務については、甲において行うものとし、乙は甲に協力
するものとする。
(物資の備蓄等)
第9条 甲は、指定避難所等の管理運営に必要な日常生活用品、食料、医薬品等の物資の備蓄及び調達(以下
「物資の備蓄等」という。)に努めるものとし、乙は物資の備蓄等に必要な施設の使用について授業及び
業務を妨げない範囲で許可するものとする。
112
資料編
2
甲は、指定避難所等を開設した際には、必要な物資を乙の施設等まで確実に運搬するものとする。
(開設期間等)
第10条 指定避難所等の開設期間は、10日未満とする。ただし、甲は災害の状況により期間を延長する必要
がある場合には、山梨県教育委員会と別途協議するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、甲は、乙が早期に教育活動を再開できるよう配慮するとともに、乙の指定避
難所等としての利用を早期に終了するように努めるものとする。
(使用許可等)
第11条 本協定に基づき、甲が指定避難所等として利用する場合、乙は、山梨県公有財産事務取扱規則及び
行政財産の目的外使用許可事務取扱規則の規定により目的外使用の許可を行うものとし、使用料は山梨県
行政財産使用料条例第5条2号の規定により無償とする。
なお、許可申請は災害時であることを考慮し、文書によらず行うことができるものとし、事後に申請書
を速やかに提出するものとする。
2 前条に規定する場合において生じる電気料、水道料、ガス使用料、燃料費その他の費用については、甲
が負担するものとし、当該費用の算定については、前年同月実績との比較等に基づき、乙が行うものとす
る。ただし、災害救助法(昭和22年法律第118号)が適用された場合は、山梨県災害救助法施行細則(昭和35
年規則第4号)別表の第1に定めるところにより甲が負担する。
(指定避難所等の利用の終了等)
第12条 甲は、指定避難所等としての利用を終了する際は原状に復し、乙の確認を受けるものとする。
2 甲の責任に帰すべき事由により乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときは、甲
はその損害を賠償しなければならない。
また、避難した住民等が乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときも、甲はその
損害を賠償するものとする。
(協定の有効期間)
第13条 この協定の有効期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の3ヶ
月前までに甲乙いずれからも申し出がないときは、更に1年間延長されたものとみなし、以後この例によ
る。
(協議)
第14条 この協定について疑義が生じたとき、又はこの協定に定めのない事項については、甲乙が協議して
定めるものとする。
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資料編
52. 災害時等における山梨県立甲府西高等学校の避難所及び避難地の利用
に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県立甲府西高等学校(以下「乙」という。)は、災害時等における避難
所及び避難地の利用に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合(以
下「災害時等」という。)において、乙が所管する施設及び敷地(以下「乙の施設等」という。)を、甲の
地域防災計画及び国民保護計画に基づき指定する避難所及び避難地(以下「指定避難所等」という。)とし
て利用することについて、必要な事項を定めることを目的とする。
(指定避難所等の利用の開始等)
第2条 災害時等における指定避難所等の設置運営は、甲の責任において行うものとする。
2 指定避難所等としての利用開始の判断は甲が行い、乙の施設等の被害が甚大であり、避難者の安全が確
保できない等重大な理由がある場合を除き、乙はこれに協力するものとする。
3 前項の規定にかかわらず、乙が緊急な対応が必要と判断した場合は、乙の判断に基づき指定避難所等と
して利用を開始できるものとする。この場合において、乙はこの事実を速やかに甲に報告するものとす
る。
4 休日、夜間等、乙の職員の不在時における指定避難所等の開設に備えて、乙は第6条に定める乙の施設等
の鍵を甲に貸与するものとし、指定避難所等の設置が必要となった場合には、甲の職員等が解錠する。
なお、甲が保管する乙の施設等の鍵の管理の方法等については、甲乙協議の上別途定めるものとする。
(指定避難所等運営マニュアルの整備)
第3条 甲は、乙と協議の上、具体的な指定避難所等の運営の手順等を定めた指定避難所等の運営に関する
マニュアル(以下「避難所運営マニュアル」という。)を整備するものとする。
2 災害時等における指定避難所等の設置運営については、乙は甲の要請を受け、授業及び業務を妨げない
範囲で甲を支援するものとし、乙の職員の具体的な支援内容については、避難所運営マニュアルに示すも
のとする。
3 甲は、訓練等において不備が判明した等の場合は、乙と協議のうえ適宜見直しを行うものとする。
(職員の派遣等)
第4条 甲は、指定避難所等としての利用にあたり、職員を速やかに乙に派遣し、当該職員が指定避難所等
の運営にあたるものとする。
2 乙は、指定避難所等の運営を支援するための職員を予め定めるものとする。
(意思決定の方法等)
第5条 甲は、指定避難所等の運営に関して重要な判断を行う場合は、乙と協議するものとする。
2 甲又は乙の職員の不在時において、予め定められた事項以外に、指定避難所等の運営に関して緊急に意
思決定を行う必要が生じた場合は、甲又は乙の在職職員が意思決定し、後に当該決定事項を報告するもの
とする。
(指定避難所等として利用できる範囲)
第6条 乙の施設等において、指定避難所等として利用できる範囲は、避難所運営マニュアルに定める図面
のとおりとする。
2 前項の規定にかかわらず、地域に想定を上回る被害が発生した等の場合は、甲は乙の許可を得て前項に
定める場所以外の場所についても、指定避難所等として利用することができるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、乙が必要と認める場合は、第1項に定める範囲以外の範囲についても指定避
難所等として利用することができるものとする。
(指定避難所の収容人数)
第7条 指定避難所としての収容人数は、前条第一項に定める範囲のうち、体育館等の延べ床面積を六平方
メートルで除して得た数とする。
(指定避難所等の運営訓練等)
第8条 甲は、乙の施設等を利用して行う指定避難所等の運営訓練や関係者の連絡会議を必要に応じて行う
ものとする。
2 前項の準備に係る地域住民への広報等必要な事務については、甲において行うものとし、乙は甲に協力
するものとする。
(物資の備蓄等)
第9条 甲は、指定避難所等の管理運営に必要な日常生活用品、食料、医薬品等の物資の備蓄及び調達(以下
「物資の備蓄等」という。)に努めるものとし、乙は物資の備蓄等に必要な施設の使用について授業及び
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資料編
業務を妨げない範囲で許可するものとする。
2 甲は、指定避難所等を開設した際には、必要な物資を乙の施設等まで確実に運搬するものとする。
(開設期間等)
第10条 指定避難所等の開設期間は、10日未満とする。ただし、甲は災害の状況により期間を延長する必要
がある場合には、山梨県教育委員会と別途協議するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、甲は、乙が早期に教育活動を再開できるよう配慮するとともに、乙の指定避
難所等としての利用を早期に終了するように努めるものとする。
(使用許可等)
第11条 本協定に基づき、甲が指定避難所等として利用する場合、乙は、山梨県公有財産事務取扱規則及び
行政財産の目的外使用許可事務取扱規則の規定により目的外使用の許可を行うものとし、使用料は山梨県
行政財産使用料条例第5条2号の規定により無償とする。
なお、許可申請は災害時であることを考慮し、文書によらず行うことができるものとし、事後に申請書
を速やかに提出するものとする。
2 前条に規定する場合において生じる電気料、水道料、ガス使用料、燃料費その他の費用については、甲
が負担するものとし、当該費用の算定については、前年同月実績との比較等に基づき、乙が行うものとす
る。ただし、災害救助法(昭和22年法律第118号)が適用された場合は、山梨県災害救助法施行細則(昭和35
年規則第4号)別表の第1に定めるところにより甲が負担する。
(指定避難所等の利用の終了等)
第12条 甲は、指定避難所等としての利用を終了する際は原状に復し、乙の確認を受けるものとする。
2 甲の責任に帰すべき事由により乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときは、甲
はその損害を賠償しなければならない。
また、避難した住民等が乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときも、甲はその
損害を賠償するものとする。
(協定の有効期間)
第13条 この協定の有効期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の3ヶ
月前までに甲乙いずれからも申し出がないときは、更に1年間延長されたものとみなし、以後この例によ
る。
(協議)
第14条 この協定について疑義が生じたとき、又はこの協定に定めのない事項については、甲乙が協議して
定めるものとする。
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資料編
53. 災害時等における山梨県立甲府南高等学校の避難所及び避難地の利用
に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県立甲府南高等学校(以下「乙」という。)は、災害時等における避難
所及び避難地の利用に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合(以
下「災害時等」という。)において、乙が所管する施設及び敷地(以下「乙の施設等」という。)を、甲の
地域防災計画及び国民保護計画に基づき指定する避難所及び避難地(以下「指定避難所等」という。)とし
て利用することについて、必要な事項を定めることを目的とする。
(指定避難所等の利用の開始等)
第2条 災害時等における指定避難所等の設置運営は、甲の責任において行うものとする。
2 指定避難所等としての利用開始の判断は甲が行い、乙の施設等の被害が甚大であり、避難者の安全が確
保できない等重大な理由がある場合を除き、乙はこれに協力するものとする。
3 前項の規定にかかわらず、乙が緊急な対応が必要と判断した場合は、乙の判断に基づき指定避難所等と
して利用を開始できるものとする。この場合において、乙はこの事実を速やかに甲に報告するものとす
る。
4 休日、夜間等、乙の職員の不在時における指定避難所等の開設に備えて、乙は第6条に定める乙の施設等
の鍵を甲に貸与するものとし、指定避難所等の設置が必要となった場合には、甲の職員等が解錠する。
なお、甲が保管する乙の施設等の鍵の管理の方法等については、甲乙協議の上別途定めるものとする。
(指定避難所等運営マニュアルの整備)
第3条 甲は、乙と協議の上、具体的な指定避難所等の運営の手順等を定めた指定避難所等の運営に関する
マニュアル(以下「避難所運営マニュアル」という。)を整備するものとする。
2 災害時等における指定避難所等の設置運営については、乙は甲の要請を受け、授業及び業務を妨げない
範囲で甲を支援するものとし、乙の職員の具体的な支援内容については、避難所運営マニュアルに示すも
のとする。
3 甲は、訓練等において不備が判明した等の場合は、乙と協議のうえ適宜見直しを行うものとする。
(職員の派遣等)
第4条 甲は、指定避難所等としての利用にあたり、職員を速やかに乙に派遣し、当該職員が指定避難所等
の運営にあたるものとする。
2 乙は、指定避難所等の運営を支援するための職員を予め定めるものとする。
(意思決定の方法等)
第5条 甲は、指定避難所等の運営に関して重要な判断を行う場合は、乙と協議するものとする。
2 甲又は乙の職員の不在時において、予め定められた事項以外に、指定避難所等の運営に関して緊急に意
思決定を行う必要が生じた場合は、甲又は乙の在職職員が意思決定し、後に当該決定事項を報告するもの
とする。
(指定避難所等として利用できる範囲)
第6条 乙の施設等において、指定避難所等として利用できる範囲は、避難所運営マニュアルに定める図面
のとおりとする。
2 前項の規定にかかわらず、地域に想定を上回る被害が発生した等の場合は、甲は乙の許可を得て前項に
定める場所以外の場所についても、指定避難所等として利用することができるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、乙が必要と認める場合は、第1項に定める範囲以外の範囲についても指定避
難所等として利用することができるものとする。
(指定避難所の収容人数)
第7条 指定避難所としての収容人数は、前条第一項に定める範囲のうち、体育館等の延べ床面積を六平方
メートルで除して得た数とする。
(指定避難所等の運営訓練等)
第8条 甲は、乙の施設等を利用して行う指定避難所等の運営訓練や関係者の連絡会議を必要に応じて行う
ものとする。
2 前項の準備に係る地域住民への広報等必要な事務については、甲において行うものとし、乙は甲に協力
するものとする。
(物資の備蓄等)
第9条 甲は、指定避難所等の管理運営に必要な日常生活用品、食料、医薬品等の物資の備蓄及び調達(以下
「物資の備蓄等」という。)に努めるものとし、乙は物資の備蓄等に必要な施設の使用について授業及び
業務を妨げない範囲で許可するものとする。
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資料編
2
甲は、指定避難所等を開設した際には、必要な物資を乙の施設等まで確実に運搬するものとする。
(開設期間等)
第10条 指定避難所等の開設期間は、10日未満とする。ただし、甲は災害の状況により期間を延長する必要
がある場合には、山梨県教育委員会と別途協議するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、甲は、乙が早期に教育活動を再開できるよう配慮するとともに、乙の指定避
難所等としての利用を早期に終了するように努めるものとする。
(使用許可等)
第11条 本協定に基づき、甲が指定避難所等として利用する場合、乙は、山梨県公有財産事務取扱規則及び
行政財産の目的外使用許可事務取扱規則の規定により目的外使用の許可を行うものとし、使用料は山梨県
行政財産使用料条例第5条2号の規定により無償とする。
なお、許可申請は災害時であることを考慮し、文書によらず行うことができるものとし、事後に申請書
を速やかに提出するものとする。
2 前条に規定する場合において生じる電気料、水道料、ガス使用料、燃料費その他の費用については、甲
が負担するものとし、当該費用の算定については、前年同月実績との比較等に基づき、乙が行うものとす
る。ただし、災害救助法(昭和22年法律第118号)が適用された場合は、山梨県災害救助法施行細則(昭和35
年規則第4号)別表の第1に定めるところにより甲が負担する。
(指定避難所等の利用の終了等)
第12条 甲は、指定避難所等としての利用を終了する際は原状に復し、乙の確認を受けるものとする。
2 甲の責任に帰すべき事由により乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときは、甲
はその損害を賠償しなければならない。
また、避難した住民等が乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときも、甲はその
損害を賠償するものとする。
(協定の有効期間)
第13条 この協定の有効期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の3ヶ
月前までに甲乙いずれからも申し出がないときは、更に1年間延長されたものとみなし、以後この例によ
る。
(協議)
第14条 この協定について疑義が生じたとき、又はこの協定に定めのない事項については、甲乙が協議して
定めるものとする。
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資料編
54. 災害時等における山梨県立甲府東高等学校の避難所及び避難地の利用
に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県立甲府東高等学校(以下「乙」という。)は、災害時等における避難
所及び避難地の利用に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合(以
下「災害時等」という。)において、乙が所管する施設及び敷地(以下「乙の施設等」という。)を、甲の
地域防災計画及び国民保護計画に基づき指定する避難所及び避難地(以下「指定避難所等」という。)とし
て利用することについて、必要な事項を定めることを目的とする。
(指定避難所等の利用の開始等)
第2条 災害時等における指定避難所等の設置運営は、甲の責任において行うものとする。
2 指定避難所等としての利用開始の判断は甲が行い、乙の施設等の被害が甚大であり、避難者の安全が確
保できない等重大な理由がある場合を除き、乙はこれに協力するものとする。
3 前項の規定にかかわらず、乙が緊急な対応が必要と判断した場合は、乙の判断に基づき指定避難所等と
して利用を開始できるものとする。この場合において、乙はこの事実を速やかに甲に報告するものとす
る。
4 休日、夜間等、乙の職員の不在時における指定避難所等の開設に備えて、乙は第6条に定める乙の施設等
の鍵を甲に貸与するものとし、指定避難所等の設置が必要となった場合には、甲の職員等が解錠する。
なお、甲が保管する乙の施設等の鍵の管理の方法等については、甲乙協議の上別途定めるものとする。
(指定避難所等運営マニュアルの整備)
第3条 甲は、乙と協議の上、具体的な指定避難所等の運営の手順等を定めた指定避難所等の運営に関する
マニュアル(以下「避難所運営マニュアル」という。)を整備するものとする。
2 災害時等における指定避難所等の設置運営については、乙は甲の要請を受け、授業及び業務を妨げない
範囲で甲を支援するものとし、乙の職員の具体的な支援内容については、避難所運営マニュアルに示すも
のとする。
3 甲は、訓練等において不備が判明した等の場合は、乙と協議のうえ適宜見直しを行うものとする。
(職員の派遣等)
第4条 甲は、指定避難所等としての利用にあたり、職員を速やかに乙に派遣し、当該職員が指定避難所等
の運営にあたるものとする。
2 乙は、指定避難所等の運営を支援するための職員を予め定めるものとする。
(意思決定の方法等)
第5条 甲は、指定避難所等の運営に関して重要な判断を行う場合は、乙と協議するものとする。
2 甲又は乙の職員の不在時において、予め定められた事項以外に、指定避難所等の運営に関して緊急に意
思決定を行う必要が生じた場合は、甲又は乙の在職職員が意思決定し、後に当該決定事項を報告するもの
とする。
(指定避難所等として利用できる範囲)
第6条 乙の施設等において、指定避難所等として利用できる範囲は、避難所運営マニュアルに定める図面
のとおりとする。
2 前項の規定にかかわらず、地域に想定を上回る被害が発生した等の場合は、甲は乙の許可を得て前項に
定める場所以外の場所についても、指定避難所等として利用することができるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、乙が必要と認める場合は、第1項に定める範囲以外の範囲についても指定避
難所等として利用することができるものとする。
(指定避難所の収容人数)
第7条 指定避難所としての収容人数は、前条第一項に定める範囲のうち、体育館等の延べ床面積を六平方
メートルで除して得た数とする。
(指定避難所等の運営訓練等)
第8条 甲は、乙の施設等を利用して行う指定避難所等の運営訓練や関係者の連絡会議を必要に応じて行う
ものとする。
2 前項の準備に係る地域住民への広報等必要な事務については、甲において行うものとし、乙は甲に協力
するものとする。
(物資の備蓄等)
第9条 甲は、指定避難所等の管理運営に必要な日常生活用品、食料、医薬品等の物資の備蓄及び調達(以下
「物資の備蓄等」という。)に努めるものとし、乙は物資の備蓄等に必要な施設の使用について授業及び
業務を妨げない範囲で許可するものとする。
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資料編
2
甲は、指定避難所等を開設した際には、必要な物資を乙の施設等まで確実に運搬するものとする。
(開設期間等)
第10条 指定避難所等の開設期間は、10日未満とする。ただし、甲は災害の状況により期間を延長する必要
がある場合には、山梨県教育委員会と別途協議するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、甲は、乙が早期に教育活動を再開できるよう配慮するとともに、乙の指定避
難所等としての利用を早期に終了するように努めるものとする。
(使用許可等)
第11条 本協定に基づき、甲が指定避難所等として利用する場合、乙は、山梨県公有財産事務取扱規則及び
行政財産の目的外使用許可事務取扱規則の規定により目的外使用の許可を行うものとし、使用料は山梨県
行政財産使用料条例第5条2号の規定により無償とする。
なお、許可申請は災害時であることを考慮し、文書によらず行うことができるものとし、事後に申請書
を速やかに提出するものとする。
2 前条に規定する場合において生じる電気料、水道料、ガス使用料、燃料費その他の費用については、甲
が負担するものとし、当該費用の算定については、前年同月実績との比較等に基づき、乙が行うものとす
る。ただし、災害救助法(昭和22年法律第118号)が適用された場合は、山梨県災害救助法施行細則(昭和35
年規則第4号)別表の第1に定めるところにより甲が負担する。
(指定避難所等の利用の終了等)
第12条 甲は、指定避難所等としての利用を終了する際は原状に復し、乙の確認を受けるものとする。
2 甲の責任に帰すべき事由により乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときは、甲
はその損害を賠償しなければならない。
また、避難した住民等が乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときも、甲はその
損害を賠償するものとする。
(協定の有効期間)
第13条 この協定の有効期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の3ヶ
月前までに甲乙いずれからも申し出がないときは、更に1年間延長されたものとみなし、以後この例によ
る。
(協議)
第14条 この協定について疑義が生じたとき、又はこの協定に定めのない事項については、甲乙が協議して
定めるものとする。
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資料編
55. 災害時等における山梨県立甲府工業高等学校の避難所及び避難地の利
用に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県立甲府工業高等学校(以下「乙」という。)は、災害時等における避
難所及び避難地の利用に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合(以
下「災害時等」という。)において、乙が所管する施設及び敷地(以下「乙の施設等」という。)を、甲の
地域防災計画及び国民保護計画に基づき指定する避難所及び避難地(以下「指定避難所等」という。)とし
て利用することについて、必要な事項を定めることを目的とする。
(指定避難所等の利用の開始等)
第2条 災害時等における指定避難所等の設置運営は、甲の責任において行うものとする。
2 指定避難所等としての利用開始の判断は甲が行い、乙の施設等の被害が甚大であり、避難者の安全が確
保できない等重大な理由がある場合を除き、乙はこれに協力するものとする。
3 前項の規定にかかわらず、乙が緊急な対応が必要と判断した場合は、乙の判断に基づき指定避難所等と
して利用を開始できるものとする。この場合において、乙はこの事実を速やかに甲に報告するものとす
る。
4 休日、夜間等、乙の職員の不在時における指定避難所等の開設に備えて、乙は第6条に定める乙の施設等
の鍵を甲に貸与するものとし、指定避難所等の設置が必要となった場合には、甲の職員等が解錠する。
なお、甲が保管する乙の施設等の鍵の管理の方法等については、甲乙協議の上別途定めるものとする。
(指定避難所等運営マニュアルの整備)
第3条 甲は、乙と協議の上、具体的な指定避難所等の運営の手順等を定めた指定避難所等の運営に関する
マニュアル(以下「避難所運営マニュアル」という。)を整備するものとする。
2 災害時等における指定避難所等の設置運営については、乙は甲の要請を受け、授業及び業務を妨げない
範囲で甲を支援するものとし、乙の職員の具体的な支援内容については、避難所運営マニュアルに示すも
のとする。
3 甲は、訓練等において不備が判明した等の場合は、乙と協議のうえ適宜見直しを行うものとする。
(職員の派遣等)
第4条 甲は、指定避難所等としての利用にあたり、職員を速やかに乙に派遣し、当該職員が指定避難所等
の運営にあたるものとする。
2 乙は、指定避難所等の運営を支援するための職員を予め定めるものとする。
(意思決定の方法等)
第5条 甲は、指定避難所等の運営に関して重要な判断を行う場合は、乙と協議するものとする。
2 甲又は乙の職員の不在時において、予め定められた事項以外に、指定避難所等の運営に関して緊急に意
思決定を行う必要が生じた場合は、甲又は乙の在職職員が意思決定し、後に当該決定事項を報告するもの
とする。
(指定避難所等として利用できる範囲)
第6条 乙の施設等において、指定避難所等として利用できる範囲は、避難所運営マニュアルに定める図面
のとおりとする。
2 前項の規定にかかわらず、地域に想定を上回る被害が発生した等の場合は、甲は乙の許可を得て前項に
定める場所以外の場所についても、指定避難所等として利用することができるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、乙が必要と認める場合は、第1項に定める範囲以外の範囲についても指定避
難所等として利用することができるものとする。
(指定避難所の収容人数)
第7条 指定避難所としての収容人数は、前条第一項に定める範囲のうち、体育館等の延べ床面積を六平方
メートルで除して得た数とする。
(指定避難所等の運営訓練等)
第8条 甲は、乙の施設等を利用して行う指定避難所等の運営訓練や関係者の連絡会議を必要に応じて行う
ものとする。
2 前項の準備に係る地域住民への広報等必要な事務については、甲において行うものとし、乙は甲に協力
するものとする。
(物資の備蓄等)
第9条 甲は、指定避難所等の管理運営に必要な日常生活用品、食料、医薬品等の物資の備蓄及び調達(以下
「物資の備蓄等」という。)に努めるものとし、乙は物資の備蓄等に必要な施設の使用について授業及び
業務を妨げない範囲で許可するものとする。
120
資料編
2
甲は、指定避難所等を開設した際には、必要な物資を乙の施設等まで確実に運搬するものとする。
(開設期間等)
第10条 指定避難所等の開設期間は、10日未満とする。ただし、甲は災害の状況により期間を延長する必要
がある場合には、山梨県教育委員会と別途協議するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、甲は、乙が早期に教育活動を再開できるよう配慮するとともに、乙の指定避
難所等としての利用を早期に終了するように努めるものとする。
(使用許可等)
第11条 本協定に基づき、甲が指定避難所等として利用する場合、乙は、山梨県公有財産事務取扱規則及び
行政財産の目的外使用許可事務取扱規則の規定により目的外使用の許可を行うものとし、使用料は山梨県
行政財産使用料条例第5条2号の規定により無償とする。
なお、許可申請は災害時であることを考慮し、文書によらず行うことができるものとし、事後に申請書
を速やかに提出するものとする。
2 前条に規定する場合において生じる電気料、水道料、ガス使用料、燃料費その他の費用については、甲
が負担するものとし、当該費用の算定については、前年同月実績との比較等に基づき、乙が行うものとす
る。ただし、災害救助法(昭和22年法律第118号)が適用された場合は、山梨県災害救助法施行細則(昭和35
年規則第4号)別表の第1に定めるところにより甲が負担する。
(指定避難所等の利用の終了等)
第12条 甲は、指定避難所等としての利用を終了する際は原状に復し、乙の確認を受けるものとする。
2 甲の責任に帰すべき事由により乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときは、甲
はその損害を賠償しなければならない。
また、避難した住民等が乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときも、甲はその
損害を賠償するものとする。
(協定の有効期間)
第13条 この協定の有効期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の3ヶ
月前までに甲乙いずれからも申し出がないときは、更に1年間延長されたものとみなし、以後この例によ
る。
(協議)
第14条 この協定について疑義が生じたとき、又はこの協定に定めのない事項については、甲乙が協議して
定めるものとする。
121
資料編
56. 災害時等における山梨県立甲府城西高等学校の避難所及び避難地の利
用に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と山梨県立甲府城西高等学校(以下「乙」という。)は、災害時等における避
難所及び避難地の利用に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の地域内に地震、風水害その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合(以
下「災害時等」という。)において、乙が所管する施設及び敷地(以下「乙の施設等」という。)を、甲の
地域防災計画及び国民保護計画に基づき指定する避難所及び避難地(以下「指定避難所等」という。)とし
て利用することについて、必要な事項を定めることを目的とする。
(指定避難所等の利用の開始等)
第2条 災害時等における指定避難所等の設置運営は、甲の責任において行うものとする。
2 指定避難所等としての利用開始の判断は甲が行い、乙の施設等の被害が甚大であり、避難者の安全が確
保できない等重大な理由がある場合を除き、乙はこれに協力するものとする。
3 前項の規定にかかわらず、乙が緊急な対応が必要と判断した場合は、乙の判断に基づき指定避難所等と
して利用を開始できるものとする。この場合において、乙はこの事実を速やかに甲に報告するものとす
る。
4 休日、夜間等、乙の職員の不在時における指定避難所等の開設に備えて、乙は第6条に定める乙の施設等
の鍵を甲に貸与するものとし、指定避難所等の設置が必要となった場合には、甲の職員等が解錠する。
なお、甲が保管する乙の施設等の鍵の管理の方法等については、甲乙協議の上別途定めるものとする。
(指定避難所等運営マニュアルの整備)
第3条 甲は、乙と協議の上、具体的な指定避難所等の運営の手順等を定めた指定避難所等の運営に関する
マニュアル(以下「避難所運営マニュアル」という。)を整備するものとする。
2 災害時等における指定避難所等の設置運営については、乙は甲の要請を受け、授業及び業務を妨げない
範囲で甲を支援するものとし、乙の職員の具体的な支援内容については、避難所運営マニュアルに示すも
のとする。
3 甲は、訓練等において不備が判明した等の場合は、乙と協議のうえ適宜見直しを行うものとする。
(職員の派遣等)
第4条 甲は、指定避難所等としての利用にあたり、職員を速やかに乙に派遣し、当該職員が指定避難所等
の運営にあたるものとする。
2 乙は、指定避難所等の運営を支援するための職員を予め定めるものとする。
(意思決定の方法等)
第5条 甲は、指定避難所等の運営に関して重要な判断を行う場合は、乙と協議するものとする。
2 甲又は乙の職員の不在時において、予め定められた事項以外に、指定避難所等の運営に関して緊急に意
思決定を行う必要が生じた場合は、甲又は乙の在職職員が意思決定し、後に当該決定事項を報告するもの
とする。
(指定避難所等として利用できる範囲)
第6条 乙の施設等において、指定避難所等として利用できる範囲は、避難所運営マニュアルに定める図面
のとおりとする。
2 前項の規定にかかわらず、地域に想定を上回る被害が発生した等の場合は、甲は乙の許可を得て前項に
定める場所以外の場所についても、指定避難所等として利用することができるものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、乙が必要と認める場合は、第1項に定める範囲以外の範囲についても指定避
難所等として利用することができるものとする。
(指定避難所の収容人数)
第7条 指定避難所としての収容人数は、前条第一項に定める範囲のうち、体育館等の延べ床面積を六平方
メートルで除して得た数とする。
(指定避難所等の運営訓練等)
第8条 甲は、乙の施設等を利用して行う指定避難所等の運営訓練や関係者の連絡会議を必要に応じて行う
ものとする。
2 前項の準備に係る地域住民への広報等必要な事務については、甲において行うものとし、乙は甲に協力
するものとする。
(物資の備蓄等)
第9条 甲は、指定避難所等の管理運営に必要な日常生活用品、食料、医薬品等の物資の備蓄及び調達(以下
「物資の備蓄等」という。)に努めるものとし、乙は物資の備蓄等に必要な施設の使用について授業及び
業務を妨げない範囲で許可するものとする。
122
資料編
2
甲は、指定避難所等を開設した際には、必要な物資を乙の施設等まで確実に運搬するものとする。
(開設期間等)
第10条 指定避難所等の開設期間は、10日未満とする。ただし、甲は災害の状況により期間を延長する必要
がある場合には、山梨県教育委員会と別途協議するものとする。
2 前項の規定にかかわらず、甲は、乙が早期に教育活動を再開できるよう配慮するとともに、乙の指定避
難所等としての利用を早期に終了するように努めるものとする。
(使用許可等)
第11条 本協定に基づき、甲が指定避難所等として利用する場合、乙は、山梨県公有財産事務取扱規則及び
行政財産の目的外使用許可事務取扱規則の規定により目的外使用の許可を行うものとし、使用料は山梨県
行政財産使用料条例第5条2号の規定により無償とする。
なお、許可申請は災害時であることを考慮し、文書によらず行うことができるものとし、事後に申請書
を速やかに提出するものとする。
2 前条に規定する場合において生じる電気料、水道料、ガス使用料、燃料費その他の費用については、甲
が負担するものとし、当該費用の算定については、前年同月実績との比較等に基づき、乙が行うものとす
る。ただし、災害救助法(昭和22年法律第118号)が適用された場合は、山梨県災害救助法施行細則(昭和35
年規則第4号)別表の第1に定めるところにより甲が負担する。
(指定避難所等の利用の終了等)
第12条 甲は、指定避難所等としての利用を終了する際は原状に復し、乙の確認を受けるものとする。
2 甲の責任に帰すべき事由により乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときは、甲
はその損害を賠償しなければならない。
また、避難した住民等が乙の施設等及び乙が管理する設備器具等を滅失又は毀損したときも、甲はその
損害を賠償するものとする。
(協定の有効期間)
第13条 この協定の有効期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の3ヶ
月前までに甲乙いずれからも申し出がないときは、更に1年間延長されたものとみなし、以後この例によ
る。
(協議)
第14条 この協定について疑義が生じたとき、又はこの協定に定めのない事項については、甲乙が協議して
定めるものとする。
123
資料編
57. 防災啓発情報の発信に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)とNTTタウンページ株式会社(以下「乙」という。)とは、地震、風水害、
津波、土砂災害及びその他の自然災害等に関する市民への防災啓発情報の発信に相互に協力するものとし、
市民一人ひとりの防災意識の醸成を図り、もって地域防災力の強化に繋げることを目的として、次のとおり
協定を締結する。
(発信の方法)
第1条 乙は、東日本電信電話株式会社(以下「NTT東日本」という。)が発行し、又は乙が編集・発行・
運営する次の媒体(以下「媒体」という。)に甲が提供する防災啓発情報を掲載し、発信する。
(1) タウンページ
(2) 防災啓発情報等を取りまとめた冊子等の紙媒体
(3) iタウンページ等のWEBサイト
(手続)
第2条 乙は、甲に対し、防災啓発情報の提供を無償で求めることができる。この場合、乙は、防災啓発情
報を掲載する媒体の種類、掲載期間、配布範囲等を甲に明示するものとする。
2 甲は、乙から前項の要請を受けた場合、その都度、乙と協議の上、防災啓発情報を乙に提供する。
3 乙は、前項により防災啓発情報の提供を受けた場合は、媒体に掲載するものとし、掲載するにあたって
は、乙は、提供を受けた情報を取捨選択、加工、編集等をすることができるものとする。
4 乙は、甲に対し、校正段階において防災啓発情報が掲載された原稿を提示する。甲は、提示を受けた原
稿に対し、防災啓発情報の趣旨・内容が適切に記載されるために意見を述べることができる。この場合に
おいて、乙は、甲の意見に応えるよう努めるものとする。
5 前項の場合において、乙が甲の意見に応えるために媒体の発行又は運営に関して通常の費用を超える費
用を費やさなければならないときは、甲及び乙は、協議の上、甲の負担部分を決定する。
6 前項の協議が整わない場合、乙は、通常の費用の範囲において、甲から提供を受けた防災啓発情報を掲
載する。
(発信情報に関する責任)
第3条 防災啓発情報を発信したことにより第三者からの苦情及び何らかの問題が生じた場合は、甲及び乙
は、これらの解決のために協力し対応するものとする。
2 前項にかかわらず、甲は、乙に提供する防災啓発情報の内容に対し、一切の責任を負う。
(発信の変更・中止)
第4条 乙は、防災啓発情報の発信について、相当な事情がある場合は、甲に対して事前通知の上、その全
部又は一部を変更または中止することができる。この場合、乙は、甲に対し、いかなる責も負わないもの
とする。
(著作権)
第5条 甲が提供する防災啓発情報を記載した媒体の当該提供部分に係る著作権は甲に帰属することとし、
乙が提供を受けた防災啓発情報を本協定に定める以外の他の媒体に利用する場合は、予めその目的・方
法・範囲・期間を明らかにした上で甲の承諾を得るものとする。
2 乙が防災啓発情報に関して作成した記事・画像等の著作権は、NTT東日本若しくは乙又は乙に使用許
諾権を付与した第三者に帰属することとし、甲が他の媒体に利用する場合は、予めその目的・方法・範
囲・期間を明らかにした上で乙の承諾を得るものとする。
3 前2項に基づき、甲又は乙が、相手方から提供を受けた著作物を利用する場合は、前2項に基づき承諾を
受けた目的・方法・範囲・期間を超えて利用することはできない。
(権利義務の譲渡等の制限)
第6条 甲及び乙は、この協定により生ずる権利や義務の全部又は一部を第三者に譲渡し、若しくは継承さ
せ又はその権利を担保に供してはならない。ただし、予め相手方の承諾を得た場合は、この限りでない。
(秘密の保持)
第7条 甲及び乙は、防災啓発情報以外に、本協定の遂行により知り得た相手方の技術上又は営業上その他
業務上の一切の情報を他に漏らしてはならず、本協定の遂行にのみ使用することとする。また、この協定
が終了した後も同様とする。
(協定の解約)
第8条 甲又は乙は、本協定の有効期間中であっても、相手方に対して1年前までに書面をもって通知するこ
とにより、本協定を解約することができる。
(その他)
第9条 甲乙間で、本協定の内容又は解釈に疑義若しくは紛争が生じたとき、又はこの協定に定めのない事
項については、甲乙協議の上、決定する。
124
資料編
58. 災害時における応急活動の支援に関する協定書
地建工業株式会社(以下「甲」という。)、大里地区自治会連合会 (以下「乙」という。) 及び甲府市 (以下
「丙」という。) は、災害時における応急活動の支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時の応急活動に対する甲の支援に関して、必要な事項を定めるものとする。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で乙に対して別表1に掲げる支援を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる支援内容については、その都度甲乙及び丙において合意のうえ変更することがで
きる。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の支援が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)から、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連
絡担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の施設、敷地及び設備等(以下「施設等」という。)の提供を受けると
きは、甲に使用可否及び使用範囲等を確認し、その旨を第3条に基づき別途定める丙の連絡担当者に伝え
るものとする。
2 乙は、甲の施設等の提供を受けるときは、甲の運営方法に従い、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の施設等を使用するときは、丙が指定する大里地区内の避難所(以下「指定避難所」とい
う。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、指定避難所と連携して避難住民の安全
確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時乙の住民の避難途上及び甲の施設等の使用時に生じた事故、怪我等について、
一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第9条 乙は、本協定に基づく甲の施設等の提供期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返還しな
ければならない。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲、乙及び丙のいずれかが
文書をもって協定の終了を通知しない限り、その効力は継続するものとする。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
125
資料編
59. 災害時における災害救助犬及びセラピードッグの出動に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と認定特定非営利活動法人日本レスキュー協会(以下「乙」という。)は、地
震、風水害その他の災害が発生した場合(以下「災害時」という。)における災害救助犬及びセラピードッグ
の出動に関し、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲の管内において災害時における被災者の捜索活動(以下「捜索活動」という。)を円
滑に実施するための災害救助犬及び甲が指定する避難所や福祉施設(以下「避難所等」という。)における
被災者の心のケア(以下「ケア」という。)を図るためのセラピードッグの出動に関し、必要な事項を定め
る。
(要請)
第2条 甲は、前条の目的のため捜索活動又はケアが必要であると認めるときは、乙に対して災害救助犬又
はセラピードッグの出動を要請できるものとする。
2 前項の要請は、口頭により行うものとし、甲は、乙に対し事後に様式1を送付するものとする。
(業務等の決定)
第3条 乙は、前条の要請を受けたときは、特別な事由がない限りこれを受諾し、速やかに災害救助犬又は
セラピードッグを出動させるものとする。この場合において、出動する災害救助犬又はセラピードッグの
出動頭数及び出動人員は、災害の種別及び規模等を考慮し、甲乙協議のうえ決定するものとする。
2 乙は、前条の要請を受諾し出動を決定したときは、甲に対し口頭により連絡し、事後に様式2を送付する
ものとする。
(業務等の実施)
第4条 乙は、捜索活動に出動した場合において、甲が指定する災害現場の指揮者の指示に従い、活動を行
うものとする。
2 乙は、ケアに出動した場合においては、甲の職員及び甲が指定する避難所等の施設管理者の指示に従
い、活動を行うものとする。
(捜索活動中の調整)
第5条 乙は、甲の行う捜索活動が円滑に行えるよう、甲が指定する現場指揮者の指示に基づき、可能な範
囲で乙以外の災害救助犬団体の調整活動に努めるものとする。
(業務等の終了)
第6条 この協定の要請に基づく業務等は、次に掲げる場合に終了するものとする。
(1) 甲が指定する災害現場の指揮者が捜索活動の終了を告げたとき
(2) 災害救助犬による捜索活動の続行が不可能と判断できるとき
(3) 甲が指定する避難所等の施設管理者によりケアが満たされたものと判断されたとき
2 乙は、活動を終了したときは、速やかに甲に対して様式3により報告するものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条の規定に基づく出動に要する費用は、甲の負担とする。
2 出動に要する費用は、旅費(甲府市旅費支給条例等に基づき算出した額を上限とする。)、燃料費及び高
速道路等通行料とする。
3 前項の費用の請求は、様式3に領収書等を添付して行うものとする。
(訓練の参加)
第8条 乙は、この協定による捜索活動が円滑に行えるよう、甲が行う訓練の参加に努めるものとする。
(有効期間)
第9条 この協定の有効期間は、協定締結の日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の日の1か
月前までに甲乙いずれからも書面による解約の申出がないときは、更に1年間有効期間を延長するものと
し、以後も同様とする。
(協議)
第10条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関し疑義が生じた場合は、甲乙協議のうえ定めるものと
する。
様式省略
126
資料編
60.災害発生時における甲府市と日本郵便株式会社南関東支社との協力に関
する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と日本郵便株式会社南関東支社(以下「乙」という。)とは、甲府市内で発生
した災害時において、相互に協力し、必要な対応を円滑に遂行するために、次のとおり協定を締結する。
(用語の定義)
第1条 この協定において、「災害」とは、災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第2条第1号に定める災害
をいう。
(協力要請)
第2条 甲及び乙は、災害が発生した際は、次の事項について相互に協力を要請することができるものとす
る。
(1) 甲の避難所の開設状況及び被災者の同意の上で作成した避難先リスト等の情報の相互提供
(2) 郵便局ネットワークを活用した広報活動
(3) 郵便物の配達等の業務中に発見した道路等の損傷状況の情報提供
(4) 避難所における臨時の郵便差出箱の設置、郵便局社員による郵便物
の取集及び交付並びにこれらを確実に行うための避難者情報確認シート(避難先届)又は転居届の配
布、回収等の必要な事項
(5) 前各号に掲げるもの以外の要請のうち、協力できる事項
(協力の実施)
第3条 甲及び乙は、前条の規定により要請を受けたときは、その緊急性に鑑み、業務に支障のない範囲内
において協力するものとする。
2 乙から甲への具体的な協力については、乙が所管する甲府市内の郵便局から行うものとする。
(経費の負担)
第4条 第2条に規定する協力要請に対して、法令その他に別段の定めがある場合を除き、協力した者が要し
た経費については、要請した者が負担する。
2 前項の規定により負担すべき金額については、適正な方法により算出し、甲乙協議の上、決定するもの
とする。
(災害情報連絡体制の整備)
第5条 甲及び乙は、災害時における連絡体制を整備するため、相互の防災計画の状況や協力要請事項に関
して、必要に応じ協議するものとする。
(連絡責任者)
第6条 この協定に関する連絡責任者は、甲においては企画部危機管理室防災課長、乙においては甲府中央
郵便局総務部長とし、この協定の実施について遺漏のないよう努めるものとする。
2 前項に規定する連絡責任者に変更があった場合は、その都度相互に通知するものとする。
(有効期間)
第7条 この協定の有効期間は、協定締結の日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の日の1か
月前までに甲乙いずれからも書面による解約の申出がないときは、更に1年間有効期間を延長するものと
し、以後も同様とする。
(協議)
第8条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関し疑義が生じた場合は、甲乙協議の上、定めるものと
する。
127
資料編
61. 災害時における応急活動の支援に関する協定書
宏和建設株式会社(以下「甲」という。)、甲運地区自治会連合会 (以下「乙」という。) 及び甲府市 (以下
「丙」という。) は、災害時における応急活動の支援に関し、次のとおり協定を締結する。
(総則)
第1条 この協定は、災害対策基本法第7条第2項及び甲府市地域防災計画に基づく方針を基本理念として、
乙及び丙が行う災害時の応急活動に対する甲の支援に関して、必要な事項を定めるものとする。
(協力の内容)
第2条 災害時において、甲は甲の業務に支障のない範囲で、乙に対して別表1に掲げる支援を行うものとす
る。なお、別表1に掲げる支援内容については、その都度甲乙及び丙において合意のうえ変更することがで
きる。
(連絡担当者)
第3条 甲、乙及び丙は、それぞれ連絡担当者を定め、本協定の実施について遺漏のないよう努めるものと
する。
2 前項で規定する連絡担当者を定めた場合及び変更があった場合は、別表2によりその都度相互に通知する
ものとする。
(要請)
第4条 乙は、災害時において、第2条に基づく甲の支援が必要なときは、前条に基づき別途定める乙の連絡
担当者(以下「乙の連絡担当者」という。)から、同条に基づき別途定める甲の連絡担当者(以下「甲の連
絡担当者」という。)に対し、口頭で要請するものとする。
(受入体制)
第5条 乙は、この協定に基づき、甲の敷地及び資機材等(以下「甲の敷地等」という。)の提供を受けると
きは、甲に使用可否及び使用範囲等を確認し、その旨を第3条に基づき別途定める丙の連絡担当者に伝え
るものとする。
2 乙は、甲の敷地等の提供を受けるときは、甲の運営方法に従い、その管理に責任を負うものとする。
(指定避難所との連携等)
第6条 乙は、甲の敷地等を使用するときは、丙が指定する甲運地区内の避難所(以下「指定避難所」とい
う。)を通じ、避難住民の安否等の情報を丙に伝達するとともに、指定避難所と連携して避難住民の安全
確保に努めるものとする。
2 丙は、指定避難所を拠点とし、乙の住民の安全確保のために必要な支援を行うものとする。
(費用の負担)
第7条 第2条に基づく協力に関する費用は、無償とする。
(免責)
第8条 甲及び丙は、災害時に乙の住民の避難途上及び甲の敷地等の使用時に生じた事故、怪我等につい
て、一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第9条 乙は、本協定に基づく甲の敷地等の提供期間が満了したときは、速やかに原状に復して甲に返還しな
ければならない。
(有効期間)
第10条 この協定の有効期間は、協定締結の日からその効力を有するものとし、甲、乙及び丙のいずれかが
文書をもって協定の終了を通知しない限り、その効力は継続するものとする。
(協定の解除)
第11条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙及び丙に事前に通知のうえ、この
協定を解除することができる。
(協議)
第12条 この協定における条項の解釈について、疑義が生じたとき又は協定に定めのない事項については、
その都度甲乙丙協議のうえ定めるものとする。
別表省略
128
資料編
62. 避難所等情報提供に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)とファーストメディア株式会社(以下「乙」という。)は、甲府市内における
地震、風水害その他の災害(以下「災害等」という。)の発生に備え、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 甲及び乙は、甲府市内で災害等が発生した場合に、甲の市民及びその他市内に滞在する者(以下「甲
の市民等」という。)に対して、災害時に必要な避難所、避難地、帰宅困難者収容施設その他避難に必要
となる情報(以下「避難所等の情報」という。)を提供する手段を充実させることを目的とする。
(実施内容)
第2条 前条の目的を達成するため、甲及び乙は、次の内容を実施する。
(1) 甲は、乙に対し管内の避難所等の情報を提供する。
(2) 乙は、甲から提供された避難所等の情報を乙が作製したスマートフォン専用アプリ「全国避難所ガ
イド」(以下「避難所ガイド」という。)に掲載する。
(3) 甲及び乙は、甲の市民等に避難所ガイドを周知する。
(費用の負担)
第3条 前条に基づく実施内容に関する費用については、無償とする。
(二次利用)
第4条 乙は、第2条に定める実施内容以外に甲から提供された避難所等の情報を使用する場合は、あらかじ
め甲に許可を得るものとする。
(有効期間)
第5条 この協定の有効期間は、協定締結日から平成28年3月31日までとする。但し、期間満了の日の2か月
前までに甲乙いずれからも書面による解約の申し出がないときは、更に1年間有効期間を延長するものと
し、以後も同様とする。
(疑義等の決定)
第6条 この協定に定めのない事項及びこの協定に関し疑義が生じたときは、甲乙協議の上、定めるものと
する。
129
資料編
63. 災害時における相互協力に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と生活協同組合パルシステム山梨(以下「乙」という。)とは、甲府市内で災
害が発生した際(以下「災害時」という。)に、相互に協力し、必要な対応を円滑に遂行するために、次のと
おり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、相互協力に基づく体制の構築を図る中で、災害時における住民生活の早期安定に努め
ることを目的とする。
(協力要請)
第2条 甲は、災害時において必要があると認めるときは、乙に対して次の協力を要請することができるも
のとする。
(1) 乙が選定する物資の供給
(2) 物資等の輸送業務
(3) 必要な救援・支援活動
2 前項の要請の手続きは、原則として様式1をもって行なうものとする。ただし、緊急を要するときは、電
話等の方法により行ない、後日速やかに文書を送付するものとする。
(業務等の決定)
第3条 乙は、前条の要請を受けたときは、特別な事由がない限りこれを受諾し、速やかに当該要請に係る
業務等を行うものとする。
2 乙は、前条の要請を受諾し、当該要請に係る業務等を決定したときは、甲に対し口頭により連絡し、事
後に様式2を送付するものとする。
(物資の受領)
第4条 甲は、甲が指定した場所において、乙が輸送した物資の品目及び数量を確認の上、受領するものと
する。
(業務報告)
第5条 乙は、物資の供給及び輸送業務が終了したときは、様式3をもって速やかに業務内容を甲に報告する
ものとする。
(費用負担)
第6条 第2条の規定による協力要請に基づき発生した費用については、甲が負担するものとする。
2 前項の規定により負担すべき金額については、適正な方法により算出し、甲乙協議の上、決定するもの
とする。
(費用の請求及び支払い)
第7条 乙は、前条に定める費用を甲に通知し、甲の確認を受けた後に、請求するものとする。
(連絡責任者)
第8条 甲及び乙は、災害時における連絡責任者を定め、この協定の実施について遺漏のないよう努めるも
のとする。
2 前項に規定する連絡責任者に変更があった場合は、その都度相互に通知するものとする。
(従事者の損害補償)
第9条 輸送業務に従事する者が、当該業務の従事中に災害を受けた場合は、労働者災害補償保険等の関係
法令に基づき補償を受けるものとする。
2 前項のほか、甲からの要請により、乙が災害対策基本法に基づく応急措置の業務の従事中に損害を受け
た場合は、甲が甲府市消防団員等公務災害補償条例(昭和41年7月条例第28号)の規定を適用し、補償する
ものとする。
(協定事項の発動)
第10条 この協定に定める災害時の協力事項は、原則として甲が災害対策本部を設置し、乙に対して協力の
要請を行ったときをもって発動するものとする。
(有効期間)
第11条 この協定の有効期間は、平成28年2月8日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の日
の1か月前までに甲乙いずれからも書面による解約の申出がないときは、更に1年間有効期間を延長するも
のとし、以後も同様とする。
(協定の解除)
第12条 乙は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、甲に事前に通知のうえ、この協定を
解除することができる。
(協議)
第13条 この協定に定めのない事項及びこの協定について疑義が生じた場合は、甲乙協議のうえ定めるもの
とする。
様式省略
130
資料編
64. 大規模災害時における施設の使用に関する協定書
甲府市(以下「甲」という。)と甲府警察署(以下「乙」という。)は、甲の地域内に大規模な地震、風水害
その他の災害(以下「大規模災害」という。)が発生した場合における甲の施設の使用に関し、次のとおり協
定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、大規模災害時に、乙の庁舎が被災して使用不能になった場合又は使用不能になる恐れ
がある場合(以下「乙の庁舎の被災時」という。)に、乙が次条に定める甲の施設を使用して、警察業務の
万全を期すことを目的とする。
(使用する施設)
第2条 乙が使用する甲の施設は、次のとおりとする。
住所 甲府市丸の内一丁目18番1号
名称 甲府市役所本庁舎1階 市民活動室
(要請)
第3条 乙は、乙の庁舎の被災時に、甲に対し、甲の施設の使用を要請することができるものとする。
2 前項の要請は、口頭により行うものとし、事後に文書を送付するものとする。
3 第1項の要請は、企画部危機管理室防災課に行うものとする。
(協力の実施)
第4条 甲は、前条第1項の規定により要請を受けたときは、甲の施設の使用が可能な場合及び甲の業務に支
障のない範囲内において協力するものとする。
2 前条の要請を受諾したときは、口頭により行うものとし、事後に文書を送付するものとする。
(協力期間)
第5条 第3条第1項の規定による要請に基づく使用期間は、当該要請の受諾の日から次の各号のいずれかに
該当する日までとする。
(1) 乙の庁舎(仮庁舎を含む。)が使用可能となる日
(2) 甲及び乙が協議して定める日
(費用の負担)
第6条 第3条第1項の規定に基づく甲の施設の使用に係る使用料は、甲府市行政財産使用料条例(昭和39年4
月条例第19号)第4条の規定により、免除とする。
2 第3条第1項の規定に基づく甲の施設の使用に要する高熱水費は、乙の負担とする。ただし、費用の発生
時期及び徴収方法については、甲乙協議のうえ定めるものとする。
(目的外使用の禁止)
第7条 乙は、本協定の目的以外に甲の施設を使用しないものとする。
(損害賠償)
第8条 乙は、甲の施設の使用に伴い、当該施設及び甲の所有する財産を損傷又は亡失させたときは、その
損害を賠償するものとする。
(免責)
第9条 甲は、第4条第1項の協力の実施にあたり、乙の職員が甲の施設の使用時に生じた事故、怪我等につ
いて、一切の責任を負わないものとする。
(原状回復)
第10条 乙は、第5条の規定に基づく協力期間が満了したときは、速やかに甲の施設を原状に復して返還しな
ければならない。
(有効期間)
第11条 本協定の有効期間は、協定締結の日から平成28年3月31日までとする。ただし、期間満了の日の1か
月前までに甲乙いずれからも書面による解約の申出がないときは、更に1年間有効期間を延長するものと
し、以後も同様とする。
(協定の解除)
第12条 甲は、本協定に基づく協力が困難になる事由が生じた場合は、乙に事前に通知のうえ、本協定を解
約することができる。
(協議)
第13条 本協定に定めのない事項及び疑義が生じたときは、その都度甲乙協議のうえ定めるものとする。
131
資料編
第 4 節 避難場所 等
1. 避難所開設セット収納備品一覧
(平成28年3月1日現在)
品名
文
房
具
等
数量
シャープペンシル
5
本
シャーペン芯(0.5mm)
1
個
マジック(黒)
1
本
マジック(赤)
1
本
カッター
1
本
ホッチキス
1
個
ホッチキス針
1
箱
クリップボード
3
個
ビニールひも
1
巻
メモ用紙
1
冊
白紙(A4)
1
束
布粘着テープ
1
巻
軍手
1
束
グリップ蓄電ライト
1
台
電卓
1
台
デスクトレー(A4)
1
個
避難所吊看板
1
巻
ビブス
21 着
災害時特設公衆電話
1 ~ 2台
防災ラジオ
1
台
緊急地震速報機
1
台
封筒(大)
5
枚
封筒(小)
20 枚
避難所運営マニュアル
2
避難所記録用紙
部
50 枚
避難者名簿
500 枚
様
避難所状況報告書
10 枚
式
取材者用受付用紙
10 枚
物資受払簿
20 枚
食料依頼伝票
20 枚
物資依頼伝票
20 枚
郵便物等受け取り帳
20 枚
外泊届用紙
25×2 枚
132
備考
40本入
500枚入
12入
千代田・上九一色(14着)
資料編
2. 災害時の指定避難場所一覧
(平成28年3月1日現在)
1
避難地
(117)
※災害対策基本法第 49 条の 4 に規定する指定緊急避難場所
大規
土砂
内水
避難場所名
洪水
地震 模火
災害
氾濫
災
番
号
地区名
1
東・湯田
総合市民会館駐車場
○
○
○
○
青沼三丁目5-44
2
東・玉諸
東小学校グラウンド
○
○
○
○
朝気一丁目14-1
3
東
○
○
○
○
青葉19-1
4
東
○
○
○
○
朝気3-1-12
5
里垣
里垣小学校グラウンド
○
○
○
○
善光寺二丁目7-1
6
里垣
東中学校グラウンド
○
○
○
7
里垣
甲府東高等学校グラウンド
○
○
○
○
酒折一丁目17-1
8
里垣
山梨学院大学
総合図書館前広場
○
○
○
○
○
酒折二丁目4-5
9
甲運
甲運小学校グラウンド
○
○
○
○
○
川田町65-2
10
甲運
県立青少年センター
駐車場・グラウンド
○
○
○
○
○
川田町517
11
甲運
東部市民センター駐車場
○
○
○
○
○
和戸町955-1
12
玉諸・里垣
甲斐清和高等学校
里吉グラウンド
○
○
○
○
里吉二丁目7
13
玉諸
玉諸小学校グラウンド
○
○
○
○
上阿原町491
14
玉諸
玉諸公園
○
○
○
○
向町568
15
玉諸
老人ホーム敷地
(へいりん荘)空地
○
○
○
○
向町568
16
玉諸
山梨県自治会館駐車場
○
○
○
○
蓬沢一丁目15-35
17
琢美・東
善誘館小学校グラウンド
○
○
○
○
朝気一丁目2-52
18
琢美
市立図書館駐車場
○
○
○
○
○
城東一丁目12-33
19
琢美
教育研修所駐車場
ゲートボール場
○
○
○
○
○
朝気一丁目12-28
20
琢美
オギノ城東店駐車場
○
○
○
○
城東4-3
21
穴切
西中学校グラウンド
○
○
○
○
飯田五丁目13-1
22
穴切
○
○
○
○
飯田五丁目11
23
穴切
○
○
○
○
飯田五丁目12
24
穴切
○
○
○
○
宝二丁目8-19
青葉スポーツ広場
グラウンド
イーストモールバリオ
駐車場
県立大学(飯田)
グラウンド
県営飯田野球場
グラウンド
○
○
○
旧穴切小学校グラウンド
133
住所
東光寺二丁目8-1
資料編
25
穴切
JAパーキング協同駐車場
○
○
○
○
宝一丁目1
26
穴切・相生
コラニー文化ホール
駐車場
○
○
○
○
寿町21-1
27
石田
石田小学校グラウンド
○
○
○
○
上石田三丁目6-31
28
石田
南西中学校グラウンド
○
○
○
○
上石田四丁目10-8
29
石田
荒川緑地
(千秋橋上流右岸)
○
○
○
30
石田
南西第一公園
○
○
○
○
上石田三丁目15
31
石田・貢川
南西第三公園
○
○
○
○
下石田二丁目8
32
石田
南西第四公園
○
○
○
○
下石田二丁目3
33
池田
荒川緑地
(音羽橋下流右岸)
○
○
○
34
池田
池田小学校グラウンド
○
○
○
○
○
長松寺町7-1
35
池田
○
○
○
○
○
下飯田一丁目9-1
36
池田
○
○
○
○
下飯田四丁目1-1
37
池田
○
○
○
○
○
金竹町1-1
38
池田
○
○
○
○
○
池田一丁目6-1
39
池田
西部市民センター駐車場
○
○
○
○
長松寺町12-30
40
新田
新田小学校グラウンド
○
○
○
○
新田町12-28
41
新田
池田公園
○
○
○
○
中村町
42
新田
貢川団地
8号館 東側空地
○
○
○
○
下河原町3
43
新田
貢川団地
4号館 南側空地
○
○
○
○
下河原町3
44
新田
貢川団地 37号館 東側空地
○
○
○
○
下河原町3
45
新田
貢川団地 29号館 南側空地
○
○
○
○
下河原町3
46
貢川
八幡神社境内
○
○
○
○
富竹三丁目4
47
貢川
笠屋神社境内
○
○
○
○
徳行五丁目1
48
貢川
富竹中学校グラウンド
○
○
○
○
富竹四丁目5-8
49
貢川
貢川福祉センター駐車場
○
○
○
○
徳行三丁目12-1
50
貢川
貢川小学校グラウンド
○
○
○
○
貢川本町8-1
51
貢川
県立美術館広場
○
○
○
○
貢川一丁目4-27
甲府城西高等学校
グラウンド
甲府西高等学校
グラウンド
東海甲府高等学校
グラウンド
県立大学(池田)
グラウンド
134
高畑一丁目
荒川二丁目
資料編
52
貢川
南西第二公園
○
○
○
○
貢川本町14
53
貢川
オギノ貢川店駐車場
○
○
○
○
徳行1-2-18
54
湯田
湯田小学校グラウンド
○
○
○
○
湯田一丁目8-1
55
伊勢
伊勢小学校グラウンド
○
○
○
○
伊勢二丁目16-1
56
伊勢
○
○
○
伊勢一丁目
57
伊勢
○
○
○
伊勢四丁目
58
住吉
南中学校グラウンド
○
○
○
○
湯田二丁目21-24
59
住吉
住吉区画整理3号公園
○
○
○
○
住吉四丁目3036
60
国母
国母小学校グラウンド
○
○
○
○
国母四丁目1-10
61
国母
南西部市民センター
駐車場
○
○
○
○
国母六丁目4-2
62
国母
地方卸売市場駐車場
○
○
○
○
国母六丁目5-1
63
国母
荒川緑地
(千秋橋下流右岸)
○
○
○
64
国母
国母南公園
○
○
○
○
国母八丁目32
65
大国
上条中学校グラウンド
○
○
○
○
古上条町95
66
大国
大国小学校グラウンド
○
○
○
○
後屋町150
67
大国
オギノ国母店駐車場
○
○
○
○
大里町5016
68
山城
○
○
○
○
上今井町300
69
山城
○
○
○
○
中小河原町222
70
山城
山城小学校グラウンド
○
○
○
○
上今井町474-2
71
山城
南部市民センター駐車場
○
○
○
○
下今井町15
72
山城
小瀬スポーツ公園
○
○
○
○
小瀬町840
73
山城
商科専門学校グラウンド
○
○
○
○
西下条町1020
74
大里
大里小学校グラウンド
○
○
○
○
大里町3785-2
75
大里
城南中学校グラウンド
○
○
○
○
大里町2590-1
76
大里
堀之内南公園
○
○
○
○
堀之内町内
77
大里
アイメッセ山梨
軒下・駐車場
○
○
○
○
大津町2192-8
78
大里
浄化センターグラウンド
○
○
○
○
大津町1645
荒川緑地
(千秋橋上流左岸)
荒川緑地
(新平和橋下流左岸)
甲府商業高等学校
グラウンド
甲府南高等学校
グラウンド
135
高畑三丁目
資料編
79
中道
中道南小学校グラウンド
80
中道
81
○
○
○
○
○
下向山町4366
中道北小学校グラウンド
○
○
○
○
上曽根町3206-2
中道
笛南中学校グラウンド
○
○
○
○
下曽根町270
82
中道
中道スポーツ広場
グラウンド
○
○
○
○
○
下向山町946
83
上九一色
上九一色出張所駐車場
○
○
○
○
○
古関町1321
84
北新・千塚
北中学校グラウンド
○
○
○
○
○
大和町4-35
85
北新・朝日
甲府第一高等学校
グラウンド
○
○
○
○
○
美咲二丁目13-44
86
北新
北新小学校グラウンド
○
○
○
○
○
北新一丁目5-1
87
北新
附属小中学校グラウンド
○
○
○
○
○
北新一丁目4-2
88
北新
附属小中学校テニスコート
○
○
○
○
○
北新一丁目4-2
89
北新
緑が丘スポーツ公園
○
○
○
○
○
緑が丘二丁目8-2
90
相川
山梨大学グラウンド(東)
○
○
○
○
○
大手二丁目1
91
相川
山梨大学
グラウンド(北)
○
○
○
○
○
大手二丁目2
92
相川
相川小学校グラウンド
○
○
○
○
○
古府中町1501
93
相川
北東中学校グラウンド
○
○
○
○
○
大手二丁目4-18
94
相川
武田神社境内
○
○
○
○
○
古府中町2619
95
相川
和田堀公園
○
○
○
○
和田町2966
96
千塚
千塚小学校グラウンド
○
○
○
○
○
千塚一丁目2-16
97
千塚
荒川緑地(音羽橋下流左岸)
○
○
○
98
千塚
北部市民センター駐車場
○
○
○
○
○
湯村三丁目5-20
99
千塚・羽黒
千塚公園
○
○
○
○
○
千塚三丁目2164-3
100
羽黒
羽黒小学校グラウンド
○
○
○
○
○
羽黒町527
101
羽黒
北西中学校グラウンド
○
○
○
○
○
山宮町538
102
千代田
千代田小学校グラウンド
○
○
○
○
○
下帯那町3034-2
103
能泉
県営能泉駐車場駐車場
○
○
○
○
○
竹日向町
104
宮本
黒平小学校跡地
○
○
○
○
○
黒平町485-1外
105
富士川
旧富士川小学校グラウンド
○
○
○
○
○
中央三丁目3-1
136
荒川二丁目
資料編
106
朝日
107
朝日
108
朝日
109
新紺屋・朝日
110
朝日小学校グラウンド
○
○
○
○
○
塩部一丁目4-1
○
○
○
○
○
塩部二丁目7-1
○
○
○
○
○
塩部二丁目8-1
新紺屋小学校グラウンド
○
○
○
○
○
武田一丁目3-34
新紺屋
歴史公園
○
○
○
○
○
北口二丁目
111
新紺屋
八幡神社境内
○
○
○
○
○
宮前町194
112
相生
旧相生小学校グラウンド
○
○
○
○
相生二丁目17-1
113
相生
寿宝第一公園
○
○
○
○
寿町
114
春日
ダイタ駅前
第一・第二駐車場
○
○
○
○
丸の内二丁目56-1
115
春日
中央部市民センター駐車場
○
○
○
○
丸の内3-26-16
116
春日
中央公園
○
○
○
○
中央一丁目11
117
春日
舞鶴小学校グラウンド
○
○
○
○
丸の内二丁目35-5
甲府工業高等学校
グラウンド
駿台甲府高等学校
グラウンド
137
資料編
2
指定避難所(60)
※災害対策基本法第 49 条の7に規定する指定避難所
大規
土砂
内水
名称
洪水
地震 模火
災害
氾濫
災
№
地区名
1
東
2
里垣
里垣小学校
里垣
東中学校
里垣
かえで支援学校
4
里垣
甲府東高等学校
5
甲運
甲運小学校
6
甲運
東部市民センター
7
玉諸
8
東小学校
○
住所
○
○
○
○
朝気一丁目 14-1
○
○
○
○
善光寺二丁目 7-1
○
○
○
東光寺二丁目 8-1
3
○
○
東光寺二丁目 25-1
○
○
○
○
酒折一丁目 17-1
○
○
○
○
○
川田町 65-2
○
○
○
○
○
和戸町 955-1
玉諸小学校
○
○
○
○
上阿原町 491
玉諸
山梨県自治会館
○
○
○
○
蓬沢一丁目 15-35
9
琢美
善誘館小学校
○
○
○
○
朝気一丁目 2-52
10
穴切
甲府市役所西庁舎
○
○
○
○
宝二丁目 8-19
11
穴切
西中学校
○
○
○
○
飯田五丁目 13-1
12
石田
石田小学校
○
○
○
○
上石田三丁目 6-31
13
石田
南西中学校
○
○
○
○
上石田四丁目 10-8
14
池田
池田小学校
○
○
○
○
○
長松寺町 7-1
15
池田
甲府城西高等学校
○
○
○
○
○
下飯田一丁目 9-1
16
池田
甲府西高等学校
○
○
○
○
下飯田四丁目 1-1
17
新田
新田小学校
○
○
○
○
新田町 12-28
18
貢川
富竹中学校
○
○
○
○
富竹四丁目 5-8
19
貢川
貢川福祉センター
○
○
○
○
徳行三丁目 12-1
20
貢川
貢川小学校
○
○
○
○
貢川本町 8-1
21
池田
西部市民センター
○
○
○
○
長松寺町 12-30
22
湯田
湯田小学校
○
○
○
○
湯田一丁目 8-1
23
伊勢
伊勢小学校
○
○
○
○
伊勢二丁目 16-1
24
住吉
南中学校
○
○
○
○
湯田二丁目 21-24
25
国母
国母小学校
○
○
○
○
国母四丁目 1-10
26
国母
南西部市民センター
○
○
○
○
国母六丁目 4-2
27
大国
大国小学校
○
○
○
○
後屋町 150
28
大国
上条中学校
○
○
○
○
古上条町 95
29
山城
甲府商業高等学校
○
○
○
○
上今井町 300
○
138
資料編
30
山城
甲府南高等学校
○
○
○
○
中小河原町 222
31
山城
山城小学校
○
○
○
○
上今井町 474-2
32
山城
環境センター管理棟
○
○
○
○
上町 601-4
33
山城
南部市民センター
○
○
○
○
下今井町 15
34
大里
大里小学校
○
○
○
○
大里町 3785-2
35
大里
城南中学校
○
○
○
○
大里町 2590-1
36
中道
中道南小学校
○
○
○
○
下向山町 4366
37
中道
中道北小学校
○
○
○
○
上曽根町 3206-2
38
中道
笛南中学校
○
○
○
○
下曽根町 270
39
中道
中道スポーツ広場体育館
○
○
○
○
○
下向山町 946
40
上九
上九一色出張所
○
○
○
○
○
古関町 1158
41
北新
北中学校
○
○
○
○
○
大和町 4-35
42
北新
甲府第一高等学校
○
○
○
○
○
美咲二丁目 13-44
43
北新
北新小学校
○
○
○
○
○
北新一丁目 5-1
44
相川
相川小学校
○
○
○
○
○
古府中町 1501
45
相川
北東中学校
○
○
○
○
○
大手二丁目 4-18
46
千塚
千塚小学校
○
○
○
○
○
千塚一丁目 2-16
47
千塚
北部市民センター
○
○
○
○
○
湯村三丁目 5-20
48
羽黒
羽黒小学校
○
○
○
○
○
羽黒町 527
49
羽黒
山宮福祉センター
○
○
○
○
○
山宮町 383-1
50
羽黒
北西中学校
○
○
○
○
○
山宮町 538
51
千代田
千代田小学校
○
○
○
○
○
下帯那町 3034-2
52
春日
舞鶴小学校
○
○
○
○
丸の内二丁目 35-5
53
春日
中央部市民センター
○
○
○
○
丸の内三丁目 26-16
54
富士川
55
○
富士川悠遊館
○
○
○
○
○
中央三丁目 3-1
朝日
朝日小学校
○
○
○
○
○
塩部一丁目 4-1
56
朝日
甲府工業高等学校
○
○
○
○
○
塩部二丁目 7-1
57
新紺屋
新紺屋小学校
○
○
○
○
○
武田一丁目 3-34
58
新紺屋
北東部市民センター
○
○
○
○
○
武田三丁目 1-6
59
相生
旧相生小学校
○
○
○
○
相生二丁目 17-1
60
相生
自治研修センター
○
○
○
○
相生一丁目 9-7
139
資料編
3. 福祉避難所一覧
平成28年4月1日現在
1
介護保険認定者
名称
運営主体
住所
連絡先
奥湯村園
(社)奥湯村福祉会
羽黒町1657-5
055-253-1165
快晴苑
(社)大寿会
大津町333
055-243-3939
コスモ
(社)いきいき倶楽部
下向山町1280-1
055-266-8000
桜井寮
(社)民生福祉会
桜井町558
055-232-8261
サテライト特養尚古園
(社)善隣会
中央1-16-2
055-237-3650
春光園
(社)心和会
増坪町813-2
055-241-3111
尚古園
(社)善隣会
和田町2948-6
055-253-7231
清栄なでしこ荘
(社)清翔会
横根町554
055-221-1200
トリアス
(社)和人会
国玉町951-1
055-223-3303
風林荘
(社)さくら会
宮原町1191
055-241-5656
ロイヤルあかし
(社)日新会
上町2473
055-226-6580
和久園
(社)和告福祉会
中村町11-18
055-226-3280
志麻の郷・湯村
(社)ひかりの里
湯村3-11-10
055-242-6300
わかやなぎ
(社)裕良会
池田1-1-1
055-255-3311
パティオ蓬沢
(社)シーアンドシー福祉会
蓬沢1-7-35
055-287-7676
ソレイユ甲府
(社)富士厚生会
西高橋町277
055-236-2266
相川ケアセンター
(社)山梨樫の会
塚原町359
055-252-1600
大津ケアセンター
医療法人健栄会
大津町1509-1
055-244-0202
甲府かわせみ苑
(社)清翔会
横根町554
055-222-2900
甲府南ライフケア
医療法人立星会
住吉5-24-14
055-241-3333
和楽
(社)山梨樫の会
大和町3-6
055-252-2100
NAC湯村
医療法人共生会
湯村3-15-13
055-253-2200
グループホーム山径
(社)善隣会
和田町2948-6
055-255-1217
尚古園デイサービスセンター
(社)善隣会
和田町2948-6
055-237-3650
WARAKU
140
資料編
愛の家グループホーム
甲府後屋
愛の家グループホーム
甲府増坪
おおくに在宅ケアセンター
グループホームおおくにの家
メディカル・ケア・サービス㈱
後屋町97-1
055-242-0551
メディカル・ケア・サービス㈱
増坪町338
055-242-0655
(医)笹本会
大里町5323
055-220-2111
グループホームあかし
(社)日新会
上町2473
055-226-6580
グループホーム青沼
(社)千歳会
青沼2-23-1
055-233-5158
グループホーム大里の憩
㈱イービーエーサービス
大里町3375-1
055-242-2072
グループホーム
めだかの学校シニア
(社)ひかりの里
武田1-3-23
055-222-5680
グループホームドリーム
ドリームワークス(有)
川田町367-1
055-232-9889
グループホームわかば
(社)緑栄会
古上条町163-1
055-243-1001
甲府ケアセンターそよ風
㈱ユニマットそよ風
富竹3-3-5
055-236-6266
グループホーム花みずき
(有)保泉商事
上阿原町526-1
055-237-4881
グループホーム
めだかの学校悠ゆう
(社)ひかりの里
武田2-8-17
055-255-6011
しあわせホーム甲府
(社)清長会
城東3-7-11
055-228-8010
グループホーム飯田
(医)小羊会
飯田3-5-3
055-221-7720
(社)ひかりの里
湯村3-11-10
055-242-6300
(社)笹の葉会
古上条町424-5
055-243-1122
(社)ひかりの里
千塚3-9-31
055-252-1123
グループホーム宿の里
(有)鈴の音
右左口町805-6
055-287-9100
風林荘グループホーム
(社)さくら会
宮原町1191
055-241-5656
愛の家グループホーム
甲府住吉
メディカル・ケア・サービス㈱
住吉本町1398-1
055-236-3050
やさしい手甲府西茶論
㈱やさしい手甲府
上石田1-7-14
055-236-5504
医療法人藤章会
上町339-2
055-244-1165
(社)ひかりの里
武田2-8-17
055-255-6233
ラ・ナシカ・こうふ
㈱シダー
荒川1-3-26
055-255-6233
ハートピア横根
(社)ひかりの里
横根町1173-7
055-236-3335
グループホーム
めだかの学校湯村
グループホーム ふるかみの
家
グループホーム
めだかの学校千塚公園西
小規模多機能型居宅介護施設
けやきの森
規模多機能型居宅介護
めだかの学校悠ゆう
141
資料編
2
高齢者
名称
運営主体
甲府市玉諸福祉センター
甲府市
甲府市貢川福祉センター
住所
連絡先
向町568
055-235-3672
〃
徳行3-12-1
055-222-0310
甲府市山宮福祉センター
〃
山宮町383-1
055-253-6338
甲府市相川福祉センター
〃
古府中町6019
055-254-5688
甲府市相生福祉センター
〃
相生2-17-1
055-226-3798
3
障害者
名称
運営主体
住所
連絡先
甲府市障害者センター
社会福祉法人
甲府市社会福祉事業団
東光寺1-10-25
055-222-0741
向徳舎
社会福祉法人
園樹会
向町277
055-223-2500
エスペランサ
社会福祉法人
幸生会
西高橋328-1
055-244-2566
ホープステーション
社会福祉法人
ホープ会
富竹1-12-11
055-254-5291
ゆうき工房
社会福祉法人
ゆうき会
飯田1-3-19
055-228-4411
千代田荘
社会福祉法人
清長会
下帯那町3215-1
055-251-8450
あずま太陽の家
社会福祉法人
山梨太陽の家
羽黒町1272-1
055-253-3711
身体
知的
きぼうの家
社会福祉法人
山梨県社会福祉事業団
羽黒町1255
055-251-4131
視覚
知的
精神
青い鳥成人寮
社会福祉法人
山梨ライトハウス
下飯田2-10-1
055-224-5060
身体
知的
精神
すみよし生活支援セン
公益財団法人
ター
住吉偕成会
住吉4-7-27
055-221-0071
ハピアすみよし
公益財団法人
住吉偕成会
住吉4-11-5
055-221-0071
支援センターみさき
医療法人
美咲1-8-5
055-251-7611
麦の家
社会福祉法人
友好福祉会
心経寺町490-1
055-266-3976
ピース工房なかみち
社会福祉法人
ピースの会
右左口町1257-6
055-266-7339
知的
精神
知的
山角会
142
資料編
4. 医療救護所一覧【市役所、地域医療センター、保健センター及び指定避難所】
東部ブロック(琢美地区、東地区、里垣地区、玉諸地区、甲運地区)
医療資器材
配備箇所
◎
◎
◎
※1
※2
東部ブロック(9)避難所
所在地
連絡先
備考
1
東小学校
朝気一丁目14-1
055-233-4468
兼用※2
2
里垣小学校
善光寺二丁目7-1
055-233-2406
兼用
3
東中学校
東光寺二丁目8-1
055-233-1379
兼用
4
甲府東高等学校
酒折一丁目17-1
055-237-6931
兼用
5
甲運小学校
川田町65-2
055-232-3953
兼用
6
東部市民センター
和戸町955-1
055-235-0611
兼用
7
玉諸小学校
上阿原町491
055-233-2447
兼用
8
善誘館小学校
朝気一丁目2-52
055-233-4809
兼用
9
山梨県自治会館
蓬沢一丁目15-35
055-237-5799
兼用
連絡先
備考
※1
風水害時における避難所として「かえで支援学校」を指定
兼用とは、校庭、駐車場等が避難地(117箇所)に指定されている場合。
西部ブロック(穴切地区、貢川地区、石田地区、池田地区、新田地区)
医療資器材
配備箇所
西部ブロック(12)避難所
所在地
1
市役所西庁舎(旧穴切小)
宝二丁目8-19
兼用
2
西中学校
飯田五丁目13-1
055-222-1378
兼用
3
石田小学校
上石田三丁目6-31
055-222-5414
兼用
4
南西中学校
上石田四丁目10-8
055-224-3396
兼用
5
池田小学校
長松寺町7-1
055-222-8271
兼用
6
甲府城西高等学校
下飯田一丁目9-1
055-223-3101
兼用
7
甲府西高等学校
下飯田四丁目1-1
055-228-5161
兼用
8
新田小学校
新田町12-28
055-228-7851
兼用
9
富竹中学校
富竹四丁目5-8
055-228-0251
兼用
10
貢川福祉センター
徳行三丁目12-1
055-222-0310
兼用
11
貢川小学校
貢川本町8-1
055-222-2408
兼用
12
西部市民センター
長松寺町12-30
055-225-1762
兼用
南部ブロック(湯田地区、伊勢地区、国母地区、山城地区、大里地区、大国地区、住吉地区、中道地区、上九一色地区)
医療資器材
配備箇所
◎
南部ブロック(21)避難所
所在地
連絡先
備考
1
湯田小学校
湯田一丁目8-1
055-233-4382
兼用
2
伊勢小学校
伊勢二丁目16-1
055-233-3600
兼用
3
南中学校
湯田二丁目21-24
055-233-1368
兼用
4
国母小学校
国母四丁目1-10
055-224-4608
兼用
5
南西部市民センター
国母六丁目4-2
055-228-5571
兼用
6
上条中学校
古上条町95
055-243-3213
兼用
7
甲府商業高等学校
上今井町300
055-241-7511
兼用
143
資料編
◎
◎
◎
8
甲府南高等学校
中小河原町222
055-241-3191
兼用
9
山城小学校
上今井町474-2
055-241-2101
兼用
10
環境センター管理棟
上町601-4
055-241-4311
11
大里小学校
大里町3785-2
055-241-2605
兼用
12
城南中学校
大里町2590-1
055-241-5766
兼用
13
大国小学校
後屋町150
055-241-0092
兼用
14
南部市民センター
下今井町15
055-241-0083
兼用
15
中道南小学校
下向山町4366
055-266-4016
兼用
16
中道北小学校
上曽根町3206-2
055-266-3077
兼用
17
笛南中学校
下曽根町270
055-266-3061
兼用
18
中道スポーツ広場体育館
下向山町946
055-266-5282
兼用
19
上九一色出張所
古関町1158
0555-88-2111
兼用
20
地域医療センター
幸町14-6
21
保健センター
幸町15-6
055-237-2586
北部ブロック(北新地区、相川地区、千塚地区、羽黒地区、千代田地区、能泉地区、宮本地区)
医療資器材
配備箇所
◎
北部ブロック(11)避難所
所在地
連絡先
備考
1
北中学校
大和町4-35
055-252-4804
兼用
2
甲府第一高等学校
美咲二丁目13-44
055-253-3525
兼用
3
北新小学校
北新一丁目5-1
055-252-3260
兼用
4
相川小学校
古府中町1501
055-252-2409
兼用
5
北東中学校
大手二丁目4-18
055-253-1388
兼用
6
千塚小学校
千塚一丁目2-16
055-253-8937
兼用
7
北部市民センター
湯村三丁目5-20
055-252-0611
兼用
8
羽黒小学校
羽黒町527
055-253-1941
兼用
9
山宮福祉センター
山宮町383-1
055-253-6338
10
北西中学校
山宮町538
055-251-7011
兼用
11
千代田小学校
下帯那町3034-2
055-251-8059
兼用
中央部ブロック(富士川地区、相生地区、春日地区、新紺屋地区、朝日地区)
医療資器材
配備箇所
◎
◎
◎
◎
中央部ブロック(10)避難所
所在地
連絡先
備考
055-228-0548
兼用
1
舞鶴小学校
丸の内二丁目35-5
2
富士川悠遊館
中央三丁目3-1
3
朝日小学校
塩部一丁目4-1
055-252-3373
兼用
4
甲府工業高等学校
塩部二丁目7-1
055-252-4896
兼用
5
新紺屋小学校
武田一丁目3-34
055-252-2578
兼用
6
北東部市民センター
武田三丁目1-6
055-254-6100
7
旧相生小学校
相生二丁目17-1
8
甲府市自治研修センター
相生一丁目9-7
055-227-5293
9
中央部市民センター
丸の内三丁目26-16
055-222-4242
10
甲府市役所
丸の内一丁目18-1
055-237-1161
144
兼用
兼用
兼用
資料編
5. 河川流域における避難場所
番
号
河川名
流域名
避難立ち退き区域
避難場所
備
考
世帯数
人口
避難立退経路
1
湯川流域
塩部油田及び相川合 北中学校
流点附近
朝日小学校
120
452 市道374・708号線
2
小湯川流域
相川合流点附近
西中学校
188
708 市道474・475号線
3
貢川流域
貢川本町、
徳行一丁目附近
南西中学校
貢川小学校
411
4
濁川流域
相生二、三丁目一帯
旧相生小学校
230
5
濁川流域
城東二、三丁目一帯
善誘館小学校
341
6
濁川流域
城東四、五丁目一帯
7
濁川流域
朝気一、二、三丁目
東小学校
一帯
241
8
濁川流域
蓬沢、里吉町附近
玉諸小学校
275
9
藤川流域
英和学院
254
10
沼川流域
国母小学校
南西中学校
362
1,364
県道川大
門線市道574号線
11
大円川流域
里垣小学校
301
1,134
市道酒折北線
市道善光寺前線
12
十郎川流域
横根、和戸町一帯
甲運小学校
214
13
法印川流域
蓬沢、増坪町一帯
玉諸小学校
山城小学校
96
14
鎌田川流域
宮原町一帯
大里小学校
25
15
鎌田川流域
大津町
16
荒川流域
幸町
17
18
19
20
21
笛吹川・境川
流域
笛吹川・境川
流域
笛吹川・境川
流域
笛吹川・境川
流域
笛吹川・境川
流域
愛宕、北口三丁目及
び中央三丁目附近
国母一、二、三、四
丁目、上石田三、四
丁目、下石田二丁目
善光寺町、善光寺三
丁目一帯
〃
253
甲府浄化センター
(予備)
医療福祉会館
(予備)
上曽根町
中道北小学校
上曽根町
上曽根いきいき
プラザ(予備)
下曽根町
スポーツ広場体育館
下曽根町
中道支所(予備)
下曽根町
中道YLO会館(予備)
22
芦川流域
古関町、梯町
旧上九一色小学校
23
芦川流域
古関町、梯町
上九の湯ふれあい
センター(予備)
145
1,553
県道市道526号線
866 国道358号線
国道140号線
市道122号線
国道140号線
953
市道276号線
1,289
907 市道281号線
1,038
市道630号線
957 市道120・103号線
806 市道247号線
国道20号線
市道755線
県道甲府中央
94
右左口線
361
216
477
566
1325
490
1500
県道・市道利用
366
1200
141
356
資料編
6. 土石流発生に伴う避難場所
番号
渓流名
流域名
避難場所
1
高倉川
善光寺町北原
東中学校
2
西沢
和田町
相川小学校
3
下西沢
和田町
塚原町
相川小学校
4
上西沢
〃
〃
相川小学校
5
金子沢
〃
〃
相川小学校
6
不動沢
〃
〃
相川小学校
7
梅沢
8
梓沢
9
要害山沢
上積翠寺町
相川小学校
10
太郎沢
上積翠寺町洞
相川小学校
11
穴口沢
上帯那町穴口
千代田小学校
12
幕岩沢
上帯那町
千代田小学校
13
日向沢
竹日向町
千代田小学校
14
高成沢
高成町
千代田小学校
15
三四沢
猪狩町
千代田小学校
16
西窪沢
川窪町
千代田小学校
17
高沢
高町
千代田小学校
18
御岳沢
御岳町
千代田小学校
19
上黒平沢
黒平町
千代田小学校
20
箭本沢
草鹿沢町
千代田小学校
21
女沢
下向山町(松本)
中道南小学校
22
心経寺川
心経寺町
中道南小学校
23
不動河原川
24
滝戸川
25
中畑西川
26
宮沢川
27
古宿川
〃
中道南小学校
28
山の神川
〃
中道南小学校
29
七覚川
〃
中道南小学校
30
田園川
31
七覚西川
〃
中道南小学校
32
洞西川・岩窪沢
〃
中道南小学校
33
西ノ沢の2
下積翠寺町
相川小学校
〃
相川小学校
〃
中道南小学校
中畑町
中道南小学校
〃
中道南小学校
右左口町
中道南小学校
右左口町(七覚)
中道南小学校
下曽根町(下曽根東)
中道南小学校
146
資料編
7. 事前避難対象地区(警戒宣言発令時)
対象地区を含む自治会
備考
想定
戸数
想定
避難者数
急傾斜地崩壊危険箇所・地すべり危険箇所
・山腹崩壊危険箇所
35
85
〃
100
258
東光寺東部自治会
急傾斜地崩壊危険箇所・山腹崩壊危険箇所
51
119
東光寺西部自治会
〃
19
50
東光寺東栄会
〃
36
91
善光寺北原自治会
〃
79
209
酒折本町自治会
〃
85
229
万寿森自治会
〃
74
184
岩窪自治会
〃
98
268
羽黒町自治会
〃
288
784
湯村ヶ丘自治会
〃
25
53
富士見台自治会
〃
96
228
竹日向自治会
〃
5
7
高成町自治会
〃
7
11
昇仙峡とおり自治会
〃
3
6
御岳町自治会
〃
17
26
猪狩町自治会
〃
6
10
高町自治会
〃
1
3
草鹿沢町自治会
〃
3
5
下黒平自治会
〃
6
10
愛宕北部自治会
〃
77
172
急傾斜地崩壊危険箇所
1
2
横根町自治会
〃
2
3
小松町自治会
〃
17
41
和田町自治会
〃
16
37
平瀬町平瀬自治会
〃
5
22
愛宕町中部自治会
〃
2
3
桃山自治会
〃
3
7
上積翠寺町自治会
湯村町自治会
(愛宕山東南の一部)
酒折駅前自治会
山腹崩壊危険箇所
147
-
-
資料編
酒折東部自治会
〃
レジオンス自治会
〃
97
196
桜井町自治会
〃
108
265
日影自治会
〃
大手東部自治会
〃
5
11
北東自治会
〃
97
284
山宮中央自治会
〃
136
417
旭ヶ丘自治会
〃
7
23
山宮ハイタウン自治会
〃
146
378
平瀬町上野自治会
〃
18
49
下帯那町自治会
〃
-
-
上黒平自治会
〃
-
-
元紺屋自治会
〃
268
603
元宮自治会
〃
82
137
塚原自治会
地すべり危険箇所
5
23
松本自治会
急傾斜地崩壊危険箇所・地すべり危険箇所
・山腹崩壊危険箇所
28
92
上宿自治会
急傾斜地崩壊危険箇所・地すべり危険箇所
38
125
中宿自治会
〃
37
122
七覚自治会
〃
8
26
心経寺自治会
〃
41
135
佐久自治会
〃
20
46
宮下自治会
〃
14
50
中畑自治会
山腹崩壊危険箇所
15
66
〃
10
33
急傾斜地崩壊危険箇所・地すべり危険箇所
29
81
飯田自治会
〃
43
120
本郷自治会
〃
37
104
平川自治会
〃
19
53
入野自治会
〃
11
31
2,476
6,393
下曽根西自治会
梯自治会
合計
148
-
-
-
-
資料編
8. 応急仮設住宅建設候補地
番
号
1
2
3
候補地の名称
(通称)
千塚公園
緑が丘スポーツ広場
(船出広場)
緑が丘スポーツ広場
(球技場)
所在地
(地名地番)
千塚五丁目2611外
緑が丘二丁目8-2外
緑が丘二丁目8-2外
土地所有者
公園緑地課
公園緑地課
・財務省
公園緑地課
・財務省
敷地面積
(㎡)
(平成26年4月1日現在)
建設
特記事項
戸数
23,516.34
260
12,625.00
209 全体199,914
10,794.00
121
4
南西第一公園
上石田三丁目1865
公園緑地課
7,227.42
46
5
南西第二公園
貢川本町1784
公園緑地課
3,304.40
22
6
南西第三公園
下石田二丁目275
公園緑地課
5,675.00
33
7
南西第四公園
下石田二丁目62
公園緑地課
2,996.91
42
8
青葉スポーツ広場
青葉町501外
スポーツ課
23,516.34
238
9
南東部コミュニティ
防災センター駐車場
増坪町253外
(防災課)
1,921.00
12
10 平成広場
増坪町405-1外
(環境部)
4,639.00
48
11 東下条スポーツ広場
東下条町229外
(スポーツ課)
22,991.00
168
12 池田公園
中村町471-3外1
新田町2413-1外4
公園緑地課
16,053.83
51
13 住吉区画整理1号公園
住吉五丁目3126外3
公園緑地課
2,399.00
21
14 住吉区画整理2号公園
住吉五丁目3191
公園緑地課
2,000.44
14
15 住吉区画整理3号公園
住吉四丁目3036
公園緑地課
1,996.70
24
16 住吉区画整理4号公園
住吉三丁目3091
公園緑地課
3,365.32
16
17 玉諸公園
向町636外3
公園緑地課
23,054.00
92
18 堀之内北公園
堀之内町766
公園緑地課
2,360.00
12
19 堀之内南公園
堀之内町962
公園緑地課
9,392.00
46
20 大津公園
大津町1473-1外31
公園緑地課
15,776.75
72
大津町1625-1外5
(浄化センター)
9,000.00
127
22 中道スポーツ広場
下向山町946
(スポーツ課)
17,000.00
123
23 旧穴切小学校校庭
宝二丁目8番19号
(管財課)
7,876.00
71
大津町1088-3
NECコンピュータ
テクノ㈱
14,504.00
166
大里町5370
公園緑地課
2048.64
12
246,033.09
2,046
21
24
南部浄化センター
(大津処理場グランド)
NECコンピュータテクノ
㈱グラウンド
25 大里東公園
計
149
〃
未整備(工事
予定なし)
資料編
第 5 節 災害危険箇所
1.地すべり防止区域一覧
1
地すべり等防止法に基づく地すべり防止区域
(平成26年4月1日現在)
土木関係(国土交通省所管)
箇所
面積
区域名
1
5.18
湯村
農政関係(農村振興局所管)
箇所
面積
区域名
1
9.20
東山
1
8.77
小生坂
2
地すべり等崩壊危険地(農村振興局所管)
地区数
1
1
3
面積(ha)
9.20
8.77
農地面積
3.77
6.26
備考
東山
小生坂
地すべり危険箇所(国土交通省所管)
(平成26年4月1日現在)
箇所数
箇所名
1
洞
2.急傾斜地崩壊危険区域一覧
1
2
急傾斜地崩壊危険区域
(平成26年4月1日現在)
指定区域名
箇所数
面積
8
5.26
要害山、竹日向、和田、小松、羽黒
3
3.32
心経寺、松本、朝日
8
26.68
上平、飯田、本郷、戻新居、井野
急傾斜地崩壊危険区域指定箇所
指定区域名
要害山
要害山
竹日向
竹日向
和田
和田
小松
羽黒
心経寺
松本
朝日
上平
上平
飯田
飯田
本郷
戻新居
井野
本郷
計
所在地
指定年月日
上積翠寺根小屋他
上積翠寺矢崎
竹日向広見他
竹日向上ノ山
和田村ノ内
和田村ノ内
小松十二天
羽黒2
心経寺町居村
下向山町小平沢
上曽根町朝日
古関町上平
古関町上平
古関町飯田
古関町飯田
古関町本郷
古関町戻新居
梯町井野
古関町本郷
19
昭59.6.18
昭62.8.13
昭61.7.24
平1.3.20
昭63.10.13
平4.3.2
平4.3.2
平25.7.22
昭45.10.1
昭56.3.5
平7.3.13
昭48.11.15
平9.3.31
昭48.11.15
平12.3.30
昭51.3.8
昭51.11.22
平15.1.30
平15.10.6
150
指定告示
番号
0274
0297
0358
0122
0459
0072
0073
253
354
92
88
682
134
682
170
172
696
42
493
(平成26年4月1日現在)
指定面積
指定保全戸
(ha)
(戸)
0.54
14
0.16
1
1.47
10
0.18
0.33
17
0.54
7
1.31
15
0.73
2
0.77
15
2.11
16
0.44
16
2.63
7
3.08
16
4.45
32
13.29
8
0.20
5
0.64
5
0.72
12
1.67
6
35.26
204
資料編
3
急傾斜地崩壊危険箇所
(平成26年4月1日現在)
危険箇所名
所在地
危険人家戸数
指定区域名
黒平
黒平町
7
高
高町
5
御岳
御岳町
16
御岳の2
御岳町
7
猪狩
猪狩町
5
猪狩の2
猪狩町
6
猪狩の3
猪狩町
2
高成
高成町
7
竹日向
竹日向町
竹日向
10
竹日向の2
竹日向町
竹日向
平瀬
平瀬町
10
山宮
山宮町
19
羽黒
羽黒町
38
羽黒の2
羽黒町
48
湯村
湯村3丁目
10
湯村の2
湯村3丁目
27
湯村の3
湯村3丁目
18
小松町
小松町
22
小松
和田町
和田町
35
和田
和田町の2
和田町
16
上積翠寺町
上積翠寺町
8
上積翠寺町の2
上積翠寺町
2
上積翠寺町の3
上積翠寺町
2
上積翠寺町の4
上積翠寺町
10
上積翠寺町の5
上積翠寺町
6
古府中町
古府中町
81
愛宕町
愛宕町
12
東光寺3丁目
東光寺3丁目
20
東光寺町
東光寺町
5
御岳Ⅱ
御岳町
5
岩窪町
岩窪町
6
草鹿沢Ⅱ
草鹿沢町
3
151
要害山
資料編
草鹿沢Ⅱの2
草鹿沢町
3
草鹿沢Ⅱの3
草鹿沢町
1
猪狩Ⅱ
猪狩町
4
高成Ⅱ
高成町
3
元紺屋町Ⅱ
元紺屋町
2
愛宕町Ⅱ
愛宕町
3
愛宕町Ⅱの2
愛宕町
1
善光寺町Ⅱ
善光寺町
1
善光寺町Ⅱの2
善光寺町
3
酒折町Ⅱ
酒折町
1
酒折町Ⅱの2
酒折町
1
横根町Ⅱ
横根町
1
草鹿沢Ⅲ
草鹿沢町
御岳Ⅲ
御岳町
川窪Ⅲ
川窪町
高成Ⅲ
高成町
平瀬Ⅲ
平瀬町
朝日
上曽根町朝日
9
役場前
下曽根町下曽根
5
松本
下向山町松本
8
諏訪腰
中畑町諏訪腰
5
心経寺
心経寺町心経寺
12
心経寺の2
心経寺町心経寺
3
前田保
右左口町前田保
6
井野
梯町井野
7
井野の2
梯町井野
9
新井
古関町新井
23
飯田
飯田
古関町飯田
8
飯田
上平
古関町上平
18
上平
平川
古関町平川
16
本郷
古関町本郷
9
平川の2
古関町平川
6
入野
古関町入野
11
計
65箇所
152
647
朝日
松本
心経寺
本郷
資料編
3.山地災害危険地一覧
1
崩壊土砂流出危険地区
(平成26年4月1日現在)
番号
地区名
位置
1 猪狩
猪狩町牛房窪
2 南差
御岳町南差
3 金桜神社上
御岳町御岳
4 原
黒平町原
5 石堂
人家
個数
25
直接保全対象施設
公共施設
種類
数量
渓流名
県道ほか消防出
400m1棟猪狩沢
張所
4 県道
危険地概要
集積 渓流
面積 延長
m
ha
56 1,100
平均
勾配度
10
500m 御岳沢
14
300
9
15 県道ほか
250m ホソオ沢
15
470
14
11 林道
200m ホソオ沢
40
650
10
黒平町石堂
6 林道
200m ホソオ沢
8
200
12
6 判平1
黒平町判平
6 林道
50m 石堂沢
8
150
14
7 判平2
黒平町判平
0 林道
20m
11
300
13
8 上黒平1
黒平町
6 林道宿泊施設
50m1棟
10
300
17
9 上黒平2
黒平町
0 林道管理事
300m1棟尾の内沢
4
150
15
10 上黒平3
黒平町
2 林道管理事
300m1棟尾の内沢
16
550
13
11 下割
高成町下割
6 林道
5
300
17
12 奥千丈
上帯那町奥千丈
550m 高成川
92
500
9
13 牧野1
高成町牧野
8 林道
50m 高成川
25
650
14
14 牧野2
高成町牧野
4 林道
50m
280
650
16
15 猿牧
高成町猿牧
10 県道ほか連絡所 100m1棟
24
720
17
16 竹日向下
御岳町能泉
5 県道
100m
8.7
200
19
17 竹日向上
竹日向町竹日向上
8 林道
200m 日向沢
77
700
14
18 西の畑1
竹日向町西の畑
8 林道
100m 日向沢
24
550
16
19 西の畑2
竹日向町西の畑
8 林道
50m 日向沢
12
450
13
20 舟の沢
平瀬町目黒
8 市道
50m
14
350
11
21 寺池1
上帯那町寺池
0 県道
100m
22
320
9
22 寺池2
上帯那町寺池
15 市道
100m
16
310
13
23 寺池3
上帯那町寺池
12 市道
100m
12
400
12
24 赤羽1
上帯那町赤羽
15 市道
200m 上帯那北沢
32
550
12
25 赤羽2
上帯那町赤羽
20 市道
50m 幕岩沢
42
420
14
26 不動山
上帯那町不動山
12 市道
200m 不動沢
25
830
12
27 岩の下
上帯那町岩の下
400m 湯川西沢
70 1,500
11
28 塚原
塚原町東山
300m 不動沢
43 1,000
14
29 要害山1
上積翠寺町積翠寺
0 県道
400m 相川
8
160
17
30 洞
上積翠寺町洞
5 県道
50m 相川
17
500
15
31 要害山2
上積翠寺町積翠寺
35 県道ほか
100m 東沢川
20
800
12
32 つつじケ崎1
岩窪町つつじケ崎
50 県道試験場ほか
100㎡棟まむし沢
14
330
18
33 つつじケ崎2
岩窪町つつじケ崎
50 県道試験場ほか
50m まむし沢
17
270
12
34 つつじケ崎3
岩窪町小清水
25 市道
200m まむし沢
5
300
13
35 茶道1
善光寺町板垣山
15 市道ほか
400m 西高倉川
95 1,200
13
36 茶道2
善光寺町板垣山
14 市道ほか
500m 高倉川
145
800
15
37 大株沢
黒平町
200m 大株沢
97
700
10
50m
15 市道ほか
5 市道ほか
150 市道ほか
0 林道
153
資料編
38 野猿谷
上帯那町
0 林道
150m 野猿沢
64 1,000
17
39 猪狩沢
御岳町
2 水力発電所
500m 猪狩沢
29
500
11
40 伝丈沢
黒平町伝丈沢
0 林道
600m 伝丈沢
593 4,800
9
41 金石沢
黒平町精進川
0 林道
300m 金石沢
420 3,600
8
42 尾の内沢
黒平町上黒平
6 公民館
156 2,500
9
43 木賊
黒平町上黒平
450 3,400
10
大トチノ沢上左
黒平町大トチノ沢
支
大トチノ沢上左
45
黒平町大トチノ沢
支
44
28 林道
1戸 尾の内沢
2,500m
0 林道
600m 大トチノ沢
26
600
9
0 林道
550m 大トチノ沢
28
700
13
0 林道
300m ワデカマチ沢
82
900
7
黒平町ワデカマチ沢
0 林道
150m ワデカマチ沢
8
200
19
黒平町ワデカマチ沢
0 林道
150m ワデカマチ沢
5
200
17
49 ワデカマチ1
黒平町ワデカマチ沢
0 林道
1,200m ワデカマチ沢
19
100
31
50 ワデカマチ2
黒平町ワデカマチ沢
0 林道
1,100m ワデカマチ沢
16
100
22
51 カマチノ沢1
黒平町カマチノ沢
0 林道
1,100m カマチノ沢
110 1,200
15
52 カマチノ沢2
黒平町カマチノ沢
27 林道
600m カマチノ沢
12
300
21
53 下川窪
川窪町下川窪
700m
37
700
14
54 川窪
川窪町川窪
10
62 1,100
14
55 西沢川1
上積翠寺町積翠寺
37 県道
200m 西沢川
6
200
24
56 西沢川2
上積翠寺町積翠寺
37 県道
200m 西沢川
4
200
24
57 西沢川3
上積翠寺町積翠寺
37 県道
200m 西沢川
7
300
15
58 西沢川4
上積翠寺町積翠寺
37 県道
200m 西沢川
16
300
15
59 西沢川5
上積翠寺町積翠寺
37 県道
200m 西沢川
11
200
22
60 西沢川6
上積翠寺町積翠寺
37 県道
200m 西沢川
7
130
25
61 馬込
上積翠寺町積翠寺
95 1,600
13
62 養曽温泉
上積翠寺町積翠寺
38 県道
39
800
11
63 仲川1
上積翠寺町積翠寺
39 県道
1,000m 仲川
4
160
24
64 仲川2
上積翠寺町積翠寺
39 県道
1,200m 仲川
6
200
24
65 仲川3
上積翠寺町積翠寺
39 県道
1,700m 仲川
7
100
27
66 仲川4
上積翠寺町積翠寺
39 県道
1,800m 仲川
8
130
25
67 相川
上積翠寺町積翠寺
40 県道
1,800m 相川
35
500
12
68 仲川上
上積翠寺町積翠寺
10 県道
300m 相川
37
500
16
43 県道
1,800m 洞川
18
700
14
46 ワデカマチ沢上 黒平町ワデカマチ沢
ワデカマチ沢
47
左支1
ワデカマチ沢
48
左支2
69 洞川
6 発電所
4
200m
70 仲川5
上積翠寺町積翠寺
39 県道
1,400m 仲川
31
700
15
71 仲川5
上積翠寺町積翠寺
39 県道
1,000m 仲川
18
600
15
72 草鹿沢下左支
草鹿沢町
0 県道
1,000m
24
200
9
73 平馬沢
松ノ木鳥屋
0 林道
500m
39 1,000
8
74 花ノ木平
草鹿沢町
15 県道
500m
85 1,300
7
75 笹の田
高町
0 林道
700m
32.8
700
13
76 栃の木沢
御岳町
400
40.3
700
11
77
上積翠寺
(国有林)
上積翠寺町積翠寺
林道・キャンプ
場
10
154
資料編
78
上積翠寺
(国有林)
上積翠寺町積翠寺
5
79 和田村ノ内
和田町
0
80 東沢1
上積翠寺町深草
19 林道
1200m 東沢川
81 東沢2
上積翠寺町日影田
10 県道
250m 東沢川
11.1
300
18
82 横手川
心経寺
28 公民館
1戸 横手川
18
300
10
83 心経寺川
心経寺
28 公民館
1戸 心経寺川
45
650
12
84 草里川
貉山
28 公民館
1戸 草里川
42 1,000
14
85 不動沢
貉塚
25 集会場
1戸 不動沢
67 1,300
10
86 滝戸川
中畑
18 甲陽学園
1戸 滝戸川
310 1,000
10
87 山の神川
右左口
46 公民館
1戸 山の神川
87 1,100
12
88 日陰山
右左口
46 公民館
1戸 日陰山
89 洞
右左口
18 公民館
1戸 洞
90 日向山
梯町向山
5 県道
91 山百合
梯町西平
92 平松
74.7 1,500
9
115
750
10
43
400
13
500m
1640
700
14
0 県道
200m
7
100
24
梯町平松
0 県道
100m
7
200
11
93 松原西
梯町松原
6 市道
30m 大沢熊穴沢川
3
200
15
94 松原
梯町松原
5 市道
50m 大沢熊穴沢川
31
400
11
95 向山
梯町松原
5 市道
50m
69 1,000
16
96 赤薙
梯町赤薙
12 県道
100m
24
300
17
97 井の沢
梯町井の沢
0 県道
160m 井野沢川
46
400
17
98 若宮沢
古関町大川
20 県道
100m 井野沢川
21
600
18
99 宮沢
古関町新居
5 林道
100m
58
700
19
100 飯田
古関町飯田
7 県道
100m
79 1,000
18
101 戻新居
古関町戻新居
20 県道
100m
5
300
21
102 本郷
古関町本郷
20 県道
100m
5
300
31
103 峰沢
古関町平川
0 県道
100m
8
300
30
104 上平
古関町上平
0 県道・郵便局
100m
14
300
34
105 荷付場西
古関町荷付場
29 県道
300m
19
200
32
106 荷付場上
古関町日向山
0 市道
200m
36
500
18
107 入野
古関町入野
25 県道
150m
20
300
14
108 入野下
古関町入野
25 県道
200m
6
300
14
109 栗原
古関町栗原
2 県道
50m
4
100
11
110 王岳川
古関町王岳
2 県道
50m
264 1,400
18
111 南沢
古関町川野
2 県道
50m
41
300
22
112 鶯橋
古関町烏帽子石川
2 県道
50m
3
200
29
113 見返橋下
古関町烏帽子石川
2 県道
50m
2
100
19
114 横沢橋上
古関町烏帽子石川
2 県道
50m
9
100
11
115 横沢
古関町烏帽子石川
2 県道
50m
78
500
20
116 ザトウ沢北
古関町烏帽子石川
2 県道
50m
34
300
20
117 ザトウ沢
古関町烏帽子石川
2 県道
50m
27
300
28
118 入野上
古関町入野
7 県道
100m
7
300
10
119 丸渕沢
古関町丸渕沢
0 県道
300m
38
500
16
120 横沢
古関町横沢
2 県道
500m
92
550
11
155
大沢
熊穴沢川
資料編
2
山腹崩壊危険地区
(平成24年4月1日現在)
位置
草鹿沢
御岳
高町
下黒平
下黒平
下黒平、宮の前
奥仙丈
奥仙丈
奥仙丈
猪狩
能泉
棚平
向
猿牧
長窪
長窪
上野
片山
上の山
追平
大平
南平
馬込
矢崎
新居道
新居道
愛宕山
寺前
寺前
前林
前林
茶道下
大影
内山
内山
塔岩
岩窪
里垣、板垣山
猪狩
猪狩
猪狩
無
無
無
無
無
無
有
有
有
無
有
無
無
無
無
無
無
有
無
無
無
無
有
有
有
無
無
無
無
無
無
無
有
無
有
有
無
無
有
無
無
荒
廃
状
況
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
有
無
有
有
無
無
無
無
無
無
無
無
無
有
無
無
無
無
無
無
無
無
有
無
無
有
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
有
有
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
有
無
無
無
無
無
無
無
無
無
有
有
無
有
有
有
有
調
査
地
区
危
険
地
区
85
点
以
上
メ
ッ
シ
ュ
5
3
6
2
3
3
12
12
16
4
4
4
5
9
5
5
4
28
6
10
5
8
4
4
3
4
8
5
10
6
12
10
16
24
17
4
7
10
27
15
12
4
3
4
2
3
3
12
12
16
4
4
4
5
9
5
5
4
15
6
9
2
5
4
4
3
4
8
2
6
6
12
9
13
22
17
3
4
9
27
15
12
156
治山事業
進捗状況
人
家
50
戸
以
上
人
家
49
人
家
9
10
戸
5
戸
人
家
4
戸
以
下
公
共
施
設
道
路
を
除
く
。
道
路
)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
所在地
保
安
林
等
他
の
法
令
等
の
指
定
(
番
号
公共施設等
面積(ha)
無
一部概成
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
未成
一部概成
無
一部概成
無
無
無
無
無
無
無
無
一部概成
無
無
無
無
無
無
無
一部概成
無
一部概成
無
一部概成
無
無
無
無
4
20
7
6
4
2
12
15
2
1
6
6
7
7
8
1
150
50
15
1
50
50
2
2
12
15
50
15
15
20
20
20
150
100
50
2
2
50
100
1
18
10
1
県道
市町村
林道
林道
林道
林道
林道
林道
県道
県道
無
林道
林道
林道
林道
林道
県道
市町村
市町村
市町村
県道
市町村
市町村
県道
市町村
市町村
市町村
市町村
県道
市町村
市町村
無
県道
県道
国道
林道
市町村
市町村
県道
県道
県道
資料編
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
猪狩
奥仙丈
奥仙丈
羽黒、片山
東光寺
平瀬町、横手
上曽根、朝日
下曽根、下向山
中畑、諏訪の腰
心経寺、川久保
心経寺、東作
心経寺、横手
中畑、城山
右左口、宿
右左口、山の神
右左口、戸座石
右左口、駒の前
右左口、野岩
七覚、洞
七覚、岩窪
松本、女沢
八王子、荒山
上曽根、間門
中畑、新聞
下向山天神
中畑、滝戸原
梯、西平
梯、西平
梯、西平
梯、松原
梯、向山
梯、大日向
古関、新居
古関、戻新居
古関、飯田
古関、平川
古関、本郷
古関、平川
古関、平川
古関、荷付場
古関、荷付場
古関、入野
古関、入野
古関、栗原
古関、向原
古関、川野
古関、川野
古関烏帽子石山
古関烏帽子石山
古関、丸淵
古関、丸淵
無
有
有
有
無
無
無
無
無
無
有
無
無
無
無
無
無
無
無
有
有
有
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
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無
無
無
無
無
無
無
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無
無
有
無
無
有
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無
無
無
無
無
無
有
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無
無
無
無
有
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有
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無
無
無
無
無
無
無
無
有
有
有
有
有
無
無
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無
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無
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無
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有
有
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有
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無
有
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無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
無
有
有
無
8
22
11
14
2
12
1
2
4
3
4
4
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2
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1
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16
1
3
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1
1
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15
4
1
5
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11
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2
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2
3
2
1
3
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4
16
1
3
1
0.1
1
6
3
3
6
4
4
4
2
6
6
6
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15
3
1
5
3
5
4
7
7
7
3
157
一部概成
無
無
一部概成
一部概成
一部概成
無
無
未成
無
一部概成
無
無
未成
無
無
無
無
無
一部概成
一部概成
一部概成
無
無
一部概成
無
無
未成
無
無
一部概成
無
無
無
一部概成
一部概成
無
無
未成
無
無
無
無
無
無
無
無
未成
未成
無
無
1
1
20
6
10
11
15
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3
3
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2
2
1
12
11
18
25
1
1
1
3
4
5
5
6
20
14
5
17
1
1
4
8
40
31
29
3
19
20
30
2
1
県道
県道
林道
林道
県道
市道
国道
市町村
市町村
市町村
市町村
市町村
県道
県道
市町村
市町村
市町村
市町村
市町村
県道
市町村
その他
県道
市町村
町道
町道
県道
県道
県道
市町村
県道
県道
市町村
市町村
県道
市町村
市町村
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
県道
資料編
4.土石流危険渓流一覧
(平成27年4月1日現在)
番号
幹川名
渓流名
1
荒川
2
〃
猪狩沢の1
3
〃
御岳下沢
御岳町
4
〃
太刀岡沢
5
亀沢川
草鹿沢
6
荒川
御岳沢
7
〃
8
猪狩沢
保全対象区域の現状
人家戸数
公共施設数
位置
猪狩町
公共施設の名称
1
1
郵便局
4
3
消防詰所
6
0
草鹿沢町
11
1
〃
9
0
御岳町
20
5
寒沢川
下黒平
1
1
〃
ホソオ沢
黒平町
1
1
9
〃
石堂沢
〃
2
2
10
〃
尾の内沢川
〃
13
2
集会所
11
〃
下窪沢
猪狩町
0
1
発電所
12
〃
高成川
高成町
6
0
13
〃
〃
4
1
14
〃
竹日向沢
竹日向町
5
0
15
〃
日向沢
〃
7
2
消防詰所
16
〃
塔岩沢
平瀬町
7
1
消防詰所
17
〃
帯那川
平間
11
1
知的障害者援護施設
18
〃
上帯那北沢
上帯那町
24
3
集会所
19
〃
幕岩沢
〃
72
5
公民館
20
〃
上帯那川
〃
25
4
公民館
21
〃
不動沢穴口沢
〃
22
5
公民館
22
〃
上帯那川の2
〃
31
3
公民館
23
相川
136
1
24
〃
湯川
〃
226
2
身体障害者援護施設
25
〃
下湯川
〃
219
2
身体障害者援護施設
26
〃
堂の山沢
下帯那町
0
1
27
〃
西沢川
和田町
133
1
病院
28
〃
村の内沢
4
1
病院
29
〃
西川
38
3
老人福祉施設
30
〃
金子沢
〃
83
3
公民館
31
〃
不動沢川
〃
88
3
公民館
32
〃
下不動沢川
〃
88
3
公民館
33
〃
下梅沢
5
2
消防詰所
34
〃
梅沢
〃
16
0
35
〃
上梅沢
〃
10
0
〃
〃
湯川西沢
羽黒町
〃
塚原町
下積翠寺町
158
集会所
発電所
集会所
集会所
資料編
36
〃
梓川
〃
40
1
消防詰所
37
〃
西沢川
〃
11
0
38
〃
相川
〃
126
9
公会堂
39
〃
東西沢
〃
126
7
公会堂
40
〃
南梅沢
〃
12
1
41
濁川
157
1
42
まむし沢藤川
岩窪町
〃
西高倉川
善光寺町
47
1
43
〃
高倉川
〃
41
0
44
〃
大円川
〃
31
0
45
〃
大山沢川
横根町
5
2
大学
46
滝戸川
女沢
下向山町松本
15
1
公民館
47
〃
心経寺川
心経寺町
19
2
集会所
48
〃
不動河原川
〃
16
1
身体障害者援護施設
49
〃
滝戸川
7
0
50
〃
中畑西川
2
1
児童福祉施設
51
七覚川
宮沢川
125
2
公民館
52
〃
古宿川
〃
136
3
公民館
53
〃
山の神川
〃
140
3
公民館
54
〃
七覚川
〃
141
3
公民館
55
〃
田園川
25
0
56
〃
七覚西川
〃
16
0
57
〃
洞西川・岩窪沢
〃
6
0
58
笛吹川
59
芦川
60
〃
井野川
61
〃
若宮沢
62
〃
飯田沢
63
〃
64
中畑町
〃
右左口町宿
右左口町七覚
社会福祉施設
西ノ沢の2
下向山町東山
1
1
博物館
宮沢
梯町
4
2
集会所
15
4
集会所
14
2
集会所
〃
3
8
市役所出張所
御奄沢
〃
5
1
集会所
〃
寺川の1
〃
8
1
郵便局
65
〃
寺川
〃
23
3
公民館
66
〃
白沢川
〃
1
8
社会福祉施設
67
〃
白沢
〃
3
1
市役所出張所
68
〃
大沢
7
0
69
〃
熊穴沢川
6
0
2,662
133
合計
〃
古関町
梯町
〃
69
159
資料編
5.土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域一覧
(平成24年4月1日現在)
(1)急傾斜地
区域名
黒平
高-1
高-2
高-3
御岳-1
御岳-2
御岳-3
御岳の2-1
御岳の2-2
御岳の2-3
御岳の2-4
御岳の2-5
御岳の2-6
御岳の2-7
猪狩-1
猪狩-2
猪狩の2
猪狩の3-1
猪狩の3-2
高成-1
高成-2
高成-3
竹日向
竹日向の2
平瀬
草鹿沢Ⅱ-1
草鹿沢Ⅱ-2
草鹿沢Ⅱの2
草鹿沢Ⅱの3
御岳Ⅱ-1
御岳Ⅱ-2
御岳Ⅱ-3
御岳Ⅱ-4
猪狩Ⅱ-1
高成Ⅱ
草鹿沢Ⅲ
御岳Ⅲ
川窪Ⅲ
高成Ⅲ
平瀬Ⅲ
朝日
役場前・佐久Ⅱ
松本
諏訪腰・諏訪腰Ⅱ
心経寺-1
心経寺-2
心経寺の2
前田保
特別警戒区域
を含む区域
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
概ねの位置(大字)
黒平町
高町
高町
高町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
猪狩町
猪狩町
猪狩町
猪狩町
猪狩町
高成町
高成町
高成町
竹日向町
竹日向町
平瀬町
草鹿沢町
草鹿沢町
草鹿沢町
草鹿沢町
御岳町
御岳町
御岳町
御岳町
猪狩町
高成町
草鹿沢町
御岳町
川窪町
高成町
平瀬町
上曽根町
下向山町
下向山町
中畑町
心経寺町
心経寺町
心経寺町
右左口町
160
告示日
告示
番号
平成19年8月2日
295
平成21年3月2日
58
資料編
松本Ⅱ
居村Ⅱ
居村Ⅱの2
心経寺Ⅱ
七覚上Ⅱ
七覚上Ⅱの2
七覚上Ⅱの3
上宿Ⅱ
諏訪腰の2
井野
井野の2
新井
飯田-1
飯田-2
上平-1
上平-2
平川-1
平川-2
本郷
平川の2
入野
本郷II
戻新井II
本郷IIの2
平川II
本郷Ⅲの2
羽黒-1
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
下向山町
中畑町
中畑町
心経寺町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
中畑町
梯町
梯町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
梯町
古関町
古関町
古関町
古関町
羽黒町
羽黒-2
羽黒の2
○
羽黒町
羽黒町
小松町
○
和田町
和田町-1
○
和田町
和田町-2
和田町-3
○
○
和田町
和田町
和田町の2
湯村
○
○
和田町
湯村
湯村の2-1
湯村の2-2
○
○
湯村
湯村
湯村の2-3
○
湯村
湯村の2-4
○
湯村
湯村の3-1
湯村の3-2
○
○
湯村
湯村の3-3
湯村の3-4
○
○
湯村
湯村
湯村の3-5
上積翠寺町-1
上積翠寺町-2
○
○
湯村
上積翠寺町-3
○
○
○
上積翠寺町
○
上積翠寺町
上積翠寺町-4
上積翠寺町-5
上積翠寺町の2
上積翠寺町の4
○
○
湯村
上積翠寺町
上積翠寺町
上積翠寺町
上積翠寺町
161
平成21年3月2日
58
平成22年5月31日
203
資料編
上積翠寺町の3-1
上積翠寺町の3-2
上積翠寺の5-1
○
上積翠寺町
○
上積翠寺町
○
上積翠寺町
上積翠寺町
古府中2丁目
○
○
岩窪町
古府中町
山宮
○
山宮町
善光寺町Ⅱ
善光寺町Ⅱの2
○
○
善光寺町
善光寺町
元紺屋町Ⅱ
愛宕町
○
○
愛宕町
愛宕町
愛宕町Ⅱ
○
愛宕町
横根町Ⅱ
東光寺町3丁目-1
○
○
横根町
東光寺
東光寺町3丁目-2
○
東光寺
東光寺町
愛宕町Ⅱの2
○
○
東光寺町
東光寺町
酒折町Ⅱ
酒折町Ⅱの2
○
酒折町
酒折町
上積翠寺町の5-2
上積翠寺町の5-3
岩窪2丁目
小計
(2)
117
109
土石流
区域名
猪狩沢
猪狩沢の1
牛芳窪沢川
御岳下沢
太刀岡沢
太刀岡北沢
草鹿沢
御岳沢
高町沢
寒沢川
ホソオ沢-1
ホソオ沢-2
石堂沢
尾の内沢川
高成川
櫟平沢-1
櫟平沢-2
妙がの窪沢
竹日向沢
日向沢
塔岩沢
帯那川-1
帯那川-2
上帯那北沢
幕岩沢
上帯那川
特別警戒区域
を含む区域
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
概ねの位置(大字)
猪狩町
猪狩町
猪狩町
御岳町
草鹿沢町
草鹿沢町
草鹿沢町
御岳町
高町
黒平町
黒平町
黒平町
黒平町
黒平町
高成町
高成町
高成町
高成町
竹日向町
竹日向町
平瀬町
下帯那町
下帯那町
上帯那町
上帯那町
上帯那町
告示日
平成19年8月2日
162
告示
番号
295
資料編
不動沢穴口沢
上帯那川の2-1
上帯那川の2-2
堂の山沢
堂の山沢の2
女沢
横手川
心経寺川
草里川
不動河原川
滝戸川
中畑西川
牛の田上川
宮沢川
古宿川
山の神川
七覚川
田園川-1
田園川-2
田園川-3
七覚西川-1
七覚西川-2
七覚西川-3
洞西川
岩窪沢
西ノ沢の2
女沢の2
別所川
宮沢
井野川
若宮川
飯田沢
御奄沢
寺川の1
鰍つくりの沢
寺川
横沢
白沢
大沢-1
大沢-2
熊穴沢川
湯川西沢
湯川
下湯川
西沢川
村の内沢
西川
金子沢-1
金子沢-2
不動沢川
下不動沢川
下梅沢
梅沢
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
上帯那町
上帯那町
上帯那町
下帯那町
下帯那町
下向山町
心経寺町
心経寺町
心経寺町
心経寺町
心経寺町
中畑町
中畑町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
右左口町
下曽根町
下曽根町
上向山町
梯町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
古関町
梯町
梯町
梯町
羽黒町
羽黒町
羽黒町
和田町
和田町
塚原町
塚原町
塚原町
塚原町
塚原町
下積翠寺町
下積翠寺町
163
平成21年3月2日
58
平成22年5月31日
203
資料編
上梅沢
梓川
南梅沢
西沢川
相川-1
相川-2
相川-3
東西沢
まむし沢
西高倉川
高倉川
大円川
大山沢川
小計
(3)
○
下積翠寺町
下積翠寺町
下積翠寺町
上積翠寺町
上積翠寺町
上積翠寺町
上積翠寺町
上積翠寺町
岩窪町
善光寺町
善光寺町
善光寺町
横根町
○
○
○
○
○
○
○
○
○
92
平成22年5月31日
203
66
地滑り
特別警戒区域
を含む区域
区域名
洞-1
洞-2
湯村-1
湯村-2
湯村-3
湯村-4
湯村-5
小計
合計
概ねの位置(大字)
上積翠寺町
上積翠寺町
湯村
湯村
湯村
湯村
湯村
7
216
告示
番号
告示日
平成22年5月31日
203
0
175
6.主たる老朽ため池の所在地及び整備状況
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
地 区 名
丸山
大正池(千代田)
昭和池(上帯那)
和田第三(日影堀)
西耕地
竜ヶ池
岩窪
荒井
仮宿(千代田)
白井
形
式
土堰堤
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
所在地
下帯那町
〃 上帯那町
〃 上帯那町
〃 和田町
〃 古府中町
〃 古府中町
〃 岩窪町
〃 下帯那町
〃 下帯那町
〃 白井町
貯水量(㎥)
1,450,000
52,000
30,400
9,000
9,400
264,100
8,000
5,000
3,000
5,000
整 備 及 び
老朽状態
S58~S63
S61~H2
H18~
漏水無
H2
S29~S31
漏水無
〃
〃
〃
7. たん水防除施設
地 域 名
所在地
概算事業費(千円)
受益面積(ha)
主要工事
柏
312,412
312 排水路L=3,816m
玉諸右岸
7
玉諸左岸
59
※但し、柏の管理者は、玉諸右岸及び玉諸左岸の管理者は玉諸土地改良区
164
排水機2台
資料編
8. 重要水防区域一覧
左右
岸別
左
右
左
右
延長
(m)
左
40
a
左
右
左
右
左
右
400
400
70
70
300
300
a
a
b
b
a
a
古府中町大泉橋上
左
35
朝日三丁目上木戸橋下
左
飯田五丁目相川合流点上
湯村三丁目山の手とおり上
№
河川名
位
置
1
高倉川
2
〃
3
藤川
4
〃
中央三丁目桃山橋上下
5
〃
北口一丁目三念坂橋上
6
〃
元紺屋町北バイパス上下
7
〃
8
相川
9
小湯川
10
湯川
11
〃
湯村三丁目庚申橋上
12
〃
湯村三丁目宮平橋上
13
四分川
14
荒川
平瀬町万年橋下
15
渋川
高室町中央道下流
16
〃
大里町中央道上流
17
御岳川
御岳町金桜神社下
18
荒川
下飯田一・二丁目
19
大円川
20
流川
大津町中央道下
21
湯川
湯村三丁目湯川橋上流
22
五割川
小瀬町小瀬新橋上流
23
藤川
東光寺一丁目
障害者センター付近
24
濁川
相生二丁目相生小学校東
25
鎌田川
城東五丁目合流点上
善光寺三丁目北バイパス下流
城東五丁目国道上
国母四丁目卸売市場から
善光寺濁川合流点上流
上曽根町笛吹川合流点
100
100
300
300
重要度
階級
種 別
b
洗堀箇所
b
b
〃
b
理
由
水防倉庫名
護岸洗堀
濁川・城東
〃
〃
水衝箇所
護岸老朽
〃
堤体強度
〃
〃
水衝箇所
護岸なし
〃
堤体強度
護岸老朽
〃
a
堤防高
堤防高不足
〃
120
a
堤体強度
堤防断面
不足
長松寺
左
右
50
50
a
a
堤防高
堤防高不足
〃
右
25
a
洗堀箇所
護岸洗堀
羽黒
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
40
40
80
80
400
400
550
300
110
110
200
200
250
250
a
a
a
a
b
b
b
b
b
b
b
b
b
b
〃
〃
〃
〃
〃
〃
堤防高
堤防高不足
中小河原
水衝箇所
護岸なし
羽黒
堤防高
堤防高不足
中小河原
〃
〃
〃
堤体強度
一部護岸
なし
〃
右
300
b
堤防高
堤防高不足
長松寺
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
300
300
500
500
50
50
800
800
100
100
100
100
1,830
1,830
a
a
a
a
a
a
a
a
〃
排水不良
濁川・城東
〃
〃
中小河原
〃
断面不足
羽黒
〃
〃
中小河原
a
〃
堤防高不足
城東
a
〃
〃
伊勢
b
b
堤体強度
護岸不完全
中道
165
資料編
左
右
左
右
90
100
15
10
a
a
a
a
下向山町中道支所下
右
100
滝戸川
下向山町中道支所上
左
30
〃
下曽根町新滝戸橋上
31
西川
26
七覚川
右左口町坂下橋下
27
滝戸川
上向山町公会堂上
28
〃
29
32
心経寺川 心経寺町寺下
33
稲川
34
宮沢川
35
〃
36
七覚川
37
中畑町広域農道下
下向山町佐久墓地下
右左口町善藤広域農道上下
右左口合流点上
右左口町七覚岩窪橋
七覚西川 右左口町七覚合流点上
38
間門川
39
〃
40
芦川
41
〃
下曽根町中央道下
下曽根町国道358号上下
梯町、梯橋上
梯町、新井橋上
水衝箇所
護岸洗掘
〃
〃
〃
〃
b
洗掘箇所
〃
〃
20
b
堤体強度
護岸老朽
〃
右
230
b
〃
〃
〃
左
右
左
右
左
右
左
右
左
右
150
100
10
20
150
150
30
30
1,500
1,500
b
b
a
a
a
a
a
a
a
a
堤防高
堤防高不足
〃
水衝箇所
護岸洗掘
〃
堤防高
堤防高不足
〃
〃
〃
〃
堤体強度
護岸不完全
〃
右
25
b
水衝箇所
護岸洗掘
〃
左
右
左
右
左
右
左
右
150
150
350
290
940
940
400
500
b
b
a
a
a
a
a
a
洗掘箇所
〃
〃
堤防高
堤防高不足
〃
堤体強度
護岸不完全
〃
堤防高
堤防高不足
上九一色
右
300
a
〃
〃
〃
9. 農業用取水堰及び水門一覧
(平成27年4月1日現在)
番号 河川名
名称
位置
西下条町
管理団体
管理者名
住所
電話
大津(東)農事組合
横谷 忠彦
大津町1369
241-2708
菊島
西下条町799
1
荒川
二川せぎ
2
〃
西下条せぎ
大里町
西下条町水利組合
3
〃
東下条せぎ
中町
東下条農事組合
久保嶋 得男
東下条町390
241-2328
4
〃
下今井せぎ 上今井町
下今井農事組合
竹之内 光治
下今井町770
241-3662
5
〃
中町せぎ
大里町
中町農事組合
小林 哲郎
中町148
243-0867
6
〃
中条せぎ
〃
中条自治会環境部
廣瀬 正留
大里町3955-5
241-8900
小瀬農事組合
松木 紀一
小瀬町335
小瀬せぎ
住吉
二丁目
7
〃
二川橋下流
上今井農事組合
166
窪田
建
敏
上今井町2426
241-2759
090-2673-8478
241-3497
090-1651-5761
241-4214
090-1665-7829
資料編
8
〃
相生
住吉第一せぎ
三丁目
9
〃
住吉第二せぎ
10
〃
三ッ水門
11
〃
池田第四せぎ
12
〃
池田第三せぎ
13
〃
飯田第一せぎ
14
〃
飯田第二せぎ
15
〃
呑川せぎ
山宮町
16
〃
塩部せぎ
〃
17
〃
谷下せぎ
平瀬町
18
〃
平瀬せぎ
〃
19
〃
新田せぎ
〃
伊勢
二丁目
相生
三丁目
下飯田
一丁目
荒川
二丁目
富士見
二丁目
飯田
二丁目
玉諸排水機場
蓬沢町
(右岸側)
西高橋町
(左岸側)
下小河原水利組合
中小河原農事組合
上町1387
住吉4-13-13
下小河原町278-2
中小河原1-18-18
中小河原町59
241-3721
237-9183
241-5877
241-6154
243-3126
三ッ水門水利組合
松木
強
蓬沢1-10-24
237-0764
池田水利組合
保坂
力
荒川1-8-41
252-7694
保坂 力
五味 一豊
荒川1-8-41
荒川1-4-14
252-7694
251-2595
長田
国母1-15-6
226-9321
〃
〃
久
千塚1-4-27
252-1939
輿石 宣豊
坪川 安典
山宮町622
山宮町2899
251-1221
252-2064
久保寺 修治
平瀬町2025
251-8154
森澤 和恵
千塚4-4-23
251-0414
末木 貞男
平瀬町1043-1
251-8055
国玉町1164
蓬沢町1-12-23
西高橋町318
235-0360
235-3781
233-9712
〃
飯田西部農事組合
〃
淳
〃
千塚水利組合
山宮水利組合
〃
副会長
平瀬町
上野地区自治会
平瀬町
平瀬地区自治会
平瀬町
平瀬地区自治会
長田
(総括)
20
濁川
21
平等川
雑子せぎ
川田町
差出堰土地改良区
22
〃
向せぎ
向町
向町自治会
六ヶ村せぎ
川田町
(転倒ゲ-ト等)
倉金 幸広
松島 宏
内藤 雄睦
堤 一洋
坂本 達哉
玉諸土地改良区
中込 幹治
松木 正治
萩原 竹介
山内 岩男
石和町松本537
岡 克己
川田町343(奇数月)
渡辺 節みさお 和戸町1268(偶数月)
小池
263-3773
232-0378
233-3210
伝
向町729-1
233-7397
近津用水利組合
土屋 直
広瀬 和人
小池 喜平
川田町532
和戸町226
向町659
233-8632
233-7920
235-3058
23
〃
24
〃
増坪せぎ
増坪町
近津用水利組合
(兼任)
川手
学
増坪町591
241-4995
25
蛭沢川
落合せぎ
落合町
落合農事組合
米山
勲
落合町1268
241-2261
26
〃
小曲第一せぎ 小曲町
小曲農事組合
桑原 信夫
小曲町1293
243-2702
27
濁川
国里橋
下逆止門
国玉町
玉諸土地改良区
国玉町1164
235-0360
28
四分川
四分川水門
大里町
甲府市
丸の内1-18-1
237-5842
29
〃
牛の宮上堰
〃
二日市場西農事組合
藤本 逸馬
大里町2050
241-5124
30
〃
牛の宮下堰
〃
〃
〃
〃
〃
31
貢川
第一起伏せぎ
上石田
一丁目
上石田(第一)
農事組合
小林 利春
貢川本町4-8
167
(総括)
中込 幹治
建設部
道路河川課
222-5928
090-2540-5992
資料編
上石田
一丁目
32
〃
第二起伏せぎ
33
〃
新田第二せぎ 新田町
34
〃
新田第一せぎ
35
〃
12代第二せぎ
36
湯川
鳥の木せぎ
37
〃
38
鎌田川
39
〃
40
〃
41
〃
42
43
44
高室せぎ
桜せぎ
〃
貢川
二丁目
湯村
三丁目
湯村
温泉街
秋山 和夫
高畑1-20-14
224-2005
正治 憲美
下飯田4-3-24
222-9114
新田農事組合
塩野 孝春
新田町19-22
222-5740
下河原農事組合
花形 満寛
貢川2-3-10
226-4129
湯村農事組合
渡辺 光一
湯村3-17-11
253-7447
古府中(塔岩)
千野
北新2-11-17
253-4695
高室町712
高室町744
243-3827
241-4589
宮原町
高室自治会
土木委員
宮原町
堀之内自治会
土木部長
三分一せぎ 堀之内町
竜頭せぎ
高畑(北部)
農事組合
下飯田第一
農事組合
大里町
上原 勲雄
桜林 豊
内藤
亨
080-5863-4211
堀之内町646-2
241-8663
〃
〃
〃
〃
窪中島自治会
土木部長
宮原 優
名取 衛三
大里町1245-7
大里町1209-3
241-8670
241-8305
秋山 和夫
高畑1-20-14
224-2005
〃
〃
〃
県耕地課
丸の内1-6-1
223-1626
高畑
高畑(北部)農事組合
二丁目
高畑
〃
高畑第一せぎ
〃
三丁目
荒川沿岸用水
帯那川
丸山溜池 下帯那町
利用組合
沼川
等
高畑第二せぎ
45
〃
昭和池
上帯那町
帯那土地改良区
神宮司 文雄
上帯那町695
251-8036
46
〃
大正池
〃
〃
山本 政喜
上帯那町1245
251-8502
47
〃
仮宿溜池
下帯那町
〃
竹川 正一
下帯那町1832
251-8857
48
〃
荒井溜池
下帯那町
〃
内藤 基雄
下帯那町1946
251-8315
49
相川
支流
和田町2681
和田町2861
254-5115
253-2149
50
〃
51
相川
52
〃
竜華池
〃
相川土地改良区
53
〃
松木堀
屋形
三丁目
54
〃
岩窪堀
岩窪町
和田第三溜池 和田町
和田第二溜池
〃
西耕地溜池 古府中町
和田町
貯水池管理組合
土屋
高野
久
一
〃
〃
〃
〃
西耕地溜池
維持管理組合
入蔵 清
数野 寛
数野 武明
保坂 敬夫
塚原町537
下積翠寺町873
大手2-4-66
上積翠寺町478
253-4403
253-9741
252-1810
153-5482
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
丸の内1-18-1
237-5842
建設部
道路河川課
島田 邦男
下石田農事組合
徳行
56 小松田川 サイゼリア南1
大間 茂
土木部長
二丁目
昭和町清水新居土木委員 秋山高一郎
55
沼川
沼川逆止門
国母
二丁目
168
226-7507
224-4603
昭和町清水新居590-2 224-1116
下石田2-5-20
国母1-15-20
資料編
57
58
〃
〃
サイゼリア南2
芋沢川 大堀堰排水路 下曽根町
上石田農事組合
田中 三男
上石田3-1-1
226-7698
下曽根自治会
後藤 由勝
下曽根町182-4
266-3033
平川
洋
上曽根町686
266-3664
59
〃
前田用水
上曽根町
前田用水組合
60
〃
城の越用水
〃
城の越用水組合
石田 美典
上曽根町2363
266-2291
61
〃
久保田用水
〃
久保田用水組合
〃
〃
〃
62
笛吹川
上曽根
揚水機場
〃
甲府市
産業部
農政課
丸の内1-18-1
298-4836
63
〃
〃
〃
〃
〃
64
境川
白井溜池
〃
南耕地水利組合
米山 光郎
白井町672
266-2807
65
間門川
石原田用水
〃
石原田用水組合
古屋 良夫
上曽根町2792
266-2191
66
間門川
柏排水機場 下曽根町
柏幹線水利組合
後藤 伝
産業部農政課
下曽根町201
丸の内1-18-1
266-2632
298-4836
67
滝戸川 松本第一用水 下向山町 松本第一用水組合
出月 洋文
下向山町1904
266-5658
松本第二用水組合
〃
〃
〃
一の出用水組合
後藤 孝
下曽根町894
266-2607
建設部
道路河川課
丸の内1-18-1
237-5842
68
〃
69
〃
白井河原樋門 白井町
松本第二用水
70 下曽根川
〃
一の出用水 下曽根町
下曽根
西耕地樋門
中央市
高部
10. 土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設一覧
(平成28年3月31日現在)
土砂災害警戒区域
番
号
施設名
住所
土石流
1
宮本診療所
御岳町2359
1011008
御岳沢
2
千代田荘
下帯那町3215-1
1011022-2
帯那川-2
1011022-1
帯那川-1
3
くぬぎの森
下帯那町2980
1011022-2
帯那川-2
急傾斜地
4
ヴィラ武田の杜
羽黒町1455
1011029
湯川西沢
5
グループホーム笑がお
羽黒町1461-1
1011029
湯川西沢
6
奥湯村園
羽黒町1654-5
1011014
羽黒の2
7
シルバーカレッジ奥湯村
羽黒町1657-2
1011014
羽黒の2
8
あずま太陽の家
羽黒町1272-1
1011031
169
下湯川
資料編
9
きぼうの家
1011030
湯川
1011031
下湯川
羽黒町1255
10
甲府市立羽黒小学校
羽黒町527
1011029
湯川西沢
11
甲府相川ケアセンター
塚原町359
1011036
西川
12
麦の家
心経寺町490-1
3261033
不動河原川
13
山梨県立甲陽学園
中畑町1284
3261005
中畑西川
14
上九一色デイサービスセンター
古関町1174
4081005-1
上平-1
15
虹の谷
古関町1230
1081005-2
上平-2
16
HANAZONOホスピタル
和田町2968
1011019-1
和田町-1
1014001
岩窪2丁目
17
リヴィーズ
和田町2968
18
わだふぁみりあ
和田町3003-111
1011034
西沢川
1011035
村の内沢
1011035
村の内沢
1011034
西沢川
1011035
村の内沢
1011034
西沢川
19
ピアわだ
和田町2968-3
20
尚古園
和田町2948-6
21
宮前保育園
岩窪町379
1011048
まむし沢
22
北部幼児教育センター
岩窪町261
1011048
まむし沢
23
ハートピア横根
横根町1173
1011052
大山沢川
170
資料編
第 6 節 備蓄・資機材
1.食糧・生活必需品等の備蓄状況及び市防災倉庫所在地
1
食糧、飲料水・資機材等
(平成28年3月31日現在)
防災倉庫名
品目
倉庫
地
孤
東
西
南
北
区
立
部
部
部
部
71
16
1
1
1
米
46,400
3,850
6,250
4,650
菓子
73,794
粉ミルク
3,190
飲料水(㍑)
3,408
3,948
毛布
6,050
145
非
食
用
食
糧
中
央
部
1
北
東
部
南
西
部
1
1
1
400
2,150 11,100
4,600
4,250
70
144
合
計
1
95
2,100 85,750
74,008
3,190
240
287
270
110
240
1,140
240
120
240
9,816
380
290
260
330
190
8,312
ブランケット 14,470
110
担架
116
4
テント型トイレ
244
8
簡易型組立トイレ
480
30
21
60
便袋(100 枚/箱)
592
16
80
80
発電機
61
14
8
投光機
100
10
5
コードリール
99
9
8
ガソリン缶(㍑)
480
80
ガソリン携行缶
38
4
救急セット
14
折畳みリヤカー
60
4
鋳物コンロ
60
2
やかん
60
4
ランタン
244
8
1
3
2
4
5
14,580
1
4
7
20
143
276
60
48
35
27
54
815
70
101
96
96
110
1,251
4
1
2
1
2
2
95
5
7
19
1
6
5
158
21
1
6
14
153
10
560
2
5
1
1
1
1
1
1
4
1
57
1
2
1
1
1
23
1
5
4
3
1
71
2
68
2
69
10
262
避難所用マット 11,260
間仕切セット
南
東
部
11,260
139
1
171
140
資料編
2
市防災倉庫所在地
倉庫名
所在地
東部防災倉庫
城東一丁目12-33(市立図書館西側)
西部防災倉庫
富竹二丁目2-27(西部コミュニティ防災センター内)
南部防災倉庫
下曽根町1070-3(甲府市中道交流センター内)
北部防災倉庫
湯村三丁目5-2(北部市民センター敷地内)
中央部防災倉庫
丸の内一丁目18-1(市役所本庁舎内)
北東部防災倉庫
岩窪町261(北部コミュニティ防災センター内)
南東部防災倉庫
増坪町251-1(南東部コミュニティ防災センター内)
南西部防災倉庫
国母六丁目5-1(地方卸売市場管理事務所西側
旧南部倉庫 )
2. 生活必需品調達に係る市内関係業者一覧
品目別
組合(法人)名
所在地
電話番号
パン類
山梨県パン協同組合
甲府市丸の内二丁目28-6
055-222-3411
副食類
中央卸売市場東団地商業組合
国母六丁目6-1
055-228-1714
山梨県繊維製品卸商業組合
相生二丁目2-17
055-237-5824
医薬品類
山梨県医薬品卸協同組合
中央市山之神流通団地三丁目7-3
055-273-6528
LPガス
(一社)山梨県エルピーガス協会
宝一丁目21-20
055-228-4171
山梨県砂利協同組合
宝一丁目21-20
055-228-8141
山梨県生コンクリート共同組合
高畑一丁目10-18
055-228-6511
寝具・衣類
砂利類
生コン類
172
資料編
3. 災害時生活用水協力井戸
平成28年3月1日現在
指定番号
氏名
井戸の所在地
電気
地区名
自治会名
24-001
小石 孝夫
千塚二丁目 1-26
要
千塚
千塚西町
24-002
依田 公仁
富竹二丁目 7-28
要
貢川
富竹東部
24-003
石田 普士雄
美咲二丁目 16-20
要
北新
古府中本町
24-005
中澤 貢
下飯田三丁目 12-6
要
池田
下飯田南部
24-006
浅川 功(デイサービス浅川)
上石田四丁目 18-6
要
石田
上石田南進
24-007
橘田 竹詩
上曽根町 870
要
中道
文珠
24-008
小林 みよ子
城東二丁目 12-21
要
琢美
城東二丁目第三
24-009
池田 義
上小阿原町 1166-5
要
大国
上小河原
24-010
森澤 顕
徳行二丁目 10-40
要
貢川
徳行二丁目
24-011
田中 保晴
徳行二丁目 10-3
要
貢川
徳行二丁目
24-012
金子 政一
池田一丁目 3-31
要
池田
長南
24-013
霜鳥 正三
伊勢四丁目 37-6
要
伊勢
木俣新勢
24-014
市村 洋
伊勢四丁目 39-11
要
伊勢
木俣新勢
24-015
市村 洋
住吉二丁目 1-47
その他
伊勢
南二南部
24-017
古田 喜三太
武田二丁目 12-12
否
新紺屋
横田広庭
24-018
風間 義夫
上条新居町 197-6
要
大国
古上条
24-020
杉田 昭三
住吉二丁目 3-7
要
伊勢
住二中部
24-021
萩原 秋子
美咲一丁目 10-8
要
朝日
袋
24-022
田中 哲也
右左口町 376
否
中道
下宿
24-023
高橋 吉輝
富竹一丁目 6-13
要
貢川
富竹東部
24-025
秋山 宣二
貢川本町 8-23
要
貢川
貢川本町西部
24-026
村松 洋
白井町 688-3
要
中道
白井西
24-027
堀
下今井町 758-1
要
山城
下今井町
24-028
佐野 安男
下今井町 768
要
山城
下今井町
24-029
保坂 直吾
美咲一丁目 1-29
要
朝日
元三日
24-030
鈴木 克彦
美咲一丁目 1-31
要
朝日
元三日
24-031
中田 雄一
美咲一丁目 1-27
否
朝日
元三日
24-032
穐山 博司
美咲一丁目 1-15
要
朝日
元三日
24-034
山梨病院
朝日三丁目 8-31
要
朝日
元三日
24-035
佐野 芳計
長松寺町 8-35
要
池田
長松寺南西
24-036
渡辺 則夫
長松寺町 11-7
要
池田
長松寺南西
24-037
河西 功
長松寺町 11-5
要
池田
長松寺南西
君彦
173
資料編
指定番号
氏名
井戸の所在
電気
地区名
自治会名
24-039
赤池 信夫
長松寺町 8-41
要
池田
長松寺南西
24-040
長田 定光
長松寺町 5-11
要
池田
長松寺南西
24-041
丸茂 幸也
長松寺町 8-16
要
池田
長松寺南西
24-042
森本 成二
長松寺町 5-15
要
池田
長松寺南西
24-043
桑原 統治
長松寺町 8-2
要
池田
長松寺南西
24-045
高山 篤
長松寺町 8-34
要
池田
長松寺南西
24-046
井上 保
長松寺町 8-40
要
池田
長松寺南西
24-047
内藤 孝
下飯田四丁目 3-19
要
池田
下飯田
24-048
鶴田 靖彦
下飯田二丁目 5-30
要
池田
下飯田
24-049
伊藤 政和
下飯田一丁目 3-20
要
池田
長南
24-051
長田 芳文
池田二丁目 10-13
要
池田
長松寺北部
24-052
日本 勝也
池田二丁目 9-14
要
池田
長松寺北部
24-054
大竹 次男
池田一丁目 3-23
要
池田
長松寺北部
24-055
森沢 幸夫
千塚四丁目 2-5
要
千塚
千塚西町
24-056
三森 義文
西田町 2-68
要
相川
和田
24-057
窪田 順子
和田町 2770
要
相川
和田
24-059
保坂 敬夫
上積翠寺町 478
要
相川
上積翠寺町
24-061
久保田
和田町 2771
要
相川
和田
24-065
窪田 和子
緑が丘二丁目 12-15
要
相川
和田
24-068
窪田 茂
和田町 2782
要
相川
和田
24-072
土屋 紘一
和田町 2853
要
相川
和田
24-073
土屋 十四男
和田町 2838
要
相川
和田
24-076
山村 武敏
和田町 2890-1
要
相川
和田
24-079
小澤 久治
中小河原町 154-9
要
山城
中小河原第五
24-080
株式会社
上積翠寺町 1614
要
相川
上積翠寺町
24-081
妙石庵
上曽根町 2452-6
否
中道
宮下
24-082
妙石庵
上曽根町 2456
要
中道
宮下
25-001
松田 恭昭
山宮町 5012-23
要
羽黒
西町
25-003
松嶋 宏
住吉四丁目 13-13
要
住吉
住吉南報
25-005
山梨病院
朝日三丁目 11-16
要
朝日
元三日
25-006
小山 隆夫
貢川一丁目 6-20
否
貢川
貢川一丁目
25-007
中島 浩
富竹四丁目 1-38
否
貢川
富竹西部
25-009
窪田 茂
国母八丁目 13-22
要
国母
八丁目東部
25-010
末木 義朝
下帯那町 280
要
千代田
下帯那町
義男
坐忘庵
174
資料編
指定番号
氏名
克己
井戸の所在
電気
地区名
自治会名
下帯那町 1890-1
要
千代田
下帯那町
25-011
久保田
25-013
有賀 不二男
山宮町 467-3
要
羽黒
西町
25-014
落合 邦彦
国玉町 1140-1
要
玉諸
国玉町
25-015
保延 久男
徳行四丁目 8-31
要
貢川
徳行南部
25-016
有限会社ヤマシタ
富竹 1 丁目 3-24
要
貢川
富竹東部
25-017
江間 美久
上今井町 2290
否
山城
上今井町
25-018
樋口 一徳
富竹三丁目 5-9
要
貢川
富竹西部
25-021
遠藤 清一
国母八丁目 16-30
要
国母
八丁目東部
25-022
大須賀
住吉五丁目 9-22
要
住吉
住吉親隣
25-024
山本 力
宝二丁目 19-4
要
穴切
宝二丁目西青沼
25-025
株式会社萩原ボーリング
上今井町 740-4
要
山城
さつき
26-001
岩間 武
蓬沢町 1244-4
要
玉諸
上阿原町中央
26-004
米山 富雄
山宮町 721
要
羽黒
銀座
26-006
内藤 一昭
武田二丁目 12-8
要
新紺屋
横田広庭
26-007
丸茂 昭三
池田二丁目 12-16
要
池田
金竹
26-008
千野 好一
北新二丁目 12-26
要
北新
塔岩
26-009
神戸 昌夫
住吉一丁目 11-17
その他
住吉
住吉宮元
26-010
小澤 直人
荒川二丁目 13-25
要
池田
荒川
26-011
平川 一星
上曽根町 383
要
中道
文珠
26-012
熊谷 喜孝
富竹二丁目 4-12
要
貢川
富竹東部
27-001
天野 和仁
朝日三丁目 2-16
要
朝日
横沢
27-002
篠原 健
上今井町 2107
要
山城
上今井町
27-003
穴水 信一
朝日二丁目 13-1
要
朝日
横沢
27-004
佐野 五夫
国母五丁目 15-18
要
国母
上小河原西部
27-005
矢崎 千春
上今井町 2359
要
山城
上今井町
27-006
有限会社 初鹿組
住吉一丁目 11-25
要
住吉
住吉宮元
27-007
横森 俊哉
千塚四丁目 7-12
要
千塚
千塚西町
27-008
高根 秀二
里吉四丁目 1222-7
要
玉諸
里吉四丁目
27-009
友愛保育園
里吉四丁目 8-25
要
玉諸
里吉四丁目
27-010
山村 勝一
山宮町 719
要
羽黒
銀座
27-011
望月 紘正
貢川二丁目 14-3
要
貢川
貢川二丁目
27-014
上田 正之
塩部三丁目 8-5
要
朝日
塩部三丁目第一
勝
175
資料編
4. 非常用貯水槽(飲用)設置場所一覧
設置場所
タンクの寸法
所管
容量
(㎥)
数量
(基)
設置年度
舞鶴小学校
φ3,000㎜×15,000㎜
上下水道局
100
1
S62
玉諸小学校
φ2,600㎜×10,000㎜
〃
50
1
H1
東中学校
φ2,400㎜×14,500㎜
〃
60
1
H3
山城小学校
φ2,600㎜×14,000㎜
〃
70
1
H4
富士川悠遊館
φ3,000㎜× 7,800㎜
〃
45
1
H4
大里小学校
φ2,600㎜×11,000㎜
〃
55
1
H5
伊勢小学校
φ2,600㎜×15,000㎜
〃
75
1
H7
東小学校
φ2,600㎜×12,000㎜
甲府市
60
1
H8
善誘館小学校
φ2,600㎜×10,000㎜
〃
50
1
H8
湯田小学校
φ2,600㎜×15,000㎜
〃
75
1
H9
国母小学校
φ2,600㎜×16,000㎜
〃
80
1
H9
旧相生小学校
φ2,600㎜× 9,000㎜
〃
45
1
H10
貢川小学校
φ2,600㎜×13,000㎜
〃
65
1
H10
新田小学校
φ2,600㎜×10,500㎜
〃
50
1
H11
大国小学校
φ2,600㎜×12,000㎜
〃
60
1
H11
旧穴切小学校
φ2,600㎜× 8,000㎜
〃
40
1
H12
石田小学校
φ2,600㎜×15,000㎜
〃
75
1
H12
池田小学校
φ2,600㎜×12,500㎜
〃
60
1
H13
朝日小学校
φ2,600㎜×12,500㎜
〃
60
1
H14
甲運小学校
φ2,600㎜× 8,000㎜
〃
40
1
H15
新紺屋小学校
φ2,600㎜×12,500㎜
〃
60
1
H16
相川小学校
φ2,600㎜×12,500㎜
〃
60
1
H17
羽黒小学校
φ2,600㎜×12,000㎜
〃
60
1
H18
北新小学校
φ2,600㎜×12,000㎜
〃
60
1
H19
中道南小学校
φ2,600㎜× 8,500㎜
〃
40
1
H20
中道北小学校
φ2,600㎜× 8,500㎜
〃
40
1
H21
甲府南中学校
φ2,600㎜×12,000㎜
〃
60
1
H22
千塚小学校
φ2,600㎜×12,000㎜
〃
60
1
H23
市役所本庁舎
φ2,600㎜× 8,500㎜
〃
40
1
H24
※タンクの形状は、円筒形
176
資料編
5. 配水池一覧
甲府水道
(㎥=t)
施設名
貯水容量(㎥)
配水区域
設置場所
平瀬浄水場内浄水池
15,700
市内・甲斐市の一部(旧敷島町)
平瀬町
湯村山ずい道配水池※
13,360
市内の中心部・高区・中区配水池へ
湯村山
市内の中心部・北部・高台方面へ
和田町
山宮町方面へ
山宮町
市内の北部・西部へ
羽黒町
市内の東部へ
愛宕山
高区配水池※
1,800
山宮配水池※
600
羽黒配水池※
8,000
(4,000×2)
中区配水池※
6,280
善光寺第1配水池※
99
高区西配水池※
1,800
善光寺町
善光寺町
甲斐市の一部(旧敷島町)へ
甲斐市
小松町の一部
和田町
岩窪町
和田配水池※
84
岩窪配水池※
467
岩窪町・古府中町方面へ
千代田第3配水池※
163
千代田地区へ
配水調整池
2
南方PC
タンク※
北方PC
タンク※
8,500
12,000
上帯那町
市内の南部・昭和町・中央市の一部(旧玉穂
町)へ
市内の南部・昭和町・中央市の一部(旧玉穂
町)へ
昭和町
昭和町
中道水道
施設名
貯水容量(㎥)
配水区域
設置場所
北部第2配水池※
100
宮下・朝日・下・浜方面へ
上曽根町
北部第3配水池※
1,030
下曽根・松本・佐久方面へ
下向山町
※ 緊急遮断弁
6. 応急給水車両及び機器材等の現況
種別
台数
浄水機
44
給水タンク(1.5t)
市立各小・中学校、一高、西高、南高、
東高、城西高
5
上下水道局
19
上下水道局
4
上下水道局
各1
上下水道局
10
上下水道局
キャンバス水槽(0.5t)
ダンプ
給水車(2t・3t)
配置先
折りたたみ式給水器具(1t)及び仮設給水栓
消防水そう車(4t)
1
消防本部
消防水そう車(5t)
2
消防本部
177
資料編
7. 水防資機材数量表及び水防倉庫所在地
1
水防資機材の数量
(平成27年4月1日現在)
水
番
名
単
数
号
称
位
量
長
松
寺
濁
川
防
倉
庫
名
中
小
河
原
羽
伊
住
城
中
黒
勢
吉
東
道
1,500
2,000
4,500
4,000
上
九
一
色
1
ビニール袋 袋
5,900
1,500
2
砂 入 り ビ
袋
ニール土嚢
19,600
100
3
スコップ
丁
160
120
4
ツルハシ
丁
19
9
5
カッター
丁
23
1
6
ハンマー
丁
2
1
7
木づち
丁
7
1
5
1
8
一輪車
台
6
4
1
1
9
丸太
本
42
22
20
10 鉄くい
本
127
127
11 鉄線
Kg
240
40
12 蛇籠
本
639
639
13 照明具
灯
4
1
2
4,500
500
500
500
100
800
2,500
2,500
10
30
10
2
20
1
100
100
2
1
水防倉庫の所在地
(平成27年4月1日現在)
番号
名
称
所在地(目標)
面積(㎡)
河川名
管理者
14.6
荒川
甲府市長
1
長松寺水防倉庫
飯田五丁目(長松寺橋左岸下)
2
中小河原水防倉庫
中小河原一丁目13番(くろがねや駐車場 東)
187.7
〃
〃
3
伊勢水防倉庫
伊勢四丁目2088-15(立正光生園母子寮 西)
88.9
〃
〃
4
濁川水防倉庫
酒折一丁目20番(甲府市十郎川排水機場 南)
33.0
濁川
〃
5
住吉水防倉庫
住吉四丁目1744-5(パチンコルポー
17.4
〃
〃
6
羽黒水防倉庫
羽黒町175-2(羽黒小学校北西
93.4
湯川
〃
7
城東水防倉庫
城東五丁目423-1(ダイヤパレス甲府城東 南)
10.6
高倉川
〃
8
中道水防倉庫
下向山町1523(旧中道支所敷地内)
33.0
滝戸川
〃
9
上九一色水防倉庫
古関町3427(上九一色出張所対岸)
27.8
芦川
〃
178
北西)
広場内)
資料編
8. ごみ、し尿処理施設等一覧
1
し尿処理施設
(平成26年4月1日現在)
2
設置
主体
施設名
甲府市
衛生センター
し尿処理施設
施設所在地
処理規模
(k /日)
電話番号
小曲町948-1
055-241-1715
汚泥の
処理
運転開
始年月
100 農地還元と焼却
H元.4
埋立処分地施設
(平成26年4月1日現在)
処理能力
設置主体
3
処理方式
埋立終了
予定年度
浸出水
処理方式
施設所在地
埋立容量
(埋立面積)
浸出水
処理施設
埋立
方式
甲府市
76,200㎥
(14,400㎡)
50㎥/日
準好気
性埋立
接触ばっ気法
H7度末完了
小曲町1024-7
甲府市
47,900㎥
(12,870㎡)
40㎥/日
準好気
性埋立
回転円板
H14.6完了
増坪町710-3
甲府市
58,800㎥
(13,300㎡)
35㎥/日
準好気
性埋立
高度処理(活性炭吸
着、キレート吸着)
H22.3完了
西高橋383
ごみ焼却施設
(平成26年4月1日現在)
設置主体
甲府市
4
施設名
環境センター
附属焼却工場
施設所在地
施設規模
(t/日)
上町601-4
炉型式
360 全連続
燃焼形式
流動床
備考
余熱により
温水供給・発電
粗大ごみ処理施設
(平成26年4月1日現在)
設置主体
甲府市
5
施設名
環境センター
附属破砕工場
施設所在地
施設規模
(t/日)
処理
方式
100
併用
上町601-4
選別数
備考
5
びん類手選別ライン、
缶類圧縮機を併用
災害廃棄物(がれき)等の仮置場
(平成26年4月1日現在)
設置主体
施設名
施設所在地
甲府市
小曲町最終処分場
小曲町1024-7
甲府市
増坪町最終処分場
増坪町710-3
甲府市
焼却灰処分場
西高橋町383
甲府市
小曲圃場
小曲町1552外
179
資料編
9. 収集運搬車両一覧
1
ごみ収集運搬車
(平成27年4月1日現在)
種別
台数(台)
積載量(t)
不可燃兼用機械車2t積
4
8
ダンプ2t積
2
4
トラック2t積
1
2
7
14
計
2
人員(人)
14
し尿収集運搬車
(平成27年4月1日現在)
市所有車
許可業者所有車
合計
台数(台) 積載量(k ) 人員(人)
台数(台) 積載量(k ) 人員(人)
台数(台) 積載量(k ) 人員(人)
1
1.8
2
10
46.5
180
20
11
48.3
22
資料編
第 7 節 輸送・通信・広報
1. 緊急通行(輸送)車両の標章及び確認証明書
1
緊急通行車両の標章
備考
1 色彩は、記号を黄色、縁及び「緊急」の文字を赤色、「登録(車両)番号」、「有効期限」、「年」、「月」及び
「日」の文字を黒色、登録(車両)番号並びに年、月及び日を表示する部分を白色、地を銀色とする。
2 記号の部分に、表面の画像が光の反射角度に応じて変化する措置を施すものとする。
3 図示の長さの単位は、センチメートルする。
2
緊急通行車両確認証明書
番
号
年
月
日
緊急通行車両確認証明書
知
事
公安委員会
番号標に表示されている番号
車両の用途(緊急輸送を行う車両に
あっては、輸送人員又は品名)
住 所
使用者
氏 名
通 行 日 時
(
出
通
備
行
経 路
考
備考用紙は、日本工業規格A5とする。
181
発
地
)
局
目
的
番
地
印
○
印
○
資料編
2. 車両通行止標識
備考
1 色彩は、文字、縁線及び区分線を青色、斜めの帯及び枠を赤色、地を白色とする。
2 縁線及び区分線の太さは、1センチメートルする。
3 図示の長さの単位は、センチメートルする。
4 道路の形状又は交通の状況により特別の必要がある場合にあっては、図示の寸法の2倍まで拡大し、又は
図示の寸法の2分の1まで縮小することができる。
182
資料編
3. 有料道路を通行する車両の表示
1
緊急出動
15cm
概ね 15cm
急
消防団等作成団体名及び責任者職氏名
2
災害復旧等の出動
10cm
概ね 10cm
災
各災害対策本部等関係機関名及び責任者職氏名
183
資料編
4. 異常気象時における道路等通行規制基準
1
一般国道
路線名
国道358号線
国道358号線
2
規制区間
電話番号
区間
甲府昇仙峡線
規制条件
(通行止)
危険内容
中北建設 055梯町字割畑(旧料金所)~右左
5.7
事務所 224-1667 口町字城越
土砂崩落
連続雨量150㎜以上
路肩決壊
時間雨量25㎜以上
沢崩れ
055富士河口湖町精進字卯当沢~
5.6
224-1667 古関町字平川(公衆トイレ横)
連続雨量150㎜以上 土砂崩落
時間雨量25㎜以上 落石
〃
管理
事務所
規制区間
電話番号
区間
延長
(㎞)
規制条件
(通行止)
危険内容
中北建設 055下帯那河方~竹日向羅漢尻
事務所 224-1667
4.0
連続雨量100㎜以上 土砂崩落
時間雨量25㎜以上 落石
甲府昇仙峡線
〃
〃
高成町覚円隧道~
高成町御岳隧道
1.5
連続雨量100㎜以上
時間雨量25㎜以上
甲府山梨線
〃
〃
上積翠寺町洞地内~
山梨市切差字戸市
8.0
連続雨量100㎜以上 土砂崩落
時間雨量25㎜以上 路肩決壊
笛吹
市川三郷線
峡東建設 0553事務所 20-2714
笛吹市芦川町中芦川(役場前)
6.4
~古関町平川(芦川大橋)
連続雨量80㎜以上
時間雨量25㎜以上
〃
落石
一般県道
路線名
管理
事務所
規制区間
電話番号
区間
中北建設 055下帯那町(千代田湖)~
事務所 224-1667
和田町(峠下)
055川窪町(野猿橋)~
川窪猪狩線
〃
224-1667
猪狩町(新静観橋)
055古関町平川(永泰橋)~
甲府精進湖線
〃
224-1667
古関町(精進峠)
天神平甲府線
甲府精進湖線
4
延長
(㎞)
主要地方道
路線名
3
管理
事務所
〃
055右左口町字宿~梯町
224-1667
延長
(㎞)
3.0
3.5
6.8
8.6
規制条件
(通行止)
危険内容
連続雨量100㎜以上 土砂崩落
時間雨量25㎜以上 落石
連続雨量80㎜以上
〃
時間雨量20㎜以上
連続雨量80㎜以上
〃
時間雨量20㎜以上
路肩決壊
連続雨量40㎜以上
土砂崩落
時間雨量10㎜以上
沢崩れ
県営林道
路線名
奥仙丈
野猿谷
荒川
管理
事務所
規制区間
電話番号
中北
055林務環境
123-3087
事務所
055〃
224-1667
055〃
224-1667
区間
延長
(m)
下黒平林道
モニタ-宅
連続雨量50㎜以上
時間雨量10㎜以上
連続雨量50㎜以上
8,499
時間雨量10㎜以上
下黒平林道
モニタ-宅
下黒平林道
モニタ-宅
6,513
林道起点~林道終点
2,502
184
気象等
観測所
連続雨量50㎜以上
時間雨量10㎜以上
林道起点~林道終点
林道起点~乙女高原
規制条件
(通行止)
資料編
5. 県境における流入禁止規制
交通規制場所
番号
1
路線名
中央自動車道
2
3
規制地点
〃
一般国道20号
4
〃
所轄警察署(隊)
相模湖IC
高速隊
小淵沢IC
〃
上野原市上野原町境橋
上野原署
北社市白州町国界橋
北社署
5
一般国道52号
南部町万沢甲駿橋
南部署
6
一般国道138号
山中湖村籠坂峠
富士吉田署
7
一般国道139号
富士河口湖町本栖県境
〃
8
一般国道141号
北社市高根町清里国境橋
北社署
6. 緊急輸送道路一覧
1
第 1 次緊急輸送道路
道路種別
路線
番号
高速国道
-
一般国道
(指定区間)
路線名
中央自動車道
(西宮線)
20 国道20号
52 国道52号
140 国道140号
一般国道
(指定外)
主要地方道
2
起
終
点
県内全線
延長
(㎞)
100.3
東京都境~長野県境
99.8
国道20号交点(甲斐市)~国道411号交点(甲府市)静岡県
境~国道52号(甲西道路)交点
埼玉県境~国道52号交点
国道20号重用区間0.5㎞:国道20号交点向町二交差点(甲
府市)~国道20号上阿原交差点(甲府市)
60.8
51.8
358 国道358号
全線
28.0
411 国道411号
東京都境~国道20号交点(甲府市)
63.3
6
甲府韮崎線
国道52号交点(甲府市)~甲府駅前(甲府市)
O.5
第 2 次緊急輸送道路
道路種別
路線
番号
路線名
3 甲府川三郷線
5
甲府南アルプス
線
起
終
点
延長
(㎞)
国道20号交点()~韮崎南アルプス中央線交点(中央市)
〔昭和バイパス〕
甲府笛吹線交点(甲府市)~市川大門四丁目1801(市川三
郷町)
国道140号交点~市川大門四丁目1801(市川三郷町)
国道140号重用区間3.5㎞:国道140号桃林橋南側交差点
(中央市)~国道140号大正交差点東側交差点(市川大門
町)
国道20号重用区間0.8㎞:国道20号国母交差点(甲府市)~
国道20号国母立体交差点(甲府市)
22.1
甲府昇仙峡交点(甲府市)~国道52号交点(南アルプス市)
5.5
185
資料編
6 甲府韮崎線
国道140号交点(甲府市)~茅野北社韮崎線交点(韮崎市)
16.7
7 甲府昇仙峡線
天神平甲府線交点(甲府市)~甲府南アルプス線交点(甲
府市)
甲府韮崎線重用区間1.9㎞:甲府韮崎線交点(甲府市)~甲
府韮崎線総合グラウンド入口交差点(甲府市)
12.6
国道358号交点(甲府市)~甲府精進湖線交点(甲府市)
11.8
29
主要地方道
31 甲府山梨線
国道411号交点(山梨市)~甲府韮崎線交点(甲府市)
34 白井甲州線
全線
18.0
白井甲州線交点(笛吹市)~国道358号交点(甲府市)
19.6
36
一般県道
市
3
甲府中央
右左口線
笛吹市市川三郷
線
1.3
101 敷島竜王線
甲斐市役所敷島庁舎(甲斐市)~甲府韮崎交点(甲府市)
0.5
104 天神平甲府線
甲府韮崎線交点(甲府市)~甲府昇仙峡交点(甲府市)
6.7
106 中下条甲府線
甲府韮崎線交点(甲斐市)~甲府韮崎線交点(甲府市)
4.5
113 甲府精進湖線
国道20号交点(甲府市)~甲府中央右左口線交点(甲府市)
国道358号重用区間2.8㎞:国道358号考古博物館交差点
(甲府市)~国道358号右左口町(甲府市)
8.0
一丁田長門田線
国道358号交点(甲府市)~役所中道支所(甲府市)
1.0
富士見通線
甲府韮崎線交点(甲府市)~日本赤十字社山梨県支部(甲
府市)
1.3
小瀬町1号線
小瀬スポーツ公園線交点(甲府市)~甲府精進湖線交点
(甲府市)
0.8
小瀬町2号線
甲府精進湖線交点(甲府市)~国道358号交点(甲府市)
0.8
道
市指定緊急道路
番号
路線名
路線番号
番号
109
路線名
1
紅梅南とおり線(一部)
2
錦穴切線
62
32 増坪1号線
1004
3
朝日西青沼線
73
33 増坪上町線
763
4
富士見とおり線(一部)
698
34 住吉寺前線(一部)
619
5
飯田(C)線
473
35 上町3号線
887
6
飯田(1)線
474
36 小瀬町1号線
755
7
飯田春日線(一部)
60
37 小瀬2号線
937
8
荒川左岸1号線
709
38 新平和橋線
1065
9
荒川西河原線
998
39 荒川西とおり線(一部)
1123
10
長松寺荒川線
736
40 高畑二日市場線(一部)
564
186
31 高畑富竹新田線(一部)
路線番号
524
資料編
11
貢川千塚境線(一部)
461
41 宮原円満寺線(一部)
12
下河原長塚線
863
42 宮原工業団地線
13
竜王下河原長塚線
523
43 国母工業団地10号線
14
池添梅ヶ坪線
281
44 国母昭和線
15
善光寺蓬沢線(一部)
275
45 大里国母線(一部)
676
16
里吉里垣線
634
46 国母工業団地8号線
993
17
酒折国玉(1)線
695
47 国母工業団地3号線
907
18
甲運8号線(一部)
648
48 大鎌田二川線
674
19
上阿原新田七沢線
631
49 穏池1号線
929
20
三吉朝気線
169
50 下条落合線(一部)
628
21
里吉向線(一部)
630
51 小曲町中線(一部)
1309
22
上阿原3号線
1159
52 宿・下曽根線
2011
23
湯田住吉線
114
53 一丁田長門田線
2009
24
魚町街道線
612
25
畦増坪線
613
26
高畑西条線
574
27
南西1号線
806
28
千秋橋高畑線
29
南西2号線
807
30
悠紀田本線(一部)
526
1307
187
678
1225
995
1253
資料編
7. ヘリポートの種類と基準
1
ヘリポートの種類
(1) 公共用ヘリポート(常設の不特定多数のヘリコプターの離着陸及び運用が可能)
(2) 非公共用ヘリポート(警察、消防等が設置する、特定のヘリコプターの離着陸が可能)
(3) 飛行場外離着陸場
ア 一般(臨時離着陸場)
緊急時以外の平常時にも離着陸が行えるよう、事前に国土交通大臣に許可を得た場所。
イ 防災対応(緊急離着陸場)
災害時の活動に離着陸を行うため、予め安全を確認した場所。
2 基準
(1)飛行場外離着陸場(一般)
位置及び方向
離着陸地帯
長さ及び幅
表
進入区域及び進
入表面
転移表面
面
不慮の事故に備え、物件等に危害や損傷等を与えることなく不時
着できる経路が確保されていること。
ヘリコプターの全長及び全幅以上であること。
平坦もしくは最大勾配 5%以下で、航空機の運航に耐え得る強度を
有するもの。
別図 1 のとおり。進入表面の勾配は、離陸方向に 8 分の 1 以下、着陸方向に 4 分の
1 以下とし、表面上に出る高さの物件等がないこと。
別図 1 のとおり。表面上に出る高さの物件等がないこと。
着陸方向
離陸方向
188
資料編
転移表面断面図
(2) 飛行場外離着陸場(防災対応)
位置及び方向
離着陸地帯
長さ及び幅
接置帯
進入区域
及び進入表面
転移表面
周囲の環境条件により 15m以上の高さを限度とする別図 2 の仮想
離着陸地帯を設定することができる。
ヘリコプターの全長に 20mを加えた数値以上とする。
平坦もしくは最大勾配 5%以下で、航空機の運航に耐え得る強度を
有するもの。
別図 2 のとおり。進入表面の勾配は、離陸・着陸方向とも 4 分の 1 以下、とし、表
面上に出る高さの物件等がないこと。
設定はない
※土地の所有者又は管理者と調整を行なう中、用地確保につとめる。
189
資料編
8. 飛行場外離着陸場一覧(消防防災ヘリコプター)
(平成28年3月1日現在)
1
飛行場外離着陸場(一般)
離
着
陸
場
所
在
地
散水
着
陸
帯
小瀬スポーツ公園補助競技場
小瀬町840
否
芝生
荒川河川敷
相生1丁目、三丁目、荒川左岸
否
草地
山梨県立大学飯田キャンパス
飯田5丁目11-1
要
転圧地
市立甲府病院
増坪町366
否
コンクリート
丸の内1丁目6-1
否
コンクリート
山梨県防災新館
屋上へリポート
2 飛行場外離着陸場(防災対応)
離
着
※航空法第 81 条の 2 による
陸 場
緑が丘運動公園陸上競技場
所
在
地
散水
緑が丘2丁目8-1
音羽橋下流右岸
着
否
芝生
否
草地
曽根丘陵公園芝生広場
下向山町1271
要
転圧地
古関・梯スポーツ公園広場
梯町915
否
芝生
陸
帯
9. ヘリコプター主要発着場一覧(自衛隊)
発着場名称
所在地
施設管理者
又は占有者
対応
機種
広さ
(幅×長さ)
消防署
からの
所要時間
飯田県営グラウンド
飯田5丁目11外
山梨県
大型
100×265
3
緑が丘市営野球場
緑が丘2丁目8外
市体育協会
〃
120×120
4
緑が丘市営球技場
緑が丘2丁目8外
〃
〃
80×140
4
山梨大学工学部グラウンド
大手2丁目1外
学長
〃
126×170
2
甲府第一高校校庭
美咲2丁目13-44
学校長
〃
105×120
5
甲府南高校校庭
中小河原町222
〃
〃
100×160
5
甲府工業高校校庭
塩部2丁目7-1
〃
〃
89×171
4
山梨大学附属小・中学校校庭
北新1丁目4-2
〃
〃
91×105
3
北中学校校庭
大和町4-35
〃
〃
98×115
3
東中学校校庭
東光寺2丁目8-1
〃
〃
90×120
4
南中学校校庭
湯田2丁目21-24
〃
〃
98×116
2
池田小学校校庭
長松寺町7-1
〃
〃
80×118
2
北新小学校校庭
北新1丁目5-1
〃
〃
84×108
3
南西中学校校庭
上石田4丁目10-8
〃
中型
60×130
5
北東中学校校庭
大手2丁目4-18
〃
〃
66×100
1
笛南中学校校庭
下曽根町270
〃
小型
100× 70
10
中道北小学校校庭
上曽根町3206-2
〃
〃
100× 70
10
中道南小学校校庭
下向山町4366
〃
〃
70× 50
3
190
資料編
10.公共建築物屋上番号表示一覧表
(平成28年3月1日現在)
表記
番号
拠点施設名
所在地
緯度(北緯)
経度(東経)
施工年度等
01
東小学校
朝気1丁目14-1
35.38.53
138.35.09
H23
02
里垣小学校
善光寺2丁目7-1
35.41.00
138.38.00
H18
03
甲運小学校
川田町65-2
35.40
138.37.00
H22
04
玉諸小学校
上阿原町491
35.38.34
138.36.32
H18
05
善誘館小学校
朝気1丁目2-52
35.39.23
138.35.05
H25
06
湯田小学校
湯田1丁目8-1
35.38.00
138.35.00
H18
07
伊勢小学校
伊勢2丁目16-1
35.38.31
138.34.14
H18
08
国母小学校
国母4丁目1-10
35.38.00
138.33.00
H20
09
山城小学校
上今井町474-2
35.37.24
138.34.52
H20
10
大里小学校
大里町3785-2
35.36.57
138.37.17
H18
11
大国小学校
後屋町150
35.37.32
138.34.08
屋上なし
12
中道南小学校
下向山町4366
35.34.39
138.35.01
H19
13
中道北小学校
上曽根町3206-2
35.36.17
138.35.21
H25
14
旧相生小学校
相生2丁目17-1
35.39.21
138.34.15
H26
15
甲府市西庁舎(旧穴切小)
宝2丁目8-19
35.39.47
138.33.37
H27
16
石田小学校
上石田3丁目6-31
35.38.59
138.33.7
H20
17
池田小学校
長松寺町7-1
35.39.48
138.37.39
H23
18
新田小学校
新田町12-28
35.38.49
138.37.39
H18
19
貢川小学校
貢川本町8-1
35.39
138.32
H23
20
北新小学校
北新1丁目5-1
35.40
138.34
H23
21
相川小学校
古府中町1501
35.41
138.34
H23
22
千塚小学校
千塚1丁目2-16
35.41.00
138.32.00
H23
23
羽黒小学校
羽黒町527
35.41.16
138.32.50
H18
24
千代田小学校
下帯那町3034-2
35.43.34
138.34.34
屋上なし
25
舞鶴小学校
丸の内2丁目35-5
35.39.35
138.33.55
H18
26
富士川悠遊館
中央3丁目3-1
35.39.48
138.34.32
H26
シート対応
27
朝日小学校
塩部1丁目4-1
35.40.90
138.33.38
H23
28
新紺屋小学校
武田1丁目3-34
35.40.01
138.30.04
H18
191
資料編
29
東部市民センター
和戸町955-1
35.39.09
138.36.58
H26
30
東中学校
東光寺2丁目8-1
35.39.48
138.35.09
H26
33
南中学校
湯田2丁目21-24
35.38.36
138.34.28
H26
34
南西部市民センター
国母6丁目4-2
35.38.14
138.33.18
H26
35
上条中学校
古上条町95
35.37.45
138.33.24
H26
38
環境センター管理棟
上町601-4
35.37.41
138.35.46
H27
シート対応
39
城南中学校
大里町2590-1
35.37.09
138.34.08
H27
40
南部市民センター
下今井町15
35.36.50
138.34.47
H27
シート対応
41
笛南中学校
下曽根町270
35.35.21
138.34.32
H27
42
中道スポーツ広場体育館
下向山町946
35.35.21
138.35.21
H27
シート対応
43
上九の湯ふれあいセンター
古関町1158
35.31.51
138.36.35
H26
44
西中学校
飯田5丁目13-1
35.39.50
138.33.15
H27
45
南西中学校
上石田4丁目10-8
35.38.57
138.33.21
H27
48
富竹中学校
富竹4丁目5-8
35.39.22
138.32.10
49
貢川福祉センター
徳行3丁目12-1
35.38.50
138.32.29
市
市役所本庁舎
丸の内1丁目18-1
35.40
138.35
H23
災
総合市民会館
青沼3丁目5-44
35.38.57
138.34.42
H18
192
H27
シート対応
H27
シート対応
資料編
11.防災行政用無線一覧
(平成25年3月26日現在)
1
無線種別及び免許番号一覧
無線局の種別
固定局
固定局
固定局
固定局
固定局
基地局
基地局
基地局
基地局
陸上移動局
2
識別信号
免許番号
ぼうさいこうふ
ぼうさいこうふおびなやまちゅうけい
ぼうさいこうふしゃかがたけちゅうけい
ぼうさいこうふたかなりちゅうけい
ぼうさいこうはぐろちゅうけい
ぼうさいこうふ
ぼうさいこうふおびなやま
ぼうさいこうふしゃかがたけ
ぼうさいこうふたかなり
ぼうさいこうふ101~951
関固第24575号
関固第24576号
関固第24577号
関固第24578号
関固第24728号
関基第571706号
関基第571707号
関基第571708号
関基第571709号
関移第20618412号~関移第20625341号
同報系無線子局(放送塔設置一覧)
№
地区
1
2
3
4
5
6
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8
9
10
11
12
13
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15
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17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
宮本
宮本
山城
宮本
宮本
宮本
能泉
能泉
能泉
千代田
千代田
千代田
千代田
千代田
千代田
千代田
千代田
相川
相川
相川
相川
相川
相川
相川
相川
相川
相川
相川
相川
北新
北新
北新
子局名称
住所
市民いこいの里
下黒平公会堂
けやき医院
御岳公会堂
草鹿沢公会堂
甲府地区消防本部中央消防署宮本出張所
能泉連絡所
高成町公民館
細草神社 西
平瀬町平瀬
消防団千代田分団平瀬詰所
平瀬町上野公民館
立千代田小学校
上帯那町公民館 東
下帯那町公民館
白山荘第 2 駐車場北
天神森市営駐車場 西
北部コミュニティ防災センター
北東中学校
相川小学校
広小路公会堂
小松橋 東
和田町公会堂
小松チビッコ広場
塚原町公民館
日影公会堂
下積翠寺町公民館
上積翠寺町公民館
山梨県歯科医師会駐車場
梅屋敷公会堂
山梨県立甲府第一高等学校第二グラウンド
北嶺荘 1 号棟 南西
193
黒平町 30
黒平町 839-1
上町 344
御岳町 2368-2
草鹿沢町 376
猪狩町 426-1
高成町 1010
高成町 184
竹日向町 989
平瀬町 1523
平瀬町 1067
平瀬町 1944
下帯那町 3034-2
上帯那町 694
下帯那町 2005
下帯那町 270-4
平瀬町 3207
岩窪町 261
大手 2 丁目 4-18
古府中町 1501
屋形 1 丁目 8-17
小松町 142
和田町 2836
小松町 625-12
塚原町 540
古府中町 2945
下積翠寺町 1012
上積翠寺町 513
屋形 2 丁目 2304-3
天神町 326-1
美咲 2 丁目 12
北新 1 丁目 5-1
資料編
33
34
35
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51
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57
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67
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71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
北新
北新
北新
北新
羽黒
羽黒
羽黒
羽黒
羽黒
羽黒
羽黒
羽黒
羽黒
千塚
千塚
千塚
千塚
千塚
千塚
千塚
千塚
池田
池田
池田
池田
池田
池田
池田
池田
池田
池田
朝日
朝日
朝日
朝日
朝日
新紺屋
新紺屋
新紺屋
新紺屋
新紺屋
穴切
穴切
穴切
穴切
穴切
穴切
穴切
春日
緑が丘公会堂
みずほ銀行株式会社甲府寮
北中学校
緑が丘スポーツ公園船出広場
羽黒町窪 チビッ子広場
羽黒小学校
山宮町チビッ子広場
龍源寺
青松院(千代田霊園)
山宮団地内遊園地
大宮神社(山宮西町公民館)
福寿院
北西中学校
千塚北町公会堂
千塚上町公会堂
千塚小学校
加牟那塚古墳
北公民館
私立和泉愛児園
国土交通省富士川砂防事務所
県営住宅千塚南団地
消防団池田分団詰所
池田小学校
山梨県立城西高等学校
山梨県営貢川団地 43 号館 南
荒川一丁目 8 番地付近
池田三丁目自治会館
池田公園
立新田小学校
山梨県立甲府支援学校
下飯田住宅公会堂
朝日公園
朝日小学校
すみれ保育園 西
湯村自動車学校
北塩部公会堂(神明神社)
私立しらゆり幼稚園
新紺屋小学校
新紺屋消防会館
北東公民館
愛宕町教会
役所西庁舎(旧穴切小学校)
株式会社ワイ・シー・シー
飯田宮組公民館
相川三之橋 北
コラニー文化ホール
西中学校
まちの杜 94 号公園
舞鶴小学校
緑ヶ丘 1 丁目 17-3
和田町 2471-2
大和町 4-35
緑が丘 2 丁目 8-1
羽黒町 1210-11
羽黒町 527
山宮町 1774-15
羽黒町 34-1
山宮町 3314
山宮町 2700
山宮町 2913
山宮町 813
山宮町 538
千塚 5 丁目 9-26
千塚 4 丁目 5-28
千塚 1 丁目 2-16
千塚 3 丁目 7
湯村 3 丁目 5-20
湯村 3 丁目 12-13
富士見 2 丁目 12-16
富士見 1 丁目 21
池田 1 丁目 1
長松寺町 7-1
下飯田 1 丁目 9-1
下河原町 3
荒川 1 丁目 281
池田 3 丁目 13-20
新田町 308-2
新田町 12-28
下飯田 2 丁目 10-3
下飯田 3 丁目 11-7
朝日 2 丁目 19
塩部 1 丁目 4-1
塩部 4 丁目
塩部 2 丁目 2-15
塩部 1 丁目 15-12
大手 2 丁目 2-39
武田 1 丁目 3-34
武田 3 丁目 4-38
武田 3 丁目 1-6
北口 3 丁目 4-25
宝 2 丁目 8-19
飯田 3 丁目 1-2
飯田 4 丁目 9-9
飯田 5 丁目 661-1
寿町 21-1
飯田 5 丁目 13-1
宝 1 丁目 41-14
丸の内 2 丁目 35-5
194
資料編
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春日
春日
春日
富士川
富士川
富士川
富士川
富士川
琢美
琢美
琢美
東
東
東
東
湯田
湯田
湯田
湯田
湯田
湯田
相生
相生
伊勢
伊勢
伊勢
伊勢
伊勢
伊勢
伊勢
石田
石田
石田
石田
石田
貢川
貢川
貢川
貢川
貢川
貢川
貢川
貢川
貢川
貢川
国母
国母
国母
国母
セレオ甲府
社会教育センター
甲府役所本庁舎
富士川悠遊館
私立山梨英和中学校
柳町大神宮
秋葉神社
甲斐奈神社
立図書館
立善誘館小学校
池添神社
池添ポンプ場
東小学校
NTT 朝気ビル㈱NTT-ME 山梨支店
青葉スポーツ広場
総合市民会館
湯田小学校
NTT 東日本㈱山梨支社
遊亀公園
役所南庁舎 2 号館
南中学校
旧相生小学校
自治研修センター
伊勢小学校
伊勢チビッコ広場
ほがらかチビッコ広場
東部ポンプ場
住吉病院駐車場
曙自治会倉庫前
南中学校第二グラウンド
立石田小学校
南西第三公園
飯豊橋南側緑地帯
元宮住吉神社
高畑南西自治会館
貢川小学校
上石田北部公会堂
西部コミュニティ防災センター
南西第二公園
富竹西部公会堂
竜源寺
私立貢川幼稚園
徳行五丁目児童公園
徳行二丁目児童公園
徳行立体北交差点 北
立国母小学校
駒形住宅マルニ倉庫 西
高畑南部町民会館
いいづか医院 北
丸の内 1 丁目 1-8
丸の内 1 丁目 12-1
丸の内 1 丁目 18-1
中央 3 丁目 3-1
愛宕町 112
中央 4 丁目 363
中央 5 丁目 5-28
中央 3 丁目 7-11
城東 1 丁目 12-33
朝気 1 丁目 2-52
城東 3 丁目 16-12
朝気 2 丁目 1-20
朝気 1 丁目 14-1
朝気 3 丁目 21-15
青葉町 19-1
青沼 3 丁目 5-44
湯田 1 丁目 8-1
青沼 1 丁目 12-13
太田町 10-1
幸町 15-1
湯田 2 丁目 21-24
相生 2 丁目 17-1
相生 1 丁目 9-7
伊勢 2 丁目 16-1
伊勢 4 丁目 35
住吉 3 丁目 9
住吉 3 丁目 28-1
住吉 4 丁目 10-32
住吉 5 丁目 12
住吉 1 丁目 1
上石田 3 丁目 6-31
下石田 2 丁目 8
上石田 2 丁目 14
高畑 1 丁目 15-33
高畑 2 丁目 13-2
貢川本町 8-1
上石田 1 丁目 9-13
富竹 2 丁目 2-27
貢川本町 14
富竹 3 丁目 4-1
貢川 2 丁目 15-26
徳行 1 丁目 14-25
徳行 5 丁目 12
徳行 2 丁目 16
徳行 3 丁目 1033-4
国母 4 丁目 1-10
国母 2 丁目 12
高畑 3 丁目 5-1
国母 1 丁目 712-3
195
資料編
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174
175
176
177
178
179
国母
国母
国母
国母
国母
国母
国母
国母
国母
国母
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
大里
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
山城
玉諸
玉諸
玉諸
国母住宅公園
地方卸売市場
上小河原東部チビッコ広場
常正院
国母八東自治会館
古上条公民館
古上条新友公園
後屋勤労者住宅なかよし公園
後屋本町公民館
上条中学校
大里小学校
高室町公会堂
宮原町公民館
古市場公民館
堀之内北公園
窪中島公会堂
円満寺公民館
二日市場公会堂
瑞光寺
大里第一団地広場
大里第三団地
西下条八幡神社
広瀬神社
山城小学校
山梨職業能力開発促進センター
甲府商業高等学校
上今井町公民館
天津司神社
鈴の宮神社
落合町公民館
小曲町公民館
所有墓地
中町公民館
さつきチビッコ広場
熊野神社 南
山梨県立甲府南高等学校グラウンド
日吉神社
上町公民館
熊野神社
下増坪公民館
西油川町消防会館
エレクター㈱
営山城南団地
杉本電気産業㈱
山梨県小瀬スポーツ公園
住吉区画整理第 2 公園
玉諸小学校
上阿原果実組合
五本杉稲荷
196
東
国母 5 丁目 13
国母 6 丁目 5-1
国母 4 丁目 19
国母 7 丁目 2-4
国母8丁目 12
古上条町 544
古上条町 39-3
後屋町 172-5
後屋町 568
古上条町 95
大里町 3785-2
高室町 724-1
宮原町 1267
大里町 4395
堀之内町 766
大里町 1346
大里町 1664-1
大里町 2061
大里町 4066
大里町 3157
大里町 3031-5
西下条町 694-2
大津町 1394
上今井町 474-2
中小河原町 403-1
上今井町 300
上今井町 2427
小瀬町 557
下鍛冶屋町 342
落合町 56
小曲町 1266
上今井町 2298
中町 72-14
上今井町 1470-20
中小河原 1 丁目 15
中小河原町 111-3
住吉 5 丁目 23-8
上町 1501
増坪町 69
増坪町 606
西油川町 277-1
落合町 822-7
東下条町 463
中小河原 1 丁目 1482-1
小瀬町 840
住吉 5 丁目 1
上阿原町 491
上阿原町 819-2
国玉町 367
資料編
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玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
玉諸
里垣
里垣
里垣
里垣
里垣
里垣
里垣
里垣
里垣
里垣
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
甲運
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
玉諸神社
河野モータース車両展示場
神明神社
里吉公民館(長源寺)
山梨県工業技術センター
山梨農芸社 西
営里吉団地
西高橋公民館
七沢町公民館
上阿原本町果実組合
社会福祉法人ヘいりん荘
㈱澤田屋本社工場
里垣小学校
東中学校
東光寺東部チビッコ広場
北原公会堂 南
善光寺第四自治会公民会館
大円 4 号橋 東
酒折本町公会堂
砂田川踏切 東
山梨県立甲府東高等学校
酒折東部公会堂
甲運小学校
山梨県立青少年センター
第一川田橋 西
甲府ニュータウン 西
特別養護老人ホーム桜井寮
山梨中央自動車教習所 北東
和戸町チビッコ広場
横根町公会堂
三島神社
三ツ石果実組合
山梨英和大学
上宿 山崎方代生家跡
中宿集会所
下宿交差点 東
中道南小学校
五社神社 東
善藤公民館 南
安国寺 南
不動阿原橋 南
中畑公民館
諏訪神社 西
中道公民館向山分館
中道スポーツ広場
金沢バス停 南
天神橋 南
松本公民館 東
白井町東集会所
畑
197
国玉町 1333
国玉町 943
蓬沢町 1126-1
里吉 2 丁目 10-9
里吉 3 丁目 9-1
蓬沢 1 丁目 267-4
里吉 2 丁目 4-1
西高橋町 1
七沢町 65-2
上阿原町 217-1
向町 568
向町 375
善光寺 2 丁目 7-1
東光寺 2 丁目 8-1
東光寺 3 丁目 12
善光寺町 2983
善光寺 1 丁目 16-3
善光寺 3 丁目 2592-87
酒折 3 丁目 1-5
砂田町 9-3
酒折 1 丁目 17-1
酒折 2 丁目 5-13
川田町 65-2
川田町 517
川田町 439
和戸町 55-2
桜井町 558
横根町宮の前 383-1
和戸町 353-10
横根町 683
桜井町 1065
横根町 1182-300
横根町 888
右左口町 75
右左口町 346
右左口町 3191
右左口町 4366
右左口町 4320-1
右左口町 1485-4
心経寺町 839-2
心経寺町 231
中畑町 688
中畑町 209
上向山町 40
上向山町 938
下向山町 3389-1
下向山町 3969-1
下向山町 1959
白井町 581
資料編
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241
242
243
244
245
246
247
3
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
中道
上九一色
上九一色
上九一色
上九一色
上九一色
上九一色
白井西区公民館
中道北児童館
文殊稲荷大明神
中村スポーツ広場
上曽根下区公民館
宮下自治会集会所 南 グラウンド
下曽根中地域集会場
下曽根西公民館
間門川橋 北
飯室工業 北
食品工業団地協同組合会館
白山橋 西
龍華院 北
旧農産物直売所 南
古関・梯スポーツ公園広場
本郷集会所
平川火の見跡地
入野観音堂
上九一色出張所
白井町 750
上曽根町 1890-1
上曽根町 7
上曽根町 419
上曽根町 2383
上曽根町 2466
下曽根町 493
下曽根町 8
下曽根町 1455-1
下曽根町 3920
下曽根町 3440-3
下曽根町 3793-1
上曽根町 4029
梯町
古関町 3714
古関町 3291
古関町 1591
古関町 2147
古関町 1158
移動系無線配置先一覧
所管
市長室
総務部
総務
企画部
危機管理
市
長
部
局
他
市民部
税務部
福祉部
環境部
産業部
建設部
病院
議会事務局
上下水道局
教育部
消防本部
小計
避難所
自治会連合会
三師会
福祉協議会
消防団
日本ネットワークサービス
エフエム甲府
小 計
合
計
携帯局
5
2
2
32
12
2
20
3
10
16
1
1
7
7
2
122
車載型
半固定局
可搬型
(5W)
FAX
その他
15
1
1
2
12
3
12
1
1
2
5
0
12
1
1
1
4
60
15
32
18
1
41
92
214
0
15
60
64
198
1
1
2
2
合計
5
17
2
45
15
2
20
3
10
16
2
1
8
7
3
156
60
32
18
1
41
2
2
156
312
資料編
4
移動系無線番号一覧
№
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
局種
遠隔制御
遠隔制御
遠隔制御
遠隔制御
遠隔制御
遠隔制御
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
半固定局
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
車載型
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
局名
災害対策本部(1)
災害対策本部(2)
災害対策本部(3)
災害対策本部(4)
災害対策本部(5)
災害対策本部(6)
市長室長
市長室(2)
総務部(1)
総務部(2)
旧相生仮本庁舎
自治研修センター
市長車
副市長車
副市長車
車両(1)防災
車両(2)防災
車両(3)危機管理
車両(4)危機管理
車両(5)供用車
車両(6)供用車
車両(7)中道支所
車両(8)上九出張所
車両(9)道路河川
車両(10)道路河川
車両(11)林政
車両(12)林政
企画(1)
企画(2)
議会事務局
危機管理監
危機管理室
防災(1)
防災(2)
防災(3)
防災(4)
防災(5)
防災(6)
防災(7)
防災(8)
防災(9)
防災(10)
防災(11)
防災(12)
防災(13)
防災(14)
防災(15)
防災(16)
防災(17)
防災(18)
呼出
番号
202
203
204
205
206
207
104
105
300
301
857
858
111
112
113
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
320
321
330
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
199
№
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
局種
携帯局
携帯局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
携帯局
携帯局
FAX
半固定局
携帯局
携帯局
FAX
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
局名
防災(19)
防災(20)
山梨県自治会館
防災協定(1)
防災協定(2)
防災協定(3)
防災協定(4)
防災協定(5)
防災協定(6)
防災協定(7)
防災協定(8)
防災協定(9)
防災協定(10)
甲府東高等学校
甲府城西高等学校
甲府西高等学校
甲府南高等学校
甲府第一高等学校
甲府工業高等学校
市民(1)
市民(2)
市民(3)
市民(4)
市民(5)
中道支所(1)
中道支所(2)
中道支所(3)
中道支所FAX
上九一色出張所(1)
上九一色出張所(2)
上九一色出張所(3)
上九一色出張所FAX
宮本連絡所
能泉連絡所
千代田連絡所
富士川悠遊館
自治会連合会事務局
琢美自治会連合会
東自治会連合会
里垣自治会連合会
玉諸自治会連合会
甲運自治会連合会
穴切自治会連合会
貢川自治会連合会
石田自治会連合会
池田自治会連合会
新田自治会連合会
湯田自治会連合会
伊勢自治会連合会
国母自治会連合会
呼出
番号
230
231
232
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
804
814
815
828
841
854
340
341
342
343
344
345
346
347
345
839
348
349
839
350
351
352
852
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
資料編
№
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
局種
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
局名
山城自治会連合会
大里自治会連合会
大国自治会連合会
住吉自治会連合会
中道自治会連合会
上九一色自治会連合会
北新自治会連合会
相川自治会連合会
千塚自治会連合会
羽黒自治会連合会
千代田自治会連合会
能泉自治会連合会
宮本自治会連合会
富士川自治会連合会
相生自治会連合会
春日自治会連合会
新紺屋自治会連合会
朝日自治会連合会
子ども未来(1)
子ども未来(2)
福祉保健(1)
福祉保健(2)
福祉保健(3)
福祉保健(4)
福祉保健(5)
福祉保健(6)
福祉保健(7)
福祉保健(8)
福祉保健(9)
福祉保健(10)
保健センター
救急センター
医師会(1)
医師会(2)
医師会(3)
医師会(4)
医師会(5)
医師会(6)
医師会(7)
医師会(8)
医師会(9)
医師会(10)
医師会(11)
医師会(12)
歯科医師会(1)
歯科医師会(2)
歯科医師会(3)
薬剤師会(1)
薬剤師会(2)
薬剤師会(3)
呼出
番号
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
512
511
520
521
522
523
524
525
526
527
528
529
530
250
256
251
252
257
253
254
258
200
№
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
局種
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
携帯局
半固定局
携帯局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
局名
社会福祉協議会
中央保育所
北新保育所
甲運第1保育所
玉諸保育所
中道保育所
光風寮
玉諸福祉センター
相川福祉センター
貢川福祉センター
山宮福祉センター
環境(1)
環境(2)
環境(3)
環境センター管理棟
産業部(1)
産業部(2)
産業部(3)
森林整備課(1)
森林整備課(2)
森林整備課(3)
森林整備課(4)
森林整備課(5)
マウントピア黒平
市場
建設部(1)
建設部(2)
建設部(3)
建設部(4)
建設部(5)
建設部(6)
建設部(7)
建設部(8)
建設部(9)
建設部(10)
道路河川課(1)
道路河川課(2)
道路河川課(3)
道路河川課(4)
道路河川課(5)
動物園
穴切庁舎
病院長
市立甲府病院(1)
上下水道局事業管理者
上下水道局(1)
上下水道局(2)
上下水道局(3)
上下水道局(4)
平瀬浄水場
呼出
番号
255
531
532
533
534
535
536
537
538
818
847
540
541
542
830
543
544
545
550
551
552
553
554
555
546
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
809
580
581
611
610
612
613
614
620
資料編
№
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
局種
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
半固定局
局名
大津浄化センター
住吉ポンプ場
教育長
教育(1)
教育(2)
図書館
社会教育センター
商科専門学校
総合市民会館
東小学校
里垣小学校
東中学校
甲運小学校
東部市民センター
玉諸小学校
善誘館小学校
西中学校
石田小学校
南西中学校
池田小学校
新田小学校
富竹中学校
貢川小学校
西部市民センター
湯田小学校
伊勢小学校
南中学校
国母小学校
南西部市民センター
上条中学校
甲府商業高等学校
山城小学校
大里小学校
城南中学校
大国小学校
南部市民センター
中道南小学校
中道北小学校
笛南中学校
中道スポーツ広場
北中学校
北新小学校
相川小学校
北東中学校
千塚小学校
羽黒小学校
北西中学校
千代田小学校
北部市民センター
舞鶴小学校
朝日小学校
呼出
番号
621
622
600
601
602
603
604
605
606
801
802
803
805
806
807
808
810
811
812
813
816
817
819
820
821
822
823
824
825
826
827
829
831
832
833
834
835
836
837
838
840
842
843
844
845
846
848
849
850
851
853
201
№
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
局種
半固定局
半固定局
半固定局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
携帯局
半固定局
携帯局
携帯局
可搬型
FAX
可搬型
FAX
局名
新紺屋小学校
北東部市民センター
中央部市民センター
消防長
消防団長
西ブロック副団長
東ブロック副団長
南ブロック副団長
北ブロック副団長
中道上九ブロック副団長
消防団本部員(1)
消防団本部員(2)
富士川分団長
琢美分団長
相生分団長
新紺屋分団長
穴切分団長
湯田分団長
春日分団長
伊勢分団長
朝日分団長
里垣分団長
相川分団長
国母分団長
貢川分団長
千塚分団長
池田分団長
山城分団長
玉諸分団長
甲運分団長
千代田分団長
能泉分団長
宮本分団長
大里分団長
東分団長
北新分団長
羽黒分団長
右左口分団長
滝川分団長
下向山分団長
白井分団長
上曽根分団長
下曽根分団長
上九一色分団長
消防本部
消防団事務局
中央消防署
日本ネットワークサービス
〃 FAX
エフエム甲府
〃 FAX
呼出
番号
855
856
859
900
901
902
903
904
905
906
907
908
909
910
911
912
913
914
915
916
917
918
919
920
921
922
923
924
925
926
927
928
929
930
931
932
933
934
935
936
937
938
939
940
950
941
951
700
700
763
763
資料編
12. 上下水道局無線一覧
1
2
3
無線種別超短波(VHF)
周波数(MHz)153.61
設置場所
局
種
基地局(固定)
設置場所
呼出番号
出力
(W)
局数
上下水道局
こうふすいどうきょく
10
1
〃
(半固定)
平瀬浄水場
こうふすいどう №30
10
1
〃
(半固定)
昭和浄水場
こうふすいどう №31
5
1
〃
(半固定)
浄化センター
こうふすいどう №12
5
1
5
67
局車両及び携帯機
こうふすいどう №1~77
1
7
移動局
合
計
局
数
78
13. 市内無線局一覧
1
警察庁
局
2
名
機
関
名
住
所
通信範囲
山梨本部
山梨県警察本部
055-235-2121
丸の内1丁目6-1
県内
甲府
甲府警察署
055-232-0110
中央1丁目10-1
県内
南甲府
南甲府警察署
055-243-0110
中小河原町404-1
県内
国土交通省
局
名
機
関
名
電話番号
住
所
建設甲府
甲府河川国道事務所
055-251-0411
緑が丘1丁目10-1
建設貢川
甲府河川国道事務所甲府出張所
055-222-4891
富竹2丁目3-12
055-252-7108
富士見2丁目12-16
建設富士川砂防 富士川砂防事務所
3
電話番号
移動
局数
通信
範囲
24
関東
地方
7
〃
18
〃
林野庁
局
えいりん
やまなし
名
機
関
名
関東森林管理局
山梨森林管理事務所
電話番号
055-253-1336
202
住
宮前町7-7
所
移動
局数
通信
範囲
7
全国
資料編
4
県防災行政用無線(半固定型:出力 5W)
局
名
機
関
名
電話番号
住
所
移動
局数
通信
範囲
防災山梨県
山梨県防災危機管理課
055-223-1433
丸の内1丁目6-1
1
県内
防災北巨摩
中北地域県民センター
0551-23-3057
韮崎市本町4丁目2-4
1
〃
防災小瀬
山梨県体育協会
小瀬スポーツ公園
055-243-3111
小瀬町840
1
〃
山梨008
甲府市役所
055-237-1161
丸の内1丁目18-1
1
〃
055-222-1190
伊勢3丁目8-23
1
〃
055-253-1336
宮前町7-7
1
〃
山梨036
山梨046
甲府地区広域行政事務組合消
防本部
関東森林管理局山梨森林管理
事務所
山梨047
関東財務局甲府財務事務所
055-253-2261
丸の内1丁目1-18
1
〃
山梨048
関東農政局甲府地域センター
055-254-6016
丸の内1丁目1-18
1
〃
山梨050
厚生労働省山梨労働局
055-225-2850
丸の内1丁目1-11
1
〃
山梨052
山梨県市長会
055-237-3153
蓬沢1丁目15-35
1
〃
山梨053
山梨県町村会
055-235-3228
1
〃
山梨054
東日本旅客鉄道㈱
甲府地区センター
055-253-0116
北口2丁目1-9
1
〃
山梨055
東日本電信電話㈱山梨支店
055-237-0554
朝気3丁目21-15
1
〃
山梨056
日本銀行甲府支店
055-227-2411
中央1丁目11-31
1
〃
山梨057
日本赤十字社山梨県支部
055-251-6711
池田1丁目6-1
1
〃
山梨058
日本放送協会甲府放送局
055-255-2111
丸の内1丁目1-20
1
〃
山梨061
日本通運㈱山梨支店
055-224-4102
丸の内2丁目26-1
1
〃
山梨062
東京電力パワーグリッド㈱
山梨総支社
055-215-5111
丸の内1丁目10-7
1
〃
山梨063
東京ガス山梨㈱
055-253-1341
北口3丁目1-12
1
〃
山梨065
日本郵便株式会社
甲府中央郵便局
055-235-3394
太田町6-10
1
〃
山梨066
㈱山梨放送
055-231-3232
北口2丁目6-10
1
〃
山梨067
㈱テレビ山梨
055-232-1114
湯田2丁目13-1
1
〃
山梨068
㈱エフエム富士
055-228-6969
川田町アリア105
1
〃
山梨073
山梨県医師会
055-226-1611
丸の内2丁目32-11
1
〃
山梨074
山梨県エルピーガス協会
055-228-4171
宝1丁目21-20
1
〃
山梨075
山梨県道路公社
055-226-3835
丸の内1丁目10-5
1
〃
203
〃
資料編
山梨076
山梨県看護協会
055-226-4288
東光寺2丁目25-1
1
〃
山梨078
山梨県社会福祉協議会
055-254-8610
北新1丁目2-12
1
〃
山梨079
山梨県ボランティア協会
055-224-2941
丸の内2丁目35-1
1
〃
山梨080
山梨県建築士会
055-233-5414
丸の内1丁目14-19
1
〃
山梨083
市立甲府病院
055-244-1111
増坪町366
1
〃
山梨095
山梨県緑が丘スポーツ公園
055-253-1906
緑が丘2丁目8-2
1
〃
山梨097
山梨県曽根丘陵公園
055-266-5854
下向山町1271
1
〃
山梨098
㈱岡島
055-232-2111
丸の内1丁目21-15
1
〃
山梨102
㈱オギノ
055-227-7100
徳行1丁目2-18
1
〃
山梨103
㈱くろがねや
055-241-2472
中小河原1丁目13-18
1
〃
055-243-2440
落合町59-2
1
〃
055-243-6327
古上条町225-1
1
〃
山梨104
山梨105
生活共同組合
市民生活やまなし
生活共同組合
パルシステム山梨
山梨106
生活クラブ生活共同組合
055-241-1641
増坪町477
1
〃
山梨107
山梨県電設協会
055-232-4144
住吉4丁目4-17
1
〃
山梨108
山梨県消防設備協会
055-223-0119
住吉1丁目1-11
1
〃
山梨109
山梨県管工事協会
055-227-2811
下石田2丁目30-25
1
〃
山梨110
山梨県治山林道協会
055-251-5522
武田1丁目2-5
1
〃
山梨111
山梨県建設業協会
055-235-4421
丸の内1丁目14-19
1
〃
山梨112
山梨県設備業協会
055-228-2559
宝1丁目21-20
1
〃
山梨113
赤帽山梨
県軽自動車運送共同組合
055-228-0028
徳行1丁目1-21
1
〃
山梨115
山梨県産業廃棄物協会
055-244-0755
中町219-9
1
〃
山梨121
荒川ダム
055-287-2006
川窪町972
1
〃
山梨124
中北保健所
055-237-1381
太田町9-1
1
〃
山梨126
㈱山交百貨店
055-237-0111
丸の内1丁目3-3
1
〃
山梨127
(一社)
山梨県建設業協会甲府支部
055-237-5071
丸の内1丁目13-7
1
〃
山梨135
(一社)山梨県測量設計業協会
055-244-0111
中小河原町1612-3
1
〃
204
資料編
5
水防・消防
局
名
機
関
名
電話番号
住
丸の内1丁目6-1
消防山梨県
山梨県防災危機管理課
055-223-1430
水防山梨県本部
山梨県治水課
055-223-1700
6
名
機
林務甲府
全国
〃
〃
関
名
電話番号
中北林務環境事務所
住
0551-23-3090
所
韮崎市本町4-2-4
通信範囲
甲・東八・
中巨・南ア
県企業局
局
名
機
水防山梨県企業局
8
通信範囲
県森林環境部
局
7
所
関
名
電話番号
山梨県企業局
住
055-223-5389
所
丸の内1丁目9-11
消防本部
非常
電源
執務
時間
所
電話番号
通信
範囲
移動
局数
備考
甲府消防
有
常時
伊勢
3丁目8-23
甲府地区広域行政
事務組合消防本部
055222-1190
甲府地
区管内
無
基地局
1~4ch
甲府
県指揮1外
無
〃
〃
〃
〃
〃
11
移動局
甲府消防長
携帯外
〃
〃
〃
〃
〃
〃
15
携帯局
甲府中央
指揮外
〃
〃
丸の内
1丁目1-19
甲府中央消防署
055254-9119
〃
18
移動局
携帯局
甲府東部
ポンプ外
〃
〃
和戸町
1088-1
東部出張所
055231-1119
〃
4
〃
甲府武田
ポンプ外
〃
〃
屋形
3丁目7-17
武田出張所
055254-0199
〃
2
〃
甲府湯村
ポンプ外
〃
〃
湯村
3丁目3-38
湯村出張所
055254-0099
〃
3
〃
甲府宮本
ポンプ外
〃
〃
猪狩町
426-1
宮本出張所
055287-2126
〃
2
〃
甲府南
指揮外
〃
〃
伊勢
3丁目8-23
甲府南消防署
055233-1490
〃
22
〃
甲府貢川
ポンプ外
〃
〃
富竹
2丁目2-27
貢川出張所
055224-1119
〃
2
〃
甲府中道
ポンプ外
〃
〃
右左口町31
87
中道出張所
055266-4042
〃
3
〃
局
名
在
地
機
関
205
名
資料編
9
NTT
局
名
東電電甲府
10
機
関
名
甲府営業所
電話番号
住
通信
範囲
所
055-237-0554
朝気3丁目21-15
電話番号
住
池田1丁目6-1
県内
日本赤十字
局
名
機
関
名
所
移動
局数
通信
範囲
21
県内
にっせきやまなし
日本赤十字社山梨県支部
055-251-6711
にっせき
やまなし21外
山梨県赤十字血液センター
055-251-5891
〃
13
〃
せきじゅうじ
やまなし
日本赤十字社山梨県支部
055-251-6711
〃
18
〃
11
NHK
局
名
NHK甲府
機
名
NHK甲府放送局
NHK甲府第2
12
関
電話番号
055-255-2111
〃
住
所
丸の内1丁目1-20
〃
〃
移動
局数
通信
範囲
18
県内
12
〃
山梨放送
局
名
YBS本社
機
関
電話番号
住
所
移動
局数
通信
範囲
055-231-3241
北口2丁目6-10
8
県内
名
株式会社山梨放送
YBS本社第2
〃
〃
〃
17
〃
YBS携帯本社
〃
〃
〃
1
〃
13
テレビ山梨
局
名
UTY本社
機
電話番号
住
所
移動
局数
通信
範囲
055-232-1111
湯田2丁目13-1
15
県内
2
〃
名
株式会社テレビ山梨
UTY携帯本社
14
関
〃
〃
〃
富士急行
局
富士急甲府
名
機
関
電話番号
住
所
移動
局数
055-222-7101
上阿原町736-1
13
名
富士急行株式会社
甲府営業所
206
通信
範囲
営 業
路 線
一円
資料編
15
東京ガス
局
名
東ガス甲府
16
電話番号
住
所
移動
局数
055-253-1341
北口3丁目1-12
20
電話番号
住
名
東京ガス山梨㈱
名
山交甲府
名
機
関
名
山梨交通株式会社
敷島営業所
055-277-1600
機
電話番号
関
名
綜合警備保障株式会社
山梨支社
綜合山梨
所
甲斐市島上条914
移動
局数
通信
範囲
16
県内
住
055-227-3311
所
移動
局数
通信
範囲
太田町8-1
13
県内
東京電力
局
名
東電山梨支店
機
関
名
東京電力パワーグリッド
㈱山梨総支社
電話番号
住
055-215-5432
所
移動
局数
丸の内
1丁目10-7
通信範囲
東京・大月
身延
東電甲府支社
〃
〃
〃
東電甲府工務
〃
〃
〃
40
県内
東電甲府
〃
〃
〃
48
〃
東電御岳
〃
〃
〃
45
〃
東電帯那山
〃
〃
〃
東電御岳工務
〃
〃
〃
19
通信
範囲
甲府
中央
甲斐
昭和
綜合警備保障
局
18
関
山梨交通
局
17
機
甲府
甲府・塩山
韮崎・大月
40
県内
JR東海
局
静鉄南甲府
名
機
関
名
電
身延工務区
話
番
号
0556-92-1210
207
移動局数
6
資料編
14. 衛星携帯電話配備場所一覧
(平成28年3月1日現在)
№
配
置
場
所
住
所
電話番号
配備年度
1
甲府市役所
丸の内1丁目18-1
090-4372-6881
H17
2
上九一色出張所
古関町1158
090-3100-7278
H18
3
中道支所
下曽根1078-3
090-4833-9181
H18
4
マウントピア黒平
黒平町623-1
080-1170-4520
H19
5
防災課
丸の内1丁目18-1
090-2460-3988
H19
6
宮本連絡所
御岳町2359
090-5810-1160
H20
7
能泉連絡所
高成町1010
090-6794-4099
H20
8
千代田連絡所
下帯那町3054-4
090-7187-5011
H21
9
上黒平町自治会(宮原様宅)
黒平町129
090-5517-0315
H21
10
上積翠寺町自治会(野村09むつみ様宅)
上積翠寺町1713
090-6946-2582
H22
11
平瀬浄水場
平瀬町437-3
080-8706-3617
H23
12
草鹿沢自治会(河村様宅)
草鹿沢町312
080-8743-3134
H24
13
高町自治会(小田切様宅)
高町85
080-8743-3135
H24
14
高成町自治会(川野辺様宅)
高成町99
080-8743-3136
H24
15
竹日向町自治会(千野様宅)
竹日向町1018
080-8743-3137
H24
16
上帯那町自治会(青木様宅)
上帯那町2216-1
080-8743-3138
H24
17
梯自治会(梶原様宅)
梯町110
080-8764-5722
H25
18
飯田自治会(佐野様宅)
古関町194
080-8764-5723
H25
19
平川自治会(田中様宅)
古関町1693
080-8764-5724
H25
20
入野自治会(河野様宅)
古関町2174
080-8764-5725
H25
208
資料編
15. 関東地方非常通信協議会構成機関一覧
会長:関東総合通信局長
副会長:関東総合通信局無線通信部長
副会長:関東管区警察局情報通信部長※一部抜粋
機
関
名
関東総合通信局
東京管区気象台
甲府地方気象台
関東管区警察局
山梨県情報通信部
所
在
地
電話番号
FAX
郵便番号
千代田区九段南1-2-1
九段第三合同庁舎
03-6238-1771
03-6238-1769
102-8795
飯田4丁目7-29
055-222-2347
055-222-3722
400-0035
055-235-2121
内線6072
055-235-2121
内線4444
055-235-2121
内線6069
400-0031
丸の内1丁目-6-1
山梨県警察本部
丸の内1丁目6-1
国土交通省関東地方整備局
緑が丘1丁目10-1
055-251-0411
055-251-1171
400-8578
山梨県
丸の内1丁目6-1
055-223-1433
055-223-1439
400-8501
山梨県企業局
丸の内1丁目9-11
055-223-5391
055-223-5393
400-0031
055-237-3153
055-237-5788
400-8587
055-235-3228
055-222-3846
400-8587
山梨県市長会
山梨県町村会
蓬沢1丁目15-35
(山梨県自治会館内)
蓬沢1丁目15-35
(山梨県自治会館内)
400-8510
全国消防長会関東支部
山梨県消防長会
伊勢3丁目8-23
055-222-1209
055-222-7583
400-0856
東日本電信電話㈱山梨支店
朝気3丁目21-15
055-237-0554
055-221-2556
400-0862
日本放送協会甲府放送局
丸の内1丁目1-20
055-255-2111
055-254-5820
400-0031
㈱山梨放送
北口2丁目6-10
055-231-3270
055-231-3259
400-8525
㈱テレビ山梨
湯田2丁目13-1
055-232-1150
055-236-5303
400-8570
㈱エフエム富士
川田町アリア105
055-228-1100
055-228-6969
055-228-1128
400-8550
丸の内1丁目10-7
055-215-5432
055-227-1194
400-0031
北口3丁目1-12
055-253-1341
055-253-0082
400-0024
富士急行㈱
富士吉田市新西原5-2-1
0555-22-7100
0555-22-7142
403-0017
山梨交通㈱
飯田3丁目2-34
055-223-0811
055-228-8780
400-0035
日本赤十字社山梨県支部
池田1丁目6-1
055-251-6711
055-254-0351
400-0062
(一社)日本アマチュア無線
連盟関東地方本部山梨県支部
西八代郡市川三郷町
市川大門文教通1289
055-272-0431
055-272-0043
409-3601
日本銀行甲府支店
中央1丁目11-31
055-227-2411
055-220-1073
400-0032
中小企業金融公庫甲府支店
丸の内1丁目17-10
055-228-5790
055-222-0348
400-0031
東京電力PG㈱山梨総支社
通信ネットワークセンター
東京ガス山梨㈱
(東京ガスグループ会社)
209
資料編
16. アマチュア無線クラブ一覧
ク
ラ
ブ
名
呼出符号(コール)
住
所
電話番号
日本アマチュア無線連盟
山梨県支部
JF1KRV
市川三郷町市川大門文教とおり1289
055-272-0431
アマチュア無線クラブ
JQ1YWT
丸の内1丁目18-1
055-237-1161
17. 報道機関一覧
報
テ レ ビ
ラ ジ オ
放
送
新
通
道
機 関
名
住
所
電話番号
FAX番号
NHK甲府放送局
丸の内1丁目1番20号
055-255-2111
055-254-5820
株式会社エフエム甲府
酒折2丁目4-5
(山梨学院大学内)
055-225-1171
055-225-1190
株式会社エフエム富士
川田町アリア105
055-228-6600
055-228-6669
甲府CATV局
富士見1丁目4-24
055-251-7111
055-253-6827
テレビ朝日甲府支局
高畑1丁目1-12
055-235-8611
055-235-8623
株式会社テレビ山梨
湯田2丁目13-1
055-232-1111
055-228-3835
株式会社山梨放送
北口2丁目6-10
055-231-3232
055-231-3157
朝日新聞社甲府支局
中央1丁目12-38
055-235-7000
055-237-4469
毎日新聞社甲府支局
中央1丁目10-24
055-235-3322
055-235-3324
読売新聞甲府支局
宝1丁目9-1
055-235-2222
055-228-6369
産経新聞甲府支局
丸の内2丁目34-8
055-222-8808
055-220-6376
日本経済新聞社甲府支局
宝1丁目5-9
055-222-4668
055-226-6001
山梨日日新聞社
北口2丁目6-10
055-231-3111
055-231-3161
共同通信社甲府支局
北口2丁目6-10
055-252-2511
055-253-1851
時事通信社甲府支局
丸の内2丁目16-1
055-224-3121
055-224-3122
聞
信
210
資料編
18. 「東海地震に関連する情報」に伴う広報
1
調
広報フロー
1 箇所以上の歪
計で有意な変を
観測し、同時に
他の複数の観測
点でもそれに関
連すると思われ
る変化を観測し
ている場合
調査情報(臨時)発表時
広報文№1
査調情報(安心情報)
広報文№2
歪計により観測された
「有意な変化」が、東海
地震の前兆現象であると
直ちに判断できない場合
の情報
歪計により観測されていた現象が東海地震の
前触れの現象でないことが分かった場合の情
報
調査情報(臨時)発表時
広報文№3
調査情報(安心情報)
広報文№4
観測された地震につい
て、東海地震との関連性
を直ちに判断できない場
合の情報
観測された地震が東海地震に「関連するもの
ではない」ことが分かった場合の情報
査
顕著な地震活動
(地震)が発生し
た場合
情
報
注
意
情
報
予
知
情
2 箇所以上の歪
計で有意な変を
観測し、同時に
他の観測点でも
それに関連する
と思われる変化
を観測した場合
であって、判定
会において、そ
の変化が前兆す
べり(プレスリップ)
である可能性が
高まったと判定
された場合
3 箇所以上の
歪計で有意な
変 化 を 観 測
し、判定会に
おいて、その
変化が前兆す
べり(プレスリッ
プ)によるもの
と判定された
場合
報
地
震
発
調査情報(安心情報)
広報文№5
顕著な地震活動
(地震)が発生し
た場合
観測された地震が東海地震に「関連するもの
ではない」ことが分かった場合の情報
注意情報発表時
広報文№6
注意情報発表時
広報文№7
注意情報発表時
広報文№8
気象庁が観測した地
殻変動などの現象か
ら、東海地方を震源
とする大きな地震の
発生の可能性が高
まった場合の情報
注意情報の発表中に随
時繰り返し伝達する場
合の情報
東海地震の恐れがなく
なったと認められた場
合の情報
警戒宣言発令時
広報文№9
警戒宣言発令時
広報文№10、11
警戒宣言発令時
広報文№12
内閣総理大臣から東
海地震に係る「警戒
宣言」が発令された
場合の情報
「警戒宣言」発令中に
随時伝達する情報
「警戒宣言」が解除さ
れた場合の情報
警戒宣言発令時
広報文№13
「警戒宣言」発令中
に、市内の交通機関及
び主要道路の状況を伝
達する情報
「警戒宣言」
発令中又は突
発に地震が発
生した場合
大規模地震発生時
広報文№14
「警戒宣言」発令中又は突発により、市
内で大規模地震が発生した場合の情報
生
211
資料編
2. 広報文
広報文 NO.1 東海地震関連情報 1-①調査情報(臨時)発表時
[歪計により観測された「有意な変化」が、東海地震の前兆現象であると直ちに判断できない場合のもの]
こちらは、ぼうさいこうふです。
東海地震に関連する調査情報についてお知らせします。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震に関連する調査情報(臨時)」が発表されました。
この情報は、東海地域に設置された観測機器に変化が観測されていますが、この現象が直ちに東海地震の
前触れであると「判断できない」場合に発表されるものです。
すでに、甲府市では、情報収集体制をとっております。
今後の状況により、新たな情報が発表されますので甲府市からのお知らせや、テレビ、ラジオの報道に注
意してください。
市民の皆さんは、落ち着いて、普段と同じように行動してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
広報文 NO.2 東海地震関連情報 1-②調査情報(安心情報)
[歪計により観測されていた現象が東海地震の前触れの現象でないことが分かった場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです
東海地震に関連する調査情報についてお知らせします。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震に関連する調査情報(臨時)」が発表されました。
この情報は、日、午前・午後時分に発表されていた「調査情報」について、観測されていた現象が、東海
地震の前触れの「現象ではない」ことがわかった場合に、発表されるものです。
市民の皆さんは、ご安心ください。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
広報文 NO.3 東海地震関連情報 2-①調査情報(臨時)発表時
[観測された地震について、東海地震との関連性を直ちに判断できない場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
東海地震に関連する調査情報についてお知らせします。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震に関連する調査情報(臨時)」が発表されました。
この情報は、月日午前・午後時分に発生したの地震について、この地震が東海地震に関連するものである
と「判断できない」場合に発表されるものです。
すでに、甲府市では、情報収集体制を取っております。
今後の状況により、新たな情報が発表されますので甲府市からのお知らせや、テレビ・ラジオの報道に注
意してください。
市民の皆さんは、落ち着いて、普段と同じように行動してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
212
資料編
広報文 NO.4 東海地震関連情報 2-②調査情報(臨時)発表時(安心情報)
[観測された地震が東海地震に「関連するものではない」ことが分かった場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
東海地震に関連する調査情報についてお知らせします。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震に関連する調査情報(臨時)」が発表されました。
この情報は、日、午前・午後時分に発表されていた「調査情報」について、観測された地震が東海地震に
「関連するものではない」ことがわかった場合に、発表されるものです。
市民の皆さんは、ご安心ください。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
広報文 NO.5 東海地震関連情報 2-③調査情報(臨時)発表時(安心情報)
[観測された地震が東海地震に「関連するものではない」ことが分かった場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
東海地震に関連する調査情報についてお知らせします。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震に関連する調査情報(臨時)」が発表されました。
この情報は、日、午前・午後時分に発生したの「地震」が、東海地震に「直接つながるものではない」こ
とがわかった、というものです。
市民の皆さんは、ご安心ください。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
広報文 NO.6 東海地震関連情報 3-①注意情報発表時
[気象庁が観測した地殻変動などの現象から、東海地方を震源とする大きな地震の発生の可能性が高まった
場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震注意情報」が発表されました。
この、「東海地震注意情報」は、気象庁が観測した地殻変動などの現象から、東海地方を震源とする大き
な地震の発生の可能性が高まったことを意味する情報です。
今後、甲府市からの情報や、テレビ、ラジオの報道には十分注意してください。
また、不要不急の旅行・出張や自動車の使用を控えていただくとともに、食料、飲料水の用意、非常持出
品の準備、家族同士の連絡方法の確認、室内の家具の固定など地震への備えを始めてください。
観測の結果、地震が発生する恐れがあると判断された場合には、内閣総理大臣から、改めて「警戒宣言」
が発せられることになります。
市民の皆さんは、どうか落ち着いて行動してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
※状況に応じて、準備体制の内容を補足する。
213
資料編
広報文 NO.7 東海地震関連情報 3-②注意情報発表時(随時)
[NO.6注意情報の発表中に随時繰り返し伝達する場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
現在、気象庁から「東海地震注意情報」が発表されています。
この、「東海地震注意情報」は、気象庁が観測した地殻変動などの現象から、東海地方を震源とする大き
な地震の発生の可能性が高まったことを意味する情報です。
今後、甲府市からの情報や、テレビ、ラジオの報道には十分注意してください。
また、不要不急の旅行・出張や自動車の使用を控えていただくとともに、食料、飲料水の用意、非常持出
品の準備、家族の連絡方法の確認、室内の家具の固定など地震への備えを始めてください。
観測の結果、地震が発生する恐れがあると判断された場合には、内閣総理大臣から改めて「警戒宣言」が
発せられることになります。
市民の皆さんは、どうか落ち着いて行動してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
※状況に応じて、準備体制の内容を補足する。
(繰り返し1回)
広報文 NO.8 東海地震関連情報 3-③注意情報解除時
[東海地震の恐れがなくなったと認められた場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです
東海地震注意情報の解除についてお知らせします。
本日、午前・午後時分、気象庁から「東海地震注意情報の解除」が発表されました。
この情報は、日、時分に発表されていた「注意情報」について、東海地震発生の恐れがなくなったと認め
られた場合に、発表されるものです。
市民の皆さんは、ご安心ください。
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
(繰り返し1回)
広報文 NO.9 東海地震関連情報 4-①警戒宣言発令時
[内閣総理大臣から東海地震に係る「警戒宣言」が発令された場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
本日、午前・午後時分、内閣総理大臣から、東海地震の警戒宣言が発令されました。
現在から2、3日以内に、静岡県を震源とするマグニチュード8程度の大規模な地震が発生するおそれがあ
ります。
この地震が発生した場合、甲府市では震度6弱以上の強い揺れが予想されます。
市民の皆さんは、火の元の点検、家具の固定、非常持ち出し品の確認など、地震に備えて警戒体制をと
り、テレビ、ラジオや甲府市からの情報に注意して、冷静に行動してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
※状況に応じて、準備体制の内容を補足する。
214
資料編
広報文 NO.10 東海地震関連情報 4-②警戒宣言発令時(随時①)
[東海地震に係る「警戒宣言」発令中に随時伝達する情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
現在、内閣総理大臣から、東海地震の警戒宣言が発令されています。
(現在から2、3日以内に、)静岡県を震源とするマグニチュード8程度の大規模な地震が発生するおそれが
あります。
この地震が発生した場合、甲府市では震度6弱以上の強い揺れが予想されます。
市民の皆さんは、火の元の点検、家具の固定、非常持ち出し品の確認など、地震に備えて警戒体制をと
り、テレビ、ラジオやからの情報に注意して、冷静に行動してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
※状況に応じて、準備体制の内容を補足する。
広報文 NO.11 東海地震関連情報 4-③警戒宣言発令時(随時②)
[東海地震に係る「警戒宣言」発令中に随時伝達する情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
現在、内閣総理大臣から、東海地震の警戒宣言が発令されています。
テレビ、ラジオから正確な情報をつかんでください。
電話や自動車等の使用はできるだけ控えてください。
家具類や危険物などの安全を確認してください。
ブロック塀などの倒れやすいもののそばには、近づかないようにしてください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
※状況に応じて、準備体制の内容を補足する。
広報文 NO.12 東海地震関連情報 4-④警戒宣言解除時
[東海地震に係る「警戒宣言」が解除された場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
ただいま、東海地震の警戒宣言が解除されました。
東海地震は当分の間、ないと判断されました。
皆さん地震の危険はなくなりました。
詳しい情報は、テレビ、ラジオで確認してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、内閣府又は気象庁の発表内容を補足する。
215
資料編
広報文 NO.13 東海地震関連情報 4-⑤市内交通機関・道路状況
[東海地震に係る「警戒宣言」発令中に、市内の交通機関及び主要道路の状況を伝達する情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
市内の交通機関及び道路状況についてお知らせします。
(交通機関及び主要道路状況を放送)
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、準備体制の内容を補足する。
広報文 NO.14 東海地震関連情報 5 大規模地震発生時
[東海地震に係る「警戒宣言」発令中又は突発により、市内で大規模地震が発生した場合の情報]
こちらは、ぼうさいこうふです。
ただいま甲府で、震度の強い地震がありました。
皆さん、落ち着いて行動してください。
火の元の安全を確認してください。
余震が続くと思われます。
火はしばらくの間、使わないでください。
また、あわてて外に飛び出すのは危険です。
ブロック塀、石垣、ガケのそば、落下物等に注意してください。
身のまわりが落ち着いたところで、隣近所で声をかけ、助け合いましょう。
詳しい情報は、テレビ、ラジオで確認してください。
なお、甲府市からの関連情報は、エフエム甲府76.3MHzでも随時お知らせします。
(繰り返し1回)
※状況に応じて、気象庁の発表内容を補足する。
※状況に応じて、応急対策の内容を補足する。
216
資料編
第 8 節 消防・水防
1. 消防の組織
(平成28年4月1日現在)
○消防の組織
次長
総 務 課 長
企 画 課 長
次長
庶
務
係
財
務
係
企
画
人
(兼)人事課長
防
警
救
理
者
副
管
理
者
消
指 令
課 長
救
係
係
団
係
防
急
予
予 防 課 長
報
事
消
警 防 課 長
管
広
係
助
防
係
係
違
反
是
正
係
査
察
企
画
係
第
一
係
第
二
係
第 一 部 ・ 第二 部
庶 務係
第 一 部 ・ 第二 部
警 防係
防
長
第一部警防次席
中央消防署長
第二部警防次席
副署長
予 防 次 席
第一部警防次席
次長
(兼)南消防署長
第二部警防次席
副署長
予 防 次 席
第一部警防次席
西 消 防 署 長
第二部警防次席
副署長
予 防 次 席
217
第 一 部 ・ 第二 部
救 急係
第一部・第二部
特別救助隊
第一部・第二部
東部出張所
第一部・第二部
武田出張所
第一部・第二部
湯村出張所
第一部・第二部
宮本出張所
予
防
係
査
察
係
第 一 部 ・ 第二 部
庶 務係
第 一 部 ・ 第二 部
警 防係
第 一 部 ・ 第二 部
救 急係
第一部・第二部
高度救助隊
第一部・第二部
田富出張所
第一部・第二部
昭和出張所
第一部・第二部
玉穂出張所
第一部・第二部
中道出張所
予
防
係
査
察
係
第 一 部 ・ 第二 部
庶 務係
第 一 部 ・ 第二 部
警 防係
第 一 部 ・ 第二 部
救 急係
第一部・第二部
特別救助隊
第一部・第二部
敷島出張所
第一部・第二部
貢川出張所
予
防
係
査
察
係
資料編
2. 消防水利一覧
(平成27年4月1日現在)
種別
地区名
中
央
消
防
署
管
内
南
消
防
署
管
内
私
設
消
火
栓
公
設
貯
水
槽
私
設
貯
水
槽
た
貯
プ
め
水
ー
池
池
ル
泉
井
河
池
戸
川
消簡
易
火
水
栓道
合
計
富士川
48
0
14
2
1
0
1
0
0
0
0
66
琢美
59
0
4
0
0
0
0
0
0
0
0
63
相生
80
0
7
0
0
0
0
0
1
0
0
88
新紺屋
66
11
14
2
0
0
1
0
0
0
0
94
穴切
82
0
6
0
0
0
1
0
0
0
0
89
春日
63
2
16
0
1
0
1
0
0
0
0
83
朝日
87
0
7
0
0
0
1
0
0
0
0
95
里垣
115
4
15
5
0
0
2
0
0
0
0
141
相川
156
2
26
1
5
0
2
1
0
0
0
193
千塚
115
7
15
1
0
0
1
0
0
0
0
139
甲運
102
6
13
1
0
0
1
0
0
0
0
123
千代田
48
2
29
2
0
4
1
0
0
4
5
95
能泉
9
7
1
0
0
0
0
0
0
6
9
32
宮本
28
0
6
1
0
0
0
0
0
5
28
68
北新
71
3
8
2
0
0
4
0
0
0
0
88
羽黒
129
6
10
2
0
0
1
0
0
0
0
148
小計
1,258
50
191
19
7
4
17
1
1
15
42
1,605
湯田
86
0
3
0
1
0
2
0
0
0
0
92
伊勢
129
4
9
1
1
0
1
0
0
0
0
145
国母
170
11
10
0
0
0
2
1
0
0
0
194
山城
249
7
8
5
0
0
1
0
0
0
0
270
玉諸
169
0
24
0
0
0
1
1
0
0
0
195
大里
185
5
12
3
0
0
2
0
0
0
0
207
東
99
0
2
0
0
0
2
0
0
0
0
103
中道
259
11
92
0
0
0
0
0
0
0
0
362
0
0
14
0
0
0
0
0
0
0
0
14
小計
1,346
38
174
9
2
0
11
2
0
0
0
1,582
貢川
208
6
12
0
0
0
5
0
0
13
0
244
池田
110
3
7
1
0
0
3
0
0
6
0
130
小計
318
9
19
1
0
0
8
0
0
19
0
374
2,922
97
384
29
9
4
36
3
1
34
42
3,561
上九一色
西
消
防
署
管
内
公
設
消
火
栓
合計
218
資料編
3. 消防団の現況
区
階
分
条
例
定
数
実
員
合
計
団
分団別
本
級
副
分
団
団
長
長
長
1
5
副
分
団
長
部
班
団
長
長
員
(平成27年4月1日現在)
機
械
団
機
本
ポ
可
積
械
部
ン
置
搬
載
車
プ
場
両
車
式
車
部
6
6
富 士 川 分 団
25
21
1
2
4
3
11
1
琢
美
分
団
20
17
1
2
2
3
9
1
相
生
分
団
20
16
1
2
3
1
9
1
新 紺 屋 分 団
25
23
1
2
5
4
11
1
穴
切
分
団
25
24
1
2
5
5
11
1
湯
田
分
団
25
24
1
2
4
4
13
1
春
日
分
団
25
22
1
2
5
5
9
1
1
伊
勢
分
団
30
28
1
2
5
5
15
1
1
1
2
朝
日
分
団
30
28
1
2
5
5
15
1
1
1
1
里
垣
分
団
45
38
1
2
8
4
23
1
2
2
3
相
川
分
団
95
95
1
2
19
19
54
8
6
8
国
母
分
団
55
50
1
2
11
11
25
1
2
2
3
貢
川
分
団
40
28
1
2
7
4
14
1
1
1
2
千
塚
分
団
40
32
1
2
7
4
18
1
2
2
2
池
田
分
団
40
35
1
2
8
8
16
1
1
1
1
山
城
分
団
95
95
1
2
18
13
61
1
11
11
11
玉
諸
分
団
70
70
1
2
14
14
39
1
8
7
8
甲
運
分
団
62
49
1
2
12
12
22
1
4
4
5
千 代 田 分 団
60
57
1
2
12
12
30
6
4
5
能
泉
分
団
22
20
1
2
4
3
10
3
2
3
宮
本
分
団
25
20
1
2
5
5
7
2
2
2
大
里
分
団
86
79
1
2
17
14
45
1
6
5
8
団
30
27
1
2
6
6
12
1
1
1
2
東
分
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
北
新
分
団
35
25
1
2
5
5
12
1
1
1
羽
黒
分
団
45
42
1
2
9
7
23
2
2
2
右 左 口 分 団
53
53
1
2
10
10
30
2
1
1
3
滝
団
38
35
1
2
6
7
19
1
2
2
3
下 向 山 分 団
35
35
1
2
7
7
18
3
3
3
白
団
25
24
1
2
5
5
11
1
上 曽 根 分 団
50
50
1
2
9
6
32
1
下 曽 根 分 団
36
30
1
2
7
7
13
1
上九一色分団
20
16
1
2
4
4
5
1
1
1
1
1,333
1,214
32
64
248
222
642
26
74
64
91
川
分
井
分
計
1
5
219
2
1
1
2
1
1
資料編
分団の担当区域
分団名
区
域
富 士 川 分 団 善誘館小学校通学区域(従前の富士川小学校通学区域に係る区域に限る。)
琢
美
分
団 善誘館小学校通学区域(従前の琢美小学校通学区域に係る区域に限る。)
相
生
分
団 舞鶴小学校通学区域(従前の相生小学校通学区域に係る区域に限る。)
新 紺 屋 分 団 新紺屋小学校通学区域
穴
切
分
団 舞鶴小学校通学区域(従前の穴切小学校通学区域に係る区域に限る。)
湯
田
分
団 湯田小学校通学区域
春
日
分
団 舞鶴小学校通学区域(従前の春日小学校通学区域に係る区域に限る。)
伊
勢
分
団 伊勢小学校通学区域
朝
日
分
団 朝日小学校通学区域
里
垣
分
団 里垣小学校通学区域
相
川
分
団 相川小学校通学区域
国
母
分
団
貢
川
分
団 貢川小学校通学区域及び石田小学校通学区域
千
塚
分
団 千塚小学校通学区域
池
田
分
団 池田小学校通学区域及び新田小学校通学区域
山
城
分
団 山城小学校通学区域
玉
諸
分
団 玉諸小学校通学区域
甲
運
分
団 甲運小学校通学区域
国母小学校通学区域及び大国小学校通学区域(従前の国母小学校通学区域に係る区域に
限る。)
千 代 田 分 団 千代田小学校通学区域
能
泉
分
団 能泉小学校(廃止前)通学区域
宮
本
分
団 宮本小学校(廃止前)通学区域及び黒平小学校(廃止前)通学区域
大
里
分
団
東
分
大里小学校通学区域及び大国小学校通学区域(従前の大里小学校通学区域に係る区域に
限る。)
団 東小学校通学区域
北
新
分
団 北新小学校通学区域
羽
黒
分
団 羽黒小学校通学区域
右 左 口 分 団 右左口町区域
滝
川
分
団 中畑町区域・心経寺町・上向山町区域
下 向 山 分 団 下向山町区域
白
井
分
団 白井町区域
上 曽 根 分 団 上曽根町区域
下 曽 根 分 団 下曽根町区域
上 九 一 色 分 団 梯町・古関町区域
220
資料編
4. 消防防災施設等整備計画
(平成27年4月1日現在)
年
度
事
業
概 要
数量(台)
高規格救急自動車
拠点機能形成車
1
1
小型動力ポンプ積載車
4
小型動力ポンプ
4
27
甲府市消防団消防救急デジタル無線受令機
(車載型)
28
32
消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ)
2
はしご付消防自動車
1
小型動力ポンプ積載車
4
小型動力ポンプ
4
小型動力ポンプ積載車
4
小型動力ポンプ
4
高規格救急自動車
2
消防ポンプ自動車(CD-Ⅰ)
1
29
30
小型動力ポンプ積載車
小型動力ポンプ
221
配
置
場
中央消防署東部出張所
消防本部
山城分団(第2部落合)
千代田分団(第3部上帯那)
能泉分団(第1部竹日向)
上曽根分団(中村)
羽黒分団(第2部羽黒)
能泉分団(第1部竹日向)
相川分団(第1部上積翠寺)
大里分団(第4部西下条)
各分団車両
中央消防署東部出張所
南消防署中道出張所
中央消防署
大里分団(第5部大津)
甲運分団(第2部和戸)
玉諸分団(第5部向町)
下向山分団(金沢)
玉諸分団(第6部国玉)
上曽根分団(中村)
山城分団(第2部落合)
千代田分団(第1部平瀬)
羽黒分団(第2部羽黒)
相川分団(第4部古府中)
山城分団(第3部中小河原)
伊勢分団(第1部住吉)
甲運分団(第2部和戸)
山城分団(第5部東下条)
能泉分団(第2部高成)
千代田分団(第3部上帯那)
中央消防署
南消防署
西消防署貢川出張所
4
大里分団(第3部宮原)
宮本分団(第4部黒平)
甲運分団(第3部横根)
山城分団(第1部上今井)
4
山城分団(第5部東下条)
大里分団(第1部窪中島)
相川分団(第7部岩窪)
千塚分団(第1部千塚)
所
資料編
5. 銃砲火薬類施設
(平成23年4月1日現在)
猟
銃
等
製
販
製販
造
売
業
業
業
者
者
者
0
0
4
火
販
煙
火
製
造
業
者
造売
兼
0
産
猟
業
用
火
火
薬
薬
類
4
売
業
薬
類
者
火
紙競
一
二
薬
庫
三
合
煙
類
破コ
ン
ク
砕
リ
ー
器ト
実
煙が
火
管用
級
級
級
包
火具
4
3
0
11
2
0
1
0
0
電技
ん
計
29
6. 火薬庫所有者一覧
(平成23年4月1日現在)
火
薬
庫
所
有
者
事
業
種
名
称
販
売
小坂
武
城東1丁目15-22
〃
山田
武
徳行2丁目7-2
〃
小坂 和雄
湯田2丁目2-20
その他
山梨県警察本部
丸の内1丁目6-1
務
所
所
在
地
7. 高圧ガス関係事業所一覧
(平成26年4月1日現在)
第一種製造者
第二種製造者
一
般
ガ
ス
L
P
ガ
ス
冷
凍
ガ
ス
計
6
9
10
25
一
般
ガ
ス
L
P
ガ
ス
冷
凍
ガ
ス
計
27
0
37
64
LP
移動式
事
業
者
販
売
所
計
47
55
102
一
般
ガ
ス
0
貯蔵所
L
一
P
般
ガ 計 ガ
ス
ス
2
2
4
特定消費
L
P
ガ
ス
計
0
4
一
般
ガ
ス
2
L
P
ガ 計
ス
2
4
容
器
検
査
所
8
合
計
209
8. 山梨県高圧ガス地域防災協議会防災事業所一覧(市内)
(平成26年4月1日現在)
区
分
事
業
所
名
所
㈱鈴与ガスあんしんネット甲府
朝気3丁目22-10
東京ガス山梨㈱
朝気2丁目2-3
三ツ輪産業㈱甲府支店
横根町180-1
穴水㈱
飯田1丁目4-7
塩素・酸素・アンモニア
㈱アセラ
西高橋町156
塩素・液アン
㈱鶴田冷凍機
伊勢2丁目9-12
LPガス
222
在
地
資料編
9. 簡易ガス事業者の名称、所在地、供給区域一覧
(平成26年4月現在)
事
業
者
名
供給地点群名
地点数
所
県営貢川団地
294 下河原町3
営上町住宅
121 上町1248
営大里住宅
81 大里町3340-2
大里第一団地
98 大里町3157
市営荒川団地
160 荒川2丁目12
県営小瀬団地
300 小瀬町102
大里第三団地
151 大里町3049
日東物産㈱
県営貢川団地
560 下河原町3
山梨共栄石油㈱
県営貢川団地
190 下河原町3
グロリアガス㈱
東下条宿舎
鈴与商事㈱
レクセル甲府
東京ガス山梨㈱
80 東下条町140-2
108 徳行4丁目16-26
山宮南第二団地
88 山宮町970
市営山城団地
95 東下条町463
JR下飯田アパート
80 下飯田1丁目3
東ガス管興㈱
県営和戸団地
154 和戸町892-1
国母団地
170 国母8丁目4-1-1
下飯田団地
191 下飯田4丁目2-1
山宮ニュータウン
131 山宮町325-3
山宮ハイタウン
210 山宮町3371
日本興栄㈱
サンコーレ甲運
215 川田町934-1
三ツ輪液化瓦斯㈱
山宮ハイタウン
210 山宮町3371
日本瓦斯㈱
223
在
地
資料編
10. 危険物施設の状況
(平成27年3月31日現在)
貯
製
屋
造
内
所
屋
外
タ
ン
ク
貯
蔵
所
貯
蔵
所
0
50
屋
内
タ
ン
ク
貯
蔵
所
22
10
蔵
地
下
タ
ン
ク
貯
蔵
所
141
所
簡
易
タ
ン
ク
貯
蔵
所
0
取
移
動
タ
ン
ク
貯
蔵
所
給油取扱所
屋
外
貯
計
蔵
営
自
業
家
用
用
所
47
9
279
64
扱
第
一
種
販
売
取
扱
所
23
所
第
二
種
販
売
取
扱
所
4
移
一
送
般
取
取
扱
扱
所
所
0
0
62
合
計
計
153
432
11. 毒物及び劇物取締法関係施設
(平成25年3月31日現在)
一般
販売業
農業用品
目販売業
特定品目
販売業
製造業
輸入業
電気
メッキ業
108
14
9
1
0
14
中北保健所
金属熱
処理業
運送業
0
1
計
147
12. 放射性同位元素等使用事業所
(平成25年4月1日現在)
区
事業所名称
郵便番号
分
番号
年
発
分
類
○
医
使第5692号
10
所在地
密
非
山梨県立中央病院
400-0027
富士見1丁目1-1
○
山梨県衛生環境研究所
400-0027
富士見1丁目7-31
○
研
届第1-165号
72
山梨県衛生環境研究所
400-0027
富士見1丁目7-31
○
研
届第8-101号
05
社団法人山梨県食品衛生協会
食品衛生検査所
400-0043
国母6丁目5-1
○
他
届第8-1064号
05
株式会社メイキョー
400-0047
徳行2丁目2-38
○
民
届第8-386号
05
400-0056
堀之内町45-1
○
民
届第8-765号
05
400-0805
酒折1丁目16-18
○
医
使第5256号
04
株式会社アセラ分析センター
400-0826
西高橋町156
○
民
届第8-595号
05
市立甲府病院
400-0832
増坪町366
医
使第5325号
04
400-8511
武田4丁目3-11
○
教
使第347号
60
400-8511
武田4丁目3-11
○
他
届第8-4467号
10
400-0856
伊勢3丁目8-23
○
他
届第8-4137号
10
株式会社
環境管理コンサルタント
医療法人篠原会
甲府脳神経外科病院
山梨大学甲府キャンパスアイ
ソトープ実験室
山梨大学甲府キャンパス
B-2号館
甲府地区広域行政事務組合
南消防署
224
○
○
○
○
資料編
13. 雨量観測所一覧
1
甲府市内の雨量観測所
番号
建設事務所名
1
中北建設事務所
2
〃
上積翠寺字別府45-乙(梓川)
〃
3
〃
善光寺町3275-6(善光寺)
〃
4
〃
梯町字日向山1186(右左口峠)
〃
2
観測場所
観測者
貢川2丁目1-8(中北建設事務所内)
備考
山梨県
甲府市内の雨量観測計設置場所
番号
施設名
1
市浄化センター
2
設置場所
住吉3丁目28-1
甲府地区消防本部 伊勢3丁目8-23
観測者
電話番号
施設係職員
055-233-4698
消防本部指令課員
055-222-1190
3
甲府中央消防署
宮本出張所
猪狩町426-1
甲府中央消防署
宮本出張所職員
055-287-21262
4
衛生センター
小曲町948-1
衛生センター職員
055-241-1715
14.水位観測所一覧
1
河川
番号 河川名 水位観測所名
2
設置場所
管轄建設 水防団待機 はん濫注意 避難判断
管理者
事務所
(通報)
(警戒) (特別警戒)
中北建設
1.30
1.60
1.90 山梨県
事務所
1
相川
相川
飯田3丁目657-1
2
荒川
荒川
飯田3丁目657-1
〃
1.80
3.00
3
大円川
大円川
善光寺1丁目28-13
〃
1.50
2.60
4
濁川
濁川
善光寺1丁目28-13
〃
1.50
2.00
5
四分川
四分川
大里町3131-1
〃
0.80
1.30
〃
6
沼川
沼川
高畑3丁目7-1
〃
0.80
1.40
〃
7
滝戸川
下曽根
下向山町1523
〃
0.70
0.90
8
間門川
間門川
下曽根2080-1
〃
0.60
1.00
3.40
〃
2.50
1.20
設置場所
1
荒川
万年橋
平瀬字目黒
2
荒川
二川橋
西下条
225
〃
〃
〃
ダム関係
番号 河川名 水位観測所名
〃
管轄建設事務所
関係団体
荒川ダム
山梨県
〃
〃
資料編
第 9 節 文化財
1. 市内文化財一覧
(平成27年12月1日現在)
番
号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
種・区
建・国
建・国
建・国
建・国
建・国
建・国
建・国
建・県
建・県
建・県
11 建・県
12 建・市
13 建・市
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
建・市
建・市
建・市
建・市
建・市
建・市
彫・国
彫・国
彫・国
彫・国
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・県
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
名
称
東光寺仏殿
穴切大神社本殿付棟札
塩沢寺地蔵堂
善光寺本堂付厨子・棟札
善光寺山門付棟札
旧睦沢学校校舎
高室家住宅(9棟)
塩沢寺無縫塔
旧吉祥院八面石幢
立本寺本堂
山梨県庁舎別館(旧本館)及び
県議会議事堂
石川家住宅
法泉寺の経蔵及び内部の輪蔵付鉄眼
版一切経
法泉寺鐘楼門
大泉寺総門
穴切大神社随神門付棟札
住吉神社本殿
佐久神社本殿
永泰寺釈迦堂
木造阿弥陀如来及両脇侍像(3躯)
木造阿弥陀如来及両脇侍像(3躯)
木造聖徳太子立像
銅造阿弥陀如来及両脇侍立像(3躯)
木造十一面観音立像
石造地蔵菩薩坐像
木造薬師十二神将像(12躯)
木造薬師如来坐像
木造源頼朝坐像
銅造観世音菩薩立像
木造釈迦如来坐像
木造釈迦如来坐像
木造役行者及び二鬼像
木造釈迦如来立像
法泉寺夢窓国師坐像
法泉寺釈迦如来坐像
木造不動明王立像
木造釈迦如来坐像
木造夢窓国師坐像
木造釈迦如来坐像
木造阿弥陀如来立像
木造地蔵菩薩立像
福王寺仏像群(17躯)
木造源実朝坐像
木造本田善光坐像
木造本田善光夫人坐像
所在地
所有者
指定年月日
東光寺3丁目7-37
宝2丁目8-5
湯村3丁目17-2
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
北口2丁目2-1
高室町754
湯村3丁目17-2
北口3丁目3-24
池田2丁目15-19
東光寺
穴切大神社
塩沢寺
善光寺
善光寺
甲府市
個人所有
塩沢寺
個人所有
立本寺
昭和2年4月25日
昭和10年5月13日
昭和24年2月18日
昭和30年6月22日
昭和30年6月22日
昭和42年6月15日
平成22年12月24日
昭和46年4月8日
昭和61年3月19日
昭和63年5月12日
丸の内1丁目6-1
山梨県
平成21年12月24日
城東5丁目3-5
個人所有
昭和54年8月14日
和田町2595
法泉寺
昭和56年3月10日
和田町2595
古府中町5015
宝2丁目8-5
住吉1丁目13-10
下向山町892
古関町1,555
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
小瀬町406
善光寺3丁目36-1
山宮町3314
湯村3丁目17-2
東光寺3丁目7-37
東光寺3丁目7-37
善光寺3丁目36-1
丸の内1丁目18-1
桜井町953
心経寺町1200
右左口町4104
古関町1555
和田町2595
和田町2595
山宮町3314
下積翠寺町108
後屋町568
後屋町568
国母1丁目11-8
桜井町999
上町1237
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
法泉寺
大泉寺
穴切大神社
住吉神社
佐久神社
永泰寺
善光寺
善光寺
仁勝寺
善光寺
青松院
塩沢寺
東光寺
東光寺
善光寺
甲府市
東禅寺
安国寺
円楽寺
永泰寺
法泉寺
法泉寺
青松院
長宝寺
勝善寺
勝善寺
清泰寺
逍遙院
福王寺
善光寺
善光寺
善光寺
昭和59年5月12日
平成5年9月1日
平成13年3月30日
平成19年6月30日
平成19年6月30日
平成20年8月29日
明治39年9月6日
明治39年9月6日
昭和4年4月6日
昭和48年6月6日
昭和34年2月9日
昭和35年11月7日
昭和54年2月8日
昭和54年2月8日
昭和54年12月28日
平成8年2月19日
平成16年11月29日
昭和39年11月29日
昭和39年11月29日
昭和35年11月7日
昭和55年2月12日
昭和55年2月12日
昭和59年5月12日
昭和62年3月31日
昭和62年3月31日
平成3年3月29日
平成3年3月29日
平成3年3月29日
平成4年3月30日
平成7年11月27日
平成9年11月27日
平成9年11月27日
226
資料編
46
47
48
49
50
51
52
53
54
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58
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66
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68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
彫・市
絵・国
絵・国
絵・国
絵・国
絵・県
絵・県
絵・県
絵・県
絵・県
絵・県
絵・県
絵・県
絵・市
絵・市
絵・市
絵・市
絵・市
絵・市
書・県
書・県
書・県
書・県
書・県
書・県
書・県
書・県
書・市
書・市
80 書・市
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
書・市
書・市
書・市
書・市
書・市
書・市
工・国
工・県
工・県
工・県
工・県
工・県
工・県
工・県
工・県
工・県
工・県
木造法然上人坐像
木造蓮生法師坐像
木造玄和居士坐像
宇波刀神社神像群(8躯)
木造薬師如来立像
敬泉寺木造十一面観音立像
絹本著色武田信虎夫人像
絹本著色武田信虎像
絹本墨画松梅図
絹本著色釈迦三尊十八羅漢図
紙本著色渡唐天神像
紙本著色渡唐天神像
絹本著色柳沢吉保像
絹本著色束帯天神像
絹本著色柿本人麻呂像
絹本著色雪田和尚画像
絹本著色善光寺如来絵伝(2幅)
絹本著色浄土曼荼羅図
紙本著色鉄山禅師画像
絹本著色阿弥陀三尊来迎図
絹本著色阿弥陀三尊来迎図
絹本墨画不動明王図
絹本紺地金泥阿弥陀三尊像
麻布朱地著色地蔵十王図
坂田家文書(258冊10通)
蘭渓道隆書簡
大泉寺文書(20点)
祇園寺文書(3通)
一蓮寺過去帳(3冊)
紙本墨書「猘狗経」
鉄山宗鈍印可関係史料(2通)
日枝神社大般若経(462巻)
紺紙金泥法華経
法泉寺古文書
旧荒川村「当村地名明細帳」一冊付荒
川組地籍図等(10点)
武田信玄和漢連句
恵運院文書
紙本墨書日蓮書状
逍遙院文書
円光院文書
紺紙金泥法華経
太刀銘一
武具散蒔絵鼓胴
住吉蒔絵手箱
筏散蒔絵鼓胴
能面(8面)
家紋散蒔絵手箱
刀折返銘久宗
刀銘粟田口近江守忠綱
銅鐘
脇差銘一徳斎助則
金銅金具装笈(2基)
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
宮原町1265
善光寺3丁目36-1
右左口町64
愛宕町208
古府中町5015
古府中町5015
太田町5-16
愛宕町208
太田町5-16
太田町5-16
太田町5-16
太田町5-16
塚原町828
善光寺3丁目36-1
善光寺3丁目36-1
国母4丁目17-15
太田町5-16
太田町5-16
太田町5-16
城東1丁目13-1
善光寺3丁目36-1
大和町7-1
東光寺3丁目7-37
古府中町5015
古府中町1481-2
太田町5-16
富士見1丁目14-20
国母4丁目17-15
上曽根町2827
武田1丁目4-34
和田町2595
善光寺
善光寺
善光寺
宇波刀神社
善光寺
敬泉寺
長禅寺
大泉寺
大泉寺
一蓮寺
長禅寺
一蓮寺
一蓮寺
一蓮寺
一蓮寺
恵運院
善光寺
善光寺
義雲院
一蓮寺
一蓮寺
一蓮寺
尊躰寺
善光寺
個人所有
東光寺
大泉寺
個人所有
一蓮寺
個人所有
義雲院
日枝神社
大泉寺
法泉寺
平成9年11月27日
平成9年11月27日
平成9年11月27日
平成13年3月30日
平成20年8月29日
平成21年6月15日
明治38年4月4日
昭和10年4月30日
昭和30年6月22日
平成22年6月29日
昭和40年8月19日
昭和40年8月19日
平成9年12月15日
平成11年3月2日
平成11年3月2日
昭和47年8月7日
平成10年6月8日
昭和35年11月7日
昭和61年3月13日
平成5年9月1日
平成5年9月1日
平成5年9月1日
平成9年11月27日
平成9年11月27日
昭和33年6月19日
昭和48年7月12日
昭和55年9月18日
昭和56年3月12日
昭和58年12月26日
昭和63年5月12日
平成9年6月12日
平成26年2月17日
昭和52年3月24日
昭和55年2月12日
荒川1丁目8-5
個人所有
昭和56年3月10日
上積翠寺町984
塚原町828
若松町6-8
桜井町999
岩窪町500
武田1丁目4-34
古府中町2611
御岳町2347
御岳町2347
御岳町2347
御岳町2347
御岳町2347
中央4丁目11-8
古府中町961
善光寺3丁目36-1
伊勢4丁目5-8
古府中町5015
積翠寺
恵運院
信立寺
逍遙院
円光院
法華寺
武田神社
金桜神社
金桜神社
金桜神社
金桜神社
金桜神社
個人所有
個人所有
善光寺
個人所有
大泉寺
昭和46年10月8日
昭和60年5月14日
昭和61年3月11日
昭和62年3月31日
平成元年4月12日
平成8年2月14日
大正10年4月30日
昭和42年8月7日
昭和42年8月7日
昭和42年8月7日
昭和42年8月7日
昭和42年8月7日
昭和44年11月20日
昭和44年11月20日
昭和51年1月24日
昭和55年9月18日
昭和63年5月12日
227
資料編
八ノ宮良純親王墨跡及び硯箱・煙草盆
(3点)
99 工・市 円光院天目茶碗・赤絵碗(2点)
100 工・市 打敷
木造厨子入刀八毘沙門天像及び勝軍
101 工・市
地蔵像(2躯)
98 工・市
上積翠寺町984
積翠寺
昭和46年10月8日
岩窪町500
岩窪町500
円光院
円光院
平成元年4月12日
平成元年4月12日
岩窪町500
円光院
平成元年4月12日
102 考・国
深鉢形土器
下曽根923
103 考・国
一の沢遺跡出土品(176点)
下曽根923
104 考・県
105 考・県
塩沢寺弥陀種子板碑
大坪遺跡出土刻書土器
湯村3丁目17-2
丸の内1丁目18-1
106 考・県
銚子塚古墳出土埴輪(3点)
下曽根923
107 考・県
木製農具、木製剣、皮綴部材(7点)
下曽根923
108 考・県
立石遺跡出土品(14点)
下曽根923
109 考・県
丘の公園第二遺跡出土品(161点)
下曽根923
丘の公園14番ホール遺跡出土品
下曽根923
(40点)
稲荷塚古墳出土、銅鋺、象嵌大刀等
111 考・県
下曽根923
出土品一式(190点)
110 考・県
112 考・県
容器型土偶(2点)
下曽根923
113 考・県
平林二号墳出土品(492点)
下曽根923
114 考・県
大師東丹保遺跡網代
下曽根923
115 考・県
甲府城跡出土飾瓦(151点)
下曽根923
116 考・県
甲府城跡出土金箔鯱瓦(120点)
下曽根923
117 考・県
甲府城跡出土遺物(32点)
下曽根923
118 考・県
海道前C遺跡土杭出土品(4点)
下曽根923
119 考・県
銚子塚古墳出土木製祭祀具(70点)
下曽根923
120 考・市
121 考・市
丸の内1丁目18-1
右左口町4104
124 歴・市
外中代遺跡出土暗文絵画土器
円楽寺経筒附泥塔(2点)
右左口区有文書及び
関連資料
廃般舟院墓石群外出土品
一式
旧古府中村日影組村絵図
125 史・国
武田氏館跡
126 史・国
127 史・国
銚子塚古墳附丸山塚古墳
要害山
128 史・国
大丸山古墳
129 史・県
武田信虎の墓
122 歴・県
123 歴・市
県立
考古博物館
県立
考古博物館
塩沢寺
甲府市
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
県立
考古博物館
甲府市
円楽寺
昭和63年6月6日
平成11年6月7日
昭和40年7月13日
平成14年7月4日
平成8年5月2日
平成8年11月7日
平成9年6月12日
平成9年6月12日
平成9年6月12日
平成14年7月4日
平成15年5月1日
平成16年5月6日
平成17年12月26日
平成22年3月31日
平成21年5月21日
平成23年9月1日
平成25年1月10日
平成26年9月4日
平成8年2月14日
平成21年1月22日
宿区
平成14年7月4日
太田町5-16
一蓮寺
昭和57年3月9日
古府中町3166
古府中町・大手3
丁目・屋形3丁目
下曽根町
上積翠寺町
下向山町1338、13
84
古府中町5015
個人所有
昭和56年3月10日
甲府市
昭和13年5月30日
山梨県
甲府市
昭和5年2月28日
平成3年3月30日
個人所有
平成25年10月31日
大泉寺
昭和35年11月7日
228
資料編
130 史・県
甲府城愛宕山石切場跡
愛宕町85-2、86
131 史・県
132 史・県
133 史・県
武田晴信室三条氏墓
加牟那塚
甲府城跡
岩窪町500
千塚3丁目2280
丸の内1丁目5-1
134 史・市
源有雅の墓
小瀬町99
135
136
137
138
139
140
穴塚
武田信武之墓
武田勝頼之墓
加藤光泰の墓
河尻塚
横根・桜井積石塚古墳群
荒川2丁目13
和田町2595
和田町2595
善光寺3丁目36-1
岩窪町268
横根町・桜井町
141 史・市
万寿森古墳
湯村3丁目462-2他
142 史・市
湯村山城跡
湯村3丁目497他
143
144
145
146
147
148
149
史・市
史・市
史・市
史・市
史・市
史・市
史・市
特名国
名・県
特天国
天・国
天・国
天・国
財務省関
東財務局
昭和42年8月7日
昭和43年2月8日
昭和43年12月12日
御岳町3285-1
円光院
山梨県
山梨県
小瀬町
自治会
甲府市
法泉寺
法泉寺
善光寺
武田神社
逍遙院
武蔵野興業
株式会社
山梨県・
武蔵野興業
株式会社
個人所有
山梨県
東光寺
山梨県
山梨県
山梨県
甲府市
丸の内1丁目6-1
山梨県
平成6年11月7日
天神山古墳
御岳昇仙峡
東光寺庭園
ニホンカモシカ
甲斐犬
ヤマネ
燕岩岩脈
リニア高川トンネル産出新第三紀化
150 天・県
石(15種37点)
下向山町4060他
猪狩町外
東光寺3丁目7-37
秩父山系
151 天・県
兄川から土出したナウマン象等の化石
下曽根町923
152
153
154
155
156
157
158
塩部寿のフジ
岩窪のヤツブサウメ
塩沢寺の舞鶴マツ
水晶峠のヒカリゴケ洞穴
慈恩寺のフジ
玄法院のイチョウ
西下条のシダレイチョウ
緑が丘2丁目8-1
岩窪町246
湯村3丁目17-2
御岳町室の平3290
大津町1322
天神町2-18
西下条町734
159 天・市
上石田のサイカチ
上石田1丁目
160 天・市
下今井のヒイラギ
下今井町745
161 天・市
東光寺町稲荷神社のサカキ
東光寺町2153
162 天・市
163 天・市
164 天・市
金桜神社のスギ群
塩沢寺のシラカシ林
カワセミ
御岳町2347
湯村3丁目17-2
市内一円
県立
考古博物館
山梨県
武田神社
塩沢寺
甲府市
慈恩寺
玄法院
個人所有
上石田北部
自治会
個人所有
東光寺西部
自治会
金桜神社
塩沢寺
甲府市
165 天・市
円楽寺のイチョウ
右左口町4104
円楽寺
166 天・市
王子権現のシダレザクラ
右左口町4320
167 無民国
天津司の舞
168 無民県
黒平の能三番
169 無民市
甲府囃子
170 無民市
金桜神社大々神楽付面と衣裳
天・県
天・県
天・県
天・県
天・県
天・市
天・市
平成21年11月12日
王子権現
天津司の舞
小瀬町・下鍛冶屋町
保存会
黒平の能三
黒平町
番保存会
甲府囃子
中央2丁目
保存会
御岳町2347
金 桜 神 社
229
昭和48年4月1日
昭和55年8月8日
昭和56年3月10日
昭和56年3月10日
昭和62年3月31日
昭和62年3月31日
平成11年7月21日
平成16年8月19日
平成16年8月19日
平成21年3月25日
昭和28年3月31日
昭和54年3月31日
昭和9年5月1日
昭和9年1月22日
昭和9年12月28日
昭和50年6月26日
平成7年6月22日
昭和33年6月19日
昭和34年2月9日
昭和40年5月13日
昭和38年9月9日
昭和62年1月21日
昭和42年4月11日
昭和42年4月11日
昭和44年2月14日
昭和42年11月14日
昭和44年3月11日
昭和52年3月1日
昭和62年3月31日
昭和61年3月12日
平成19年6月30日
平成19年6月30日
昭和51年5月4日
昭和35年11月7日
昭和40年7月13日
昭和57年3月9日
資料編
171 無民市
甲府町火消し
甲府市
172
173
174
175
山城の七天神
右左口人形及び関連衣装
国玉の農ごよみ絵屏風
武田逍遥軒位牌
上今井町
右左口町
国玉町1164
桜井町999
176 有民市
国母稲積地蔵立像
国母8丁目12-27
177 有民市
178 国登録
法泉寺石造井戸側
甲府法人会館
和田町2595
中央4丁目12-21
179 国登録
平瀬浄水場旧濾過地整水井
平瀬町437-3
180 国登録
平瀬水源旧事務所(水交庵)
平瀬町437-3
181 国登録
平瀬浄水場旧取水口門部
平瀬町437-3
182 国登録
平瀬浄水場旧片山隧道下口
羽黒町梨の木1715
183 国登録
平瀬浄水場旧片山隧道上口
平瀬町2903
184 国登録
平瀬浄水場第2隧道上口
平瀬町
有民県
有民県
有民市
有民市
185 国登録 旧富岡敬明家住宅
186 国登録 旧富岡敬明家住宅蔵
187 国登録 旧富岡敬明家住宅厩
188 国登録 旧富岡敬明家住宅石塁
189 国登録 旧上九一色郵便局
190 国登録 山梨大学赤レンガ倉庫
※(資料)教育部文化振興課調べ
善光寺町3135
善光寺町3135
善光寺町3135
善光寺町3135
古関町3306
北新1丁目4-2
230
大々神楽保
存会
甲府市
消防記念会
個人所有他
宿区
個人所有
逍遙院
国母八丁目
東部自治会
法泉寺
甲府法人会
上下水道
事業管理者
上下水道
事業管理者
上下水道
事業管理者
上下水道
事業管理者
上下水道
事業管理者
上下水道
事業管理者
個人所有
個人所有
個人所有
個人所有
個人所有
山梨大学
昭和63年6月17日
昭和35年11月7日
昭和40年7月13日
昭和50年8月12日
昭和52年3月24日
昭和54年4月9日
昭和55年2月12日
平成8年12月20日
平成9年7月15日
平成9年12月12日
平成10年9月2日
平成10年9月2日
平成10年10月9日
平成11年8月23日
平成12年5月17日
平成15年3月18日
平成15年3月18日
平成15年3月18日
平成8年12月20日
平成18年10月18日
資料編
2. 建造物の防災施設設備状況
指定別
文
化
財
名
自動火災
報知設備
設置状況
防火水槽
・消火栓
設置状況
消火器具
設置状況
周囲150m
以内の
水利状況
所有者名
国
穴切大神社本殿付棟札
○
消火栓
○
消火栓
穴切大神社
〃
東光寺仏殿
○
防火水槽
消火栓
○
消火栓
東光寺
〃
塩沢寺地蔵堂
○
防火水槽
消火栓
○
消火栓
河川
塩沢寺
〃
善光寺本堂付厨子、棟札善
光寺山門付棟札
○
防火水槽
消火栓
○
消火栓
河川
善光寺
〃
旧睦沢学校校舎
○
防火水槽
消火栓
○
消火栓
〃
高室家住宅
-
-
-
河川
県
立本寺本堂
○
-
○
井戸・河川
立本寺
〃
山梨県庁舎別館(旧本館)及
び県議会議事堂
○
消火栓
○
消火栓・堀
山梨県
市
法泉寺の経蔵及び内部の輪
蔵付鉄眼版一切経
法泉寺鐘楼門
○
防火水槽
○
-
法泉寺
〃
石川家住宅
-
-
○
河川
〃
大泉寺総門
-
-
○
池・河川
〃
穴切大神社随神門附棟札
○
消火栓
○
消火栓
〃
佐久神社本殿
-
-
-
-
〃
永泰寺釈迦堂
-
-
○
河川
231
個人
個人
大泉寺
穴切大神社
佐久神社
永泰寺
資料編
3. 美術工芸品保存庫設置状況
指定別
国
〃
〃
県
〃
〃
〃
〃
市
〃
〃
〃
〃
〃
〃
国
国
〃
県
〃
市
国
県
国
県
市
国
県
〃
〃
〃
〃
市
〃
〃
県
〃
〃
県
〃
〃
〃
〃
県
県
県
県
市
県
県
県
文
化
財
名
称
木造阿弥陀如来及び両脇侍像
木造阿弥陀如来及び両脇侍像
銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像
絹本著色浄土曼荼羅図
木造源頼朝坐像
善光寺銅鐘
絹本著色善光寺如来絵伝
木造源実朝坐像
木造本田善光坐像
木造本田善光夫人坐像
木造法然上人坐像
木造蓮生法師坐像
木造玄和居士坐像
木造薬師如来立像
麻布朱地著色地蔵十王図
木造聖徳太子立像
絹本著色武田信虎像
絹本墨画松梅図
大泉寺文書
金銅金具装笈
紺紙金泥法華経
絹本著色武田信虎夫人像
紙本著色渡唐天神像
太刀銘一
木造十一面観音立像
木造不動明王立像
絹本著色釈迦三尊十八羅漢像
一蓮寺過去帳
紙本著色渡唐天神像
絹本著色柳沢吉保自賛画像
絹本著色束帯天神像
絹本著色柿本人麻呂像
絹本著色阿弥陀三尊来迎図
絹本著色阿弥陀三尊来迎図
絹本墨画不動明王図
蘭渓道隆書簡
木造薬師如来坐像
木造薬師十二神将像
能面
住吉蒔絵手箱
家紋散蒔絵手箱
筏散蒔絵鼓胴
武具散蒔絵鼓胴
石造地蔵菩薩坐像
坂田家文書
祇園寺文書
絹本著色雪田和尚画像
恵運院文書
刀打返銘久宗
刀銘粟田口近江守忠綱
脇差銘一徳斎助則
要設置
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
232
設置状況
設置済
未設置
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
所有者名
備
考
善光寺
仁勝寺
大泉寺
長禅寺
武田神社
青松院
一蓮寺
東光寺
金桜神社
塩沢寺
個人蔵
個人蔵
恵運院
個人蔵
個人蔵
個人蔵
夫人像は国立
博物館で保管
資料編
市
〃
〃
市
市
〃
〃
市
〃
県
市
市
〃
市
県
市
市
〃
〃
〃
市
県
〃
市
市
県
県
県
県
市
市
市
市
県
〃
市
市
国
〃
県
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
逍遙院文書
木造地蔵菩薩立像
武田逍遙軒位牌
紙本墨書日蓮書状
法泉寺釈迦如来坐像
法泉寺夢窓国師坐像
法泉寺古文書
武田信玄和漢連句
八ノ宮良純親王墨跡及び
硯箱・煙草盆
鉄山宗鈍印可関係資料二通
鉄山禅師画像
木造夢窓国師坐像
木造釈迦如来坐像
木造釈迦如来坐像
紙本墨書「 狗経」
旧荒川村「当村地名明細帳」
一冊付荒川組地籍図等十点
円光院文書
打敷
円光院天目茶碗・赤絵碗
木造厨子入刀八毘沙門天像
及び勝軍地蔵像
福王寺仏像群
銅造観世音菩薩立像
大坪遺跡出土刻書土器
外出代遺跡出土暗文絵画土器
木造阿弥陀如来立像
木造釈迦如来坐像
木造釈迦如来坐像
木造釈迦如来坐像
木造役行者及び二鬼像
円楽寺経筒附泥塔
宇波刀神社神像群
絹本紺地金泥阿弥陀三尊像
紺紙金泥法華経
右左口区有文書及び関連資料
右左口人形及び関連衣裳
旧古府中村日影組村絵図
国玉の農ごよみ絵屏風
深鉢形土器
一の沢遺跡出土品167点
銚子塚古墳出土埴輪3点
木製農具、木製剣、皮綴部材
立石遺跡出土品14点
丘の公園第二遺跡出土品 161点
丘の公園14番ホール遺跡出土品40点
稲荷塚古墳出土、銅鋺、象嵌大刀等
出土品一式190点
容器型土偶2点
平林二号墳出土品492点
大師東丹保遺跡網代1点
甲府城跡出土飾瓦
甲府城跡出土遺物
○
○
○
○
○
-
逍遥院
○
○
○
○
○
信立寺
法泉寺
積翠寺
○
○
○
○
○
○
○
-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
233
○
長宝寺
個人蔵
○
個人蔵
円光院
○
福王寺
○
○
清泰寺
東禅寺
安国寺
永泰寺
○
○
-
円楽寺
宇波刀神社
尊躰寺
法華寺
宿区
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
勝善寺
○
○
○
○
○
-
義雲院
個人蔵
個人蔵
山梨県立
考古博物館
資料編
第 10 節 様式
1. 動員名簿
【災害対策本部設置時】
※(災害対策本部設置時分のみ記載)
動
員
名
簿
部長名
所属部(課)
氏
名
班
個
人
名
参集場所
任
務
小計(人)
合計(人)
2. 個人動員票
動
員
票
部長名
【災害対策本部設置時】
所属部(課)
氏
名
班
名
参集場所
任
務
【地震災害警戒本部設置時(東海地震注意情報又は東海地震予知情報が発表された場合)】
所属部(課)
氏
名
班
名
参集場所
任
務
第三配備基準(全職員配備)
1 大規模地震が発生したとき。
2 震度6以上の地震を観測したとき。
3 災害対策本部を設置したとき。
4 東海地震注意情報又は東海地震予知情報(警戒宣言)が発表されたとき。
5 その他必要により市長が配備を指令したとき。
動員時の心得
1 参集時の携行品
手拭、手袋、水筒、食料、懐中電灯、その他必要な用具
2 動員途上の緊急措置
職員は、動員途上において火災、人身事故等に遭遇したときは附近住民に協力し、適切な処置をと
るとともに、その被害状況を所属班長に報告するものとする。
234
資料編
3.「災害報告取扱要領」に基づく被害報告様式(甲府市)
別記様式(第 12 条関係)
部
区
被
罹
災
総
数
人
的
被
害
分
害
生
日
単
数
世
帯
人
員
人
死
者
〃
行
負
全
方
傷
不
者
失(埋)
壊(焼)
明
位
ア
帯
イ
棟
世
者
〃
重
傷
〃
棟数
棟
世
人員
人
棟数
棟
世帯
ウ
〃
軽傷
世帯
世
人員
人
棟数
棟
帯
エ
帯
オ
帯
カ
帯
キ
帯
ク
帯
ケ
(
第
報
)
半
壊(焼)
建
物
被
害
床上浸水
床下浸水
一部破損
非住家被害
学
年
校
関 係
世帯
世
人員
人
棟数
棟
世帯
世
人員
人
棟数
棟
世帯
世
人員
人
棟数
棟
世帯
世
人員
人
全壊
棟
半壊
〃
被
〃
害
流失
〃
埋没
〃
地
冠水
〃
日
被
流失
ha
現
在
害
埋没
〃
冠水
〃
月
耕
水
田
畑
(甲府市)
計
棟
流
被
害
状
況
報
告
発
(課)
コ
サ
シ
ス
235
資料編
一般
道路損壊
失
〃
ソ
堤
防
決
壊
〃
タ
〃
チ
〃
ツ
〃
テ
水
山
鉄
害
船
舶
被
害
路
が
通
決
け く
軌
道
壊
ず
被
れ
害
信
施 設
被
害
回
木
材
流
失
㎥
ナ
山
林
焼
失
ha
ニ
沈
没
叟
流
失
〃
破
損
〃
ろ、かい等による舟
主 要 食 糧
作
物
そ
さ
い
農
果
作
セ
流
用
被
〃
梁
の
の
農林開拓
所
橋
そ
他
カ
樹
線
ト
ヌ
〃
被害面積
ha
平
均
被 害 率
%
被害面積
ha
平
均
被 害 率
%
被害面積
ha
平
均
被 害 率
%
被害面積
ha
ネ
ノ
ハ
物
被
桑
園
害
そ
出
の
動
ヒ
平
均
被 害 率
%
被害面積
ha
他
フ
警 察
平
均
被 害 率
%
官
数
人
ヘ
出
動
自 衛
隊
員 数
〃
ホ
出
動
消 防
団
員 数
〃
マ
被
害
概 算
額
千
円
ミ
236
資料編
4.「災害報告取扱要領」に基づく被害報告様式(山梨県)
第 1 号様式
災
都道府県
害
者
年
月
日
報
告
人的被害
者
名
区分
死者
行方不明
重症
負傷者
軽症
住家被害
全壊
半壊
一部破損
床上浸水
床下浸水
非住家
公共建物
その他
区分
公
共
文
教
施
設
農 林 水 産 業 施 設
公
共
土
木
施
設
そ の 他 の 公 共 施 設
小
計
公共施設被害市町村数
そ
の
農産被害
他
林産被害
畜産被害
水産被害
商工被害
その他
被
山
年
災
梨
月
害
報
県
日 第 報
確
人
人
人
人
棟
世帯
人
棟
世帯
人
棟
世帯
人
棟
世帯
人
棟
世帯
人
棟
棟
千円
千円
千円
千円
千円
団体
千円
千円
千円
千円
千円
千円
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
番号
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
被
被
定
害
害
害
総
額 千円
61
災害発生場所
災害発生年月日
災害の概況
消防機関の活動状況
その他(避難の勧告・指示の状況)
237
告
区
田
分
流出・埋没
冠
水
畑 流出・埋没
冠
水
文 教 施 設
病
院
道
路
橋
梁
河
川
港
湾
そ 砂
防
の
清
掃
施
設
他
崖
崩
れ
鉄 道 不 通
被 害 船 舶
水
道
電
話
電
気
ガ
ス
ブロック塀等
会社福祉施設
ガードレール
罹 災 世 帯 数
罹
災
者
数
火 建
物
災 危
険
物
発
生 そ
の
他
道
府
県
災
害
災
害
対
策
本
部
対
策
本
部
都
設
置
市
町
村
名
災
害
救
助
法
適
用
市
町
村
名
ha
ha
ha
ha
箇所
箇所
箇所
箇所
箇所
箇所
箇所
箇所
箇所
箇所
隻
戸
回線
戸
戸
箇所
戸
箇所
世帯
人
件
件
件
番号 被
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
年
年
月
月
名称
設置
解散
計
団体
計
団体
消防職員出動延人数
消防団員出動延人数
人
人
日
日
時
時
害
資料編
第 2 号様式
災
害
中
間
年
報
都道府県名
災 害 名
区
人
的
発生年
分
死
計
月日
者
人
行 方 不 明 者
人
負
被 傷
害 者
山梨県
重
傷
人
軽
傷
人
棟
住
全
壊
世帯
人
棟
半
壊
家
世帯
人
棟
一
部
破
損
世帯
人
棟
被
床
上
浸
水
世帯
人
棟
床
下
浸
水
人
害
非住家
罹
世帯
災
罹
公 共 建 物
棟
そ
の
他
棟
世
帯
数
世帯
数
人
災
被
者
害
総
額 千円
公 立 文 教 施 設 千円
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
農林水産業施設 千 円
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
公 共 土 木 施 設 千円
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
その他の公共施設 千 円
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
そ の 他 被 害 千円
消防職員出動延人数
人
消防団員出動延人数
人
都道府県災害
対 策 本 部
設
置
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
解
散
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
災害対策本部設置市町村
団体
団体
団体
団体
団体
団体
災害救助法適用市町村
団体
団体
団体
団体
団体
団体
238
資料編
第 3 号様式
災
害
年
報
災 害 名
区
人
的
被
害
月日
分
死者
人
行方不明者
人
負
傷
者
計
発生年
重傷
人
軽傷
人
棟
全壊
世帯
人
棟
半壊
世帯
人
棟
住
家
被
害
一部破損
世帯
人
棟
床上浸水
世帯
人
棟
床下浸水
世帯
人
公共建物
棟
その他
棟
流出・埋没
ha
冠水
ha
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
流出・埋没
ha
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
その他
ha
(
) (
) (
) (
) (
) (
)
非住家
田
畑
学
校
箇所
病
院
箇所
道
路
箇所
う
箇所
川
箇所
港
湾
箇所
砂
防
箇所
そ 橋
の
他 河
り
ょ
清
掃
施
設
箇所
崖
く
ず
れ
箇所
鉄
道
不
通
箇所
被
害
船
舶
隻
道
戸
水
239
資料編
災 害 名
区
分
計
発生年
月日
電話
回線
電気
戸
ガス
戸
ブロック塀等
箇所
建物
件
危険物
件
その他
件
そ
の
他
火
災
発
生
そ
の
他
罹災世帯数
世帯
罹災者数
人
公立文教施設
千円
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
農林水産業施設
千円
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
公共土木施設
千円
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
その他の公共施設
千円
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
小計
千円
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
公共施設被害市町
村数
団体
農産被害
千円
林産被害
千円
畜産被害
千円
水産被害
千円
商工被害
千円
その他
千円
被害総数
千円
都道府県
災害対策本部
設置
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
解散
月
日
月
日
月
日
月
日
月
日
災害対策本部設置市町村
団体
団体
団体
団体
団体
団体
災害救助法適用市町村
団体
団体
団体
団体
団体
団体
消防職員出動延人数
消防団員出動延人数
240
資料編
5.「火災・災害等即報要領」に基づく被害報告様式
第 1 号様式(火災)
第
報
告
日
時
都
道
府
県
年
報
月
日
時
分
市
町
村
(消防本部名)
報
消防庁受信者氏名
告
者
名
※爆発を除く。
火 災 種 別 1
建物
2
林野
日
日
時 分
時 分)
3
車両
4
船舶
5
航空機
6
その他
出 火 場 所
出 火 日 時
(覚知日時)
(
月
月
( 鎮 圧 日 時 )
鎮 火 日 時
火元の業態・
用
途
事 業 所 名
( 代 表 者 名 )
出 火 箇 所
出
死者(性別・年齢)
負傷者
重 症
死
傷
者
中等症
軽 症
全焼
棟
焼 半焼
棟
焼 損 程 度 損
部分焼
棟
棟
数 ぼや
棟
人
人
人
人
計
罹 災 世 帯 数
消防本部(署)
消 防 活 動 状 況 消防団
その他
台
台
火
原
(
月
月
日
日
時
時
分)
分
因
死 者 の 生 じ た
理
由
棟
焼
損
面
積
気
象
状
況
建物焼損床面積
建物焼損表面積
林野焼損面積
㎡
㎡
a
人
人
人
救 急 ・ 救 助
活 動 状 況
災害対策本部
等の設置状況
その他参考事項
(注) 第一報については、原則として、覚知後30分以内で可能な限り早く、分かる範囲で記載して報告する
こと。(確認がとれていない事項については、確認がとれていない旨(「未確認」等)を記入して報告す
れば足りること。)
241
資料編
第 2 号様式(特定の事故)
事故名
1石油コンビナ-ト等特別防災区域内の事故
2危険物に係る事故
3原子力災害
4その他特定の事故
報
故
種
別
報
発
生
場
所
事
業
所
名
発 生 日 時
( 覚 知 日 時 )
1
火災
(
2 爆発
月
月
日
日
3 漏えい
時 分
時 分)
消防覚知方法
日
告
者
傷
レイアウト第1種、第1種、
第2種、その他
発 見 日 時
鎮 火 日 時
( 処 理 完 了 )
気 象 状 況
3 高圧ガス
6 RI等
物資名
消防防災活動状
況及び救急・救
助 活 動 状 況
高圧ガス施設
の
分
時 分
月
日
時
その他(
人
共同防災組織
人
そ
海 上 保 安 庁
人
台
人
台
人
人
自
衛
隊
人
そ
の
他
人
消
分
分
日
分
)
負傷者等
人(
人)
重 症
人(
人)
中等症
人(
人)
軽 症
人(
人)
場
機
関 出場人員
出場資機材
の
他
消 防 本 部 ( 署 )
時
時
4
月
自衛防災組織
事
業
所
日
日
分
名
特別防災区域
出
月
月
報
時
)
者
警戒区域の設定
使用停止命令
第
月 日
年
4 その他(
1 危険物 2 指定可燃物
物 資 の 区 分 4 可燃性ガス 5 毒劇物
7 その他(
)
施 設 の 区 分
1 危険物施設 2 高危混在施設 3
危険物施設
施 設 の 概 要
区
事 故 の 概 要
死者(性別・年齢)
人
死
時
都 道 府 県
市
町
村
(消防本部名)
消防庁受信者氏名
事
告
防
団
災害対策本部等
の 設 置 状 況
その他参考事項
(注) 第一報については、原則として、覚知後30分以内で可能な限り早く、分かる範囲で記載して報告する
こと。(確認がとれていない事項については、確認がとれていない旨(「未確認」等)を記入して報告すれ
ば足りること。)
242
資料編
第 3 号様式(救急・救助事故)
第
報
告
日
時
都
道
府
県
年
月
報
日
時
分
市
町
村
( 消 防 本 部 )
報
消防庁受信者氏名
発
生
場
故
の
概
者
名
所
発
生
日
時
( 覚 知 日 時 )
事
告
(
月 日 時 分
月 日 時 分)
覚 知 方 法
要
死者(性別・年齢)
死
傷
者
等
負傷者等
重 症
中等症
人
軽 症
人
計
不
明
人(
人(
人(
人(
人)
人)
人)
人)
救 助 活 動 の 要 否
要救護者数(見込)
救助人員
救急・救助活動の状
況
災害対策本部等の設
置
状
況
その他参考事項
(注)負傷者等欄の( )書きは、救急隊による搬送人員を内書きで記入すること。
(注)第一報については、原則として、覚知後30分以内で可能な限り早く、分かる範囲で記載して報告する
こと。(確認がとれていない事項については、確認がとれていない旨(「未確認」等)を記入して報告す
れば足りること。)
243
資料編
第4号様式 (その1)
(災害概況即報)
消防庁受信者氏名
報
告
日
時
都
道
府
県
年
月
日
時
分
市
町
村
(消防本部名)
報
災害名
(第
告
者
名
報)
発生場所
発生日時
月
日
時
分
災
害
の
概
況
死
被
者
人
不明
人
死傷者
住
負傷者
人
計
全
壊
棟 一 部 破 損
棟
半
壊
棟 床 上 浸 水
棟
家
人
害
の
状
況
災害対策本部等 (都道府県)
応 の設置状況
(市町村)
急
対
策
の
状
況
(注)第一報については、原則として、覚知後30分以内で可能な限り早く、分かる範囲で記載して報告するこ
と。(確認がとれていない事項については、確認がとれていない旨(「未確認」等)を記入して報告すれば足
りること。)
244
資料編
第 4 号様式(その 2)
(被害状況即報)
都道府県
災害名
・
報告番号
区
災害名
第
報
(
月
日
人
的
被
害
流出・埋没
ha
冠水
ha
流出・埋没
ha
冠水
ha
時現在)
報告者名
そ
分
被
田
畑
区
分
被
害
文教施設
箇所
病院
箇所
道路
箇所
死者
人
橋りょう
箇所
行方不明者
人
河川
箇所
港湾
箇所
負傷者
重症
人
軽症
人
砂防
箇所
棟
清掃施設
箇所
世帯
崖くずれ
箇所
人
鉄道不通
箇所
被害船舶
隻
水道
戸
人
電話
回線
棟
電気
戸
世帯
ガス
戸
ブロック塀等
箇所
全壊
の
棟
住
半壊
家
一部破損
被
世帯
他
人
棟
害
床上浸水
世帯
人
棟
床下浸水
世帯
人
非
住
家
公共建物
棟
その他
棟
火
災
発
生
245
罹災世帯数
世帯
罹災者数
人
建物
件
危険物
件
その他
件
害
資料編
区分
被害
公立文教施設
千円
農林水産業施設
千円
公共土木施設
千円
その他の公共施設
千円
小計
千円
都道府県
等 の 設 置 状 況
災 害 対 策 本 部
市町村
公共施設被害市町村数 団体
そ
の
他
農業被害
千円
林業被害
千円
畜産被害
千円
水産被害
千円
商工被害
千円
適用市町村名
災害救助法
計
その他
被害総額
備
考
千円
消防職員出動延人数
人
千円
消防団員出動延人数
人
団体
災害発生場所
災害発生年月日
災害の種類概況
応急対策の状況
・消防、水防、救急、救助等消防機関の活動状況
・避難の勧告・指示の状況
・避難所の設置状況
・他の地方公共団体への応援要請、応援活動の状況
・その他関連事項
・自衛隊の派遣要請、出動状況
・ボランティアセンター設置状況(設置の有無及び設置場所等)
・ボランティアの活動状況(受入れの有無、派遣の有無等)
※被害額は省略することができるものとする。
246
資料編
6. 県指定に基づく被害報告様式
(様式2-1-1)
市 町 村 被 害 状 況 票
集 計
日 時
市町村名
月 日 時 分
現在
受信番号
(企画振興部)
受 信
日 時
市町村担当者名
受信者
(地域県民センター)
月 日 時 分
受信方法
電話 FAX その他 1 人的被害
死者
重傷
軽傷
2 物的被害
全壊
半壊
一部破損
床上浸水
床下浸水
非住家床上
全焼
半焼
部分焼
火災発生件数
③警察
④物資・資機材
(棟)
3 火災(棟)
行方不明
非住家床下
4 被害概況
5 道路
6 橋梁
7 河川
8 崖崩れ
9 電話
10 電気
11 ガス
12 水道
13 鉄道
14 バス
15 避難所
16 ヘリ関係
17 教育
18 農業
19 応急対策
20 その他
21 応援要請
①消防(県内・緊消隊)
②自衛隊
⑤その他
○要請内容(いつ、どこへ、何を、どの位、手段)
連絡先(住所等)
22 避難状況
電話
①勧告
担当者
②指示
③自主
月 日 時 分 避難地域
避難先 世帯 人
月 日 時 分 避難地域
避難先 世帯 人
受信票送付先
中北地域県民センター
消防防災課防災対策担当
電話 0551-23-3057
電話 055-223-1432
FAX 0551-23-3012
FAX 055-223-1439
市町村→ 地域県民センター
地域県民センター→消防防災課
247
受信者
日 時
氏名
平成 年 月 日
時 分
資料編
(様式2-1-2)
市町村災害対策本部等設置状況
発 信
日 時
月 日 時 分
現在
受信番号
(企画振興部)
受 信
日 時
市町村名
市町村担当者名
受信者(企画振興部)
月 日 時 分
受信方法
電話 FAX その他 設 置 平成 年 月 日 時 分
解 散 平成 年 月 日 時 分
設 置 平成 年 月 日 時 分
解 散 平成 年 月 日 時 分
災害警戒本部等設置
災害対策本部設置
受信票送付先
氏名
受信者
平成 年 月 日
日 時
時 分
消防防災課防災対策担当
防災危機管理課 防災企画担当
電話 055-223-1432
FAX 055-223-1439
※ 市町村 → 地域県民センター → 消防防災課
248
資料編
(様式 3-4-2)
市 町 村 被 害 状 況 票
集計
日時
受信番号
(企画振興部)
受 信
日 時
1人的被害
2物的被害
(棟)
3 火災(棟)
4 被害概況
5 道
路
6 橋
梁
7 河
川
8 崖崩れ
9 電
話
10 電
気
11 ガ
ス
12 水
道
13 鉄
道
14 バ
ス
15 避難所
16 ヘリ関係
17 教
育
18 農
業
19 応急対策
20 その他
月
日 時
現在
分
市
町
村
市町村担当者名
受信者
(地域県民センター)
月
日
時 分
死者
全壊
床上浸水
全焼
受
信
方
重傷
半壊
床下浸水
半焼
連絡先(住所等)
22避難状況
① 勧告
月
月
※
市町村
→
日
日
電話
②指示
時
時
法
電話
軽傷
一部破損
非住家床上
部分焼
21応援要請
① 消防(県内・緊消隊)
②自衛隊
○要請内容(いつ、どこへ、何を、どの位、手段)
送付先
名
③警察
FAX
その他
行方不明
非住家床下
火災発生件数
④物資・資機材
⑤その他
担当者
③自主
分
分
避難地域
避難先
世帯
人
避難地域
避難先
世帯
人
①総合調整班②総務班③情報収集班④通信班⑤報道班
⑥県民相談班⑦物資調達班⑧建築物・ガレキ対策班
⑨その他(
部
課)
中北地域県民センター → 災害対策本部情報収集班
249
受信者
日 時
氏名
平成
年
時
月
日
分
資料編
(様式 3-4-5)
市町村災害対策本部等設置状況
職員参集状況票
集 計
時 点
受信番号
(企画振興部)
受 信
日 時
月
市
日 時 分
現在
町
村
名
市町村担当者名
受 信 者
(中北県民センター)
月
日
災害対策本部設置
時 分
受
信
方
法
電話
FAX
その他
設
置
平成
年
月
日
時
分
解
散
平成
年
月
日
時
分
設置場所
電話
FAX
職員参集状況
※
市町村
→
人
中北地域県民センター(集計)
→
災害対策本部情報収集班
(様式 3-4-6)
避難所開設状況一覧表
市町村名
№
避
難
所
名
避
難
所
住
所
避
難
所
責
任
者
避
難
所
連
絡
者
電
話
FAX
平成
年
月
記入者
避
難
者
大人(18歳以上)
子供(3歳~17歳
以上)
男
女
市
町
村
合
計
※ 市町村→地方連絡本部(中北地域県民センター) →
250
小
計
男
女
日
:
現在
数
乳幼児(0歳~2
歳以上)
小
計
災害対策本部情報収集班
男
女
小
計
合
計
資料編
7. 被害の認定基準
被害区分
1
死
判定基準
者 当該災害が原因で死亡し、遺体を確認したもの、又は確認できないが、死亡した
ことが確実なものとすること。
2
行 方 不 明 者
当該災害が原因で所在不明となり、かつ、死亡の疑いのあるものとすること。
3
重傷 者・軽傷者
・「重傷者」とは、災害のため負傷し、医師の治療を受け、又は受ける必要がある
もののうち、1月以上の治療を要する見込みのものとする。
・「軽傷者」とは、当該災害により負傷し、医師の治療を受け、又は受ける必要が
あるもののうち、1月未満で治癒できる見込みのものとする。
4
住
家 現実に居住のために使用している建物をいい、社会通念上の住家であるかどうか
を問わないこと。
5
棟
建築物の単位で、独立した1つの建物。渡り廊下のように2以上の母屋に付着して
いるものは、各母屋として扱う。
6
世
帯 生計を一にしている実際の生活単位をいうものであること。同一家屋内の親子夫
婦であっても生計が別々であれば2世帯となる。寄宿舎等共同生活を営んでいるも
のについては、寄宿舎等を1単位として扱う。
7
被
8
住
害
家
全
額
物的被害の概算額を千円単位で計上する。
壊
住家がその居住のための基本的機能を喪失したもの、すなわち、住家全部が倒
(全焼・全流失)
壊、流失、埋没、焼失したもの、又は住家の損壊が甚だしく、補修により元とお
り
に再使用することが困難なもので、具体的には、住家の損壊、焼失若しくは流失
その住家の延床面積の70%以上に達した程度のもの、又は住家の主要な構成要素
的被害を住家全体に占める損害割合で表し、その住家の損害割合が50%以上に達
した部分の床面積がの経済した程度のものとする。
9
住
家
半
(半
焼)
壊
住家がその居住のための基本的機能の一部を喪失したもの、すなわち、住家の損
壊がはなはだしいが補修すれば元とおりに再使用できる程度のもので、具体的に
は、損壊部分がその住家の延床面積の20%以上70%未満のもの、又は住家の主要
な構成要素の経済的被害を住家全体に占める損害割合で表し、その住家の損害割
合が20%以上50%未満のものとする。
10
床
上
浸
水
建物の床上以上に浸水したもの、又は全壊又は半壊には該当しないが、堆積物等
のため一時的に居住できないもの。
11
床
下
浸
水
建物の床上に達しない程度の浸水したもの。
12
一
部
破
損
建物の損壊が半壊に達しない程度のもの。ただし、軽微なものは除く。
13
非
家
住家以外の建物で、この報告中の他の被害項目に属さないものとする。これらの
住
施設に人が居住しているときは、当該部分は住家とする。非住家被害は、全壊及
び半壊程度の被害を受けたもののみを記入する。
251
資料編
14
非
住
家
役場庁舎、公民館、公立保育所等の公用又は公共の用に供する建物。
( 公 共 建 物 )
15
非住家(その他) 公共建物以外の倉庫、土蔵、車庫等の建物。
16
文
教
施
設
小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校、盲学校、聾学校、養護学校及
び幼稚園における教育の用に供する施設。
17
病
院 医療法に定める病院(入院用ベッド数が20以上あるもの)。
18
流
19
冠
20
農 業 用 施 設
水路、ため池、揚水機、農道、ハウス、蚕室等。
21
林 業 用 施 設
治山施設、林道、林産施設、苗畑施設等。
22
農
物
食料作物、園芸作物、工芸作物、肥・飼料作物、茶、桑等。
23
畜
産
被
害
家畜、畜舎等の被害。
24
水
産
被
害
のり、漁具、漁船等の被害。
25
林
物
立木、素材、製材、薪炭原木、木炭、椎茸、わさび、竹等。
26
商
害
建物以外の商工被害。工業原材料、商品、生産機械器具等。
27
道
路 高速自動車国道、一般国道、県道、市道。
28
橋
梁 市道以上の道路に架設した橋。
29
河
川 堤防、護岸、水利、床止等付属物を含む。
30
砂
防 砂防法適用の砂防施設及び同法準用の砂防施設。
31
下
32
林
33
鉄
道
不
通
汽車、電車の運行が不能になった程度の被害。
34
清
掃
施
設
ごみ処理場及びし尿処理施設。
35
通
信
被
害
電話、電信が故障し、通信不能になった回線数。
36
罹
災
世
帯
災害により全壊、半壊及び床上浸水の被害を受け通常の生活を維持できなくなっ
失
埋
没
田畑の耕土が流失し、又は堆積のために耕作が不能となったもの。
水 植付作物の先端が見えなくなる程度に水に浸かったもの。
産
産
工
被
水
道
下水道法適用の公共下水道、流域下水道、都市下水道
道 新生崩壊地、拡大崩壊地、新生地すべり地、拡大地すべり地
た生計を一にしている世帯。
37
罹
災
者
罹災世帯の構成員。
(注)
1 住家被害戸数については「独立して家庭生活を営むことができるように建築された建物又は完全に区
画された建物の一部」を戸の単位として算定するものとする。
2 損壊とは、住家が被災により損傷、劣化、傾斜等何らかの変化を生じることにより、補修しなければ
元の機能を復元し得ない状況に至ったものをいう。
3 主要な構成要素とは、住家の構成要素のうち造作等を除いたものであって、住家の一部として固定さ
れた設備を含む。
252
253
緊
2
8
9
急
分番
数
避 難 対 象 地 区 名
区
者
7
避 難 完 了 時 間
護
6
避 難 開 始 時 間
救
5
所
場
難
避
要
4
数
者
難
避
3
避 難 対 象 者 数
番
前
2
事
関
避 難 対 象 世 帯 数
1
機
1
告
避 難 対 象 地 区 名
区分
報
位
号 単位
避
人
時分
時分
箇所
人
人
世帯
号単
難
発
救
護
者
数
25
24
救 護 世 帯 数
21
20
23
所
数
避難完了時間
場
者
22
難
難
19
18
17
避難開始時間
避
避
避難対象者数
避難対象世帯数
16
災
分番
避難対象地区名
区
3
要 救 護 者 数
15
避難完了時間
12
14
数
避難開始時間
場
者
13
難
難
11
10
所
避
避
難
日
避
月
報告者名
年
報 避難対象世帯数
時現在 避 難 対 象 者 数
報
番
告第
号
市町村 区
災 害 発 生 地 域
分 番号
位
人
世帯
時分
時分
箇所
人
人
世帯
号単
後
人
時分
時分
箇所
人
人
世帯
単位
避
難
8. 警戒宣言による避難状況等報告書(事前、緊急、発災後)
受理者名
6その他参考記事
5消防機関の活動内容
4応急措置の状況
3災害の概要
2災害発生年月日
1警戒宣言発令日時
資料編
資料編
9. 「東海地震に関連する情報」発表時の報告・様式
(様式4-3-1)
市町村職員参集状況
市町村名
担当者名
(
年
集計時点
月
日
:
現在)
(○で囲む)
・東海地震注意情報発表後時点
・東海地震注意情報発表後2時間経過時点
・警戒宣言発令時点
・警戒宣言発令後2時間経過時点
・警戒宣言発令後6時間経過時点
職員参集状況(人)
※市町村
→
地方連絡本部(中北地域県民センター)
市町村別避難所開設状況一覧表
平成
記入者
年
月
日
時
(様式4-5-1)
分 現在
市町村名(甲府市)
№
避
難
種
別
避
難
所
名
避
難
所
住
所
合
避
難
所
責
任
者
避
難
所
連
絡
者
電
話
F
A
X
避 避難に伴い救
難 護が必要な者
世 数
帯
大人
数
合
男 女 計
小
男 女
計
計
避難種別(勧告・指示・自主)
※ 市町村地震災害警戒本部
→
地方連絡本部(中北地域県民センター)
254
避難者数
合
子供
男
女
乳幼児
小
計
男
女
計
小
計
資料編
地震防災応急対策実施票
(様式4-6-1)
(第 報)
市町村名
実施時点
報告日時 平成 年 月 日 時 分
東海地震注意情報 発表以後
警戒宣言 発令以後
実施日時 平成 年 月 日 時 分現在
1 人的被害
2 物的被害(棟)
3 火災(棟)
4 被害概況
5 道路
6 橋梁
7 河川
8 崖崩れ
9 電話
10 電気
11 ガス
12 水道
13 鉄道
14 バス
15 避難所
16 ヘリ関係
17 教育
18 農業
19 市町村体制
20 その他
※ 地方連絡本部 → 地震災害警戒本部情報収集班
報告者
電話 255
FAX 資料編
10. 各種救助に係る様式
様式 1 地区別被害状況調査表
市町村名
甲府市
中北保健福祉事務所名
調査時刻
平成
年
報告時刻
平成
年
月
月
日
日
時
時
分
分
地区名
区分
死 亡
行方不明
人的
重症
被害
負傷
軽症
計
棟
全壊
世帯
(焼)
人員
棟
半壊
世帯
(焼)
人員
住
棟
床上浸水
世帯
家
人員
の
棟
被
一部破損
世帯
人員
害
棟
床下浸水
世帯
人員
棟
計
世帯
人員
備考
様式 2 世帯別被害調査票
災害名
市町村名
甲府市
地 被 世 世
区 災 帯 帯
名 世 主 主
帯 の の
主 年 職
齢 業
氏
名
世
帯
人
員
被
害
人的被害
死 行 負傷
方 重 軽
不 症 症
亡 明
状
発 信中 北保 険福祉 事務 所名
調
査
時
刻
報
告
時
刻
況
世 帯 区
住家の被害
全
壊
・
焼
半
壊
・
焼
床
上
浸
水
一
部
破
損
被保護
床
下
浸
水
256
生
活
保
護
そ
の
他
の
扶
助
分
市 民 税
課税状況
学 童
身 高 母 要 そ
体 齢 子 保 の 非 均 所 中 小
障 者
護 他 課 等 得 学 学
害
税 割 割 生 児
者
徒 童
備
考
資料編
様式 3 救助活動の種類別実施状況
中北保健福祉事務所名
市
町
村
名
被 害 年 月 日 ・ 時 刻
平成
年
月
日
時
分
報
平成
年
月
日
時
分
告
救 助 の 種 類
(1)避難所の設置
(2)炊き出しその
他食品の給与
(3)飲料水の供給
(4)災害を受けた
者の救助
救
救
(5)家屋の応急
修理
①修理年月日
②修理家屋
③修理方法
(6)学用品支給
①支給月日
②支給状況
(7)埋
①埋葬月日
②埋葬者数
①捜索月日
②捜索対象
③捜索地域
④捜索方法
(具体的)
①処理月日
②処理件数
(8)死者の捜索
(9)遺体の処理
(洗浄、縫合)
(検案、安置)
③検 案 者
④安置場所
(10)障害物の除去
(居宅内の)
助
の
刻
内
容
①設置箇所数
(
箇所)
②避難者数
(
世帯
人)
避難所別の内訳
(
/
世帯
人)
(
/
世帯
人)
①
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
②
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
③
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
④
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
⑤
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
⑥
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
⑦
月 日(朝食
人、昼食
人、夕食
人)
給 水 車~ 台( 月 日 ~
月 日)延
L
ペットボトル~ 本( 月 日 ~
月 日)延
L
ろ 過 器~ 器( 月 日 ~
月 日)延
L
①作業月日
月 日 時~ 月 日 時
②地 区 名
③救出人員
世帯
名
④救出方法
(具体的)
救 助 の 種 類
葬
時
①作業月日
②作業箇所
③作業方法
月
日
時~
箇所
助
月
の
日
時
月 日
中学生
小学生
月 日
時~
月
日
時
時~
月
日
時
月
時~
月
日
時
月 日 時~ 月
大人(12歳以上)
子供(12歳未満)
日
体
体
時
人
日
(
月
)
日
時~
箇所
月
257
体
日
時
内
容
資料編
様式 4 被災世帯調査原票
整理番号№
世帯主氏名
住
所
調査者氏名
被害程度
況応
急
救
助
を
必
要
と
す
る
家
族
の
状
市町村名(
甲府市
)
全壊・全焼・流失・半焼・半壊・床上浸水・床下浸水・一部破損
氏名
続柄
性別
年齢
職業
学校
名・
学年
死亡
行方
不明
重症
軽症
妊婦
1
2
3
4
5
6
7
小計
被害にあった住家
食料、家財等の
滅失状況
棟(自家、借家)
①食料
②炊事用具
生活保護適用の有無
被害にあった非住家
③被服類
棟(自家、借家)
④寝具類
(有・無)
⑤その他
調査者の意見
適用
様式 5 救助の種目別物資受払状況
市町村名( 甲府市
救助の種目別
年
月
日
品名
単位
呼称
摘要
受
払
残
備
)
考
・避難所用
・炊出しその他によ
る食品給与用
・給水用機械器具燃
料浄水用薬品資材
・被服・寝具等
・医薬品衛生材料
・被災者救出用機械
器具燃料
・燃料及び消耗品
・・・など
(注) 1 「摘要」欄に購入又は受払先及び払出し先を記入すること。
2 「備考」欄に購入単価及び購入金額を記入すること。
3 各救助の種目別最終行欄に受、払、残の計及びそれぞれの金額を明らかにすること。なお、物資等
において都道府県よりの受入分及び市町村調達分がある場合には、それぞれの別に受、払、残の計及
びそれぞれの金額を明らかにしておくこと。
4 救護班による場合には、救護班ごとに救護業務従事期間中における品目ごとに使用状況を記入する
こと。なお、「備考」欄に払高数量(使用数量)に対する金額を記入すること。
258
資料編
様式 6 避難所設置及び収容状況
避難所の名称
種
別
既存建物
屋外天幕
開設期間
物品使用状況
実人員 延人員
品
名
数
量
市町村名(
甲府市
実支出額
備
)
考
月 日
~
月 日
計
(注) 1 「種別」欄は、既存建物、野外仮設、天幕の別に記入すること。
2 物品の使用状況は、開設期間中に使用した品目別、使用数量を記入すること。
3 他市町村の住民を収容したときは、その住所、氏名及び収容期間を「備考」欄に記入する
こと
様式 7 応急仮設住宅台帳
市町村名(
応急仮設
住宅番号
世
氏
帯
主
家族数 所在地
名
構造
区分
面積
敷地
区分
着工
月日
竣工
月日
入居
月日
甲府市
実支
出額
)
備考
人
計
世帯
(注) 1 「応急仮設住宅番号」欄は、応急仮設住宅に附した番号とし、設置個所を明らかにした簡
単な図面を作成し添付すること。
2 「家族数」欄は、入居時における世帯主を含めての人員数を記入すること。
3 「所在地」欄は、応急仮設住宅を建設したところの住所を記入すること。
4 「構造区分」欄は、木造住宅、プレハブ住宅の別を記入する。
5 「敷地区分」欄は、公私有別とし、有無償の別をも明らかにすること。
6 「備考」欄には、入居後における経過を明らかにしておくこと。
様式 8 炊き出し給与状況
市町村名(
月
日
月
日
月
日
月 日 合
炊 出 し 場 の
名
称 朝 昼 夜 朝 昼 夜 朝 昼 夜 朝 昼 夜
甲府市
)
計 実支出額 備
円
考
計
(注) 「備考」欄は、給食内容を記入すること。
様式 9 飲料水の供給簿
市町村名(
供給 対象
給水用機械・器具による給水
上
修
市 販
使用した 借
飲料水
機械・器
月日 人員 の供給
数 量 所有者 金 額 月
具の名称
L
円
日
修繕費
甲府市
繕
実支
備考
故障の 燃料費 出額
概 要
(注) 1 給水用機械器具は借上費の有償、無償の別を問わず作成するものとし、有償による場合に
のみ「金額」欄に額を記入すること。
2 「故障の概要」欄には、修理の原因及び主な修理箇所を記入すること。
259
)
資料編
様式 10 物資の給与状況
市町村名(
住家被害程 世帯主
度 区 分 氏 名
全 壊
半 壊
基礎となっ
た世帯構成
人
員
物資給与の品名
給与月日
甲府市
)
実支出額 備
考
布団 毛布 ○○ ○○ ○○ ○○
世帯
世帯
災害救助物資として上記のとおり給与したことに相違ありません。
平成
年
月
日
給与責任者
所属職氏名
印
(注) 1 住家の被害程度に、全壊(焼)流失又は半壊(焼)床上浸水の別を記入すること。
2 給与月日には、その世帯に対して最後に給与された物資の給与月日を記入する。
3 「物資給与の品名」欄に、数量を記入すること。
様式 11 救護班活動状況
月
日
活動した
市町村名
診
患者数
療
措
状
置
況
の
概
要
○ ○救護班
班長:医
師 氏
名
遺
活動に伴い故障、破
体 検 損した器具・器材の
案数
修繕費
印
備考
計
(注) 「備考」欄に班の編成、活動期間を記入すること。
様式 12 病院診療所医療実施状況
診療機関名
患者氏名 診療期間
月
病
名
市町村名( 甲府市 )
診療報酬点数
金額
備考
入院
通院
点
点
円
診療区分
入院
通院
日
計
機関
人
(注) 「診療区分」欄は該当欄に○印を記入すること。
様式 13 助産台帳
市町村名(
分 娩 者
氏
名
分
日
娩
時
助産機関名
分
期
娩
間
月
日
~
月
月
日
日
~
月
260
日
金
額
備
甲府市
考
)
資料編
様式 14 被災者救出状況記録簿
市町村名(
甲府市
)
救出用機械・器具
救出
年月日
借
上
修
繕
実支出額
人員 名称
備
考
燃料費
数量 所有者
金額
月日
修繕費
摘要
計
(注) 1 他市町村に及んだ場合には、備考欄にその市町村名を記入すること。
2 借上費については、有償、無償を問わず記入するものとし、有償による場合にのみその借上
費を「金額」欄に記入すること。
3 「故障の概要」欄には、故障の原因及び主な故障箇所を記入すること。
様式 15 住宅応急修理記録簿
世帯主氏名
計
修 理 箇 所 概 要
市町村名(
実支出額
完了月日
甲府市 )
備 考
世帯
様式 16 学用品の給与台帳
市町村名(
学
親権者
給 与
生 徒
教科書
氏
年
氏
)
給与品の内訳
児 童
学校名
甲府市
名
月
名
教 材
その他学用品
日
国語
算数
○○
○○
実支
出額
備
考
○○ ノート ○○○
円
学用品を上記のとおり給与したことに相違ありません。
日
給与責任者(学校長)
氏
名 印
(注) 1 「給与月日」欄は、その児童(生徒)に対して最後に給与した給与月日を記入すること。
2 「給与品の内訳」欄には、数量を記入すること。
年
月
様式 17 埋葬台帳
市町村名(
死 亡
埋 葬
年月日
年月日
死 亡 者
氏
名
年
齢
埋 葬 を
行 っ た 者
死 亡 者
氏
名
との関係
埋
棺 (附 属
品を含む)
葬
甲府市
)
費
埋葬又は
骨 箱
火 葬 料
計
備考
(注) 1 埋葬を行なつた者が市町村長であるときは、遺族の氏名を「備考」欄に記入すること。
2 市町村長が棺、骨箱等を現物で給与したときは、その旨「備考」欄に明らかにすること。
3 埋葬を行なつた者に埋葬費を支給したときは、その旨及び金額を「備考」欄に記入すること。
261
資料編
様式 18 被災者捜索状況記録簿
市町村名(
捜索用機械・器具
上
修
金額 月日 修繕費
捜索
年月日
人員
名称
借
数量 所有者
繕
摘
燃料費
要
甲府市
実支出額
)
備
考
計
様式 19 遺体処理台帳
市町村名(
処 理
年月日
遺体発見
の日時及
び 場 所
死亡者
氏
遺
氏
名
計
族
続
名 柄
洗浄等の処理費
品 名
数量
金
遺体の
一 時
保存費
額
検案料
甲府市
実支
出額
)
備考
人
様式 20 障害物の除去状況
市町村名(
住家被害程度
氏
区
分
名
半壊・焼
床上浸水
世帯
世帯
計
除去に要した
期
間
月 日
~ 月 日
実支出額
除去に要すべき状態の概要
甲府市
備
)
考
様式 21 輸送記録簿
輸 送
輸送
目
的 区 間
月日
(距離)
借 上 料
使用車両等
台
種類 数
金
修
故障車両等
額
登 録
番 号
所有者
理
修
日繕
月
山
梨
市町村名( 甲府市
費
燃
修
故
概
障 費料 額
費
繕
要
の
県
)
実
支
出
計
様式 22 賃金職員等雇上台帳
(救助種別)
住
所 氏
名 日
額
日
月
日
日
日
分
日
計
262
基本賃金
日 数 日 金額
市町村名( 甲府市 )
割増賃金
給与額
時間
金額
資料編
11. 災害救助用米穀の引渡要請書様式
様式1
平成
山 梨 県 知 事
年
月
日
殿
○○市町村長
印
災害救助用米穀の引渡要請書
米穀の買入れ・販売等に関する基本要領(平成 21 年 5 月 29 日付け21総食
第 113 号総合食料局長通知)第4章第 10 の1に基づき、以下のとおり要請し
ます。
引渡希望数量(kg)
引
渡
場
所
引
263
渡
方
法
備
考
資料編
様式2
平成
農林水産省総合食料局長
年
月
日
殿
山 梨 県 知 事
印
災害救助用米穀の引渡要請書
米穀の買入れ・販売等に関する基本要領(平成 21 年 5 月 29 日付け21総食
第 113 号総合食料局長通知)第4章第 10 の1に基づき、以下のとおり要請し
ます。
引渡希望数量(kg)
引
渡
場
所
264
引
渡
方
法
備
考
資料編
12. 避難所運営関係書
1
避難者名簿
避難所
受付が集中した場合は、 太線枠内
の部分を記入してください。
(この場合、その他の項目は、後で確認します。)
避 難 者 名 簿(世帯単位)
① 入 所 日
③
年
住
所
電 話 番 号
携帯電話番号
④ 避難者名等
ふ り が
氏
〒
(
(
月
)
)
日
②自治会名
(組)
(
組)
-
-
(あなたの家族で「この避難所に避難した人」を記入してください)
な
年齢
名
性別
続柄
男・女
世帯主
生年月日
特技・資格
避難所
記入欄
男・女
男・女
男・女
男・女
⑤
家 屋 の
被 害 状 況
⑥ 親族など
連 絡 先
全壊 ・ 半壊 ・ 一部損壊 ・ 全焼 ・ 半焼 ・ 部分焼 ・ ぼや
断水 ・ 停電 ・ ガス供給停止 ・ 電話不通 ・ (
)
〒
(
)
-
⑦ その他、要介護者、負傷・病気などの状況や、特別な要望があれば記入してください
⑧ 安否の問い合わせがあった場合、住所、氏名を答えてもよいですか?→ はい・いいえ
(その他、安否の問い合わせ対応について、希望がある場合は記入してください)
避難所記入欄
退所日
転出先住所
年
月
日
電話番号(
)
-
注)この用紙に記入していただく情報については、避難所の管理以外には使用しません。
265
資料編
2
被災者台帳
個人番号
連絡先
氏名
要配慮者
有・無
事由
生年月日
被害状況
家屋被害
その他
266
性別
情報開示
可否
住所
罹災証明交付
有・無
資料編
第 11 節 その他
1.大雨の基準地域メッシュ・コード図
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
2
20
3
267
資料編
7
12
268
資料編
4
13
※メッシュ・コードの詳細図については、関係部分のみ記載。
269
資料編
2.大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準
地域メッシュコード
(1km格子相当)
53382408
53382409
53382418
53382419
53382427
53382428
53382429
53382437
53382438
53382439
53382447
53382448
53382449
53382458
53382459
53382467
53382468
53382469
53382476
53382477
53382478
53382479
53382486
53382487
53382488
53382489
53382495
53382496
53382497
53382510
53382520
53382521
53382530
53383405
53383406
53383415
53383416
53383425
53383426
53383427
53383428
53383434
53383435
53383436
53383437
53383438
53383444
53383445
53383446
土壌雨量指数基準値
注意報
警報
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
132
177
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
118
158
133
178
133
178
133
178
133
178
118
158
118
158
118
158
118
158
132
132
132
107
143
132
132
132
132
132
132
132
132
-
270
地域メッシュコード
(1km格子相当)
53383447
53383454
53383455
53383456
53383457
53383464
53383465
53383466
53383467
53383474
53383475
53383476
53383477
53383478
53383479
53383483
53383484
53383485
53383486
53383487
53383488
53383489
53383493
53383494
53383495
53383496
53383497
53383498
53383499
53384403
53384404
53384405
53384406
53384407
53384408
53384409
53384413
53384414
53384415
53384416
53384417
53384418
53384422
53384423
53384424
53384425
53384426
53384427
53384428
平成27年3月26日現在
土壌雨量指数基準値
注意報
警報
132
132
132
132
132
132
132
132
132
132
132
132
132
132
132
111
148
111
148
106
142
106
142
106
142
106
142
106
142
111
148
111
148
106
142
106
142
106
142
106
142
106
142
111
148
111
148
106
142
106
142
106
142
106
142
106
142
111
148
111
148
106
142
106
142
106
142
106
142
111
148
111
148
111
148
106
142
106
142
106
142
106
142
資料編
地域メッシュコード
(1km格子相当)
53384432
53384433
53384434
53384435
53384436
53384437
53384438
53384439
53384442
53384443
53384444
53384445
53384446
53384447
53384448
53384449
53384453
53384454
53384455
53384456
53384457
53384458
53384464
53384465
53384466
53384467
53384468
53384474
53384475
53384476
53384477
53384485
53384486
53384487
53384495
53384496
53384497
53385404
53385405
53385406
53385407
53385413
53385414
53385415
53385416
53385417
53385418
53385423
53385424
53385425
53385426
土壌雨量指数基準値
注意報
警報
111
148
111
148
111
148
106
142
106
142
106
142
106
142
106
142
109
146
109
146
109
146
110
147
110
147
110
147
110
147
110
147
109
146
109
146
110
147
110
147
110
147
110
147
109
146
110
147
110
147
110
147
110
147
109
146
110
147
110
147
110
147
110
147
110
147
110
147
110
147
110
147
110
147
118
158
117
156
117
156
117
156
118
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118
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117
156
117
156
117
156
117
156
118
158
118
158
117
156
117
156
271
地域メッシュコード
(1km格子相当)
53385427
53385428
53385433
53385434
53385435
53385436
53385437
53385438
53385444
53385445
53385446
53385447
53385448
53385454
53385455
53385456
53385457
53385458
53385459
53385464
53385465
53385466
53385467
53385468
53385469
53385474
53385475
53385476
53385477
53385478
53385479
53385485
53385486
53385487
53385488
53385489
53385495~99
53385560
53385570
53385590
53386407~09
53386418
53386419
53386429
53386439
53386500
53386510
53386520
53386530
53386531
53386540~42
土壌雨量指数基準値
注意報
警報
117
156
117
156
118
158
118
158
117
156
117
156
117
156
117
156
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117
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156
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156
117
156
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156
117
156
117
156
117
156
117
156
117
156
112
150
113
151
113
151
113
151
113
151
113
151
112
150
113
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113
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113
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114
153
114
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114
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111
148
111
148
114
153
114
153
123
123
123
123
-
資料編
3.地震に関する一般知識
1
地震現象
(1)
地震
長い年月にわたって加えられた力により、地球内部の岩石がひずみ、そのひずみが岩石の強度の限界を
超えると、持ちこたえられずに破壊する。
破壊は、大きな割れ目に沿って、両側の岩盤が激しくずれ動く(断層の生成)という形で起こる。このと
きの衝撃は、大地を揺れ動かす波動(地震波)となって四方に伝わる。
普通、地震といえばこのような一連の出来事のうち、地震波による地面の揺れ(地震動)を指す。
(2) 震源・震源域
地震発生の際に、地球内部の岩石の破壊が開始した地点を震源、破壊された地域全体を震源域という。
規模の小さい地震では震源域も小さく、地図上に示すと小さい点にすぎないから、震源も震源域も特に区
別する必要はない。
大規模な地震では、震源域の広がりが数十㎞から百㎞程度(時にはそれ以上)になることから、震源と震
源域を区別する必要がある。
(3) 震央
震源の地表にあたる地点を震央という。震央の位置は緯度・経度で示され、通常は地名(震央地名)が付
けられる。
一般には震源、震源地なども震央地名で表している。
(4) 震源の深さ
地震は、地下数㎞から700㎞もの深さまで、いろいろな深さで起こる。震源が内陸の場合は地表面から
の深さ、海域の場合は海底からの深さを震源の深さとして表す。
日本の地震は、震源の深さが70㎞より浅いところで最も多く発生している。
震源の深さは、地震動の強さに関係してくる。規模の大きい地震で、しかも震源の深さが浅い場合には
大きな被害を生ずることがある。
(5) 地震波
地震波には、地球内部を伝わる実体波(縦波、横波)と地球表面に沿って伝わる表面波があり、波動が伝
わる速さや震動の性質などが異なる。
ア 縦波(P波)
縦波(P波)は、物の中に生じた疎密の状態(密度の変化)が移動していくもので、波の進行方向に振動
しながら伝わる。
P波は地震のときの最初にやってくる波で、通常ガタガタという感じで小刻みに揺れる。
イ 横波(S波)
横波(S波)は、物の中に生じたねじれの状態が移動していくもので、波の進行方向と直角に振動しな
がら伝わる。
S波はP波より遅れてやってくる。
そして、P波よりややゆっくり大きく、ユサユサという感じで揺れる。
ウ 表面波(L波)
表面波(L波)は、地球の表面に沿ってのみ伝わる波で、振動方向の違いによってレイリー波とラブ波
の2種類に分類される。L波はS波よりやや遅く伝わる。
これらの波の伝わる速さは物質の密度や固さ(弾性定数)に依存するので、深さによって変化する。
P波の伝わる速さはS波の速さの約1.6~1.8倍である。
ある地点におけるP波とS波の到着時間差を「初期微動継続時間」あるいは「P~S時間」と言う。
P~S時間を秒で表し、それを8倍すると、お概ね㎞単位で表した震源までの距離を推定することがで
きる。
2
マグニチュードと震度
(1)
マグニチュード
地震の規模の大小を定量的に表したのがマグニチュードである。
マグニチュードは、震源域から放出される地震波のエネルギーと密接な関係がある。
一般にMという記号で示す。Mが1増えると地震のエネルギーは約30倍、Mが2増えると約1,000倍にな
る。Mを用いて地震の大・中・小を分類すると、次のとおりとなる。
大地震
7≦M
中地震
5≦M<7
小地震
3≦M<5
微小地震
1≦M<3
極微小地震 M<1
しかし、これとは別にMの値によらず、単に大きな地震という意味で「大地震」という言葉が使われる
272
資料編
こともある。
また、Mが8クラスの地震は「巨大地震」と呼ばれることがある。巨大地震が起こると広範囲に大被害
が生じ、震源が海の場合には大津波を伴う。
兵庫県南部地震のようにM7程度の地震が内陸に起こると大被害が生ずることがある。
2001年~2010年の気象庁の震源データを基に統計的に見ると、日本及びその周辺にM8クラスの地震が
発生するのは平均して10年に2回、M7クラスは年3回、M6クラスは年17回、M5クラスは年140回である。
(2) 震度
Mは地震そのものの大小を表すが、震度は、ある場所での地震動の強弱の程度を表すものである。
大地震でも遠くへ離れれば地震動は弱くなり、小地震でも震央近くではかなり強く揺れる。
同じ都市の中でも地盤の状況、建物の種類によって震度に違いが出ることもある。
震度判定のための基準が震度階級で、気象庁では平成8年10月から震度6を「震度6強」、「震度6弱」に、
震度5を「震度5強」、
「震度5弱」に分割し、10階級とした「気象庁震度階級表」を用いている。
(3) 揺れの継続時間
一般に、大規模な地震ほど強い振動が続く時間は長くなる。
断層が端から端まで破壊される時間、すなわち、地震波のエネルギーが放出される時間は、断層が大き
くなるほど長くなるからである。
これに要する時間は、M6~7の地震で10秒前後、M8クラスでは20~30秒程度と考えられる。
震源域から放出された地震波は様々な経路で伝わるため、振動の継続時間は、断層が生じる時間より長
くなる。
実際に地震計に記録された波形をみると、優勢な地震動が継続する時間は多くの場合、M 6で10秒以
下、M7で15秒前後、M8でも40秒くらいと推定される。
震源からの距離や地盤の性質によっても変わってくるが、大規模な地震でも激しい地震動の継続時間は
だいたい1分以下と考えてよい。
(4) 地震計と震度計
地震計は、地震によって発生した地震波を東西、南北、上下の3成分について観測する。
これにより、多くの地震計データを収集し、各地点での地震波の到達した時刻、地震波の振幅などから
地震の発生場所、深さ及び規模(マグニチュード)が求められる。
震度計は、その場所で観測された地震波3成分の加速度、周期、継続時間を要素として、その地点の計
測震度を算出する。
震度計と称する器械の中には、加速度を段階に分けて震度に対応させて表示するだけの器械もあるが、
これは加速度計であって震度計ではない。
3
地震の起こりかた
(1)
地震帯
地震はどこでも一様に起こるわけではなく、多い地域と少ない地域、まったく起こらない地域がある。
地球上の震源分布をみると大部分は帯状の地域に集まっており、残りの部分にはほとんど地震が発生して
いない。
日本列島を含む太平洋のまわりの地域は地震が多く発生するため環太平洋地震帯と呼ばれている。
(2) 本震と余震
震源が浅い大きな地震が起こると、非常にたくさんの小さい地震が引き続き発生する。最初の大きな地
震を本震、それに続く地震群を余震という。
余震は本震のとき破壊された震源域の中で発生するものと考えられ、余震の発生回数は時間とともに減
少する。また、最大余震のMは、本震のMを1程度下回るのが普通である。
(3) 余震域
余震の分布する地域を余震域という。余震の広がりや形状は、ほぼ本震の震源断層生成に伴う破壊域
(震源域)を反映している。
余震域は時間とともにある程度拡大する傾向が認められるが、本震後1日程度の期間に形成された余震
域は震源域とほぼ一致する。
(4) 前震
本震の発生にさきがけて、小さい地震が起こることがある。この前ぶれの地震群を前震という。山梨県
東部で発生した地震のうち、昭和51年6月16日のM5.5の地震では約2時間前に、平成8年3月6日のM5.8の
地震では23分前に有感の前震があった。
しかし、前震を伴うような大地震はごくまれにしかない。また、地震がある程度まとまってあったとし
ても、それが次に起こる大地震の前震であると判定することは容易でない。
273
資料編
(5)
群発地震
比較的短期間に、ある地域に地震が集中して起こっても、その中に特に目立つ大きな地震がないことが
ある。このようなタイプの地震群を群発地震という。群発地震活動は、数日から1か月程度続く場合が一
般的で、火山の近くなどでよく起こる。有名なものとしては、昭和40年から昭和45年末まで続いた松代群
発地震、最近では伊豆半島東方沖の群発地震があげられる。
4
プレート・テクトニクス
(1)
プレート
地球表面は、厚さ100㎞程度の固い岩石の層で覆われている。その岩石の層はいくつかのブロックに分
割されている。それぞれの板状のブロックをプレートという。
(2) プレート・テクトニクス
プレートはそれぞれの方向に年数~十数㎝程度の速度で水平に移動するので、プレートの縁の部分(プ
レート境界)では発散、収束、すれ違いなどが起こる。発散境界は裂け目となり大洋中央海嶺が生じ、収
束境界は相互の接触、衝突の場となり、島弧、海溝、山脈が出現する。
すれ違い境界はトランスホーム断層(プレート境界と他のプレート境界をつなぐ断層)となる。
日本付近は、ユーラシアプレート上にあり、このプレートの下へ比重の重いフィリピン海プレートが南
東側から年間約5㎝の速さで沈み込み、さらにユーラシアプレート、フィリピン海プレートの下に太平洋
プレートが東側から年間約11㎝の速さで沈み込んでいる。
(3) 東海地震とプレート
太平洋側のフィリピン海プレートは、前記のとおり、日本列島側のユーラシアプレートの下に、少しず
つ沈み込んでいる。この沈み込みがひずみとなり、やがて陸側に蓄積されたひずみが限界に達し、一気に
上方へ跳ね上がったときに発生する巨大地震が東海地震である。
東海地震は、ほかの地震と異なり、この「跳ね上がり」の前に「プレスリップ」という現象が起こる。
必ずしも「プレスリップ」があるわけではなく、いきなり地震が発生することもあるが、「プレスリッ
プ」さえあれば、この現象をいち早く察知することにより、予知することができる。
このため、静岡、愛知及び長野県にひずみ計を27箇所設置し、
「プレスリップ」の観測をしている。
5
地震と断層
(1)
地震断層
地震があれば、震源付近には必ず断層が生じているはずであるが、小さい地震や震源の深い地震の断層
は地表までは達しない。
震源の浅い内陸の大地震の際に、断層が震央付近の地表に現われる。これを地震断層という。
最近の地震断層としては、平成7年(1995年)兵庫県南部地震で淡路島北部に出現した野島断層があげら
れる。
(2) 断層の種類
断層面を境にして、両側の地層が食い違う状態から、横ずれ断層(右ずれ断層・左ずれ断層)、縦ずれ断
層(正断層・逆断層)に分類する。日本列島は大勢として東西方向の強い圧縮力を受けているため、横ずれ
断層や逆断層に伴う地震が発生するが、正断層による地震はごくまれである。
(3) 活断層
大部分の地震は、既存の断層の再活動によって発生する。
ある場所が新たに破壊されて、新しい断層が出現することはまれで、多くは今までの古傷が活動を繰り
返している。このように比較的新しい時代に出現した断層や、活動した形跡のある断層は、今後も活動す
る可能性がある。具体的には、第四紀以後(最近約二百万年)に活動した証拠があり、今後も活動しそうな
断層を活断層という。
ひとつの活断層が活動する時間間隔は、短いものでも数百年程度、長いものでは10万年程度にもなる
が、内陸の活断層がひとたび活動すると、直上では大きな被害となる。
6
地震の規模
名
称
大
地
震
中
地
震
小
地
震
微 小 地 震
極微小地震
マグニチュード(M)
エネルギー(E)エルグ
E≧2×1022
M≧7
7>M≧5
5>M≧3
3>M≧1
1>M
2×1022>E≧2×1019
2×1019>E≧2×1016
2×1016>E≧2×1013
2×1013>E
274
波動の周期
0.1~ 数 秒
0.1~ 数 秒
0 . 1 ~ 2 秒
0 . 0 5 ~ 1 秒
0.01~ 0.05秒
資料編
7
マグニチュードと地震の程度
マグニチュード
(M)
9.0以上
8.5以上
8.0以上
7.0以上
6.0以上
4.0以上
地
震
の
程
度
過去の大地震
日本の観測史上最大
東北地方太平洋沖地震(9.0)(平23.3.11)
・最大級の大地震
・全世界を通じて、10年に1度位しかおこらない
・第一級の大地震
・内陸におこると大被害
・海底におこると大津波
・日本付近で10年に2回位発生
・かなりの大地震
・内陸におこると大被害を生ずることがある
・海底におこると津波を伴う
・日本付近で1年に3回位発生
濃尾地震(8.0)(明24.10.28)
昭和三陸地震(8.1)(昭8.3.3)
南海地震(8.0)(昭21.12.21)
十勝沖地震(8.2)(昭27.3.4)
関東地震(7.9)(大12.9.1)
東南海地震(7.9)(昭19.12.7)
福井地震(7.1)(昭23.6.28)
新潟地震(7.5)(昭39.6.16)
伊豆大島近海の地震(7.0)(昭53.1.14)
宮城県沖地震(7.4)(昭53.6.12)
日本海中部地震(7.7)(昭58.5.26)
釧路沖地震(7.8)(平5.1.15)
北海道南西沖地震(7.8)(平5.7.12)
兵庫県南部地震(7.3)(平7.1.17)
・内陸におこると(とくに震源が浅いとき)被害
を生ずることがある。
・日本付近で1年に17回位発生
・被害を生ずることは、ほとんどない。時々感
じる地震の大部分はこの程度のもの
・日本付近で1年に900回位発生
3.0以上
・震源地の近くで人体に感じることがある
2.0以下
・高倍率の地震計によって観測される
4.気象庁震度階級関連解説表
(平成21年3月)
1
使用にあたっての留意事項
(1) 気象庁が発表している震度は、原則として地表や低層建物の一階に設置した震度計による観測値で
す。この資料は、ある震度が観測された場合、その周辺で実際にどのような現象や被害が発生するかを
示すもので、それぞれの震度に記述される現象から震度が決定されるものではありません。
(2) 地震動は、地盤や地形に大きく影響されます。震度は震度計が置かれている地点での観測値であり、
同じ市町村であっても場所によって震度が異なることがあります。また、中高層建物の上層階では一般
に地表より揺れが強くなるなど、同じ建物の中でも、階や場所によって揺れの強さが異なります。
(3) 震度が同じであっても、地震動の振幅(揺れの大きさ)、周期(揺れが繰り返す時の1回あたりの時間の
長さ)及び継続時間などの違いや、対象となる建物や構造物の状態、地盤の状況により被害は異なりま
す。
(4) この資料では、ある震度が観測された際に発生する被害の中で、比較的多く見られるものを記述して
おり、これより大きな被害が発生したり、逆に小さな被害にとどまる場合もあります。また、それぞれ
の震度階級で示されている全ての現象が発生するわけではありません。
(5) この資料は、主に近年発生した被害地震の事例から作成したものです。今後、5年程度で定期的に内容
を点検し、新たな事例が得られたり、建物・構造物の耐震性の向上等によって実状と合わなくなった場
合には変更します。
(6) この資料では、被害などの量を概数で表せない場合に、一応の目安として、次の副詞・形容詞を用い
ています。
275
資料編
用語
まれに
わずか
大半
ほとんど
意味
極めて少ない。めったにない。
数量・程度が非常に少ない。ほんの少し。
半分以上。ほとんどよりは少ない。
全部ではないが、全部に近い。
が(も)ある、
が(も)いる
当該震度階級に特徴的に現れ始めることを表し、量的には多くはないがその数量・程度
の概数を表現できかねる場合に使用。
多くなる
量的に表現できかねるが、下位の階級より多くなることを表す。
上記の「多くなる」と同じ意味。下位の階級で上記の「多くなる」が使われている場合
に使用。
※気象庁では、アンケート調査などにより得られた震度を公表することがありますが、これらは「震度○相
当」と表現して、震度計の観測から得られる震度と区別しています。
さらに多くなる
2
人の体感・行動、屋内の状況、屋外の状況
震度
階級
0
1
2
3
4
5弱
人の体感・行動
人は揺れを感じないが、地震計
には記録される。
屋内で静かにしている人の中に
は、揺れをわずかに感じる人が
いる。
屋内で静かにしている大半の人
が、揺れを感じる。眠っている
人の中には、目を覚ます人もい
る。
屋内にいる人のほとんどが揺れ
を感じる。歩いている人の中に
は、揺れを感じる人もいる。
眠っている人の大半が、目を覚
ます。
ほとんどの人が驚く。歩いてい
る人のほとんどが揺れを感じ
る。眠っている人のほとんど
が、目を覚ます。
屋内の状況
屋外の状況
-
-
-
-
電灯などのつり下げ物が、わず
かに揺れる。
-
棚にある食器類が音を立てるこ
電線が少し揺れる。
とがある。
電灯などのつり下げ物は大きく
揺れ、棚にある食器類は音を立
てる。座りの悪い置物が、倒れ
ることがある。
電灯などのつり下げ物は激しく
揺れ、棚にある食器類、書棚の
本が落ちることがある。座りの
大半の人が、恐怖を覚え、物に
悪い置物の大半が倒れる。固定
つかまりたいと感じる。
していない家具が移動すること
があり、不安定なものは倒れる
ことがある。
5強
棚にある食器類や書棚の本で、
大半の人が、物につかまらない 落ちるものが多くなる。テレビ
と歩くことが難しいなど、行動 が台から落ちることがある。固
に支障を感じる。
定していない家具が倒れること
がある。
6弱
立っていることが困難になる。
電線が大きく揺れる。自動車を
運転していて、揺れに気付く人
がいる。
まれに窓ガラスが割れて落ちる
ことがある。電柱が揺れるのが
わかる。道路に被害が生じるこ
とがある。
窓ガラスが割れて落ちることが
ある。補強されていないブロッ
ク塀が崩れることがある。据付
けが不十分な自動販売機が倒れ
ることがある。自動車の運転が
困難となり、停止する車もあ
る。
固定していない家具の大半が移
壁のタイルや窓ガラスが破損、
動し、倒れるものもある。ドア
落下することがある。
が開かなくなることがある。
276
資料編
6強
7
3
壁のタイルや窓ガラスが破損、
固定していない家具のほとんど
落下する建物が多くなる。補強
立っていることができず、はわ が移動し、倒れるものが多くな
されていないブロック塀のほと
る。
ないと動くことができない。
んどが崩れる。
揺れにほんろうされ、動くこと
壁のタイルや窓ガラスが破損、
もできず、飛ばされることもあ 固定していない家具のほとんど
落下する建物がさらに多くな
る。
が移動したり倒れたりし、飛ぶ
る。補強されているブロック塀
こともある。
も破損するものがある。
木造建物(住宅)の状況
震度
階級
5弱
5強
6弱
木造建物(住宅)
①耐震性が高い
壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみら
れることがある。
②耐震性が低い
壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがある。
壁などにひび割れ・亀裂がみられることがある。
壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。
壁などに大きなひび割れ・亀裂が入ることがある。
瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れ
るものもある。
壁などに大きなひび割れ・亀裂が入るものが多くなる。
傾くものや、倒れるものが多くなる。
壁などにひび割れ・亀裂がみられる
ことがある。
壁などのひび割れ・亀裂が多くな
7
傾くものや、倒れるものがさらに多くなる。
る。まれに傾くことがある。
(注1) 木造建物(住宅)の耐震性により2つに区分けした。耐震性は、建築年代の新しいものほど高い傾向
があり、概ね昭和56年(1981年)以前は耐震性が低く、昭和57年(1982年)以降には耐震性が高い傾向が
ある。しかし、構法の違いや壁の配置などにより耐震性に幅があるため、必ずしも建築年代が古いと
いうだけで耐震性の高低が決まるものではない。既存建築物の耐震性は、耐震診断により把握するこ
とができる。
(注2) この表における木造の壁のひび割れ、亀裂、損壊は、土壁(割り竹下地)、モルタル仕上壁(ラス、
金網下地を含む)を想定している。下地の弱い壁は、建物の変形が少ない状況でも、モルタル等が剥
離し、落下しやすくなる。
(注3) 木造建物の被害は、地震の際の地震動の周期や継続時間によって異なる。平成20年(2008年)岩手・
宮城内陸地震のように、震度に比べ建物被害が少ない事例もある。
6強
4
鉄筋コンクリート造建物の状況
震度
階級
鉄筋コンクリート造建物
①耐震性が高い
②耐震性が低い
壁、梁(はり)、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が
5強
入ることがある。
壁、梁(はり)、柱などの部材に、ひび割 壁、梁(はり)、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が
6弱
れ・亀裂が入ることがある。
多くなる。
壁、梁(はり)、柱などの部材に、斜めやX状のひび割
壁、梁(はり)、柱などの部材に、ひび割
6強
れ・亀裂がみられることがある。
れ・亀裂が多くなる。
1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものがある。
壁、梁(はり)、柱などの部材に、ひび割 壁、梁(はり)、柱などの部材に、斜めやX状のひび割
れ・亀裂がさらに多くなる。1階あるいは れ・亀裂が多くなる。
7
中 間 階 が 変 形 し 、 ま れ に 傾 く も の が あ 1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものが多くな
る。
る。
(注1) 鉄筋コンクリート造建物では、建築年代の新しいものほど耐震性が高い傾向があり、概ね昭和56年
(1981年)以前は耐震性が低く、昭和57年(1982年)以降は耐震性が高い傾向がある。
しかし、構造形式や平面的、立面的な耐震壁の配置により耐震性に幅があるため、必ずしも建築年
代が古いというだけで耐震性の高低が決まるものではない。
既存建築物の耐震性は、耐震診断により把握することができる。
(注2)
鉄筋コンクリート造建物は、建物の主体構造に影響を受けていない場合でも、軽微なひび割れがみ
られることがある。
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資料編
5
地盤・斜面等の状況
震度階級
5弱
地盤の状況
※1
斜面等の状況
※2
落石やがけ崩れが発生することがある。
5強
亀裂や液状化2が生じることがあ
る。
6弱
地割れが生じることがある。
がけ崩れや地すべりが発生することがある。
6強
大きな地割れが生じることがあ
る。
がけ崩れが多発し、大規模な地すべりや山体の崩壊
が発生することがある※3。
7
※1 亀裂は、地割れと同じ現象であるが、ここでは規模の小さい地割れを亀裂として表記している。
※2 地下水位が高い、ゆるい砂地盤では、液状化が発生することがある。
液状化が進行すると、地面からの泥水の噴出や地盤沈下が起こり、堤防や岸壁が壊れる、下水管やマン
ホールが浮き上がる、建物の土台が傾いたり壊れたりするなどの被害が発生することがある。
※3 大規模な地すべりや山体の崩壊等が発生した場合、地形等によっては天然ダムが形成されることがあ
る。また、大量の崩壊土砂が土石流化することもある。
6
ライフライン・インフラ等への影響
ガス供給の停止
安全装置のあるガスメーター(マイコンメーター)では震度5弱程度以上
の揺れで遮断装置が作動し、ガスの供給を停止する。
さらに揺れが強い場合には、安全のため地域ブロック単位でガス供給
が止まることがある※。
震度5弱程度以上の揺れがあった地域では、断水、停電が発生すること
断水、停電の発生
がある※。
鉄道の停止、高速道路の規制等
震度4程度以上の揺れがあった場合には、鉄道、高速道路などで、安全
確認のため、運転見合わせ、速度規制、通行規制が、各事業者の判断
によって行われる。(安全確認のための基準は、事業者や地域によって
異なる。)
電話等通信の障害
地震災害の発生時、揺れの強い地域やその周辺の地域において、電
話・インターネット等による安否確認、見舞い、問合せが増加し、電
話等がつながりにくい状況(輻輳)が起こることがある。
そのための対策として、震度6弱程度以上の揺れがあった地震などの災
害の発生時に、通信事業者により災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板
などの提供が行われる。
エレベーターの停止
地震管制装置付きのエレベーターは、震度5弱程度以上の揺れがあった
場合、安全のため自動停止する。運転再開には、安全確認などのた
め、時間がかかることがある。
※震度6強程度以上の揺れとなる地震があった場合には、広い地域で、ガス、水道、電気の供給が停止する
ことがある。
7
大規模構造物への影響
長周期地震動※による超高層ビル
の揺れ
石油タンクのスロッシング
超高層ビルは固有周期が長いため、固有周期が短い一般の鉄筋コンク
リート造建物に比べて地震時に作用する力が相対的に小さくなる性質
を持っている。しかし、長周期地震動に対しては、ゆっくりとした揺
れが長く続き、揺れが大きい場合には、固定の弱いOA機器などが大
きく移動し、人も固定しているものにつかまらないと、同じ場所にい
られない状況となる可能性がある。
長周期地震動により石油タンクのスロッシング(タンク内溶液の液面が
大きく揺れる現象)が発生し、石油がタンクから溢れ出たり、火災など
が発生したりすることがある。
大規模空間を有する施設の天井等 体育館、屋内プールなど大規模空間を有する施設では、建物の柱、壁
の破損、脱落
など構造自体に大きな被害を生じない程度の地震動でも、天井等が大
きく揺れたりして、破損、脱落することがある。
※規模の大きな地震が発生した場合、長周期の地震波が発生し、震源から離れた遠方まで到達して、平野部
では地盤の固有周期に応じて長周期の地震波が増幅され、継続時間も長くなることがある。
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