精油ブレンドの基礎知識 - セラピーネットカレッジ TNCC

セラピーネットカレッジ
家本優の
精油ブレンドの基礎知識
講師:家本
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優
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第一部
キャリアオイルとは?
キャリアオイルは良質の植物オイルです。原液では使用できない精油を薄め、皮膚に浸
透させやすくするために利用されるのが、
キャリアオイル=ベジタブルオイル=ベースオイル
です。
エッセンシャルオイルが植物の花やつぼみ・葉・茎・樹液・根から抽出されるのに対し
て、キャリアオイルは実や種から抽出されます。
私たちの皮膚は、刺激から守るために、皮脂膜と呼ばれる膜と油性物質があります。
そのため、油性物質に対しては高い透過性を示します。
つまり、私たちの皮膚はとてもオイルを吸収しやすい性質を持っているのです。
更に私たちの身体の組織や細胞も、皮膚と同様にオイルを吸収しやすい性質を持ってい
ます。
この植物オイルに精油を希釈して皮膚に塗布することは、私たちの皮膚の状態を良好に
保つばかりでなく、精油の成分を速やかに吸収させるのに、とても有効なのです。
キャリアオイルの使い方
精油を薄め、様々な用途に使うことが出来ます。
1.
マッサージオイルとして
3.
クレンジングに
2.
4.
5.
髪と頭皮の手入れに
クリーム作りに
ろうそく作りに
キャリアオイルの抽出方法
厳密には、抽出法は4種類あります。
・低温圧搾法(一般的)・・・ほとんどのキャリアオイルはこの方法で抽出
・高温圧搾法・・・・・・・・小麦胚芽オイルのみ
・圧搾法・・・・・・・・・・一部のグレープシード油
・蒸留後に水素を添加・・・・植物性スクワラン
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キャリアオイルの分類
主な主要キャリアオイルを分類すると、3つに分けることができます。
油脂
10種類(植物油9種類、植物脂1種類)
ココナッツ油(ヤシ油)→飽和脂肪酸(約 85 %)
それ以外は、通常の植物油。
ロウ
1種類
炭化水素 1種類
ホホバ油→ステアリン酸(約 70 %)※飽和脂肪酸
植物性スクワラン植物性スクワラン。オリーブ油蒸留後に得ら
れるスクワレン(不飽和炭化水素)に、水素を添加し、酸化し
にくくスクワランにする。
また、浸透性によっても分類されます。
植物油は不乾性油、半乾性油、乾性油に分かれる。
■不乾性油
オレイン酸が主成分のものです。マカデミアナッツはパルミトレイン酸も含みます。
・アボカド油→オレイン酸(60 ∼75 %)
・オリーブ油→オレイン酸(55 ∼88 %)
・マカデミアナッツ油→オレイン酸(55 ∼65 %)パルミトレイン酸(20 ∼25 %)
・ツバキ油
→オレイン酸(約 85 %)
■半乾性油
オレイン酸とリノール酸の両方が主成分のものを言います。
・ゴマ油→リノール酸(35 ∼50 %)、オレイン酸(35 ∼50 %)
・小麦胚芽油→リノール酸(50 ∼60 %)、オレイン酸(25 ∼25 %)
・スイートアーモンド油→リノール酸(20 ∼25 %)、オレイン酸(60 ∼67 %)
■乾性油
リノール酸が主成分のものを言います。とても酸化しやすいのが特徴です。
・グレープシード油→リノール酸(60 ∼80 %)、オレイン酸(10 ∼20 %)
・月見草油→リノール酸(55 ∼75 %)、γ- リノレン酸(約 10 %)
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脂肪酸の分類
飽和脂肪酸は安定した脂肪酸で、保護力が強い特徴がありますが、不飽和脂肪酸は、浸
透力があり、より肌の奥に働きかける性質があります。
一価不飽和脂肪酸は、二重結合が 1 箇所のみとなり、多価不飽和脂肪酸は二重結合が数
箇所あることを指します。二重結合が多いほど、分解されやすいので、体内では負担が少
ないオイルですが、皮膚上では、酸化しやすいことから、保存や使用方法に注意が必要で
す。
分類
おもな脂肪酸
バルチミン酸
飽和脂肪酸
ステアリン酸
ミリスチン酸
ラウリン酸
一価不飽和脂肪酸 オレイン酸
αリノレン酸
n- 3 系脂肪酸 DHA
多
価
不
EPA
飽
和
脂
飽和脂肪酸は、主にパーム油や動物性の脂分、乳製
品に含まれている。バターやラードなどにも飽和脂
肪酸が多く含まれている。
血液中のコレステロールを低下させ、胃酸分泌を調
整する働きがある。
アレルギー疾患、高血圧、心筋症、ガンなどを予防
する効果がある。
しそ油やえごま油などに含まれる。
中性脂肪を低下させ、高脂血症、高血圧、脳卒中を
予防する。マグロの脂身、ぶり、 などに含まれる。
血栓予防効果があり、中性脂肪を低下させる。はま
ち、マグロ、うなぎなどに含まれる。
血中コレステロールの低下効果、動脈硬化の予防効
リノール酸
果があるが、過剰摂取はアレルギーの原因となるな
どの悪影響を与える。
肪
酸 n- 6 系脂肪酸
働き
血糖値、血液中のコレステロールを低下させる効果
γリノレン酸
がある。月見草油やローズヒップオイル、母乳に多
く含まれる。
アラキドン酸
血圧、免疫系を調整する効果がある。レバーや卵白、
サザエなどに含まれる。
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キャリアオイルの主な種類
スイートアーモンドオイル / Prunus amygdalis var.dulcis
アロマセラピーでは最もポピュラーなオイルで、用途を選ばす使用しやすいオイルです。
やけどのケアオイル、ひび、乾燥肌にも使用しされます。
全ての肌質に OK です。
ピーチカーネル / Prunus persica
とてもオイルの伸びが良いオイルです。
全ての肌質に使用されますが、特に敏感肌、乾燥肌にお勧めします。
スキンケアにもお勧めします。
アプリコットカーネル / Prunus armeniaca
ピーチカーネルと似た特性のオイルですが、ピーチカーネルに比べるとやや粘性の
強いオイルです。冬場のスキンケアにお勧めできます
ホホバオイル / Simmondsia chinensis
価格の面でもオイルの性質の面でも、ちょっぴり贅沢なオイルです。
ホホバは、肌への浸透性に優れたオイルです。
ダメージを受けた肌、敏感肌、脂性肌によく使用されます。
(乾燥肌の方は他のキャリアオイルとブレンドした方が良いでしょう)
セラピストの中にはアレルギーを持った方のトリートメントやスキンケアにこのホホ
バオイルを積極的に使用する方が多くいるようです。
ココナッツオイル / Cocos nucifera
非常に軽くさらさらとした質感が特徴のキャリアオイルです。
無色、ほぼ無臭(ほんのかすかにココナッツの香りがします)でエッセンシャルオイル
(精油)の香りを邪魔することがありません。ボディー、ハンドマッサージのほか、髪や
頭皮のマッサージにも適したキャリアオイルです。紫外線を遮断するため(約 20% 程度紫
外線をカットします)サンオイルの原料としても広く使われている植物油です。無臭で酸
化安定性も非常に高いことから、手作り香水の原料としても大変適しています。
ココナッツオイルを使えば、無水エタノールを使う場合よりも、より柔らかくマイルドな
香りの香水がつくれます。
グレープシードオイル / V itis vinifera
ブドウの種子から抽出されるキャリアオイルです。軽くさっぱりとした質感が特徴の大
変使い易いキャリアオイルで、アロマテラピーでは、スイート・アーモンド油、ホホバ
油と並んで良く使用されます。爽やかな肌触りで、よく広がるため、広範囲のボディー
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マッサージやひきしめマッサージには最適です。ほぼ無臭で、エッセンシャルオイルオ
イル(精油)の香りを邪魔することがありません。酸化しやすいリノール酸が主成分で
すが、ビタミン E を豊富に含んでいるため、一定の酸化安定性があります。どのよう
な肌質にも使えますが、刺激性、粘性ともに低く、敏感肌や脂性肌に特に適しています。
ブドウの種を洗浄、乾燥した後、熱を加えて圧搾して生産されます。ブドウの種には、
わずか 13% 程度の油分しか含まれていないため、オイルを抽出するためには加熱が必
要で、グレープシードオイルは冷搾法(低温圧搾、常温絞り、Cold Press)では製造す
ることができません。ワインを製造した後に、大量に残る種が原料として使用されるた
め、グレープシードオイルはキャリアオイルの中でも比較的安価で流通しています。
一般的なキャリアオイルに10%∼20%の濃度に希釈して使用する必要のあるもの
アボカドオイル / Prunus americana
ビタミン E が豊富なちょっとリッチなオイルです。
オイルが重く、わずかににおいます。少し刺激もありますので、
10∼20%に希釈して使用する必要があります。
温度変化に敏感で、暖かいところでは液状ですが、寒いところでは凝固します。
イブニングプリムローズ / Oenothera biennis
ガンマリノレン酸含有量オイルです。
PMS、関節炎に有効だとされています。酸化がとても早いのも特徴です。
イギリスではカプセルで売られていて、ブレンド時、キャリアに1∼2カプセル加えて
使用するそうです。使用に当たっては、必要な分だけ購入し、きちんと蓋をして冷暗所
に保存、早急に使い切る必要があります。
キャリアに10∼20%に希釈して使用します。
イブニングプリムローズを使用したブレンドオイルの作り置きはお勧め出来ません。
ローズヒップオイル / Rosa rubiginosa
αリノレン酸を多量に含むのが特長のキャリアオイルです。
αリノレン酸は、近年注目を集めている必須不飽和脂肪酸です。アロマテラピーでは、
フェイシャルマッサージ用オイルとして、研究が進んだ 1990 年代後半から脚光を
浴びてきたキャリアオイルですが、2003 年の 3 月にテレビ番組でセンセーショナル
に紹介された反響で、にわかに一般にも認知されるようになりました。
単独でそのまま使用しても問題ありませんが、高価で且つ、匂いがやや強く、肌触りが
あまり良くないため、他のキャリアオイルに 5∼10% 程度の割合で加えての使用が
おすすめです。酸化が早いため、開封後はできるだけ冷蔵庫で保存するようにしてくだ
さい。含まれるカロチノイドのため、赤みがかった色をしています。
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ボリジオイル / Borago officinalis
ガンマリノレン酸の含有量の高いオイルです。
ダメージを受けた身体や関節炎、その他、炎症を緩和させたいときに有効です。ボリジ
はイブニングプリムローズ同様、とても酸化が早いのが特徴です。必要な分だけを購入
し、きちんと蓋をして冷暗所に保存して下さい。ボリジはイブニングプリムローズ同様、
日持ちしません。早く使い切りましょう。又、ブレンドオイルの作り置きはお勧め出来
ません。
小麦胚芽オイル / Prunus americana
小麦粉をつくるときに取り除かれた胚芽から抽出された油です。
小麦胚芽油に生殖能力を高める効果があることから、その成分が研究され、ビタミンE
の発見につながったという経緯があります。
ビタミンEが豊富。B郡もバランスよく含まれており、からだの老化や疲れを防ぎ、生
活習慣病を予防します。リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸など人体で合成できな
い必須不飽和脂肪酸が多く、LDLコレステロールを滅少させ、動脈硬化を予防します。
キャリアオイルの1つとして、マセレーションオイル(浸出油)と呼ばれるものが
あります。マセレーションオイルは、植物オイルに、収穫したハーブを浸し、数週間
かけてハーブエキスを植物油に溶け出させたものです。
マセレーションの寿命は作られてから1年以内。酸化が早いので、フレッシュなもの
を購入するよう心がけ、保存は他のオイル同様、冷暗所で行い、早めに使い切りまし
ょう。尚、マセレーションオイルは、サンフラワーオイルを使用したものが多いよう
です。
セントジョーンズワート・オイル / Hypericum perforatum
古くからヨーロッパの民間医学で使用されてきた深紅のオイルです。
使用する際は、キャリアオイルに10%以内に希釈して使用します。
このオイル自体に、独自の特性があるため、精油を使用する場合は通常より希釈濃度を
低くします。神経痛、坐骨神経痛、関節炎に有効
カレンデュラ・オイル / Calendula officinalis
マリーゴールドの花弁から作られた緑色のマセレーションです。
皮膚治癒特性に優れたオイルとして知られています。
ひび割れた肌やあかぎれ、おむつかぶれに有効です。
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キャリアオイルのブレンドテクニック
それぞれのキャリアオイルの特性を知った上で、それぞれの長所を活用し、短所を補い
合うようにブレンドします。
敏感肌用
炎症を鎮める・・・カレンデュラ、ボリジ
低刺激・・・・・・スイートアーモンド、ピーチカーネル、ホホバ
アプリコットカーネル、グレープシード
酸化しにくい・・・オリーブ、ツバキ、マカダミアナッツ、小麦胚芽
植物性スクワラン
痛みを取る
痛みを鎮める・・・セントジョーンズワート、イブニングプリムローズ
ボリジ
酸化しにくい・・・オリーブ、ツバキ、マカダミアナッツ、小麦胚芽
植物性スクワラン
アンチエイジング
浸透性がある・・ローズヒップ、イプニングプリムローズ
栄養価が高い・・アボガド、小麦胚芽
肌なじみ良い・・ホホバ、植物性スクワラン、ピーチカーネル
アプリコットカーネル
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第2部
精油成分の分類と特徴
★アロマテラピーで必要な原子は、水素、炭素、酸素の3つです。
炭素 ・・・ 有機物の骨組みとなり、炭素の数が精油の揮発性と関係する。
炭素(C)5個が基準となり、イソプレン単位という。イソプレン単位
が2のとき、「モノ」といい、3つのとき「セスキ」という名前が頭に
つく。炭素数が8∼15個がもっとも嗅覚細胞が感じやすい。
酸素 ・・・ 空気中の5分の1を占め、水の分子を構成するため、酸素を含むと水に
溶けやすくなるという性質を持つ。
水素 ・・・ 気体の中でもっとも軽いもので、常に何かに電子を奪われることが多い。
<アロマテラピーの化学的な成分分類>
酸素化合物
炭化水素
アルコール類
酸類
テルペン類(モノ・セスキ) フラン類
アルデヒド類
エーテル類
ケトン類
エステル類
フェノール類
オキシド類
ペロキシド類
ラクトン類
【テルペン類】(炭化水素)
テルペン類は、もっとも広く存在し、成分の元となるもので、水素と炭素のみで構成さ
れています。炭素数の多い少ないによって、大きく2つのグループに分けることが出来
る。
基本単位・・・イソプレン単位(炭素が 5 個)
イソプレン単位 2・・・炭素10個 → モノテルペン類
イソプレン単位 3・・・炭素15個
<働き>
∼ 共 通 ∼
∼モノテルペン類∼
→ セスキテルペン類
弱い消毒殺菌効果、副作用の抑制、脂分の分解 など
炭素が10個
鎮痛、去痰、興奮、リフレッシュなど
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ポイント!
軽いため、揮発しやすく、頭部への働きかけが強い
炭化水素のため、脂分を分解するのを助ける
∼セスキテルペン類∼
炭素が15個
抗炎症、鎮静、降血圧、鎮痛、鎮痙攣
など
ポイント!
炭素が多く重いため、揮発しにくく、下半身への働きかけが強い
重いことにより、下げる、保護するという働きが強くなる
【アルコール類】
アルコール類は、テルペン成分に酸素が1箇所くっついた状態になり、水酸基(- OH)
が出来た状態。
<働き>
水に溶けやすい、揮発しやすい、抗菌、殺菌、抗ウイルス、興奮、非毒性
など
ポイント!
油にも水にもなじみやすく、身体への働きかけが強い
抗菌力がつよく、毒性がないので、安全に使うことが出来る
【アルデヒド類】
アルデヒド類は、アルコール成分にさらに酸素結合し、酸化したアルコールを指す。
<働き>
強力な芳香性、神経の鎮静、血管拡張、抗菌、殺菌、抗ウイルス、皮膚刺激、解熱な
ど
ポイント!
不安定な物質のため、刺激性がある場合もある
分子の大きさがニオイとして感じやすい大きさの為、残りやすい
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【ケトン類】
ケトン類は、酸化が進み、これ以上容易に酸化できないものをさす。比較的刺激性の高
い成分が多い。特に妊娠中での使用は避けましょう。
<働き>
瘢痕形成、脂肪分解、粘液分解、鎮静、抗血栓、抗炎症 など
ポイント!
酸化が進んだ状態のため、残りやすく、刺激もある
残って働くため、じっくり影響を与えたい時に役立つ
【エステル類】
酸とアルコールが結合して出来た成分。植物が成熟したときに生まれる。毒性は低く、
子供やお年を召した方にも使用を勧められる成分。
アルコール類 + 有機酸
エステル類
+ 水
どちらの反応も起こすため、酸の量や水分量などで反応が変わる
<働き>
抗ウイルス、抗炎症、瘢痕形成、神経系に対する鎮静と強壮 など
ポイント!
もともとアルコールと酸なので、安全性が高い
水分と反応するため、体調によって異なる反応をする
【フェノール類】
水酸基(−OH)が芳香環(環状構造)に付加すると、フェノールになる。アルコール
の一種だが、水酸基のつく位置が違う。データ上では98%の刺激又は毒性を持つ。
<働き>
水に溶けやすい、揮発しやすい、抗菌、殺菌、抗ウイルス、神経と免疫の強壮
大量の使用で肝臓への毒性や皮膚刺激もある。妊婦授乳期は使用不可。
ポイント!
刺激性が強く、危険性も高い
人体には刺激を与えることで、免疫などの活性につながる
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【オキシド類】
水酸基(−OH)が芳香環(環状構造)の2箇所に付加すると、オキシドになる。これ
もアルコールの一種だが、水酸基のつく位置が違い、非常に不安定な酸素を持つため、
酸化しやすい。
<働き>
粘膜溶解、抗菌、抗ウイルス、空気清浄、去痰、神経系への刺激
など
ポイント!
不安定なアルコールなので、すぐに酸素が切り離されて、近くのものと反応し
やすく、化学反応、溶解作用が強い
化学のポイント!
妊娠中は、不安定な物質や、残りやすい成分は使用をお勧めできません。
使用する際には、安全性の高い精油を必ずお勧めしてください。
(例)
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、
ネロリ、ローズウッド、フランキンセンス、サンダルウッド
など
成分の特徴を活かして、体調や場面に応じた精油を使ってください。
特に疲れている度合い(酸の量に影響)と水分量に気を配りましょう。
全く正反対の反応をする場合がありますので、ご注意下さい。
主な精油部位グループ
根
・・・ 栄養を吸収する。
葉
・・・ 呼吸をし、栄養を作る。
木
花
・・・ 水分や栄養を運ぶ。
・・・ 子孫を残す。美しさをアピールする。
果実・・・ 栄養を蓄える。種を守る。
種子・・・ 新しい命(活力)となる。
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主な精油成分グループ
C+Hのみで構成
テルペン類
- OHが鎖状につく
- OHが環状につく
溶かす力が強い分刺激あり
フェノール類
アルコール類
第1級
第2級
酸化
酸化
アルデヒド類
反応しない
ケトン類
酸化途中のため
刺激性あり
オキシド類
第3級
酸化完了のため
残りやすい
有機酸と
アルコールの
反応により
エステル類
精油のブレンド例
それぞれの精油の抽出部位や成分を参考に、特性を知った上で、それぞれの長所を活
用し、短所を補い合うようにブレンドします。
オイル名
スポーツ後に
キャリアオイル
精油
スイートアーモンド
ライム、ローズマリー、ペパーミント、ローレル
ホホバ
植物性スクワラン
燃焼効率アップ
むくみ対策
鎮静に
スイートアーモンド
アプリコットカーネル
グレープシード
スイートアーモンド
グレープフルーツ、ゼラニウム、ジュニパーベリー、
ペパーミント、スイートフェンネル、ブラックペッパー
アルプスラベンダー、プチグレン、フランキンセンス、ネロリ
グレープシード
小麦胚芽
ホホバ
ホルモンバランス
スイートアーモンド
イランイラン、ローズウッド、フランキンセンス、ジャスミン
グレープシード
小麦胚芽
ホホバ
冷え対策
イライラ防止
スイートアーモンド
マンダリン、マジョラム、ローマンカモミール、サンダルウッド
グレープシード
小麦胚芽
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安眠対策
グレープシード
フレンチラベンダー、サンダルウッド、マジョラム、クラリセージ
スイートアーモンド
ホホバ
呼吸改善
スイートアーモンド
ユーカリ、ベンゾイン、レモン
免疫活性
スイートアーモンド
フレンチラベンダー、ユーカリ、ライム、バジル
ココナッツ
ホホバ
アボガド
妊娠中に
スイートアーモンド
フレンチラベンダー、ローズウッド、ネロリ
オリーブ
ホホバ
クリア
ローズヒップ
イブニングプリムローズ
フレンチラベンダー、フランキンセンス、ネロリ、ローズオットー
植物性スクワラン
ホホバ
アンチエイジング
ローズヒップ
アプリコットカーネル
植物性スクワラン
ローズマリー、ローズウッド、シダーウッド、マジョラム、
ゼラニウム、ローズオットー
ボリジ
アボガド
ホホバ
敏感肌対策
ホホバ
フレンチラベンダー、ローマンカモミール、フランキンセンス
カレンデュラ
イブニングプリムローズ
植物性スクワラン
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