ワンポイント ワンポイント 総集編

総集編
手間暇かけずに業務効率を上げたい方に贈る
この一冊!
BLUETREND
電話だけじゃ
わからない
ワンポイント
総集編
0 2 年 6 月 ∼ 0 8 年 1 2 月
あって良かった
ワンポイント!
ワンポイント
本書は、九州支社のインストラクターが作成した2002年6月∼2008年12月までの
ワンポイントマニュアルをBLUETREND V
最新版に変更して総集編として
作成し直したものです。
今までのワンポイントを大事に取っておいていただいたお客様も、初めて見る!
というお客様も、まずは目を通して見てください。きっと得する事、請け合いです!
ワンポイントなんてもらったことないよ!というお客様は各県担当の
ワンポイント
総集編!
インストラクターにお申し付けください。
※ 今回のマニュアルは、基本的にBLUETREND V Ver6を元に作成しております
INDEX
ワンポイント総集編
本書は、九州支社のインストラクターが作成した2002年6月∼2008年12月までのワンポイントマニュアルを
BLUETREND V 最新版に変更して総集編として作成しなおしたものです。
このINDEXでは、ページ、主な解説概要、 Vol番号という順に記載しています。
P.1
POINT
1
ファイル管理編
ペー ジ
主な解説概要
P.1
Vol
現場管理での現場抽出方法
1
P.2
BTVファイルの簡単検索方法
2
P.3
作業データの名前の変更
3
P.4
作業データを別名で保存
4
P.5
現場データの一部を抜き出してみよう。
5
P.17
POINT
2
座標管理・地番管理編
ペー ジ
主な解説概要
Vol
P.7
【座標管理】座標同一点チェック
6
P8
P.8
【座標管理】行
【座標管理】行コマンドで地番構成点を同期
ンドで地番構成点を同期
7
P.10
【地番管理】構成点編集
8
P.11
【地番管理】入力方法変更
9
P.12
【地番管理】地番構成点チェック
10
P.13
【共通】豆知識
11
P 45
P.45
POINT
3
各種プログラム編
ペー ジ
主な解説概要
Vol
P.15
アフィン変換
12
P.17
OCRユーティリティー
13
P.18
各階平面図
14
P.19
縦横断測量での拡幅・片勾配入力
15
P.55
POINT
4
CAD@設定編
ペー ジ
主な解説概要
Vol
P.20
設定−基本設定
16
P.21
CAD設定(初期ページ、レイヤ、シンボル)
17
P.23
表示の切替え(作業データ、特殊線、ラバーバンド)
18
P.25
元データの非選択
元デ
タの非選択
19
P.26
20
P.27
設定−カスタマイズ
両ボタンドラッグ
P.28
編集CAD基本操作(オブジェクト指向)
22
21
P.57
POINT
5
CAD@総合編
ペー ジ
主な解説概要
な解説概要
Vol
P.30
番号の自動カウント入力(カウントアップ)
23
P.31
文字コマンドの豆知識(マスク、用紙固定、属性取得)
24
P.33
スポイト&文字置換
25
P.34
文字編集−アシスト
26
P.35
線種詳細表示、線編集−間引き編集
27
P.36
通過点編集−範囲移動・標高補正
28
P.37
CAD豆知識(用紙設定、微動、法複写)
29
P.38
特殊線入力、法面入力(要素選択)
簡易横断図(測量−簡易図)
30
P.39
P.40
P.41
P.42
P.44
P.45
31
32
簡易横断図(測量−断面)
CAD面積調整(点・線)
33
34
35
36
EXCEL読み込み
カラーラスタ配置
ラスタ部分移動、ラスタ色変更
塗潰しコマンドの新機能
塗潰し色の参照
塗潰し−ペンでの階層分け
塗潰し・ハッチングの変形
ハッチング入力(要素選択)
部品コマンド
変形−寸法訂正
用紙配置いろいろ
P.46
P.47
P.48
P.49
P.50
P.51
P.53
P.54
P.55
既図面読み込み レベル複写
既図面読み込み、レベル複写
37
38
39
40
41
42
43
44
45
P.56
DXF読み込み(レベル追加−CAD指定)
46
P.57
原図枠の移動(レベル編集)
47
P.59
レベル編集−形状移動(1点方向角、1点補正)
48
P.50
POINT
6
出力・電子納品編
ペー ジ
主な解説概要
Vol
P.60
図面計算書一括変換
49
P.61
SXF活用術
50
P.62
SXF一括書き込み
51
P.63
電子納品
52
P.30
POINT
7
Windows機能編
ペー ジ
P.64 外字を登録してみよう
P.65 登録した外字を使ってみよう
主な解説概要
Vol
53
54
白 紙
Vol
1
現場管理での現場抽出方法
現場データの作成日時を指定したバックアップに関してご説明いたします。
面倒なバックアップ作業も、これを使えばより簡単に行なえるかも・・。
現場管理での現場抽出方法
多数のファイルの中から必要なファイルを簡単に検索してみよう!
今回は工期着手日が6月1日から8月1日までに作成した現場データのみバックアップをとってみましょう 。
①まず6月1日から8月1日までの現場のみ抽出します。
現場管理にて「 ツール − 現場の抽出 」をクリックします。
工期着手日にチェックをつけ「平成20年6月1日」∼「平成20年8月1日」と入力後、OKをクリックします。
現場管理でそれぞれの工区を開いていただくと 抽出した現場のみ表示されているのが確認できます
現場管理でそれぞれの工区を開いていただくと、抽出した現場のみ表示されているのが確認できます。
②「 ツール − バックアップ − 現場のバックアップ 」 を開き、バックアップ対象を「すべての工区」にした場合も
抽出された現場のみ選択が可能になります。
※抽出を解除したい場合には、再度「 ツール − 現場の抽出 」をクリックし、工期着手日のチェックをはずして下さい。
1
Vol
2
BTWファイル簡単検索方法
多数のファイルの中から必要なファイルを簡単に検索してみよう!
今回はBLUETREND Vプログラムでファイルを開く場合を例としてご説明いたします。
BTVファイル簡単検索方法
あるフォルダー内にある、多数のデータファイル中より、作業を行いたいデータを
あるフ
ルダ 内にある 多数のデ タフ イル中より 作業を行いたいデ タを
探す場合の方法をご説明します。
①「ファイル−開く」をクリックします。探したいデータ名が「200809」より始るとするとファイル名の所に「200809*」と入力しENTERを押します。
ここに「200809*」と入力
②探したいデータ名が「○○○号線」を含む場合は、ファイル名
の所に「*○○○号線*」と入力しENTERを押します。
ここに「*○○○号線*」と入力
ワンポイント 【
【*(アスタリスク)】
(アスタリスク)】
今回の様に、先頭部分のファイル名がわかっていた場合、【わかっている部分*】と入力し、
ファイル名の途中の一部しかわからないような場合は、【*わかっている部分*】と入力すれば検索が出来ます。
例: 平成20年*、*14号線* (*は半角)
わからない部分には「*」を使用する事で、○○(わかっている部分)がつく全てのものという検索を行なってくれます。
全てを表示しなおしたい場合には【ファイル名】を消し、【ファイルの種類】を変更してあげると、元の表示状態に戻ります。
また、ファイル名を変更する事で何度でも検索しなおすことが可能です。
これはDXFファイルを開く時でも、エクセルファイルを開く時でも、ワードファイルを開く時でも、とにかく【開く】ウィンドウ
が表示されるものに関しては使用可能です
が表示されるものに関しては使用可能です。
2
Vol
3
作業データの名前の変更
BTVを作業中に各作業データに名前を付けていく方法をご紹介いたします。
これはBLUETREND Vの作業データを開いた際に中に入っている作業データの数が増えてくると
各作業データに名前を付けていない場合、中を開いて確認しないと中身がわからないように
なってしまうことを防ぐための方法です。
作業データの名前の変更
①メニュー画面では、名前を付け替えたいデータをクリックし、データ名称変更ボタン
を押すことで変更ができます。
②各作業中の画面では、「作業データ(D)−名称の変更(R)」で名前の付け替えが行えます。
3
Vol
4
使ってみよう! 『作業データ』 ― 「別名で保存」
今回は「編集CAD」の作業データを変更前と変更後の2つに分けて
保存する方法をお送りしようと思います。
平面計画図等で複数の計画図面を作る際に便利です。
作図中に作業データを編集してみましょう
作図作業を一時止めることなく、
作図作業を
時止めることなく
作業データを複数に分けたり、名称変更が可能です。
① 「編集CAD1」で現況平面図を作成していきます。
現況平面図作成!
② 図面が出来上がったら一番上の段の「作業データ」−「名前の変更」で「編集CAD1」を「元図」に変更します。
③ 「ファイル」−「上書き保存」でデータを保存します。
④ そのまま計画線を入力して平面計画図を作成していきます。
平面計画図作成!
⑤ 平面計画図が出来上がったら「作業データ」−「別名で保存」を選択します。
タ名を聞いてくるので 「計画案 1案」と入力します。
1案」と入力します
⑥ 作業デ
作業データ名を聞いてくるので、「計画案
⑦ データクローズで終了すると、作業データの一覧の所に
「元図」と「計画案 1案」と2つの作業データが出来ています。
これで現況平面図のデータはそのままの状態で、新たに計画線まで入った作業データが別に作成されています。
4
Vol
5
現場の抜き出し
作業データ単位で別現場(新規)に抜き出す方法
に関してご説明いたします。
現場の抜き出し
<現場の作業データと、それに関する座標地番をBTVファイルで抜き出します。>
①
まず作業データを抜き出したい現場を開きます。
② 「ファイル」−「現場の抜き出し」 を選択します。
参照ボタンをクリックで、別の媒体(フラッシュメモリ等)に
保存先を変更することも可能です
(
時⑦ メ ル送信 チ クは要らなくなります )
(この時⑦のメール送信のチェックは要らなくなります。)
③ 「現場の抜き出し」 のボックスが開きますので、
ここでファイル名の所に、新しい現場データ名を入力します。
(ちなみにここでは【メール送信用現場】と入力しました)
5
④送りたい作業データにチェックを入れて
④送りたい作業デ
タにチェックを入れて
次へで進みます。
⑥ ④で選択された作業データで使用されている
座標には
左記アイコンが付き
座標管理の情報として、一緒に送信されます。
(解除することはできません)
(解除する
とはできません)
確認したら【次へ】クリックで進みましょう。
⑤ ④で選択された作業デ
④で選択された作業データで使用されている
タで使用されている
地番には
左記アイコンが付き地番管理
の情報として、一緒に送信されます。
(解除することはできません)
確認したら【次へ】クリックで進みましょう。
⑦ 現場データのメール送信にチェックをいれて、
実行をクリックしましょう。
⑧ 下記メッセージがでたら【はい】でメール送信用のソフトが起動します。
6
Vol
6
座標同一点チェック機能
座標や地番をたくさん登録しているうちに、座標値は同一なのに、違う座標として登録してしまったり、
隣接地番で同一座標値の違う点をそれぞれ構成点として使用してしまったり・・
こんなときに大活躍する【座標同一点チェック】をここではご説明いたします。
ここでは下記のような状況を例にとり、ご説明いたします。
点名K-2→地番1-7の構成点
点名KK-2→構成点ではない
K-2とKK-2は同一座標値
地番1-6→点名1-6使用
地番1-7→点名1-7使用
点名1-6、1-7は同一座標値
①
にて、メニューバーより【専用コマンド−座標同一点チェック】をクリックしましょう。
②【同一点のXY座標】の部分に、上記各2点分表示されます。
【同一点の情報】について地番の構成点である場合には、
【地番】に○が付き、地番の構成点でない座標の【削除】
に○が付き優先的に削除されます。
両方とも地番の構成点となっている場合には、どちらかを
削除しますが、削除後に、地番構成点を削除していない
点に自動的に置き換えるため、削除されない側が置換
先となり【置換先】に○がつきます。
③【同一点をすべて削除】ボタンをクリックすることで、地番を崩さずに同一点を削除することが出来ます。
7
Vol
7
行コマンドで地番構成点を同期
今回はBLUETREND Vから出来るようになった機能の中で、地番構成点に使用している
座標の座標点番を移動させたときに地番の形状を変わらなくする機能についてご説明いたします。
行コマンドで地番構成点を同期
①「座標管理」の画面で「専用コマンド」−「行コマンドで地番構成点を同期」にチェックを付けます。
この画面で左クリックします。
この画面で左クリックします
②次に行移動を行う座標の点番をクリックして「右クリック」−「行」−「行移動」を選択します。
ここを押さえて右クリックします。
8
③空いている点番にマウスを移動して点名の欄でダブルクリックします。
このとき「地番構成点情報の更新します」とメッセージが出て来ますので「はい」をクリックします。
この枠をダブルクリックします。
④これで座標の点番は動きましたが、地番の構成点は変わりませんので、地番の形状や面積は元のままになっています。
ご注意
ご注意!!
以下の手順で座標点番を移動させたときは、この機能は無効となります。
≪[専用コマンド]−[点名ソート]コマンドで座標を移動したとき。≫
≪行の[切り取り][貼り付け]で座標を移動したとき。≫
おまけ その1 「SIMAデータ変換について」
BTW Ver4より「日本測地系」・「世界測地系」を選択出来るようになっていますが、座標・地番のデータをSIMAデータに変換させ
て書き込む際に、「測地系設定を書き込む」にチェックをつけて書き込むと受け取り側のアプリケーションソフトが測地系の区別が出
来ないものだとSIMAデータの読込を行うとエラーが出て読み込めない場合があります。その場合は、チェックをはずして書き込めば
受け側でデータを開くことが出来るようになります。
おまけ その2 「BULETREND V 裏ワザ入門」「BLUTREND Vラクラク機能徹底活用術」
FCコンシェルジュのサポートより
弊社のBLUETRENDインストラクタ 監修の 操作解説本(PDF)がダウンロードできます。
操作解説本(PDF)がダウンロ ドできます
弊社のBLUETRENDインストラクター監修の
9
Vol
8
地番管理−構成点編集
地番登録を行った後で、新たに地番の構成点に加えたい座標があった場合や逆に地番の構成点から
外したい時にお使いいただくと便利なのが「構成点編集」です。境界を確定して地番の構成点を変更する場合
にもお使いいただけます。
構成点編集−追加・削除
専用コマンド−構成点編集をクリックします。
今回は2つの隣接する地番に
構成点「AA1」を追加しました。
地番の構成点として座標を加えたい時 または構成点から外したい場合に使用します。
地番の構成点として座標を加えたい時・または構成点から外したい場合に使用します。
今回は入力例として「AA1」の座標を地番の構成点に加えてみましょう。又地番の構成
点から外してみましょう。
どの地番結線に「AA1」が追加されるのかを決めま
「AA1」をクリックします。以下の
す。今回は「AA1」の右側の地番線をクリックします。 メッセージが出てきますので
そのままOKをクリックします。
構成点から外したい場合は「削除」を選択して構成点をクリック。
構成点から外したい場合は「削除」を選択して構成点をクリック
構成点編集−訂正
当初「AA1」の座標を地番の構成点にしていたところ、境界確定後に構成点が「AA2」に
変更になった場合に隣接する地番の構成点をまとめて変更してみましょう。
構成点を変更したい座標をクリックします。
新たに構成点にしたい座標をクリックします。
地番の構成点を
[AA1」から
「AA2」に変更
しました。
10
Vol
9
地番−入力方法変更(地番逆回し)
地積測量図(測量図)で求積表を作成した場合に、倍面積の数値にマイナスがついてしまう時があります。
そのような時に倍面積にマイナス表示をしない方法です。
地番−入力方法変更
①変更したい地番名をクリックして
【専用コマンド−入力方法変更】をクリック
②「処理」のラジオボタンを「逆回り化」にしてOKをクリックします。
ワンポイント
最初から倍面積にマイナスの符号を出したくない時は 地番登録で反時計回り(左回り)に地番登録を行うと
最初から倍面積にマイナスの符号を出したくない時は、地番登録で反時計回り(左回り)に地番登録を行うと
マイナスの符号は付きません。
11
Vol
10
地番構成点チェック機能
構成点が多ければ多いほど、隣接した地番において、片方の地番では拾った点を、もう片方の地番では
拾い忘れていたり・・なんていうことよくありますよね。
ここでは、隣接する地番の構成点がきちんとあっているかを確認し、違っている場合には自動的に修正してくれる
地番構成点チェック機能についてご紹介します。
例えば、下図のように隣接している地番があったとしましょう。
この場合隣接する地番の構成点はC4、Q1、C3となりますが、この内Q1の点が
52-10のみ地番構成点になっていると仮定します。
つまり「52-10」の構成点にはなっているが、「52-11」の構成点にはなっていない
点、それがQ1です。
①地番管理にてメニューバーより【専用コマンド
−構成点チェック】をクリックしましょう。
②チェックしたい地番を現場プロットから選択します(一度に複数地番の指定も可能)
選択後は【検索】ボタンをクリックしましょう。
①
③内容を確認後、地番の構成点の変更(このケースでは「52-11」の構成点に「Q1」を追加)する場合は【個別登録】をクリックします。
登録後は【終了】ボタンで、コマンドを終了しましょう。
対象地番で選んだ地番同士が隣接している場合この地
番については構成点が抜けているという意味です
この座標が隣接するもう一方の地番では地番構成点に
なっています。
④作業後「52-11」の構成点を見てみると「Q1」が地番の
構成点として登録され、隣接した「52-10」と同じ構成点を
共有する形に自動的に修正されていることが確認できます。
12
Vol
11
座標管理・地番管理豆知識
こんなことありませんか?座標が多く、プロット画面からなかなか探せない・・・
複数地番をまとめて登録したい。
今回は、座標管理や地番管理の活用法についてご説明いたします。
プロット画面と座標
☆プロット画面から交点計算や地番登録をする時
☆プロット画面から交点計算や地番登録をする時・・・
余計な点があると間違いの元ですよね!
プロット画面での座標の表示/非表示を切り替えします。
座標の表示/非表示を切り替え
① 座標管理のセルを右側に送り、ロットという項目を探し
てください。(選択されているテンプレートにより表示されて
いない場合もあります。その場合は、『セル』−『セル項目
変更』でプロ トの項目を追加してください 又は 『セル』
変更』でプロットの項目を追加してください。又は、『セル』
−『その他』−『テンプレート管理』で 詳細 を選択します。)
②プロット欄に○印がついています。
非表示にしたい箇所をダブルクリック
し(又はDeliteキー)、○印のない状
態 します。
態にします。
☆プロット画面⇔セルの座標
①プロット画面のマークを左クリックすると、
該当する行にセルが移動します。
②キーボードの 無変換キー を押しながら点
名を左クリックすると、プロット画面の中心に該
当する測点が表示されます。
13
複数地番の登録
☆複数地番の登録方法1
①登録する数だけ地番Noをドラッグします。
②『専用コマンド』 『地番登録』を選択します
②『専用コマンド』−『地番登録』を選択します。
③地番の構成点をすべて入力し終わったら、『編集』−
『次地番』を選択します。
④編集内容を登録を選択してOK
⑤次行の地番入力画面に変わります。
☆複数地番の登録方法2
①
① 『専用コマンド』−『結線登録』を選択します。
②地番の構成点をクリックしていきます。
例:K1→K2→K3→K4→K5→K6→K1→ペンUPをク
リック→K6→K3
③地番登録をクリック
④地番名を入力し 一括登録 をクリックします。
②
③
④
14
Vol
12
アフィン変換について
今回は世界測地系の座標変換(アフィン変換)についてご説明いたします。
アフィン変換してみましょう。
皆様が良く使われている座標変換方法はバイリニア法(TKY2JGD)ではないでしょうか?
この場合は、パラメーターファイルを使用しての座標変換となりますが、
パラメーターとして使用している基準点(三角点)の変換方法が改算、あるいは改測された場合
(地理院HP「 http://sokuservice1.gsi.go.jp/ 」で三角点を閲覧すると履歴の欄に記載されています)
その点を基点としてアフィン変換を行なう方が精度が高く得られます。
※ 上記の点が、バイリニア法で変換(パラメーターファイル)されている場合(TKY2JGDで変換)は、アフィン変換で基点にする意味合
いがありませんので、バイリニア法で変換する方が望ましいです
① 座標変換(世界測地系)で作業データを追加しましょう。
② 変換方法チェックボックスにて「アフィン変換」にチェックを入れます
(座標系はバイリニア法でのみ使用しますので 選択する必要はありません)。
③ アフィン変換で使用する3点以上の基点を指定します。
ケース1:基点の日本測地系座標・世界測地系座標どちらも座標管理に登録されている場合
基点に○をつけ、基点NOもしくは基点名に
座標管理で入力済みの点番もしくは点名を入力します。
ケース2:基点の日本測地系座標のみが座標管理に登録されている場合
基点に○をつけ、変換後X・Yにそれぞれ
世界測地系の座標を入力します。
ケース:3基点の世界測地系座標のみが座標管理に登録されている場合
新規の行で変換元X・Yにぞれぞれ日本測地系の座標を入力し、
基点に○をつけ、基点NOもしくは基点名に座標管理で
入力済みの点番もしくは点名を入力します。
15
ケース4:基点の日本測地系座標・世界測地系座標どちらも座標管理に登録されていない場合
をクリックします。
新規の行で変換元X Yにぞれぞれ日本測地系の座標を入力し、
新規の行で変換元X・Yにぞれぞれ日本測地系の座標を入力し、
基点に○をつけ、変換後X・Yに世界測地系の座標をそれぞれ入力します。
※1 未登録の変換後X・Yを座標管理に登録したい場合には、変換後点番・点名を入力してください。
※2 座標変換(世界測地系)で作業データを新規に追加した場合、座標管理に登録されている座標は自動的に全て表示
されますので、基点として使用する世界測地系の座標を座標管理に登録されている場合にはご注意ください。
④ ファンクションバーより
をクリックして変換します。
⑤ ファンクションバーより
をクリックして座標登録します。
座標変換補正量は、次で与えられ、未知の係数を解きます。連立方程式が未知の係数の数よりも多い場合は、
変換する基準点での誤差の二乗和が最小になる未知係数の解を求めます。
Xz=x+Sx・cosθx・X−Sy・sinθy・Y
Yz=y+Sx・sinθx・X+Sy・cosθy・Y
ただし、
x:X座標の平行移動量
y:Y座標の平行移動量 Sx:X座標のスケールファクター Sy:Y座標のスケールファクター
θx:X座標の回転量
θy:Y座標の回転量
X:旧X座標
Y:旧Y座標
Xz:新X座標
Yz:新Y座標
※BLUETREND Win、BLUETREND Vのアフィン変換の仕様は
「測地成果2000導入に伴う公共測量成果座標変換マニュアル」
に基づいて、日本測量協会の電算プログラム検定を取得しています。
もう1つの変換方法「重み付け補間」に関しましては、ヘルプをご参照ください。
16
Vol
13
OCRユーティリティー
以前よりある機能にも関わらず、皆様があまりご存じない、といわれるプログラム【OCRユーティリティー】を
ここではご紹介しようと思います。
紙で打ち出した座標リスト、CAD上にある座標一覧、これらを手打ちすることなく【座標管理】に
持っていってみましょう!
紙に打ち出し済みの座標リストの場合
下準備としてスキャナで読み取りファイル化しておきましょう。この時取り込めるファイルは、TIFF、JPG、BMP形式のファイルです。
カラーのイメージは白黒に変換して取り込まれます。(OCRユーティリティー内でもスキャナから直接読み取ることは可能です)。
①メインメニューより【その他計算関連−OCRユーティリティー】を選択し作業データを追加しましょう。
②【ファイル】をクリックし、先ほどのファイルを選択後【開く】をクリックしましょう。
ワンポイント
ワ
ポイ ト 【画面
【画面上のアイコンについて】
アイ
】
ファイルを指定してラスタデータを取り込みます
TWAIN対応の外部デバイス(スキャナやカメラなど)からラスタデータを取り込みます。
クリップボードからラスタデータを取り込みます。
傾きを自動で補正します。
罫線を自動で削除します。
左側ウィンドウに表示されているラスタデータを拡大(2倍)・縮小(1/2)表示します。
ラスタデータを変換するときの認識モード、認識対象文字種、出力形式の設定を変更します。
左側のウィンドウで指定した領域内(マウスの左ボタンを押しながらドラッグして指定)のラスタデータが変換され
て、右側のウィンドウに表示されます。
③文字として変換したい部分をドラッグして囲み
マウスの左ボタンを押しながら
ドラッグして範囲を指定後
をクリック
をクリックしましょう。画面左側に変換後の文字が表示されます。
変換後のテキストデータが
右側のウィンドウに表示
される。
④変換後のテキストデータ上で、右クリックし【コピー】をクリック後、【OCRユーティリティー】を閉じ、【座標管理】にて右クリックし【貼り付け】
をクリックしましょう。
CAD上にある座標一覧の場合
下準備として、CAD上で表を選択し画面右側のコマンドより【クリップボード−複写】をクリックし、クリップボードに複写しておきましょう。
①メインメニューより【その他計算関連−OCRユーティリティー】を選択し作業データを追加しましょう。
②【クリップボード】をクリックしましょう。
これ以降の作業については、上記③∼④と同様です。
17
Vol
14
各階平面図
BLUETREND Vシリーズになってから改良された各階平面図。
建物入力もより簡単になりました。
「入力ガイド」も新たに表示され、わかりやすさのみならず入力も簡易になりました。
ここではBLUETREND Vシリーズで改良された部分を一気にご紹介いたします。
改良① 「タイプ」入力を追加
タイプ」入力を追加
「建物」、「区分建物」の他に、新しく「タイプ」の入力設定を追
加しました。
改良② 「各階同型」入力方法の変更
「階追加」ボタンで開始階と終了階の入力のみで各階同型入力
できます。
※タイプは「基本部」、「接続」、「離れ」、「吹抜」で構成されます。
※タイプは「基本部」
「接続」 「離れ」 「吹抜」で構成されます
そのタイプを区分建物の階データが参照することにより、複数同
型の区分建物入力が簡略化でき、またタイプで訂正すると全て
の同型箇所に反映されるため作業効率もUPします!
改良③ 「入力ガイド」
「建物入力∼所在入力∼建物配置」まで、よく使うコマンドを
並べた「入力ガイド」を付けました。
≪表入力・CAD入力に関する改良ポ
イント≫
①建物入力時、基本部が存在しない
場合は必ず基本部の入力から開始し
ます。
※入力属性ダイアログは表示されませ
ん。
②表入力またはCAD入力において、入
力属性ダイアログに「前階」、「次階」ボ
タンを追加し、コマンドを終了させずに
階移動できるようになりました。
その他の機能UP項目一覧
■「アンドゥ・リドゥ」機能の追加
■「入力軸」の変更
斜め入力を行った場合、その傾きを垂直方向にするかどう
かを選択できるようにしました。
最初の入力軸
18
[縦][横]セルの入力値
が示す方向を垂直方向
入力軸変更
としたい場合は○に設定
します。それ以降の行は、
「縦」「横」セルの入力値
は、この垂直方向から計
算された値になります。
改良④ 「建物形状取得」
表入力時、既に入力されている建物の形状を参照し、参照した
建物形状の値をセットする機能を追加しました。
「建物取得」ボタンをクリック
建物と階数を選択
[縦][横]セルに数値が入力されます
■「閉合図形取得」
入力済みの建物やDXF・DWGで読込んだ閉合図形を選択し、
自動的に建物形状を取得できるようになりました。
例えば・・・DXF/DWGの各階平面図を
読込んで閉合部分をクリックすると、建物
形状が入力できるので とっても楽♪
形状が入力できるので、とっても楽♪
Vol
15
縦横断測量での拡幅・片勾配入力
『縦横断測量の拡幅・片勾配の計算がスタイルを見てもどうも良く分からないし、個別入力も面倒くさい。
もっと簡単に比例配分で計算できないものなのかなぁ?』というご質問を良く頂きます。
ここでは拡幅・片勾配スタイルを使わずに比例配分で計算する方法についてご説明いたします。
拡幅・片勾配の比例配分入力
① 路線データを読み込んだ縦横断測量データ、もしくは曲線要素を手入力した縦横断測量データの【曲線・拡幅・片勾配】タブを
開きましょう。
すりつけ変化点が表示されているのが確認できます。
ここで表示されている左右の拡幅や片勾配は、拡幅スタイル及び片勾配スタイルで自動計算された値が表示されています。
これを手動で比例配分計算してみましょう。
全測点を表示させたい場合には、画面上のメニューバーより【曲線・拡幅・片勾配−拡幅・片勾配表示条件】を開き、全測点表
示に切り替えておきましょう。
② まず、表の拡幅や片勾配の数字を見てみましょう。青で表示されている数字と黒で表示されている数字があります。
青で表示されている部分は自動計算されていますので、まずそれを解除します。
ず
解除方法は、青い文字の上でキーボードの【Deleteキー】を押すだけです。青い文字が黒い文字に変わるのが確認できれば
解除できたということになります。
青文字から青文字が自動的に
比例配分で計算されていますの
で、解除した場合には、解除し
た数字そのものが変わる場合も
もちろんあります。
③ 比例配分したい最初の点と、最終の点にそれぞれ拡幅や片勾配の値を入れてみましょう。(このとき、自分の使用したい点が
表に無い場合には【行−行挿入】で行を挿入後、入力して下さい)。
入力した数値が青文字になり、その間の部分が自動的に比例配分で計算されているのを確認しましょう。
この区間が−1.5∼1.5%で
比例配分されたことになります。
19
基本設定
Vol
16
編集CADの基本となる【基本設定】についてご説明いたします。
【基本設定】の内容を理解することで、今まで出来ない、面倒だと思っていたことが設定1つで解決するかも
しれません。
ここでは、よく質問される部分をピックアップしてご説明いたします。
基本設定
基本設定とは言えど、皆様からいただいたご要望にお答えしてバージョンアップ時に追加
された設定も多々あります。バージョンアップ時には一度基本設定をご確認いただくと、今
までのお悩みや疑問が解決される場合もあるかもしれません。
まずは、編集CADにて、メニューバーより【設定−基本設定】を選択しましょう。
タブは【表示・入力】【標高値】【描画順】【範囲】【先端属性】【UNDO】【ツール】【他】の8つです。
ここでは、よく質問される部分をピックアップしてご説明いたします。
【表示・入力】
ラスタを
ラスタをレイヤ色で表示−チェックをつけていない場合にはメニューバーの【設定−システムカラー設定】のラスタデータの色が
表
チ クを け
な 場合
【設定
ステ
ラ 設定】 ラスタデ タ
有効となります。
しかし、複数枚のモノクロラスタデータを貼り付け、それぞれの色を変えたい場合には、チェックをつけることでレイヤ分けしたラスタを
レイヤ色別で表示することが可能となります。
縦書き文字をSXF準拠で作成−SXF仕様に基づいて縦書き文字の配置をするかしないかを設定します。このチェックをつけている
場合には【文字−入力】時の詳細設定で「回転角と描画方向の関係」を変更することが出来なくなりますのでご注意下さい。
【標高値】
プロットマークの標高値を表示−CAD上に描かれたZ座標を持つプロットマークの標高値の表示・非表示を切り替えます。
表示されていても印刷はされません また表示サイズを変更することもできません
表示されていても印刷はされません。また表示サイズを変更することもできません。
【描画順】
CADでの描画順を変更します。印刷時にも反映します。ラスタよりも塗りつぶしが上に来てしまう、と言った場合には描画順で
塗りつぶしをラスタよりも下に持ってきましょう。
【範囲】
閉合領域誤差範囲−閉合領域検索時に設定値以下を誤差として閉合領域として判断します。CAD上での塗りつぶしや面積算
出時に、閉合領域を取ろうとしても取れない、しかし見た目ではどこが閉合していないかわからないと言う場合には、この数値を大き
くすることで拾うことが出来る場合もあります。
【先端属性】
矢印の幅、矢印の高さ、円・矩形のサイズ、平行線の間隔、斜線の長さ−寸法線や引き出し線、また線入力時の先端属性のサ
イズを変更します。既に入力済みの先端属性のサイズも変更されます。
先端属性をマーク中心まで表示−プロットマークの中心まで先端属性を持つ線を引いているような場合にマーク中心まで先端属性
を持つ線を表示させるか、マークの外周の線までしか表示させないかの設定を切り替えます。
以下の図を参考にしてください。
オフ
オン
オン
【UNDO】
ラスタコマンドのUNDOを有効化−ラスタに関して行った操作もUNDO(元に戻す)ことが出来るようにするかどうかのチェックボックスで
す。チェックをつけるとUNDO出来るようになりますが、その分メモリを多く使用しますのでご注意下さい。
【ツール】
ドラッグを有効にする−範囲選択時にドラッグしながら選択するか、しないかのチェックボックスです。このチェックをつけておけば「選択
モード」を「矩形」にしていても、ポイント指定に切り替えずにポイント指定が可能です(矩形以外の選択モードでも同様です)。
プ
プロットマークのツールチップを有効化−チェックボックスがオンの場合、プロットマークにマウスを近づけた時に座標点番・点名が表示
プを有効
ボ
が
合 プ
を近づ た時 座標点 点名が表
されます。マークがごちゃごちゃしていてわかりづらい、どのマークがどの座標かの判別に手間取っている、などの場合に有効です。
右上の図を参考にしてください。
専用コマンドで 用紙に対して固定 の文字を作成 −【専用コマンド−測量図−配置】で配置した図面の点名や地番名の回転
を行おうとしたら出来ず、訂正画面で確認すると「用紙に対して固定する」のチェックが入っていたためであることがわかった。わざわざ
毎回はずさなければいけないのか?と言ったご質問をいただくことがあります。専用コマンドで配置した点名・地番名は初期状態では
自動的に「用紙に対して固定」され回転がかからないようにされていますが、このチェックボックスをオフにすることで「用紙に対して固
定」されず回転することが可能となります。
20
Vol
17
BLUETREND V 編集CAD設定編
今回もBLUETREND Vの編集CADで
まだまだ知られていない設定編の一部をご紹介します。
ぜひご利用ください。
BLUETREND V 編集CAD設定編
その① 編集CADに入ると元ページが出てくる場合、BTWのように1ページをいつも出すには?
① 設定−初期ページ設定を選択します
② 1ページ目を作成するにチェックします。
作業データ新規作成時に設定するにチェックをすると次回から、
1ペ ジ目を作成しますか?とのチェックボックスが出て
1ページ目を作成しますか?とのチェックボックスが出て
聞いてくるようになります。
その② 編集CADでレイヤ設定を変更したが次のペ−ジに連動しない、BTWでは連動していた。
① 設定→レイヤ設定をクリックします。
② 下記画面がでたら全ページ適用をクリックします。
③ 右記メッセージは
【はい】をクリックします。
21
その③ 以前のBLUETRENDwinのシンボルファイル(.SYM)をVでも使用したい
① 特殊→シンボル入力を選択します。
② 右記画面がでたら、ファイル変更をクリックします。
右記画面がでたら ファイル変更をクリックします。
③ ファイルの種類を選択すると
旧編集CADデータ(*,sym)
旧DMCADデータ(*,syd)が選択できます。
④ 右記メッセージは【はい】をクリックでwinのシンボルファイル(sym)→Vシンボルファイル(sbl)に変換され
Vでもご利用できるようになります。
☆ホッと一息☆ シンボルと言えば?
福井コンピュータには、メインのホームページ以外に、もうひとつ武蔵.TVというホームページhttp://www.musashi.tvがあります。
土木図集のフリーダウンロードサイトとなっており、CAD部品はもちろん、帳票フォーマットなどが多数登録されています。
CAD部品に関しては フリーソフトでも使用できる形でのダウンロードだけではなく
BTVのシンボルファイルとしてのダウンロードも
CAD部品に関しては、フリ
ソフトでも使用できる形でのダウンロ ドだけではなく、BTVのシンボルファイルとしてのダウンロ
ドも
可能になっております。
誰でもアクセス・ダウンロードが可能ですので、今以上にシンボル等を活用したい方にはお勧めです。
22
Vol
18
表示の切替えについて
今回はBLUETREND Vのいろんな表示切替えについてご説明いたしましょう!
表示の切り替えについて
①「BLUETREND Winの時のように作業データがアイコンで表示されないかなぁ・・・」
そんな時は・・・
◆BLUETREND Vを起動してメインメニュー
Vを起動してメインメニュ
「ツール」の中の「オプション」ボタンを押します
◆全般タブの中の「デザイン」の
ビジュアルスタイルを使用するの
チェックをはずしましょう。
次回再起動時より有効になります。
②「特殊線を書いたはずなのに表示がただの直線になるのはなぜ?」
そんな時は
◆「設定」 「表示モ ド」 「詳細表示」にチ クをつけます
◆「設定」―「表示モード」―「詳細表示」にチェックをつけます。
23
③「データを移動する時に枠だけじゃわかりづらいなぁ・・・」
そんな時は
◆「設定」―「基本設定」―「ラバーバンド内の文字を詳細に表示」にも
チェックをつけていると文字も表示されます。
◆「設定」―「表示モード」―「ラバーバンド詳細表示」にチェックをつけます。
★やってみましょう!★
スクロールボタンが付いたマウスをご使用になってる方は図面を動かすときに、スクロールボタンを押した
ままマウスを動かすと図面を掴んだようにして動かす事ができます。
スクロールボタン
24
スクロールボタンを押すと
このように手のマークが出てくるのでこの
状態のままマウスを動かして下さい。
Vol
19
元データの非選択
専用コマンド(地積測量図・測量図・プロット図など)で作成した図面を変更したくない時に、お使いいただく
コマンドです。専用コマンドで作成した要素は「非選択」状態となり「移動」・「複写」・「削除」が出来なく
なります。
元データの非選択
今回は地積測量図を例にご説明します
①【専用コマンド−地積測量図−配置】で
地積測量図を作成します。
②「設定」−「選択モード」−「元データの
非選択」をクリックします。
ツールバーのボタンはこれです。
③図面を編集します。
文字・線などを入力します。
④選択モードで「全選択」を選んでも地積測量図
で作成されたデータは選択状態になりません。
ワンポイント
「元データの非選択」は必要な場合のみONにしてお使いいただく方が便利です。以前のブルートレンドのバージョンではツールバー
にボタンが出ていましたが、はずみでボタンをクリックしてしまい要素が選択できなくなるお問い合わせがありましたので、
現在は標準の設定ではツールバーに出てこない仕様になっています。
25
Vol
20
設定−カスタマイズ
もうお使いの方もいらっしゃると思いますが、BTVより出来るようになった右クリックのカスタマイズ機能について
改めてご紹介します。
設定−カスタマイズ
BTVのコマンドは大体「右クリック」のボタンに埋め込んで使えるってご存知でしたか?
①【設定−カスタマイズ】をクリックします。
1ページのボタンの数は6×6まで可能です
「分類」
からコマ
ンドを選
択します。
ページについては
10ページまで作れ
ます。
ページの切り替えボタンです。
②縦を6段にして、「分類」を「文字編集」をクリックします。
③「編集アシスト」のボタンをドラッグして空いているマスに
持って行き「OK」をクリックします。
④右クリックしてみると・・・
普段使う設定にしたい時は・・・
「書込み」で設定を保存しておく
と次も同じ設定になっています。
「OK」で閉じた場合はブルーを終
了すると元の設定に戻ります。
26
Vol
21
画面の拡大・縮小・移動
現場プロットやCAD画面、拡大や縮小、移動といった基本的な操作でアイコンを使用されている方はいませんか?
マウス単体で出来る操作を使用することで、クリック回数を減らし、時間を短縮しましょう。
バージョンアップで、今までは使用できなかった場面で使用できるようにもなっています。
拡大・縮小・移動
ウスのみを使用しての拡大 縮小 移動操作で クリ ク回数や視点の移動を抑え
マウスのみを使用しての拡大・縮小・移動操作で、クリック回数や視点の移動を抑え、
時間を効率的に使うことができます。
マウスホイールを使用しての画面の拡大・縮小・移動
画面を拡大・縮小したい個所にマウスカーソルを移動しておきましょう。
マウスホイールを
手前に転がす:画面が縮小表示されます
奥に転がす:画面が拡大表示されます
押したままドラッグ:画面の表示範囲がドラッグする方向に連動して移動します
ワンポイント
BTV5までは編集CADでは使用可能でしたが、現場プロット
BTV5までは編集CADでは使用可能でしたが
現場プロット
(メインメニュー右側に表示される座標や地番の画面)では
使用できませんでした。
BTV6より、現場プロットでも使用可能となっています。
また拡大率は初期状態で150%となっていますが
【ツール-オプション−ズーム・CADタブ】で拡大率を変更することもできます。
両ボタンドラッグを使用しての画面の拡大・縮小
マウスの両方のボタンを押したままマウス自体を
右上にドラッグ:全体が表示されます
右下にドラッグ:ドラッグ時に表示される矩形に囲まれた範囲内が拡大されます
左下にドラッグ:画面の表示倍率が、直前の表示倍率に戻ります
左上にドラッグ:画面が縮小表示されます
両ボタンドラッグ早見表
ワンポイント
うまくいかない、という方はメインメニューの
【ツール−オプション−ズーム・CADタブ】にて
【両ボタンドラッグを使用する】にチェックが
付いているかお確かめください。
27
Vol
22
編集CAD基本操作について
今回はご好評いただいているBLUETREND Vの編集CAD基本操作のご説明をいたします。
特にオブジェクト指向インターフェースについて説明していきます。
オブジェクト指向インターフェースとは?
直接、オブジェクト(文字や線などの要素)を選んでコマンドを選択する動きのことです。
オブジェクト指向インターフェース
コマンドを探すことなく、クリック・ドラッグ操作+キ-操作で
コ
ンドを探すことなく クリ ク ドラ グ操作+キ 操作で
移動・回転・複写を直感的に行えます。
例えば・・
①線を削除する際
パターン1 削除したい線を選択して キーボードのDeleteを押す
パターン2 削除したい線を選択して 基本編集―削除を押す
※全体を矩形指定後、キーボードのCTRLを押しながら削除したくないものを連続指定することも可能。
②線の移動をする際
パターン1 移動したい線を選択して、真ん中をつかんで移動します。
パターン2 移動したい線を選択して、基本編集−移動を押し移動元基準点を指定後、移動先をクリックします。
③移動編集の際
編集したい線を選択します。
選択すると赤くなります
変更したい方の先を
つまんで離します
伸びたり、縮んだりがス
ムーズにできます。
④複写する際
パターン1
パタ ン2
パターン2
オブジェクトを選択して、キーボードのCTRLを押しながら複写先までオブジェクトをドラッグします
オブジェクトを選択して、基本編集―複写を押し複写元基準点を指定後、複写先をクリックします
オブジェクトを選択して
基本編集 複写を押し複写元基準点を指定後 複写先をクリックします
⑤複数の線のペンナンバーを一括訂正する際
選択フィルタで線 を選択した後、図面全体を囲み、基本編集の一括訂正コマンドを選択
一括訂正したい所にチェック
を付け、OKすると 範囲指定内の
ペンナンバーが一括で訂正されます
28
以前と同様のコマンド指向の動きをするものとして、基本編集の中に
連続移動、連続複写、連続削除を残しています。
⑥要素の編集が簡単!
例)文字(要素)をダブルクリック
ダブルクリック!
以前のバージョンでは、文字-個別訂正コマンド
を選択して、オブジェクトを選んでいましたが、
BLUETREND Vでは文字をダブルクリックすると、
文字訂正ダイアログボックスが開きます。
ここで訂正すると即座に変更されます。
⑦文字の背面マスク
ここにチェックが付いていると
自動で背面にマスクをかけてくれます。
⑧文字―入力に履歴が残る
文字の入力のインプットバー内に履歴が残るので
何度も文字を打つ手間が省けます。
さて、ここまでVでの編集CAD編をご説明してきましたが、だまだ便利な機能があります。
皆さん、お時間のある時に触ってみて、Vの達人になって下さい。
29
Vol
23
番号の自動カウント入力について
今回は自動で番号がカウントできる機能についてご説明いたします。
例えば、「編集CAD」で文字の入力をしていく時に「1」と入力したら次から「2」と
自動でカウントできるような機能です。
今回は①、②といった円文字を入力してみましょう。
文字入力でカウントUPを活用してみましょう
①コマンドバーから文字→入力をクリックします。
②インプットバーにカウントアップする最初の数値を入力します(今回は1を入力)
③カウントアップの設定用に詳細設定をクリックします。
カウントアップする数字は直接入力(半角)に限ります
④設定のダイアログがでたら下記のように設定してOKで進みます。
④設定のダイアログがでたら下記のように設定してOKで進みます
種類の項目から円を選択します。
カウントUPのチェックボックスにチェックを入れます。
⑤後はCAD上でスタンプのようにクリックしていくことで、自動でカウントUPされた数値が記入されます。
30
Vol
24
文字コマンド豆知識(マスク、用紙固定、属性取得)
今回は編集CAD
今回は編集
CADの文字コマンド編です。
の文字コマンド編です。
日頃よく使用するコマンドですが、実は色々便利な機能があるんですよ!
マスク・用紙に対して固定
☆文字のマスク
線と文字を重ねたいんだけど・・・
見栄えが悪いし、背景の線を削
除すると文字を移動した時に困
るんだよなぁ∼
文字入力−詳細設定画面
①文字訂正で重なっている文字を選択します。
②背面マスクをONにします。(クリックしてチェックをつけた
状態です。)
文字訂正画
面
文字の背面が隠れているだけだから、文
字を移動してもOKだね!
☆用紙に対して固定って何??
文字訂正画
面
文字入力−
詳細設定画
面
BTVから『レベル編集』−『1点1方向角』で座標系を保持したまま、図面の回転
角を変更することができるようになりました。その時に回転させたい文字(例:距
離)、回転させたくない文字(例:地番名)の区別をする為に、 用紙に対して固
定 の設定を設けました。
初期値は、地番名・測点名(常に用紙に対して水平に配置したい属性)の設定が
用紙に対して固定 がONの状態になっています。 (『設定』−『基本設定』)
31
属性取得
☆文字属性取得機能(Ver3から対応です。)
この文字と同じサイズ・フォントで
入力したいなぁ∼
①『文字』−『入力』で文字列を入力し、アイコン
をクリックします。
②属性を取得したい文字をクリックします。
Ver5.0からは文字列そのものも参照可能!
③インプットバーの設定が変更されます。
今まで、文字の訂正で確認したり、複写で入力してい
たよ。これなら楽ちん!!
32
Vol
25
スポイト&文字置換
実はバージョンアップで新たに付いた機能であったり、知っていれば通常の図面編集だけでなく、電子納品前の
編集用に使える機能であるにも関わらず、その存在が知られていないコマンドが結構あります。
ここでは、そんなコマンドを取り上げてみましょう。
基本編集−スポイト
①【基本編集−スポイト】を
クリック
このコマンドは今から入力する要素(線・文字など)のレイヤやペンNoを
このコ
ンドは今から入力する要素(線 文字など)のレイヤやペンN を
すでにCAD画面にある要素に合わせるときに使います。
②参照したい属性を持つ要素をクリック
スポイト前
①
②
③属性がセットされますので、同じ属性で
文字や線の入力が可能となります。
スポイト後
ワンポイント
ツールバーの
アイコンでも同様です。
良く使う属性の線などを何本か凡例のようにスポイトで属性を吸
い取りながら図面編集を行うとかなり時間の短縮が図れます。
また、もらった図面などで属性がわからない場合にも簡単に同じ
属性を使用することが可能になります。
文字編集−置換
①【文字編集−置換】を
クリック
CAD上にある文字列を検索してある特定の文字列を別の文字列に変更します。
②今回は例として、図面にあるCという文字列を全てSという文字列に変更してみましょう。
②
①
ワンポイント
CAD製図基準(案)に準拠した図面の場合、最新の
基準(案)ではカタカナ文字は全角のみ使用可能になっ
ています。
例えば図面上に半角カタカナ文字があるような時はこの
「置換」で半角カタカナを全角カタカナに変更できます。
なお「CAD製図基準チェック」プログラムをお持ちのお客
様はそちらで自動修正されるようになっています。
33
Vol
26
文字編集−アシスト
重なった文字を修正していくのが面倒だ…誰もが思うその作業!BTVが解決します。
文字編集−アシスト
最も時間を要する 重な た文字の移動や引き出し
最も時間を要する、重なった文字の移動や引き出し・・
ソフトが自動的にやってくれたら・・・・やっちゃいます!
文字修正はここのボタンだけで
OK!
ますますクリック数が減ります
ね!自動引き出し完了!
ね
自動文字移動
自動文字移動、自動引き出し完了!
とにかく自動で文字移動!
まずは、こんな図面・・・ありがち
ですね!文字が狭い部分に重
なってます・・・
自動文字よけ ボタン
で・・
確認しながらの半自動!
文字をマウスでつかんで動かすと・・・それは
もう引出線に!
再度マウスでつかんで動かせば、元通り!
複数の引出線を戻したい時は、引出線復帰
ボタン&元に戻したい引出文字をぽちっ!
文字位置変更ボタン⇒文字を
クリック・・・下から上へ、線に
平行に文字位置が変わりまし
た。
文字反転ボタン⇒文字をクリック
・・・文字が反転しました。
34
Vol
27
線種詳細表示、線編集−間引き編集
線種詳細表
線種詳細表示
①【ツール−オプション】をクリックします。
図面上に1点鎖線や2点鎖線を入力しても、見た目が同じになってしまう時にお試し
図面上に1点鎖線や2点鎖線を入力しても
見た目が同じになってしまう時にお試し
ください。
②「ズーム」のタブをクリックして「詳細表示」と「実寸
で表示」にチェックを付けます。
「詳細表示」OFFの時は
下図の表示になります。
「実寸で表示」がONの場
合は「印刷」−「出力設
定」−「線1」の推奨値の
ピッチで表示されます
線編集−間引き編集
図面をもらった際に、コンタの曲線が「連続線」になっている時など変化点が折れ点に
なってしまい角が尖った状態のものをなめらかな「自由曲線」に変更する手順です。
①【線編集−間引き編集】をクリックします。
②自由曲線にしたい連続線をクリックします。
③インプットバーの「間引き数」を入力して再計算をクリックします。
角を取りたい場
合は「削除」で
折れ点のポイン
トを少なくします。
④インプットバーの「OK」をクリックします。
なめらかな自由曲線になりました。
35
Vol
28
通過点編集−範囲移動・標高補正
簡易なコンタの修正および、概略測量→詳細測量でのコンタの修正までこのコマンドで
自由自在!
通過点編集−範囲移動
コンタ形状を一気に修正可能!
コンタ形状が気に入らない・・今までだったら変化点を
1つ1つ移動するため、大変時間のかかる作業でした。
編集するコンタ及び通過点を選択、移動す
るだけで、同時に周囲のコンタも形状が変
化!
1本1本動かすのは大
変!変化点の部分し
か動かないし・・
【通過点編集−コンタ範囲
移動】を使えば・・
編集範囲【最小∼最大】を選ぶことで
影響範囲を決めることも可能!
編集範囲
【最小】の場合
通過点編集−標高補正
縦横断の変化点との整合性が、このコマンドで一気に可能に!
今までDMCADにしか付いていなかった【マーク−
縦横断データ指定】コマンドを編集CADにも追加。
これにより、座標登録をしていない横断変化点も
即座に現況平面図に載せることが可能に!
CAD上にある標高点2点を指定するだけで、
その間にある測点とコンタの位置関係が合う
ように自動的にコンタ形状を補正!
横断変化点に合わせて
コンタを1本1本動かす
のは面倒!
追加された横断変化点
【通過点編集−
コンタ標高補正】
を使えば・・
10.0mのコンタよりも10.2mの横断
変化点が下に来てしまっている・・
概略でとってきた現況から作成されたコンタと、
詳細にとってきた横断変化点とを比較した場合
に当然ですが、ずれが生じてしまいます。
36
標高を持った点、マーク、測点、線の通過
点であれば、標高補正に使用可能!
指定した2点間に横断変化点が複数ある
場合には、もちろんそれも考慮して補正を
行います!
Vol
29
知ると便利なまめまめ知識
今回はBLUETREND VのCAD機能で知ると便利になるのでは?
と思われるまめ知識の一部をご紹介します。
ぜひご利用ください。
知ると便利なまめまめ知識
ダブルクリック
その①用紙設定
画面下の用紙サイズが表示されている部分をダブルクリックすると
用紙設定が開きます。いちいち設定−用紙設定を開く必要がないので結構便利です。
その②微動
文字などの要素をあと少しだけ動かしたい・・そんなときにはテンキーを使いましょう。動かしたいものを選択後、
キーボードのテンキーを押してみましょう。テンキーに表示されている矢印の方向に、選択した要素が微動します。
図面が細かいときなどは便利です。
その③複写キー応用編
文字や線などの要素を選択後、キーボードのCTRLキーを押しながらドラッグすることで複写機能が働くのを
ご存知ですか?その機能を応用して、こんなことも出来ます。
汎用コマンド−特殊−法面で法を描くと、折れる部分にうまく法が配置されず隙間が・・というご経験はありませんか?
複写して、法の足を伸ばして・・などの面倒な方法を取らなくても汎用コマンド−特殊−法面移動とCTRLキーで
簡単・キレイに複写が出来ます。
CTRLキーを
押しながら
37
Vol
30
特殊線・法面入力(要素選択)
平面図などを書いている時のピッチの短い特殊線や円弧部分の入力は、今まで非常にやっかいでした。
今は手間無く入力することが可能となりました!
特殊線入力(要素選択)
特殊線を地道に入れるなんて面倒! そんな時は要素選択を使うだけで、あれもこれも特殊線に変身!
一発クリックで特殊線に変更完了!!
始点からのピッチできれいに割り振ってくれます!
【特殊-特殊線】の入力方法を【要素選択】に変更、
あとは要素をクリックするだけ!
細かいピッチの
連続線でも
円弧でも
自由曲線でも
特殊線を閉合させたら編集が面倒なんだよね∼いくら部品化されてても無駄じゃん! いいえ違います!!
線の先をドラッグ
して始点まで持っ
て行けば・・
自動的に整合
された状態に!
法面入力(要素選択)
1.
−
を選択します。
2. インプット
インプットバーの【選択】を選択します。
の【選択】を選択します。
3. 法肩側円弧(右図①)、法尻側円弧(右図②)の
順にクリックします。
①
②
4. 一度に法記号が描かれます。
法肩 法尻を選択後 右図のようなメッセ ジが出た
法肩、法尻を選択後、右図のようなメッセージが出た
場合や、中途半端にしか法※が表示されない場合に
はインプットバーの【分解ピッチ】に大きな数値を入力
することで配置可能となります。
また、円弧のみではなく、線であっても選択による一括入力が可能です。
38
大きな数値へ変更!
Vol
CAD上での横断入力について
31
今回は横断測量プログラムを使用せずに、CAD上で横断入力する方法についてご説明いたします。
座標ごとの点間距離がわかっており、前点との比高差が計算できるのであれば、十分に入力が可能です。
簡易図コマンドで横断図を作成しましょう
① 「編集CAD」で作業データを追加しましょう。
②
③
新しい作業データには用紙のサイズ、縮尺等の情報がありませんので、横断用の用紙サイズ及び縮尺を作成します。
下記のアイコンをクリックし、好きな用紙サイズを読み込みましょう
画面上の入力属性から縮尺設定のアイコンをクリックして
横断図用の縮尺を記入します。
③追加をクリックすると縮尺用の
行が増えるので、名称と縦・横の縮尺を記入します。
④ メニューバーより
―
―
をクリックします。
下記のウィンドウが表示されますので、縮尺や単位を確認し、縦・横を入力し、OKをクリックします。
⑤ CAD上の任意の位置をクリックし、配置します。配置後、
⑥ 再度簡易図のウィンドウが表示されますのでキャンセルをクリックします。
39
Vol
32
簡易断面図@裏ワザ版
CAD上で簡易的な形でいいので横断図を描きたい、と思われたことはありませんか?
『簡易図』という機能ではなく、今回はちょっとした裏ワザを使用しての描き方をご説明いたします。
簡易断面図@裏ワザ版
①CAD上に線を引きましょう。
どんな線でもかまいません。
「指定した2点間の標高データより断面図を作成して図面に配置する」ためのコマンド
「指定した2点間の標高デ
タより断面図を作成して図面に配置する ためのコ ンド
である【測量−断面図】コマンドを上手に利用しましょう。
②【測量−断面図】コマンドを
クリックしましょう
③先ほど引いた線をまたぐように、③④の順に
クリックし、2点の中ほどを再度クリックします。
⑤
①
②
③
④
④横断の入力画面が表示されますので、測点名や地盤高、
左右断面の距離と標高を入力しましょう。
(コンタなど標高がわかっているもので、このコマンドを使用した
場合には自動的に左右断面の距離と標高が入 てきます)
場合には自動的に左右断面の距離と標高が入ってきます)。
EXCELからカットアンドペーストを使用しての入力も可能です。
⑤【設定】ボタンをクリックし、縮尺・DL線の有無などの設定を
行い【OK】ボタンをクリックしましょう。
(下記を参考にして設定してみましょう)
⑥再度【OK】ボタンをクリックし 横断図を配置する位置をCAD上でクリックしましょう
⑥再度【OK】ボタンをクリックし、横断図を配置する位置をCAD上でクリックしましょう。
新規に横断図を描くときだけではなく、既存の横断図に重ね合わせて使用するなど用途は多数です。
是非一度お試し下さい。
40
Vol
33
CAD面積調整(点・線)
CAD画面で地番の面積を求める場合、今までは平行線や補助点を落として面積の計測をするやり方でした。
BTV Ver6より移動したい「点」や「結線」を選んで面積の調整が出来るようになりました。
CAD面積調整(点・線)
今回は地番の構成点を移動して面積を計測後、地番を再登録する手順をご説明
します。なお、このコマンドは閉合領域を指定して作業しますので、プロット図等は結
線を行ってからお使い下さい。
②移動したい「点」をクリックします
マウスが動くと面積が変わります
①【測量−面積調整(点)】をクリック
③地番の面積を決めて作業したい場合は
インプットバーで面積を決められます
「面積指定」をクリックしてCAD画面の
閉合領域をクリックします
④マウスの動きが固定され
指定した面積で移動します
右クリック「OK」で形状が変
」
変
更します
【地番の登録】
①【測量−座標地番登録】
①【
量 座標地番登録】
をクリック
②「地番抽出」を選んで「領域入力」をクリックしてCAD画面の閉合領域をクリック
②「地番抽出
を選ん 「領域入力 をクリ クし
画面 閉合領域をクリ ク
します。右クリック「OK」で地番の構成点が抽出されますので「登録」で新しい地番
を登録します
新点は白地
で表示
41
Vol
34
エクセルの表貼り付けについて
BLUETREND Vより編集CADに貼り付けた表をCADデータとして編集する事ができるようになりました。
今回はその特徴的な機能をご紹介します。
いろんな方法でEXCELを活用してみましょう!
例えば以下のようなエクセルの表を編集CADに貼り付けるとします。
① 編集CADを開いて、汎用コマンドより「データ」―「EXCEL読込」ボタンを押します。
② 「ファイルを開く」の画面が出てきたら、エクセルのファイルを指定して「開く」ボタンを押します。
③ 「シート」の箇所で、エクセルファイルの中のどこのシートに表があるかを指定するため、シートを選択し、表の範囲を
指定します。(指定せずに「OK」ボタンを押した場合、自動的にデータが入っている所まで変換します)
「EXCEL(E)」ボタンを押すと、
「EXCEL(E)」ボタンを押すと
指定したエクセルファイルが開くので
確認する事ができます。
この箇所ではエクセルの罫線の種類を
CADではどんな線種でどんな
ペンNOで書くかを指定する事ができます。
④ 「OK」ボタンを押すと変換が始まり、マウスに表の左上角がくっついてきますので、置きたい場所を指定してクリックします。
42
⑤ その後は、文字や線の編集がCADと同じようにできます。
文字編集や…
線編集もこの通り
CADデータとして編集可能です!
※今回のエクセルの表貼り付けは、オブジェクトとしてではなく、CADデータに変換していますので、
CADに貼り付けたデータを編集してもエクセルには連動されませんのでご了承ください。
※データを変更して連動させたい場合は・・・・
※デ
タを変更して連動させたい場合は
① エクセルファイルを開いたままで、エクセルの表をコピーします。編集CADを開いて、「編集」―「形式を選択して貼り付け」を選択します。
② 「貼り付け」にチェック、貼り付ける形式を「Microsoft Excelワークシート」を選択して「OK」ボタンを押します。
③ 自動的に表がオブジェクト形式で貼り付けられます。1度その表をクリックすると、サイズ変更、移動をすることができます。
(回転や内容の編集はできません。)
④ ダブルクリックすると、 元のエクセルファイルが立ち上がってきますので、その内容を変更するとCADのデータも変更になります。
②
①
移動
④ダブルクリック
③マウスドラッグ操作で移動・伸縮等が可能です。
こちらはEXCEL自体で編集可能です。
伸縮
43
Vol
35
カラーラスタ配置
今回はBLUETREND Vから強化された、カラーラスタ(写真など)の配置及び、サイズ変更に関して
ご説明いたします。
以前まで「編集−オブジェクトの作成と貼り付け」にて配置していた写真などのカラーラスタデータ。
サイズ指定が出来ない、重い、切抜きが出来ないなどのために、非常に取り扱いが困難でした。
BLUETREND Vではその機能を強化しました!
まずカラーラスタ(写真など)を配置してみましょう。
① 編集CADにて汎用コマンドより「ラスタ−配置」をクリックしましょう。
② ファイルを指定して「開く」をクリックします。
③ 配置方法を1点指定、補正方法をサイズ指定を各々選択します。
④ 写真の端が指定できるようにラスタ4隅ピックをクリックして凹状態にします。
⑤ 縦横の項目にLサイズ(127×89)の写真サイズを入力してOKで進みます。
⑥ CAD画面上にクリックで配置します。
⑦ 再度ラスタデータ配置の画面がでるのでキャンセルで完了です。
マークでクリックすることでラスタの端を指定してクリック出来ます。
今回のラスタ配置での配置指定方法はver5からの対応方法になります。
Vver1∼4の方はFCコンシェルジュのワンポイントのバックナンバーより第23回の
線-矩形入力を利用した方法をご参照ください。
44
Vol
36
ラスタ部分移動、ラスタ色変更
CAD画面に配置したラスターデータについてBTV Ver4までは「ラスタ」−「部分削除」コマンドで
領域内・領域外の削除は出来ましたが、VER5より画像の一部を移動・複写出来る様になりました。
ラスタサイズ変更(サイズ指定、サイズ変更)
「ラスタ」−「部分編集」をクリックします。インプットバーの編集種類を「移動」にし
ます。今回は「矩形」で部分移動してみましょう。
①部分移動したい範囲を指定します
②移動基準点を
クリックします
③マウスで移動先のポイン
トをクリックします
CADに文字を入力したい時
にラスターデータが邪魔に
なってもこれで解決!
ラスタ部分移動 ラスタ色変更
ラスタ部分移動、ラスタ色変更
「ラスタ」−「訂正」をクリックします。 色を変更したいラスターデータの上で左クリックします。
レイヤを作業レイヤ4に変更します。
イヤを作業 イヤ に変更します。
「設定」−「基本設定」を開き「ラスタを
レイヤ色で表示」をONにします。
それぞれのラスターデータの色を
変更することで、ずれの程度がど
のくらいなのか見やすくなります。
45
塗潰しコマンドの新機能
Vol
37
塗潰しコマンドで「透過率」を設定出来るようになりましたが、Ver6では、塗潰しにグラデーションを
付ける機能を追加しました。又、塗潰しの選択モードに「連続閉合図形」が増え、同じ色の塗潰しを
複数の地番の外周線に入力できるようになっています。
塗潰しコマンドの新機能
「塗潰」をクリックするとインプットバーが上記のように変わります この中の「グラデーション」のチェックを付け
ましょう 又選択モードを「連続閉合図形」に合わせます 塗潰し色はお好みの色を選択します
隣接している地番を順番に左クリックします
クリックが終了したら右クリックOKをクリックし
ます
①
②
③
右クリック
クリックした地番の外周
た地番 外
線にグラデーションの塗
潰しが入力されます
グラデーションの幅
46
塗潰し色の参照
Vol
38
同じ図面上で、以前に使った塗潰しの色を参照したいのだけど・・と言うような場合
こんな方法で色をコピーすることができます。
又、色を記憶しておくこともできます。
同じ色に塗潰しを変更したい
同じ色に塗潰しを変更したい。
塗潰し色のコピー
①下図のように違う塗潰しがあった場合に、塗潰し色を合わせたい時は「基本編集②−属性複写③」を使います。
②
③
④元となる塗潰しをクリックします。
⑤先ほど選んだ色に、変更したい塗潰し領域をクリックします。ダイアログボックスが出たら「はい(Y)」をクリックします。
⑤先ほど選んだ色に、変更したい塗潰し領域をクリックします。ダイアログボックスが出たら
はい(Y)」をクリックします。
④
⑤
塗潰し色の記録
同じ色を使いたい。
①元となる塗潰しをダブルクリック(または基本編集−個別訂正)します。
②書込みをクリックし、空いている処を選んでOKをクリックします。※30まで登録できます。
③登録した色を使用する場合は、
塗潰しコマンドを選拓後 インプットバ にある
塗潰しコマンドを選拓後、インプットバーにある
読み込みをクリックします。
保存した色を選んで、入力の手順になります。
また、個別訂正でも同様に読込みがあります。
47
Vol
39
塗り潰し図形のレイヤ分け
以前のブルートレンドでは「塗潰し」は「塗潰しレイヤ」に振り分けられていましたが、現在では「作業レイヤ」に
振り分けられます。塗潰しを入力するときにレイヤを変更しておくと、レイヤの表示・非表示でそのレイヤになって
いる塗潰しを一時的に非表示に出来ます。
塗潰し図形のレイヤ分け
①【塗潰し−入力】で塗潰しを入力します。
この時に「作業レイヤ」を変更して入力します。
塗潰しにグラデーションを付ける
ことが出来るようになりました。
今回は作業レイヤ5と
今回
作業 イヤ
作業レイヤ7にします
②【設定−形状表示】でレイヤの一覧表示を
出します。今回は「作業レイヤ7」を表示OFFに
します。
「作業レイヤ7」を
クリック
「表示」のチェック
表示」のチェック
を外す
「OK」をクリック
ワンポイント
今回は塗りつぶしについて表示・非表示を
行いましたが ラスタ デ タに関しても
行いましたが、ラスターデータに関しても
同じように表示・非表示を行うことが出来ます。
作業レイヤ7で入力した塗潰し
が非表示になりました。
48
Vol
40
塗潰し・ハッチングの変形
塗潰しやハッチングの領域を変更したい。簡単な操作で領域変形の操作を行ってみましょう。
ここではその方法について解説いたします。
すでに入力されている塗りつぶし・SXFハッチング等を変形してみましょう。
塗潰し・ハッチングの変形
今回は塗りつぶし領域を例にとって、ご説明いたします。
右図のようにすでに塗りつぶしを行っている領域の
変形を行います
②この領域で左ク
リックします
① 通過編集ー移動・挿入・削除(塗りつぶし・ハッチ
ング編集)を選択します
グ編集)を選択 ます
② 変形を行う塗りつぶしを指定します(塗りつぶしの
領域内であればどこでもOKです
③
③塗りつぶしされている領域の変化点(通過点)をク
リックします。画面上に水色で表示されます
④ マウスを動かすと領域が動いて行きますので変
形したいポイントまで移動します
⑤ 変形したいポイントま
ら左クリックします
で、通過点を移動した
④ポイントを移動し
④ポイ
を移動
ます
右クリックーOKで確定します
塗りつぶしの変形が出来ました
※ご注意
今回のバージョンからプロテクトが変更になっていますのでバージョンアップを行う際はお送りした新プロテクトでインストール作
業を行ってください。その際プロテクトのドライバも新しくインストールする必要が御座います。詳しくはソフトに添付されるバー
ジョンアップインストール手順をご覧下さい。
49
Vol
41
ハッチング−要素指定
以前のブルートレンドでは、自由曲線と直線に囲まれた領域については一度「分解」コマンドで自由曲線を
分解しないと入力できませんでしたが、現在ではそのようなことをしなくてもハッチングが入力出来ます。
ハッチング−要素指定
①【特殊−ハッチング】をクリック
します。ハッチングの絵柄を決め
ておきます。
②インプットバーの「入力方法」を
「要素指定」にします。
②
③ハッチングを入力したい領域の要素を順番
に選択していきます。
④右クリック−「OK」で確定します。
基準点を指定します
50
Vol
42
部品コマンドを使ってみよう!
今回はBLUETREND Vから出来るようになった機能の中で、「部品」という機能についてご説明いたします。
このコマンドと似たもので「特殊」−「シンボル」というコマンドがございますが、
「部品」は作成時の縮尺も覚えていますので
構造物など縮尺を変更して図形を配置させたいときに登録しておくと便利です。
部品コマンドを使ってみよう!
縮尺を考慮した配置が可能です。
① 編集CADの画面上の入力属性から
レベル設定をクリックします。
② レベル設定の画面がでたら、
追加をクリックして縦縮尺 横縮尺ともに
追加をクリックして縦縮尺、横縮尺ともに
縮尺を記入します。
今回は1/20で作成します。
③ 部品登録の対象となる構造物を作図します。 その後、作図した構造図を選択モードの
矩形インで囲んで指定します。
④ 選択した構造物を部品に登録する為に【汎用】→【部品】→【作成】を選択します。
⑤ 配置する時の為に部品登録する対象物の基準の点を
ピックモード-端点
でクリックして
指定します。
51
⑥ 右記設定画面がでたら、
名称:U型側溝
縮尺:1/20
と記入・設定を行い【OK】クリックで進みます。
⑦次にレベル設定で1/50を作成します。
⑧汎用→部品→配置を選択します。
⑨先程登録したU型側溝が出ますので
選択して配置をクリックします。
⑩現状表示されているレベル
ここでは【構造物1/50】の縮尺
に合わせた部品が配置できます。
このコマンドは同じ作業データ(編集CAD1など)内で使用する
ときは、部品の一覧に登録した部品が出てきますが、違う現場
や作業デ タで使用する際は部品フ イルに登録を行 てお
や作業データで使用する際は部品ファイルに登録を行ってお
いて下さい。
方法は「部品」-「管理」を選択して「ファイル」のタブを開いて新
規部品ファイルを作成してお使い下さいい。
52
Vol
43
変形−寸法訂正
構造物の図面を作成した後に設計変更等で構造物の寸法が変更になった時にお使いいただくと便利な
コマンドです。
変形−寸法訂正
下の構造物のように当初側溝の壁厚が150mmだったものを、200mmに変更することに
下の構造物のように当初側溝の壁厚が150
だ たものを 200 に変更することに
なった場合でご説明します。
① 【変形−寸法】をクリック
② 天端の寸法線をクリックして
寸法が変更になるポイントをクリックします。
③ インプットバーのOKをクリック または右クリック−OKをクリック
④ 寸法値を900から950に変更してOKをクリックします。
寸法値を900から950に変更してOKをクリックします
ワンポイント
このコマンドを使用する場合は寸法線
を入力するときに「寸法線要素」で
を入力するときに
寸法線要素」で
寸法線を入力して下さい。
各寸法線コマンドの「詳細設定」の中
にチェックボックスがあります。
変形完了です
変形完了です。
右側の壁厚も同様に
変形させてみましょう。
53
専用コマンド使用時の用紙割付方法について
Vol
44
傾きをかけて図面を配置したり、北方向0度で図面を配置してみたり、はたまた既にある図面に重ねてみたり
複数のページにまたがって配置してみたり・・図面の配置方法は様々あります。
もっとも適した方法を選択することで、手間や時間が大幅に削減されます。
ここではその方法について解説いたします。
用紙割付
専用コマンドを使用する=ソフトに自在に図面を配置させることが可能になります。
自分の思ったとおりに図面を配置することができれば、その後の編集はずっと簡単に
行うことが可能になります。
【用紙割付】ダイアログについて
同様な機能を持つ【専用コマンド】は以下のプログラムとなります。
・地積図・測量図配置
・プロット図・3次元プロット図配置
・路線図配置
路線図配置
・トラバース網図・逆トラバース網図配置
・基準点網図配置
・地籍図一覧図・地籍図網図配置
【測量図配置】の場合
各プログラムにおいて図面作成する際に、用紙を割り付けます。
ダイアログの右側に現場プロットが表示されます。CAD指定の
用紙配置やCAD調整は全てこの現場プロット上で行います。
また、画面右側の現場プロットでは用紙の配置状態が確認できます。
【CAD指定(標準)】
用紙の配置原点①と方向②を指定して配置します。
【CAD指定(0度固定)】
用紙の傾きを0度(水平)固定にし、配置原点①を指定して配置します。
【 CAD指定(2点指定) 】
用紙の傾き①②を指定した後、用紙の中心位置③を
指定して配置します。
【手入力】
用紙の回転角、原点のX座標、Y座標を数値で直接設定して配置しま
す。
【回転角・原点自動計算】
用紙と縮尺から用紙の回転角と原点をソフトに計算させて自動配置し
ます。
【複数定列】
方眼上に並べた複数の用紙に一括して配置します。
【既存レベルより取得】
既に存る図面に合成して配置します 用紙タイプや縮尺
既に存る図面に合成して配置します。用紙タイプや縮尺、
原点、回転角などの情報は既に存るの図面の情報が設
定されます。
例えば、プロット図と測量図を合成するときは、先にプロット
図を作成し、その図面を開いた状態で配置コマンドを実行
します。
54
Vol
既図面読込み・レベルの複写
45
すでに作成している図面を図面データ+縮尺(座標系含)で、同一作業データおよび別作業データに複写する
【既図面読込み】、もしくは縮尺(座標系含)のみを、同一作業データ内で新しく作成したページに複写する
【レベル複写】についてご説明します。
既図面読込み
開いているページに同一現場データの《編集CAD》《DMCAD》《登記用XML作成》の
図面を読込んで合成することができます。座標系込みで読み込むことができますので
開いているページの座標系に合わせた形で図面の合成が可能です。
① すでに作成された図面のあるページ、もしくは新規のページを開きましょう。
② 【データ−既図面読込み】を選択し、読み込みたい作業データおよび読み込みたい図面を選択しましょう。
【OK】をクリックすることで、すでに図面が配置されている場合には、その原点に合わせた形で、新規にページを作成した場合には
縮尺(座標系含)を含めてそのペ ジに複写してきます。
縮尺(座標系含)を含めてそのページに複写してきます。
レベル複写
現在表示されているページに、他のページのレベル(縮尺や座標系)を複写します。
同一ページ内へのレベルの複写も可能です。
ただし、同一作業データ内に限ります。
① 図面が作成された、もしくはレベル(縮尺・座標系)が存在する作業データを開き、レベルを複写したいページを作成、
もしくは開きます。
開
す。
② 【レベル編集−レベル複写】を選択しましょう。
③ 【複写元ページ】にて、複写したいレベルを有した複写元のページを選択しましょう。
④ 1ページに複数のレベル(縮尺・座標系)が存在する場合も考えられますので【複写元レベル】にて、複写したいレベル(縮尺・座標
系)を選択し、【OK】ボタンをクリックしましょう。
この作業により、現在表示されているページに、当該ページのレベル(縮尺・座標系)が複写されます。
これを使用して、測量図やプロット図などを用紙配置する際に、そのレベルを使用して配置することが可能になります。
※ 測量図やプロット図の用紙配置の方法については、○ページにさらに詳しく解説しています。
55
Vol
46
DXF読込み
皆さんも図面のやり取りでDWGファイル・DXFファイル形式をお使いになるケースがあると思います。
BTV Ver6よりAUTOCAD(DXF)2007形式に対応しています。これはAUTOCADのバージョンでは
2009に対応していますので、相手側のソフトのバージョンに関係なく取込・書込みが出来ます。
DXF読込み
DXF・DWGファイルを読み込もうとしたら1つのファイルに複数の図面が入って
DXF
DWGフ イルを読み込もうとしたら1 のフ イルに複数の図面が入 て
いる時やスケールがわからない時に元と同じサイズで取り込む方法です。
①【データ−DXF読込】をクリックします。
②取込を行うファイルを指定します。
複数の図面が入っている時や不要な要素が
入っているため豆粒のように小さく表示してい
る時は「読込範囲」で一部を切り取るような
形で取り込みます。
③「読込み設定」を行います。
注 「全て現在の・・・」の設定にすると
全て1つのレイヤ 1つのペン 1つの線種
全て1つのレイヤ、1つのペン、1つの線種
になってしまいます。
(例)現況レイヤ・計画レイヤ→作業レイヤ1
④「配置基準点」・「CADの縮尺」・「用紙サ
イズ」を設定します。
注「CADの縮尺」欄は「1」の場合と図面の縮
尺を入れる場合とあります。これは元のCAD
の作り方によるものですが、AUTOCADの場
合は図面の縮尺を入れると元の大きさになる
ことが多いです
ことが多いです。
⑤「OK」をクリックします。
マウスに図面が付いてきますの
で配置点をクリックします。
56
読込範囲
縮尺がわからない時はこの
縮 がわからな 時は
ボタンで寸法値などの2点を
計測して縮尺を求めます。
この図面の場合は図面の縮尺
を入れると元の大きさになる
ケースです。
Vol
47
原図枠(ピンクの用紙枠)を移動しよう
編集CADに座標の点を置いて、それにDXFデータを貼り付けたら図枠がズレてうまく合わない・・
データを移動すると、座標値もズレてしまうし・・・・。
こんなご経験ありませんか?
そんな時は、今回ご紹介するレベル編集−用紙配置(1点1方向角)を活用しましょう!
原図枠(ピンクの用紙枠)を移動しよう
原図枠(ヒ
ンクの用紙枠)を移動しよう
測点をプロット後、、、
プロットした測点に合わせてDXF読み込みしてみると、、、
プロット配置後にDXFを配置したら図面に回転角があり
座標はあってても図面がナナメになり枠がずれていた…この枠に合わせたかったのに。。
そんな時はコレです!
①
画面上プルダウンメニューから
データ編集―レベル編集―用紙(1点1方向角)を選択します
デ
タ編集―レベル編集―用紙(1点1方向角)を選択します。
②
今回は図枠の角をきっちり指定するのでピックモードを確認します。
ピックモード-端点を確認
③
用紙枠の左下と右下をクリックします。
④
回転角がかかっているDXF読み込みした図枠の
左下と右下をクリックします。
②
②
①
①
57
⑤
左記メッセージはOKクリックで進みます
完成です!
メッセージバー
ワンポイント
今回のような、同じような箇所をクリックするケースでは
用紙枠とDXFの図枠とどちらが最初かな?等
指定するクリックの順序を迷われる時もあるかと思いますが、
画面上にでるメッセ ジバ を参照する事で
画面上にでるメッセージバーを参照する事で
クリックのヒントにすることができます。
今回の指定では下記のようなヒントのイメージです。
移動元・・なので用紙枠(ピンクの枠)の角の指定
移動先・・なのでDXF枠(ピンクの枠)の角の指定
58
レベル編集−形状移動(1点方向角・1点補正)
Vol
平面図などの座標系まで持っている図面を移動・回転する際、BTV4までの
【レベル編集−用紙配置(1点方向角)】や【レベル編集−用紙配置(1点補正)】では、絵柄が見えない、
わかりづらい、複数のレベルがあるとそれぞれで行わないといけない、といった難点がありました。
BTV5で新たに【レベル編集−形状移動(1点方向角)】や【レベル編集-1点補正】というコマンドができました。
48
レベル編集−形状移動
【移動・回転の場合】
①【レベル編集−形状移動(1点方向角)】
をクリック
②対象となるレベルを選択し、【OK】ボタンをクリックしましょう
【選択したレベルと同一情報
のレベルをON】の設定で、複
数のレベルを同時に移動でき
ます。
③移動原点①および回転の方向②をクリックし、移動先原点③、回転方向④をクリックします。
移動・回転時には、要素形状も同時に表示します。
④
①
②
③
【移動のみの場合】
①【レベル編集−形状移動(1点補正)】をクリック
②対象となるレベルを選択後、【OK】ボタンをクリックし、移動原点①
をクリックし、移動先原点②をクリックします。
②
①
59
Vol
図面・計算書
49
BTVで作成した計算書や図面を一度にJPEGなどの画像に変換します。編集CAD・DMCADデータについては
複数のページの図面をDXF・DWGファイルに変換します。又アクロバット等PDFに変換するソフトがインストール
されているパソコンではPDFファイルとして計算書・図面を出力します。
図面・計算書
BTVのデ タを画像デ タやDXF DWGデ タに変換してみまし う
BTVのデータを画像データやDXF・DWGデータに変換してみましょう。
「ファイル」−「外部ファイル書込み」−「図面・計算書」を選択します。
ファイル出力する計算書やCADデータを指定します。
作業データ名(トラバース計算1など)をダブルクリックします
「選」−計算書に変わります
「ファイル」−「ファイル出力」を選択します。
解像度を高くすると
出力に時間がかか
る場合があります。
ご注意
計算書の枚数が多い場合は時間
がかかります。
PDFフ イルにする場合も同様に
PDFファイルにする場合も同様に
時間がかかるときがあります。
60
出力フォルダは後でわかる
場所にします。
SXFファイル形式で保存す
るときはワンポイントVOL9
を参照してください。
DXF・DWGのバージョンを決めます。
ここを変更すると文字化け等が少な
くすることが出来ます。
SXF活用術
Vol
50
他社と図面データをやり取りする際に、どのようなデータ形式を使用されていますか?
以前はDXFやDWGなどのAUTOCAD形式、もしくはJWWやJWCなどのJWCAD形式などが一般的でしたが、
最近ではSXF形式が主流となっています。
なぜSXFでやり取りをするといいのか、またその方法について確認してみましょう。
SXFとは?
「異なるCADソフト間でのデータ交換のための仕様」であり
「異なるCADソフト間でのデ
タ交換のための仕様 であり
「電子納品用CADデータのファイル形式」として良く知られているでしょう。
SXFには【SFC】と【P21】という2つの形式が存在する!
P21・・国際規格(詳細版)国土交通省・農林水産省などの最終成果品のファイル形式。
SFC・・国内規格(簡易版)ファイルサイズが小さいため、各地方公共団体の成果品として採用されています。
という2つの形式が存在します。ともにファイル形式であり 拡張子も同様となります。
という2つの形式が存在します。ともにファイル形式であり、拡張子も同様となります。
同じ1本の線を描いたCADデータでも、P21とSFCそれぞれの形式で書き込んだ際には、P21の方が詳細な記述がされているため
SFCよりも、データ量が多くなってしまいます。
業者間でやり取りをするだけであれば、SFC形式でのやり取りがお勧めです。
データ量早見表
SFC < DXF < P21
なぜSXF形式でやり取りするといいのか?メリットは??
みなさんがデータのやり取りをしていて、一番不便に思われることはなんでしょうか?
一番言われるのは、「縮尺が合わない」「文字が化ける」などではないでしょうか?
SXF形式でデータをやり取りするメリットは、縮尺(XY座標含)や、用紙サイズ、レイヤや色、ペンの太さに至るまで、よけいな設定を
しなくてもやり取りをすることができるという点です。
書き込みをする際の設定だけではなく、読み込む際にも余計な設定をする必要がないので、ストレスなくデータをやり取りすること
ができます。
もちろん文字化け(良く言われる文字化けは、文字が極端に大きくなる・小さくなるということを示されていると思われます)もありません。
また、図面上にラスタを載せている場合に、一緒に出力をすることが可能です。
読み込む際にも、再度載せ合わせる必要がないため、やはり余計な手間が必要ありません。
ここで気をつけていただきたいのは、SXFにはバージョンが存在し、そのバージョンによりやり取りできるラスタの種類が違うという点です。
バージョン2の場合 → モノクロラスタ(白黒2値)1枚のみ、一緒に出力することができます。出力形式はTIFF(G4)。
バージョン3の場合 → モノクロラスタ(白黒2値)・カラーラスタともに複数枚同時に出力することができます。出力形式はモノクロが
TIFF(G4)、カラーはJPG。
ただ、読み込む相手側がそのバージョンに対応していなければ、読み込むことができない場合もあるでしょうから、注意が必要です。
SXF書込み画面
ワンポイント
SXF形式のデータは【データ−SXF書き込み】
や【データ−SXF読み込み】を使用して1枚
ずつ書き込んだり読み込んだりする以外に、
【データ−SXF一括書き込み】や【データ−
【デ タ SXF 括書き込み】や【デ タ
SXF一括読み込み】を使用して、一括で複
数ページを書き込んだり、複数ファイルを読み
込んだりすることが可能です。
※ 一括書込み・に関しては次のページで触
れております。
61
Vol
51
SXF一括書き込み
SXFのメリットがわかったところで、ここでは複数の図面を一度にSXF形式のファイルに変換する
【SXF一括書込み】の方法についてご説明いたします。
SXF一括書込み
下図のように複数の図面があった場合、まとめてSXFファイルに書込みを行います
①【データ−SXF一括書込】を
①【デ
タ SXF 括書込】を
クリック
②一括書込みの設定画面が表示されますので、各設定を行い【保存】をクリックすることで
②
括書込みの設定画面が表示されますので 各設定を行い【保存】をクリックすることで
複数の図面を一括でSXF形式のファイルに変換することができます。
①
ファイル名の上をダブルクリックするとCAD製図基
準(案)に準拠したファイル名に変更できます
データを保存する場所を決めます
データを保存します
ワンポイント 【SXF一括書込みの注意点】
保存フォルダには 図面のSXFデ タと【電子納品ツ ル】で利用可能な図面情報管理フ イル(図面情報 BMX)を出力します
保存フォルダには、図面のSXFデータと【電子納品ツール】で利用可能な図面情報管理ファイル(図面情報.BMX)を出力します。
図面情報管理ファイルで出力する図面名・作成者名・縮尺・図面番号は、【図面・表題】コマンドの設定(図面名・受注会社
名・尺度・図面番号)を適用します。
縮尺は【レベル設定】コマンドで設定した図面の縮尺情報ではありませんので、ご注意下さい。
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電子納品
Vol
52
電子納品
国をはじめ各県・政令指定都市でも電子納品がスタートしています。市町村についても国土交通省の
スケジュールでは2010年までに始めるようになっています。弊社「電子納品ツール」もバージョンアップを行いながら
より便利にお使いいただけるよう進化しています。
今回は最新の「電子納品ツール」で機能UPした点をご説明します。
ローカル対応
「電子納品ツール
「電子納品ツ
ル Ver6」よりローカル対応になっています。国の基準(案)の他に各県・
V 6 よりロ カル対応にな ています 国の基準(案)の他に各県
政令都市の電子納品のガイドライン・手引き(案)に対応しました。
発注者をここで選択すること
でエラーチェックもその発注者
の基準に合わせたチェックを行
います。
電子納品
Ver6より「ナビちゃん」登場!成果品として格納する書類・測量成果・地質成果・図面
入力ガイドで楽々作成 等を成果品一覧から選択してセットするだけで規定のファイル名で登録します。
この機能は作業効率を大幅にUP
します。又「管理項目」に記述する
内容も一覧から選択して入力でき
ますので、初めて電子納品をされる
方でも間違えずに作成出来るよう
になっています。
今までは「納品チェック」を行ってエラーがあるかどうかのチェックを行っていましたが、Ver6
電子納品 手戻りなしのチェック機能 より入力時にエラーがあればその場で確認・訂正を行うことが出来るようになりました。
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外字登録
Vol
53
ExcelやWord、一太郎では入力できた文字が、BLUETRENDでは「?」で表示されてしまう・・そんな経験は
ありませんか?文字にはJISコードやUnicodeといったコードがあります。Unicodeというコードにしか登録
されていない文字に、弊社ソフトは対応していないため、このような現象が起きてしまいます。これはWindowsの
機能である【外字登録】を使用することで解決することが出来ます。
外字登録
㎥
今回は
という文字を外字登録してみまし う
という文字を外字登録してみましょう。
(WindowsXPでの登録方法となります)
①ExcelやWord、一太郎など他アプリケーションで、
上記の文字を入力しましょう。「りゅうべい」と入力し
て変換すれば 上記の文字が入力されます。
②入力した文字をドラッグ→右クリック
→コピーをクリックしましょう。
コピー後は、当該アプリケーションを終
了して構いません
③スタート→すべてのプログラム→
アクセサリ→外字エディタを起動し
ます。
①
③
②
④外字エディタが起動し、コードの選択画面が表示されますので、空いている部分を選択後【OK】ボタンをクリックします。
⑤メニューバーより【編集−文字のコピー】をクリックします。
⑥【形】の欄を右クリックし【貼り付け】をクリックします。
⑥【形】の欄を右クリックし【貼り付け】をクリックします
⑤
④
⑥
⑦【形】の欄に先ほどコピーしておいた文字が表示されますので、そのまま【OK】ボタンをクリックします。
(この時【フォント名】ボタンを押し、フォントを変更することも可能です。今回はMS明朝を使用しています)
⑧メニューバーより【編集−同じコードで保存】をクリックします。
⑨外字登録を【 】に 終 しまし う
⑨外字登録を【×】にて終了しましょう。
以上で外字登録は完了です
⑨
⑧
⑦
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Vol
54
登録した外字を使用してみましょう
前ページにて登録した外字を、早速使用してみましょう。
登録した外字の使用方法
早速、弊社ソフトで使用してみましょう!
以下は、編集CADにて【文字−入力】をクリックした状態で説明しております。
外字の入力方法は、ご使用中のパソコンがどの辞書を使用しているかにより異なります。
MS−IME(辞書)をご使用中の方
①編集CADを開き、【文字−入力】をクリックしましょう。
②【文字列】の部分に【がいじ】と入力し ファンクションキー[F5]をクリックしましょう
②【文字列】の部分に【がいじ】と入力し、ファンクションキ
[F5]をクリックしましょう。
[F5]キー
③IMEパッドが表示されますので、先ほど登録した文字をクリックし、キーボードの[Enter]キーを押して確定しましょう。
[Enter]キー
④入力後はIMEパッドを【×】で閉じましょう。
ATOK(辞書)をご使用中の方
①編集CADを開き 【文字−入力】をクリックしましょう。
①編集CADを開き、【文字
入力】をクリックしましょう。
②【文字列】の部分に【がいじ】と入力し、[Shift]キーを押しながらファンクションキー[F6]をクリックしましょう。
[Shift]キー+[F6]キー
③画面下部に、登録されている外字が表示されますので[↑]・[↓]・[←]・[→]キーを押して目的の文字を選択
しキーボードの[Enter]キーを押して確定しましょう。
(弊社では通常業務の際にATOKを標準として使用していないため、申し訳ありませんが詳細な部分はわかりかねます。
詳細な部分に関しては、JUSTSYSTEMSのホームページ等 http://support.justsystem.co.jp/でご確認下さい。)
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BLUETREND
V
ワンポイント
総集編
BLUETREND V