1 9 明治錨灸医学第 10 \f : 1 9-26(1 9 9 2 ) 回復遅延型ギラン バ レー疲候群 l 症例に対する 誠治療と運動療法の例用効果について 一 重度四肢麻療後遺症を伴った 11日] 'I~J治銭灸大学 内科学教室 ・・ 1則的錨灸大:!{.: !lU下医学教室 山村義治' 上村 岡本芳幸村 江川雅人口 蹟 山田伸之日 矢野 桐井道明繍 中川修史' 本郷仁志・ 義富辰夫禽 下尾和敏・ 苗村健治事 忠 主主 |導' 瀬山文世' 野引淑衣 ' 石崎直人口 正樹存率 梶山静夫率 要旨 今 lul技々は,回復遅延型 のギラ y パ ν ー症候併の l 症例に対 l . 運動療法を併用 した 銭灸治療 を 試み. 1.止状の若 l旧な回復を認めた の で報告 する 症例は 20歳男性。平成 2 年 1 1 月に凹肢麻仰にて発症。その後 6 ヵfJ経過してもなお 四 肢l府俸 が回復せ ず当院内科入院1 誠灸治療と リハビリテーショノとの併!日療法を行った 1 i . 11 <' "'IJ心 として平成 4 年 4 月末 までin' 1 80@] の治療を行った な改占を示 l . 短下服装具使 m にて自立歩行が可能 となった 誠灸治療は I 四肢への館通m その結果, ι明主の筋力 ADL に 者明 これはリハビリテージョン に よる機能回 復に加え . M通í'U療法により末的循環の地加を苦起し,筋力の改且を 促進した可能性が考え られた Acupuncturet r e a t m e n tcombine dw i l hmot orf u n c t i o n a lt r a i i n i n gf o r t e tr a p leg i aa s s o c i a t e dw i t h G uillain -Barr邑 Syndrome -Re p o r lo facaseNOBIKI Yoshie' , YAMAMURAYoshiharu ' , KAMIMURA Akihiro ヘ SEYAMAFumiyo¥I SI I IZAKINaoto" OKAMOTOYoshi yuk i 隊機 , EGAWAMasato ' ヘ HIRO Masaki ' ヘ YAMADA Nobuyuki " , YANO Tadas hi ' ヘ FUKUI Michiaki ' , NAKAGAWAShuji ヘ HONGOHitoshi ' , YOSHITOMITa 同 uo\S HlMOO Kazutosl¥ NAMURAK e n j i'andKAJIYAMAShizuo' , ' Deparlme叫 01 I n te r n aiMedicine , ) t l / e i j iC o l l e g e0 1Orientα 1 Medic i n e • •De parlmenl0 1Orientα 1 Me d i c i n e .. W e i j iC o l l e g e0 1Orientα l ,\I!edici ne 2 0 回復遅延型ギランパレ 症候群 l 症例に対する純治療と運動療法の併用効果について Summar y: Gui l l a i n -8a r r s yndrome(GBS) has b c c nc o n s i d c r c d1 0 show a r cl at Lv c l y goodr e c o v e r yo ft heph y s i c a lf u nc t i ons . !Io\\'e~'er , s c ¥ ' c r alworkcrs[ 印刷 ted t h a tsomcof t h cp a t i a n t sw i t h GBSshowcd delayed reco 切り in r c c e n ty e 8 r s . ¥ V er e p o r la c a s eo f GBS I h 8 tr c ¥ ' c a l e dd e l a y e dr e c o v e r ys u c s c s s f ul 1y t r c a l e d by Acupunclurew i t hf u n c t i o n a l t r a i n i n g . A 2 0 y e ar ol d man was a d m i t t e d t o Qur h o s p i t a l becausc o f motol dysf un ct i onsducl oas c quel a GBS. On h isadmission , h i se xt rc m i t i c s was paralY7 .c d VC t r i c dt ol r e a l him ,....ith acupunciurc compl e l e l y and h c coul d nol m o ¥ ' c around. ¥ t h er apy w i t h motor f un c t i o n a lt r ai n i n g . For acupuncture l r a a l m e n t.wc s t i m u l a l c d acupoi ntalc x l r emi t i e s wi lh l h e mcl hod o f10\',- f r c q u c n c ye l e cl r 祥 acupuncl u r e(LFE 八〕 A f t el' 1 1 m o nlh s , hi smo l orf unc 1 i onwasalmostr c c o v cl'e d and h e bc came ab1 c1 0¥ va l k himscl fu si ngshorll e gbr a c e .1 1 wassuggcsted 山 at acupuncturc l r c al ment w i l h motOt r u n c l i o n all r a ini n g was e r r e c l 茁 ef o rG 日 S , Key Wo ds :ギランパ レ ー 症候群 Gu i l1 ain ・ 13arrê syndromc , 純治療 acupuncturc , motor f un c t i o n a l train ing , 低NiI彼自滅彼自、 low r r e q u c n c ye l e c t r i ca upunct ur c 且{動If.f法 I はじめに ギランパレー症候群は , 1916 年フランスの Gui l1 ain , G . , BarréωJ. A. & Slroh1 , A によ 家族歴 1~}紛が乳焔で治療を受けている 現病歴 平成 2 'of' 11R 下旬四l肢末梢に強いしびれ 感が 1 1I現, その後.脱力感及び桃音附筈も / 1 1到し り最初に報告さ れ た , 急住i の運動 防空fを主徴とす たため近隣の病院を受診, 入院となった 。 る多発恨神経炎である1) u-.til l.'d 後より呼吸減弱。 チアノ 本症候群は一般には予 その数 ゼが出現し気管 後良好な侠虫であると考えられていたが中には経 切 U}j後レスピレーターを装計 , 完令四!民麻w にな 過の遜延する例や強い後治疲を残すことも稀では り眼球-illi即jのみ可能な状態となった ないことが,近年報科さ れ ている1. 2) 給月比, 本症候群の成因として,約半数に発症に先行し 髄液検れの ギランバレー症候群 と診断され, 療法を 7 同胞行された 1111焼失倹 12月下11J , 下顎の動きと ウイ Jレス感染 日発呼吸が認められ.その後脳神経機能,呼吸状 を引き金とする免疫系の関与が示唆 されている 態は徐々に回復に向かうも四肢の麻樺が改汗され がめ, ず, 平成 3 年 5 月下旬内科を受診し.鎖灸治療及 て感染などがみられることから1) , 依然原因不明とされており句西洋医学的な 治療法としては, 急性!切にス テ ロイドパルス療法 や血妓交換療法などが行なわ れ ている 。 今回我々は,血l奴交換法 を 7 回受けるも発tt後 6 ヵ月を経過し , なお ffiJll'四肢麻j~I の残る回復遅 びリハビリテ 入院時現症 ション目的で入院となった. 知:rl神経に異常はなく , 上l伎 F肢の 腿反射が減弱X は消失し て おり(表 l )ギランバ レー症候l咋の特徴である四肢末梢{!ll]優位の筋 )J低 延型ギランパレ ー症側咋に対 L , 銀とリハビリテー 下を認めた γ ョ ンを併 用 した治療を行 な った . 動は日立していたものの , 力, その 結果, 筋 ADL 等の著 l閃な改善を認めたので報告する 日常生活においては,車椅子での移 助の状態であった H 症例 患者 20政男性 主訴 四肢及び体幹の筋力低下 既往歴 11 歳時に小児時旬、にて入院治療を受けた ベソドから車尚子への 移動, 食ml1l!J作.TJ!衣勤ff,排出動作などは全介 治療鋭治僚は , 筋力 1\'/強と 機能 1!!l 1亙を同的として低周波世鍛療法を主に行な い,その他に民lûri抑制予防 目 的の為のストレ y チ ングー 血行改善のためのホァ l パックを組み合わ せた . 使用経穴は 5 月 28 日 ~l l 月 8 日までが下 明治鎖灸医学 表 1 初診時の健反射 第 10号 2 1 ( 1 9 92 ) 所(図 1 - c) に低周波置銭法を, 足部は足三里 右{剛腕樟骨筋腫反射のみが U降, 太祖J - 解総に SSP療法を行った ("),そ れ以外出深部臆反射 I ~ 消失した ti 19- 26 使用針は . 左 ス テ ン レス, ディ ス ポ ー サブル 40 mm . 20号量1 ( セ イ リ ン社製) を使用した 銀通 上腕二 頭筋)陛反射 市方 法は , 1Hzのパ ルス 通 屯 を 10 分間 行い ,通 上腕三ÐJií加盟反射 ~G 機 に は, 日本メディッ ク ス社製 Tri- mixl0 1H 腕除rJ'筋腿反射 + を使用した 量!治療の 頗度 lま. l除荒腿反射 5 月 28 日より 9 月 28 日ま では i国 5 - 6 1EiI ( 合計 91 回) ア キ レス 腿反射 そ れ以後, 筋力 . ADL の回復が著しかっ たため 4 11 30 日迄は週 3 回 (合計89回) 行な っ た 患者は鍛治療の 他に, リ ハビリ テー ションと自 三ill ← 外閣と足 三盟 -12 隆 に 行ない(図 1 - al , 主的なトレ ーニ ング をほぼ毎日行なっていた 正 rlJ神経l邸抑織の手 〔 訟手 ) が改 ;E し ない ため , 経過 l lR1 1 日 - 4 )1 3 日 まで腕の 部分のみ郡門 子 の相互の移動が可能と な っ た.ま たベッドから に変更 (図 1 内閲 - bl ,そ の 後虫隊筋の回復 の遅延 治的 1m始後約 l 占 月で111附子1 の起き上がり動作も自立 し, が認め られ たた め, 手背flH M P閥的J !l1. 様ilJj 1iH 4 筒 助無しで 目 立し た 起立動作も Bar 介 2 ヵ 月 半前後で排 出動作が 店| 手三里 外剖 、『 ー a 図 1 b c 上肢の治療部位の変遷 a ・ 5 月 28 日 - 11 月 8 日の治療穴 b ・ 11 月 1 1 日 - 4 手三里外関への L fEA R3 日由治療穴都門 ー 内閣へ の LfEA c ・ 4 月 3 日 -4 f1 30 日 の 治療穴 ベッド ,附 手背部 ~I P 関節虫様筋部 4 箇所 へ の L F E A 2 2 表 2 回復遅延型ギラン パレ 症候 IIf l 症例に対す る 似治僚と辿出J療法 の 併川効果に ついて i握力の推移は.入院当初は握力計が限れず訂 ìJliI 11 ヵ月後の健反射腕捜骨筋腫反射は 両 側 とも 正常化,上腕ニ頭筋腫反射 も 認め ら れ た 上腕二頭筋腿反射 不能であったが. 友 + ア + + 徒手筋力検査 (man ual musc Jet e s l 以下 M MT と附す)を比較し ても , 体幹部は l 分な筋 )J 上腕 =頭筋鍵反射 腕~f~'n'筋腿反射 !L ;(ï とも 23kg に回 復 している ) . CI判 3 右 回復が見られているのに対し , 足関節や手指の五li iJlIJ については十分な筋力回復は認められていない 膝主主腿反射 (区1 4). アキレス腿反射 40 ー四Oー 立し. 食事政j作もスプ ー ンにて臼立 となった その後順調に A DL. 四 肢の筋力.握力等 回復し . 松葉杖 2 点歩行を開始. 左前園聞置 -{コー 右上風間喧 ー回・ー 右上島周聴 30 1 0)114 日 18 日より A f o o to r t h os i s 1" 0 装具 C Ankle 右前園聞置 一・F プラスティック下肢装具)を装ù し "20 て松ZE杖 2 点歩行を行い, 院内歩行 として自立した 1 0 11 月中旬頃より 5 m 程度の独少も可能となり , 治療を 開始して半年経過した 1 2 )1末には, O~ A F' O 装只装着のみにて院内歩行 が自立 4 月 10 日 , l e gb r a c e 両側支 柱付短下肢装具)に変更され, 9 [ 0 [[ 1 2 9 2 .1 2 3 4 3 4 40r- 0 - 右下島中央圃醤 より下垂 足 を防止するため下肢の装只が SL B 装具 CS h o rt 8 図 2-' 2 月下旬には階段の昇降も 可能となった 7 ーー・ー 左下現中央聞置 --0ー 右島董骨上1曲n 30r-ーー 左醐骨上司蜘 その 20 後下腿の筋収縮が増強した.また t tJ>行時に現われていたトレンデンプ ルタ徴候も除性となり , 腿反射も 一 "10 部正常に回復した(表 2 ) また入院巾 11 カ月間における患者 。 の四l艮周符の変化は, 上肢周符で は 上腕周径が 30% もの附加が見られた のに対し.前腕周径では 16%jjíj後の 附加にとどまり(図 2 下腿j調径は 10- 17% の 地加がid めら - b) . いず れ も近位側の 回復が著しかった , 91 .6 7 8 , - a). 下肢 周径についても 。 大腿周径は 30 % . れ(図 2 . 1 0 [ 0 [[ 1 2 9 2. 1 2 図 2- b 図 2 四肢周径の変 化車 a. 上肢周筏白変化事 10 ヵ月 1聞に上凪釧径は 30-3 1 1垢, níj腕品]径は 1~ -19% の地加を認めた。 b' 下肢周径の変化率 10 ヵ月!日l に大M!J品筏は 30.8-30%. 下山間径は 9.1-17%増加を認めた。 明治錨灸医学第 10号 19- 2 6( 19 9 2 ) 2 3 ハビリテープョンが中,心となってい 3 0 ーベ〉ー 狸カ右 -・- "カ左 2 5 る 本症候群に対するリハビリテー ショ ンの効果について,間的ら 5 ) は, 1 7 1列 中 5 WIJが発症後 I 年経過しても筋 2 0 萎縮を伴った著明な筋力低下をのこ す回復遅延型であり,さらにこれら ; :1 5 回復遅延型は発症後 2 ヵ月の時点で 予後推定が可能であるとし,予後推 1 0 定基準を挙げている (表 4 ) 今回の我々の症例では,発症年令 3 は 18歳で間嶋等の基準とは異なるが, 。 図3 年令による基準は妥当ではないとの 01 11 29 2 . 12 3 4 91 .7 8 9 1 報告もあり 6\ 発病後 2 ヵ月の時点、 握力の推移 左右とも 9 カ月間に 23kg白 増加を認めた 。 上肢 AD L は食事動作 ,移動動 作等 の全 100項目を三段階に点数化し 100 肩関節外旋 内股 点満点で評価した(表 2 ) 初診時 外転 寝返り動作のみ可能な状態であった 肘関節屈幽 {中畠 が,その後順調に回復し 11 ヵ月後に は 90.5 点と著明に改善 L , 日常生活 はほぼ自立するまでになった(図 5 E 手関節背屈 lI!:回 手指屈曲 ) . 伸展 考案 ギランパレー症候群は 6 ヵ月以内 下監 に回復が見られる場合が多く,予後 は良好とされている しかし,回復 盟問節屈曲 が遅延し,なんらかの後遺症を残す 例も稀ではなく , 伸展 外転 Loffel らは叩例 外値 内陸 盟関町屈曲 中39例に後遺症が残ったと報告して いる1) 伸展 回復期l や後遺症 における治療とし E 関町背屈 ては,血紫交換療法とス テロイド パ lI!:周 J レス療法との併用療法が有効との報 告もある が 3 l,ステロイドの授与は 図 4 MMT ノ変化 症状改善までの期間が選延し神経 - 障害等の 後巡症も大きいと 言われて 重量 おり.\) ,回復期の 治療法 としてはリ 初診時の MMl 11 カ月後四 MMT 11 カ月間i で手指と足関節を除いてすべて正常化した。 2 4 回 復遅延型ギランパレ 表 3 症候群 l 症例に対する蝕治療と運動療法の併llJ効架について ADL 田項目 全 100 項目を 三 段階に点数 化 し、 1 00点満点、で評価した 。 義磁 的なもの 自立的なもの 項自 移 項目 寝ベベ返ッりド がでーL 起き立きちる上上ががるる そそのの逆逆 移 1 1 動 4 長で iz駐車雪 作 自 にで座歩がら ち上10がm る~15 秒る 動 6 か に g にく < 1 0 ゃ 食 2m 電在E 日 ) スは 害損 祭.べ7るむォ-~で食べる お 6 っぐ る 7 1 0 9 1か曲ぶ主きりシャツを を 脱 す l孟 る を 衣服着 1 4 ズベ刑ル即ボントシ・付スャツカー 脱るする 最作 5 諮 77FスをナEーけを外かg 1』0‘916 靴運補下動筆絡を具岨着を在脱 漕、着す 脱 ほす る る しする 食 時 動 作 』 1 5 4 6 ? 8 1 0 3 1洗曲 E また相いで座る 婦動作 生 動作 み そす洗の 幽.く 化駐在する 2D~~? t Z I M 4 1 5 I 6 へーλをを使切りするうる 8 2 オ 1 0 ' ろし 使う たまう 樋し在使か仲 う る 4 1 6 5 t 9 I1 2 S 4 3 T 6 みん げる下ろしする シ 」する 闘か ーずを使しすうる ラを打イつ をゴ かける 21mc在m使ママス向内らににモ書書す< かけながメ < イ・できる.実用的にである 口 ' l!II分的にできる、時闘がかかる .,_. o ハ・できない、ほとんど介助を要する 1 8Eの 1 9 0 仕上がりがあまりよ〈ない る 在使ム手紙チおつてを線ス入うれネ出を引るくを回す y ス洗ルタワオをうルしでぼ体るをふく 配λ法 丁きを で使金在野使をう コ ロに点火する う 器ス器器戸をを説位掴ンへ〈出し入れする 1ι061' 洋和衣パ 騒にタサ 糸ををミミつ ンたを たをを 自監理する 1 0 衡 手手む舗鍋在をココ菓ンンのロロ皮ににかかをむけけるる< g作 5.7梨イロン ッげ包トトてペペー身ーづパパーーくろををち使いぎをうするる 霊清 7 6 i 1 1 を易障する 議 1 明物 しパにサりミるを使 洗溜 z レれイおあ 使レ器手 が店使Z える λ 動作;レ I !力サさしてく 10 パス・ステッ l 2 3 1 作 8 手さ パン って歩く │ 動 んで立ち上が S 4 z 動 4ziIt 時 室茶 壁t雪使iのう 食べる 盛 峰、る 作 1.-r -(7 でを 皮をむく 副 詮ナか抜イん切きり果使タを う 動 EV座盛しりがで札 繍 1 1 布のかベーら 金をャめ壷ン ル入るする G . 5 ー」 (松憲正著. 理学疲法E軍備法, I!I!ーより) 明治以灸医学 表 4 ( J)発病初期 ( 日 ) 発病後 1 カ月 ( 田 )発病後 2 カ月 ギランパ レ 第 10号 19 - 26 2 5 ( 1 9 9 2 ) 症候群の予後推定基準案 ①発病時年令が 30 代以下で 、極即 l に不完全四肢麻煉 早期l 回復Il'fとなる可能性が大 ②発病時年令カ (:1 0 代以下で、極則に完全四肢麻J~I 回復遅延群となる可能性が ①起坐 ・ 起立が n 立 し 、か っ 握力の回復あり 早期回復併となる ②起坐 ・起立が不能で、 かっ 接力の回復な L 回復遅延併となる可能性が大 ①起坐 ・起 立が CI "Îl.し、かっ握力の回復が若 I ~I 早期回復昨となる G連E坐 ・ 起立が rl11.しているが、鰹力 四 回復なし 中 1m 群と なる ③起立が不能で、かっ抑 )J の回復なし 回復遅延 il下 となる ( mIW~等による ) 1 00 の年令や発症からの期間を考 l~~すると単純 に比較はできないが , 木例において鍛治療 とリハビリテ 80 ションを釧朋したことで. より目玉い治療効果がj':j られたものと考えら れた {-z。 - &) 6 0 また 司 今回使 JTJ した i面市療法の効果につ いて絵本ら 8) は. SSPC s i l v e rs pi k ep o i n t ) 40 7.IT Hß を 用いた通 ~11 によ る皮膚侃及び深部品l の 上昇,組織血流患の地加を認め,末梢循 環改占作JIlがある ことを示唆 し い る. 伊藤 2 0 ら の も皮膚温上昇効果は銀電極を用いた方 6 5 1 9 a o が日いと報告して いる 図 5 7 8 9 1 0 11 1 29 2. 12 3 また低頻度刺激が 筋委縮と持久力の改善に有効であるとの報 4 告 もみられる 10} A DL の推移 初診時 l 点であ 勺 たが 1 1 カ月 後 には 90.5点と梓 I~l に附加したロ これ らのことから 今回 用いた誠iill 屯療法 が. 本例での末梢循環の 増加を若起し , 筋肉の代謝を促進させ10.1 1), さらに電気刺激により他動的に筋収縮を繰 でほぼ完全四肢麻煉を認めた経過から . 同復遅延 り返させた こ とにより , 筋力の改善を促進した可 型に相当す るものと巧えられ る 能ドl が考えられる . 回復遅延型のギランパレー症候群に対する 塑学 !l,l法の効果 に関し て .荒木ら7)は 。 3 j下 l 山で T 字 今後.さらに症例を重ね , 本症候 lif に対する鍛 治療効果を検討したいと考える 杖歩行が可能となった 40tl孟男 柑 の症例l を . 大応 ら 引 は発 lIT:後 29 ヵ n を経過してなお SL日が必要 な 9 歳の症例を報告している . 今回の症例では,回復遅延型の症例としては, ADL . 筋力て干の戸胞が著しく , 治療n日始後 11 カ 刀を経過して S L B 装具を装着してではあるが, 歩行が可能に なるなど経過 は良好であ った lVまとめ l ・ 回復遅延噌ギランパレー症候群のー症例に 忠者 対して1 鍛治療とリハビリテーションの併用効果 について報告した 2 ・ 治療開始後 1I カ月の経過の後. SL B 装具 装おにて il主行は仁!立町また日 常生活においてもほ 2 6 回復遅延型ギランパレー症自前l' 1 症例に対する鋭治療とjj!励療法の il f用 効果について 7) 荒木 ぼ自立するまでになった /);';ら 回復遅延担ギランパレー症候併の 症例理3 ・作・療法. 8) 松本 文献 老人科診療. 3 ( 8 1 ) 9 8 6 . 263, 1 3) 域市立史ら慢性別 Guillain -Barré 症候 n干の plasma ph ere si s-p u lse 療法 controHed s t u d y ,臨床神経学 , 2 7:4 , 19町 4) 今 日 の治療指針 1 98日 5 ) 1日同号満ら 医学部民 1 988. 第 l 日 11 ギラン・パレー症候群 白子後 推定囚 ンヨン医学 .18: 6.19 8 1 G u i l l a i n 8 a r r e syndrom 13例の 治疲経験に つ い て 理学療法学, 1 4:11 ,凶87 子 リハビリ テ 6) 大島忠治ら 1 9: 5 . 19白 SSP 療法の末梢循院への影特 SP 療法セミナー講演集第 4 回. J)才川貞l平ら Gui!lain-8 ar rê 症似計症候 i洋,医 療社, 1 9 7 9 2) 重野幸次 Gu i lJ ain ・ Bar r õ 症候群白診断と治療, リハビリテー γ ョンについて ~VJ ら 9) 伊藤力ら 5 15-21. 1 9 8 1 SSP 療法の皮膚悩変化について SSP rrI極とハリí!l極との比般 SSP 療法セミ ナー講蹴集第 '1 凪 22-29. 1 9 8 1 lO)高凹信二 郎ら 低l 可波 111 気刺激療法における 刺激 周波数が骨佑筋エネルギーに及ぼす影響について 30 ト Iz車 11灘のエネルギ一代詩l 的窓義 リハビリテー γ ョン医学 1 1)高田信 二 郎ら 2 9 : 1. 1 9 9 2 低周波 713気刺激で生じるラット什 絡筋白'11収納述動と強収縮辺!fU1 におけるエネルギー 代謝白!II遣について 3 1 P-フ ¥ ' lRS の応川 リハ ビリテーション医学 .27: 2.19 9 0
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