京都服飾文化研究財団 2008 年 3 月 1980 年代の色とかたち ―アンヌ=マリー・ベレッタとポピー・モレニ展 [企画主旨] 京都服飾文化研究財団(KCI)は、アンヌ=マリー・ベレッタ氏より 51 点、ポピー・ モレニ氏より 81 点の作品を受贈しました。この度、これを機に、 「1980 年代の色とかたち ―アンヌ=マリー・ベレッタとポピー・モレニ」展を開催い たします。 アンヌ=マリー・ベレッタは 1974 年、ポピー・モレニは 1973 年にパリでプレタポル テのブランドを創設。続く 1980 年代はパリ・コレクションの重要な担い手として活躍 します。 ベレッタの服はしばしば構築的、彫刻的と評されました。1980 年代のファッションの 潮流、ボディ・コンシャスに沿いながらも、体のラインのあからさまな露出を巧みに抑 制したフォルム。 それを際立たせるための黒やグレーといった無彩色。 ベレッタの服は、 社会進出を果たした知的な女性たちがパワー・スーツとして強く支持したものでした。 一方、モレニの服の特徴は、カラフルな色彩とグラフィカルなテキスタイル・デザイ ンにあります。芸術家の両親の下に育った彼女は、ポロック風、ブラック風など、アー トとファッションをフュージョンさせた楽しく、個性的な表現を追求しました。 本展では KCI の収蔵品から今回の寄贈品を中心に、ベレッタとモレニが最も輝いた 1980 年代の作品に焦点をあてて展覧します。 [開催要項] 展覧会名:1980 年代の色とかたち ―アンヌ=マリー・ベレッタとポピー・モレニ 会場 :KCI ギャラリー 京都市下京区七条御所ノ内南町 103 ワコール京都ビル 5 階 TEL: 075-321-9221 会期 :2008 年 3 月 24 日(月)~5 月 30 日(金) 月~金開館。祝日が平日の場合開館。ただし 5 月 5 日(月)は閉館。 開館時間:午前 9 時 30 分~午後 5 時 00 分(入館は午後 4 時 30 分まで) 主催 :京都服飾文化研究財団 [展覧会構成] 出展品 :KCI 収蔵品より、1980 年代のアンヌ=マリー・ベレッタとポピー・モレニ のドレス、コート、アクセサリー等、約 20 点 [関連行事] レクチャー:4 月 29 日(火・祝)午後 2 時~3 時 講師はKCI学芸。事前申込制、定員 20 名。参加費無料。 出展作品の約半数はマネキンではなくハンガー・ラックによる展示です。レ クチャーでは、いくつかの作品をラックから外してご覧いただきます。 申し込み:京都服飾文化研究財団 TEL: 075-321-9221
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