安 全 の 手 引 き 平成25年1月 在瀋陽日本国総領事館 は じ め に この「安全の手引き」は、遼寧省、吉林省及び黒龍江省に在留される皆様や、業務・留 学・旅行等で当地を来訪される皆様の安全上のご参考のために作成したものです。皆様の 防犯対策の一助としてご活用頂ければ幸いです。 なお、今後も改訂して参りたいと考えておりますので関連情報等がありましたら、随時 当館までご連絡ください。 (代表電話(86-)(0)24-2322-7490) Ⅰ 基本的心構えと対応 1 自分の身は自分で守る 日本とは事情が異なる海外であることを十分認識して、自分(及び自分の家族)の安 全は自分自身で守る、という強い心構えが大切であり、何よりも安全な生活を送るため には自らの手で安全な環境を確保することが重要です。 2 予防が最良の危機管理 事件・事故・災害などの予防に努めることが最大の危機管理です。予防のためにでき ること、必要な努力(及び経費)は惜しまないように心がけましょう。予防により避け られる危険もあります。 3 万全な準備を心がける 常に最悪の事態を想定し、物心両面から準備を万全にしておく必要があります。 4 安全のための基本原則 海外における安全の基本は、①目立たない、②用心を怠らない、③行動を予知されな い、の三原則を遵守することにあるといわれており、当地においても例外ではありませ ん。 -1- 5 中国文化、歴史への理解 当地は、歴史的背景もあり、日本に対する感情や見方には種々複雑なものがあります。 日本と中国では社会体制が異なり、生活、文化、習慣も異なるということを念頭に置き、 相互理解に努めていくことが重要です。また、複雑な歴史的背景に起因して、例えば日 本人が当事者として関与した事件・事故が発生した時などにいわゆる反日感情が表面化 しかねないことも常に念頭に置く必要があるでしょう。 6 住居の安全対策 生活の基盤である住居の安全が確保されなければ安心して生活することはできませ ん。住宅選定にあたり、まずは契約の相手方が信頼できる不動産会社又は大家であるか 確認することが肝要です。住まいの管理体制、警備状況、周辺の環境、邦人の入居状況 のほか、電気、ガス、水道等のインフラ設置状況・保守状況等についてもよくチェック して選定を行いましょう。また、入居後も引き続き安全確保に努めましょう。 7 安全に関する情報収集 安全に関する情報収集は、海外生活では欠かすことのできない安全対策です。日頃か ら、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなどのニュースに関心を払い、積極的に情 報を収集するとともに、得た情報は互いに共有するという意識が必要です。また、信頼 できる中国人の友人を作ることも有効な情報収集の方法の1つです。 8 緊急時における連絡先の把握 日本総領事館、日本人会、日本商工会、本邦留守宅、公安局、消防、病院、友人宅等 の必要な連絡先をメモにしておき、常に携帯するよう心がけて下さい。旅行者の方は、 旅行ガイドブックに掲載されている現地機関の連絡先が変更になっている場合もありま すので、事前に総領事館に確認するなどして正確な連絡先リストを携帯されることが望 まれます。在留邦人におかれては、日頃から邦人相互間の緊密な連絡体制を確立してお くことが重要です。滞在地の日本人会等の団体に積極的に加入されることをお薦めしま す。 3か月以上海外に滞在される場合には、旅券法第16条の規定により総領事館に「在 留届」を提出していただく必要があります。これは、緊急時の連絡の他、旅券の更新、 各種証明書の発給のための基礎資料となるものです。 また、総領事館では、在留邦人向けメール配信サービスを実施しています。次のアド レスからご登録いただきますと、緊急時に当館から必要な情報提供を受けることが出来 ますのでご活用下さい。 東北三省(大連市を除く)にお住まいの方 http://mailmz.emb-japan.go.jp/cmd/shenyang_cn.html 大連市にお住まいの方 http://www.mailmz.emb-japan.go.jp/cmd/dalian_cn.html -2- 9 精神衛生と健康管理に留意する 日本との生活環境や習慣の異なる海外での生活は、長期間にわたる緊張を余儀なくさ れる場合も多いため、精神面、肉体面の自己管理が重要です。体調に異変を感じたり、 精神的に不安を覚えたりした場合には、早めに必要なチェックを受けましょう。 また、海外では高額な医療費等が発生する場合も考えられます。万が一に備え、海外 旅行保険や、海外赴任者用保険に加入するという方法もあります。 Ⅱ 防犯の手引き 1 一般治安情勢 東北三省は比較的治安が良好といわれておりますが、置引き、すり等の窃盗が多数発 生しており、また強盗、詐欺、殺人、強姦、麻薬、売春、賭博などのほか、最近では車 上ねらい、インターネット利用による詐欺や電話による振り込め詐欺(オレオレ詐欺や 還付金詐欺など)などの発生が報じられています。 交通事情に関しては、自動車の急増に対し、交通安全教育や設備などの遅れが目立ち、 交通事故が多発しています。バス、タクシーや自転車の利用者及び歩行者は、自分の命 は自分で守るという自覚を持ち、常に注意を払ってください。 2 邦人関連の犯罪 邦人被害の犯罪は、そのほとんどが置き引き、すり等の窃盗被害です。但し、場合に よっては窃盗が強盗等凶悪犯罪に発展する危険性もあります。犯罪被害の際は、直ちに 公安局に届け出て下さい。 邦人が当事者となる事件も発生しています。麻薬の不法所持や密輸容疑、ビザ(査証) ・居留証の期限切れのため処分を受けるといった事例です。 中国では、麻薬等薬物犯罪に関して、その所持や使用を含め、極めて厳しく臨み、常 に厳格な取り締まりや検挙が行われ、違反した場合の法定刑は非常に重く、最高刑には 死刑が規定されています。麻薬等薬物の使用や売買に関わったり、また、知り合いであ っても中身のわからないものを安易に預かったり、日本その他への運搬に手を貸すなど の違法行為に巻き込まれないよう注意が必要です。 <邦人関連の犯罪被害のうち、大部分を占める窃盗についての当地の傾向> 〇 被害の傾向としては、置引き、すりが大半を占めます。すりの手口で多いのは繁 華街や観光名所などで、人込みに紛れてバッグ内から財布や旅券を抜き取るという ものです。 ○ 日本人は不用意に財布の中身を他人に見せてしまう傾向があり、犯罪の対象にさ れやすい一面があるので、買い物、食事等の支払いにおいても注意を払って下さい。 ○ 盗難の被害品は、現金が一番多く、次いで現金と一緒にしてあった旅券、航空券 等です。貴重品を入れたバッグ等をちょっと目を離した隙に盗まれたり、食事中に バッグを隣の椅子に置いていて盗まれたり、背広を椅子の背もたれに掛けていてポ -3- ケットから財布を抜き取られるというケースも発生しています。買物や食事の時に は貴重品や貴重品の入ったバッグ等は絶対に身体から離さないよう気をつけて下さ い。 3 防犯対策 (1)屋外や公共の場所等における防犯対策 犯罪被害に遭わないための決定的な対策はありませんが、次の一般的対策を十分認 識して頂き、各自が最大限防犯に努めることが重要です。 ① 必要以上に華美な服装、装飾品をつけたり、殊更に派手で人目を引くような服装、 言動は慎むことが賢明です。特に多額の現金を携帯していると思われることは危険 なことだと認識して下さい。 ② 見知らぬ人から声をかけられても相手にしないようにして下さい。 ③ 外出の際には家族や友人等に行き先を知らせ、一人での行動はなるべく避けるよ うにして下さい。 ④ 夜間や、裏通りの通行は用心が必要です。危険な場所には近づかないほうが賢明 です。不幸にも強盗の被害に遭遇した場合には、身体生命の安全を最優先にし、抵 抗したり、犯人を追跡したりすることは避けて下さい。 ⑤ 外出時は可能なかぎり両手をフリーにしておきましょう。 ⑥ ホテルの部屋等では、内鍵とドアチェーンをかけ、来訪者の場合は相手を確認し てからドアを開ける習慣をつけて下さい。自宅ドアに鍵が一つしかなければ、補助 鍵を付けることにより安全性が高まりますが、必ず相手を確認してからドアを開け る習慣が重要です。 ⑦ ホテルの部屋や自宅の出入りの際は、周りの状況を確認してから出入りするよう 習慣づけて下さい。いつも同じパターンで行動することも、計画的犯罪に対しては 危険性が大きくなります。 ⑧ 中国では売買春行為(性的サービスを伴うマッサージ等を含む)は違法であり、 法律による処分(拘留、罰金、国外退去等)の対象となります。 ⑨ 車両盗難防止のため、車を離れる時にはドアをロックし窓を閉めて、車内にバッ グ等を放置しないようにして下さい。 (2)交通事情と事故対策 自動車が急増している反面、道路の整備不良、信号機の未設置等ハード面の問題に 加え、車、自転車、人の信号無視、法定速度超過、歩道走行、無理な追い越し、逆走、 急停止等、交通安全のソフト面での対応にも遅れがみられます。 また、車の右側通行等日本と交通規則が異なりますので、自動車の運転や、歩行時 においては前後左右の車両確認等を充分に行う必要があります。 日本と異なり、赤信号でも右折可能な交差点が大半です。横断歩道を渡る際、思わ ぬ方向から車が来る可能性があり注意する必要があります。 日本的な「譲り合いの精神」を期待し、「大丈夫だろう」という過信が事故に巻き 込まれる最大の要因のようです。 -4- 自分で車を運転する場合には、自転車、歩行者の飛び出しや自動車の急な進路変更 に注意し、スピードを出しすぎないなど、細心の注意が必要です。万一に備え保険に は必ず加入しておきましょう。 <タクシー乗降時における注意> ① 運転手以外の人間が乗車しているタクシーに乗らないようにしてください。 ま た、自分が先に乗っているにも拘わらず運転手が他の客を乗せようとしたら、断る ようにしてください。知らない場所へ連れて行かれたり、目的地への道のりが遠回 りになり支払いのトラブルになります。 ② 特定の場所(空港、駅等)のタクシー乗り場から乗ったタクシーで、料金メータ ーを倒さず不当な料金を請求する場合がありますので、走行し始めたらメーターが 倒されているか確認して下さい。また、タクシー乗り場等で声をかけてくる所謂白 タクも存在します。トラブルの元となりますので、乗車しないようにしましょう。 ③ 降車時には支払いに気をとられがちです。車内に忘れ物がないか(特にセカンド バックや旅券等の貴重品。トランク内のスーツケース)よく注意して下さい。トラ ブル等が発生した場合に会社名・車番を特定することができますので領収書をでき るだけ受け取るよう心がけてください。 (3)住居における防犯対策 高級ホテルや外国人が多く住むマンションは比較的安全と思われます。契約する前 に、管理面の実情等を確認して入居することが肝心ですが、どうしてもこのような施 設に居住できない、あるいは施設がない地域に滞在せざるを得ない場合には、次のよ うな点に注意して下さい。 ① 施錠の状態(簡単に壊れない構造になっているか、二重ロックか等)を確認する。 ② 入居の際、新しい鍵に交換するようにする。 ③ ドアチェーン、ドアスコープがあり、ドアを開ける前に来訪者を確認できるか。 (外出時はもとより、在宅時も必ず施錠し、来訪者が誰であるか、目的が何である かを確認するまでドアを開けない。) 4 ④ 住まいの修理、工事にはできるだけ立ち会う。 ⑤ 現金、貴重品類は施錠できる場所に保管する。 ⑥ 鍵を紛失した時には直ぐに新しい鍵に交換する。 抗議デモ 日中関係等により抗議デモが発生した場合(発生するとの情報を得た場合)は当館か らメールマガジン等(当館ホームページ)にて情報提供を致します。その際は下記の事 項にご留意下さい。 (1)外出する際には、周囲の状況に格別の注意を払い、広場など大勢の人が集まリ易 い場所では特に注意する。実際に集会やデモ行進が行われている現場には極力近寄 らない。 (2)一人での夜間外出は控える 。(また、酒場、ディスコ等夜間、人が集まる場所は -5- 避ける。) (3)昼間であっても、周囲に注意し、日本語で大声で話しをする等は控える。 (4)当館や在中国日本国大使館、外務省海外安全ホームページ等をチェックする。 (5)事件に巻き込まれたり、関連情報を得た場合は当館に連絡する。 5 誘拐対策 誘拐被害は何等かの問題が原因となるケースが多いといわれています。また、華美な 生活等で狙われたり、単なる妬みや恨みから誘拐されるということもあります。誘拐は 一般的に目的にあった人物を選び、実行のための下調べを行い、計画に基づき拉致監禁 する等入念に準備された一定の手順で実行されます。 誘拐予防のためには「セルフ・ディフェンス(自分の身は自分で守る)」の精神を持 ち、特に「目立たない 」「用心を怠らない 」「行動を予知されない」という海外におけ る安全の3原則を守る習慣を身に付ける必要があります。 (1)情報の収集 誘拐関連情報(所在地又は出張先での誘拐事件の発生がないかどうか、誘拐対策を とるのに有利な情報はないか)を常に念頭におき、治安関係当局に関する情報(現地 公安当局の事件解決方法、事件解決能力、外国人に対する対応振りなど)についても 日頃から情報収集に努めることが肝心です。 (2)兆候の発見 誘拐には必ず兆候があるといわれています。それを発見するためには、職場や家庭 の周辺、移動時に、少しでも普段と違う点がないか注意を怠らないことが大切です。 <もし、誘拐事件が発生した場合には> 海外で日本人が誘拐された場合、事件解決の一義的責任は現地政府にありますが、 日本政府(当館を含む我が国在外公館)は邦人保護の立場から人質の安全救出のため 最大限の側面支援を行い、現地政府の主権を尊重しつつ、人質の安全救出のため協力 します。 6 生活上必要な法律知識 海外で生活するにあたり、滞在国の法律についてある程度の知識が必要となります。 「法律を知らなかった」というのは抗弁になりません。日頃から生活や仕事に関連する 法律や法律知識を身につけるよう心がけましょう。 以下は、外国人が中国に滞在する場合の参考となる法律(抜粋)(仮訳)です。 (1)居留証・旅券の携帯義務:外国人入境出境管理法、同実施細則 ① 外国人が中国に在留する場合には、旅券、又は有効な証明書を所持しなければな らない。(法第13条) ② 中国に在留又は短期滞在する16歳以上の外国人は必ず居留証又は旅券を所持 し、外事警察官の検査に備えなければならない。(細則第25条) (右違反に対しては)警告又は500人民元以下の罰金を科すことができる。情 -6- 状が重い場合には「限期出境」(定められた期限までに出国させる処分)を併科す る。(細則第43条) (2)臨時宿泊先の登記:外国人入境出境管理法、同実施細則 ① 外国人が中国国内で臨時に宿泊先を定める場合、規定に基づき宿泊登記をしなけ ればならない。(法第17条) ② 外国人が賓館、飯店、旅店、招待所、学校等、企業、事業単位又は機関、団体及 びその他中国の機関に宿泊する場合、有効な旅券又は居留証を提示し、臨時宿泊登 記表を記入しなければならない。未開放地区での宿泊は旅行証を更に提示しなけれ ばならない。(細則第29条) ③ 外国人が中国人の居宅に宿泊する場合、都市部では到着後24時間以内に、宿泊 先の家人又は本人が宿泊者の旅券、居留証及び家人の戸口簿を持って公安機関に申 告、臨時宿泊登記表を記入しなければならない。農村では72時間以内に現地の派 出所又は戸籍弁公室に申告しなければならない。(細則第30条) (右違反に対しては)警告又は50元以上500元以下の罰金を科すことができる。 (細則第45条) (3)不法滞在 ① 外国人が査証又は居留証に記載された有効期限を過ぎても中国に滞在し続ける場 合には、期限が満了する前に延期を申請しなければならない。(細則第20条) ② 実施細則第16条、19条、20条の規定に違反して不法に滞在する外国人に対 し、警告し、不法滞在1日につき500元、総額で5000元を超えない罰金又は 3日以上10日以下の拘留を科すことができる。情状が重い場合には、定められた 期限までに出国させる処分を併科する。(細則第42条) 7 緊急連絡先 犯罪被害に遭ったり所持品を紛失してしまった時には、速やかに現地公安局に届け出 るとともに当館にも連絡をして下さい。 特に旅券紛失の場合は、各市公安局(外国人管理処)から「旅券紛失証明書」の発行 を受けた上で、当館にご連絡下さい。所要の手続(旅券の発行又は「帰国のための渡航 書」の発行)を行います(旅券及び「帰国のための渡航書」ともに、発行のためには戸 籍謄本 等 が必要となります 。)。また、旅券(渡航書)発行後、上記管理処にて査証申 請をする必要があります(無査証で入国した場合を含む)。一連の手続には所用の日数 がかかりますので旅券の紛失にはくれぐれもご注意下さい。また、旅券・居留証といっ た身分関係書類などはコピーをとっておくことをお勧めします。 (1)在瀋陽日本国総領事館 所在地:遼寧省瀋陽市和平区14緯路50号 代 表 電 話:024-2322-7490 領事班直通電話 024-2324-1404 緊 急 時 の 電 話:139-4002-3370 (2)警察:110(交通事故の場合は、122) -7- 瀋陽市公安局出入境管理処 024-8689-8711 長春市公安局出入境管理処 0431-8892-8778 ハルビン市公安局出入境管理処 156-4508-0750 (3)消防:119 (4)医療 ① 救急車:120(有料) ② 日本語による医療サービスを提供するアシスタンス会社(順不同) ※ アシスタンス会社とは、患者(会員又は未会員)の病状や状態により適切な 病院の手配・予約・送迎を行ったり、医療通訳者の派遣、日本への緊急輸送等 の手配・手続、本邦家族の呼び寄せの手配、中国の医療や健康管理等の情報提 供、保険費請求代行等のサービスを行います。各社により取扱が異なりますの で御確認ください。 ●SSC(上海聖傑医療服務有限公司) 会員専用のフリーダイヤル(24時間、日本語対応) 瀋陽事務所 電話135-1600-8204、024-8431-1255 ●上海威爾比医療諮詢有限公司(上海ウェルビー) 瀋陽事務所(月~金、8:30~17:00、日本語対応可) 電話:024-6278-4751、182-0243-4988 大連分公司(月~金、9:00~17:00、日本語対応可) 電話:0411-8367-6529、0411-8367-6520 ③病院 (遼寧省) ●中国医科大学付属第一医院(24時間、中国語対応) 瀋陽市和平区南京北街155号 電話024-8328-3333、 961200 ●中国医科大学付属盛京医院(7:30~22:00、中国語対応) 瀋陽市和平区三好街36号 電話96615 ●環球医生(Global Doctor)(24時間、中国語、英語、一部日本語) 瀋陽市大東区搒江街54号徳済医院 環球医生国際門診 電話024-2433-0678 ●金秋医院(24時間、日本語対応) 瀋陽市瀋河区小南街317号 電話133-2401-6345 ●さくらクリニック(24時間、日本語対応、往診可) 瀋陽市于洪区細河南路29-4 電話024-8166-4100 -8- (吉林省) ●吉林大学第一医院(8:00~16:00、中国語対応) 長春市新民大街71号 電話0431-8878-2291(代表) 貴賓診療部(月~金、8:00~16:30、中国語・英語対応) 電話0431-8878-2999 ●吉林大学第二医院(24時間、中国語対応) 長春市南関区自強街218号 電話0431-8879-6222 (黒龍江省) ●ハルビン医科大学付属第一医院(24時間、中国語対応) ハルビン市南崗区大直街199号 電話0451-5364-3849 国際医学部(月~金、8:00~16:00、中国語・英語対応) ●ハルビン医科大学付属第二医院 (24時間、中国語対応) ハルビン市南岡区保健路148号 電話0451-8660-5222 ※上記病院の日本語対応について~日本語が可能な医師が常勤しているとは限り ません。 このほか、当館ホームページにもその他連絡先が掲載されていますので、ご参 照下さい。 8 緊急時の中国語(下線に必要な漢字を書いて相手方に示して下さい) 私は日本人です。(氏名は) と言います。 我是日本人 叫 私は に泊まっています。 我住在 私を に連れて行って下さい。 请送我到 に電話をかけて下さい。 请帮我给 打电话 警察を呼んで下さい。(110番して下さい) 请帮我叫警察(请帮我报警) 旅券・現金・クレジットカードを落としました。(該当する物を○で囲んで下さい。) 我 丢了 护照 现金 信用卡 -9- 救急車を呼んで下さい。 请帮我叫救护车。 が痛いです。(痛い所を指さして下さい) 痛 日本語を話せる人を呼んで下さい。 请帮我叫会说日语的人 Ⅲ 緊急事態に備えて 緊急事態とは、不特定多数の人々が巻き込まれる大規模な災害、事件・事故、各種デ モ(反日デモを含む 。)、および新型インフルエンザの発生などのように、予測が困難 で突発的に発生し、解決に一定の時間を要したりするような深刻な事態をいいます。 海外で生活する場合でも、いつ何時緊急事態が発生するとも限らないという認識を持 ち、緊急事態が発生した場合の対応を日頃から準備(携行品及び非常用物資の調達、情 報の収集、国外待避の想定など)しておく必要があります。緊急事態発生時には総領事 館から在留届やメールリストに基づいて速やかに情報提供しますが、短期旅行者など届 出のない方は総領事館のHPを確認するなど積極的に情報を収集するよう努めて下さ い。 以下は、一般的な緊急事態に備えてのチェックリストですのでご参考にして下さい。 1 旅券および当国査証 旅券については、常時6か月以上の残存有効期間があることを確認しておいてく ださい(6か月以下の場合には総領事館に再発給の申請をしてください )。旅券の 最終頁の「所持人記載欄」は漏れなく記載しておいてください。下段に血液型(bl ood type)と記入しておいてください。なお、当国における外国人登録証明書、滞 在許可証等はいつでも持ち出せる状態にしておいてください。出国許可や再入国許 可(これら許可が必要な場合)は常に有効なものとしておくことが必要です。 2 現金、貴金属、貯金通帳等の有価証券、クレジット・カード これらのものは、緊急時には旅券同様すぐ持ち出せるよう保管しておいてくださ い。現金は家族全員が10日間程度生活できる外貨及び当座必要な現地通貨を予め 用意しておくことをお勧めします(通貨持ち出し制限額があるので注意)。 3 自動車等の整備 (1)自動車をお持ちの方は常時整備しておくよう心掛けてください。 (2)燃料は十分入れておくようにしてください。 (3)車内には、常時、懐中電灯、地図、ティッシュ等を備えおきください。 (4)なお、自動車を持っていない方は、近くに住む自動車を持っている人と平素か - 10 - ら連絡を取り、必要な場合に同乗できるよう相談しておいてください。 4 携行品および非常用物資の準備 避難場所への移動を必要とする事態に備え、上記1~3に加え次の携行品を準備 して、すぐ持ち出せるようにしてください。また、大地震発生時や新型インフルエ ンザ等の流行時には、交通機関や医療機関、商店を含めて社会的機能の混乱や麻痺 が予想されるため、以下の食料品類、日用品・医薬品類、その他防災用グッズとし て必要と考えられるものを最低2週間分備蓄しておくことが望ましいとされていま す。 (1)衣類・着替え(長袖・長ズボンが賢明。行動に便利で、殊更人目を引くような 華美なものは避けてください。また、麻、綿等吸湿性、耐暑性に富む素材が望ま しい。) (2)履き物(行動に便利で靴底の厚い頑丈なもの) (3)洗面用具(タオル、歯磨きセット、石鹸等) (4)非常用食料等 米、調味料、缶詰類、インスタント食品、粉ミルク等の保存食及びミネラルウ ォーターを家族全員が2週間程度生活できる量を準備しておいてください。一時 避難の目的で自宅から他の場所へ避難する際にはこの中からインスタント食品、 缶詰類、粉ミルクを、また、ミネラルウォーターを入れた水筒(大型が望ましい。) を携行するようにしてください。 (5)医薬品 家庭用常備薬の他、常用薬、外傷薬、消毒用石鹸、衛生綿、包帯、絆創膏、マ スク (6)ラジオ NHK海外放送(ワールドラジオ日本)等の短波放送が受信できる電池使用の もの(電池の予備も忘れないようにしてください。) ※ 時間帯(日本時間)及び周波数 ・6時~9時(11910kHz)・11時~14時(15195kHz)・17時~2時(9750kHz) (7)その他 懐中電灯、予備の強力バッテリー、ライター、ローソク、マッチ、ナイフ、缶 切り、栓抜き、紙製の食器、割り箸、固形燃料、簡単な炊事用具、可能ならヘル メット、防災頭巾(応急的に椅子に敷くクッションでも可) お わ り に 以上、当地における治安と防犯に関する事項についてご説明しました。 在留邦人や旅行者の皆様が、当地にご滞在中、安全で快適に過ごして頂くための一助と なれば幸いです。 - 11 - - 12 -
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