株式会社ブル・ライフ

 ワカバヤシファンド LLC よりのご紹介 株式会社ブル・ライフ Page 1 of 12 今回は当社得意先のうち、最新情報として、Bull Life Co. Ltd.(株式会社ブル・ライフ) をご
紹介いたします。 同社は
1990 年 12 月 15 日に設立され、東京を拠点に日本における霊園の開発とその計画に
携わっています。ブル・ライフ社は、既存の古い墓地の区画再設計のパイオニアです。ま
た、同社は使用用途が制限された土地を見つけ、霊園用資産へ変更する事業も展開していま
す。ビジネスモデルは、新しい霊園スペースのプランナーであることを利用したユニークな
ものです。同社は土地の所有者から霊園の借地権(霊園の区画の使用権)を得て、墓石の販
売会社等小売業者に卸売りをします。
ブル・ライフ社は斎場、宗教法人、霊園、仏壇および関連器具小売業者、石の小売業者、花
屋等に全国的なネットワークを構築しました。このネットワークは、手頃な価格でワンスト
ップの葬儀を提供できるまでに成長しました。特に同社は、宗派に関係なくおよそ 350 の宗
教法人とタイアップしています。同社は全日本葬祭業協同組合連合会や全国
47 都道府県の石
材組合との協力を通じ、約
1,800 の潜在的な契約先を有しています。また同社は、全日本宗
教用具協同組合や日本石材産業協会とも協力しています。
日本の葬儀は通夜、故人の火葬、墓への埋葬、およびその後の法事を含んでいます。 2005
の統計によると、日本人の死亡者の
99.82%は火葬にされます。 また、これらの大部分は家
族の墓に埋められますが、灰にして撒くことも近年人気が出てきており、海への埋葬も行わ
れるようになっています。 日本の墓地の平均価格は、土地の使用権と墓石の建立あわせて
150 万円~400 万円 ( US$15,000‐US$40,000) ‐ であり、世界一高価であるといわれていま
す。 また葬儀費用は約
150 万円 (US$15,000) で、この他に葬儀の際の食費および接待費用約
38 万円 (US$3,800)と僧侶等寺院関係費用約 48 万円 (US$4,800)が必要です。 全体的に見て、
この産業分野には、約
45,000 の葬儀場より約 1.5 兆円の収入があります。 2004 年に日本人
の死者は
110 万人に達し(2003 年は 100 万人)、この数は、日本の平均年齢の上昇を考慮す
ると、今後増加が予想されます。 月刊フューネルラルビジネスによると、2035
年までに死
亡者数は
176
万に達し、2040
年のこの産業分野の収入は
2
兆円になると見積もっていま
す。 ブル・ライフ社は霊園開発・管理ビジネスに進みました。そして、不動産と金融を融和させ
ているファンドを利用しました。産業に革命をもたらして、新任の工業リーダーになると同
時に、同社は墓地という産業分野を越えて、旧来のサービスおよび不動産と金融(資産運
用)を融和させるというこのビジネススタイルを拡大し、同時に産業に革命をもたらし、産
業界の新リーダーになる事を目指します。同社は、2009
年内にアメリカ合衆国の OTCBB に
上場し、その後
1
年以内に
NASDAQ
へ移行する準備をしています。 ブル・ライフ社は、2009
年以降の資金提供を求めています。 我々は現在、ブル・ライフ社
をプロの投資家の皆様に紹介しています。もし関心がお有りであるならば、我々はあなたの
分析と検討のために、同社に関するより包括的な情報を喜んで提供させていただきます。こ
のたびはご関心をお持ちいただき有難うございます。近日中に貴殿のお役に立てる日がまい
りますことを心待ちしております。 若林
忠春 取締役会長 ワカバヤシファンド LLC 〒108‐0073
東京都港区三田 4‐13‐20 電話:+81 03 6657 8339 (日本) +01 914 613 3002 (米国) 日本の墓地の平均価格は、400 万円(US$40,000)であり、世界一高価であるとい
われています 高いコストの一つの主要な理由は、墓地(東京で墓を買うことは、ほとんど不
Page 2 of 12 可能です)の不足です。 もう一つの理由は、日本では斎場の価格について、死
亡者の親類が交渉を行わないのが一般的であるからです。 株式会社ブル・ライフ 設立:1990 年 12 月 15 日 本社:東京都千代田区丸
の内 1‐1‐3 AIG ビル B1 代表者:池田 陸男 /CEO・社長 従業員:13 名 弁護士事務所:あさひ法
律事務所、虎ノ門総合法
律経済事務所、Anslow & Jaclin, LLP 監査機関:Genwa L.T.D., Bartolomei Pucciarelli LLC 主要株主(2009 年 4 月現
在): 池田 陸男 64.42%
DSC‐3 号投資事業組合
(Managing Partner ‐ Neostella Capital)
2.24% ジャパン・スプレッ
ト・パートナーズ投資事
業組合 1.40% (Managing Partner – SBI‐
Hikari P.E.) 池田 絵名 1.26%
会社のリンク: Bull Life 2008 Financial Statements 日本の霊園ビジネスのリ
ンク Funeral Companies Cemetary Statistics Japanese Death Statistics 紹介者: ワカバヤシファンド LLC 1990 年の創業以来、ブル・ライフ社は、総合葬祭コーディネーター会社として、日本全土を通して事業を行
ってきました。会社の活動は宗教法人とユーザーの会員化、サービスとイベント等の総合企画、墓地の区画整
理、墓所造成工事の請負、霊園の造成企画、墓地・墓石及び仏壇・仏具の仲介、葬儀仲介、寺院向け印刷卒塔
婆の販売・引受などが含まれます。このように葬祭ビジネスと霊園ビジネスの各々において、広範囲にビジネ
スノウハウと価値連鎖能力を保持する会社は多くありません。 ブル・ライフ社は霊園開発のプランナー、コーディネーターとしてビジネスモデルを確立してきました。従っ
て、[表-1]に示す通り、彼らの資源をこの事業に集中させてきました。このモデルは、ブル・ライフ社のよ
うな中小の企業に適しています。何故なら土地購入のための莫大な財源も、個々の顧客に墓を売るための巨大
な営業戦力も必要としないからです。建設会社とその設計チーム、石の販売会社(通常、土地の巨大な営業部
隊を有する)のような葬祭関連企業、寺院および宗教法人との全国的な提携は、ブル・ライフ社が有力な霊園
の(再)開発業者になるにあたり、大きな強みとなります。 表-1. – 現在のブル・ライフ社のビジネスモデル
-
霊園再開発計画 霊園の再開発 2007 年 5 月末現在日本には、住居の近くに位置する 603,134 の墓地を含み、797,553 の墓地があります。
194,419 の組織管理された墓地のうち、57,967(29.8%)は寺院と宗教団体によって管理されています。 グレータ東京地域(東京、神奈川、千葉と埼玉県)では、
寺院や宗教団体によって管理されている墓地が 3,876 あり
ます。これらの中には、二十年以上経過しているものもあ
り、再開発により区画増やせる余地がありものも少なくあ
りません。 ブル・ライフ社は、日本の霊園スペースの再開発プランナ
ーの草分けです。区画整理を通して、400 の区画を 600 に
増やすことができた例もあります。[表-2]に示すように、
ブル・ライフ社は新しくつくられた区画の 200 の賃借権を
購入し、小売業者に売ることができました。 Page 3 of 12 表-2
霊園の再開発前 再開発後 霊園の開発 霊園再開発のプランナーとして、ブル・ライフ社は多くの寺院、宗教法人、石材販売業、葬祭業者等に幅広い
ネットワークを構築しています。ブル・ライフ社は高齢化社会の到来から、新しい霊園に大きな需要があるに
も拘らず、供給が十分でないことを知りました。そして供給不足の理由のひとつに、十分な資金が銀行もしく
はその他投資家から得られていないことを知りました。墓地開発は多くの知識とネットワークを必要とします。
そして、それは容易に得られるものではありません。ブル・ライフ社は、霊園の再開発と同じビジネスモデル
を適用することによって、霊園の開発事業に参入しました。ブル・ライフ社は、この市場に成長の可能性を強
く感じています。ブル・ライフ社の現在の収益は、同社がプランナーおよびコーディネーターとして取り組ん
でいる鳥取県の巨大な霊園開発から来ています。
使用用途の限られた土地 (市街化調整区域)
日本では土地区画整理法や都市計画法等の規定の下、市街化調整区域に分類されている土地が数多くあります。
これらの土地は通常、郊外や山の近くあり、病院や老人介護施設または霊園等の相互に有益な施設以外、通常
の商業用地として開発することは認められていません。これらの土地の獲得費用は、商業用地と比較すると非
常に安価です。このように、霊園の開発者がこのビジネスのために、使用用途の制限されている土地を購入す
ることは有益です。
表-3. 郊外における霊園のイメージ Page 4 of 12 ブル・ライフ社の事業計画および戦略
企業価値を上げ、種々の利益創出機会を捕えるために、ブル・ライフ社は、業界唯一の霊園と葬祭産業を垂直
に統合した総合事業者になろうとしています。(表-4)
表-4 霊園ビジネスの価値連鎖 土地の取得 霊園開発
マーケティング 墓の販売 顧客サービ
計画と設計 石材店 / 寺院 建設会社 石材店 / 石材店 / 寺院 葬祭業者 葬祭業者 葬祭業者 通常の霊園 開発方法 従来の石材店または葬祭業者は、彼らの墓石と葬儀サービスを販売するために、墓地開発の主導権を握っ
ていました。寺院は、宗教的な行事や関連サービスの料金および墓地の管理費用により収入を得ていまし
た。 ブル・ライフ社 寺院 建設会社 石材店 / 石材店 / 寺院 葬祭業者 葬祭業者 現在のブル・
ライフ社のビ
ブル・ライフ社は、墓地開発の主導権につき、新しいスタイルを打ち出しました。ブル・ライフ社は霊園
ジネスモデル 計画に関して賃借権取引により収益を生み出すことができますが、限られた財源のために墓石、葬儀サー
ビス、墓地管理を含む他のビジネスチャンスを活用することができません。 ブル・ライフ社 石材店 / 石材店 / ブル・ライフ社 ブル・ライフ社 建設会社 葬祭業者 葬祭業者 将来計画に
寺院 ブル・ライフ社 ブル・ライフ社 よるブル・ラ
イフ社の 資本市場からの直接投資を得た後に、ブルライフは、霊園と葬祭産業を垂直に統合した総合事業者にな
ビジネスモ
ろうとしています。 従来、墓地は墓石業者または葬祭業者によって大規模に始められ、運営されていました。これらの業者は、土
デル
地獲得、開発、資金調達および販売を含む、ほとんどすべての機能実施する傾向がありました。伝統的に
従来、墓地は墓石業者または葬祭業者によって大規模に始められ、
運営されていました。これらの業者は、土地獲得、開発、資金調達
および販売を含む、ほとんどすべての機能を実施する傾向がありま
した。伝統的に葬祭業者は、販売事務所に多数の販売員を有してい
ます。これらの固定費は、利益を圧迫するようになりました。
墓石販売は、高収入事業であることがわかりました。最終消費者の
ための墓石の平均価格は、150
万円(US$15,000)から 400 万円
(US$40,000)です。墓石販売の売上総利益は、およそ 80%です。こ
れらの石は、通常、中国から輸入されます。ブル・ライフ社は、中
国に石の直接輸入元を所有し、維持しています。ブル・ライフ社
は、いつでも墓石販売事業に参入する準備ができています。ブル・
ライフ社は、自身の霊園プロジェクトを実施することになった際、
墓石販売事業に参入する予定です。
Page 5 of 12 霊園事業の価値連鎖で最も安定したキャッシュフロー事業は、霊園管理と顧客サービスです。この事業機会を
捕えるためには、霊園の土地所有者にならなければなりません。通常墓地 1 区画で、年間サービス料が 5,000
円(US$50)から 10,000 円(US$100)かかります。通常、1 区画 20 ㎡から墓地を作成できます。従い、土地サイ
ズが 100,000 ㎡であるならば、5,000 の区画を作成することができます。そして、それは年間サービス料とし
て、2,500 万円(US$250,000)から 5,000 万円(US$500,000)を生み出します。ブル・ライフ社は、自身の霊園
プロジェクトを実施することになった際、霊園管理と顧客サービス事業に参入する予定です。
このように、ブル・ライフ社は、株式公開を通じ、資本市場へ接することが意味をなすと思っています。財政
支援を得た後に、ブル・ライフ社は、霊園開発の土地所有者になることができます。そしてブル・ライフ社は、
多くのプロジェクトを自身で運営し、その上、長期にわたり安定したキャッシュフローを約束する霊園管理事
業に参入します。ブル・ライフ社は石の販売会社および葬祭会社の運営にも興味があります。これらはブル・
ライフ社が、80%という高い売上総利益率を有することで有名な墓石販売事業へ参入することと共にキャッシ
ュフローを生み出す葬祭事業へ参入することを意味します。これらの会社がほとんど中小企業で占められてい
ることを考えると、これらの産業には未開発の部分を成長させられる可能性があります。
不良資産 – ゴルフコース
日本の経済的な減速に加え 2008 年の財政危機の影響により、多数の既存のゴルフコースが銀行の不良資産に
なっています。そのようなゴルフコースが住まいのある都市から近づきやすい場所にあり、電気、明り、水と
いった基本的なインフラが整備され、緑の公園のように開発されていることは、霊園開発にとっては理想的で
す。ブル・ライフ社は、獲得の可能性に関して、何人かのゴルフコースの所有者と協議中です。
ブル・ライフ社は、グレータ東京地域の中にある、2,670 ヤード、パー54、225,000 ㎡のショートゴルフコース
の所有者と交渉中です。現在の交渉中の価格は約 3 億円(US$3 百万)で、それは 1 ㎡につき 1,333 円となり
ます。ブル・ライフ社は、面積のおよそ半分が小売業者に売れるとみています。このプロジェクトの賃借売上
高からの総収益は 450 億円(US$4 億 5000 万)に届くとみています。 日本の金融資産の特徴
わが国の家計の資産は 2001 年 9 月末には 1,404 兆円に上っています。わが国
家計の資産運用の特徴は、高齢者における貯蓄率の高さ(経済理論的には、
高齢者は現役時に貯蓄した資産を取り崩して生活し、貯蓄率は低いはず)と
現金・預金の比率の高さです。近年の低金利にもかかわらず、わが国家計の
金融資産の半分以上が現金・預金となっています。これは、他に有効な資金
運用手段がないためであり、家計に対し有効な資金運用手段を提供できれ
ば、十分にビジネスチャンスとなるとも見られます 家 計 の 資 産 構 成 (2001年 9月 末 )
3.1%
米国
12.3%
8.5%
12.0%
34.0%
30.0%
(1,404兆 円 )
3.6% 2.3%
3.9%
日本
53.8%
7.2%
29.0%
(30.4兆 ドル )
0%
20%
40%
60%
80%
100%
現 金 ・預 金
資 料 :日 本 銀 行
債券
投資信託
株 式 ・出 資 金
保 険 ・年 金 準 備 金
Page 6 of 12 その 他
関連市場の動向 葬祭ビジネスを含むシルバービジネスの市場規模
日本人が長寿を意識するにつれ、長生きすることに対するストレス、コスト、資産運用、相続に対する不安や
死後の問題に対する不安を感じるようになっています。また、冠婚葬祭、行事等さまざまな家族の出来事が昔
より増えて多様化してきています。高齢化社会が到来し、福祉のための資金や資産の運用状況から考えれば、
公的年金だけでは充実した老後の生活を送れなくなることが予想されています。ブル・ライフ社は可能性を実
現していきます。そして、対象を年輩者に制限せず、彼らの全家族を対象とすることによって、相乗効果が期
待できます。
シルバービジネスの市場規模は、全体で 130 兆円とされています。その中で、葬祭関連ビジネスは、隠れた有
望市場です。日本の葬祭ビジネスの市場規模は、個人葬のみで 1 兆 787 億円(US$107.87 億)、社葬などの団
体葬を含めると 1 兆 1,000 億円(US$110 億)です。墓地墓石・仏壇仏具・ギフトなどの葬祭関連ビジネスを
含めると、市場規模は 3 兆円(US$300 億)に達します。 日本の人口構成は世界でも希に見るほど急速に高齢化しています。65 歳以上の人口の増加は急激な勢いで伸
び、2020 年には全人口の 27.5%という「超高齢化」社会の到来が予想されています。 地方から都心への人口の流入と核家族化の減少傾向を考えると、生活基盤の近くの霊園ニーズ、すなわち都心
近隣の霊園ニーズは堅調に推移すると考えられます。一方、近隣には公園型霊園はなく、その事業だけでなく
付随するビジネスも含めると大きなビジネスチャンスが眠っています。 墓地区画整理
全国に区画整理を必要としている寺院は約 54,000 あり、関東圏でも約 12,000 ヶ所あるといわれています。寺
院の平均檀家数である 300 軒の区画整理費用が 1 億 2,500 万円(US$125 万)とすると、墓地区画整理の市場
規模は全国で約 6 兆 7,500 億円(US$675 億)、関東圏だけでも 1 兆 5,000 億円(US$150 億)となります。 墓地・墓石市場
墓地・墓石販売の市場規模は、業界誌の推計によると約 3,000 億円(UD$30 億)です。しかしながら、墓地・
墓石販売はバブル崩壊以降縮小傾向にあります。ただし、大都市部においては、依然として墓地が不足してお
り、潜在需要に対して実際の供給が追かない状況にあります。このため、都心部あるいは都心部近郊の墓地需
要は高く、販売も順調です。 卒塔婆市場
全国の寺院数(卒塔婆を使用しない浄土真宗を除く)及び寺院の平均的な卒塔婆使用量から推測すると、卒塔
婆業界の市場規模は約 10 億円(US$1,000 万)と推測される。 消費者ニーズの特徴 最終消費者
都市部における人口増加、高齢化等を背景として(将来の)死亡者が増大し、墓地不足となっています。以前
は、遠くても大きいお墓を求めていましたが、近年は近くで予算に会う小型区画の公営霊園が人気となってい
ます。
また、十年程前に遠くの墓を買った人が買い換えで近くの霊園を求めるケースが増えています。これは、参拝
者が高齢化し、歩く距離を短くしたいとの要望と墓参を家族と一緒に行うのに便利な距離にしたいとの要望が
要因と考えられています。 Page 7 of 12 仏教寺院
檀家当たり 2,000 円~3,000 円(US$20~US$30)と低い年間管理費用
の改善のためや、無縁化した旧檀家の比率を低く抑えるため、管理費
用単価を高く設定できる新しい檀家を増やしたいという意向がありま
す。一方で、都心部は区画整理しなくては墓地の空も多くありません。
こうした状況で、寺院運営上、区画整理のニーズは極めて強いものが
あります。しかしながら、墓地の区画整理を進めたいが、区画整理費
用として必要な 1 億円(US$1 百万)を調達できる寺院は極めて少な
いのが実態です。資金的制約等により、ニーズが実現されていない状
態にあり、ここにビジネスチャンスを見出すことは可能であるといえ
ます。 関連業界の現状 霊園開発
都内の寺院墓地は、スペースがなく広げることはほとんど不可能であり、たとえ空き地があったとしても檀家
の親戚または、紹介がなければ求めることが出来ません。このため、宗教法人は墓地の区画整理か、無縁墓地
を購入するか、隣地を買って墓地にするしかありません。更に、宗派によっては檀家の数を限定しているとこ
ろもあり、需給マッチングが困難な要因の一つとなっています。 公営墓地については、8箇所の都営霊園中、空きがあるのが八王子・多磨・小平・八柱霊園の四箇所です。し
かし、この「空き地」は新設でなく前所有者が何らかの理由により移転した跡地です。申込みにおいては、遺
骨があること、霊園によっては五年以上近隣に居住していることなどの条件をみたすことが必要です。この条
件を満たした上で、非常に高い倍率(1995 年度は 87 倍にもなった)の抽選に当選することにより初めて、
「空き地」となった墓地を購入することが可能となります。 一方、民営霊園の開発主体においては、開発許可の申請時に、単なる名義貸し法人は許可されなくなりました。
霊園開発経営主体は、永続性があり、その地域に密着して活動していることを事前に提出なければ、行政から
の開発許可が下りません。つまり、地元の信者が存在しており、地元での評判(申請法人代表の人柄等)も確
認の上、限られた宗教法人・財団法人に開発許可がおります(現実は、宗教法人と業者が提携をして開発して
います)。更に、法人の代表が法人と別に、営利的な運営をしないよう、法人の役員会の同意議事録、印鑑証
明、本山の許可を所管地方自治体に提出することなどが義務づけられています。 開発に係わる業者についても、ブローカーなどの介入に対
して、仏教会、所管地方自治体による、厳しいチェックが
あります。過去に、問題のある開発した業者、石材店など
はブラックリストに登録され、一切新たな開発許可がおり
ないよう厳しいチェックが行われています。10,000 ㎡以下
のミニ霊園の場合、諸条件も緩和されていますが、あらゆ
る面で、宗教法人との密接なネットワーク、行政とのネッ
トワークが必要なことに加え、ノウハウが必要なため、異
業種の参入はここ2~3年前からほぼ規制されている状態
です。 霊園開発そのものを許可する際については、行政も指導が
変わり、地区によっては、近隣の公聴会、近隣者の同意だ
けでなく、町内会、その地区自治会役員会の同意もあわせ
Page 8 of 12 て求められるようになりました。一度の許可区画数を制限する市町村も増えてきており、交通量の多い道路が
隣接している場合は更に地元公聴会を必要とする地域や、駐車場の広さ区画制限を設ける地域もあります。 墓地区画整理
墓地区画整理事業は多くの専門知識と経験が必要です。過去にブル・ライフ社以外に一部の墓石及び土地開発
業者が参入したことがありましたが、手間がかかる割に委託料が低いこと、寺院及び檀家からの評価が低かっ
たことなどから撤退しました。現在、墓地の区画整理を設計から工事、檀家の同意取り付け、墓石販売まで請
け負える会社は同社しか存在せず、同社の独占市場となっています。この業界は寺院との信頼関係が最も重要
な要素であり、過去の実績や寺院の評判で受託の可否が決まります。このような状況を踏まえると、当面は同
社が業界を独占することとなるでしょう。
墓地・墓石販売
墓地・墓石販売の販売時業者数は、約 13,000 社で、最大手でもシェアが 4%に満たない地域密着型中小企業中
心の業界構造となっています。業界も古く、縄張り意識が強いため、1社での利益追求がエリアの制限に繋が
っています。
卒塔婆販売
参入者数は約 20 社と少ないが、材木問屋の一部が棺桶施工の合間の時期に家内工業的に行っているのが現状
です。問屋組合で、価格決められています。
関連指標
墓地、墓石、葬儀などのメモリアル関連の需
要は、人の死(あるいはそれへの準備)によ
って発生します。 厚生労働省人口問題研究所の推計によると、
わが国の老年人口は、1995 年まで 500 万人以
下であったが、1980 年に 1,000 万人を超え、
2000 年には 2,000 万人を突破し、2020 年の
3,339 万人を経て、2045 年には 3,352 万人とな
ります。 死亡者数は 80 年代から増加基調であり、2000
年には 100 万人を超え、2015 年まで毎年 2%
程度の増加を続け、2020 年には死亡者数が
150 万人、2035 年には 176 万人に上ります。 将来成長に関する分析 成功功要因 ブル・ライフ社事業の成功を考える上で、以下の成功要因が想定されます。 • 都心部および近郊部における土地の確保:ディベロッパー、不動産会社とのネットワーク • 宗教法人等とのネットワーク • 霊園の短期間での申請から造成 • 資金調達 • 本枠組みへの宗教法人、石材店等の理解 課題 ブル・ライフ社事業の成功要因を想定すると、同社が飛躍的な将来成長を実現する上での課題として以下が挙
げられます。 • 販売力のアップ • 市況変動(主に地価と金利変動)への対応力の充実 Page 9 of 12 • 円滑な不動産調達力の強化 • マネジメント、組織体制の更なる強化、整備 今後、これらの課題を同社の強みを活かしながら克服することが不可欠です。 市場競合の可能性
これまで墓地区画整理事業は手間がかかる割に収益性が低い事業であるため、一時期、大手企業による新規参
入もあったが、撤退しました。霊園ファンドを活用した霊園開発事業はブル・ライフ社の計画どおり高収益ビ
ジネスであると実証されると、墓地販売を展開した企業の再参入が予想されます。 強み • 墓地ビジネスをするために不可欠な、全国的な 88,000 の寺
院とのネットワークとデータベース の構築 • 区画整理その他のため、再開発するのが難しい土地の不動
産価値を改善するための霊園ビジネスノウハウ • 特別なノウハウを必要とする開発業者/卸売業者とのネット
ワーク
• 霊園を管理するノウハウとソフトウェア(例えば葬儀のた
めの生け花の特許) • 墓地区画再編成のノウハウと実績 • 霊園ビジネスのマーケティングノウハウ(例えば、墓地購入
者の分析)
• 墓地開発計画を能率的に実行するためのノウハウ
• 墓石購入手続きおよび販売ためのノウハウ • 僧侶や牧師とのネットワーク • 葬儀や斎場手配のノウハウ • 祭壇や供物を手配するためのネットワークおよびノウハウ • 霊園ビジネスに関する専門的広告のノウハウ • 霊園ビジネスのためのコールセンターに関するノウハウ 弱み • 熟練した従業員を雇用するための専門的ノウハウの不足 • 資金供給能力の不足
• 広告の不足
Page 10 of 12 ブル・ライフ社の特許による花祭壇 代表者
CEO:池田 陸男
池田氏は、1990 年 12 月に株式会社ブル・ライフの前身である、三創メモリアル株式会社を設立しました。彼
は藤田田経営塾において、マクドナルド商法を学びました。以前彼は、インターナショナルホライゾン株式会
社(1986 年 12 月入社)、株式会社 中山石渠(1987 年入社)に勤務しました。
池田氏は、近畿大学短期大学部商経科を卒業しました。
ワカバヤシファンド LLC について
ワカバヤシファンド LLC は東京およびニューヨークにオフィスをもつ未公開合同会社で、企業への資金提供
や機関投資家向けIR等のコンサルティングサービスを提供しています。ワカバヤシファンド LLC は、成長
が期待できる中小企業のために、直接投資をするか資金調達のための支援機関と活動しています。そして、ク
ライアントのために更なるIR活動の充実を目指し、資金提供機関との関係維持に努めています。ワカバヤシ
ファンド LLC は、短期および長期の金融支援に加え、企業の発展支援、コーポレートガバナンスの確立支援、
有力機関投資家の紹介、事業開発の支援、企業管理の支援等のコンサルティングサービスも展開しています。
ワカバヤシファンド LLC に関する詳細情報は、www.wakabayashifund.com にアクセスください。
陳述内容の否認:
ここに記載のデータ、予想および意見は、我々が信頼し、我々の判断を反映している先から入手したものです。
しかしながら、我々は、かかる情報の正確さを保障することはできません。そのような情報は、不完全か、凝
縮されているか、もしくは無断で変更される可能性があります。記載されている情報や意見は、証券や証券関
連の派生商品(「関連投資」)の売買を勧めたり、将来の売買に対する意見として解釈されるもの、あるいは
これらを構成するものではありません。これは、投資推薦ではありません。我々は、このレポートにおいて、
独立した存在ではなく、偏見を抱いていることも考えられます。ブル・ライフ社の CEO アンケートがありま
す。ワカバヤシファンド LLC とその系列会社は、ブル・ライフ社の株を保有しており、普通株の 20 株が補償
Page 11 of 12 されており、それを売ることができます。ワカバヤシファンド LLC はその活動が、1933 年米国証券取引法第
17 条(b)項や日本の金融商品取引法第 38 条の禁止行為に抵触するとは考えていませんが、充分なる注意に
おいて完全な開示をする意図し、我々が投資銀行のコンサルタントフィーを受取るかもしれないことを、読者
の皆様に申し述べておきます。ワカバヤシファンド LLC の従業員、役員、または系列会社の従業員が、問題
の証券の職に、長い/短いは別として、就くかもしれません。ワカバヤシファンド LLC もしくはその系列会社
は、ブル・ライフ社のために、都度必要なサービスを提供したり、投資銀行の助言を求めたり、またはその他
の事業を展開するかもしれません。このレポートはブル・ライフ社の CEO(11/18/2009)の池田 陸男 氏によっ
て許可され認可されたものです。
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