Mac Illustrator+CuttingMaster2 操作説明書 9 1.CuttingMaster2 のデバイス設定 ①CuttingMaster2 のインストール後に表示される デスクトップ上の「CuttingMaster2」 のアイコンを開きます。 ②最初の起動時は、出力デバイスが設定されておらず「デバイス設定の変更」画面が立ち上 がってきますので「機種名」に使用するプロッタを選択します。 ③「デバイス設定名」は変更してもそのままでも構いません。設定が良ければ[次へ]を押 します。 ④「ポート」は、プロッタが接続されているポート(インタフェース)を選択します。 USB 接続の場合は「USB」を選択し、RS-232C の場合は「Serial」を選択します。 RS-232C の場合は、通信条件の設定をプロッタ側と等しく合わせます。[OK]を押すと 登録されます。(Serial の通信条件の例はプロッタの初期状態の設定になります) ⑤以上でデバイス設定は終了し、「Cutting Master 2・・・」のダイアログが表示されます。 接続のチェックは、「デバイス設定」の中の「テストカット」を実行することで確認でき ます。出力される図形は、5cm×5cm の十字線と、そのクロスした点を中心にした丸と 四角が描かれます。 用紙とペンをセットしてから実行してください。 出力図形⇒ ※CuttingMaster2 のマニュアルは、上記画面の「ヘルプ」を開くことで参照できます。 2.Illustrator から取り敢えず出力 ①Illustrator を立ち上げ、出力したい図面を表示させます。 (文字のカット出力の場合アウトラインを取る必要はありません) ②Illustrator の「ファイル」より「Cutting Master 2」⇒「カット・プロット」を選択しま すと「カット・プロット」画面が立ちあがります。 (「カット・プロット」がグレーになっている時は、カットできるデータが無い場合です) ③「カット・プロット」画面の「 一般」の中の「サイズの取得 」を押した時、「メディ アサイズ」が「ユーザ定義」に変わり、プロッタにセットされている用紙幅、長さ (ロール紙の場合は、プロッタ内部で設定されているページ長さ)が表示されます。 「カッターがサイズ取得に応答しません」が表示された時は、プロッタと PC が正しく 接続されていません。接続および設定を確認してください。 ④「ジョブサイズ」はカットするデータサイズで、 「メディアに合わせる」をチェックすると、 上記「メディアサイズ」の大きさに合わせてカットされます。 「プロポーショナル」は、縦、横の比を同じにしたい時にチェックを行い、縦、横の比を 変更したい時はチェックを外します。 「位置」の中の「回転 」の設定によりプロッタ上で図形が回転します。 (トンボを使用する場合は、ジョブサイズ、回転共グレーになり設定できません) ⑤「位置」の中の「配置 」は、プロッタ上のカット位置を変更できます。 初期状態では、右下にセットされていますが、それ以外の配置を選択することで プレビューに位置が表示されます。 また、プレビュー上の図形をクリックしてドラッグすることで、任意の位置にカット位置 を変更できます。 ⑥「 レイヤリング」のタブを選択の上「色別、レイヤー別」の選択を行い「色/レイヤー」 からカットしたいデータを選択します。(例はレイヤー別で選択) 「色/レイヤー間に一時停止」にチェックがされていると、複数の色またはレイヤーが ある場合一時停止しますので、停止する必要が無いのであればチェックを外してください。 プレビュー画面 ⑦「ドライバオプションを有効にする」をチェックすると、「カット圧」、「速度」 、「品質」、 「線の種類」が各線色やレイヤー別に設定できます。プロッタのパネル上で設定した値で カットしたい場合は、「ドライバオプションを有効にする」のチェックを外します。 「一つの設定を全てに適用」にチェックすると、全ての線色やレイヤーに同じ設定が適用 されます。「条件」は、プロッタ上のパネルで設定されている条件番号(1∼8)になり、 この条件番号に設定されている「カット圧」、 「速度」、「品質」、「線の種類」の項目は、 ドライバで設定されている値に書き直されます。 一部の設定だけプロッタで設定されているパネル上の値を使いたい場合は、それぞれの 設定項目の値を 0 にします。 線の種類の項目 プリセットの項目 ⑧プレビューに問題が無いようであれば、 [送信]を押すことで「Cutting Master 2」の画面 が立ち上がり、データ出力を開始します。 3.その他の設定 1)カットサイズが極端に小さく出力される場合 カットサイズが 1/2 や 1/4 になってしまう場合は、「 詳細」タブをクリックし、 「ステップサイズ」の設定を「0.05」または、「0.025」に変更します。 この値は、プロッタ内部に設定されている「ステップサイズ」と等しくする必要が あります。(プロッタの初期状態は、0.1mm) 2)図形を反転させてカットしたい場合 「回転」の右横にある「反転 」をクリックすることにより イメージ(裏書)でのカットがされます。 が に変わり、ミラー 4.自動トンボ読み取りでシールを作成する ①シールにしたい図形が作成され、既にプリントデータとカットデータの 2 つにレイヤー 分けしてあるものとして説明します。 ②長方形ツールで図形の周りに四角を描きます。この時、長方形が塗り潰し設定になって いて下の図形が隠れてしまっても問題ありません。また、用紙の端から長方形までの余白 (マージン)がプロッタのマニュアルに記載されている条件に合っている必要があります。 (プロッタにセットした状態で左右が 15mm、手前が 10mm、奥が 50mm 必要。 ただし、カッティング台紙を使う場合は、カッティング台紙の端からの距離になります) ③「ファイル」⇒「Cutting Master 2」⇒「トンボ」を選択し、プルダウンメニューより、 トンボのパターンを選択します。(例では「Graphtec Type 2 Automatic」を選択) 作成されるトンボの線の太さ(0.03cm 以上)と一辺の長さ(0.5cm 以上)が指定できます が、なるべく初期状態で使った方が、読み取り時のエラーが少なくなります。 ④「長方形をトンボに変換」にチェックを入れ[OK]を押すとトンボが 4 箇所に作成され ます。(「長方形をトンボに変換」がグレーになっている場合は、長方形の図形を選択 してアクティブにしてください) ⑤このトンボを作成してからプリンタにシールを印刷します。この印刷されたシールを手前 と奥側を合わせてプロッタにセットします。 (印刷が終ってからトンボを含めた図形を変更 しますとカット位置がずれますので、変更した場合は再度プリントし直す必要があります) ⑥「ファイル」⇒「Cutting Master 2」⇒「カット・プロット」を選択します。 ⑦「 レイヤリング」よりカットしたいデータを色別または、レイヤー別で選択します。 (例ではレイヤー別で「カットライン」を選択) (「色/レイヤー間に一時停止」は複数の色またはレイヤーがある場合、 一時停止しますので停止する必要が無い場合はチェックを外してください) ⑧「詳細 」タブより「トンボを使用」にチェックを入れます。 ⑨[送信]を押すと下記メッセージが表示されますので、プロッタのポジションキーで右手 前角のトンボの内側にカッター位置を合わせます。 ⑩[OK]を押すと、プロッタのトンボ検出用センサーの赤いランプが点灯し、トンボの スキャンが開始されます。 ⑪全てのトンボが正常に読み取られると、カットが開始されます。 「トンボスキャンエラー」が発生した場合は、読み取り開始位置が間違っていないか、 左右、前後の用紙端からトンボまでの距離が規定のマージンであるか調べてください。 ※規定のマージンになっていても奥側で「トンボスキャンエラー」になる場合は、用紙が 上側に反り上がっていないか確認してください。 反り上がっている場合は、実際のシート長さより短く作図範囲が読み取られてしまいます ので「トンボスキャンエラー」が発生します。 この場合は、用紙のセット時に「シート」を選択せず、「ロール 1 センタン カラ」を 選択すると正常にトンボスキャンができることがあります。 以上
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