第4回桑名市学校教育あり方検討委員会 開催日時 平成 28 年8月2日(火) 開催場所 桑名市長島町総合支所 出席者 9 時 30 分~12 時 15 分 2階大会議室 ≪委 員≫ 委員長 赤沢 早人 副委員長 鈴木 委 員 石川 峰子 委 員 佐藤 健治 委 員 佐藤 正幸 委 員 橋本 貴子 委 藤原 委 員 平野 智美 委 員 渡辺 美紀 員 委 員 隆 松田 秀之 賢一 ≪事務局≫ 教育総務課長 教育総務課教育環境整備室長 公共施設マネジメント課主幹 財政課主幹 防災・危機管理課長補佐 地域コミュニティ課主幹 指導課教育指導係長 学校教育課学務係長 学校教育課主事 教育総務課主幹 教育総務課教育環境整備室主査 教育総務課教育環境整備室指導主事 1 開会 2 委員長あいさつ 3 議事 (1)桑名市における小中一貫教育について 委員長:前回までに、アンケートの検討と視察に行き、小中一貫教育がどのようなもの であり、施設形態がどのようなものなのかご理解を深めていただいたと思います。 本委員会の委員の皆様方が小中一貫教育について共通認識の中で今後の議論を行 っていく必要があります。そこで、改めて小中一貫教育と施設形態について事務 局より説明をいただき、今後の桑名市における学校教育のあり方について検討を していきたいと思います。 事務局: (資料説明) 委員長:資料1、2について説明いただきました。小中一貫教育の推進は、各中学校区 を基本にして9年間の目指す子ども像を共有し、教育目標を一本化し、どの学年 でどのような力をつけさせるのかを明確にするというものです。また、指導の一 本化や、小学校から中学校へのなめらかな接続にもつながります。施設の形態に 1 ついては、一体型、隣接型、分離型という形で、様々な形態で小中一貫教育が推 進されています。このあり方検討委員会は、桑名市における小中一貫教育につい ての諮問を受けていますので、桑名市としてどのように取り組んでいくのかを検 討していきます。現在桑名市には5つの教育課題があります。教育課題を解決し ていく一つの方策として、桑名市に合った形で中学校ブロックごとに小中一貫教 育を取り入れていくという内容です。そこで、諮問内容と対応し、あり方検討委 員会としても桑名市にあった形で小中一貫教育を各中学校ブロックに導入してい くという方向性について当委員会で承認をいただけるかどうか確認をさせていた だきたいと思います。 委員:分離型、隣接型は、今現在も実際あります。小中学校が同じ施設にある一体型は、 桑名市にあるのでしょうか。 事務局:一体型は本市にはありません。 委員:先月、宇治市を見学しました。そのあと、ある学校の教師と住民から、今までは 小学校区で自治会を行ってきたが、これから中学校区になると、現在、小学校区 単位で 29 自治会がある中で、分離型として中学校区にすると、運営の仕方に問題 があるという話がありました。自治会の運営は、それぞれの地域のコミュニティ という形で小学校区で行っています。どのように自治会関係を運営していくのか という話も出ました。また、国が推奨している小中一貫教育により、学校の予算 を減らされるというデメリットがあるのではないかという声もありました。地域 の自治会から言われるのは、将来的に子どもが少なくなり、桑名市で子どもを育 てていくことは重要でありますが、地域の多くの住民が集まる範囲は小学校の範 囲となっています。このことはそれぞれメリット・デメリットがあり、学校関係 だけでなく、自治会でも出していただきながら、デメリットの部分は対応してい きたいと思います。そのようなところを知らしめていただくよう、私からはお願 いをしたいです。 事務局:桑名市型小中一貫教育では、小規模校対応も同時に行うことも検討していただ いていますので、いろいろ課題があると思います。検討いただく中で、配慮事項 やさらに検討が必要な部分については、中間とりまとめや答申に盛り込んでいた だきたいと思います。 委員長:学校は学校だけで成り立っている訳ではありません。地域があり、地域のため の学校でもありますので、地域の各自治会等の編成、運営の影響については丁寧 に説明していただきながら、小中一貫教育の推進を慎重に進めていきたいと思い ます。 委員:現状の校舎は築年数で 50 年を超えています。その中で修繕はどこの学校でもなか なか進まない現状があります。安全な環境で子ども達が勉強をしているとは思え ない状況であり、新たに建て替える必要があります。児童数については、昭和 44 年から平成 27 年度までの児童生徒数はあまり変わりませんが、学校数が増えてお 2 り、それは分析されていることですが、実際の数値を見てみますと、昭和 44 年は 小学校 21 校で 9,277 人というデータがあります。現在、小学校 27 校で 7,822 人 です。約 1,400 人減少している中で、学校数が増えることは維持管理費がかかり ます。施設は集合化するべきであると思います。中学校においても人数は変わり ませんが、6校から9校で3校増えており、施設面で維持管理費がかかります。 多く学校があれば、集中的に修繕は行えません。早く安全安心な環境に整備して いく必要があります。また、今日新聞にも出ていましたが、学習指導要領の中で、 小学校5、6年生も英語の勉強をしていくということで小中一貫教育の拍車がか かっていると思います。小中一貫教育について推し進めていくが、課題は山積し ています。就学前教育では、幼保一体という話もあり、小学校の敷地に幼稚園が 併設しているところもありますし、授業時間で 45 分授業と 50 分授業の差をどう するかなどの課題もあります。基本方針としては、安全な学校環境をつくるため に、もう少し施設の集中化をするべきであると思います。次期学習指導要領にも 向かい、一貫教育の方向性、課題等については英知を集結しながら進めていくと いう方針をもった方が良いと思います。そこで、小中一貫教育を推進するために は、施設一体型が良いと思います。ただでさえ先生は忙しいと分かっている中で 分離型は難しいです。施設一体型であればさらに連携を深めることもできます。 先生が多いため会議の進め方等の課題はありますが、代表者を決め、意思の疎通 やコミュニケーションの図り方を工夫すれば、大人数でもより多くの効果が出る と思います。子どもの人数は増えても、先生の人数が多ければ子どもは安心しま す。学校の組織体制として大きく効果が出てくると思います。課題はたくさんあ りますが、一つひとつを解決するために英知を集結し、小中一貫教育の推進の施 設形態として、施設一体型という考え方を推していきたいです。 教育委員会事務局に質問ですが、資料4の課題検討が5つあるということであり ますが、平成 19 年度から小中一貫教育について 10 年間研究していると書いてあ ります。どのような研究をしてどのような成果が出ているのか、問題点を明確化 していただいた方が検討は進むのではないでしょうか。10 年間の研究成果を我々 も共有したいと思います。 事務局:平成 19 年度より、小中の連携について研究を進めております。取組みといたし ましては、あいさつ運動、中学校教員による小学校6年生の研究授業などです。 取組みの成果と課題につきましては、次回資料として出していきたいと思います。 委員長:小中一貫教育については突然出たことではなく、今までの経緯があり積み上げ てきているということも確認していく必要があります。 委員:私も前委員の意見に賛成です。施設一体型を設置することは将来的にかなり時 間と予算がかかると思います。自治会問題もあります。小学生の通学の問題など 整理しなければならない課題はたくさんあり、新たな問題が出てくると思います。 私は、中学校に勤務していますが、現在、小中一貫教育に入る前に小中の連携が 3 盛んに行われています。取組の一例をあげますと中学校に小学校の先生を集め発 表会等もしています。その時に課題になるのは、どのようにして中学校へ来ても らうかです。中学生のように自転車で移動して集合はできますが、小学生は電車 を使って移動したり、スクールバスを出してもらったりというように、その辺り は大変神経を使っています。電車で来てもらうと、帰りの電車時刻もあります。 そういったことも含め、やはり進むべきは施設一体型だと思います。小学校は、 学校に集まって学習する場だけではなく、地域のこころのよりどころというよう な施設でもありますので学校再編というのは難しいと感じます。新しい施設で小 中一貫教育を進めていただき、そこで子どもの教育をしていくということをつく りあげていきたいです。もちろん、多度、長島、旧桑名市にもアンケートをとり ましたが、それぞれの住んでいるところによって意見や考えはいろいろあります。 将来を考えたときに小中一貫教育を進めるのであれば、施設一体化型が一番良い と思います。 委員長:桑名市の小中一貫教育の導入について確認していきたいと思います。ご意見を いただいていますようにいろいろな視点から見ていくと、小中一貫教育の導入は 必要ということで進めていく形でよろしいでしょうか。各委員からいろいろ意見 をいただき、課題も山積しているが慎重に見ていくということで、大枠としては ご承認いただきました。小中一貫教育の導入については、様々な検討事項が出て くると思いますが、多様なご意見をいただきつつ、中間取りまとめの段階や最終 答申の段階で、反映していくかどうかについても含め検討し、進めていきたいと 思います。今後もご意見をいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 (2)小規模校への対応について 委員長:(2)小規模校への対応についてもご意見をいただきたいと思います。つまり、 小中一貫教育を桑名市に合った形で取り入れていくということと、学校施設の形 態についてです。このことについては、相関係してくる部分でありますので、一 括してご意見をいただきたいと思います。 まず、事務局のほうから「施設一体型」 「施設分離型」のそれぞれのメリット、教 育委員会として考えている学校の適性規模について説明をお願いいたします。 事務局: (説明) 委員長:施設の形態のそれぞれのメリットについて、それから国、県が示している規模 について説明をいただきました。現在国の方向性としては、小中一貫教育を推進 する方向です。そこで進めた場合、施設一体型の方がメリットがあるということ は推奨されているという事実があります。桑名市が施設一体型で行っていくかど うかについては、ご心配、ご懸念もあろうかと思いますので、ここで議論を深め ていきたいと思います。桑名市として小中一貫教育を導入していく中で、どのよ 4 うな施設の形態が望ましいのか、また適正規模がどうかについてご意見を聞きた いと思います。施設一体型にも様々な規模があります。9学年で9クラスといっ た1学年1学級の施設一体型なのか、マンモス校化するような施設一体型なのか ということもあります。その点についても桑名市として導入するとなった場合に、 どれくらいの規模がふさわしいのかということについて、学校関係の方も肌で感 じられていると思いますのでご意見をいただきたいと思います。 委員:これまでに多度町と長島町の学校で経験をしています。実際に分離型で連携して いくことは、いろんな行事で人が集まり、そのための会議も必要であります。そ ういった部分でより多くの時間がかかります。仮にそれぞれの学校で教科担任制 や乗り入れ授業を行うと、移動にも時間がかかるため、小中一貫教育を分離型で 推進していくことはハードルが多すぎ、難しいのではないかと感じます。分離型 はそのままの学級の規模を維持したままでも良いとは思いますが、私としては施 設一体型が望ましいと思います。学級規模については、2学級から3学級が望ま しいと思います。少人数は、少ないところで8人、多いところで 15 人くらいの規 模であり、その人数で何とか工夫しながら日々の教育活動を行ってきています。 先程から学習指導要領の話が出ていますが、英語活動はグループでの話し合い活 動を重視していく流れですので、少人数ではそのような活動が難しく、多様な考 えを引き出しにくいことが課題です。また、音楽科で合奏することも難しいです。 体育科もチームでゲームをする場合は、1、2年生合同で行いますが、お互いに 切磋琢磨しながらという点では、環境が厳しいところもあります。学年がそのま ま上がってくると、人間関係が固定化されてしまい、何らかの形でクラス替えが あると、新たな気持ちでスタートできます。そのような点からも2から3学級が 良いのではないでしょうか。また、逆に人数が多すぎると難しいのではないかと 思います。これからの若い先生は、学年をまとめていく難しさがあるのではない かと思います。校外学習や社会見学、修学旅行は人数が多すぎると、身動きが取 れません。見学先も受け入れてくれないところもあります。そういった点からも 考えると施設一体型で2から3学級が望ましいと思います。 委員長:一体型で1学年2から3学級が良いという意見があります。 委員:人数が多すぎると、子ども一人ひとりの支援ができません。 委員長:少なければ少ないほど子どもに手が届いて良いのではないかと言う個別指導に ついて言われるところもありますが、学校は集団の中で学ぶ場ですので少なすぎ るということも課題があるということを詳細に話していただきました。今後の学 習指導要領を通して、桑名市として子ども達にどのような力を求めていくのかと いう時に、小規模校の固定した人間関係の中では、展開をしていく難しさがある ということです。小中一貫教育や施設一体型により、児童生徒数を適正化してい くことは、今の教育の流れからいくと求められることではないかと個人の意見と しては思います。 5 委員:震災のニュースを見ても、体育館の壁や天井が落ちてきたという話があります。 子どもの安全安心ということを考えたときに、学校の耐震化は大事であると思い ます。学校が避難所となり、地域の皆さんが一定期間過ごすことが可能性として ある中で、学校の安全な形というのは、子ども達だけでなく、地域住民としても、 教師としても大事であると考えます。先程の委員のお話にもあったように、私自 身、学校は地域とともに成り立っており、地域コミュニティの活性化としても安 全な学校、みんなが集える学校を望んでいきたいと思います。修繕を重ねてもな かなか施設整備が行き届かない中で、施設一体型一貫校を新設することについて は賛成です。そこに至るには様々な課題があると思いますが、その課題について はこの会議の中で提案していければ良いと思います。 私は桑名で一番大きな小学校に勤めています。児童数は約 850 人です。通常学級 が 27 学級と特別支援学級が3クラスで 30 学級あります。私が今の学校に来たと きには2から3クラスでしたが、今は1年生だけで6クラスあります。物理的な 面でいっても、雨で運動場が使えない時など、適正規模の学校であれば問題なく 体育館を使うと思いますが、大規模校では体育館は別のクラスが使うことになっ ているということもあり、施設面でも制限があります。例えば施設一体型を設置 する時にも、規模の大きな学校を抱える地域などが他の学校と一つになった場合、 施設が足りなくなると思います。施設一体型の設置も進めながら、学校規模によ っては分離型での対応も必要であり、最初は混在するだろうと思います。大規模 校は、クラス数が多く若い先生も多いため、子ども達が下校した後に職員室に帰 って来ると、今日1日の交流会があります。まずは、今日あったことについて情 報共有を図ってから、明日はどのようにするか、これからの行事をどのようにす るかという話し合いをしています。大規模校には大規模校の時間の使い方があり、 そういったところでも学校の適正規模についてしっかり考えなければならないと 思います。 また、学級数が多いということで社会見学も何度も断られ、学年を3か所に分け て行かせたこともあります。そういった意味でも学校の適正規模は重要だと思い ます。施設一体型にするにあたっても、そのような点も考えていただきたいです。 教職員の立場として日頃から子ども達により良い教育をしていきたいと思いがあ りますが、カリキュラムの作成に関しても非常に時間がかかるという不安があり ます。まずは桑名市として、小中一貫教育の方向性を決めていく中でそういった ところも話し合いたいと思います。 委員長:大規模校にお勤めしている立場からのご意見でありました。学校規模の問題、 施設一体型についてお話をいただきました。 副委員長:今考えなければならないことは、将来、桑名市がどのようになっていくかと いうこと、学校教育に関しての2つがあります。町がどうなっていくかを考える と、長い目でみれば人口は減っていくので、専門家の中にはコンパクトシティに 6 もう一度戻すという議論はしていますが、現実的にはコンパクトシティというの は私自身はないと思います。全体としてはこれまでの人口密度が保たれなくなる ことから、小学校区のコミュニティから中学校区のやや大きなコミュニティを形 成するしかありません。ただ、中学校区になると距離が遠くなり、なおかつ人口 構成としてもお年寄りが増えるので、子どもの通学距離の問題もありますが、お 年寄りの移動距離の問題もあります。今は、車社会で学区を越えて生活をしてい ますが、一人ひとりがやや大きな中学校区に意識を変えていかなければと思いま す。小中一貫教育という話と、公共施設も取り込む公共施設集約型というイメー ジもあります。財源の関係もありますし、学校だけが集約ではなく、いろいろス クロールに従って増えてきた公共施設を適正な規模に集約していくときに、学校 というのは一つの核になるかと思います。それは長い目でみなければいけません。 黄檗学園もそうですが、施設は一体型になっているのですが現時点では伝統的な 小学校組織と中学校組織が調整しながら頑張って運営しているという印象を強く 受けました。子どもや親から言えば、小学生や中学生として育てているのではな く、一人の人間として育てていく話であり、1年生から9年生の間は、シームレ スな学校教育のあり方になっていかないといけません。従来型の運営をベースに やっていかないといけないと思いますが、調整型の運営にしていくという感じを 強く受けました。現実はそれで動いており、急に他の型の義務教育にはならない と思いますが、桑名市がその方向に向かっていくのであれば、その方向に意識づ けていかないといけません。施設一体型ありきで向かっていっていくのもどうか と思います。分散はやりにくいかもしれないが、同じような所にあれば良いと思 います。例えば、プールや体育館や運動場が2ついるという話になりがちで、そ ういったところをうまく乗り切っていかないと結局は規模もあまり縮小できませ ん。大きな目でみると、施設一体型に集約された状況を想像していくということ と、中学校区がコミュニティの単位になっていくことをイメージしていかないと いけません。 委員長:公共施設との集約と、桑名市のまちのあり方と、施設をどのようにするかとい うご意見をいただきました。 委員:ハード面では、維持管理費がかかります。平成 27 年で児童数が 8,000 人とすると、 クラスを 40 人とした場合 200 学級となります。200 学級を 12 あるいは 18 で割る と、11 校から 17 校と単純計算ができます。現在 27 校あるとなると、27-11 で 16 校分の維持管理費を教育分野から回さないといけません。今ある公共施設を見て も、学校の教育環境が非常に悪いです。ソフト面にお金がかけられるようにしな ければいけません。児童数の推移もマンモス団地ができて、小学校、中学校を増 やしたが、25 年から 30 年たつと縮小していきます。桑名市に若い人を呼び込む政 策を行っていけば、学校は今の状態で維持管理していけますが、人口総数は減少 の状態になっていく中で、高齢化が進めば子ども達も住みにくくなっていくのも 7 事実です。過渡期的な規模校の問題ではなく、いろいろな方法を考えていくと最 終的には、人口統計が重要となります。今後も施設面を乱立させると桑名市の財 政や教育にかかるお金の投資が減っていくという危機感があります。採算が合わ ないところは、集積をしていくという形が必要です。大規模校の問題があります が、小規模校対策をしていく上で、多度東小学校のようなことを考えていくのは 良いと思います。将来的には施設一体型を目指していただき、過渡期では隣接型 にしていくとか、中学校の地域コミュニティを核にするのであれば、その核の拠 点をどのように配置するのか、並行的に進めてもらいたいと思います。 委員:公共施設集約型というのを聞き、大山田東小の敷地の中には高齢の方が集うこと ができる「筒の和」という建物があります。そこで週に 1 回、交流会や活動をし ています。その中で、学校の生活科の学習のときに、 「筒の和」の方々と学習を深 めたり、来ていただいて七輪の使い方などを教えていただいたりと、地域の方と の交流ができています。もう少し大きな規模で公共施設を見ることも必要なのか と思います。平成 28 年度から閉園しましたが、去年までは小学校に大山田東幼稚 園が併設になっていました。その幼稚園の子ども達は小学校に入学するときに、 併設であることから小学校といろいろな取組みを一緒に行います。このことは、 小学校がどのような所かがある程度分かります。年度末には小学校 1 年生の授業 を見学できることが非常に良かった取組の1つだと思っています。そこで、施設 を整備するのであれば、幼、小、中の流れの連携が考えられるかと思います。今 年も 160 人の子ども達が入学してきましたが、1 年生に上がるときの不安を多くの 子が抱えています。1年生に上がったプレッシャーがあるので、小、中の滑らか な接続ということを考えると、幼、小の滑らかな接続ということもあるかと思い ます。施設の中に幼小中があるということは、そういったメリットももつことが できるのではないかと思います。 委員長:様々なご意見をいただき勉強になりました。他はいかがでしょうか。 委員:小中一貫教育の導入には賛成です。しかし、一般の方には小学校、中学校の今ま での教育イメージはそのままあると思います。施設一体型校舎だと小中一貫とい うイメージができますが、分離している場合、小中一貫教育の教育のねらいをど のようにしていけば良いのかイメージしにくいです。大山田東小学校と陵成中学 校は隣接しているので分かりますが、大山田南小と藤が丘小は、中学校区として 施設一体型というように考えるのでしょうか。その辺についてはいろいろとこれ から考えていくと思いますが、形が見えてきません。 私は9年間通しての小中一貫教育には賛成です。別の話になりますが、単学級の お子さんがクラスでトラブルがあり、解決はしたが何となくわだかまりが残って います。これがたくさんのクラスになれば、クラス替えがあるので良いとは思い ますが、単学級はそのまま数年間は一緒に過ごすことになりますので、その点も 踏まえて1学年複数クラスにしたいです。小学校だけではなく、中学校区を基本 8 に考えていきながら、何とかできないかと思います。そのようなところも含め小 中一貫教育の施設形態等を検討していくと思いますが、まだまだ分からないとこ ろがあります。 また、私は民生委員をしており、自治会などの地域の活動にも携わっています。 これから少子高齢化が進むことにより、学校でも空き教室が出てきます。もう少 し上目線から見ていただき、お金をかけないで施設利用をしていただけないかと 思います。今ここで、小中一貫教育を推し進めていきますが、地域社会、高齢者 の見守り、地域の事業運営を進めていくには場所がありません。そのときに空き 教室を利用して事業運営をしていくといったことも含めた話もしていただければ 非常にありがたいと切実に思っています。 委員長:施設分離型であった場合に、小中一貫教育としてのイメージをどのようにして いくかという課題も多いです。施設一体型、施設隣接型は確かに施設も揃い子ど も達も集まっていますが、施設分離型はその点は異なります。桑名市型小中一貫 教育として進んでいくとしても、体制上すべての中学校区を一斉に施設一体型の 校舎に整備することは、学校規模の課題があります。公平性の観点や、バランス の関係もあると思いますが、施設分離型と施設一体型の節目とする時期が中学校 区でかなり異なると思います。施設分離型であっても、課題はあると思いますが、 桑名市型小中一貫教育を推進し、一つひとつ積み上げていく必要があると思いま す。校舎の学校の利用についても、このあり方検討委員会は、学校関係者だけで はなく学校教育に様々な視点から関わっていただいている方々に広く集まってい ただいているところが大きなポイントだと思います。特に第6回以降の中学校区 を基本とした地域毎の学校施設の具体的な形態についての部分でどのように活用 していくのか検討していただきたいと思います。 委員:いろいろな意見を聞いた中で、現実的に今後どのように桑名市がなっていくのか という将来像をイメージしたときに、私も小中一貫教育の推進について賛成です。 桑名市の財政的なことですとか、少子高齢化の時代に入ることも考えていきます と、施設一体型だけで進んでいって良いのかと思います。福祉施設も老朽化が進 み、公共施設も2つあるものを1つに集約するなどの方向でいく中で、小中一貫 教育は方向としては良いと思います。小学校でも子どもの数が減っており、小学 校1年生から6年生までメンバーが変わらず、力関係がそのままいってしまうと いうことがあります。また、人数が少ないということは刺激が少ないということ があり、授業やその他、様々な活動での意見も少なくなり、子どもにとってよく ありません。中学校区という視野も入れながら、隣接する学校を合併しながら、 1学年3クラス程度にするという施策も入れ、小中一貫教育を考えてもらえれば と思います。 先ほど前委員からあった、学校敷地内に幼稚園がある所があるということですが、 福祉の分野では休園や閉園している幼稚園に宅老所が入っている所もあります。 9 高齢者と子ども達が接する場というのは非常に大きな意義があります。親が忙し い中で、子ども達に何かを教えようとしても荒っぽくなりがちになります。おじ いちゃんおばあちゃんには、経験してきている昔の知恵に基づき温かさを持って 子ども達に接してくれます。今後も福祉と教育が連携しながら地域のコミュニテ ィづくりを施設面も含めて小中一貫教育の中に取り込んでいってほしいです。学 校教育の中で、地域の高齢者の方々との接点が増えています。地域の方々に昔の 遊びを取り入れてもらい、子ども達との接点が増えることで、おじいちゃんおば あちゃんが人としての温かさを伝えてくれます。親の立場からしてもありがたい 教育です。地域コミュニティを含めて、小中一貫教育を推進するのであれば、子 ども達が大人になっていく過程の中で、高齢者の人からもっと学ぶ機会を増やし たいです。空き教室も含めて、福祉と教育の連携を取り入れながら小中一貫教育 の方向で進めていただければと思います。 委員長:多様な意見をいただきました。 委員:国の教育関係の予算は、世界で 101 番目であり、低すぎます。例年、教育に関す る予算が減ってきている状況の中で、小中一貫教育を義務教育学校とした場合、 小学校の校長が減ることで国のコストを減らすことが考えられます。現在学校が ブラック企業となっており、大きな問題となっています。 この 17 年間に桑名市で耐震、トイレの改修を行うなど改善をしてもらいましたが、 全般でみると、いかに教育の予算が少ないかが分かります。国や県に予算を減ら されていることから、学校の先生の労働条件が過酷となり、現在の仕事の約 70% は本来先生が行わなくてもいい内容が多く、結局仕事を家に帰っても行わなくて はならない部分があります。私自身も多くの校長先生から話を聞いており、学校 教育あり方検討委員会の中でも確認してほしいという声もあります。私の娘婿が 名古屋の私学の教師をやっていますが、そこではあらゆるチェックがあり厳しい。 桑名市は甘いという話も聞きました。各地域で小中一貫教育をこれからどのよう に進めていくかという検討は非常に大事です。方針は十分理解できますが、教師 の待遇面なども考慮しなければならないと思います。三重県の連合会の会議で、 もっと国に教育予算を増やすように言ってほしいとお願いしました。これは個人 としての意見ですが、そういった面も含めて、いろいろな形で進めていってほし いです。 委員長:今のご意見も中間とりまとめ、答申でしっかり出して検討していければと思い ます。予算が無いことによって教育の質の低下につながることから、この委員会 としては一番大切な視点だと思います。どこまで強制力があるかは分かりません が、委員会として意見はもっていければと思います。 それではここで休憩とします。 (休憩) 委員長:再開いたします。今回の会議における意見のとりまとめをします。最終決定で 10 はないので、今後もさまざまな議論を進めていただければと思います。 本日いただいた意見の集約をすると、施設形態としては、将来的な桑名市のあり 方を考えていくと、施設一体型は小中一貫教育を行う上で効果があるということ です。運営上の問題も課題が解消されることもあります。 規模については、少なすぎても多すぎてもということがあり、1学年2から3学 級くらいを目途にして、一体型を目指すということです。そこに、学校教育だけ でなく福祉等と連携して取り組んでいきます。将来的に施設一体型を目指します が、一斉に設置することは、予算や規模の問題でできないと思います。地域の状 況を鑑み、随時施設一体型の設置を進めていきます。また、子どもの人数や状況 を鑑みて、施設一体型の建物に全ての子どもを入れるといった型のみならず、大 学のキャンパスのような形で同じ敷地内に集約することも施設一体型の1つにな ると思います。そのようなことも念頭に入れながら今後進めていきます。 何かありましたら補足していただければと思います。それでは一旦そのような形 で整理させていただきます。また、小中一貫教育を推進する際には、モデル校を おいてそこで施設一体型の姿を研究していきながら、桑名市として施設一体型を どのようなベースで広めていくかという検証をしていくことが有意義であると思 います。冒頭で話があったように、小中連携については 10 年近い研究を積み重ね ているので、その先の小中一貫教育のモデル研究を進めていただくことも併せて 発信していければと思います。 委員:幼稚園の部分もお願いしたいと思います。 委員長:現在の小学校は、福祉施設と公立幼稚園等、様々な点で関連性が深いので、続 いて審議していきたいと思います。よろしいでしょうか。 では、公立幼稚園についてです。小規模校への対応も含めた施設一体型小中一貫 校を目指していくことは、小学校が統合されていくことになります。そうなると 現状、小学校に併設している幼稚園をどうしていくかが課題になります。あり方 検討委員会としては諮問事項の観点からいうと、幼稚園についての具体的な答申 を出す必要はありませんが、施設一体型小中一貫校を進めていくと考えた場合、 幼稚園をどのようにするのかということは、切っても切れない関係になります。 この委員会でも一定の考え方を示し、推し進めていくべきであると思います。そ こで公立幼稚園の問題として、設置されている幼稚園を残していくのか、施設一 体型を設置する際に幼稚園も取り込んでいくのか、そのあたりについてご検討い ただきたいと思います。ご検討いただく際に、幼稚園の現状の問題もありますの で事務局から報告をお願いいたします。 事務局: (説明) 委員長:幼稚園の再編については、 「桑名市就学前施設再編実施計画」の中で進められて います。この検討委員会としても関連することがあるので、小中一貫教育として 関わって幼稚園をどうすることが望ましいのか提案はできます。 11 委員:桑名市就学前施設再編検討委員会は、約4年前に終わりましたが、桑名市で幼保 一元化の会議を行いました。公立幼稚園、私立幼稚園、保育所、保育園のそれぞ れの園長や学校関係の先生にも出席いただき、会議が 30 回ほどありました。幼保 一元化、いわゆる幼稚園は文科省、保育園は厚労省といった中でどのように一元 化、あるいは一体化とするかということで、国からの提言があり検討をしました。 そのようなことが出てきたのは少子化の問題からです。桑名市の場合、そこで最 初に名前が上がったのは城東地区の隣接している保育所と幼稚園でした。桑名市 の子どもをいかに育てていくかの話し合いの中で、ある私立の人は、公立が減れ ば自分の方に子どもが入ってくるとか、今現在桑名市が公立にこれだけの予算を かけているのに、うちのところは年間 800 万円の赤字だということを話していた が、私は、そのような状況でなぜ続けるのか、やはりうまい汁を吸っているから 続けられるのではないかと言いました。これから幼稚園と小学校と一体にする中 で、保育所がどのようになるかという問題が出てきます。幼保一元化をどのよう にしていくのか、そのことは地域の人は分かりません。また、小中一貫教育とど のように連携し進めていくのか不安になっている人もいます。今後これまで当会 議での検討課題を住民、市民に知らしめる必要があります。進めていく過程の中 でもう少し精査していただき、最終的にまとめるのでしたらそのようなところも 網羅してもらいたいと思います。 委員長:幼保一元化の話を含めていただきました。 委員:5歳児の話がありましたが、桑名市としてこれから施設一体型小中一貫校が進ん でいく中で、校舎の中に5歳児も入れるのでしょうか。 事務局:この検討委員会での中で、大きな流れとして幼稚園を入れるのが望ましいとい うのであれば検討していきます。 委員:幼稚園の多くは小学校に5歳児が併設されているので、考えていかなければなり ません。基本的には、5歳児も小中一貫教育に取り入れ一本化という流れの中に あるのであれば、同じ施設一体型や近隣に5歳児がいて交流が進められれば良い と思います。最近、園児の数が減ってきている中で併設等した場合、幼稚園の規 模がどのくらいになるのか心配しています。せっかく併設しても園児の数が少な いと、幼稚園の規模も問題であると思うのでそこも見極めていく必要があると思 います。 特別支援教育に関わっていますが、公立幼稚園に、支援や介護が必要な子どもが 増えてきています。地域の中で幼児教育を受けられるという形で進めている中で、 年々公立幼稚園に支援等が必要な子ども達が増えています。そこで、一人ひとり に合った関わりを大切にした幼児教育を進めていく必要があります。 また、桑名市の体制の問題でありますが、小学校校長と園長が兼務です。それは とても厳しいです。併設等をするのであれば、園長をどうするかをしっかり検討 していただきたいです。 12 委員長:小中一貫教育と、幼小の一貫教育は分けて検討した方が良いのか、この場で議 論してほしいと思います。同じように小学校を卒業した場合に、基本的にその中 学校に上がっていくという想定はなかなか持てないことになると思います。その 辺のところは、校長先生兼務ということも含めて、仮に施設一体型小中一貫校を 設置していく際に、同居することになったとしても小中一貫教育の中で幼小中一 貫教育として推し進めていくのか、そこは福祉施設が同居するのと同じような意 味合いになるのか、集約はしているが連携しながら独立した形態とするのかとい う選択肢があり、検討していかないといけません。施設としてどうするか、公立 幼稚園の併設は様々な課題があります。情報が少ないので意見を求められてもな かなかなか言いづらいところはありますが、ご意見はありませんか。 委員:長島は幼保一体です。幼稚園4園を統合して2年ほど経ちました。ふたを開けて みると課題等もありますが、うまく運営されていると思います。幼稚園と保育園 は桑名市の方ではそのような形で進んでいくと思い込んでいました。私自身は、 施設も別で、小学校も中学校も別のものとして捉えていましたので、5歳児から 義務教育に入っていくという話であれば別だと思いますが、そうでなければわた し自身は別と考えても良いと思います。 委員:幼保一体というのは、認定こども園ということでしょうか。一時、幼稚園と保育 所を一緒にする認定子ども園という話がありましたが。 事務局:再編実施計画で幼稚園の再編が進められております。 長島地域においては、公立幼稚園4園が再編され1園となり長島幼稚園になって おります。認定こども園についても、当初の計画では予定されていましたが、現 在のところ国の動向も目まぐるしく変わっている等の理由から、認定こども園の 設置は凍結されております。 委員:私は施設が併設園だった小学校に勤めており、併設園の良さというものを感じて います。それは、幼稚園の先生から学ぶことが多いというところにあります。特 に子どもの見方や、保護者へのきめ細やかな対応の仕方などは学ぶべきです。隣 に幼稚園があることで、学べたことは私自身多くあると思います。ただ、先程か ら出ているように、園児数がどれだけ来るのか分かりません。そういった点から 全ての中学校区にそれが可能なのかどうかというのは今の段階で判断は難しいと 感じます。施設一体型の設置にあたり、そういった視点からも考えていく方が良 いと思います。 校長先生と園長先生を兼務されているのは、大変だと思います。同じ教育であっ ても、学校教育と幼児教育とは違いがあります。そういった点も含め今後のあり 方について、どのように進めていったら良いかということを考えていくべきであ ると思います。 カリキュラムも違うので考えていかなければなりません。 また、幼稚園も老朽化していて古いです。非構造部材等の耐震化を考えたときに、 13 統合ということも一つの案かとは思います。前委員から言われたように、公立幼 稚園に入園する子どもが減っているということも幼稚園の先生から聞いています。 だからこそ近いところの学校に行くんだという見通しをもつことで、その子ども 達が安心して学校に行けるということも感じています。 委員:幼稚園は文科省で保育所は厚労省といった違いは分かります。幼稚園から中学校 は同じ学校施設であるため、義務教育の 10 年間が一つのスパンだと思っていまし た。幼稚園は再編実施計画を策定し、進められている中で、今回このような学校 教育のあり方という部分をどのように加味して、再編実施計画を具体化し 24 園か ら 11 園になったのでしょうか。再編実施計画の内容を教えてください。 事務局:やはり人数が減っているということがあり、幼児の社会性を育むための集団規 模の確保ということが根底にあります。平成 26 年に 24 園あった幼稚園を、平成 30 年度に 11 園に再編する計画であり、現在、15 園になっています。 委員:平成 25 年から幼稚園の再編実施計画を策定したわけですが、小中一貫教育を推進 していく上で何か加味されているのでしょうか。どのような部分が対応して、こ の計画の中に反映しているのか教えてください。簡単に言うと、幼稚園は幼稚園 でやっている、小中学校は一貫でやっているとなると、幼稚園のことを心配して 何かしようとしても、その部分を理解していなかったら反映できません。そこを 教えていただきたいです。 事務局:再編実施計画の方向性の一つとして、小学校との連携を図り学びの連続性を重 視した教育を進めています。小学校との連携というところでいうと、今までは併 設園が多くありました。例えば、在良小学校と旧在良幼稚園が併設という形でし たが、旧在良幼稚園の所に桑部幼稚園と益世幼稚園が統合し、明正幼稚園になり ました。閉園した幼稚園はございますが、幼稚園と小学校が様々な取組みを通し て連携を図っています。なお、この計画は幼・小・中の子ども達の生活を考慮し、 再編の基本単位は中学校ブロックとしております。 委員:今まで、小学校の単位で連携を行ってきたが、今回の実施計画では中学校単位で 考えているとのことですが、小中一貫教育の検討委員会の中で、先に決まってき ている部分があるのではないでしょうか。そういったところを提示していただき、 課題提起してもらわないと幼稚園の問題を話そうとしても見えない部分がありま す。それをクリアしているのであれば問題ないと思います。ここで幼稚園のこと を考えるよりも、幼稚園として考えている実施計画の中で今まで小学校連携をし ていく、中学校連携をしていくという方針のもとで考えていかないと整合性がと れません。施設一体型になっていく中で、幼稚園はどうするのかというより、そ ちらの計画の具体化したものを説明していただいた方が議論はスムーズに進むと 思います。 委員:当初は桑名市で 24 園ありました。そこで、11 園の再編を目指しました。もう一つ は桑名を7園にし、最終的には幼保一元化。今の桑名市の教育長も教育関係で出 14 席いただき、私立の園長も出席いただき議論をしました。内容については、見て いただければ分かります。 委員:11 園で進める段階ですが、併設校というのは新しい考え方です。そういったもの が幼稚園の再編実施計画の中で議論されている部分があるならばこちらに下ろし てほしいと思います。9月の会議でお知恵をいただき、理解度を深めて幼稚園の ことを勉強すればスムーズに進みます。 委員長:事務局から、今のお話で補足はありませんか。 事務局:再編実施計画の概要につきましては、次回ご提案させていただきます。 委員長:幼稚園の問題については、施設一体型小中一貫校の中にどのように取り込んで いくのか、いかないのか、あるいは幼稚園を含め9年生までの見通しをもつよう にするのかなど、議論の素材の関係で難しいと思いますので、引き続き検討をし ていきます。施設一体型小中一貫校の設置に向け、今ある施設の幼稚園の取り入 れについて、幼稚園側の考えも見えにくいです。幼稚園の再編実施計画の内容を 出していただきながら、次回の第5回の会議で検討していきます。 次に、分散進学についてです。分散進学は小中一貫教育の大きなポイントとなり、 議論もかなり時間を要すると思います。事務局から現状報告をお願いいたします。 事務局: (説明) 委員長:分散の状況について報告をいただきました。分散進学は、様々な市、町で行わ れています。小中一貫教育は、義務教育の9年間を通して、目指す子ども像を設 定します。このことで課題となるのが、例えば大成小学校は半分が成徳中に、半 分が光風中に行くので、どちらの目指す子ども像に合わせるかという話になりま す。小中一貫教育の教育的な理念からすると、検討をしなければならない課題で あり、教育的側面からのみ考えると分散を解消して、小学校から中学校へ 100%進 学が結びついているというのが理想です。その辺りは校区、自治会の問題などさ まざまな懸念事項があるので、そういったことについて議論が必要であり、いろ いろなお話があればお願いしたいと思います。 委員:先日、小学生、中学生は7月 20 日までにアンケートをとりました。分散の設問が あり、「そう思う」「思わない」などありました。9月2日にはまとめたものが出 てくると思いますが、ダイジェスト的にどのような傾向が出ているかをお聞きし たいです。 事務局:全てのデータを集計したわけではありませんが、小学校では、7割の児童が同 じ中学校に進学したいという回答です。 「あまりそう思わない」という回答が2割 くらいとなります。中学校でも同じくらいです。正確な数値については、後日出 させていただきます。 委員長:「同じ学校に進学したい」という意見が7割ということです。 「わからない」と いう意見も含めて「分かれても良い」という意見が2から3割です。詳細は次回 の会議でお願いいたします。ポイントでも良いので、分散進学を考えていく際に、 15 この視点は必要ということがあれば、それぞれの立場からご意見をいただきたい と思います。 自治会の関係は、分散進学が解消される際に何か大きなイメージのようなものは ありますか。 委員:懸念していることはありますが、そこまで具体的な話はありません。 委員長:校区割のことなどはいかがでしょうか。 委員:以前勤めていた小学校は正和中学校と明正中学校に分散していました。桑部の校 区はものすごく細長いです。どちらに行くと決めたとしても、課題は大きいと思 います。明正中に行くと考えた場合、正和中に近い方もいます。それは問題が出 てきます。それぞれの事情を考えていくと難しいので、適正な規模で施設一体型 小中一貫校を見ていくときには行政で考えていただきたいと思います。 通学はどのようにするのかという問題にもなってきます。自転車で通うのか、小 学校はバスが必要なのかなどの課題が出てくると思います。 委員:割合の表で、小学校から中学校に分散して進学していく学校で、数年前から男女 合わせて 10 人未満は、本人、保護者の意向により本来進学すべき中学校ではない 別の中学校への進学も可としています。修徳小学校をみると、ほとんど今は光風 中学校に行っています。自分は以前成徳中学校に勤めていましたが、もう今は成 徳中学校へ入学している子どもはいないと思います。今後どのようになるのか分 かりませんが、大成地区は半分に分かれています。 もちろん、自治会などに聞いていかなければならないこともあります。そこにい くまでには、説明会が必要だと思いますし、難しいと思います。 委員:自治会というより、市民、保護者が、少子化のために現在小中一貫教育が進んで おり、その具体的な中身や方針を知らないというのが実態です。自治会などの話 はまだまだ先の話です。 委員:今ある小学校をどのようにまとめていくかとことですが、先の委員のお話を聞く と、そういった発想では難しいと思います。最終的には、今ある学校をまとめて 小中一貫校に取り込むというような構想をした場合、どう校区を考えていくかと いうのが前提だと思います。 委員長:丁寧に進めていく必要があります。一方で、小中一貫教育を通して、桑名市が どのような力を身につけさせるのかを保護者や市民に対してしっかり説明し、理 解してもらう場が必要だと思います。 また、わざわざ目の前の学校を通り越して、遠い中学校に行かなければいけない ときに、それが子どもにとってプラスなのだということが保護者に伝わることも 必要です。その点も含め、方針は出していくことはできます。 分散進学の解消は、問題が多すぎるのですべきではないとお考えの委員はいらっ しゃいますか。そこはよろしいでしょうか。分散進学は、解消の方向に向かうと いうことで確認をさせていただきます。いつから小中一貫教育を導入していくか、 16 また、モデル校をどのように決め、どのような規準で施設一体型を整備していく か等については次回といたします。 それでは、以上で本日の議事を終了させていただきます。 4 その他 (1)連絡事項 事務局:次回開催について説明 委員長:モデル校の問題と、どのような順番で実施していくかに関して、何も分から ないと話し合いも進めようがないので、次回事務局でたたき台を準備してい ただきたいです。中間まとめも同様に行っていきたいので、こちらも案の準 備をお願いします。 委員:2時間半の会議は長すぎるので、最長 120 分でお願いしたいです。 第4回桑名市学校教育あり方検討委員会 12 時 15 分終了 17
© Copyright 2026 Paperzz