Java開発者に贈る SOA/BPEL開発の最新動向

Java開発者に贈る
SOA/BPEL開発の最新動向
日本オラクル株式会社 システム事業推進本部
テクノロジ・エバンジェリスト
佐藤 直生
[email protected]
1
お願い
• 後ほど、デモンストレーションを行うの
で、前方にお座りください!
2
スピーカー紹介
• 日本オラクルのJ2EE/SOAのテクノロジ・
エバンジェリストとして活動
• Oracle Application Server (OC4J、TopLink …)
• Oracle JDeveloper
• Oracle BPEL Process Manager、Oracle ESB …
• 執筆、監訳、講演、プロジェクト支援などの活動を行う
• 稚内北星学園大学の客員助教授として、社会人向け
IT教育にも携わる
• blog: http://d.hatena.ne.jp/satonaoki/
• mail: [email protected]
3
セッション概要
• BPELやJBIといったSOAを実現するための
テクノロジの動向を、Java開発者の観点から
考えます
• さらに、今すぐ使える無償のSOA開発ツール
「Oracle JDeveloper 10g」を用いた、Web
サービスやBPELプロセスの開発についても
ご紹介します
4
アンケート
• 挙手をお願いします!
5
Agenda
• SOAとそれを支えるテクノロジの動向
•
•
•
•
SOAとは?
Webサービス
BPMとBPEL
ESBとJBI
• Oracle Fusion Middleware
•
•
•
•
Oracle Fusion Architecture
OC4J / OracleAS Web Services
Oracle BPEL Process Manager
Oracle JDeveloper
• デモンストレーション
6
現在の課題
•
•
•
•
業務要件の変更
新技術の登場
増大する複雑さ
変更に対応できるアプリ設計
7
SOA –
成功のためのブループリント
統合
オーケスト
レーション
開発
セキュア化
変更
管理
モニタリング
8
SOA(サービス指向アーキテクチャ)の定義
サービス指向アーキテクチャ (SOA) は、
相互作用するソフトウェア・エージェント間の
疎結合の達成を目的とする、
アーキテクチャのスタイルです。
サービスは、サービス・コンシューマの
ための最終結果を達成するために、
サービス・プロバイダが行う作業の単位です。
Dr. Hao He, W3C Web Services Architecture Working Group
9
SOAの特徴
• サービスが自己記述的な
インタフェースを持つ
• メッセージが明確に定義
されている
• サービスが発見可能である
• サービスの記述と相互作用
にプラットフォーム非依存の
標準 (XML) が使われる
• サービスが任意のプラット
フォームで提供可能
組み合わせ
可能
相互運用
可能
SOA
再利用
可能
疎結合
10
SOAの目的
• 疎結合の「サービス」を組み合わせることで、柔軟
に低コストでアプリケーションを構築
• 統合可能な新規アプリケーションを開発
• 既存アプリケーションからアプリケーションを構築
Oracle EBS
カスタムの
受注管理アプリ
新規の
Webアプリ
標準インタフェース
標準インタフェース
標準インタフェース
新規のサプライ チェーン管理アプリ
(ビジネス プロセス / 複合アプリ)
標準インタフェース
Siebel CRM
標準インタフェース
メインフレームの
人事アプリ
標準インタフェース
.NETの
在庫管理アプリ
11
SOAの「サービス」と
Webサービス
• SOAにおける「サービス」は、必ずしも (SOAPを
使う) Webサービスである必要はない
• 疎結合を実現するためのインタフェースとして、
WSDLは極めて重要
• Webサービス ⊂ SOAの「サービス」
12
インテグレーションの進展
テクノロジ
サービス
指向
y
y
y
プロセス
統合
データ
統合
•
•
•
y
y
y
コンポジット・アプリケーション
インテグレーションに対する
SOAアプローチ
幅広い標準技術の採用
EAI + BPM (ビジネス・プロセス管理)
インテグレーション・パターン
一部標準が採用されつつも、
まだまだプロプライエタリ
EAI (エンタープライズ・アプリケーション統合)
MOM (メッセージ指向ミドルウェア)
プロプライエタリ (ベンダ固有)
時間
13
Agenda
• SOAとそれを支えるテクノロジの動向
•
•
•
•
SOAとは?
Webサービス
BPMとBPEL
ESBとJBI
• Oracle Fusion Middleware
•
•
•
•
Oracle Fusion Architecture
OC4J / OracleAS Web Services
Oracle BPEL Process Manager
Oracle JDeveloper
• デモンストレーション
14
SOA – サービスの開発
統合
オーケスト
レーション
サービスの
開発
セキュア化
変更
管理
モニタリング
15
Webサービス標準の進展
アドレシング
ポリシー
コンテキスト
トランザクション
コレオグラフィ
管理
標準ベースの
相互運用性
SOAP
UDDI
WSDL
WS-I
Basic
Profile 1.1
セキュリティ
信頼性
オーケストレーション
16
基本的なWebサービス標準
(2000-2003年頃)
クライアント
コレオグラフィ
オーケストレーション
管理
信頼性
トラン
ザクション
イベント
セキュリティ
ポリシー
アドレシング
SOAP、WSDL、UDDI
17
基本的なWebサービス実装
サービス記述を示す
UDDI
レジストリ
WSDL
サービスを登録
サービスを
発見
Webサービス
Webサービス
クライアント
クライアント
(J2EE、.NET、
(J2EE、.NET、
PL/SQL…)
PL/SQL…)
サービスを記述
SOAP
XMLメッセージで呼び出す
Webサービス
Webサービス
(J2EE、PL/SQL、
(J2EE、PL/SQL、
.NET、C/C++、
.NET、C/C++、
レガシー…)
レガシー…)
18
J2EE 1.4 –
JavaにおけるWebサービス標準
API
説明
JAXP
Java API for XML Parsing、XMLパーサ/XSLTトランスフォーマ
JAXB
Java API for XML Data Binding、O/Xマッピング
JAX-RPC
Java API for XML Remote Procedure Call、Webサービス
SAAJ
SOAP API for Attachments in Java、SOAP
JAXR
Java API for XML Registries、UDDIなどのレジストリ
EJB 2.1
ステートレスSession Beanのエンドポイント・モデル
JSR-109
Webサービスのデプロイメント・モデル
Java EE 5
• JAX-WS (Java API for XML Web Services 2.0)
• JAX-RPC 1.1の後継
• EJB 3.0
• 複雑なEJB 2.1を改良し、アノテーションを活用してEoD (開発の
容易さ) を実現
• EJBをPOJO / POJI (普通のJavaクラスやJavaインタフェース) として
作成
• 「Java Persistence API」でPOJOのO/Rマッピングを標準化
• Web Services Metadata 1.1
• アノテーションでWebサービスを定義
20
EJB 3.0のWebサービス
@Remote
public interface Hello {
String hello(String name);
}
@Stateless(name="Hello")
@WebService(name = "MyWebService1",
serviceName = "MyWebService1",
targetNamespace = "http://project1/")
@SOAPBinding(style = SOAPBinding.Style.DOCUMENT,
use = SOAPBinding.Use.LITERAL,
parameterStyle = SOAPBinding.ParameterStyle.WRAPPED)
public class HelloBean implements Hello {
@WebResult(name = "result",
targetNamespace = "http://project1/")
@WebMethod(operationName = "hello",
action = "")
public String hello(
@WebParam(name = "name",
mode = WebParam.Mode.IN,
targetNamespace = "http://project1/",
header = false)
String name) {
return "こんにちは、" + name + "さん";
}
}
21
Agenda
• SOAとそれを支えるテクノロジの動向
•
•
•
•
SOAとは?
Webサービス
BPMとBPEL
ESBとJBI
• Oracle Fusion Middleware
•
•
•
•
Oracle Fusion Architecture
OC4J / OracleAS Web Services
Oracle BPEL Process Manager
Oracle JDeveloper
• デモンストレーション
22
SOA –
サービスのオーケストレーション
統合
サービスの
オーケスト
レーション
開発
セキュア化
変更
管理
モニタリング
23
Webサービス標準(2004-2005年頃)
クライアント – Remote Portlets (WSRP)
コレオグラフィ
オーケストレーション
管理
信頼性
トラン
ザクション
イベント
セキュリティ
ポリシー
アドレシング
SOAP、WSDL、UDDI
24
サービスのオーケストレーション
与信
受注
A
D
A
P
T
E
R
WSDL
ローン会社A
A
D
A
P
T
E
R
BPEL
注文処理
ローン会社B
A
D
A
P
T
E
R
サービス・バス (ESB)
W
S
D
L
アプリケーション・サーバ
25
ビジネス・プロセスの課題
• サービス間の非同期
• 相互作用時のデータ
の操作/変換
通信の調整
• サービス間のメッセージ • 長時にわたるビジネス・
交換の相関
トランザクションのサ
ポート
• 並列処理の実装
• 一貫した例外処理の
• …
提供
• …
26
BPEL
(Business Process Execution Language)
個別のサービスを組み立て、エンド・トゥ・エンドのプロセス・フローを
構築するためのXMLベースのマークアップ言語
•
•
•
OASISで標準策定中
(WS-BPEL 2.0)
成熟したビジネス・プロセス
定義言語
Sales DB
start
Duplicate
Number!
• WSFLとXLANGに由来
•
Billing
業界での幅広い支持
• Oracle、IBM、MS、BEA、
SAP…
•
•
ベンダ・ロックインを回避
再利用と相互運用性
Router
end
27
BPELによるオーケストレーション
Webサービス
ポータル
Javaサービス
?
J2EEアプリ
データベース
ストアドプロシージャ
ERP
(SAP、Oracle EBS…)
BPEL
Webアプリ
UI
ユーザ・タスク
(ワークフロー)
28
BPELプロセスの例
<variable>
<process>
BPEL Flow
10:00am
start
Credit Rating
<faultHandlers>
信用評価を
取得
<invoke>
<flow>
<partnerLink>
例外処理
ローン申請を送信
ローン申請を送信
United Loan
<invoke>
Star Loan
<receive>
<partnerLink>
ローン提案を受信
ローン提案を受信
<partnerLink>
</flow>
<switch>
</process>
?金利の低いローンを選択
end
03:00pm
29
BPELプロセス(1) 実行のチェーン
<sequence>
クライアント
Start
<receive>
GetAccount
<invoke>
販売管理システム
mapping
ListIncidents
<invoke>
クライアント
End
<reply>
顧客サポート
システム
</sequence>
30
BPELプロセス(2) 非同期
クライアント
Initiate
<receive>
ProcessOrder
<invoke>
….
OnOrderComplete
<receive>
クライアント
オンライン
ストア
End
<invoke>
31
BPELプロセス(3) 並行処理
Initiate
<receive>
<flow>
パートナーA
GetQuote
GetQuote
<invoke>
<invoke>
パートナーB
</flow>
End
<invoke>
32
BPELプロセス(4)
例外管理と補償
クライアント
Start
<receive>
Release Flight
<invoke>
Book Flight
<invoke>
旅行サービス
Cancel Hotel
<invoke>
Reserve Hotel
<invoke>
ホテル・サービス
クライアント
End
<reply>
33
BPELプロセス(5) プロセス自体も
1つのサービス
クライ
アント
Initiate
<receive>
ProcessOrder
Java
Webアプリ
BPEL
C# …
<invoke>
….
OnOrderComplete
<receive>
End
<invoke>
34
Agenda
• SOAとそれを支えるテクノロジの動向
•
•
•
•
SOAとは?
Webサービス
BPMとBPEL
ESBとJBI
• Oracle Fusion Middleware
•
•
•
•
Oracle Fusion Architecture
OC4J / OracleAS Web Services
Oracle BPEL Process Manager
Oracle JDeveloper
• デモンストレーション
35
SOA – 統合
統合
オーケスト
レーション
サービスの
開発
セキュア化
変更
管理
モニタリング
36
ESB – 仮想的なサービス・バス
サービス・コンシューマ /
イベント・パブリッシャ
ESB - サービス配信バス
サービスの
管理
ルーティ
ングなど
の構成
サービス・インタフェース
サービス実装
37
ESBの主な機能
モニタリング
/構成管理
モニタリング/構成管理
接続
アダプタ
イベント
メタデータ
セキュリティ
サービス管理
加工
変換
値マッピング
相互参照
ビジネス・ルール
分散
ルーティング
プロトコル・バス
メッセージング
ゲートウェイ
相互運用性
38
ESBにおけるルーティング
39
BPEL & ESBのユース・ケース
J2EE Service provisioning systems
Local Service Activation Manager
通信業界のプロビジョニング
Approval Rules
Application
Server
Sales/Customer Service Interfaces
New Plan Selection
User Interface
ESB
Exception Handling and
Rollback/Re-try
BPEL
Process Manager
Billing Services
Payment Services
Credit Card Services
ESBが、アダプタと変換サービスをBPELから分離
BPELは、オーケストレーションに集中
40
JBIとは?
fx
サービス・エンジン
(SE)
BPEL
XQuery
JMX
ルール
インストール
モニタリング
ライフサイクル管理
JBI
• メタデータ (WSDL)
• アドレシング (論理ネーミング)
• プラグ・アンド・プレイBC
バインディング
コンポーネント
(BC)
サービス
SOAP
HTTP
Amazon
JC2A
SAP
イン・メモリ
COM
• 最適化されたトランスポートと
データ・フォーマット
• 同期/非同期相互作用
C#
41
JBIにおけるプラグ・アンド・プレイ
サービス・エンジン
(BPELなど)
正規化
メッセージ
(NM)
JMX
インストール
モニタリング
ライフサイクル管理
正規化メッセージ
ルータ (NMR)
サービスAのWSDL
バインディング
コンポーネント
(BC)
抽象
インタフェース
ネイティブ
メッセージ
サービスA
Concrete
Binding
具象Binding
Concrete
バインディング
42
BPELとJBI: 補完的な概念
BPEL
JBI
ビジネス・プロセスと
その実行に着目
ビジネス上の
セマンティクスには
着目しない
サービス自体をホスト サービスをホストし、
せず、メッセージの
サービス間の
仲介もしない
メッセージを仲介
43
Agenda
• SOAとそれを支えるテクノロジの動向
•
•
•
•
SOAとは?
Webサービス
BPMとBPEL
ESBとJBI
• Oracle Fusion Middleware
•
•
•
•
Oracle Fusion Architecture
OC4J / OracleAS Web Services
Oracle BPEL Process Manager
Oracle JDeveloper
• デモンストレーション
44
統合されたポータル
ビジネス インテリ
ジェンス (BI)
アクティビティ
モニタリング (BAM)
Oracle Fusion Architecture
(OFA)
ビジネス プロセス オーケストレーション
プロセス モデル
BPELエンジン
BPELエンジン
Fusion サービス バス
マルチ プロトコル ルーティング
メッセージ変換
サービスとイベントの仲介
Fusion サービス レジストリ
アプリケーション統合サービス
プロセス統合サービス
データ / メタデータ サービス
Oracle Apps
カスタム アプリ
ISV アプリ
9 モデル駆動 (Model driven)
9 SOA (サービス指向) /
EDA (イベント駆動) 対応
(Service & Event enabled)
9 標準準拠 (Standards-based)
9 情報中心 (Information Centric)
9 グリッド対応 (Grid Ready)
グリッド コンピューティング
クラスタリング
プロビジョニング
データ管理
アイデンティティ管理
セキュリティ
構成
ディレクトリ
Webキャッシュ
45
46
J2EE 1.4完全準拠のJ2EEコンテナ
Oracle Containers for J2EE (OC4J)
¾J2EE標準API群をサポート
9サーブレット、JSP、EJB、JTA …
Web
クライ
アント
¾J2SE 1.4に加え、JDK 5.0もサポート
¾EJB 3.0を業界に先駆けてサポート
¾JSF 1.1をサポート
9リッチなUIを提供するJSFコンポーネント
「ADF Faces」も提供
HTTP
Oracle
HTTP
Server
AJP
JNDI
AJP
9O/Rマッピング・フレームワーク「Oracle
TopLink」をベースにした実装
OC4J
Web
コンテナ
JMS
JDBC
J2CA
JTA
¾JDBCデータソースと接続プーリング
ORMI
¾高度なJMS実装を提供
9インメモリ、ファイル、DBベースの永続化
¾ID管理と連携可能なJAAS実装
¾Oracle Identity Management
によるユーザ管理や認証/認可
EJB
クライアント
ORMI
¾Oracle RACと連携した、効率的な
接続管理
EJB
コンテナ
JAXRPC
…
Java VM
47
J2EE 1.4完全準拠のJ2EEコンテナ
Oracle Containers for J2EE (OC4J)
¾カスタムJ2EEアプリケーションのみならず、
Oracle Fusion Middlewareの他の
コンポーネントの実行環境としても利用
優れたパフォーマンス
Multiple
Node
TOPS
アプリケーション実行環境
6000
4000
2000
0
Oracle BEA
IBM
SPECjAppServer2002
¾業界標準J2EEベンチマーク
SPECjAppServerで実証済み
高い可用性と拡張性
¾OC4JがOHS (Oracle HTTP Server) 、
プロセス監視機能 OPMN (Oracle Process
Manager and Notification Server) と連携
¾すべての層にわたるクラスタリング/
スケール・アウトが可能
クライ
アント
ロード
バランサ
HTTP
サーバ層
J2EE
コンテナ層
DB層
OHS
OC4J
Oracle
RAC
48
Webサービス実行環境
OracleAS Web Services
Webサービス
SOAP
クライアント
(J2EE、.NET、 1.1/1.2
BPEL、ポータル、
PL/SQLなど) WS-I BP
1.1準拠
クライアントが
WSDL サービスを検索
SOAP
リクエスト
ハンドラ
POJO (Javaクラス)
PL/SQL、SQL、DML
メッセージ監査
(HTTP、
JMS)
JMS トピック / キュー
CORBA
コンテント・ベース
ロギング
カスタム・プロバイダ
サービス管理
Webコンテナ
ハンドラ
トランザクション
EJBコンテナ
WS-Reliability
プロバイダが
サービスを公開
WSDL
Session Bean
WS-Security
メッセージング
Oracle
Service Registry
セキュリティ
データ・アクセス
サード
パーティ
アダプタ
JMS
リソース
アダプタ
J2CA
アダプタ
プーリング
OC4J
Webサービス関連仕様のサポート
高度な機能
¾JAX-RPC 1.1、 SOAP 1.1/1.2、
WSDL 1.1、UDDI 3.0、
WS-Security 1.0、WS-Reliability
1.0など
¾EJBやJavaクラスのみならず、多様な
リソースをWebサービス化可能
¾Oracle JDeveloperによる容易な
Webサービスやクライアントの開発
49
BPEL準拠のBPM実行基盤
Oracle BPEL Process Manager
ネイティブBPEL実行環境
¾BPEL4WS 1.1に完全準拠
¾BPELをそのまま実行するネイティブ実装
¾他社APサーバ上での利用もサポート
¾J2CA準拠のアダプタを介し、多様な
システム/リソースを統合可能
¾ヒューマン・ワークフローのサポート
¾ルール・エンジン連携 (Oracle、iLog)
¾高い信頼性 (プロセス状態をDBに格納)
¾高いスケーラビリティ
(中間層、DB層でスケール・アウト可能)
SOAライフサイクルをサポート
¾JDeveloperによるサービス開発
¾BPEL Designerによるプロセス開発
¾BPELコンソールによる運用管理
Oracle BPEL
Process Manager
BPEL
Designer
ワークフロー
ルール
BPELエンジン
BPEL
コンソール
XSLT
マッパー
アダプタ
ファクトリ
変換
相関
バインディング
キューイング
Oracle DB
EBS
DB
ファイル
…
J2EEアプリケーション・サーバ
(OracleAS、
WebLogic、JBoss …)
50
BPEL準拠のBPM実行基盤
Oracle BPEL Process Manager
BPEL Designer
¾BPELプロセスの設計・開発ツール
¾GUIで簡単に業務フローを定義可能
¾ビジネス・プロセスの可視化が可能
BPELコンソール
¾BPELサーバの運用管理ツール
¾プロセスのテスト実行や、実行された
プロセスの管理/モニタリングが可能
プロセスの
状態を格納
信頼性の高い実行環境
¾DBにプロセスの状態を格納することで、
BPELサーバに障害が発生してもプロセスを
継続可能
¾中間層/DB層 (RAC) でのスケール・
アウトによる、高可用性とスケーラビリティ
BPELプロセスが
連携する各システム
BPELサーバ
BPEL
リポジトリ
51
Oracle ESB (Enterprise Service Bus)
サービス・バス (ESB)
¾SOAを補完するEDA (イベント駆動
アーキテクチャ) をサポート
¾多様なシステム/サービス間のメッセージ
交換をサポートするサービス・バス
SAP
BPEL PM
Oracle BAM
WSDL
9Webサービス、JMS、J2CA準拠のアダプタ
¾データ変換 (XSLT)、相互参照、
ドメイン値マッピングが可能
¾コンテント・ベース・ルーティング (CBR)
SOAP / HTTP/ Reliable SOAP
JMS - OEMS (Oracle)、MQSeries、Tibco
ローカル、イン・メモリ
容易な設計/開発と運用管理
¾ESB Designer
9ESBの設計/開発のためのJDeveloper
ベースのGUIツール
¾ESBコンソール
9運用管理やモニタリングのためのGUIツール
レガシー
システム
J2EE
.NET
52
Oracle ESB (Enterprise Service Bus)
ESB Designer
¾アダプタ・ウィザード (J2CAアダプタの構成)
¾XSLTマッパー (データ変換)
¾ドメイン値マップ・エディタ
¾相互参照エディタ
¾コンテント・ベース・ルーティングの設定
ESBコンソール
¾ESB実行環境の運用管理ツール
¾イベント/メッセージのモニタリング
BPEL Process Manager連携
¾ESBで、他システムとのメッセージ交換、
単純なルーティングを実行
¾BPEL PMで、複雑なプロセス (例外処理、
並列処理など) やワークフローを実行
53
SOA統合開発環境 (IDE)
Oracle JDeveloper
Java/J2EE開発のためのIDE
Webサービス/SOA開発
¾JDK 5.0、J2EE 1.4、JSF 1.1、
EJB 3.0などをサポートした無償IDE
¾EoDを実現する生産性の高いJ2EE
フレームワーク「Oracle ADF」を提供
¾開発ライフサイクルすべてをサポート
¾XML開発 (XML Schemaエディタ、XSLT
(モデリング、ソース管理、プロファイリングなど)
マッパ、XQuery、XPath、JAXB開発など)
¾Webサービス開発 (JAX-RPC、JSR-181、
クライアント開発、UDDIブラウザなど)
¾BPELプロセス開発 (ビジュアルBPEL開発、
アダプタ・ウィザード、ワークフロー開発など)
54
Oracle JDeveloper
Webサービス開発を支援する機能
Webサービスとクライアントの開発
¾ボトム・アップ開発 (既存のJavaクラス、EJB、
PL/SQLなどをWebサービス化)
¾トップ・ダウン開発 (WSDLから実装を生成)
¾クライアント開発 (WSDLからスタブを生成)
¾JAX-RPC 1.1、WS for J2EE 1.1、
JSR-181 (アノテーションによる開発) 、WSIF、
WS-Security、WS-Reliability …
生産性を高める各種機能
¾ビジュアルWSDLエディタ
(複雑なWSDLを可視化)
¾UDDIブラウザ (レジストリからの検索、
レジストリへの公開)
¾HTTPアナライザ
(SOAPメッセージをキャプチャ)
55
Oracle JDeveloper
BPEL開発機能 (Oracle BPEL Designer)
ビジュアルBPELプロセス開発
¾ドラッグ&ドロップでBPELプロセスを開発
¾プロセスの可視化/モデリング
¾BPELサーバへのワンクリック・デプロイ
¾サード・パーティBPMNモデリング・ツール
との連携も可能
BPEL開発を支援する各種機能
¾XML Schemaエディタ (XML要素を定義)
¾XSLTマッパ (XML変数間の変換を定義)
¾アダプタ・ウィザード (Webサービス以外の
リソース/システムとの連携をサポート)
¾ヒューマン・ワークフロー・ウィザード
¾WSILブラウザ / UDDIブラウザ
(既存サービスの検索)
56
Agenda
• SOAとそれを支えるテクノロジの動向
•
•
•
•
SOAとは?
Webサービス
BPMとBPEL
ESBとJBI
• Oracle Fusion Middleware
•
•
•
•
Oracle Fusion Architecture
OC4J / OracleAS Web Services
Oracle BPEL Process Manager
Oracle JDeveloper
• デモンストレーション
57
デモンストレーション
1. POJOを作成し、JAX-RPC Webサービスとして公開
2. BPELプロセスを作成し、 Webサービスを呼び出す
3. JSFで、BPELプロセスを起動するWebページを作成
JSF
Webアプリ
BPEL
プロセス
JAX-RPC
Webサービス
58
まとめ
• SOAに関連するテクノロジの動向についてご紹
介してきました
• ですが、SOAの本質は、テクノロジではなく、ITア
ーキテクチャのコンセプトです
• 標準仕様の動きをウォッチしつつも、それを待っ
ていてはいつまで経っても始められません。
• オラクルが提供するSOA開発/実行環境で、SOA
の第一歩を踏み出してみましょう!
59