Bridge Report Minori ソリューションズ(3822)

ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
Bridge Report
北村 正人 社長
http://www.bridge-salon.jp/
Minori ソリューションズ(3822)
会社名
(株) Minori ソリューションズ
証券コード
3822
市場
東証 1 部
業種
情報・通信
社長
北村 正人
所在地
東京都新宿区西新宿 2-4-1 新宿NSビル
事業内容
独立系システム開発会社。基幹系・Web 系開発、IT インフラ基盤構築、データ解析に強
み。金融、製造、運輸、電力、流通等幅広い分野で開発から保守・運用・ヘルプデスクま
で提供するトータルソリューションを展開。中堅・中小企業にも直販顧客拡大。
決算月
3月
HP
http://minori-sol.jp/
- 株式情報 -
株価
発行済株式数(自己株式を控除)
840 円
DPS(予)
時価総額
8,789,244 株
配当利回り(予)
26.00 円
EPS(予)
3.1%
ROE(実)
7,383 百万円
PER(予)
84.19 円
売買単位
12.5%
BPS(実)
10.0 倍
100 株
PBR(実)
668.59 円
1.3 倍
*株価は 6/22 終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
- 非連結業績推移 -
決算期
(単位:百万円、円)
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
EPS
DPS
2013 年 3 月(実)
13,601
650
658
400
45.61
32.00
2014 年 3 月(実)
13,323
824
836
506
57.63
34.00
2015 年 3 月(実)
13,922
1,065
1,089
692
78.80
38.00
2016 年 3 月(実)
14,768
1,057
1,078
702
79.93
29.00
2017 年 3 月(予)
15,200
1,150
1,150
740
84.19
26.00
*予想は会社予想。2015 年 8 月、1 株を 2 株に分割。
Minori ソリューションズの会社概要及び成長戦略について、2016 年 3 月期決算の概要と共に、ブリッジレポートにてご報告致し
ます。
―目次―
1.会社概要
2.2016 年 3 月期決算
3.2017 年 3 月期業績予想
4.北村社長に聞く
5.今後の注目点
1
ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
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今回のポイント
・ソフトウェア開発及びシステム運用管理を二本柱とし、銀行・クレジット等の金融や製造を中心に幅広い業種・業態向けにサービス
を提供している。安定したキャッシュ・フローを背景にスリムで流動性に富んだ財務体質を有し、営業利益率の改善が続いており、
16/3 期では、6 月の東証 2 部への市場変更を経て、12 月に東証 1 部銘柄に指定された。
・16/3 期業績は前期比 6.1%の増収、同 0.8%の営業減益。製造向けの CAE ソリューションの好調も含めて、金融、製造、運輸を
中心にソフトウェア開発の売上が同 12.4%増と伸びたものの、単価の高騰による外注費の増加に加え、市場変更費用及び
税制改正に伴う事業税の負担増等により販管費が増加した。17/3 期は前期比 2.9%の増収、同 8.7%の営業増益予想。主力の
金融は、マイナス金利の影響で下期以降の投資に不透明感があり、製造も新興国景気の影響が懸念されるとして慎重にみている。
ただ、粗利率の向上と、市場変更費用等の影響一巡で営業利益率の改善が見込まれる。
・大手の優良顧客と顧客グリップの強さが同社の特徴の一つであり、流動性と安定性を兼ね備えた財務体質や合併以来の継続的
な営業利益率の改善に裏打ちされた管理能力の高さも併せ持つ。加えて、地方での安定した収益基盤や今後の成長が期待できる
CAE ソリューション等、他社にない強みも有している。株式を上場する同業者が多く、特徴をアピールする事が難しい業界に属する
ものの、安定した事業基盤を背景に他社にない強みを活かした事業展開で成果をあげる事ができれば、独自の事業領域を持った
情報サービス企業として存在感を高める事ができるのではないだろうか。
1.会社概要
ソフトウェア開発とシステム運用管理を二本柱に、ソフトウェア開発に付随するハードウェアや汎用パッケージソフト等の販売を手掛
けている。銀行・クレジット等金融機関向けを中心に常駐型のシステム開発及び運用を強みとした(株)JSC と、製造・運輸・流通等の
幅広い分野で一括請負型のシステム開発を手掛けていた(株)イーウェーヴが、2010 年 4 月に合併して(株)Minori ソリューションズと
して新たなスタートを切った。商号にある「Minori」とは、粒が集まって集団を形成する稲穂をイメージしたもので、実を結ぶ、果実が
実る事を意味しており、合併後の新体制において、全社員が集結し、一体となって企業価値の更なる向上を目指し、顧客・ステークホ
ルダー・社員の「実り」として成果を上げていくという思いが込められている。
【企業理念・行動指針】
企業理念
私たちは常に高い志をもち、成長・挑戦し続けることにより、情報技術を通じ豊かな実りある社会創りに貢献します。
行動指針
1.信頼の確保:私たちは、守るべき法令に加え、公正な取引の確保、お客さまにかかわる情報の守秘義務、 個人情報の適正な
管理等の基本的なルールを遵守し、誠実で公正な企業活動を遂行いたします。
2.お客さまとの共生:私たちは、常にお客さまとの信頼関係の維持・向上に努め、お客さまの繁栄と共に自社の発展を目指しま
す。
3.自己改革の継続:私たちは、常に高い志をもち、自己改革を図り挑戦し、成長していきます。
2
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売上高・経常利益の推移(百万円)
20,000
1,500
15,000
1,000
10,000
500
5,000
0
0
06/3
07/3
08/3
09/3
10/3
11/3
売上高
12/3
13/3
経常利益
14/3
15/3
16/3
17/3 予
【事業内容】
事業は、IT コンサルを含めた、システムやソフトウェアの開発、更改等のソフトウェア開発事業、開発したシステムの運用や保守・管
理、或いはヘルプデスク等を手掛けるシステム運用管理事業、及びシステム開発に付随する機器販売を行うシステム機器販売事業
の 3 事業に分かれ、売上構成比は、それぞれ 73.1%、23.4%。3.6%。
ソフトウェア開発事業では、金融機関向けサービスの大半がセキュリティの面から常駐型で提供されており、その他の業種向けは一
括請負型が多い。システム運用管理事業では、顧客のデータセンターに常駐してのエンドユーザーのシステムの運用管理、エンドユ
ーザーの施設内での運用管理、及びネットワークを介しての運用管理がある。また、システム機器販売事業は、開発に付随して機器
を納入するケースが減っている事に加え、クラウドへの移行もあり、減収傾向が続いているが、元来、単純な機器販売の利益貢献は
少なく、利益面での影響は軽微である。
16/3 期セグメント別売上高・利益
(単位:百万円)
売上高
ソフトウェア開発
構成比
前期比
営業利益
構成比
前期比
10,792
73.1%
+12.4%
1,428
80.7%
+15.4%
システム運用管理
3,449
23.4%
-6.6%
331
18.7%
-16.2%
システム機器販売
527
3.6%
-15.7%
10
0.6%
-75.2%
-
-
-
-713
-
-
14,768
100.0%
+6.1%
1,057
-
-0.8%
調整額
合計
エンドユーザー業種別では、常駐型が多い金融が 37.0%を占め、次いで幅広いカテゴリーのメーカーと取引がある製造が 19.9%。こ
の他、情報、流通・サービス他、運輸、公共・エネルギー、通信、がそれぞれ 7~10%、と常駐型が中心の金融の比率が高いものの、
これを除くと、エンドユーザーの業種は分散されている。また、上位 10 社が売上高の 50%を占め、上位 30 社では 75%、と上位企業
への依存度が高いが、上位企業は、振れはあっても一定の継続的投資が期待できる優良企業が名を連ねており、上記の通り業種
が分散されているため、受注・売上は安定している。
尚、製造の売上には、SIer としては珍しい CAE(computer aided engineering)ソリューションの売上も含まれている。CAE ソリューション
とは、例えば、新車開発の場合、開発中の新車のデータ(デザインデータや材料データ)を基に 3D で新車を再現し(外観だけでなく、
内部構造も含めて再現)、衝突・空力試験等の設計に関わるあらゆるシミュレーションを行う。このシミュレーションのデータを同社の
構造および流体解析技術者が解析し、解析結果をレポートにまとめ自動車メーカーに提出する。自動車メーカーはこのレポートを活
用する事で、実証実験の回数を減らす事ができる。取引先は自動車メーカーが中心だが、航空機、発電設備、人工衛星、スマホ等へ
ユーザーが広がりつつある。
16/3 期エンドユーザー業種別売上高
売上高
(単位:百万円)
構成比
売上高
構成比
金融
5,468
37.0%
運輸
1,228
8.3%
製造
2,944
19.9%
公共・エネルギー
1,203
8.1%
情報
1,474
10.0%
通信
1,053
7.1%
流通・サービス他
1,398
9.5%
合計
14,768
100.0%
【ROE 分析】
3
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12/3 期
ROE
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13/3 期
10.72%
14/3 期
9.34%
15/3 期
10.93%
16/3 期
13.56%
12.46%
売上高当期純利益率
3.21%
2.95%
3.80%
4.97%
4.76%
総資産回転率
1.89 回
1.79 回
1.78 回
1.78 回
1.77 回
レバレッジ
1.77 倍
1.77 倍
1.62 倍
1.53 倍
1.48 倍
*ROE(自己資本利益率)は「売上高当期純利益率(当期純利益÷売上高)」、「総資産回転率(売上高÷総資産)」、「レバレッジ(総資産÷自己資本、
自己資本比率の逆数)」の 3 要素を掛け合わせたものとなる。ROE = 売上高当期純利益率 × 総資産回転率 × レバレッジ
*上記は決算短信及び有価証券報告書のデータを基に算出しているが、算出に際して必要となる総資産及び自己資本は期中平残(前期末残高と当
期末残高の平均)を用いている(決算短信及び有価証券報告書に記載されている自己資本比率は期末残高で算出されているため、その逆数と上記
のレバレッジは必ずしも一致しない)。
2.2016 年 3 月期決算
(1)非連結業績
(単位:百万円)
15/3 期
売上高
構成比
16/3 期
構成比
前期比
期初予想
予想比
13,922
100.0%
14,768
100.0%
+6.1%
14,200
+4.0%
売上総利益
2,144
15.4%
2,212
15.0%
+3.2%
-
-
販管費
1,078
7.7%
1,155
7.8%
+7.1%
-
-
営業利益
1,065
7.7%
1,057
7.2%
-0.8%
1,080
-2.1%
経常利益
1,089
7.8%
1,078
7.3%
-1.0%
1,090
-1.0%
692
5.0%
702
4.8%
+1.4%
693
+1.4%
当期純利益
※数値には(株)インベストメントブリッジが参考値として算出した数値が含まれており、実際の数値と誤差が生じている場合があります(以下同じ)。
前期比 6.1%の増収、同 0.8%の営業減益
売上高は前期比 6.1%増の 147 億 68 百万円。一部案件の終了(エンドユーザーがデータセンターを変更したため)等でシステム運用
管理の売上が同 6.6%減少したものの、製造向けの CAE ソリューションを含めて、金融、製造、運輸を中心にソフトウェア開発の売上
が同 12.4%増と伸びた。
一方、営業利益は同 0.8%減の 10 億 57 百万円。単価の高騰による外注費の増加(16.1%増)等で売上総利益率が 0.4 ポイント低下す
る中、人材の採用・育成費用、市場変更費用、及び株主優待費用や税制改正に伴う事業税の増加等で販管費が同 7.1%増加し利益
を圧迫した。
期末配当金は 1 株当たり東証 1 部指定記念配 3 円を含む 15 円。東証 2 部市場変更記念配 3 円を含む 14 円を実施した上期末配当
14 円と合わせて年 29 円となった(2015 年 8 月に 1 株を 2 株に分割しているため実質的には 58 円。15/3 期は 38 円)
(2)セグメント別・ユーザー別動向
セグメント別動向
(単位:百万円)
15/3 期
構成比
16/3 期
構成比
前期比
ソフトウェア開発
9,603
69.0%
10,792
73.1%
システム運用管理
3,693
26.5%
3,449
23.4%
-6.6%
システム機器販売
625
4.5%
527
3.6%
-15.7%
13,922
100.0%
14,768
100.0%
+6.1%
1,238
73.9%
1,428
80.7%
+15.4%
395
23.6%
331
18.7%
-16.2%
売上高
ソフトウェア開発
システム運用管理
システム機器販売
+12.4%
41
2.5%
10
0.6%
-75.2%
調整額
-609
-
-713
-
-
営業利益
1,065
-
1,057
-
-0.8%
ソフトウェア開発は、金融、製造、運輸、電力等での開発が順調に進み、売上が 107 億 92 百万円と同 12.4%増加し、営業利益は 14
億 28 百万円と同 15.4%増加した(営業利益率:12.9%→13.2%)。
4
ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
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一方、システム運用管理は、エンドユーザーのセンター変更に伴う一部案件の終了で売上が 34 億 48 百万円と同 6.6%減少し、営業
利益も 3 億 31 百万円と同 16.2%減少した(営業利益率:10.7%→9.6%)。もっとも、売上の減少は営業利益率の高いソフトウェア開発
に人員をシフトさせた影響もある。JAVA プログラミングへのスキル転換講習等を受けた 48 名をローテーションでソフトウェア開発へ
シフトさせた。
システム機器販売は売上高 5 億 27 百万円(同 15.7%減)、営業利益 10 百万円(同 75.2%減)。契約期間が 7 年に及ぶ地銀のインフ
ラ構築案件を手掛けており、この案件に係るシステム機器の販売が売上の大半を占めている。近年、開発に付随して機器を納入す
るケースが減っている事に加え、クラウドへの移行もあり、当セグメントの売上は減少傾向が続いている。しかし、もともと機器販売の
利益貢献は少なく、利益面での影響は軽微である。
(単位:百万円)
エンドユーザー業種別動向
15/3 期
構成比
16/3 期
構成比
前期比
金融
4,852
34.9%
5,468
37.0%
+12.7%
製造
2,529
18.2%
2,944
19.9%
+16.4%
情報
1,512
10.9%
1,474
10.0%
-2.5%
流通・サービス他
1,781
12.8%
1,398
9.5%
-21.5%
運輸
1,003
7.2%
1,228
8.3%
+22.4%
938
6.7%
1,203
8.1%
+28.3%
通信
1,307
9.4%
1,053
7.1%
-19.4%
合計
13,922
100.0%
14,768
100.0%
+6.1%
公共・エネルギー
金融では、銀行、保険、クレジットカード、信販等のシステム統合案件、業務システム更改案件等が増加。3 メガバンクでは、統合案件
が寄与した 1 グループ向けが伸びた他、他の 2 グループ向けも複数案件を手掛け売上が増加した。
製造では、生産管理システム・基幹システムの開発や CAE ソリューション等、メーカー各社の競争力強化に向けた案件の取り込みが
進んだ。CAE ソリューションは、主要顧客の自動車メーカーに加え、航空機、発電設備、人工衛星、スマホ等への営業領域拡大策が
奏功し、繁忙を極めた。
この他、運輸では、システム開発と運用で 20 年来の取り引きがある大手物流会社を中心に、サービスの高付加価値化に向けたシス
テム投資や各種業務システムの更改案件が堅調に推移した。公共・エネルギーでは、電力自由化に伴う料金システム開発や各種業
務システムの更改案件で電力向けが増加した。
一方、システム運用管理を中心に通信の売上が減少した他、前期の大型案件の反動で流通・サービスも減少(Web 系システム開発
で安定した需要があったが)。大手キャリア各社の設備投資が端境期にある通信も減少した。
(3)財政状態及びキャッシュ・フロー(CF)
財政状態
15 年 3 月
(単位:百万円)
16 年 3 月
15 年 3 月
16 年 3 月
現預金
4,420
5,070
仕入債務
624
577
売上債権
2,507
2,186
未払金・未払費用
229
238
未払法人税・消費税等
595
367
退職給付・役員退職引当金
416
477
負債
2,921
2,499
たな卸資産
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他
固定資産
55
71
7,181
7,531
131
111
94
71
純資産
5,396
5,876
910
660
負債・純資産合計
8,318
8,375
1,137
844
有利子負債合計
725
502
期末総資産は前期末とほぼ同水準の 83 億 75 百万円。同社は、流動性に富み、かつ、長期安定性にも優れた財務体質を有する。現
預金が総資産の 60.5%を占め、実質無借金経営で自己資本比率は 70.2%。投下資本利益率は 10.6%。
5
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キャッシュ・フロー(CF)
(単位:百万円)
15/3 期
16/3 期
前期比
営業キャッシュ・フロー(A)
956
839
-116
-12.2%
投資キャッシュ・フロー(B)
-19
250
+269
-
フリー・キャッシュ・フロー(A+B)
936
1,089
+153
+16.4%
財務キャッシュ・フロー
-301
-439
-137
-
現金及び現金同等物期末残高
4,340
4,990
+650
+15.0%
営業 CF は安定しており、16/3 期は 8 億 39 百万円の黒字。投資有価証券の償還で投資 CF も黒字となり、10 億 89 百万円のフリー
CF を確保した。財務 CF のマイナスは短期借入金の返済と配当の支払いによる。
3.2017 年 3 月期業績予想
(1)非連結業績
(単位:百万円)
16/3 期 実績
売上高
構成比
17/3 期 予想
構成比
前期比
14,768
100.0%
15,200
100.0%
+2.9%
営業利益
1,057
7.2%
1,150
7.6%
+8.7%
経常利益
1,078
7.3%
1,150
7.6%
+6.6%
702
4.8%
740
4.9%
+5.3%
当期純利益
前期比 2.9%の増収、同 8.7%の営業増益予想
売上高は前期比2.9%増の152億円。運輸の好調が続く他、公共・エネルギー等も堅調な推移が見込まれるが、設備投資の端境期が
続く通信や、マイナス金利の影響が懸念される金融及び新興国景気の影響が懸念される製造の先行き不透明感等で慎重な見通しと
なった。
営業利益は同 8.7%増の 11 億 50 百万円。外注単価の高止まりを前提としているが、市場変更費用や事業税増税の影響が一巡し営
業利益率の改善が見込まれる。
配当は 1 株当たり記念配当 6 円を落とし、普通配を 3 円増配の年 26 円を予定している(上期末 3 円、期末 3 円)。
(2)エンドユーザー業種別見通し
金融
銀行は、統合案件、海外案件等で足元の需要は堅調だが、マイナス金利の影響による収益の悪化で下期以降の投資が抑制され
る懸念がある。一方、銀行系と消費者金融の合従連衡に伴うシステム統合・更改が遅れており、新興カード会社との競争激化にも
対応するためシステム投資を強化しているクレジットカード会社の案件取り込みに力を入れていく考え。
製造
生産管理システムや基幹系システムの開発需要が堅調な事に加え、自動車向け CAE ソリューション業務が拡大している。ただ、
中国をはじめとする新興国景気いかんでは、メーカー各社の設備投資にブレーキがかかる恐れがある。
運輸
懸念材料がなく、最も見通しの明るい業種である。良好な受注環境が続く見込み。アジアの物流展開やロジスティック改革に伴うシ
ステム開発・更改需要は旺盛で、専用端末のスマホ化等、新サービス展開を目的としたシステム開発需要等も見込まれる。
流通
パッケージベンダーとの連携による ERP ソリューション受注が進捗しているものの、業界各社の投資動向には差があり全体として
は横ばいの状態が続く見通し。
公共・エネルギー
電力は自由化関連の需要が一段落しており、原発再稼働問題で総じて新規投資には慎重。ただ、2020 年の発送電分離に向けた
案件が、下期以降、徐々に立ち上がってくる見込み。一方、公共は IT 活用支援やシステム基盤構築案件で堅調な推移が見込まれ
る。
通信
大手キャリア各社の設備投資の端境期が続く見込みで、最も見通しの厳しい業種である。
6
ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
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サービス
ネットを活用したサービス展開のための Web システム開発の需要が旺盛だが、受注競争が激化している。このため、無理な受注
は避け、既存顧客の保守・更改サポートに注力していく考え。
4.北村社長に聞く
CAE ソリューションや地方拠点を活かした地方創生事業等、合併によって引き継いできた他の SIer に見られない技術や経営資源を
有する。そして、この技術や経営資源に、経験や知見をインテグレイトする事で他の SIer と異なるビジネスモデルを確立したいと言う。
東京・新宿の本社に北村正人社長をお訪ねして、成長戦略等について伺った。
【強み・特徴】
当社はソフトウェア開発とシステム運用管理を二本柱としており、開発から稼働後の運用管理までを一貫して手掛けているケースが
多い。エンドユーザーは、金融の比率が高いものの、製造、情報、流通・サービス、運輸、公共・エネルギー、通信、とバランス良く分
散している。
また、売上高の 50%を取引先上位 10 社が占め、75%を上位 30 社が占めている。上位取引先への依存度が高いが、業種が分散さ
れている事に加え、開発から運用管理までのサービスを一貫して提供しているケースが多いため、安定した収益基盤となっている。
いずれも、業界トップまたは、トップクラスの優良企業であり、付き合いの長い企業が多い。
この結果として、財務内容も胸を張れるものになっている。例えば、100%を超えていれば短期的な支払い能力が安全とされる「流動
比率」が 377%、100%未満であれば長期的に安全と言われている「固定比率」は 14.4%にとどまる。前年、株式市場で話題になった
ROE は 12.5%で 14/3 期以降、10%を超えて推移している。調達した資金の効率性を示す投下資本利益率も 10%を超えている。
他社にない特徴としてアピールしたいのは、構造解析や流体解析等の CAE ソリューションで実績を有する事や、本社や大阪支社の
他に、仙台、松本、名古屋、福岡の各事業拠点が地域経済に貢献しながら収益をあげている事だ。また、他社にない特徴という訳で
はないが、ERP 等のプロダクトソリューションが新たな分野として育ってきている。
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資産の推移(百万円)
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6,000
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負債・純資産の推移(百万円)
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流動資産(左軸)
固定資産(左軸)
現預金(右軸)
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純資産(左軸)
負債(左軸)
有利子負債(右軸)
【CAE ソリューション、地方拠点を活用したビジネス展開】
合併によって設立された当社は、被合併会社の優れた技術や経営資源を引き継いできた。その一つが CAE ソリューションであり、地
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ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
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方拠点を活用したビジネス展開である。
CAE ソリューション
CAE とは、コンピュータを活用して設計や製造等の事前検証を行う事で開発期間の短縮や開発コストの低減を図るエンジニアリング
手法だ。当社はそのアウトソーサーとして、CAE ビジネスを展開している。新車開発の際の構造解析であれば、開発中の新車のデザ
インデータや材料データを自動車メーカーから受け取り、これを基に外観だけでなく内部構造も含めて 3D で新車を再現し、衝突や空
力試験等の設計に関わるあらゆるシミュレーションを行う。このデータを当社の構造解析技術者が解析し、解析結果をレポートにまと
め自動車メーカーに提出する。自動車メーカーはこのレポートを活用する事で各種実証実験の回数を減らす事ができるため、開発期
間の短縮や開発コストの低減につながる。
専門知識を有する解析技術者が必要なため、他に手掛けている SIer はなく、新規参入にはハードルが高い。当社は構造解析や流体
解析で自動車メーカーと取引があるが、現状、一般的には自動車メーカーの社内対応がほとんどで、アウトソーシング化は少ない。
加えて、CAE と「IoT (Internet of Things)」を連動させれば、エンジンや各種部品の老朽化や交換時期の情報を管理する事もできる。
「IoT」システムを構築する上で必要となる基盤構築も当社の得意とするところだ。いずれにしても、自動車業界の今後の情報通信化
の進展を考えると、CAE ソリューションを通して自動車メーカーの開発・設計部門との関係を構築している事の意義は大きい。歪みや
部品の老朽化の把握等、材料工学も取り入れて CAE の応用を追求していきたい。
事業拡大には CAE の解析技術者の増員が不可欠な事に加え、成長市場とは言え、自動車分野以外の業種にも取引を広げる事でリ
スク分散を図っていく必要もある。SE の場合、不況期には、システム運用管理にシフトさせる事ができるが、CAE の専門技術者は他
の業務へシフトさせる事ができないからだ。リーマン・ショックのような不況の再来がないとは言いきれない。このため、現在、航空機
(ヘリコプター)、発電設備、人工衛星、スマホ等へ営業領域を広げており、徐々に成果も出始めている。
地方拠点を活用したビジネス展開
地方拠点を活用したビジネス展開としては、仙台、松本、名古屋、福岡の各拠点で電力等のエネルギー関連や ERP 等のプロダクトソ
リューションを強化する他、仙台で試験的に始めたニアショア事業を育成・拡大させていく。地方は大手との競合が少ない一方で、当
社は地場の開発会社に対して上場企業としての比較優位を有するため収益は安定している。しかし、現状に甘んじる事なく成長ドラ
イバーの一つとして強化していきたい。
当社のプロダクトソリューションは、(株)NTT データビズインテグラルの ERP パッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」、SCSK(株)の
ERP パッケージ「ProActiveE2(プロアクティブ)」に加え、(株)NTT データイントラマートの統合型フレームワーク「intra-mart(イントラマ
ート)」等で実績を積み上げており、現在、10 億円規模だ。プロダクトベンダーとのアライアンスで事業展開していくが、長期的には自
社ブランドを育成していきたい。
一方、ニアショア事業は当社がリーダーとなって地元のソフトウェア会社を束ねて、東京本社や大阪支社等で受注した案件の開発を
行うもの。地方に拠点を有する当社ならではの事業でもあり、地元経済の活性化にもつながる事業である。
【成長戦略 - 中期経営計画 -】
成長戦略は中期経営計画に示した通りだ。中期経営計画では、経営目標として、「高収益体質の実現」、「Minori ブランドの確立」、及
び「信頼度の向上」を掲げている。
経営目標
高収益体質の実現
Minori ブランドの確立
重点施策
・エンドユーザー直接取引の拡大
・システム運用分野の改革、新たな運用ソリューションの展開
・戦略的アライアンス先との取引拡大
・電力・公共分野の事業拡大
・ソリューションビジネスの拡大(ERP、CAE、ビッグデータ)
・技術力・品質の向上
・付加価値の高いいソリューションの提供
・環境の変化に合わせた内部統制の見通し、ガバナンスの強化
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信頼度の向上
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・採用・育成の強化
・ダイバーシティ経営
・業務環境の整備
・社員・組織間の連携、コミュニケーションの促進
「高収益体質の実現」に向けては、単価の引上げとサービスの高付加価値化が必須であり、この一環として、現在、40%程度のエン
ドユーザーとの直接取引比率を引き上げていく。主要顧客である銀行との取引は、通常、情報子会社経由での取引となるが、一部の
銀行とは利用者向けシステムの開発で直接取引が始まっている。また、現在は、業界トップまたは、トップクラスの企業との取引が多
いが、システム関係の人材が手薄な中堅・中小企業との取引にも力を入れ、情報システム部門の業務を当社が一括して請け負う事
業を育成していく。特に IT を活用したビジネスを展開するベンチャー企業等については、業務システムだけでなく、ビジネスに活用す
るシステムについても、ニーズに応じた独自システムの開発から運用管理までを一貫して支援していく。ユーザーとより緊密な関係
を構築する事で上流工程からかかわる事ができれば、付加価値も高まり労働集約型ビジネスからの脱却につながる。
電力・公共分野の事業拡大では、2020 年にスタートする発送電分離に関連した開発需要を取り込んでいく。今下期以降、徐々に案件
が立ち上がってくる見込みだ。
この他、ERP 等のプロダクト、CAE、ビッグデータ等でソリューションビジネスを拡大させたい。このうち ERP 等のプロダクトや CAE に
ついては、既に説明した通りだ。ビッグデータについては、当社がビッグデータ解析を行うのではなく、大量のデータを効率よくハンド
リングする仕掛けづくりにフォーカスしていきたい。
新たな分野へのビジネス展開
既に説明した事と重なる部分があるが、「IoT」、「エネルギー」、「データ解析」、「地方創生」、「グローバル対応」をキーワードに新たな
分野にも展開していきたい。
「IoT」と CAE を連動させる事でエンジニアリングサービスを強化し、自動車分野等で開発・設計段階からの関与につなげていく。「エネ
ルギー」では、電力自由化のノウハウを活用して、ガスの自由化へ対応していく。「データ解析」では、既にビッグデータ解析の支援を
始めており、この 1 月に提携した日本コンピュータ・ダイナミクス(株)の高速ツールを活用したソリューション等も展開していく。日本コ
ンピュータ・ダイナミクス(株)は、当社と得意分野が異なり、顧客の重複も少ないため様々な分野で相互補完が期待できる。「地方創
生」は既に説明した通りだ。「グローバル対応」は、ユーザーの製品開発がグルーバル化していく事に対応するもので人材の育成が
課題だ。CAE ソリューションでは、一部の構造解析案件でインド企業を活用している。
【投資家へのメッセージ】
2010 年4 月の合併によって設立された当社は、様々な技術の集合体でもあり、被合併会社の優れた技術や経営資源を引き継いでい
ますが、いずれも現在は「点」に過ぎません。しかし、ユーザーの視点で考え、引き継いできた技術や経営資源に経験や知見をイン
テグレイトし、「面」とする事ができれば、従来とは異なる新たなビジネスモデルの創造と労働集約型からの脱却につながっていくと考
えています。
合併から 6 年が経過し、財務基盤と事業基盤の整備が進み、東証 1 部市場への指定も受ける事ができました。今後は、既存事業の
収益力強化と新たな分野への展開により、独自の事業領域を持った情報サービス企業として存在感を高め行きたいと考えています。
より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
5.今後の注目点
大手の優良顧客と顧客グリップの強さが同社の特徴の一つであり、流動性と安定性を兼ね備えた財務体質や合併以来の継続的な
営業利益率の改善に裏打ちされた管理能力の高さも併せ持つ。加えて、地方での安定した収益基盤や今後の成長が期待できる
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ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
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CAE ソリューション等、他社にない強みも有している。
また、「高収益体質の実現」に向けた取り組みとして示された、中堅・中小企業の情報システム業務の一括請負やベンチャー企業の
IT 支援は実現に向けたハードルは高いのだろうが興味深い取り組みであり、CAE ソリューションをきっかけにメーカーの開発・設計部
門との直接取引を拡大させる事ができれば、ポテンシャルを大きく高める事ができるだろう。
株式を上場する同業者が多く、特徴をアピールする事が難しい業界に属するものの、安定した収益基盤を背景に他社にない強みを
活かした事業展開で成果をあげる事ができれば、独自の事業領域を持った情報サービス企業として存在感を高める事ができるので
はないだろうか。
参考:コーポレートガバナンスについて
◎組織形態及び取締役、監査役の構成
組織形態
監査等委員会設置会社
取締役(監査等委員以外)
8 名、うち社外 1 名
取締役 監査等委員
4 名、うち社外 3 名
※ 、2015 年 6 月 28 日開催の第 36 回定時株主総会で承認され監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行した。
◎コーポレートガバナンス報告書
同社はコーポレートガバナンス・コード適用以降のコーポレートガバナンス報告書を 2016 年 2 月 28 日に提出している。
<実施しない主な原則とその理由>
原則
原則 1-4
いわゆる政策保有株式
原則 3-1
取締役報酬決定の方針と手続
原則 4-2
取締役会の役割・責務(2)
実施しない理由
当社は、円滑な事業運営、取引関係の維持・強化などを目的として、中長期的な経済合理性
や将来見通しを総合的に勘案した上で、必要と判断される場合に限り、株式を政策的に保
有します。保有する株式については、経済合理性や事業環境の変化などを踏まえ、取締役
会にて適宜見直しを行ってまいります。政策保有の株式の議決権行使については、議案の
内容を精査し、必要に応じて企業との対話を行い、当社の株主価値向上に資するものか否
かを判断した上で、適切に行使いたします。
(3)取締役の報酬については、株主総会の決議による報酬総額の限度内で、会社の業績や
経営内容、経済情勢等を考慮し、社外取締役を含めた取締役会の決議により決定しており
ます。ただし、報酬額についての具体的な手続については定めておりませんが、今後検討
してまいります。
業務遂行の実施責任を担う執行役員等の提案活動は、会社の活性化・会社の持続的な成
長に不可欠なものと認識しております。中期経営計画策定において各業務執行取締役及び
執行役員の担当業務ごとの中期経営計画の策定を行い、執行役員会で十分議論し取締役
会で承認を行っております。
また取締役執行役員の報酬については、中長期的な会社の業績や潜在的リスクを反映さ
せ、インセンティブ付与等を検討してまいります。
<開示している主な原則>
原則
原則 1-7
関連当事者間の取引
原則 3-1
情報開示の充実
実施しない理由
当社では、取締役及び取締役が実質的に支配する法人との競業取引及び利益相反取引
は、取締役会での審議・決議を要することとしております。
また、取引条件及び取引条件の決定方針等については、株主総会招集通知や有価証券報
告書等で開示しております。
当社役員が実質的に支配する法人及び主要株主が当社顧客として取引を行う場合、会社に
不利益とならない体制を整えております。
(1)企業理念や行動指針、中期経営計画を当社ホームページにて開示しております。
(2)コーポレートガバナンスの基本方針を当社ホームページ、コーポレートガバナンス報告書
等にて開示しております。
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ブリッジレポート(3822) 2016 年 6 月 28 日
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(3)上記【コーポレートガバナンス・コードの各原則を実施しない理由】に記載のとおりです。
(4)監査等委員でない取締役候補者については、当社の持続可能な成長と企業価値向上に
資する候補者であるかを基準に選定し、候補者との対話の機会を持った上で、社内規定に
基づき取締役会にて決定しております。また、監査等委員である取締役候補については、当
社の健全な経営と社会的信用の維持向上に資する人物で、中立的・客観的に監査を行うこ
とのできる候補者であるかを基準に選定し、検討した上で、最終的に取締役会にて決定して
おります。
原則 5-1
株主との建設的な対話に関する方針
なお、社外取締役の独立性判断基準を、株主総会招集通知にて開示しております。
(5)社外取締役候補者及びその他の取締役候補者の選任理由を株主総会招集通知にて開
示しております。また候補者全員の経歴を株主総会招集通知の参考資料として付しておりま
す。
ディスクロージャー・ポリシーを当社ホームページに開示しております。
当社では、IR担当取締役を選任するとともに、経営企画室をIR担当部署としております。
株主や投資家に対しては、決算説明会を半期に1回開催するとともに、逐次、スモールミー
ティングを実施しております。
Minori ソリューションズの適時開示情報の他、レポート発行
時にメールでお知らせいたします。
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登録解除の方は、こちらよりご変更ください。
(株)インベストメントブリッジの発行するブリッジレポートや投
資家向け会社説明会の映像情報をつぶやいています。
本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。また、本レポートに記載されている情報及び見解は当社
が公表されたデータに基づいて作成したものです。本レポートに掲載された情報は、当社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、
その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。当該情報や見解の正確性、完全性もしくは妥当性についても保証するものではなく、
また責任を負うものではありません。本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあり、本レポートの内容等につきましては今
後予告無く変更される場合があります。投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
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