青森県男女共同参画センター情報ライブラリー作成 1/4 デートＤＶも大人のＤＶも同じく暴力であり、人権を侵害する行為です。デートＤＶは暴力であり人権侵害です。デートＤＶの定義「デートＤＶ」とは、交際相手からの暴力をいいます。ＤＶは、大人の間だけにおこることではありません。若い人々の交際にも、男女の不対等な力関係による暴力支配が存在しています。出典：ＨＰ『女性のためのＤＶ相談室 by NPO 法人全国シェルターネット』束縛≠愛情大人のＤＶもデートＤＶもまったく変わりません。違いは、二人が結婚しているかどうかです。若者たちの間ではセックスすることで、暴力行為が始まることが多いです。一度セックスしたことで、相手を自分のものとか、所有物のように考えることから相手への支配は始まります。しかし、どちらも愛しているから、愛されているからと考えるので、暴力を振るほうも振るわれるほうも、起きていることが暴力でありＤＶであることに気づけません。相手を独占することが愛することだと勘違いしています出典：ＨＰ『アウェア』暴力の種類 □友人の前で「頭わるい」とか「グズ」などと言う。 □怒ると壁をなぐり、物をこわし、大声でどなる。 □「別れるなんて許さない。そんなことになったら自殺する」と言う。 □あなたが友達や家族と連絡をとったり、過ごしたりするのを嫌がる。 □携帯をチェックし、アドレスを消させる。携帯メールも頻回に届く。 □「不機嫌にさせる君が悪い」という。 □平手で打ったり、あざを作らせたりすることがある。 □蹴ったり、髪を引っ張ったり、壁に押し付けたりする。 □ひどくゆすったり、つねったりする。 □熱いものを押し付けたり、火傷させたりする。 □「立て替えて」と言ってお金を借りるが、返されたためしはない。 □カードをつくらせ借金を負わせる。 □気が進まないが、不機嫌になるのが怖くてセックスを断れない。 □性感染症が心配だが、感染予防のことは無視する。 □「だいじょうぶ」と、避妊しない。 □いやな写真を撮り、別れるなら写真を公表するという。 □ポルノを見せられ、同じことをさせられる。出典：仙台市リーフレット「デート DV を知ろう」これはすべてデート DV （恋人からの暴力）です精神的暴力屈辱、脅迫、孤立させる、すべて責任転嫁し、行動を支配するという暴力です。身体的暴力あざや、傷がつくような、力ずくの支配です。一度でもこのような経験をすると、殴るふりや、乱暴にドアを閉めるだけでも、強い恐怖を感じます。身体に傷を負わせるのは、暴行罪、傷害罪という犯罪です。訴えるには、病院を受診する、写真で記録することが重要です。経済的暴力いつか返すはず…そう期待していつうち、貯金が消えて借金は増えていきます。性的暴力深く心が傷つき、そして、相談しにくいのが、性のことです。嫌がるのに行う性行為は強制わいせつ、強姦という犯罪です。妊娠から準備がないままの結婚・出産は、DV（配偶者間の暴力）へと進行し、子どもを巻き込む深刻な状況に発展しやすいのです。相手任せの避妊はとても危険です。青森県男女共同参画センター情報ライブラリー作成 2/4 暴力は繰り返されるステージ１：緊張の高まり暴力をふるう加害者の緊張がステージ３：ハネムーン大事な存在であるはずの相手に暴力二度と暴力は振るわないと誓をふるってしまう人は、暴力のサイクルにはまり込んでいます。それに自らったり、言い訳をしたり、やさしくしたりする気づくことは重要なことです。暴力には 3 つのステージがあり、暴力のサイクルとして繰り返されることがよくあります。ただしすべてのケースにあ出典：山口のり子著『デート DV をなくす・若者のてはまるわけではありません。高まり、イライラしているためのレッスン 7 愛する、愛される』ステージ２：怒りの爆発・暴力感情的な緊張が限界に達し怒り力による支配が爆発し、暴力をふるう ◆相手を力で支配し、自分の思いどおりにコントロールするためです。心理的・感情的な虐待この図は人が人を支配しようとするとき、一見別々のものにしか見えないそれぞれの暴力が互いに関係し合い、そのひとつひとつが重要な要素となることを示したものです。否定、責任転嫁、自己正当化、矮小化暴力の背景社会的な男の特権を使うデート DV 力と支配威圧と脅迫で怖がらせる仲間はずれをおそれさせる・女性（男性）はこうあるべきだという固定観念・理由があれば暴力を振るっても仕方がないという暴力を肯定する傾向・相手を束縛することが恋愛だと思い込んでいる若者など性的強制孤立させるデートＤＶを受けるとこころ笑えなくなったやる気がおこらなかった自分が悪いと思う Q.デート DV されたことで生活上、変化がありましたか？ 50 40 ％ 46.7 31 30 20 人間関係 10 自分らしくなくなった家族との関係が悪くなった他の人と話をしなくなった 0 15.7 10.2 9.6 9.6 8.6 7 からだ眠れない食欲がない体調が悪いけが、痛み、妊娠内閣府：男女間における暴力に関する調査（H２３年度調査）青森県男女共同参画センター情報ライブラリー作成 3/4 まずは相談しよう ◆交際相手からなんらかの暴力を受けたことのある人 ○軽くみないこと ○相手に暴力をやめるべきだと伝えること ○セックスをしたくない場合ははっきりと言うこと ○両親や信頼できる大人に話すこと ○警察やその他の機関に通報すること ○電話相談に連絡すること ○カウンセラーやサポートグループをみつけること内閣府：「男女間」における暴力に関する調査」平成２４年 ○友人たちに話すこと電話相談機関 ○自分に自信がつくようなことをすること女性の人権ホットライン ℡0570-070-810 ○電話相談センターに連絡して情報収集しましょう平日/8：30～17：15 出典：ﾊﾞﾘｰ・ﾚﾋﾞｨ著『恋するまえにデーﾄＤＶしない・されない 10 代のためのガイドブック』青森県警察本部安全相談室 ℡017-735-9110 24 時間対応のＤＶ専門電話（緊急時）自分や友達が、デートＤＶを受けているのかと不安で思っている人は相談してみてください。もちろん、あなたや友達の秘密も守られます。ひとりで悩ます、気軽に話してみてください。 DV 相談ナビ ℡0570-0-55210 相談窓口の電話番号を音声ガイドで案内します青森県女性相談所平日/8：30～20：00 ℡017-781-2000 土・日・祝日/9：00～18：00 DV ホットライン ℡0120-87-3081 24 時間対応のＤＶ専門電話（緊急時）青森県男女共同参画センター相談室 ℡017-732-1022 水曜日・年末年始を除く毎日/9：00～～16：00 気づきへの一歩 ◆デート DV したことがある・少しある ○自分はデートＤＶの問題を抱えていると自分に言い聞かせましょう ○レイプしたり殴ったりは絶対しないと自分に約束しましょう ○カウンセラーやサポートグループを見つけましょう ○両親や友人や他の大人と自分の問題について話しましょう ○デートＤＶについてできるだけ学びましょう京都市：「デート DV に関する実態調査」平成２４年 ○女性を大切にしましょう ○自分を大切にしましょう。デートＤＶをしない選択をする力があなたにもあります。あなたは悪くない ○若者たちが、デート DV の知識をもつこと ○話を疑わずに聴く、そして一緒に考える ○いつも支援する ○「あなたが悪いのではない」」と声をかける ○大人への相談を勧める（相談することに協力する）％ 50 Q.デート DV について誰かに相談しましたか？ 42.6 42.6 40 30 20 10 18.3 6 0 出典：日本ＤＶ防止・情報センター編『デート DV ってなに？ Q&A 理解・支援・解決のために』内閣府：男女間における暴力に関する調査（H２３年度調査）青森県男女共同参画センター情報ライブラリー作成 4/4 健康で気持ちのいい関係とは？相手を支配することと愛情は違うことを知っている。自分とは違う相手の価値観・考え方を受け入れることができる。相手の立場に立って、相手を理解しようとすることができる。自分の行動や感情に責任をもち、誤りを認めることができる。一緒にいることと独りでいることの適度なバランスをとることができる。正直に率直にオープンに自分の気持ちを伝え合うことができる。相手に興味や関心をもち、共感をもって相手を理解しようとする聞き方ができる。いっしょにいるときに安心して話したり、行動したりできる。お互いが目的に向かっていくのを支援し合うことができる。セックスは合意でし、避妊の責任を負うことができる。一緒に行動して楽しむことができる。社会的な男の特権を利用せず、女らしさ、男らしさを押しつけない。相手を尊重する関係出典：山口のり子著『デート DV をなくす若者のためのレッスン 7 愛する、愛される』「自分らしさ」をたいせつに相手の「あなたらしさ」を尊重しようデート DV 対策の流れ恋人間暴力同居する恋人間暴力の被害者保護のイメージ同居する恋人同士出典：日本経済新聞（H26 年 6/29 日付）暴力接近禁止や退去などを命令裁判所保護命令申し立て避難相談つきまとい相談ん被害届け出援助刑事事件として捜査警察配偶者暴支力援相セ談ンターののヶ恋退月人去間のなの暴ど接力が近にあ禁もる止対。と象平、が成住拡２６居か大さ年られ１のた月２。、ヶ同月居間被害者とその親族、同居する子どもへの６害者に出す命令。け DV ▼ た防保被止護害法者に命の基令申づしき立、てを配受偶け者、か裁ら判暴所力がを加受