地震の巣を電磁気の目で探る - 大阪国際サイエンスクラブ

講演要旨
地震の巣を電磁気の目で探る
おお し まん
なお と
大志万 直人
9 月 7 日に京都大学防災研究所で同
研究所の地震防災研究部門・教授の大
志万直人氏から「地震の巣を電磁気の
目で探る」と題して次のようにご講演
頂いた。
1. 内陸地震の発生と活断層
内陸地震(直下型地震)が発生する
と、すぐに活断層という言葉が頭に浮
かんでくると思います。活断層とは
個々の地震発生の痕跡つまり、地表で
の地形のずれの集積が線上に連なって
いるものです。しかしながら、阪神・
淡路大震災を引き起こした地震断層
も、実は、淡路島側で野島断層として
痕跡を残したに過ぎず、神戸側では地
震断層としての明瞭な痕跡を地表に残
すことはなかったのです。さらにその
後に国内で発生した M7 クラスの地震
すべてが地表に明瞭な痕跡を残したと
はいえません。従って、地震断層が地
表に残した痕跡のみに頼っている活断
層による評価手法だけでは、自ずと限
界があることになります。そこで、断
層そのものはわからなくても、地震を
発生させうる特徴的な構造、いわば、
地震の巣を何とか探り出そうというの
が、我々の研究グループが行っている
観測研究です。
2. どのように探査するのか?
我々は、電気比抵抗という指標で地
震の巣をイメージングしようとしてい
ます。その具体的な手法は、自然界に
存在する地磁気の変動とその地磁気変
動により地面の下に誘導される電流の
ようすを同時に観測する地磁気地電流
法(MT 法)というものです。地磁気
変動は、表皮効果により、ゆっくりと
した長周期の変動ほど、より深部へ浸
透することができ深部を含めたより大
きな塊の比抵抗値の情報を持つことに
なります。地表に多くの観測点を設け
て、このような地磁気変動と電位差変
動の同時観測し、観測点ごとでの変動
の周波数依存性を利用して地下深部ま
での比抵抗構造を調べることができる
わけです。
3. 地震の巣を比抵抗構造として見る
これまでに色々な地域をターゲット
に調査してきました。2000 年鳥取県
−−
西部地震や 2007 年能登半島地震の震
源域周辺、1999 年トルコ地震があっ
た北アナトリア断層西部域などです。
これらの調査において我々が注目して
いるのは、地震発生領域(地下十数キ
ロまでの深さ)の下の領域(下部地殻)
の比抵抗構造、および地震発生領域内
の、特に断層面に沿った、比抵抗不均
質構造です。その中から 2 例ほど少し
詳しく以下に紹介します。
山陰地域での比抵抗構造
山陰地域は、活断層の分布もそれほ
ど明瞭ではない上に、GSP 観測でも
顕著な年毎の地面の変位量は観測され
ていません。しかし、現在、海岸線に
ほぼ平行して顕著な微小地震活動が帯
状に分布して見られ、1943 年鳥取県
地震や最近では 2000 年鳥取県西部地
震などのM7クラスの地震が地震帯に
沿って発生しています。この地域でこ
れまで実施してきた複数の南北測線に
沿った比抵抗構造探査の結果を総合す
ると、地震帯の直下の下部地殻に地震
帯とほぼ並行して、つまり、ほぼ東西
方向に、低比抵抗領域が分布している
ことがわかってきました(図 1)。
歪集中帯(跡津川断層周辺)での比抵抗構造
GPS 観測網により、年毎の地面の
変位量が非常に大きい領域が神戸から
新潟に到る帯状に分布することが明ら
かにされました。これが「新潟―神戸
歪集中帯」です。この歪集中帯では、
跡津川断層という第1級の活断層を含
め多くの活断層が存在しています。山
陰地域とは対照的な地域です。得られ
た比抵抗構造(図 2)では、跡津川断
層の南側に比抵抗の低い領域(灰色領
域)が深さ 5km まで盛り上がって存
図 1 兵庫県北部から鳥取県にかけての比抵抗構造断面。図の左上が北に対応し波
線が海岸線を示す。
−−
在しています。このような比抵抗構造
の示す不均質性が歪の集中機構に関係
しているのではないかと我々は考えて
います。
上に述べた地域のほかにも、「低周
波地震」と呼ばれる普通の地震ではな
い地震が発生している場所である富士
山直下周辺や紀伊半島などでも比抵抗
構造探査を実施し、低周波地震発生域
周辺で顕著な低比抵抗領域が存在する
ことも明らかにしてきました。
地下深部の「地震を発生させうる特
徴的な構造」の詳細がさらにはっきり
してくれば、その構造の時間的な揺ら
ぎをモニターすることで地震予知の実
用化にも繋がってくるのではないかと
考えています。
図 2 跡津川断層に直交する断面で示された深さ 30 km までの比抵抗構造。図の
横軸は跡津川断層の位置を 0km として断層線からの距離。
(Yoshimura et al., 2009)
京都大学防災研究所・地震防災研究部門・教授
−−
特別寄稿
シャトークーアン-門外不出の高貴なボルドー
つじ
はる み
辻 春美
世界一とも評される五大シャトーのひ
≪ワイン親善大使がやってきた≫
とつ、シャトー・オーブリオンと同じ
「このワインがどんなものか知りたい
生産地区です。この地区には、選び抜
のですが。
」
か れ た 16 の 蔵 元 が 格 付 け (1953 年、
その日、京都大学原子炉実験所の方
1959 年 ) されており、日本でもオーブ
から、会社にワイン鑑定依頼の電話が
リオンやクーアン・リュルトンは、最高
入りました。目前に迫った国際学会に
級ワインとしてなじみの深い名品です。
出席予定のフランス代表が、突然欠席
となり、そのお詫びの『ワイン親善大 「COUHIN・・・。」
少しづつ、過去に読んだ文献の記憶
使』として届いた品との事でした。い
が蘇ってきます。
かにもフランス人らしい粋な心尽く
し、会議の宴を飾る予定だからこそ、 「あの、それで、どんなものでしょう ?」
傍らの職員の方の問いかけに、私は
その値打ちのほどを掴んでおきたいと
答えました。
いうホスト側の慎重な気配りでした。
フランスワインと一口にいっても、 「生産された場所は、非常に有名でよ
いワインができる有数の地区です。」
その種類たるや数万種類、赤ワインで
平静は装うものの、心拍数は徐々に
有名なボルドー地方だけでも、年産 7
上がってきています。有名ワインを網
億本、世界最高峰の品質と生産水準を
羅したワイン事典などでも、ボトルの
誇るワイン大国の一本です。本体を見
ないことには、
その実が分かりません。 写真はおろか、名前さえ掲載されてい
ない「幻のあのワイン」。このワインは、
寄贈されたワインは、赤一種類、鑑定
もしかすると・・。
サンプルとしてすぐに本体を拝見させ
交錯する情報の断片、いつもの儀式
て頂くことになりました。
的な仕草でコルクを抜き上げながら、
テーブルに置かれたその一本。ラベ
緊張でグラスに注ぎます。黒々とした
ルには『Chateau Couhin/ シャトークー
深い赤紫の液体。非常に濃い十二分で
アン』
、 生 産 地 は、Pessac Leognan/
見事な抽出。静止したグラスを一嗅ぎ、
ぺサックレオニャンとあります。あの
−−
鼻元に上がってきた最初の香りに息を
飲みました。完熟したブラックチェ
リー、カシスなど黒い果実の香りの巨
塊。その盤石の基礎を華麗に彩るカカ
オやエスプレッソ、麝香やなめし革の
ニュアンス。隠された複雑な香りの気
配に圧倒されながら、
口に含みました。
瞠目すべき果実の爆発力、完熟し極限
まで磨き上げられた細やかで豊かなタ
ンニン。その質、最高級にして最上。
大いなる期待は、瞬時に歓喜に変わり
ました。
「間違いない、これは国立農業研究所
(=INRA だと後日判明。) が所有する
最上区画、あの COUHIN だ !」
ブドウ畑で丹精した人の仕事の丁寧
さ、隅々まで行き届いた蔵師の集中力
と技量の高さは見事でした。
≪深窓の貴婦人は、海を渡らない≫
答えは「NO」
。ボルドーの取引先の
ワイン卸商から、クーアンが手に入ら
ない、という返事が次々事務所に届き
ました。私は、あれほど傑出したクー
アンが、ただ研究目的のためだけに、
黙々と毎年仕込まれていることに矛盾
を感じていました。超一流の血統、し
かも深窓中の深窓。本来なら、世界
中の憧れとなって然るべき名門蔵が、
INRA という行政機関の所有のせい
で、埋もれたまま、在ることすら誰に
も知られずにいました。
クーアンは、歴史の変転の末、1968 年
ボジョレーの収穫に
に二つに分かれ、全体の一部 (6ha) を、
名門リュルトン家が所有、残り 24 ヘ
クタールは「INRA」が買い受け、事
実上、最高区画はほぼ占有状態という
運命を辿りました。INRA は農学研究
分野において世界ランキング上位に位
置する優秀な人材の宝庫。現在、コン
サルタントにはあの世界的ワインの大
権威、ボルドー大学醸造学部の重鎮、
ドニ・デュブルデュー博士、そしてエ
ノロゴ ( ブドウ栽培の専門家 ) にはド
ミニク・フォルジュ氏が着任しており、
このようなワインが世に出されては、
他の有名シャトーもたまったものでは
なかったでしょう。
利益目的で生産されるワイン達をし
り目に、潤沢な予算と豊かな人材が惜
しげもなく投入され、品質向上の為だ
けに情熱を傾けられ生まれてくるクー
アン。ワインを愛する者なら、誰しも
が口にしてみたいと思わないはずがあ
りません。
−−
グラーヴ試飲会 ブリエ氏
(左)
とフォルジュ氏
(右)
きました。
三顧の礼の甲斐あって、不出世の名
作、世界最高峰、最も深窓の箱入り娘
クーアンは、2006 年、ついに世界市
場にデビューすることになりました。
その最初の地が日本となったことは、
今日も私の大変大きな喜びと誇りで
す。このワイン大使は、足掛け 5 年目
を迎え、日仏の架け橋として、益々今
後の活躍が期待されるところです。
末筆となりましたが、本稿をご依頼
くださいました大阪国際サイエンスク
ラブのご厚意と、日本のワイン流通に
多大な橋渡しをしてくださった京都大
学原子炉実験所の方々に心よりお礼申
し上げます。 ≪熱烈プロポーズの顛末≫
2005 年 6 月、私は、クーアンの日
本出荷を実現させるため、フランスに
渡り、
直接 INRA に出向いていました。
初夏にしては暑過ぎるその日、担当官
のブリエ氏とドミニク・フォルジュ氏
に面会し、
畑と施設を隈なく見て回り、
最後の試飲を済ませた際に、直接取引
追伸
を願い出てみました。
「日本の今回の災害に大変心を痛めてい
「研究所に訪れたビジターに、手土産
ます。
」
で販売しています。
」
今年、3 月 16 日、関東大震災後に、クー
と、ブリエ氏はやんわりと断ります。
アンこと、国立農業研究所の担当官ク
「それで構いません、あるだけお分けく
レマン・ブリエ氏から、心のこもった
ださい。お願いします。
」
お見舞いが届き、チャリティワインの
お互いにらみ合いの末、とうとう、ブ
ご寄付の申し出と INRA の皆様より温
リエ氏のほうが根負けしたようでした。
かなメッセージをいただきました。末
「では、数ケースを検討してみます
長い交流を続けて参りたいと思います。
が・・・・。
」
(株)ワインプレスインターナショナル海外事業部 部長
こうして、話の一歩を進めることがで
シニア・ソムリエ 利き酒師
< 略 歴 >
1980年京都大学原子炉実験所勤務。1986年北京に語学留学。その後、
ロイヤルホテル、南港ふれあい港館
にてワイン販売に従事、1998年、世界的ワインの権威MWマスター・オブ・ワインのひとりガブリエル・ショウ女史
に師事。現在、楽天市場4年連続ワインジャンル賞受賞ワイン専門店「ヴェリタス」店長兼務。
−−
会員のひろば 1
「NPO プラスチック人材アタッセの活動について」
あさ
い
き
よ
じ
浅 居 喜 代 治
1. 当 NPO 設立の経過と役割
今から 6 年前に、旧大阪府立産業
能率研究所次長をされ、ご定年後大学
教授としてご活躍になられた阪野 峯
彦先生が、東大阪を中心とするプラス
チック製品の中小製造業の技術向上の
為に、主として大手のプラスチック関
係の企業を定年退職された技術者 ( 約
50 名 ) にお集まり頂き、それぞれの
経験を活かして技術・経営のコンサル
タントを行う NPO の設立を考えられ
ました。次いで関係者の協力を得て、
2004 年にその設立が認可されました。
プラスチック製品は、金属に比べて、
脆弱で強度が不十分などの欠点があり
ますが、原材料が安価で、成型・加工
が容易で、軽量などの利点があり、適
当なところに活用すれば今後多くの用
途が開かれると考えられます。ところ
が、製品の生産方式や技術が十分に発
達しているとは考えられず、今後改
良・改善の余地があります。私もこの
NPO の趣旨に賛同し、当初から経営
工学の立場から協力してきました。こ
の NPO の役割は図 1 のようになりま
す。その後 2008 年に大阪府商工労働
部の傘下にある ( 社 ) 大阪府産業支援
型 NPO 協議会に加入し、広域な活動
も展開中です。事業資金は、会員の会
費、事業収入によってまかなわれます
が、十分なものとはいえません。
定年退職者
(経験) コンサルタント
事業委員会→ 理事会
プラスチック大手企業等
関連企業・大学等
プラスチック中小製造業等
図 1 NPO プラスチック人材アタッセの役割
2. 事業内容
事業内容は、会員会社へのコンサル
タントの他に、技術・経営に関するセ
ミナーや見学会、インターネットによ
る広報の発行などを行っています。コ
ンサルタントについては、国内の多く
の企業のほかに、国外からも依頼があ
ります。これら個々のご依頼について
は、プラスチック製品の製造における
原材料、リサイクル、金型、各種成型、
加工などの固有技術、品質管理、原価
管理、工程管理、技術経営などの経営
−−
工学など広範な分野にわたります。こ
れらの具体的な内容については、依頼
企業の経営上の社外秘に関する内容
もあり、詳細は省略させて頂きます。
一方、セミナーの方は、講師として、
NPO 内部の専門家の他に、官公庁や、
プラスチック企業の親会社に当たる自
動車・家電関係の大企業からの方にも
お願いしています。最近は、大阪府産
業支援型 NPO 協議会を通じて、NPO
以外の企業からの研修依頼もあり、ま
た新入社員講習もあります。表 1 に、
セミナーの題目のいくつかの例を示し
ます。
表 1 セミナーの題目の一例
固有技術 : 回転成型の現状と新しい可能性
ミューセル発泡成形を中心とした
射出発泡成形の現状と動向
家電製品におけるプラスチック
開発の現状と今後の課題
経営工学 : 生産改善の効果的、継続的進め方
元気な企業の経営体質
近畿経済の現状と経済産業政策
パナソニック電工のモノづくり
夫がなされていますが、大きな壁は活
動資金にあると思います。そのために、
政府はこの度一部の NPO に対して部
外からの寄付税制の優遇の拡充のため
の改正法案を国会に提出し、その成立
を見ましたが、その対象となる認定法
人は 215 法人に過ぎません。実際に
活動中の NPO の中には、政府、行政
機関、公共団体ではなしえない人類・
社会に重要な問題に貢献している団体
があり、その支援が必要と存じます。
NPO プラスチック人材アタッセは、
プラスチックの優れた特性を持つ安価
で高品質な各種の機器・設備を社会に
提供する企業を、技術・経営面で支援
するもので、その社会性は大きいと思
います。住宅・家具・自動車・家電製
品などの大きいものから、眼鏡・補聴
器・時計などの小さいものまで、プラ
スチック化し、更に加飾・色彩の技術
も加え、愛用されるようになって来ま
した。
今後とも正会員・賛助会員へのご入会、
その他の当 NPO へのご支援をお願い
致します。
3. NPO 活動の重要性
NPO 法 人 は、1998 年 に 法 律 で 制
定され、現在全国に約 4 万 3 千あり、
それぞれ公益性を中心として具体的な
目標を掲げ活動しています。その事業
を効果的に実現するために、種々の工
−−
ホームページ:http://www.npo-pha.org/
TEL:
(06)
6784-0065 NPO プラスチック人材アタッセ理事長
大阪府立大学 名誉教授
会員のひろば 2
坊ちゃんのご本人を証明する文書を
たに
ぐち
谷 口
1.「想定外」のハプニングで 私の大学院生活第一歩は、71 歳の
新入生ということで次のようなハプニ
ングから始まりました。
世間一般からすると、3 月 11 日以降、
頻繁に使われた
「想定外」のことであっ
た様子。
(1)銀行の窓口で
・谷 口:振り込みをお願いしたい
のですが・・
・銀行員:おめでとうございます。
大阪大学の入学金ですね。
・谷 口:そうですが
・銀行員:10 万円を超えますので、
坊ちゃんのご本人を証明
するものが必要なんです。
・谷 口:私自身の入学金なんですが
・銀行員:失礼しました。改めまし
て、おめでとうございます。
(2)入学式、2F の院生席で
・院 生:ここは同伴者の席ではな
いのですが・・・
・谷 口:私 が 入 学 生 な ん です
が・・・
・院 生:これは失礼しました。こ
れからもよろしく
くに
ひこ
邦 彦
ということで、その後、彼との交流は
続いております。
阪大の入学式は、大阪城ホールで、
学部新入生 3555 名は 1F のアリーナ、
大 学 院 新 入 生 2972 名 は 2F 観 客 席、
同伴者は 3F。学生一人に同伴入場券
が 2 枚支給されるので学生当たり 0 ~
2 名で 5000 名位 ? 私の同伴者はワイフ、
久しぶりの入学式で総長告示に感激し
た由。
4 月一杯は、諸手続や講義の部屋に
よる移動などで軽い五月病気味になり
ましたが、あっという間に一学期が終
わり、9 月末までの夏季休暇で少し英
気を養う期間であります。
一学期も終わろうとする、7 月 20
日、台風 6 号来襲。暴風警報が午前 9
時現在で解除されなかった時には休講
となるため、前日から天気予報・暴風
警報に一喜一憂、当日朝、9 時になっ
ても解除されず休講、久しぶりに小中
学生気分を味わった次第であります。
2. 国際色溢れるキャンパス生活
4 月キャンパスに参りますと、前に
後ろに今まで耳にしたことがない会話
−−
が溢れておりました。
大阪大学は平成 19 年に大阪外国語
大学と統合したこともあり、留学生は
多様化しております。
(1)経営分野のある講義で
この講義は、修士・博士の院生 20
数名の受講生でスタンフォードの教
科書の概要を分担輪読方式で各 3 ~ 4
名・5 チームがパワーポイントで概要
発表を行い各論点について議論をする
方式です。各チームのリーダー 5 名は
日本人ですが、各チームメンバー 3 ~
4 名は全員留学生という構成でした。
発表も日本語で作成したパワーポイン
トを英語で発表し、先生との質疑応答
も英語という時もありました。
講義中に、先生が聞き慣れない言葉
を発せられると一斉に電子辞書のキー
タッチ、私学で中国からの留学生が 2
~ 3 割の講義を担当していた頃、時と
して彼(女)らが一斉に電子辞書を操
作し、
「大阪弁で授業をしないで下さ
い。
」という感想文をいただいたこと
社会人の参加も大歓迎の公開講座
(「地域に生き世界に伸びる」)
を思いだし思わず苦笑した次第であり
ます。
(2)院生研究室の仲間たち
第 3 項で紹介する院生研究室の構成
も博士後期課程 3 名・修士 2 年生 4 名・
修士 1 年生 3 名ですが、女子が 3 名(内
2 名:タイとネパールからの留学生)
という構成で、修士 2 年生は修士論文
の仕上げに夏季休暇も返上の生活。そ
の中にあってタイからの女子留学生の
タイ料理や石橋駅近くで語らうのも楽
しみの一つであります。このタイから
の留学生、過日のタイ総選挙には大使
館から投票用紙を取り寄せ、大使館を
通じて投票したという。
(3)たくましい留学生
ここで、彼(女)らのたくましさが
伺えるユニークな留学生を紹介しま
しょう。
①留学生生活 10 年の中国留学生 N 君
中学校卒業の年に父親が欧州勤務
となり両親が中国を離れたため、自
身はシンガポールの高校生活 3 年
間、その間に日本語を会得し阪大へ
の入学を目指して来日、学部・院生
併せて丸 6 年、日本企業の留学生
枠で採用決定。中国への赴任を切に
願っている。
②オフショアとアウトソーシングに強
い関心を持つモロッコからの女子留
学生 D さん
フランスとモロッコ、日本と中国・
韓国との関係を研究テーマにしてお
− 10 −
り、米国領事館で開催された首記に
関する MIT の報告資料を提供した
ところ、早速、原著を取り寄せ研究
するなど意欲満々。
③将来は私学での教師希望の中国留学
生O君
教師になるには多くの資格取得が
有利と阪大が持つ「ダブルラダー」
(*)に挑戦すべく、今年度には経営
学修士を取得、次年度には工学修士
を取得するため受験資格・合格、入
学資格を取得するため豊中・吹田両
キャンパスを学バスで往復。
*経済学修士(2 年)の後、工学研
究科 1 年で工学修士授与、その逆
もある制度。
これらの学生と付き合っていると、
彼(女)と伍して活動をする日本の若
者の奮起を期待するという感覚は老い
の故であろうか ?
3. 抜群の研究環境
次に紹介するように、やる気のある
学生には抜群の研究環境であります。
・ 院 生 研 究 室: 修 士 課 程(2 学 年・
200 名)
、博士課程(3 学年 70 名)、
全員にデスク・ロッカー・LAN ポー
ト、本棚・冷蔵庫(これは共通)
・ パ ソ コ ン:3 室 合 計 120 台・24 時
間自由に使え、メインサーバーには
経済学分野の研究に必要であるデー
タベースやアクセス可能なリンク
ウェブリストが多数。
・ 図書館:月間数日の閉館を除いては、
8:00 ~ 22:00 開館
・ 食堂「宙」8:00 ~ 20:00 オープン、
従って、修論に追われる M2 生の一
部は、3 食とも大学で 24:00 頃ま
で院生研究室にと頑張っている。
尤も、下宿に帰ると冷房費が負担
になるという事情もありそうです
が・・・
リゾートのレストランを思わせる生協食堂「宙」
(学期中は学生で溢れかえる)
4. 今、何故、私が大学院生に
2001 年、OSTEC を 離 れ て 半 年 を
経た 11 月半ばに文部科学省産学官連
携コーディネーター制度が発足し、大
阪大学担当としてコーディネーター活
動に就き、以降、2003 年には全国広域、
2006 年には広域・西日本担当、2010
年 3 月末で足かけ 10 年の活動にピリ
オドを打ちました。
その間、200 数十名の仲間と取り組
んできた活動記録を残したいという想
いがありましたが、フルタイム勤務の
間には果たせませんでした。2010 年
− 11 −
4 月からは農林水産省産学官連携事業
コーディネーターとしての活動はある
ものの負荷調整をしつつ取り組むべく
受験準備に取りかかり、このほど、母
校大阪大学大学院経済学研究科博士後
期課程経営学系専攻に受け入れていた
だくこととなった次第であります。
5. ルーツは OSTEC に
~アカデミアの厳しさもヒタヒタと~
思い起こせば 1993 年 OSTEC で業務
に就くことになってからは、当時の科
学技術庁・現(独)科学技術振興機構・
経済産業省などとの接点に関して、故・
石王道男専務理事はじめ皆さまの導き
で取り組んできましたが、何と言っても
大きな転換点は科学技術基本法の制定・
同基本計画の策定があり、皆さまと要
望書の調製・提出に取り組んだことが
礎になっていると強く感じております。
その間、毎年 2 件は活動について学
会発表をとの目標を立てこれも皆さま
と積み重ね、コーディネーター業務の
間にも継続してきました。これらを学
術的な視点からとりまとめ、これから
のイノベーション政策に役立てていた
だけるように努めていきたいと存じま
すので、なにかとご支援をお願い申し
上げます。
しかし、これまでの発表・報告は、
論理の組み立て・抽象度において学術
論文とは隔たりがあり、まだまだ修行
が必要との指摘を受け、これからの道
の厳しさも感じている昨今でありま
す。
農林水産省産学官連携事業コーディネーター
事務局からのお願い
会員の皆様の所属・役職等の変更がございましたら事務局までお知らせ下さい
ますようお願い申しあげます。
− 12 −
私のお気に入り
水族館がくれたもの
水族館という空間が好きだ。水が
あって、生き物がいて、動物園のよう
な檻も柵もない、アクリルガラスで
隔たれただけの浮遊感を持った空間。
ぼーっと大きな水槽を見るのもいい
し、一匹の動きをずっと追いかけてみ
るのも良い。他人にはあまり理解され
ないが、しばしば何か考えていそうで
何も考えていないであろう、愛嬌のあ
るウツボの顔はついついじっと見入っ
てしまう。色々な水族館を見て、近場
の水族館を何度も覗くようになると、
単なる癒しスポットから少しずつ自分
の趣味の空間へと変化していった。
各々の水族館に設定されたコンセプ
トとそれに基づく建物や展示の構成・
順路、いかにお客さんを楽しませ海の
生物に興味を持ってもらえるかを工夫
したショー、今では当たり前となった
バックヤードの見学やレクチャーもそ
れぞれの特長が見て取れる。いくつか
のお気に入りを紹介したい。コンセプ
トと展示順路のマッチングという点で
「ジンベイザメのいる太平洋水槽(海遊館)」
は海遊館が優れている。ドイツの科学
者ジェームズ・ラブロックが提唱した
『 ガ イ ア 仮 説 』 に 基 づ き『RING OF
LIFE( 生命の環 )』をコンセプトとし、
ジンベイザメのいる巨大な太平洋水槽
を中心に環太平洋の自然環境を反映し
た水槽を周囲に配置した。さらに順路
を上から螺旋上に取るのに合わせて、
より深い場所に生きるものを展示し、
空間を立体的に活用している。その分、
水槽間を自由に往復出来無かったり、
ショーが無かったりなど犠牲になった
部分もあるが、十分なコンセプト表現
と言える。
自由な往復という点では鳥羽水族館
に軍配が上がるだろう。好きなところ
から好きなだけ見ることが出来、再入
場の必要性が無い。展示数や展示する
生物の豊富さも優れている。また、今
まで見たショーの中で一番笑わせにき
ている‘関西臭’を感じるショーを行っ
ているのも鳥羽水族館であるように思
う。ショーの中で‘既に決まっている
笑わせるポイント’があれば積極的に
笑いを取りにいこうとする気概が感じ
られ、失敗やハプニングがあってもめ
げず、それすらも笑いに変えていける
強さがある。海遊館も鳥羽水族館も民
間で大型の水族館だからこそ可能な部
分はあるだろう。逆に、小さな市立の
水族館でも楽しませるために工夫して
− 13 −
努力を続けているところもある。
そんな中でも蒲郡市竹島水族館は群
を抜いている。生物の展示数も水槽の
数も少ない 1 階だけの展示スペースで
あるが、水族館職員の努力やひたむき
さが伝わってくる。ホワイトボードで
手書きの壁新聞を作り、ポイントをイ
ラストで解説。それぞれの水槽にある
解説板も、どこにでもあるプラスチッ
クのありきたりのものでは無く職員が
作成したものを掲示している。解説さ
れるはずの魚自身が特徴を解説してい
たり、職員が知っている変わった動き
を紹介していたりと、親近感のある解
説板に仕上がっている。また、地元の
漁協が漁を行うエリアは深海生物が多
く捕れる漁場であり、よく水族館に深
海生物が運び込まれる。深海生物に触
れられるプールを作ったり、貴重な種
を展示するだけにとどまらず、他の水
族館に融通したりするなど、知る人ぞ
知る水族館でもある。今年度は年間
16 万人の集客を目標とし、達成でき
なければ男性職員は坊主になるという
公約まで掲げて努力する。若い職員が
多く、小さなチームだからこそ動ける
部分も多い。 日本には 100 館以上の水族館が存
在し、相変わらずリニューアル・新規
の計画が続いている。水族館に関する
イベントも増えた。新江ノ島水族館・
サンシャイン水族館などを手がけた水
族館プロデューサー中村元さんが出演
するトークイベントは開催 10 回を超
え毎回完売という盛況ぶりだ。飼育員
など現役の水族館職員も参加してお
り、彼らのリアルな話を聞くのも面白
い。何度か通えば顔見知りという緩い
連帯感が生まれてくる。その大らかさ
は海を起点に集まるからこそのものか
もしれない。
ミュージアムと呼ばれる施設は数多
くあれど、工夫ひとつで見方がガラリ
と変わるのは水族館をおいて他にない
だろう。アートアクアリウムという形
で他の文化との融合を目指す展示も現
れた。まだまだ発展途上のミュージア
ムだ。これからが楽しみだからこそ、
より近い場所で見続けたい。
(財)大阪科学技術センター
「深海生物に触れられる展示(竹島水族館)」
− 14 −
ます
やま
たか
ひと
増 山 隆 仁
新会員紹介
新しく入会された会員をご紹介します。 〔五十音順・敬称略〕
(1)生年月日(西暦) (2)出身地 (3)所属・役職 (4)趣味・読書(最近読んだ本)
・旅行(印
象に残った土地) (5)入会に際しての抱負など
あさ の
ひさし
いえやま
かず お
いのうえ
まさひこ
おかもと
まさひこ
浅野 尚 (1)1940 年 2 月 14 日 (2)京都市
(4)旅行:サイエンスクラブの視察旅行、中国等 / ゴルフ / パズル(数独等)
(5)見学会等に出来るだけ参加させていただきたい。
楽しいクラブライフをエンジョイしたいと思っています。
何とぞよろしくお願い申します。
家山 一夫 (1)1956 年 5 月 5 日 (2)大阪府
(3)日立造船株式会社 エンジニアリング本部 開発センター長
(4)旅行:今夏に訪れた北海道・道東の雄大な自然には感動しました。/ ゴルフ / 野菜作り:自
宅近くの小さなレンタル農園(畑)での野菜作りも捨てがたいものがあると感じています。
(5)会員の皆様との交流を通して、新たな世界が発見できることと期待しています。
井上 正彦 (1)1955 年 8 月 10 日 (2)兵庫県 (3)株式会社 島津製作所 関西支社長
(4)読書:
「新インナーゴルフ」ティモシー・ガルウェイ著 後藤 新弥 訳(日刊スポーツ出版社)
ゴルフを上手くなりたいと考えていた時に出会った本、ビジネスの観点からも役に立ちま
した。/ 旅行:数年前に訪問したマレーシアのコタキナバル。得に東南アジア最高峰のキ
ナバル山はすばらしい景色でした。
(5)本クラブでの活動や会員の皆様との交流を通じ、自身の成長を促したいと思います。
岡本 正彦 (1)1960 年 1 月 29 日 (2)大阪府
(3)山本光学株式会社 技術開発部 部長
(4)読書:
「続ける力」伊藤 真 著 / 旅行:若い頃に行った沖縄の西にある慶良間諸島、特に渡
嘉敷島のビーチの透明感・青さや浜辺に棲息する数多くの熱帯魚の美しさに感動しました。
/ ゴルフ
(5)本クラブの各種活動や会員の皆さま方との交流を通じ様々な情報や知識を得たいと考えて
おります。
− 15 −
くす み
ゆう き
楠見 雄規 (1)1965 年 1 月 22 日 (3)パナソニック株式会社 コーポレート R&D 戦略室 室長
(4)読書:
「ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ」Jay Elliot, William L. Simon 著、
「iCloud とクラウドメディアの夜明け」本田 雅一 著 /サイクリング:運動とダイエット
のために週末合計 100km くらいを走るよう心がけております。
(5)本会会員の皆様との交流を通じ、様々な分野の情報交換や意見交換をさせていただければと
存じます。
こ だま
ひさし
児玉 久 (1)1954 年 10 月 31 日 (2)兵庫県 (3)パナソニック株式会社 本社 R&D 部門 環境・エネルギー技術担当 上席理事
(4)読書:
「パナソニックはサムスンに勝てるか」財部誠一 著「パラダイムの魔力」ジョエル・
バーカー 著 / 旅行:米国西海岸国立公園(デスバレー、ザイオン、ブライスキャニオン、アー
チズ、ヨセミテ、グランドキャニオンなど)米国赴任中に友人家族と車でのんびり回りま
した。雄大な自然の中で風の音だけが聞こえる .... 最高の経験でした。
(5)本クラブでの活動を通じて皆様の幅広い見識と知識に触れ、視野を広げ今後の仕事に活か
せればと考えています。
ご とう
よしまさ
後藤 吉正 (1)1953 年 1 月 8 日 (2)岐阜県
(3)パナソニック株式会社 本社 R&D 部門 標準化・知財担当 上席理事
(4)読書:
「世界を新たにフランクリンとジェファソンアメリカ建国者の才覚と曖昧さ」
「イ
ノベーションの経営学」「プラットフォームリーダシップ」/ 旅行:米国 Monticello ;
第3代大統領 Thomas Jefferson が自ら設計した自宅が彼の農場とともに保存されている
場所で、世界遺産に登録。
建国の父の一人であり、自由主義というアメリカの政治思想を造った人物が何者なのかを
映し出している。
また、その後のアメリカ社会の発展を示唆しているかのようだ。
(5)現在、我が国産業界は、科学技術の振興・発展に努めるとともに、それをどのようなビジネ
スに展開するかが問われており、その視点でも尽力したい。
− 16 −
たかなし
ゆう じ ろう
たにがわ
まさゆき
はか た
まさ み
はぎわら
あきふみ
高梨 雄二郎 (1)1958 年 4 月 11 日 (2)大阪府
(3)株式会社 竹中工務店 プロジェクト開発推進本部 副本部長(西日本担当)
(4)ゴルフ:最近、長男もスクールに通い始め、妻、長女と合わせて家族 4 人で年内初ラウン
ドを目指しています。/ 映画鑑賞:休日に夫婦割(2 人で 2,000 円)を活用して、毎月 1
本を目標に鑑賞しています。直近では「シャンハイ」
。真珠湾攻撃に突き進む日本を中心
とした各国の情報戦の大きなうねりの中で翻弄されて抗う人間の弱さと強さ、愛憎。平穏
な日常にはない刺激を受けました。映画は自身の仕事や日常生活を振り返ることのできる
有効なツールです。
(5)本会で話題性の高い最新の科学技術情報に接することができるよう精力的に参加してまい
ります。また、各界の識者の方々や会員の皆様との人的ネットワークを深める機会に活か
していければと考えております。
谷川 雅之 (1)1953 年 12 月 15 日 (2)三重県 (3)日立造船株式会社 事業・製品開発本部 技術研究所長
(4)読書:
「津波と原発」佐野眞一 著 / 旅行:沖縄南部の戦跡めぐり。美しい自然の中に眠る
いくつかの洞窟や地下壕を訪ねてみて、戦争の悲惨さが強く心に刻まれました。/ 山歩き:
大阪近郊はハイキング道が整備されており、自然との触れ合いや歴史への想いなどを楽し
んでいます。
(5)本会での交流を通じて視野を広げるとともに、科学技術の普及を通じて理科離れ、工学離
れの防止に貢献できればと思います。
博多 正巳 (1)1959 年 1 月 14 日 (2)大阪府
(3)阪急産業株式会社 第一食堂部 部長
(4)釣り:釣り歴は約 40 年、一番好きな釣りは和歌山県の印南での伝馬船に乗っての完全ふ
かせ釣り。真鯛からイサギまで何が釣れるのか解らないのが魅力です。
(5)多くの方とお知り合いになることで自分自身の見識を広げ社会に貢献できればと考えてお
ります。
萩原 章文 (1)1955 年 3 月 7 日 (2)兵庫県姫路市 (3)関電システムソリューションズ株式会社 常務取締役
(4)読書:
「一刀斎夢録」高校生の時から新撰組、特に土方歳三が好きで、浅田次郎 作のこの
本も楽しく読みました。/ 旅行:アメリカ カリフォルニア州 オンタリオ 1996 年 2 月、
今や伝説の人となったピーター・ドカッカー教授とこの街のホテルで少人数で懇談する
機会を持ちました。一生の思い出です。/ 映画 / 将棋
(5)新しい出会い、新しい知識が得られることを期待しています。
− 17 −
はやし かずひさ
林 和久 (1)1950 年 10 月 13 日 (2)大阪市
(3)株式会社 日建設計 上席理事
(4)読書:「全体性と内蔵秩序」デヴィッド・ボーム 著(青土社)
「ダライ・ラマ 科学への
旅 -原子の中の宇宙-」ダライ・ラマ 14 世(サンガ)近年の量子力学の世界と、仏教
で言われてきた「空」が、かなり重なるのではないかと、先端物理学の世界で言われてい
るとのこと。デヴィッド・ボームは先端物理学の分野から、そしてダライ・ラマは仏教の
分野から、その「未知との遭遇」に迫っています。趣味と言えるかどうか分かりませんが、
毎朝の座禅を続けています
(5)ニューヨーク・上海など 11 年の海外勤務と、東京・名古屋の国内勤務を経て、久しぶり
に出生地の大阪に戻って参りました。やっぱり大阪はいいですねー。本会での皆様との交
流を楽しみにいたしております。
ひろ え
ゆずる
ふくしま
せいごう
廣江 譲 (1)1952 年 9 月 7 日 (2)京都府 (3)関西電力株式会社 常務取締役
(4)読書:
「東京ひとり散歩」池内 紀 著(中公新書)
ドイツ文学者による軽妙洒脱なエッセ
イ集。自分でも何時かこのような文章が書ければと思いつつ一気に読み終えました。
(5)この機会に科学音痴が少しでも矯正できればと思っております。
福島 正剛 (1)1951 年 1 月 25 日 (2)兵庫県 (3)関電システムソリューションズ株式会社 常務取締役
(4)読書:司馬遼太郎 / ゴルフ / 音楽鑑賞
(5)本会での交流を通し、視野を広げて行きたいと思います。
みなと
よしひろ
湊 嘉洋 (1)1953 年 6 月 25 日 (2)富山県富山市
(3)住友電気工業株式会社 執行役員 材料技術研究関発本部 副本部長 兼 産業素材材料技術
研究所 所長
(4)読書:「昭和史 1926 -1945」半藤一利(平凡社)/ 旅行:北海道に 2 度転勤(赴任)し
たことがあります。旅行などで感じる大自然のすばらしさ以外に冬の厳しさを痛感しま
した。現代では冬でも快適に過ごせますが、開拓時代やその後発展に携わった先人の方々
のご苦労は想像を超えます。
(5)皆様との交流を通じて幅広い知識、情報が得られればと考えております。
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みやざき
けん じ
宮崎 健史 (1)1955 年 6 月 8 日 (2)石川県
(3)住友電気工業株式会社 執行役員 エレクトロニクス・材料研究所長
(4)旅行:オランダアムステルダム:ビュッフェの絵画に描かれているような美しい歴史ある
町並み、国立美術館やゴッホ美術館などもまわり楽しんだ記憶があります。/ 身体を動か
す事:大工仕事が好きです。週末はテニスやジムなどで運動しています。10 数年前に作っ
た自宅のテラスが老朽化してきたので、ここしばらくはテラスの更新に時間を割く予定で
す。
(5)クラスの活動や会員の皆様との交流を通じて勉強させていただき、
視野を広げられれば幸いです。
むかいやま
えつ じ
むらかみ
せいいち
むろ い
あきら
向 山 悦治 (1)1957 年 1 月 10 日 (2)大阪府 (3)山本光学株式会社 取締役 技術開発部担当 セフティ&レーザーオプト営業部担当
(4)読書:「これだけ違う・日本人と中国人」弘兼憲史氏 著 / 旅行:栗林公園(庭園のレイ
アウト、風景)
(5)新会員ですが「明るく、元気に前向きに」をもっとにしております。
ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
村上 誠一 (1)1957 年 3 月 5 日 (2)大阪府
(3)田辺三菱製薬株式会社 開発本部長
(4)読書:
「新しい資本主義」原丈人 / 旅行:グランドキャニオン 雄大さに感激
(5)関西の各分野の著名な皆様と懇親を深める機会を楽しみにしています。
室井 明 (1)1948 年 12 月 2 日 (2)兵庫県 (3)国立大学法人 滋賀大学 理事
(4)旅行:昨年、
「瀬戸内国際芸術祭」の視察を兼ねて、1泊2日で船にて、小豆島、犬島、豊島、
大島、男木島、女木島の六島を訪問、数多くの面白いアートがあり大変興味深かった。また、
島がアートで再生する様が印象的であった。/ 読書:
「銃・病原菌・鉄」ジャドレ・ダイヤ
モンド 著(人類の歴史が推理小説になった感じ)
、
「愛が架ける橋:メレル・ボーリズと
一柳満喜子」平松隆円 監訳(ボーリス建築は滋賀大学にも残っていますが、この本は満
喜子側から書いたもの)
(5)民間企業から学の世界に入って一年半になります。本会で新たな交流が始まれば嬉しいで
す。
− 19 −
やすもと
よし お
安本 吉雄 (1)1951 年 10 月 20 日 (2)大阪府
(3)公立大学法人 大阪市立大学 理事
(4)読書:
「アカデミック・キャピタリズムを超えて」
上山隆大 著 アメリカの大学の歴史
を通じて、これからの大学の在り方を考える機会になりました。/ 旅行:アメリカ・イエ
ローストーン国立公園を、1984 年以来 27 年ぶりに訪問しました。火事を乗り越え、野生
の動植物が蘇っている様子に感動しました。
(5)長らく電機メーカーでR&Dの仕事をやり、現在、大学で産学連携を担当しています。皆様と
の交流を通じて視野を深めたいと思っています。
やなぎさわ
けんいち
柳 澤 憲一 (1)1950 年 6 月 2 日 (2)長野県 (3)田辺三菱製薬株式会社 営業本部長
(4)読書:
「どうする?日本の企業」三品和弘 著:単なる成長ではなく、本当に何をしたいの
かという目標を掲げてそれに邁進して行くという真の経営を訴えています。/ 旅行:この
夏休みに信州大町温泉から黒部ダムへ。トロリーバスに乗りながら映画や書物で記憶した
建設時の苦闘の歴史がまざまざと蘇ってくるよう。自然の驚異を見せつけられる昨今、圧
倒的な自然の中にどっしりと座る人口建造物に、複雑な思いで暫し時を忘れました。/ ゴ
ルフ / ウォーキング
(5)2 度目の大阪赴任で、2 度目の入会となりました。皆様との交流を通じて視野を広げられ
ればと期待しています。
やまぐち
あきら
山口 章 (1)1957 年 8 月 28 日 (2)大阪府
(3)住友電気工業株式会社 半導体技術研究所・所長
(4)旅行:アメリカ・フロリダ州(キーウェスト)オーストラリア・エアーズロック 素晴ら
しい自然の風景に感動を覚えた。/ ゴルフ / ドライブ / エンジンのようなメカが好きで、自
動車が趣味です。特に、古典的なスポーツカーを見たり、乗るのが趣味です。
(5)本クラブの行事や会員の皆様との交流を通じて視野を広げていきたいと思います。よろし
くお願い致します。
やまざき
よしひで
山﨑 吉秀 (1)1935 年 10 月 4 日 (2)岡山県 (3)関西原子力懇親会 顧問
(4)読書:「面白くて眠れない数学」桜井 進(PHP エディターズ・グループ)
「新.堕落論」
石原慎太郎(新潮社)/ 旅行:3 年前 6 月 16 日~ 8 月 3 日にかけ四国 88 ヶ所遍路を行った。
夏場の厳しい環境条件のなかであっただけに、先人の切開いた行業というもの、意味、ほ
んの少し感じとれたような気がする。/ 歩き、ゴルフ、テニス等が、汗を流すことで余生
を楽しく過ごすための根源であると思う今日比頃である。/ ゴルフ / 囲碁 / テニス
(5)関西電力を退任後、J パワーにと、原子力世界を長年歩いてきただけに、今回の東日本の災害、
殊に東電福島問題には虚脱感さえ覚える。会員の皆さんとの新しい出会いのなかに、より
世間を広くと心掛けてゆきたい。
− 20 −
ISCO 行事予定
10 月
「 見 学 会」
●と き:2011 年 10 月 18 日(火)11:00 ~ 15:30
●ところ:武田薬品工業㈱ 京都薬用植物園他
●参加費:4,000 円
11 月
「国 際 交 流 懇 談 会」
●と き:2011 年 11 月 21 日(月)15:30 ~ 17:00
●ところ:大阪科学技術センター 6 階 602 号室
●ゲスト:佐藤 紀子 氏(在大阪モンゴル国名誉領事)
●テーマ:「海のない国モンゴル」
●参加費:1,500 円
12 月
「見 学 会 」
●と き:2011 年 12 月 6 日(火)13:30 ~ 15:30
●ところ:音羽電機工業㈱「雷テクノロジーセンター」
●参加費:1,000 円
「 会員の 集い」
●と き:2011 年 12 月 16 日(金)15:30 ~ 17:00
●ところ:大阪科学技術センター 6 階 603 号室
●ゲスト:吉川 暹 氏(京都大学大学院 特任教授)
●テーマ:
「新エネルギーを20兆円産業に」
●参加費:無 料
上記行事のお申込み・お問合せ
大阪国際サイエンスクラブ 事務局
TEL(06)6441-0458 FAX(06)6441-0459 Email [email protected]
− 21 −
ー ナンバープレース・SUDOKU・数独 ー
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ー みなさん挑戦してみてください!! ー
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3
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3
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5
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ナンバープレースの遊び方
①空いているマスに1から9までのいずれかの数字を入れる。
②タテの列、ヨコの列、太線で囲んだブロック(3×3のマス)
のいずれにも1から9の数字がひとつずつ入る。
③同じ列やブロックの中で数字が重複してはいけない。
すべて埋まれば完成。
※解答は24Pをご覧ください
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問題 No.1
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− 22 −
会員の皆様へ
「私のお気に入り」コーナーへご投稿のお願い
「会報」は、会員外からご投稿頂く特別寄稿をはじめ、講演要旨、海外リポート、会員のひろば、新会員紹介
などを掲載しております。より一層会員の皆様へご愛読頂くため新年度より、会員参加型のコーナーとして
「私のお気に入り」を連載しております。
下記の内容等で自由にご投稿頂き楽しいコーナーにしたいと考えております。皆さまのご参加をお待ち
しております。
①テーマ:問いません ex.お店・健康法・スポーツ・旅行・本・音楽・映画・芝居 等々
②文字数:自由(写真・図有可)
③締 切:随時掲載 ※実名・匿名いずれでも結構です。
原稿は下記までメール送信して頂きますようお願い申し上げます。
紙面の都合によりご投稿多数の際は、抽選させて頂く場合がございます。
<本件窓口> 大阪国際サイエンスクラブ 事務局
TEL(06)6441-0458 FAX(06)6441-0459 ([email protected])
入会キャンペーン実施中
メンバーの皆様へ 新メンバーをご紹介ください。
(期間:2011 年 4 月~ 2012 年 3 月)
キャンペーン特典
●非会員の方でも会員のご紹介があればキャンペーン期間中の ISCO の事業に参加
していただけます。
●期間中に入会された新会員ならびに紹介者の方に、各々 2,000 円の図書券をプレ
ゼントいたします
●期間中、法人会員・個人会員の入会金はいただきません。
費 用
入会金
年会費
備 考
法 人
12 万円
14 万円
1 口 8 名登録
個 人
4 万円
3.9 万円
1 名登録
種 類
学 識
不 要
6 千円
大学・高専及び
公益研究所の研究者
家 族
不 要
6 千円
会員の配偶者
事務局からのご案内とお願い
●「会報」は過去1年間をホームページでご覧頂けます。http://www.isco.gr.jp/
●「会報」へのご寄稿、活動へのご要望、ご意見などをお気軽にお寄せください。
− 23 −
編集後記
この9月10日から10日間、全国の市町から(北は青森から南は沖縄まで)選抜された
16名の方々と一緒に、「環境とユニバーサルデザインに配慮したまちづくり」に関する海
外先進事例調査に出かけた。私はコーディネーター役である。
ドイツのフランクフルト、フ
ライブルグ、フランスのストラスブール、スイスのベルン、ボーデン湖畔の都市を視察し
た。すべての人を対象にバリアフリー化を図るといったユニバーサルデザインの取組み
はわが国の方が進んでいると確信したが、環境への取組みにおいて日本は20年以上遅れ
ていると実感した。特に、ソーラーやバイオマスを使った再生可能エネルギーを使用した
電力・熱供給に関する取り組みは、個々の要素技術も素晴らしいものがあるが、それらを
地域で実践していく市民・事業者・行政協働の取組みには感心した。市民は銀行より利回
りが随分よいからと、年利5%の市民企業に預けるという。このような地域・市民協働のシ
ステム技術をわが国においても実現したいものである。
会員の皆様におかれましては、交流会参加、会報への投稿などに、一層のご協力をよろ
しくお願いします。
広報委員 新田 保次
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問題 No.1 解 答
☆アミの数字の部分が解答です。
943876512
1 6 8952437
572413896
654391278
231768954
789245163
326589741
897134625
415627389
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ー ナンバープレース・SUDOKU・数独 ー
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2011年 10月
(H23)
発行
大阪国際サイエンスクラブ 広報委員会
大阪市西区靭本町1丁目8番4号 TEL
(06)
6441-0458
ホームページ:http://www.isco.gr.jp/
E-mailアドレス:[email protected]
− 24 −