国土安全保障省・US-VISIT システムを導入 国土安全保障省は、2004

【01/05/04】
国土安全保障省・US-VISIT システムを導入
国土安全保障省は、2004 年 1 月 5 日より、出入国管理システム US-VISIT (United States
Visitor and Immigrant Status Indicator Technology) を全米 14 の主要港、および 115 の空港に
導入しました。国土の安全を高める目的で導入されたこのシステムは、入国審査の際、外国人
の写真と指紋を登録し、過去の出入国記録、滞在期間・ステータス、犯罪歴等を始め、米国政
府のデータベースに保存されている情報と照合するといった外国人の身元確認と管理を目的と
したものです。
【01/29/04】
医療関係で働く非移民ビザ保持者の必要証明書 「Visa Screen Certificate」
2004 年 7 月 26 日より、下記7つの医療関係で働く非移民ビザ保持者 (i.e. H-1B, J, O, TN) は、
米 国 に 入 国 す る 際 、 あ る い は 米 国 内 で ス テ ー タ ス を 延 長 ・ 変 更 す る 際 に 「 Visa Screen
Certificate」と呼ばれる証明書が必要となります。この法律は、すでに非移民ビザ保持者として
米国に滞在・就労している人にも該当します。
「Visa Screen Certificate」の目的は、外国人と米国の医療関係者の教育、研修、ライセンス、経
験が同等であることと、外国人の英語力を証明することです(英語を母国語とする国の学校を
卒業した場合等、特定の例外を除いて認定された英語能力試験を受なければなりません)。
この証明書は、数年前から雇用を通じて永住権を申請する際には必要とされていましたが、国
土安全保障省、ならびに国務省は、これまで非移民ビザ保持者に対しては、この条件を免除し
ていました。しかしながら、前途しましたように 2004 年 7 月 26 日から下記7つの分野で働く非移
民ビザ保持者に対し証明書を取得することを義務付けました:
Nurses
Occupational Therapists
Physical Therapists
Speech Language Pathologists and Audiologists
Medical Technologists (Clinical Laboratory Scientists)
Physician Assistants, and
Medical Technicians (Clinical Laboratory Technicians)
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2004 年 7 月 26 日以前に入国、あるいはビザの延長・変更が必要な非移民ビザ保持者は、入
国、あるいはビザ延長・更新から 1 年以内に証明書を取得するという条件で、証明書がなくても
1 年間に限り入国、あるいはビザの延長・変更が認められています。
The Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools (CGFNS) は全ての分野の証明書を
発行 す る こ と がで き ま す 。 The National Board for Certification in Occupational Therapy
(NBCOT) は occupational therapists、The Foreign Credentialing Commission on Physical
Therapy (FCCPT) は physical therapists に限り証明書を発行することができます。証明書を取
得する手続きは長期間かかると予想されるので、なるべく早く手続きを始めることを勧めます。
CGFNS – http://www.cgfns.org
NBCOT – http://www.nbcot.org
FCCPT – http://www.fccpt.org
【01/30/04】
在日米国大使館・領事館 ‐ 非移民ビザ申請用紙
今後、在日米国大使館・領事館で非移民ビザを申請する方は、オンライン入力式ビザ申請書
(EVAF DS-156)を利用しなければなりません。また、これまで 16 歳から 45 歳の男性に限り義務
付けられていた申請用紙 DS-157 も、今後は国籍や性別に関係なく 16 歳以上の申請者全員か
ら必要となりますのでご注意下さい。
【01/30/04】
在日米国大使館・領事館 ‐ 新オンライン面接予約システム開始
2004 年 2 月 1 日より、東京の米国大使館、並びに大阪の米国領事館では非移民ビザ申請の面
接予約受付をウェブサイトで開始します。これまでの電話による予約は利用できなくなりますの
で、予約が必要な方は、大使館のウェブサイトをご覧下さい。このオンライン面接予約システム
のサービスは無料です。
【02/10/04】
H-1B ビザ年間発給数・上限到達間近
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2004 年 1 月 21 日、移民局は H-1B ビザ年間発給数の上限 65,000 件に対し、すでに 43,500 件
の申請を受理していると発表しました。その後の進展状況が近々発表されるだろうと予想され
ていましたが、本日、米国移民法弁護士協会は、間もなく H-1B の年間発給数は上限に達する
と報告しました。
【02/15/04】
観光シーズンを控えビザ申請数の増加が予測
春、夏の観光シーズンを控え、世界各国の米国大使館・領事館ではビザ申請数の増加が予測
されています。この春夏にビジネス、留学、バケーション等で渡米を予定され、米国大使館・領
事館でビザ申請が必要な方は、余裕を持って申請するよう心掛けてください。また、ビザを取得
するまでは航空券の購入等、具体的な計画を立てないよう留意して下さい。
【02/17/04】
2004 年度の貧困ガイドライン公表
保健社会福祉省は、2004 年度の貧困ガイドラインを公表しました。貧困ガイドラインは、家族に
基づく永住権申請で、スポンサーが署名する扶養証明書の基盤となる年収レベルを規定したも
のです。通常、スポンサーの年収は、貧困ガイドラインの 125% (スポンサーが軍人の場合は、
100%) となっています。
【02/17/04】
H-1B ビザ年間発給数の上限に到達
移民局は、H-1B ビザの年間発給数が上限に到達したと発表しました。年間発給数のカウント
から免除されているケース以外の申請は明日より受理されません。
【02/25/04】
プラクティカル・トレーニング期間中の F-1 ビザスタンプ申請
米国務省は米国大使館・領事館に対し、卒業後のプラクティカル・トレーニングを行っている学
生の F-1 ビザスタンプ申請についてガイドラインを出しました。このガイドラインによると、米国
大使館・領事館は、学校のアドバイザーが卒業後のプラクティカル・トレーニングを許可したと
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申請者の I-20 に明記すること、さらに、申請者がすでに就労許可カード、あるいは就労許可を
申請していることを証明するために移民局から発行される I-797 申請受理書を取得していること
を確認した上で、F-1 ビザスタンプを発行するよう指示しています。
【03/25/04】
米国務省・オンライン入力式申請用紙 DS-156 の使用を義務付けない
数週間ほど前に米国務省が、サイト上でオンライン入力式申請用紙の使用を義務付けていな
いと伝えているにも関わらず、使用していないことだけを理由に申請を却下しているという噂が
流れたため、オンライン入力式申請用紙 DS-156 の使用が義務付けられているかどうか困惑が
続いていましたが、本日、米国務省は米国移民法弁護士協会にオンライン入力式申請用紙
DS-156 の使用を好むが義務付けてはいないと報告しました。
【04/28/04】
移民局・申請料金を値上げ
移民局は、2004 年 4 月 30 日より、多数の申請料金を値上げすると発表しました。申請用紙に
は、まだ新しい申請料金が記載されていませんので、申請を提出する前に
http://www.uscis.gov でご確認下さい。
【05/24/04】
オンライン申請 (E-filing)
昨年から開始されたオンライン申請ですが、申請用紙 I-90(Application to Replace Permanent
Resident Card)と I-756(Application for Employment Authorization)に加え、2004 年 5 月 24 日
より、以下の申請もネット上で申請可能になりました。
Form I-129 (Petition for a Nonimmigrant Worker)
Form I-129S (Nonimmigrant Petition Based on Blanket L Petition)
Form I-131 (Application for Travel Document)
Form I-140 (Immigrant Petition for Alien Worker)
Form I-539 (Application to Extend/Change Nonimmigrant Status)
Form I-821 (Application for Temporary Protected Status)
Form I-907 (Request for Premium Processing Service)
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【06/18/04】
2005 年度 H-1B ビザ年間発給数・最新情報
移民局は、5 月末の統計によると、2005 年度 (2004 年 10 月 1 日~2005 年 9 月 30 日) の H-1B
年間発給数の枠に対し、約 16,100 件の申請を認可、あるいは受理していると発表しました。
【06/20/04】
Visa revalidation (米国内ビザスタンプ更新手続き) 7 月 16 日で終了
Visa Revalidation とは、I-94 出入国記録カードの有効期間中に E、H、I、L、O あるいは P ビザ
スタンプの有効期限が切れた外国人が、出国せずに米国務省のビザオフィスを通して、有効期
限が切れたビザと同じ種類のビザスタンプを更新する手続きです。国務省は、この手続きを
2004 年 7 月 16 日をもって終了すると発表しました。7 月 16 日以降、ビザスタンプの更新が必
要な方は、国外の米国大使館・領事館にてビザスタンプを申請することができます。
【06/24/04】
ビザスタンプ申請・規定変更
次の例外を除いて 2004 年 7 月 1 日より、日本の米国大使館・領事館でビザスタンプを申請する
全ての申請者は面接が必要となります。
外交ビザまたは国際機関ビザの申請者
80 才以上または 13 才以下の申請者
【07/01/04】
米国大使館・7 月は I-130 申請受理、および移民ビザ面接行わない
東京の米国大使館では、機械読取り式移民ビザおよび生体情報 (バイオメトリクス) システム
の導入に伴い、2004 年 7 月は I-130 申請の受理、および抽選永住権当選者以外の移民ビザ面
接を行いません。
【07/23/04】
DV-2005 の結果発表
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DV-2005 の結果は http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2004/34602.htm でご確認いただけま
す。
【07/23/04】
F・J ビザ保持者の H-1B 申請
移民局は、2004 年 10 月 1 日以前にステータスの有効期限が失効してしまう F と J ビザ保持者
に対し、2004 年 7 月 30 日までに移民局が H-1B・ステータス変更申請を受理することによって、
2004 年 10 月 1 日まで米国に合法的に滞在することを認めると発表しました。この規定に該当
するのは、F あるいは J ビザを保持する学生とその家族のみで、学生以外で J ビザを保持して
いる方には該当しません。
この規定の利益を得るためには、2004 年 7 月 30 日までに移民局が H-1B・ステータス変更申
請を受理していなければならないため、すでに申請している方以外は、オンライン申請 (E
filing) を利用することを勧めます。
また、この規定は、2004 年 10 月 1 日まで米国に合法的に滞在することを認めるというもので、
就労を認めるものではありません。
【09/01/04】
移民局・写真規定の変更
従来、就労許可や永住権申請時に提出する写真は横向きで右耳を見せる形式でしたが、前向
きのパスポート形式に変わりました。移民局は 2004 年 9 月 1 日以降、この新しい形式の写真
のみ受理します。新しい規定についての詳細は、
http://travel.state.gov/passport/guide/composition/composition_874.html でご確認頂けます。
【09/10/04】
2005 年度 H-1B ビザ年間発給数・最新情報
移民局は、8 月 18 日現在、2005 年度 (2004 年 10 月 1 日~2005 年 9 月 30 日) の H-1B 年間
発給数の枠に対し、約 45,900 件の申請を受理していると発表しました。
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【09/16/04】
F-1 ビザ保持者のソーシャル・セキュリティー番号・追加書類の必要性
2004 年 10 月 13 日より、キャンパス内、あるいは学校にサービスを提供している企業で就労す
る F-1 学生ビザ保持者がソーシャル・セキュリティー番号を申請する際の基準が一部変更され
ます。通常必要な身分証明書や移民上のステータスを証明するビザや I-20 の他、留学生アド
バイザーから就労を許可された事実と具体的な雇用先が存在する事実 (i.e. Job Offer)を証明
する書類を提出しなければなりません。
なお、これらの追加書類は、就労許可証(EAD)を取得しなければならない経済的理由や、プラ
クティカル・トレーニングによる就労、また、留学生アドバイザーの許可が必要な学業の一環と
して行う研修の場合は必要ありません。
【10/01/04】
2006 年度・抽選永住権応募方法
米国務省は、2006 年度の抽選永住権応募方法を発表しました。
【10/04/04】
H-1B ビザ年間発給数の上限に到達
移民局は 2005 年度(2004 年 10 月 1 日~2005 年 9 月 30 日)の H-1B ビザ年間発給数が、2004
年 10 月 1 日に上限の 65,000 件に到達したと発表しました。今後の手続きに関する詳細は、
近々発表される予定ですが、それまでは以下が基本的な規定となります:
2004 年 10 月 1 日までに受理された年間発給数のカウントに該当する申請は、通常通り申請さ
れます。
2004 年 10 月 1 日以降に受理された年間発給数のカウントに該当する申請は、申請費用と共に
申請者に返送されます。
2006 年度(2005 年 10 月 1 日~2006 年 9 月 30 日)の年間発給数のカウントに該当する申請は、
申請開始日が 2005 年 4 月 1 日、雇用開始日が 2005 年 10 月 1 日となります。
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【11/23/04】
I-485・I-765・I-131 ダイレクト申請
移民局は、家族関係に基づく永住権申請、就労許可申請、及び出入国許可申請を地域移民局
に提出する方法からシカゴ地方移民局に直接提出する方法に変更しました。申請者の在住す
る地域によって施行日が異なります。
次の地域に在住する申請者は、2004 年 12 月 1 日よりシカゴ地方移民局に申請します:
Alabama, Arizona, Arkansas, Colorado, Connecticut, Delaware, Florida, Georgia, Hawaii, Illinois,
Indiana, Kentucky, Louisiana, Maine, Massachusetts, Michigan, Minnesota, Mississippi, Nevada,
New Hampshire, New Jersey, New York, North Carolina, North Dakota, Ohio, Pennsylvania,
Rhode Island, South Carolina, South Dakota, Tennessee, Utah, Vermont, Virginia, West Virginia,
Wisconsin, Wyoming, as well as the District of Columbia, Guam, Puerto Rico and the Virgin
Islands of the United States.
次の地域に在住する申請者は、2005 年 4 月 1 日よりシカゴ地方移民局に申請します:
Alaska, California, Idaho, Iowa, Kansas, Maryland, Missouri, Montana, Nebraska, New Mexico,
Oklahoma, Oregon, Texas and Washington.
シカゴ地域移民局:
US Citizenship and Immigration Services
P.O. Box 805887
Chicago, IL 60680-4120
貨物運搬業社を利用する場合は、下記住所をご利用下さい:
US Citizenship and Immigration Services
Attn: FBASI
427 S. LaSalle, 3rd Floor
Chicago, IL 60605-1098
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【11/29/04】
新申請用紙 ETA-9035
H-1B 申請の第 1 ステップである労働条件申請の申請用紙 ETA-9035 が新しくなりました。2004
年 11 月 30 日より、この用紙以外は受理されません。
【12/08/04】
L ビザ・最新情報
2004 年 12 月 8 日にブッシュ大統領が署名した新法『The Omnibus Appropriations Act』によっ
て L ビザに関する規定が以下のように改正されました。
・ 2005 年 3 月 8 日より詐欺防止・調査料金として$500 が申請料金に追加されます。ただし、
追加料金が必要となるのは、初回 L 申請と雇用主変更申請に限ります。
・ ブランケット(多数)L ビザ申請者の海外関連企業での雇用期間が 6 ヶ月から 1 年に増える
ことになりました。ただし、この規定に該当するのは、2005 年 6 月 6 日以降に行う初回 L ビ
ザ申請のみで、それ以前に行った申請者は、1 年間の雇用期間を満たしていなくても L ビザ
を更新することが可能です。
・ 2005 年 6 月 6 日以降、特別な例外を除いて L-1B ビザ保持者がスポンサー企業外で就労
(outsourcing)することが難しくなります。この規定は、初回・更新に関わらず、全ての申請に
該当します。
【12/08/04】
H-1B ビザ・最新情報
2004 年 12 月 8 日にブッシュ大統領が署名した新法『The Omnibus Appropriations Act』によっ
て H-1B ビザの申請料金と年間発給数が以下のように改正されました。
・ 米国で修士号 (US Master's degree)、あるいはそれ以上の学位を取得した外国人労働者に
対し、H-1B ビザの年間発給数が 20,000 件増えることになりました。この申請は 2005 年 3
月 8 日から開始され、認可され次第、就労が可能となります。
・ 職業訓練基金(ACWIA)が復活、さらに$1,500 に値上がりしました 。但し、フルタイムの従業
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員が 25 人未満の場合は$750.00 です。職業訓練基金(ACWIA)は雇用主が負担しなければ
ならなず、雇用主は外国人労働者から返金や補償を求めることはできません。なお、従来
から免除されていた雇用主が学校・教育機関、非営利・政府関連の研究機関である場合
や、同じ雇用主による2度目以降の延長申請、あるいは移民局のミスによる再申請は、引き
続き免除されます。この規定は 2004 年 12 月 8 日より施行されます。
・ 2005 年 3 月 8 日より詐欺防止・調査料金として$500 が申請料金に追加されます。但し、追
加料金が必要となるのは、初回 H-1B 申請と雇用主変更申請に限ります。
【12/30/04】
新労働許可申請『PERM』の法令化
数年前から法令化が期待されていた『PERM』と呼ばれる新労働許可申請に関する法律がつい
に公式に発表されました。『PERM』の規定は基本的に『RIR』と似ていますが、従来の労働許可
申請を雇用主の供述と置き換え、申請全体を自動化することによって申請を効率良く進めるこ
とが『PERM』の特権です。『PERM』は 2005 年 3 月 28 日から施行される予定で、それ以降は、
『Standard』及び『RIR』申請は受理されません。もちろん、2005 年 3 月 28 日以前に提出された
申請に関しては従来通り審査が行われます。なお、申請内容に変更がなければ、既に提出済
みの『Standard』や『RIR』申請を『PERM』に変換することも可能です。
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