第 42 回 北海道指定図書 <小学校 低学年>

第 42 回
北海道指定図書
2016 年度(平成 28 年度)
<小学校 低学年>
カボチャのなかにたねいくつ?
マーガレット・マクナマラ/作 G.ブライアン・カラ
ス/絵 真木文絵/訳
フレーベル館
1,300 円+税
2015 年 9 月
978-4-577-04325-7
教室に置かれた、大・中・小のカボチャ。カボチャのたねを数えてわかったことは?子どもたちの心と
頭に、発見の目をやしなう絵本。ティフィンせんせいがきょうしつにもってきた、おおきさのちがう3つの
カボチャ。「このなかには、たねがいくつあるとおもう?」せんせいのしつもんに、みんなはそれぞれいろ
んなかずをいいます。でも、クラスでいちばんちいさなチャーリーは、カボチャからたねをぜんぶとりだし
てしらべてみよう、といいました。みんなでたねをかぞえて、さて、なにがわかったでしょうか。観察と実
践で、子どもの「科学」する心をのびのび育てる、ティフィン先生の授業が始まります!
ドングリ・ドングラ
コマヤスカン/作
くもん出版
1,200 円+税
2015 年 2 月
978-4-7743-2266
うみのむこうのしまが、ひをふきました。ドングリたちは、いっせいにうたいだします。「あかいひをふく、
あのしまへ、とうとうたびだつときがきた。さあ、いこう。うみをこえて。ドングリ、ドングラ、ドングリ、ドン
グラー」ドングリたちのながいながいたびがいま、はじまったのです。小さな体に勇気をつめて、前へ前
へ。野をこえ山こえ、ドングリ目線の大冒険!『新幹線のたび』のコマヤスカンが描く、パノラマ冒険絵
本。
みずたまのたび
アンヌ・クロザ/さく こだましおり/やく
西村書店東京出版編集部
1,300 円+税
2015 年 3 月
978-4-89013
わたしはちいさなみずたま。ネコがみずをのんだボウルのそこにひとつぶのこった。おひさまのおか
げで、空にまいあがり、雲にのり、雨になって、また、土のなかへ。そして、川から海へ…さまざまなか
たちに、すがたを変え、いろんないきものに、出会いながら地球をめぐる“みずたま”の冒険!
ちっちゃなサリーはみていたよ ひと
りでもゆうきをだせたなら
ジャスティン・ロバーツ/ぶん クリスチ
ャン・ロビンソン/え 中井はるの/やく
岩崎書店
1,400 円+税
2015 年 4 月
978-4-265-85081-5
サリーはあるひ、こうていで、ともだちがいじめられているところをみかけ、こころをいためていました。
そのときだれもいじめをとめようとしませんでした。ほんとうにそれでいいのかな?たったひとりでゆうき
をだしたおんなのこのおはなし。
<小学校 中学年>
ノックノック みらいをひらくドア
ダニエル・ビーティー/文 ブライアン・コ
リアー/絵 さくまゆみこ/訳
光村教育図書
1,400 円+税
2015 年 7 月
978-4-89572-874-4
まいあさ、ぼくはパパとゲームをした。それは、ぼくたちおきまりのノックノック・ゲーム。でもあるとき
から、パパはノックノック・ゲームをしにきてくれなくなって―2014年ボストングローブ・ホーンブック賞
オナー、コレッタ・スコット・キング賞受賞作。
ぞうのなみだひとのなみだ
藤原幸一/著
アリス館
1,400 円+税
2015 年 5 月
978-4-7520-0717-3
ぞうもひとも、大切な命を守りたい。子ぞうのポロンは、大好きなお母さんといつもいっしょ。おとずれ
た突然の別れにポロンは―
お昼の放送の時間です
乗松葉子/作 宮尾和孝/絵
ポプラ社
1,200 円+税
2015 年 10 月
978-4-591-14678-1
あこがれの放送委員会になれて、ウキウキのかえでは、おさるのような男子・こうへいとペアを組む
ことになり、意気消沈ですが……。
ずっとずっとあこがれていた、放送委員。とうとう、「お昼の放送の時間です」って、いえる日が!おし
ゃれな放送を夢みて、心はぐんぐんふくらんで…。なのに!なのに!あいつに、おばかな放送に、のっ
とられるなんて!放送委員会の、アツイ、アツイ、物語。
<小学校 高学年>
生きる 劉連仁の物語
森越智子/作 谷口広樹/絵
童心社
1,600 円+税
2015 年 7 月
978-4-494-02042-3
1944年9月、日本軍により中国から連れ去られた劉連仁。苛酷な炭鉱労働から逃亡し北海道の山
中で一人、13年間生き抜いた。奪われた人としての尊厳をとり戻すための孤独な闘いの物語。
大津波のあとの生きものたち
永幡嘉之/写真・文
少年写真新聞社
1,400 円+税
2015 年 2 月
978-4-87981-514-9
大津波をくぐりぬけた生きものたちは、なぜ消えたのか!―3・11東日本大震災から4年。津波のあ
との海岸を歩き続けた著者が出会った、生きものたちの数奇な物語。
イスタンブルで猫さがし
新藤悦子/作 丹地陽子/絵
ポプラ社
1,300 円+税
2015 年 9 月
978-4-591-14546-3
トルコ産のワン猫にあこがれて、父の赴任先のイスタンブルにやってきた愛。ある日、ワン猫に会わ
せてあげるというメモを見つけ……。
トルコの美しい猫―二色の瞳を持つワン猫に会いたい!という口実で、教室から逃げるようにして父
親の赴任先のイスタンブルへやってきた愛。アジアとヨーロッパ、二つの世界が見える街で、ワン猫をさ
がしながら、愛が見つけたものは…?
<中学校>
コービーの海
ベン・マイケルセン/作 代田亜香子/訳
鈴木出版
1,600 円+税
2015 年 6 月
978-4-7902-3309-1
フロリダの壮大な自然の中、座礁した鯨の母子を助けた義足の少女。鯨との交流を通じて家族や自
然との関わりを見つめ直す物語。
海が好き。夜が大好き。夢のなかなら、あの眠っているような目ざめているようなふしぎな世界なら、
風よりもはやく走れる。フロリダの壮大な自然のなか、座礁したクジラの親子を助けた義足の少女コー
ビー。とまってしまったと思っていた人生が、また動きはじめる。
赤いペン
澤井美穂/作 中島梨絵/絵
フレーベル館
1,400 円+税
2015 年 2 月
978-4-577-04219-9
物語を集めながら、人から人へと渡り歩く「赤いペン」の噂を、中学生の夏野が追っていく。ペンの謎
と、夏野の思いとは? 「そのペンは、人間に何かを書かせて、いつのまにか消えてしまうんだって」
町でささやかれる、不思議なペンのうわさ。“物語”をつむぎながら、人から人へと旅をするというペンに
かくされた“物語”とは…?第16回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。