14118 観光学 - 茨城キリスト教大学

茨城キリスト教大学 2010年度授業概要
14118
観光学
3年次∼
Introduction to Tourism
前期
2単位
岩間 信之
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「21世紀は観光の時代」といわれます。国内外の観光者数は年々増加し、観光業は急速に成長しています。政府も、日本へ
やってくる外国人旅行者を2010年までに現在の2倍の1,000万人に拡大し、国内経済を活性化させる、という政策を遂行中で
す。観光は将来有望な産業の一つです。観光学とは、こうした観光および観光産業に関する諸事象を、学際的に研究する学問で
す。地理学や経営学、社会学、歴史学、人類学、心理学など、多くの学問分野が観光に注目し、観光学を作り上げています。
この講義では、おもに地理学的な視点から、観光学を論じていきます。講義の前半では、観光学の基本(観光業の歴史、問題
と課題など)を学びます。後半では、観光地理学を勉強します。国内外の観光地をとりあげ、その地域の歴史や地理的条件、観
光地化の背景、現在の問題点と今後の課題などを、地理的視点から解説します。「旅行業務資格」は、旅行代理店や航空会社、
輸送会社、ホテルなどの観光産業に就職する上で、非常に有利な資格です。観光地理は、この試験の出題範囲に含まれます。資
格獲得にむけて、一緒に観光地理を勉強しましょう。
1.観光学とは
2.観光学の定義と意義
3.観光の変遷:草津の事例
4.海浜リゾート地の変遷:イギリス・リバプールの事例
5.グリーンツーリズム:イギリス・コッツウォルズ
6.都市の光と影1:都市観光の進展
7.都市の光と影2:スラム街と赤線街
8.都市観光による街づくり:茨城県古河市の事例
9.近代化遺産:工業化と環境保護の先駆け「日立鉱
山」
10.世界遺産の意義と問題
11.世界のチャイナタウン
12.若者の旅:バックパッカー
13.インバウンドとは?
14.ヨーロッパの文化:キリスト教文化
15.まとめ
教)溝尾良隆著『観光学−基本と実践−』(古今書院)
試験結果 50% 平常点 50%(授業毎の小問題)
੐೨Ḱ஻ቇ⠌ 他の授業で、旅行業法や約款に関する講義も行います。そちらも合わせて受講することをお勧めします。
ጁ ୃ ᧦ ઙ ╬ また、観光地理に関しては、旅行業務資格受験講座Ⅰでも扱います。こちらもあわせて受講してください。
http://www.icc.ac.jp/