ビジネスモデル オムロンではその企業価値の源泉として、様々な資本が活かされています。 とりわけ、企業理念を共有する人財などの 人的資本、高度で多彩な最先端技術などの知的資本、超多品種少量生産を実現する生産工場や技術関連設備など の製造資本がオムロンの強みです。 そしてこれらを活用し、社会的課題の先取りを心掛けながら事業活動を展開しています。企業理念でつながった誠実で チャレンジ精神にあふれる人財は、 お客様の抱える課題に日々向き合っています。身の回りにある様々な情報から必要な 情報のみを取り込み、 より賢く価値に変換するセンシング&コントロール+Thinkという独自技術で商品やサービスなどに 変換し、新たな価値として提供しています。例えば、人手不足などの製造現場の課題に対しては、 自動化に役立つセン 【改善】 社会的課題 各事業 主要なインプット オムロン 企画/開発/製造/販売 人手不足 制御機器事業 製造現場の 安心・安全 電子部品事業 人的資本 車載事業 知的資本 先取り 駅の混雑・ 交通渋滞 社会システム事業 財務資本 生活習慣病 などの疾患 ヘルスケア事業 本社直轄事業 エネルギーの不足・ 環境問題 20 OMRON Corporation 製造資本 センシング&コントロール + Think 品質向上 ています。 また、生活習慣病の増加という課題に対しては、特許技術や医療現場で得た知見を活かした高い精度の医療 どんな会社か? サーやコントローラーなどの商品や技術サービスをお届けすることで、 より効率的で安全性や品質の高いものづくりを支え 機器を提供し、人々の健康に貢献しています。 これら価値創造活動の対価として得たキャッシュや事業活動の中で得た 知見などは、長期にわたり内部に蓄積されると同時に、次なる社会的課題解決のための商品の開発やサービスへ再投 資されます。 この循環を通じて、 オムロンは企業価値を向上させ、新たな社会的課題の解決に向けて効率的に投資を行 い、次なる価値の提供を行っています。 どこへ向かうのか? 【蓄積・発展】 主要製品 お客様 バリュー 【社会的価値】 ものづくりを通じた 豊かな生活 企業価値の向上 製造業 BtoB & BtoC 【オムロンにとっての価値】 FA 機器 エレクトロニクス 電子 部品 食品/薬品 インフラほか 知的資本 人々の健康 鉄道/道路ほか 企業価値を支える力 駅務機器 交通機器 保守・サービス 駅や道路の 安心・安全 自動車 ユーザー︵ 消 費 者 ︶ 車載電装 部品 人的資本 財務資本 医療機器 パワー コンディショナ ほか 財務セクション 薬局ほか エネルギー利用の 効率化 住宅メーカーほか 製造資本 Integrated Report 2016 21
© Copyright 2024 Paperzz