科 目 名 経済成長論(20~) 担当者名 しん いんよん 申 寅容 配当年次 開 講 期 単 位 数 区 分 2・3・4年次 通年 4単位 選択 研究室番号 学生との連絡方法 6704 [email protected] @@03-1E204200-00471-00471@@ 経済成長は豊かさをもたらす重要な要素である。世 界各国の所得水準を比較してみると、日本、アメリカ のように豊かな国がある一方、貧しい国もある。豊か な国と貧しい国の1人当たりの所得や生活水準の格差 は非常に大きい。この格差は経済学者の関心を引き起 こし、近年広い範囲で研究が行われてきた。経済成長 論では,豊かな国はどうして豊かで貧しい国はどうし て貧しいのか、貧しい国は永遠に貧しいままとり残さ れてしまうのか、どうすれば貧しい国は豊かになれる のか、などについて探求する。 成長と発展の基礎データを利用して国家間の成長の 差異について学ぶ。そして、経済成長の主要な決定要 因や経済成長のためのさまざまな経済政策などについ て理論的かつ実証的に学ぶ。また、経済成長に関する 最新の論文などを紹介する予定である。 【第15回】 成長要因論争 【第16回】 ソロー成長モデルのレビュー 【第17回】 経済成長における技術の役割(1) 1国モデ ルのオーバービュー 【第18回】 経済成長における技術の役割(2) 1国モデ ルの応用 【第19回】 経済成長における技術の役割(3) 2国モデ ルのオーバービュー 【第20回】 経済成長における技術の役割(4) 2国モデ ルの応用 【第21回】 最先端技術 【第22回】 効率性 【第23回】 包絡線分析 【第24回】 開放経済の経済成長 【第25回】 政府 【第26回】 所得不平等(1) 概要と原因 【第27回】 所得不平等(2) 経済成長に与える影響 【第28回】 文化 【第29回】 地理、気候、天然資源 【第30回】 地球レベルでの天然資源と環境 定期試験で評価する。 所得と成長の国別格差について理解し、その格差を もたらす生産要素の蓄積や生産性の格差などについて 理解する。さらに、その生産要素の蓄積と生産性の格 差の底にあるより深い決定要因について理解すること を目標とする。 講義形式 【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】 【第7回】 【第8回】 【第9回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 イントロダクション 経済成長に関する諸事実 分析のためのフレームワーク 物的資本(1) 基本モデル 物的資本(2) 移行経路と定常状態 物的資本(3) 応用 人口と経済成長(1) 基本モデル 人口と経済成長(2) 人口転換 将来の人口トレンド(1) 基本モデル 将来の人口トレンド(2) 高齢化 人的資本(1) 基本モデル 人的資本(2) 応用 収束理論 生産性の測定 1. 教科書 指定無し 2. 参考図書 David N. Weil, Economic Growth, Addison Wesley, 2009 デイヴィッド N. ワイル、 『経済成長』 、 ピアソン 桐原、2010、(訳:速水弘、速水均) Charles I. Jones, Introduction to Economic Growth, W. W. Norton, 2002 チャールズ I. ジョーンズ、 『経済成長理論入門』、 日本経済新聞社、(監訳:香西泰) ポール・クルーグマン、 『良い経済学 悪い経済学』 、 日本経済新聞社、2000 グラフによる説明が多い。グラフを見て理解できる こと。
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