第3章 主な医薬品とその作用

第3章
番
番号
第3章
Ⅰ
解答
主な医薬品とその作用
解説
主な医薬品とその作用
精神神経に作用する薬
〔1〕
5
〔2〕
2
〔3〕
1
〔4〕
2
〔5〕
5
〔6〕
2
〔7〕
1
〔8〕
3
〔9〕
5
〔10〕
4
〔11〕
3
〔12〕
2
a 誤 かぜの原因となるウイルスは、200 種類を超えるといわれている(下 7)
b 正(下 7)
c 誤 インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものであるが、
感染力が強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる(下 7)
d 正(下 7)
a 正(下 7)
b 誤 インフルエンザは、ウイルスの呼吸器感染によるものであるが、感染力が強く、また重症化し
やすいため、かぜとは区別して扱われる(下 7)
「お腹にくるかぜ」は、かぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによるウイルス性胃腸炎
である(下 7)
c 誤 かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではない(下 9)
d 正(下 9)
a・b 正(下 7)
c 正(下 7、9)
d 誤 かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではない(下 9)
a 正(下 7)
b 正(下 7、9)
c 誤 かぜであるからといって必ずしもかぜ薬(総合感冒薬)が選択されるのが最適ではなく、発熱、
咳、鼻水などの症状がはっきりしている場合には、効果的に症状の緩和を図るため、解熱鎮痛薬、
鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬などが選択されることが望ましい(下 9)
d 誤 かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではない(下 9)
a 正(下 7)
b 正(-)
d 正(下 9)
a・b 正(下 7)
c 誤 かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではなく、咳で眠れなかったり、
発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図るものである(下 9)
a・b 正(下 9)
c 誤 リン酸コデインは、咳を抑える成分(下 11)
気管・気管支を広げる作用を期待して用いられるのは、アドレナリン作動成分(塩酸メチルエフ
ェドリンなど)
(下 11)
d 誤 塩酸クロペラスチンは、咳を抑える成分(下 11)
鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげることを目的として用いられるのは、塩化リゾチームやグリ
チルリチン酸二カリウムなど(下 11)
a 正(下 9)
b 誤 メキタジン-くしゃみや鼻汁を抑える(下 9)
c 誤 臭化水素酸デキストロメトルファン-中枢神経系に作用して咳を抑える(下 11、57)
d 正(下 11)
1・2 正(下 9)
3・4 正(下 11)
5 誤 塩酸ブロムヘキシン-痰の切れを良くする(下 11)
a 誤 塩酸ブロムヘキシンは、痰の切れをよくする成分(下 11)
b 正(下 9)
c 誤 塩酸クロペラスチンは、咳を抑える成分(下 11)
a 誤 エテンザミド―発熱を鎮め、痛みを和らげる(下 9)
b 正(下 9)
c 正(下 11)
d 誤 グリチルリチン酸二カリウム―炎症による腫れを和らげる(下 11、13)
a 正(下 13)
b 誤 塩酸メチルエフェドリンと同様の作用を示す生薬成分として、マオウが配合されている場合も
ある(下 11)
c 正(下 9、11)
d 誤 サリチルアミド、エテンザミドについては、15 歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエ
ンザにかかっているときは使用を避ける必要がある(下 9、25)
431
Ⅰ
精神神経に作用する薬
番
番号
解答
解説
a 正(下 25)
b 誤 bの文章は塩化リゾチームについての説明(下 11、13)
d-マレイン酸クロルフェニラミンは、抗ヒスタミン成分。くしゃみや鼻汁を抑える(下 9)
c 正(下 57)
d 誤 dl-塩酸メチルエフェドリンは、アドレナリン作動成分。交感神経系を刺激して気管支を拡張
させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。中枢
神経系に対する作用が他の成分に比べ強いとされ、依存性がある成分であることに留意する必要
がある(下 59)
かぜ薬に配合される抗コリン成分としては、ベラドンナ総アルカロイドやヨウ化イソプロパミド
がある(下 9、11)
1 正(下 9)
2 誤
3 正(下 9)
4 正(-)
a・b 正(下 11)
c 誤 塩酸プソイドエフェドリン-アドレナリン作動成分・鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を
広げる成分(下 11)
d 誤 リン酸コデイン-鎮咳作用(下 11)
a・b 正(下 13)
c 誤 cの文章は塩化リゾチームについての説明(下 11、13)
ブロメラインは蛋白質分解酵素。フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあり、血液凝固
異常(出血傾向)の症状がある人は、出血傾向を悪化させるおそれがあるので、医師・薬剤師に
相談を(下 13)
a 正(下 15)
b 正(下 11)
c 誤 セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインとも、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作
用がある(下 13)
d 誤 トラネキサム酸は、凝固した血液が分解されにくくする働きもあるため、血栓のある人、血栓
を起こすおそれのある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる(下 13)
ア 誤 塩化リゾチームでの重篤な副作用としてはショック(アナフィラキシー)
、皮膚粘膜眼症候群、
中毒性表皮壊死症など(下 11、13)
イ 正(下 13)
ウ 誤 メトヘモグロビン血症はアミノ安息香酸エチルでの副作用(下 111)
、カフェインの副作用とし
ては胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)
、動悸など(下 41、43)
エ 正(下 25)
1 誤 1の文章は塩化リゾチームについての説明(下 13)
2・3・4 正(下 13)
a 正(下 15)
b 正(下 13)
c 誤 グリチルリチン酸を含む生薬成分として、カンゾウが配合されている場合がある(下 15)
d 誤 グリチルリチン酸は、化学構造がステロイド性抗炎症成分と類似していることから、抗炎症作
用を示すと考えられている(下 13)
a 正(下 17)
b 誤 ケイ酸アルミニウムは制酸成分。胃腸障害を減弱させることを目的に配合されることがある
(下 17)
c 正(下 13)
〔13〕
2
〔14〕
2
〔15〕
1
〔16〕
2
〔17〕
1
〔18〕
3
〔19〕
1
〔20〕
2
〔21〕
3
〔22〕
1
1 正(下 15)
〔23〕
1
麻黄湯のほか、葛根湯と小青竜湯には、構成生薬としてマオウを含む(下 15)
2
1 正(下 16)
2 誤 2の文章は麻黄湯についての説明(下 16)
小青竜湯は、くしゃみや鼻汁・鼻閉(鼻づまり)等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支
炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適すとされる(下 16)
3 正(下 16)
4 正(下 15、16)
〔24〕
432
第3章
番
番号
解答
〔25〕
2
〔26〕
5
〔27〕
3
〔28〕
4
〔29〕
4
〔30〕
1
〔31〕
4
〔32〕
1
〔33〕
5
〔34〕
3
〔35〕
解
な
し
(
県
の
解
答
)
〔36〕
4
主な医薬品とその作用
解説
ア 正(下 16)
イ 誤 イの文章は小青竜湯についての説明(下 16)
葛根湯:かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされ
るが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人で
は、悪心、胃部不快感等の副作用が現われやすい等、不向きとされる(下 15、16)
ウ 正(下 16)
エ 誤 エの文章は香蘇散についての説明(下 17)
a 正(下 15、16)
b・c・d 正(下 16)
a 誤 アルコールが医薬品の成分の吸収や代謝に影響を与え、肝機能障害等の副作用が起こりやすく
なるおそれがあるため、かぜ薬の服用期間中は、酒類の摂取を控える必要がある(下 19)
b 正(下 19)
c 正(下 21)
d 誤 かぜ薬を服用した後、症状が悪化してきた場合には、間質性肺炎やアスピリン喘息等、かぜ薬
自体の副作用による症状である可能性もある(下 19)
1・2・3 正(下 21)
4 誤 解熱鎮痛薬は、痛みや発熱の原因となっている病気や外傷自体を治すものではなく、発熱や痛
みを鎮めるために使用される医薬品である(下 21)
a 誤 多くの場合、体内でのプロスタグランジンの産生を抑え、胃酸の分泌を亢進させる(下 21、23)
b 誤 bの文章はアセトアミノフェンの説明(下 25、26)
c・d 正(下 23)
a 正(下 26)
b 正(下 21)
c 誤 アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性が
ある(下 23)
d 誤 アセトアミノフェンは、主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられてい
る(下 25)
1 正(下 21)
2 正(下 26)
3 正(下 25)
4 誤 アセトアミノフェンでは、抗炎症作用は期待できない(下 25)
1 誤 中枢でのプロスタグランジンの産生を抑えるほか、腎臓での水分の再吸収を促して循環血流量
を増し、発汗を促す作用もあるとされる(下 23)
2・3・4 正(下 23)
a 誤 aの文章はアセトアミノフェンについての説明(下 25、26)
アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりやすい(下 25)
b・c 正(下 25)
d 誤 アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性が
ある(下 23)
a 誤 アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性が
ある(下 23)
b 正(下 27)
c 正(下 26)
◆「水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある成分」は、エテ
ンザミドやサリチルアミド、
「小児に対してはいかなる場合も使用しないこと」とされている成分は、
アスピリン、サザピリン。問題文の前半だけを読むと2のエテンザミドが正解となるが、
「小児に対し
てはいかなる場合も使用しない」とはされていない(下 25)
※不適正とした理由
「2のエテンザミドに関する記述として出題したが、エテンザミドは小児に対して使用される場合が
あり、正解がないので、受験者全員を正解として採点した」
a・b 正(下 25)
c 誤 アスピリンには、血液を凝固しにくくささせる作用がある(下 25)
d 誤 アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりやすい(下 25)
433
Ⅰ
精神神経に作用する薬
番
番号
解答
〔37〕
4
〔38〕
3
〔39〕
4
〔40〕
3
〔41〕
2
〔42〕
3
〔43〕
1
〔44〕
5
〔45〕
1
〔46〕
2
解説
アスピリン、サザピリンは、15 歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている
(下 25)
エテンザミド、サリチルアミドについては、15 歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザに
かかっているときは使用を避ける必要がある(下 25)
以上から、より適切な成分としては4のアセトアミノフェンということになるが、エテンザミド、サ
リチルアミドについては、インフルエンザが疑われる場合は「相談すること」であり、
「使用できない」
とはされていない。
a 誤 アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組み合わせは、それぞれの頭文字から
「ACE 処方」と呼ばれる(下 25)
b 正(下 25)
c 誤 アセトアミノフェンは、抗炎症作用は期待できない(下 25)
d 正(下 26)
1・2 正(下 25)
3 正(下 26)
4 誤 サザピリンは、成分名が「~ピリン」であるが、非ピリン系の解熱鎮痛成分である
(下 26、欄外 xxv)
イソプロピルアンチピリンが、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分(下 26)
3 正(下 25、26)
a 誤 イブプロフェンは、体内でのプロスタグランジンの産生を抑える作用により、消化管粘膜の防
御機能を低下させる(下 26)
b 正(下 25)
c 正(下 26)
d 誤 アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む)
、サザピリンについては、一般用医薬品では、小
児(15 歳未満)に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている(下 25)
a 誤 アスピリンには、血液を凝固しにくくさせる作用がある(下 25)
b 正(下 26)
c 正(下 27)
d 誤 エテンザミドについては、痛みの発生を抑える働きが中心である他の解熱鎮痛成分に比べ、痛
みの伝わりを抑える働きが優位であるとされており、そうした作用の違いによる効果を期待して、
他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い(下 25)
1 正(下 26)
1
2
3
4
5
a
b
c
d
a
b
c
d
a
b
〔47〕
2
〔48〕
4
〔49〕
1
434
c
d
a
b
c
正(下 167)
正(下 26)
正(下 233)
正(下 165)
誤 ノスカピンは非麻薬性鎮咳成分。依存性はない(下 57)
正(下 27)
誤 制酸成分が配合されていても、胃腸症状に対する薬効を標榜することは認められていない
(下 27、28)
正(下 28)
誤 発熱等によって消耗されやすいビタミンの補給を目的としてビタミンB1、ビタミンB2、ビ
タミンC等が配合されることがある(下 28)
正(下 27、28)
正(下 27)
誤 硝酸チアミンは、発熱等によって消耗されやすいビタミンの補給等を目的として配合される場
合がある(下 28)
正(下 28)
正(下 28、29)
誤 bの文章は芍薬甘草湯についての説明(下 29)
疎経活血湯は、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人で
は、消化器系の副作用(食欲不振、胃部不快感等)が現れやすい等、不向きである(下 29)
正(下 28、29)
誤 呉茱萸湯はカンゾウを含まない(下 28、29)
芍薬甘草湯(下 29)
桂枝加朮附湯(下 29)
呉茱萸湯(下 29、31)
1 正(下 29)
第3章
番
番号
解答
〔50〕
3
〔51〕
4
〔52〕
3
〔53〕
3
〔54〕
5
〔55〕
2
〔56〕
4
〔57〕
4
〔58〕
1
〔59〕
4
〔60〕
1
主な医薬品とその作用
解説
3 正(下 29)
a 誤 解熱鎮痛薬は、痛みや発熱を一時的に和らげる対症療法であって、それらの原因を根本的に解
消するものではない(下 31)
b 正(下 33)
c 誤 解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用するのが効果的ともいわれるが、症状が現れない
うちに予防的に使用することは適切ではない(下 33)
a 正(下 33)
b 誤 生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や、長期連用は避ける必要があ
る(下 35、37)
c 誤 塩酸ジフェンヒドラミンは、抗ヒスタミン成分の中でも中枢作用が強いとされる(下 33)
d 正(下 35)
1・2 正(下 33)
3 誤 ホルモンのバランスや体型の変化等により妊娠中に生じる睡眠障害は、抗ヒスタミン成分を含
有する睡眠改善薬の適用の対象とはならない(下 35)
4 正(下 35)
a 誤 慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象としたも
のではない(下 33)
b 正(下 35)
c 正(下 35)
d 正(下 35)
a 正(下 35)
b 誤 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、一時的な睡眠障害(寝つき
が悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関
において不眠症の診断を受けている人を対象としたものではない。妊娠中にしばしば生じる睡眠
障害については、ホルモンのバランスや体型の変化等によるものであり、睡眠改善薬の適用対象
となる症状ではない(下 33、35)
c 誤 柴胡加竜骨牡蛎湯は、カンゾウを含まず、ダイオウを含む。精神不安があり、動悸や不眠など
を伴う人における、高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)
、神経症、更年期神経症に適すとされ
るが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
、胃腸が弱く下痢しやすい人、瀉下薬(下
剤)を服用している人では、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢の副作用が現われやすい等、不向きと
される(下 39)
d 正(下 35)
a 正(下 35)
b 誤 慢性的に不眠症状のある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象としたも
のではない(下 33)
c 正(下 39)
a 誤 慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人を対象としたも
のではない(下 33)
b 正(下 35)
c 正(下 39)
d 誤 アリルイソプロピルアセチル尿素も依存性のある成分であり、反復して摂取すると依存を生じ
るおそれがある(下 35)
a 正(下 35)
b 正(下 35)
c 誤 生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用は避ける必要がある(下 35、37)
d 誤 アリルイソプロピルアセチル尿素を含有する催眠鎮静薬を服用する場合は、飲酒を避ける必要
がある(下 39)
a 誤 生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や、長期連用は避ける必要があ
る(下 35、37)
b 正(下 37)
c 誤 アルコールを摂取してブロムワレリル尿素を含有する催眠鎮静薬を服用すると、その効き目や
副作用が増強されるおそれがあるため、服用する場合は飲酒を避ける(下 39)
d 正(下 41)
1 正(下 41、43)
435
Ⅰ
精神神経に作用する薬
番
番号
解答
解説
a
b
c
d
a
b
c
誤 カフェインは、腎臓での水分の再吸収を抑制するとともに、尿量の増加をもたらす(下 41)
正(下 43)
誤 心臓病の診断を受けた人は、服用を避ける必要がある(下 43)
正(下 41、43)
正(下 43)
正(下 43)
誤 カフェインは、腎臓での水分の再吸収を抑制するとともに、尿量の増加(利尿)をもたらす
(下 41)
d 誤 カフェインは、胃酸の分泌を亢進させる作用があり、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心・
嘔吐)が現れることがある(下 41、43)
a 誤 カフェインは、胃液の分泌を亢進させる作用があり、副作用として胃腸障害が現れることがあ
る(下 41、43)
b 正(下 41)
c・d 正(下 43)
a 誤 カフェインは脳に軽い興奮状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を一時的に抑える効果
が期待される(下 41)
b 正(下 43)
c 正(下 43)
d 誤 カフェインは、腎臓での水分の再吸収を抑制するとともに、尿量の増加(利尿)をもたらす
(下 41)
a 正(下 43)
b 誤 カフェインには、胃液の分泌を亢進させる作用がある(下 41)
c 正(下 43)
d 誤 眠気による倦怠感を和らげる補助成分として、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB5、
ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸アミド、アミノエチルスルホン酸(タウリン)等が
配合されている場合がある(下 43)
〔61〕
3
〔62〕
1
〔63〕
4
〔64〕
1
〔65〕
2
〔66〕
3
3 正(下 41、43)
〔67〕
4
a 正(下 43)
b・c正(下 45)
〔68〕
1
1 正(下 47)
a 誤 aの文章はアミノ安息香酸エチルについての説明(下 49)
塩酸ジフェニドール-内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への
血流を改善する作用を示す(下 45、47)
b 正(下 47)
c 誤 臭化水素酸スコポラミン-中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では
消化管の緊張を低下させる作用を示す(下 47)
d 正(下 49)
a 誤 テオクル酸プロメタジン-抗ヒスタミン成分(下 47)
b 正(下 47)
c 正(下 47)
d 誤 塩酸ジフェニドール-抗めまい成分(下 45)
1 正(下 45、47)
2 正(下 47)
3 誤 ブロムワレリル尿素は鎮静成分。不安や緊張などを和らげることを目的として配合されている
場合がある(下 47)
4 正(下 49)
〔69〕
4
〔70〕
3
〔71〕
3
〔72〕
2
2 正(下 45、47)
4
a 誤 ジメンヒドリナートはテオクル酸ジフェンヒドラミンの一般名で、専ら乗物酔い防止薬に配合
される抗ヒスタミン成分である(下 47)
b 正(下 45、47)
c 正(下 49)
d 誤 臭化水素酸スコポラミンは、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比
べて作用の持続時間は短い(下 47)
〔73〕
436
第3章
番
番号
解答
〔74〕
2
〔75〕
3
〔76〕
3
〔77〕
4
〔78〕
3
〔79〕
3
〔80〕
3
〔81〕
1
〔82〕
1
〔83〕
2
主な医薬品とその作用
解説
a 正(下 45、47)
b 正(下 47)
c 誤 cの文章はアミノ安息香酸エチルについての説明(下 49)
臭化水素酸スコポラミンは抗コリン成分。中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるととも
に、末梢では消化管の緊張を低下させる作用を示す(下 47)
d 誤 dの文章はブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素のような鎮静成分(下 47)
アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き
気を抑える(下 49)
a 誤 aの文章はジプロフィリン等のキサンチン系成分についての説明(下 49)
b 正(下 47)
c 正(下 47)
d 誤 dの文章はアミノ安息香酸エチルについての説明(下 49)
ア 正(下 45、47)
イ 誤 塩酸メクリジンは、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現われるのが遅く持続時間が長い
(下 47)
ウ 正(下 47)
エ 誤 臭化水素酸スコポラミンは、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分である
(下 47)
a 誤 塩酸ジフェニドールは、抗ヒスタミン成分と共通する化学構造や薬理作用を持つが、抗ヒスタ
ミン成分としてよりも専ら抗めまい成分として使用される(下 45、47)
b 誤 bの文章は鎮静成分についての説明(下 47)
キサンチン系成分は、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させること
を目的として配合されている場合がある(下 49)
c 正(下 47)
d 正(下 47)
1 正(下 45、47)
2 正(下 47)
3 誤 無水カフェインは、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させること
を目的として配合されている場合がある(下 49)
3の文章は、抗ヒスタミン成分についての説明(下 47)
4 正(下 49)
a 誤 つわりに伴う吐き気の対処として使用することは適当でない(下 45)
b 誤 かぜ薬とは抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、鎮静成分、カフェイン類等の配合成分が重複し
て、鎮静作用や副作用が強く現れるおそれがあるので、併用は避ける必要がある(下 49)
c 正(下 45)
d 正(下 49)
a 正(下 51)
b 誤 鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されているが、
「作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用が無い」などといった安易な考えで使用すること
は避ける必要がある(下 51)
c 正(下 53)
d 正(下 53)
a 正(下 51)
b 正(下 51、123)
c 誤(-)
a 正(下 51)
b 正(下 55)
c 誤 柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散を小児の夜泣きに用いる場合、1週間くらい服用しても症状の改善
がみられないときには、いったん服用を中止して、専門家に相談する等、その漢方処方製剤の使
用が適しているかどうかを見直すことが望ましい(下 53)
d 誤 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢に下限が設けられていない場合であっても、生後
3ケ月未満の乳児には使用しないこととなっている(下 53)
a 正(下 83)
b 誤 bの文章はシンジュについての説明(下 123)
リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる(下 123)
c 正(下 53)
d 誤 dの文章はリュウタンについての説明(下 83)
ジンコウは、ジンチョウゲ科のジンコウの黒褐色の樹脂を含む木材を乾燥加工した生薬で、鎮静、
健胃、強壮などの作用を期待して用いられる(上 53)
437
Ⅰ
精神神経に作用する薬
番
番号
解答
〔84〕
2
2 正
4
a 正(下 33)
b 誤 ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると脱色を生じて殺菌
作用が失われる(下 77)
c 誤 一般用医薬品の使用によって対処を図るのでなく、早めに医療機関を受診することが望ましい
(下 67)
d 正(下 71)
〔85〕
438
解説
第3章
番
番号
Ⅱ
解答
主な医薬品とその作用
解説
呼吸器官に作用する薬
〔1〕
3
〔2〕
1
〔3〕
2
〔4〕
4
〔5〕
3
〔6〕
3
〔7〕
5
〔8〕
5
〔9〕
3
〔10〕
3
〔11〕
4
a 正(下 57)
b 誤 ブロムヘキシン塩酸塩(下 61)
c 誤 無水カフェイン-脳に軽い興奮状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を一時的に抑える
(下 41)
a 正(下 57)
b 正(下 55)
c 誤 呼吸器官に感染を起こしたとき、気道粘膜からの粘液分泌は増える(下 55)
d 誤 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、延髄
にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応である(下 55)
a 正(下 57)
b 誤 リン酸コデインは、胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用として便秘が現れることがあ
る(下 57)
c 誤 臭化水素酸デキストロメトルファン、リン酸ジメモルファンは非麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、
延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える(下 57)
d 正(下 59)
a 誤 トローチ剤・ドロップ剤に配合される非麻薬性鎮咳成分としては、デキストロメトルファンフ
ェノールフタリン塩がある(下 57)
リン酸コデインは、麻薬性鎮咳成分(下 57)
b 正(下 57)
c 誤 リン酸コデインは、胃腸の運動を低下させる作用も示し、その副作用として便秘が現れること
がある(下 57)
d 正(下 57)
ア 誤 リン酸コデインは、中枢神経系に作用して咳を抑える成分(下 57)
イ・ウ・エ 正(下 57)
1 誤 1の文章はリン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデインなどの麻薬性鎮咳成分、ノスカピン、臭
化水素酸デキストロメトルファンなどの非麻薬性鎮咳成分についての説明(下 57)
2 誤 2の文章はジプロフィリンなどのキサンチン系成分についての説明(下 59)
3 正(下 59)
4 誤 4の文章は、塩酸エチルシステイン、塩酸メチルシステイン、カルボシステインなどの去痰成
分についての説明(下 59、61)
a 誤 aの文章はアドレナリン作動成分についての説明(下 59)
臭化水素酸デキストロメトルファンは、中枢神経系に作用して咳を抑える(下 57)
b 正(下 59、61)
c 誤 cの文章はキサンチン系成分についての説明(下 59)
塩酸メトキシフェナミンは、アドレナリン作動成分(下 59)
1 誤 リン酸ジヒドロコデイン-麻薬性鎮咳成分。延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑える(下 57)
2 誤 ジプロフィリン-キサンチン系成分。気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張
させる(下 59)
3 誤 塩化リゾチーム-抗炎症成分。気道の炎症を和らげる(下 61)
4 誤 ノスカピン-非麻薬性鎮咳成分。延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑える(下 57)
5 正(下 59)
a 正(下 57)
b 誤 dl-塩酸メチルエフェドリンは、アドレナリン作動成分。交感神経系を刺激して気管支を拡張さ
せる作用を示す(下 59)
c 誤 グアイフェネシンは、気道粘膜からの分泌を促進する作用をもつ(下 59)
d 正(下 61)
a 誤 エフェドリンは、マオウ(マオウ科のエフェドラ又はその他同属植物の地上茎)に含まれる成
分で、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す(下 59)
b 誤 bの文章は、キサンチン系成分(ジプロフィリンなど)の説明(下 59)
c・d 正(下 59)
ア 誤 塩酸ブロムヘキシン-去痰作用(下 59、61)
イ 誤 トラネキサム酸-抗炎症作用(下 61)
ウ 正(下 59、61)
エ 正(下 59)
439
Ⅱ
呼吸器官に作用する薬
番
番号
解答
〔12〕
2
〔13〕
1
〔14〕
4
〔15〕
2
解説
1 正(下 59)
2 誤 カルボシステインは、痰の中の粘性蛋白質に作用してその粘りけを減少させることにより、痰
の切れをよくする(下 59、61)
3 正(下 63)
4 正(下 59)
a 正(下 57)
b 正(下 59、61)
c 誤 フマル酸クレマスチンは抗ヒスタミン成分。鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを
助ける目的で配合されている場合がある(下 63)
d 正(下 63)
a 誤 フマル酸クレマスチンは抗ヒスタミン成分。咳や喘息、気道の炎症は、アレルギーに起因する
ことがあり、鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助ける目的で配合されることがあ
る(下 63)
b 正(下 59)
c 誤 リン酸ジヒドロコデインは、胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用として便秘が現われ
ることがある(下 57)
a 誤 リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデインは胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用とし
て便秘が現われることがある(下 57)
b 正(下 59)
c 誤 鎮咳去痰薬に解熱成分は配合されておらず、発熱を鎮める効果は期待できない(下 67)
d 誤 マレイン酸クロルフェニラミンは、気道粘膜での粘液分泌を抑制することで痰が出にくくなる
ことがある(下 63)
5
1
2
3
4
5
4
a 誤 aの文章はバクモンドウについての説明(下 65)
ゴミシは、マツブサ科のチョウセンゴミシの果実を用いた生薬で、鎮咳作用を期待して用いられ
る(下 63)
b 誤 bの文章はシャゼンソウについての説明(下 63)
キキョウは、キキョウ科のキキョウの根を用いた生薬で、痰又は痰を伴う咳に用いられる(下 65)
c・d 正(下 63)
〔18〕
2
1 正(下 65)
2 誤 セネガ―ヒメハギ科のセネガ又はその同属植物の根を用いた生薬で、去痰作用を期待して用い
られる(下 65)
3 正(下 65)
4 正(下 63)
〔19〕
4
4 正(下 65)
〔20〕
4
4 正(下 65)
〔16〕
〔17〕
〔21〕
3
〔22〕
5
〔23〕
2
440
誤
誤
誤
誤
正
桔梗湯-扁桃炎や扁桃周囲炎で咽喉が腫れて痛む場合に適す(下 75)
駆風解毒湯-扁桃炎や扁桃周囲炎で咽喉が腫れて痛む場合に適す(下 75)
白虎加人参湯-喉の渇きとほてりのある人に適す(下 77)
響声破笛丸-しわがれ声又は咽喉の不快に適す(下 77)
甘草湯-激しい咳や咽喉痛の緩解に用いられる(下 61)
a 誤 五虎湯及び麻杏甘石湯は体の虚弱な人で軟便・下痢になりやすい人には不向きとされる(下 67)
b 正(下 67)
c 誤 半夏厚朴湯は、構成生薬としてカンゾウを含まない(下 65)
d 正(下 65、67)
a 誤 柴朴湯はマオウを含まない(下 65、67)
b 誤 麦門冬湯はマオウを含まない(下 67)
c・d 正(下 67)
a 誤 トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛まず
にゆっくり溶かすようにして使用されることが重要であり、噛み砕いて飲み込んでしまうと効果
は期待できない(下 69)
b 誤 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、
軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい(下 71)
c 正(下 71)
d 正(下 71)
第3章
番
番号
解答
〔24〕
3
〔25〕
3
〔26〕
3
〔27〕
3
〔28〕
2
〔29〕
3
〔30〕
4
〔31〕
1
主な医薬品とその作用
解説
a 誤 トローチ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛まずにゆっくり溶
かすようにして使用されることが重要であり、噛み砕いて飲み込んでしまうと効果は期待できな
い(下 69)
b 誤 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、
軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射することが望ましい(下 71)
c 正(下 71)
d 正(下 71)
a 正(下 69)
b 誤 含嗽薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない(下 71)
c 誤 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、
軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射することが望ましい(下 71)
d 正(上 71)
a 誤 トローチ剤でも、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全
身的な影響を生じることがある(下 71)
b 正(下 71)
c 誤 アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合さ
れている場合がある(下 71)
d 正(下 73)
a 誤 ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺
におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある(下 73)
b 正(下 71)
c 正(下 75)
d 誤 ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると殺菌作用が失われ
るため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬では、そうした食品を摂取した直後の使用や
混合は避けることが望ましい(下 77)
a 正(下 71)
b 誤 塩化デカリニウムは殺菌消毒成分(下 71)
c 誤 グリセリンは局所保護成分(下 73)
d 正(下 73)
a 正(下 73)
b 誤 グルコン酸クロルヘキシジンが配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれのあ
る人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある(下 73)
c 正(下 71)
a 誤 aの文章は殺菌消毒成分についての説明(下 71)
グリセリンは局所保護成分。喉の粘膜を刺激から保護する目的で用いられる(下 73)
b 誤 bの文章は抗炎症成分についての説明(下 71)
塩化ベンゼトニウムは殺菌消毒成分。口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、そ
の増殖を抑えることを目的として用いられる(下 71、73)
c 正(下 71)
d 正(下 73)
1 誤 ポビドンヨードは殺菌消毒成分。口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その
増殖を抑えることを目的として用いられる(下 71、73)
2・3・4 正(下 73)
441
Ⅲ
胃腸に作用する薬
番
番号
Ⅲ
解答
胃腸に作用する薬
〔1〕
4
〔2〕
2
〔3〕
4
〔4〕
1
〔5〕
4
〔6〕
4
〔7〕
4
〔8〕
3
〔9〕
3
442
解説
1 誤 麻黄湯-かぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体のふしぶしが痛い場合に適すと
されるが、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感、発汗過多、全身脱力感
等の副作用が現われやすい等、不向きとされる(下 16)
2 誤 麦門冬湯-痰の切れにくい咳(喉の乾燥感)
、気管支炎、気管支喘息の症状に適すとされるが、
水様痰の多い人には不向きとされる(下 67)
3 誤 小建中湯-体質虚弱で疲労しやすく、血色がすぐれない人における、腹痛、動悸、手足のほて
り、冷え、頻尿及び多尿などのいずれかを伴う、小児虚弱体質、疲労倦怠、神経質、慢性胃腸炎、
小児夜尿症、夜泣きに適すとされる(下 53、55)
4 正(下 89)
5 誤 芍薬甘草湯-下肢の痙攣性疼痛、急な腹痛や胃痙攣の痛み等のような、急激に起こる筋肉の痙攣を
伴う疼痛に適すとされる。まれに重篤な副作用として、肝機能障害のほか、鬱血性心不全や心室性頻脈
を生じることが知られており、心臓病の診断を受けた人では使用を避ける必要がある(下 29)
a 正(下 79)
b 誤 吐き気や嘔吐は、延髄にある嘔吐中枢の働きによって起こる(下 79)
c 正(下 79)
d 誤 制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気等の
症状を緩和することを目的とする医薬品である(下 79)
炭水化物、脂質、蛋白質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助ける
ことを目的とする医薬品は、消化薬である(下 79)
a 誤 一般用医薬品には、様々な胃腸の症状に幅広く対応できるよう、制酸、胃粘膜保護、健胃、消化、整
腸、鎮痛鎮痙、消泡等、それぞれの作用を目的とする成分を組み合わせた製品もある(下 79)
b・c・d 正(下 79)
a 正(下 79)
b 正(下 81)
c 誤 cの文章はメタケイ酸アルミン酸マグネシウムについての説明(下 81)
合成ヒドロタルサイトはアルミニウム、マグネシウムを含む制酸成分(下 81)
d 誤 苦味健胃生薬や芳香性健胃生薬が配合された健胃薬は、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃
液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めるため、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽す
る方法で服用されると効果が期待できず、そのような服用の仕方は適当でない(下 81、83)
1・2 正(下 79)
3 正(下 89)
4 誤 ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩は胃粘膜保護・修復成分。
胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す
等の作用を期待して用いられる(下 85)
胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされる成分は、胆汁末、動物胆(ユウタンを含む)、
ウルソデオキシコール酸、デヒドロコール酸等(下 85)
a 誤 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると、胃酸に対する
中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当でない(下 81)
b・c・d 正(下 81)
a 誤 ウルソデオキシコール酸-胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効
果を期待して用いられる(下 85)
b 正(下 83)
c 誤 乾燥水酸化アルミニウムゲル-中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的とし
て配合される(下 81)
d 正(下 87)
a 正(下 85)
b 誤 合成ヒドロタルサイトは制酸成分。中和反応によって胃酸の働きを弱めることを目的として用
いられる(下 81)
c 誤 ジアスターゼは消化成分。炭水化物等の分解に働く酵素を補うことを目的として用いられる
(下 85)
d 誤 炭酸水素ナトリウムは制酸成分(下 81)
a 正(下 81)
b 誤 bの文章は健胃成分についての説明(下 81)
。ピレンゼピン塩酸塩は、胃液分泌抑制成分
(下 87)
c 正(下 85)
d 誤 cの文章は胃粘膜保護・修復成分についての説明(下 85)
。リパーゼ、ジアスターゼは、消化
成分(下 85)
第3章
番
番号
解答
〔10〕
5
〔11〕
2
〔12〕
3
〔13〕
3
〔14〕
1
〔15〕
3
〔16〕
1
〔17〕
4
〔18〕
1
〔19〕
2
〔20〕
3
〔21〕
5
〔22〕
1
〔23〕
2
主な医薬品とその作用
解説
a
b
c
d
a
b
c
d
ア
誤 炭酸水素ナトリウム―制酸成分(下 81)
正(下 85)
誤 テプレノン―胃粘膜保護・修復成分(下 85)
正(下 87)
正(下 85)
誤 ピレンゼピン塩酸塩-胃液分泌抑制成分(下 87)
正(下 81)
誤 テプレノン-胃粘膜保護・修復成分(下 85)
誤 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中
和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当でない(下 81)
イ 正(-)
ウ 正(下 87)
エ 誤 アルジオキサ、スクラルファートはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人
では使用を避ける必要がある(下 85)
a、d 正(下 83)
ケイヒ、コウボクは芳香性健胃生薬(下 83)
1 正(下 83)
2~5は苦味性健胃生薬(下 83)
a オウバク(下 83)
b ケイヒ(下 83)
c ウルソデオキシコール酸(下 85)
a 正(下 83)
b 正(下 85)
c 正(下 89)
d 正(下 87、87 欄外ⅴ)
a 誤 ジメチルポリシロキサン-消化管内容物中に発生した気泡の分離を促す(下 87)
b 正(下 85)
c 誤 デヒドロコール酸-胆汁分泌を促進し、消化を助ける(下 85)
d 正(下 87)
1 誤 ロートエキス、ピレンゼピン塩酸塩は胃液分泌抑制成分(下 87)
、消泡成分としてはジメチル
ポリシロキサン(ジメチコン)がある(下 87)
2・3 正(下 87)
4 正(下 85)
a・b 誤 リパーゼは炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等を分解する消化酵素(下 85)
胆汁の分泌を促す作用があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられるのは、ウルソ
デオキシコール酸(下 85)
c 正(下 85)
d 正(下 87)
a 誤 ピレンゼピン塩酸塩-胃液分泌抑制成分(下 87)
b 正(下 87)
c 誤 プロザイム-消化成分(下 85)
d 正(下 87)
5 正(下 87)
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
正(下 89)
誤 苓桂朮甘湯-めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏に適す。
(下 123)
誤 大黄甘草湯-便秘(下 103)
誤 大黄牡丹皮湯-便秘(下 103)
誤 麻子仁丸-便秘(下 103)
誤(下 89)
正(下 89)
誤(下 159)
誤(下 245)
誤(下 89)
443
Ⅲ
胃腸に作用する薬
番
番号
解答
解説
〔24〕
5
a 正(下 93)
b 正(下 91)
c 誤 整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、配合できる成分や
その上限量が定められている(下 93)
d 正(下 93)
〔25〕
3
b・d 正(下 93)
〔26〕
1
〔27〕
1
〔28〕
5
〔29〕
1
〔30〕
2
〔31〕
4
〔32〕
2
〔33〕
5
(
県
の
解
答
)
444
a 正(下 93)
b 正(下 97、98)
c 誤 ロペラミド塩酸塩は、食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられる
ことを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象でない(下 95)
d 誤 タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれる蛋白質(カゼイン)から精製
された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある(下 95)
a 正(下 93)
b 正(下 95)
c 誤 cの文章は整腸成分についての説明(下 93)
。ビサコジル、ピコスルファートナトリウムは、
大腸刺激性瀉下成分(下 98)
d 誤 dの文章は吸着成分についての説明(下 97、98)
。ベルベリン塩化物は、腸内殺菌成分(下 97)
ア 誤 ロペラミド塩酸塩-止瀉成分(下 95)
イ 誤 ヒマシ油-小腸刺激性瀉下成分(下 98)
ウ 誤 タンニン酸アルブミン-止瀉成分(収斂成分)
(下 93)
エ 正(下 97)
a 正(下 93)
b 正(下 98)
c 正(下 95)
d 誤 ベルベリン塩化物などの腸内殺菌成分は、通常の腸管内に生息する腸内細菌に対しても抗菌作
用を示すが、ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌作用のほうが優位であることと、下痢状態で
は腸内細菌のバランスが乱れている場合が多いため、結果的に腸内細菌のバランスを正常に近づ
けることにつながると考えられている(下 97)
a 正(下 93)
b 誤 塩酸ロペラミドは、腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用を避ける必
要がある(下 95、97)
c 誤 センナ及びセンノシドが配合された瀉下薬については、妊婦又は妊娠していると思われる女性
では、使用を避けることが望ましい(下 98、99)
d 正(下 97)
a ピコスルファートナトリウム-瀉下成分(下 99)
b 次硝酸ビスマス(下 93)
c タンニン酸アルブミン(下 93)
d ジオクチルソジウムスルホサクシネート-瀉下薬に配合される成分(下 101)
e ベルベリン塩化物(下 97)
1 正(下 93)
2 誤 ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によ
って分解されて、大腸への刺激作用を示すようになる(下 99)
3 正(下 99)
4 正(下 101)
a 正(下 93)
b 誤 ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢、寝冷えによる下痢
の症状に用いられることを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢については適用対象
でない(下 95)
c 正(下 95)
d 正(下 97)
◆「手引き」では、クレオソートの作用は殺菌作用と局所麻酔作用と記載されている。しかし、最近の研究では、
通常用いられる量では、殺菌効果は期待できず、消化管内の水分の過剰分泌を抑える、消化管の過剰な蠕
動運動を抑えるなどの作用により止瀉作用を示すことが明らかとなっている。
第3章
番
番号
解答
〔34〕
3
〔35〕
4
〔36〕
4
〔37〕
5
〔38〕
2
解説
1・2 正(下 95、97)
3 誤 クレオソート-「手引き」では、殺菌作用、局所麻酔作用があるとされると記載されている
(下 97)
★ここで確認
ただし、最近の研究では、腸の蠕動運動を正常にし、腸管内の水分調節機能を調整することにより、
止瀉作用を示すことが明らかになっている。
4 正(下 95)
a 誤 アクリノールは腸内殺菌成分。細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる(下 97)
b 正(下 95、97)
c 正(下 97)
a 誤 aの文章は塩酸パパベリン塩酸塩についての説明(下 109)
ブチルスコポラミン臭化物は、抗コリン成分(下 109)
b 誤 医薬品として使用されるのは木材を原料とする木クレオソート(下 97、欄外 x)
c 正(下 111)
d 正(下 99)
5 正(下 98)
a
b
c
d
a
b
〔39〕
〔40〕
5
3
c
d
a
b
c
〔41〕
5
〔42〕
3
〔43〕
1
〔44〕
3
〔45〕
3
〔46〕
2
〔47〕
1
主な医薬品とその作用
正(下 98)
誤 急激で強い瀉下作用を示すため、3歳未満の乳幼児では使用を避けることとされている(下 98)
正(下 98)
誤 吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがあり、母乳を与
える女性では使用を避けるか、使用期間中の授乳は避ける必要がある(下 98)
誤 センノシドは、大腸を刺激して排便を促す(下 98)
誤 ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内容物に水分が浸透しやすくする作用が
あり、
糞便中の水分量を増やして柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる
(下 101)
正(下 101)
正(下 101)
正(下 113)
誤 bの文章は炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤についての説明(下 117)
ビサコジルは大腸刺激成分。大腸を刺激して排便を促す(下 98)
正(下 115)
5 正(下 99)
1 正(下 101)
2 正(下 103、105)
3 誤 ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によ
って分解されて、大腸への刺激作用を示すようになる(下 99)
4 正(下 101)
1 正(下 103)
2・3 誤(下 103)
4 誤(下 153)
5 誤(下 103、105)
a・b 正(下 105、107)
c 正(-)
1・2 正(下 105)
3 誤 食品にも緩下作用を示すものがあり、そうした食品との相互作用についても留意すべきである
(下 105)
4 正(下 105)
ア 正(下 109)
イ パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示す。抗コリン成分
と異なり、自律神経系を介した作用ではないが、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られている
(下 109)
ウ 誤 オキセサゼインは局所麻酔成分(下 111)
エ 正(下 109)
a 正(上 107、109)
b 正(上 109)
c 誤 パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない(下 109)
d 誤 オキセサゼインには、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされる(下 111)
445
Ⅲ
胃腸に作用する薬
番
番号
解答
〔48〕
5
〔49〕
4
〔50〕
3
〔51〕
3
〔52〕
2
〔53〕
1
〔54〕
1
〔55〕
5
〔56〕
3
〔57〕
4
〔58〕
2
446
解説
a 誤 抗コリン作用を有する成分を含有する医薬品どうしが併用された場合、抗コリン作用が増強さ
れ、排尿困難、目のかすみや異常な眩しさ、頭痛、眠気、口渇、便秘等の副作用が現れやすくな
る(下 111)
b 誤 bの文章はパパベリン塩酸塩についての説明(下 109)
ブチルスコポラミン臭化物は、副交感神経系の働きを抑える作用により鎮痛鎮痙作用を示す
(下 105、109)
c 正(下 111)
a 誤 ブチルスコポラミン臭化物は抗コリン成分。消化管の運動や胃液分泌の亢進を抑える(下 105、
109)
、局所麻酔作用はない。
局所麻酔作用のある成分はアミノ安息香酸エチル、オキセサゼイン(下 111)
b 誤 パパベリン塩酸塩は消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すが、抗コリン
成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない。自律神経系を介した作用ではないが、眼
圧を上昇させる作用を示すことが知られている。緑内障の診断を受けた人では、使用前に治療を
行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされることが望ましい(下 109)
c 正(下 111)
d 正(下 109)
a 誤 ロートエキスについては、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻
脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、使用期間中の授乳を避ける必要
がある(下 109)
b 正(下 109)
c 誤 急な胃腸の痛みは、主として胃腸の過剰な動き(痙攣)によって生じる。消化管の運動は副交
感神経系の刺激によって亢進する(下 107)
d 正(下 111)
a 正(下 107、109)
b 正(下 109)
c 誤 アミノエチルスルホン酸はタウリン。肝臓機能を改善する働きがあるとされ、滋養強壮保健薬
等に配合されている場合がある(下 237)
cの文章は、アミノ安息香酸エチルについての説明(下 111)
d 正(下 111)
a 誤 パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されていない
(下 109)
b 正(下 109)
c 誤 抗コリン成分が副交感神経系の働きを抑える作用は消化管に限定されないため、散瞳による目
のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現われ
ることがある(下 109)
a 正(下 111)
b・c 正(下 109)
1 正(下 113)
2 誤 繰り返し使用すると直腸の感受性の低下が生じて効果が弱くなる(下 113)
3 誤 直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠してい
ると思われる女性では使用を避けることが望ましい(下 113)
4 誤 腹痛が著しい場合は、急性腹症の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を
悪化させるおそれがある(下 113)
a 誤 浣腸薬でも、繰り返し使用すると直腸の感受性の低下が生じて効果が弱くなる(下 113)
b 誤 浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊
婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい(下 113)
c・d 正(下 115)
3 正(下 113、115)
1 正(下 115)
2・3 正(下 113)
4 誤 4の文章は坐剤として用いられる炭酸水素ナトリウムについての説明(下 117)
。
グリセリンは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を摂り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す
効果を期待して用いられる(下 115)
a 誤 便秘以外のときに直腸内容物の排除を目的として用いることは適当でない(下 113)
b 正(下 113)
c・d 正(下 115)
第3章
番
番号
解答
〔59〕
2
〔60〕
4
〔61〕
2
〔62〕
2
〔63〕
3
〔64〕
3
〔65〕
3
〔66〕
4
〔67〕
1
主な医薬品とその作用
解説
a・b 正(下 115)
c 誤 cの文章はグリセリンなどの説明(下 115)
炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を
刺激する作用を期待して用いられる(下 117)
a 誤 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である(下 117)
b 正(下 117)
c 誤 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなる
(下 117)
d 正(下 117)
a・b 正(下 117)
c 誤 ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高ま
るため、ヒマシ油との併用は避ける必要がある(下 117)
1 正(下 117)
2 誤 駆虫薬は、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使
用することとされているものが多い(下 117)
3 正(下 119)
4 正(下 119)
5 正(下 117)
a 誤 aの文章は、サントニンについての説明(下 119)
b・c 正(下 119)
d 誤 dの文章はパモ酸ピルビニウムについての説明(下 119)
1 正(下 119)
2 正(下 119)
3 誤 リン酸ピペラジンは、アセチルコリン伝達を妨げて運動筋を麻痺させる作用を示す(下 119)
4 正(下 119)
a 誤 カイニン酸-回虫に痙攣を起こさせる作用を示す(下 119)
b 誤 パモ酸ピルビニウム-蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える(下 119)
c 正(下 119)
d 正(下 119)
a 誤 aの文章はパモ酸ピルビニウムについての説明(下 119)
b 誤 bの文章はリン酸ピペラジンについての説明(下 119)
c 正(下 119)
d 正(下 119)
1
正(下 119)
447
Ⅳ
心臓などの器官や血液に作用する薬
番
番号
Ⅳ
解答
解説
心臓などの器官や血液に作用する薬
a
〔1〕
2
b
c
d
a
b
c
〔2〕
1
d
1
2
〔3〕
2
〔4〕
3
〔5〕
1
〔6〕
1
〔7〕
1
〔8〕
2
〔9〕
2
448
3
4
1
2
3
4
誤 aの文章はロクジョウについての説明(下 123)
レイヨウカクは、ウシ科のサイガレイヨウの若い角を用いた生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等
を期待して用いられる(下 53)
正(下 123)
誤 cの文章はリュウノウについての説明(下 123)
インヨウカクは、メギ科のイカリソウの蕾を含む葉及び茎を用いた生薬で、強壮、血行促進、強
精(性機能の亢進)等の作用を期待して用いられる(下 238)
誤 dの文章はシンジュについての説明(下 123)
ジンコウは、ジンチョウゲ科のジンコウの黒褐色の樹脂を含む木材を乾燥加工した生薬で、鎮静、
健胃、強壮などの作用を期待して用いられる(下 53)
正(下 121)
正(下 123)
誤 cの文章はロクジョウについての説明(下 123)
ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡
張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる(下 123)
誤 dの文章はシンジュについての説明(下 123)
ユウタンは、クマ科のヒグマ又はその他近縁動物の胆汁の乾燥物を用いた生薬で、苦味による健
胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある(下 83)
正(下 139)
誤 貧血用薬(鉄製剤)は、服用の前後 30 分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、
ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあるので、服用
前後はそれらの摂取を控えることとされている(下 133)
正(下 107)
正(下 129)
誤 心臓は、通常、自律神経系によって無意識のうちに調整がなされている(下 121)
誤 激しい運動をしたり、興奮したときなどの動悸や息切れは、正常な健康状態でも現れる(下 121)
正(下 121)
誤 強心薬は、心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分を主体として配合される(下 121)
1 正(下 121)
a・b 正(下 121)
c 誤 息切れは、心臓から十分な血液が送り出されないと体の各部への酸素の供給が低下するため、
呼吸運動によって取り込む空気の量を増やすことでそれを補おうとして起こる(下 121)
d 誤 動悸は、心臓の働きが低下して十分な血液を送り出せなくなり、脈拍数を増やすことによって
その不足を補おうとして起こる(下 121)
a 正(下 121)
b 正(下 123)
c 誤 ゴオウ-ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬(下 123)
d 誤 ロクジョウ-シカ科のマンシュウジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬(下 123)
a 正(下 121)
b 正(下 123)
c 誤 cの文章はジャコウについての説明(下 123)
ロクジョウは、シカ科のマンシュウジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、
強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる(下 123)
d 正(下 123)
1 誤 ゴオウには、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用がある
とされる(下 123)
2 正(下 123)
3 誤 ロクジョウには、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされる(下 123)
4 誤 センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することが
あるため、噛まずに服用することとされている(下 121)
第3章
番
番号
解答
主な医薬品とその作用
解説
a 誤 センソは、皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、センソが配合された丸薬、錠剤等の内
服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされ
ている(下 121)
b 正(上 121)
c 誤 1日用量中センソ5㎎を超えて含有する医薬品は劇薬に指定されている。一般用医薬品では、
1日用量が5㎎以下となるよう用法・用量が定められている(下 121、123)
d 誤 dの文章はゴオウについての説明(下 123)
ロクジョウは、シカ科のマンシュウジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強
心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる(下 123)
ア 正(下 121)
イ 正(下 125)
ウ 正(下 123)
エ 誤 センソはヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたもの
で、微量で強い強心作用を示す(下 121)
ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いる生薬はゴオウ(下 123)
ア 正(下 123)
イ 誤 リュウノウ-中枢神経系の刺激作用による気つけの効果(下 123)
ウ・エ 正(下 123)
〔10〕
2
〔11〕
2
〔12〕
2
〔13〕
3
3 正(下 127)
〔14〕
1
1 正(下 127)
2 誤 コレステロールは水に溶けにくい物質である(下 127)
3 誤 高密度リポ蛋白質(HDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質
である(下 127)
4 誤 医療機関で測定する検査値として、低密度リポ蛋白質(LDL)が 140 ㎎/dL以上、高密度リポ
蛋白質(HDL)が 40mg/dL 未満、中性脂肪が 150 ㎎/dL以上のいずれかである状態を、高脂血症(脂
質異常症)という。
(下 127)
〔15〕
3
3 正(下 127)
〔16〕
2
〔17〕
2
〔18〕
5
〔19〕
4
a 誤 リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用
等の異常ではない(下 129)
b 正(-)
c 正(下 129)
d 誤 高コレステロール改善薬の使用による対処は、食事療法、運動療法の補助的な位置づけである
(下 129)
a 正(-)
b 正(下 129)
c 誤 リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用
等の異常ではない(下 129)
a 誤 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周
囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない(下 129)
b 誤 bの文章はビタミンEについての説明(下 129)
ビタミンB2は、過酸化脂質と結合し、その代謝を促す作用を期待して配合されている場合があ
る(下 129)
c 誤 リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすい
コレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期
待して用いられる(下 129)
d 正(下 127)
a 誤 aの文章はビタミンEについての説明(下 129)
ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロール
エステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられ
る(下 129)
b 誤 bの文章はパンテチンについての説明(下 129)
大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きが
あるとされる(下 127)
c 誤 cの文章は大豆油不鹸化物(ソイステロール)についての説明(下 125)
パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、LDL の分解を促
し、また、HDL が形成される過程に働いて、HDLを増加させる効果を期待して用いられる
(下 129)
d 正(下 127)
449
Ⅳ
心臓などの器官や血液に作用する薬
番
番号
解答
〔20〕
4
〔21〕
4
〔22〕
2
〔23〕
5
〔24〕
3
〔25〕
解
な
し
(
県
の
解
答
)
〔26〕
3
〔27〕
4
〔28〕
3
〔29〕
1
〔30〕
4
450
解説
a 誤 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、脂溶性物質であるため、悪心(吐き気)
、胃部不快感、
胸やけ、下痢等の消化器系の副作用が現われることがある(下 127)
b 誤 パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、LDL の分解を
促し、また、HDL が形成される過程に働いて、HDL を増加させる効果を期待して用いられる(下 129)
c・d 正(下 133)
a 誤 大豆不鹸化物は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがある(下 127)
b 正(下 129)
c 誤 リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成す
るとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる(下 129)
d 正(-)
1 正(下 129)
2 誤 パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、LDL の分解
を促し、また、HDL が形成される過程に働いて、HDL を増加させる効果を期待して用いられる
(下 129)
3・4 正(下 127、129)
a 正(下 129)
b 誤 パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、LDL の分解
を促し、また、HDL が形成される過程に働いて、HDL を増加させる効果を期待して用いられる
(下 129)
c 誤 リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用
等の異常ではない(下 129)
d 正(下 129)
ア 誤 リノール酸はコレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成する
とされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる(下 129)
イ 正(-)
ウ 正(下 129)
エ 誤 大豆不鹸化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働き
があるとされる(下 127)
3 正(下 131)
※不適切問題とする理由
当初予定していた正答は「3」であるが、C の選択肢として、貯蔵鉄は、フェリチンの形で肝臓以
外にも脾臓などにも蓄えられているため、
「脾臓」も正しいことになり、正答が「3」と「4」の二つ
あることになる→受験者全員を正解として採点
a 誤 鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄や血清鉄が減少するのみでヘモグロビン量自体は
変化せず、ただちに貧血の症状は現れない(下 131)
b・c 正(下 133)
d 誤 ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いら
れる(下 133)
a 誤 葉酸―ヘモグロビン産生や赤血球の形成に働く(下 133)
b 正(下 133)
d 正(下 131)
a 正(下 131)
b 誤 マンガンは、糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合
成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある(下 133)
c 正(下 133)
d 誤 コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12 の構成成分であり、骨髄での造
血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある(下 133)
a 正(下 131)
b 正(下 131)
c 誤 鉄製剤の主な副作用として、悪心(吐き気)
、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢
等の胃腸障害が知られている。鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされるが、消化器系への副作
用を軽減するには、食後に服用することが望ましい(下 133)
d 誤 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである(下 131)
a 正(下 131、欄外ⅳ)
b 誤 鉄製剤服用の前後 30 分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、コーヒー等)を摂取すると、タンニ
ン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある(下 133)
c 正(下 131)
第3章
番
番号
解答
〔31〕
2
〔32〕
3
主な医薬品とその作用
解説
a
b
c
d
ア
正(下 131)
正(下 133)
誤 鉄分の吸収は空腹時のほうが高い(下 133)
正(下 133)
誤 アの文章はビタミンCについての説明(下 133)
硫酸コバルトは、骨髄での造血機能を高める目的で配合されている場合がある(下 133)
イ・ウ 正(下 133)
エ 誤 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある(下 131)
1
a 正(下 131、133)
b 正(下 129)
c 誤 鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後
に服用することが望ましい(下 133)
d 誤 貧血の症状がみられる以前から予防的に貧血用薬(鉄製剤)を使用することは適当でない(下 133)
〔34〕
3
a 正(下 135)
b 誤 ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いら
れることがある(下 133)
服用の前後 30 分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取する
と、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある(下 133)
c 正(下 131)
〔35〕
4
4 正(下 135)
〔36〕
4
4 正(-)
〔37〕
3
〔38〕
4
〔39〕
3
〔40〕
2
〔33〕
〔41〕
〔42〕
2
2
1・2 正(下 135)
3 誤 別名コエンザイム Q10 とも呼ばれる(下 135)
4 正(下 135)
a 正(下 135)
b 正(下 137)
c 誤 イノシトールヘキサニコチネートは代謝されてニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きに
よって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる(下 137)
d 正(下 135)
1 正(下 135)
2 正(下 137)
3 誤 ヘプロニカートは代謝されてニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液
循環を改善する作用を示すとされる(下 137)
4 正(下 135)
a 正(下 137)
b 誤 コウカはキク科の植物ベニバナの管状花を圧搾して板状としたもので、末梢の血行を促して鬱
血を除く作用があるとされる(下 135)
c 正(下 137)
d 誤 ユビデカレノンは、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに
働く(下 133)
a
b
c
d
正(下 135)
誤 コエンザイムQ10 とも呼ばれる成分はユビデカレノン(下 135)
正(下 137)
誤 dの文章は三黄瀉心湯についての説明(下 137)
七物降下湯は、身体虚弱の傾向のある人における、高血圧に伴う諸症状(のぼせ、肩こり、耳鳴
り、頭重)に適するとされる(下 137)
a 正(下 137)
b 誤 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する医薬品は、体質の改善又は症状の緩和を主眼としてお
り、いずれも高血圧や心疾患そのものの治療を目的とするものではない(下 139)
c 正(下 135)
d 誤 ヘプロニカートは、代謝されてニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血
液循環を改善する作用を示すとされる。ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い
(下 137)
451
Ⅴ
排泄に関わる部位に作用する薬
番
番号
Ⅴ
解答
排泄に関わる部位に作用する薬
〔1〕
4
〔2〕
5
〔3〕
4
〔4〕
3
〔5〕
5
〔6〕
3
〔7〕
1
〔8〕
2
〔9〕
2
〔10〕
4
〔11〕
1
〔12〕
3
452
解説
a 誤 aの文章は痔瘻についての説明(下 139)
b 正(下 139)
c 誤 一般用医薬品の痔疾用薬には、肛門部又は直腸内に適用する外用薬(外用痔疾用薬)と内服し
て使用する内用薬(内用痔疾用薬)がある(下 141)
a 正(下 139)
b 誤 内痔核では、排便時に、肛門から成長した痔核がはみ出る脱肛、出血等の症状が現れる。外痔
核では、排便と関係なく、出血と患部の痛みを生じる(下 139)
c 正(下 147)
d 正(下 141)
a 正(下 139)
b 正(下 143)
c 誤 アラントインは、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる(下 143)
d 誤 カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされる(下 147)
1 正(下 139)
2 正(下 141)
3 誤 内用痔疾用薬もある(下 141)
4 正(下 143)
a 誤 エフェドリン塩酸塩-止血成分・アドレナリン作動成分(下 143)
b 正(下 143)
c 誤 アラントイン-組織修復成分(下 143)
a 誤 ジブカイン塩酸塩は、局所麻酔成分であり、痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として
用いられる(下 141)
b 正(下 143)
c 誤 イソプロピルメチルフェノールは、殺菌消毒成分であり、痔疾患に伴う局所の感染を防止する
ことを目的として用いられる(下 145)
d 正(下 143)
a・b 正(下 143)
c 誤 グリチルレチン酸-抗炎症成分(下 143)
d 誤 リドカイン塩酸塩-局所麻酔成分(下 141)
a・b 正(下 141)
c 誤 クロタミトンは熱感刺激を生じさせ、かゆみをやわらげる(下 143)
d 正(下 143)
a 正(下 143)
b 誤 クロルヘキシジン塩酸塩は殺菌消毒成分。痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的とし
て配合されている場合がある(下 145)
c 正(下 141)
ア 誤 アラントインは組織修復成分。痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる
(下 143)
イ 誤 アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分。痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として用い
られる(下 141)
ウ・エ 正(下 143)
a 正(下 145)
b 正(下 143)
c 誤 cの文章はオウゴンについての説明(下 147)
カイカは、マメ科のエンジュの花及び蕾を用いた生薬で、主に止血効果を期待して用いられる(下 147)
d 誤 dの文章はアドレナリン作動成分についての説明(下 143)
アラントインは、組織修復成分。痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる(下 143)
a 誤 ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を
避ける必要がある(下 143)
b 誤 リドカインは、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の
伝達を可逆的に遮断する作用を示す局所麻酔成分である(下 141)
c 正(下 143)
d 誤 dの文章はアドレナリン作動成分についての説明(下 143)
ビタミンE酢酸エステルは、肛門周囲の末梢血管の血行を改善する作用を期待して配合されてい
る場合がある(下 145)
第3章
番
番号
解答
〔13〕
3
〔14〕
3
〔15〕
4
〔16〕
5
〔17〕
1
〔18〕
2
主な医薬品とその作用
解説
a 誤 血管収縮作用による止血効果を期待して、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸メチルエフェドリン、
塩酸エフェドリン、塩酸ナファゾリン等のアドレナリン作動成分が配合されていることがある
(下 143)タンニン酸は、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的
として配合されていることがある。
b 正(下 143)
c 誤 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、塩酸クロルヘキシジン、塩化セチルピ
リジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム、イソプロピルメチルフェノール等の殺
菌消毒成分が配合されている場合がある(下 145)メントールは、局所への穏やかな刺激によって
痒みを抑える効果を期待して配合されている場合がある(下 143)
d 正(下 145)
1・2 正(下 141)
3 誤 マレイン酸クロルフェニラミンは、抗ヒスタミン成分。痔に伴う痒みを和らげることを目的と
して配合されている場合がある(下 143)
4 正(下 145)
4 正(下 149)
a 正(下 151)
b 正(下 153)
c・d 正(下 151)
a 正(下 151)
b・c 正(下 153)
d 誤 ウワウルシは、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示す(下 151)
2 正(下 153)
453
Ⅵ
婦人薬
番
番号
Ⅵ
解答
婦人薬
〔1〕
5
〔2〕
3
〔3〕
1
〔4〕
5
〔5〕
3
〔6〕
1
〔7〕
1
〔8〕
3
〔9〕
3
〔10〕
1
〔11〕
4
〔12〕
1
454
解説
1 誤 桂枝湯は、体力が衰えたときのかぜのひき始めに適すとされる(下 16、17)
2 誤 酸棗仁湯は、心身が疲れ弱って眠れない人に適すとされるが、胃腸が弱い人、下痢又は下痢傾
向のある人では、消化器系の副作用(悪心、食欲不振、胃部不快感、下痢等)が現れやすい等、
不向きとされる(下 37)
3 誤 白虎加人参湯は、喉の渇きとほてりのある人に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、
体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現われやすい等、不
向きとされる(下 77)
4 誤 大柴胡湯は、がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘がちな人における、胃炎、常習便秘、高血
圧に伴う肩こり、頭痛、便秘、肩こり、肥満症の症状に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている
人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現われやすい
等、不向きとされる(下 145)
5 正(下 158)
a 誤 エチニルエストラジオール、エストラジオールが配合された婦人薬は、長期連用により血栓症を生じ
るおそれがあり、また、乳癌や脳卒中の発生確率が高まる可能性もあるため、定期的な検診を受けること
が望ましい(下 155)
b 正(下 99)
c 正(下 159)
d 誤 ビャクジュツは胃腸症状に対する効果を期待して配合される場合がある(下 157)
a 正(下 155、欄外ⅰ)
b 誤 膣粘膜又は外陰部に適用された女性ホルモン成分は、適用部位から吸収されて循環血液中に移行す
る(下 155)
c 正(下 157)
a 正(下 157)
b 正(下 155)
c・d 正(下 157)
ア 正(下 157)
イ 誤 モクツウは利尿作用を期待して配合される場合がある(下 157)
ウ 正(下 157)
エ 誤 血行を促進する作用を目的としてビタミンEが配合されている場合がある(下 158)
a 正(下 155)
b 誤 適用部位から吸収されて循環血液中に移行する(下 155、157)
c 正(下 158)
d 誤 桃核承気湯は、ダイオウを含むため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、授乳婦における
使用に関しては留意される必要がある(下 159)
a 正(下 155、157)
b 正(下 157)
c 正(下 159)
a 誤 女性ホルモンン成分は、膣粘膜又は外陰部に適用されると、適用部位から吸収されて循環血液
中に移行する(下 155、157)
b 正(下 155、157)
c 誤 センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の
作用を期待して用いられる(下 157)
d 正(下 159)
a 正(下 157)
b 誤 サンソウニンは鎮静作用を期待して配合されている場合がある(下 157)
利尿作用を期待して配合されることがあるのは、モクツウ、ブクリョウなど(下 157)
c 正(下 157)
d 誤 胃腸症状に対する効果を期待して用いられるのは、オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダ
イオウなど(下 157)
a 正(下 157)
b 誤 ソウジュツは胃腸症状に対する効果を期待して配合される場合がある(下 157)
c 誤 カノコソウは鎮静作用を期待して配合される場合がある(下 157)
d 正(下 157)
a・b 正(下 157)
c 誤 サンソウニンは鎮静作用を期待して用いられる(下 157)
d 正(下 157)
1 正(下 158)
第3章
番
番号
解答
〔13〕
5
5 正(下 159)
〔14〕
2
2 正(下 157)
主な医薬品とその作用
解説
455
Ⅶ
アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
番
番号
Ⅶ
解答
アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
〔1〕
2
〔2〕
2
〔3〕
1
〔4〕
4
〔5〕
5
〔6〕
4
〔7〕
4
〔8〕
3
〔9〕
2
〔10〕
2
〔11〕
2
〔12〕
3
456
解説
1
2
3
4
a
b
c
1
2
3
4
5
1
2
正(下 165)
誤 クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン作用以外に抗コリン作用も示す(下 165)
正(下 13)
正(167)
正 (下 165)
誤 トリメブチンマレイン酸塩は、消化管の運動を調整する作用がある(下 93)
正(下 165)
誤 当帰芍薬散は婦人病、更年期障害に用いられる(下 161)
正(下 161)
正(下 171)
正(下 171)
正(下 171)
誤 アレルゲンは皮膚や粘膜から体内に入り込む(下 163)
誤 アレルゲンが入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満
細胞が刺激され、ヒスタミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する(下 163)
3 誤 肥満細胞は、身体中の血管周囲、特に皮膚・皮下組織、肺、消化管、肝臓に存在しており、免
疫機構の一端を担う。肥満症とは関連性はない(下 163 欄外ⅲ)
5 正(下 163、165)
1
2
3
4
正(下 165)
正(下 165)
正(下 165)
誤 メチルエフェドリン塩酸塩-交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻
粘膜の充血や腫れを和らげる(下 167)
a 誤 アドレナリン作動成分は主に、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって
鼻粘膜の充血や腫れを和らげる(下 167)
b 誤 肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応することを妨げることにより、ヒスタミンの
働きを抑える(下 163)
c 正(下 165、167)
a 正(下 165)
b 誤 グリチルリチン酸-抗炎症作用(下 165)
c 誤 ヨウ化イソプロパミド-抗コリン作用(下 167)
d 正(下 167)
a 正(下 165)
b 誤 クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分。肥満細胞から遊離したヒスタミンが受
容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す(下 165)
c 正(下 167)
a 誤 aの文章はケイガイについての説明(下 169)
シンイは、モクレン科のコブシ、タムシバ、ハクモクレン等の花の蕾を用いた生薬で、鎮静、鎮痛、抗炎
症等の作用を有するとされ、鼻閉(鼻づまり)や喉の腫れへの効果を期待して用いられる(下 169)
b 正(下 165)
c 正(下 165)
d 誤 プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用
が強く、副作用として不眠や神経過敏が現われることがある(下 167)
a・b 正(下 163)
c 誤 ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に
昏睡を生じるおそれがあるため、授乳中の女性は使用を避ける必要がある(下 165)
d 誤 内服薬と外用薬でも同じ成分又は同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相
互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることがないよう注意が必要である
(下 173)
a 誤 アレルゲンを厳密に特定するには医療機関における検査を必要とする(下 173)
b 正(下 163)
c 正(下 173)
第3章
番
番号
解答
〔13〕
2
〔14〕
4
〔15〕
4
〔16〕
4
〔17〕
1
〔18〕
5
〔19〕
5
〔20〕
5
主な医薬品とその作用
解説
a 正(下 163)
b 誤 アレルギー症状が現れる前から予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)
を使用することは適当でない。アレルギー症状に対する医薬品の予防的使用は、医師の診断や指
導の下で行われる必要がある(下 173)
ペミロラストカリウムを含む一般用医薬品は、予防的な使用が認められている。
c 正(下 175)
d 誤 アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成
分又は同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相互に影響し合わないとの誤っ
た認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である(下 173)
a 正(下 163)
b 正(下 173)
c 正(下 175)
d 誤 アレルギー用薬と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分又は同種の作用を有す
る成分が重複することもあり、それらは相互に影響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用
されることがないよう注意が必要である(下 173)
4 正(下 165)
1・2 正(下 165)
3 正(下 165)
4 誤 一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるものである(下 173)
1 誤 セレギリン塩酸塩を処方されて治療を受けている人が、プソイドエフェドリン塩酸塩の配合さ
れた鼻炎用内服薬を使用した場合、体内でのプソイドエフェドリンの代謝が妨げられて、副作用
が現われやすくなるおそれが高い(下 167)
2 正(下 167)
3 正(下 165)
4 正(下 171)
a 誤 シンイはモクレン科のコブシ、タムシバ、ハクモクレン等の花の蕾を用いた生薬で、鎮静、鎮
痛、抗炎症等の作用を有する(下 169)
aの文章は、ベラドンナについての説明(下 167)
b 正(下 167)
c 正(下 175)
d 正(下 173)
a 正(下 173)
b・c・d 正(下 173)
a 誤 内服薬と外用薬でも同じ成分又は同種の作用を有する成分が重複することもあり、それらは相互に影
響し合わないとの誤った認識に基づいて、併用されることのないよう注意が必要である(下 173)
b 誤 一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるものであり、長期の連用
は避け、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けることが望
ましい(下 173)
c 正(下 175)
457
Ⅷ
鼻に用いる薬(鼻炎用点鼻薬)
番号
Ⅷ
解答
鼻に用いる薬(鼻炎用点鼻薬)
〔1〕
3
〔2〕
5
〔3〕
5
〔4〕
1
〔5〕
1
〔6〕
3
〔7〕
4
〔8〕
5
〔9〕
4
〔10〕
1
〔11〕
3
〔12〕
4
458
解説
1
2
3
4
a
b
誤 ベンゼトニウム塩化塩-殺菌消毒成分(下 179)
誤 ジフェンヒドラミン塩酸塩-抗ヒスタミン成分(下 143)
正(下 177)
誤 ナファゾリン塩酸塩-アドレナリン作動成分(下 177)
誤 ナファゾリン塩酸塩-鼻粘膜の血管を収縮させる(下 177)
誤 クロルフェニラミンマレイン酸塩-ヒスタミンの働きを抑え、くしゃみや鼻汁の症状を緩和す
る(下 177)
c・d 正(下 179)
5 正(下 177)
1 正(下 177)
2 誤 クロモグリク酸ナトリウムは、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される(下 177)
3 誤 ベンゼトニウム塩化塩は殺菌消毒成分。鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止する
(下 179)
4 誤 リドカイン塩酸塩は局所麻酔成分。鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑える(下 179)
a・b 正(下 175、177)
c 正(下 177)
d 誤 ベンザルコニウム塩化物は、ウイルスには効果がない(下 179)
a 誤 点鼻薬は局所(鼻腔内)に適用されるものであるが、成分が鼻粘膜を通っている血管から吸収
されて循環血液中に入りやすく、全身的な影響を生じることがある(下 177)
b 正(下 177)
c 誤 ベンザルコニウム塩化物は鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的と
して配合されるが、ウイルスには効果がない(上 179)
d 正(下 177)
a 誤 テトラヒドロゾリン塩酸塩-アドレナリン作動成分(下 177)
b 誤 セチルピリジニウム塩化物-殺菌消毒成分(下 179)
c 正(下 177)
d 正(下 177)
a 誤 ナファゾリン塩酸塩はアドレナリン作動成分。交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管
を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる(下 177)
b 誤 リドカインは局所麻酔成分。鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合され
ている場合がある(下 179)
c・d 正(下 177、179)
1 正(下 177)
2・3 正(下 177)
4 誤 グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症成分。鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合さ
れている場合がある(下 179)
a 正(下 179、181)
b 正(下 177)
c 誤 ベンザルコニウム塩化物は陽性界面活性成分で、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジ
ダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。結核菌やウイルスには効果がない(下 179)
d 誤 クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、通常、抗
ヒスタミン成分と組み合わせて配合される(下 177)
a 正(下 177)
b 誤 剤型はスプレー式で鼻腔内に噴霧するものが多いが、小児向けの商品には液剤を綿棒で塗布す
るタイプもある(下 175)
c 正(下 177)
d 誤 蓄膿症などの慢性のものは対象となっていない(下 179、181)
a 正(下 175)
b 正(下 179、181)
c 誤 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品により対処を図ることは適当でな
く、医療機関における治療(ステロイド性抗炎症成分を含む点鼻薬の処方等)が必要となる(下 181)
第3章
番
番号
Ⅸ
解答
主な医薬品とその作用
解説
眼科用薬
〔1〕
3
〔2〕
1
〔3〕
4
〔4〕
1
〔5〕
2
〔6〕
3
〔7〕
3
〔8〕
1
〔9〕
4
〔10〕
4
〔11〕
4
a 誤 ソフトコンタクトレンズは水分を含みやすく、防腐剤などの配合成分がレンズに吸着されて、
角膜に障害を引き起こす原因となるおそれがあるため、装着したままの点眼は避けることとされ
ている製品が多い(下 183)
b・c 正(下 181、183)
d 誤 dの文章は洗眼薬についての説明(下 181)
人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着
時の不快感等に用いられる(下 181)
1 誤 点眼後は、まぶたを閉じ、目頭を軽く押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことがで
き、効果的とされる(下 183)
2 正(下 183)
3 正(下 183)
4 正(下 183)
a 誤 点眼薬の容器に記載されている使用期限は、未開封の状態におけるものであり、容器が開封さ
れてから長期間を経過した製品は、使用を避けることが望ましい(下 183)
b 誤 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない(下 185)
c・d 正(下 183)
a 正(下 181)
b・c 正(下 183)
d 誤 点眼後は、数秒間、眼瞼を閉じて、目頭を軽く押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐ
ことができ、効果的とされる(下 183)
a 正(下 181)
b 誤 アレルギー用点眼薬は、花粉、ハウスダスト等のアレルゲンによる目のアレルギー症状(流涙、
目の痒み、結膜充血等)の緩和を目的とし、抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分が配合されて
いるものである(下 181)
c 正(下 185)
ア 誤 アの文章は洗眼薬についての説明(下 181)
人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着
時の不快感等に用いられるものである(下 181)
イ 正(下 183)
ウ 誤 視力の異常、目(眼球、眼瞼等)の外観の変化、目の感覚の変化等の症状が現れた時、目以外
の病気による可能性もあり、特に脳が原因であることが多く知られている(下 185)
エ 正(下 183)
1 正(下 183)
2 正(下 183)
3 誤 点眼後は、数秒間、眼瞼を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。その際、目頭を軽く押さ
えると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる(下 183)
4 正(下 185)
a 誤 点眼の際に容器の先端が眼瞼や睫毛に触れると、雑菌が薬液に混入して汚染を生じる原因とな
るため、触れないように注意しながら 1 滴ずつ正確に点眼する(下 183)
b 誤 1滴の薬液の量は約 50μLであるのに対して、結膜嚢の容積は 30μL程度とされており、一度
に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ鼻粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こ
しやすくなる(下 183)
c 正(下 187)
d 正(下 185)
a 誤 点眼の際は、容器の先端が眼瞼や睫毛に触れないように注意しながら、1滴ずつ正確に点眼す
る(下 183)
b 正(下 185)
c 誤 ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体にお
けるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられ
る
(下 185)
a 正(下 181)
b 正(下 185)
c 正(下 187)
d 誤 スルファメトキサゾールはすべての細菌に対して効果があるというわけではなく、また、ウイ
ルスや真菌の感染に対する効果はない(下 187)
4 正(下 185)
459
Ⅸ
眼科用薬
番
番号
解答
〔12〕
1
〔13〕
1
〔14〕
2
〔15〕
3
〔16〕
3
〔17〕
1
〔18〕
2
〔19〕
5
460
解説
a 正(下 187)
b 正(下 185)
c 誤 イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効
果を期待して用いられる(下 186)
結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられるのは、コンドロイチン硫酸ナトリウム(下 186)
d 誤 メチル硫酸ネオスチグミンは、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチル
コリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる(下 185)
a 正(下 187)
b 誤 ナファゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的と
して配合されている(下 185)
c 正(下 186)
d 正(下 185)
a 誤 メチル硫酸ネオスチグミンは、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけ
るアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる
(下 185)
b 誤 硫酸亜鉛は、眼粘膜の蛋白質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する作用を期待し
て用いられる(下 186)
c 誤 スルファメトキサゾールは、すべての細菌に対して効果があるというわけではなく、また、ウ
イルスや真菌の感染に対する効果はない(下 187)
d 正(下 187)
a 誤 aの文章はビタミンAについての説明(下 189)
酢酸トコフェロールはビタミンE。末梢血管を拡張させて血流を改善する作用を示し、結膜充血、
疲れ目等の症状を改善する効果を期待して用いられる(下 189)
b 正(下 185)
c 誤 cの文章は、組織修復成分(アラントイン、アズレンスルホン酸ナトリウム)についての説明
(下 186)
コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる(下 186)
d 正(-)
a 正(下 189)
b 誤 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム-新陳代謝を改善する(下 189)
角膜の乾燥を防ぐ成分としては、コンドロイチン硫酸ナトリウムなど(下 186)
c 誤 パントテン酸カルシウム-目の調節機能の回復を促す(下 189)
結膜充血の症状を改善する成分としては、アドレナリン作動成分(塩酸ナファゾリンなど)
(下 185)
d 正(下 189)
a 正(下 187、189)
b 正(下 186)
c 誤 cの文章はタウリンについての説明(-)
イプシロン‐アミノカプロン酸は、炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効
果を期待して用いられる(下 186)
d 誤 dの文章は硫酸亜鉛についての説明(下 186)
スルファメトキサゾールはサルファ剤。細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やもの
ものらい(麦粒腫)
、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる(下 187)
a 正(下 189)
b 誤 イプシロン‐アミノカプロン酸は、炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する
効果を期待して用いられる(下 186)
c 誤 ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体にお
けるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられ
る(下 185)
d 正(下 187)
a 誤 コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる(下 186)
b 誤 bの文章はコンドロイチン硫酸ナトリウムについての説明(下 186)
ビタミンB12 は、目の調節機能を助ける作用を期待して用いられるビタミン(下 189)
c 正(下 187)
第3章
番
番号
Ⅹ
解答
主な医薬品とその作用
解説
皮膚に用いる薬
1 誤 噴霧剤は、患部から十分離して噴霧する(下 191)
2 正(下 191)
3 誤 表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるの
が効果的とされる(下 191)
4 誤 患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性が低下するほか、
剥がれやすくもなるため十分な効果が得られない(下 189、191)
a・b 正(下 191)
c 誤 噴霧剤は、凍傷を避けるために、患部から十分離して噴霧することが望ましい(下 191)
d 誤 局所性の副作用として、適用部位に発疹・発赤、痒み等が現われることがある。これらの副作用は、外
皮用薬が適応とする症状と区別することが難しい場合があり、外皮用薬を一定期間使用しても症状の改
善がみられない場合には、漫然と使用を継続することなく、副作用の可能性も考慮して、専門家に相談が
なされることが重要である(下 191)
a 正(下 189、191)
b 誤 薬剤を容器から直接指に取り、患部に塗布した後 また指に取ることを繰り返すと、容器内に雑菌が混
入するおそれがある。いったん手の甲などに必要量を取ってから患部に塗布することが望ましい(下 191)
c 正(下 191)
d 誤 噴霧剤、エアゾールは、至近距離から噴霧したり、同じ部位に連続して噴霧すると、凍傷を起こすことが
ある。使用上の注意に従い、患部から十分離して噴霧し、また、連続して噴霧する時間は3秒以内とする
ことが望ましい(下 191)
a 正(下 191)
b 誤 パップ剤は同じ部位に連続して貼付されると、かぶれ等を生じやすくなる(下 191)
c 誤 エアゾール剤は至近距離から噴霧したり、同じ部位に連続して噴霧すると、凍傷を起こすことがある。患
部から十分離して噴霧し、また、連続して噴霧する時間は 3 秒以内とすることが望ましい(下 191)
d 正(上 191)
a 正(下 189、191)
b 誤 表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるの
が効果的とされる(下 191)
c 誤 エアゾール剤を連続して噴霧する時間は 3 秒以内とすることが望ましい(下 191)
a 正(上 193)
b 誤 有機水銀の一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用において水銀中毒を生じることはない
(上 193)
c 誤 cの文章はオキシドールについての説明(下 192)
d 正(下 193)
1 誤 1の文章はオキシドールについての説明(下 192)
2 誤 2の文章はイソプロピルメチルフェノール、チモール、フェノール、レゾルシンなどについての説明
(下 193)
3 誤 3の文章はアクリノールについての説明(下 192)
4 正(下 192)
a 誤 アクリノールは、黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)
に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない(下 192)
b 誤 ヨウ素の殺菌力はアルカリ性になると低下するため、石鹸等と併用する場合には、石鹸分をよ
く洗い落してから使用することが望ましい(下 192)
c 正(下 193)
d 誤 エタノールは、皮膚刺激性が強いため、患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに
浸して患部に貼付することは避けるべきである(下 193)
〔1〕
2
〔2〕
2
〔3〕
3
〔4〕
3
〔5〕
3
〔6〕
2
〔7〕
4
〔8〕
2
〔9〕
4
4 正(下 191、192)
4
a 誤 マーキュロクロム液はヨードチンキと混合すると不溶性沈殿を生じて殺菌作用が低下するた
め、同時に使用することは避ける必要がある(下 193)
b 誤 アクリノールは黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)
に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない(下 192)
c・d 正(下 192)
〔10〕
461
Ⅹ
皮膚に用いる薬
番
番号
解答
解説
1 誤 ヨウ素の殺菌力はアルカリ性になると低下するため、石鹸等と併用する場合には、石鹸分をよ
く洗い落としてから使用することが望ましい(下 192)
2 誤 クロルヘキシジン塩酸塩は、一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、
結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない(下 193)
3 誤 デキサメタゾンは、分子内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と共通する化学構造を
もつステロイド性抗炎症成分である(下 195)
4 正(下 213)
a 正(下 213)
b 正(下 197)
c 誤 オキシドールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌
消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない(下 192)
〔11〕
4
〔12〕
4
〔13〕
3
3 正(下 195)
〔14〕
4
1 誤 火傷の場合は、できるだけ早く、水道水等で熱傷部を冷やす。冷やした後は、水疱(水ぶくれ)
を破らないようにガーゼ等で軽く覆うとよいとされる(下 195)
2 誤 創傷面が汚れているときは、水道水などきれいな水でよく洗い流す。水洗が不十分で創傷面の
内部に汚れが残ったまま、創傷表面を乾燥させるタイプの医薬品が使用されると、内部で雑菌が
増殖して化膿することがある(下 195)
3 誤 創傷部に殺菌消毒薬を繰り返し適用すると、皮膚常在菌が殺菌されてしまい、また、殺菌消毒
成分により組織修復が妨げられて、かえって治癒しにくくなったり、状態を悪化させることがあ
る(下 195)
4 正(下 193、195)
〔15〕
2
2 正(下 193、195)
〔16〕
4
〔17〕
4
〔18〕
2
〔19〕
3
〔20〕
3
〔21〕
4
4
〔22〕
462
(
県
の
解
答
)
1
2
3
4
5
1
2
3
4
誤 アンモニア―局所麻酔成分(下 201)
誤 ケトプロフェン-非ステロイド性抗炎症成分(下 199)
誤 酪酸ヒドロコルチゾン-ステロイド性抗炎症成分(下 195)
正(下 201、202)
誤 ポリエチレンスルホン酸ナトリウム-血行促進成分(下 203)
正(下 195)
正(下 201)
正(下 202)
誤 へパリン類似成分は、患部局所の血行を促すことを目的として用いられる。抗炎症作用や保湿
作用も期待される(下 203)
5 正(下 213)
a・b 正(上 199)
c 誤 カルプロニウム塩化物は、末梢組織においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を
示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる(下 215)
女性ホルモン成分として用いられるものには、安息香酸エストラジオールがある(下 215)
d 正(下 193)
1 誤 末梢組織の免疫機能を低下させる作用も示す(下 197)
2 誤 水痘(水疱瘡)
、みずむし、たむし等又は化膿している患部については症状を悪化させる恐れが
あり、使用を避ける必要がある(下 197)
3 正(下 195)
4 誤 広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない(下 197)
a 正(下 197)
b 誤 末梢組織におけるプロスタグランジンなどの炎症を引き起こす物質の産生を抑える作用を示
し、特に、痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる(下 195)
c 正(下 197)
a 誤 ステロイド性抗炎症成分は、体の一部分に生じた湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等
の一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒み等)の緩和を目的とするものであり、広範囲に生じた
皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない(下 197)
b 正(下 197)
c 正(下 199)
a 誤 インドメタシンには殺菌作用はないため、皮膚感染症に対しては効果がない(下 199)
b 正(下 197)
◆ただし、現在、ブフェキサマクを配合した商品はすべて販売中止になっている。出題する問題として
適切か。
c 正(下 201)
第3章
番
番号
解答
〔23〕
1
〔24〕
1
〔25〕
3
〔26〕
5
〔27〕
3
〔28〕
1
〔29〕
1
〔30〕
5
〔31〕
1
〔32〕
2
〔33〕
4
主な医薬品とその作用
解説
a 誤 アトピー性皮膚炎は、一般の生活者が自己判断で対処を図ろうとすることがしばしばあるが、
医師による専門的な治療を要する疾患であり、一般用医薬品の使用によって対処できる範囲を超
えている(下 205)
b 正(下 195)
c 正(下 197)
d 誤 温感刺激成分を主薬とする貼付剤では、貼付部位をコタツや電気毛布等の保温器具で温めると
強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがあるので、注意が必
要である(下 202)
a 正(下 201)
b 誤 へパリン類似物質、ポリエチレンスルホン酸ナトリウムは、患部局所の血行を促す(下 203)
創傷面に浸透して、その部位を通っている血管を収縮させる成分は、ナファゾリン塩酸塩等のア
ドレナリン作動成分(下 203)
c 正(下 202)
d 誤 ピロキシリンは、創傷面に薄い皮膜を形成して保護する(下 202)
a 正(下 202)
b 誤 へパリン類似成分は、患部局所の血行を促すことを目的として用いられる(下 203)
c 正(下 202)
d 正(下 202)
1 誤 クロルフェニラミンマレイン酸塩-抗ヒスタミン作用(下 202)
2 誤 ベンジルエステルニコチン酸-温感刺激作用(下 202)
3 誤 イソチペンジル塩酸塩-抗ヒスタミン作用(下 202)
4 誤 ジフェニルイミダゾール-抗ヒスタミン作用(下 202)
5 正(下 209)
a・c 正(下 203)
紫雲膏は、ひび、あかぎれ、しもやけ、うおのめ、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による
疼痛、肛門裂傷、かぶれに適するとされるが、湿潤、ただれ、火傷又は外傷のひどい場合、傷口
が化膿している場合、患部が広範囲の場合には不向きとされる。
急性化膿性皮膚疾患の初期、打ち身、捻挫に適すとされるのは、中黄膏(下 203)
1 正(下 205、207)
a 正(下 209)
b 正(下 207)
c 誤 cの文章は硫酸フラジオマイシン、クロラムフェニコールについての説明(下 209)
尿素は保湿成分。角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられ
る(下 207)
d 誤 dの文章はイオウについての説明(下 207)
グリセリンは保湿成分(下 207)
a 誤 aの文章は尿素、グリセリン、白色ワセリン等の保湿成分についての説明(下 207)
サリチル酸は角質成分を溶解することにより、角質軟化作用を示す(下 207)
b 正(下 209)
c 正(下 215)
d 誤 クロラムフェニコールは、細菌の蛋白質合成を阻害することにより抗菌作用を示す(下 209)
a 正(下 207)
b 正(下 215)
c 正(下 213)
1 正(下 213)
2 誤 カルプロニウム塩化物は、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとさ
れる(下 215)
3 正(下 207)
4 正(下 213)
a 誤 スリッパやタオルなどを介して、他の保菌者やペットから皮膚糸状菌が感染することも多い
(下 209)
b・c 正(下 211)
d 誤 湿疹とみずむし等の初期症状は類似していることが多く、湿疹に抗真菌作用を有する成分を使
用すると、かえって湿疹の悪化を招くことがある。湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきり
しない場合は、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することは適当でない(下 211)
463
Ⅹ
皮膚に用いる薬
番
番号
解答
〔34〕
4
〔35〕
5
〔36〕
5
〔37〕
4
〔38〕
2
〔39〕
2
464
解説
a 誤 じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏又はクリームが適すとされ、皮膚が厚く角質化し
ている部分には、液剤が適している(下 211)
b・c 正(下 213)
d 誤 みずむし・たむし用薬を 2 週間位使用しても症状が良くならない場合には、抗真菌成分に耐性
を生じている可能性や、皮膚糸状菌による皮膚感染でない可能性もある。また、配合成分によっ
ては、痒み、落屑、ただれ、水疱など、みずむし・たむしの症状と判別しにくい副作用が現われ
るものもある。徒に別のみずむし・たむし用薬に切り換えるようなことはせず、いったん使用を
中止して、医療機関(皮膚科)を受診することが望ましい(下 213)
a 正(下 213)
b 誤 ウンデシレン酸は、患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑える(下 213)
c・d 正(下 213)
a 誤 aの文章はウンデシレン酸についての説明(下 213)
アモロルフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その
増殖を抑える(下 213)
b 誤 bの文章はシクロピロクスオラミンについての説明(下 213)
c 正(下 213)
a 誤 脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分であるエストラジオール安息香酸エステルが配合
されている場合がある(下 215)
b 誤 カルプロニウム塩化物は、末梢組織においてアセチルコリンに類似した作用を示し、頭皮の血
管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる(下 215)
c・d 正(下 215)
a 正(下 215)
b 誤 カルプロニウム塩化物は、末梢組織においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を
示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる(下 215)
c 正(下 215)
d 誤 dの文章はチクセツニンジンについての説明(下 215)
カシュウは、タデ科ツルドクダミの塊根を用いた生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分
な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる(下 215)
1 正(上 215)
2 誤 カシュウはタデ科ツルドクダミの塊根を用いた生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分
な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる(下 215)
3・4 正(下 215)
第3章
番
番号
ⅩⅠ
解答
主な医薬品とその作用
解説
歯や口中に用いる薬
〔1〕
1
〔2〕
4
〔3〕
5
(
県
の
解
答
)
〔4〕
5
〔5〕
2
〔6〕
2
〔7〕
1
〔8〕
3
〔9〕
4
〔10〕
2
a・b 正(下 217)
c 誤 木クレオソートは、殺菌消毒作用(下 217)
、局所麻酔作用を有する(下 97)
d 誤 サンシシは、抗炎症作用を期待して用いられる(下 217)
1 正(下 217、219)
2 正(下 219)
3 正(下 191)
4 誤 アクリノール-きず口の殺菌消毒(下 191)
a 正(下 217)
b 正(下 219)
c 正(下 217)
d 誤 ◆「手引き」では、
「歯周組織の炎症を和らげることを目的として、リゾチーム塩酸塩が用いら
れる」
(下 219)となっているが、グリチルリチン酸二カリウムが抗炎症を目的に用いられることはない
と言い切ってもよいか。
「生葉漢方内服薬」
(小林製薬)では、排膿散及湯エキスの構成生薬としてカン
ゾウが含まれている。
a 誤 セチルピリジニウム塩化物、グルコン酸クロルヘキシジンは殺菌消毒成分。歯肉溝での細菌の
繁殖を抑えることを目的として用いられる(下 217、219)
b 正(下 219)
c 誤 カルバゾクロムは止血成分。炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して配合
されている場合がある(下 219)
a 正(下 219)
b 誤 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固能を正常に保つ働き
があるフィトナジオン(ビタミンK1)やカルバゾクロムが配合されている場合がある(下 219)
ビタミンEは、歯周組織の血行を促す効果を期待して配合されている場合がある(下 221)
c 正(下 219)
d 誤 チョウジ油は、オイゲノールを含み抗炎症、局所麻酔等の作用が期待される(下 217)
冷感刺激成分としては、メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油など(下 217)
a 正(下 217)
b 誤 カルバゾクロムは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して配合されてい
る場合がある(下 219)
c 正(下 217)
ア 正(下 217、219)
イ 正(下 217)
ウ 誤 ウの文章はフィトナジオン(ビタミンK1)やカルバゾクロムなどの止血成分についての説明(下 219)
塩化リゾチームは抗炎症成分。歯周組織の炎症を和らげることを目的に用いられる(下 219)
エ 誤 エの文章は、組織修復成分の銅クロロフィリンナトリウムについての説明(下 221)
グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症成分。歯周組織の炎症を和らげることを目的に用いられる(下 219)
a 正(下 217)
b 正(下 221)
c 誤 リゾチーム塩酸塩は、歯周組織の炎症を和らげることを目的として用いられる(下 219)
d 誤 チモールは、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる(下 217)
a 正(下 223)
b 正(下 223)
c 誤 内服で用いる歯槽膿漏薬については、同じ又は同種の成分が配合された医薬品(かぜ薬、鎮咳去痰
薬、胃腸薬等)が併用された場合、作用が強すぎたり、副作用が現れやすくなるおそれがある(下 221)
d 誤 dの文章はセチルピリジニウム塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩等の殺菌消毒成分につ
いての説明(下 217、219)
カルバクロムは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して用いられる
(下 219)
a 正(下 217)
b 誤 カルバゾクロムは内服薬にも配合されている場合がある(下 219)
c 誤 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、歯の
齲蝕が修復されることはない(下 217)
d 正(下 223)
465
ⅩⅠ
歯や口中に用いる薬
番
番号
解答
〔11〕
2
〔12〕
2
〔13〕
2
〔14〕
2
〔15〕
3
466
解説
a 誤 歯痛薬では、歯の齲蝕が修復されることはなく、早めに医療機関(歯科)を受診して治療を受
けることが基本となる(下 217)
b・c 正(下 217)
d 誤 内服で用いる歯槽膿漏薬については、同じ又は同種の成分が配合された医薬品(かぜ薬、鎮咳
去痰薬、胃腸薬等)が併用された場合、作用が強すぎたり、副作用が現われやすくなるおそれが
ある(下 221)
a 正(下 223)
b 誤 医薬品の副作用として口内炎が現れることがある(下 223)
c 誤 セチルピリジニウム塩化物は、患部からの細菌感染を防止することを目的として配合されてい
る場合がある(下 223)
d 正(下 223)
a 正(下 223)
b 正(下 225)
c 誤 口内炎はウイルスによる口腔内感染や医薬品の副作用として生じる場合がある(下 223)
a 正(下 223)
b 正(下 225)
c 誤 セチルピリジニウム塩化物は、殺菌消毒成分。患部からの細菌感染を防止することを目的とし
て配合されている場合がある(下 223)
d 正(下 225)
1・2 正(下 223)
3 誤 アズレンスルホン酸ナトリウムは口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合されている場
合がある(下 223)
4 正(下 225)
第3章
番
番号
ⅩⅡ
解答
主な医薬品とその作用
解説
禁煙補助剤
〔1〕
4
〔2〕
5
〔3〕
3
〔4〕
2
〔5〕
2
1 正(下 225、227)
2・3 正(下 227)
4 誤 使用期間は3ヶ月を目途とし、6ヶ月を超える使用は避ける(下 229)
a 誤 ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を有するので、鎮咳去痰薬などアドレナリン作動成分
が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある(下 227)
b・c 正(下 227)
d 正(下 227)
a 誤 大量に使用しても禁煙達成が早まるものでなく、かえってニコチン過剰摂取による副作用のお
それがあるため、1度に2個以上の使用は避ける必要がある(下 227)
b 正(下 229)
c 正(下 225、227)
1 正(下 227)
2 誤 使用期間は3ヶ月を目途とし、6ヶ月を超える使用は避けることとされている(下 229)
3 正(下 229)
4 正(下 227)
2 正(下 227、229)
a 誤 大量に使用しても禁煙達成が早まるものでなく、かえってニコチン過剰摂取による副作用のお
それがある(下 227)
b 誤 禁煙補助剤は長期間に渡って使用されるべきものでなく、使用期間は3ヶ月を目途とし、6ヶ
月を超える使用は避けることとされている(下 229)
c 正(下 227)
ア 正(下 227)
イ 誤 菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、
口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、吐き気や腹痛等の副作用が現われやすくなるため、
ゆっくりと断続的に噛むこととされている(下 225、227)
ウ 正(下 227)
エ 正(下 227)
a 正(下 227)
b 誤 咀嚼剤は菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれ
てしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、吐き気や腹痛等の副作用も現れやすくな
るため、ゆっくりと断続的に噛むこととされている(下 227)
c 正(下 227、欄外ⅲ)
d 誤 禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえ使用されることとされている(下 229)
ニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら徐々
に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である(下 225)
使用期間は3ヶ月を目途とし、6ヶ月を超える使用は避けることとされている(下 229)
〔6〕
5
〔7〕
2
〔8〕
1
〔9〕
3
3 正(下 227)
〔10〕
2
2 正(下 227)
467
ⅩⅢ
滋養強壮保健薬
番
番号
ⅩⅢ
解答
解説
滋養強壮保健薬
a 正(下 237)
b 誤 bの文章はシステインについての説明(下 235)
アスパラギン酸ナトリウムは、アルパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めると
され、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる(下 237)
c 誤 cの文章はカルニチン塩化物についての説明(下 85)
ガンマ-オリザノールは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミンE
等と組み合わせて配合されている場合がある(下 237)
d 正(下 237)
a 正(下 229)
b 誤 医薬部外品の保健薬の効能・効果の範囲は、滋養強壮、虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補
給等に限定されている。神経痛、筋肉痛、関節痛、しみ・そばかす等のような特定部位の症状に
対する効能・効果については、医薬品においてのみ認められている(下 229)
c 誤 ビタミン成分が1日最大量が既定値を超えるものは、医薬品としてのみ認められる(下 231)
d 正(下 229)
1 正(下 231)
2 正(下 233)
3 正(下 233)
4 誤 ビタミンD主薬製剤-エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール(下 231)
a 誤 aの文章はビタミンAについての説明(下 231)
ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させ
る作用もある(下 233)
b 正(下 235)
c 誤 cの文章はビタミンB1についての説明(下 233)
ビタミンCは、体内の脂質を酸化から守る作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重
要な栄養素である。メラニンの産生を抑える働きもあるとされる(下 235)
d 正(下 233)
a 誤 aの文章はビタミンCについての説明(下 235)
レチノール酢酸エステルは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要
な栄養素である(下 231)
b 正(下 233)
c 誤 エルゴカルシフェロールは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促し
て、骨の形成を助ける栄養素である(下 231)
d 正(下 233)
a 誤 aの文章はコンドロイチン硫酸についての説明(下 237)
アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高め、骨
格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる(下 237)
b 正(下 229)
c 誤 ビタミンC主薬製剤は、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム又はアスコルビン酸カル
シウムが主薬として配合された製剤である(下 235)
d 正(下 238、239)
〔1〕
1
〔2〕
5
〔3〕
4
〔4〕
4
〔5〕
5
〔6〕
5
〔7〕
5
5 正(下 231)
1
1
2
3
4
5
誤 aの文章はビタミンB2についての説明(下 233)
ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持す
る作用がある。また、腸管運動を促進する働きもある(下 233)
b 誤 bの文章はビタミンEについての説明(下 233)
ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素であ
る(下 233)
c・d 正(下 233、235)
〔8〕
〔9〕
468
正(下 235)
誤 2の文章はビタミンB12(下 235)
誤 3の文章はビタミンB1(下 233)
誤 4の文章はビタミンB2(下 233)
第3章
番
番号
解答
〔10〕
3
〔11〕
4
〔12〕
1
〔13〕
2
〔14〕
3
〔15〕
3
〔16〕
1
主な医薬品とその作用
解説
a 誤 ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、腸管運動を促進する働
きもある(下 233)
b 正(下 233)
c 誤 一般用医薬品におけるビタミンAの 1 日分量は 4000 国際単位が上限となっている(下 231)
。
妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる女性及び妊娠を希望する女性では、医薬品以外
からのビタミンAの摂取を含め、過剰摂取に留意される必要がある(下 231)
d 正(下 231)
ア 誤 アの文章は、ガンマ-オリザノールについての説明(下 237)
アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めると
され、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる(
(下 237)
イ 誤 ビタミンD主薬製剤は、エルゴカルシフェロール又はコレカルシフェロールが主薬として配合
された製剤で、骨歯の発育不良、くる病の予防、また妊娠・授乳期、発育期、老年期のビタミン
Dの補給に用いられる(下 231)
トコフェロールはビタミンE主薬製剤に用いられる成分(下 233)
ウ 正(下 235)
エ 正(下 239)
a 正(下 237)
b 正(下 235)
c 誤 cの文章はコンドロイチン硫酸についての説明(下 237)
ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされ
る(下 237)
d 誤 dの文章はヘスペリジンについての説明(下 237)
グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時
の栄養補給を目的として配合されている場合がある(下 237)
a 正(下 237)
b 誤 アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高める
とされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる(下 237)
c 正(下 237)
d 誤 コンドロイチン硫酸は、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる(下 237)
3 正(下 237)
a 誤 aの文章は、アスパラギン酸ナトリウムについての説明(下 237)
アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、肝臓機能を改善する働きがあるとされる(下 237)
b 正(下 237)
c 誤 cの文章は、グルクロノラクトンについての説明(下 237)
d 正(下 237)
a・b・c 正(下 235、237)
d 誤 dの文章はガンマ-オリザノールについての説明(下 237)
グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時
の栄養補給を目的として配合されている場合がある(下 237)
469
ⅩⅣ
漢方処方製剤・生薬製剤
番
番号
ⅩⅣ
〔1〕
解答
漢方処方製剤・生薬製剤
3
〔2〕
5
〔3〕
3
〔4〕
4
〔5〕
2
〔6〕
5
〔7〕
2
〔8〕
2
〔9〕
1
〔10〕
2
〔11〕
1
〔12〕
1
〔13〕
2
〔14〕
5
470
解説
3 正(下 15)
a 誤 aの文章はオウバクについての説明(下 83)
キョウニンはバラ科のアンズの種子を用いた生薬である(下 63)
b 誤 bの文章はコウブシについての説明(下 157)
センキュウはセリ科のセンキュウの根茎を用いた生薬である(下 157)
c 正(下 215)
a 正(下 158)
b 誤 六君子湯は、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすい
人における、胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に適すとされる(下 89)
c 誤 人参湯は、手足などが冷えやすく、尿量が多い人における、胃腸虚弱、胃アトニー、胃痛、下
痢、嘔吐に適すとされる(下 89)
d 正(下 161)
a 誤 陰病とは、実際に使用するエネルギーが少ないため、臓器の機能が低下している状態(下 243)
b 誤 陽病とは、実際に使用するエネルギーが多いため、臓器の機能が亢進している状態(下 243)
c・d 正(下 245)
a・b 正(下 241、243)
c 誤 漢方処方製剤においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがある
(下 243)
a・b 正(下 243)
c 誤 漢方処方製剤においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがある
(下 243)
★ここで確認
一般用医薬品として販売されている漢方処方製剤についても同様
d 正(下 247)
a 正(下 241)
b 誤 漢方処方製剤においても、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起きることがある
(下 243、244)
c 誤 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後
3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている(下 244)
d 正(下 244)
a・b 正(下 243、244)
c 誤 漢方処方製剤は比較的長期間(1 ヶ月くらい)継続して服用されることもあるが、その漢方処方
が適しているかを見極めるためにも、一定期間使用した後も、専門家に相談する等、症状の経過
や副作用の発現に留意されることが重要である(下 244)
d 正(下 243)
ア・イ 正(下 243)
ウ・エ 正(下 244)
1 正(下 245)
2 誤 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後
3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている(下 244)
3 正(下 244)
4 正(下 247)
1 正(下 244)
1 誤 比較的体力があり、のぼせぎみで顔色が赤く、いらいらする傾向のある人における鼻出血、不
眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸の症状に適するが、体の虚弱な人
(体力の衰えている人、体の弱い人)では不向きとされる(下 244)
2・3・4 正(下 244、245)
a 正(下 249)
b 誤 肥満症に用いられる漢方処方製剤は、どのような肥満症にも適すものではなく、また、基本的
に肥満症には、生活習慣の改善が図られることが重要である(下 244)
c 正(下 245)
d 誤 サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシン又はサイリンサイシンの根及び根茎を用いた
生薬であるが、地上部には腎障害を引き起こすことが知られているアリストロキア酸が含まれて
いる(下 249、欄外ⅴ)
5 正(下 244、245)
第3章
主な医薬品とその作用
番
番号
解答
〔15〕
2
2 正(下 244、245)
〔16〕
4
a 誤 生薬製剤は、漢方処方製剤のように、使用する人の体質や症状その他の状態に適した配合を選
択するという考え方に基づくものでなく、個々の有効成分(生薬成分)の薬理作用を主に考えて、
それらが相加的に配合された、西洋医学的な基調の上に立つものである(下 251)
b 正(下 251)
c 正(下 249、251)
d 誤 レンギョウは、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる(下 251)
〔17〕
3
3 正(下 249)
解説
471
ⅩⅤ
公衆衛生用薬
番
番号
ⅩⅤ
解答
解説
公衆衛生用薬
1
2
3
4
a
b
正(下 253)
誤 エタノール-粘膜刺激性がある(下 255)
正(下 193)
正(下 255)
正(下 253)
誤 殺菌・消毒は、滅菌(物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することと異なり、生存する微
生物の数を減らすために行われる処置である(下 253)
c、d 正(下 253)
a 正(下 255)
b 誤 クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示
すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない(下 253)
c 正(下 255)
a 正(下 255)
b 誤 イソプロパノールでは、ウイルスに対する不活性効果はエタノールよりも低い(下 255)
c 誤 ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、
プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い(下 255)
d 正(下 253)
a 誤 クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示
すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない(下 253)
b・c・d 正(下 255)
a 正(上 255)
b 誤 ◆金属腐食性があり、プラスチックやゴム製品を劣化させるものとしては次亜塩素酸ナトリウ
ムなどの塩素系殺菌消毒成分が知られており、これを意識した出題と思われるが、
「手引き」
にはポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルについての詳細な説明がなく、正誤の判
定ができないのではないか(下 255)出題の仕方として適切か。
c 誤 クレゾール石鹸液は、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない(下 253)
ア 誤 クレゾール石鹸液-結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示す
が、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない(下 253)
イ 正(下 255)
ウ 誤 エタノール-結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す(下 255)
エ 正(下 255)
a・b 正(下 253)
c 正(下 255、257)
d 誤 イソプロパノールでは、ウイルスに対する不活性効果はエタノールよりも低い(下 255)
a 正(下 255)
b 誤 クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して殺菌消毒作用を示すが、ウイ
ルスに対する殺菌消毒作用はない(下 253)
c 正(下 259)
d 誤 ダイアジノンは有機リン系殺虫成分。コリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻
害する(下 265)
ピレスロイド系殺虫成分としては、ペルメトリン、フェノトリン等がある(下 265)
〔1〕
2
〔2〕
2
〔3〕
2
〔4〕
4
〔5〕
3
〔6〕
3
(
県
の
解
答
)
〔7〕
3
〔8〕
3
〔9〕
1
〔10〕
3
3 正(下 255)
〔11〕
1
a・b・c 正(下 255)
〔12〕
2
〔13〕
4
472
1 正(下 255、257)
2 誤 酸をアルカリで中和したり、アルカリを酸で中和するといった処置は、熱を発生して刺激をか
えって強め、状態が悪化するおそれがあるため適切ではない(下 257)
3・4・5 正(下 255、257)
a 誤 忌避剤には、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果はない(下 257)
b・c 正(下 259、261)
d 誤 有機リン系殺虫成分は、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)と不可逆的に
結合してその働きを阻害する作用をもつ(下 265)
e 正(下 265)
第3章
番
番号
解答
主な医薬品とその作用
解説
a 正(上 259)
b 誤 トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれる。
ヒトには寄生しないが、刺されると激しい痒痛を生じ、アレルギー反応による全身の発熱、睡眠
不足、神経性の消化不良を起こすことがある(下 261)
c 正(下 261)
1・2 正(下 259)
3 誤 3の文章はイエダニについての説明(下 263)
ヒョウヒダニ類やケナガコナダニは、ヒトを刺すことはないが、ダニの糞や死骸がアレルゲンと
なって気管支喘息やアトピー性皮膚炎などを引き起こすことがある(下 263)
a 誤 燻蒸処理を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、殺虫
効果を示さない。そのため3週間位後に、もう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必
要がある(下 261)
b 誤 シラミの医薬品による防除方法として、殺虫成分のフェノトリンが配合されたシャンプーやて
んか粉が用いられる(下 261)
c 正(下 263)
d 正(下 265)
1 正(下 259、261)
2 誤 殺虫作用に対する抵抗性が生じるのを避けるため、同じ殺虫成分を長期間連用せず、いくつか
の殺虫成分を順番に使用していくことが望ましい(下 263)
3 正(下 261)
4 正(下 267)
1 正(下 265)
2~3 誤(下 265)
1 正(下 265)
2・3・4 正(下 265)
5 誤 フェニトロチオン-有機リン系殺虫成分(下 265)
〔14〕
2
〔15〕
3
〔16〕
4
〔17〕
2
〔18〕
1
〔19〕
5
〔20〕
1
1 正(下 265)
〔21〕
4
4 正(下 265)
〔22〕
1
1 誤 プロポクスル-カーバメイト系殺虫成分(下 269)
、オルトジクロロベンゼン-有機塩素系殺虫
成分(下 265)
2 正(下 265)
3 正(下 265)
4・5 正(下 265)
〔23〕
5
5 正(下 265)
〔24〕
5
〔25〕
5
1
2
3
4
5
a
b
誤 ピリプロキシフェン-昆虫成長阻害成分(下 265)
誤 プロポクスル-カーバメイト系殺虫成分(下 265)
誤 ジフルベンズロン-昆虫成長阻害成分(下 267)
誤 メトキサジアゾン-オキサジアゾール系殺虫成分(下 265)
正(下 265)
誤 ディートを含有する忌避剤は、生後6ヶ月未満の乳児への使用を避けることとされている(下 271)
誤 プロポクスルはカーバメイト系殺虫成分。コリンエステラーゼと可逆的に結合して、その働き
を阻害することによって殺虫作用を示す(下 265)
c・d 正(下 265、267)
473
ⅩⅥ
一般用検査薬
番
番号
ⅩⅥ
解答
一般用検査薬
〔1〕
5
〔2〕
4
〔3〕
2
〔4〕
4
〔5〕
2
〔6〕
2
〔7〕
2
〔8〕
2
〔9〕
2
〔10〕
3
474
解説
a 誤 専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されることの
ないものを体外診断用医薬品という(下 271)
b 誤 体外診断用医薬品の多くは医療用医薬品となっているが、尿糖・尿蛋白検査薬及び妊娠検査薬
については、一般用医薬品となっている(下 271)
c 正(下 271)
d 正(下 273)
1 誤 尿糖の検査の場合、原則として食後(1~2時間)の尿を検体とする(下 273)
2 誤 泌尿器系の機能が正常に働いていて、また、血糖値が正常であれば、糖分や蛋白質は腎臓の尿
細管においてほとんどが再吸収される(下 271、273)
3 誤 尿蛋白の検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする(下 273)
4 正(下 273)
1 正(下 273)
2 誤 妊娠検査薬を使用する場合の採尿は、早朝尿(起床直後の尿)が向いている(下 275)
3 正(下 275)
4 正(下 271)
a 誤 体外診断用医薬品とは、専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体
に直接使用されることのないものをいう(下 271)
b 正(下 273)
c 正(下 275)
d 正(下 277)
a 誤 出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため、中間尿
を採取して検査がなされることが望ましい(下 273)
b・c 正(下 273)
a 正(下 277)
b 正(下 275)
c 誤 妊娠検査薬は、妊娠の早期判定の補助として尿中の hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の有無を調
べるものであり、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない(下 275)
d 誤 一般的な妊娠検査薬は、
月経予定日を過ぎて概ね 1 週間目以降の検査が推奨されている
(下 275)
a 正 (下 275)
b 誤 尿中 hCG の検出反応は、hCG と特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の
影響を受けることがある(下 275)
c 正(下 275)
ア 正(下 275)
イ 誤 検体としては、尿中 hCG が検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いているが、尿が濃す
ぎると、かえって正確な結果が得られないこともある(下 275)
ウ 正(下 275、277)
エ 誤 尿中 hCG の検出反応は、hCG と特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の
影響を受けることがある(下 275、277)
a 誤 高濃度の蛋白尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて擬陽性を示すことがある(下 275、277)
b 正(下 273、275)
c 誤 尿糖の場合、原則として食後(1~2時間)の尿を検体とする(下 273)
d 正(下 275)
1・2 正(下 275、277)
3 誤 冷蔵庫内に保管されると、設計通りの検出感度を発揮できないおそれがある(下 275、277)
4 正(上 275)