2つの震災特番を中国全土で放送 - tv asahi corporation

2012年3月8日
2つの震災特番を中国全土で放送
CCTVと雲南衛星テレビが、テレビ朝日のドキュメンタリー番組を
東日本大震災から 1 年を迎えるにあたり、中国中央テレビ(CCTV)と中国雲南テレビが
テレビ朝日の震災ドキュメンタリー番組を、それぞれ中国全土で放送することになりました。
① 中国中央テレビ(CCTV)は、「つながろう!ニッポン フラガール 笑顔と絆の180日」
(テレビ朝日系列2011年10月7日OA)を、同局のドキュメンタリー専門チャンネルで放送しま
す。地震や原発事故で休館となった「スパリゾートハワイアンズ」のフラダンスチームの、震災後
の活動に密着したドキュメンタリーです。3月中に放送される予定です。
CCTV東京事務所 張兢克所長の話
「番組を見ていて、涙があふれました。中国の人々も東日本大震災について、強い関心を持っ
ています。この作品は、悲劇を乗り越えようとする日本人の姿が丁寧に描かれており、優れた
ドキュメンタリーと思ったので、本社に推薦しました。『CCTVドキュメンタリーチャンネル』でも
良いドキュメントと考え、今回、放送することに決めました」
② 雲南テレビは、アナウンサーや記者の証言をつづった「つながろう!ニッポン メディアにと
っての東日本大震災」を、3月10日、11日の二夜連続、特別編成で放送します。この番組は
昨年4月29日にテレビ朝日系列で放送された東日本大震災の特別番組「つながろう!ニッポ
ン」の一部を海外向けに再編集した1時間番組で、未曾有の大災害をテレビ局がどう伝えたの
かを検証したドキュメンタリー。すでに韓国の地上波局、台湾のケーブル局、香港、マレーシア、
シンガポール、オーストラリア、米国をカバーする中国語放送局、フランス国営テレビなどでの放
送が決まっています。
テレビ朝日では、経済成長を続ける中国内陸部のテレビ局とも関係強化を図っています。
取材協力をしたり、担当者を派遣したりするなど交流を深め、そうした中で、今回初めて、同局
への番組供給が実現しました。
雲南テレビニュースセンター 武志敏エグゼクティブプロデューサーの話
「雲南省も地震の多い土地であり、多くの人が日本の震災に高い関心を持っています。報道機
関がどのように対応したかというこの番組は、とても参考になるドキュメンタリーなので、震災か
らちょうど1年目のこの時期に、二夜連続で放送することにしました。今年はちょうど中日国交
正常化40周年、このドキュメンタリーを中日両国文化交流のきっかけとして、中国の人々に
“日本の真実の姿”を知ってもらいたいと思っています。」
【中国中央テレビ(CCTV)】
中国を代表する国家級のテレビ局で、北京を拠点に 20 あまりのチャンネルを持ち、中国全土をカバー。
昨年1月にドキュメンタリー専門チャンネルがスタート。CCTV制作の大型のドキュメンタリーのほか、英B
BCやナショナルジオグラフィックなど海外の優れた作品も輸入し、放送している。
【雲南テレビ】
中国・雲南省を拠点にする省級のテレビ局で、娯楽・映画・キッズ・ショッピングなど11のチャンネルを
運営、全国向けの総合チャンネル「雲南衛視(衛星テレビ)」は、中国のテレビ局の中でも高い視聴率を
誇り、ベトナム、ラオスなどの近隣諸国でも視聴されている。特にドキュメンタリー制作に力を入れている
局として知られている。