平成 26(2014)年 6 月 6 日 №41 前号より す。常に自分の思い通りに事が進むことはありません。何らかの ストレスを感じながら生活しているのが当然と言えるだろうと思 その中でも子ども支援コーディネーターの山口岳夫先生は、一 います。 人ひとり違う心のしんどさや悩みの内容に合わせて、校内だけで ただ、それを溜めこむことなく、心をリセットできる自分の方 なく校外で支援してもらえる様々な期間や人たちと常に連携し、 法を持っているかどうか期間が長くなればなるほど大きな違いが その人たちと子どもたちや心配している保護者の方とをつなぐ中 出てくる可能性があります。因みに大植恒一くんは、本を読んだ 心的な役目をしています。 り、お母さんに相談したりしてストレスを解消しているそうです。 ただ、これは学校の教職員が仕事を分担をしているだけで、最 終的には誮に相談してもかまいません。ある意味、「相談したら 最後に簡単な心理テストが行われました。人、家、木を描くと いうものでした。 時には自分を見つめる時間を持つ 自分にとって「ストレス」だと感じるこ こ と が 必 要 か も し れ ま せ ん ね ! とを言葉にして吐き出してみよう! 分かってくれる先生がいる!」という事の方が、子どもたちにと って大切なことかもしれません。 最後に心理テストに使われた用紙の裏に穴埋め方式の質問項目 があり、質問に答えていきました。 さて、今回は廣田文野先生から「人には様々なストレスがあり、 それをためるところがあり、その大きさも人によって違う。」と いう説明がありました。 そして、3つの大きさが違うプラスチック製の容器を出してき 質問内容は次のようなものでした。 最後に、1 年 1 組の教室には、「躍進 つながろう 1 組」の目 標が掲示されていました。子どもたちの頑張りを毎日後ろから応 援しているように見えました。 て、カラーボールをストレスに置き換えてストレスの内容を言う この日、午後から 1 年 2 組、1 年 3 組でも同じように「カウン 毎に自分が必要だと思う容器に入れていきました。最初に例とし セリング オリエンテーション」が行われました。 て廣田文野先生が、今の自分を振り返って、子育てのことなどを 言いながらカラーボールを中ぐらいの容器に入れていました。 廣田文野先生もいろいろストレスがあるようでした。 大切なことはストレスを解消したり、軽減 したりする自分なりの方法を持つこと! 質問内容 1、私の名前は・・・ 2、小さいころ私は・・・ その後、そのカラーボールに置き換えたストレスを、自分なり に解消できる方法を言いながらカラーボールを取り除いていきま 3、私の父、母、兄、姉、弟、妹・( )は した。 私のことを・・・ 廣田文野先生にはいくつかの方法があったので、カラーボール に置き換えたストレスが全てなくなりました。 そして、同じように子どもたちにも「ストレスを言ってみよ 4、もしも私が( )だったら、 う!」という問いかけがありました。口々には言いかけている人 もいましたが、少し恥ずかしい気持ちがあったのかなかなか手を ( 挙げてくれる人がいなかったのですが、しばらくすると大植恒一 くんが手を挙げてくれました。この大植恒一くんの勇気ある行動 5、私が恥ずかしいと思うのは・・・ で 1 年 1 組の雰囲気が一気に変わりました。 詳しくは言えませんが、大植恒一くんがストレスの内容を発表 6、私がしてほしいのは・・・ している時、自然に「それわかる~~!」とか、「ぼくなんか、 もっとすごいストレスになっている!」という声が自然に上がっ 7、私が自慢したいのは・・・ ていました。 大植恒一くんも自分がしている解消方法を発表して、カラーボ 8、私がうらやましいと思うのは・・・ ールを取り除いていきました。大植恒一くんもカラーボールが全 てなくなりました。このことがとっても重要な事だろうと思いま 9、私はどうしても・・・ )なのに
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