C言語の基本 復習とPICマイコン特有の命令 1.プログラムの構成:以下の三要素により構成されている。 (1) プリプロセッサ部:事前処理,事前読み込み,事前定義と言う意味 #include <stdio.h> //標準的入出力を使うための関数ライブラリ読み込み例 #define MAX 10 //定数を宣言する例 などからなる。 (2) 全体宣言(グローバル宣言)部 int variable1; //グローバル変数の宣言例 void delay_ms( int time ) { //関数の宣言例 int val1, val2; ...... } float average( int data[], int max ); //関数のプロトタイプ宣言例 などプログラム全域で使用する変数や関数の定義,関数のプロトタイプ宣言を 行う。 (3) main 関数他 int main(void) { : } mainと言う名前の,最初に処理する内容を書いたmain関数や,自分で作った 関数の集まり。自作関数をmain関数より下に書く時には,main関数より上の 全体宣言部に関数のプロトタイプ宣言が必要となる。 (main以前に関数の定義を書く場合にはプロトタイプ宣言は不要) 2.基本的な演算子と命令 (1) 変数や配列の宣言命令 //整数型の変数val1と整数型配列の宣言および初期値設定例 int val1, array1[10], array2[4]={0,1,2,3}; 文字型ならintの代わりにchar,実数型ならfloatやdoubleを使う。 特殊なものとしてunsigned char(符号無し文字型=8ビット変数)がある。 (2) 四則演算などの演算子 足す+,引く-,掛ける*,割る/,割り算のあまり% 変数の値を一増やす++,変数の値を一減らす-左右が等しい==,等しくない!=,大<,小>,以上<=,以下>= なおかつ(AND)&&,もしくは(OR)¦¦,否定! (3) 判断分岐 if(条件式) { 条件が正しい時に行う命令群 } else { 条件が正しくない時に行う命令群 } 他に複数に分岐できるswitch文がある。 (4) 繰り返し命令 for ( i=0; i<10; i++ ) { 繰り返す命令群 } //i=0からスタートして,命令群を実行する。繰り返す時にはiの値を++するが //i<10の間しか繰り返さない。 他にwhile文,do while文などがある。 3.PIC C lite 特有の命令 (1) プリプロセッサ #include <pic.h> //PICマイコン専用の関数ライブラリの組み込み #define _XTAL_FREQ 8000000 //内部クロックを定義 __CONFIG(BORDIS & WDTDIS & LVPDIS & INTIO); //マイコンの基本設定:低電圧プログラミング(LVP)オフ //内部クロック4MHz(INTIO)を使用する */ (2) main関数内で行う指定や命令 TRISA = 0x0f; //入出力設定。ポートAの0-3ピンは入力用にする //ポートAは標準でアナログ入力になっているため,その機能を止めて //デジタル入出力に使用するための設定 CMCON = 0x07; //入出力ポートへの出力 PORTA = 0x00; //ポートAに0x00を出力(ゼロクリア) //入出力ポートからの入力(PORTBのRB0∼7の0,1を8ビットとみる) val1 = PORTB;
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