A健康サポートのための多職種連携研修(仮称

A 健康サポートのための多職種連携研修(仮称)標準プログラム(案)
(
)内は講師
平成 28 年 5 月 22 日時点
◎
冒頭、主催者より、挨拶・研修会の流れの説明を行う
1 基本理念 【40 分】
-1 薬局・薬剤師についての総論(日薬・共通 DVD 教材を予定)
【20 分】
薬局・薬剤師の基本的理念(薬剤師法第一条など)∼健康サポート薬局とは、という研修の
導入的、総論的な内容を予定。
-2 健康サポート薬局の理念∼地域包括ケアに対応した薬局・薬剤師(県薬役員)
【20 分】
1-1 を受けて、健康サポート薬局の理念と役割、それを地域でどう活かしていくか、当該県
の薬剤師の指導的立場から講義を行う。(5/22 伝達内容を踏まえて当該県に即した内容)
2 当該地域の医療・保健・健康・介護・福祉等の資源と役割の現状 【80 分】
-1 当県における健康課題と健康増進施策、健康サポート薬局への期待(健康担当行政)
【30 分】
行政の立場(健康担当課)から、当該地域の健康課題と重点施策、具体的な事業や関
係者(職種、機関など)の関わりなどについて総論的に
健康サポート薬局に期待すること
-2 各者の取り組み(他職種、保険者など) 【(例)20 分×2 例=40 分】
健康づくりの取り組み(健康相談、健康教室、検診・健診、生活習慣病予防、重症化
予防など)を行っている他職種等の取り組み
専門職としてのサービスにとどまらず、行政等と連動して地域の仕組みとして機能し
ている取り組みの事例があるとなおよい
-3 当該地域の医療・保健・健康・介護・福祉等の資源について(県薬役員)【10 分】
「3 演習」では、地域の関係者の名称や役割に関する資料を用いることとしており、
演習で資料を使用する旨の説明を兼ねつつ、地域の関係者に関する情報を説明。
※事前に情報収集し資料作成する必要がある(とある地域の一例でも可)
◎
休憩を挟む
3 演習(演習司会者、補佐役が必要)【115 分】
 演習はグループ討議式が必須とされています(研修要綱より)。標準プログラムでは、スク
ール形式のレイアウトを基本としつつ、演習のタイミングで、前後左右の数名でグループ
化して行う方法を用います。受講人数に応じて、島型配置等の考慮も一案です。
 また、集合研修は確認試験に替えてレポート提出といたします。そのため、個人でレポー
トを作成しながら演習に取り組んでいただきます。
 演習は、グループ討議を通じて知恵を出し合いながら、自身で考えるプロセスを身につけ
ることを目的としています。そのため、グループ討議を行いつつも、作業自体は個人単位
で行います。

「2−3」で説明した資料を演習で用います。※ただしこれが即、健康サポート薬局の基
準にある「関係機関のリスト」ではないことに留意。各薬局では事前の連携(薬剤師会を
通じての連携でも可)を踏まえて当該地域のリストを作成する必要があることに留意する。
-1 アイスブレイク 【15 分】
健康サポート薬局とは
・プログラム 1・2 を踏まえて、健康サポート薬局についてのその時点での思い等を、前後左
右の4名程度で組になって話し合う。【10 分】
・最後に、2 名ほどに発言してもらう。【5 分】
-2 ケーススタディ【80 分】
地域包括ケアシステムの中で健康サポート薬局としての役割を発揮するための各職種・
機関との連携による対応等に関する演習
①グループ討議 【50 分】※各県で研修時間が確保できるなら、もっと長めに設定
・前後左右の4名でグループ化し、ケースを用いて対応を討議(作業用紙あり)
・グループ討議をしながら、自身の気づき・対応等を作業用紙に書き込んでいく
・ケーススタディの最後にはレポート用紙に整理
②発表(全体)【30 分】
・何名かに発表・意見交換(ケース 1 つにつき1名程度)
-3 演習のまとめ 【20 分】
①作業 【15 分】
・研修会を受講して、あらためて、自身の考える健康サポート薬局の役割や業務、今後の
意欲等を考え、レポート用紙に記載
②発表(全体)【5 分】
・2-3 名に、演習前と比較しての考え方の変化等を発表いただく
4 まとめ(1−2の講義を担当した県薬役員または3演習の司会者など)【5 分】
前半の講義、後半の演習を踏まえて、まとめ(健康サポート薬局の役割の再確認、地域での
活かし方など)
◎閉会挨拶は「4
まとめ」と兼ねてもよい。
■留意点■

挨拶・休憩や、作業の延長等を考慮すると、研修会の時間として4時間半程度を確保したほ
うがよい。

「2−3」の資料については、事前に情報収集し資料作成する必要がある(とある地域の一
例でも可)

別途、プログラム2・3にあたる部分について、地域包括ケアシステムの単位で勉強会など
を開催することが望ましい(フォローアップ研修等)。