BMWCUP2010 Rd.1 レースレポート

BMWCUP2010 Rd.1
レースレポート
BMW Motorsports Association
2010.03.22
BMWオーナーのウデ試しの場として定着しているBMWCUP。
今年もBMWCUPの聖地筑波サーキットでその幕を開く。
BMW最速の称号を⽬指して、エントラント達は熱いバトルを繰り広げる。
今年のBMWCUPのクラス分けは6クラスとなっている。
Nクラス
Normalクラスは、排気量無制限で⾜回り以外はノーマルとなっており、ウデとセッティングで勝負する
クラス。軽量化不可でタイヤはラジアルのみ使⽤可となっている。
LSクラス
Light Sportsクラスは、排気量2000cc未満のクラスで、ランニングコストが掛からないE36isがメインと
なり、草レースの⼊⾨として最適なクラスである。
MSクラス
Middle Sportsクラスは、排気量2500cc未満で⽐較的改造範囲の広いクラス。E30M3がメインとなり、
90年初期のDTMやGroup-Aのクラス2を彷彿させるクラス。
MINIクラス
BMW-MINIオンリーのクラスで、新旧のMINIがバトルを展開する。タイヤはラジアルタイヤのみ使⽤可
で軽量化は不可となっているため、街乗り+αの⾞両で参戦できるクラス。
S1クラス
Super1クラスは、排気量3300cc未満のクラスで改造範囲は広く、E30からE46までのハイチューンなM3
が参戦する。
S2クラス
Super2クラスは、排気量無制限でE92M3やE82 135iがメインとなり、BMWCUP最⾼峰のクラスとなる。
ドライバーもレースで名の知れた選⼿が参戦。
BMW Motorsports Association
2
Qualify
⾛⾏枠1では、LSクラスとMINIクラスが⾛⾏する。
MINIクラスは、ゼッケン53のMAJI-選⼿が1ʼ06.999を叩き出しポールを獲得。約1秒遅れて
ゼッケン118のシノケン選⼿が2番⼿、3番⼿は更にコンマ5秒遅れてゼッケン113のラズ選⼿。
LSクラスは、昨年惜しくもシリーズチャンピオンを逃したゼッケン55の⽯崎英之選⼿が、2
番⼿のゼッケン72の⽵屋Ⅲ世を2秒近く離して1ʼ08.645でブッチギリの1番⼿。3番⼿には
ゼッケン92のおじゃMAX選⼿。
予選
⾛⾏枠2は、S2、S1、N、そしてMSクラスの4クラス混⾛となる。
S2クラスは、昨年のシリーズチャンピオンであるゼッケン100のこややん選⼿が1ʼ01.982を
叩き出しポールポジションを獲得。2番⼿にはE46M3で参戦のゼッケン119の塩野⼊睦選⼿。
ゼッケン120の菊池靖選⼿はマシントラブルで⾛⾏できずFinalはピットスタートとなる。
S1クラスは、ゼッケン7のM海苔選⼿が1ʼ04.115で⾃⾝初の1番⼿。コンマ1の差でゼッケン
2のTOSHI選⼿が2番⼿。続く3番⼿にはゼッケン123の舩津将⾏選⼿となる。
Nクラスは、ゼッケン17のToshi選⼿が1ʼ06.544で1番⼿。ゼッケン46のたこゆき選⼿がコン
マ2秒遅れての2番⼿。3番⼿にはゼッケン20のZ4M Roadstarを駆る鈴⽊公紀選⼿。
MSクラスは、ゼッケン51の⽇南⽥功⼀選⼿が1ʼ05.772で1番⼿。クリエイション選⼿が約1
秒遅れて2番⼿。3番⼿には、ゼッケン25の板橋雄⼤選⼿となる。
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3
Final
12:45に⾛⾏枠1のMINIクラスとLSクラスのマシンがコースイン。
今年からスタート前にグリッドをオープンし、ピットクルーや応援者がグ
リッドウォークできる。
レッドシグナルがブラックアウトで全⾞スタートを切った。
MINIクラスは、なんとポールポジションを獲得したMAJI-選⼿がマシントラ
ブルで出⾛できず、予選2番⼿のシノケン選⼿がホールショットを決め、そ
のまま危なげない⾛りでデビューウィンとなった。2位にはラズ選⼿。3位に
は唯⼀R56で参戦しているゼッケン114のkabato選⼿となった。
LSクラスは、⽯崎英之選⼿がブッチギリの優勝。2位には⽵屋Ⅲ世選⼿が⼊
り初表彰台。熾烈な3位争いは怪物ルーキーのゼッケン34の⽯川豪介選⼿が
最終周でおじゃMAX選⼿をパスし、初参戦で初表彰台となった。
13:10に⾛⾏枠2のS2、S1、N、そしてMSクラスのマシンがコースイン。
怪物マシン達がグリッドに整列する。さぁ、BMW最速は誰の⼿に。
各クラスとも途中⾚旗中断によって、ドラマチィックな展開となった。
Nクラスは、Toshi選⼿とたこゆき選⼿が激しいトップ争いを展開し最終周で
たこゆき選⼿がトップに⽴ち、そのままゴールとなる。3位には、E82 135i
のATを駆るゼッケン126のmsano7選⼿がデビュー戦で3位を獲得した。AT
⾞でのBMWCUP参戦は、msano7選⼿が初めてで、しかも表彰台と前代未聞
の偉業を成し遂げた。
MSクラスは、ブッチギリで⽇南⽥功⼀選⼿が優勝。2位には混戦から抜け出
したゼッケン124のtea選⼿が⼊る。3位には板橋雄⼤選⼿。
S1クラスは、TOSHI選⼿とM海苔選⼿がスタートからゴールまでテールトウ
ノーズのドッグファイトを繰り広げ、最終周にM海苔選⼿がトップを奪い返
しゴールした。 M海苔選⼿は⾃⾝初の優勝となった。3位は、舩津将⾏選⼿
を交わしゼッケン63の岡崎公紀選⼿が⼊った。
S2クラスは、E92M3を駆る菊池靖選⼿がピットスタートということで、優
勝はこややん選⼿と塩野⼊睦選⼿の⼀騎打ちとなるが、こややん選⼿がホー
ルショットを決め、逆に塩野⼊選⼿はスタートを失敗し最後尾までポジショ
ンダウンとなる。こややん選⼿がそのまま逃げ切るかに⾒えたが、⾚旗中断
の際にピットレーンに⼊ってしまい、再スタートはピットスタートとなって
しまう。再スタート後、必死に追い上げるが惜しくも塩野⼊睦選⼿には届か
ず、塩野⼊睦選⼿が開幕戦を制した。
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4
ポディウム
レース後にはBMWCUP恒例のシャンパンファイトが⾏われた。
各クラスの表彰者は、笑顔でシャンパンの⾬を降らせた。
表彰式
優勝者から3位までにはトロフィー、そしてエントラント全員に賞状が贈与された。
プレゼンターは、S耐でも活躍のENDLESS村⽥選⼿。
また、協賛メーカーからのたくさんの協賛品が、エントラントに賞与された。
BMW Motorsports Association
5
シリーズランキング
今シーズンから、ロールバー装着並びにHANSデバイス装着した場合は、セーフティポイントとし
て、各3ポイントと1ポイントが加算される。
また、LSクラスは、ラジアルタイヤへの移⾏期間として、今シーズンはラジアルタイヤ装着⾞には
Sタイヤ装着⾞との差を埋めるためラジアルタイヤポイントの5ポイントが設けられている。
Nクラスは、順当に順位の順のランキングとなる。ランキング1位はたこゆき選⼿。
順位
No.
ドライバー名
SHOP
ポイント
1
46
たこゆき
TK-square
20
2
17
Toshi
ACTIVE CAR’S
18
3
94
QYR
TK-square
15
4
20
鈴木公紀
AUTO SONIC
14
LSクラスは、おじゃMAX選⼿が、ロールバー並びにラジアルタイヤ装着と不利なマシンにも関わ
らず4位でフィニッシュしたことで、第⼀戦のポイントリーダーとなった。また、ポイントランキ
ング2位には、ロールバーを装着している⽵屋Ⅲ世選⼿。セーフティポイントでWinnerの⽯崎英之
選⼿を獲得ポイントで上回った。
順位
No.
ドライバー名
SHOP
ポイント
1
92
おじゃMAX
SUNRISE Blvd.
23
2
72
竹屋Ⅲ世
Bitte Motor Works
21
3
55
石崎英之
a/tack SecondStage
20
4
34
石川豪介
NAGAI ENGINEERING
19
5
48
山村彰義
SUNRISE Blvd.
19
6
36
熊山岳
a/tack SecondStage
17
7
76
Kazuya
Bitte Motor Works
16
8
75
渡嘉敷利夫
STR
13
9
69
たろう
Bitte Motor Works
13
BMW Motorsports Association
6
MINIクラスは、MAJI-選⼿とカジー選⼿はFinalを出⾛できなかったため、5位で完⾛した
yamazaki@R53選⼿がポイントリーダー。
順位
No.
ドライバー名
SHOP
ポイント
1
22
yamazaki@R53
real direction
15
2
53
MAJI-
real direction
11
3
32
カジー
real direction
10
MSクラスは、Winnerの⽇南⽥功⼀選⼿がポイントリーダーとなっているが、ランキング4位の
下坂俊郎選⼿とはたったの2ポイントしか差が無い。
順位
No.
ドライバー名
SHOP
ポイント
1
51
日南田功一
PACTOLE INTERNATIONAL
20
2
26
板橋雄大
PACTOLE INTERNATIONAL
19
3
74
クリエイション
Bitte Motor Works
18
4
30
下坂俊郎
ACTIVE CAR’S
18
S1クラスは、WinnerのM海苔選⼿がポイントリーダー。ランキング2位には2位のTOSHI選⼿。
順位
No.
ドライバー名
SHOP
ポイント
1
7
M海苔
M Kraft
24
2
2
TOSHI
COCKPIT館林
22
3
38
桐山貴人
real direction
17
4
63
岡崎公紀
Vivo
16
5
29
兄豚
PACTOLE INTERNATIONAL
14
S2クラスは、開幕戦ではシリーズ参戦しているのは、こややん選⼿しかいないため、ポイントランキ
ングは1位のみとなる。シリーズ参戦のエントラントが増えることを期待する。
順位
No.
ドライバー名
SHOP
ポイント
1
100
こややん
TK-Square
19
BMW Motorsports Association
7
APPROVED SHOP
ACTIVE CAR’S
a/tack SecondStage
AUTO SONIC
Bitte Motor Works
COCKPIT TATEBAYASHI
Mkraft
NAGAI ENGINEERING
PACTOLE INTERNATIONAL
real direction
SUNBEAM
SUNRISE Blvd.
STR
TK-square
Vivo
SPECIAL THANKS
株式会社エスカレラ
株式会社エンドレスアドバンス
株式会社ケミテック
株式会社タニダ
有限会社T.M.WORKS
有限会社トップラインプロダクト
CARBOY(八重洲出版)
ABOVE co.,Ltd.
THANKS
RAC
SACLAM
G-CLIMB&CO.,
株式会社ジャルユニホーム
日本精機株式会社
XADO JAPAN
株式会社BOMEX
Mini Mania
株式会社モルフォ
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