GWI Update 2015年5月20日号 世界のニュース 米国、国連の人権レビューで警官の暴力や人種差別に対する批判を受ける (Al Jazeera [America]、 5月11日) 2015 年 5 月 11 日、ジュネーヴの国連で開かれた第 2 回普遍的・定期的レビューにおいて、 米国の人権記録が審査、酷評された。加盟国は警官の暴力と人種差別、グアンタナモ湾拘 置所、死刑制度の存続に関し米国を批判、さらに児童労働、人身売買、先住民女性への性 的暴力の根絶を求めた。これを受け米国は、女性に対するあらゆる形態の差別撤廃条約 (CEDAW)や子どもの権利条約等重要な人権条約の批准を考慮せよとの勧告を受け入れた。 Gordon Brown国連特使、ボコ・ハラムに監禁されていたナイジェリアの女児200人の解 放を歓迎 (UN ニュースセンター、 4月29日) 国連のグローバル教育担当特使 Gordon Brown は、ナイジェリアの Muhammadu Buhari 新大統領との会談に先立ち、ボコ・ハラムに監禁されていた女児 200 人が解放されたこと を歓迎するとともに、次のように述べた。「現在、ナイジェリアでは 1000 万人の子どもが 学校に行っていない。より安全な学校や地域の態勢を整えることが極めて重要であり、そ うしてこそ初めて、すべての子供を安心して学校に通わせ、学習させることができる」。 ケニア:女性国会議員たちが、ジェンダー規則に関する訴訟を提起(All Africa、5 月 6 日) ケニアの女性国会議員は、3 分の 2 ジェンダー規則の制定を無期限に延期するケニア憲法 27 条改正案の公布に異を唱え、訴訟をおこすかもしれない。27 条は、選挙であれ、指名で あれ、公的地位の 3 分の 2 以上を男女いずれか一方が独占してはならないとする。女性議 員たちは、「女性リーダーとして私たちは、この法案の受け入れも支持もできない。ケニア では、リーダーの地位に関しジェンダー・バランスを達成するという公約が未だ果たされ ておらず、それこそ変えなければならない」としている。
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