管理者のためのキャリアアップ講座 ― 高齢者施設・在宅等領域 ― 1 目的 多様なヘルスケアニーズをもつ個人・家族および地域住民に対して、質の高い看護サービスが 提供できる高齢者施設および訪問看護ステーションの看護管理者を育成する。 2 目標 1)看護管理に必要な知識体系を学び、看護管理への活用と看護管理者の役割とその活動につい て理解する。 2)看護・労働に関連する法律や制度の変化を捉え、看護管理の視点で変化の意議や適応を理解 する。 3)組織集団の基本概念・集団の力動的諸機能を理解し、組織目的の達成に向けて、メンバーが 行動できるよう諸理論の活用を支援する。 4)人材育成のための基本的な概念を理解し、現場における後輩育成や指導方法を習得する。 5)現状の職場環境づくりとモチベーション管理について考察し、課題の解決策を検討する。 3 教育課程 1)総時間数:30時間 区分 ねらい 1)看護管理に必要な 知識体系を学ぶ。 看 護 管 理 概 論 看 護 サ ー ビ ス ・ 労 務 管 理 単元 単元の内容 時間 1)看護管理に必 ・組織の成り立ちと構造 要な基礎知識 ・システム論 2)看護管理者の ・組織における看護管理者の役 2)看護管理者の役割 役割と活動 割 と活動を理解する。 5 ・諸制度(保助看法・医療保険 法・介護保険法) ・高齢者施設および訪問看護ス テーションにおける管理者の 制度的位置づけ 1)看護職の自律性と 1)労働者として ・労務管理の基礎知識 責務を理解する。 学ぶ労務管理の 雇用契約、雇用形態、勤務時 基礎知識 間、勤務体制 2)看護・労働に関連 労働時間管理、健康管理 5 する法律や制度の変 2)看護管理者に ・賃金体制 化を捉える。 必要な労務管理 ・労働関係法規の理解と看護管 理の実務 3)安全を保障しなが 3)問題解決技法 ・論理的思考 らより質の高い看護 ・問題解決思考 サービスを提供する ・現在の検討課題 5 方法を理解し、問題 <演習> を論理的に解決する ・グループで1課題を検討 思考を学ぶ。 4)看護サービス ・看護サービスの概念 の概要と管理 ・看護サービスの質評価と改善 2 ・看護サービスの安全管理 ・看護サービスと記録 区分 マ ネ ジ メ ン ト 論 人 材 管 理 ・ 育 成 論 ねらい 単元 単元の内容 時間 1)組織集団の基本概 1)マネジメント ・マネジメントシステム 念・集団の力動的諸 の基礎理論 ・経営マネジメント 機能を理解する。 ・人間関係論 2 ・看護業務の割り当て 2)組織目的の達成に ・チーム医療における看護の役 向けて、メンバーが 割 行動できるよう諸理 2)安全管理・リ ・看護単位における安全管理 論の活用を支援す スクマネジメン ・事故発生のアセスメント、分 る。 ト 析、対処 3 ・安全管理教育 ・労務災害とその予防 1)人材育成のための 1)人材を育てる ・人的資源計画の基本的な考え 基本的な概念を理解 看護マネジメン 方(採用、異動、退職までの する。 ト 人的資源のフロー計画) ・人材育成計画 2)動機づけ理論を活 2)職場環境づく ・良い職場環境とは 5 用した後輩の育成お りとモチベーシ ・目標管理の重要性 よびその指導方法を ョン管理 ・目標設定指導 学ぶ。 ・モチベーションをアップさせ る目標管理 3)現状の職場環境を 3)人材を活かす ・人的資源活用のためのマネジ 評価し、その課題を 看護マネジメン メント 3 明確にする。 ト ・スペシャリストの活用 ・動機づけ理論の活用 合 計 30 4 教育方法 1)成人学習の考え方に基づいて、受講生の自立性を尊重し、自主的な学習と意思決定を重視し ながら、経験と新しい概念を関連付けて学習する。 2)受講生が体験を通して学習を深めることができるように、課題学習、事例分析やシミュレー ション等を用いた演習を取り入れて、論理的知識と経験的知識の統合ができるように支援する。 5 学習方法 1)学習形態 (1) 講義:理論と概念を経験知と統合し、現象の捉え方、分析方法を学ぶ。 (2) 演習:個人演習では、主体的に学習設計を行い、課題解決に向けて文献学習する。グルー プ演習では、共同のテーマについてグループでの討議や発表を行う。 2)演習の目的と進め方 (1) 演習の目的 学習した知識や理論と実践を関連付け、抽象化と具体化の能力、現象の概念化能力を養う。 また、グループワークで相互支援を築くとともに、そのプロセスを通して自らの課題や 解決策を見いだす。 (2) 演習の進め方 提示された課題についてグループごとに討議する。 個人でのレポート作成または、グループでまとめて発表する。 (3) 演習の課題 各演習時に提示する。 6 教育期間等 1)期間 6 か月間 月1回 2)教育課程プログラム(別添) 3)定員 30 名 7 教育課程の修了 1)修了要件 (1) 出席時間数 出席時間数が、規定時間数の 5 分の 4 以上であること。 (2) 演習の参加度およびレポート 講義内で指示されたレポートは、必ず提出する。 積極的に演習に参加し、意見を述べる。 2)修了審査 1)の修了要件を満たした場合を修了と認める。修了証明として、修了証を発行する。 8 受講料等 1)受講料 (1) 会 員:16,200 円 (2) 非会員:32,400 円 ※ 一度納入された受講料は返金しません。 2)その他必要な費用 図書購入費 9 主催 公益社団法人岐阜県看護協会 管理者のためのキャリアアップ講座 ― 高齢者施設・在宅等領域 ― 月日 6 月 27 日 (月) 単元 単元の内容 1)看護管理に必 要な基礎知 2)看護管理綾の 役割と活動 ・組織の成り立ちと構造 ・システム論 ・組織における看護管理者の役割 ・諸制度(保助看法・医療保険法・介護 保険法) ・高齢者施設及び訪問看護ステーション における管理者の制度的位置づけ ・論理的思考 ・問題解決思考 ・現在の検討課題 <演習> ・グループで 1 課題を検討 ・労務管理の基礎知識 雇用契約、雇用形態、勤務時間、 勤務体制、労働時間管理、健康管理等 ・賃金体制 ・労務関係法規の理解と看護管理の実務 3)問題解決技 7 法 月 22 日 (金) 8 月 8 日 (月) 1)労働者として 学ぶ労務管理 の基礎知識 2)看護管理者に 必要な労務管 理 1)マネジメント の基礎理論 9 月 5 2)安全管理・リ 日 (月) スクマネジメ ント 4)看護サービス の概要と管理 10 月 12 1)人材を育てる 日 看護マネジメ (水) ント 11 月 9 日 (水) 2)職場環境づく りとモチベー ション 3)人材を活かす 看護マネジメ ント ・マネジメントシステム ・経営マネジメント ・人間関係論 ・看護業務の割り当て ・チーム医療における看護の役割 ・看護単位における安全管理 ・事故発生のアセスメント、分析、対処 ・安全管理教育 ・労務災害とその予防 ・看護サービスの概念 ・看護サービスの質評価と改善 ・看護サービスの安全管理 ・看護サービスと記録 ・人的資源計画の基本的な考え方 (採用、異動、退職までの人的資源の フロー計画) ・人材育成計画 ・良い職場環境とは ・目標管理の重要性 ・目標設定指導 ・モチベーションをアップさせる目標管 理 ・人的資源活用のためのマネジメント ・スペシャリストの活用 ・動機づけ理論の活用 ※ 日程は、変更することがあります。 時間 講師名 5 岐阜赤十字病院 看護部長 荒引眞由美 特 別 研 修 室 5 岐阜大学医学部 附属病院 副院長兼看護部長 廣瀬 泰子 特 別 研 修 室 5 有限会社 安田経 営支援研究所 所長 安田 勝雄 特 別 研 修 室 2 JA 岐阜厚生連 中濃厚生病院 看護部長 青木 京子 3 関中央病院 (せきこもれび) 副看護部長 亀山 博子 2 高山赤十字病院 看護部長 渡邉 朝子 3 関中央病院 副院長兼看護部長 山中ひろみ 5 会場 家 庭 看 護 実 習 室 1 家 庭 看 護 実 習 室 1 特 別 研 修 室
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