独ベルテルスマン、「シグマライン」導入を発表

Müller Martini Marketing AG
プレスリリース MMNews130206
2013 年 2 月 6 日
ミューラー・マルティニ ジャパン株式会社
独ベルテルスマン、「シグマライン」導入を発表
ド イ ツ 、 フ ィ ル ダ ー シ ュ タ ッ ト ( Filderstadt ) で 開 催 さ れ た 伝 統 あ る 印 刷 フ ォ ー ラ ム
( Druckforum ) に お い て 、 ウ ヴ ェ ・ シ ュ ル ツ 氏 ( Uwe Schulz, GGP Media GmbH 社
Production/Technology Manager)は、生産部数の減少に対応するためとして「シグマライ
ン」を含むデジタル印刷製本ソリューションの採用を発表しました。ドイツ大手出版社ベルテ
ルスマン(Arvato/Bertelsmann)グループ傘下の GGP Media 社は「シグマライン」に加えて、
ミューラー・マルティニ 「アレグロ」デジタル無線綴じ機も稼働させます。
現在の書籍市場の小ロット化傾向は 1,000 名
以上の従業員を抱え、多量の印刷製本を行う
大手印刷製本会社 GPP Media 社にとっても厳
しい状況です。シュルツ氏によると、出版社
や出版業界および地方自治体向けに印刷製本
する書籍の 30 パーセントは、部数が 3,000 部
かそれ以下の小ロットになっています。
このような状況から、GGP Madia 社はデジタル
印刷に参入を決意し、慎重な検討を重ねた結
果、製本仕上げにはミューラー・マルティニ
の「シグマライン」デジタル製本システム、
そして“ニアライン”生産方式に決めました。
ソフトカバー(並製本)はデジタル印刷機に
直結した「シグマフォルダー」および「シグ
マコレーター」でブックブロック(中本)を
作成し、
「アレグロ」デジタル無線綴じ機、
「ソリット」全自動三方断裁機で仕上げます。
ハードカバー(上製本)は、「アレグロ」で中
本を背固めした後、既設のミューラー・マル
ティニ 「BL 500」上製本ラインに投入します。
GGP Media 社が、全ラインをすべてインラインとせず、製本仕上げのみを独立させる「ニア
ライン」方式に決めた理由を、シュルツ氏は次のように説明しました。
「生産効率からの判断です。現在のデジタル印刷機の能力では、フルに 3 シフト印刷したも
のでも、アレグロ無線綴じ機を使えば 1 シフトで仕上げることができることが分かったから
です。」
デジタル製本システムを構築するために、重要な決定要素となったのは、ミューラー・マル
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ティニの「コネックス」デジタルワークフローシステムでした。「コネックス」は、デジタ
ル印刷機を含むすべての生産機械を統合コントロールし、生産プロセスを自動化してくれま
す。
「このようなワークフローシステムを提供しているメーカーを他には知りません。」
デジタル・レディ(デジタル対応)?
デジタル印刷に大きな期待が寄せられています。しかし、印刷や仕上げの専門家は、「デジ
タル印刷は、オフセット印刷に代わるのではなく、補完するものになる」と確信しているよ
うです。ヴォルカー・レオンハルト氏(Volker Leonhard、Muller Martini Germany の
Managing Director)も見方は同じです。彼は同じ印刷フォーラムで「デジタル印刷とオフ
セット印刷は共存すると確信しています」と述べ、また「小ロット化の傾向はますます続く」
と予見しました。「したがって、印刷後工程はますます生産効率の改善が求められ、セット
アップ時間をさらに短くしてゆくことが、求められています。これからは、オフセットでも
デジタルでも対応できるデジタル・レディの後加工システムに投資するべきではないでしょ
うか。GPP Media 社が採用した「アレグロ」無線綴じ機を始め、ミューラー・マルティニの
製本システムは今やすべてデジタル・レディーとなっています。
」
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