品番 TVC-101A

ビデオプロジェクターコントロールユニット
取扱説明書
品番
TVC-101A
このたびは、ビデオプロジェクターコントロールユニットをお買い上げ
いただきまして、まことにありがとうございました。
■本器はパナソニック(
本器はパナソニック(株)製ビデオプロジェクターのコントロール
にご使用いただけます。
■この取扱説明書をよくお読みになり、正しくお使いください。
そのあと大切に保存し、必要なときにお読み下さい。
安全上のご注意
必ずお守りください
お使いになる人や他の人への危害、財産への損害を未然に防止するため、必ずお守りいただくことを、次のよう
に説明しています。
■表示内容を無視して誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を、次の表示で区分し、説明していま
す。
警告
この表示の欄は、「死亡又は重症などを負う可能性が想定される」内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を負う可能性または物的損害のみが発生する可能性が想定さ
れる」内容です。
■お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で区分し、説明しています。
(下記は絵表示の一例です。)
この絵表示は、気をつけていただきたい「注意喚起」の内容です。
この絵表示は、してはいけない「禁止」の内容です。
このような絵表示は、必ず実行していただく「強制」の内容です。
警告
工事は販売店に依頼する
工事には技術と経験
が必要です。火災、
感電、けが、器物損
壊の原因となります。
異物を入れない
分解しない、改造しない
水や金属が内部に入
ると、火災や感電の
原因となります。
禁 止
火災や感電の原因と
なります。
分解禁止
●必ず販売店に依頼してください。
●ただちに販売店にご連絡くださ
い。
●修理や点検は販売店にご連絡
ください。
異常があるときは、
すぐ使用をやめる
不安定な場所に置かない
濡れた手で電源プラグの
抜き差しはしない
煙が出る、臭いがす
る、水や異物が入っ
た、落として破損した
など、火災の原因と
なります
落下などでけがの原
因となります。
禁 止
感電の原因となりま
す。
禁 止
●ただちに販売店に依頼してくだ
さい。
1
電源プラグは、必ずプラ
グ本体を持って抜く
電源プラグは根元まで
確実に差し込む
電源プラグのほこりなどは
定期的にとる
電源コードを引っ張る
と、コードが傷つき、
火災や感電の原因と
なります。
差込が不完全ですと、
感電や発熱による火
災の原因となります。
プラグにほこりなどが
たまると、湿気などで
絶縁不良となり、火災
の原因となります。電
源プラグを抜き、乾い
た布で拭いてください。
●抜くときは電源プラグを持って
抜いてください
●痛んだプラグ、ゆるんだコンセ
ントは使用しないでください。
●電源プラグを抜き、乾いた布で
拭いてください。
電源コード・電源プラグを破損するようなことはしない
(
禁 止
傷つけたり、加工したり、熱器具に近づけたり、
無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、
重いものを載せたり、束ねたりしない
)
痛んだまま使用すると感電・ショート・火災の原因となります
コンセントや配線器具の定格
を超える使い方や、交流100V
以外での使用はしない
禁 止
たこ足配線などで、定
格を超えると発熱に
よる火災の原因とな
ります。
●指定範囲は常に整理、整頓し
てください。
●コードやプラグの修理は販売店にご相談ください。
注意
お手入れの際は、安全のため
電源プラグをコンセントから抜
いて下さい
感電の原因となるこ
とがあります。
電源プラグ
を抜く
2
目次
安全上のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1, 2
概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
取り扱い上の留意点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
パネル説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
操作方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7, 8, 9
外観・仕様・付属品他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
保証とアフターサービスについて ・・・・・・・裏表紙
3
特長
◆本機は、液晶、DLPプロジェクター(以下VP)をリモートコントロールするユニットです。
◆前面照光スイッチにより電源の入/切、VIDEO、RGB1、RGB2の入力切替ができます。
◆VP電源OFF時には、電源OFFディレー制御を自動で行いランプを保護します。
◆制御入力端子により、外部接点入力によるコントロールが可能です。
◆制御入力はワンショット、保持接点入力どちらの信号にも対応可能で制御方法を選びません。
◆制御出力端子(タリー出力)により、操作入力と同期してLEDの点灯が可能です。
◆VP電源の制御は1000W(10A)クラスまで可能です。
◆EIA規格横幅ハーフサイズになっており、別売マウント金具によりラックマウントまたは2台連結が
でき効率的な収納が可能です。
4
取り扱いの留意点
◆使用前にご用意いただくもの
・D-sub9Pオス・メスストレートケーブル ・・・1本
◆本機は100V 10A 未満のビデオプロジェクター専用です。
200V機または10Aを超えるビデオプロジェクターには使用できません。
※接続可能機種は、販売店でご確認下さい。
◆本機のACコンセントには、常時AC100Vを入れて下さい。(VPランプユニット保護の為)
◆ご使用前に背面パネルのSWでDLP、液晶、制御方法の切り替えを行ってください。
POWER ON後に切り替えても受け付けません。
◆ VP電源出力のOFFディレータイマーについて
・液晶プロジェクターは、冷却ファンが停止後、約10秒後にVP電源出力を切ります。
・DLPプロジェクターは、POWER ONスイッチ押下後、約250秒固定でVP電源出力を切ります。
◆本機はPOWER OFF直前の入力を記憶しています。次回起動時は、記憶した入力を呼出します。
◆POWER スイッチが点滅(1秒間隔)している間は、操作を受け付けません。
◆POWER スイッチが点滅(0.2秒間隔)をしている時は、ビデオプロジェクターとの間で通信エラーを
起こしています。通信ケーブルがしっかりささっているか、またはビデオプロジェクターの主電源(MAIN)
スイッチが『OFF』になっていないか確認して下さい。
◆設置場所について
本機の設置場所は、直射日光のあたる場所や、温風吹き出し口近くは避けて下さい。
また湿気、ほこり及び振動の多い場所に設置すると故障の原因になることがあります。
◆電源プラグ、VP電源出力の極性について
本機の電源コードには極性が表示されていません。極性を合わせたい場合は、本機の電源プラグと
VP電源出力の間をテスターでご確認下さい。
アース
※ 接触不良の原因となります
ので、プラグの抜き差しは
こじらずにまっすぐに行っ てください。
VP電源出力の極性は、次のとおりです。
長い穴 ニュートラル(N)
短い穴 ライブ(L)
※ アースを接続して下さい。
ライブ(L)
◆プロジェクター本体の設定において
ニュートラル(N)
・機種により、RGB2入力をRGB1出力に設定できますが、RGB1出力の設定では通信エラーとなりますので、
必ずRGB2入力として下さい。
◆プロジェクター本体の異常(ランプ・FAN・温度)が発生した場合、異常を取り除いて頂き、本ユニットから電
源の再起動が必要となります。
5
パネル説明
・前面パネル
1
2
3
①主電源カバー
メンテナンスモード設定時(7ページ参照)に使用します。通常は閉じた状態で使用してください。
②VP電源スイッチ(POWER ON/OFF)
このスイッチを押すと、赤色または緑色に点灯しVP電源出力がONし、ビデオプロジェクター のランプが点灯します。
赤点灯:外部制御入力がワンショット動作で前面スイッチと併用可能(従来機互換モード)。
緑点灯:外部制御入力が保持接点動作で前面スイッチ使用不可
③入力切替照光スイッチ(INPUT SELECT)
VIDEO、RGB1、RGB2の入力を選択します。選択されたスイッチは、緑色に点灯します。
・背面パネル
TVC-101A
3
AC100V 50/60Hz 2.5W
製造番号
1
4
2
5
6
①RS-232C(通信)
ビデオプロジェクターを制御します。
②制御入出力端子
外部より本機を制御します。
③制御切替スイッチ
ビデオプロジェクターの機種と制御方法を選択します。
DLP ←→ 液晶 ワンショット ←→ 保持接点
④VP電源出力
ビデオプロジェクターにAC100Vを供給します。(最大10A)
注意:接触不良の原因となりますので、プラグの抜き差しはこじらずにまっすぐに行ってください。
⑤FG端子(フレームグランド端子)
アースを接続します。
⑥電源コード
AC100V(50/60Hz)に接続します。
6
操作方法
・接続方法
〈本機背面端子部〉
〈ビデオプロジェクター SERIAL端子部〉
D−Sub 9P (メス)
D−Sub 9P (オス)
D−Sub 9P (メス)
通信用ケーブル(ストレート)
D−Sub 9P (オス)
ビデオプロジェクターの主電源(MAIN)スイッチは、『ON』にして下さい。
ビデオプロジェクターのACコンセントは、本機のVP電源出力に接続して下さい。
注意:電源制御器に接続される場合は非連動のACコンセントに接続して下さい。
連動に入れますと、システムの主電源スイッチをOFFした時にVP電源出力も OFFされてしま
いますのでビデオプロジェクターのランプに支障をきたす恐れがあります。
・RS232C(通信)
ピン配列と信号名
内容
1
6
5
9
信号名
N.C.
ピンNo.
信号名
内容
①
⑥
N.C.
受信
RXD
②
⑦
N.C.
送信
TXD
③
⑧
N.C.
④
⑨
N.C.
N.C.
グランド
GND
⑤
・マニュアルリモートコントロール
前面パネルによる操作を行う場合には、 制御切替がワンショット(従来互換モード)でなければなりま
せん( POWERスイッチ 赤点灯 )。
・電源の入れ方
POWERスイッチを押す。 ①VP電源出力よりAC100Vが出力されます。
②ビデオプロジェクターのランプが点灯します。
③POWERスイッチの点滅(1秒間隔)が終了して点灯し、INPUT SELECTスイッチが点灯すると
入力切替が可能になります。
本機はPOWER OFF直前の入力を記憶しています。次回起動時は記憶入力を呼出し、SW点
灯後、入力切替が可能になります。
・入力の切替え方
INPUT SELECTスイッチにより
VIDEO、RGB1、RGB2の入力切替をします。
・電源の切り方
再度POWERスイッチを押す。 ①ビデオプロジェクターのランプが消灯します。
②OFFディレータイマーが動作後にVP電源出力を切ります。
OFFディレータイマー動作中は、 POWERスイッチが点滅(1秒間隔)しており、この間操作 を受け付けません。
7
・メンテナンスモードについて
メンテナンスモードとは、外部リモートコントロールが何らかの原因で操作不能になり、背面の制御
切替スイッチの操作が困難であるとき、強制的に外部リモートコントロールの入力を全て無効にし、
前面のスイッチのみでの操作を可能にするモードのことです。
1
2
メンテナンスモードの電源の入れ方は、
①のカバーを開き、中にある主電源スイッチを一旦OFF(通常はON)にし、
②のPOWERスイッチを押下しながら、
再び主電源スイッチをONにしPOWERスイッチが橙色に点灯したらPOWERスイッチを放します。
POWERスイッチの点滅(1秒間隔)が終了して点灯し、 INPUT SELECTスイッチが点灯すると通
常の入力切換動作が可能になります。
再び POWERスイッチを押しビデオプロジェクターの電源が切れますと、次回の制御方法は制
御切換スイッチの設定に従います。
注意:主電源がONの状態ではメンテナンスモードに設定できませんので、必ず上記の方法に
沿って行ってください。
8
・外部リモートコントロール
制御切替スイッチ
本体背面DIPスイッチ設定により、制
御内容を切り替える事が出来ます。
※工場出荷設定は ON-ON です。
POWER-ON中は反映されません。
VP選択
1
OFF
ON
2
制御入出力端子
マイナスドライバを使用して10Pプラグに結線後、
本体に接続して下さい。
適用線AWG28∼16単線、撚線 剥きしろ5∼6mm
制御方法
SW
1
2
OFF (上)
DLP
保持接点
ON (下)
液晶
ワンショット
ピンNo.
信号名
内容
①
GND
グランド
②
IN1
POWER SW
③
IN2
VIDEO SW
④
IN3
RGB1 SW
⑤
IN4
RGB2 SW
⑥
OUT1
POWER LED
⑦
OUT2
VIDEO LED
⑧
OUT3
RGB1 LED
⑨
OUT4
RGB2 LED
⑩
+12V
12V(0.1A)
コントロール方法
POWER、INPUT SELECTの制御入出力端子を用いた外部リモートコントロールは、下図のような
タイミングでトランジスタのオープンコレクタ、またはスイッチ、リレー等の無電圧接点で行って下さい。
GNDレベル
t=10mS以上
保持接点
GNDレベル
②・・⑤
t
制御入出力端子
ワンショット
①
t=10mS以上
・液晶プロジェクターは入力と入力間の切替えには、
OFFの期間が20mS以上必要です。
・DLPプロジェクターは入力と入力間の切替えには、
OFFの期間が400mS以上必要です。
・ビデオプロジェクターの電源投入後、ランプ点灯まで
入力切替えは受け付けません。
本機外部リモートコントロール入力
+12V
内部回路
②・・⑤
①
タリー出力により操作入力と同期して外部のLEDを点灯させます。
タリー出力はオープンコレクタにより出力しています。
本機タリー出力内部回路
使用するLEDにより電流制限抵抗を挿入して下さい。
+12V
+12V出力は、100mA以下で使用して下さい。
⑩
⑥・・⑨
⑥・・⑨
制御入出力端子
⑩
オープンコレクタ
(トランジスタ)
9
外観・仕様・付属品他
・外観図
TVC-101A
AC100V 50/60Hz 2.5W
製造番号
・仕様
項 目
仕 様
電源
AC90V∼110V 50/60Hz(本機)
消費電力
VP電源
使用中 約2.5W以下/待機中 約1W以下(本機)
RS232C
VP電源出力10A以下
ヒューズ(本機内部):10Aタイムラグヒューズ φ6.4×30 (推奨FGT50 125V 10A 冨士端子工業株式会社)
シリアル出力D-sub9Pオス(RS232C準拠)9600bps固定
制御入出力端子
10Pネジフランジ付きソケット(接点入力、オープンコレクタ出力)
電源コードの長さ
2m
外形寸法
210(幅)×44(高さ)×180(奥行き)mm(コネクタなど突起部含まず。)
質量
約2Kg(コード含む)
仕上げ
AVアイボリー
使用環境
屋内
使用周囲温度:0∼40℃
使用周囲湿度:20∼80%(非結露)
・付属品 制御入出力端子 : MC1.5/10-STF-3.5 (フェニックスコンタクト株式会社) ・・・・・・・1ヶ ・別売りラックマウント金具 ・1台ラックマウントの場合
: WQ-LMK44/1-W (パナソニック株式会社) ・2台連結ラックマウントの場合 : WQ-LMK44/2-W (パナソニック株式会社) 10
保証とアフターサービスについて
◆保証書
・お買い上げになったら、添付の保証書の「お買上日、販売店」などの記入をお確かめになり、
保証内容をよくお読みいただき大切に保管して下さい。
・保証期間はお買上日より1年間です。
◆部品の保有期間について
・この製品の補修用性能部品の最低保有期間は、製造終了後5年間です。
補修用性能部品とは、その商品の機能を維持するために必要な部品です。
◆修理を依頼されるとき
・修理を依頼されるときは、お買上の販売店、もしくは当社へご連絡下さい。
その際、故障の状況をできるだけ詳しくお伝え下さい。
◆無料修理規定
1.取扱説明書、貼付ラベル等の注意書に従った正常な使用状態で保証期間内に故障した場合に
は無料修理をいたします。
2.無料修理をご依頼になる場合は、本書をご提示の上、販売店にご依頼下さい。
3.保証期間内でも、次の場合は有料修理となります。
(イ)使用上の誤りおよび不当な修理や改造による故障および損傷
(ロ)お買上後の、取付場所の移設、輸送、落下などによる故障および損傷
(ハ)火災、地震、水害、落雷、その他の天災地変、公害、塩害、ガス害、異常電圧などによる
故障および損傷
(ニ)指定外の使用条件で使用された場合に生じた故障及び損傷
(ホ)他の接続機器及び接続部材に起因して生じた故障及び損傷
(へ)本書にお買上年月日、お客様名、販売店名の記入捺印が無い場合
4.本書は日本国内においてのみ有効です。(This warranty is valid only in Japan.)
5.本書は再発行しませんので、大切に保管して下さい。
販売・製造元 :
田中電工株式会社
門真工場
〒571-0034 大阪府門真市東田町22-8
TEL 06-6904-5501 / FAX 06-6904-4032
本社
〒535-0031 大阪市旭区高殿7-16-31
URL http://www.tei-tanaka.co.jp/
SGV0024-Z01-C7
---------------------------------------- < 保 証 書 >----------------------------------------品 番
保証期間
お買い上げ日
お客様
ご住所
お名前
電話番号
販売店
ご住所
お名前
電話番号
TVC−101A
お買い上げ日から1年間
年 月 日
製造番号