平成27年度 Ⅰ 事業計画書 基本方針 公益財団法人群馬県青少年育成事業団(以下「事業団」という。)の目的は「青少年の 健全育成に関する諸事業及び青少年団体の育成並びにその事業を行う施設の管理運営を行 い、もって本県の次代を担う青少年の健全な育成に寄与する」ことである。 平成27年度は、事業団が群馬県青少年会館の第3期指定管理者となっての2年目にな る。そこで、指定管理事業・自主事業ともに事業団の定款及びビジョンに則り、青少年の 健全育成に向けた様々な事業の推進と県民サービスのさらなる向上に努める。 また、昨年から引き続き、県からの委託事業を受託し、青少年の健全育成に努める。 Ⅱ 実施計画に関する事項 事業体系図 事業分類 青少年健全育成推進事業 1 指 定 管 理 事 業 (1) 青少年等の活動場所の提供事 業 (2) ア 青少年ボランティアの 養成・連携促進事業 イ 青少年指導者養成事業 2 自 主 事 業 ア イ 3受託事業 ウ エ オ 事 名 青少年等の活動場所の提供事業 ① ② ③ ④ ウ 先導的モデル事業 ⑤ ⑥ ⑦ エ 情報提供事業 ⑧ ⑨ オ 青少年団体の育成及び ⑩ 支援 ⑪ 青少年交流・居場所づくり事 ① 業 ② ③ ④ ⑤ ボランティア育成事業 ⑥ ⑦ 体験活動支援事業 ⑧ 調査・研究 ⑨ 補助事業 ⑩ 青少年自立・再学習支援事業 業 ボランティア体験講習会 青少年自立支援「ふれあい・ゆうあい交流フェスタ」 青少年指導者専門講座 青少年教育担当者研修会 親子ふれあい会館ロッジ 親子で楽しむ体験教室 中学生交流ボランティア体験 青少年関係情報提供システム「ぐんま青少年ねっと」 ボランティア活動支援センター 青少年団体支援事業 青少年団体連携・協力事業 小学生のための科学教室 高校生のための写真講座 婚活支援事業 青年地域活動支援事業 居場所づくり事業 会館友の会育成 ボランティア活動の支援・協力事業 職場体験受入事業 会館利用者のためのプログラム開発・普及 団体補助 悩みを抱える青少年のための活動の場づくり事業 -1- 1 指定管理事業 (1)青少年等の活動場所の提供事業 ア サービス等を向上させるための取組 a ホスピタリティマインド(おもてなしの心)のある接遇と団体宿泊研修施設と しての教育的効果のある利用者受入業務の実施。 b 各種マニュアルの整備と運用・改善。 c 平等・公平な利用者サービスの提供と開かれた施設・魅力ある施設運営の取組 み。 d 施設設備の適切な管理と柔軟な運営の実施。 e 職員の体験研修の実施と職員間の情報の共有化を図る取組み。 f アンケートや聞き取り調査等の実施とフィードバック。 g 中央研修への参加などサービスの向上に参考となる事例の情報収集の実施。 h 「ぐんま公共施設予約サービス」の活用とサービスの改善。 イ 利用者を増加させるための取組 青少年関係団体、市町村教育委員会、学校、地域、県内企業等への広報活動の 積極的な推進。 a 配布先を検討した上での利用者団体へのダイレクトメール(館報・リーフレッ ト等)の発送、ラジオ出演などのマスコミを利用した PR 活動の実施。 b 新規利用団体の獲得のための電話案内、訪問活動の実施。 c ホームページ掲載情報の改善(利用例の追加など)。 ウ 施設・設備の維持管理及び修繕の取組 施設設備の維持管理・修繕は不具合をすみやかに見つけ、早急に対応する。 a 職員による毎日の目視点検で問題を早期発見・早期改善し、利用者への影響を 最小限に食い止める。 b 外部委託は業者と密に連絡をとり、緊急時でも素早い対応が可能な体制の整備。 c 防犯訓練の実施により安心して利用できる環境の確保。 d 適正な備品管理、植栽等管理、日常清掃、保安業務の実施。 エ a b c d オ カ 緊急時の体制・対応、防災対策 危機管理マニュアル・消防計画等に基づいた危機管理及び防災対策の実施(消 火・避難訓練)。 危機管理マニュアル・消防計画の検討と改善。 AEDを使用しての救命講習。 不審者対応訓練の実施。 利用者の苦情等トラブルの未然防止対策 利用者との打ち合わせ・オリエンテーションの徹底等トラブルの未然防止と職 員スキルアップ研修の実施。 利用者等の要望の把握 -2- 利用者及び事業参加者へのアンケート等の実施とフィードバック。 キ ク 情報公開及び個人情報保護への取組 情報公開規程に基づいた情報公開の実施と個人情報保護規程に基づいた個人情 報の保護の実施。また職員への個人情報保護研修の実施を行う。 法令遵守等への取組 諸規程整備等を行い、法令に基づいた管理運営を実施。 ケ 地域団体(住民)との連携や地域貢献への取組 荒牧町自治会と連携を密にし、近隣の施設とも交流する。場所の提供などで近 隣地域住民と良好な関係築く。また、県内大学等と青少年育成事業を中心に積極 的に連携する。その他、青少年教育施設と連携・協力を行う。(施設長会議・職 員研修等) コ 環境保全に対する取組 節電の実施や資源の再利用などのエネルギーの節約、CO2の削減等環境への 負荷の低減に積極的に取り組む。 サ その他 a 経費の節減と効率的な管理運営。 (2)青少年健全育成推進事業 青少年の健全育成を推進するため、青少年関係団体、関係機関、学校、地域等の 連携強化に努め、各種青少年健全育成推進事業を積極的に展開する。 また、青少年が各講座等の中で主体的に活動するとともに、やがてボランティア や指導者として諸活動に参画することを目指し諸事業の推進を図る。 ア 青少年ボランティアの養成・連携促進事業 ボランティア活動の楽しさや充実感・有用感を味合わせるために、ボランティ ア体験の機会を提供する。 また、多くの青少年に参加を呼びかけるために、学校や関係機関・関係団体等 との連携を促進する。 イ 青少年指導者養成事業 指導者の養成・レベルアップを促進するために、年齢や経験などの各ステップ を考慮した講座や研修会等を組み立てる。 ウ 先導的モデル事業 市町村や他施設等で参考となる事例を示すために、対象者や内容・方法等を工 夫した事業を実践し、その効果を検証する。 エ 情報提供事業 青少年活動情報を県内全域に提供するためにITを活用した広報に努めるとと もに、ボランティア活動に関する相談や紹介を行う。 -3- オ 2 青少年団体の育成及び支援 青少年団体の活性化を図るために、会館を活動拠点とする青少年団体及び県内 青少年関係団体との連携を強化し、情報提供や指導・相談・支援に努める。 自主事業 公益法人としての事業団ならではの事業に取り組み、青少年の健全育成を一層推進 する。 3 ア 青少年交流・居場所づくり事業 青少年の交流活動を促進するために、会館の特性を活かした体験型の事業を行 うとともに、個人学習や憩い・ふれあいの場を提供する。 イ ボランティア育成事業 ボランティアを育成・支援するために、一人一人の思いを大切にしつつ、個人 参加から団体活動に発展するような働きかけや支援を行う。 ウ 体験活動支援事業 生徒に勤労観を醸成するために、学校が授業として行う職場体験学習を積極的 に受け入れる。 エ 調査・研究 会館利用者へ提供するために、会館の特性を活かしたプログラムを開発する。 オ 補助事業 団体活動の活性化を図るために、会館に事務局を置く5団体へ補助金を交付す る。 受託事業(青少年自立・再学習支援事業) ・県教育委員会の委託により実施する事業。 ・悩みを抱える青少年の自立を支援するために、学校生活になじめない生徒(中学生 ・高校生)や社会生活になじめない青少年(中学校卒業以上で未成年の社会人)を 対象に、体験活動等を通して学校復帰や社会的自立を促す。 -4- 4 実施計画詳細 (1) 指定管理事業 事 業 事 名 業 ア 青少 年ボラン ティア の養成 ・連携促進事業 趣 旨 ・ 目 的 ①ボランティア体験講習会 概 要 事 業 内 容 県子連や大学等と連携し、大 ・講習 学生等にボランティア活動の魅 ・県内各地でボランティア体験 力を体感させる機会を提供する。・修了式 実施時期等 5/23(土)、24(日) 6~1月 2/13(土) ②青少年自立支援「ふれあ 障がいを持つ青少年の支援団 ・参加団体によるステージ発表やパネル展示 実行委員会 い・ゆうあい交流フェス 体や群青連協と連携し、ボラン ・中学生以上のボランティアによる介助や体験コ 6/17(水) タ」 ティアとともに発表や様々な体 ーナー・バザー・模擬店等 8/19(水) 験を共有する機会を提供する。 9/30(水) 11/ 4(水) 事前研修 10/17(土) 当日 10/18(日) イ 青少年指導者 養成事業 ウ 先 導 的 モ デ ル 事 業 ③青少年指導者専門講座 県子連と連携し、小中学生の ・講義・演習・情報交換等 2/6(土)、7(日)、11(木) よきアドバイザーとなる指導者 (講座修了者に県教育長の修了証授与、希望者に を養成する。 子ども会指導者中級か上級認定) ④青少年教育担当者研修会 市町村の青少年教育担当者等 ・講義・演習・情報交換等 に、資質向上の機会を提供する。 ・モデル事業等の資料提供 ⑤親子ふれあい会館ロッジ 親子で会館に宿泊しながら、 ・木工作とレク 7/18(土)~19(日) 親子のふれあいと参加者同士の ・ (同上) 8/22(土)~23(日) 交流を深める機会を提供する。 ・正月飾り・クリスマス飾り・年賀状作りとレク 12/ 5(土)~ 6(日) ⑥親子で楽しむ体験教室 日帰りで、親子のふれあいと ・和菓子作りと茶道体験 参加者同士の交流を深める機会 ・押し花 を提供する。 ・陶芸 ・ネイチャークラフト ・竹細工 6/11(木) 5/31(日) 7/12(日) 7/26(日) 11/ 1(土) 11/28(土) ⑦中学生交流ボランティア 中学生にボランティア活動の ・高齢者施設の慰問活動 体験 魅力を体感させる機会を提供す ・保育の補助活動 る。 8/ 4(火) 8/ 6(木) エ 情報提供 事業 ⑧青少年関係情報提供シス 県内全域へ青少年活動情報を ・ウェブページやブログ、フェイスブック等によ 通年 テム「ぐんま青少年ねっ 提供するために、インターネッ る情報提供 と」 トを駆使した様々な取り組みを ・情報コーナーの無料開放 行う。 ・情報データベースの運用 ⑨体験活動・ボランティア ボランティア活動を活発にす ・活字情報の収集・閲覧 活動支援センター るために、活動機会の提供や紹 ・ボランティア活動の機会提供 介を行う。 ・要請団体等とのコーディネート オ 青少年団体の 育成及び支援 ⑩青少年団体支援事業 団体活動の充実を図るために、・青少年関係団体の情報収集 情報収集や相談・支援を行う。 ・群青連協加盟団体に担当配置 通年 通年 ⑪青少年団体連携・協力事 団体関係者の指導力を向上さ ・夏休み宿題お助け隊 業 せるために、群青連協との連携 ・親子もちつき教室 事業を行う。 ・会館清掃 8/ 9(日) 1/17(日) 6/14(日) 11/ 8(日) 9/27(日) (2) 自主事業 事 業 名 ①小学生のための科学教 室 事 趣 旨 ・ 目 的 業 概 事 業 内 県生涯学習センターと連携 ・一弦ギター し、小学生に科学への興味・ ・二段ブラックウォール 関心を喚起するとともに、参 ・おもしろたいそう人形 -5- 要 容 実施時期等 6/13(土) 6/27(土) 8/29(土) ア 青 少 年 交 流 ・ 居 場 所 づ く り 事 業 加者同士の交流を深める機会 ・一秒振り子 を提供する。 ・不思議アートのぞき箱 10/24(土) 12/19(土) 群馬県高等学校文化連盟写 ・講習と実技 真専門部と連携し、高校生の ・グループ作品制作と発表会 撮影・処理技術の向上と参加 者同士の交流を深める機会を 提供する。 9/12(土)・13(日) ③婚活支援事業 晩婚化・少子化に対応する ・メイク講座(女性の希望者) ために、独身青年男女に健全 ・交流活動とカップリング な出会いの機会を提供する。 3/6(日) ④青年地域活動支援事業 地域青年集団の活性化を目 ・運営や企画の相談 指し、運営や企画・広報等を ・広報活動や主要事業の支援 支援する。 通年 ⑤青 少年 ふれ あい 居場所 青少年が自由に来館し、学 ・学習エリアの開放(夏) 習や遊びに利用できる環境を (冬) 提供する。 (春) ・学習コーナーの開放 ・参考作品等の展示・開放 7/18(土)~8/31(月) 12/23(水)~1/6(水) 3/26(土)~4/5(火) 通年 通年 ②高校生のための写真講 座 づくり事業 イ ボ ラ ン テ ィ ア 育 成 事 業 ウ 体 験 活 動 エ 調 査 ・オ 補 助 事 支援事業 研究 業 ⑥会館友の会育成 高校生以上で組織するボラ ・運営支援、会館事業へのボランティア参加 通年 ンティアの会であり、活動の ・ゆめすくーる(ゆめすくーるユニット) 準備 ① 6/22(日) 充実や会員の増加、ユニット ② 8/ 9(土) の新設などを支援する。 ③ 9/28(日) 事業 ①10/ 5(日) ②10/26(日) ③11/ 9(日) ④11/30(日) ⑤12/14(日) ⑥12/21(日) ・バルーンアート(指導者養成ユニット) (未定) ⑦ボランティア活動の支 個人や団体・他機関等のボ ・企画の相談、場所や機材等の提供、広報活 通年 ランティア活動を支援・協力 動 する。 ・共催や後援、調査・研究 援・協力事業 ⑧職場体験受入事業 児童・生徒の職業観育成に ・広報活動 資するために、学校の職場見 ・職場体験等の受け入れ・指導 学や職場体験・インターンシ ップを積極的に受け入れる。 5~2月 ⑨会館利用者のためのプ 会館利用者がメニューとし ・講座や野外活動等のプログラム開発・提供 て利用できるプログラムを開 発・提供する。 通年 団体活動の活性化を図るた ・事務局運営用補助金の交付 めに、会館に事務局を置く5 (4万円×5団体) 団体へ補助金を交付する。 - ログラム開発・普及 ⑩団体補助 (3) 委託事業 事 業 名 青少 年自立 ・再学習 支援事 業 趣 旨 ・ 目 事 業 事 業 内 容 的 悩みを抱える青少年の 悩みを抱える青少年に、体 ための活動の場づくり 験活動を通して生活を充実さ 事業 せ、引きこもりからの脱却や 学校復帰・社会的自立を支援 ジースカイ プ ラ ン (通称:G-SKY Plan) する。 概 ・コーディネーターの配置 ・事務局とコーディネーターとの合同会議や 関係機関等との連携会議の開催 ・進路相談会 ・青少年とその保護者・学校等からの相談対 応、体験活動受入事業所等の情報収集・連 絡調整、体験活動の支援など ・居場所提供と再学習支援 -6- 要 実施時期等 定例会議 月1回 合同会議 ① 4/22(水) ② 7/22(水) ③12/ 9(水) ④ 3/ 2(水) 連携会議 6/10(水) 進路相談会 ① 8/30(日) ②10/ 4(日) 相談対応・居場所 提供は通年 Ⅲ 1 管理運営体制に関する事項 組織図 評議員会 評議員 6名 監 事 2名 理事会 理事長(代表理事) 1名 副理事長 1名 常務理事(業務執行理事)1名 理 事 6名以内 運 営 委 員 12 名 運 営 委 員 会 事務局 常務理事 総務管理課 課長1名 主任1名 主事1名 専門員1名 2 事業課 課長1名 主幹1名 (含 青少年教育主事) 主任1名 専門員2名 職員勤務体制 4週8休のローテーション勤務を行う。また群馬県青少年会館の1日の開館時間 が9時~22時であることと、宿泊利用もあることなどから1日の中でシフト勤務 を行う。 -7- 3 責任体制 事業団全体の最高責任者は、理事長(非常勤)であり、いつでも連絡が取れる体 制を取る。 また、群馬県青少年会館運営の責任者は館長(常務理事)とし、総務管理課長と 事業課長が課業務の責任者とする。各責任者とはいつでも(休日でも)連絡できる 体制を取る。 4 人材育成 その他適正人員と適材適所の配置を行い、さらにマルチスタッフ化(1人で多く の業務をこなせる人材養成)等各種職員研修を積極的に行い、必要な資格の取得も 積極的に受講できる体制をとる。 -8-
© Copyright 2024 Paperzz