成功事例 www.baslerweb.com Basler ace GigEカメラを利用した大学の顔認証システム 顧客 Smilart UG 場所:ロシア 業種:識別・計数 導入年:2015年 用途 顔認証は、 マシンビジョンカメラの力が必要となる難しい作業です。 生体認証技術を利用した顔認証システムで業界をリードするロシア 企業のSmilart社では、現在、モスクワにある大学のロビーで自社の 顔認証システムを試験的に運用しています。 人が学校に入ろうとすると撮影が始まります。 同大学では、学生が構内に立ち入る際に行う認証として、従来の RFIDバッジに代わる方法を模索していました。 新しい認証方法は、学生の出席確認や学生間でのキーカードの貸し 借りの防止、セキュリティの向上による厳格な来訪者管理を目的とし て導入が検討されていました。 ソリューションとメリット このシステムはコンピューター、カメラ、Smilart社製のソフトウェア で構成されており、すべての教職員と学生の情報がデータベースに 登録されています。登録の際には、個人の画像を複数枚デジタル化し、 それを生体認証システムに取り込みます。 モニターには、撮影された画像と該当するデータベース内の画像が表示 されます。 データを分析し、利用状況や効率性に関する実際の統計情報を収 集するため、Smilart社は在籍する学生全員に引き続きキーカード を持ってもらい、構内に入る際に新しい顔認証と従来のRFIDバッジ のどちらを利用するか、後日自分で決めてもらうことにしました。また、 システムの仕組みを理解しやすいように認証地点の横にモニターを 設置し、認証の状況をリアルタイムで確認できるようにしました。 また、このシステム独自の機能として、撮影に最適な角度を自動的 に算出し、画像を選別してデータベースに保存することが可能で、 撮影時に姿勢や顔の向きを指示する必要がないため、学生や職員 の登録時の負担を最小限に抑えられます。中でも大きなメリットと なっているのがその速度と精度です。通常、このような複雑な計算 処理が必要な場合、カメラから転送されるデータをすべて効果的に 処理しようとすると、遅延が生じてしまいます。しかし、極めて高い 処理能力を誇るSmilart社のシステムの場合は、適切に設置さえす れば、競合他社の製品を圧倒する性能を発揮します。 その結果、登録者の91%がRFIDバッジの代わりに顔認証を使用する ことを選び、その理由として、以下のような回答がありました RFIDバッジより処理が速い。 RFIDバッジのように家に忘れてくることがない。 ポケットやバッグからバッジを探し出すより、カメラを のぞき込む方が簡単。 1 このシステムには、Smilart社がGPU(nVidia CUDA)を活用して独自 に開発した業務用の顔検出(FD)・顔認識(FR)アルゴリズムが使用 されており、Intel社製のCPU(i5以上)で処理を行っています。 Smilart社のRon Millowシニア・バイス・プレジデントは、このシステ ムでマシンビジョンカメラを使用するメリットについて次のようにコ メントしています。 「Basler aceシリーズの存在を知り、その性能 (フレームレート、画質)と価格に魅力を感じ、移行を決定しました。 今回選んだacA1920-25gmモデルは、GigE対応のモノクロカメラで、 適切な識別を行うための複雑な計算処理に欠かせない画像の生デ ータを生成できます。しかも、他社のどんなカメラよりも高いデータ 転送速度を持っています。当社では一定のフレームレートを必要と していたため、その要件を満たすBaslerカメラはまさに理想的と言 えるものでした」 詳細情報 http://www.smilart.com Basler acA1920-25gm 使用したテクノロジー Basler acA1920-25gm ソフトウェア:nVidia CUDA © Basler AG, 07/2015 法的責任の免責事項およびプライバシーに関する声明については www.baslerweb.com/disclaimer-jp の情報をご覧下さい Basler AG ドイツ、本社 USA アジア Tel. +49 4102 463 500 Tel. +1 610 280 0171 Tel. +65 6367 1355 Fax +49 4102 463 599 Fax +1 610 280 7608 Fax +65 6367 1255 [email protected] [email protected] [email protected] www.baslerweb.com
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